JP2004301489A - マイコン制御方式の製氷機及びその製氷方法 - Google Patents

マイコン制御方式の製氷機及びその製氷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004301489A
JP2004301489A JP2003197324A JP2003197324A JP2004301489A JP 2004301489 A JP2004301489 A JP 2004301489A JP 2003197324 A JP2003197324 A JP 2003197324A JP 2003197324 A JP2003197324 A JP 2003197324A JP 2004301489 A JP2004301489 A JP 2004301489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice making
ice
water
container
making water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003197324A
Other languages
English (en)
Inventor
Sanko Kim
讚 興 金
Sansho Cho
參 鐘 丁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Gwangju Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1020030020149A external-priority patent/KR20040085460A/ko
Priority claimed from KR1020030019934A external-priority patent/KR20040085294A/ko
Application filed by Samsung Gwangju Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Gwangju Electronics Co Ltd
Publication of JP2004301489A publication Critical patent/JP2004301489A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

【課題】マイコン制御方式による安定的な作動制御を行うことができ、製氷水の量を均一に調節可能であり、また給水される製氷水に含まれた異物や細菌などを除去できる製氷機及び製氷方法を提供する。
【解決手段】製氷容器及び製氷部材のうちいずれか一側を他側に対して揺動させ、製氷部材に製氷水を結氷させ、結氷感知センサにより結氷完了を確認すると、製氷容器を下向きに回動させた後、製氷部材を高温に形成して、結氷された氷を分離させる。マイコンは結氷感知センサの感知信号に基づいて、各機能部の制御を行う。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製氷機に関し、特にセンサからの感知信号に基づいてマイコン制御方式の製氷機及びその製氷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の製氷機100は、特許文献1の図1の要部斜視図からわかるように、製氷水が充填される製氷容器101、製氷容器101内の製氷水を結氷させる製氷部材111、製氷容器101内に揺動可能に設けられた揺動板121、揺動板121を揺動させる揺動モータ125、及び製氷完了時に、製氷容器101を下向きに回動させる回動モータ131が組み込まれている。ここで、各機能部分111、125、131の作動を取り締まるための複数のスイッチ141、143、145、147及びこれらスイッチ141、143、145、147をオン・オフさせる複雑な機械的構成のレバー或いはカム制御機構142を含む。
【0003】
製氷部材111は冷却システム(図5の符号31参照)の蒸発管151が結合され、蒸発管内を流動する低温冷媒により氷点以下の温度に維持される。製氷部材111の下面には下向きに突出して製氷容器101内の製氷水と接触する複数の製氷突起113が形成されている。これら製氷突起113も製氷部材111と同様に、氷点以下の温度に維持され、これにより、製氷容器101内の製氷水が結氷される。一方、製氷部材111に結合された蒸発管151には、製氷完了時、冷却システムの圧縮機(図5の符号33参照)からバイパスされた高温冷媒が供給される。これによって、製氷突起113に結氷された氷が分離可能である。
【0004】
また、揺動板121は揺動モータ125の駆動軸に直交方向に結合された可動ピン126の回動半径内に配置された作動ピン127を有する。この作動ピン127は回転する可動ピン126とその一定した回転角の範囲内で作用しながら、揺動板121を上下に揺動させる機能を行う。上下に揺動する揺動板121は製氷容器101内に充填された製氷水に含まれた気泡を浮遊させて、製造される氷に生じる白濁現象を防ぐ。
【0005】
ここで、製氷容器101内の製氷水が結氷されると、揺動板121の上下揺動は停止する。すると、揺動板121の作動ピン127が固定されて揺動モータ125の可動ピン126を押圧する。こうすれば、揺動モータ125はそのブラケット128の回動軸129を中心として下向きに回動し、この時、ブラケット128が製氷完了感知スイッチ141をオンさせる。すると、揺動モータ125の作動は中断にされる代わりに、回動モータ131が作動して製氷容器101を下向きに回動させる。
【0006】
図2は図1の要部拡大分解斜視図であり、製氷容器と回動モータとの間に介在されるカム制御機構を示す図である。同図において、回動モータ131の駆動軸132にはその端部にカム円板107が設置され、内側の長手方向に沿って第1から第3のカム板133、135、137がそれぞれ結合されている。さらに、第1から第3のカム板133、135、137の外側にはそれぞれ第1から第3のスイッチ143、145、147が設けられている。
【0007】
カム円板107は偏心的に外向きに突出したカム突起109を有する。一方、製氷容器101にはカム円板107のカム突起109に向かって延びたカム片103が形成されており、このカム片103の長手方向に沿ってカムスリット105が切欠されている。カム円板107のカム突起109はカム片103のカムスリット105内に収まり、カム円板107と一体に回転しながらカムスリット105に沿って流動する。このとき、製氷容器101は、カム突起109の一側の回転角の範囲内では下向きに回動するが、他側の回転角の範囲内では上向きに回動するものである。
【0008】
一方、カム円板107を回転させるために、回動モータ131の駆動軸132が回転している間、第1から第3のカム板133、135、137も一緒に回転する。このとき、回転する第1から第3のカム板133、135、137は対応する第1乃至第3のスイッチ143、145、147を当該タイミングでオンオフ制御を行う。
【0009】
これによれば、第1スイッチ143はリレー(図示せず)を介して回動モータ131と電気的に接続され、製氷容器101の下向きへの回動の停止および上向きへの回動の停止を制御する。第2スイッチ145は第2カム板135によりオンオフ制御され、圧縮機で蒸発管151へバイパスされる高温冷媒の供給を制御する。そして、第3スイッチ147は第3カム板137によりオンオフされ、製氷水供給装置(図4の符号13参照)の給水ポンプ(図4の符号14’参照)の作動を制御する。
【0010】
ところが、このような従来の製氷機100では、各機能部の作動を制御するための複雑な構成の機械的メカニズムおよびスイッチ構造を有しているため、その製造コストが高くなり、特にメンテナンスが面倒なことはもちろん、そのコストを高くする要因となっている。さらに、スイッチに依存する従来の製氷機100では、複数のカム板やこれらを回転させる駆動部が部分的に損傷したり、一側のスイッチの作動が不良な場合でも、関連機能部品の全てを安定的に制御できず、よって均一かつ良好な氷を提供することができないという問題点がある。
【0011】
従来の製氷機100では、また、製氷水が供給される時間をカウントして中断させる方式で製氷水の供給が行われている。すなわち、製氷容器に充填される一定した製氷水量を設定し、その一定量を製氷容器に満たすのにかかる所要時間を平均する。このように平均した時間をマイコンに基準値として貯蔵した後、開閉弁あるいは給水ポンプを作動させながら時間をカウントする。それで、設定された時間が経過すると、開閉弁あるいは給水ポンプの作動を中断することにより、製氷水の供給を中断させることである。
【0012】
しかし、このような時間による給水方式を採用する従来の製氷機100では、水圧または水道管や、製氷水供給管の太さなどによって単位時間当たりの供給される製氷水量が一定しておらず、正確な量の製氷水を供給することが困難であるという問題点がある。加えて、従来の製氷機100では、供給される製氷水に人体に有害な異物や細菌が含まれることがあるので、衛生上の問題が発生するおそれがある。
【0013】
【特許文献1】
米国特許番号第5,425,243号
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、その目的は複数のセンサからの感知信号に基づいてマイコンが全体的な作動を制御するようにすることで、安定的な作動制御が可能であり、耐久性を向上させることができるよう製氷機及びその製氷方法を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、水圧差によって変化することなく、ほぼ均一量の製氷水を供給することができるマイコン制御方式の製氷機及びその製氷方法を提供することにある。
【0016】
また、本発明の別の目的は、異物や細菌などを浄化させた製氷水で氷を製造する製氷機および、その製氷方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、製氷水が充填される製氷容器、及び該製氷容器内の製氷水に沈漬し、氷点以下の温度に維持される製氷部材を備える製氷機において、前記製氷容器及び前記製氷部材のうちいずれか一側を他側に対して揺動させ、前記製氷部材に前記製氷水を結氷させる揺動組立体と;前記製氷容器内における結氷が完了されているか否かを確認する結氷感知センサと;前記製氷容器を上下に回動させる回動モータと;
前記製氷部材を高温に形成して、結氷された氷を分離させる高温形成ユニットと;前記結氷感知センサの感知信号に基づき、前記揺動組立体、前記回動モータ及び前記高温形成ユニットの作動を制御して、前記氷を結氷させた後自動に分離させて提供するマイコンとを含んでなる製氷機によって達成できる。
【0018】
ここで、前記製氷容器に製氷水を供給する給水手段と;前記給水手段により給水される製氷水量を感知して前記マイコンに送信する流量感知センサとをさらに含むことが望ましい。
【0019】
また前記目的は、冷却システムを作動させて製氷部材を氷点以下の温度に維持させる段階と;製氷容器を水平に配置させる段階と;前記製氷容器に製氷水を供給する段階と;
前記製氷容器及び前記製氷部材のうちいずれか一側を他側に対して揺動させ、前記製氷部材に前記製氷水を結氷させる段階と;前記結氷完了時、前記製氷容器を下向きに回動させて前記製氷部材に結氷された氷を前記製氷容器から分離させる段階と;前記製氷部材を高温に形成して、結氷された氷を落下させる段階とを含む製氷機の製氷方法によっても達成できる。
【0020】
ここで、前記製氷容器に製氷水を供給する段階は、製氷水を給水する段階と;前記給水された製氷水により回転するロータの回転数に基づき、給水される製氷水の量を感知する段階と;現在まで供給された製氷水量が所定の基準の製氷水量に到達した場合、給水を中断する段階とを含むことが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき本発明の望ましい実施の形態を具体的に説明する。
【0022】
図3は、本発明による製氷機の斜視図であり、図4は図3のケースを取り除いた状態の内部斜視図である。これら図面からわかるように、本製氷機1は製氷容器11が内蔵された製氷機本体3と、該製氷機本体3を上面に支持する下部キャビネット50とに分けられ、製氷機本体3に製氷水を供給する製氷水供給装置13を含む。下部キャビネット50は角筒状のもので、前面開閉可能なドア59を備える。この下部キャビネット50には製氷水供給装置13の製氷ユニット51と、製氷機本体3からの排水を集水させる排水筒55が組み込まれる。
【0023】
製氷機本体3は、図4から明らかなように、ほぼ角筒状のケース5を有し、その内部の中央領域に、製氷容器で製造された氷を貯蔵する貯氷庫15が配設されている。そして、この貯氷庫15を中心として上下面にそれぞれ冷却システム31と製氷ユニット51が設けられている。ケース5の前面には氷排出口6が形成され、この氷排出口6の前面に貯氷庫15内の氷を引き出すことができるレバー16が設置されている。ケース5の底面には製氷水供給管18と、製氷容器11、及び貯氷庫15内の製氷水を排水させる製氷水排水管8が通過する。
【0024】
貯氷庫15は、上向きに開口された氷投入口17’を有し、下面に前方に向かって開口された製氷水供給管18及び底面に形成された排水ポート19を備える。氷投入口17’の開口面には製氷ユニット51を支持するブラケット52が固定されている。製氷ユニット51で製造された氷は、氷投入口17’を通して落下し、貯氷庫15内に貯蔵される。製氷水供給管18の内部には、貯蔵された氷を排出させる回転スクリュー14及び攪拌器13’が設置されている。これら回転スクリュー14および攪拌器13’は、ケース5に設置されたレバーを押すと、連動しながら氷を排出させる。更に、排水ポート19にはケース5の底面を貫通した排水管8が結合される。
【0025】
冷却システム31は、通常の冷凍システムと同様に、圧縮機33、凝縮機35、及び蒸発管37を具備し、一方向に冷媒を循環させる。圧縮機33および凝縮機35はケース5の内面に固定され、蒸発管37は製氷ユニット51の製氷部材53に結合される。蒸発管37を流動する低温冷媒は、製氷部材53を氷点以下の温度に維持させる役割を果たす。
【0026】
一方、製氷ユニット51は、作動状態を示した図6及び図7から明らかなように、製氷容器11を回動自在に支持するとともに揺動させる揺動組立体71、製氷容器11内の製氷機を結氷させる製氷部材53、製氷容器11を上下に回動させる回動モータ(図5の符号61)、及び製氷部材53に結氷された氷を分離させる高温形成ユニット(図10の符号81)を具備する。本製氷ユニット51は、製氷容器11内の製氷水が結氷されているか否かを感知する結氷感知センサ93を含む。ここで、製氷容器11の位置、すなわち水平位置と回動位置のそれぞれを感知する一対の位置感知センサ95、97を更に含むことが好ましい。
【0027】
製氷部材53は、従来の技術における図1と関連した説明と同様に、下向きに突出した複数の製氷突起54を有する。また、冷却システム31の蒸発管37がジグザグに結合されている。蒸発管37を通過する低温冷媒は製氷部材53と製氷突起54を氷点以下に維持させる。かかる製氷突起54は製氷容器11内に充填された製氷水に沈漬し、時間が経過するにつれ次第にその外面に氷が結氷されて成長する。
【0028】
揺動組立体71は、ブラケット52に回動自在に結合され、製氷容器11を上面に支持する揺動ベース73、揺動ベース73と製氷容器11との間に介在された複数の弾性バネ75、及びブラケット52に設置されて製氷容器11を周期的に下向きに押圧する揺動軸77とこれに結合された揺動カム78から構成される。揺動ベース73は、その一側の長手方向の縁部に沿って設置されたヒンジ軸74を有し、このヒンジ軸74は支持ブラケット52に回動可能に結合されている。このような揺動ベース73のヒンジ軸74に回動モータ61が結合され、マイコン91の制御信号によって揺動ベース73を上下に回動させる。この時、製氷容器11も、揺動ベース73と一体に上下に回動する。
【0029】
複数の弾性バネ75は、揺動ベース73の上面に製氷容器11を弾性的に支持する役割をする。これら弾性バネ75内にはそれぞれ立ち上がり方向の案内ロッド76が収まり、製氷容器11の上下揺動をガイドする。そして、ブラケット52に設置された揺動軸77は製氷容器11の長手方法に沿って配置され、この揺動軸77に一対の揺動カム78が一体に回転可能に結合されている。揺動軸77を回転させる揺動モータ79はブラケット52に固定される。また、揺動軸77と一体に回転する偏心された揺動カム78は、製氷容器11を下向きに押圧して上下に揺動させる。
【0030】
一方、高温形成ユニット81は、蒸発管37と圧縮機33との間を連結する一対のバイパス管(図示せず)と、これらバイパス管にそれぞれ設置されたステッピングバルブ83とから構成される。ステッピングバルブ83が開放されると、圧縮機33からの高温高圧冷媒が蒸発管37へバイパスされる。このとき、製氷部材53の製氷突起54に結氷された氷が分離されるとともに自動に落下して貯氷庫15に積層されることである。ここで、段階的に開放されるステッピングバルブ83及び一対のバイパス管は、高圧の冷媒が流入されることにより発生可能である騒音を防止する役割を果たす。
【0031】
一方、製氷水供給装置13は、製氷ユニット51、この製氷ユニット51と製氷機本体3内の製氷容器11とを連結する製氷水供給管18、製氷ユニット51内の製氷水を製氷水供給管18を介して製氷容器11に給水する給水ポンプ14’、及び給水される製氷水量を感知する流量感知センサ17から構成される。製氷水供給管18は、製氷ユニット51が収容された下部キャビネット50及び製氷機本体3のケース5を貫通して製氷容器11まで延在されている。かかる製氷水供給管18に給水ポンプ14’が設置されている。
【0032】
流量感知センサ17は、製氷ユニット51を支持するブラケット52の上部に固着される。この流量感知センサ17は図8、9から明らかなように、製氷水流入口22および製氷水流出口23を有するハウジング21、該ハウジング21内に回転自在に設置されたロータ24、該ロータ24の回転軸に設置されたマグネット25、及び該マグネット25の回転数を感知するホールセンサ部26を備える。
【0033】
ハウジング21の製氷水流入口22には、製氷水供給管18が結合され、製氷水流出口23には製氷容器11に向かった製氷水供給ホース9が結合される。ロータ24は製氷水流入口22を介して流入され、製氷水流出口23に向かって流動する製氷水によって回転する。この時、ホールセンサ部26は、マグネット25の繰り返し極性変化の回数を計数して回転数を感知した後、マイコン91へ感知信号を送信する。
【0034】
製氷水供給装置13はまた、製氷水供給管18の流路上に結合された浄水機67と殺菌灯69とを含む。浄水機67は、製氷水に含まれた異物を除去する役割をする。そして、殺菌灯69は、異物が除去された製氷水中に含まれた人体に有害な、例えば、細菌などを殺菌させる役割を果たす。
【0035】
かかる構成を有する本製氷機1は、図10の制御ブロック図からわかるように、製氷容器11に充填された製氷水の結氷有無を感知する結氷感知センサ93、製氷容器11の位置を感知する一対の位置感知センサ95、97及び、流量感知センサ17からの感知信号を印加するマイコン91を備える。結氷感知センサ93及び一対の位置感知センサ95、97はそれぞれ揺動組立体71を回動自在に支持するブラケット52に設置されている。
【0036】
なお、マイコン91は、各センサ17、93、95、97からの感知信号に基づいて、冷却システム31の圧縮機33、製氷水供給装置13の給水ポンプ14’、揺動組立体71の揺動モータ79、及び回動モータ61の作動を制御する。高温形成ユニット81のステッピングバルブ83の作動も、マイコン91によって制御する。
【0037】
次に、本発明による製氷機の製氷ユニットによる製氷方法を、図11乃至図13のフローチャートに基づき説明する。
【0038】
図11は、本発明の一実施の形態による製氷方法を説明するためのフローチャートである。冷却システム31が作動すれば(P1)、蒸発管37を流動する低温冷媒により製氷部材53は氷点以下の温度に維持される。すると、マイコン91は位置感知センサ95(以下、「水平位置センサ」という)を介して製氷容器11が水平位置に配置されているか否かを確認する(P2)。この時、製氷容器11が水平位置に存在しない場合、回動モータ61を一側方向に回転させて揺動ベース73を水平位置に上向きに回動させる。すると、揺動ベース73と一体に製氷容器11が水平位置に配置される(P3)。
【0039】
その後、製氷容器11に製氷水が供給されたかどうかを確認する(P4)。製氷水は給水ポンプ14’を作動させるだけで簡単に供給できる(P5)。ここで、製氷水が供給される順序を図12を参照して説明する。
【0040】
給水命令が印加されると(T1)、制御部は給水ポンプ14’を作動させ(T2)、製氷ユニット51内の製氷水を給水する。これにより、給水ポンプ14’から給送される製氷水は浄水機67及び殺菌灯69を通過して夫々異物や細菌などが除去される(T3、T4)。浄水及び殺菌された製氷水は製氷水供給管18によってガイドされて流量感知センサ17に流入される。流量感知センサ17のハウジング21内に流入される製氷水は、ロータ24を回転させた後、流出されて製氷容器11に充填される。
【0041】
このとき、回転するロータ24に設置されるマグネット25の磁気信号によってホールセンサ部26がその回転数を感知してマイコン91に送信する。すると、マイコン91は印加される感知信号に基づいて、供給される製氷水量を実時間で計算した後、貯蔵された基準製氷水量と比較する(T5)。それで、供給製氷水量と基準製氷水量とが等しくなると、給水ポンプ14’の作動を中断させる(T6)。
【0042】
このような順にしたがい、製氷水供給が完了すれば(P4)、揺動モータ79を作動させて製氷容器11を上下に揺動させる(P6)。すると、製氷部材53の製氷突起54が製氷容器11内に充填された製氷水中で上下に揺動しながら、その内部の気泡を浮遊させて除去する。これは、結氷された氷に発生する白濁現象を無くすためである。一方、製氷部材53及びその製氷突起54は氷点以下の温度に維持されるので、時間が経過するにつれ次第に各製氷突起54の外面に氷が結氷され成長することになる。
【0043】
製氷突起54に結氷される氷のサイズが次第に増加するほど、製氷容器11が揺動高さも次第に小さくなる。これによって、製氷容器11の揺動高さが一定した基準値の以下になると、結氷感知センサ93からの感知信号がマイコン91に印加される。この時、マイコン91は氷の結氷が完了したものと認識し(P7)、揺動モータ79の作動を中断させる(P8)。次いで、製氷容器11が下向きへの回動位置に至るまで(P9)、回動モータ61を他側方向に回転させて揺動ベース73と一体に製氷容器11を下向きに回動させる(P10)。
【0044】
このように製氷容器11が下向きに回動すると同時に、或いはその以降に、マイコン91はバイパス管を閉鎖しているステッピングバルブ83を開放させる。すると、圧縮機33からの高温冷媒が蒸発管37へバイパスされて供給され、これにより、製氷部材53及びその製氷突起54は高温に形成される(P11)。すると、製氷突起54に結氷された氷が分離されて落下し、これにより、貯氷庫15内に氷が積層されることになる。その後、ユーザは貯氷庫15内に貯蔵された氷を、外部に露出されているレバー16を押すことで引き出すことができる。
【0045】
ここで、製氷容器11の下向きへの回動は、位置感知センサ97(以下、「回動位置センサ」という)によって感知され、これにより、製氷容器11の過度な下向きへの回動が阻止される。その後、所定の時間が経過すると(P12)、マイコン91は回動モータ61を一側方向に回転させて製氷容器11を更に水平位置に配置させる(P13)。すると、前述した順序に従う製氷方法を再び遂行できるものである。
【0046】
一方、図13は本発明の他の実施の形態による製氷方法を説明するフローチャートである。この実施の形態では、まず、冷却システム31が作動中であるか否かを確認する(S1)。この時、冷却システム31が作動していない場合、マイコン91は製氷容器11内に結氷が完了されたものと判断し、製氷容器11が下向きへの回動位置に配置されているかどうかを確認する(P9)。このような位置確認は、回動位置センサ97により行われることは前述と同様である。
【0047】
ここで、製氷容器11が回動位置に存在していなければ、マイコン91は製氷容器11を下向きに回動させて回動位置に配置させる(P10)。このとき、製氷容器11内に残留する製氷水が除去される。その後、ステッピングバルブ83を開放させて製氷部材53を高温に形成する(P11)。すると、製氷部材53の製氷突起54に結氷された氷が分離されながら落下する。
【0048】
次いで、時間が経過すると(P12)、製氷容器11が水平位置に配置されるまで(P2)、上向きに回動させて水平位置に配置させた(P3)後、適正水位まで製氷水を供給する(P4、P5)。ここで、製氷水を供給する方式は、図12の順序と関連して説明したものと同様である。製氷水の供給が完了されると(P4)、製氷容器11を揺動させ(P6)、氷を結氷させた後(P7)、製氷容器11を下向きに回動させて貯氷庫15に落下させる。かかる順序は前述した図11の実施の形態と同一であるため、同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0049】
尚、冷却システム31が作動する場合は、製氷容器11内で結氷が進行中であると判断する。すなわち、揺動組立体71が作動して、製氷容器11が上下に揺動しながら、製氷部材53の製氷突起54に氷が結氷されていると判断するものである。かかる判断状態は、結氷感知センサ93からの感知信号により、マイコン91が結氷完了されたと認識するまで維持される。それで、結氷が完了すると(P7)、揺動モータ79の作動が中断される(P8)。
【0050】
その後、回動モータ61が作動して製氷容器11を下向きに回動させると(P9)、製氷部材53が高温に形成されて氷を分離させる前述した順序(P10、P11)に従う方法が行われる。そして、所定の時間が経過した後(P12)、製氷容器11が水平位置へ上向きに回動し(P13)、これに対する説明も省略する。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のセンサからの感知信号に基づいてマイコンが全体としての作動を制御するようにすることで、安定した作動制御が可能な製氷機及びその製氷方法が得られる。本製氷機はマイコンによる安定的な作動制御により耐久性も向上する。
【0052】
また、本発明の製氷機及びその作動制御方法によれば、水圧差によって変化することなく、ほぼ均一量の製氷水を供給することができる。更に、異物や細菌などを浄化させた製氷水で氷を製造することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の製氷機の要部構成を示す斜視図である。
【図2】図1の部分拡大分解斜視図であり、複数のスイッチとこれをオン・オフさせるカム制御構造を示す図である。
【図3】本発明による製氷機の斜視図である。
【図4】図3のケースを取り除いた状態の内部斜視図である。
【図5】図3の製氷機本体の縦断面図である。
【図6】図5の要部拡大斜視図であり、製氷ユニットをより具体的に示す図である。
【図7】図6の作動状態図である。
【図8】図4の製氷水供給ユニットの流量感知センサの分解斜視図である。
【図9】図8の組立断面図である。
【図10】本製氷機の制御ブロック図である。
【図11】本発明の一実施の形態による製氷方法を説明するためのフローチャートである。
【図12】図11の製氷方法において製氷水を供給する方法のみを説明するフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施の形態による製氷方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 製氷機
3 製氷機本体
5 ケース
6 氷排出口
8 製氷水排出管
9 製氷水供給ホース
11 製氷容器
13 製氷水供給装置
13’ 攪拌器
14 回転スクリュー
14’ 給水ポンプ
15 貯氷庫
16 レバー
17 流量感知センサ
17’ 氷投入口
18 製氷水供給管
19 排水ポート
21 ハウジング
22 製氷水流入口
23 製氷水流出口
24 ロータ
25 マグネット
26 ホールセンサ部
31 冷却システム
33 圧縮機
35 凝縮機
37 蒸発管
50 下部キャビネット
51 製氷ユニット
52 支持ブラケット
53 製氷部材
54 製氷突起
55 排水筒
61 回動モータ
67 浄水機
69 殺菌灯
71 揺動組立体
73 揺動ベース
74 ヒンジ軸
75 弾性バネ
77 揺動軸
78 揺動カム
79 揺動モータ
81 高温形成ユニット
83 ステッピングバルブ
91 マイコン
93 結氷感知センサ
95、97 位置感知センサ

Claims (13)

  1. 製氷水が充填される製氷容器、及び該製氷容器内の製氷水に沈漬し、氷点以下の温度に維持される製氷部材を備える製氷機において、
    前記製氷容器及び前記製氷部材のうちいずれか一側を他側に対して揺動させ、前記製氷部材に前記製氷水を結氷させる揺動組立体と;
    前記製氷容器内における結氷が完了されているか否かを確認する結氷感知センサと;
    前記製氷容器を上下に回動させる回動モータと;
    前記製氷部材を高温に形成して、結氷された氷を分離させる高温形成ユニットと;
    前記結氷感知センサの感知信号に基づき、前記揺動組立体、前記回動モータ及び前記高温形成ユニットの作動を制御して、前記氷を結氷させた後自動に分離させて提供するマイコンと;を含んでなることを特徴とする製氷機。
  2. 前記高温形成ユニットは、前記製氷部材を氷点以下の温度に維持する冷却システムの圧縮機及び前記製氷部材に結合された蒸発管とを相互連結する複数のバイパス管と;
    前記各バイパス管を開閉させる複数のステッピングバルブと;を含むことを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  3. 前記製氷容器の位置を感知する複数の位置感知センサをさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の製氷機。
  4. 前記製氷容器に製氷水を供給する給水手段と;
    前記給水手段により給水される製氷水量を感知して前記マイコンに送信する流量感知センサと;をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  5. 前記マイコンは、前記製氷容器に充填される基準の製氷水量に関するデータを貯蔵し、前記流量感知センサからの感知信号に基づいて、前記給水手段の作動を制御することを特徴とする請求項4に記載の製氷機。
  6. 前記流量感知センサは、
    前記ロータを回転自在に収まり、製氷水流入口および製氷水流出口を有するハウジングと;
    前記ロータの回転軸に設置されたマグネットと;
    前記ハウジングの内部に設置され、前記ロータの回転時に発生される前記マグネットの磁気信号により前記ロータの回転数を感知するホールセンサ部と;を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の製氷機。
  7. 前記製氷容器に供給される製氷水に含まれた異物を除去する浄水機と;
    前記浄水された製氷水を殺菌させる殺菌灯のうち少なくともいずれか一側をさらに含むことを特徴とする請求項1又は4に記載の製氷機。
  8. 冷却システムを作動させて製氷部材を氷点以下の温度に維持させる段階と;
    製氷容器を水平に配置させる段階と;
    前記製氷容器に製氷水を供給する段階と;
    前記製氷容器及び前記製氷部材のうちいずれか一側を他側に対して揺動させ、前記製氷部材に前記製氷水を結氷させる段階と;
    前記結氷完了時、前記製氷容器を下向きに回動させて前記製氷部材に結氷された氷を前記製氷容器から分離させる段階と;
    前記製氷部材を高温に形成して、結氷された氷を落下させる段階と;を含むことを特徴とする製氷機の製氷方法。
  9. 前記冷却システムを作動させる前段階において、
    前記冷却システムが作動中であるか否かを確認する段階と;
    前記冷却システムの作動時、前記結氷が完了されているか否かを確認して、結氷が完了されていない場合、前記製氷容器及び前記製氷部材のうちいずれか一側を揺動させ、もしくは結氷が完了された場合、前記製氷容器を下向きに回動させる段階と;
    前記冷却システムの作動中断時、前記製氷容器が下向きへの回動位置にあるかどうかを確認して、下向きへの回動位置に存在しない場合、前記製氷容器を下向きに回動させ、もしくは下向きへの回動位置に存在する場合、前記製氷部材を高温に形成する段階と;をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の製氷機の製氷方法。
  10. 前記製氷部材を高温に形成する段階は、
    前記冷却システムの圧縮機から排出される高温冷媒を前記製氷容器に結合された蒸発管へバイパスさせることで達成可能であることを特徴とする請求項8又は9に記載の製氷機の製氷方法。
  11. 前記製氷容器に製氷水を供給する段階は、
    製氷水を給水する段階と;
    前記給水される製氷水により回転するロータの回転数に基づき、給水される製氷水の量を感知する段階と;
    現在まで供給された製氷水量が所定の基準の製氷水量に到達した場合、給水を中断する段階と;を含むことを特徴とする請求項8に記載の製氷機の製氷方法。
  12. 前記給水される製氷水量を感知する段階は、
    前記ロータの回転数に対する給水された製氷水量を計測する段階と;
    前記計測された製氷水量と、マイコンに貯蔵された前記製氷容器に供給されるべき基準の製氷水量とを比較する段階と;を含むことを特徴とする請求項11に記載の製氷機の製氷方法。
  13. 前記製氷水を給水する段階は、
    製氷水に含まれた異物を浄水する段階と;
    前記浄水された製氷水を殺菌させる段階と;をさらに含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の製氷機の製氷方法。
JP2003197324A 2003-03-31 2003-07-15 マイコン制御方式の製氷機及びその製氷方法 Withdrawn JP2004301489A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020030020149A KR20040085460A (ko) 2003-03-31 2003-03-31 제빙기의 얼음제조장치 및 그 얼음제조방법
KR1020030019934A KR20040085294A (ko) 2003-03-31 2003-03-31 제빙기의 제빙수공급장치 및 그 방법

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004301489A true JP2004301489A (ja) 2004-10-28

Family

ID=33422275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003197324A Withdrawn JP2004301489A (ja) 2003-03-31 2003-07-15 マイコン制御方式の製氷機及びその製氷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004301489A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102331126A (zh) * 2011-10-09 2012-01-25 姜祥环 一种制冰机的冰水分离装置
CN103791666A (zh) * 2014-02-13 2014-05-14 常熟市圣海电器有限公司 制冰机
CN104776660A (zh) * 2015-04-15 2015-07-15 江苏弗格森制冷设备有限公司 一种箱式块冰机
CN106927389A (zh) * 2017-04-27 2017-07-07 南京理工大学泰州科技学院 一种块冰机自动进出和升降机构

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102331126A (zh) * 2011-10-09 2012-01-25 姜祥环 一种制冰机的冰水分离装置
CN103791666A (zh) * 2014-02-13 2014-05-14 常熟市圣海电器有限公司 制冰机
CN103791666B (zh) * 2014-02-13 2016-06-15 常熟市圣海电器有限公司 制冰机
CN104776660A (zh) * 2015-04-15 2015-07-15 江苏弗格森制冷设备有限公司 一种箱式块冰机
CN106927389A (zh) * 2017-04-27 2017-07-07 南京理工大学泰州科技学院 一种块冰机自动进出和升降机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102023412B1 (ko) 냉장고
JPH09229531A (ja) 冷蔵庫用自動飲料補充装置
JP2004150785A (ja) 製氷機
JP2004301489A (ja) マイコン制御方式の製氷機及びその製氷方法
WO2021141070A1 (ja) 製氷機
KR20190100119A (ko) 제빙 장치
JP2007089859A (ja) 飲料水供給装置
KR100272894B1 (ko) 제빙기의 제빙완료검지 및 백탁 방지기구
US8286443B2 (en) Dispenser
KR101369874B1 (ko) 초음파 발진자를 이용한 정수기
KR20040085460A (ko) 제빙기의 얼음제조장치 및 그 얼음제조방법
KR20100016858A (ko) 제빙장치
JP2004298418A (ja) 抽出装置
KR102170139B1 (ko) 제빙기 및 제빙방법
KR20060133729A (ko) 냉장고용 제빙장치
KR20070025750A (ko) 제빙기
KR20040085597A (ko) 제빙기의 오작동제어방법
KR20040085294A (ko) 제빙기의 제빙수공급장치 및 그 방법
CN113286975A (zh) 具有制冰组件的冷藏器具
EP4180745A1 (en) Refrigeration appliance having ice-making assembly, and cleaning method
JP2002333245A (ja) ロッド式製氷機
KR20040085598A (ko) 제빙기의 냉각시스템 및 그 작동제어방법
KR20160000140A (ko) 얼음 정수기 및 그 제어방법
JPH0547775U (ja) 自動製氷機用給水装置
JP2004309108A (ja) 製氷機の動作製氷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050127