JP2004304364A - 中継装置、中継装置制御方法および中継装置制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】「R1」121のI/F#1にて経路障害(Link Down)を確認し(ステップS701)、RIPを送信し(ステップS702)、「R2」122は、「R1」121からのRIPをI/F#4にて受信した後、I/F#3から「R1」121のなりすましのRIPを送信する(ステップS703)。そして、「R3」123は、ルーティングテーブル上の経路障害にかかる経路を無効に変更する(ステップS704)。さらに、「R2」122は、ステップS703におけるRIPの送信後に、I/F#3から、RIPを送信する(ステップS705)。その後、「R3」123は、ルート情報を学習する(ステップS706)。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報(RIP(ルーティング情報プロトコル))に基づいてデータを転送する中継装置、中継装置制御方法および中継装置制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、RIPでは、各中継装置は、隣接する中継装置から、ルーティングテーブル情報を定期的(30秒に1回)に受信し、その情報の内容に基づいてルートの選択(ルーティング)をおこなう。ここで、各中継装置間の経路に障害が発生した場合、上記ルーティングテーブル情報を受信することができなくなるため、その経路については無効であると判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術にあっては、隣接する中継装置からのルーティングテーブル情報(RIP)をはじめに受信してから、180秒経過してもつぎのルーティングテーブル情報(RIP)を受信できなかった場合に、その経路が無効であると判断して、経路に関するMetricを16に変更する。したがって、たとえ経路障害が発生したとしても、中継装置は最大180秒間経過後に迂回経路を設定することになり、その間は通信が不通となる。
【0004】
ここで、ネットワークの重要性に基づいて、中継装置を並列に接続し経路を二重化しているシステムにおいては、上記経路障害を送信元の中継装置が認識している場合は、二重化された他の中継装置は、上記最大180秒間を経過する前に、別の経路を介してその経路障害に関する情報を認識している。それにもかかわらず、その経路障害に関する情報を送信先の中継装置へ知らせることができなかったという問題点があった。
【0005】
また、中継装置が認識できない経路障害の場合には、経路障害と判断して迂回経路を設定するまでに、やはり最大180秒間必要となるという問題点があった。
【0006】
この発明は上記従来技術による問題を解決するため、経路障害は発生した際の迂回経路を設定する時間をできるだけ短縮することが可能な中継装置、中継装置制御方法および中継装置制御プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる中継装置、中継装置制御方法および中継装置制御プログラムは、並列に配置された他の中継装置から、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を、障害が発生した経路とは別の経路を通じて受信し、受信された情報に基づいて前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成し、生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信することを特徴とする。また、その際、前記経路障害に対する迂回経路に関する情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信するようにするとよい。
【0008】
この発明によれば、前記他の中継装置になりすまして、当該他の中継装置が送信する情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信することができ、これによって、前記他の中継装置以外の中継装置は、前記他の中継装置からの情報が受信できなくなってから所定時間経過するのを待つことなく、迂回経路を設定することができる。
【0009】
また、この発明にかかる中継装置、中継装置制御方法および中継装置制御プログラムは、並列に配置された他の中継装置へ、経路情報の要求に関する情報を送信し、送信された情報に対応する応答に関する情報を、送信した経路と同一経路を通じて受信することを特徴とする。また、その際、前記経路情報の要求に関する情報を送信した他の中継装置から経路情報の応答に関する情報を所定の時間内に受信したか否かを判断し、判断された結果に基づいて、前記他の中継装置へ再度、経路情報の要求に関する情報を送信する。さらに、所定の回数以上前記情報が送信されたか否かを判断し、前記経路情報の要求に関する情報を送信する代わりに、判断された結果に基づいて、前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を送信する。
【0010】
また、中継装置、中継装置制御方法および中継装置制御プログラムは、並列に配置された他の中継装置から、経路情報の要求に関する情報を受信し、受信された情報に対応する応答に関する情報を、受信した経路と同一経路を通じて送信することを特徴とする。また、その際、並列に配置された他の中継装置から経路情報の要求に関する情報を所定の時間内に受信したか否かを判断し、判断された結果に基づいて、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成し、受信された情報に対応する応答に関する情報を送信する代わりに、生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信する。
【0011】
これらの発明によれば、レスポンスを要求するという簡易な動作で、中継装置が直接認識できない経路障害を迅速に検出することができ、これによって、前記他の中継装置以外の中継装置は、前記他の中継装置からの情報が受信できなくなってから所定時間経過するのを待つことなく、迂回経路を設定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる中継装置、中継装置制御方法および中継装置制御プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
(ネットワーク構成の内容)
まず、この発明の実施の形態にかかる中継装置を含むネットワーク構成の内容について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる中継装置を含むネットワーク構成の一例を示す説明図である。図1においては、本社101と各支社(支社A103、支社B104、・・・支社X105)との間において構築されたネットワークであり、本社101および各支社103〜105には、それぞれ社内ローカルエリアネットワーク(LAN)111,113〜115を備えており、さらに、本社101と各支社103〜105とを広域イーサネット(R)網(WAN)112によって接続する。
【0014】
そして、各LAN111,113〜115とWAN112を接続するために、レイヤ3中継装置(ルータ/レイヤ3スイッチ)121〜125を備え(なお、レイヤ3中継装置121〜125は、単に「R1」121〜「R5」125と示す)、特に、本社101のLAN111とWAN112との間は、2つの経路を確保する。ここで、レイヤ3中継装置は、いわゆるルータやレイヤ3スイッチなど、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置である。
【0015】
(中継装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる中継装置(レイヤ3中継装置)の機能的構成について説明する。図2は、この発明の実施の形態にかかる中継装置の機能的構成を示す説明図である。ここで、レイヤ3中継装置は、いずれの装置であってもよいが、後述する説明の便宜上、レイヤ3中継装置を「R2」122として説明する。
【0016】
図2において、レイヤ3中継装置(「R2」122)は、受信部201と、ルーティングテーブル情報記憶部202と、ルーティングテーブル情報生成部203と、送信部204と、設定項目入力部205と、RIP Request情報記憶部206と、判断部207とを含む構成となっている。
【0017】
ここで、受信部201は、並列に配置された他の中継装置である「R1」121から、経路障害状況に関する情報801を含むルーティングテーブル情報(たとえば、後述する図11に示すルーティングテーブル情報)を、障害が発生した経路とは別の経路(Network A)を通じて後述するI/F#4から受信する。受信部201は、後述するI/F#3およびI/F#4によってその機能を実現する。また、ルーティングテーブル情報記憶部202は、受信部201にて受信された経路障害状況に関する情報801を含むルーティングテーブル情報を記憶する。
【0018】
また、ルーティングテーブル情報生成部203は、受信部201によって受信された情報に基づいて「R1」121との間の経路障害801の状況に関する情報を含むルーティングテーブル情報(たとえば、後述する図15に示すルーティングテーブル情報)を生成する。また、送信部204は、ルーティングテーブル情報生成部203によって生成された情報を「R3」123へ送信する。
【0019】
また、ルーティングテーブル情報生成部203は、経路障害801に対する迂回経路に関する情報(たとえば、後述する図19に示すルーティング情報)を生成し、送信部204がその情報を「R3」123へ送信する。送信部204は、後述するI/F#3およびI/F#4によってその機能を実現する。
【0020】
設定項目入力部205は、後述する図5に示すRIP Request待ち時間(Z(秒))を入力する。また、RIP Request情報記憶部206は、設定項目入力部205によって入力されたRIP Request待ち時間を現用ルータごとに記憶する。
【0021】
また、受信部201は、並列に配置された他の中継装置「R1」121から、経路情報の要求に関する情報、たとえば、後述する図21に示すRIP Requestを受信する。そして、送信部204は、受信部201によって受信された情報(RIP Request)に対応する応答に関する情報、たとえば、後述する図22に示すRIP Responseを、受信部201が受信した経路と同一経路を通じて送信する。
【0022】
また、判断部207は、受信部201が、並列に配置された他の中継装置から経路情報の要求に関する情報を所定の時間(Z(秒))内に受信したか否かを判断する。また、ルーティングテーブル情報生成部203は、判断部207によって判断された結果に基づいて、他の中継装置「R1」121との間の経路障害状況に関する情報を生成する。そして、送信部204、受信部201によって受信された情報(RIP Request)に対応する応答に関する情報(RIP Response)を送信する代わりに、ルーティングテーブル情報生成部203によって生成されたルーティングテーブル情報を「R3」123へ送信する。
【0023】
また、「R1」121の機能的構成については図示は省略するが、図2に示した「R2」122の機能的構成と同一の構成となっている。すなわち、「R1」121において、設定項目入力部205は、後述する図4に示すRIP Requestの試行回数(X(回))およびRIP Response待ち時間(Y(秒))を入力する。また、RIP Request情報記憶部206は、設定項目入力部205によって入力されたRIP Requestの試行回数(X(回))およびRIP Response待ち時間(Y(秒))を迂回ルータごとに記憶する。
【0024】
送信部は、並列に配置された他の中継装置である「R2」122へ、経路情報の要求に関する情報(RIP Request)を送信する。また、受信部は、送信部によって送信された情報(RIP Request)に対応する応答に関する情報(RIP Response)を、送信部が送信した経路と同一経路を通じて受信する。また、判断部は、受信部によって、経路情報の要求に関する情報(RIP Request)を送信した他の中継装置「R2」122から経路情報の応答に関する情報(RIP Response)を所定の時間(Y(秒))内に受信したか否かを判断する。そして、送信部は、判断部によって判断された結果に基づいて、「R2」122へ再度、経路情報の要求に関する情報(RIP Request)を送信する。
【0025】
さらに、判断部は、送信部によって所定の回数(X(回))以上前記情報が送信されたか否かを判断する。そして、送信部は、経路情報の要求に関する情報(RIP Request)を送信する代わりに、判断部によって判断された結果に基づいて、「R2」122との間の経路障害状況に関する情報を送信する。
【0026】
(ネットワーク構成の具体例)
つぎに、LAN(Network A)111と、WAN(Network B)112と、LAN(Network C)113と、「R1」121と、「R2」122と、「R3」123とを含むネットワーク構成の具体例について説明する。図3は、この発明の実施の形態にかかる中継装置を含むネットワーク構成の具体例を示す説明図である。
【0027】
図3のおいて、Network A(10.1.1.0/24)と、Network B(10.1.2.0/24)との間に、「R1」121および「R2」122とが、並列に設けられた経路にそれぞれ配置されている。また、Network C(10.1.3.0/24)とNetwork Bとの間に、「R3」123が配置されている。そして、Network BがWANであるため、「R1」121および「R2」122とNetwork Bとの間には、レイヤ2中継装置301、302が設けられている。「R3」123とNetwork Bとの間にも、同様にレイヤ2中継装置303が設けられている。
【0028】
また、「R1」121のNetwork B側のインターフェースを「I/F#1(10.1.2.1)」とし、Network A側のインターフェースを「I/F#2(10.1.1.1)」とする。また、「R2」122のNetwork B側のインターフェースを「I/F#3(10.1.2.2)」とし、Network A側のインターフェースを「I/F#4(10.1.1.2)」とする。また、「R3」123のNetwork C側のインターフェースを「I/F#5(10.1.3.1)」とし、Network B側のインターフェースを「I/F#6(10.1.2.3)」とする。
【0029】
また、図4は、R1の設定項目の内容の一例を示す説明図であり、図5は、R2の設定項目の内容の一例を示す説明図である。図4において、「R1」121の設定項目は、「迂回ルータ(中継装置)の指定」項目401と、「I/F#1からR2へ送信されるRIP Request」項目402とからなる。さらに、「I/F#1からR2へ送信されるRIP Request」項目402は、「試行回数」項目403と、「RIP Response待ち時間」項目404と、「限定した経路情報を要求する場合のNetwork指定」項目405とからなる。
【0030】
図4にあっては、「迂回ルータ(中継装置)の指定」項目401には、『I/F#3に指定したIP Address』を設定し、「試行回数」項目403には、『X(回)』と設定し、「RIP Response待ち時間」項目404には、『Y(秒)』と設定し、「限定した経路情報を要求する場合のNetwork指定」項目405には、『Network A』と設定している。
【0031】
また、図5において、「R2」122の設定項目は、「現用ルータ(中継装置)の指定」項目501と、「RIP Request待ち時間」項目502とからなる。図5にあっては、「現用ルータ(中継装置)の指定」項目501には、『I/F#1に指定したIP Address』を設定し、「RIP Request待ち時間」項目502には、『Z(秒)』と設定している。
【0032】
また、図6は、各中継装置(「R1」〜「R3」)のルーティングテーブルの内容の一例を示す説明図である。図6において、各中継装置のルーティングテーブルには、それぞれ「宛先ネットワーク」項目と、「Gateway」項目と、「Metric」項目と、「Origin」項目とからなる。ここで、「宛先ネットワーク」項目には、宛先のネットワークに関する情報が書き込まれており、「Gateway」項目には、宛先ネットワークに接続する場合に経由する中継装置のインターフェースに関する情報が書き込まれており、「Metric」項目には、宛先ネットワークに接続する場合に経由する中継装置の数に関する情報が書き込まれており、「Origin」項目は、宛先ネットワークに直接接続されている場合は『direct』を、直接接続されていない場合は『RIP』が書き込まれる。
【0033】
ここで、「Metric」項目には、通常、『1』〜『15』の数字が入力される。宛先ネットワークに直接接続されている場合は、自装置のみでよいため、『1』が書き込まれる。そして、RIPのルールにより、自装置から15先の中継装置までのルーティングテーブル情報を伝搬するため、最大で『15』となる。したがって、「Metric」項目に『16』が書き込まれた場合は、その経路が無効であることを示している。
【0034】
たとえば、「R1」121のルーティングテーブルにおいて、NetworkA(10.1.1.0/24)へは、I/F#2(10.1.1.1)を経由して、直接接続されることが書き込まれており、Network B(10.1.2.0/24)へは、I/F#1(10.1.2.1)を経由して、直接接続されることが書き込まれており、Network C(10.1.3.0/24)へは、「R3」123のI/F#6(10.1.2.3)を経由して、2つの中継装置を中継して接続されることが書き込まれている。「R2」122、「R3」123のルーティングテーブルについても同様である。
【0035】
(第1の経路障害の処理内容)
つぎに、第1の経路障害が発生した場合の処理の内容について説明する。第1の経路障害は、I/F#1とレイヤ2中継装置301との間で発生した経路障害である。図7は、第1の経路障害(Link Down)が発生した場合の処理の内容を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、「R1」121のI/F#1にて経路障害(Link Down)を確認する(ステップS701)と、つぎに、「R1」121は、I/F#2から『NetworkB/Metric:16(無効)』というルート情報をもつRIP(Triggered Updates)をマルチキャストあるいはブロードキャストのいずれかによって送信する(ステップS702)。
【0036】
ここで、図8は、図7のステップS702におけるネットワークの状況を示す説明図であり、図9は、同ステップS702における各ルータの動作の内容を示す説明図であり、図10は、同ステップS702における各中継装置(「R1」〜「R3」)のルーティングテーブルの内容を示す説明図であり、図11は、図7のステップS702におけるR1のI/F#2から送信されるRIPのルート情報の内容を示す説明図である。
【0037】
図7に戻って、つぎに、「R2」122は、「R1」121からのRIPをI/F#4にて受信した後、I/F#3から『送信元IP Address:R1のI/F#1,ルート情報:Network A/Metric:16(無効)』というルート情報をもつRIP(Triggered Updates)を送信する(ステップS703)。そして、「R3」123は、ルーティングテーブル上の『宛先ネットワーク:Network A,Gateway:R1のI/F#1』の経路に関するMetricを16(無効)に変更する(ステップS704)。
【0038】
図12は、図7のステップS703,S704におけるネットワークの状況を示す説明図であり、図13は、同ステップS703,S704における各ルータの動作の内容を示す説明図であり、図14は、同ステップS703,S704における各中継装置(「R1」〜「R3」)のルーティングテーブルの内容を示す説明図であり、図15は、同ステップS703におけるR2のI/F#3から送信されるRIPのルート情報の内容を示す説明図であり、図16は、同ステップS705,S706におけるネットワークの状況を示す説明図であり、図17は、同ステップS705,S706における各ルータの動作の内容を示す説明図であり、図18は、同ステップS706における各中継装置(「R1」〜「R3」)のルーティングテーブルの内容を示す説明図であり、図19は、同ステップS705におけるR2のI/F#3から送信されるRIPのルート情報の内容を示す説明図である。
【0039】
図7に戻って、さらに、「R2」122は、ステップS703におけるRIPの送信後に、I/F#3から、『ルート情報:Network A/Metric:1』というルート情報をもつRIPをマルチキャストあるいはブロードキャストのいずれかによって送信する(ステップS705)。
【0040】
その後、「R3」123は、『宛先ネットワーク:Network A/Metric:2,Gateway:R2のI/F#3』というルート情報を学習する(ステップS706)。これによって、第1の経路障害から復旧することになる。
【0041】
(第2の経路障害の処理内容)
つぎに、第2の経路障害が発生した場合の処理の内容について説明する。第2の経路障害は、I/F#2とNetwork Aとの間で発生した経路障害である。図20は、第2の経路障害(Link Down)が発生した場合の処理の内容を示すフローチャートである。図20のフローチャートにおいて、まず、「R1」121のI/F#2にて経路障害(Link Down)を確認する(ステップS2001)と、つぎに、「R1」121は、I/F#1から『Network A/Metric:16(無効)』というルート情報をもつRIP(Triggered Updates)をマルチキャストあるいはブロードキャストのいずれかによって送信する(ステップS2002)。
【0042】
そして、「R3」123は、ルーティングテーブル上の『宛先ネットワーク:Network A,Gateway:R1のI/F#1』の経路に関するMetricを16(無効)に変更する(ステップS2003)。
【0043】
さらに、「R2」122は、ステップS2002におけるRIPの受信後に、I/F#3から、『ルート情報:Network A/Metric:1』というルート情報をもつRIPをマルチキャストあるいはブロードキャストのいずれかによって送信する(ステップS2004)。
【0044】
その後、「R3」123は、『宛先ネットワーク:Network A/Metric:2,Gateway:R2のI/F#3』というルート情報を学習する(ステップS2005)。これによって、第2の経路障害から復旧することになる。
【0045】
(第3の経路障害の処理内容)
つぎに、第3の経路障害が発生した場合の処理の内容について説明する。上記第1の経路障害および第2の経路障害は、いずれも、レイヤ3中継装置が認識することが可能な経路障害であった。しかし、レイヤ3中継装置に対してレイヤ2中継装置の外側で経路障害が発生した場合には、レイヤ3中継装置は、その経路障害を認識することができない。そのため、上記経路障害の発生を監視するための処理である。この処理について、図21〜図27を用いて説明する。なお、図25は、RIP Request、RIP Responseの送受信の状況を示す説明図であり、そのネットワーク構成は、図3に示したネットワーク構成と同じである。
【0046】
具体的には、「R1」121は、I/F#1から「R2」122へRIP Requestを送信することで、限定した経路情報(ルート情報)の要求をおこなう。図21は、R1のI/F#1からR2へ送信するRIP Requestの一例を示す説明図である。図21において、「R1」121は、『Address:10.1.1.0/Metric:16』というルート情報を「R2」122へ送信する(図25における(a))。
【0047】
それに対して、「R2」122は、RIP Responseを返信する。図22は、図21のRIP Requestに対する、R2のI/F#3からR1へ返信されるRIP Responseの一例を示す説明図である。図22において、「R2」122は、『Address:10.1.1.0/Metric:1』というルート情報を「R1」121へ返信する(図25における(b))。
【0048】
また、「R1」121は、I/F#1から「R2」122へRIP Requestを送信することで、限定した経路情報ではなく全経路の経路情報の要求をおこなうようにしてもよい。図23は、R1のI/F#1からR2へ送信するRIP Requestの別の一例を示す説明図である。図23において、「R1」121は、『Address:0.0.0.0/Metric:16』というルート情報を「R2」122へ送信する(図25における(a))。
【0049】
それに対して、「R2」122は、RIP Responseを返信する。図24は、図23のRIP Requestに対する、R2のI/F#3からR1へ返信されるRIP Responseの一例を示す説明図である。図24において、「R2」122は、『Address:10.1.1.0/Metric:1,Address:10.1.2.0/Metric:16,Address:10.1.3.0/Metric:16』というルート情報を「R1」121へ返信する(図25における(b))。
【0050】
また、図26は、第3の経路障害(Link Down)が発生した場合の処理の内容を示すフローチャートである。図26のフローチャートにおいて、「R1」121は、I/F#1からR2へRIP Requestを送信する(ステップS2601)。このとき送信するRIP Requestは、図21に示したものであっても、図23に示したものであってもよい。
【0051】
つぎに、「R1」121は、「R2」122から返信されるRIP Responseの待ち時間をY秒にセットする(ステップS2602)。待ち時間Y秒は、図4の「RIP Response待ち時間」項目404に設定した『Y(秒)』に基づいてセットされる。その後、「R1」121は、Y秒以内に「R2」122からのRIP Responseを受信したか否かを判断する(ステップS2603)。ここで、Y秒以内にRIP Responseを受信した場合(ステップS2603:Yes)は、「R1」121は、RIP Requestの試行回数とRIP Responseの待ち時間をリセットし(ステップS2604)、ステップS2601へ戻る。
【0052】
ステップS2603において、Y秒以内にRIP Responseを受信しなかった場合(ステップS2603:No)は、つぎに、RIP Requestの試行回数がX回以上か否かを判断する(ステップS2605)。ここでX回は、図4の「試行回数」項目403に設定した『X(回)』に基づいて定められる。ここで、試行回数がX回未満の場合(ステップS2605:No)は、「R1」121は、RIP Requestの試行回数を+1とし(ステップS2606)、ステップS2601へ戻る。
【0053】
一方、ステップS2605において、試行回数がX回以上の場合(ステップS2605:Yes)は、「R1」121はI/F#1から「R2」122へのRIP Requestの送信を停止する(ステップS2607)。そして、「R2」122は、RIP Request待ち時間Z秒経過後、I/F#3から『送信元IP Address:R1のI/F#1,ルート情報:NetworkA/Metric:16(無効)』というルート情報をもつRIP(Triggered Updates)を送信する(ステップS2608)。そして、「R3」123は、ルーティングテーブル上の『宛先ネットワーク:Network A,Gateway:R1のI/F#1』の経路に関するMetricを16(無効)に変更する(ステップS2609)。
【0054】
つぎに、「R2」122は、ステップS2608におけるRIPの送信後に、I/F#3から、『ルート情報:Network A/Metric:1』というルート情報をもつRIPをマルチキャストあるいはブロードキャストのいずれかによって送信する(ステップS2610)。
【0055】
その後、「R3」123は、『宛先ネットワーク:Network A/Metric:2,Gateway:R2のI/F#3』というルート情報を学習する(ステップS2611)。これによって、第3の経路障害から復旧することになる。
【0056】
また、図27は、第3の経路障害(Link Down)が発生した場合の別の処理の内容を示すフローチャートである。図27のフローチャートにおいて、「R2」122は、「R1」121から返信されるRIP Requestの待ち時間をZ秒にセットする(ステップS2701)。待ち時間Z秒は、図5の「RIP Request待ち時間」項目502に設定した『Z(秒)』に基づいてセットされる。その後、「R2」122は、Z秒以内に「R1」121からのRIP Requestを受信したか否かを判断する(ステップS2702)。このとき受信するRIP Requestは、図21に示したものであっても、図23に示したものであってもよい。
【0057】
ここで、Z秒以内にRIP Requestを受信した場合(ステップS2702:Yes)は、「R2」122は、I/F#3から「R1」121へRIPResponseを返信し(ステップS2703)、「R1」121から送信されるRIP Requestの待ち時間をリセットし(ステップS2704)、ステップS2701へ戻る。
【0058】
ステップS2702において、Z秒以内にRIP Requestを受信しなかった場合(ステップS2702:No)は、「R2」122は、I/F#3から『送信元IP Address:R1のI/F#1,ルート情報:Network A/Metric:16(無効)』というルート情報をもつRIP(Triggered Updates)を送信する(ステップS2705)。そして、「R3」123は、ルーティングテーブル上の『宛先ネットワーク:Network A,Gateway:R1のI/F#1』の経路に関するMetricを16(無効)に変更する(ステップS2706)。
【0059】
つぎに、「R2」122は、ステップS2705におけるRIPの送信後に、I/F#3から、『ルート情報:Network A/Metric:1』というルート情報をもつRIPをマルチキャストあるいはブロードキャストのいずれかによって送信する(ステップS2707)。
【0060】
その後、「R3」123は、『宛先ネットワーク:Network A/Metric:2,Gateway:R2のI/F#3』というルート情報を学習する(ステップS2708)。これによって、第3の経路障害から復旧することになる。
【0061】
以上説明したように、本実施の形態によれば、「R2」122は、並列に配置された他の中継装置である「R1」121から、経路障害状況に関する情報を、障害が発生した経路とは別の経路を通じて受信し、受信された情報に基づいて、「R1」121になりすまして、経路障害状況に関する情報を生成し、生成された情報を「R3」123へ送信し、さらに、その直後に経路障害に対する迂回経路に関するルーティングテーブル情報を「R2」122が「R3」123へ送信することで、「R3」123は、「R1」121からのルーティングテーブル情報が受信できなくなってから所定時間経過するのを待つことなく、迂回経路を設定することができ、経路障害は発生した際の迂回経路を設定する時間をできるだけ短縮することができる。
【0062】
また、本実施の形態によれば、「R1」121は、「R2」122へ、RIPRequestを送信し、送信された情報に対応するRIP Responseを、送信した経路と同一経路を通じて受信する。また、その際、RIP Requestを送信した「R1」121において、RIP Responseを所定の時間(Y(秒))内に受信したか否かを判断し、判断された結果に基づいて、「R2」122へ再度、経路情報の要求に関する情報を送信する。さらに、所定の回数(X(回))以上RIP Requestが送信されたか否かを判断し、所定の回数(X(回))以上であれば、RIP Requestの送信を停止する。
【0063】
また、「R2」122は、「R1」121から、RIP Requestを受信し、受信されたRIP Requestに対応するRIP Responseを、受信した経路と同一経路を通じて送信する。また、その際、「R1」121からRIP Requestを所定の時間(Z(秒))内に受信したか否かを判断し、判断された結果に基づいて、「R2」122は、「R1」121へRIPResponseを返信する。
【0064】
これによって、RIP Requestの送信およびそれに対応するRIP Responseの返信というRIPに即した簡易な動作で、「R1」121および「R2」122が直接認識できない経路障害を迅速に検出することができ、これによって、「R3」123は、「R1」121または「R2」122からの情報が受信できなくなってから所定時間経過するのを待つことなく、迂回経路を設定することができる。
【0065】
なお、本実施の形態における中継装置制御方法は、あらかじめ用意されたコンピュータ読み取り可能なプログラムであってもよく、またそのプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現される。このプログラムは、HD(ハードディスク)、FD(フレキシブルディスク)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0066】
(付記1)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置であって、
並列に配置された他の中継装置から、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を、障害が発生した経路とは別の経路を通じて受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された情報に基づいて前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする中継装置。
【0067】
(付記2)前記送信手段は、さらに、前記経路障害に対する迂回経路に関する情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信することを特徴とする付記1に記載の中継装置。
【0068】
(付記3)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置であって、
並列に配置された他の中継装置へ、経路情報の要求に関する情報を送信する送信手段と、
前記送信手段によって送信された情報に対応する応答に関する情報を、前記送信手段が送信した経路と同一経路を通じて受信する受信手段と、
を備えたことを特徴とする中継装置。
【0069】
(付記4)前記受信手段によって、前記経路情報の要求に関する情報を送信した他の中継装置から経路情報の応答に関する情報を所定の時間内に受信したか否かを判断する受信判断手段と、
前記受信判断手段によって判断された結果に基づいて、前記他の中継装置へ再度、経路情報の要求に関する情報を送信する再送手段と、
を備えたことを特徴とする付記3に記載の中継装置。
【0070】
(付記5)前記所定の時間を設定する所定時間設定手段を備えたことを特徴とする付記4に記載の中継装置。
【0071】
(付記6)前記再送手段によって所定の回数以上前記情報が送信されたか否かを判断する再送判断手段と、を備え、
前記送信手段は、前記経路情報の要求に関する情報を送信する代わりに、前記再送判断手段によって判断された結果に基づいて、前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を送信することを特徴とする付記4または5に記載の中継装置。
【0072】
(付記7)前記所定の回数を設定する所定回数設定手段を備えたことを特徴とする付記6に記載の中継装置。
【0073】
(付記8)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置であって、
並列に配置された他の中継装置から、経路情報の要求に関する情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された情報に対応する応答に関する情報を、前記受信手段が受信した経路と同一経路を通じて送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする中継装置。
【0074】
(付記9)前記受信手段が、並列に配置された他の中継装置から経路情報の要求に関する情報を所定の時間内に受信したか否かを判断する受信判断手段と、
前記受信判断手段によって判断された結果に基づいて、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成する生成手段と、
を備え、
前記送信手段は、前記生成手段によって生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信することを特徴とする付記8に記載の中継装置。
【0075】
(付記10)前記所定の時間を設定する所定時間設定手段を備えたことを特徴とする付記9に記載の中継装置。
【0076】
(付記11)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(OpenSystems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置の中継装置制御方法であって、
並列に配置された他の中継装置から、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を、障害が発生した経路とは別の経路を通じて受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された情報に基づいて前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成する生成工程と、
前記生成工程によって生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信する送信工程と、
を含んだことを特徴とする中継装置制御方法。
【0077】
(付記12)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(OpenSystems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置の中継装置制御方法であって、
並列に配置された他の中継装置へ、経路情報の要求に関する情報を送信する送信工程と、
前記送信工程によって送信された情報に対応する応答に関する情報を、前記送信工程が送信した経路と同一経路を通じて受信する受信工程と、
を含んだことを特徴とする中継装置制御方法。
【0078】
(付記13)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(OpenSystems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置の中継装置制御方法であって、
並列に配置された他の中継装置から、経路情報の要求に関する情報を受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された情報に対応する応答に関する情報を、前記受信工程が受信した経路と同一経路を通じて送信する送信工程と、
を含んだことを特徴とする中継装置制御方法。
【0079】
(付記14)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(OpenSystems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置の中継装置制御プログラムであって、
並列に配置された他の中継装置から、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を、障害が発生した経路とは別の経路を通じて受信させる受信工程と、
前記受信工程によって受信された情報に基づいて前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成させる生成工程と、
前記生成工程によって生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信させる送信工程と、
を実行させることを特徴とする中継装置制御プログラム。
【0080】
(付記15)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(OpenSystems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置の中継装置制御プログラムであって、
並列に配置された他の中継装置へ、経路情報の要求に関する情報を送信させる送信工程と、
前記送信工程によって送信された情報に対応する応答に関する情報を、前記送信工程が送信した経路と同一経路を通じて受信させる受信工程と、
を実行させることを特徴とする中継装置制御プログラム。
【0081】
(付記16)2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(OpenSystems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置の中継装置制御プログラムであって、
並列に配置された他の中継装置から、経路情報の要求に関する情報を受信させる受信工程と、
前記受信工程によって受信された情報に対応する応答に関する情報を、前記受信工程が受信した経路と同一経路を通じて送信させる送信工程と、
を実行させることを特徴とする中継装置制御プログラム。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、他の中継装置になりすまして、当該他の中継装置が送信する情報を当該他の中継装置以外の中継装置へ送信することができ、また、簡易な動作で、中継装置が直接認識できない経路障害を迅速に検出することができ、これによって、前記他の中継装置以外の中継装置は、前記他の中継装置からの情報が受信できなくなってから所定時間経過するのを待つことなく、迂回経路を設定する時間をできるだけ短縮することが可能な中継装置、中継装置制御方法および中継装置制御プログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる中継装置を含むネットワーク構成の一例を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかる中継装置の機能的構成を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかる中継装置を含むネットワーク構成の具体例を示す説明図である。
【図4】R1の設定項目の内容の一例を示す説明図である。
【図5】R2の設定項目の内容の一例を示す説明図である。
【図6】各中継装置(「R1」〜「R3」)のルーティングテーブルの内容の一例を示す説明図である。
【図7】第1の経路障害(Link Down)が発生した場合の処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS702におけるネットワークの状況を示す説明図である。
【図9】図7のステップS702における各ルータの動作の内容を示す説明図である。
【図10】図7のステップS702における各中継装置(「R1」〜「R3」)のルーティングテーブルの内容を示す説明図である。
【図11】図7のステップS702におけるR1のI/F#2から送信されるRIPのルート情報の内容を示す説明図である。
【図12】図7のステップS703,S704におけるネットワークの状況を示す説明図である。
【図13】図7のステップS703,S704における各ルータの動作の内容を示す説明図である。
【図14】図7のステップS703,S704における各中継装置(「R1」〜「R3」)のルーティングテーブルの内容を示す説明図である。
【図15】図7のステップS703におけるR2のI/F#3から送信されるRIPのルート情報の内容を示す説明図である。
【図16】図7のステップS705,S706におけるネットワークの状況を示す説明図である。
【図17】図7のステップS705,S706における各ルータの動作の内容を示す説明図である。
【図18】図7のステップS706における各中継装置(「R1」〜「R3」)のルーティングテーブルの内容を示す説明図である。
【図19】図7のステップS705におけるR2のI/F#3から送信されるRIPのルート情報の内容を示す説明図である。
【図20】第2の経路障害(Link Down)が発生した場合の処理の内容を示すフローチャートである。
【図21】R1のI/F#1からR2へ送信するRIP Requestの一例を示す説明図である。
【図22】図21のRIP Requestに対する、R2のI/F#3からR1へ返信されるRIP Responseの一例を示す説明図である。
【図23】R1のI/F#1からR2へ送信するRIP Requestの別の一例を示す説明図である。
【図24】図23のRIP Requestに対する、R2のI/F#3からR1へ返信されるRIP Responseの一例を示す説明図である。
【図25】RIP Request、RIP Responseの送受信の状況を示す説明図である。
【図26】第3の経路障害(Link Down)が発生した場合の処理の内容を示すフローチャートである。
【図27】第3の経路障害(Link Down)が発生した場合の別の処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
111,113,114,115 LAN
112 WAN
121〜125 レイヤ3中継装置(「R1」〜「R5」)
201 受信部
202 ルーティングテーブル情報記憶部
203 ルーティングテーブル情報生成部
204 送信部
205 設定項目入力部
206 RIP Request情報記憶部
207 判断部
301〜303 レイヤ2中継装置
Claims (5)
- 2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置であって、
並列に配置された他の中継装置から、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を、障害が発生した経路とは別の経路を通じて受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された情報に基づいて前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする中継装置。 - 2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置であって、
並列に配置された他の中継装置へ、経路情報の要求に関する情報を送信する送信手段と、
前記送信手段によって送信された情報に対応する応答に関する情報を、前記送信手段が送信した経路と同一経路を通じて受信する受信手段と、
を備えたことを特徴とする中継装置。 - 2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置であって、
並列に配置された他の中継装置から、経路情報の要求に関する情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された情報に対応する応答に関する情報を、前記受信手段が受信した経路と同一経路を通じて送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする中継装置。 - 2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置の中継装置制御方法であって、
並列に配置された他の中継装置から、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を、障害が発生した経路とは別の経路を通じて受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された情報に基づいて前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成する生成工程と、
前記生成工程によって生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信する送信工程と、
を含んだことを特徴とする中継装置制御方法。 - 2つのネットワーク間において並列に配置され、OSI(Open Systems Interconnection)の第3層(ネットワーク)に関する情報に基づいてデータを転送する中継装置の中継装置制御プログラムであって、
並列に配置された他の中継装置から、当該他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を、障害が発生した経路とは別の経路を通じて受信させる受信工程と、
前記受信工程によって受信された情報に基づいて前記他の中継装置との間の経路障害状況に関する情報を生成させる生成工程と、
前記生成工程によって生成された情報を前記他の中継装置以外の中継装置へ送信させる送信工程と、
を実行させることを特徴とする中継装置制御プログラム。
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WO2010090325A1 (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-12 | 日本電気株式会社 | 通信システム、通信装置、制御装置、制御方法及びプログラム |
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