【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高純度水素製造プロセスなどで水素製造の基幹反応として広く使用されている一酸化炭素転化触媒の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一酸化炭素と水蒸気との反応により水素と二酸化炭素を生成する一酸化炭素転化反応は、化学工業における重要な反応であり、現在でもアンモニア合成プロセス、石油化学プロセス、低カロリー都市ガス製造プロセス、燃料電池プロセス、高純度水素製造プロセスなどで水素製造の基幹反応として広く使用されている。この反応は熱力学的に発熱反応であるため化学平衡的には低温ほど有利である。
【0003】
上記の反応に工業的に使用されている一酸化炭素転化触媒には大きく2種類ある。一つは鉄・クロム系触媒であり、比較的高温(320℃〜510℃)で用いられるため高温転化触媒ともいわれている。もう一つは銅・亜鉛系触媒であり、これは耐熱性には劣るが比較的低温(180℃〜290℃)で高活性を示すため低温転化触媒といわれている。
【0004】
銅・亜鉛系触媒は、含浸法、共沈法などの触媒調製方法により製造される。たとえば、特許文献1記載の一酸化炭素転化触媒は、噴霧分解法によって調製されている。
【0005】
ところで、電池燃料に用いられる水素の収率を高めるため、および一酸化炭素による電池の被毒劣化を防止するために、リン酸型燃料電池では一酸化炭素転化触媒が用いられ、固体高分子型燃料電池では一酸化炭素転化触媒および一酸化炭素除去触媒が用いられている。これら燃料電池の水素製造プロセスでは、一酸化炭素転化触媒として高活性の銅・亜鉛系低温転化触媒が用いられるのが一般的である。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−57104号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の銅、亜鉛系低温転化触媒を、たとえば燃料電池プロセス中の一酸化炭素転化工程に適用し、比較的低温(200℃)で使用する場合、化学平衡的には有利であるが、反応速度としては遅くなるため、多くの触媒量が必要となり、触媒の充填容器の大きさが燃料電池の小型化を困難としている。この課題は、燃料電池システムのみならずその他のアンモニア合成システム、石油化学システム、低カロリー都市ガス製造システムなどにも同様に当てはまる課題である。
【0008】
本発明の目的は、低温環境下で高活性を有し、システムの小型化が可能な一酸化炭素転化触媒の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、銅・亜鉛系触媒の共沈法による調製方法を様々検討した結果、以下の知見を見出すに至った。
【0010】
本発明は、銅および亜鉛を含む金属水溶液と、少なくとも第1級アミン、第2級アミンまたは第3級アミンのいずれかを含む塩基性水溶液とを混合し、共沈法により調製することを特徴とする一酸化炭素転化触媒の製造方法である。
【0011】
また本発明は、前記塩基性水溶液は、トリメチルアミンを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、銅および亜鉛を含む金属水溶液と、塩基性水溶液とを混合して銅および亜鉛を共沈させることにより、一酸化炭素転化触媒を製造する。塩基性水溶液として、第1〜第3級アミン水溶液を使用し、特に第3級アミン水溶液が望ましい。さらに、第3級アミンとしては、トリメチルアミンを用いることが望ましい。なお、金属水溶液と、塩基性水溶液とを混合するときは、いずれか一方を撹拌機などで撹拌しながら混合するのが望ましい。
【0013】
このようにして調製した一酸化炭素転化触媒は、低温条件下で、高活性を有し、燃料電池システムのみならずその他のアンモニア合成システム、石油化学システム、低カロリー都市ガス製造システムなどのシステムを小型化することができる。
【0014】
また本発明は、銅および亜鉛を含む金属水溶液と、塩基性物質を含む塩基性水溶液とを混合し、共沈法により調製する一酸化炭素転化触媒の製造方法であって、
混合開始から終了まで、混合液中の銅および亜鉛と塩基性物質との存在比をほぼ一定に保持することを特徴とする一酸化炭素転化触媒の製造方法である。
【0015】
また本発明は、前記金属水溶液と、前記塩基性水溶液とを一定の流量比で連続的に混合することを特徴とする。
【0016】
また本発明は、前記金属水溶液の流量および前記塩基性水溶液の流量は、1×10−5〜1mol/minであることを特徴とする。
【0017】
また本発明は、0〜20℃の温度条件下で前記金属水溶液と、前記塩基性水溶液とを混合することを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、銅および亜鉛を含む金属水溶液と、塩基性水溶液とを、混合開始から終了まで、混合液中の銅および亜鉛と塩基性物質との存在比をほぼ一定に保持するように混合して銅および亜鉛を共沈させることにより、一酸化炭素転化触媒を製造する。本実施形態では、塩基性物質としては特に制限はなく、たとえば炭酸ナトリウムや炭酸カリウム、トリメチルアミンなどを使用すればよい。
【0019】
銅および亜鉛を含む金属水溶液と塩基性水溶液との混合方法としては、それぞれの水溶液を一定の流量比で混合させればよく、各水溶液の流量としては、銅および亜鉛のモル数の合計が1×10−5〜1mol/minの範囲、塩基性物質のモル数が1×10−5〜1mol/minの範囲とすることが望ましい。なお、金属水溶液と塩基性水溶液とは、0〜20℃の温度条件下で混合することが望ましい。
【0020】
このようにして調製した一酸化炭素転化触媒は、低温条件下で、高活性を有し、燃料電池システムのみならずその他のアンモニア合成システム、石油化学システム、低カロリー都市ガス製造システムなどのシステムを小型化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
本発明では、銅および亜鉛を含む金属水溶液と、塩基性水溶液とを混合して銅および亜鉛を共沈させることにより、一酸化炭素転化触媒を製造する。第1の実施形態では、塩基性水溶液として、第1〜第3級アミン水溶液を使用し、特に第3級アミン水溶液が望ましい。さらに、第3級アミンとしては、トリメチルアミンを用いることが望ましい。
【0023】
なお、金属水溶液と、塩基性水溶液とを混合するときは、いずれか一方を撹拌機などで撹拌しながら混合するのが望ましい。
【0024】
第2の実施形態では、銅および亜鉛を含む金属水溶液と、塩基性水溶液とを、混合開始から終了まで、混合液中の銅および亜鉛と塩基性物質との存在比をほぼ一定に保持するように混合して銅および亜鉛を共沈させることにより、一酸化炭素転化触媒を製造する。本実施形態では、塩基性物質としては特に制限はなく、たとえば炭酸ナトリウムや炭酸カリウム、トリメチルアミンなどを使用すればよい。
【0025】
混合開始から終了まで、混合液中の銅および亜鉛と塩基性物質との存在比をほぼ一定に保持する具体的な混合方法としては、それぞれの水溶液を一定の流量比で混合させればよい。たとえば、図1に示す製造装置1のように、ポンプなどにより各水溶液を供給し、配管2に金属水溶液を流し、配管3に塩基性水溶液を流す。配管2,3に流す水溶液の流量を一定にして配管4の部分で混合する。配管4の周辺には、冷却器5を設け、0〜20℃の範囲の温度に保持する。混合液は、容器6に貯溜し、マグネチックスターラーなどを用いて撹拌する。容器6に混合液がある程度溜まった時点で、配管7に純水を供給し、共沈によってできた沈殿物を別の容器8に導入して熟成させる。
【0026】
各水溶液の供給量としては、銅および亜鉛のモル数の合計が1×10−5〜1mol/minの範囲、塩基性物質のモル数が1×10−5〜1mol/minの範囲とすることが望ましい。
【0027】
以上のようにして共沈させた沈殿物を濾過、乾燥および焼成することにより、酸化銅・酸化亜鉛系一酸化炭素転化触媒が得られる。
【0028】
銅及び亜鉛を含む金属水溶液の調製方法については特に制限はないが、銅を含む水溶液と亜鉛を含む水溶液を混合すればよい。また、溶媒(通常は水)に可溶な銅化合物および亜鉛化合物を同時に添加してもよい。
【0029】
銅を含む水溶液としては、酢酸銅水溶液、硝酸銅水溶液、硫酸銅水溶液などがよく、望ましくはギ酸銅水溶液がよい。亜鉛を含む水溶液としては、酢酸亜鉛水溶液、硝酸亜鉛水溶液、硫酸亜鉛水溶液などがよく、望ましくはギ酸亜鉛水溶液がよい。
【0030】
銅化合物としては酢酸銅、硝酸銅、硫酸銅などがよく、望ましくはギ酸銅がよい。亜鉛化合物としては、酢酸亜鉛、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛などがよく、望ましくはギ酸亜鉛がよい。
【0031】
銅および亜鉛を含む金属水溶液中には、他の金属成分が含まれていても良い。具体的には、周期表2A属元素、4A属元素、5A属元素、6A属元素、7A属元素、8属元素、2B属元素、3B属元素が好ましく、特にはセリウム、アルミニウム、鉄、クロムが好ましい。ただし、これらの金属成分モル量が、銅および亜鉛の合計モル量より大きくなると、低温での一酸化炭素転化活性が低下する可能性があるため、好ましくは銅および亜鉛の合計モル量の50%以下、さらに好ましくは30%以下とするのがよい。
【0032】
共沈させた後の沈殿物を濾過する方法は、特に限定はないが、吸引濾過法により分離するのが望ましい。濾過後の沈殿物は乾燥を行う前に純水により洗浄を行うのが好ましい。
【0033】
乾燥方法は特に限定はない。溶媒(通常は水分)を蒸発させることが可能な方法で有ればよい。溶媒として水を用いた場合は、乾燥時は室温から300℃の範囲、好ましくは室温から200℃の範囲で実施するのがよい。
【0034】
焼成方法は特に限定はない。焼成時は200℃から400℃の範囲、好ましくは250℃から350℃の範囲で実施するのがよい。
【0035】
以上のようにして得られた焼成体の粉末を加圧成型機を用いて加圧成型して使用することも可能であり、さらにハニカム成型、粒状成型、錠剤成型、押し出し成型、リング状成型などの各種成型を行っても良い。場合によってはバインダーを添加して成型することも可能である。
【0036】
調製された一酸化炭素転化触媒において、銅と亜鉛のモル比は特に限定されないが、銅:亜鉛=0.6〜1.6:0.6〜1.6であることが好ましい。
【0037】
本発明により調製された一酸化炭素転化触媒は、一酸化炭素と水蒸気とから水素と二酸化炭素とを生成する反応に供されるものであり、150℃から350℃という比較的低温で用いられ、好ましくは180℃から290℃で用いられる。反応の形式は一酸化炭素転化触媒と原料ガスとが効率的に接触できればよく、たとえば固定床、流動床などで反応を実施することが可能である。一酸化炭素転化触媒に対するガス空間速度(GHSV)は100〜10000h−1の範囲が好ましい。
【0038】
なお、調製された一酸化炭素転化触媒は、実際に触媒として使用する前に、還元するのが好ましい。具体的には、窒素などの不活性ガスで水素を希釈してなる水素含有率0.1〜10%ガス、好ましくは0.5〜5%のガスの流通下で、100℃から300℃の範囲、好ましくは150℃から250℃の範囲で還元し、還元による発熱が50℃以内、好ましくは20℃以内となるように実施するのがよい。
【0039】
調製された銅亜鉛系触媒は、一酸化炭素転化反応以外の他の反応にも使用可能である。たとえば、銅・亜鉛系触媒がよく用いられているメタノール合成反応、メタノール改質反応、ジメチルエーテル合成反応、ジメチルエーテル改質反応にも適用が可能である。
【0040】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【0041】
(実施例1)
実施例1は、以下のような条件とした。
【0042】
水81ml中に、Cu(HCOO)2・4H2Oを4.513g、Zn(HCOO)2・2H2Oを4.786g溶解させて、銅および亜鉛の金属水溶液を得た。
【0043】
金属水溶液を60℃のウォーターバス中で攪拌しながら、塩基性水溶液として、濃度が30%のトリメチルアミン水溶液7mlを滴下し、共沈させて沈殿液を得た。
【0044】
沈殿液を、そのまま60℃のウォーターバス中で1時間熟成させた後、濾過、水洗、乾燥を行い、300℃にて2時間焼成させて、粉末状の一酸化炭素転化触媒を得た。
【0045】
粉末状の一酸化炭素転化触媒を加圧成型し、固形状の一酸化炭素転化触媒を得た。
【0046】
(実施例2)
実施例2は、以下のような条件とした。
【0047】
水140ml中に、Cu(HCOO)2・4H2Oを7.5g、Zn(HCOO)2・2H2Oを7.9g溶解させて、銅および亜鉛の金属水溶液を得た。
【0048】
水140ml中にNa2CO3を9.5g溶解させて、塩基性水溶液であるNa2CO3水溶液を得た。
【0049】
銅および亜鉛の金属水溶液を、図1に示した装置の配管2からローラーポンプを用いて2.3ml/minの速度で供給し、Na2CO3水溶液を配管3からローラーポンプを用いて3.0ml/minの速度で供給した。
【0050】
供給された各溶液は配管4で合流後、冷却器5によって10℃の冷却水で冷却し、温度を一定に保ったまま流通させ、攪拌子を含んだ容器6に導入した。スターラーにて攪拌子を回転させながら、配管7から容器6に水を1ml/minの速度で供給し、流れ出た沈殿物を含む液を容器8に導入し、熟成を行った。
【0051】
1時間熟成させた後、濾過、水洗、乾燥を行い、300℃にて2時間焼成させ、粉末状の一酸化炭素転化触媒を得た。
【0052】
粉末状の一酸化炭素転化触媒を加圧成型し、固形状の一酸化炭素転化触媒を得た。
【0053】
(実施例3)
実施例3は、以下のような条件とした。
【0054】
水140ml中に、Cu(HCOO)2・4H2Oを7.5g、Zn(HCOO)2・2H2Oを7.9g溶解させて、銅および亜鉛の金属水溶液を得た。
【0055】
水155ml中にトリメチルアミンを25ml溶解させて、塩基性水溶液であるトリメチルアミン水溶液を得た。
【0056】
銅および亜鉛の金属水溶液を、図1に示した装置の配管2からローラーポンプを用いて2.3ml/minの速度で供給し、トリメチルアミン水溶液を配管3からローラーポンプを用いて3.0ml/minの速度で供給した。
【0057】
供給された各溶液は配管4で合流後、冷却器5によって10℃の冷却水で冷却し、温度を一定に保ったまま流通させ、攪拌子を含んだ容器6に導入した。スターラーにて攪拌子を回転させながら、配管7から容器6に水を1ml/minの速度で供給し、流れ出た沈殿物を含む液を容器8に導入し、熟成を行った。
【0058】
1時間熟成させた後、濾過、水洗、乾燥を行い、300℃にて2時間焼成させ、粉末状の一酸化炭素転化触媒を得た。
【0059】
粉末状の一酸化炭素転化触媒を加圧成型し、固形状の一酸化炭素転化触媒を得た。
【0060】
(比較例1)
比較例1は、以下のような条件とした。
【0061】
水280ml中に、Cu(HCOO)2・4H2Oを7.5g、Zn(HCOO)2・2H2Oを7.9g溶解させて、銅および亜鉛の金属水溶液を得た。
【0062】
水180mlにNa2CO3を9.5g溶解させて、塩基性水溶液であるNa2CO3水溶液を得た。
【0063】
Na2CO3水溶液を60℃のウォーターバス中で攪拌しながら、銅および亜鉛の金属水溶液を滴下し、沈殿液を得た。
【0064】
沈殿液を1時間熟成させた後、濾過、水洗、乾燥を行い、300℃にて2時間焼成させて、粉末状の一酸化炭素転化触媒を得た。
【0065】
粉末状の一酸化炭素転化触媒を加圧成型し、固形状の一酸化炭素転化触媒を得た。
【0066】
実施例1〜3および比較例1によって調製された一酸化炭素転化触媒を石英製反応管に充填して、下記のような試験条件で一酸化炭素転化反応を行った。
【0067】
(試験条件)
触媒充填量:1.5 ml
原料ガス組成:3vol%CO、14vol%CO2、23vol%H2O、60vol%H2
原料ガス流量:500ml/min
GHSV(空間速度):20000h−1
圧力:大気圧
温度:200℃または250℃
低温条件下での触媒活性評価を行うのが主目的であるため、反応温度は200℃または250℃とした。GHSVは通常の一酸化炭素転化器では、1000h−1以下であるが、非平衡状態の20000h−1として、活性の序列を明確にした。
【0068】
触媒活性の評価パラメータとしてCO転化率を用いた。
CO転化率(単位:%)は、触媒入口のCOのモル数と触媒出口のCOのモル数から下式で求めた。
【0069】
上記の条件にて行った試験結果を表1に示す。
表1は、比較例、実施例の実験値の内容を示したものであり、左から順に、実施例・比較例の番号、触媒組成、CO転化率(250℃,200℃)を示している。
【0070】
【表1】
【0071】
表1の結果から、実施例1〜3は、比較例1と銅および亜鉛のモル比が同一であるにも関わらず、低温条件下で、活性が高くなっていることがわかる。
【0072】
このように、高活性の一酸化炭素転化触媒を、燃料電池システムのみならずその他のアンモニア合成システム、石油化学システム、低カロリー都市ガス製造システムなどに用いた場合、従来と比較して単位体積当たりの活性が高いため、触媒の充填容器の小型化が可能であり、システム全体を小型化することができる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、調製した一酸化炭素転化触媒は、低温条件下で、高活性を有し、燃料電池システムのみならずその他のアンモニア合成システム、石油化学システム、低カロリー都市ガス製造システムなどのシステムを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一酸化炭素転化触媒の製造装置1の概略図である。
【符号の説明】
1 一酸化炭素転化触媒製造装置
2,3,4,7 配管
5 冷却器
6,8 容器[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a carbon monoxide conversion catalyst which is widely used as a basic reaction of hydrogen production in a high-purity hydrogen production process and the like.
[0002]
[Prior art]
Carbon monoxide conversion, which produces hydrogen and carbon dioxide by the reaction of carbon monoxide and water vapor, is an important reaction in the chemical industry. Even today, ammonia synthesis process, petrochemical process, low calorie city gas production process, fuel It is widely used as a key reaction in hydrogen production in battery processes and high-purity hydrogen production processes. Since this reaction is thermodynamically exothermic, a lower temperature is more advantageous in terms of chemical equilibrium.
[0003]
There are roughly two types of carbon monoxide conversion catalysts used industrially in the above reaction. One is an iron-chromium catalyst, which is used at a relatively high temperature (320 ° C. to 510 ° C.) and is also called a high-temperature conversion catalyst. The other is a copper / zinc-based catalyst, which is inferior in heat resistance but has high activity at a relatively low temperature (180 ° C. to 290 ° C.), and is called a low-temperature conversion catalyst.
[0004]
The copper / zinc-based catalyst is produced by a catalyst preparation method such as an impregnation method and a coprecipitation method. For example, the carbon monoxide conversion catalyst described in Patent Document 1 is prepared by a spray decomposition method.
[0005]
By the way, in order to increase the yield of hydrogen used for cell fuel and to prevent the poisoning of the cell due to carbon monoxide, a phosphoric acid type fuel cell uses a carbon monoxide conversion catalyst, and a solid polymer type catalyst. Fuel cells use a carbon monoxide conversion catalyst and a carbon monoxide removal catalyst. In these hydrogen production processes for fuel cells, a high-activity copper / zinc-based low-temperature conversion catalyst is generally used as a carbon monoxide conversion catalyst.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-9-57104
[Problems to be solved by the invention]
When a conventional copper / zinc-based low-temperature conversion catalyst is applied to, for example, a carbon monoxide conversion step in a fuel cell process and is used at a relatively low temperature (200 ° C.), it is advantageous in terms of chemical equilibrium. Therefore, a large amount of catalyst is required, and the size of the container filled with the catalyst makes it difficult to reduce the size of the fuel cell. This problem applies not only to fuel cell systems but also to other ammonia synthesis systems, petrochemical systems, low-calorie city gas production systems, and the like.
[0008]
An object of the present invention is to provide a method for producing a carbon monoxide conversion catalyst having high activity in a low-temperature environment and capable of downsizing the system.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have studied various methods for preparing a copper / zinc-based catalyst by a coprecipitation method, and as a result have found the following knowledge.
[0010]
The present invention is characterized in that a metal aqueous solution containing copper and zinc is mixed with a basic aqueous solution containing at least one of a primary amine, a secondary amine and a tertiary amine, and the mixture is prepared by a coprecipitation method. A method for producing a carbon monoxide conversion catalyst.
[0011]
Further, the present invention is characterized in that the basic aqueous solution contains trimethylamine.
[0012]
According to the present invention, a metal aqueous solution containing copper and zinc is mixed with a basic aqueous solution to coprecipitate copper and zinc, thereby producing a carbon monoxide conversion catalyst. As the basic aqueous solution, a primary to tertiary amine aqueous solution is used, and a tertiary amine aqueous solution is particularly desirable. Further, it is desirable to use trimethylamine as the tertiary amine. When mixing the aqueous metal solution and the basic aqueous solution, it is preferable to mix one of the two while stirring with a stirrer or the like.
[0013]
The carbon monoxide conversion catalyst thus prepared has a high activity under low temperature conditions, and can be used not only in fuel cell systems but also in other systems such as ammonia synthesis systems, petrochemical systems, and low-calorie city gas production systems. The size can be reduced.
[0014]
Further, the present invention is a method for producing a carbon monoxide conversion catalyst prepared by mixing a metal aqueous solution containing copper and zinc and a basic aqueous solution containing a basic substance, and preparing the mixture by a coprecipitation method,
A method for producing a carbon monoxide conversion catalyst, characterized in that the abundance ratio of copper and zinc and a basic substance in a mixed solution is kept substantially constant from the start to the end of mixing.
[0015]
Further, the present invention is characterized in that the aqueous metal solution and the basic aqueous solution are continuously mixed at a constant flow ratio.
[0016]
Further, the present invention is characterized in that the flow rate of the aqueous metal solution and the flow rate of the basic aqueous solution are 1 × 10 −5 to 1 mol / min.
[0017]
Further, the present invention is characterized in that the metal aqueous solution and the basic aqueous solution are mixed under a temperature condition of 0 to 20 ° C.
[0018]
According to the present invention, a metal aqueous solution containing copper and zinc, and a basic aqueous solution, from the start to the end of mixing, so that the abundance ratio of copper and zinc and the basic substance in the mixed solution is kept almost constant. A carbon monoxide conversion catalyst is produced by mixing and co-precipitating copper and zinc. In the present embodiment, the basic substance is not particularly limited, and for example, sodium carbonate, potassium carbonate, trimethylamine, or the like may be used.
[0019]
As a method of mixing the aqueous metal solution containing copper and zinc and the basic aqueous solution, the respective aqueous solutions may be mixed at a constant flow rate ratio, and the flow rate of each aqueous solution is such that the total number of moles of copper and zinc is 1%. × 10 -5 ~1mol / min range, the number of moles of basic substance is preferably in the range of 1 × 10 -5 ~1mol / min. It is desirable that the metal aqueous solution and the basic aqueous solution are mixed under a temperature condition of 0 to 20 ° C.
[0020]
The carbon monoxide conversion catalyst thus prepared has a high activity under low temperature conditions, and can be used not only in fuel cell systems but also in other systems such as ammonia synthesis systems, petrochemical systems, and low-calorie city gas production systems. The size can be reduced.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[0022]
In the present invention, a carbon monoxide conversion catalyst is produced by mixing a metal aqueous solution containing copper and zinc and a basic aqueous solution to coprecipitate copper and zinc. In the first embodiment, a primary to tertiary amine aqueous solution is used as the basic aqueous solution, and a tertiary amine aqueous solution is particularly desirable. Further, it is desirable to use trimethylamine as the tertiary amine.
[0023]
When mixing the aqueous metal solution and the basic aqueous solution, it is preferable to mix one of the two while stirring with a stirrer or the like.
[0024]
In the second embodiment, a metal aqueous solution containing copper and zinc and a basic aqueous solution are maintained from the start to the end of mixing so that the abundance ratio of copper and zinc and the basic substance in the mixed solution is kept substantially constant. To produce a carbon monoxide conversion catalyst by co-precipitating copper and zinc. In the present embodiment, the basic substance is not particularly limited, and for example, sodium carbonate, potassium carbonate, trimethylamine, or the like may be used.
[0025]
As a specific mixing method for maintaining the abundance ratio of copper and zinc and the basic substance in the mixed solution substantially constant from the start to the end of the mixing, the respective aqueous solutions may be mixed at a constant flow ratio. For example, as in the manufacturing apparatus 1 shown in FIG. 1, each aqueous solution is supplied by a pump or the like, a metal aqueous solution flows through a pipe 2, and a basic aqueous solution flows through a pipe 3. The aqueous solution flowing through the pipes 2 and 3 is mixed at the pipe 4 at a constant flow rate. A cooler 5 is provided around the pipe 4 to maintain the temperature in a range of 0 to 20 ° C. The mixed solution is stored in the container 6 and stirred using a magnetic stirrer or the like. When a certain amount of the mixed liquid is accumulated in the container 6, pure water is supplied to the pipe 7, and the precipitate formed by coprecipitation is introduced into another container 8 and aged.
[0026]
The supply amount of the aqueous solution, the total moles of copper and zinc in the range of 1 × 10 -5 ~1mol / min, the number of moles of the basic substance in the range of 1 × 10 -5 ~1mol / min Is desirable.
[0027]
By filtering, drying and calcining the precipitate coprecipitated as described above, a copper oxide / zinc oxide based carbon monoxide conversion catalyst is obtained.
[0028]
The method for preparing the aqueous metal solution containing copper and zinc is not particularly limited, but an aqueous solution containing copper and an aqueous solution containing zinc may be mixed. Further, a copper compound and a zinc compound which are soluble in a solvent (usually water) may be added at the same time.
[0029]
As the aqueous solution containing copper, an aqueous solution of copper acetate, an aqueous solution of copper nitrate, an aqueous solution of copper sulfate and the like are preferable, and an aqueous solution of copper formate is preferable. As the aqueous solution containing zinc, an aqueous solution of zinc acetate, an aqueous solution of zinc nitrate, an aqueous solution of zinc sulfate and the like are preferable, and an aqueous solution of zinc formate is preferable.
[0030]
As the copper compound, copper acetate, copper nitrate, copper sulfate and the like are preferable, and copper formate is preferable. As the zinc compound, zinc acetate, zinc nitrate, zinc sulfate and the like are preferable, and zinc formate is preferable.
[0031]
Other metal components may be contained in the aqueous metal solution containing copper and zinc. Specifically, Periodic Table 2A element, 4A element, 5A element, 6A element, 7A element, 8 element, 2B element, and 3B element are preferable, and particularly, cerium, aluminum, iron, and chromium are preferable. Is preferred. However, if the molar amount of these metal components is larger than the total molar amount of copper and zinc, the activity of carbon monoxide conversion at low temperatures may decrease. Below, it is more desirable to make it 30% or less.
[0032]
The method of filtering the precipitate after coprecipitation is not particularly limited, but it is preferable to separate the precipitate by suction filtration. The precipitate after filtration is preferably washed with pure water before drying.
[0033]
The drying method is not particularly limited. Any method capable of evaporating the solvent (usually water) may be used. When water is used as the solvent, the drying is carried out at a temperature in the range of room temperature to 300 ° C, preferably in the range of room temperature to 200 ° C.
[0034]
The firing method is not particularly limited. The firing is performed in the range of 200 ° C. to 400 ° C., preferably 250 ° C. to 350 ° C.
[0035]
The powder of the fired body obtained as described above can be used under pressure molding using a pressure molding machine, and further, honeycomb molding, granular molding, tablet molding, extrusion molding, ring-shaped molding, etc. May be performed. Depending on the case, it is also possible to add a binder and mold.
[0036]
In the prepared carbon monoxide conversion catalyst, the molar ratio of copper to zinc is not particularly limited, but is preferably copper: zinc = 0.6 to 1.6: 0.6 to 1.6.
[0037]
The carbon monoxide conversion catalyst prepared according to the present invention is subjected to a reaction for generating hydrogen and carbon dioxide from carbon monoxide and water vapor, and is used at a relatively low temperature of 150 ° C. to 350 ° C. Preferably, it is used at 180 ° C to 290 ° C. The reaction may be carried out in such a manner that the carbon monoxide conversion catalyst and the raw material gas can be efficiently brought into contact with each other. For example, the reaction can be carried out in a fixed bed, a fluidized bed or the like. The gas hourly space velocity (GHSV) for the carbon monoxide conversion catalyst is preferably in the range of 100 to 10,000 h -1 .
[0038]
In addition, it is preferable to reduce the prepared carbon monoxide conversion catalyst before actually using it as a catalyst. Specifically, under a flow of a gas having a hydrogen content of 0.1 to 10%, preferably 0.5 to 5%, obtained by diluting hydrogen with an inert gas such as nitrogen, 100 to 300 ° C. The reduction is carried out within a range, preferably from 150 ° C. to 250 ° C., and the heat generated by the reduction is preferably within 50 ° C., preferably within 20 ° C.
[0039]
The prepared copper-zinc catalyst can be used for reactions other than the carbon monoxide conversion reaction. For example, the present invention can be applied to a methanol synthesis reaction, a methanol reforming reaction, a dimethyl ether synthesis reaction, and a dimethyl ether reforming reaction in which a copper / zinc catalyst is often used.
[0040]
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples. However, the present invention is not limited to these examples, and can be implemented in various forms without departing from the gist of the present invention. Of course.
[0041]
(Example 1)
In Example 1, the conditions were as follows.
[0042]
In water 81 ml, and Cu and (HCOO) 2 · 4H 2 O 4.513g, Zn (HCOO) the 2 · 2H 2 O dissolved 4.786G, to obtain a metal aqueous solution of copper and zinc.
[0043]
While stirring the aqueous metal solution in a water bath at 60 ° C., 7 ml of a 30% aqueous solution of trimethylamine was dropped as a basic aqueous solution and coprecipitated to obtain a precipitated liquid.
[0044]
The precipitate was directly aged in a water bath at 60 ° C. for 1 hour, filtered, washed with water, dried, and calcined at 300 ° C. for 2 hours to obtain a powdery carbon monoxide conversion catalyst.
[0045]
The powdery carbon monoxide conversion catalyst was molded under pressure to obtain a solid carbon monoxide conversion catalyst.
[0046]
(Example 2)
Example 2 was set under the following conditions.
[0047]
In water 140ml, Cu (HCOO) with a 2 · 4H 2 O 7.5g, Zn (HCOO) the 2 · 2H 2 O was dissolved 7.9 g, to obtain a metal aqueous solution of copper and zinc.
[0048]
9.5 g of Na 2 CO 3 was dissolved in 140 ml of water to obtain a basic aqueous solution of Na 2 CO 3 .
[0049]
1. A copper and zinc aqueous metal solution was supplied from the pipe 2 of the apparatus shown in FIG. 1 at a rate of 2.3 ml / min using a roller pump, and an Na 2 CO 3 aqueous solution was supplied from the pipe 3 using a roller pump. It was fed at a rate of 0 ml / min.
[0050]
After the supplied solutions were merged in the pipe 4, they were cooled with cooling water at 10 ° C. by the cooler 5, circulated while keeping the temperature constant, and introduced into the vessel 6 containing the stirrer. While rotating the stirrer with a stirrer, water was supplied from the pipe 7 to the container 6 at a rate of 1 ml / min, and the liquid containing the sediment that flowed out was introduced into the container 8 for aging.
[0051]
After aging for 1 hour, the mixture was filtered, washed with water, and dried, and calcined at 300 ° C. for 2 hours to obtain a powdery carbon monoxide conversion catalyst.
[0052]
The powdery carbon monoxide conversion catalyst was molded under pressure to obtain a solid carbon monoxide conversion catalyst.
[0053]
(Example 3)
In Example 3, the conditions were as follows.
[0054]
In water 140ml, Cu (HCOO) with a 2 · 4H 2 O 7.5g, Zn (HCOO) the 2 · 2H 2 O was dissolved 7.9 g, to obtain a metal aqueous solution of copper and zinc.
[0055]
25 ml of trimethylamine was dissolved in 155 ml of water to obtain a basic aqueous solution of trimethylamine.
[0056]
A metal aqueous solution of copper and zinc is supplied from the pipe 2 of the apparatus shown in FIG. 1 at a rate of 2.3 ml / min using a roller pump, and a trimethylamine aqueous solution is supplied from the pipe 3 using a roller pump at 3.0 ml / min. At a rate of
[0057]
After the supplied solutions were merged in the pipe 4, they were cooled with cooling water at 10 ° C. by the cooler 5, circulated while keeping the temperature constant, and introduced into the vessel 6 containing the stirrer. While rotating the stirrer with a stirrer, water was supplied from the pipe 7 to the container 6 at a rate of 1 ml / min, and the liquid containing the sediment that flowed out was introduced into the container 8 for aging.
[0058]
After aging for 1 hour, the mixture was filtered, washed with water, and dried, and calcined at 300 ° C. for 2 hours to obtain a powdery carbon monoxide conversion catalyst.
[0059]
The powdery carbon monoxide conversion catalyst was molded under pressure to obtain a solid carbon monoxide conversion catalyst.
[0060]
(Comparative Example 1)
In Comparative Example 1, the following conditions were set.
[0061]
In water 280ml, Cu (HCOO) with a 2 · 4H 2 O 7.5g, Zn (HCOO) the 2 · 2H 2 O was dissolved 7.9 g, to obtain a metal aqueous solution of copper and zinc.
[0062]
9.5 g of Na 2 CO 3 was dissolved in 180 ml of water to obtain a basic aqueous solution of Na 2 CO 3 .
[0063]
While stirring the aqueous solution of Na 2 CO 3 in a water bath at 60 ° C., a metal aqueous solution of copper and zinc was added dropwise to obtain a precipitation liquid.
[0064]
The precipitate was aged for 1 hour, filtered, washed with water and dried, and calcined at 300 ° C. for 2 hours to obtain a powdery carbon monoxide conversion catalyst.
[0065]
The powdery carbon monoxide conversion catalyst was molded under pressure to obtain a solid carbon monoxide conversion catalyst.
[0066]
The carbon monoxide conversion catalysts prepared in Examples 1 to 3 and Comparative Example 1 were filled in a quartz reaction tube, and a carbon monoxide conversion reaction was performed under the following test conditions.
[0067]
(Test condition)
Catalyst filling amount: 1.5 ml
Feed gas composition: 3vol% CO, 14vol% CO 2, 23vol% H 2 O, 60vol% H 2
Source gas flow rate: 500 ml / min
GHSV (space velocity): 20000 h -1
Pressure: Atmospheric pressure Temperature: 200 ° C or 250 ° C
Since the main purpose is to evaluate the catalyst activity under low temperature conditions, the reaction temperature was set to 200 ° C. or 250 ° C. The GHSV in the conventional carbon monoxide converter, although 1000h -1 or less, as 20000h -1 of a non-equilibrium state, and to clarify the sequence of activities.
[0068]
CO conversion was used as an evaluation parameter of the catalyst activity.
The CO conversion (unit:%) was determined from the following formula from the number of moles of CO at the catalyst inlet and the number of moles of CO at the catalyst outlet.
[0069]
Table 1 shows the test results performed under the above conditions.
Table 1 shows the contents of the experimental values of the comparative examples and the examples, and shows the numbers of the examples and comparative examples, the catalyst composition, and the CO conversion (250 ° C., 200 ° C.) in order from the left. .
[0070]
[Table 1]
[0071]
From the results shown in Table 1, it can be seen that Examples 1 to 3 have higher activities under low temperature conditions, even though the molar ratios of copper and zinc are the same as Comparative Example 1.
[0072]
Thus, when a highly active carbon monoxide conversion catalyst is used not only in fuel cell systems but also in other ammonia synthesis systems, petrochemical systems, low-calorie city gas production systems, etc. Since the activity of the catalyst is high, the size of the catalyst-filled container can be reduced, and the size of the entire system can be reduced.
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the prepared carbon monoxide conversion catalyst has high activity under low-temperature conditions, and can be used not only in fuel cell systems but also in other ammonia synthesis systems, petrochemical systems, and low-calorie city gas. A system such as a manufacturing system can be downsized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of an apparatus 1 for producing a carbon monoxide conversion catalyst.
[Explanation of symbols]
1 Carbon monoxide conversion catalyst production equipment 2, 3, 4, 7 Piping 5 Cooler 6, 8 Vessel