JP2004302580A - 座標入力装置 - Google Patents

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Akira Kawamura
亮 河村
Hiroshi Hoshino
洋 星野
Masanori Kashiwagi
正徳 柏木
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Abstract

【課題】トラックボールの直径を用途に合わせてスケーラブルに設定することが可能な座標入力装置を提供する。
【解決手段】前後・左右の軸方向の並進移動を入力可能なジョイスティック1もしくはスイッチ。前後・左右の軸回りの回転移動を入力可能なトラックボール2。各入力装置の変位を検出するセンサ機構3。前記センサ機構3の出力値を座標に変換する演算部4。これらを備えた座標入力装置であって、トラックボール2の手前にジョイスティック1もしくはスイッチを配置する。3次元データの前後・左右方向の並進移動及び回転移動を直感的に入力することが可能であり、ジョイスティック1もしくはスイッチをトラックボール2の奥や横に配置した場合と比べて、トラックボール2の球体の大きさをスケーラブルに設定しても操作環境に支障を生じさせない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームや設計支援ソフト(CAD)などに使用される座標入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの性能の向上により、ゲームやCADなどで3次元データを用いた動作の表現力が向上し、再現処理の高速化が可能となった。これに伴い、3次元データを素早く、直感的に操作することができる入力装置の必要性が高まっており、様々な入力装置が提案されている。特許文献1、2に記載の入力装置は、前後・左右の2自由度を有するジョイスティックに上下方向に稼働する機構を実装し、前後・左右・上下の3軸方向の並進移動を入力可能とした装置である。また、特許文献3、4に記載の入力装置は、トラックボールの外周にリング機構を配置し、トラックボールによる前後・左右軸回りの回転量と、リングによる上下軸回りの回転量によって前後・左右・上下の3軸回りの回転移動を入力可能とした装置である。さらに、特許文献5に記載の入力装置は、前後・左右・上下方向の並進移動を入力可能な装置と、前後・左右・上下軸回りの回転移動を入力可能な装置とを組み合わせた機構で、3次元物体に6自由度を与えることができる装置である。
【0003】
【特許文献1】
特許第3126901号公報
【特許文献2】
特開平11−15595号公報
【特許文献3】
特許第2775839号公報
【特許文献4】
特開昭60−134331号公報
【特許文献5】
特開平10−161763号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、3次元物体の並進移動及び回転移動の操作を直感的に行うために、ジョイスティックもしくはスイッチとトラックボールとを組み合わせた構成の入力装置が提案されている。ジョイスティックもしくはスイッチの入力では、任意の方向にジョイスティックのグリップ部を倒すことで、あるいは任意の方向に対応したスイッチを押すことで、画面上の物体を対応した方向に並進移動することができる。一方、トラックボールの入力では、任意の方向にトラックボールを回転させることで、画面上の物体を対応した方向に回転移動させることができる。また、回転移動量を並進移動量に変換する演算部を実装すれば、任意の方向にトラックボールを回転させることで、画面上の物体を対応した方向に並進移動させることができる。
【0005】
ジョイスティックもしくはスイッチでの操作では、グリップ部を倒しているあるいはスイッチを押している間、画面上の物体が移動し続ける機能(以下、データホールド機能と呼ぶ)を有するが、トラックボールの操作では、画面上の物体を移動させるためにトラックボールを回転させ続けなくてはいけない。
【0006】
また、直感的な操作という観点でトラックボールの操作を考えるならば、トラックボールの回転移動量と、画面上の物体の回転移動量もしくは並進移動量は、1対1(等価)の対応が望ましい。具体的には、画面上の物体を各軸回りに回転させる場合では、ボール部の回転角度と画面上の物体の回転角度が等しく、また、画面上の物体を並進させる場合では、ボール部の回転量と画面上の物体の並進移動量が等しく設定される。ここで、データホールド機構のないトラックボールにおいて、トラックボールの回転移動量と画面上の物体の回転移動量もしくは並進移動量を等価とした場合、トラックボールの直径が小さければ、トラックボールを少し動かすだけで回転角度が大きく変化したり、トラックボールの一回転分の並進距離が少ないために何度も回転させなければならないといった操作上の不都合が生じる。
【0007】
上記の理由により、目的とする用途に合わせてトラックボールの直径をスケーラブル(自由な大きさ)に設定できる構成が必要となる。しかしながら、ジョイスティックやスイッチ、キーボードなどの操作デバイスとトラックボールとを組み合わせた入力装置では、それらの配置方法によってはトラックボールを大きくできない場合がある。例えば、特許文献5に記載の入力装置では、ジョイスティックのグリップ部にトラックボールが配置されているために、トラックボールを大きくすることで設計が困難となるものであった。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、トラックボールの直径を用途に合わせてスケーラブルに設定することが可能な座標入力装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る座標入力装置は、前後・左右の軸方向の並進移動を入力可能なジョイスティック1もしくはスイッチと、前後・左右の軸回りの回転移動を入力可能なトラックボール2と、各入力装置の変位を検出するセンサ機構3と、前記センサ機構3の出力値を座標に変換する演算部4とを備えた座標入力装置であって、トラックボール2の手前にジョイスティック1もしくはスイッチを配置して成ることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の請求項2に係る座標入力装置は、請求項1に加えて、トラックボール2の外周に回転リング5と、回転リング5の回転量を検出するセンサ機構6とを備え、回転リング5の回転で上下軸回りの回転移動を入力可能として成ることを特徴するものである。
【0011】
また、本発明の請求項3に係る座標入力装置は、請求項1又は2に加えて、ジョイスティック1のグリップ部7が上下移動可能な機構8と、グリップ部7の上下軸方向の変位を検出するセンサ機構9を備え、上下軸方向の並進移動を入力可能として成ることを特徴するものである。
【0012】
また、本発明の請求項4に係る座標入力装置は、請求項2又は3に加えて、回転リング5が上下方向に傾く機構10と、回転リング5の上下軸方向の変位を検出するセンサ機構11とを備え、上下軸方向の並進移動を入力可能として成ることを特徴するものである。
【0013】
また、本発明の請求項5に係る座標入力装置は、請求項1乃至4のいずれかに加えて、前記センサ機構3、6、9、11から出力される変位に任意の定数を乗算するデータ乗算処理部12を備え、前記センサ機構3、6、9、11の出力値と前記演算部4の入力値の割合を任意に変更可能にして成ることを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明の請求項6に係る座標入力装置は、請求項5に加えて、前記センサ機構3、6、9、11から出力される変位に乗算する任意の定数をボリューム13により変更可能にして成ることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。尚、説明にあたって図1に示すように、前後方向の軸をX軸、左右方向の軸をY軸、上下方向の軸をZ軸と定義する。
【0016】
図1(a)に請求項1に記載した座標入力装置の基本構成の一例を示す。この座標入力装置は、画面上の物体の前後・左右の軸方向の並進移動を入力可能なジョイスティック1と、画面上の物体の前後・左右の軸回りの回転移動を入力可能なトラックボール2と、これら入力装置であるジョイスティック1及びトラックボール2の変位を入力量として検出するセンサ機構3と、センサ機構3からの出力を座標に変換する演算部4とを備えて構成されており、ジョイスティック1がトラックボール2の手前に配置されている。つまり、座標入力装置の操作者とトラックボール2との間にジョイスティック1が配置されるものである。
【0017】
ここで、演算部4は入力装置の内部に配置されていてもよい。すなわち、トラックボール2はその下側略半分がボールベース20に埋め込まれ、上側略半分がボールベース20の上面に突出して回転自在に保持されているが、このボールベース20の内部に演算部4を設けることができる。また、ジョイスティック1はその下部がスティックベース21に差し込まれ、上部がスティックベース21の上面に突出して傾斜自在に保持されているが、このスティックベース21の内部に演算部4を設けることができる。また、画面上の物体の前後・左右の軸方向の並進移動を入力可能な入力装置としては、ジョイスティック1の代わりに、前後・左右の軸方向を示す矢印の形状や配置位置を考慮したスイッチを用いても構わない。
【0018】
図1(b)に上記センサ機構3の一例を示す。このセンサ機構3のうちジョイスティック1に対応するものは傾斜検知スイッチ22で構成されている。すなわち、ジョイスティック1をX−Y平面の任意の方向に傾斜させることで、センサ機構3として実装された傾斜検知スイッチ22が押され、ジョイスティック1が示す方向を検出することが可能となる。また、データホールド手段を用いることにより、傾斜検知スイッチ22が押されている間じゅう、対応する方向に移動し続けるといった表現が可能となる。
【0019】
また、センサ機構3のうちトラックボール2に対応するものはボール回転検知ローラ23で構成されており、トラックボール2をX−Y平面の任意の方向に回転させることで、センサ機構3として実装されたボール回転検知ローラ23が回転する。このボール回転検知ローラ23の回転数はボール回転検知ローラ23に設けたエンコーダ24で検出可能である。そして、X軸とY軸のそれぞれに平行な二つのボール回転検知ローラ23の回転量(数)を計算することで、X−Y平面におけるトラックボール2の回転方向と回転量を検出することが可能となる。また、データホールド手段を用いることにより、トラックボール2が一定量の回転位置で固定されれば、対応する方向に回転し続けるといった表現が可能となる。
【0020】
図2は本発明の座標入力装置のデータ処理の流れの一例を示すシステム構成図である。上記のように、ジョイスティック1の傾斜による変位は四方向に対応した傾斜検知スイッチ22で検出し、また、トラックボール2の回転量はボール回転検知ローラ23の回転に変換され、X軸、Y軸に対応したエンコーダ24で検出する。各傾斜検知スイッチ22及びエンコーダ24の検出結果の出力は、デジタル入力部やカウンタ25を介し、バス26を経てCPU等で構成される演算部4に取り込まれて座標に変換される。
【0021】
図3(a)に請求項2に記載した座標入力装置を実現する構造の一例を示す。この座標入力装置のトラックボール2の外周には回転リング5が略水平に設置されていると共にこの回転リング5の水平面における回転数を検出するためのエンコーダ28が実装されている。回転リング5は例えば複数のローラなどで支持することができる。図3(b)は図3(a)に示す座標入力装置の概略の断面図である。センサ機構6であるリング回転検知ローラ27の周面と回転リング5の下面とが接触されており、回転リング5がX−Y面(水平面)内で回転することでリング回転検知ローラ27が回転する。このリング回転検知ローラ27の回転数はリング回転検知ローラ27に設けたエンコーダ28で検出することが可能である。また、データホールド手段を用いることにより、回転リング5が一定量の回転位置で固定されれば、対応する方向に回転し続けるといった表現が可能となる。その他の構成は図1に示すものと同様である。そして、この座標入力装置では回転リング5の回転で画面上の物体の上下軸(Z軸)回りの回転移動を入力することができるものである。
【0022】
図4(a)に請求項3に記載した座標入力装置を実現する構造の一例を示す。この座標入力装置のジョイスティック1はグリップ部7が上下移動可能な機構8を実装する。すなわち、図4(b)に示すように、ジョイスティック1は棒状のスティック部29の上部に筒状のグリップ部7が装着されて形成されており、スティック部29の上端とグリップ部7の上側内面とがバネ30で連結されている。また、スティック部29の外面に取り付けられたガイド31に沿ってグリップ部7に設けた滑走部32を上下に移動させることによって、グリップ部7がスティック部29に対して上下方向にスライド移動するように形成されている。このようにスティック部29とバネ30とガイド31及び滑走部32でグリップ部7が上下移動可能な機構8が形成されている。
【0023】
この座標入力装置のジョイスティック1はグリップ部7の上下軸方向の変位を検出するセンサ機構9を実装する。すなわち、グリップ部7の内面には突起部33が設けられており、また、スティック部29の外面には2個の上下動検知スイッチ34、35が取り付けられている。この上下動検知スイッチ34、35の配置位置は上記突起物33の上方と下方である。そして、上下動検知スイッチ34、35と突起部33でグリップ部7の上下軸方向の変位を検出するセンサ機構9が形成されている。つまり、グリップ部7を握った使用者が意識してグリップ部7を上方または下方にスライド移動させない限り、突起部33が上下動検知スイッチ34、35の間の中間位置になるように、バネ30の長さや強度が設定されている。その他の構成は図1に示すものと同様である。
【0024】
そして、グリップ部7を上方もしくは下方にスライド移動させることで、突起部33の上側もしくは下側に配置された上下動検知スイッチ34、35が押され、グリップ部7がスライド移動して示す方向を検出することができ、従って、画面上の物体の上下軸(Z軸)方向の並進移動を入力することができるものである。また、上下動検知スイッチ34、35の代わりに、スライド式のポテンショメータを取り付ければ、グリップ部7の上下方向の変位量を連続的に読み取ることが可能となる。
【0025】
図5(a)に請求項4に記載の座標入力装置を実現する構造の一例を示す。この座標入力装置では図3(a)(b)と同様の回転リング5を備えたものであるが、さらにこの回転リング5は上下方向に傾斜可能な機構10を実装する。図5(b)は図5(a)に示す座標入力装置の概略の断面図を示す。回転リング5は左右方向の回動軸36を中心に回動して上下軸方向に傾斜可能であり、また、回転リング5はボールベース20の上面に設けた前後二本のバネ37、38で支えられている。回転リング5の上下方向に傾斜可能な機構10は上記回動軸36とバネ37、38で構成されているが、回転リング5は回動軸36及びバネ37、38に対して固定されておらず、従って、回転リング5は回動軸36の上端やバネ37、38の上端に摺動しながらX−Y面内で回転自在に形成されている。そして、回転リング5の表面に手を置いた使用者が意識して回転リング5を傾斜させない限り、回転リング5は水平に保たれるように、バネ37、38の長さと強度が設定されている。
【0026】
また、上記の座標入力装置には、回転リング5の上下軸方向の変位を検出するセンサ機構11が設けられている。このセンサ機構11は二つのリング傾斜検出スイッチ39、40で構成されており、一方のリング傾斜検出スイッチ39が回転リング5の手前側(前側)の下方においてボールベース20の上面に突出して設けられており、他方のリング傾斜検出スイッチ40が回転リング5の奥側(後側)の下方においてボールベース20の上面に突出して設けられている。その他の構成は上記図1及び図3に示すものと同様である。そして、回転リング5の手前側もしくは奥側を押して回転リング5を傾斜させることで、手前側もしくは奥側のリング傾斜検出スイッチ39、40が押され、回転リング5の傾斜方向を検出することが可能となり、これにより、画面上の物体の上下軸(Z軸)方向の並進移動を入力することができるものである。また、回動軸36にエンコーダを取り付ければ、回転リング5の傾斜角度を検出することが可能となるものである。
【0027】
図6には6自由度の入力を可能とする座標入力装置の構造の一例を示す。この座標入力装置は、請求項1及び3に記載の3自由度の並進移動入力装置である図4(a)(b)に示すものと、請求項1及び2に記載のトラックボール2と回転リング5とを組み合わせた3自由度の回転移動入力装置である図3(a)(b)に示すものとで構成され、並進移動入力装置を回転移動入力装置の手前に配置している。そして、これにより、トラックボール2の球体の大きさをスケーラブルに設定しても操作環境に支障を生じさせないものであり、また、トラックボール・ジョイスティック・回転リングの動きと画面上の物体の動きとを対応させて直感的に入力することが可能となるものである。
【0028】
図7は上記6自由度の座標入力装置の一例におけるデータ処理の流れを示すシステム構成図である。画面上の物体の並進移動において、ジョイスティック1の傾斜の変位はX軸、Y軸に対応した傾斜検知スイッチ22で検出し、ジョイスティック1(もしくは図5に示す回転リング5)に実装された上下移動機構41であるグリップ部7の上下方向の変位はZ軸に対応した上下動検知スイッチ34、35で検出する。また、画面上の物体の回転移動において、トラックボール2の回転量はX軸、Y軸に対応したエンコーダ24で検出し、回転リング5の水平面での回転量はZ軸回りの回転に対応したエンコーダ28で検出する。そして、上記の各スイッチ22、34、35及びエンコーダ24、28での検出結果の出力はデジタル入力部やカウンタ25、45を介し、パス43を経てCPU等で構成される演算部4に取り込まれて座標に変換される。
【0029】
図8は請求項5に記載の座標入力装置の特徴を実現するシステム構成の一例を示す。上記のようなジョイスティック1やトラックボール2や回転リング5等の入力装置45の変位はセンサ機構3、6、9、11で検出され、その変位データはセンサ機構3、6、9、11から出力されてパス46を経て演算部4に入力されるが、センサ機構3、6、9、11の出力値に乗算処理を行うデータ乗算処理部12をパス46に接続し、センサ機構3、6、9、11の出力値にデータ乗算処理部12で任意の定数を乗算した後、乗算後のデータをデータ乗算処理部12から演算部4に出力するようにしている。これにより、各入力装置45の変位を検出したセンサ機構3、6、9、11の出力値と演算部4に取り込まれる入力値の割合をデータ乗算処理部12により任意に変更することができるものである。
【0030】
また、乗算する定数はボリューム13などにより変更可能に形成されている(請求項6)。これにより、ジョイスティック1による並進移動の速度を任意に設定したり、単位時間内のトラックボール2の回転量と座標の変更量の割合を任意に変更したりすることが可能となる。
【0031】
本発明の座標入力装置を利用したコンテンツの例として、商品や美術品などの展示シュミレーションが挙げられる。すなわち、本発明の座標入力装置のジョイスティック1、トラックボール2、回転リング5を操作することにより、スクリーンやディスプレイに投影された3D画像の商品や美術品を並進移動及び回転移動させ、いろいろな視点から3D画像を見ることができる。さらに、トラックボール2及び回転リング5の回転移動量と、3D画像の回転移動量を1対1(等価)に設定すれば、トラックボール2の直径を大きくすることで、回転移動の分解能が向上し、3D画像の回転移動を直感的に操作することが可能となる。このような理由により、展示シュミレーションに用いる入力装置として本発明の座標入力装置の特性が必要といえる。
【0032】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1の発明は、前後・左右の軸方向の並進移動を入力可能なジョイスティックもしくはスイッチと、前後・左右の軸回りの回転移動を入力可能なトラックボールと、各入力装置の変位を検出するセンサ機構と、前記センサ機構の出力値を座標に変換する演算部とを備えた座標入力装置であって、トラックボールの手前にジョイスティックもしくはスイッチを配置するので、3次元データの前後・左右方向の並進移動及び回転移動を直感的に入力することが可能であり、ジョイスティックもしくはスイッチをトラックボールの奥や横に配置した場合と比べて、トラックボールの球体の大きさをスケーラブルに設定しても操作環境に支障を生じさせないものであり、従って、トラックボールの直径を用途に合わせてスケーラブルに設定することが可能となるものである。
【0033】
また、本発明の請求項2の発明は、トラックボールの外周に回転リングと、回転リングの回転量を検出するセンサ機構とを備え、回転リングの回転で上下軸回りの回転移動を入力可能とするので、前後・左右・上下の3軸回りの回転移動量を入力可能に形成することができるものである。
【0034】
また、本発明の請求項3の発明は、ジョイスティックのグリップ部に上下移動可能な機構と、上下軸方向の変位を検出するセンサ機構とを備え、上下軸方向の並進移動を入力可能とするので、前後・左右・上下の3軸方向の並進移動量を入力可能に形成することができるものである。
【0035】
また、本発明の請求項4の発明は、回転リングが上下方向に傾く機構と、回転リングの上下軸方向の変位を検出するセンサ機構とを備え、上下軸方向の並進移動を入力可能とするので、回転リングにより上下軸方向の並進移動量を入力可能に形成することができるものである。
【0036】
また、本発明の請求項5の発明は、前記センサ機構から出力される変位に任意の定数を乗算するデータ乗算処理部を備え、前記センサ機構の出力値と前記演算部の入力値の割合を任意に変更可能にするので、単一時間におけるセンサ機構から出力される変位と画面上の物体の移動量との対応を任意に設定することができる。具体的には、乗算定数を1以上に設定することで、センサ機構の出力値に対する画面上の物体の移動量が増加して少ない操作動作で画面上の物体の動きを大きくすることが可能となる。これは長い距離の移動や大きな物体を動かすときに有益となる。逆に、乗算定数を1以下に設定することで、センサ機構の出力値に対する画面上の物体の移動量が減少して大きな操作動作でも画面上の物体の動きを小さくすることが可能となる。これは精密で微妙な操作が要求されるときに有益となる。
【0037】
また、本発明の請求項6の発明は、前記センサ機構から出力される変位に乗算する任意の定数をボリュームにより変更可能にするので、簡単な操作でセンサ機構の出力値と演算部の入力値の割合を任意に変更することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、(a)は斜視図、(b)は概略の断面図である。
【図2】同上のデータ処理の流れの一例を示すシステム構成図である。
【図3】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)は斜視図、(b)は概略の断面図である。
【図4】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)は斜視図、(b)は概略の断面図である。
【図5】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)は斜視図、(b)は概略の断面図である。
【図6】同上の他の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図7】同上のデータ処理の流れの他例を示すシステム構成図である。
【図8】同上のデータ処理の流れの他例を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
1 ジョイスティック
2 トラックボール
3 センサ機構
4 演算部
5 回転リング
6 センサ機構
7 グリップ部
8 グリップ部が上下移動可能な機構
9 センサ機構
10 回転リングが上下方向に傾く機構
11 センサ機構
12 データ乗算処理部
13 ボリューム

Claims (6)

  1. 前後・左右の軸方向の並進移動を入力可能なジョイスティックもしくはスイッチと、前後・左右の軸回りの回転移動を入力可能なトラックボールと、各入力装置の変位を検出するセンサ機構と、前記センサ機構の出力値を座標に変換する演算部とを備えた座標入力装置であって、トラックボールの手前にジョイスティックもしくはスイッチを配置して成ることを特徴とする座標入力装置。
  2. トラックボールの外周に回転リングと、回転リングの回転量を検出するセンサ機構とを備え、回転リングの回転で上下軸回りの回転移動を入力可能として成ることを特徴する請求項1に記載の座標入力装置。
  3. ジョイスティックのグリップ部に上下移動可能な機構と、上下軸方向の変位を検出するセンサ機構とを備え、上下軸方向の並進移動を入力可能として成ることを特徴する請求項1又は2に記載の座標入力装置。
  4. 回転リングが上下方向に傾く機構と、回転リングの上下軸方向の変位を検出するセンサ機構とを備え、上下軸方向の並進移動を入力可能として成ることを特徴する請求項2又は3に記載の座標入力装置。
  5. 前記センサ機構から出力される変位に任意の定数を乗算するデータ乗算処理部を備え、前記センサ機構の出力値と前記演算部の入力値の割合を任意に変更可能にして成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の座標入力装置。
  6. 前記センサ機構から出力される変位に乗算する任意の定数をボリュームにより変更可能にして成ることを特徴とする請求項5に記載の座標入力装置。
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