JP2004298525A - リスト装着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着時に、常に最適な装着感を得る。
【解決手段】手首に装着され、エアポンプ(50)により空気が送り込まれることによって膨張するエアチャンバ(40)と、このエアチャンバ(40)内の空気圧を計測する圧力センサ(60)と、所定の通知を行う表示部(5)、音声出力部(6)と、を備える腕時計(100,200)に、予め設定されたエアチャンバ(40)内の所定の設定空気圧を記憶するROM(13)と、圧力センサ(60)により計測された計測空気圧と、ROM(13)に記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する制御部(1)と、この制御部(1)により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、表示部(5)、音声出力部(6)にその旨を通知させる制御を行う制御部(1)と、を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】手首に装着され、エアポンプ(50)により空気が送り込まれることによって膨張するエアチャンバ(40)と、このエアチャンバ(40)内の空気圧を計測する圧力センサ(60)と、所定の通知を行う表示部(5)、音声出力部(6)と、を備える腕時計(100,200)に、予め設定されたエアチャンバ(40)内の所定の設定空気圧を記憶するROM(13)と、圧力センサ(60)により計測された計測空気圧と、ROM(13)に記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する制御部(1)と、この制御部(1)により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、表示部(5)、音声出力部(6)にその旨を通知させる制御を行う制御部(1)と、を備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リスト装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リスト装着装置として、時計本体に隣接して設けられた小型のエアポンプと、バンドに設けられ、エアポンプに連通するエアチャンバとを備えた腕時計が知られ、実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1における腕時計においては、ユーザがエアポンプを押すことにより、エアチャンバ内にエアが供給され、エアチャンバが膨張する。このエアチャンバの膨張の度合いによって腕時計をユーザの手首にフィットさせることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−190281号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザの手首の感覚でエアチャンバ内に供給するエア量を決めていたので、装着する度に同じフィット感を得ることができず、常に最適な装着感を得ることは困難であった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、装着する度に同じフィット感を得ることができ、常に最適な装着感を得ることができるリスト装着装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、装置本体(例えば、図1〜4,13の装置本体110)と、この装置本体に連結された装着具(例えば、図1,3,4,13のバンド120)と、この装着具により前記装置本体を手首に装着した場合に、装置本体と装着具のうち、少なくとも一方と手首との間に位置し、エアポンプ(例えば、図1,2,4のエアポンプ50)により空気が送り込まれることによって膨張するエアチャンバ(例えば、図2,3,13のエアチャンバ40)と、このエアチャンバ内の空気圧を計測する圧力センサ(例えば、図3,5,13の圧力センサ60)と、所定の通知を行う通知手段(例えば、図1〜5,13の表示部5、音声出力部6)と、を備えるリスト装着装置(例えば、図1〜4,13の腕時計100,200)であって、予め設定された前記エアチャンバ内の所定の設定空気圧を記憶する記憶手段(例えば、図5,6のRAM12)と、前記圧力センサにより計測された計測空気圧と、前記記憶手段に記憶された設定空気圧とを比較して、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったか否かを判断する判断手段(例えば、図5の制御部1、ステップS17)と、前記判断手段により、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったと判断された場合に、前記通知手段にその旨を通知させる制御を行う通知制御手段(例えば、図5の制御部1、ステップS19)と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、判断手段が圧力センサにより計測された計測空気圧と、記憶手段に記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する。このとき、判断手段により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、通知制御手段が通知手段にその旨を通知させる制御を行う。
よって、エアチャンバ内の圧力値を通知手段により確認しながらリスト装着装置を手首に装着することができるので、装着する度に同じフィット感を得ることができ、常に最適な装着感を得ることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリスト装着装置において、前記エアポンプから前記エアチャンバへの空気の流入を遮断する遮断手段(例えば、図2の開閉弁51)と、前記判断手段により、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったと判断された場合に、前記遮断手段に対し、前記エアポンプから前記エアチャンバへの空気の流入を遮断させる制御を行う遮断制御手段(例えば、図5の制御部1、ステップS18)と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、判断手段により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、遮断制御手段が遮断手段に対し、エアポンプからエアチャンバへの空気の流入を遮断させる制御を行う。
よって、エアチャンバ内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のリスト装着装置において、複数の設定空気圧を記憶する設定空気圧記憶手段(例えば、図7の設定空気圧記憶エリア13a)と、前記設定空気圧記憶手段に記憶された複数の設定空気圧の中から前記設定空気圧を選択するための選択手段(例えば、図5の制御部1、ステップS12)と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、選択手段により、ユーザは、設定空気圧記憶手段により記憶された複数の設定空気圧の中から所望の設定空気圧を選択することができる。
よって、ユーザは、リスト装着装置の装着感を選択することができるので、そのユーザにあった最適な装着感を得ることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、ユーザが前記設定空気圧を入力するための空気圧入力手段(例えば、図1,4,5の入力部4)を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、ユーザは、空気圧入力手段から所望する設定空気圧を入力することができる。
よって、エアチャンバ内の空気圧を無段階で設定することができ、請求項3のように設定空気圧を選択する場合に比べて、より使い勝手の良いリスト装着装置とすることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記設定空気圧には、前記エアチャンバ内の空気圧が許容される最大空気圧が含まれることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、設定空気圧には、エアチャンバ内の空気圧が許容される最大空気圧が含まれることから、エアチャンバ内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記通知手段は、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段(例えば、図1〜5,13の表示部5)を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段を備えることから、ユーザは通知される情報を視覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記通知手段は、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段(例えば、図5の音声出力部6)を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項7に記載の発明によれば、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段を備えることから、ユーザは通知される情報を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記圧力センサによって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段(例えば、図1〜5,13の表示部5)を備えることを特徴とする。
【0021】
請求項8に記載の発明によれば、圧力センサによって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段を備えることから、ユーザは計測された空気圧を視覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0022】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記圧力センサによって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段(例えば、図5の音声出力部6)を備えることを特徴とする。
【0023】
請求項9に記載の発明によれば、圧力センサによって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段を備えることから、ユーザは計測された空気圧を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0024】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記エアチャンバ内に前記圧力センサを設けたことを特徴とする。
【0025】
請求項10に記載の発明によれば、エアチャンバ内に圧力センサを設けたことから、リスト装着装置の小型化を図ることができる。また、装置本体と圧力センサとの距離を離すことができるので、圧力センサの精度を向上させることができる。
【0026】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記エアチャンバは、前記装置本体及び前記装着具の裏側全周にわたって設けられていることを特徴とする。
【0027】
請求項11に記載の発明によれば、エアチャンバは、装置本体及びバンドの裏側全周にわたって設けられていることから、エアチャンバは、ユーザの手首をほぼ均等に締め付けることとなる。
よって、ユーザは、良好な装着感を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るリスト装着装置について詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、リスト装着装置の一例として腕時計を挙げて説明する。
<腕時計の構成>
図1〜図5に示すように、腕時計100は、装置本体110と装着具としてのバンド120とを備えている。装置本体110は、時計の機能を果たすために必要な要素で構成された時計モジュール10と、この時計モジュール10を内部に収納する時計ケース20と、時計ケース20及びバンド120の裏側、即ち、時計ケース20及びバンド120のうち手首に接触する側に設けられたエアチャンバ40と、このエアチャンバ40にエアを供給するエアポンプ50と、エアチャンバ40内に設けられた圧力センサ60と、脈拍を計測する脈拍センサ70等が備えられている。
【0029】
時計モジュール10は、図5に示すように、各部の動作を制御する制御部1と、発振回路部2から発振される所定周波数のクロック信号を分周して年月日及び時刻を計時し、制御部1に出力する時計回路部3と、ユーザがエアチャンバ40内の空気圧を設定するための空気圧入力手段としての入力部4と、エアチャンバ40内の空気圧を表示する通知手段としての表示部5と、エアチャンバ40内の空気圧を音声で出力する通知手段としての音声出力部6等を備えている。
【0030】
制御部1は、各部の制御や演算を行うCPU11と、CPU11のワークエリア等として使用されるRAM12と、CPU11が各部を制御するのに必要なシステムプログラムが記憶されたROM13等を備えている。
CPU11は、ROM13内に格納されたプログラムを読み出してRAM12内に展開し、当該プログラムに基づいて各部への指示やデータの送信等を行う。
【0031】
具体的に、CPU11は、圧力センサ60により計測された計測空気圧と、RAM12に記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する判断手段として機能する。
また、CPU11は、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、表示部5及び音声出力部6にその旨を通知させる制御を行う通知制御手段として機能する。
【0032】
更に、CPU11は、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、エアチャンバ40とエアポンプ50との間に設けられた遮断手段としての開閉弁51に対し、閉信号を出力することにより、エアポンプ50からエアチャンバ40への空気の流入を遮断させる制御を行う遮断制御手段として機能する。
また、CPU11は、ROM13に記憶された複数の設定空気圧の中から設定空気圧を選択するための選択手段の一部として機能する。
【0033】
RAM12は、CPU11のワークエリアを形成するとともに、CPU11の制御の下、処理データを一時的に記憶するメモリエリアを有する。
具体的に、RAM12は、図6に示すように、圧力センサ60によって計測されたエアチャンバ40内の空気圧を記憶する計測空気圧記憶エリア12a、ユーザによって選択された空気圧を記憶する選択空気圧記憶エリア12b、ユーザが入力した空気圧を記憶する入力空気圧記憶エリア12cを有する。
【0034】
ROM13には、CPU11が各種機能を実行するためのプログラムが格納されている。
具体的に、ROM13は、図7に示すように、予め設定されたエアチャンバ40内の所定の空気圧を記憶する記憶手段として機能する。また、ROM13は、複数の設定空気圧を記憶する設定空気圧記憶手段として機能し、設定空気圧記憶エリア13aを有する。設定空気圧記憶エリア13aには、図8に示すように、3種類のプログラムに対応して設定圧力値a、b、c及び各設定圧力値a、b、cに対応したメッセージデータ(例えば、「ゆるめ」、「ふつう」、「きつめ」)が記憶されている。
また、ROM13は、エアチャンバ40内の空気圧が許容される最大空気圧を記憶する最大空気圧記憶エリア13bを有する。最大空気圧記憶エリア13bには、図9に示すように、腕時計100を装着するときの最大空気圧値Xと、生体観測をするときの最大空気圧値Zの2種類の空気圧が記憶されている。
【0035】
更に、ROM13は、圧力センサ60により計測された計測空気圧と、設定空気圧記憶エリア13aに記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する機能を実現させる判断プログラム13cを有する。
また、ROM13は、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、表示部5及び音声出力部6にその旨を通知させる制御を行う機能を実現させる通知制御プログラム13dを有する。
【0036】
更に、ROM13は、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、エアチャンバ40とエアポンプ50との間に設けられた開閉弁51に対し、CPU11が閉信号を出力することにより、エアポンプ50からエアチャンバ40への空気の流入を遮断させる制御を行う機能を実現させる空気遮断制御プログラム13eを有する。
また、ROM13は、設定空気圧記憶エリア13aに記憶された複数の設定空気圧情報の中から設定空気圧を選択する機能を実現させる設定空気圧選択プログラム13fを有する。
【0037】
更に、ROM13は、ユーザに通知される情報を表示部5に表示する機能を実現させる通知情報表示プログラム13gを有する。
また、ROM13は、ユーザに通知される情報を音声出力部6に音声出力する機能を実現させる通知情報音声出力プログラム13hを有する。
【0038】
更に、ROM13は、圧力センサ60によって計測された空気圧を表示部5に表示する機能を実現させる空気圧表示プログラム13iを有する。
また、ROM13は、圧力センサ60によって計測された空気圧を音声出力部6に音声出力する機能を実現させる空気圧音声出力プログラム13jを有する。
【0039】
入力部4は、図1及び図4に示すように、時計モジュール10の上部に設けられたボタンで構成され、ユーザがこのボタンを押すことにより、操作制御や、設定空気圧の選択、空気圧の入力等を行うことができる。すなわち、入力部4は、ユーザが設定空気圧を入力するための空気圧入力手段として機能する。また、入力部4は、ROM13に記憶された複数の設定空気圧の中から設定空気圧を選択するための選択手段の一部として機能する。
【0040】
表示部5は、例えば、LCD(液晶表示装置)から構成され、エアチャンバ40内の空気圧や設定空気圧入力画面等の各情報を表示する。すなわち、表示部5は、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段として機能するとともに、圧力センサ60によって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段として機能する。また、表示部5は、ROM13に記憶された複数の設定空気圧の中から設定空気圧を選択するための選択手段の一部として機能する。
【0041】
音声出力部6は、例えば、スピーカから構成され、CPU11の制御に基づいて、ユーザにエアチャンバ40内の空気圧等の情報を音声で出力する。すなわち、音声出力部6は、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段として機能するとともに、圧力センサ60によって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段として機能する。
【0042】
時計ケース20には、図2及び図3に示すように、ほぼ中央部に時計モジュール10を収納可能な大きさの凹部が形成され、時計ケース20の上面側には時計ガラス21が装着されている。この時計ガラス21を通して、時計モジュール10の表示部5を観察することができる。更に、この時計ケース20の下面側には、裏蓋22が取り付けられるとともに、時計ケース20の上部外周にはベゼル23が設けられている。また、時計ケース20の両端部には、バンド120が取り付けられている。
【0043】
エアチャンバ40は、図3に示すように、バンド120と時計ケース2の裏側全周にわたって設けられ、エアポンプ50により空気が送り込まれることによって膨張する。このエアチャンバ40は、ウレタンやゴム等の弾性を有する材料を袋状に形成したものである。また、エアチャンバ40は、時計ケース2に設けられたエアポンプ50に接続されている。
【0044】
エアポンプ50は、図1及び図2に示すように、時計ケース2内に、時計モジュール10に隣接して設けられている。エアポンプ50は、その上部が時計ケース2から露出されており、この露出部分をユーザがポンピングすることにより、エアポンプ50に接続されたエアチャンバ40に空気が送り込まれる。エアポンプ50とエアチャンバ40との接続部分には、エアチャンバ40からエアポンプ50への空気の逆流を防ぐとともに、エアチャンバ40内の空気量が最大許容量となった場合に、エアポンプ50からエアチャンバ40への空気の流入を遮断する開閉弁51が設けられている。
開閉弁51は、例えば、図示しないソレノイドにより弁の開閉動作を行うものであって、CPU11から閉信号が入力されると開閉弁51が閉じるように構成されている。
【0045】
圧力センサ60は、図3に示すように、第2のバンド122に位置するエアチャンバ40内に設けられている。圧力センサ60は、エアチャンバ40内の空気圧を計測するものであり、計測された圧力値は時計モジュール10の制御部1に送られる。また、圧力センサ60は、血圧センサとしても機能する。
【0046】
脈拍センサ70は、血管の脈流の有無を検出するものであり、エアチャンバ40に隣接して設けられている。
【0047】
バンド120は、図3に示すように、時計ケース20の両端部にそれぞれ接続され、第1のバンド121は手首を包み込むよう、長尺に形成されるとともに、柔軟に変形可能な構造とされている。具体的には、常温で柔軟性を有する樹脂等から形成すると良い。また、第2のバンド122は短尺に形成されるとともに、ほとんど変形しない構造とされている。具体的には、樹脂の内部に金属板を埋設したものから形成すると良い。
【0048】
<腕時計の装着方法>
次に、腕時計100を手首に最適にフィットさせる方法について、図10〜図12を用いて説明する。
図10に示すように、最初に、CPU11は、ユーザによる生体観測(血圧、脈拍の測定)の選択画面の表示要求に基づいて、選択画面を表示部5に表示させ、ユーザに生体観測するか否かを促す。そして、CPU11は、入力部4からの生体観測を行わない旨の信号が入力されることにより、生体観測をしないと判断した場合(ステップS1;NO)、さらに、圧力値設定の有無の選択画面を表示させ、ユーザに対し、圧力値設定をするか否かを促す。
【0049】
次いで、CPU11は、入力部4からの圧力値設定を行わない旨の信号が入力されることにより、圧力値設定を行わないと判断した場合(ステップS2;NO)、CPU11は、バンド120の締付力選択の有無の選択画面を表示させ、ユーザに対し、締付力を選択するか否かを促す。
【0050】
(1)締付力の選択をしない場合(ステップS3;NO)
次いで、CPU11は、入力部4からの締付力選択を行わない旨の信号が入力されることにより、締付力の選択を行わないと判断した場合(ステップS3;NO)、圧力センサ60から入力されたセンサ信号に基づいてエアチャンバ40内の空気圧を計測し、RAM12内の計測空気圧記憶エリア12aに記憶させる(ステップS4)。次いで、CPU11は、計測空気圧記憶エリア12aに記憶された圧力値を表示部5に表示させる(ステップS5)。次いで、CPU11は、ROM13内の最大空気圧記憶エリア13bからエアチャンバ40内の空気圧が許容される最大空気圧を読み込んでRAM12の選択空気圧記憶エリア12bに記憶させる。そして、選択空気圧記憶エリア12bから最大空気圧を読み込むとともに、判断プログラム13cを実行することにより、圧力センサ60で計測した空気圧と最大空気圧とを比較する。
【0051】
ここで、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧が最大圧力値以上と判断した場合(ステップS6;YES)、CPU11は、空気遮断制御プログラム13eを実行することにより、開閉弁51に閉信号を出力してエアチャンバ40とエアポンプ50とを遮断させる(ステップS7)。そして、図12(b)に示すように、CPU11は、通知情報表示プログラム13gを実行することにより、「圧力超過」の旨を表示部5に表示させ(ステップS8)、これをもって本処理を終了する。なお、ステップS8において、CPU11は、通知情報音声出力プログラム13hを実行することにより、音声出力部6から音声によってユーザに通知することもできる。一方、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧が最大圧力値未満と判断した場合(ステップS6;NO)、CPU11は、再度ステップS4の処理に戻る。
【0052】
(2)締付力の選択をする場合(ステップS3;YES)
また、ステップS3において、CPU11は、入力部4からの締付力選択を行う旨の信号が入力されることにより、締付力の選択をすると判断した場合(ステップS3;YES)、ROM13内の設定空気圧選択プログラム13fを実行することにより、図12(c)に示すような表示を表示部5に表示させる。次いで、ユーザが3種類の締付力の中から好みの締付力を選択し、入力部4から入力する(ステップS12)。次いで、CPU11は、ROM13内の設定空気圧記憶エリア13aから選択された締付力に対応する空気圧の圧力値を読み込み、図12(a)に示すように、表示部5に表示させる(ステップS13)。次いで、CPU11は、この圧力値をRAM12の選択空気圧記憶エリア12bに記憶させる(ステップS14)。
【0053】
次いで、CPU11は、圧力センサ60から入力されたセンサ信号に基づいて、エアチャンバ40内の空気圧を計測し、RAM12内の計測空気圧記憶エリア12aに記憶させる(ステップS15)。次いで、CPU11は、計測空気圧記憶エリア12aに記憶された圧力値を表示部5に表示させる(ステップS16)。次いで、CPU11は、RAM12内の選択空気圧記憶エリア12bからユーザが選択した圧力値を読み込むとともに、RAM12内の計測空気圧記憶エリア12aから圧力センサ60で計測された空気圧の圧力値を読み込み、判断プログラム13cを実行することにより、選択圧力値と計測圧力値とを比較して、計測圧力値が選択圧力値以上となったか否かを判断する(ステップS17)。
【0054】
ここで、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧の圧力値が選択圧力値以上と判断した場合(ステップS17;YES)、CPU11は、空気遮断制御プログラム13eを実行することにより、開閉弁51に閉信号を出力してエアチャンバ40とエアポンプ50とを遮断させる(ステップS18)。そして、図12(d)に示すように、CPU11は、通知情報表示プログラム13gを実行することにより、「圧力値○○○、指定圧力になりました」の旨を表示部5に表示させ(ステップS19)、これをもって本処理を終了する。なお、ステップS19において、CPU11は、通知情報音声出力プログラム13hを実行することにより、音声出力部6から音声によってユーザに通知することもできる。一方、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧の圧力値が選択圧力値未満と判断した場合(ステップS17;NO)、CPU11は、再度ステップS15の処理に戻る。
【0055】
(3)圧力値の設定をする場合(ステップS2;YES)
また、ステップS2において、ユーザが圧力値設定をすると判断した場合(ステップS2;YES)、CPU11は、表示部5に圧力値入力画面を表示させ、ユーザは、入力部4からエアチャンバ40内の空気圧の圧力値を入力する(ステップS11)。次いで、CPU11は、上述のステップS14の処理に移り、設定した圧力値をRAM12の入力空気圧記憶エリア12cに記憶し、それ以降、上述した処理を行う。
【0056】
(4)生体観測をする場合(ステップS1;YES)
また、ステップS1において、ユーザが生体観測をすると判断した場合(ステップS1;YES)、図11に示すように、CPU11は、圧力センサ60から入力された血圧センサ信号に基づいてユーザの血圧を計測するとともに、脈拍センサ70から入力された脈拍センサ信号に基づいてユーザの脈拍を計測する(ステップS21)。次いで、CPU11は、血圧及び脈拍の計測は終了したか否かを判断する(ステップS22)。ここで、CPU11が、血圧及び脈拍の計測が終了していると判断した場合(ステップS22;YES)、CPU11は、図12(e)に示すように、計測した血圧値及び脈拍数を表示部5に表示させる(ステップS23)。次いで、CPU11は、エアチャンバ40を開放させ、エアチャンバ40内の空気を抜き(ステップS24)、これをもって本処理を終了させる。一方、CPU11が、血圧及び脈拍の計測が終了していないと判断した場合(ステップS22;NO)、CPU11は、圧力センサ60から入力されたセンサ信号に基づいてエアチャンバ40内の空気圧を計測し、RAM12内の計測空気圧記憶エリア12aに記憶させる(ステップS25)。次いで、CPU11は、ROM13内の最大空気圧記憶エリア13bからエアチャンバ40内の空気圧が許容される最大空気圧を読み込むとともに、判断プログラム13cを実行することにより、圧力センサ60で計測した空気圧と最大空気圧とを比較する(ステップS26)。
【0057】
ここで、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧が最大圧力値以上と判断した場合(ステップS26;YES)、CPU11は、空気遮断制御プログラム13eを実行することにより、開閉弁51に閉信号を出力してエアチャンバ40とエアポンプ50とを遮断させる(ステップS27)。そして、図12(b)に示すように、CPU11は、通知情報表示プログラム13gを実行することにより、「圧力超過」の旨を表示部5に表示させ(ステップS28)、これをもって本処理を終了する。なお、ステップS28において、CPU11は、通知情報音声出力プログラム13hを実行することにより、音声出力部6から音声によってユーザに通知することもできる。一方、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧が最大圧力値未満と判断した場合(ステップS26;NO)、CPU11は、再度ステップS21の処理に戻る。
【0058】
次に、上記実施の形態における腕時計100の変形例を図13を用いて説明する。
(変形例)
図13に示すように、変形例の腕時計200は、装着時に手首の裏側となる位置に圧力センサ60を設けたものである。圧力センサ60は、腕時計100と同様、エアチャンバ40内に設けられている。
【0059】
このような構成とすることにより、手首の表側に表示部5を位置させ、手首の裏側に圧力センサ60を位置させることができるので、装置本体110と圧力センサ60との距離を離すことができ、圧力センサ60の精度を向上させることができる。
【0060】
本実施の形態の腕時計100,200によれば、CPU11が判断プログラム13cを実行することにより、圧力センサ60により計測された計測空気圧と、設定空気圧記憶エリア13aに記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する。このとき、CPU11が、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断した場合に、CPU11は、通知制御プログラム13dを実行することにより、表示部5及び音声出力部6にその旨を通知させる制御を行う。
よって、エアチャンバ40内の圧力値を表示部5及び音声出力部6により確認しながら腕時計100,200を手首に装着することができるので、装着する度に同じフィット感を得ることができ、常に最適な装着感を得ることができる。
【0061】
また、CPU11が判断プログラム13cを実行することにより、CPU11が、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断した場合に、CPU11は、遮断制御プログラム13eを実行することにより、開閉弁51に対し、エアポンプ50からエアチャンバ40への空気の流入を遮断させる制御を行う。
よって、エアチャンバ40内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0062】
更に、CPU11が設定空気圧選択プログラム13fを実行することにより、ユーザは、表示部5を介して設定空気圧記憶エリア13aに記憶された複数の設定空気圧の中から設定空気圧を選択することができる。
よって、ユーザは、腕時計100,200の装着感を選択することができるので、そのユーザにあった最適な装着感を得ることができる。
【0063】
また、ユーザは、入力部4を介して所望する設定空気圧を入力することができる。
よって、エアチャンバ40内の空気圧を無段階で設定することができ、設定空気圧記憶エリア13aに記憶された設定空気圧を選択する場合に比べて、より使い勝手の良い腕時計100,200とすることができる。
【0064】
更に、設定空気圧記憶エリア13aには、エアチャンバ40内の空気圧が許容される最大空気圧が記憶されていることから、エアチャンバ40内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0065】
また、ユーザに通知される情報及び圧力センサ60によって計測された空気圧を表示する表示部50を備えることから、ユーザは通知される情報を視覚で認識することができる。また、ユーザに通知される情報及び圧力センサ60によって計測された空気圧を音声出力する音声出力部6を備えることから、ユーザは通知される情報を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーな腕時計100,200とすることができる。
【0066】
更に、エアチャンバ40内に圧力センサ60を設けたことから、腕時計100,200の小型化を図ることができる。また、装置本体110と圧力センサ60との距離を離すことができるので、圧力センサ60の精度を向上させることができる。
【0067】
また、エアチャンバ40は、装置本体110及びバンド120の裏側全周にわたって設けられていることから、エアチャンバ40は、ユーザの手首をほぼ均等に締め付けることとなる。
よって、ユーザは、良好な装着感を得ることができる。
【0068】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、エアチャンバへの空気の供給を、ユーザの手によるものではなく、自動で行うような構成としても良い。また、本発明の腕時計は、空気圧選択機能と空気圧入力設定機能とを有しているが、いずれか一方の機能を有するものでも良い。更に、生体観測機能の付加は任意であって、必ずしも備える必要はない。また、圧力センサで気圧を計測するようにしても良い。その他、発明の目的を逸脱しない範囲内であれば変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、判断手段が圧力センサにより計測された計測空気圧と、記憶手段に記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する。このとき、判断手段により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、通知制御手段が通知手段にその旨を通知させる制御を行う。
よって、エアチャンバ内の圧力値を通知手段により確認しながらリスト装着装置を手首に装着することができるので、装着する度に同じフィット感を得ることができ、常に最適な装着感を得ることができる。
【0070】
請求項2に記載の発明によれば、判断手段により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、遮断制御手段が遮断手段に対し、エアポンプからエアチャンバへの空気の流入を遮断させる制御を行う。
よって、エアチャンバ内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0071】
請求項3に記載の発明によれば、選択手段により、ユーザは、設定空気圧記憶手段により記憶された複数の設定空気圧の中から所望の設定空気圧を選択することができる。
よって、ユーザは、リスト装着装置の装着感を選択することができるので、そのユーザにあった最適な装着感を得ることができる。
【0072】
請求項4に記載の発明によれば、ユーザは、空気圧入力手段から所望する設定空気圧を入力することができる。
よって、エアチャンバ内の空気圧を無段階で設定することができ、請求項3のように設定空気圧を選択する場合に比べて、より使い勝手の良いリスト装着装置とすることができる。
【0073】
請求項5に記載の発明によれば、設定空気圧には、エアチャンバ内の空気圧が許容される最大空気圧が含まれることから、エアチャンバ内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0074】
請求項6に記載の発明によれば、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段を備えることから、ユーザは通知される情報を視覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0075】
請求項7に記載の発明によれば、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段を備えることから、ユーザは通知される情報を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0076】
請求項8に記載の発明によれば、圧力センサによって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段を備えることから、ユーザは計測された空気圧を視覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0077】
請求項9に記載の発明によれば、圧力センサによって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段を備えることから、ユーザは計測された空気圧を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0078】
請求項10に記載の発明によれば、エアチャンバ内に圧力センサを設けたことから、リスト装着装置の小型化を図ることができる。また、装置本体と圧力センサとの距離を離すことができるので、圧力センサの精度を向上させることができる。
【0079】
請求項11に記載の発明によれば、エアチャンバは、装置本体及びバンドの裏側全周にわたって設けられていることから、エアチャンバは、ユーザの手首をほぼ均等に締め付けることとなる。
よって、ユーザは、良好な装着感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における腕時計の概略平面図である。
【図2】図1のII−II部断面図である。
【図3】図1のIII−III部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態における腕時計の装着時の概要図である。
【図5】本発明の実施の形態における要部構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるRAM内の構成の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるROM内の構成の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態における設定空気圧記憶エリア内の構成の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態における最大空気圧記憶エリア内の構成の説明図である。
【図10】本発明の実施の形態における腕時計の装着処理を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における腕時計の生体観測処理を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態における表示例の説明図である。
【図13】本発明の実施の形態における変形例の腕時計の断面図である。
【符号の説明】
1 制御部(判断手段、通知制御手段、遮断制御手段、選択手段)
4 入力部(空気圧入力手段、選択手段)
5 表示部(通知手段、通知情報表示手段、空気圧表示手段、選択手段)
6 音声出力部(通知手段、通知情報音声出力手段、空気圧音声出力手段)
13 ROM(記憶手段)
13a 設定空気圧記憶エリア(設定空気圧記憶手段)
40 エアチャンバ
50 エアポンプ
51 開閉弁(遮断手段)
60 圧力センサ
100,200 腕時計(リスト装着装置)
110 装置本体
120 バンド
【発明の属する技術分野】
本発明は、リスト装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リスト装着装置として、時計本体に隣接して設けられた小型のエアポンプと、バンドに設けられ、エアポンプに連通するエアチャンバとを備えた腕時計が知られ、実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1における腕時計においては、ユーザがエアポンプを押すことにより、エアチャンバ内にエアが供給され、エアチャンバが膨張する。このエアチャンバの膨張の度合いによって腕時計をユーザの手首にフィットさせることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−190281号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザの手首の感覚でエアチャンバ内に供給するエア量を決めていたので、装着する度に同じフィット感を得ることができず、常に最適な装着感を得ることは困難であった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、装着する度に同じフィット感を得ることができ、常に最適な装着感を得ることができるリスト装着装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、装置本体(例えば、図1〜4,13の装置本体110)と、この装置本体に連結された装着具(例えば、図1,3,4,13のバンド120)と、この装着具により前記装置本体を手首に装着した場合に、装置本体と装着具のうち、少なくとも一方と手首との間に位置し、エアポンプ(例えば、図1,2,4のエアポンプ50)により空気が送り込まれることによって膨張するエアチャンバ(例えば、図2,3,13のエアチャンバ40)と、このエアチャンバ内の空気圧を計測する圧力センサ(例えば、図3,5,13の圧力センサ60)と、所定の通知を行う通知手段(例えば、図1〜5,13の表示部5、音声出力部6)と、を備えるリスト装着装置(例えば、図1〜4,13の腕時計100,200)であって、予め設定された前記エアチャンバ内の所定の設定空気圧を記憶する記憶手段(例えば、図5,6のRAM12)と、前記圧力センサにより計測された計測空気圧と、前記記憶手段に記憶された設定空気圧とを比較して、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったか否かを判断する判断手段(例えば、図5の制御部1、ステップS17)と、前記判断手段により、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったと判断された場合に、前記通知手段にその旨を通知させる制御を行う通知制御手段(例えば、図5の制御部1、ステップS19)と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、判断手段が圧力センサにより計測された計測空気圧と、記憶手段に記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する。このとき、判断手段により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、通知制御手段が通知手段にその旨を通知させる制御を行う。
よって、エアチャンバ内の圧力値を通知手段により確認しながらリスト装着装置を手首に装着することができるので、装着する度に同じフィット感を得ることができ、常に最適な装着感を得ることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリスト装着装置において、前記エアポンプから前記エアチャンバへの空気の流入を遮断する遮断手段(例えば、図2の開閉弁51)と、前記判断手段により、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったと判断された場合に、前記遮断手段に対し、前記エアポンプから前記エアチャンバへの空気の流入を遮断させる制御を行う遮断制御手段(例えば、図5の制御部1、ステップS18)と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、判断手段により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、遮断制御手段が遮断手段に対し、エアポンプからエアチャンバへの空気の流入を遮断させる制御を行う。
よって、エアチャンバ内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のリスト装着装置において、複数の設定空気圧を記憶する設定空気圧記憶手段(例えば、図7の設定空気圧記憶エリア13a)と、前記設定空気圧記憶手段に記憶された複数の設定空気圧の中から前記設定空気圧を選択するための選択手段(例えば、図5の制御部1、ステップS12)と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、選択手段により、ユーザは、設定空気圧記憶手段により記憶された複数の設定空気圧の中から所望の設定空気圧を選択することができる。
よって、ユーザは、リスト装着装置の装着感を選択することができるので、そのユーザにあった最適な装着感を得ることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、ユーザが前記設定空気圧を入力するための空気圧入力手段(例えば、図1,4,5の入力部4)を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、ユーザは、空気圧入力手段から所望する設定空気圧を入力することができる。
よって、エアチャンバ内の空気圧を無段階で設定することができ、請求項3のように設定空気圧を選択する場合に比べて、より使い勝手の良いリスト装着装置とすることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記設定空気圧には、前記エアチャンバ内の空気圧が許容される最大空気圧が含まれることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、設定空気圧には、エアチャンバ内の空気圧が許容される最大空気圧が含まれることから、エアチャンバ内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記通知手段は、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段(例えば、図1〜5,13の表示部5)を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段を備えることから、ユーザは通知される情報を視覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記通知手段は、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段(例えば、図5の音声出力部6)を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項7に記載の発明によれば、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段を備えることから、ユーザは通知される情報を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記圧力センサによって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段(例えば、図1〜5,13の表示部5)を備えることを特徴とする。
【0021】
請求項8に記載の発明によれば、圧力センサによって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段を備えることから、ユーザは計測された空気圧を視覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0022】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記圧力センサによって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段(例えば、図5の音声出力部6)を備えることを特徴とする。
【0023】
請求項9に記載の発明によれば、圧力センサによって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段を備えることから、ユーザは計測された空気圧を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0024】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記エアチャンバ内に前記圧力センサを設けたことを特徴とする。
【0025】
請求項10に記載の発明によれば、エアチャンバ内に圧力センサを設けたことから、リスト装着装置の小型化を図ることができる。また、装置本体と圧力センサとの距離を離すことができるので、圧力センサの精度を向上させることができる。
【0026】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のリスト装着装置において、前記エアチャンバは、前記装置本体及び前記装着具の裏側全周にわたって設けられていることを特徴とする。
【0027】
請求項11に記載の発明によれば、エアチャンバは、装置本体及びバンドの裏側全周にわたって設けられていることから、エアチャンバは、ユーザの手首をほぼ均等に締め付けることとなる。
よって、ユーザは、良好な装着感を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るリスト装着装置について詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、リスト装着装置の一例として腕時計を挙げて説明する。
<腕時計の構成>
図1〜図5に示すように、腕時計100は、装置本体110と装着具としてのバンド120とを備えている。装置本体110は、時計の機能を果たすために必要な要素で構成された時計モジュール10と、この時計モジュール10を内部に収納する時計ケース20と、時計ケース20及びバンド120の裏側、即ち、時計ケース20及びバンド120のうち手首に接触する側に設けられたエアチャンバ40と、このエアチャンバ40にエアを供給するエアポンプ50と、エアチャンバ40内に設けられた圧力センサ60と、脈拍を計測する脈拍センサ70等が備えられている。
【0029】
時計モジュール10は、図5に示すように、各部の動作を制御する制御部1と、発振回路部2から発振される所定周波数のクロック信号を分周して年月日及び時刻を計時し、制御部1に出力する時計回路部3と、ユーザがエアチャンバ40内の空気圧を設定するための空気圧入力手段としての入力部4と、エアチャンバ40内の空気圧を表示する通知手段としての表示部5と、エアチャンバ40内の空気圧を音声で出力する通知手段としての音声出力部6等を備えている。
【0030】
制御部1は、各部の制御や演算を行うCPU11と、CPU11のワークエリア等として使用されるRAM12と、CPU11が各部を制御するのに必要なシステムプログラムが記憶されたROM13等を備えている。
CPU11は、ROM13内に格納されたプログラムを読み出してRAM12内に展開し、当該プログラムに基づいて各部への指示やデータの送信等を行う。
【0031】
具体的に、CPU11は、圧力センサ60により計測された計測空気圧と、RAM12に記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する判断手段として機能する。
また、CPU11は、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、表示部5及び音声出力部6にその旨を通知させる制御を行う通知制御手段として機能する。
【0032】
更に、CPU11は、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、エアチャンバ40とエアポンプ50との間に設けられた遮断手段としての開閉弁51に対し、閉信号を出力することにより、エアポンプ50からエアチャンバ40への空気の流入を遮断させる制御を行う遮断制御手段として機能する。
また、CPU11は、ROM13に記憶された複数の設定空気圧の中から設定空気圧を選択するための選択手段の一部として機能する。
【0033】
RAM12は、CPU11のワークエリアを形成するとともに、CPU11の制御の下、処理データを一時的に記憶するメモリエリアを有する。
具体的に、RAM12は、図6に示すように、圧力センサ60によって計測されたエアチャンバ40内の空気圧を記憶する計測空気圧記憶エリア12a、ユーザによって選択された空気圧を記憶する選択空気圧記憶エリア12b、ユーザが入力した空気圧を記憶する入力空気圧記憶エリア12cを有する。
【0034】
ROM13には、CPU11が各種機能を実行するためのプログラムが格納されている。
具体的に、ROM13は、図7に示すように、予め設定されたエアチャンバ40内の所定の空気圧を記憶する記憶手段として機能する。また、ROM13は、複数の設定空気圧を記憶する設定空気圧記憶手段として機能し、設定空気圧記憶エリア13aを有する。設定空気圧記憶エリア13aには、図8に示すように、3種類のプログラムに対応して設定圧力値a、b、c及び各設定圧力値a、b、cに対応したメッセージデータ(例えば、「ゆるめ」、「ふつう」、「きつめ」)が記憶されている。
また、ROM13は、エアチャンバ40内の空気圧が許容される最大空気圧を記憶する最大空気圧記憶エリア13bを有する。最大空気圧記憶エリア13bには、図9に示すように、腕時計100を装着するときの最大空気圧値Xと、生体観測をするときの最大空気圧値Zの2種類の空気圧が記憶されている。
【0035】
更に、ROM13は、圧力センサ60により計測された計測空気圧と、設定空気圧記憶エリア13aに記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する機能を実現させる判断プログラム13cを有する。
また、ROM13は、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、表示部5及び音声出力部6にその旨を通知させる制御を行う機能を実現させる通知制御プログラム13dを有する。
【0036】
更に、ROM13は、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、エアチャンバ40とエアポンプ50との間に設けられた開閉弁51に対し、CPU11が閉信号を出力することにより、エアポンプ50からエアチャンバ40への空気の流入を遮断させる制御を行う機能を実現させる空気遮断制御プログラム13eを有する。
また、ROM13は、設定空気圧記憶エリア13aに記憶された複数の設定空気圧情報の中から設定空気圧を選択する機能を実現させる設定空気圧選択プログラム13fを有する。
【0037】
更に、ROM13は、ユーザに通知される情報を表示部5に表示する機能を実現させる通知情報表示プログラム13gを有する。
また、ROM13は、ユーザに通知される情報を音声出力部6に音声出力する機能を実現させる通知情報音声出力プログラム13hを有する。
【0038】
更に、ROM13は、圧力センサ60によって計測された空気圧を表示部5に表示する機能を実現させる空気圧表示プログラム13iを有する。
また、ROM13は、圧力センサ60によって計測された空気圧を音声出力部6に音声出力する機能を実現させる空気圧音声出力プログラム13jを有する。
【0039】
入力部4は、図1及び図4に示すように、時計モジュール10の上部に設けられたボタンで構成され、ユーザがこのボタンを押すことにより、操作制御や、設定空気圧の選択、空気圧の入力等を行うことができる。すなわち、入力部4は、ユーザが設定空気圧を入力するための空気圧入力手段として機能する。また、入力部4は、ROM13に記憶された複数の設定空気圧の中から設定空気圧を選択するための選択手段の一部として機能する。
【0040】
表示部5は、例えば、LCD(液晶表示装置)から構成され、エアチャンバ40内の空気圧や設定空気圧入力画面等の各情報を表示する。すなわち、表示部5は、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段として機能するとともに、圧力センサ60によって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段として機能する。また、表示部5は、ROM13に記憶された複数の設定空気圧の中から設定空気圧を選択するための選択手段の一部として機能する。
【0041】
音声出力部6は、例えば、スピーカから構成され、CPU11の制御に基づいて、ユーザにエアチャンバ40内の空気圧等の情報を音声で出力する。すなわち、音声出力部6は、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段として機能するとともに、圧力センサ60によって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段として機能する。
【0042】
時計ケース20には、図2及び図3に示すように、ほぼ中央部に時計モジュール10を収納可能な大きさの凹部が形成され、時計ケース20の上面側には時計ガラス21が装着されている。この時計ガラス21を通して、時計モジュール10の表示部5を観察することができる。更に、この時計ケース20の下面側には、裏蓋22が取り付けられるとともに、時計ケース20の上部外周にはベゼル23が設けられている。また、時計ケース20の両端部には、バンド120が取り付けられている。
【0043】
エアチャンバ40は、図3に示すように、バンド120と時計ケース2の裏側全周にわたって設けられ、エアポンプ50により空気が送り込まれることによって膨張する。このエアチャンバ40は、ウレタンやゴム等の弾性を有する材料を袋状に形成したものである。また、エアチャンバ40は、時計ケース2に設けられたエアポンプ50に接続されている。
【0044】
エアポンプ50は、図1及び図2に示すように、時計ケース2内に、時計モジュール10に隣接して設けられている。エアポンプ50は、その上部が時計ケース2から露出されており、この露出部分をユーザがポンピングすることにより、エアポンプ50に接続されたエアチャンバ40に空気が送り込まれる。エアポンプ50とエアチャンバ40との接続部分には、エアチャンバ40からエアポンプ50への空気の逆流を防ぐとともに、エアチャンバ40内の空気量が最大許容量となった場合に、エアポンプ50からエアチャンバ40への空気の流入を遮断する開閉弁51が設けられている。
開閉弁51は、例えば、図示しないソレノイドにより弁の開閉動作を行うものであって、CPU11から閉信号が入力されると開閉弁51が閉じるように構成されている。
【0045】
圧力センサ60は、図3に示すように、第2のバンド122に位置するエアチャンバ40内に設けられている。圧力センサ60は、エアチャンバ40内の空気圧を計測するものであり、計測された圧力値は時計モジュール10の制御部1に送られる。また、圧力センサ60は、血圧センサとしても機能する。
【0046】
脈拍センサ70は、血管の脈流の有無を検出するものであり、エアチャンバ40に隣接して設けられている。
【0047】
バンド120は、図3に示すように、時計ケース20の両端部にそれぞれ接続され、第1のバンド121は手首を包み込むよう、長尺に形成されるとともに、柔軟に変形可能な構造とされている。具体的には、常温で柔軟性を有する樹脂等から形成すると良い。また、第2のバンド122は短尺に形成されるとともに、ほとんど変形しない構造とされている。具体的には、樹脂の内部に金属板を埋設したものから形成すると良い。
【0048】
<腕時計の装着方法>
次に、腕時計100を手首に最適にフィットさせる方法について、図10〜図12を用いて説明する。
図10に示すように、最初に、CPU11は、ユーザによる生体観測(血圧、脈拍の測定)の選択画面の表示要求に基づいて、選択画面を表示部5に表示させ、ユーザに生体観測するか否かを促す。そして、CPU11は、入力部4からの生体観測を行わない旨の信号が入力されることにより、生体観測をしないと判断した場合(ステップS1;NO)、さらに、圧力値設定の有無の選択画面を表示させ、ユーザに対し、圧力値設定をするか否かを促す。
【0049】
次いで、CPU11は、入力部4からの圧力値設定を行わない旨の信号が入力されることにより、圧力値設定を行わないと判断した場合(ステップS2;NO)、CPU11は、バンド120の締付力選択の有無の選択画面を表示させ、ユーザに対し、締付力を選択するか否かを促す。
【0050】
(1)締付力の選択をしない場合(ステップS3;NO)
次いで、CPU11は、入力部4からの締付力選択を行わない旨の信号が入力されることにより、締付力の選択を行わないと判断した場合(ステップS3;NO)、圧力センサ60から入力されたセンサ信号に基づいてエアチャンバ40内の空気圧を計測し、RAM12内の計測空気圧記憶エリア12aに記憶させる(ステップS4)。次いで、CPU11は、計測空気圧記憶エリア12aに記憶された圧力値を表示部5に表示させる(ステップS5)。次いで、CPU11は、ROM13内の最大空気圧記憶エリア13bからエアチャンバ40内の空気圧が許容される最大空気圧を読み込んでRAM12の選択空気圧記憶エリア12bに記憶させる。そして、選択空気圧記憶エリア12bから最大空気圧を読み込むとともに、判断プログラム13cを実行することにより、圧力センサ60で計測した空気圧と最大空気圧とを比較する。
【0051】
ここで、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧が最大圧力値以上と判断した場合(ステップS6;YES)、CPU11は、空気遮断制御プログラム13eを実行することにより、開閉弁51に閉信号を出力してエアチャンバ40とエアポンプ50とを遮断させる(ステップS7)。そして、図12(b)に示すように、CPU11は、通知情報表示プログラム13gを実行することにより、「圧力超過」の旨を表示部5に表示させ(ステップS8)、これをもって本処理を終了する。なお、ステップS8において、CPU11は、通知情報音声出力プログラム13hを実行することにより、音声出力部6から音声によってユーザに通知することもできる。一方、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧が最大圧力値未満と判断した場合(ステップS6;NO)、CPU11は、再度ステップS4の処理に戻る。
【0052】
(2)締付力の選択をする場合(ステップS3;YES)
また、ステップS3において、CPU11は、入力部4からの締付力選択を行う旨の信号が入力されることにより、締付力の選択をすると判断した場合(ステップS3;YES)、ROM13内の設定空気圧選択プログラム13fを実行することにより、図12(c)に示すような表示を表示部5に表示させる。次いで、ユーザが3種類の締付力の中から好みの締付力を選択し、入力部4から入力する(ステップS12)。次いで、CPU11は、ROM13内の設定空気圧記憶エリア13aから選択された締付力に対応する空気圧の圧力値を読み込み、図12(a)に示すように、表示部5に表示させる(ステップS13)。次いで、CPU11は、この圧力値をRAM12の選択空気圧記憶エリア12bに記憶させる(ステップS14)。
【0053】
次いで、CPU11は、圧力センサ60から入力されたセンサ信号に基づいて、エアチャンバ40内の空気圧を計測し、RAM12内の計測空気圧記憶エリア12aに記憶させる(ステップS15)。次いで、CPU11は、計測空気圧記憶エリア12aに記憶された圧力値を表示部5に表示させる(ステップS16)。次いで、CPU11は、RAM12内の選択空気圧記憶エリア12bからユーザが選択した圧力値を読み込むとともに、RAM12内の計測空気圧記憶エリア12aから圧力センサ60で計測された空気圧の圧力値を読み込み、判断プログラム13cを実行することにより、選択圧力値と計測圧力値とを比較して、計測圧力値が選択圧力値以上となったか否かを判断する(ステップS17)。
【0054】
ここで、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧の圧力値が選択圧力値以上と判断した場合(ステップS17;YES)、CPU11は、空気遮断制御プログラム13eを実行することにより、開閉弁51に閉信号を出力してエアチャンバ40とエアポンプ50とを遮断させる(ステップS18)。そして、図12(d)に示すように、CPU11は、通知情報表示プログラム13gを実行することにより、「圧力値○○○、指定圧力になりました」の旨を表示部5に表示させ(ステップS19)、これをもって本処理を終了する。なお、ステップS19において、CPU11は、通知情報音声出力プログラム13hを実行することにより、音声出力部6から音声によってユーザに通知することもできる。一方、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧の圧力値が選択圧力値未満と判断した場合(ステップS17;NO)、CPU11は、再度ステップS15の処理に戻る。
【0055】
(3)圧力値の設定をする場合(ステップS2;YES)
また、ステップS2において、ユーザが圧力値設定をすると判断した場合(ステップS2;YES)、CPU11は、表示部5に圧力値入力画面を表示させ、ユーザは、入力部4からエアチャンバ40内の空気圧の圧力値を入力する(ステップS11)。次いで、CPU11は、上述のステップS14の処理に移り、設定した圧力値をRAM12の入力空気圧記憶エリア12cに記憶し、それ以降、上述した処理を行う。
【0056】
(4)生体観測をする場合(ステップS1;YES)
また、ステップS1において、ユーザが生体観測をすると判断した場合(ステップS1;YES)、図11に示すように、CPU11は、圧力センサ60から入力された血圧センサ信号に基づいてユーザの血圧を計測するとともに、脈拍センサ70から入力された脈拍センサ信号に基づいてユーザの脈拍を計測する(ステップS21)。次いで、CPU11は、血圧及び脈拍の計測は終了したか否かを判断する(ステップS22)。ここで、CPU11が、血圧及び脈拍の計測が終了していると判断した場合(ステップS22;YES)、CPU11は、図12(e)に示すように、計測した血圧値及び脈拍数を表示部5に表示させる(ステップS23)。次いで、CPU11は、エアチャンバ40を開放させ、エアチャンバ40内の空気を抜き(ステップS24)、これをもって本処理を終了させる。一方、CPU11が、血圧及び脈拍の計測が終了していないと判断した場合(ステップS22;NO)、CPU11は、圧力センサ60から入力されたセンサ信号に基づいてエアチャンバ40内の空気圧を計測し、RAM12内の計測空気圧記憶エリア12aに記憶させる(ステップS25)。次いで、CPU11は、ROM13内の最大空気圧記憶エリア13bからエアチャンバ40内の空気圧が許容される最大空気圧を読み込むとともに、判断プログラム13cを実行することにより、圧力センサ60で計測した空気圧と最大空気圧とを比較する(ステップS26)。
【0057】
ここで、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧が最大圧力値以上と判断した場合(ステップS26;YES)、CPU11は、空気遮断制御プログラム13eを実行することにより、開閉弁51に閉信号を出力してエアチャンバ40とエアポンプ50とを遮断させる(ステップS27)。そして、図12(b)に示すように、CPU11は、通知情報表示プログラム13gを実行することにより、「圧力超過」の旨を表示部5に表示させ(ステップS28)、これをもって本処理を終了する。なお、ステップS28において、CPU11は、通知情報音声出力プログラム13hを実行することにより、音声出力部6から音声によってユーザに通知することもできる。一方、CPU11が、エアチャンバ40内の空気圧が最大圧力値未満と判断した場合(ステップS26;NO)、CPU11は、再度ステップS21の処理に戻る。
【0058】
次に、上記実施の形態における腕時計100の変形例を図13を用いて説明する。
(変形例)
図13に示すように、変形例の腕時計200は、装着時に手首の裏側となる位置に圧力センサ60を設けたものである。圧力センサ60は、腕時計100と同様、エアチャンバ40内に設けられている。
【0059】
このような構成とすることにより、手首の表側に表示部5を位置させ、手首の裏側に圧力センサ60を位置させることができるので、装置本体110と圧力センサ60との距離を離すことができ、圧力センサ60の精度を向上させることができる。
【0060】
本実施の形態の腕時計100,200によれば、CPU11が判断プログラム13cを実行することにより、圧力センサ60により計測された計測空気圧と、設定空気圧記憶エリア13aに記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する。このとき、CPU11が、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断した場合に、CPU11は、通知制御プログラム13dを実行することにより、表示部5及び音声出力部6にその旨を通知させる制御を行う。
よって、エアチャンバ40内の圧力値を表示部5及び音声出力部6により確認しながら腕時計100,200を手首に装着することができるので、装着する度に同じフィット感を得ることができ、常に最適な装着感を得ることができる。
【0061】
また、CPU11が判断プログラム13cを実行することにより、CPU11が、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断した場合に、CPU11は、遮断制御プログラム13eを実行することにより、開閉弁51に対し、エアポンプ50からエアチャンバ40への空気の流入を遮断させる制御を行う。
よって、エアチャンバ40内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0062】
更に、CPU11が設定空気圧選択プログラム13fを実行することにより、ユーザは、表示部5を介して設定空気圧記憶エリア13aに記憶された複数の設定空気圧の中から設定空気圧を選択することができる。
よって、ユーザは、腕時計100,200の装着感を選択することができるので、そのユーザにあった最適な装着感を得ることができる。
【0063】
また、ユーザは、入力部4を介して所望する設定空気圧を入力することができる。
よって、エアチャンバ40内の空気圧を無段階で設定することができ、設定空気圧記憶エリア13aに記憶された設定空気圧を選択する場合に比べて、より使い勝手の良い腕時計100,200とすることができる。
【0064】
更に、設定空気圧記憶エリア13aには、エアチャンバ40内の空気圧が許容される最大空気圧が記憶されていることから、エアチャンバ40内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0065】
また、ユーザに通知される情報及び圧力センサ60によって計測された空気圧を表示する表示部50を備えることから、ユーザは通知される情報を視覚で認識することができる。また、ユーザに通知される情報及び圧力センサ60によって計測された空気圧を音声出力する音声出力部6を備えることから、ユーザは通知される情報を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーな腕時計100,200とすることができる。
【0066】
更に、エアチャンバ40内に圧力センサ60を設けたことから、腕時計100,200の小型化を図ることができる。また、装置本体110と圧力センサ60との距離を離すことができるので、圧力センサ60の精度を向上させることができる。
【0067】
また、エアチャンバ40は、装置本体110及びバンド120の裏側全周にわたって設けられていることから、エアチャンバ40は、ユーザの手首をほぼ均等に締め付けることとなる。
よって、ユーザは、良好な装着感を得ることができる。
【0068】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、エアチャンバへの空気の供給を、ユーザの手によるものではなく、自動で行うような構成としても良い。また、本発明の腕時計は、空気圧選択機能と空気圧入力設定機能とを有しているが、いずれか一方の機能を有するものでも良い。更に、生体観測機能の付加は任意であって、必ずしも備える必要はない。また、圧力センサで気圧を計測するようにしても良い。その他、発明の目的を逸脱しない範囲内であれば変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、判断手段が圧力センサにより計測された計測空気圧と、記憶手段に記憶された設定空気圧とを比較して、計測空気圧が設定空気圧以上になったか否かを判断する。このとき、判断手段により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、通知制御手段が通知手段にその旨を通知させる制御を行う。
よって、エアチャンバ内の圧力値を通知手段により確認しながらリスト装着装置を手首に装着することができるので、装着する度に同じフィット感を得ることができ、常に最適な装着感を得ることができる。
【0070】
請求項2に記載の発明によれば、判断手段により、計測空気圧が設定空気圧以上になったと判断された場合に、遮断制御手段が遮断手段に対し、エアポンプからエアチャンバへの空気の流入を遮断させる制御を行う。
よって、エアチャンバ内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0071】
請求項3に記載の発明によれば、選択手段により、ユーザは、設定空気圧記憶手段により記憶された複数の設定空気圧の中から所望の設定空気圧を選択することができる。
よって、ユーザは、リスト装着装置の装着感を選択することができるので、そのユーザにあった最適な装着感を得ることができる。
【0072】
請求項4に記載の発明によれば、ユーザは、空気圧入力手段から所望する設定空気圧を入力することができる。
よって、エアチャンバ内の空気圧を無段階で設定することができ、請求項3のように設定空気圧を選択する場合に比べて、より使い勝手の良いリスト装着装置とすることができる。
【0073】
請求項5に記載の発明によれば、設定空気圧には、エアチャンバ内の空気圧が許容される最大空気圧が含まれることから、エアチャンバ内が設定空気圧以上になることがなくなるので、過度に手首を締め付けることがなくなる。
【0074】
請求項6に記載の発明によれば、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段を備えることから、ユーザは通知される情報を視覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0075】
請求項7に記載の発明によれば、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段を備えることから、ユーザは通知される情報を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0076】
請求項8に記載の発明によれば、圧力センサによって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段を備えることから、ユーザは計測された空気圧を視覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0077】
請求項9に記載の発明によれば、圧力センサによって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段を備えることから、ユーザは計測された空気圧を聴覚で認識することができる。
よって、よりユーザーフレンドリーなリスト装着装置とすることができる。
【0078】
請求項10に記載の発明によれば、エアチャンバ内に圧力センサを設けたことから、リスト装着装置の小型化を図ることができる。また、装置本体と圧力センサとの距離を離すことができるので、圧力センサの精度を向上させることができる。
【0079】
請求項11に記載の発明によれば、エアチャンバは、装置本体及びバンドの裏側全周にわたって設けられていることから、エアチャンバは、ユーザの手首をほぼ均等に締め付けることとなる。
よって、ユーザは、良好な装着感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における腕時計の概略平面図である。
【図2】図1のII−II部断面図である。
【図3】図1のIII−III部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態における腕時計の装着時の概要図である。
【図5】本発明の実施の形態における要部構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるRAM内の構成の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるROM内の構成の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態における設定空気圧記憶エリア内の構成の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態における最大空気圧記憶エリア内の構成の説明図である。
【図10】本発明の実施の形態における腕時計の装着処理を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における腕時計の生体観測処理を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態における表示例の説明図である。
【図13】本発明の実施の形態における変形例の腕時計の断面図である。
【符号の説明】
1 制御部(判断手段、通知制御手段、遮断制御手段、選択手段)
4 入力部(空気圧入力手段、選択手段)
5 表示部(通知手段、通知情報表示手段、空気圧表示手段、選択手段)
6 音声出力部(通知手段、通知情報音声出力手段、空気圧音声出力手段)
13 ROM(記憶手段)
13a 設定空気圧記憶エリア(設定空気圧記憶手段)
40 エアチャンバ
50 エアポンプ
51 開閉弁(遮断手段)
60 圧力センサ
100,200 腕時計(リスト装着装置)
110 装置本体
120 バンド
Claims (11)
- 装置本体と、この装置本体に連結された装着具と、この装着具により前記装置本体を手首に装着した場合に、装置本体と装着具のうち、少なくとも一方と手首との間に位置し、エアポンプにより空気が送り込まれることによって膨張するエアチャンバと、このエアチャンバ内の空気圧を計測する圧力センサと、所定の通知を行う通知手段と、を備えるリスト装着装置であって、
予め設定された前記エアチャンバ内の所定の設定空気圧を記憶する記憶手段と、
前記圧力センサにより計測された計測空気圧と、前記記憶手段に記憶された設定空気圧とを比較して、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったと判断された場合に、前記通知手段にその旨を通知させる制御を行う通知制御手段と、を備えることを特徴とするリスト装着装置。 - 前記エアポンプから前記エアチャンバへの空気の流入を遮断する遮断手段と、前記判断手段により、前記計測空気圧が前記設定空気圧以上になったと判断された場合に、前記遮断手段に対し、前記エアポンプから前記エアチャンバへの空気の流入を遮断させる制御を行う遮断制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のリスト装着装置。
- 複数の設定空気圧を記憶する設定空気圧記憶手段と、
前記設定空気圧記憶手段に記憶された複数の設定空気圧の中から前記設定空気圧を選択するための選択手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のリスト装着装置。 - ユーザが前記設定空気圧を入力するための空気圧入力手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリスト装着装置。
- 前記設定空気圧には、前記エアチャンバ内の空気圧が許容される最大空気圧が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリスト装着装置。
- 前記通知手段は、ユーザに通知される情報を表示する通知情報表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のリスト装着装置。
- 前記通知手段は、ユーザに通知される情報を音声出力する通知情報音声出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のリスト装着装置。
- 前記圧力センサによって計測された空気圧を表示する空気圧表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のリスト装着装置。
- 前記圧力センサによって計測された空気圧を音声出力する空気圧音声出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のリスト装着装置。
- 前記エアチャンバ内に前記圧力センサを設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のリスト装着装置。
- 前記エアチャンバは、前記装置本体及び前記装着具の裏側全周にわたって設けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のリスト装着装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016197825A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | シャープ株式会社 | 機器制御装置、ウェアラブル機器、機器制御装置の制御方法およびプログラム。 |
-
2003
- 2003-04-01 JP JP2003097533A patent/JP2004298525A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2016197825A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | シャープ株式会社 | 機器制御装置、ウェアラブル機器、機器制御装置の制御方法およびプログラム。 |
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