JP5578802B2 - 薬液供給装置 - Google Patents
薬液供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5578802B2 JP5578802B2 JP2009085679A JP2009085679A JP5578802B2 JP 5578802 B2 JP5578802 B2 JP 5578802B2 JP 2009085679 A JP2009085679 A JP 2009085679A JP 2009085679 A JP2009085679 A JP 2009085679A JP 5578802 B2 JP5578802 B2 JP 5578802B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chemical
- chemical solution
- solution
- chemical liquid
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E03—WATER SUPPLY; SEWERAGE
- E03D—WATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
- E03D9/00—Sanitary or other accessories for lavatories ; Devices for cleaning or disinfecting the toilet room or the toilet bowl; Devices for eliminating smells
- E03D9/02—Devices adding a disinfecting, deodorising, or cleaning agent to the water while flushing
- E03D9/03—Devices adding a disinfecting, deodorising, or cleaning agent to the water while flushing consisting of a separate container with an outlet through which the agent is introduced into the flushing water, e.g. by suction ; Devices for agents in direct contact with flushing water
- E03D9/033—Devices placed inside or dispensing into the cistern
- E03D9/038—Passive dispensers, i.e. without moving parts
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、水洗トイレにおける貯水タンク上部の手洗い部に配置される薬液供給装置の正面図(a)及び側面図(b)であり、図2は薬液供給装置の分解図である。
・薬液容器1の容量:74ml(1ボトル当たり、37ml)
・導孔421a:半径0.33mmの扇形(中心角45度)
・緩衝孔:半径0.33mmの円形
・薬液保持体5:幅13mm、長さ10mm、厚さ2mmの矩形板
・保持溝51:幅0.5mm、深さ0.25mm、長さ10mm、表裏計48本
なお、本発明は上記仕様に限定されるものではない。
・ この長さが10mmを超えると、薬液の保持作用が不十分となり、薬液保持体から滴下する薬液の量が無視し得ない大きな量となる。その結果、薬液容器内の薬液が洗浄水を流していないにも関わらず減量し、不経済に減量したりするという問題を生じる。また、後述するように、薬液保持体5は、保持溝がなくても薬液を保持することが可能であるので、保持溝の長さの下限は0mmということになる。但し、保持溝を設けることにより、薬液の広がりがより促進され、薬液の保持量を増すことができるという効果が得られる。この観点から、保持溝の長さは、1mm以上とするのが望ましい。また、薬液が芳香を発する薬液であるような場合は、その香り立ちの強さを確保するという観点では、3mm以上とするのがさらに望ましい。ここでいう保持溝の長さは、薬液保持体に形成される複数の保持溝の長さの平均値をいう。また、薬液供給装置の通常の設置状態において、保持溝が鉛直方向に直線状に延びる場合の他、鉛直方向に対して斜めに延びる場合や、曲線状に延びる場合においても、鉛直方向に見た長さ(鉛直面に投影した長さ)をいう。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図10は、水洗トイレにおける貯水タンク上部の手洗い部に配置される薬液供給装置の正面図(a)及び側面図(b)であり、図11は供給部及び薬液保持体を中心に示す拡大断面図であり、図12は薬液保持体5’の横断面を拡大して示す図である。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、前述の例では、薬液容器の薬液収納部を2つとし、これに対応して緩衝室などを2つ設けたが、これらを各々1つ又は3つ以上とすることもできる。
[実験例]
本発明に係る薬液供給装置の性能を検証するために、以下の実験を行なった。
(1) 薬液供給装置
実施形態1及び2に係る薬液供給装置を基本とし、薬液保持体については以下に説明する仕様とした。保持溝を設ける場合は、薬液保持体の上下方向に全長に亘って延びるように形成したので、薬液保持体と保持溝とは同じ長さである。
(2) 薬液
界面活性剤、香料、及び水からなる水洗トイレ用芳香洗浄剤を基本となる薬液として用い、必要な場合に以下に説明する変更を加えた。この薬液は、粘度が25℃において240mPa・s、5℃において690mPa・sのものを用いた。なお、粘度は、B型粘度計(東機産業株式会社製:型番 TVB−10形粘度計)において、設定温度25℃または5℃で、ローターNo.2、攪拌条件30rpm、攪拌時間1分の条件において測定した。
(3) 実験方法
(A) 放置下での減量測定
薬液が72ml(36ml×2)充填された薬液容器を薬液供給装置に装着し、これを室内に放置し、薬液の減少状況を調べた。測定は24〜72時間おきに行ない、薬液容器内に残留する薬液の重量(g)を測定した。
(B) 使用状況下での減量測定
薬液が72ml(36ml×2)充填された薬液容器を薬液供給装置に装着し、これをTOTO株式会社製貯水タンクS731Bの手洗い部上に置き、長脚を手洗い部が排水口に挿入されるように設置した。トイレに洗浄水をフラッシュをするときは、60分毎に貯水タンクのレバー操作をしてタンク内の水を流した(1日に24回フラッシュする事になる)。1回のフラッシュ時に手洗い部に流れる水の量は4000ccとした。
(4) 実験内容と結果
(A) 放置下での減量測定
(a) 従来品の性能(比較例1)
従来品として、薬液保持体が、実施形態に示す矩形状に近く長さが17mmのものを用いて放置下での減量測定を行なった。保持溝の形状及び本数は実施形態と同じである。
(b) 本発明装置の性能
(b-1) 平坦面の薬液保持体を備えた薬液供給装置(実施例1)
実施形態2に示した表面が平坦な薬液保持体(保持溝なし)を備えた薬液供給装置を用いて放置下での減量測定を行なった。その結果をグラフ2に示す(曲線(ii))。グラフ2には、参考のため従来品の結果(曲線(i) )を並べて示す。
(b-2) 保持溝付きを備えた薬液保持体を備えた薬液供給装置(実施例2〜4)
実施形態1に示した保持溝付きの薬液保持体を備えた薬液供給装置を用い、薬液保持体の長さLを以下の寸法としたものを用いて放置下での減量測定を行なった。
・実施例2:L=10mm
・実施例3:L=5mm
・実施例4:L=3mm
結果をグラフ3に示す。グラフ3は、実施例2,3,4の結果を各々曲線(iii), (iv),(v)として示し、参考のため従来品の結果(曲線(i) )を並べて示す。
(c) 本発明の変形例(実施例5〜7)及び比較例
本発明の変形例として、薬液保持体の形状を種々変えて放置下での減量測定を行なった。図14は、変形例に係る薬液保持体の概略的な形状を示している。図14(a) は薬液保持体の下端が斜めであり長い方の側部の長さがL1、短い方の側部の長さがL2となった斜め型、図14(b) は薬液保持体の下端が中央の長さL3から両側へL4だけ上昇するように傾斜したホームベース型を示している。いずれの場合も、薬液保持体の全長に亘って保持溝を形成している。
・実施例4:L1=17mm、L2=3mm
・実施例5:L1=10mm、L2=3mm
・比較例2:L1=17mm、L2=10mm
・比較例3:L3=17mm(最長部)、L4=3mm(短辺)(ホームベース型)
結果をグラフ4に示す。グラフ4は、実施例4,5の結果を各々曲線(vi), (vii)、比較例2,3,結果を各々曲線(viii), (ix)として示す。
(d) 薬液粘度との関係(実施例6,7)
保持溝長さの適正値に薬液の粘度がどのように関係するかを調べるために、粘度の異なる薬液を用い、薬液保持体として以下の寸法の矩形板のものを用いて放置下での減量測定を行なった。この薬液は、粘度が25℃において80mPa・s、5℃において305mPa・sのものを用いた。薬液の処方及び粘度の測定方法は上述したものと同じである。
・実施例6:L=5mm
・実施例7:L=3mm
結果をグラフ5に示す。グラフ5は、実施例6,7の結果を各々曲線(xi), (xii)として示す。グラフ5と先のグラフ3の薬液保持体の長さ5mm、3mmの結果(曲線(iv), (v))とを比べると明らかなとおり、薬液の粘度が変わっても維持性能に大きな変化は生じていない。
(B) 使用状況下での減量測定
実施例1,2,3の薬液供給装置を用い、使用状況下での減量測定を行なった。結果をグラフ6に示す。グラフ6は、実施例1(保持溝なし)のものを曲線(xiii)として示し、実施例3.4(保持溝あり)の装置を用いたものを各々曲線(xiv), (xv)として示している。このグラフでは、横軸をフラッシュ回数としている。グラフに見るとおり、いずれの仕様のものも薬液の維持期間が比較例1と大きくは変わらない。これは、薬液の放出量が比較例1(従来品)とさほど変わらず、フラッシュにより十分な薬液が貯水タンクに供給されていることを示している。
(5) まとめ
以上の実験から、本発明の実施例では、放置下において薬液の減量が少なく長期に亘って薬液量が維持される一方、使用状況下においては洗浄水のフラッシュにより十分な量の薬液が貯水タンクに供給されることが明らかであり、比較例からは得られない効果を奏することが明らかである。
2:支持体
4:供給部
5:薬液保持体
6:緩衝室(調整機構)
51:保持溝
343:空気流通孔(調整機構)
414:緩衝孔(調整機構)
421a:導孔
Claims (2)
- 断続的に流れる水に薬液容器内の薬液を供給するための薬液供給装置であって、
薬液容器を支持する支持体と、
薬液容器より下方で前記支持体に支持され、断続的に流れる水と接触する位置に置かれる薬液保持体と、
薬液容器から前記薬液保持体に薬液を供給し得るように上下方向に延びた供給部とを備え、
前記供給部は、上端部が薬液容器の口部に結合可能とされ、上下方向に延びる薬液通路を形成しており、前記薬液通路の下端部には薬液を下端の開口まで導く導孔が形成され、
前記薬液保持体は、前記導孔の下端開口縁に当接又は近接する位置から下方へ延びており、毛管作用により前記導孔の開口から薬液を導出して保持する保持溝が表面に形成されており、
前記保持溝が、前記薬液保持体の上端から下方へ10mm以下の長さで延びていることを特徴とする薬液供給装置。 - 薬液容器の温度変動により薬液容器から前記薬液保持体へ薬液が流出するのを防止する調整機構をさらに備え、前記調整機構は、前記支持体に支持された緩衝室と、前記緩衝室の上部に設けられた空気流通孔と、前記緩衝室に連通するように前記供給部の下部に設けられた緩衝孔とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の薬液供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009085679A JP5578802B2 (ja) | 2008-03-31 | 2009-03-31 | 薬液供給装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008094395 | 2008-03-31 | ||
JP2008094395 | 2008-03-31 | ||
JP2009085679A JP5578802B2 (ja) | 2008-03-31 | 2009-03-31 | 薬液供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009264099A JP2009264099A (ja) | 2009-11-12 |
JP5578802B2 true JP5578802B2 (ja) | 2014-08-27 |
Family
ID=41135608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009085679A Active JP5578802B2 (ja) | 2008-03-31 | 2009-03-31 | 薬液供給装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5578802B2 (ja) |
WO (1) | WO2009123240A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011126263A (ja) | 2009-11-19 | 2011-06-30 | Navitas Co Ltd | 絵付方法及び絵付装置 |
JP5888922B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-03-22 | 小林製薬株式会社 | 薬液供給装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4974477B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2012-07-11 | 小林製薬株式会社 | 薬液供給装置 |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009085679A patent/JP5578802B2/ja active Active
- 2009-03-31 WO PCT/JP2009/056754 patent/WO2009123240A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2009123240A1 (ja) | 2009-10-08 |
JP2009264099A (ja) | 2009-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4145046B2 (ja) | 改良された液吐出便器クリーナ | |
JP4974477B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
ZA200204294B (en) | Liquid dispensing toilet bowl cleaner. | |
JP5578802B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
JP5478002B2 (ja) | 通液構造及び該通液構造を備えた薬液供給装置 | |
JP4703252B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
JP5213784B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
KR102260720B1 (ko) | 양변기용 세정액 자동 분배기 | |
JP2015010427A (ja) | 薬液容器及び薬液供給装置 | |
JP2004300861A (ja) | 薬液供給具 | |
KR101815319B1 (ko) | 방향제가 구비된 변기 세정장치 | |
JP2011153522A (ja) | 薬液供給装置 | |
WO2010107046A1 (ja) | 薬液供給装置 | |
US20110083257A1 (en) | Dispensing unit | |
JP5885448B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
JP5506217B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
JP5424605B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
JP4596744B2 (ja) | 薬液供給具 | |
JP5448349B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
JP5665279B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
JP5968009B2 (ja) | 薬液供給装置 | |
WO2010038805A1 (ja) | 薬液供給装置 | |
JP2003239352A (ja) | 薬剤吐出容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131001 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140617 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140708 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5578802 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |