JP2004302892A - 情報共有支援方法および装置並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報の参照状況や更新状況等の把握を容易にし、情報の共有を支援することのできる情報共有支援方法および装置並びにプログラムを提供する。
【解決手段】共有する情報をアイコン50等のシンボルで表示画面5に表示するとともに、該アイコン50の表示状態を対応する情報に対するアクセスの状態に応じて変化させて表示する。例えば、情報に対するアクセスの有無をアイコン50の表示色で表し、情報に対するアクセス総数をアイコン50の大きさで表し、情報に対するアクセスがあった時点からの経過時間をアイコン50を表示する位置で表す等の表示を行う。
【選択図】 図3
【解決手段】共有する情報をアイコン50等のシンボルで表示画面5に表示するとともに、該アイコン50の表示状態を対応する情報に対するアクセスの状態に応じて変化させて表示する。例えば、情報に対するアクセスの有無をアイコン50の表示色で表し、情報に対するアクセス総数をアイコン50の大きさで表し、情報に対するアクセスがあった時点からの経過時間をアイコン50を表示する位置で表す等の表示を行う。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報共有支援方法および装置並びにプログラムに関し、特に、複数の利用者がコンピュータを利用して、参照や編集を行う情報の共有を支援する情報共有支援方法および装置並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ技術の発展やコンピュータの普及に伴って、様々な情報が電子化されてきている。
【0003】
また、ネットワーク技術の向上に伴って、電子化された情報の閲覧、参照を容易に行うことができるようになっており、最近では、複数の人間が共同で文書等の情報の編集を行うことも可能となっている。
【0004】
複数の人間が情報の共有や編集等を行うシステムとしては、特定の環境で動作するソフトウェアやインターネット環境で動作するソフトウェア等、様々なものが存在し、その利用形態としても、掲示板や伝言板、スケジュール管理システム、文書編集システム等、多岐に渡るものが存在する。
【0005】
このようなシステムは、利用者が一堂に会する必要無く利用することができるため、居住地の距離や作業時間帯を気にすることなく、各人が自由に利用を行うことができるとともに、円滑に作業を進めることが可能である。
【0006】
なお、このような技術としては、ユーザのプレゼンス情報を白黒のボックスとして表現したものや(例えば、非特許文献1参照)、同時にそのページにアクセスしている人の数をWeb上にカウンタ表現として示すことにより人々のプレゼンス情報を示すものがある(例えば、非特許文献1参照)。
【0007】
【非特許文献1】
“未来コンピュータの研究で、着実に成果を上げる「WISS」(3/4)”、[online]、平成14年12月17日、ZDetNews、[平成15年2月13日検索]、インターネット<URL:http://www.zdnet.co.jp/news/0212/17/nj00_wiss_00main_3.html>
【非特許文献2】
Samuli Pekkola et al, 「Collaborative Virtual Environments in the year of the Dragon」 CVE2000 pp11−pp18
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなシステムは、各人がそれぞれ自由に利用できる反面、他者の利用状況を把握することが困難である場合が多い。例えば、ある情報に対する他者の参照状況を把握することや、他者により情報がどのように編集されたかを把握することは困難であった。
【0009】
そこで、この発明は、情報の参照状況や更新状況等の把握を容易にし、情報の共有を支援することのできる情報共有支援方法および装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、コンピュータを利用する複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援方法において、共有する情報のそれぞれを複数の状態を有する第1のシンボルに対応付け、前記情報に対するアクセス状態毎に前記第1のシンボルの状態を変更し、該状態を変更した第1のシンボルをそれぞれ表示画面上に表示することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1のシンボルは、大きさの異なる複数の状態を有し、前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示されることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記第1のシンボルは、表示色の異なる複数の状態を有し、前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示されることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記第1のシンボルは、前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、第1の表示色で表示され、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、第2の表示色で表示されることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記第1のシンボルは、前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを含んで表示されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記第2のシンボルは、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に表示されることを特徴とする。
【0016】
また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記第1のシンボルは、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に表示されることを特徴とする。
【0017】
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記第1のシンボルは、前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に表示されることを特徴とする。
【0018】
また、請求項9の発明は、複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援装置において、共有する情報のそれぞれに対するアクセス状態を取得する状態情報取得手段と、前記情報に複数の表示状態を有する第1のシンボルを対応付け、該第1のシンボルの表示状態を前記状態情報取得手段が取得したアクセス状態に基づいて変更し、該表示状態を変更した第1のシンボルを表示画面上に表示する表示情報を生成する表示情報生成手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記第1のシンボルは、大きさの異なる複数の状態を有し、前記表示情報生成手段は、前記第1のシンボルを前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0020】
また、請求項11の発明は、請求項9の発明において、前記第1のシンボルは、表示色の異なる複数の状態を有し、前記表示情報生成手段は、前記第1のシンボルを前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0021】
また、請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記表示情報生成手段は、前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、前記第1のシンボルを第1の表示色で表示する表示情報を生成し、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、前記第1のシンボルを第2の表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0022】
また、請求項13の発明は、請求項9の発明において、前記表示情報生成手段は、前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを前記第1のシンボルに含めて表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0023】
また、請求項14の発明は、請求項13の発明において、前記表示情報生成手段は、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に前記第2のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0024】
また、請求項15の発明は、請求項9の発明において、前記表示情報生成手段は、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0025】
また、請求項16の発明は、請求項15の発明において、前記表示情報生成手段は、前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0026】
また、請求項17の発明は、コンピュータを利用する複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援プログラムにおいて、共有する情報のそれぞれに対するアクセス状態を取得する状態情報取得ステップと、前記情報に複数の表示状態を有する第1のシンボルを対応付け、該第1のシンボルの表示状態を前記状態情報取得手段が取得したアクセス状態に基づいて変更し、該表示状態を変更した第1のシンボルを表示画面上に表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
また、請求項18の発明は、請求項17の発明において、前記第1のシンボルは、大きさの異なる複数の状態を有し、前記表示情報生成ステップは、前記第1のシンボルを前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0028】
また、請求項19の発明は、請求項17の発明において、前記第1のシンボルは、表示色の異なる複数の状態を有し、前記表示情報生成ステップは、前記第1のシンボルを前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0029】
また、請求項20の発明は、請求項19の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、前記第1のシンボルを第1の表示色で表示する表示情報を生成し、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、前記第1のシンボルを第2の表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0030】
また、請求項21の発明は、請求項17の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを前記第1のシンボルに含めて表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0031】
また、請求項22の発明は、請求項21の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に前記第2のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0032】
また、請求項23の発明は、請求項17の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0033】
また、請求項24の発明は、請求項23の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る情報共有支援方法および装置並びにプログラムの一実施の形態について、添付図面を参照して、詳細に説明する。
【0035】
図1は、この発明を適用した情報共有システムの構成例を示した図である。同図に示すように、情報共有システム10は、情報共有装置1と情報管理装置2、複数の端末装置3(3−1〜3−n)を具備し、これらをネットワーク4を介して接続して構成される。
【0036】
情報共有装置1は、複数の利用者により共有される情報を管理するとともに、当該情報を端末装置3に提供し、端末装置3からの情報入力、編集等を受け付ける。情報共有装置1が管理する情報は、どのようなものであってもよいが、例えば、複数の利用者により共同編集が行われ、掲示板形式で表示される情報や、複数の利用者により情報が追記され、掲示板形式で表示される情報等がある。もちろん、共有される情報であれば、文書や図面等であってもよい。
【0037】
情報管理装置2は、情報共有装置1が管理する情報に対する閲覧や編集等の履歴情報を管理するとともに、この履歴情報等に基づいて特定される情報の状態等を可視化して、端末装置3に提供する。
【0038】
端末装置3は、利用者により直接操作されるもので、情報共有装置1が管理する情報の閲覧や編集、新たな情報の入力等を行うとともに、情報管理装置2で可視化される情報の状態等を表示する。
【0039】
なお、情報共有装置1と情報管理装置2は、上述した機能を実行するサーバプログラムをコンピュータで動作させることで実現することもでき、この場合には、情報共有装置1と情報管理装置2を1つのコンピュータで実現することができる。もちろん、情報共有装置1と情報管理装置2を専用のハードウェアを用いた装置として構成する場合でも、1つの装置として構成することができる。
【0040】
また、情報共有装置1と情報管理装置2をサーバとして構成した場合には、端末装置3は、汎用のコンピュータを利用したクライアントとして実現することが可能である。
【0041】
次に、情報共有装置1と情報管理装置2、端末装置3の詳細を説明する。図2は、情報共有装置1と情報管理装置2、端末装置3の機能的な構成を示すブロック図である。
【0042】
同図に示すように、情報共有装置1は、情報共有処理部11と活動情報生成部12を具備して構成される。情報管理装置2は、活動情報登録部21と活動情報記憶部22、利用者情報記憶部23、情報状態表示部24を具備して構成される。また、端末装置3は、表示部31と操作部32を具備して構成される。
【0043】
情報共有処理部11は、情報を共有するための処理を実行し、操作部32からの情報入力や編集、閲覧の指示を受け付けて指示された処理を実行するとともに、表示部31に情報を表示する。情報を共有するための処理とは、例えば、掲示板としての処理である。
【0044】
活動情報生成部12は、情報共有処理部11が実行した処理に基づいて、活動情報を生成する。活動情報は、情報共有処理部11が管理する情報に対して閲覧や編集等があった際に、その対象となった情報と日時、処理内容、利用者名等を記録した情報で、情報共有処理部11の処理履歴情報でもある。
【0045】
活動情報登録部21は、活動情報生成部12が生成した活動情報を取得し、取得した活動情報を活動情報記憶部22に登録する。活動情報生成部12からの活動情報の取得は、活動情報生成部12から活動情報が送信されるのを待って受信してもよく、定期的に活動情報生成部12に問合せを行って取得するようにしてもよい。
【0046】
活動情報記憶部22は、活動情報登録部21により登録された活動情報を記憶するデータベースである。
【0047】
利用者情報記憶部23は、利用者に関する情報を記憶するデータベースである。また、利用者情報記憶部23は、各利用者が情報状態表示部24による情報の可視化表示の条件等を設定している場合には、この設定情報も、利用者情報と併せて記憶する。
【0048】
情報状態表示部24は、活動情報記憶部22が記憶している活動情報と、利用者情報記憶部23が記憶している利用者情報と設定情報に基づいて、情報共有処理部11が管理している情報の状態を可視表示するための表示情報を生成し、生成した表示情報を端末装置3に送出し、表示部31に情報の状態を表示させる。また、操作部32に入力される利用者からの指示があった場合には、該指示に基づいて情報の状態の表示条件等を変更し、変更した表示条件で生成した表示情報を表示部31に送出する。また、表示条件の変更が指示された場合には、該変更内容を設定情報として、利用者情報記憶部23に登録する。なお、情報共有処理部11が管理している情報の状態の可視表示については、後述する。
【0049】
表示部31は、情報共有処理部11により提供される情報を表示したり、情報状態表示部24が提供する表示情報に基づいて、情報共有処理部11が管理している情報の状態の可視表示を行う。
【0050】
操作部32は、利用者の操作に応じて、情報共有処理部11に対する情報の入力や編集、閲覧等の指示を発する。また、情報状態表示部24に対して、情報共有処理部11が管理している情報の状態の表示条件の変更等の指示を発する。
【0051】
次に、情報共有処理部11が管理している情報の状態の可視表示について説明する。図3は、情報状態表示部24が生成する表示情報に基づいて、表示部31が表示する表示画面の例を示した図である。
【0052】
同図に示すように、表示画面5には、情報を表すシンボルであるアイコン50が複数表示されている。アイコン50は、それぞれ、所定の単位の情報を表している。所定の単位の情報とは、例えば、情報共有処理部11が管理する情報が掲示板形式で表示されるものであれば、そのスレッドを単位とし、情報共有処理部11が管理する情報が文書情報であれば、文書を単位とするものである。
【0053】
また、アイコン50は、複数の色や大きさで表現されるとともに、他の情報も付加されている。アイコン50が表示される位置も情報の状態を示すものであり、以下に、これらの詳細を説明する。
【0054】
図4は、アイコン50の構成を説明するための図である。同図(a)に示すように、アイコン50は、アイコン本体51に、タイトル52と利用者シンボル53、利用者名54が付加されて構成される。
【0055】
アイコン本体51は、情報の存在そのものを示すもので、その情報の状態を複数の色で表現する。例えば、アイコン本体51は、現在時刻より一定時間以内前に編集が行われた情報を示す場合には赤色で表示され、現在時刻より一定時間以内前に閲覧が行われた情報を示す場合には青色で表示される。また、現在時刻より一定時間以内前に、編集も閲覧も行われていない情報を表す場合には、アイコン本体51は、黒色で表示される。
【0056】
また、アイコン本体51の大きさは、対応する情報が新規に生成されてから現在までのアクセス数、つまり、当該情報に対する閲覧若しくは編集を行った利用者の延べ数に応じて決定され、アクセス数が多いほど、その大きさは大きくなる。
【0057】
タイトル52は、情報に付された名称であり、例えば、スレッド名や文書名等が該当し、図4(b)に示すように表示される。
【0058】
利用者シンボル53は、現在時刻より一定時間以内前に、対応する情報を閲覧若しくは編集した利用者の存在を示すものであり、近傍に、利用者名54が併せて表示される。この利用者シンボル53は、情報の閲覧若しくは編集を行った利用者の数に応じた数だけ表示され、その表示は、図4(b)に示すような表示となる。
【0059】
ところで、図4(b)に示すように、利用者シンボル53は、アイコン本体51上、若しくは、アイコン本体51の近傍に複数配置することが可能である。この利用者シンボル53の配置は、対応する利用者による情報の閲覧若しくは編集が行われた時期を示すものである。
【0060】
図5は、利用者シンボル53の配置方法を説明するための図である。利用者シンボル53は、ある点、例えば、図5中に示すA点からの距離が、表示時点と対応する利用者による情報の閲覧若しくは編集が行われた時点との間の時間に比例するように配置する。したがって、A点の近くに配置される利用者シンボル53に対応する利用者ほど、最近に情報の閲覧若しくは編集を行ったこととなる。また、A点は、通常、アイコン本体51の中心と一致する。
【0061】
なお、利用者シンボル53も、その表示色で他の情報を表すことができ、例えば、編集を行った利用者に対応する利用者シンボル53を赤色で表示することが可能である。
【0062】
次に、アイコン50を表示する際の配置位置について説明する。図6は、アイコン50の配置方法を説明するための図である。
【0063】
アイコン50は、利用者シンボル53と同様に、その配置位置で、対応する情報に対する情報の閲覧若しくは編集が行われた時期を表す。例えば、アイコン50は、図6中に示すB点からの距離が、表示時点と対応する情報に対する閲覧若しくは編集が行われた時点との間の時間に比例するように配置される。したがって、B点の近くに配置されるアイコン50に対応する情報ほど、最近に閲覧若しくは編集が行われたこととなる。
【0064】
また、アイコン50を配置する際に中心となる位置(図6中の場合は、B点)は、図7(a)に示すB−1点のように、表示画面5の中央でもよく、図7(b)に示すB−2点のように、表示画面5の上部でもよく、図7(c)に示すB−3点のように、表示画面5の左上部でもよい。もちろん、アイコン50を配置する際に中心となる位置は、表示画面5中の他の部分でもよく、これらの位置は、利用者が所望の位置を選択し、表示条件として設定することが可能である。
【0065】
次に、情報状態表示部24による表示情報生成処理の流れについて説明する。図8は、表示情報生成処理の流れを示すフローチャートである。
【0066】
情報状態表示部24は、端末装置3の操作部32から情報状態の表示指示を受けると、まず、利用者の認証等の処理を行って、利用者を特定する(ステップ101)。続いて、情報状態表示部24は、特定した利用者の利用者情報を利用者情報記憶部23から取得するとともに(ステップ102)、当該利用者が設定した表示条件等の設定情報を利用者情報記憶部23から取得し(ステップ103)、活動情報記憶部22から活動情報を取得する(ステップ104)。
【0067】
次に、情報状態取得部22は、取得した活動情報に基づいて、情報共有処理部11が管理している情報を示すアイコン50のアイコン本体51の表示色を決定するとともに(ステップ105)、その表示サイズを決定し(ステップ106)、アイコン50の配置位置、つまり、表示画面5上の表示座標を算出する(ステップ107)。そして、アイコン本体51上に配置する利用者シンボルの配置位置を算出する(ステップ108)。このステップ105からステップ108の各処理は、情報共有処理部11が管理している全ての情報に対して実行するまで行われる(ステップ109でNO)。
【0068】
そして、ステップ105からステップ108の各処理を情報共有処理部11が管理している全ての情報に対して実行すると(ステップ109でYES)、情報状態表示部24は、ステップ105からステップ108の各処理で決定若しくは算出した処理結果と先に取得した設定情報に基づいて、表示情報を生成し(ステップ110)、生成した表示情報を端末装置3の表示部31に送出して(ステップ111)、表示情報生成処理を終了する。
【0069】
さて、これまでは、情報管理装置2による情報の状態表示の基本について説明したが、以下では、応用的な情報の状態表示について説明する。
【0070】
ここでは、最初に、アイコン50の表示例について説明する。図9は、アイコン50の表示例を示した図である。
【0071】
アイコン50は、上述したように、アイコン本体51上に利用者シンボル53が表示されている。利用者シンボル53の配置位置は、アイコン50に対応する情報に対して、利用者が閲覧若しくは編集を行った時間を示すものである。そこで、アイコン50は、利用者により選択された際、例えば、端末装置3に接続された図示しないマウス等のポインティングデバイスにより選択された際に、図9に示すような円55を表示する。この円55は、アイコン50に対応する情報が編集された時点を表すものである。
【0072】
この円55を表示することにより、円55上表示される利用者シンボル53−1に対応する利用者(Jiro)が、当該アイコン50に対応する情報に対して最終的な更新を行ったことがわかる。また、円55の内側に表示される利用者シンボル53−2に対応する利用者(Taro)と、利用者シンボル53−3に対応する利用者(Hanako)は、当該アイコン50に対応する情報が更新された以降にアクセスを行っていることがわかるため、最新の情報を閲覧していることがわかる。この図9に示した状態の場合、円55の外側に表示される利用者シンボル53−4に対応する利用者(Saburo)は、最新の情報を閲覧していないこととなる。
【0073】
なお、図9では、円55のみを表示する例を示したが、同心の複数の円で、情報に対する複数回の更新を表すように構成してもよい。
【0074】
次に、アイコン50の配置例について説明する。図10乃至図12は、アイコン50の配置例を示した図である。
【0075】
アイコン50は、上述したように、その表示位置が対応する情報に対する閲覧若しくは編集を行った時間を示すものである。上述の説明では、表示の中心となる点からの距離で時間を表す場合を説明したが、この他に、表示の中心からの方向で、情報の性質を表すこともできる。例えば、図10に示すように、表示の中心を原点とした場合に、第1象限に相当する部分には、グループAに分類される情報を配置し、第2象限、第3象限、第4象限に相当する部分には、それぞれ、グループB、グループC、グループDに分類される情報を配置する。
【0076】
また、配置された情報の角度に意味をもたせることも可能である。例えば、関連性の高い情報は、中心から見たときにより近い角度になるよう配置したり、対立する内容の情報は中心に対して正反対の位置に配置するなどである。
【0077】
このようにアイコン50を配置することにより、利用者は、情報の性質も併せて把握することが可能となる。
【0078】
なお、図10に示したアイコン50の配置方法は、アイコン本体51上に表示する利用者シンボル53にも適用することができる。この場合、アイコン本体51の中心からの方向によって、利用者が属するグループ等を識別することが可能となる。
【0079】
また、アイコン50は、上述の説明では、その表示位置が対応する情報に対する閲覧若しくは編集を行った時間を示すように表示されており、その表示の中心となる点は1つとしていた。しかしながら、表示の中心となる点を複数とすることも可能である。
【0080】
例えば、情報共有処理部11により管理される情報が、3つのグループに分類されていたとすると、これらの情報の状態を表示する際には、図11に示す表示画面5のように、複数の点C−1、C−2、C−3をそれぞれ中心として、グループ毎に対応するアイコン50を表示するようにする。このような表示を行うことにより、同一グループに分類される情報に対応するアイコン50が、まとまって表示されることとなり、情報の状態の把握がより、容易となる。情報のグループ分けは、情報共有システム10で共通であってもよく、個々の利用者が任意に設定するようにしてもよい。
【0081】
また、図12に示すように、利用者が情報の状態を把握しやすいように、表示画面5に特定領域60を設定し、この特定領域60に利用者が所望の情報に対応するアイコン50を配置するようにすることができる。
【0082】
この場合には、アイコン本体51の色や大きさ、利用者シンボル53によって情報の状態を表示し、対応する情報に対する閲覧若しくは編集を行った時間は、利用者が特定領域60内に表示されるアイコン50を選択した際に、位置表示61をアイコン50が本来配置される位置に表示するようにする。
【0083】
なお、情報管理装置2は、この他にも、利用者が指定する任意の情報のみを表示する等、様々な表示方法に対応することが可能である。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、共有する情報をアイコン等のシンボルで表示するとともに、該アイコンの表示状態を対応する情報に対するアクセスの状態に応じて変化させて表示するように構成したので、利用者は、自分の関心のある話題に関する他者の反応や関与している人の把握、自分が直接関わっていない話題に関する気づきの促進、自分の発言に対する他者の反応の把握等を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した情報共有システムの構成例を示した図である。
【図2】情報共有装置1と情報管理装置2、端末装置3の機能的な構成を示すブロック図である。
【図3】情報状態表示部24が生成する表示情報に基づいて、表示部31が表示する表示画面の例を示した図である。
【図4】アイコン50の構成を説明するための図である。
【図5】利用者シンボル53の配置方法を説明するための図である。
【図6】アイコン50の配置方法を説明するための図(1)である。
【図7】アイコン50の配置方法を説明するための図(2)である。
【図8】表示情報生成処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】アイコン50の表示例を示した図である。
【図10】アイコン50の配置例を示した図(1)である。
【図11】アイコン50の配置例を示した図(2)である。
【図12】アイコン50の配置例を示した図(3)である。
【符号の説明】
1 情報共有装置
2 情報管理装置
3、3−1〜3−n 端末装置
5 表示画面
10 情報共有システム
11 情報共有処理部
12 活動情報生成部
21 活動情報登録部
22 活動情報記憶部
23 利用者情報記憶部
24 情報状態表示部
31 表示部
32 操作部
50 アイコン
51 アイコン本体
52 タイトル
53、53−1〜53−4 利用者シンボル
54 利用者名
55 円
60 特定領域
61 表示位置
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報共有支援方法および装置並びにプログラムに関し、特に、複数の利用者がコンピュータを利用して、参照や編集を行う情報の共有を支援する情報共有支援方法および装置並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ技術の発展やコンピュータの普及に伴って、様々な情報が電子化されてきている。
【0003】
また、ネットワーク技術の向上に伴って、電子化された情報の閲覧、参照を容易に行うことができるようになっており、最近では、複数の人間が共同で文書等の情報の編集を行うことも可能となっている。
【0004】
複数の人間が情報の共有や編集等を行うシステムとしては、特定の環境で動作するソフトウェアやインターネット環境で動作するソフトウェア等、様々なものが存在し、その利用形態としても、掲示板や伝言板、スケジュール管理システム、文書編集システム等、多岐に渡るものが存在する。
【0005】
このようなシステムは、利用者が一堂に会する必要無く利用することができるため、居住地の距離や作業時間帯を気にすることなく、各人が自由に利用を行うことができるとともに、円滑に作業を進めることが可能である。
【0006】
なお、このような技術としては、ユーザのプレゼンス情報を白黒のボックスとして表現したものや(例えば、非特許文献1参照)、同時にそのページにアクセスしている人の数をWeb上にカウンタ表現として示すことにより人々のプレゼンス情報を示すものがある(例えば、非特許文献1参照)。
【0007】
【非特許文献1】
“未来コンピュータの研究で、着実に成果を上げる「WISS」(3/4)”、[online]、平成14年12月17日、ZDetNews、[平成15年2月13日検索]、インターネット<URL:http://www.zdnet.co.jp/news/0212/17/nj00_wiss_00main_3.html>
【非特許文献2】
Samuli Pekkola et al, 「Collaborative Virtual Environments in the year of the Dragon」 CVE2000 pp11−pp18
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなシステムは、各人がそれぞれ自由に利用できる反面、他者の利用状況を把握することが困難である場合が多い。例えば、ある情報に対する他者の参照状況を把握することや、他者により情報がどのように編集されたかを把握することは困難であった。
【0009】
そこで、この発明は、情報の参照状況や更新状況等の把握を容易にし、情報の共有を支援することのできる情報共有支援方法および装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、コンピュータを利用する複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援方法において、共有する情報のそれぞれを複数の状態を有する第1のシンボルに対応付け、前記情報に対するアクセス状態毎に前記第1のシンボルの状態を変更し、該状態を変更した第1のシンボルをそれぞれ表示画面上に表示することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1のシンボルは、大きさの異なる複数の状態を有し、前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示されることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記第1のシンボルは、表示色の異なる複数の状態を有し、前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示されることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記第1のシンボルは、前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、第1の表示色で表示され、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、第2の表示色で表示されることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記第1のシンボルは、前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを含んで表示されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記第2のシンボルは、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に表示されることを特徴とする。
【0016】
また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記第1のシンボルは、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に表示されることを特徴とする。
【0017】
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記第1のシンボルは、前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に表示されることを特徴とする。
【0018】
また、請求項9の発明は、複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援装置において、共有する情報のそれぞれに対するアクセス状態を取得する状態情報取得手段と、前記情報に複数の表示状態を有する第1のシンボルを対応付け、該第1のシンボルの表示状態を前記状態情報取得手段が取得したアクセス状態に基づいて変更し、該表示状態を変更した第1のシンボルを表示画面上に表示する表示情報を生成する表示情報生成手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記第1のシンボルは、大きさの異なる複数の状態を有し、前記表示情報生成手段は、前記第1のシンボルを前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0020】
また、請求項11の発明は、請求項9の発明において、前記第1のシンボルは、表示色の異なる複数の状態を有し、前記表示情報生成手段は、前記第1のシンボルを前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0021】
また、請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記表示情報生成手段は、前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、前記第1のシンボルを第1の表示色で表示する表示情報を生成し、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、前記第1のシンボルを第2の表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0022】
また、請求項13の発明は、請求項9の発明において、前記表示情報生成手段は、前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを前記第1のシンボルに含めて表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0023】
また、請求項14の発明は、請求項13の発明において、前記表示情報生成手段は、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に前記第2のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0024】
また、請求項15の発明は、請求項9の発明において、前記表示情報生成手段は、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0025】
また、請求項16の発明は、請求項15の発明において、前記表示情報生成手段は、前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0026】
また、請求項17の発明は、コンピュータを利用する複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援プログラムにおいて、共有する情報のそれぞれに対するアクセス状態を取得する状態情報取得ステップと、前記情報に複数の表示状態を有する第1のシンボルを対応付け、該第1のシンボルの表示状態を前記状態情報取得手段が取得したアクセス状態に基づいて変更し、該表示状態を変更した第1のシンボルを表示画面上に表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
また、請求項18の発明は、請求項17の発明において、前記第1のシンボルは、大きさの異なる複数の状態を有し、前記表示情報生成ステップは、前記第1のシンボルを前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0028】
また、請求項19の発明は、請求項17の発明において、前記第1のシンボルは、表示色の異なる複数の状態を有し、前記表示情報生成ステップは、前記第1のシンボルを前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0029】
また、請求項20の発明は、請求項19の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、前記第1のシンボルを第1の表示色で表示する表示情報を生成し、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、前記第1のシンボルを第2の表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0030】
また、請求項21の発明は、請求項17の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを前記第1のシンボルに含めて表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0031】
また、請求項22の発明は、請求項21の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に前記第2のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0032】
また、請求項23の発明は、請求項17の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0033】
また、請求項24の発明は、請求項23の発明において、前記表示情報生成ステップは、前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る情報共有支援方法および装置並びにプログラムの一実施の形態について、添付図面を参照して、詳細に説明する。
【0035】
図1は、この発明を適用した情報共有システムの構成例を示した図である。同図に示すように、情報共有システム10は、情報共有装置1と情報管理装置2、複数の端末装置3(3−1〜3−n)を具備し、これらをネットワーク4を介して接続して構成される。
【0036】
情報共有装置1は、複数の利用者により共有される情報を管理するとともに、当該情報を端末装置3に提供し、端末装置3からの情報入力、編集等を受け付ける。情報共有装置1が管理する情報は、どのようなものであってもよいが、例えば、複数の利用者により共同編集が行われ、掲示板形式で表示される情報や、複数の利用者により情報が追記され、掲示板形式で表示される情報等がある。もちろん、共有される情報であれば、文書や図面等であってもよい。
【0037】
情報管理装置2は、情報共有装置1が管理する情報に対する閲覧や編集等の履歴情報を管理するとともに、この履歴情報等に基づいて特定される情報の状態等を可視化して、端末装置3に提供する。
【0038】
端末装置3は、利用者により直接操作されるもので、情報共有装置1が管理する情報の閲覧や編集、新たな情報の入力等を行うとともに、情報管理装置2で可視化される情報の状態等を表示する。
【0039】
なお、情報共有装置1と情報管理装置2は、上述した機能を実行するサーバプログラムをコンピュータで動作させることで実現することもでき、この場合には、情報共有装置1と情報管理装置2を1つのコンピュータで実現することができる。もちろん、情報共有装置1と情報管理装置2を専用のハードウェアを用いた装置として構成する場合でも、1つの装置として構成することができる。
【0040】
また、情報共有装置1と情報管理装置2をサーバとして構成した場合には、端末装置3は、汎用のコンピュータを利用したクライアントとして実現することが可能である。
【0041】
次に、情報共有装置1と情報管理装置2、端末装置3の詳細を説明する。図2は、情報共有装置1と情報管理装置2、端末装置3の機能的な構成を示すブロック図である。
【0042】
同図に示すように、情報共有装置1は、情報共有処理部11と活動情報生成部12を具備して構成される。情報管理装置2は、活動情報登録部21と活動情報記憶部22、利用者情報記憶部23、情報状態表示部24を具備して構成される。また、端末装置3は、表示部31と操作部32を具備して構成される。
【0043】
情報共有処理部11は、情報を共有するための処理を実行し、操作部32からの情報入力や編集、閲覧の指示を受け付けて指示された処理を実行するとともに、表示部31に情報を表示する。情報を共有するための処理とは、例えば、掲示板としての処理である。
【0044】
活動情報生成部12は、情報共有処理部11が実行した処理に基づいて、活動情報を生成する。活動情報は、情報共有処理部11が管理する情報に対して閲覧や編集等があった際に、その対象となった情報と日時、処理内容、利用者名等を記録した情報で、情報共有処理部11の処理履歴情報でもある。
【0045】
活動情報登録部21は、活動情報生成部12が生成した活動情報を取得し、取得した活動情報を活動情報記憶部22に登録する。活動情報生成部12からの活動情報の取得は、活動情報生成部12から活動情報が送信されるのを待って受信してもよく、定期的に活動情報生成部12に問合せを行って取得するようにしてもよい。
【0046】
活動情報記憶部22は、活動情報登録部21により登録された活動情報を記憶するデータベースである。
【0047】
利用者情報記憶部23は、利用者に関する情報を記憶するデータベースである。また、利用者情報記憶部23は、各利用者が情報状態表示部24による情報の可視化表示の条件等を設定している場合には、この設定情報も、利用者情報と併せて記憶する。
【0048】
情報状態表示部24は、活動情報記憶部22が記憶している活動情報と、利用者情報記憶部23が記憶している利用者情報と設定情報に基づいて、情報共有処理部11が管理している情報の状態を可視表示するための表示情報を生成し、生成した表示情報を端末装置3に送出し、表示部31に情報の状態を表示させる。また、操作部32に入力される利用者からの指示があった場合には、該指示に基づいて情報の状態の表示条件等を変更し、変更した表示条件で生成した表示情報を表示部31に送出する。また、表示条件の変更が指示された場合には、該変更内容を設定情報として、利用者情報記憶部23に登録する。なお、情報共有処理部11が管理している情報の状態の可視表示については、後述する。
【0049】
表示部31は、情報共有処理部11により提供される情報を表示したり、情報状態表示部24が提供する表示情報に基づいて、情報共有処理部11が管理している情報の状態の可視表示を行う。
【0050】
操作部32は、利用者の操作に応じて、情報共有処理部11に対する情報の入力や編集、閲覧等の指示を発する。また、情報状態表示部24に対して、情報共有処理部11が管理している情報の状態の表示条件の変更等の指示を発する。
【0051】
次に、情報共有処理部11が管理している情報の状態の可視表示について説明する。図3は、情報状態表示部24が生成する表示情報に基づいて、表示部31が表示する表示画面の例を示した図である。
【0052】
同図に示すように、表示画面5には、情報を表すシンボルであるアイコン50が複数表示されている。アイコン50は、それぞれ、所定の単位の情報を表している。所定の単位の情報とは、例えば、情報共有処理部11が管理する情報が掲示板形式で表示されるものであれば、そのスレッドを単位とし、情報共有処理部11が管理する情報が文書情報であれば、文書を単位とするものである。
【0053】
また、アイコン50は、複数の色や大きさで表現されるとともに、他の情報も付加されている。アイコン50が表示される位置も情報の状態を示すものであり、以下に、これらの詳細を説明する。
【0054】
図4は、アイコン50の構成を説明するための図である。同図(a)に示すように、アイコン50は、アイコン本体51に、タイトル52と利用者シンボル53、利用者名54が付加されて構成される。
【0055】
アイコン本体51は、情報の存在そのものを示すもので、その情報の状態を複数の色で表現する。例えば、アイコン本体51は、現在時刻より一定時間以内前に編集が行われた情報を示す場合には赤色で表示され、現在時刻より一定時間以内前に閲覧が行われた情報を示す場合には青色で表示される。また、現在時刻より一定時間以内前に、編集も閲覧も行われていない情報を表す場合には、アイコン本体51は、黒色で表示される。
【0056】
また、アイコン本体51の大きさは、対応する情報が新規に生成されてから現在までのアクセス数、つまり、当該情報に対する閲覧若しくは編集を行った利用者の延べ数に応じて決定され、アクセス数が多いほど、その大きさは大きくなる。
【0057】
タイトル52は、情報に付された名称であり、例えば、スレッド名や文書名等が該当し、図4(b)に示すように表示される。
【0058】
利用者シンボル53は、現在時刻より一定時間以内前に、対応する情報を閲覧若しくは編集した利用者の存在を示すものであり、近傍に、利用者名54が併せて表示される。この利用者シンボル53は、情報の閲覧若しくは編集を行った利用者の数に応じた数だけ表示され、その表示は、図4(b)に示すような表示となる。
【0059】
ところで、図4(b)に示すように、利用者シンボル53は、アイコン本体51上、若しくは、アイコン本体51の近傍に複数配置することが可能である。この利用者シンボル53の配置は、対応する利用者による情報の閲覧若しくは編集が行われた時期を示すものである。
【0060】
図5は、利用者シンボル53の配置方法を説明するための図である。利用者シンボル53は、ある点、例えば、図5中に示すA点からの距離が、表示時点と対応する利用者による情報の閲覧若しくは編集が行われた時点との間の時間に比例するように配置する。したがって、A点の近くに配置される利用者シンボル53に対応する利用者ほど、最近に情報の閲覧若しくは編集を行ったこととなる。また、A点は、通常、アイコン本体51の中心と一致する。
【0061】
なお、利用者シンボル53も、その表示色で他の情報を表すことができ、例えば、編集を行った利用者に対応する利用者シンボル53を赤色で表示することが可能である。
【0062】
次に、アイコン50を表示する際の配置位置について説明する。図6は、アイコン50の配置方法を説明するための図である。
【0063】
アイコン50は、利用者シンボル53と同様に、その配置位置で、対応する情報に対する情報の閲覧若しくは編集が行われた時期を表す。例えば、アイコン50は、図6中に示すB点からの距離が、表示時点と対応する情報に対する閲覧若しくは編集が行われた時点との間の時間に比例するように配置される。したがって、B点の近くに配置されるアイコン50に対応する情報ほど、最近に閲覧若しくは編集が行われたこととなる。
【0064】
また、アイコン50を配置する際に中心となる位置(図6中の場合は、B点)は、図7(a)に示すB−1点のように、表示画面5の中央でもよく、図7(b)に示すB−2点のように、表示画面5の上部でもよく、図7(c)に示すB−3点のように、表示画面5の左上部でもよい。もちろん、アイコン50を配置する際に中心となる位置は、表示画面5中の他の部分でもよく、これらの位置は、利用者が所望の位置を選択し、表示条件として設定することが可能である。
【0065】
次に、情報状態表示部24による表示情報生成処理の流れについて説明する。図8は、表示情報生成処理の流れを示すフローチャートである。
【0066】
情報状態表示部24は、端末装置3の操作部32から情報状態の表示指示を受けると、まず、利用者の認証等の処理を行って、利用者を特定する(ステップ101)。続いて、情報状態表示部24は、特定した利用者の利用者情報を利用者情報記憶部23から取得するとともに(ステップ102)、当該利用者が設定した表示条件等の設定情報を利用者情報記憶部23から取得し(ステップ103)、活動情報記憶部22から活動情報を取得する(ステップ104)。
【0067】
次に、情報状態取得部22は、取得した活動情報に基づいて、情報共有処理部11が管理している情報を示すアイコン50のアイコン本体51の表示色を決定するとともに(ステップ105)、その表示サイズを決定し(ステップ106)、アイコン50の配置位置、つまり、表示画面5上の表示座標を算出する(ステップ107)。そして、アイコン本体51上に配置する利用者シンボルの配置位置を算出する(ステップ108)。このステップ105からステップ108の各処理は、情報共有処理部11が管理している全ての情報に対して実行するまで行われる(ステップ109でNO)。
【0068】
そして、ステップ105からステップ108の各処理を情報共有処理部11が管理している全ての情報に対して実行すると(ステップ109でYES)、情報状態表示部24は、ステップ105からステップ108の各処理で決定若しくは算出した処理結果と先に取得した設定情報に基づいて、表示情報を生成し(ステップ110)、生成した表示情報を端末装置3の表示部31に送出して(ステップ111)、表示情報生成処理を終了する。
【0069】
さて、これまでは、情報管理装置2による情報の状態表示の基本について説明したが、以下では、応用的な情報の状態表示について説明する。
【0070】
ここでは、最初に、アイコン50の表示例について説明する。図9は、アイコン50の表示例を示した図である。
【0071】
アイコン50は、上述したように、アイコン本体51上に利用者シンボル53が表示されている。利用者シンボル53の配置位置は、アイコン50に対応する情報に対して、利用者が閲覧若しくは編集を行った時間を示すものである。そこで、アイコン50は、利用者により選択された際、例えば、端末装置3に接続された図示しないマウス等のポインティングデバイスにより選択された際に、図9に示すような円55を表示する。この円55は、アイコン50に対応する情報が編集された時点を表すものである。
【0072】
この円55を表示することにより、円55上表示される利用者シンボル53−1に対応する利用者(Jiro)が、当該アイコン50に対応する情報に対して最終的な更新を行ったことがわかる。また、円55の内側に表示される利用者シンボル53−2に対応する利用者(Taro)と、利用者シンボル53−3に対応する利用者(Hanako)は、当該アイコン50に対応する情報が更新された以降にアクセスを行っていることがわかるため、最新の情報を閲覧していることがわかる。この図9に示した状態の場合、円55の外側に表示される利用者シンボル53−4に対応する利用者(Saburo)は、最新の情報を閲覧していないこととなる。
【0073】
なお、図9では、円55のみを表示する例を示したが、同心の複数の円で、情報に対する複数回の更新を表すように構成してもよい。
【0074】
次に、アイコン50の配置例について説明する。図10乃至図12は、アイコン50の配置例を示した図である。
【0075】
アイコン50は、上述したように、その表示位置が対応する情報に対する閲覧若しくは編集を行った時間を示すものである。上述の説明では、表示の中心となる点からの距離で時間を表す場合を説明したが、この他に、表示の中心からの方向で、情報の性質を表すこともできる。例えば、図10に示すように、表示の中心を原点とした場合に、第1象限に相当する部分には、グループAに分類される情報を配置し、第2象限、第3象限、第4象限に相当する部分には、それぞれ、グループB、グループC、グループDに分類される情報を配置する。
【0076】
また、配置された情報の角度に意味をもたせることも可能である。例えば、関連性の高い情報は、中心から見たときにより近い角度になるよう配置したり、対立する内容の情報は中心に対して正反対の位置に配置するなどである。
【0077】
このようにアイコン50を配置することにより、利用者は、情報の性質も併せて把握することが可能となる。
【0078】
なお、図10に示したアイコン50の配置方法は、アイコン本体51上に表示する利用者シンボル53にも適用することができる。この場合、アイコン本体51の中心からの方向によって、利用者が属するグループ等を識別することが可能となる。
【0079】
また、アイコン50は、上述の説明では、その表示位置が対応する情報に対する閲覧若しくは編集を行った時間を示すように表示されており、その表示の中心となる点は1つとしていた。しかしながら、表示の中心となる点を複数とすることも可能である。
【0080】
例えば、情報共有処理部11により管理される情報が、3つのグループに分類されていたとすると、これらの情報の状態を表示する際には、図11に示す表示画面5のように、複数の点C−1、C−2、C−3をそれぞれ中心として、グループ毎に対応するアイコン50を表示するようにする。このような表示を行うことにより、同一グループに分類される情報に対応するアイコン50が、まとまって表示されることとなり、情報の状態の把握がより、容易となる。情報のグループ分けは、情報共有システム10で共通であってもよく、個々の利用者が任意に設定するようにしてもよい。
【0081】
また、図12に示すように、利用者が情報の状態を把握しやすいように、表示画面5に特定領域60を設定し、この特定領域60に利用者が所望の情報に対応するアイコン50を配置するようにすることができる。
【0082】
この場合には、アイコン本体51の色や大きさ、利用者シンボル53によって情報の状態を表示し、対応する情報に対する閲覧若しくは編集を行った時間は、利用者が特定領域60内に表示されるアイコン50を選択した際に、位置表示61をアイコン50が本来配置される位置に表示するようにする。
【0083】
なお、情報管理装置2は、この他にも、利用者が指定する任意の情報のみを表示する等、様々な表示方法に対応することが可能である。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、共有する情報をアイコン等のシンボルで表示するとともに、該アイコンの表示状態を対応する情報に対するアクセスの状態に応じて変化させて表示するように構成したので、利用者は、自分の関心のある話題に関する他者の反応や関与している人の把握、自分が直接関わっていない話題に関する気づきの促進、自分の発言に対する他者の反応の把握等を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した情報共有システムの構成例を示した図である。
【図2】情報共有装置1と情報管理装置2、端末装置3の機能的な構成を示すブロック図である。
【図3】情報状態表示部24が生成する表示情報に基づいて、表示部31が表示する表示画面の例を示した図である。
【図4】アイコン50の構成を説明するための図である。
【図5】利用者シンボル53の配置方法を説明するための図である。
【図6】アイコン50の配置方法を説明するための図(1)である。
【図7】アイコン50の配置方法を説明するための図(2)である。
【図8】表示情報生成処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】アイコン50の表示例を示した図である。
【図10】アイコン50の配置例を示した図(1)である。
【図11】アイコン50の配置例を示した図(2)である。
【図12】アイコン50の配置例を示した図(3)である。
【符号の説明】
1 情報共有装置
2 情報管理装置
3、3−1〜3−n 端末装置
5 表示画面
10 情報共有システム
11 情報共有処理部
12 活動情報生成部
21 活動情報登録部
22 活動情報記憶部
23 利用者情報記憶部
24 情報状態表示部
31 表示部
32 操作部
50 アイコン
51 アイコン本体
52 タイトル
53、53−1〜53−4 利用者シンボル
54 利用者名
55 円
60 特定領域
61 表示位置
Claims (24)
- コンピュータを利用する複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援方法において、
共有する情報のそれぞれを複数の状態を有する第1のシンボルに対応付け、前記情報に対するアクセス状態毎に前記第1のシンボルの状態を変更し、該状態を変更した第1のシンボルをそれぞれ表示画面上に表示することを特徴とする情報共有支援方法。 - 前記第1のシンボルは、
大きさの異なる複数の状態を有し、前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示されることを特徴とする請求項1記載の情報共有支援方法。 - 前記第1のシンボルは、
表示色の異なる複数の状態を有し、前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示されることを特徴とする請求項1記載の情報共有支援方法。 - 前記第1のシンボルは、
前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、第1の表示色で表示され、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、第2の表示色で表示されることを特徴とする請求項3記載の情報共有支援方法。 - 前記第1のシンボルは、
前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを含んで表示されることを特徴とする請求項1記載の情報共有支援方法。 - 前記第2のシンボルは、
前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に表示されることを特徴とする請求項5記載の情報共有支援方法。 - 前記第1のシンボルは、
前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に表示されることを特徴とする請求項1記載の情報共有支援方法。 - 前記第1のシンボルは、
前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に表示されることを特徴とする請求項7記載の情報共有支援方法。 - 複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援装置において、
共有する情報のそれぞれに対するアクセス状態を取得する状態情報取得手段と、
前記情報に複数の表示状態を有する第1のシンボルを対応付け、該第1のシンボルの表示状態を前記状態情報取得手段が取得したアクセス状態に基づいて変更し、該表示状態を変更した第1のシンボルを表示画面上に表示する表示情報を生成する表示情報生成手段と
を具備することを特徴とする情報共有支援装置。 - 前記第1のシンボルは、
大きさの異なる複数の状態を有し、
前記表示情報生成手段は、
前記第1のシンボルを前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示する表示情報を生成する
ことを特徴とする請求項9記載の情報共有支援装置。 - 前記第1のシンボルは、
表示色の異なる複数の状態を有し、
前記表示情報生成手段は、
前記第1のシンボルを前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示する表示情報を生成する
ことを特徴とする請求項9記載の情報共有支援装置。 - 前記表示情報生成手段は、
前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、前記第1のシンボルを第1の表示色で表示する表示情報を生成し、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、前記第1のシンボルを第2の表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項11記載の情報共有支援装置。 - 前記表示情報生成手段は、
前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを前記第1のシンボルに含めて表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項9記載の情報共有支援装置。 - 前記表示情報生成手段は、
前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に前記第2のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項13記載の情報共有支援装置。 - 前記表示情報生成手段は、
前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項9記載の情報共有支援装置。 - 前記表示情報生成手段は、
前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項15記載の情報共有支援装置。 - コンピュータを利用する複数の利用者による情報の共有を支援する情報共有支援プログラムにおいて、
共有する情報のそれぞれに対するアクセス状態を取得する状態情報取得ステップと、
前記情報に複数の表示状態を有する第1のシンボルを対応付け、該第1のシンボルの表示状態を前記状態情報取得手段が取得したアクセス状態に基づいて変更し、該表示状態を変更した第1のシンボルを表示画面上に表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報共有支援プログラム。 - 前記第1のシンボルは、
大きさの異なる複数の状態を有し、
前記表示情報生成ステップは、
前記第1のシンボルを前記情報に対するアクセスの総数に応じた大きさで表示する表示情報を生成する
ことを特徴とする請求項17記載の情報共有支援プログラム。 - 前記第1のシンボルは、
表示色の異なる複数の状態を有し、
前記表示情報生成ステップは、
前記第1のシンボルを前記情報に対する一定時間以内のアクセスの有無に応じた表示色で表示する表示情報を生成する
ことを特徴とする請求項17記載の情報共有支援プログラム。 - 前記表示情報生成ステップは、
前記情報に対して一定時間以内の編集があった場合に、前記第1のシンボルを第1の表示色で表示する表示情報を生成し、前記情報に対して一定時間以内の閲覧があった場合に、前記第1のシンボルを第2の表示色で表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項19記載の情報共有支援プログラム。 - 前記表示情報生成ステップは、
前記情報に対してアクセスした利用者を示す第2のシンボルを前記第1のシンボルに含めて表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項17記載の情報共有支援プログラム。 - 前記表示情報生成ステップは、
前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記第1のシンボルの中心から離れた位置に前記第2のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項21記載の情報共有支援プログラム。 - 前記表示情報生成ステップは、
前記利用者が前記情報に対してアクセスした時点からの経過時間に応じて、前記表示画面上の任意の点から離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項17記載の情報共有支援プログラム。 - 前記表示情報生成ステップは、
前記点から前記情報の性質に応じて設定された方向に離れた位置に前記第1のシンボルを表示する表示情報を生成することを特徴とする請求項23記載の情報共有支援プログラム。
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---|---|---|---|
JP2003095336A JP2004302892A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 情報共有支援方法および装置並びにプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101382504B1 (ko) * | 2007-05-21 | 2014-04-07 | 삼성전자주식회사 | 매크로 생성 장치 및 방법 |
US10055456B2 (en) | 2012-10-05 | 2018-08-21 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium for displaying an information object |
JP2022110145A (ja) * | 2021-01-05 | 2022-07-28 | 楽天グループ株式会社 | 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム |
EP4213002A1 (en) | 2022-01-17 | 2023-07-19 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Information processing apparatus, information processing method, and program |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003095336A patent/JP2004302892A/ja not_active Withdrawn
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