JP2004300117A

JP2004300117A - Cosmetic composition

Info

Publication number: JP2004300117A
Application number: JP2003098355A
Authority: JP
Inventors: Hideko Yuchi; 英子有地
Original assignee: RASHERU SEIYAKU KK
Current assignee: RASHERU SEIYAKU KK
Priority date: 2003-04-01
Filing date: 2003-04-01
Publication date: 2004-10-28

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a cosmetic composition having excellent skin whitening effect and antioxidation power. <P>SOLUTION: This cosmetic composition contains a carotenoid and an extract of a plant of the genus Malus. The extract of the plant belonging to the genus Malus is preferably the extract of fruit and/or fruit juice, and more preferably the extract contains polyphenols. The carotenoid preferably contains lycopene. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧料組成物に関し、より詳しくはカロチノイド類とリンゴ属に属する植物の抽出物を含有する化粧料組成物に関する。本発明の目的は、美白効果及び抗酸化能に優れた化粧料組成物を提供することにある。
【０００２】
【従来の技術】
近年、オゾン層破壊による紫外線増加が危惧されている。紫外線照射によって、メラニン色素が増加してシミやソバカスの原因となると言われている。さらに繰り返し長期間にわたる紫外線の曝露を受けると、皮膚中に活性酸素や過酸化脂質が生成されることによって、皮膚の早期老化を招いたり、皮膚ガンの発生原因になったりすると言われている。
【０００３】
シミやソバカスを防止したり、皮膚老化を防止したりすることを目的とした化粧料に関する発明としては、例えば、炭素数１８〜２２かつ分子構造中の二重結合数が２〜６の不飽和脂肪酸及びその誘導体から選ばれた少なくとも１種、リン脂質、酸化防止剤、蛋白質及びその加水分解物から選ばれた少なくとも１種、並びにムコ多糖及びその塩から選ばれた少なくとも１種を配合してなる美白化粧料が知られている（特許文献１参照）。
またＮ端にＬ−システインを含有するジペプチドからなる皮膚化粧料（特許文献２参照）が知られている。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１１−１４２３号公報
【特許文献２】
特開平６−３４５７９７号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来の美白剤や抗酸化剤を含有する化粧料では、十分満足できる美白効果や抗酸化能を得ることはできなかった。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を続けたところ、カロチノイド類とリンゴ属に属する植物の抽出物とを共に含有する組成物が、優れた美白効果及び抗酸化能を有することを見いだし、本発明の完成に至った。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
即ち、請求項１に係る発明は、カロチノイド類及びリンゴ属（Ｍａｌｕｓ）に属する植物の抽出物を含有することを特徴とする化粧料組成物に関する。
請求項２に係る発明は、前記リンゴ属（Ｍａｌｕｓ）に属する植物の抽出物が、葉部、果実部、枝部、幹部及び根部からなる群から選択された一以上の抽出物であることを特徴とする請求項１に記載の化粧料組成物に関する。
請求項３に係る発明は、前記リンゴ属（Ｍａｌｕｓ）に属する植物の抽出物が、果実部及び／又は果汁の抽出物であることを特徴とする請求項１に記載の化粧料組成物に関する。
請求項４に係る発明は、前記カロチノイド類がリコペンを含有することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の化粧料組成物に関する。
請求項５に係る発明は、前記リンゴ属（Ｍａｌｕｓ）に属する植物の抽出物がポリフェノール類を含有することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の化粧料組成物に関する。
請求項６に係る発明は、アスコルビン酸を含有することを特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載の化粧料組成物に関する。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る化粧料組成物について詳述する。本発明に係る化粧料組成物は、必須成分として、カロチノイド類及びリンゴ属（Ｍａｌｕｓ）に属する植物の抽出物を含有する。必須成分として、カロチノイド類及びリンゴ属に属する植物の抽出物を含有することにより、それぞれを単独で含有する場合に比べて、美白効果及び抗酸化能が格段に向上した化粧料組成物を得ることができる。
【０００８】
第一の必須成分はカロチノイド類である。カロチノイド類は動植物界に広く存在している黄色ないし赤色の色素で、多数の共役二重結合を含む脂肪族または脂環式のポリイン類である。
本発明で使用することができるカロチノイド類は特に限定されず、あらゆる種類のカロチノイド類を使用することができ、例えば、α−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リコペン、ルテイン、ビオラキサンチン、スピリロキサンチン、スフェロイデン、アスタキサンチン、クロセチン、カプサンチン、ロドキサンチン、ゼアキサンチンなどを例示することができる。
本発明では一種類のカロチノイドを含有することもでき、二種以上のカロチノイドを含有することもできる。
特に本発明ではカロチノイド類として、リコペンを含有することが好ましい。リコペンはトマト、スイカ、柿などに多く含まれる暗赤色の色素である。
リコペンは他のカロチノイド類に比べて優れた抗酸化能を有し、例えばβ−カロチンの約３倍の抗酸化能を有するといわれる。また紫外線による皮膚のダメージを回復することができる。
リコペンと後述するリンゴ属に属する植物の抽出物とを含有することにより、他のカロチノイド類を用いた場合に比べて、より高い美白効果と抗酸化能を得ることができる。
【０００９】
カロチノイド類の含有量は特に限定されないが、化粧料組成物全量中、０．００５〜２重量％、好ましくは０．０５〜１．５重量％、より好ましくは０．５〜１重量％とされる。０．００５重量％未満の含有量では、美白効果や抗酸化能を得ることができない場合がある。一方、２重量％を超えて含有しても、それ以上の効果が得られない場合があり、また化粧料の着色といった問題も生じる場合がある。
【００１０】
第二の必須成分はリンゴ属に属する植物の抽出物（以下、単にリンゴ抽出物という場合がある。）である。リンゴ属に属する植物としては、例えば、エゾノコリンゴ（Ｍａｌｕｓｂａｃｃａｔａ）、マンショウズミ（Ｍａｌｕｓｂａｃｃａｔａｖａｒ．ｍａｎｄｓｃｈｕｒｉｃａ）、ハナカイドウ（Ｍａｌｕｓｈａｌｌｉａｎａ）、ツクシカイドウ（Ｍａｌｕｓｈｕｐｅｈｅｎｓｉｓ）、カイドウ（Ｍａｌｕｓｍｉｃｒｏｍａｌｕｓ）、イヌリンゴ（Ｍａｌｕｓｐｒｕｎｉｆｏｌｉａ）、リンゴ（Ｍａｌｕｓｐｕｍｉｌａ）、ズミ（Ｍａｌｕｓｓｉｅｂｏｌｄｉｉ）、ホンカイドウ（Ｍａｌｕｓｓｐｅｃｔａｂｉｌｉｓ）、ノカイドウ（Ｍａｌｕｓｓｐｏｎｔａｎｅａ）、オオズミ（Ｍａｌｕｓｓｙｌｖｅｓｔｒｉｓ）等を例示することができ、一種を単独で使用することもでき、二種以上を混合して使用することもできる。
本発明では、特にリンゴ（Ｍａｌｕｓｐｕｍｉｌａ）を使用することが好ましい。
【００１１】
リンゴ属に属する植物は、その全部位が使用可能であり、葉部、果実部、枝部、幹部、根部などの各部位を単独で、或いは適宜混合して使用することもできる。特に本発明では果実部を使用することが好ましく、未熟果実を使用することがより好ましい。また果汁を使用することもできる。
【００１２】
リンゴ抽出物の調製方法は特に限定されず、常法に従えばよく、例えばリンゴ属に属する植物の乾燥粉砕物に、リンゴ乾燥粉砕物の５〜１００重量倍程度の抽出溶媒を加えて、室温程度の温度域で浸漬又は攪拌下で抽出する方法や抽出溶媒をその沸点程度の温度に加熱して還流抽出する方法等を例示することができる。
抽出液を回収した後に、減圧留去、凍結乾燥、噴霧乾燥などによって抽出溶媒を除去することにより、リンゴ抽出物を得ることができる。
【００１３】
リンゴ抽出物を得る際に使用される抽出溶媒は特に限定されないが、水又は有機溶媒を例示することができ、具体的な有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトン等を例示することができる。
また塩酸、硫酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸などの酸性溶媒、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ性溶媒を使用することもできる。
【００１４】
上記方法で得られたリンゴ抽出物を精製処理して得られる精製処理物をリンゴ抽出物として使用することもできる。精製方法は特に限定されないが、合成樹脂吸着剤、ゲルなどを使用したカラムクロマトグラフィーやＨＰＬＣを使用した精製方法を例示することができる。
【００１５】
特に本発明では、リンゴ抽出物として、ポリフェノール類を含有する画分を使用することが好ましい。
リンゴ抽出物には、ｐ−ヒドロキシ安息香酸、プロトカテク酸、バニリン酸、没食子酸、シリンガ酸などのヒドロキシ安息香酸類、クマル酸、カフェー酸、フェルラ酸、３，５−ジメトキシ−４−ヒドロキシケイ皮酸などのヒドロキシケイ皮酸類、クロロゲン酸などのカフェー酸エステル類、（＋）−カテキン、（−）−エピカテキン、（＋）−ガロカテキン、（−）−エピガロカテキン、（−）−没食子酸エピカテキン、（−）−没食子酸エピガロカテキンなどのカテキン類、ケルセチン、カンフェロール、ミリセチン、ルチン、イソラムネチンなどのフラボノール類或いはこれらの配糖体、フロレチン、フロリジンなどのジヒドロカルコン類、（−）エピカテキンの縮重合体である縮合型タンニンなどのポリフェノール類が含まれている。
リンゴ抽出物としてポリフェノール類を含有する画分を使用することにより、優れた美白効果と抗酸化能を得ることができる。
【００１６】
ポリフェノール類を含有する画分を得る方法は特に限定されないが、例えば、果実部を圧搾して果汁を得た後、スチレン−ジビニルベンゼン系の合成吸着樹脂へ通液してポリフェノール成分を吸着させ、次いで、水洗浄し、糖類や有機酸類を完全除去するようにしてから、含水エタノールによって溶出する方法を例示することができる。
【００１７】
リンゴ抽出物の含有量は特に限定されないが、化粧料組成物全量中、０．００１〜１．５重量％、好ましくは０．５〜１重量％、より好ましくは０．２〜０．３重量％とされる。０．００１重量％未満の含有量では、十分満足できる美白効果や抗酸化能を得ることができない場合がある。一方、１．５重量％を超えて含有しても、それ以上の効果が得られない場合がある。
【００１８】
本発明では、カロチノイド類とリンゴ抽出物は、前述の配合量の範囲内で化粧料組成物中に含有すればよいが、カロチノイド類とリンゴ抽出物の含有量が、重量比で１：０．５〜２、好ましくは１：１〜１．５、より好ましくは１：１となるように、化粧料組成物中に含有することが望ましい。
カロチノイド類の含有量がリンゴ抽出物の含有量の０．５倍未満の場合、および２倍を超える場合のいずれも、満足できる美白効果や抗酸化能を得ることができない場合がある。
【００１９】
さらに、本発明に係る化粧料組成物には、上記した必須成分に加えて、アスコルビン酸を含有することができる。アスコルビン酸を含有することによって、より高い美白効果や抗酸化能を得ることができる。
アスコルビン酸を含有する場合、その含有量は特に限定されないが、化粧料組成物全量中、０．００１〜１重量％、好ましくは０．００５〜０．５重量％、より好ましくは０．０１〜０．１重量％とされる。
０．００１重量％未満の含有量では、美白効果や抗酸化能を高めることができない場合があり、１重量％を超えて含有してもそれ以上の効果が得られない場合がある。
【００２０】
本発明に係る化粧料組成物には、上記した成分の他にも、通常の化粧料に配合される成分を適宜任意に配合することができる。本発明に係る化粧料組成物に配合することができる成分としては、例えば、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ脂、牛脂、ゴマ油、小麦胚芽油等の油脂；オレンジラフィー油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、ホホバ油、モンタンロウ、ミツロウ、ラノリン等のロウ類；流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等の炭化水素；ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、オキシステアリン酸、リノール酸等の高級脂肪酸、ラウリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール等の高級アルコール；ステロール、脂肪酸エステル、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、高分子化合物、無機顔料、色素、香料、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、細胞賦活剤、ビタミン類、アミノ酸、皮膚収斂剤、美白剤、水、エタノール、イソプロピルアルコール等を例示することができる。
【００２１】
本発明に係る化粧料組成物の形態は特に限定されず、液状、クリーム状、粉状、エアゾール製品、固形状、乳液状等を例示することができ、具体的には、化粧水、クリーム、乳液、パックなどの基礎化粧品、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドー、アイライナー、マスカラなどのメークアップ化粧品などの皮膚用化粧品を例示することができる。
特に本発明に係る化粧料組成物は、優れた美白効果と抗酸化能を有するから、美白或いは皮膚老化防止を目的とした皮膚外用剤などの皮膚用の化粧料とすることが好ましい。
【００２２】
本発明に係る化粧料組成物は、必須の成分としてカロチノイド類とリンゴ抽出物を含有するから、カロチノイド類とリンゴ抽出物をそれぞれ単独で含有する場合に比べて、格段に優れた美白効果及び抗酸化能を備える化粧料組成物を得ることができる。
またカロチノイド類がリコペンを含有することにより、又はリンゴ抽出物がポリフェノール類を含有することにより、美白効果及び抗酸化能を向上させることができる。
本発明に係る化粧料組成物は優れた美白効果と抗酸化能を有するから、シミやソバカスの生成を抑制するとともに、過酸化物の生成を抑制して皮膚の老化を防止することもできる。
【００２３】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
（試料の調製）
リンゴの未熟果実を搾汁した後、濾過して果汁を得た。この果汁をスチレン−ジビニルベンゼン系の合成吸着剤を充填したカラムへ通液してポリフェノール類を吸着させた。次いで、水を通液した後、７０％エタノールを通液してポリフェノール類を溶出した。この溶出液を減圧濃縮後、噴霧乾燥によって粉末化することで、リンゴ抽出物を調製した。
リコペンと上記調製したリンゴ抽出物を等量混合して実施例１の試料を調製した。
また上記調製したリンゴ抽出物を比較例１の試料とした。リコペンを比較例２の試料とした。
【００２４】
（試験例１；抗チロシナーゼ活性の測定）
１０％ＦＢＳ−ＤＭＥＭで培養したＢ１６メラノーマを９６ｗｅｌｌｐｌａｔｅに５×１０^４ｃｅｌｌｓ／ｗｅｌｌとなるように播種し（全量１９５μｌ）、３７℃、５％−ＣＯ_２の条件で２４時間培養した。ここに実施例１及び比較例１，２の試料溶液を最終濃度がそれぞれ５，１０，５０，１００，５００ｐｐｍとなるように５０％エタノール／ＰＢＳ溶液（完全に溶解しない場合はＤＭＳＯを添加）で希釈し、さらに０．２μｍのメンブランフィルターにて濾過滅菌したものを５μｌずつ添加し、同一条件下で更に２４時間培養した。培養後、培養液を取り除き、１％ＴｒｉｔｏｎＸ−１００／ＰＢＳ溶液５０μｌで細胞膜を可溶化した後、基質として１０ｍＭＬ−ＤＯＰＡ１００μｌを加えて、３７℃で３時間反応させ、マイクロプレートリーダーにて波長４７５ｎｍにおける吸光度を測定した。また、対照として試料溶液を添加しない場合の反応系の吸光度を測定し、次式１（数１）に基づいてチロシナーゼ生合成抑制率（％）を算出した。結果を表１に記載する。
【数１】

【００２５】
【表１】

【００２６】
表１の結果に示されるように、リンゴ抽出物とカロチノイド類とを含有することにより、それぞれ単独の場合に比べて格段に優れた美白効果を有することが分かる。
【００２７】
（試験例２；ＳＯＤ様活性測定）
上記で得たサンプルについて、「ＳＯＤテストワコー」（和光社製）を用いたＮＢＴ法によりＳＯＤ様活性測定を行なった。
具体的には、キサンチン（ＸＡ）−キサンチンオキシダーゼ（ＸＯＤ）系により生成するＯ_２ ⁻がＳＯＤによりＨ_２Ｏ_２とＯ_２に不均一化される割合を、ジホルマザンの生成阻害率の減少率から測定する方法である。
任意に希釈したサンプルを０．１ｍｌずつ試験管に添加し、そこに、０．４０ｍＭのキサンチンおよび０．２４ｍＭのニトロブルーテトラゾリウム（ＮＯ_２−ＴＢ）を含有するリン酸緩衝液（０．１Ｍ，ｐＨ８．０）である発色試液１．０ｍｌと、０．０４９ユニット／ｍｌのキサンチンオキシダーゼを含有する酵素液１．０ｍｌとを加え、温浴中（３７℃）で２０分間、反応させた。２０分後、６９ｍＭのドデシル硫酸ナトリム溶液を２ｍｌ添加して反応停止し、吸光度を測定した。
得られた吸光度から、この反応系で生ずるスーパーオキサイドアニオンによるニトロブルーテトラゾリウム還元に伴う吸光度（５６０ｎｍ）の増加に対する、各サンプルの増加阻害率（消去活性能）を次式２（数２）より求めた。５回測定した平均値を表２に記載する。
【数２】

ａ：サンプルを添加せず、溶媒のみを添加したブランクの吸光度
ｂ：溶媒のみを添加し、且つ酵素液の代わりにリン酸緩衝液を加えたブランクの吸光度
ｃ：サンプルの吸光度
ｄ：酵素液の代わりにリン酸緩衝液を加えたサンプルの吸光度
【００２８】
【表２】

【００２９】
表２に示されるとおり、リンゴ抽出物とカロチノイド類とを含有することにより、それぞれ単独の場合に比べて、優れた抗酸化能が得られることが分かる。
【００３０】
以下、本発明に係る化粧料組成物の処方例を示す。
（配合例１；化粧水）
実施例１１．５
スクワラン５．０
ワセリン２．０
ミツロウ０．５
ソルビタンセスキオレイン酸エステル（２０ＥＯ）０．８
プロピレングリコール５．０
エタノール５．０
水酸化カリウム０．１
酸化防止剤適量
香料適量
精製水残部
合計１００．０重量％
【００３１】
（配合例２；クリ−ム）
実施例２１．０
エタノ−ル７．０
グリセリン５．０
１，３−ブチレングリコ−ル０．２
防腐剤０．３
香料適量
精製水残部
合計１００．０重量％
【００３２】
（配合例３；パック剤）
実施例２１．０
流動パラフィン５．０
グリセリン５．０
ソルビタンモノオレエート１．０
ポリオキシエチレンモノオレエート１．５
セタノ−ル１．０
エタノ−ル１．０
ポリビニルアルコ−ル１４．０
防腐剤０．３
香料微量
精製水残部
合計１００．０重量％
【００３３】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明に係る化粧料組成物は、必須の成分としてカロチノイド類とリンゴ抽出物を含有するから、カロチノイド類とリンゴ抽出物をそれぞれ単独で含有する場合に比べて、格段に優れた美白効果及び抗酸化能を備える化粧料組成物を得ることができる。
またカロチノイド類がリコペンを含有することにより、又はリンゴ抽出物がポリフェノール類を含有することにより、美白効果及び抗酸化能を向上させることができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cosmetic composition, and more particularly, to a cosmetic composition containing carotenoids and an extract of a plant belonging to the genus Apple. An object of the present invention is to provide a cosmetic composition having excellent whitening effect and antioxidant ability.
[0002]
[Prior art]
In recent years, an increase in ultraviolet rays due to ozone layer destruction has been feared. It is said that ultraviolet irradiation increases the amount of melanin pigment and causes spots and freckles. Further, it is said that, when repeatedly exposed to ultraviolet rays for a long period of time, active oxygen and lipid peroxide are generated in the skin, leading to premature aging of the skin and causing skin cancer.
[0003]
Examples of the invention relating to cosmetics for the purpose of preventing spots and freckles and preventing skin aging include, for example, unsaturated unsaturated compounds having 18 to 22 carbon atoms and having 2 to 6 double bonds in the molecular structure. At least one selected from fatty acids and their derivatives, at least one selected from phospholipids, antioxidants, proteins and hydrolysates thereof, and at least one selected from mucopolysaccharides and salts thereof There are known whitening cosmetics (see Patent Document 1).
Further, a skin cosmetic comprising a dipeptide containing L-cysteine at the N-terminus (see Patent Document 2) is known.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-11-1423 [Patent Document 2]
JP-A-6-345797 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, cosmetics containing the conventional whitening agents and antioxidants as described above have not been able to obtain a sufficiently satisfactory whitening effect and antioxidant ability.
The present inventors have conducted intensive studies to solve the above-mentioned problems, and found that a composition containing both carotenoids and an extract of a plant belonging to the genus Apple has excellent whitening effect and antioxidant ability. They have found and completed the present invention.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
That is, the invention according to claim 1 relates to a cosmetic composition comprising a carotenoid and an extract of a plant belonging to the genus Apple (Malus).
The invention according to claim 2 is that the extract of the plant belonging to the genus Apples (Malus) is one or more extracts selected from the group consisting of leaves, fruits, branches, stems and roots. The present invention relates to the cosmetic composition according to claim 1.
The invention according to claim 3 relates to the cosmetic composition according to claim 1, wherein the extract of a plant belonging to the genus Apple (Malus) is an extract of a fruit part and / or a fruit juice.
The invention according to claim 4 relates to the cosmetic composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the carotenoids contain lycopene.
The invention according to claim 5 relates to the cosmetic composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the extract of the plant belonging to the genus Apple (Malus) contains a polyphenol.
The invention according to claim 6 relates to the cosmetic composition according to any one of claims 1 to 5, which contains ascorbic acid.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the cosmetic composition according to the present invention will be described in detail. The cosmetic composition according to the present invention contains carotenoids and an extract of a plant belonging to the genus Apple (Malus) as essential components. By containing a carotenoid and an extract of a plant belonging to the genus Apple as essential components, to obtain a cosmetic composition with significantly improved whitening effect and antioxidant ability, as compared to a case where each is contained alone. Can be.
[0008]
The first essential component is carotenoids. Carotenoids are yellow or red pigments widely existing in the animal and plant kingdoms, and are aliphatic or alicyclic polyynes containing a large number of conjugated double bonds.
The carotenoids that can be used in the present invention are not particularly limited, and any kind of carotenoids can be used, for example, α-carotene, β-carotene, γ-carotene, lycopene, lutein, violaxanthin, spirit Loxanthin, spheroidene, astaxanthin, crocetin, capsanthin, rhodoxanthin, zeaxanthin and the like can be exemplified.
In the present invention, one kind of carotenoid may be contained, and two or more kinds of carotenoids may be contained.
In particular, in the present invention, it is preferable to contain lycopene as a carotenoid. Lycopene is a dark red pigment that is often found in tomatoes, watermelons, persimmons, and the like.
Lycopene has an excellent antioxidant ability compared to other carotenoids, and is said to have, for example, about three times the antioxidant ability of β-carotene. In addition, skin damage due to ultraviolet rays can be recovered.
By containing lycopene and an extract of a plant belonging to the genus Apple, which will be described later, higher whitening effect and antioxidant ability can be obtained as compared with the case where other carotenoids are used.
[0009]
The content of carotenoids is not particularly limited, but is 0.005 to 2% by weight, preferably 0.05 to 1.5% by weight, more preferably 0.5 to 1% by weight in the total amount of the cosmetic composition. You. If the content is less than 0.005% by weight, the whitening effect and the antioxidant ability may not be obtained. On the other hand, if the content exceeds 2% by weight, no further effect may be obtained, and a problem such as coloring of the cosmetic may also occur.
[0010]
The second essential component is an extract of a plant belonging to the genus Apple (hereinafter sometimes simply referred to as an apple extract). Examples of the plants belonging to the genus Apple include, for example, Ezonoko apple (Malus baccata), Mongolian porpoise (Malus baccata var. , Apples (Malus pumila), sparrows (Malus sieboldii), sea lions (Malus spectabilis), snowmen (Malus spontanea), giant squirrels (Malus sylvestris), etc., and the species can be used alone. The above may be used in combination.
In the present invention, it is particularly preferable to use apples (Malus pumila).
[0011]
All parts of the plant belonging to the genus Apple can be used, and each part such as a leaf, a fruit, a branch, a trunk, and a root can be used alone or in a suitable mixture. Particularly in the present invention, it is preferable to use a fruit part, and it is more preferable to use an unripe fruit. Fruit juice can also be used.
[0012]
The method for preparing the apple extract is not particularly limited, and may be in accordance with a conventional method. For example, to a dried and crushed plant belonging to the genus Apple, an extraction solvent about 5 to 100 times the weight of the dried and crushed apple is added, and room temperature is added. Examples thereof include a method of immersing or extracting under a temperature range of about 30 ° C. and a method of extracting the solvent by refluxing by heating the extraction solvent to a temperature of about its boiling point.
After recovering the extract, the apple extract can be obtained by removing the extraction solvent by distillation under reduced pressure, freeze drying, spray drying, or the like.
[0013]
The extraction solvent used when obtaining the apple extract is not particularly limited, and examples thereof include water or an organic solvent. Specific examples of the organic solvent include methanol, ethanol, propanol, butanol, dimethyl sulfoxide, and dimethylformamide. , Acetone and the like.
Further, an acidic solvent such as hydrochloric acid, sulfuric acid, acetic acid, citric acid and malic acid, and an alkaline solvent such as sodium hydroxide and sodium hydrogen carbonate can also be used.
[0014]
A purified product obtained by purifying the apple extract obtained by the above method can also be used as an apple extract. The purification method is not particularly limited, and examples thereof include a column chromatography using a synthetic resin adsorbent, a gel and the like, and a purification method using HPLC.
[0015]
In particular, in the present invention, it is preferable to use a fraction containing polyphenols as an apple extract.
Apple extracts include hydroxybenzoic acids such as p-hydroxybenzoic acid, protocatechuic acid, vanillic acid, gallic acid, syringic acid, coumaric acid, caffeic acid, ferulic acid, 3,5-dimethoxy-4-hydroxycinnamic acid Hydroxycinnamic acids, caffeic acid esters such as chlorogenic acid, (+)-catechin, (-)-epicatechin, (+)-gallocatechin, (-)-epigallocatechin, (-)-gallic acid epi Catechins such as catechin and epigallocatechin (-)-gallate, flavonols such as quercetin, campherol, myricetin, rutin and isorhamnetin or glycosides thereof, dihydrochalcones such as phloretin and phlorizin, (-) epi Contains polyphenols such as condensed tannin, which is a condensation polymer of catechin
By using a fraction containing polyphenols as an apple extract, an excellent whitening effect and antioxidant ability can be obtained.
[0016]
The method of obtaining a fraction containing polyphenols is not particularly limited, for example, after squeezing the fruit portion to obtain fruit juice, and then passed through a styrene-divinylbenzene-based synthetic adsorption resin to adsorb the polyphenol component, Next, a method of washing with water to completely remove saccharides and organic acids and then eluting with aqueous ethanol can be exemplified.
[0017]
Although the content of the apple extract is not particularly limited, it is 0.001 to 1.5% by weight, preferably 0.5 to 1% by weight, more preferably 0.2 to 0.3% by weight in the total amount of the cosmetic composition. %. If the content is less than 0.001% by weight, a satisfactory whitening effect and antioxidant ability may not be obtained. On the other hand, if the content exceeds 1.5% by weight, no further effect may be obtained.
[0018]
In the present invention, the carotenoids and the apple extract may be contained in the cosmetic composition within the range of the above-mentioned amounts, but the carotenoids and the apple extract may be contained in a weight ratio of 1: 0. It is desirable to include it in the cosmetic composition so as to be 5 to 2, preferably 1 to 1 to 1.5, and more preferably 1 to 1.
In both cases where the content of carotenoids is less than 0.5 times and more than twice the content of apple extract, satisfactory whitening effect and antioxidant ability may not be obtained.
[0019]
Further, the cosmetic composition according to the present invention may contain ascorbic acid in addition to the above essential components. By containing ascorbic acid, higher whitening effect and antioxidant ability can be obtained.
When ascorbic acid is contained, its content is not particularly limited, but is 0.001 to 1% by weight, preferably 0.005 to 0.5% by weight, more preferably 0.01 to 1% by weight in the total amount of the cosmetic composition. 0.1% by weight.
If the content is less than 0.001% by weight, the whitening effect and the antioxidant ability may not be improved, and if the content exceeds 1% by weight, no further effect may be obtained.
[0020]
In the cosmetic composition according to the present invention, in addition to the above-described components, components to be blended with ordinary cosmetics can be arbitrarily arbitrarily compounded. Examples of components that can be added to the cosmetic composition according to the present invention include oils such as avocado oil, almond oil, olive oil, cacao butterfat, sesame oil, and wheat germ oil; orange roughy oil, carnauba wax, candelilla Waxes such as wax, whale wax, jojoba oil, montan wax, beeswax, and lanolin; hydrocarbons such as liquid paraffin, vaseline, paraffin, ceresin, microcrystalline wax, and squalane; lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, olein Higher fatty acids such as acids, behenic acid, undecylenic acid, oxystearic acid, and linoleic acid; higher alcohols such as lauryl alcohol, cetyl alcohol, cetostearyl alcohol, stearyl alcohol, oleyl alcohol, behenyl alcohol, and lanolin alcohol Sterols, fatty acid esters, cationic surfactants, anionic surfactants, amphoteric surfactants, nonionic surfactants, polymer compounds, inorganic pigments, dyes, fragrances, preservatives, bactericides, ultraviolet absorbers, cell activation Agents, vitamins, amino acids, skin astringents, whitening agents, water, ethanol, isopropyl alcohol, and the like.
[0021]
The form of the cosmetic composition according to the present invention is not particularly limited, and may be liquid, cream, powder, aerosol product, solid, emulsion, etc. Specifically, lotion, cream, Examples include skin cosmetics such as basic cosmetics such as emulsions and packs, and makeup cosmetics such as foundations, lipsticks, blushers, eye shadows, eye liners, and mascaras.
In particular, since the cosmetic composition according to the present invention has an excellent whitening effect and antioxidant ability, it is preferably used as a skin cosmetic such as a skin external preparation for whitening or preventing skin aging.
[0022]
Since the cosmetic composition according to the present invention contains carotenoids and apple extract as essential components, the whitening effect and antibacterial effect are remarkably excellent as compared with the case where carotenoids and apple extract are each contained alone. A cosmetic composition having oxidizing ability can be obtained.
When the carotenoids contain lycopene, or when the apple extract contains polyphenols, the whitening effect and the antioxidant ability can be improved.
Since the cosmetic composition according to the present invention has an excellent whitening effect and antioxidant ability, it can suppress the formation of spots and freckles, and also suppress the generation of peroxide to prevent aging of the skin.
[0023]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described based on examples, but the present invention is not limited to these examples.
(Sample preparation)
After squeezing the immature apple fruit, it was filtered to obtain fruit juice. The fruit juice was passed through a column filled with a styrene-divinylbenzene-based synthetic adsorbent to adsorb polyphenols. Next, after passing through water, 70% ethanol was passed through to elute polyphenols. This eluate was concentrated under reduced pressure, and then powdered by spray drying to prepare an apple extract.
Lycopene and the apple extract prepared above were mixed in equal amounts to prepare a sample of Example 1.
The apple extract prepared above was used as a sample of Comparative Example 1. Lycopene was used as the sample of Comparative Example 2.
[0024]
(Test Example 1: Measurement of anti-tyrosinase activity)
B16 melanoma cultured in 10% FBS-DMEM was seeded on a 96-well plate at 5 × 10 ⁴ cells / well (total amount: 195 μl) and cultured at 37 ° C., 5% -CO ₂ for 24 hours. Here, the sample solutions of Example 1 and Comparative Examples 1 and 2 were adjusted to a final concentration of 5, 10, 50, 100, and 500 ppm, respectively, with a 50% ethanol / PBS solution (if not completely dissolved, DMSO was added). After dilution and sterilization by filtration with a 0.2 μm membrane filter, 5 μl each was added, and the cells were further cultured under the same conditions for 24 hours. After the culture, the culture solution was removed, and the cell membrane was solubilized with 50 μl of 1% Triton X-100 / PBS solution. Then, 100 μl of 10 mM L-DOPA was added as a substrate, and the mixture was reacted at 37 ° C. for 3 hours. The absorbance at a wavelength of 475 nm was measured. Further, as a control, the absorbance of the reaction system in the case where the sample solution was not added was measured, and the tyrosinase biosynthesis inhibition rate (%) was calculated based on the following formula 1 (Equation 1). The results are shown in Table 1.
(Equation 1)

[0025]
[Table 1]

[0026]
As shown in the results in Table 1, it can be seen that the inclusion of the apple extract and the carotenoids has a much superior whitening effect as compared to the case of using each alone.
[0027]
(Test Example 2: SOD-like activity measurement)
The SOD-like activity of the sample obtained above was measured by the NBT method using “SOD Test Wako” (manufactured by Wako).
Specifically, the rate at which O ₂ ⁻ generated by the xanthine (XA) -xanthine oxidase (XOD) system is heterogeneized into H ₂ O ₂ and O ₂ by SOD is determined from the decrease rate of the diformazan production inhibition rate. It is a method of measuring.
0.1 ml of the optionally diluted sample was added to a test tube, and a phosphate buffer (0.1 M, 0.10 mM) containing 0.40 mM xanthine and 0.24 mM nitroblue tetrazolium (NO ₂ -TB) was added thereto. 1.0 ml of a coloring reagent solution having a pH of 8.0) and 1.0 ml of an enzyme solution containing 0.049 units / ml of xanthine oxidase were added, and reacted in a warm bath (37 ° C.) for 20 minutes. Twenty minutes later, 2 ml of a 69 mM sodium dodecyl sulfate solution was added to stop the reaction, and the absorbance was measured.
From the obtained absorbance, the increase inhibition rate (erasing activity) of each sample with respect to the increase in absorbance (560 nm) due to nitroblue tetrazolium reduction by superoxide anion generated in this reaction system was determined by the following equation 2 (Equation 2). Was. Table 2 shows the average value measured five times.
(Equation 2)

a: Absorbance of a blank to which only a solvent was added without adding a sample b: Absorbance of a blank to which only a solvent was added and a phosphate buffer was added instead of an enzyme solution c: Absorbance of a sample d: Absorbance of a sample d: Absorbance of sample to which phosphate buffer was added instead
[Table 2]

[0029]
As shown in Table 2, it can be seen that by containing the apple extract and the carotenoids, an excellent antioxidant ability can be obtained as compared with the case of using each alone.
[0030]
Hereinafter, formulation examples of the cosmetic composition according to the present invention will be described.
(Formulation Example 1; lotion)
Example 1 1.5
Squalane 5.0
Vaseline 2.0
Beeswax 0.5
Sorbitan sesquioleate (20EO) 0.8
Propylene glycol 5.0
Ethanol 5.0
Potassium hydroxide 0.1
Antioxidant qs perfume qs purified water total 100.0 wt%
[0031]
(Formulation Example 2; cream)
Example 2 1.0
Ethanol 7.0
Glycerin 5.0
1,3-butylene glycol 0.2
Preservative 0.3
Perfume Appropriate amount Purified water Remaining total 100.0% by weight
[0032]
(Formulation Example 3; Packing agent)
Example 2 1.0
Liquid paraffin 5.0
Glycerin 5.0
Sorbitan monooleate 1.0
Polyoxyethylene monooleate 1.5
Setanol 1.0
Ethanol 1.0
Polyvinyl alcohol 14.0
Preservative 0.3
Perfume micro-purified water Total remaining 100.0% by weight
[0033]
【The invention's effect】
As described in detail above, since the cosmetic composition according to the present invention contains carotenoids and apple extract as essential components, the cosmetic composition is significantly different from the case where carotenoids and apple extract are each contained alone. A cosmetic composition having an excellent whitening effect and antioxidant ability can be obtained.
When the carotenoids contain lycopene, or when the apple extract contains polyphenols, the whitening effect and the antioxidant ability can be improved.

Claims

A cosmetic composition comprising an extract of a carotenoid and a plant belonging to the genus Apple (Marus).

The extract of a plant belonging to the genus Apples (Malus) is at least one extract selected from the group consisting of leaves, fruits, branches, stems and roots. Cosmetic composition.

The cosmetic composition according to claim 1, wherein the extract of a plant belonging to the genus Apple (Malus) is an extract of a fruit part and / or a juice.

The cosmetic composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the carotenoids contain lycopene.

The cosmetic composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the extract of a plant belonging to the genus Apple (Malus) contains a polyphenol.

The cosmetic composition according to any one of claims 1 to 5, comprising ascorbic acid.