JP2004302546A - タッチパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチ側基板の導電膜が傷つくのを防止し、温湿度の影響を受けにくいタッチパネルを提供する。
【解決手段】タッチ側基板1と非タッチ側基板2とのそれぞれの片面に導電膜4を設け、絶縁スペーサ3を介して対向配置されてタッチパネルが構成されている。タッチ側基板1の周縁部と非タッチ側基板2の周縁部とはシ−ル材8で接着されている。シール材8の内側で且つ座標データ入力可能領域の外側にある絶縁スペーサ3は、座標データ入力可能領域内にある絶縁スペーサ3より高さが高く形成されている。そのためタッチ側基板1の導電膜4がシール材8の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられることがなくなる。その結果、導電膜4が傷ついて導電膜4の導電性やその均一性が損なわれることが防止される。
【選択図】 図1
【解決手段】タッチ側基板1と非タッチ側基板2とのそれぞれの片面に導電膜4を設け、絶縁スペーサ3を介して対向配置されてタッチパネルが構成されている。タッチ側基板1の周縁部と非タッチ側基板2の周縁部とはシ−ル材8で接着されている。シール材8の内側で且つ座標データ入力可能領域の外側にある絶縁スペーサ3は、座標データ入力可能領域内にある絶縁スペーサ3より高さが高く形成されている。そのためタッチ側基板1の導電膜4がシール材8の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられることがなくなる。その結果、導電膜4が傷ついて導電膜4の導電性やその均一性が損なわれることが防止される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタッチパネルに係り、例えば、パソコンなどの入力装置のタッチパネルである透明タッチパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
透明タッチパネルとしては、タッチ側基板(押圧側)としてPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを用い、非タッチ側基板(ディスプレイ側)として例えばガラス板を用い、そして各々の片面にITO(酸化インジウム・スズ)等で透明な導電膜を設け複数の絶縁スペーサを介して対向配置し組み合わされたもの等がある。タッチ側基板の周辺部と非タッチ側基板の周縁部とは両面テープなどの絶縁層で接着されている。タッチ側基板からタッチ入力された入力電流を導き出して他の回路(例えばLCD)に連結するために、FPCリード線がパネルの側面から外部に向かって取り出されている。前記絶縁スペーサは微小突起であり、入力(タッチ)動作をしない場合にはタッチ側基板と非タッチ側基板とを完全に絶縁状態にしておくために必要最小限の間隔を形成せしめる。
【0003】
しかし、上記透明タッチパネルは、絶縁層の形成された位置またはその近傍を指やペンで摺動したり押したりすると、タッチ側基板の導電膜が絶縁層の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられることにより傷つき、導電膜の導電性やその均一性を損ないやすかった。そのため、リニアリティー(直線性)が損なわれ、透明タッチパネル上の指やペンの動きをそのまま入力できず違った入力内容になるという問題があった。
【0004】
前記問題点を解決するタッチパネルとして、上部電極11と下部電極14との間で接着層13の内側に隣接して存在する枠状領域に、枠状領域の外側から内側に向けて厚さが薄くなる絶縁層12を設けた図3に示すようなタッチパネルがある(特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−241646号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、係るタッチパネルでは以下のような問題点があった。即ち、タッチ側基板の導電膜11が傷つくのを防止する目的で、上部電極11と下部電極14との間で接着層13の内側に隣接して存在する枠状領域に枠状領域の外側から内側に向けて厚さが薄くなる絶縁層12を設けてあるため、前記絶縁層12に接触しているタッチ側基板10が枠状領域の外側から内側に向けて傾斜している。一方、タッチ側基板10にはポリブチレンテレフタレート系などの透明フィルム等が使用され、温度、湿度の変化により膨張、伸縮するため、タッチ側基板10が枠状領域の外側から内側に向けて傾斜していることにより、その影響が大きい。即ち、タッチ側基板10と非タッチ側基板15とを絶縁状態にしておく微小突起16があるものの、タッチ側基板10が内側に向けて傾斜しているために、タッチ側基板10が膨張すると前記微小突起16の隙間ではタッチ側基板10は下側の非タッチ側基板15に接触し易くなる。その結果、ニュートンリングなどが生じる場合があり、タッチパネルの性能が低下する。
【0007】
本発明は、かかる問題に鑑み、タッチ側基板の導電膜が接着層の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられることにより傷つくのを防止し、温湿度の影響を受けにくいタッチパネルを提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によると、透明フィルムからなる上基板と、該上基板と離間し対向して設けられた下基板とを備え、それぞれの基板には透明導電膜が対向するように形成され、前記上下基板の間の周辺部に設けられたシール材により密封されると共に前記上下基板の間に所定間隔でスペーサが複数個設けられたタッチパネルにおいて、前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ座標データ入力可能領域の外側においては前記座標データ入力可能領域内においてよりも高さが高いことを特徴とする。
【0009】
請求項2によると、請求項1記載のタッチパネルにおいて、前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ前記座標データ入力可能領域の外側においては、前記シール材に近いほど高さが高く、少なくとも前記シール材に最も近いスペーサの先端が前記上基板あるいは透明導電膜に接触していることを特徴とする。
【0010】
請求項3によると、請求項1又は2記載のタッチパネルにおいて、前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ前記座標データ入力可能領域の外側においては、前記シール材に近いほど高さが高く、前記シール材に近いほど配設密度が高いことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1、図2を参照しながら本発明に係る透明タッチパネルを以下に説明する。
タッチ側基板1(押圧側)はPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムで形成される可撓性絶縁基材であり、非タッチ側基板2は例えばPETフィルム2とタッチパネルを補強するガラス板4とが一体化されている。各々の側の基板のPETフィルムの片面にITO(酸化インジウム・スズ)等で透明な導電膜4を設け絶縁スペーサ3を介して対向配置されてタッチパネルが構成されている。タッチ側基板1の周辺部と非タッチ側基板2の周縁部とは両面テープなどの絶縁層(シール材)8で接着されている。タッチ側基板1からタッチ入力された入力電流を導き出して他の回路(例えばLCD)に連結するために、図示していないFPCリード線がパネルの側面から外部に向かって取り出されている。なお、非タッチ側基板2のPETフィルム2の強度が充分であれば、ガラス板4はなくともよい。
【0012】
絶縁スペーサ3は微小突起であり、入力(タッチ)動作をしない場合にはタッチ側基板1と非タッチ側基板2とを完全に絶縁状態にしておくために必要最小限の間隔を形成せしめる。該絶縁スペーサ3は、導電膜4が設けられている非タッチ側基板2に次のように形成される。紫外線硬化型アクリル系樹脂等の絶縁性の高い、高硬度の透明な樹脂を用いスクリーン印刷等の印刷法により、所望の形状、大きさおよび配列によって突起を造形した後、紫外線露光して硬化固着せしめて形成される。絶縁スペーサの形状、大きさ、配列状態は種々であるが、一般には直径10〜40μm、高さ5〜10μm程度のドットで、配列は0.5〜4mm程度のピッチで格子状である。
【0013】
図2に示すように、タッチ側基板1には、座標データ入力可能領域(アクティブエリア)6と、その外側でかつシール材8の内側に位置する非アクティブエリア7とがあり、絶縁スペーサ3は、図1に示すように、非アクティブエリア7内においてはアクティブエリア6内において(高さ5〜10μm)よりも高さが高く形成されていてタッチ側基板1または導電膜4に近接あるいは接触している。
【0014】
従って、シール材8の形成された位置またはその近傍を指やペンで摺動したり押したりしてもタッチ側基板1は高さの高い絶縁スペーサ3に支えられるので、導電膜4がシール材8の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられることがなくなる。その結果、導電膜4が傷ついて導電膜4の導電性やその均一性が損なわれることが防止される。また、タッチ側基板1が枠状領域の外側から内側に向けて傾斜していないので、タッチ側基板1と下側の非タッチ側基板2とが温湿度の影響により接触することが発生しにくくなる。その結果、ニュートンリングなどが生じにくくなり、タッチパネルの性能が向上する。
【0015】
また、非アクティブエリア7内の絶縁スペーサ3は高さが同一であってもよいが、シール材8に近いほど高くしてもよく、また少なくとも前記シール材8に最も近い絶縁スペーサ3の先端が前記上基板1または導電膜4に接触していてもよい。シール材8に近いほど高さを高くすることにより、シール材8の形成された位置またはその近傍を指やペンで摺動したり押したりしてもタッチ側基板1は高さの異なる絶縁スペーサ3に支えられて導電膜4の傾斜が緩やかに保持される。
その結果、導電膜4が傷ついて導電膜4の導電性やその均一性が損なわれることが更に防止される。
【0016】
また、非アクティブエリア7内の絶縁スペーサ3はシール材8に近いほど高さを高くすると共に配設密度を高くしてもよい。非アクティブエリア7はタッチパネルの動作に影響を与えないエリアであり、シール材8に近いほど配設密度を高くすることにより、シール材8の形成された位置またはその近傍を指やペンで摺動したり押したりしてもタッチ側基板1はより多くの絶縁スペーサ3に支えられると共に高さの異なる絶縁スペーサ3に支えられて導電膜4は傾斜が緩やかになり、変形が少なくなる。その結果、導電膜4が傷ついて導電膜4の導電性やその均一性が損なわれることが更に防止される。
【0017】
【発明の効果】
本発明のタッチパネルによれば、上下基板の間に所定間隔で設けられた複数のスペーサは、シール材の内側で且つ座標データ入力可能領域の外側においては座標データ入力可能領域内においてよりも高さより高くしてある。このことにより、タッチ側基板の導電膜が接着層の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられて傷がつくことを防止するとともに、温湿度の影響を受けにくくすることができ、タッチパネルの長寿命化と高性能化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明タッチパネルを示す部分拡大断面図である。
【図2】本発明に係る透明タッチパネルを示す部分正面図である。
【図3】従来の透明タッチパネルを示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 タッチ側基板
2 非タッチ側基板
3 絶縁スペーサ
4 導電膜
6 アクティブエリア
7 非アクティブエリア
8 絶縁層(シール材)
【発明の属する技術分野】
本発明はタッチパネルに係り、例えば、パソコンなどの入力装置のタッチパネルである透明タッチパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
透明タッチパネルとしては、タッチ側基板(押圧側)としてPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを用い、非タッチ側基板(ディスプレイ側)として例えばガラス板を用い、そして各々の片面にITO(酸化インジウム・スズ)等で透明な導電膜を設け複数の絶縁スペーサを介して対向配置し組み合わされたもの等がある。タッチ側基板の周辺部と非タッチ側基板の周縁部とは両面テープなどの絶縁層で接着されている。タッチ側基板からタッチ入力された入力電流を導き出して他の回路(例えばLCD)に連結するために、FPCリード線がパネルの側面から外部に向かって取り出されている。前記絶縁スペーサは微小突起であり、入力(タッチ)動作をしない場合にはタッチ側基板と非タッチ側基板とを完全に絶縁状態にしておくために必要最小限の間隔を形成せしめる。
【0003】
しかし、上記透明タッチパネルは、絶縁層の形成された位置またはその近傍を指やペンで摺動したり押したりすると、タッチ側基板の導電膜が絶縁層の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられることにより傷つき、導電膜の導電性やその均一性を損ないやすかった。そのため、リニアリティー(直線性)が損なわれ、透明タッチパネル上の指やペンの動きをそのまま入力できず違った入力内容になるという問題があった。
【0004】
前記問題点を解決するタッチパネルとして、上部電極11と下部電極14との間で接着層13の内側に隣接して存在する枠状領域に、枠状領域の外側から内側に向けて厚さが薄くなる絶縁層12を設けた図3に示すようなタッチパネルがある(特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−241646号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、係るタッチパネルでは以下のような問題点があった。即ち、タッチ側基板の導電膜11が傷つくのを防止する目的で、上部電極11と下部電極14との間で接着層13の内側に隣接して存在する枠状領域に枠状領域の外側から内側に向けて厚さが薄くなる絶縁層12を設けてあるため、前記絶縁層12に接触しているタッチ側基板10が枠状領域の外側から内側に向けて傾斜している。一方、タッチ側基板10にはポリブチレンテレフタレート系などの透明フィルム等が使用され、温度、湿度の変化により膨張、伸縮するため、タッチ側基板10が枠状領域の外側から内側に向けて傾斜していることにより、その影響が大きい。即ち、タッチ側基板10と非タッチ側基板15とを絶縁状態にしておく微小突起16があるものの、タッチ側基板10が内側に向けて傾斜しているために、タッチ側基板10が膨張すると前記微小突起16の隙間ではタッチ側基板10は下側の非タッチ側基板15に接触し易くなる。その結果、ニュートンリングなどが生じる場合があり、タッチパネルの性能が低下する。
【0007】
本発明は、かかる問題に鑑み、タッチ側基板の導電膜が接着層の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられることにより傷つくのを防止し、温湿度の影響を受けにくいタッチパネルを提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によると、透明フィルムからなる上基板と、該上基板と離間し対向して設けられた下基板とを備え、それぞれの基板には透明導電膜が対向するように形成され、前記上下基板の間の周辺部に設けられたシール材により密封されると共に前記上下基板の間に所定間隔でスペーサが複数個設けられたタッチパネルにおいて、前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ座標データ入力可能領域の外側においては前記座標データ入力可能領域内においてよりも高さが高いことを特徴とする。
【0009】
請求項2によると、請求項1記載のタッチパネルにおいて、前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ前記座標データ入力可能領域の外側においては、前記シール材に近いほど高さが高く、少なくとも前記シール材に最も近いスペーサの先端が前記上基板あるいは透明導電膜に接触していることを特徴とする。
【0010】
請求項3によると、請求項1又は2記載のタッチパネルにおいて、前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ前記座標データ入力可能領域の外側においては、前記シール材に近いほど高さが高く、前記シール材に近いほど配設密度が高いことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1、図2を参照しながら本発明に係る透明タッチパネルを以下に説明する。
タッチ側基板1(押圧側)はPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムで形成される可撓性絶縁基材であり、非タッチ側基板2は例えばPETフィルム2とタッチパネルを補強するガラス板4とが一体化されている。各々の側の基板のPETフィルムの片面にITO(酸化インジウム・スズ)等で透明な導電膜4を設け絶縁スペーサ3を介して対向配置されてタッチパネルが構成されている。タッチ側基板1の周辺部と非タッチ側基板2の周縁部とは両面テープなどの絶縁層(シール材)8で接着されている。タッチ側基板1からタッチ入力された入力電流を導き出して他の回路(例えばLCD)に連結するために、図示していないFPCリード線がパネルの側面から外部に向かって取り出されている。なお、非タッチ側基板2のPETフィルム2の強度が充分であれば、ガラス板4はなくともよい。
【0012】
絶縁スペーサ3は微小突起であり、入力(タッチ)動作をしない場合にはタッチ側基板1と非タッチ側基板2とを完全に絶縁状態にしておくために必要最小限の間隔を形成せしめる。該絶縁スペーサ3は、導電膜4が設けられている非タッチ側基板2に次のように形成される。紫外線硬化型アクリル系樹脂等の絶縁性の高い、高硬度の透明な樹脂を用いスクリーン印刷等の印刷法により、所望の形状、大きさおよび配列によって突起を造形した後、紫外線露光して硬化固着せしめて形成される。絶縁スペーサの形状、大きさ、配列状態は種々であるが、一般には直径10〜40μm、高さ5〜10μm程度のドットで、配列は0.5〜4mm程度のピッチで格子状である。
【0013】
図2に示すように、タッチ側基板1には、座標データ入力可能領域(アクティブエリア)6と、その外側でかつシール材8の内側に位置する非アクティブエリア7とがあり、絶縁スペーサ3は、図1に示すように、非アクティブエリア7内においてはアクティブエリア6内において(高さ5〜10μm)よりも高さが高く形成されていてタッチ側基板1または導電膜4に近接あるいは接触している。
【0014】
従って、シール材8の形成された位置またはその近傍を指やペンで摺動したり押したりしてもタッチ側基板1は高さの高い絶縁スペーサ3に支えられるので、導電膜4がシール材8の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられることがなくなる。その結果、導電膜4が傷ついて導電膜4の導電性やその均一性が損なわれることが防止される。また、タッチ側基板1が枠状領域の外側から内側に向けて傾斜していないので、タッチ側基板1と下側の非タッチ側基板2とが温湿度の影響により接触することが発生しにくくなる。その結果、ニュートンリングなどが生じにくくなり、タッチパネルの性能が向上する。
【0015】
また、非アクティブエリア7内の絶縁スペーサ3は高さが同一であってもよいが、シール材8に近いほど高くしてもよく、また少なくとも前記シール材8に最も近い絶縁スペーサ3の先端が前記上基板1または導電膜4に接触していてもよい。シール材8に近いほど高さを高くすることにより、シール材8の形成された位置またはその近傍を指やペンで摺動したり押したりしてもタッチ側基板1は高さの異なる絶縁スペーサ3に支えられて導電膜4の傾斜が緩やかに保持される。
その結果、導電膜4が傷ついて導電膜4の導電性やその均一性が損なわれることが更に防止される。
【0016】
また、非アクティブエリア7内の絶縁スペーサ3はシール材8に近いほど高さを高くすると共に配設密度を高くしてもよい。非アクティブエリア7はタッチパネルの動作に影響を与えないエリアであり、シール材8に近いほど配設密度を高くすることにより、シール材8の形成された位置またはその近傍を指やペンで摺動したり押したりしてもタッチ側基板1はより多くの絶縁スペーサ3に支えられると共に高さの異なる絶縁スペーサ3に支えられて導電膜4は傾斜が緩やかになり、変形が少なくなる。その結果、導電膜4が傷ついて導電膜4の導電性やその均一性が損なわれることが更に防止される。
【0017】
【発明の効果】
本発明のタッチパネルによれば、上下基板の間に所定間隔で設けられた複数のスペーサは、シール材の内側で且つ座標データ入力可能領域の外側においては座標データ入力可能領域内においてよりも高さより高くしてある。このことにより、タッチ側基板の導電膜が接着層の内側上方角部によって局部的に強い圧力を加えられて傷がつくことを防止するとともに、温湿度の影響を受けにくくすることができ、タッチパネルの長寿命化と高性能化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明タッチパネルを示す部分拡大断面図である。
【図2】本発明に係る透明タッチパネルを示す部分正面図である。
【図3】従来の透明タッチパネルを示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 タッチ側基板
2 非タッチ側基板
3 絶縁スペーサ
4 導電膜
6 アクティブエリア
7 非アクティブエリア
8 絶縁層(シール材)
Claims (3)
- 透明フィルムからなる上基板と、該上基板と離間し対向して設けられた下基板とを備え、それぞれの基板には透明導電膜が対向するように形成され、前記上下基板の間の周辺部に設けられたシール材により密封されると共に前記上下基板の間に所定間隔でスペーサが複数個設けられたタッチパネルにおいて、前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ座標データ入力可能領域の外側においては前記座標データ入力可能領域内においてよりも高さが高いことを特徴とするタッチパネル。
- 前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ前記座標データ入力可能領域の外側においては、前記シール材に近いほど高さが高く、少なくとも前記シール材に最も近いスペーサの先端が前記上基板あるいは透明導電膜に接触していることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
- 前記スペーサは、前記シール材の内側で且つ前記座標データ入力可能領域の外側においては、前記シール材に近いほど高さが高く、前記シール材に近いほど配設密度が高いことを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003091553A JP2004302546A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | タッチパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003091553A JP2004302546A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | タッチパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004302546A true JP2004302546A (ja) | 2004-10-28 |
Family
ID=33404898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003091553A Pending JP2004302546A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | タッチパネル |
Country Status (1)
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2012043356A (ja) * | 2010-08-23 | 2012-03-01 | Toshiba Tec Corp | 入力装置及びカード処理装置 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003091553A patent/JP2004302546A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4553031B2 (ja) * | 2008-04-25 | 2010-09-29 | ソニー株式会社 | タッチパネル及びその製造方法 |
CN101566905B (zh) * | 2008-04-25 | 2012-03-21 | 索尼株式会社 | 触摸面板及其制造方法 |
TWI416203B (zh) * | 2008-04-25 | 2013-11-21 | Sony Corp | 觸控螢幕及其製造方法 |
JP2010128846A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Epson Imaging Devices Corp | 抵抗膜型タッチパネルおよび入力機能付き表示装置 |
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JP2012043356A (ja) * | 2010-08-23 | 2012-03-01 | Toshiba Tec Corp | 入力装置及びカード処理装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050615 |
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A02 | Decision of refusal |
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