JP2004296966A - 固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スミアの発生を防止しながらも、電極−遮光膜間の短絡を確実に防止可能な固体撮像装置を提供する。
【解決手段】半導体基板101の表面層に光電変換部102が配列形成されている。光電変換部102脇の半導体基板101上に転送電極107a,107bが設けられている。光電変換部102上に開口部110aを有すると共に、絶縁膜108を介して転送電極107a,107bを覆う状態で半導体基板101上の全面に遮光膜110が設けられている。そして、遮光膜110の開口部110aよりも一回り大きな開口部10aを有しする絶縁膜パターン10が、遮光膜110と転送電極107a,107bとの間に設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】半導体基板101の表面層に光電変換部102が配列形成されている。光電変換部102脇の半導体基板101上に転送電極107a,107bが設けられている。光電変換部102上に開口部110aを有すると共に、絶縁膜108を介して転送電極107a,107bを覆う状態で半導体基板101上の全面に遮光膜110が設けられている。そして、遮光膜110の開口部110aよりも一回り大きな開口部10aを有しする絶縁膜パターン10が、遮光膜110と転送電極107a,107bとの間に設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置に関し、特には光電変換部脇に設けられた電極を覆う状態で遮光膜が設けられた構成に適用される固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体基板の表面層に複数の光電変換部を配列し、この光電変換部で光電変換された電荷を個々に読み出す機能を併せ持つ固体撮像装置として、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)によって電荷を転送するCCD型の固体撮像装置がある。
【0003】
図7には、このような固体撮像装置のうち、インターライン転送(IT:Interline Transfer)方式の固体撮像装置における水平転送方向(H)の断面図を示す。この図に示す固体撮像装置は、P型の半導体基板101の表面層に、N型拡散層からなる光電変換部102がマトリックス状に配列され、これらの光電変換部102脇には読出チャネル領域103を介して垂直電荷転送領域104が配置された構成となっている。また、読出チャネル領域103と反対側の光電変換部102脇にはチャネルストップ拡散層105が設けられている。
【0004】
そして、読出チャネル領域103および垂直電荷転送領域104上には、ゲート絶縁膜106を介して2層構造の転送電極107a(107b)が垂直方向に沿って配置されている。これらの転送電極107a(107b)は、光電変換部102を開口する状態で配置されている。図8は、転送電極107a,107bの配置状態を示す垂直転送方向(V)の断面図である。この図に示すように、転送電極107a,107bは、絶縁性を保って垂直方向の端部を重ねた状態で交互に配置されている。このうち転送電極107aは、読出チャネル領域103上にも配置されて読出ゲート電極を兼ねている。
【0005】
このような構成の転送電極107a,107bが形成された半導体基板101上には、絶縁膜108を介して、光電変化部104から転送電極107a,107b上にかけてを覆う反射防止膜109が設けられている(図7のみに図示)。この反射防止膜109は、例えば窒化シリコンからなり、転送電極107a,107b上の一部が除去された形状となっている。また、この反射防止膜109が形成された半導体基板101上には、光電変化部102上に開口部110aを有する遮光膜110が設けられている。
【0006】
このように構成された固体撮像装置においては、光電変換部102に入射した入射光は、この光電変換部102において電荷に変換され、読出チャネル領域103を介して垂直電荷転送領域104へ水平転送方向(H)に読み出され、転送電極107a,107bの駆動によって垂直転送方向(V)に転送される。また、遮光膜110によって、転送電極107a,107b下方の垂直転送領域104への光の侵入が防止され、スミアの発生が防止される。また、反射防止膜109によって、光電変換部102への入射光損失が低減されると共に、この反射防止膜109が除去された部分からの水素の供給により、半導体基板101表面の不対結合手が終端され暗電流の発生が防止される(以上、下記特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−12817号公報(図1参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した構成の固体撮像装置においては、通常、アルミニウムやタングステンなどの金属材料を用いてに遮光膜110が構成されている。このため、転送電極107a,107b−遮光膜110間の間隔をある程度に保つことで、転送電極−遮光膜間の耐圧を十分に確保する必要がある。特に、上述した構成のCCD固体撮像装置においては、2層構造の転送電極107a,107bの上方型部Aが、製造工程中の熱処理によって角状に突出する形状に変形するため、この部分の耐圧が確保し難くなっている。そこで、このような短絡を防止するためには、絶縁膜108や反射防止膜109等の、転送電極107a,107b−遮光膜110間に配置される各絶縁性材料膜の膜厚を増加させることになる。しかしながら、これらの絶縁性材料膜の膜厚の増加により、遮光膜110の開口部110a周縁においての遮光膜110−半導体基板101間の隙間dが大きくなり、この隙間dから垂直電荷転送領域104への光の漏れ込みが増加し、スミアが発生し易くなると言った問題が生じる。
【0009】
そこで本発明は、スミアの発生を防止しながらも、電極−遮光膜間の短絡を確実に防止可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明の固体撮像装置は、半導体基板の表面層に光電変換部が配列形成され、さらに光電変換部脇の半導体基板上に電極が設けられ、光電変換部上に開口部を有すると共に絶縁膜を介してこの電極を覆う状態で半導体基板上の全面に遮光膜が設けられているものにおいて、特に、遮光膜と電極との間となる層に、遮光膜の開口部よりも一回り大きな開口部を有する絶縁膜パターンを設けたことを特徴としている。
【0011】
このような構成の固体撮像装置では、遮光膜と電極との間となる層に設けられた絶縁膜パターンが、遮光膜の開口部よりも一回り大きな開口部を有している。このため、遮光膜における開口部の周縁では、遮光膜と半導体基板との間に絶縁膜パターンが挟み込まれることはなく、遮光膜−半導体基板間の間隔は絶縁膜パターンが設けられていない大きさに維持される。したがって、絶縁膜パターンの膜厚を、遮光膜−電極間の絶縁性が確保される程度に十分な膜厚とした場合であっても、遮光膜の開口部から光電変換部に入射した光の、遮光膜−半導体基板間の隙間から読出拡散層側への漏れ込み量が増加することはない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下においては、本発明をインターライン転送(IT:Interline Transfer)方式の固体撮像装置に適用した実施形態を説明し、従来と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。また、図2(1)は図1におけるA−A’断面図であり、水平転送方向(H)の断面に相当する。そして、図2(2)は図1におけるB−B’断面図であり、水平転送方向の断面に相当する。尚、図1の要部平面図においては、一部の構成要素の図示を省略している。
【0014】
これらの図に示す第1実施形態の固体撮像装置1は、図7,図8を用いて説明した従来の固体撮像装置と同様に、例えばP型の半導体基板101の表面側に、N型拡散層からなる光電変換部102、読出チャネル領域103、読出拡散層としての垂直電荷転送領域104、さらにはチャネルストップ拡散層105が設けられている。またさらに、この半導体基板101上には、読出チャネル領域103および垂直電荷転送領域104上となる部分にゲート絶縁膜106を介して転送電極107a,107bが垂直転送方向Vに沿って交互に配置され、これを覆うように絶縁膜108が設けられている。以上までの構成は、従来の固体撮像装置と同様であることとする。
【0015】
そして特に、本第1実施形態の固体撮像装置1においては、半導体基板101上の全面を覆う絶縁膜108上に、絶縁膜パターン10が設けられている。この絶縁膜パターン10は、光電変換部102上に開口部10aを有して設けられている。開口部10aの形状は、絶縁膜パターン10が転送電極107a,107bをできるだけ広い範囲で覆い、かつ光電変化部102上をできるだけ広い範囲で開口する形状を有していることとする。
【0016】
この絶縁膜パターン10は、例えばプラズマCVD法による窒化シリコン膜で構成することにより、窒化シリコンから放出される水素を半導体基板101に供給し、水素アニール効果による暗電流の低減が図られる様にしても良い。
【0017】
そして、この絶縁膜パターン10が形成された半導体基板101上に、遮光膜110がパターン形成されていることとする。この遮光膜110は、転送電極107a,107bを完全に覆うと共に、光電変化部102上をできるだけ広い範囲で開口する形状の開口部110aを有する形状にパターン形成されている。また、遮光膜110の開口部110aは、絶縁膜パターン10の開口部10aよりも一回り小さく、絶縁膜パターン10aの開口部10aの内側に配置されるようにパターニングされていることとする。さらに、遮光膜110の開口部110aは、絶縁膜パターン10の影響なく、遮光膜110−半導体基板101間の間隔が狭く保たれる程度に、絶縁膜パターン10aの開口部10aから内側に張り出していることとする。
【0018】
また、ここでの図示は省略したが、この遮光膜110上には、平坦化絶縁膜、カラーフィルタ、オンチップレンズ等が必要に応じて設けられていることとする。
【0019】
以上説明した第1実施形態の固体撮像装置1においては、遮光膜110と転送電極107a,107bとの間となる層に、遮光膜110の開口部110aよりも一回り大きな開口部10aを有する絶縁膜パターン10が設けられている。このため、遮光膜110における開口部110aの周縁では、遮光膜110と半導体基板101との間に絶縁膜パターン10が挟み込まれることはなく、遮光膜110−半導体基板101間の間隔dは絶縁膜パターン10が設けられていない大きさに維持される。したがって、絶縁膜パターン10の膜厚を、遮光膜110−転送電極107a,107b間の絶縁性が確保される程度に十分な膜厚とした場合であっても、遮光膜110の開口部110aから光電変換部102に入射した光が、遮光膜110と半導体基板101との隙間から垂直電荷転送領域104に漏れ込むことを防止できる。
【0020】
この結果、遮光膜110−転送電極107a,107b間の短絡の防止を図りつつも、垂直転送領域104への光の漏れ込みによるスミアの発生を防止することが可能になる。
【0021】
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。この図に示す第2実施形態の固体撮像装置2と、図1、図2を用いて説明した第1実施形態の固体撮像装置との異なる点は、絶縁膜パターン12の形状にあり、他の構成は同様であることとする。
【0022】
すなわち、本第2実施形態の固体撮像装置2における絶縁膜パターン12は、転送電極107a,107bの垂直転送方向(V)に沿ったストライプ状に形成されている。そして、これらのストライプ状に形成された絶縁膜パターン12間の間隔が、絶縁膜パターン12の開口部12aとなっている。このような絶縁膜パターン12は、絶縁膜パターン12が転送電極107a,107bをできるだけ広い範囲で覆い、かつ光電変換部上をできるだけ広い範囲で開口する形状を有していることは、第1実施形態と同様である。
【0023】
また、第1実施形態と同様の遮光膜110の開口部110aが、絶縁膜パターン12の影響なく、遮光膜110−半導体基板101間の間隔が狭く保たれる程度に、絶縁膜パターン12aの開口部12aから内側に張り出していることも、第1実施形態と同様であることとする。
【0024】
このような形状の絶縁膜パターン12を備えた固体撮像装置2であっても、遮光膜110と転送電極107a,107bとの間となる層に、遮光膜110の開口部110aよりも一回り大きな開口部12aを有する絶縁膜パターン12が設けられているため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。ただし、絶縁膜パターン12aによって転送電極17a,17bが覆われる面積の大きな第1実施形態の方が、より転送電極107a,107b−遮光膜110間の絶縁性を確保する効果が高い。
【0025】
<第3実施形態>
図4は、第3実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。また、図5(1)は図4におけるA−A’断面図であり、水平転送方向(H)の断面に相当する。そして、図5(2)は図4におけるB−B’断面図であり、水平転送方向(V)の断面に相当する。尚、図4の要部平面図においては、一部の構成要素の図示を省略している。
【0026】
これらの図に示す固体撮像装置3と、図3を用いて説明した第2実施形態の固体撮像装置との異なる点は、半導体基板101上に、絶縁膜パターン12と同一層からなる反射防止膜パターン14が設けられているところにあり、他の構成は第2実施形態の固体撮像装置と同様であることとする。
【0027】
すなわち、この反射防止膜パターン14は、絶縁膜パターン12の形成と同一工程で形成された例えば窒化シリコン膜からなるもので、ストライプ状に形成された絶縁膜パターン12間に設けられている。これらの反射防止膜パターン14は、遮光膜110の開口部110aとの間に、光電変換部102を露出させる隙間14aが設けられる形状にパターン形成されていることとする。
【0028】
尚、反射防止膜パターン14は、光電変換部102上を覆う絶縁膜(ゲート絶縁膜)106および絶縁膜108を構成する材料よりも屈折率の高い材料を用いて構成されることとする。このため、例えば、ゲート絶縁膜106および絶縁膜108が酸化シリコンからなる場合、反射防止膜パターン14および絶縁膜パターン12は、窒化シリコンで構成される。
【0029】
このような構成の固体撮像装置3によれば、反射防止膜パターン14を設けたことで、光電変換部102への入射光損失が低減され、感度の向上を図ることができる。また、この反射防止膜パターン14と遮光膜110の開口部11aとの間に隙間14aが形成されているため、この隙間14aからの水素の供給により、半導体基板101表面の不対結合手が終端され暗電流の発生が防止される。
【0030】
そして特に、絶縁膜パターン12を、反射防止膜パターン14と同一層からなるものとしたことで、絶縁膜パターン12の形成のみを目的とした特別な工程を行う必要がなく、反射防止膜パターン14の形成と同一工程で絶縁膜パターン12が形成される。したがって、反射防止膜パターン14を備えた固体撮像装置の製造において、製造工程数を増加させることなく、遮光膜110−転送電極107a,107b間の短絡の防止を図りつつも、垂直転送領域104への光の漏れ込みによるスミアの発生を防止することが可能な固体撮像装置を得ることができる。
【0031】
<第4実施形態>
図6は、第4実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。この図に示す固体撮像装置4と、図4、図5を用いて説明した第3実施形態の固体撮像装置との異なる点は、絶縁膜パターン12と反射防止膜パターン14とが転送電極107a,107b上において接続されている点にあり、他の構成は同様であることとする。
【0032】
すなわち、同一層で構成された絶縁膜パターン12と反射防止膜パターン14とは、転送電極107a,107bが水平方向に接続されている部分上を覆う形状にパターニングされており、この部分において絶縁膜パターン12と反射防止膜パターン14とが接続された形状となっている。
【0033】
このような構成であっても、第3実施形態と同様の効果を得ることが可能である。また、第3実施形態の固体撮像装置と比較して、より広範囲で転送電極107a,107bが覆われるため、転送電極107a,107b−遮光膜110間の絶縁性を確保する効果が高い。
【0034】
尚、以上の第3実施形態および第4実施形態においては、反射防止膜パターン14がストライプ状である場合を説明した。しかしながら、反射防止膜パターン14は、遮光膜110の開口部110aとの間に隙間14aを設けて配置されれば、垂直転送方向Vに連続したストライプ状である必要はない。
【0035】
また、以上においては、CCD固体撮像装置に本発明を適用した実施の形態を説明した。しかしながら、本発明の固体撮像装置は、MOS型の固体撮像装置にも適応可能である。この場合、上述の実施形態で説明した垂直転送領域に換えて電荷読出拡散層が設けられ、また転送電極に換えてこの電荷読出拡散層に接続された垂直信号電極およびこれに接続された配線やその他の駆動用の回路配線が受光領域102脇の半導体基板101上に設けられることとする。そして、垂直信号電極およびこれに接続された配線やその他の駆動用の回路配線を絶縁膜パターンで覆う。このような構成のMOS型の固体撮像装置であっても、受光領域102脇の電極と遮光膜との間に絶縁膜パターンが設けられるため、上述と同様の効果を得ることが可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の固体撮像装置によれば、遮光膜と電極との間となる層に遮光膜の開口部よりも一回り大きな開口部を有する絶縁膜パターンを設けたことにより、絶縁膜パターンの膜厚を遮光膜−電極間の絶縁性が確保される程度に十分な膜厚とした場合であっても、遮光膜における開口部の周縁で遮光膜と半導体基板間の間隔を小さく維持することができる。この結果、遮光膜−電極間の短絡の防止を図りつつも、読出拡散層への光の漏れ込みによるスミアの発生を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。
【図2】(1)は図1におけるA−A’断面図(垂直転送方向の断面)であり、(2)は図1におけるB−B’断面図(水平転送方向)である。
【図3】第2実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。
【図4】第3実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。
【図5】図3におけるA−A’断面図(垂直転送方向の断面)である。
【図6】第4実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。
【図7】従来の固体撮像装置の構成を説明する水平転送方向の断面図である。
【図8】従来の固体撮像装置の構成を説明する垂直転送方向の断面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4…固体撮像装置、10,12,…絶縁膜パターン、10a,12a…開口部(絶縁膜パターン)、14…反射防止膜パターン、101…半導体基板、102…光電変換部、107a,107b…転送電極(電極)、106…ゲート絶縁膜、108…絶縁膜、110…遮光膜、110a…開口部(遮光膜)
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置に関し、特には光電変換部脇に設けられた電極を覆う状態で遮光膜が設けられた構成に適用される固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体基板の表面層に複数の光電変換部を配列し、この光電変換部で光電変換された電荷を個々に読み出す機能を併せ持つ固体撮像装置として、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)によって電荷を転送するCCD型の固体撮像装置がある。
【0003】
図7には、このような固体撮像装置のうち、インターライン転送(IT:Interline Transfer)方式の固体撮像装置における水平転送方向(H)の断面図を示す。この図に示す固体撮像装置は、P型の半導体基板101の表面層に、N型拡散層からなる光電変換部102がマトリックス状に配列され、これらの光電変換部102脇には読出チャネル領域103を介して垂直電荷転送領域104が配置された構成となっている。また、読出チャネル領域103と反対側の光電変換部102脇にはチャネルストップ拡散層105が設けられている。
【0004】
そして、読出チャネル領域103および垂直電荷転送領域104上には、ゲート絶縁膜106を介して2層構造の転送電極107a(107b)が垂直方向に沿って配置されている。これらの転送電極107a(107b)は、光電変換部102を開口する状態で配置されている。図8は、転送電極107a,107bの配置状態を示す垂直転送方向(V)の断面図である。この図に示すように、転送電極107a,107bは、絶縁性を保って垂直方向の端部を重ねた状態で交互に配置されている。このうち転送電極107aは、読出チャネル領域103上にも配置されて読出ゲート電極を兼ねている。
【0005】
このような構成の転送電極107a,107bが形成された半導体基板101上には、絶縁膜108を介して、光電変化部104から転送電極107a,107b上にかけてを覆う反射防止膜109が設けられている(図7のみに図示)。この反射防止膜109は、例えば窒化シリコンからなり、転送電極107a,107b上の一部が除去された形状となっている。また、この反射防止膜109が形成された半導体基板101上には、光電変化部102上に開口部110aを有する遮光膜110が設けられている。
【0006】
このように構成された固体撮像装置においては、光電変換部102に入射した入射光は、この光電変換部102において電荷に変換され、読出チャネル領域103を介して垂直電荷転送領域104へ水平転送方向(H)に読み出され、転送電極107a,107bの駆動によって垂直転送方向(V)に転送される。また、遮光膜110によって、転送電極107a,107b下方の垂直転送領域104への光の侵入が防止され、スミアの発生が防止される。また、反射防止膜109によって、光電変換部102への入射光損失が低減されると共に、この反射防止膜109が除去された部分からの水素の供給により、半導体基板101表面の不対結合手が終端され暗電流の発生が防止される(以上、下記特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−12817号公報(図1参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した構成の固体撮像装置においては、通常、アルミニウムやタングステンなどの金属材料を用いてに遮光膜110が構成されている。このため、転送電極107a,107b−遮光膜110間の間隔をある程度に保つことで、転送電極−遮光膜間の耐圧を十分に確保する必要がある。特に、上述した構成のCCD固体撮像装置においては、2層構造の転送電極107a,107bの上方型部Aが、製造工程中の熱処理によって角状に突出する形状に変形するため、この部分の耐圧が確保し難くなっている。そこで、このような短絡を防止するためには、絶縁膜108や反射防止膜109等の、転送電極107a,107b−遮光膜110間に配置される各絶縁性材料膜の膜厚を増加させることになる。しかしながら、これらの絶縁性材料膜の膜厚の増加により、遮光膜110の開口部110a周縁においての遮光膜110−半導体基板101間の隙間dが大きくなり、この隙間dから垂直電荷転送領域104への光の漏れ込みが増加し、スミアが発生し易くなると言った問題が生じる。
【0009】
そこで本発明は、スミアの発生を防止しながらも、電極−遮光膜間の短絡を確実に防止可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明の固体撮像装置は、半導体基板の表面層に光電変換部が配列形成され、さらに光電変換部脇の半導体基板上に電極が設けられ、光電変換部上に開口部を有すると共に絶縁膜を介してこの電極を覆う状態で半導体基板上の全面に遮光膜が設けられているものにおいて、特に、遮光膜と電極との間となる層に、遮光膜の開口部よりも一回り大きな開口部を有する絶縁膜パターンを設けたことを特徴としている。
【0011】
このような構成の固体撮像装置では、遮光膜と電極との間となる層に設けられた絶縁膜パターンが、遮光膜の開口部よりも一回り大きな開口部を有している。このため、遮光膜における開口部の周縁では、遮光膜と半導体基板との間に絶縁膜パターンが挟み込まれることはなく、遮光膜−半導体基板間の間隔は絶縁膜パターンが設けられていない大きさに維持される。したがって、絶縁膜パターンの膜厚を、遮光膜−電極間の絶縁性が確保される程度に十分な膜厚とした場合であっても、遮光膜の開口部から光電変換部に入射した光の、遮光膜−半導体基板間の隙間から読出拡散層側への漏れ込み量が増加することはない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下においては、本発明をインターライン転送(IT:Interline Transfer)方式の固体撮像装置に適用した実施形態を説明し、従来と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。また、図2(1)は図1におけるA−A’断面図であり、水平転送方向(H)の断面に相当する。そして、図2(2)は図1におけるB−B’断面図であり、水平転送方向の断面に相当する。尚、図1の要部平面図においては、一部の構成要素の図示を省略している。
【0014】
これらの図に示す第1実施形態の固体撮像装置1は、図7,図8を用いて説明した従来の固体撮像装置と同様に、例えばP型の半導体基板101の表面側に、N型拡散層からなる光電変換部102、読出チャネル領域103、読出拡散層としての垂直電荷転送領域104、さらにはチャネルストップ拡散層105が設けられている。またさらに、この半導体基板101上には、読出チャネル領域103および垂直電荷転送領域104上となる部分にゲート絶縁膜106を介して転送電極107a,107bが垂直転送方向Vに沿って交互に配置され、これを覆うように絶縁膜108が設けられている。以上までの構成は、従来の固体撮像装置と同様であることとする。
【0015】
そして特に、本第1実施形態の固体撮像装置1においては、半導体基板101上の全面を覆う絶縁膜108上に、絶縁膜パターン10が設けられている。この絶縁膜パターン10は、光電変換部102上に開口部10aを有して設けられている。開口部10aの形状は、絶縁膜パターン10が転送電極107a,107bをできるだけ広い範囲で覆い、かつ光電変化部102上をできるだけ広い範囲で開口する形状を有していることとする。
【0016】
この絶縁膜パターン10は、例えばプラズマCVD法による窒化シリコン膜で構成することにより、窒化シリコンから放出される水素を半導体基板101に供給し、水素アニール効果による暗電流の低減が図られる様にしても良い。
【0017】
そして、この絶縁膜パターン10が形成された半導体基板101上に、遮光膜110がパターン形成されていることとする。この遮光膜110は、転送電極107a,107bを完全に覆うと共に、光電変化部102上をできるだけ広い範囲で開口する形状の開口部110aを有する形状にパターン形成されている。また、遮光膜110の開口部110aは、絶縁膜パターン10の開口部10aよりも一回り小さく、絶縁膜パターン10aの開口部10aの内側に配置されるようにパターニングされていることとする。さらに、遮光膜110の開口部110aは、絶縁膜パターン10の影響なく、遮光膜110−半導体基板101間の間隔が狭く保たれる程度に、絶縁膜パターン10aの開口部10aから内側に張り出していることとする。
【0018】
また、ここでの図示は省略したが、この遮光膜110上には、平坦化絶縁膜、カラーフィルタ、オンチップレンズ等が必要に応じて設けられていることとする。
【0019】
以上説明した第1実施形態の固体撮像装置1においては、遮光膜110と転送電極107a,107bとの間となる層に、遮光膜110の開口部110aよりも一回り大きな開口部10aを有する絶縁膜パターン10が設けられている。このため、遮光膜110における開口部110aの周縁では、遮光膜110と半導体基板101との間に絶縁膜パターン10が挟み込まれることはなく、遮光膜110−半導体基板101間の間隔dは絶縁膜パターン10が設けられていない大きさに維持される。したがって、絶縁膜パターン10の膜厚を、遮光膜110−転送電極107a,107b間の絶縁性が確保される程度に十分な膜厚とした場合であっても、遮光膜110の開口部110aから光電変換部102に入射した光が、遮光膜110と半導体基板101との隙間から垂直電荷転送領域104に漏れ込むことを防止できる。
【0020】
この結果、遮光膜110−転送電極107a,107b間の短絡の防止を図りつつも、垂直転送領域104への光の漏れ込みによるスミアの発生を防止することが可能になる。
【0021】
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。この図に示す第2実施形態の固体撮像装置2と、図1、図2を用いて説明した第1実施形態の固体撮像装置との異なる点は、絶縁膜パターン12の形状にあり、他の構成は同様であることとする。
【0022】
すなわち、本第2実施形態の固体撮像装置2における絶縁膜パターン12は、転送電極107a,107bの垂直転送方向(V)に沿ったストライプ状に形成されている。そして、これらのストライプ状に形成された絶縁膜パターン12間の間隔が、絶縁膜パターン12の開口部12aとなっている。このような絶縁膜パターン12は、絶縁膜パターン12が転送電極107a,107bをできるだけ広い範囲で覆い、かつ光電変換部上をできるだけ広い範囲で開口する形状を有していることは、第1実施形態と同様である。
【0023】
また、第1実施形態と同様の遮光膜110の開口部110aが、絶縁膜パターン12の影響なく、遮光膜110−半導体基板101間の間隔が狭く保たれる程度に、絶縁膜パターン12aの開口部12aから内側に張り出していることも、第1実施形態と同様であることとする。
【0024】
このような形状の絶縁膜パターン12を備えた固体撮像装置2であっても、遮光膜110と転送電極107a,107bとの間となる層に、遮光膜110の開口部110aよりも一回り大きな開口部12aを有する絶縁膜パターン12が設けられているため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。ただし、絶縁膜パターン12aによって転送電極17a,17bが覆われる面積の大きな第1実施形態の方が、より転送電極107a,107b−遮光膜110間の絶縁性を確保する効果が高い。
【0025】
<第3実施形態>
図4は、第3実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。また、図5(1)は図4におけるA−A’断面図であり、水平転送方向(H)の断面に相当する。そして、図5(2)は図4におけるB−B’断面図であり、水平転送方向(V)の断面に相当する。尚、図4の要部平面図においては、一部の構成要素の図示を省略している。
【0026】
これらの図に示す固体撮像装置3と、図3を用いて説明した第2実施形態の固体撮像装置との異なる点は、半導体基板101上に、絶縁膜パターン12と同一層からなる反射防止膜パターン14が設けられているところにあり、他の構成は第2実施形態の固体撮像装置と同様であることとする。
【0027】
すなわち、この反射防止膜パターン14は、絶縁膜パターン12の形成と同一工程で形成された例えば窒化シリコン膜からなるもので、ストライプ状に形成された絶縁膜パターン12間に設けられている。これらの反射防止膜パターン14は、遮光膜110の開口部110aとの間に、光電変換部102を露出させる隙間14aが設けられる形状にパターン形成されていることとする。
【0028】
尚、反射防止膜パターン14は、光電変換部102上を覆う絶縁膜(ゲート絶縁膜)106および絶縁膜108を構成する材料よりも屈折率の高い材料を用いて構成されることとする。このため、例えば、ゲート絶縁膜106および絶縁膜108が酸化シリコンからなる場合、反射防止膜パターン14および絶縁膜パターン12は、窒化シリコンで構成される。
【0029】
このような構成の固体撮像装置3によれば、反射防止膜パターン14を設けたことで、光電変換部102への入射光損失が低減され、感度の向上を図ることができる。また、この反射防止膜パターン14と遮光膜110の開口部11aとの間に隙間14aが形成されているため、この隙間14aからの水素の供給により、半導体基板101表面の不対結合手が終端され暗電流の発生が防止される。
【0030】
そして特に、絶縁膜パターン12を、反射防止膜パターン14と同一層からなるものとしたことで、絶縁膜パターン12の形成のみを目的とした特別な工程を行う必要がなく、反射防止膜パターン14の形成と同一工程で絶縁膜パターン12が形成される。したがって、反射防止膜パターン14を備えた固体撮像装置の製造において、製造工程数を増加させることなく、遮光膜110−転送電極107a,107b間の短絡の防止を図りつつも、垂直転送領域104への光の漏れ込みによるスミアの発生を防止することが可能な固体撮像装置を得ることができる。
【0031】
<第4実施形態>
図6は、第4実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。この図に示す固体撮像装置4と、図4、図5を用いて説明した第3実施形態の固体撮像装置との異なる点は、絶縁膜パターン12と反射防止膜パターン14とが転送電極107a,107b上において接続されている点にあり、他の構成は同様であることとする。
【0032】
すなわち、同一層で構成された絶縁膜パターン12と反射防止膜パターン14とは、転送電極107a,107bが水平方向に接続されている部分上を覆う形状にパターニングされており、この部分において絶縁膜パターン12と反射防止膜パターン14とが接続された形状となっている。
【0033】
このような構成であっても、第3実施形態と同様の効果を得ることが可能である。また、第3実施形態の固体撮像装置と比較して、より広範囲で転送電極107a,107bが覆われるため、転送電極107a,107b−遮光膜110間の絶縁性を確保する効果が高い。
【0034】
尚、以上の第3実施形態および第4実施形態においては、反射防止膜パターン14がストライプ状である場合を説明した。しかしながら、反射防止膜パターン14は、遮光膜110の開口部110aとの間に隙間14aを設けて配置されれば、垂直転送方向Vに連続したストライプ状である必要はない。
【0035】
また、以上においては、CCD固体撮像装置に本発明を適用した実施の形態を説明した。しかしながら、本発明の固体撮像装置は、MOS型の固体撮像装置にも適応可能である。この場合、上述の実施形態で説明した垂直転送領域に換えて電荷読出拡散層が設けられ、また転送電極に換えてこの電荷読出拡散層に接続された垂直信号電極およびこれに接続された配線やその他の駆動用の回路配線が受光領域102脇の半導体基板101上に設けられることとする。そして、垂直信号電極およびこれに接続された配線やその他の駆動用の回路配線を絶縁膜パターンで覆う。このような構成のMOS型の固体撮像装置であっても、受光領域102脇の電極と遮光膜との間に絶縁膜パターンが設けられるため、上述と同様の効果を得ることが可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の固体撮像装置によれば、遮光膜と電極との間となる層に遮光膜の開口部よりも一回り大きな開口部を有する絶縁膜パターンを設けたことにより、絶縁膜パターンの膜厚を遮光膜−電極間の絶縁性が確保される程度に十分な膜厚とした場合であっても、遮光膜における開口部の周縁で遮光膜と半導体基板間の間隔を小さく維持することができる。この結果、遮光膜−電極間の短絡の防止を図りつつも、読出拡散層への光の漏れ込みによるスミアの発生を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。
【図2】(1)は図1におけるA−A’断面図(垂直転送方向の断面)であり、(2)は図1におけるB−B’断面図(水平転送方向)である。
【図3】第2実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。
【図4】第3実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。
【図5】図3におけるA−A’断面図(垂直転送方向の断面)である。
【図6】第4実施形態の固体撮像装置の構成を説明する要部平面図である。
【図7】従来の固体撮像装置の構成を説明する水平転送方向の断面図である。
【図8】従来の固体撮像装置の構成を説明する垂直転送方向の断面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4…固体撮像装置、10,12,…絶縁膜パターン、10a,12a…開口部(絶縁膜パターン)、14…反射防止膜パターン、101…半導体基板、102…光電変換部、107a,107b…転送電極(電極)、106…ゲート絶縁膜、108…絶縁膜、110…遮光膜、110a…開口部(遮光膜)
Claims (3)
- 半導体基板の表面層に配列形成された光電変換部と、
前記光電変換部脇の前記半導体基板上に設けられた電極と、
前記光電変換部上に開口部を有すると共に、絶縁膜を介して前記電極を覆う状態で前記半導体基板上の全面に設けられた遮光膜と、
前記遮光膜の開口部よりも一回り大きな開口部を有し前記遮光膜と前記電極との間に設けられた絶縁膜パターンとを備えた
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1記載の固体撮像装置において、
前記電極は、前記複数層で構成された転送電極であり、前記半導体基板上に絶縁膜を介して配列形成されている
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1記載の固体撮像装置において、
前記光電変換部上には前記遮光膜の開口部との間に当該光電変換部を露出させる状態で、前記絶縁膜パターンと同一層で形成された反射防止膜パターンが設けられている
ことを特徴とする固体撮像装置。
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Cited By (2)
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WO2010140280A1 (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-09 | パナソニック株式会社 | 固体撮像装置 |
JP2012009881A (ja) * | 2011-08-12 | 2012-01-12 | Canon Inc | 固体撮像装置及び撮像システム |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003089712A patent/JP2004296966A/ja active Pending
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