JP2004297380A

JP2004297380A - Color conversion device, color conversion method, color conversion program, color conversion table preparation device, color conversion table preparation method, color conversion table preparation program, printing controller, printing control method and printing control program

Info

Publication number: JP2004297380A
Application number: JP2003086007A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Hoshii; 淳星井
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 2003-03-26
Filing date: 2003-03-26
Publication date: 2004-10-21
Anticipated expiration: 2023-03-26
Also published as: JP4009849B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To specify a correspondence relation between RGB data and CMYK data on the basis of only an arithmetic operation or the like based on a complementary color relation. <P>SOLUTION: When the RGB data are color-converted to CMY data, virtual CMY data are calculated on the basis of the inputted RGB data, the virtual CMY data are color-divided into K data and the RGB data on the basis of a GCR (Gray Component Replacement) technique, and the color-divided K data and RGB data are separated into the CMY data on the basis of the mixing ratio of the CMY data capable of achieving previously-specified designed ideal color reproduction. Thus, the inputted RGB data are color-converted to the CMY data for performing the color reproduction of the inputted RGB data to the designed ideal color. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色変換装置、色変換方法、色変換プログラム、色変換テーブル作成装置、色変換テーブル作成方法、色変換テーブル作成プログラム、印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、色変換装置は、カラーマッチングさせた色変換テーブルと、カラーマッチングさせていない色補正無しの色変換テーブルが搭載され、適宜使用する色変換テーブルを切り換えてＲＧＢデータからＣＭＹＫデータに色変換を行っていた。この色補正無しの色変換テーブルは、ＲＧＢデータとＣＭＹＫデータとの対応関係を規定する際に、ＲＧＢデータをＣＭＹＫデータに分版する。このとき、ＲＧＢデータからＣＭＹデータへの分版は補色関係に基づく演算にて行っていた。また、補色関係に基づく演算にて求められたＣＭＹデータの等量部分をＫデータに分版していた。そして、以上より求められたＣＭＹＫデータとＲＧＢデータとを対応させて色補正無しの色変換テーブルを作成していた。また、同様の技術として、例えば、次に示した特許文献１に開示された技術も知られている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平５−３０３６３１号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の色変換装置に搭載される色補正無しの色変換テーブルは、補色関係に基づく演算等に基づいてＲＧＢデータとＣＭＹＫデータとの対応関係が規定されている。本来的にはインクの特性に応じてＲＧＢデータを再現するＣＭＹＫデータは異なってくるものの、上述した手法によって一律に対応関係を規定するため、かかるＣＭＹＫデータにて作り出される色は色設計上の理想の色と大きく異なってしまうという課題があった。
【０００５】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、理想の色再現を行うことが可能な色変換装置、色変換方法、色変換プログラム、色変換テーブル作成装置、色変換テーブル作成方法、色変換テーブル作成プログラム、印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムの提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記目的を達成するため、色変換対象の要素色を複数の基本インク色に色変換する色変換装置であって、上記要素色の色データを入力するとともに、補色関係に基づいて同色データを上記各基本インク色にて表現可能な各仮想インク色データを算出する仮想インク色データ算出手段と、上記各基本インク色の測色結果に基づき予め規定された上記要素色を再現可能な同各基本インク色の混合比率を格納する混合比率格納手段と、上記各基本インク色の混合比率に基づいて上記各仮想インク色データから変換用の各インク色データを算出するインク色データ算出手段と、上記入力した要素色の色データを上記算出した変換用の各インク色データに基づいて色変換する色変換手段とを具備することを要旨とする。
【０００７】
かかる構成にて、色変換対象の要素色を複数の基本インク色に色変換するに際して、仮想インク色データ算出手段では要素色の色データを入力し、補色関係に基づいて各基本インク色にて表現可能な各仮想インク色データを算出する。ここで、インク色データ算出手段は、混合比率格納手段に格納されている各基本インク色の測色結果に基づき予め規定された要素色を再現可能な各基本インク色の混合比率に基づいて、各仮想インク色データから変換用の各インク色データを算出する。そして、色変換手段にて入力した要素色の色データを算出した変換用の各インク色データに基づいて色変換する。このように、仮想インク色データに対して予め測色結果に基づいて規定した混合比率を適用し、変換用のインク色データを求め、要素色をこのインク色データによって色変換することによって、同要素色について設計上理想の色再現を実現することが可能になる。
【０００８】
黒インク色を測色結果に基づいて各基本インク色により色再現を行う際の手法の一例として、インク色データ算出手段は、各仮想インク色データの最小値（０以上）と等値となる同各仮想インク色データを黒インク色データに置換する。そして、この置換した黒インク色データを測色結果に基づき予め規定された混合比率に基づいて各基本インク色に分版することによって黒インク色を色再現可能な各インク色データを算出する。これにより、黒インク色データについて、設計上理想の色再現を実現することが可能になる。各基本インク色により要素色の色再現を最適に実現することを可能にする手法の一例として、インク色データ算出手段は、黒インク色データに置換した後の各仮想インク色データの最小値（０以上）と等値となる仮想インク色データを所定の要素色の色データに置換する。そして、この置換した色データを測色結果に基づき予め規定された混合比率に基づいて各基本インク色に分版することによって各基本インク色の各インク色データを算出する。これにより、各要素色について、設計上理想の色再現を実現することが可能になる。
【０００９】
混合比率を規定する場合、パッチ印刷手段にて各基本インク色の階調値を組み合わせた複数のパッチを印刷し、組み合わせ入力手段にてこれらの複数のパッチの測色結果に基づいて選択された各基本インク色の所定の組み合わせの入力を受け付ける。そして、混合比率設定手段ではこの入力した各基本色の組み合わせに基づいて混合比率を決定し混合比率格納手段に格納する。これにより測色結果に基づいた設計上理想の色再現を実現可能な混合比率を設定することが可能になる。また、上述してきた混合比率は要素色を混色して形成可能な中間色を再現可能なものであっても良い。これにより、中間色についても設計上理想の色再現を実現することが可能になる。
【００１０】
ここで、上述してきた色変換装置は、その方法としても成立することは言うまでもないし、当該色変換装置と同等の機能をコンピュータにて実現可能にするプログラムとしても発明が成立することは言うまでもない。このとき、また、このプログラムの記録媒体としては、フレキシブルディスクやＣＤ−ＲＯＭ、光磁気ディスク、ＩＣカード、ＲＯＭカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置（ＲＡＭやＲＯＭなどのメモリ）および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【００１１】
上述してきた手法に基づいて要素色を基本インク色に色変換しても良いし、かかる手法に基づいて予め要素色と基本インク色との対応関係を規定した色変換テーブルを作成し、色変換の際にこの色変換テーブルを参照するようにしても良い。この場合、色変換対象の要素色を階調表現して形成された要素色空間と、複数の基本インク色を階調表現して形成されたインク色空間との対応関係を複数の参照点にて規定する色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成装置であって、上記要素色空間の参照点における階調データを入力するとともに、補色関係に基づいて同色データを上記各基本インク色にて表現可能な各仮想インク色データを算出する仮想インク色データ算出手段と、上記各基本インク色の測色結果に基づき予め規定された上記要素色を再現可能な同各基本インク色の混合比率を格納する混合比率格納手段と、上記各基本インク色の混合比率に基づいて上記各仮想インク色データから変換用の各インク色データを算出するインク色データ算出手段と、上記入力した要素色の色データと上記算出した変換用の各インク色データとを対応させて色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成手段とを具備することを要旨とする。
【００１２】
このような色変換テーブル作成装置は、その方法としても成立することは言うまでもないし、当該色変換テーブル作成装置と同等の機能をコンピュータにて実現可能にするプログラムとしても発明が成立することは言うまでもない。このとき、また、このプログラムの記録媒体としては、フレキシブルディスクやＣＤ−ＲＯＭ、光磁気ディスク、ＩＣカード、ＲＯＭカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置（ＲＡＭやＲＯＭなどのメモリ）および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【００１３】
また、色変換テーブル作成装置によって作成された色変換テーブルを使用して要素色にて形成される印刷データを基本インク色にて形成される印字データを作成して印刷を行わせる印刷制御装置も上述してきた技術的思想を備えるものであり、発明の対象となり得る。かかる場合、上述した色変換テーブル作成装置にて作成された色変換テーブルを格納する色変換テーブル格納手段と、色変換対象となる要素色にて形成された印刷対象の印刷データを入力する印刷データ入力手段と、上記入力した印刷データを上記色変換テーブル格納手段に格納された色変換テーブルにて色変換しつつ、印刷実データを生成する印刷実データ生成手段とを具備することを要旨とする。
【００１４】
むろん、この印刷制御装置は、その方法としても成立することは言うまでもないし、当該印刷制御装置と同等の機能をコンピュータにて実現可能にするプログラムとしても発明が成立することは言うまでもない。このとき、また、このプログラムの記録媒体としては、フレキシブルディスクやＣＤ−ＲＯＭ、光磁気ディスク、ＩＣカード、ＲＯＭカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置（ＲＡＭやＲＯＭなどのメモリ）および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
（１）印刷システムの構成：
（２）印刷制御処理の処理内容：
（３）色変換処理の処理内容：
（４）変形例：
（５）まとめ：
【００１６】
（１）印刷システムの構成：
図１は、本発明にかかる色変換装置を使用した印刷システムの概略ハードウェア構成を示しており、図２はプリンタの概略ハードウェア構成を示しており、図３はコンピュータにて実現される色変換装置の主な制御系の概略構成図を示している。図において、コンピュータ１０は、演算処理の中枢をなすＣＰＵ１１を備えており、このＣＰＵ１１は、システムバス１２を介してＢＩＯＳなどの記載されたＲＯＭ１３やＲＡＭ１４にアクセス可能となっている。また、システムバス１２には、外部記憶装置としてのハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１５とフレキシブルディスクドライブ１６とＣＤ−ＲＯＭドライブ１７とが接続されており、ＨＤＤ１５に記憶されたＯＳ２０やアプリケーションプログラム（ＡＰＬ）２５等がＲＡＭ１４に転送され、ＣＰＵ１１は、ＲＯＭ１３とＲＡＭ１４とに適宜アクセスしてＯＳ２０の特定の機能や所定のＡＰＬ２５を実行する。すなわち、ＲＡＭ１４を一時的なワークエリアとして種々の処理を実行する。
【００１７】
また、コンピュータ１０には、シリアル通信用Ｉ／Ｏ１９ａを介してキーボード３１やマウス３２等の操作用入力機器が接続されており、図示しないビデオボードを介して表示用のディスプレイ１８も接続されている。さらに、カラープリンタ４０とは、パラレル通信用Ｉ／Ｏ１９ｂを介して接続が可能である。なお、本コンピュータ１０の構成は簡略化して説明しているが、パーソナルコンピュータとして一般的な構成を有するものを採用することができる。むろん、当該コンピュータ１０は、パーソナルコンピュータに限定されるものではない。この実施形態はいわゆるデスクトップ型コンピュータであるが、ノート型であるとか、モバイル対応のものであっても良い。また、コンピュータ１０とカラープリンタ４０の接続インタフェースも上述のものに限る必要はなくシリアルインタフェースやＳＣＳＩ，ＵＳＢ接続など種々の接続態様を採用可能であるし、今後開発されるいかなる接続態様であっても同様である。
【００１８】
この例ではＯＳ２０やＡＰＬ２５の各プログラムの類は、ＨＤＤ１５に記憶されているが、記録媒体はこれに限定されるものではない。例えば、フレキシブルディスク１６ａであるとか、ＣＤ−ＲＯＭ１７ａであってもよい。これらの記録媒体に記録されたプログラムはフレキシブルディスクドライブ１６やＣＤ−ＲＯＭドライブ１７を介してコンピュータ１０にて読み込まれ、ＨＤＤ１５にインストールされる。そして、ＨＤＤ１５を介してＲＡＭ１４上に読み込まれてコンピュータを制御することになる。また、記録媒体はこれに限らず、光磁気ディスクなどであってもよい。また、半導体デバイスとしてフラッシュカードなどの不揮発性メモリなどを利用することも可能であるし、モデムや通信回線を介して外部のファイルサーバにアクセスしてダウンロードする場合には通信回線が伝送媒体となって本発明が利用される。
【００１９】
一方、図２に示すように、カラープリンタ４０内部に設けられたバス４０ａには、ＣＰＵ４１、ＲＯＭ４２、ＲＡＭ４３、ＡＳＩＣ４４、コントロールＩＣ４５、パラレル通信用Ｉ／Ｏ４６、イメージデータや駆動信号などを送信するためのインターフェイス（Ｉ／Ｆ）４７等が接続されている。そして、ＣＰＵ４１が、ＲＡＭ４３をワークエリアとして利用しながらＲＯＭ４２に書き込まれた所定の制御プログラムに従って各部を制御する。ＡＳＩＣ４４は図示しない印刷ヘッドを駆動するためにカスタマイズされたＩＣであり、ＣＰＵ４１と所定の信号を送受信しつつ印刷ヘッド駆動のための処理を行う。また、ヘッド駆動部４９に対して印加電圧データを出力する。
【００２０】
ここで、ヘッド駆動部４９は、専用ＩＣと駆動用トランジスタ等からなる回路である。同ヘッド駆動部４９は、ＡＳＩＣ４４から入力される印加電圧データに基づいて印刷ヘッドに内蔵されたピエゾ素子への印加電圧パターンを生成する。印刷ヘッドには、３色の顔料系インクが充填されたインクカートリッジ４８ａ〜４８ｃを搭載可能なカートリッジホルダ４８とインク別のチューブで接続されており、各インクの供給を受けるようになっている。そして、チューブから吐出口まで連通するインク室でピエゾ素子が駆動されることにより、インクを吐出する。なお、本実施形態においてはインクとして汎用的なＣ（シアン）Ｍ（マゼンタ）Ｙ（イエロー）とが使用される態様を採用している。また、本実施形態にて使用するインク種類は、顔料系インクであっても良いし、染料系インクであっても良く、適宜使用可能である。ここで、本実施形態においては、後述するようにＲＧＢデータをＣＭＹデータに色変換した印刷実データに基づいて印刷を行う。従って、カラープリンタ４０については、ＣＭＹインクに対応するインクカートリッジ４８ａ〜４８ｃを搭載する構成について説明するが、むろん、Ｋインクや他のインクを吐出するためのインクカートリッジを搭載する構成であっても良いことは言うまでもない。
【００２１】
また、印刷ヘッドのインク吐出面には、３色のインクのそれぞれを吐出する３組のノズル列が印刷ヘッドの主走査方向に並ぶように形成され、ノズル列のそれぞれは複数のノズル（例えば、４８個）が副走査方向に一定の間隔で配置されている。カートリッジホルダ４８は、インク供給針を備えており、このインク供給針がインクカートリッジ４８ａ〜４８ｃに設けられている図示しないインク供給口と接触することによって、インクの供給経路を形成する。そして、この形成された供給経路において、上述したＣＭＹインクがインクカートリッジ４８ａ〜４８ｃ内のインクチューブを介して印刷ヘッドに供給される。
【００２２】
ここで、コントロールＩＣ４５は、各インクカートリッジ４８ａ〜４８ｃに搭載された図示しない不揮発性メモリであるカートリッジメモリを制御するために搭載されたＩＣである。インクカートリッジ４８ａ〜４８ｃがカートリッジホルダ４８に装着されると、カートリッジメモリはコントロールＩＣ４５と電気的に接続されるようになっている。そして、ＣＰＵ４１は、コントロールＩＣ４５と所定の信号を送受信し、カートリッジメモリに記録されたインクの色や残量の情報の読み出しや、インク残量の情報の更新等を行うことが可能になっている。
【００２３】
パラレル通信用Ｉ／Ｏ４６はコンピュータ１０のパラレル通信用Ｉ／Ｏ１９ｂと接続されており、カラープリンタ４０はパラレル通信用Ｉ／Ｏ４６を介してコンピュータ１０から送信されるデータ、例えば、ＣＭＹインクのドット形成密度を指定したデータやページ記述言語等からなる印刷ジョブを受信する。また、ＣＰＵ４１は、コンピュータ１０から各種要求を受信した場合、コントロールＩＣ４５からインクの色や装着状態を示す情報を取得して、パラレル通信Ｉ／Ｏ４６を介してコンピュータ１０に出力する。
【００２４】
一方、Ｉ／Ｆ４７には、キャリッジ機構４７ａと紙送り機構４７ｂとが接続されている。この紙送り機構４７ｂは、図示しない紙送りモータや紙送りローラなどから構成されており、印刷用紙などの印刷記録媒体を順次送り出して副走査を行う。また、キャリッジ機構４７ａは、印刷ヘッドを搭載する図示しないキャリッジと、このキャリッジをタイミングベルトなどを介して走行させる図示しないキャリッジモータなどを備えており、印刷ヘッドを主走査させることが可能になっている。そして、副走査方向に複数のノズルが設けられた印刷ヘッドにおいては、ビット列からなるヘッドデータに基づいてヘッド駆動部４９が出力する駆動信号にてピエゾ素子を駆動し、各ノズルからドット単位でインク滴を吐出させる。
【００２５】
このカラープリンタ４０は、コンピュータ１０にインストールされＨＤＤ１５に格納されているプリンタドライバに基づいて制御され、印刷を実行することになる。ここで、図３に示すように本実施形態にかかるコンピュータ１０では、プリンタドライバ（ＰＲＴＤＲＶ）２１と入力機器ドライバ（ＤＲＶ）２２とディスプレイドライバ（ＤＲＶ）２３とがＯＳ２０に組み込まれている。このディスプレイＤＲＶ２３は、ディスプレイ１８における画像データ等の表示を制御するドライバであり、入力機器ＤＲＶ２２は、シリアル通信用Ｉ／Ｏ１９ａを介して入力される上記キーボード３１やマウス３２からのコード信号を受信して所定の入力操作を受け付けるドライバである。
【００２６】
本実施形態にて利用するＡＰＬ２５としては、カラー画像のレタッチ等を実行可能なアプリケーションプログラムがある。利用者は、かかるＡＰＬ２５の実行下において、上記操作用の各入力機器を操作し、当該カラー画像をカラープリンタ４０にて印刷させることが可能になっている。すなわち、ＡＰＬ２５は利用者の指示によりＨＤＤ１５に記録された画像データ１５ａをＲＡＭ１４に読み出すとともに、ディスプレイＤＲＶ２３を介して当該画像データ１５ａに基づく画像をディスプレイ１８上に表示させる。利用者は、このディスプレイ１８に表示された画像に対し、上記操作用の各入力機器を操作すると、その操作内容が入力機器ＤＲＶ２２を介して取得されて内容が解釈される。そして、ＡＰＬ２５は、この操作内容に応じて印刷指示やレタッチなど種々の処理を行うことになる。
【００２７】
ＡＰＬ２５にて印刷指示がなされると、上記ＰＲＴＤＲＶ２１が駆動される。駆動されたＰＲＴＤＲＶ２１は、ディスプレイＤＲＶ２３にデータを送出して印刷に必要な情報を入力させるための図示しないＵＩをディスプレイ１８に表示する。利用者は、当該ディスプレイ１８に表示されたＵＩにて印刷部数やページ数等種々のパラメータを設定可能であり、ＰＲＴＤＲＶ２１が入力機器ＤＲＶ２２を介してこれらのパラメータを受け付ける。ＰＲＴＤＲＶ２１がこれらのパラメータを受け付けると、ＨＤＤ１５に格納されている設計上のＲＧＢＫデータを色再現可能なＣＭＹデータの混合比率を規定した混合比率テーブルに基づいてｓＲＧＢにて色を指定された上記画像データ１５ａをＣＭＹの各色データに色変換しつつ印刷実データを作成し、上記カラープリンタ４０に印刷実データを送出することによって印刷を実行する。通常、ＰＲＴＤＲＶ２１は、色補正を行って作成された色変換テーブルと、かかる色補正を行っていない色変換テーブルとを備え、適宜使用する色変換テーブルを切り換えてＲＧＢデータをＣＭＹＫデータに色変換する。
【００２８】
ここで、色補正を行った色変換テーブルとはデータに対してγ補正等の補正を施したものであり、色補正を行っていない色変換テーブルとは単純な補色演算および一定の比率に基づいてＲＧＢデータとＣＭＹデータとを対応付けて対応関係を規定したものである。本実施形態においては、この色補正を行っていない色変換テーブルでの色変換方法に主眼を置いている。この色変換テーブルは上述したように、単純な補正演算および一定の比率に基づいてＲＧＢデータをＣＭＹデータに色変換している。一方、インクの種別等によって、かかる手法による色変換では設計上の理想の色再現ができない場合がある。そこで、本実施形態では、設計上の理想の色再現が可能なＣＭＹデータの混合比率を予め規定しておき、この混合比率に基づいてＲＧＢデータをＣＭＹデータに色変換することによって、設計上の理想の色再現を可能にするものである。次に、かかる色再現を実現する印刷制御処理について説明する。
【００２９】
（２）印刷制御処理の処理内容：
図４は、印刷制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
同図において、印刷処理が開始されると、画像データ取得モジュール２１ａはＨＤＤ１５に格納された画像の画像データ１５ａを取得する（ステップＳ１０５）。すると、画像データ取得モジュール２１ａは、色変換モジュール２１ｂを起動する（ステップＳ１１０）。色変換モジュール２１ｂが起動されると、当該色変換モジュール２１ｂにて後述のフローチャートに従って色変換処理が実行される。そして、色変換モジュール２１ｂが色変換を行ってＲＧＢデータに基づいたＣＭＹデータが生成されると、ハーフトーン処理モジュール２１ｃが起動され、ＣＭＹデータが同ハーフトーン処理モジュール２１ｃに受け渡される。当該ハーフトーン処理モジュール２１ｃは、各ドットのＣＭＹ階調値を変換してインク滴の記録密度で表現するためのハーフトーン処理を行うモジュールであり、このハーフトーン処理にて変換後の記録密度でインクを付着させるためのヘッド駆動データを生成する（ステップＳ１１５）。印刷データ生成モジュール２１ｄは、かかるヘッド駆動データを受け取って、カラープリンタ４０で使用される順番に並べ替える。
【００３０】
すなわち、カラープリンタ４０においてはインク吐出デバイスとして図示しない吐出ノズルアレイが搭載されており、当該ノズルアレイでは副走査方向に複数の吐出ノズルが並設されるため、副走査方向に数ドット分間離れたデータが同時に使用される。そこで、主走査方向に並ぶデータのうち同時に使用されるべきものがカラープリンタ４０にて同時にバッファリングされるように順番に並べ替えるラスタライズ処理を行う（ステップＳ１２０）。このラスタライズ処理の後、画像の解像度などの所定の情報を付加して印刷実データを生成し、パラレル通信用Ｉ／Ｏ１９ｂを介してカラープリンタ４０に出力する（ステップＳ１２５）。カラープリンタ４０においては当該印刷実データに基づいてディスプレイ１８に表示された画像１５ａ１を印刷する。そして、このステップＳ１０５〜Ｓ１２５の処理を全ラスタについて実行する（ステップＳ１３０）。
【００３１】
（３）色変換処理の処理内容：
図５は、色変換処理の処理内容を示したフローチャートである。また、図６は、色変換処理の際に使用する混合比率テーブルのテーブル構成を示した構成図である。
図において、先ず最初にステップＳ１０５にて取得した画像データ１５ａを構成する画素データ（ＲＧＢの階調値データ）を入力する（ステップＳ２０５）。次に、式（１）に基づいて入力した画素データのＲＧＢの階調値データから仮想ＣＭＹデータを算出する（ステップＳ２１０）。
Ｃ＝２５５−Ｒ
Ｍ＝２５５−Ｇ・・・・・式（１）
Ｙ＝２５５−Ｂ
【００３２】
このように仮想ＣＭＹデータを算出すると、印刷分野で良く知られている色分解におけるＧＣＲ（＝ＧｒａｙＣｏｍｐｏｎｅｔＲｅｐｌａｃｅｍｅｎｔ：グレー構成要素の置き換え）の手法によりＣＭＹデータを色分解してＫ（黒）データに分版する（ステップＳ２１５）。ここで、図７上図は、かかるＧＣＲの手法を説明する説明図である。上述したＧＣＲは、ＣＭＹデータの値に対して、最小値の一部をＫデータに置き換え、その分を元のＣＭＹデータの値を減らすようにする。同図においては、式（１）にて算出された仮想ＣＭＹデータがＣデータ＝１０、Ｍデータ＝３０、Ｙデータ＝２０の場合を示している。従って、最小値はＣデータ＝１０であるため、この「１０」（図７上図の斜線領域）をＣＭＹデータからＫデータに置き換え、元の各ＣＭＹデータを「１０」を減らす。すると、図７下図に示すように、各ＣＭＹデータはＣデータ＝０、Ｍデータ＝２０、Ｙデータ＝１０となる。
【００３３】
そして、本実施形態においてはＫデータが置き換えられた（とりさられた）後のＣＭＹデータをＲＧＢデータの何れかに色分解する、すなわち、ＣＭＹデータを一旦、ＲＧＢデータに分版する。図７下図に示すように、仮想ＣＭＹデータについてＫデータがのぞかれると、Ｃデータが「０」になるとともに、Ｍデータ＝２０、Ｙデータ＝１０となり、Ｙデータが最小値となる。従って、データが残っているＭデータとＹデータに基づいてＲＧＢデータに分版することになる。ここで、ＭＹデータに基づいて形成される色成分はＲデータであるため、Ｙデータ＝１０の最小値に基づいて「１０」（図７下図の斜線領域）をＲデータに置き換え、各ＭＹデータから「１０」を減らす。すると、ＲＧＢＣＭＹＫデータは式（２）に示す階調データを示すようになる（ステップＳ２２０）。
【００３４】
（Ｒ，Ｇ，Ｂ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，Ｋ）＝（１０，０，０，０，１０，０，１０）・・・・・式（２）
次に、Ｒデータを混合比率テーブルＴ１の混合比率に基づいてＣＭＹデータに分版するため、当該混合比率テーブルＴ１からＲデータについての混合比率を取得する（ステップＳ２２５）。この混合比率テーブルＴ１は、ＫＣＭＹＲＧＢデータをＣＭＹデータにて形成する場合、各ＫＲＧＢデータについて、設計上の色再現を最適に実現可能なＣＭＹデータの混合比率が予め規定されているテーブルである。
【００３５】
本実施形態においては、以下の混合比率が規定されている。
（１）ＫデータについてのＣＭＹデータの混合比率：
Ｃ：Ｍ：Ｙ＝１７．０：２１．０：１６．０
（２）ＲデータについてのＣＭＹデータの混合比率：
Ｃ：Ｍ：Ｙ＝０：１：１
（３）ＧデータについてのＣＭＹデータの混合比率：
Ｃ：Ｍ：Ｙ＝１：０：２
（４）ＢデータについてのＣＭＹデータの混合比率：
Ｃ：Ｍ：Ｙ＝１：２：０
この混合比率は、ＫＲＧＢについて純色の色再現を最適にすることが可能な混合比率を一例として示している。むろん、インクの種別に応じて、この混合比率は適宜変更されることは言うまでもない。
【００３６】
この混合比率に基づいてＲデータをＣＭＹデータに分版する（ステップＳ２３０）。この場合、Ｒデータ＝１０であり、このとき図７下図に示すとおり、ＭＹデータを１０ずつＲデータに分版しているため、Ｒデータのインク量は２０になる。従って、Ｃデータ＝２０＊０／（０＋１＋１）＝０となり、Ｍデータ＝２０＊１／（０＋１＋１）＝１０となり、Ｙデータ＝２０＊１／（０＋１＋１）＝１０となり、ＲＧＢＣＭＹＫデータは式（３）に示す階調データを示すようになる。
（Ｒ，Ｇ，Ｂ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，Ｋ）＝（０，０，０，０，２０，１０，１０）・・・・・式（３）
【００３７】
次に、混合比率テーブルＴ１からＫデータについての混合比率を取得し（ステップＳ２３５）、この混合比率に基づいてＫデータをＣＭＹデータに分版する（ステップＳ２４０）。このとき図７上図に示すとおり、ＣＭＹデータを１０ずつＫデータに分版しているため、Ｋデータのインク量は３０になる。従って、Ｃデータ＝３０＊１７／（１７＋２１＋１６）＝９．４４となり、Ｍデータ＝３０＊２１／（１７＋２１＋１６）＝１１．６７となり、Ｙデータ＝３０＊１６／（１７＋２１＋１６）＝８．８９となり、ＲＧＢＣＭＹＫデータは式（４）に示す階調データを示すようになる。
（Ｒ，Ｇ，Ｂ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，Ｋ）＝（０，０，０，９．４４，３１．６７，１８．８９，０）・・・・・式（４）
【００３８】
これにより、ステップＳ２０５にて入力したＲＧＢデータの色変換用のＣＭＹデータは式（５）のように決定される（ステップＳ２４５）。
（Ｃ，Ｍ，Ｙ）＝（９．４４，３１，６７，１８．８９）・・・・・式（５）
すなわち、ステップＳ２０５にて入力したＲＧＢデータにて構成される画素データを式（５）にて表されるＣＭＹデータに色変換することによって（ステップＳ２５０）、図１０に示すように設計上の理想の色変換を実現することが可能になる。以上の処理を全画素について実行する（ステップＳ２５５）。図１０においては、再現色空間を示している。同図において、●は一定の比率のＭデータとＹデータにてＲを再現する場合を示しているとともに、○は設計上、理想となるＲデータを示している。本実施形態においては、この○を再現可能なＭＹデータを予め混合比率テーブルＴ１に規定しておき、この混合比率テーブルＴ１の混合比率に基づいてＲデータを再現するため、設計上理想の色再現を実現可能にすることができる。
【００３９】
上述してきた説明は、図７に示すとおり、仮想ＣＭＹデータの最小値がＣデータの場合に基づくものである。むろん、ステップＳ２０５にて入力した画素データを形成するＲＧＢデータによっては、Ｙデータが最小値となる場合もある。図９は、仮想ＣＭＹデータについてＹデータが最小値となる場合を示した図である。かかる場合、図９上図に示すように、Ｙデータの最小値を基準とした仮想ＣＭＹデータの等値部分（図９上図の斜線領域）をＫデータに色分解すると、Ｙデータが０となり、Ｃデータが最小値「１０」となる。従って、かかる場合は、ＣＭデータの等値部分（図９下図の斜線領域）をＧデータに色分解し、上述と同様の手法に基づいて、色変換用のＣＭＹデータを決定する。ただし、ステップＳ２２５にてＧデータをＣＭＹデータに分版するに際しては、混合比率テーブルＴ１に規定されているとおり、Ｃ：Ｍ：Ｙ＝１：０：２に基づいてＧデータを色分解する。
【００４０】
また、ステップＳ２０５にて入力した画素データを形成するＲＧＢデータによっては、Ｍデータが最小値となる場合もある。図１０は、仮想ＣＭＹデータについてＭデータが最小値となる場合を示した図である。かかる場合、図１０上図に示すように、Ｍデータの最小値を基準とした仮想ＣＭＹデータの等値部分（図１０上図の斜線領域）をＫデータに色分解すると、Ｍデータが０となり、Ｙデータが最小値「１０」となる。従って、かかる場合は、ＣＹデータの等値部分（図１０下図の斜線領域）をＢデータに色分解し、上述と同様の手法に基づいて、色変換用のＣＭＹデータを決定する。ただし、ステップＳ２２５にてＢデータをＣＭＹデータに分版するに際しては、混合比率テーブルＴ１に規定されているとおり、Ｃ：Ｍ：Ｙ＝１：２：０に基づいてＢデータを色分解する。
【００４１】
次に、上述した各ＲＧＢＫデータを分版するＣＭＹデータの混合比率の決定方法について説明する。図１１は、ＲデータについてのＣＭＹデータの混合比率を決定するためのパッチの構成を示した構成図である。
同図においては、Ｍ（マゼンタ）データを０〜２５５階調の間にて所定間隔で階調を遷移させるとともに、Ｙ（イエロー）データを０〜２５５階調の間にて所定間隔で遷移させたパッチＰを印刷し、この複数のパッチＰから設計上の理想のＲを再現しているパッチＰを選択し、この選択したパッチＰを構成しているＭデータの階調とＹデータの階調とに基づいてＲデータについての混合比率を決定する。むろん、ＧデータおよびＢデータについても同様に複数のパッチＰを印刷して混合比率を決定する。
【００４２】
図１２は、ＫデータについてのＣＭＹデータの混合比率を決定するためのパッチの構成を示した構成図である。
同図においては、Ｍ（マゼンタ）データを０〜２５５階調の間にて所定間隔で階調を遷移させるとともに、Ｃ（シアン）データを０〜２５５階調の間にて所定間隔で遷移させ、Ｙデータを所定の階調に固定したパッチＰを印刷し、この複数のパッチＰから設計上の理想のＫを再現しているパッチＰを選択し、この選択したパッチＰを構成しているＭデータの階調とＣデータの階調と、Ｙデータの階調に基づいてＫデータについての混合比率を決定する。
【００４３】
（４）変形例：
上述してきた実施形態においては、補色関係に基づく演算と、予め混合比率テーブルＴ１に規定したＣＭＹデータの混合比率によって色変換用のＣＭＹデータを決定することによって、設計上の理想の色再現を実現可能な色変換方法を行うことが可能になった。これによって、色補正を行っていない色変換テーブルをコンピュータ１０に格納する必要がないため、設計上の理想の色再現を簡素な構成で実現することが可能になるという有用な効果を奏する。一方、図１３に示すように、このような設計上の理想の色再現を実現可能なＲＧＢデータとＣＭＹデータとの対応関係を１７^３個の参照点にて規定した色変換テーブルを予め作成するようにしても良い。そして、この色変換テーブルをＨＤＤ１５に格納し、色変換の際に適宜参照するようにしても本発明にかかる主要な効果を得ることができる。かかる観点から上述した色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成装置としても発明が成立する。次に、かかる色変換テーブル作成装置を使用したコンピュータにて実行される色変換テーブル作成処理について説明する。
【００４４】
図１４は、色変換テーブル作成処理の処理内容を示したフローチャートである。同図において、先ず最初に予め規定されているＲＧＢ色空間の参照点のＲＧＢデータを入力する（ステップＳ３０５）。以下、このＲＧＢデータについて、上述したステップＳ２１０〜Ｓ２４５に対応した処理を実行する（ステップＳ３１０〜Ｓ３４５）。そして、決定したＣＭＹデータを色変換テーブルＴ２に設定する（ステップＳ３５０）。以上の処理を全参照点について実行し（ステップＳ３５５）、ステップＳ３５０にて設定したＣＭＹデータに基づいてＲＧＢ色空間とＣＭＹ色空間との対応関係を上述した参照点にて規定した色変換テーブルを作成する（ステップＳ３６０）。むろん、このように作成した色変換テーブルをＨＤＤ１５に組み込んで印刷実データを生成する装置としても発明が成立することは言うまでもない。
【００４５】
上述してきた実施形態においては、混合比率テーブルＴ１にてＫＲＧＢについて純色の色再現を最適にすることが可能な混合比率を一例として示した。むろん、ＲＧＢについては、各ＲＧＢを混色して形成可能な中間色を再現可能な混合比率も上述した純色の色再現を最適にする混合比率と併せて複数規定しても良い。これにより、あらゆる中間色についても設計上理想の色再現を実現することが可能になり好ましい。
【００４６】
（５）まとめ：
このように、ＲＧＢデータをＣＭＹデータに色変換するに際して、入力したＲＧＢデータに基づいて仮想ＣＭＹデータを算出し、この仮想ＣＭＹデータをＧＣＲの手法に基づいてＫデータおよびＲＧＢデータに色分割するとともに、色分割したＫデータおよびＲＧＢデータを予め規定した設計上の理想の色再現を実現可能なＣＭＹデータの混合比率に基づいて同ＣＭＹデータに分版することによって、入力したＲＧＢデータを設計上の理想の色に色再現することが可能なＣＭＹデータに色変換することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】印刷システムの構成図。
【図２】カラープリンタの内部構成図。
【図３】コンピュータの内部構成図。
【図４】印刷制御処理のフローチャート。
【図５】色変換処理のフローチャート。
【図６】混合比率テーブルの構成図。
【図７】ＫＲデータについての色分解の態様を示した図。
【図８】色空間の模式図。
【図９】ＫＧデータについての色分解の態様を示した図。
【図１０】ＫＢデータについての色分解の態様を示した図。
【図１１】Ｒデータの混合比率を決定するパッチの態様を示した図。
【図１２】Ｋデータの混合比率を決定するパッチの態様を示した図。
【図１３】色変換テーブルの構成図。
【図１４】色変換テーブル作成処理のフローチャート。
【符号の説明】
１０…コンピュータ
１１…ＣＰＵ
１２…バス
１３…ＲＯＭ
１４…ＲＡＭ
１５…ＨＤＤ
１５ａ…画像データ
１５ｂ…混合比率テーブル
１６…フレキシブルドライブ
１６ａ…フレキシブルディスク
１７…ＣＤ−ＲＯＭドライブ
１７ａ…ＣＤ−ＲＯＭ
１８…ディスプレイ
１９ａ…シリアル通信用Ｉ／Ｏ
１９ｂ…パラレル通信用Ｉ／Ｏ
３０…キーボード
３１…マウス
４０…カラープリンタ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a color conversion device, a color conversion method, a color conversion program, a color conversion table creation device, a color conversion table creation method, a color conversion table creation program, a print control device, a print control method, and a print control program.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a color conversion apparatus is equipped with a color conversion table in which color matching is performed and a color conversion table in which color matching is not performed and color correction is not performed. The color conversion table to be used is appropriately switched to perform color conversion from RGB data to CMYK data. I was going. This color conversion table without color correction separates the RGB data into CMYK data when defining the correspondence between the RGB data and the CMYK data. At this time, the separation from the RGB data to the CMY data was performed by the calculation based on the complementary color relationship. Further, equal parts of the CMY data obtained by the calculation based on the complementary color relationship are separated into K data. Then, a color conversion table without color correction is created by associating the CMYK data and the RGB data obtained as described above. Further, as a similar technique, for example, a technique disclosed in Patent Document 1 shown below is also known.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-5-303631
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the color conversion table without color correction mounted on the above-described conventional color conversion device, the correspondence between the RGB data and the CMYK data is defined based on an operation based on a complementary color relationship. Although the CMYK data that reproduces the RGB data is originally different depending on the characteristics of the ink, since the correspondence is uniformly defined by the above-described method, the colors created by the CMYK data are ideal in color design. There is a problem that the color is greatly different.
[0005]
The present invention has been made in view of the above problems, and has a color conversion apparatus, a color conversion method, a color conversion program, a color conversion table creation apparatus, a color conversion table creation method, and a color conversion method capable of performing ideal color reproduction. A table creation program, a print control device, a print control method, and a print control program are provided.
[0006]
[Means for Solving the Problems and Functions / Effects]
In order to achieve the above object, there is provided a color conversion device for color-converting an element color to be color-converted into a plurality of basic ink colors, wherein color data of the element color is input and the same color data is converted based on a complementary color relationship. Virtual ink color data calculating means for calculating each virtual ink color data that can be expressed by each basic ink color; and each basic ink color capable of reproducing the above-mentioned element colors defined in advance based on the colorimetric results of each basic ink color A mixing ratio storing unit that stores a mixing ratio of ink colors; an ink color data calculating unit that calculates each ink color data for conversion from the virtual ink color data based on the mixing ratio of each basic ink color; The gist of the invention is to provide a color conversion unit that performs color conversion of the input color data of the element colors based on the calculated ink color data for conversion.
[0007]
With such a configuration, when performing color conversion of the element color to be color-converted into a plurality of basic ink colors, the virtual ink color data calculation means inputs the color data of the element colors, and calculates the basic ink colors based on the complementary color relationship. Each expressible virtual ink color data is calculated. Here, the ink color data calculation means is based on a mixing ratio of each basic ink color capable of reproducing a predetermined element color based on a color measurement result of each basic ink color stored in the mixing ratio storage means, Each ink color data for conversion is calculated from each virtual ink color data. Then, color conversion is performed on the basis of the calculated ink color data of the conversion, which is the color data of the element colors input by the color conversion means. In this way, by applying a predetermined mixing ratio to the virtual ink color data based on the colorimetric results in advance, obtaining ink color data for conversion, and performing color conversion on the element colors using this ink color data, With respect to element colors, it is possible to realize ideal color reproduction in design.
[0008]
As an example of a method of performing color reproduction of a black ink color with each basic ink color based on a colorimetric result, the ink color data calculation unit is equivalent to the minimum value (0 or more) of each virtual ink color data. The virtual ink color data is replaced with black ink color data. Then, the replaced black ink color data is divided into each basic ink color based on a predetermined mixing ratio based on the color measurement result, thereby calculating each ink color data capable of reproducing the black ink color. As a result, it is possible to realize an ideal color reproduction in design for the black ink color data. As an example of a technique that enables the color reproduction of the element colors to be optimally realized by the respective basic ink colors, the ink color data calculation unit determines the minimum value of each virtual ink color data after replacement with the black ink color data ( (0 or more) is replaced with color data of a predetermined element color. Then, the replaced color data is divided into the respective basic ink colors based on a predetermined mixing ratio based on the colorimetric results, thereby calculating the respective ink color data of the respective basic ink colors. Thus, it is possible to realize an ideal color reproduction in design for each element color.
[0009]
When the mixture ratio is defined, a plurality of patches in which the gradation values of the respective basic ink colors are combined are printed by the patch printing unit, and the combination input unit is selected based on the colorimetric results of the plurality of patches. An input of a predetermined combination of each basic ink color is received. Then, the mixture ratio setting means determines the mixture ratio based on the input combination of the basic colors and stores it in the mixture ratio storage means. As a result, it is possible to set a mixture ratio capable of achieving an ideal color reproduction in design based on the colorimetric result. Further, the above-mentioned mixture ratio may be such that an intermediate color that can be formed by mixing element colors can be reproduced. As a result, it is possible to realize an ideal color reproduction in design for the intermediate colors.
[0010]
Here, it goes without saying that the above-described color conversion device can be realized as a method, and it goes without saying that the invention is also realized as a program that enables a computer to realize functions equivalent to those of the color conversion device. At this time, as a recording medium of the program, a printed material on which a code such as a flexible disk, a CD-ROM, a magneto-optical disk, an IC card, a ROM cartridge, a punch card, a bar code is printed, and a computer internal storage device ( Various computer-readable media such as a memory such as a RAM and a ROM) and an external storage device can be used.
[0011]
The element colors may be converted to the basic ink colors based on the method described above, or a color conversion table that defines the correspondence between the element colors and the basic ink colors in advance based on the method may be created, and the color conversion may be performed. In this case, the color conversion table may be referred to. In this case, the correspondence between the element color space formed by expressing the element colors to be converted and the ink color space formed by expressing a plurality of basic ink colors in gradation is expressed by a plurality of reference points. A color conversion table creating apparatus for creating a color conversion table defined by the following: inputting gradation data at a reference point of the elementary color space, and expressing the same color data in each of the basic ink colors based on a complementary color relationship. A virtual ink color data calculation means for calculating each possible virtual ink color data, and a mixing ratio of each of the basic ink colors capable of reproducing the predetermined element colors based on the colorimetric results of each of the basic ink colors are stored. Mixing color storage means for calculating, based on the mixing ratio of each of the basic ink colors, ink color data calculating means for calculating each ink color data for conversion from each of the virtual ink color data, and the input element And summarized in that the respective ink color data of the color data and the calculated conversion of by corresponding and a color conversion table creating means for creating a color conversion table.
[0012]
Needless to say, such a color conversion table creation device can be realized as a method, and it goes without saying that the invention is also realized as a program that enables a computer to realize functions equivalent to those of the color conversion table creation device. . At this time, as a recording medium of the program, a printed material on which a code such as a flexible disk, a CD-ROM, a magneto-optical disk, an IC card, a ROM cartridge, a punch card, a bar code is printed, and a computer internal storage device ( Various computer-readable media such as a memory such as a RAM and a ROM) and an external storage device can be used.
[0013]
In addition, a print control device that uses the color conversion table created by the color conversion table creation device to create print data that is formed with the basic ink colors and prints the print data that is formed with the elementary colors and performs printing. It has the technical idea described above and can be an object of the invention. In such a case, color conversion table storage means for storing the color conversion table created by the above-described color conversion table creation device, and print data for inputting print data to be printed formed by element colors to be converted. The gist comprises an input unit and a print actual data generation unit that generates actual print data while performing color conversion on the input print data using a color conversion table stored in the color conversion table storage unit. .
[0014]
Needless to say, this print control apparatus can be realized as a method, and it goes without saying that the invention can be realized as a program that enables a computer to realize functions equivalent to those of the print control apparatus. At this time, as a recording medium of the program, a printed material on which a code such as a flexible disk, a CD-ROM, a magneto-optical disk, an IC card, a ROM cartridge, a punch card, a bar code is printed, and a computer internal storage device ( Various computer-readable media such as a memory such as a RAM and a ROM) and an external storage device can be used.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Here, embodiments of the present invention will be described in the following order.
(1) Configuration of printing system:
(2) Processing contents of print control processing:
(3) Color conversion processing:
(4) Modification:
(5) Summary:
[0016]
(1) Configuration of printing system:
FIG. 1 shows a schematic hardware configuration of a printing system using a color conversion apparatus according to the present invention, FIG. 2 shows a schematic hardware configuration of a printer, and FIG. 3 shows a color realized by a computer. FIG. 2 shows a schematic configuration diagram of a main control system of the conversion device. In the figure, a computer 10 includes a CPU 11 which is a center of arithmetic processing. The CPU 11 can access a ROM 13 and a RAM 14 such as a BIOS via a system bus 12. A hard disk drive (HDD) 15 as an external storage device, a flexible disk drive 16, and a CD-ROM drive 17 are connected to the system bus 12, and an OS 20 and an application program (APL) 25 stored in the HDD 15 are connected. Are transferred to the RAM 14, and the CPU 11 accesses the ROM 13 and the RAM 14 as appropriate to execute a specific function of the OS 20 and a predetermined APL 25. That is, various processes are executed using the RAM 14 as a temporary work area.
[0017]
Further, the computer 10 is connected with operation input devices such as a keyboard 31 and a mouse 32 via a serial communication I / O 19a, and is also connected with a display 18 for display via a video board (not shown). . Further, it can be connected to the color printer 40 via the parallel communication I / O 19b. Although the configuration of the computer 10 has been described in a simplified manner, a personal computer having a general configuration can be employed. Of course, the computer 10 is not limited to a personal computer. This embodiment is a so-called desktop computer, but may be a notebook computer or a mobile computer. Further, the connection interface between the computer 10 and the color printer 40 is not limited to the above-described one, and various connection modes such as a serial interface, a SCSI, and a USB connection can be adopted. The same is true.
[0018]
In this example, the programs of the OS 20 and the APL 25 are stored in the HDD 15, but the recording medium is not limited to this. For example, it may be a flexible disk 16a or a CD-ROM 17a. The programs recorded on these recording media are read by the computer 10 via the flexible disk drive 16 and the CD-ROM drive 17 and installed on the HDD 15. Then, it is read into the RAM 14 via the HDD 15 to control the computer. The recording medium is not limited to this, and may be a magneto-optical disk or the like. It is also possible to use a non-volatile memory such as a flash card as a semiconductor device, and to use an external file server via a modem or a communication line for downloading, the communication line is a transmission medium. The present invention is utilized.
[0019]
On the other hand, as shown in FIG. 2, a CPU 40, a ROM 42, a RAM 43, an ASIC 44, a control IC 45, a parallel communication I / O 46, image data and drive signals are transmitted to a bus 40a provided inside the color printer 40. Interface (I / F) 47 is connected. The CPU 41 controls each unit according to a predetermined control program written in the ROM 42 while using the RAM 43 as a work area. The ASIC 44 is an IC customized for driving a print head (not shown), and performs processing for driving the print head while transmitting and receiving predetermined signals to and from the CPU 41. Further, it outputs applied voltage data to the head driving unit 49.
[0020]
Here, the head driving unit 49 is a circuit including a dedicated IC, a driving transistor, and the like. The head driving unit 49 generates an applied voltage pattern to a piezo element incorporated in the print head based on applied voltage data input from the ASIC 44. The print head is connected to a cartridge holder 48 on which ink cartridges 48a to 48c filled with three color pigment-based inks can be mounted by a tube for each ink, and is supplied with each ink. The ink is ejected by driving the piezo element in the ink chamber communicating from the tube to the ejection port. In the present embodiment, a mode is adopted in which general-purpose C (cyan), M (magenta), and Y (yellow) are used as ink. In addition, the ink type used in the present embodiment may be a pigment-based ink or a dye-based ink, and can be used as appropriate. Here, in the present embodiment, printing is performed based on actual print data obtained by color-converting RGB data into CMY data, as described later. Therefore, the color printer 40 will be described with respect to the configuration in which the ink cartridges 48a to 48c corresponding to the CMY inks are mounted. However, it is needless to say that the color printer 40 may be configured to mount the ink cartridges for discharging the K ink and other inks. Needless to say, it's good.
[0021]
Further, on the ink ejection surface of the print head, three sets of nozzle rows for ejecting each of the three color inks are formed so as to be arranged in the main scanning direction of the print head, and each of the nozzle rows has a plurality of nozzles (for example, 48) are arranged at regular intervals in the sub-scanning direction. The cartridge holder 48 includes an ink supply needle, and the ink supply needle contacts an ink supply port (not shown) provided in the ink cartridges 48a to 48c to form an ink supply path. Then, in the formed supply path, the above-described CMY ink is supplied to the print head via the ink tubes in the ink cartridges 48a to 48c.
[0022]
Here, the control IC 45 is an IC mounted for controlling a cartridge memory which is a non-volatile memory (not shown) mounted on each of the ink cartridges 48a to 48c. When the ink cartridges 48a to 48c are mounted on the cartridge holder 48, the cartridge memory is electrically connected to the control IC 45. The CPU 41 transmits and receives predetermined signals to and from the control IC 45, and can read out information on the color and remaining amount of ink recorded in the cartridge memory, update information on the remaining amount of ink, and the like. .
[0023]
The parallel communication I / O 46 is connected to the parallel communication I / O 19b of the computer 10, and the color printer 40 forms data transmitted from the computer 10 via the parallel communication I / O 46, for example, dot formation of CMY ink. A print job including data specifying density and a page description language is received. Further, when receiving various requests from the computer 10, the CPU 41 acquires information indicating the color of the ink and the mounting state from the control IC 45 and outputs the information to the computer 10 via the parallel communication I / O 46.
[0024]
On the other hand, a carriage mechanism 47a and a paper feed mechanism 47b are connected to the I / F 47. The paper feed mechanism 47b includes a paper feed motor, a paper feed roller, and the like (not shown), and sequentially feeds a print recording medium such as printing paper to perform sub-scanning. Further, the carriage mechanism 47a includes a carriage (not shown) on which a print head is mounted, a carriage motor (not shown) for running the carriage via a timing belt or the like, and enables the print head to perform main scanning. I have. In a print head provided with a plurality of nozzles in the sub-scanning direction, a piezo element is driven by a drive signal output from a head driver 49 based on head data composed of a bit string, and ink is supplied from each nozzle in dot units. Discharge the droplet.
[0025]
The color printer 40 is controlled based on a printer driver installed in the computer 10 and stored in the HDD 15 to execute printing. Here, as shown in FIG. 3, in the computer 10 according to the present embodiment, a printer driver (PRTDRV) 21, an input device driver (DRV) 22, and a display driver (DRV) 23 are incorporated in the OS 20. The display DRV23 is a driver for controlling display of image data and the like on the display 18, and the input device DRV22 receives a code signal from the keyboard 31 and the mouse 32 input through the serial communication I / O 19a. The driver accepts a predetermined input operation.
[0026]
As the APL 25 used in the present embodiment, there is an application program that can execute retouching of a color image and the like. Under the execution of the APL 25, the user can operate each of the input devices for the operation described above to cause the color printer 40 to print the color image. That is, the APL 25 reads out the image data 15a recorded in the HDD 15 into the RAM 14 according to a user's instruction, and displays an image based on the image data 15a on the display 18 via the display DRV23. When the user operates each of the input devices for the operation on the image displayed on the display 18, the operation content is obtained via the input device DRV22 and the content is interpreted. Then, the APL 25 performs various processes such as a print instruction and a retouch according to the content of the operation.
[0027]
When a print instruction is issued by the APL 25, the PRTDRV 21 is driven. The driven PRTDRV 21 displays a UI (not shown) on the display 18 for sending data to the display DRV 23 and inputting information necessary for printing. The user can set various parameters such as the number of copies and the number of pages on the UI displayed on the display 18, and the PRTDRV 21 receives these parameters via the input device DRV 22. When the PRTDRV 21 receives these parameters, the image data in which the colors are designated by sRGB based on the mixture ratio table which defines the mixture ratio of CMY data capable of color reproduction of the designed RGBK data stored in the HDD 15 The print actual data is created while converting the color of the print data 15a into CMY color data, and the print is executed by sending the actual print data to the color printer 40. Normally, the PRTDRV 21 includes a color conversion table created by performing color correction and a color conversion table that has not been subjected to such color correction, and performs color conversion of RGB data into CMYK data by appropriately switching the color conversion table to be used. .
[0028]
Here, the color conversion table subjected to color correction is obtained by performing correction such as γ correction on data, and the color conversion table not subjected to color correction is based on simple complementary color calculation and a fixed ratio. The RGB data and the CMY data are associated with each other to define the correspondence. In the present embodiment, the focus is on a color conversion method using a color conversion table in which the color correction is not performed. As described above, this color conversion table converts the RGB data into CMY data based on a simple correction operation and a fixed ratio. On the other hand, depending on the type of ink and the like, there is a case where ideal color reproduction in design cannot be performed by color conversion using such a method. Therefore, in the present embodiment, the mixing ratio of CMY data capable of reproducing the ideal color in design is defined in advance, and the RGB data is converted into CMY data based on the mixing ratio, thereby achieving the design. This enables ideal color reproduction. Next, a print control process for realizing such color reproduction will be described.
[0029]
(2) Processing contents of print control processing:
FIG. 4 is a flowchart showing the contents of the print control process.
In the figure, when the printing process is started, the image data acquisition module 21a acquires the image data 15a of the image stored in the HDD 15 (Step S105). Then, the image data acquisition module 21a activates the color conversion module 21b (Step S110). When the color conversion module 21b is activated, the color conversion module 21b performs a color conversion process according to a flowchart described later. Then, when the color conversion module 21b performs color conversion to generate CMY data based on the RGB data, the halftone processing module 21c is activated, and the CMY data is transferred to the halftone processing module 21c. The halftone processing module 21c is a module that performs a halftone process for converting the CMY gradation values of each dot and expressing the converted values in the recording density of ink droplets. Head drive data for applying ink is generated (step S115). The print data generation module 21d receives the head drive data and rearranges the head drive data in the order used by the color printer 40.
[0030]
That is, in the color printer 40, an ejection nozzle array (not shown) is mounted as an ink ejection device, and a plurality of ejection nozzles are arranged in the sub-scanning direction in the nozzle array. Data is used simultaneously. Therefore, a rasterizing process is performed in which data to be used simultaneously among the data arranged in the main scanning direction are rearranged in order so as to be simultaneously buffered in the color printer 40 (step S120). After the rasterizing process, the print data is generated by adding predetermined information such as the resolution of the image, and output to the color printer 40 via the parallel communication I / O 19b (step S125). The color printer 40 prints the image 15a1 displayed on the display 18 based on the actual print data. Then, the processing of steps S105 to S125 is executed for all rasters (step S130).
[0031]
(3) Color conversion processing:
FIG. 5 is a flowchart showing the processing contents of the color conversion processing. FIG. 6 is a configuration diagram showing a table configuration of a mixture ratio table used in the color conversion process.
In the figure, first, pixel data (RGB gradation value data) constituting the image data 15a acquired in step S105 is input (step S205). Next, virtual CMY data is calculated from the RGB gradation value data of the input pixel data based on equation (1) (step S210).
C = 255-R
M = 255-G Equation (1)
Y = 255-B
[0032]
When the virtual CMY data is calculated in this manner, the CMY data is color-separated and separated into K (black) data by a GCR (= GrayComponentReplacement: replacement of gray component) method in color separation well known in the printing field. (Step S215). Here, the upper diagram of FIG. 7 is an explanatory diagram for explaining such a GCR method. The GCR described above replaces a part of the minimum value of the CMY data with K data, and reduces the original CMY data by that amount. FIG. 5 shows a case where the virtual CMY data calculated by the equation (1) is C data = 10, M data = 30, and Y data = 20. Therefore, since the minimum value is C data = 10, this “10” (the shaded area in the upper part of FIG. 7) is replaced with C data from CMY data, and “10” is reduced from the original CMY data. Then, as shown in the lower diagram of FIG. 7, each of the CMY data becomes C data = 0, M data = 20, and Y data = 10.
[0033]
Then, in the present embodiment, the CMY data after the K data is replaced (exposed) is color-separated into any of the RGB data, that is, the CMY data is once separated into RGB data. As shown in the lower diagram of FIG. 7, when the K data is removed from the virtual CMY data, the C data becomes “0”, the M data becomes 20, the Y data becomes 10, and the Y data becomes the minimum value. Therefore, the data is separated into RGB data based on the remaining M data and Y data. Here, since the color component formed based on the MY data is R data, “10” (shaded area in the lower diagram of FIG. 7) is replaced with R data based on the minimum value of Y data = 10, and each MY data From "10". Then, the RGBCMYK data comes to indicate the gradation data shown in Expression (2) (Step S220).
[0034]
(R, G, B, C, M, Y, K) = (10, 0, 0, 0, 10, 0, 10) (2)
Next, in order to separate the R data into CMY data based on the mixture ratio of the mixture ratio table T1, a mixture ratio for the R data is acquired from the mixture ratio table T1 (step S225). When the KCMYRGB data is formed by CMY data, the mixture ratio table T1 is a table in which, for each KRGB data, the mixture ratio of the CMY data that can optimally realize the designed color reproduction is defined in advance.
[0035]
In the present embodiment, the following mixing ratios are defined.
(1) Mixing ratio of CMY data for K data:
C: M: Y = 17.0: 21.0: 16.0
(2) Mixing ratio of CMY data for R data:
C: M: Y = 0: 1: 1
(3) Mixing ratio of CMY data for G data:
C: M: Y = 1: 0: 2
(4) Mixing ratio of CMY data for B data:
C: M: Y = 1: 2: 0
This mixture ratio shows an example of a mixture ratio capable of optimizing the color reproduction of a pure color for KRGB. Needless to say, this mixing ratio is appropriately changed depending on the type of the ink.
[0036]
The R data is separated into CMY data based on the mixture ratio (step S230). In this case, R data = 10. At this time, as shown in the lower diagram of FIG. 7, the MY data is divided into R data by 10 each, so that the ink amount of the R data becomes 20. Therefore, C data = 20 * 0 / (0 + 1 + 1) = 0, M data = 20 * 1 / (0 + 1 + 1) = 10, Y data = 20 * 1 / (0 + 1 + 1) = 10, and RGBCMYK data is represented by the formula (3) ) Is shown.
(R, G, B, C, M, Y, K) = (0, 0, 0, 0, 20, 10, 10) (3)
[0037]
Next, a mixing ratio for the K data is obtained from the mixing ratio table T1 (step S235), and the K data is separated into CMY data based on the mixing ratio (step S240). At this time, as shown in the upper diagram of FIG. 7, since the CMY data is divided into K data by 10 each, the ink amount of the K data becomes 30. Accordingly, C data = 30 * 17 / (17 + 21 + 16) = 9.44, M data = 30 * 21 / (17 + 21 + 16) = 111.67, Y data = 30 * 16 / (17 + 21 + 16) = 8.89, The RGBCMYK data indicates the gradation data shown in Expression (4).
(R, G, B, C, M, Y, K) = (0, 0, 0, 9.44, 31.67, 18.89, 0) Equation (4)
[0038]
Thereby, the CMY data for color conversion of the RGB data input in step S205 is determined as in equation (5) (step S245).
(C, M, Y) = (9.44, 31, 67, 18.89) Equation (5)
That is, the pixel data composed of the RGB data input in step S205 is color-converted into the CMY data represented by the equation (5) (step S250), thereby achieving a design ideal as shown in FIG. Color conversion can be realized. The above process is executed for all pixels (step S255). FIG. 10 shows a reproduction color space. In the figure, ● shows the case where R is reproduced with a fixed ratio of M data and Y data, and ○ shows R data which is ideal in design. In the present embodiment, the MY data capable of reproducing the circle is defined in advance in the mixture ratio table T1, and the R data is reproduced based on the mixture ratio of the mixture ratio table T1, so that the ideal color reproduction in design is achieved. Can be made feasible.
[0039]
The above description is based on the case where the minimum value of the virtual CMY data is C data, as shown in FIG. Of course, depending on the RGB data forming the pixel data input in step S205, the Y data may have the minimum value. FIG. 9 is a diagram showing a case where the Y data has the minimum value for the virtual CMY data. In this case, as shown in the upper part of FIG. 9, when the equivalent part of the virtual CMY data based on the minimum value of the Y data (the shaded area in the upper part of FIG. 9) is separated into K data, the Y data becomes zero. , C data have the minimum value “10”. Therefore, in such a case, the equivalent part of the CM data (the shaded area in the lower part of FIG. 9) is color-separated into G data, and CMY data for color conversion is determined based on the same method as described above. However, when separating the G data into CMY data in step S225, the G data is color-separated based on C: M: Y = 1: 0: 2 as specified in the mixture ratio table T1.
[0040]
Further, depending on the RGB data forming the pixel data input in step S205, the M data may have the minimum value. FIG. 10 is a diagram illustrating a case where the M data has the minimum value with respect to the virtual CMY data. In such a case, as shown in the upper part of FIG. 10, when the equivalent part of the virtual CMY data based on the minimum value of the M data (the shaded area in the upper part of FIG. 10) is separated into K data, the M data becomes 0. , Y data take the minimum value “10”. Therefore, in such a case, the equivalent part of the CY data (the shaded area in the lower part of FIG. 10) is color-separated into B data, and CMY data for color conversion is determined based on the same method as described above. However, when separating the B data into CMY data in step S225, the B data is color-separated based on C: M: Y = 1: 2: 0 as specified in the mixture ratio table T1.
[0041]
Next, a method of determining the mixing ratio of CMY data for separating the above-described RGBK data will be described. FIG. 11 is a configuration diagram showing a configuration of a patch for determining a mixture ratio of CMY data for R data.
In the drawing, M (magenta) data transitions at predetermined intervals between 0 to 255 gradations, and Y (yellow) data transitions at predetermined intervals between 0 to 255 gradations. The selected patch P is printed, a patch P that reproduces the design ideal R is selected from the plurality of patches P, and the gradation of the M data and the gradation of the Y data constituting the selected patch P are selected. The mixing ratio for the R data is determined based on the key. Needless to say, a plurality of patches P are similarly printed for the G data and the B data to determine the mixing ratio.
[0042]
FIG. 12 is a configuration diagram showing a configuration of a patch for determining a mixture ratio of CMY data for K data.
In the figure, M (magenta) data transitions at predetermined intervals between 0 and 255 gradations, and C (cyan) data transitions at predetermined intervals between 0 and 255 gradations. , Y data is fixed at a predetermined gradation, a patch P is printed, and a patch P reproducing an ideal K in design is selected from the plurality of patches P to constitute the selected patch P. The mixing ratio for the K data is determined based on the gradation of the M data, the gradation of the C data, and the gradation of the Y data.
[0043]
(4) Modification:
In the embodiment described above, an ideal color reproduction in design is realized by determining the CMY data for color conversion based on the calculation based on the complementary color relationship and the mixing ratio of the CMY data defined in advance in the mixing ratio table T1. It is now possible to perform possible color conversion methods. As a result, there is no need to store a color conversion table that has not been subjected to color correction in the computer 10, and thus a useful effect that it is possible to achieve ideal color reproduction in design with a simple configuration. On the other hand, as shown in FIG. 13, the correspondence between RGB data and CMY data capable of realizing such an ideal color reproduction in design is shown in FIG. ³ A color conversion table defined by the reference points may be created in advance. The main effect of the present invention can be obtained by storing this color conversion table in the HDD 15 and referencing the table at the time of color conversion as appropriate. From this point of view, the invention is also realized as a color conversion table creation device that creates the above-described color conversion table. Next, a color conversion table creation process executed by a computer using the color conversion table creation device will be described.
[0044]
FIG. 14 is a flowchart showing the contents of the color conversion table creation processing. In the figure, first, RGB data of a reference point in a predefined RGB color space is input (step S305). Hereinafter, processing corresponding to the above-described steps S210 to S245 is performed on the RGB data (steps S310 to S345). Then, the determined CMY data is set in the color conversion table T2 (step S350). The above processing is executed for all the reference points (step S355), and based on the CMY data set in step S350, the correspondence between the RGB color space and the CMY color space is defined by the above-described color conversion table defined by the reference points. It is created (step S360). Needless to say, the present invention is also applicable to a device that generates actual print data by incorporating the color conversion table created in this way into the HDD 15.
[0045]
In the embodiment described above, the mixture ratio that can optimize the color reproduction of the pure color for KRGB in the mixture ratio table T1 has been described as an example. Of course, as for RGB, a plurality of mixing ratios that can reproduce an intermediate color that can be formed by mixing each RGB may be defined in combination with the above-described mixing ratio that optimizes color reproduction of a pure color. As a result, it is possible to achieve ideal color reproduction in design for all intermediate colors, which is preferable.
[0046]
(5) Summary:
As described above, when performing color conversion from RGB data to CMY data, virtual CMY data is calculated based on the input RGB data, and the virtual CMY data is color-divided into K data and RGB data based on the GCR method. By dividing the color-divided K data and RGB data into the same CMY data based on a predetermined mixing ratio of CMY data capable of realizing a design ideal color reproduction, the input RGB data is It is possible to perform color conversion to CMY data that can reproduce colors in an ideal color.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a printing system.
FIG. 2 is an internal configuration diagram of the color printer.
FIG. 3 is an internal configuration diagram of a computer.
FIG. 4 is a flowchart of a print control process.
FIG. 5 is a flowchart of a color conversion process.
FIG. 6 is a configuration diagram of a mixing ratio table.
FIG. 7 is a diagram showing a mode of color separation for KR data.
FIG. 8 is a schematic diagram of a color space.
FIG. 9 is a diagram showing a mode of color separation for KG data.
FIG. 10 is a diagram showing a mode of color separation for KB data.
FIG. 11 is a diagram showing an aspect of a patch for determining a mixture ratio of R data.
FIG. 12 is a diagram showing an aspect of a patch for determining a mixture ratio of K data.
FIG. 13 is a configuration diagram of a color conversion table.
FIG. 14 is a flowchart of a color conversion table creation process.
[Explanation of symbols]
10 ... Computer
11 CPU
12 ... Bus
13 ROM
14 ... RAM
15 ... HDD
15a: Image data
15b: Mixing ratio table
16… Flexible drive
16a: Flexible disk
17 CD-ROM drive
17a ... CD-ROM
18 ... Display
19a: Serial communication I / O
19b: I / O for parallel communication
30 ... Keyboard
31 ... Mouse
40 ... Color printer

Claims

A color conversion device that performs color conversion of an element color to be converted into a plurality of basic ink colors,
Virtual ink color data calculation means for inputting the color data of the element colors and calculating each virtual ink color data capable of expressing the same color data with the respective basic ink colors based on the complementary color relationship;
Mixing ratio storage means for storing a predetermined mixing ratio of each basic ink color capable of reproducing the elementary color based on the color measurement result of each basic ink color,
Ink color data calculation means for calculating each ink color data for conversion from each virtual ink color data based on the mixing ratio of each basic ink color,
A color conversion unit that performs color conversion of the input color data of the element colors based on the calculated respective ink color data for conversion.

The ink color data calculation means replaces each of the virtual ink color data having the same value as the minimum value (0 or more) of each of the virtual ink color data with black ink color data, and converts the replaced black ink color data. 2. The color conversion apparatus according to claim 1, wherein the ink is divided into the respective basic ink colors based on the mixture ratio, and the respective ink color data is calculated.

The ink color data calculation means replaces virtual ink color data equivalent to the minimum value (0 or more) of each of the virtual ink color data after replacement with the black ink color data with color data of a predetermined element color. 3. The color conversion apparatus according to claim 2, wherein the replaced color data is divided into the respective basic ink colors based on the mixture ratio, and the respective ink color data is calculated.

Patch printing means for printing a plurality of patches in which the gradation values of the respective basic ink colors are combined, and receiving an input of a predetermined combination of the respective basic ink colors selected based on the colorimetric results of the plurality of patches The combination input means, and a mixture ratio setting means for determining the mixture ratio based on the combination of the basic color inks inputted and storing the mixture ratio in the mixture ratio storage means. Item 4. A color conversion device according to any one of Items 3.

The color conversion device according to claim 1, wherein the mixing ratio storing unit stores a mixing ratio capable of reproducing an intermediate color that can be formed by mixing the element colors.

A color for converting the same element color to each of the above basic ink colors based on a mixing ratio of the same basic ink colors capable of reproducing a predetermined element color to be color-converted based on colorimetric results of a plurality of basic ink colors. A conversion method,
A virtual ink color data calculation step of inputting the color data of the element colors and calculating each virtual ink color data capable of expressing the same color data with each of the basic ink colors based on the complementary color relationship,
An ink color data calculation step of calculating each ink color data for conversion from each of the virtual ink color data based on the mixing ratio of each of the basic ink colors,
A color conversion step of performing color conversion on the input color data of the element colors based on the calculated respective ink color data for conversion.

A function of performing color conversion of the same element color to each of the above basic ink colors based on a mixing ratio of the same basic ink colors capable of reproducing a predetermined element color to be color-converted based on colorimetric results of a plurality of basic ink colors. Is a color conversion program that can be realized by a computer,
A virtual ink color data calculation function for calculating the virtual ink color data capable of expressing the same color data with the respective basic ink colors based on the complementary color relationship while inputting the color data of the element colors;
An ink color data calculation function of calculating each ink color data for conversion from each of the virtual ink color data based on the mixing ratio of each of the basic ink colors;
A color conversion function for color-converting the input element color data based on the calculated conversion ink color data.

A plurality of reference points define a correspondence relationship between an element color space formed by expressing gradations of element colors to be subjected to color conversion and an ink color space formed by expressing gradations of a plurality of basic ink colors. A color conversion table creation device that creates a color conversion table,
Virtual ink color data calculation means for inputting the gradation data at the reference point of the element color space and calculating each virtual ink color data capable of expressing the same color data with each of the basic ink colors based on the complementary color relationship;
Mixing ratio storage means for storing a mixing ratio of each of the basic ink colors capable of reproducing the predetermined element color based on the colorimetric result of each of the basic ink colors,
Ink color data calculation means for calculating each ink color data for conversion from each virtual ink color data based on the mixing ratio of each basic ink color,
A color conversion table creating apparatus, comprising: a color conversion table creating unit that creates a color conversion table by associating the input element color data with the calculated ink color data for conversion.

An element color formed by expressing the same element color in gradation based on a mixing ratio of the respective basic ink colors capable of reproducing a predetermined element color to be color-converted based on the colorimetric results of a plurality of basic ink colors A color conversion table creating method for creating a color conversion table that defines a correspondence between a space and an ink color space formed by expressing each of the basic ink colors in gradations at a plurality of reference points,
A virtual ink color data calculating step of inputting the gradation data at the reference point of the element color space and calculating each virtual ink color data capable of expressing the same color data with each of the basic ink colors based on the complementary color relationship,
An ink color data calculation step of calculating each ink color data for conversion from each of the virtual ink color data based on the mixing ratio of each of the basic ink colors,
A color conversion table creating step of creating a color conversion table by associating the input element color data with the calculated ink color data for conversion.

An element color formed by expressing the same element color in gradation based on a mixing ratio of the respective basic ink colors capable of reproducing a predetermined element color to be color-converted based on the colorimetric results of a plurality of basic ink colors A color conversion that enables a computer to realize a function of creating a color conversion table that defines a correspondence between a space and an ink color space formed by expressing each basic ink color in gradations at a plurality of reference points. A table creation program,
A virtual ink color data calculation function for inputting the gradation data at the reference point of the element color space and calculating each virtual ink color data capable of expressing the same color data with each of the basic ink colors based on the complementary color relationship,
An ink color data calculation function of calculating each ink color data for conversion from each of the virtual ink color data based on the mixing ratio of each of the basic ink colors;
A color conversion table creation program, comprising: a color conversion table creation function for creating a color conversion table by associating the input element color data with the calculated ink color data for conversion.

Color conversion table storage means for storing the color conversion table creation device according to claim 9;
Print data input means for inputting print data of a print target formed by element colors to be subjected to color conversion;
A print control apparatus, comprising: print actual data generating means for generating actual print data while performing color conversion of the input print data using a color conversion table stored in the color conversion table storage means.

A print control method for generating actual print data while performing color conversion on print data based on a color conversion table created by the color conversion table creation device according to claim 9,
A print data input step of inputting print data of a print target formed by element colors to be subjected to color conversion,
A print actual data generating step of generating actual print data while color-converting the input print data using the color conversion table.

A print control program that enables a computer to realize a function of generating actual print data while performing color conversion of print data based on the color conversion table created by the color conversion table creating apparatus according to claim 9. hand,
A print data input function for inputting print data of a print target formed by element colors to be subjected to color conversion;
A print control program comprising: a print actual data generation function of generating actual print data while color-converting the input print data using the color conversion table.