JP2004298780A - スプレー装置 - Google Patents

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JP2004298780A JP2003095841A JP2003095841A JP2004298780A JP 2004298780 A JP2004298780 A JP 2004298780A JP 2003095841 A JP2003095841 A JP 2003095841A JP 2003095841 A JP2003095841 A JP 2003095841A JP 2004298780 A JP2004298780 A JP 2004298780A
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Satoru Yamauchi
悟 山内
Kazuhiro Iwama
一浩 岩間
Ikuo Namatame
郁夫 生田目
Kazuo Ito
和夫 伊藤
Keiichi Ito
恵市 伊藤
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HEIWA ZENMAI SEISAKUSHO KK
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Seiko Clock Inc
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Abstract

【目的】芳香剤等を収納したスプレー缶を着脱可能に収納し、所定時間毎に自動的に噴霧するスプレー装置において、任意にモニター噴霧が可能であって、電源投入時の誤作動を防止できるようにする。
【構成】スイッチ9を第1位置にスライドさせて、制御部5に所定の時間毎にカム軸31を一回転させて、第1のレバー32がスプレー缶1のノズル11を押圧するように制御させる。スイッチ9を第3位置にプッシュして、制御部5に所定の時間とは無関係にノズル11を押圧すように制御させる。これにより任意にモニター噴霧することができる。またスイッチ9を第1位置にスライドさせたときには、制御部5が初期状態にリセットされるため、電圧が不足しがちになる電源投入時に、制御部が暴走する等の誤作動を防止することができる
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消臭剤や芳香剤や殺虫剤等を、所定時間毎に自動的に噴霧するスプレー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、消臭剤、芳香剤あるいは殺虫剤等を収納したスプレー缶を着脱可能に収納し、小型モータ等の駆動手段及びタイマーによって、所定時間毎にスプレー缶のスプレーノズルを開放して、自動的に噴霧するスプレー装置が各種提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭60−86471号公報(第1頁、第1図)
【特許文献2】
実開昭63−28155号公報(第1頁、第1図)
【特許文献3】
実開昭63−35458号公報(第1頁、第1図)
【特許文献4】
特開平10−328590号公報(第1−2頁、第1−3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したスプレー装置では、いずれも次の問題があった。すなわちこれらの手段は、所定時間毎に、一々人の手を借りることなく、自動的に所定の時間だけ噴霧できることを特徴とするものではあるが、この所定の時間以外に、任意に噴霧することができない。したがって、新たにスプレー缶を交換したときに、正しく噴霧できるか否かを試し噴霧することによって確認することができない。また、スプレー缶の内容物が未だ残っているか否かを点検する場合には、スプレー缶を一々取り外した上で、手動で噴霧するか、スプレー缶を振る等して確認しなければならなかった。
【0005】
さらに、所定時間毎に自動的に所定の時間だけ噴霧するためには、タイマーとマイクロチップを内蔵した電子回路からなる制御部が使用されているが、電源投入時には電圧が不足しがちになり、この電子回路等に電源投入前の情報や、回路設定状態が残留していると、マイクロチップが暴走してしまうおそれもあった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、任意にモニター噴霧が可能であって、電源投入時の誤作動を防止できるスプレー装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明によるスプレー装置の第1の特徴は、スプレー缶を着脱可能に装着するケースと、このケースに装着されたこのスプレー缶のノズルを開閉する作動機構部と、この作動機構部を駆動する駆動部と、この作動機構部を所定時間毎に作動するように、この駆動部を制御する制御部と、この制御部に電力を供給するスイッチとを有していることにある。そして、上記スイッチは、第1位置と、第2位置と、第3位置とに変位可能であって、この第1位置に位置したときには、上記制御部に電力を供給し、この第2位置に位置したときには、この制御部への電力の供給を遮断し、この第3位置に位置したときには、上記制御部が上記作動機構部を上記所定時間に関係なく作動させるように上記駆動部を制御する。
【0008】
すなわち、スイッチが第1位置に位置すると、制御部に電力が供給され、この制御部は、駆動部に対して作動機構部を所定時間毎に作動させ、スプレー缶のノズルを開閉するように制御する。またスイッチが第2位置に位置すると、制御部は電力の供給を絶たれて、駆動部を制御する制御機能を停止する。したがって、制御部は、駆動部を作動させることができないため、例え、所定時間になっても作動機構部はノズルを開閉しない。またスイッチが第3位置に位置すると、制御部は、所定時間に関係なく駆動部を作動させて、スプレー缶のノズルを開閉させる。
【0009】
したがって、スイッチを第3位置に変位させるだけで、所定時間に関係なく、任意に噴霧させることができるため、新たにスプレー缶を交換した場合や、スプレー缶の内容物が未だ残っているか否かを点検する場合に、モニター噴霧を簡単に行うことができる。また、同一のスイッチで、駆動部に対する上述した3つの機能を果たすことができる。
【0010】
本発明によるスプレー装置の第2の特徴は、スプレー缶を着脱可能に装着するケースと、このケースに装着されたこのスプレー缶のノズルを開閉する作動機構部と、この作動機構部を駆動する駆動部と、この駆動部を制御する制御部と、第1位置と第2位置と第3位置とに変位可能なスイッチとを有していることにある。そして、上記スイッチは、上記第1位置に位置したときには、上記制御部が上記作動機構部を所定時間毎に作動させるように上記駆動部を制御し、上記第2位置に位置したときには、上記制御部が上記作動機構部を作動させないように上記駆動部を制御し、上記第3位置に位置したときには、上記制御部が上記作動機構部を上記所定時間に関係なく作動させるように上記駆動部を制御する。
【0011】
すなわち、この発明は、制御部へ電力を供給したままで、スイッチを第1位置と第2位置とに切り替えることによって、この制御部が駆動部に対して所定の機能を実行させたり、させないように制御することを特徴としている。したがって、制御部への電力の供給をオンオフすることによって、同様の目的を達成する第1の特徴に記載した発明と異なっている。なお、この第2の特徴に記載した発明では、制御部への電源の供給または遮断は、別の電源スイッチで行うことになる。
【0012】
本発明によるスプレー装置の第3の特徴は、上記特徴1または2に記載した制御部は、上記スイッチが上記第2位置から上記第1位置に変位したときには、リセット動作をすることにある。ここで、リセット動作とは、制御部を初期状態に戻すことを意味し、例えば搭載するタイマーやメモリをゼロの状態にしたり、電子回路を基本状態に戻すことを意味している。
【0013】
したがって、電圧が不足しがちになる電源投入時に、制御部が暴走する等の誤作動を防止することができる。
【0014】
本発明によるスプレー装置の第4の特徴は、上記特徴1〜3のいずれかの1に記載したスイッチは、プッシュスライドスイッチであって、押し込み操作により上記第3位置に変位し、スライド操作により上記1位置及び上記第2位置に変位することにある。
【0015】
すなわち、所定時間毎に噴霧させ、あるいはこの機能を停止させるのは、スイッチのスライド操作によって行い、一方任意のときにモニター噴霧させるのは、スイッチのプッシュ操作によって行うようにして、両者を異なる操作方法にしている。したがって、両操作の混同による誤操作を生じ難くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜図4を参照しつつ、本発明によるスプレー装置の構成について説明する。すなわち、スプレー装置は、スプレー缶1を着脱可能に装着するケース2と、このケースに装着されたスプレー缶1のノズル11を開閉する作動機構部3と、この作動機構部を駆動する駆動部4と、作動機構部3を所定時間毎に作動するように、駆動部4を制御する制御部5と、この制御部に電力を供給するスイッチ9とを有している。制御部5には、駆動部3の駆動電圧を監視する電圧監視手段7が組み込まれている。そして、駆動部4及び制御部5は、ケース2に装着した電池8の電力によって作動する。
【0017】
さて、ここで発明の内容の理解を容易にするために、まず上述したスプレー装置の構成部品の構成と機能とについて説明する。その後に、スイッチ9による制御部5の制御の切り替えについて説明する。スプレー缶1は、一般的に市販されている芳香剤スプレー缶であって、芳香剤を収納する縦長円柱状の容器本体12の上端に、ノズル11を取付けたものであり、このノズルを横方向に倒すとこのノズル先端から軸方向に噴霧する形式のものを使用している。またケース2は、プラスチック製の薄肉容器であって、スプレー缶1よりやや大きめの縦長形状に形成してある。ケース2の後側部は、スプレー缶1を挿入自在に収納する形状になっており、開閉可能な底蓋21を開いて、このスプレー缶を挿入する。また、スプレー缶1のノズル11は、ケース2の上方に設けたガイド孔22に挿入される。
【0018】
ケース2の前側面は略平面状になっており、その内側に作動機構部3と、この作動機構部を駆動する駆動部4と、この作動機構部を所定時間毎に作動するようにこの駆動部を制御する制御部5が収納してある。なお、ケース2の前側の下部は、開放可能な前蓋23が付いた電池ホルダになっており、この電池ホルダに電池8を装填する。また、ケース2の頂部には、LED6が設けてあり、このLEDは、スプレー缶1の内容物の残量と、駆動部4の駆動電圧の状態とを表示する。また、ケース2の前面には、スイッチ9と、ノズル11の開放時間間隔を3段階に切り替えることができる、噴霧間隔設定スイッチ10とが設けてある。
【0019】
さて、図3に示すように、スプレー缶1のノズル11を開閉する作動機構部3は、このノズルと直交して回転するカム軸31と、このカム軸に設けた第1のレバー32と、この第1のレバーとはカム軸方向位置が異なる位置であって、回転方向に90度先行する位置に設けた第2のレバー33とを備えている。したがって、カム軸31が時計方向Rに回転することによって、第1のレバー32がノズル11の側面を押圧して、このノズルを水平方向Fに傾けて噴霧させる。なお、第2のレバー33の作動については後述する。
【0020】
作動機構部3のカム軸31は、駆動部4によって回転駆動される。すなわち、図2及び図4に示すように、駆動部4は歯車機構とモータとで構成され、第1の平歯車41がカム軸31に軸支されている。そして、第1の平歯車は、第2の平歯車42によって回転駆動される。また、第2の平歯車42の回転軸にはウォームギア43が軸支してあり、このウォームギアは、モータ45の回転軸に軸支されたウォーム44で回転駆動される。
【0021】
制御部5は、マイクロチップを含む電子回路で構成され、上述した駆動部3の駆動電圧を監視する電圧監視手段7の他にタイマー5aを内蔵している。次に、制御部5の機能について説明する。第1に、時間間隔設定スイッチ10によって設定された時間間隔を記憶し、タイマー5aからの時間信号を積算して、設定された時間間隔が経過する度に、駆動部3に電池8から電流を供給して、作動機構部3のカム軸31を、所定の回転速度で一回転させる。したがって、ノズル11は、カム軸31が回転して、第1のレバー32がこのノズルを傾斜させている所定の間だけ開放されて噴霧する。したがって、ギア比やモータ45の回転速度を変える等によって、カム軸31の回転速度を変えれば、ノズル11の噴霧時間を調整することができ、一回の噴霧量を容易に増減することができる。
【0022】
また、図3に示すように、第1のレバー32の停止位置は、初期位置スイッチ51の作動によって、常にノズル11に接触する位置より90度遅れた位置に設定される。すなわち、第1のレバー32が、ノズル11を所定の時間だけ開放した後、さらに回転して上述した位置に来たときに、この第1のレバーとはカム軸方向位置が異なる位置であって、回転方向に90度先行する位置に設けた第2のレバー33が、駆動部4に設けた初期位置スイッチ51を作動させ、電池8から駆動部3へ供給する電流を遮断して、この駆動部を停止させる。したがって、駆動部3への電流の供給が絶たれているときには、常に第1のレバー32がノズル11と干渉しない位置に置かれるので、スプレー缶1を装着する際に、第1のレバー32がノズル11にぶつかって誤って噴霧させたり、制御部5の誤操作によって、第1のレバー32がノズル11と接触したまま停止するという不具合を確実に回避することができる。
【0023】
制御部5の第2の機能は、作動機構部4の作動回数を積算して、この作動回数に応じた表示をLED6に表示させることである。すなわち、ノズル11を所定時間毎に開放させる作動機構部4の作動回数を積算し、予め設定した回数以下の場合には、LED6を通常の速度(例えば2秒に1回)で点滅させ、予め設定した回数以上になった場合には、通常の2倍の速度(例えば1秒に1回)でこのLEDを点滅させることによって、スプレー缶1の残量が少なくなったことを警告して交換を促す。なお、作動機構部4の作動回数は、スプレー缶1を交換したときには、このスプレー缶が所定のリセットスイッチ(図示せず。)を作動し、積算回数ゼロの初期値にリセットされる。
【0024】
制御部5の第3の機能は、内蔵する電圧監視手段7によって、電池8の電圧を測定し、この測定電圧が予め設定された電圧以上の場合には、LED6を通常の速度で点滅(例えば2秒に1回)させて、この電池の電圧が十分であることを知らせ、この測定電圧が予め設定された電圧以下になった場合には、このLED6を常時発光させて、電池の交換または充電を促す。なお、測定電圧が制御部5のマイクロチップの正常な作動が困難となる電圧に低下した場合には、LED6を点灯することが困難になって、このLED6は消灯する。したがって、この場合には、直ちに電池8を交換するか充電する必要があることを警告することができる。
【0025】
さて、次に図5〜図8を参照しつつ、スイッチ9の構成と機能について説明する。
スイッチ9は、プッシュスライドスイッチであって、マウント板91と、このマウント板に対して水平方向Xにスライド可能なスライダーボディ92とを備えている。スライダーボディ92の上端には、スライダーボディ92に対して垂直方向Yにプッシュ可能なボタン93が取付けてある。ボタン93の下端部には、突起部93bと、この突起部を挟んで左右に左溝93aと、右溝93cとが設けてあり、それぞれの断面は滑らかな円弧でつながる形状に形成してある。スライダーボディ92の下端には導電性部材からなるスライドコンタクト96が一体的に設けられている。
【0026】
ボタン93の下方位置には、それぞれ導電性部材からなる弾性コンタクトエレメント94と、固定コンタクト95a、95b、95cとがマウント板91に取付けられている。弾性コンタクトエレメント94は、平板を略扁平Cの字断面形状に屈成し、その下端がマウント板91に固定され、他端94aが上下に移動可能な、ばねになっている。そして、弾性コンタクトエレメント94の上部には、突起部94bが設けてあって、この突起部が、ボタン93の下端部に形成した左溝93aと右溝93cとに、バネ力で押圧されてそれぞれ係合する。スイッチ9は、弾性コンタクトエレメント94の他端94aと、固定コンタクト95との接触によって通電する。さらにスライダーボディ92の下端部に設けられたスライダーコンタクト96が固定コンタクト95cに係合した場合にも通電する。
【0027】
次に、スイッチ9の作用について説明する。図5、図6および図7は、スイッチ9が、それぞれ第2位置、第1位置および第3位置にある場合を示している。すなわち、図5の第2位置では、ボタン93を左方向にスライドさせ、右溝93cに弾性コンタクトエレメント94の上部の突起部94bを係合させている。ボタン93はスライダーボディ92を介してスライドコンタクト96も左方向にスライドさせ、固定コンタクト95bと95cとを非通電とする。次に、図6示すように、ボタン93を第2位置から、右方向Xにスライドさせると、突起部94bは、ボタン93の右溝93cから離れ、突起部93cを乗り越えて左溝93aに係合して第1位置に移動する。このためスライドコンタクト96も右方向にスライドし、固定コンタクト95bと95cとを通電させる。次に、図7示すように、第1位置においてボタン93を下方向Yにプッシュすると、弾性コンタクトエレメント94が下方向に撓んで、他端94aが固定コンタクト95aと接触して通電し、スイッチ9は第3位置に移動する。
【0028】
次に、図8を参照しつつ、スイッチ9の変位による制御部5の制御の切り替えについて説明する。図8は、スイッチ9が、図5に示す第2位置にある場合(状態▲2▼)を示している。すなわち弾性コンタクトエレメント94の突起部94bがボタン93の右溝93cに係合しスライドコンタクト96が固定コンタクト95cに接触してなく、かつ他端94aも固定コンタクト95aに接触していないため、制御部5に通電しない。したがって、制御部5は、電力の供給を絶たれて制御機能を停止する。また制御部5を経由して電力が供給される電圧監視手段7、駆動部4およびLED6も作動を停止する。
【0029】
この状態でボタン93をプッシュしても、弾性コンタクトエレメント94の他端94aは、固定コンタクト95に接触しないようになっている。
【0030】
一方、ボタン93を右方向にスライドさせると、弾性コンタクトエレメント94の突起部94bがボタン93の左溝93aに係合し、スライドコンタクト96も右方向にスライドされることにより固定コンタクト95cと接触して通電し、制御部5に電池8から電力を供給する。したがって、制御部5は起動し、タイマー5aからの経過時間が所定の噴霧間隔時間になった場合には、駆動部4を駆動させて作動機構3のカム軸31を1回転させ、第1のレバー32がノズル11を押圧して噴霧させた後に、第2のレバー33が初期位置スイッチ51を作動させて、この駆動部を停止する。この状態でボタン93をプッシュすると、弾性コンタクトエレメント94の他端94aが、固定コンタクト95aに接触して(状態▲3▼)制御部5に通電する。すなわちスイッチ9は、図7に示す第3位置に移行する。そして制御部5は、駆動部4を駆動させて作動機構3のカム軸31を1回転させ、第1のレバー32がノズル11を押圧して噴霧させた後に、第2のレバー33が初期位置スイッチ51を作動させて、この駆動部を停止する。
【0031】
さて図9は、制御部5への電力の供給を別の電源スイッチ100で行う構成を示しており、スイッチ9は、電源スイッチ100がオンにされて、制御部5が起動している状態において、駆動部4に対する制御を変更する。すなわち、スイッチ9が、図6に示す第1位置にある場合には、駆動部4に対する制御経路が通電されている(状態▲1▼)ため、タイマー5aからの経過時間が所定の噴霧間隔時間になった場合には、駆動部4を駆動させて作動機構3のカム軸31を1回転させ、第1のレバー32がノズル11を押圧して噴霧させた後に、第2のレバー33が初期位置スイッチ51を作動させて、この駆動部を停止する。そして、この状態で、スイッチ9を、図7に示す第3位置に移行させた場合(状態▲3▼)には、制御部5は直ちに駆動部4を駆動させて作動機構3のカム軸31を1回転させ、第1のレバー32がノズル11を押圧して噴霧させた後に、第2のレバー33が初期位置スイッチ51を作動させて、この駆動部を停止する。
【0032】
一方、スイッチ9が、図5に示す第2位置にある場合には、駆動部4に対する制御経路が遮断されているため(状態▲2▼)、タイマー5aからの経過時間が所定の噴霧間隔時間になった場合でも、駆動部4を停止状態に保持する。
【0033】
最後に、図10を参照しつつ、制御部5の制御ステップをまとめて説明する。すなわちスイッチ9を図6に示す第1位置に設定すると、電池8から電力が供給され、制御部5が起動する(A)。そして、制御部5を起動した場合には、この制御部を初期状態にリセットして(B)、誤操作の発生を防止する。なお、初期状態にリセットされた状態では、制御部5はLED6を2秒おきに点滅させ、電池8の電圧およびスプレー缶1の残量が正常であることを表示する制御状態におかれる(C)。次に、電圧監視手段7によって電池8の電圧が計測され(D)、所定の値より低い場合には、制御部5は、LED6を連続点灯させて(E)、この電池の消耗を警告する。なお、計測された電圧が、所定の値以上の場合には、制御部5は、LED6を2秒おきに点滅させたままにして、電圧が正常である旨を表示する(C)。
【0034】
さて、次に制御部5は、スイッチ9がプッシュ、すなわち第3位置に設定されているか否かをチェックし(F)、第3位置に設定されていない場合には、噴霧間隔設定スイッチ10で設定された噴霧間隔をチェックする(G)。そして、タイマー5aからの経過時間を計測し(H)、設定された噴霧間隔が経過したか否かをチェックする(I)。そして、制御部5は、設定された噴霧間隔が経過した場合には、モータ45を駆動させて(J)、カム軸31を回転させ、第1のレバー32がノズル11を押圧して噴霧する。制御部5は、第2のレバー33が、初期位置スイッチ51を作動させたか否かをチェックし(K)、この初期位置スイッチが作動した場合には、その位置でモータ8を停止させる(L)。
【0035】
また、制御部5は、初期位置スイッチ51が作動した場合には(K)、タイマー5aからの経過時間をゼロにリセットする(M)と共に、この初期位置スイッチの作動回数Kを累積して記憶する(N)。そして、制御部5は、作動回数Kが予め設定した150回以上になった場合には(O)、LED6を通常より2倍の速さの1秒おきに点滅させ、スプレー缶1が空になったことを警告する(P)。なお、制御部5は、スイッチ9がプッシュ、すなわち第3位置に設定された場合には(F)、モータ5を駆動させて(J)、上述した(K)〜(P)のステップを実行し、モニター噴霧を行う。このようにして制御部5は、スイッチ9の第1位置、第2位置及び第3位置において、それぞれ上述した制御を行う。
【0036】
なお、本発明によるスプレー装置は、ノズル11を横方から押圧して噴霧させるスプレー缶を使用するものであるが、ノズルを軸方向に押圧して噴霧させるスプレー缶を使用するように構成してもよい。また、モータ8によって歯車機構からなる駆動部4を介して、作動機構部3を回転させる構成に限らず、ソレノイドバルブを使用して、所定の時間だけノズルを押圧して噴霧させる構成してもよい。すなわち、例えば所定時間毎に、ソレノイドバルブに電力を供給して、所定の噴霧時間だけノズルを押圧させ、その後に電力を遮断して、ソレノイドバルブをスプリング等でノズルと干渉しない位置に戻す構成としてもよい。
【0037】
また、LED6は、1個に限らず、2個のLEDを使用して、電圧低下とスプレー缶1の残量低下との表示を別々に行うようにしてもよい。さらにLEDを3個以上使用して、それぞれのLEDを色の異なるカバーで覆い、制御部5の信号に応じて、色が異なる発光表示をさせてもよい。また、表示手段は、LEDに限らず、ダイヤルメータや棒状メータを使用して、制御部5からの信号に応じて指示針等を振らせることや、所定の警告音を発するように構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】
所定時間に関係なく、任意にモニター噴霧させることができるため、新たにスプレー缶を交換した場合に正しく噴霧できるか否か、およびスプレー缶の内容物が未だ残っているか否かを容易に点検することができる。また同一のスイッチで、所定の時間間隔毎に噴霧させることと、この噴霧をさせないようにすることと、モニター噴霧をさせることとの3つの機能を果たすことができるため、操作が容易になり省スペース化ができる。またスイッチをプッシュさせることでモニター噴霧を行わせるので、他の2つのスライド操作との区別が容易になり、誤操作を少なくすることができる。
【0039】
また、スイッチが第2位置から第1位置に変位したときには、制御部をリセットして初期状態に戻されるので、電圧が不足しがちになる電源投入時に、制御部が暴走する等の誤作動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプレー装置の正面図である。
【図2】スプレー装置の側断面図である。
【図3】ノズルの開閉動作の説明図である。
【図4】ノズルを開閉する作動機構および駆動部の一部拡大図である
【図5】スイッチの第1位置における断面図である。
【図6】スイッチの第2位置における断面図である。
【図7】スイッチの第3位置における断面図である。
【図8】スイッチの位置と制御との関係を示す説明図である。
【図9】スイッチの位置と制御との他の関係を示す説明図である。
【図10】制御のステップを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 スプレー缶
11 ノズル
2 ケース
21 底蓋
22 ガイド孔
23 前蓋
3 作動機構部
31 カム軸
32 第1のレバー
33 第2のレバー
4 駆動部
45 モータ
5 制御部
6 LED
7 電圧監視手段
8 電池
9 スイッチ

Claims (4)

  1. スプレー缶を着脱可能に装着するケースと、
    上記ケースに装着された上記スプレー缶のノズルを開閉する作動機構部と、
    上記作動機構部を駆動する駆動部と、
    上記作動機構部を所定時間毎に作動するように上記駆動部を制御する制御部と、 上記制御部に電力を供給するスイッチとを有し、
    上記スイッチは、第1位置と第2位置と第3位置とに変位可能であって、上記第1位置に位置したときには上記制御部に電力を供給し、上記第2位置に位置したときには上記制御部への電力の供給を遮断し、上記第3位置に位置したときには上記制御部が上記作動機構部を上記所定時間に関係なく作動させるように上記駆動部を制御する
    ことを特徴とするスプレー装置。
  2. スプレー缶を着脱可能に装着するケースと、
    上記ケースに装着された上記スプレー缶のノズルを開閉する作動機構部と、
    上記作動機構部を駆動する駆動部と、
    上記駆動部を制御する制御部と、
    第1位置と第2位置と第3位置とに変位可能なスイッチとを有し、
    上記スイッチは、上記第1位置に位置したときには上記制御部が上記作動機構部を所定時間毎に作動させるように上記駆動部を制御し、上記第2位置に位置したときには上記制御部が上記作動機構部を作動させないように上記駆動部を制御し、上記第3位置に位置したときには上記制御部が上記作動機構部を上記所定時間に関係なく作動させるように上記駆動部を制御する
    ことを特徴とするスプレー装置。
  3. 請求項1または2において、上記制御部は、上記スイッチが上記第2位置から上記第1位置に変位したときには、リセット動作をすることを特徴とするスプレー装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの1において、上記スイッチは、プッシュスライドスイッチであって、押し込み操作により上記第3位置に変位し、スライド操作により上記1位置及び上記第2位置に変位することを特徴とするスプレー装置。
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