JP2004304074A - ケーブルの固定装置 - Google Patents

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JP2004304074A
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cable
lid
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JP2003097350A
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Norimune Matsubara
礼宗 松原
Ryosuke Oki
良介 大木
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Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Abstract

【課題】ケーブルの余剰分を束ねるなどの必要がなく、所要の長さ分だけを整然と引き出して確実に固定することができるケーブル固定装置を提供する。
【解決手段】ケーブル固定装置1は、給電用、信号用などのケーブル17を所要の長さに引き出して固定するためのものである。ケーブル17を這わせて引き出す本体部2と、本体部2に被せる蓋体部3からなる。本体部2と蓋体部3の互いの対向面には、本体部2に這わせたケーブル17を、本体部2に蓋体部3を被せて固定する凹凸押さえ構造16を有する。本体部2と蓋体部3は、薄肉のヒンジ4で一体に形成されている。本体部2に対して蓋体部3はヒンジ4によって開閉自在に構成されている。ヒンジ4には、ケーブル17を通して引き出すケーブル挿通孔11が形成されている。本体部2の蓋体部3を被せる部分は凹部5をなしている。蓋体部3は本体部2の凹部5に落ち込み状に被せるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器、電気機器などにおいて、給電用、信号用などのケーブルを所要の引き出し長さに固定するケーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のケーブル固定装置としては、特開平11−145642号公報に示すように、電源コードなどのケーブルの余剰分を束ねて弾性伸縮性の保持片により固定して所要の長さ分だけ引き出すようにしたものや、特開2002−63969号公報に示すように、余剰分をカバー内で束ねて保持して所要の長さ分だけを引き出すようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記特開平11−145642号または特開2002−63969号公報に示すケーブルの固定手段では、ケーブルの余剰分を束ねなければならにので、その固定作業が煩雑であるだけでなく、ケーブルを束ねて固定した部分から引き出されたケーブルが少し強く引かれると、束ねて固定されている部分が延び出してしまい、ケーブルの固定状態が不確実である。
【0004】
そこで、本発明は、ケーブルを這わせて引き出す本体部と、本体部に被せる蓋体部を備えて、本体部に対して蓋体部を被せて本体部に這わせたケーブルを固定することにより、ケーブルの余剰分を束ねるなどの必要がなく、所要の長さ分だけを整然と引き出して確実に固定することができるケーブルの固定装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の請求項1に係るケーブルの固定装置は、給電用、信号用などのケーブルを所要の長さに引き出して固定するケーブルの固定装置であって、ケーブルを這わせて引き出す本体部と、本体部に被せる蓋体部からなり、本体部と蓋体部の互いの対向面には、本体部に這わせたケーブルを本体部に蓋体部を被せて固定する凹凸嵌合構造を有することを特徴とするものである。
【0006】
本発明の請求項2に係るケーブルの固定装置は、請求項1記載の構成において、本体部と蓋体部は、薄肉のヒンジで一体に形成されていて、本体部に対して蓋体部がヒンジによって開閉自在に構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
本発明の請求項3に係るケーブルの固定装置は、請求項2記載の構成において、薄肉のヒンジには、ケーブルを通して引き出すケーブル挿通孔を形成したことを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項4に係るケーブルの固定装置は、請求項1、2または3記載の構成において、本体部の蓋体部を被せる部分は凹部をなし、蓋体部は本体部の凹部に落ち込み状に被せるように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の請求項5に係るケーブルの固定装置は、請求項4記載の構成において、本体部の凹部の内側面には、被せた蓋体部を固定する突起を形成してあることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態に係るケーブルの固定装置の蓋体部を半開きした状態を示す斜視図、図2は蓋体部を開いた状態を示す斜視図、図3は蓋体部を閉じた状態を示す断面図である。
【0011】
本発明に係るケーブルの固定装置1は、熱可塑性プラスチックの成形品であって、本体部2と蓋体部3からなり、本体部2に対して蓋体部3は薄肉のヒンジ4によって一体に成形されていて、本体部2に蓋体部3を被せて閉じた状態と、蓋体部3を開いた状態に開閉自在である。
【0012】
本体部2は蓋体部3を被せる部分は凹部5をなし、蓋体部3は本体部2の凹部5に落ち込み状に被せるように構成されている。そして、本体部2の凹部5の内側面6には、被せた蓋体部3を固定する突起7が形成されおり、蓋体部3の側面8には上記突起7に対応する係止凹部9が形成されている。
【0013】
本体部2の凹部5には、ケーブルを這わせる凹溝10が形成されており、ヒンジ4の上記凹溝10に対応する部分にはケーブル挿通孔11が形成されている。
また、蓋体部3の裏面には本体部2の凹溝10に対応する凹溝12が形成されており、本体部2に対して蓋体部3を閉じた状態で凹溝10,11によってダクト状のケーブル挿通路13が形成されるようになっている。
【0014】
本体部2の中央部には、前記凹溝10を跨ぐように押さえ凹部14が形成されており、蓋体部3には上記押さえ凹部14に嵌合する押さえ凸部15が形成されていて、これら押さえ凹部14と押さえ凸部15により本体部2に這わせたケーブルを本体部2に蓋体部3を被せて固定する凹凸押さえ構造16を構成している。この凹凸押さえ構造16は、本体部2と蓋体部3とで凹凸が逆であってもよい。17はケーブルであってその先端には鰐口クリップ18が取り付けられている。なお、図示のケーブル17は、機器の安全を保つためのアース用ケーブルである。
【0015】
本発明に係るケーブルの固定装置1において、ケーブル17は本体部2の凹溝10内を這わせて所要の引き出し長さ分だけヒンジ4のケーブル挿通孔11から引き出され、かつその状態で本体部2に対して蓋体部3を閉じれば、蓋体部3は本体部2側の突起7と蓋体部3側の係止凹部9の係合により、ケーブル17は本体部2の押さえ凹部14と蓋体部3の押さえ凸部15にやや屈曲状に押さえ付けられた状態で確実に固定される(図3参照)。したがって、ケーブル17の引き出し分を引いてもその引き出し長さは変わらず、ケーブル17の引き出し分は整然とした状態に保持される。また、本体部2に対して蓋体部3を開くことによって、押さえ凹部14と押さえ凸部15によるケーブル17の固定状態が解除されるので、ケーブル17の引き出し長さの調節を容易かつ的確に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、ケーブルを這わせて引き出す本体部と、本体部に被せる蓋体部を備えて、本体部に対して蓋体部を被せて本体部に這わせたケーブルを固定することにより、ケーブルの余剰分を束ねるなどの必要がなく、所要の長さ分だけを整然と引き出して確実に固定することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るケーブルの固定装置の蓋体部を半開きした状態を示す斜視図である。
【図2】蓋体部を開いた状態を示す斜視図である。
【図3】蓋体部を閉じた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブルの固定装置
2 本体部
3 蓋体部
4 ヒンジ
5 凹部
6 内側面
7 突起
8 側面
9 係止凹部
10 凹溝
11 ケーブル挿通孔
12 凹溝
13 ケーブル挿通路
14 押さえ凹部
15 押さえ凸部
16 凹凸押さえ構造
17 ケーブル
18 鰐口クリップ

Claims (5)

  1. 給電用、信号用などのケーブルを所要の長さに引き出して固定するケーブルの固定装置であって、ケーブルを這わせて引き出す本体部と、本体部に被せる蓋体部からなり、本体部と蓋体部の互いの対向面には、本体部に這わせたケーブルを本体部に蓋体部を被せて固定する凹凸押さえ構造を有することを特徴とするケーブルの固定装置。
  2. 本体部と蓋体部は、薄肉のヒンジで一体に形成されていて、本体部に対して蓋体部がヒンジによって開閉自在に構成されていることを特徴とする請求項1記載のケーブルの固定装置。
  3. 薄肉のヒンジには、ケーブルを通して引き出すケーブル挿通孔を形成したことを特徴とする請求項2記載のケーブル固定装置。
  4. 本体部の蓋体部を被せる部分は凹部をなし、蓋体部は本体部の凹部に落ち込み状に被せるように構成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載のケーブルの固定装置。
  5. 本体部の凹部の内側面には、被せた蓋体部を固定する突起を形成してあることを特徴とする請求項4記載のケーブルの固定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111936353A (zh) * 2018-03-30 2020-11-13 株式会社自动网络技术研究所 配线部件一体型组装元件
JP2021092430A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 セイコーエプソン株式会社 エンコーダー、エンコーダーケーブルの固定方法およびロボット

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