JP2004300665A - 薬液供給具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用後期に薬液の排出量が急激に増大するのを防止することができる薬液供給具を提供する。
【解決手段】薬液が収納され、下端に口部が形成された薬液容器と、薬液容器内の薬液を排出し、口部に接続される排出管と、排出部の端部に対向配置される薬液供給部材1と、薬液容器及び薬液供給部材を支持し、手洗い部上に配置される支持体とを備え、前記薬液供給部材1は、排出部から排出される薬液を受ける基部3と、該基部3から離間し薬液を保持可能な保持部5と、基部3及び保持部5の間に細長く延びてこれらを連結し基部3上の薬液を保持部5へ案内する連結部7とを備え、保持部5は、手洗い部に上方から流下して供給される水と直接接触し得る位置に配置されていることを特徴とする薬液供給具。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水洗トイレにおける貯水タンク上部の手洗い部に配置され、この手洗い部に供給される水とともに貯水タンク内に薬液を供給する薬液供給具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の薬液供給具としては、例えば特許文献1に示すものがある。図10に示すように、この薬液供給具は、薬液容器101と、これを支持する支持体102とを備えており、この支持体102の中に配置された含浸体103に薬液容器101から排出される薬液が吸収される。支持体102は薬液容器101とカバー部材104とによってその上部が塞がれている。また、支持体102の底部には複数の開口及びガイド部材105が形成されており、貯水タンクの手洗い部106に供給される流水がガイド部材105によって開口へと案内されるように構成されている。そして、開口から支持体102内へ流入した水は、含浸体103に接触して薬液を洗い流し、貯水タンクへと流れ込む。
【0003】
以上のように構成された薬液供給具では、カバー部材104により薬液容器101の上方から流下する水が含浸体103に直接接触するのを防止するとともに、支持体102の底部に開口及びガイド部材105を設けることにより支持体102内部への水の過剰な流入を制限している。
【0004】
ところが、この薬液供給具では、支持体102の内部に流入した水が含浸体103に直接接触するため、含浸体103に吸収された薬液は、この流水によって薄められていく。そのため、薬液容器101からは薄まった薬液を補完するために必要以上に薬液が排出されやすく、容器101内の薬液の減少が早いという問題があった。
【0005】
そこで、本出願人は、このような問題に対処した薬液供給具を提供している。以下、この薬液供給具について説明する。
【0006】
図11は、薬液供給具の正面図(a)及び側面図(b)であり、図12は薬液供給具の分解図である。
【0007】
図11及び図12に示すように、この薬液供給具は、芳香洗浄剤を収納する薬液容器51と、この薬液容器51から芳香洗浄剤を排出する排出管53と、排出管53を経た芳香洗浄剤を所定の位置まで案内する薬液供給部材55とを備えている。排出管53は後述する調整部材57と一体的に形成されており、薬液容器51と薬液供給部材55との間に配置されている。そして、これらの部材は、手洗い部に配置されるカップ状の支持体59によって支持されている。
【0008】
図13は、薬液供給部材の平面図(a)及び側面図(b)である。同図に示すように、薬液供給部材55は、プラスチックで形成され、排出管53の一端部がほぼ当接する基部61と、この基部61の両側縁(同図の上下辺)から下方へ傾斜する一対の案内板63とを備えている。基部61において排出管53が当接する部分及びその近傍には芳香洗浄剤が流通可能な複数の溝65が幅方向(同図の左右方向)に形成されており、これらの溝65のうち、中央に配置されたものが案内溝67を構成している。この案内溝67は基部61を横切って両案内板63の端部まで延びており、芳香洗浄剤を基部61から案内板63側へ導くようになっている。また、図11に示すように、各案内板63の端部は、支持体59の底面から側面に亘って形成された開口69から突出している。
【0009】
図14は、調整部材57の拡大断面図である。同図に示すように、調整部材57は、排出管53と一体的に、正面視U字形の箱状に形成されており、その中央上部に薬液容器51下端の口部52と接続する接続部56が設けられている。接続部56は、上端が鋭利な筒状に形成され、排出管53の周囲を取り囲むように配置されている。また、調整部材57は、その開放された下端縁部が薬液供給部材55の基部61と当接することで収納室57aを形成している。そして、排出管53から溝65を経た芳香洗浄剤は、この収納室57aに貯留されるとともに、その一部が上記案内溝67を通過して案内板63へと流れるようになっている。収納室57aの上部両端には外部と連通する空気流通孔71が形成され、さらに排出管53の周囲には、薬液容器51と収納室57aとを連通させる複数の連通孔73が形成されている。
【0010】
図11に示すように、支持体59の底面には、複数の脚部75が形成されており、この脚部75が手洗い部に形成された排水口に挿入される。これにより、薬液供給具を手洗い部上に安定して設置することができ、流水によって倒れるのを防止することができる。
【0011】
上記のように構成された薬液供給具は、次のように動作する。すなわち、薬液容器51内の芳香洗浄剤は排出管53を通って薬液容器51から流出し、溝65を介して収納室57aに貯留されるとともに、その一部は案内溝67を介して案内板63へと流れ出す。そして、案内板63上の芳香洗浄剤は、フラッシュ時に供給される水に洗い流されて貯水タンクの中に流れ込む。なお、このとき供給される水は、手洗い部上を薬液供給具の側方から流れてくる場合、及び薬液供給具の上方から流下するいずれの場合でも、案内板63に直接接触し芳香洗浄剤を洗い流す。
【0012】
このように、この薬液供給具では、流水が薬液供給部材55の基部61に直接接触せず、案内板63に接触して芳香洗浄剤を洗い流すため、特許文献1記載の薬液供給具とは異なり、薬液容器から芳香洗浄剤が過剰に排出されるのを防止することができる。なお、芳香洗浄剤の過剰な排出は、案内板63への芳香洗浄剤の流れが主として案内溝67を介するようにしていること、及び、調整部材57を設けていることからも制限されている。
【0013】
また、調整部材57は、次に説明するように、温度変化によって薬液容器51内に圧力変化が生じた場合の緩衝作用をなす。例えば室温が上昇して薬液容器51が暖められた場合には、容器51内の空気が膨張し容器51内は正圧になる。この場合、容器51内の芳香洗浄剤は押し出されて排出されるが、この芳香洗浄剤の大半は排出管53及び溝65を介して収納室57a内に流入するため、案内板63の方へ流出し続けることが防止される。一方、例えば薬液容器が流水によって冷やされて温度が低下した場合には、薬液容器51内の空気は収縮して負圧になる。これにより、収納室57a内の芳香洗浄剤は連通孔73を介して薬液容器51内へ引き戻される。したがって、案内板63の芳香洗浄剤が容器51側へ戻されるのを防止できる。このように、調整部材57は、温度変化によって薬液容器51内に圧力変化が生じた場合であっても、ほとんどの芳香洗浄剤が薬液容器51と収納室57aとの間で流通するため、薬液容器51内の芳香洗浄剤が過剰に流出したり、或いは流出が制限されたりするのを防止することができる。
【0014】
【特許文献1】
特許第3345391号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記薬液供給具では、次のような問題があった。すなわち、フラッシュにより、流水が薬液供給具へと流れると、流水は案内板63の芳香洗浄剤を洗い流すのみならず、その一部が案内板63を伝って調整部材57内へと流れ込むことがある。このとき、流水の温度が室温より低いと、薬液容器51は冷やされて容器51内が負圧になる。そのため、容器51内には収納室57aの芳香洗浄剤のみならず、案内板63を伝ってきた流水も吸い込まれ、容器51内に入った水は、芳香洗浄剤と混ざり合う。そして、フラッシュ後、流水によって冷やされた薬液容器51は、徐々に室温まで暖められる。これにより、容器51内は正圧になり、芳香洗浄剤が排出される。
【0016】
以上のような容器内の圧力の変化が繰り返されると、流入する水によって芳香洗浄剤の粘度が低下していく。そして、芳香洗浄剤の粘度が水に近い状態になると、芳香洗浄剤の排出が一気に促進される。そのため、薬液供給具の使用初期には、フラッシュ毎に流水が容器51内に流れ込むため、容器51内の芳香洗浄剤の減少は一見して非常に緩やかなものとなるが、使用後期には上記のように芳香洗浄剤の粘度が低下するため、容器51内の芳香洗浄剤は流出しやすくなり、一気に減少することになる。これにより、使用者は使用後期に薬液の減少を顕著に感じるという問題が生じる。
【0017】
一方、流水の温度が室温より高い場合でも、同様の問題が生じる。この場合、流水が薬液容器51を暖めるため、容器51内は正圧になり、芳香洗浄剤の排出が促進される。そして、フラッシュ後には、流水によって暖められた薬液容器51が室温によって徐々に冷やされ、容器51内は負圧になる。このとき、フラッシュ時の流水が収納室57a内の排出管53周辺に残存していると、この水が容器51内に吸い込まれ、芳香洗浄剤の粘度が低下していく。
【0018】
以上のことが繰り返された場合、流水の温度が室温より低い場合と比べると、容器内への水の混入は少ないものの粘度の低下は確実に進んでいく。また、容器51内からの芳香洗浄剤の排出が進み、容器51内に占める空気の体積が増加すると芳香洗浄剤の排出量は使用後期に増加傾向になる。すなわち、使用初期には容器51内の空気の体積が小さいため、空気の膨張量が小さくこれによる芳香洗浄剤の排出量は大きくない。しかし、使用後期には容器51内の空気の体積が大きくなるため、温度変化による空気の膨張量も大きく、これによって容器51内の空気が芳香洗浄剤を押圧する圧力も大きくなる。したがって、使用後期には芳香洗浄剤の排出量が大きくなる。以上のことから、芳香洗浄剤の粘度が低下するのに加え、上記のような圧力が大きくなることにより、使用後期の芳香洗浄剤の排出量は増加することになる。これにより、薬液供給具の使用可能時間が減少するという問題が生じる。
【0019】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、使用後期に薬液の排出量が急激に増大するのを防止することができる薬液供給具を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、水洗トイレにおける貯水タンク上部の手洗い部に配置され、該手洗い部に供給される水とともに前記貯水タンク内に薬液を供給する薬液供給具であって、薬液が収納され、下端に口部が形成された薬液容器と、該薬液容器内の薬液を排出し、前記口部に接続される排出部と、該排出部の端部に対向配置される薬液供給部材と、前記薬液容器及び薬液供給部材を支持し、前記手洗い部上に配置される支持体とを備え、前記薬液供給部材は、前記排出部から排出される薬液を受ける基部と、該基部から離間し薬液を保持可能な保持部と、前記基部及び保持部の間に細長く延びてこれらを連結し前記基部上の薬液を前記保持部へ案内する連結部とを備え、前記保持部は、前記手洗い部に上方から流下して供給される水と直接接触し得る位置に配置されていることを特徴とする薬液供給具を提供するものである。
【0021】
上記構成によれば、薬液供給部材における基部と保持部とがその間で細長く延びる連結部によって連結されている。そのため、基部と保持部との間には、所定の空間が形成され、この空間によって、手洗い部の流水が保持部から薬液を洗い流す際に、流水の基部側への経路が遮断され、流水が基部側へ流入するのを防止することができる。これにより、温度変化によって薬液容器内が負圧になっても流水が吸い込まれるのを防止でき、薬液の粘度が低下するのを防止することができる。その結果、薬液供給具の使用後期において薬液の排出量が急激に増大するのを防止することができる。
【0022】
なお、保持部は、上記のように手洗い部に上方から直接流下して供給される水と接触し得る位置に配置されているが、これに加え、手洗い部上を薬液供給具の側方から流れてくる水に対しても接触可能となっている。
【0023】
また、前記連結部を前記基部から下方へ傾斜しており、前記保持部が前記基部の下方に配置されているものとすることができる。この構成によれば、基部が保持部よりも上方に配置されているため、流水が基部側に流れにくくなるとともに、保持部の位置が低くなるため、薬液が流水に洗い流されやすくなる。
【0024】
このとき、前記基部における前記保持部と対向する端縁に沿って配置され、前記連結部よりも小さい傾斜角で下方に傾斜している傾斜部をさらに備えるようにすることができる。こうすることで、傾斜部が遮壁になり下方から基部へ流れてくる水を遮断することができ、流水が薬液容器内に流入するのをより確実に防止することができる。
【0025】
また、前記基部と保持部との間に、複数の連結部を設けることもできる。このようにすると、保持部が基部に対して安定して保持されるため、例えば連結部が変形して保持部上の薬液が不意に流れ出したりするのを防止することができる。
【0026】
また、前記基部が、前記排出部の端部と対向する位置に薬液の流通が可能な凹部を備え、薬液は前記凹部を介して前記連結部側へ流れるように構成されているものとすることができる。このように構成すると、薬液の流通量が凹部によって制限されるため、薬液が過剰に流出するのを防止することができる。
【0027】
このとき、開放された下端の縁部を前記基部と当接することで、前記排出部から排出される薬液を収納する収納室を形成し、前記薬液容器から前記保持部へ流れる薬液の量を調整する調整部材をさらに備え、この調整部材が、前記収納室に形成された空気流通孔と、前記収納室及び前記容器本体を連通する連通孔とを備えることが好ましい。
【0028】
この構成では、調整部材が、温度変化によって薬液容器内に圧力変化が生じた場合の緩衝作用をなす。例えば室温が上昇して薬液容器が暖められた場合には、容器内の空気が膨張し容器内は正圧になる。この場合、容器内の薬液は押し出されて排出されるが、この薬液の大半は排出部及び凹部を介して収納室内に流入するため、保持部側へ流出し続けることが防止される。一方、流水によって冷やされる等して薬液容器の温度が低下し、薬液容器内の空気が収縮して負圧になると、収納室内の薬液が連通孔を介して薬液容器内へ引き戻される。したがって、保持部側の薬液が容器側へ戻されるのを防止できる。このように、調整部材は、温度変化によって薬液容器内に圧力変化が生じた場合であっても、ほとんどの薬液が薬液容器と収納室との間で流通するため、薬液容器内の薬液が過剰に流出したり、或いは流出が制限されたりするのを防止することができる。
【0029】
また、前記凹部の少なくとも一部が溝によって構成され、該溝の少なくとも一部は、前記基部から前記連結部に沿って前記保持部まで延びているものとすることができる。これにより、薬液容器内の薬液が基部から保持部へと案内されやすくなり、所定量の薬液を確実に保持部へと案内することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る薬液供給具の実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る薬液供給具が、従来例のものと大きく相違する点は、薬液供給部材の構成であり、その他の構成は従来例とほぼ同様であるため、以下の説明では、薬液供給部材を中心に説明し、同一構成には同一符号を付してその説明を省略する。なお、以下の説明では、図面の紙面を基準として上下、左右方向を示すことにする。
【0031】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る薬液供給具の薬液供給部材を示す平面図(a)及び側面図(b)である。
【0032】
同図に示すように、本実施形態に係る薬液供給部材1はプラスチック等の材料で板状に形成されており、排出管(排出部)53と対向する基部3と、この基部3から離間して配置された一対の保持部5と、基部3及び保持部5を連結する一対の連結部7とを備えている。
【0033】
基部3は、矩形状に形成され、従来例と同様に、調整部材57と当接することによって収納室57aを形成する。基部3の上下端縁の中央からは、上記連結部7が約20°傾斜して下方へ延びている。保持部5は、芳香洗浄剤(薬液)を保持するためのものであり、基部3の上下端縁と平行に延び、連結部7を介して基部3と連結されている。また、保持部5は連結部7と同一の角度で傾斜して、連結部7と同一平面上に連結されている。このように、基部3と保持部5とは連結部7によって連結されているものの、連結部7の左右幅が基部3の左右幅よりも十分に狭く細長く延びているため、基部3と保持部5との間には空間Sが確保されている。なお、連結部7の傾斜角度は、上記20°に限定されるものではなく、1〜90°の範囲で任意に選定することができるが、10〜60°にすることが好ましい。また、保持部5と連結部7とは必ずしも同一の角度で傾斜している必要はなく、少なくとも連結部7が上記角度で傾斜していればよい。
【0034】
基部3上面、つまり排出管53と対向する面には、左右方向に亘って複数の溝9が形成されている。この溝9は、排出管53から排出される芳香洗浄剤が流通するためのものである。排出管53は、基部3に当接または非常に近い間隔で近接するため、排出管53から排出された芳香洗浄剤は、主として溝9を介して収納室57aに流れ込む。こうして、排出管53から排出される芳香洗浄剤の量を調節している。また、複数の溝9のうち、その中央に配置されているものは、基部3から連結部7を通過して保持部5の端縁まで延びている。この溝9aは、排出管53から排出された芳香洗浄剤を保持部5まで案内する案内溝9aを構成している。
【0035】
なお、基部3上に形成される各溝9の寸法は、芳香洗浄剤の粘度と表面張力によって適宜調整することができるが、その幅は、芳香洗浄剤の流通量を制限するという観点から、好ましくは0.03〜4mmであり、より好ましくは0.1〜2mmである。また、基部3の表面から溝9の最深部までの長さは、好ましくは0.03〜4mmであり、より好ましくは0.1〜2mmである。幅及び深さがこの範囲より大きくなると、芳香洗浄剤の排出量が大きくなりすぎる一方、この範囲より小さいと排出量が小さくなりすぎて芳香洗浄剤の供給が十分になされない。また、溝9の断面形状は、例えば図2に示すように、V字形(a)、U字形(b)、矩形(c)、異形(d)等種々の形状にすることかできる。
【0036】
連結部7は、支持体59に形成された開口69(図11(a))へ向かって延びており、これによって保持部5は、この開口69から支持体59の外部に突出した状態となっている。
【0037】
次に、上記のように構成された薬液供給具の動作について説明する。薬液容器51から排出管53を経て排出された芳香洗浄剤は、基部3上の溝9を経て収納室57aに流入するとともに、その一部が案内溝9aに流れ込む。そして、この案内溝9aに流れ込んだ芳香洗浄剤は、連結部7を介して保持部5へ到達した後、保持部5の左右の幅方向に沿って拡がり、保持される。このとき、保持部5上の芳香洗浄剤は、支持体59の外部に露出した状態となっており、芳香効果を奏するようになっている。
【0038】
そして、フラッシュ時に流水が流れると、保持部5上の芳香洗浄剤は、流水によって洗い流され、貯水タンク(図示省略)の中に流れ込む。このとき、流水の一部は支持体59の開口69を介して支持体59の中に入り込む。そして、従来例ならば、この流水は基部側まで流れ込むのであるが、本実施形態に係る薬液供給具では、これを防止することができる。
【0039】
すなわち、上記した薬液供給部材1は、基部3と保持部5との間に空間Sが形成されているため、保持部5から基部3への経路が遮断されている。したがって、保持部5上の芳香洗浄剤を洗い流し、さらに基部3側へ向かう流水は、基部3に到達する前に、上記空間Sから薬液供給部材の下方へ流れ出す。その後、この流水は、支持体59の開口69から外部へと流出する。
【0040】
以上のように、本実施形態によれば、フラッシュ時の流水が基部3に到達するのを防止できるため、温度変化によって負圧になった薬液容器51内に流水が入り込むのを防止することができる。したがって、芳香洗浄剤の粘度が低下するのを防止でき、従来例のように、使用後期において粘度低下によって芳香洗浄剤が急激に減少するのを確実に防止することができる。
【0041】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る薬液供給具の第2実施形態について説明する。図3は、本実施形態に係る薬液供給具に使用される薬液供給部材の平面図(a)及び側面図(b)である。
【0042】
本実施形態に係る薬液供給部材が、第1実施形態に係るものと相違するのは、連結部と溝の構成である。図3に示すように、この薬液供給部材11では、基部13の上下端縁に細長く延びる連結部15が2つずつ設けられている。これら連結部15は、上記第1実施形態と同様に、下方へ約20°傾斜している。基部13上には、4つの溝17がX型を形成するように配置されており、各溝17の端部が基部13と連結部15との連結部分まで延びている。そして、これらの溝17は、連結部15を通過して保持部19の端縁まで延びるように構成されている。なお、各連結部15の左右の幅は、第1実施形態に示したものよりも狭く、例えば半分程度にすることができる。これにより、連結部15の数が増えても基部13との間に形成される空間Sの平面視における面積を確保することができる。
【0043】
以上のように、本実施形態によれば、各保持部19と基部13とを連結する連結部15が2つずつ設けられているため、保持部19と基部13とが安定して連結される。したがって、連結部15が容易に曲がったり、変形したりするのを防止できる。これにより、保持部19上に保持された芳香洗浄剤が連結部15の変形によって不意に流れ出したりするのを防止でき、芳香洗浄剤を安定して保持することができる。また、保持部19と基部13との間は、連結部15以外の部分が空間となっているため、上記第1実施形態と同様に、保持部19上の芳香洗浄剤を洗い流した流水が基部13側へ向かってくるのを防止することができる。
【0044】
なお、上記の例では、基部13の片側に連結部15を2つずつ設けているが、連結部15の数はこれに限定されるものではなく、これ以上設けることもできる。
【0045】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る薬液供給具の第3実施形態について説明する。図4は、本実施形態に係る薬液供給具に使用される薬液供給部材の平面図(a)及び側面図(b)である。
【0046】
本実施形態に係る薬液供給部材が、第1実施形態に係るものと相違するのは、基部に、以下に説明する傾斜部が形成されている点である。
【0047】
図4(a)に示すように、本実施形態に係る薬液供給部材21には、基部23の上下の端縁、つまり保持部25と対向する端縁に沿って矩形状の傾斜部27が形成されている。この傾斜部27は、図4(b)に示すように、連結部29よりも小さい傾斜角で下方に傾斜している。より詳細には、連結部29が約20°の角度で傾斜しているのに対し、この傾斜部27は約10°の角度で傾斜している。
【0048】
この構成によれば、次のような利点がある。すなわち、フラッシュ時に保持部25上の芳香洗浄剤を洗い流す流水の一部は基部23側へ向かって流れてくるが、このとき、傾斜部27が流水に対する遮断壁となる。すなわち、図4(b)に示すように、傾斜部27が連結部29及び保持部25よりも小さい角度で傾斜しているため、保持部25に沿って上方へ向かう流水が、傾斜部27によって遮断されるとともに、流水を下方へと向かわせる。
【0049】
このように、本実施形態に係る薬液供給部材21では、基部23と保持部25との間に空間Sを形成することに加え、基部23の上下の端縁に傾斜部27を形成しているため、保持部25から基部23側へ向かう流水の流れを確実に遮断することができ、第1実施形態と同様に、流水によって芳香洗浄剤の粘度が低下するのを防止することができる。その結果、使用後期において芳香洗浄剤が急激に減少するのを防止することができる。
【0050】
なお、連結部29及び傾斜部27の傾斜角度は、上記のものに限定されるものではなく、1〜90°の間、好ましくは10〜60°に設定され、且つ連結部29の傾斜角度が傾斜部27の傾斜角度より大きくなっていればよい。
【0051】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る薬液供給具の第4実施形態について説明する。図5は、本実施形態に係る薬液供給具に使用される薬液供給部材の平面図(a)及び側面図(b)である。
【0052】
本実施形態に係る薬液供給部材が、第1実施形態に係るものと相違する点は、基部と溝の構成である。
【0053】
図5に示すように、この実施形態に係る薬液供給部材31では、基部33の左右の幅が連結部35の左右の幅とほぼ同一になっている。そのため、この薬液供給部材31は、調整部材57と組み合わされて収納室57aを形成するものではなく、排出管53から排出される芳香洗浄剤がそのまま基部33上に流れ出す。したがって、この実施形態では、調整部材57を設けず、排出管53のみを使用する。
【0054】
図5(a)に、基部33上にはその左右の幅方向全体に亘って溝34が形成されており、各溝34は基部33の上下縁付近で斜めに形成された合流用の溝36に接続されている。そして、各溝34を通過して合流用の溝36に流れ込んだ芳香洗浄剤は、案内溝38を介して保持部37まで案内される。
【0055】
この実施形態においても、基部33と保持部37との空間Sによって、保持部37の芳香洗浄剤を洗い流した流水が基部33側へ流れるのを遮断するため、薬液容器51内に水が流入するのを防止でき、芳香洗浄剤の粘度が低下するのを防止できる。なお、ここでいう基部33と保持部37との間の空間Sとは、保持部37の左右の幅全体に亘って延びる空間をいう。
【0056】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、基部上の各溝が基部の上下方向に延びるように形成されているが、図6に示すように、溝41を基部3,13の左右の幅方向、つまり連結部7,15の延びる方向と直交するように形成することもできる。
【0057】
また、上記実施形態では、各連結部には、1つの案内溝しか形成されていなかったが、図7に示すように、複数の案内溝43を形成することもできる。この場合、同図に示すように、連結部7の左右の幅全体に亘って案内溝43を形成するようにしてもよいし、連結部7の左右の幅の一部に亘って形成するようにしてもよい。
【0058】
さらに、上記各実施形態では、基部上に溝を形成していたが、これに限定されるものではなく、芳香洗浄剤が流通できるような凹部であれば、その形状は特に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、溝9と、半球状の凹部45とを組み合わせたものとすることもできる。この場合、排出管53の端部は、同図の破線の位置、つまり各凹部45の一部を通過するように配置され、これによって芳香洗浄剤が凹部45を介して収納室或いは案内溝9側へ流れるのが可能となる。
【0059】
また、上記実施形態では、本発明の排出部を排出管53として管状に形成しているが、必ずしも管状にしなくてもよく、薬液容器51からの薬液を薬液供給部材の基部に供給可能な形状であればよい。
【0060】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明をより詳細に説明する。ここでは、実施例として図1(実施例1)、図3(実施例2)、及び図8(実施例3)に示す薬液供給部材を使用し、比較例1として図13に示す従来の薬液供給部材を使用した薬液供給具を用いる。なお、各実施例及び比較例における薬液供給具の構成は、上記薬液供給部材を除いて同じであり、図11及び図12に示すものを使用する。そして、これらの薬液供給具を使用したときの、(1)薬液容器内に混入する水の量、及び(2)芳香洗浄剤の残存率を測定した。
【0061】
(1)実験1
上述の通り、薬液容器内に混入する水の量を測定する。実験方法は、以下の通りである。
▲1▼上記各薬液供給部材を取り付けた薬液供給具を、TOTO社製S731Bの手洗い部上に設置する。このときの室温は23℃であった。
▲2▼0.1重量%の食用青色1号水溶液3リットルを準備し、水温を13℃に調整する。
▲3▼上記▲2▼で準備した青色1号水溶液を流速50ml/秒で、薬液供給具の上部中央に流下させる。
▲4▼10分後にボトル内の芳香洗浄剤を回収し、株式会社島津製作所製UV−1600によって吸光度を測定することで、薬液容器内への水の混入量を算出する。
【0062】
結果は、実施例1乃至3の混入量が50mg以下であるのに対し、比較例1では220mgであった。これにより、基部と保持部との間に空間が形成されている各実施例では、基部側への芳香洗浄剤の流入が防止されていることが明らかであり、これにより薬液容器への水の混入量が少なくなっている。
【0063】
(2)実験2
フラッシュ毎に薬液容器内に残存する芳香洗浄剤の残存率(初期状態を100%としたときの残存率)を測定した。この実験では、上記特許文献1にしたがって作製した薬液含浸タイプの薬液供給具を、比較例2として追加して実験を行った。実験方法は、以下の通りである。
▲1▼上記各薬液供給部材を取り付けた薬液供給具を、TOTO社製S731Bの手洗い部上に設置する。
▲2▼1時間に1回の割合でフラッシュを行い、その度に薬液供給具の重量を測定することで、残存率を導出した。実験は、室温及び水温の異なる以下の2つの条件で行った。
【0064】
以下、実験結果について説明する。図9は、フラッシュの回数と芳香洗浄剤の残存率の関係を示すグラフであり、図9(a)は実験2−Iの結果、図9(b)は実験2−IIの結果である。
【0065】
(2−I)室温23℃、水温25℃
図9(a)に示すように、この実験によれば、水温が室温よりも高いため、比較例1では上述したように、薬液容器内への水の混入量は少ないものの、芳香洗浄剤の粘度は確実に低下する。そのため、使用後期には、芳香洗浄剤の減少量が大きくなり、実施例1乃至3よりも残存率の低下が早まり、使用回数が少なくなっている。これに対して、実施例1乃至3では、薬液容器への水の流入が防止され、水の混入による芳香洗浄剤の粘度の低下が抑制されていることが明らかである。
【0066】
(2−II)室温15℃、水温5℃
図9(b)に示すように、この実験によれば、実施例1乃至3では、使用初期から中期において残存率の低下が緩やかであるが、比較例1では、その低下がさらに緩やかになっている。これは、室温が水温よりも高く、フラッシュ毎に薬液容器が冷やされて容器内が負圧になるため、実験2−Iよりも多くの水が薬液容器内に流入しているからである。そして、比較例の使用後期では、実施例1乃至3に比べ、残存率が著しく低下している。その理由は、使用初期及び中期では水が流入しているため、芳香洗浄剤の減少は非常に緩やかになるが、使用後期には芳香洗浄剤の粘度が水に近くなり、一気に排出されるからである。
【0067】
なお、比較例2は、薬液容器から排出される芳香洗浄剤が含浸体に吸収されており、この含浸体に流水が直接接触して芳香洗浄剤を洗い流すように構成されている。そのため、含浸体に吸収された芳香洗浄剤は流水によって薄められる。これにより、比較例2では、薄められた芳香洗浄剤を補完するため薬液容器から芳香洗浄剤が排出されやすく、上記各実験を通じ、他の例に比べて薬液の減少が著しく早くなっている。
【0068】
使用後期の芳香洗浄剤の残存率についてさらに詳細に検討した。以下の表1は、図9(b)の各グラフの傾きの変化を表したものである。
【0069】
【表1】
Figure 2004300665
【0070】
※単位:1フラッシュ当たりの減量比率(%)=−(Yn−Ym)/(n−m)
m,n:フラッシュ回数(但し、m<n)
Ym:m回時点での残存率(%)
Yn:n回時点での残存率(%)
上記表1によれば、使用後期において、比較例1及び2における芳香洗浄剤の減少量が大きくなっているのが明らかである。以上より、実施例1乃至3では、基部と保持部との間の空間によって、水が薬液容器内に流入するのが防止され、芳香洗浄剤の粘度の低下が防止されていることが明らかである。したがって、本実施例では、比較例に比べ、使用後期において芳香洗浄剤が急激に減少するのが防止されることが分かった。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る薬液供給具よれば、使用後期に薬液の排出量が急激に増大するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薬液供給具の第1実施形態に使用される薬液供給部材の平面図、側面図、及び溝の断面図である。
【図2】図1の薬液供給部材における溝の断面の例を示す図である。
【図3】本発明に係る薬液供給具の第2実施形態に使用される薬液供給部材の平面図及び側面図である。
【図4】本発明に係る薬液供給具の第3実施形態に使用される薬液供給部材の平面図及び側面図である。
【図5】本発明に係る薬液供給具の第4実施形態に使用される薬液供給部材の平面図及び側面図である。
【図6】本発明に係る薬液供給具に使用される薬液供給部材の他の例を示す平面図である。
【図7】本発明に係る薬液供給具に使用される薬液供給部材の他の例を示す平面図である。
【図8】本発明に係る薬液供給具に使用される薬液供給部材の他の例を示す平面図である。
【図9】フラッシュ毎の薬液残存率の推移を示すグラフである。
【図10】特許文献1に示す薬液供給具の断面図である。
【図11】従来の薬液供給具の正面図及び側面図である。
【図12】図11の薬液供給具の分解図である。
【図13】図11の薬液供給具で使用される薬液供給部材の平面図及び側面図である。
【図14】図11の薬液供給具で使用される調整部材の拡大断面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31 薬液供給部材
3,13,23,33 基部
5,19,25,37 保持部
7,15,29,35 連結部
51 薬液容器
53 排出管(排出部)
57 調整部材
59 支持体

Claims (7)

  1. 水洗トイレにおける貯水タンク上部の手洗い部に配置され、該手洗い部に供給される水とともに前記貯水タンク内に薬液を供給する薬液供給具であって、
    薬液が収納され、下端に口部が形成された薬液容器と、
    該薬液容器内の薬液を排出し、前記口部に接続される排出部と、
    該排出部の端部に対向配置される薬液供給部材と、
    前記薬液容器及び薬液供給部材を支持し、前記手洗い部上に配置される支持体とを備えており、
    前記薬液供給部材は、前記排出部から排出される薬液を受ける基部と、該基部から離間し薬液を保持可能な保持部と、前記基部及び保持部の間に細長く延びてこれらを連結し前記基部上の薬液を前記保持部へ案内する連結部とを備え、
    前記保持部は、前記手洗い部に上方から流下して供給される水と直接接触し得る位置に配置されていることを特徴とする薬液供給具。
  2. 前記連結部は前記基部から下方へ傾斜しており、前記保持部が前記基部の下方に配置されている請求項1に記載の薬液供給具。
  3. 前記基部における前記保持部と対向する端縁に沿って配置され、前記連結部よりも小さい傾斜角で下方に傾斜している傾斜部をさらに備えている請求項2に記載の薬液供給具。
  4. 前記基部と保持部との間に、複数の連結部が設けられている請求項1から3のいずれかに記載の薬液供給具。
  5. 前記基部は、前記排出部の端部と対向する位置に薬液の流通が可能な凹部を備えており、薬液は前記凹部を介して前記連結部側へ流れるように構成されている請求項1から4のいずれかに記載の薬液供給具。
  6. 開放された下端の縁部を前記基部と当接することで、前記排出部から排出される薬液を収納する収納室を形成し、前記薬液容器から前記保持部へ流れる薬液の量を調整する調整部材をさらに備え、
    該調整部材は、前記収納室に形成された空気流通孔と、前記収納室及び前記薬液容器を連通する連通孔とを備えている請求項5に記載の薬液供給具。
  7. 前記凹部の少なくとも一部は溝によって構成され、該溝の少なくとも一部は、前記基部から前記連結部に沿って前記保持部まで延びている請求項5または6に記載の薬液供給具。
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