JP2004297460A - プロジェクションテレビ - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体を壁につけて配置することができようにしたプロジェクションテレビを提供する。
【解決手段】本プロジェクションテレビは、筐体の側部に排気口を設けたものであり、この排気口は、光学ユニットの光源を冷却する為の冷却流路の一部を構成する。具体的には、下部キャビネット31の側部パネル33,34に吸気口36及び排気口37をそれぞれ設けたものである。側部パネル33,34は傾斜した状態で配置されたことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】本プロジェクションテレビは、筐体の側部に排気口を設けたものであり、この排気口は、光学ユニットの光源を冷却する為の冷却流路の一部を構成する。具体的には、下部キャビネット31の側部パネル33,34に吸気口36及び排気口37をそれぞれ設けたものである。側部パネル33,34は傾斜した状態で配置されたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプロジェクションテレビに関し、特にその排気口の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリアプロジェションテレビは、その内部に熱が発生するので冷却構造が組み込まれており、その冷却構造に対応して吸入口及び排気口がそれぞれ配置されている。そして、その排気口はキャビネットの背面に設けられているものがある(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−98360号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプロジェクションテレビの排気口はキャビネットの背面に設けられているので、部屋の壁につけた状態で配置することができず、或る程度間隔を設けなければならなかった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、部屋の壁につけた状態で配置できるようにしたプロジェクションテレビを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプロジェクションテレビは、筐体の側部に排気口を設けたものである。本発明においては、排気口を筐体の側部に設けたので、プロジェクションテレビの背面を壁につけて設置できる。このため、視聴者側のスペースが広くなる。
【0007】
また、本発明に係るプロジェクションテレビにおいて、前記排気口は傾斜した前記側部に設けられている。本発明においては、排気口を傾斜している側部に設けたので、プロジェクションテレビの側部(正面側)を壁にぴったりつけても、側部と壁との間に三角形状の空間が確保でき、排気に影響を与えない。このことは、プロジェクションテレビの側部(正面側)を家具にぴったりつけた場合においても同様である。
【0008】
また、本発明に係るプロジェクションテレビにおいて、前記排気口は、光学ユニットの光源を冷却するための冷却流路の一部を構成する。光学ユニットの光源を冷却する場合には効率良く冷却する必要があるが、排気口の外側に近接して壁等があると風路抵抗が高くなるおそれがある。この点について、本発明においては、前記排気口が傾斜した前記側部に設けられているので、前記排気口の外側の空間が確保でき、風路抵抗が高くなるおそれがなく、光学ユニットの光源を効率良く冷却することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1はプロジェションテレビの正面側斜視図であり、図2は背面側斜視図である。このプロジェクションテレビ10の筐体は上部キャビネット11と下部キャビネット31とから構成され、これらの上部キャビネット11と下部キャビネット31とは分離できるように形成されている。上部キャビネット11は、後述のミラーが取り付けられるミラーケース12と、このミラーケース12の正面側の開口部周辺に形成されたフレーム枠13と、このフレーム枠13に取り付けられたスクリーン14とを備えている。下部キャビネット31は、フロントパネル32、側部パネル33,34及びリアパネル35を備えている。そして、側部パネル33,34には吸気口36及び排気口37がそれぞれ設けられている。
【0010】
プロジェクションテレビ10の平面形状は、正面側が長い辺をもった台形になっており、上部キャビネット11及び下部キャビネット31の側部は傾斜している。したがって、下部キャビネット31の側部パネル33,34もまた傾斜している。この傾斜している側部パネル33,34には上述のように、吸気口36及び排気口37がそれぞれ設けられている。
【0011】
この下部キャビネット31には、上部キャビネット11に設けられたスクリーン14及びミラー(図示せず)を除き、プロジェクションテレビとしての必要な機器が装備されている。例えば、主要構成部として3枚の液晶パネル(R,G,B)及び駆動回路を含む映像機器、投射レンズ等が略中央部に配設され、その中央部から左右のいずれかの位置(本実施形態では正面から見て右側)に光源が着脱自在に配設され(これらを総称するときには光学ユニットという)、スピーカー38は左右にそれぞれ配設されている。
【0012】
図3は図1及び図2の上部キャビネット11及び下部キャビネット31において、ミラーケース12及びフレーム枠13と、フロントパネル32、側部パネル33,34及びリアパネル35とを外した状態の背面側斜視図である。ミラー15はミラーケース12の背面壁に取り付けられており、図3に示されるように傾斜して配置されている。ミラー15の傾斜角は、前面側のスクリーン14と光学ユニットの投射レンズ39による映像の反射との設定された位置関係に基づいて設定される。下部キャビネット31には、上記の他に、排気ファン40が設けられており、この排気ファン40に隣接してダクト41が設けられている。ダクト41は排気ファン40による排気を排気口37に導く。
【0013】
図4は図1及び図2の上部キャビネット11及び下部キャビネット31において、フレーム枠13及びスクリーン14と、フロントパネル32等とを取り外した状態の正面側斜視図、図5は図4のミラーケース12の正面側斜視図、図6は図4のミラーケース12等が取り外された状態の下部キャビネット31の正面側斜視図である。
【0014】
ミラーケース12は、図5に示されるように、背面壁21、1対の側壁22,23及び底面壁24から構成されており、背面壁21には上述のようにミラー15が取り付けられる。底面壁24は、その一部が下部キャビネット31とで内部ダクト25を形成しており(図4参照)、その内部ダクト25の入り口となる開口部(切欠部)24aと、その内部ダクト25の出口となる開口部24bとがそれぞれ設けられている。開口部24aは、底面壁24の前面側の中間部を切り欠いた状態で形成されており、光学ユニットの投射レンズ39が臨むように配置される。下部キャビネット31側の光学ユニットにより形成された映像は投射レンズ39によりミラー15に投射されるが、下部キャビネット31と上部キャビネット11とはこの開口部24aを介して映像の光路が形成されることとなる。
【0015】
下部キャビネット31は、図6に示されるように、その上面42の一部が開放されており、例えば開口部42aはその左側が上記の開口部24aと対応しており、上記のミラーケース12の底面壁24によって覆われることとなり、上記のミラーケース12の底面壁24と下部キャビネット31とによって内部ダクト25が形成されることとなる。また、下部キャビネット31の上面42の右側の開口部42bは、上記のミラーケースの底面壁24によって覆われ、内部ダクト26を形成することになる。
【0016】
また、下部キャビネット31の底部側においても、吸気口36、光学ユニットの光源部分、排気ファン40、ダクト41及び排気口37が連通して冷却流路を形成している。なお、図6の筐体における孔43は上記の冷却流路を形成するためのものである。
【0017】
図5のミラーケース12と図6の下部キャビネット31とを組み合わせると、図4に示されるような構成となり、ミラーケース12と下部キャビネット31との間に内部ダクト25,26が形成されて、第1の冷却流路及び第2の冷却流路がそれぞれ形成されることになる。
【0018】
図7(A)(B)は上記の第1の冷却流路51の説明図であり、同図(A)は同図(B)の一部を断面した側面図であり、同図(B)は図1のプロジェクションテレビからスクリーン等の部材を取り外した状態の正面図である。上記のように、ミラーケース12の底面壁24に形成された開口部24aは光学ユニットの液晶パネル52と連通しており、また、この液晶パネル52は、ミラーケース12の底面壁24と下部キャビネット31とによって形成された内部ダクト25と連通している。したがって、ミラーケース12の開口部24a−液晶パネル52−内部ダクト25−ミラーケース12の開口部24b−ミラーケース12の側壁23−背面壁21−側壁22−ミラーケース12の開口部24aという第1の冷却流路51が形成されることになる。光学ユニットの液晶パネル52は、ライトバルブとして機能するものであり、光源からの光の一部を吸収するので熱をもつことになるが、上記の第1の冷却流路51にしたがって空気が流れることにより、液晶パネル52が冷却されてその温度上昇が抑制される。なお、図示は省略したが、本実施形態1においては、液晶パネル52の近傍には冷却ファン(図示せず)が設けられており、強制的に液晶パネル52を冷却し、その冷却風は上記の第1の冷却流路51に従って流れる。
【0019】
図8(A)(B)は第2の冷却流路53の説明図であり、同図(A)は同図(B)の一部を断面した側面図であり、同図(B)は図1のプロジェクションテレビのリアパネル等の部材を取り外した状態の背面図である。上記のように、側部パネル33に形成された吸気口36は、光学ユニットの光源54と連通している。また、この光源54は、ミラーケース12の底面壁24と下部キャビネット31とによって形成さた内部ダクト26と連通しており、この内部ダクト26には排気ファン40が配置されており、この排気ファン40はダクト41及び排気口37に連通している。したがって、吸気口36−光源54−内部ダクト(排気ファン)26−ダクト41−排気口37という第2の冷却流路53が形成されることになる。この第2の冷却流路53には排気ファン40が設けられているので強制的に冷却空気が流れ、光源54が効率良く冷却されてその温度上昇が抑制される。なお、排気口37から吐出される空気(排気)は、背面側(後方)ではなく、側方(スクリーン面と平行な方向)(又は前方)に流れ出すようにするものとする。
【0020】
ところで、プロジェクションテレビの光学ユニットは、光源ランプと、均一照明光学素子であるインテグレータレンズを有する均一照明光学系と、この照明光学系から出射される光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分離する色分離光学系と、各色光束を変調する電気光学装置としての3枚の液晶パネルと、変調された色光束を合成する色合成光学系としてのプリズム合成体と、合成された光束を投写面上に拡大投射する投射レンズとを含んでいる。そして、光源と液晶パネルとの間には、均一照明光学系及び色分離光学系を構成する複数の光学素子(レンズ)が介在しており、これらの光学素子は光学ユニットを収納するユニットケース(図示せず)にしっかり嵌め込まれている。したがって、液晶パネルを冷却した空気が光学ユニットの内部を介して光源側に流入することはない。また、ユニットケースの外側についても、液晶パネル52側と光源54側とが下部キャビネットの内部筐体によって仕切られるようにし、液晶パネル52側と光源54側とが連通しないように構成されている。したがって、第1の冷却流路51及び第2の冷却流路53には何れも光学ユニットが介在しているが、冷却流路が第1の冷却流路51と第2の冷却流路53とに分断され両者は交差しない。
【0021】
以上のように本実施形態においては、液晶パネルを冷却するための第1の冷却流路51は外部から空気を取り込まずに、ミラーケース12とスクリーン14とによって形成される内部空間の空気を循環させて液晶パネルを冷却させるので、フィルタ等の外部の空気を取り込む際に配置される部材が不要であり、構造が簡単になっている。
【0022】
また、光源を冷却するための第2の冷却流路53は外部の空気を取り込むことになるが、第1の冷却流路51とは交差しない構成になっており、光源を冷却するだけであり(液晶パネルを冷却しない)、光源を冷却する場合には外部から取り込んだ空気からごみ等を除去する必要がないので、構成の簡素化が図られる。勿論、第2の冷却流路53の吸気口36にフィルタを配置してもよいが、その場合においても、液晶パネルが流路に含まれないので、フィルタの塵埃除去能力が高くなくて済む。また、排気ファン40の駆動によって冷却空気を排出することにより、内部に熱を奪った空気が停滞することがなくなるので、内部の温度はそれ程上昇しなくなり、内部に装備した機器において熱による諸々の悪影響が解消される。
【0023】
また、第2の冷却流路53を構成している吸気口36及び排気口37は側部パネル33,34に配置されているので、プロジェクションテレビの背面を壁につけて設置することができる。更に、側部パネル33,34は傾斜配置されているので、プロジェクションテレビの側面を壁にぴったりつけたり、或いは家具を近接して置いても、傾斜している側部パネル33,34との間に空間が確保できるので、吸入及び排気に影響を与えない。また、排気ファン40(及び液晶パネルの冷却ファン)が、下部キャビネット31の外壁側ではなく内部側に設けられているので、騒音の低減が図られている。
【0024】
実施形態2.
なお、上記の実施形態1においては、第1の冷却流路にある液晶パネルの近傍に冷却ファン(図示せず)を設ける例について説明したが、この冷却ファンを設けなくとも、液晶パネルの熱による自然対流によって第1の冷却流路に沿って空気を循環させることも可能である。また、第1の冷却流路及び第2の冷却流路をを構成するミラーケース12及び下部キャビネット31の形態についても、上述の実施形態の例に限定されるものではなく適宜変形し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るプロジェクションテレビの正面側斜視図。
【図2】実施形態1に係るプロジェクションテレビの背面側斜視図。
【図3】図2のリアパネル等を外した状態の背面側斜視図。
【図4】フレーム枠等を取り外した状態の正面側斜視図。
【図5】ミラーケースの正面側斜視図。
【図6】下部キャビネットの正面側斜視図。
【図7】実施形態1の第1の冷却流路の説明図。
【図8】実施形態1の第2の冷却流路の説明図
【符号の説明】
10 プロジェクションテレビ、11 上部キャビネット、12 ミラーケース、13 フレーム枠、14 スクリーン、15 ミラー、21 背面壁、22,23 側壁、24 底面壁、24a,24b 開口部、25 内部ダクト、26 内部ダクト、31 下部キャビネット、32 フロントパネル、33,34側部パネル 、35 リアパネル、36 吸気口、37 排気口、38 スピーカー、40 排気ファン、41 ダクト、51 第1の冷却流路、52 液晶パネル、53 第2の冷却流路、54 光源。
【発明の属する技術分野】
本発明はプロジェクションテレビに関し、特にその排気口の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリアプロジェションテレビは、その内部に熱が発生するので冷却構造が組み込まれており、その冷却構造に対応して吸入口及び排気口がそれぞれ配置されている。そして、その排気口はキャビネットの背面に設けられているものがある(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−98360号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプロジェクションテレビの排気口はキャビネットの背面に設けられているので、部屋の壁につけた状態で配置することができず、或る程度間隔を設けなければならなかった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、部屋の壁につけた状態で配置できるようにしたプロジェクションテレビを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプロジェクションテレビは、筐体の側部に排気口を設けたものである。本発明においては、排気口を筐体の側部に設けたので、プロジェクションテレビの背面を壁につけて設置できる。このため、視聴者側のスペースが広くなる。
【0007】
また、本発明に係るプロジェクションテレビにおいて、前記排気口は傾斜した前記側部に設けられている。本発明においては、排気口を傾斜している側部に設けたので、プロジェクションテレビの側部(正面側)を壁にぴったりつけても、側部と壁との間に三角形状の空間が確保でき、排気に影響を与えない。このことは、プロジェクションテレビの側部(正面側)を家具にぴったりつけた場合においても同様である。
【0008】
また、本発明に係るプロジェクションテレビにおいて、前記排気口は、光学ユニットの光源を冷却するための冷却流路の一部を構成する。光学ユニットの光源を冷却する場合には効率良く冷却する必要があるが、排気口の外側に近接して壁等があると風路抵抗が高くなるおそれがある。この点について、本発明においては、前記排気口が傾斜した前記側部に設けられているので、前記排気口の外側の空間が確保でき、風路抵抗が高くなるおそれがなく、光学ユニットの光源を効率良く冷却することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1はプロジェションテレビの正面側斜視図であり、図2は背面側斜視図である。このプロジェクションテレビ10の筐体は上部キャビネット11と下部キャビネット31とから構成され、これらの上部キャビネット11と下部キャビネット31とは分離できるように形成されている。上部キャビネット11は、後述のミラーが取り付けられるミラーケース12と、このミラーケース12の正面側の開口部周辺に形成されたフレーム枠13と、このフレーム枠13に取り付けられたスクリーン14とを備えている。下部キャビネット31は、フロントパネル32、側部パネル33,34及びリアパネル35を備えている。そして、側部パネル33,34には吸気口36及び排気口37がそれぞれ設けられている。
【0010】
プロジェクションテレビ10の平面形状は、正面側が長い辺をもった台形になっており、上部キャビネット11及び下部キャビネット31の側部は傾斜している。したがって、下部キャビネット31の側部パネル33,34もまた傾斜している。この傾斜している側部パネル33,34には上述のように、吸気口36及び排気口37がそれぞれ設けられている。
【0011】
この下部キャビネット31には、上部キャビネット11に設けられたスクリーン14及びミラー(図示せず)を除き、プロジェクションテレビとしての必要な機器が装備されている。例えば、主要構成部として3枚の液晶パネル(R,G,B)及び駆動回路を含む映像機器、投射レンズ等が略中央部に配設され、その中央部から左右のいずれかの位置(本実施形態では正面から見て右側)に光源が着脱自在に配設され(これらを総称するときには光学ユニットという)、スピーカー38は左右にそれぞれ配設されている。
【0012】
図3は図1及び図2の上部キャビネット11及び下部キャビネット31において、ミラーケース12及びフレーム枠13と、フロントパネル32、側部パネル33,34及びリアパネル35とを外した状態の背面側斜視図である。ミラー15はミラーケース12の背面壁に取り付けられており、図3に示されるように傾斜して配置されている。ミラー15の傾斜角は、前面側のスクリーン14と光学ユニットの投射レンズ39による映像の反射との設定された位置関係に基づいて設定される。下部キャビネット31には、上記の他に、排気ファン40が設けられており、この排気ファン40に隣接してダクト41が設けられている。ダクト41は排気ファン40による排気を排気口37に導く。
【0013】
図4は図1及び図2の上部キャビネット11及び下部キャビネット31において、フレーム枠13及びスクリーン14と、フロントパネル32等とを取り外した状態の正面側斜視図、図5は図4のミラーケース12の正面側斜視図、図6は図4のミラーケース12等が取り外された状態の下部キャビネット31の正面側斜視図である。
【0014】
ミラーケース12は、図5に示されるように、背面壁21、1対の側壁22,23及び底面壁24から構成されており、背面壁21には上述のようにミラー15が取り付けられる。底面壁24は、その一部が下部キャビネット31とで内部ダクト25を形成しており(図4参照)、その内部ダクト25の入り口となる開口部(切欠部)24aと、その内部ダクト25の出口となる開口部24bとがそれぞれ設けられている。開口部24aは、底面壁24の前面側の中間部を切り欠いた状態で形成されており、光学ユニットの投射レンズ39が臨むように配置される。下部キャビネット31側の光学ユニットにより形成された映像は投射レンズ39によりミラー15に投射されるが、下部キャビネット31と上部キャビネット11とはこの開口部24aを介して映像の光路が形成されることとなる。
【0015】
下部キャビネット31は、図6に示されるように、その上面42の一部が開放されており、例えば開口部42aはその左側が上記の開口部24aと対応しており、上記のミラーケース12の底面壁24によって覆われることとなり、上記のミラーケース12の底面壁24と下部キャビネット31とによって内部ダクト25が形成されることとなる。また、下部キャビネット31の上面42の右側の開口部42bは、上記のミラーケースの底面壁24によって覆われ、内部ダクト26を形成することになる。
【0016】
また、下部キャビネット31の底部側においても、吸気口36、光学ユニットの光源部分、排気ファン40、ダクト41及び排気口37が連通して冷却流路を形成している。なお、図6の筐体における孔43は上記の冷却流路を形成するためのものである。
【0017】
図5のミラーケース12と図6の下部キャビネット31とを組み合わせると、図4に示されるような構成となり、ミラーケース12と下部キャビネット31との間に内部ダクト25,26が形成されて、第1の冷却流路及び第2の冷却流路がそれぞれ形成されることになる。
【0018】
図7(A)(B)は上記の第1の冷却流路51の説明図であり、同図(A)は同図(B)の一部を断面した側面図であり、同図(B)は図1のプロジェクションテレビからスクリーン等の部材を取り外した状態の正面図である。上記のように、ミラーケース12の底面壁24に形成された開口部24aは光学ユニットの液晶パネル52と連通しており、また、この液晶パネル52は、ミラーケース12の底面壁24と下部キャビネット31とによって形成された内部ダクト25と連通している。したがって、ミラーケース12の開口部24a−液晶パネル52−内部ダクト25−ミラーケース12の開口部24b−ミラーケース12の側壁23−背面壁21−側壁22−ミラーケース12の開口部24aという第1の冷却流路51が形成されることになる。光学ユニットの液晶パネル52は、ライトバルブとして機能するものであり、光源からの光の一部を吸収するので熱をもつことになるが、上記の第1の冷却流路51にしたがって空気が流れることにより、液晶パネル52が冷却されてその温度上昇が抑制される。なお、図示は省略したが、本実施形態1においては、液晶パネル52の近傍には冷却ファン(図示せず)が設けられており、強制的に液晶パネル52を冷却し、その冷却風は上記の第1の冷却流路51に従って流れる。
【0019】
図8(A)(B)は第2の冷却流路53の説明図であり、同図(A)は同図(B)の一部を断面した側面図であり、同図(B)は図1のプロジェクションテレビのリアパネル等の部材を取り外した状態の背面図である。上記のように、側部パネル33に形成された吸気口36は、光学ユニットの光源54と連通している。また、この光源54は、ミラーケース12の底面壁24と下部キャビネット31とによって形成さた内部ダクト26と連通しており、この内部ダクト26には排気ファン40が配置されており、この排気ファン40はダクト41及び排気口37に連通している。したがって、吸気口36−光源54−内部ダクト(排気ファン)26−ダクト41−排気口37という第2の冷却流路53が形成されることになる。この第2の冷却流路53には排気ファン40が設けられているので強制的に冷却空気が流れ、光源54が効率良く冷却されてその温度上昇が抑制される。なお、排気口37から吐出される空気(排気)は、背面側(後方)ではなく、側方(スクリーン面と平行な方向)(又は前方)に流れ出すようにするものとする。
【0020】
ところで、プロジェクションテレビの光学ユニットは、光源ランプと、均一照明光学素子であるインテグレータレンズを有する均一照明光学系と、この照明光学系から出射される光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分離する色分離光学系と、各色光束を変調する電気光学装置としての3枚の液晶パネルと、変調された色光束を合成する色合成光学系としてのプリズム合成体と、合成された光束を投写面上に拡大投射する投射レンズとを含んでいる。そして、光源と液晶パネルとの間には、均一照明光学系及び色分離光学系を構成する複数の光学素子(レンズ)が介在しており、これらの光学素子は光学ユニットを収納するユニットケース(図示せず)にしっかり嵌め込まれている。したがって、液晶パネルを冷却した空気が光学ユニットの内部を介して光源側に流入することはない。また、ユニットケースの外側についても、液晶パネル52側と光源54側とが下部キャビネットの内部筐体によって仕切られるようにし、液晶パネル52側と光源54側とが連通しないように構成されている。したがって、第1の冷却流路51及び第2の冷却流路53には何れも光学ユニットが介在しているが、冷却流路が第1の冷却流路51と第2の冷却流路53とに分断され両者は交差しない。
【0021】
以上のように本実施形態においては、液晶パネルを冷却するための第1の冷却流路51は外部から空気を取り込まずに、ミラーケース12とスクリーン14とによって形成される内部空間の空気を循環させて液晶パネルを冷却させるので、フィルタ等の外部の空気を取り込む際に配置される部材が不要であり、構造が簡単になっている。
【0022】
また、光源を冷却するための第2の冷却流路53は外部の空気を取り込むことになるが、第1の冷却流路51とは交差しない構成になっており、光源を冷却するだけであり(液晶パネルを冷却しない)、光源を冷却する場合には外部から取り込んだ空気からごみ等を除去する必要がないので、構成の簡素化が図られる。勿論、第2の冷却流路53の吸気口36にフィルタを配置してもよいが、その場合においても、液晶パネルが流路に含まれないので、フィルタの塵埃除去能力が高くなくて済む。また、排気ファン40の駆動によって冷却空気を排出することにより、内部に熱を奪った空気が停滞することがなくなるので、内部の温度はそれ程上昇しなくなり、内部に装備した機器において熱による諸々の悪影響が解消される。
【0023】
また、第2の冷却流路53を構成している吸気口36及び排気口37は側部パネル33,34に配置されているので、プロジェクションテレビの背面を壁につけて設置することができる。更に、側部パネル33,34は傾斜配置されているので、プロジェクションテレビの側面を壁にぴったりつけたり、或いは家具を近接して置いても、傾斜している側部パネル33,34との間に空間が確保できるので、吸入及び排気に影響を与えない。また、排気ファン40(及び液晶パネルの冷却ファン)が、下部キャビネット31の外壁側ではなく内部側に設けられているので、騒音の低減が図られている。
【0024】
実施形態2.
なお、上記の実施形態1においては、第1の冷却流路にある液晶パネルの近傍に冷却ファン(図示せず)を設ける例について説明したが、この冷却ファンを設けなくとも、液晶パネルの熱による自然対流によって第1の冷却流路に沿って空気を循環させることも可能である。また、第1の冷却流路及び第2の冷却流路をを構成するミラーケース12及び下部キャビネット31の形態についても、上述の実施形態の例に限定されるものではなく適宜変形し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るプロジェクションテレビの正面側斜視図。
【図2】実施形態1に係るプロジェクションテレビの背面側斜視図。
【図3】図2のリアパネル等を外した状態の背面側斜視図。
【図4】フレーム枠等を取り外した状態の正面側斜視図。
【図5】ミラーケースの正面側斜視図。
【図6】下部キャビネットの正面側斜視図。
【図7】実施形態1の第1の冷却流路の説明図。
【図8】実施形態1の第2の冷却流路の説明図
【符号の説明】
10 プロジェクションテレビ、11 上部キャビネット、12 ミラーケース、13 フレーム枠、14 スクリーン、15 ミラー、21 背面壁、22,23 側壁、24 底面壁、24a,24b 開口部、25 内部ダクト、26 内部ダクト、31 下部キャビネット、32 フロントパネル、33,34側部パネル 、35 リアパネル、36 吸気口、37 排気口、38 スピーカー、40 排気ファン、41 ダクト、51 第1の冷却流路、52 液晶パネル、53 第2の冷却流路、54 光源。
Claims (3)
- 筐体の側部に排気口を設けたことを特徴とするプロジェクションテレビ。
- 前記排気口は傾斜した前記側部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のプロジェクションテレビ。
- 前記排気口は、光学ユニットの光源を冷却するための冷却流路の一部を構成することを特徴とする請求項2記載のプロジェクションテレビ。
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Country | Link |
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-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003087305A patent/JP2004297460A/ja not_active Withdrawn
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