JP2004295613A - 情報表示制御装置、サーバ及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】見出語の表記規則に依存しないジャンプ機能を実現し、使い勝手を向上させる。
【解決手段】新しい検索文字列(「ヴァージニア」)を、ジャンプ先の辞書データベース(百科辞典)の見出語の表記規則に則した表記に変換して、検索をする。即ち、「ヴァ」を「バ」に変換し、変換後の検索文字列に適合する見出語を百科辞典データベースから検索し、その説明情報を読み出し表示する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報表示制御装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、国語辞書や英和辞典、和英辞典、等の複数種類の辞書データベースを内蔵した、電子辞書と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。辞書DBとは、見出語と当該見出語を説明・解説する説明情報とが対応付けられた情報を集合した集合物を、コンピュータを用いて検索処理することができるように体系的に構成したものである。
【0003】
ユーザは、検索対象とする辞書データベースを選択して、辞書で調べたい語である検索文字列(検索語)を入力することで、該検索文字列に適合する見出語に対応する説明情報を表示させることができる。ここで言う「適合する見出語」とは、検索文字列と見出語とが完全に一致する見出語や、検索文字列の一部と見出語の一部分とが一致する見出語、検索文字列から始まる見出語を含む意味である。
【0004】
また、電子辞書には、ユーザが所望する情報を効率良く検索可能とするために、様々な検索機能を備えている。例えば、検索語に一致する見出語に対応する説明情報を表示した後、説明情報中の所望の文字列が指定されて所定の指示入力が行われると、この指定した文字列を検索語として、他の見出語を再度検索し、該見出語に対応する説明情報を表示させる、いわゆるジャンプ機能を有するものも知られている。「ジャンプ機能」とは、見出語に対する説明情報が表示される際に、その説明情報中の一部の文字列を指定して、当該指定した文字列を検索語として再度検索を行う機能のことである(以下、本明細書では、適宜「ジャンプ」と言う。また、ジャンプ機能を適用することを適宜「ジャンプする」と言う)。
【0005】
更には、一の辞書DBを使用中に新たな検索語を指定して他の辞書DBを指定すると該新たな検索語を指定した他の辞書DBで再検索し、説明情報を表示させるとができるものも知られている(例えば、特許文献1参照;全請求項に対応)。例えば、英和辞書を使用中に、説明情報の中に意味のわからない語が有る場合には、当該語を新たな検索語として指定し、国語辞書で再検索させてその意味を表示させることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−134585号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、各辞書DBは、それぞれ独自の表記規則に従って見出語を表記しており、辞書DB間では統一されていない場合が多い。
【0008】
例えば、百科事典の見出語には、外来語に関する片仮名表記が含まれるが、この外来語を片仮名表記する場合に、同一の音について異なった表記をすることがある。例えば、「v」の音を「ヴァ」と表記せずに、「バ」と表記する場合がある。より具体的には、”Virginia”(アメリカ合衆国の一州)の片仮名表記には「ヴァージニア」と「バージニア」の大きく2種類の表記をすることができるが、該百科事典では一方の「バージニア」を正式な表記として見出語を設定し、他方の表記「ヴァージニア」については見出語を設定していない場合がある。
【0009】
そのため、例えば、国語辞書を使用中に新たな検索語として「ヴァージニア」を指定して百科事典にジャンプした場合、百科事典の見出語には「バージニア」が存在するにもかかわらず、「ヴァージニア」に適合する見出語は検索されないことになる。即ち、本来同じ語であって百科事典にその説明情報が存在するにもかかわらず、検索語の表記規則と辞書DB毎の見出語の表記規則との差違によって、調べられるはずの説明情報を調べられないといった場合があった。
【0010】
また、例えば、科学技術用語辞典の見出語は、語尾の長音が省略されているのが一般的である。例えば、情報記憶媒体を意味する「 Memory」は、「メモリー」ではなく「メモリ」として見出語が設定されている。そのため、国語辞書を使用中に新たな検索語として「メモリー」を指定して、科学技術用語辞典にジャンプした場合、科学技術用語辞典の見出語には「メモリ」が存在するにもかかわらず、「メモリー」に適合する見出語は検索されないことになる。即ち、本来同じ語であって科学技術用語辞典にその説明情報が存在するにもかかわらず、「メモリー」の意味を調べられないことになる。
【0011】
本発明は、上記問題に鑑みて本発明が為されたものであり、その目的とするところは、見出語の表記規則に依存しないジャンプ機能を実現し、使い勝手を向上させることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の情報表示制御装置(例えば、図1の携帯型電子辞書1200)は、所定の表記規則に従った見出語と説明情報とが対応づけられた情報を集合した集合情報(例えば、図2の国語J点データベース33、百科事典データベース34)を記憶する記憶手段(例えば、図2のROM30)と、検索文字列を指定する検索文字列指定手段(例えば、図1のキーボード1220、図2のCPU10、操作入力部40、図4のステップS14)と、この検索文字列指定手段により指定された検索文字列を前記表記規則に則した文字列に変換する変換手段(例えば、図2のCPU10、文字変換テーブル36、図5のステップS18〜S28)と、この変換手段による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記集合情報から読み出して表示する制御を行う表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ1202、図2のCPU10、表示部50、図5のステップS30〜S36)と、を備えることを特徴とする。
【0013】
また、請求項10に記載の発明のプログラムは、コンピュータに、所定の表記規則に従った見出語と説明情報とが対応づけられた情報を集合した集合情報(例えば、図2の国語J点データベース33、百科事典データベース34)を記憶する記憶機能(例えば、図2のROM30)と、検索文字列を指定する検索文字列指定機能(例えば、図1のキーボード1220、図2のCPU10、操作入力ブ40、図4のステップS14)と、この検索文字列指定機能により指定された検索文字列を前記表記規則に則した文字列に変換する変換機能(例えば、図2のCPU10、文字変換テーブル36、図5のステップS18〜S28)と、この変換機能による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記集合情報から読み出して表示する制御を行う表示制御機能(例えば、図1のディスプレイ1202、図2のCPU10、表示部50、図5のステップS30〜S36)とを実現させる。
【0014】
請求項1又は10に記載の発明によれば、指定された検索語の検索文字列を、集合情報の見出語の表記規則に則した文字列に変換することができる。従って、検索文字列の表記規則と集合情報の表記規則が異なる場合であっても、検索対象の集合情報から検索文字列の説明情報を読み出して表示させることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示制御装置において、前記変換手段は、前記指定された検索文字列のうち、前記変換の対象とする変換対象部分を変更して前記変換を行うことにより複数の変換候補検索文字列を作成する変換候補検索文字列作成手段(例えば、図2のCPU10、図6のステップS26、S28)を有し、前記表示制御手段は、作成された変換候補検索文字列に一致する見出語が前記集合情報に含まれている場合に、当該一致する見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う一致説明情報表示制御手段(例えば、図2のCPU10、表示部50、図5のS32〜S36)を有することを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、検索文字列のうち、前記変換の対象とする変換対象部分を変換して複数のバリエーションで変換候補検索文字列を作成し、集合情報から一致した見出語の説明情報を表示させることができる。従って、より確実に指定された検索文字列の説明情報を読み出すことが可能となる。
【0017】
請求項3に記載に発明は、請求項1又は2に記載の情報表示制御装置において、前記検索文字列指定手段は、入力文字を入力することにより検索文字列を指定する入力手段(例えば、図1のキーボード1220、図2のCPU10、操作入力部40)を有することを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を奏するともに、検索文字を入力して指定することができる。従って、入力文字が検索の対象とする集合情報の見出語の表記規則に則していない場合でも、入力文字の説明情報を表示させることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報表示制御装置であって、前記記憶手段は集合情報を複数種類記憶し、前記表記規則は集合情報毎に定義されており、前記複数種類の集合情報の中から択一的に集合情報を指定する集合情報指定手段(例えば、図1のキーボード1220、図2のCPU20、図5のステップS16)を更に備えるとともに、前記変換手段は、前記指定された検索文字列を前記指定された集合情報の表記規則に則した文字列に変換する集合情報別変換手段(例えば、図2のCPU10、図5のステップS18〜S28)を有し、前記表示制御手段は、前記集合情報別変換手段による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を、前記指定された集合情報から読み出して表示する制御を行う集合情報別表示制御手段(例えば,図2のCPU10、図5のステップS30〜S36)を有する、こととを特徴とする。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、集合情報毎に表記規則を定義し、検索文字列を選択された集合情報に対応する表記規則に則した文字列に変換することができる。従って、複数の集合情報を扱う場合であっても、検索文字列を検索するための集合情報を指定すると、指定された集合情報に対応する表記規則に則した検索文字列に変換させることができる。
【0021】
更に、請求項5に記載の発明のように、請求項4に記載の情報表示制御装置において、前記複数種類の集合情報のうち、一の集合情報に含まれる説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ1202、図2のCPU10、図4のステップS2〜S10)を更に備え、前記検索文字列指定手段は、前記説明情報表示制御手段によって表示された説明情報に含まれる一部の文字列を指定する説明情報中文字列指定手段(例えば、図1のキーボード1220、図2のCPU10、図4のステップS12〜S14)を有することとしても良い。
【0022】
請求項5に記載の発明によれば、更に新たな検索文字列を、事前に表示された他の検索文字列の説明情報に含まれる文字列から指定することができる。従って、各辞書における見出語の表記規則が異なる場合であって、複数の辞書に跨ってジャンプ機能を実現させることができる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、前記変換手段は、外来発音の仮名文字と和語の仮名文字との間の文字置換を行う文字置換手段(例えば、図2のCPU10、文字変換テーブル36)と、前記指定された検索文字列に含まれる一部の文字を前記文字置換手段が文字置換することにより検索文字列を変換する置換変換手段(例えば、図2のCPU10、図5のステップS22)とを有することを特徴とする。
【0024】
より具体的には、請求項7に記載の発明のように、請求項6に記載の情報表示制御装置において、前記文字置換手段は外来発音のヴ行の文字と、和語のバ行の文字との間の文字置換を行う手段であることとしても良い。
【0025】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、検索文字列に含まれる外来発音の仮名文字の部分を和語の仮名文字に、又は検索文字列に含まれる和語の仮名文字の部分を外来発音の仮名文字に変換することができる。特に、請求項7に記載の発明によれば、来発音のヴ行の文字と、和語のバ行の文字とのを変換することができる。
【0026】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、前記変換手段は、前記指定された検索文字列の末尾の長音を省略することにより検索文字列を変換する長音省略変換手段を有することを特徴とする。
【0027】
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、末尾の長音を省略した変換後の検索文字列で集合情報の見出語を検索することができるので、検索文字の末尾における長音の有無に依存することなく、検索文字の説明情報を読み出し表示させることができる。
【0028】
請求項9に記載の発明のサーバ(例えば、図11のサーバ1300)は、所定の通信回線を介して利用者端末(例えば、図11の携帯電話機1100)と接続されるサーバにおいて、所定の表記規則に従った見出語と説明情報とが対応づけられた情報を集合した集合情報を記憶する記憶手段(例えば、図12のROM30)と、前記利用者端末から検索文字列を受信する受信手段(例えば、図12のCPU10、通信部60、図13のステップS108)と、この受信手段により受信された検索文字列を前記表記規則に則した文字列に変換する変換手段(例えば、図12のCPU10、図13のステップS110〜S112)と、この変換手段による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記集合情報から読み出して前記利用者端末に送信する送信手段(例えば、図12のCPU10、通信部60、図13のステップS114〜S116、S124〜S126)と、を備えることを特徴とする。
【0029】
また、請求項11に記載の発明のプログラムは、所定の通信回線を介して利用者端末と接続されるコンピュータに、所定の表記規則に従った見出語と説明情報とが対応づけられた情報を集合した集合情報を記憶する記憶機能(例えば、図12のROM30)と、前記利用者端末から検索文字列を受信する受信機能例えば、図12のCPU10、通信部60、図13のステップS108)と、この受信機能により受信された検索文字列を前記表記規則に則した文字列に変換する変換機能(例えば、図12のCPU10、図13のステップS110〜S112)と、この変換機能による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記集合情報から読み出して前記利用者端末に送信する送信機能(例えば、図12のCPU10、通信部60、図13のステップS114〜S116、S124〜S126)とを実現させる。
【0030】
請求項9又は11に記載の発明によれば、利用者端末から受信した検索文字列を、検索対象とする集合情報の表記規則に則した文字列の変換して、変換後の検索文字列で集合情報から説明情報を読み出すことできる。従って、利用者端末で入力された検索文字列の表記規則が集合情報の表記規則と異なる場合であっても、説明情報を読み出して利用者端末に送信することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
図1〜図8を参照して、本発明を適用した第1の実施の形態として、情報表示制御装置の一種である折り畳み式の携帯型電子辞書に適用した場合について説明する。尚、本発明の適用がこれに限定されるものではなく、例えば、辞書データベースを記憶した携帯電話機やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、ノートパソコン、電子時計、電子辞典などの電子機器全般に適用できる。
【0032】
[構成の説明]
図1は、本実施の形態における携帯型電子辞書1200の外観の一例を示す図である。同図(a)に示すように、携帯型電子辞書1200は、辞書の内容を表示出力するディスプレイ1202と、ユーザが各種操作を入力するデバイスであるキーボード1220と、通信回線2に接続し外部装置とデータ通信を実現する通信装置1204と、記憶媒体であるメモリーカード4を装着してデータを読み書きするメモリカードリーダ1206とを備える。
【0033】
同図(b)に示すように、キーボード1220は、▲1▼文字入力するための文字キー1222と、▲2▼ジャンプ機能を実行させるためのジャンプキー1224と、▲3▼操作の確定などの指示を入力するための訳/決定キー1226と、▲4▼入力カーソルの移動や一覧からの選択指示を入力するための方向キー1228と、使用する辞書DBを選択・指定するための辞書指定キー1229とを備える。
【0034】
本実施の形態における携帯型電子辞書1200は、国語辞書と百科事典、科学技術用語辞典を含む複数の辞書データベース(DB)を記憶している。ユーザは、調べたい内容に応じて辞書指定キー1229で、使用する辞書DBを指定し、キーボード1220から辞書で調べたい検索文字列や各種の選択操作を入力する。そして、選択した辞書DBに登録されている検索文字列に関する説明情報をディスプレイ1202に表示される文字や画像で確認することができる。
【0035】
[機能ブロックの説明]
図2は、本実施の形態における携帯型電子辞書1200の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、携帯型電子辞書1200は、CPU(Central Processing Unit)10と、RAM(Random Access Memory)20と、ROM(Read Only Memory)30と、操作入力部40と、表示部50と、通信部60と、記憶媒体読取部70とを有し、各ブロックはバス80でデータ送受自在に接続されている。
【0036】
CPU10は、操作入力部40からの各種操作入力に応じて、所定のプログラムを読み出して演算処理を実行することによって携帯型電子辞書1200を統括的に制御する。具体的には、例えば、操作入力部40から入力されるキーの押下信号等に応じてROM30に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って演算処理を実行する。そして、演算処理の結果をRAM20に保存するとともに、当該処理に基づいて表示信号を表示部50に出力して各種の情報を表示させる。本実施の形態では特に、ジャンプ処理と検索文字列変換処理とを実行する。
【0037】
本実施の形態におけるジャンプ処理は、携帯型電子辞書1200において何れかの辞書DBを使用中に、一旦ディスプレイ1202に表示された説明情報の中から、新たな検索文字列と該検索文字列を検索する辞書DBを指定し、再度検索を行う処理である。例えば、英和辞書を使用中に説明情報の中に意味のわからない語が有る場合には、当該語を新たな検索語として指定し、国語辞書で再検索させてその意味(説明情報)を表示させることができる。
【0038】
検索文字列変換処理は、検索文字列が指定された辞書DBの見出語の表記規則に則しているか否かを判定し、則していない部分を表記規則に則した文字列に変換する処理である。
【0039】
RAM20は、CPU10が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行にかかるデータ等を一時的に保持する格納領域を備える。本実施の形態では、辞書で調べる検索語である検索文字列21と、検索文字列変換処理によって変換された後の検索文字列を格納する変換後検索文字列22と、検索文字列を検索する辞書データベースの識別情報を格納する辞書指定情報23とが格納される。
【0040】
電子辞書1200の起動直後に調べをする場合、検索文字列21には、ユーザによって入された入力文字の文字列が格納される。一方、ジャンプ処理においては一旦ディスプレイ1202に表示された説明情報の中から選択された文字列が格納される。
【0041】
ROM30には、携帯型電子辞書1200の動作にかかる各種機能をCPU10に実現させるためのプログラムや、携帯型電子辞書1200の備える種々の機能を実現するためのシステムプログラムやデータ等が記憶されている。
【0042】
本実施の形態では特に、プログラムとしては、CPU10に検索文字列に適合する見出語を辞書DBから検索処理してその説明情報を表示する所謂「電子辞書」としての基本的な機能を実現するとともに、ジャンプ処理を実行させるための辞書検索プログラム31と、CPU10に検索文字列変換処理に係る機能を実現させるための検索文字列変換プログラム32とを記憶している。また、データとしては、国語辞書データベース(DB)33と、百科事典データベース34と、科学技術用語辞典データベース35と、文字変換テーブル(TBL)36とを記憶している。
【0043】
国語辞書データベース33は、日本語の国語辞書の辞書DBである。国語辞書データベース33は、仮名文字で表記された見出語と、該見出語についての意味を詳細に説明・解説をする説明情報とを対応付けて格納している。
【0044】
百科事典データベース34は、日本語で説明された百科事典の辞書DBである。百科事典データベース34は、仮名文字で表記された見出語と、該見出語についての意味を詳細に説明・解説をする説明情報とを対応付けて格納している。
【0045】
科学技術用語辞典データベース35は、日本語で説明された科学技術用語辞典の辞書DBである。科学技術用語辞典データベース35は、仮名文字で表記された見出語と、該見出語についての意味を詳細に説明・解説をする説明情報とを対応付けて格納している。
【0046】
文字変換テーブル36は、検索文字列変換処理において参照されるテーブルデータであって、本実施の形態では辞書DBごとに用意されている。
図3は、本実施の形態における文字変換テーブル36の例を示す図であって、同図(a)は国語辞書DB33に対応する文字変換テーブル36−1、同図(b)は百科事典DB34に対応する文字変換テーブル36−2、同図(c)は科学技術用語辞典DB35に対応する文字変換テーブル36−3のそれぞれ一例を示している。
【0047】
各文字変換テーブル36では、該テーブルを適用する辞書DBを示す対応辞書データベース種類36aと、検索文字列の変換対象となる文字を示す元表記36bと、各元表記36bの変換先の文字を示す変換先表記36cとが対応づけられて格納されている。
【0048】
例えば、同図(a)(b)の場合、外来発音の仮名と、和語の仮名文字とを対応付けている。「外来発音の仮名文字」とは、外来語の日本語読みを仮名で表したものであって、例えば「ヴァ」や「ツァ」、「クァ」などがこれに該当する。一方、「和語の仮名文字」とは、拗音を付随しない「あいうえお・・・・わをん」といった仮名文字である。これらの外来発音の仮名文字を、どのような和語で表記するかが、辞書DBごとの表記規則の差違となりやすい文字である。特、外来発音のヴ行の文字と、和語のバ行の文字との関係は顕著である。
【0049】
検索文字列変換処理では、検索文字列を構成する文字の内、元表記36bに該当する部分が、該元表記36bに対応する変換先表記36cに変換され、変換後検索文字列22として格納される。文字変換テーブル36−1では、元表記36bの変換先表記36cが複数設定さており、国語辞書では語によって表記規則が異なる場合があることを示している。
【0050】
操作入力部40は、例えばボタンスイッチ、レバー、ダイヤル、マウス、キーボードによって実現され、辞書で調べたい検索文字列の入力や各種の操作を入力し、操作入力信号をCPU10に出力する。操作入力部40は、図1ではキーボード1220に該当する。
【0051】
表示部50は、CPU10から入力される表示信号に基づいて文字や画像を表示することのできる表示装置であって、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等で実現される。表示部50は、図1のディスプレイ1202に該当する。
【0052】
通信部60は、通信回線2に接続して外部装置とのデータ通信を行う。例えば、Bluetooth(登録商標)やIrDAなどの通信モジュール、無線通信器、モデム、TA、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路などによって実現される。図1の通信装置1204がこれに該当する。
【0053】
記憶媒体読取部70は、例えば、ICメモリカードやCD−ROM、MO、DBD−RAM、FD(登録商標)、ハードディスクなどの記憶媒体72にデータを読み書きする。図1ではメモリカードリーダ1206が記憶媒体読取部70に該当し、メモリーカード4が記憶媒体72に該当する。
【0054】
尚、RAM20及びROM30に記憶されたプログラムやデータ等は、その一部若しくは全部を、サーバ等の外部機器から通信回線2を介して通信部60で受信してRAM20や記憶媒体72に記憶する構成としても良い。また、上記プログラムを、通信回線2を介してサーバ等から受信してインストールする、或いは記憶媒体72からインストールする構成としても良い。
【0055】
[処理の流れの説明]
次に、本実施の形態における処理の流れを説明する。ここで示される処理は、CPU10が、システムプログラム、辞書検索プログラム31及び検索文字列変換プログラム32を読み出し実行することによって実現される。
【0056】
[操作例▲1▼]
先ず操作例▲1▼として、国語辞書で調べた「ヴァージニア」を新しい検索文字列として、百科事典にジャンプする場合を具体例として説明する。
【0057】
図4〜図5は、本実施の形態におけるジャンプ機能を使用する場合の処理の流れを説明するためのフローチャートである。同図に示すように、先ずユーザによって検索対象となる辞書DBが選択・指定される(ステップS2)。具体的には、例えば、CPU10がユーザによって押下された辞書指定キー1229の種類に応じて、検索対象となる辞書DBの識別情報を辞書指定情報23に格納させる。本実施の形態では、最初は携帯型電子辞書1200を国語辞書として使用するので国語辞書に該当する「国語」の辞書指定キー1229を押下する。
【0058】
次に、ユーザによって検索文字列21が入力され指定される(ステップS4)。具体的には、CPU10が検索文字列の入力欄を含む所定の画面をディスプレイ1202に表示させると、ユーザによってキーボードから辞書で調べたい検索文字列「う゛ぁーじにあ」が入力される。
【0059】
次いでユーザによって訳/決定キー1226が押下されたならば、CPU10は、検索文字列21に適合する見出語を辞書指定情報23で指定された辞書DB即ち国語辞書DB33から読み出し、例えば図6(a)に示すように、ディスプレイ1202に見出語候補として一覧表示させる(ステップS6)。
【0060】
次に、ユーザの操作によって見出語候補の一覧表示の中から何れかの見出語が選択されたならば、CPU10はこの選択された見出語に対応する説明情報等を国語辞書DB33から読み出し、例えば図6(b)に示すように、ディスプレイ1202に表示させる(ステップS10)。この段階で、ユーザは、最初に入力した検索文字列「う゛ぁーじにあ」についての国語辞書DB33に記憶されていた説明情報を確認することができる。ディスプレイ1202に表示された説明情報の中に、意味がわからない語が有る場合には、ジャンプによって更にその意味を調べることができる。本実施の形態では、「ヴァージニア」についてより詳しく調べるために百科事典にジャンプする。
【0061】
ここで、ユーザによってジャンプキー1224が押下されたならば(ステップS12)、CPU10はジャンプ処理を実行する。
【0062】
ジャンプ処理では、先ずはディスプレイ1202に表示されている説明情報の中に含まれる文字列を選択可能に表示させ、新しい検索文字列をユーザに選択・指定させる(ステップS14)。ユーザによって例えば方向キー1228で文字列が選択され、訳/決定キー1226が押下されたならば、CPU10は検索文字列21を新しく選択された文字列に更新する。図6(b)の例では、「ヴァージニア」が選択されている状態を示す反転カーソルが表示されている。
【0063】
新しい検索文字列が指定されたならば、図6(c)に示すように、CPU10は画面にジャンプ先の辞書DBの選択画面を表示させて、ユーザに新しい検索先の辞書DBを選択・指定させる(ステップS16)。「ヴァージニア」の意味を百科事典で調べたいので、「百科」の辞書指定キー1229を押下して選択すると、CPU10は辞書指定情報23を百科事典DB34の識別情報に更新する。
【0064】
新しい検索文字列と該検索文字列の検索対象とされる辞書DBが指定されたならば、CPU10は検索文字列変換処理を実行する。
図5において、検索文字列変換処理では、先ず辞書指定情報23が示す辞書DB、即ち百科事典DB34に対応する文字変換テーブル36−2を参照する(ステップS18)。次に、検索文字列21の先頭から順に元表記36bに該当する部分を選択し(ステップS20)、選択された部分を変換先表記36cに変換する(ステップS22)。そして、変換後検索文字列22に格納する(ステップS24)。
【0065】
CPU10は、ステップS22〜S24を元表記36bに対応づけられた全ての変換先表記36cについて変換が実行されるまで繰返し(ステップS26)。例えば、変換先表記36cが複数ある場合には、その種類だけ変換されて変換後検索文字列22が生成・格納されることになる。
更に、ステップS20〜S24を検索文字列21に含まれる元表記36bに該当する部分全てについて繰返し実行する(ステップS28)。例えば、指定された辞書DBの表記規則に則さない部分が複数有る場合には、その数だけ繰り返される。
【0066】
この段階で、新しい検索文字列は、検索文字列変換処理によって新しく指定された辞書DBの表記規則に則した表記に変換されたことになる。本実施の形態では、新しい検索文字列の検索対象として百科事典DB34が指定されるので、CPU10は文字変換テーブル36−2を参照し、「ヴァージニア」の「ヴァ」は「バ」に変換され、変換後検索文字列22に「バージニア」が格納される。「ヴァージニア」の場合は、変換対象となる部分は「ヴァ」のみであって、これに対して変換先表記36cが「バ」のみなので、変換後検索文字列22は「バージニア」の一つのみ格納される。
【0067】
次に、CPU10は、全ての変換後検索文字列22に適合する見出語を辞書指定情報23が示す辞書DB、即ち百科事典DB34から検索処理して読み出す(ステップS30)。検索された見出語に、変換後検索文字列22と一致する見出語が一つのみ検索された場合(ステップS32;YES)、CPU10は該見出語に対応する説明情報を、百科事典DB34から読み出し(ステップS34)、図6(d)に示すようにディスプレイ1202に表示させる(ステップS36)。
【0068】
変換後検索文字列22に適合する見出語が複数読み出された場合(ステップS32;NO)、CPU10は検索された見出語を見出語候補として、図6(e)に示すようにディスプレイ1202に一覧表示させる(ステップS38)。ユーザによって一覧表示された中から何れかの見出語が選択されたならば(ステップS40)、CPU10は選択された見出語に対応する説明情報を百科事典DB34から読み出し(ステップS42)、ディスプレイ1202に表示させる(ステップS36)。
【0069】
図6は、本実施の形態における操作例▲1▼の画面表示の例を示す図である。
同図(a)では、入力欄A1で入力された「う゛ぁーじにあ」を検索文字列とし、国語辞書DB33から読み出された見出語候補A2が一覧表示されている。ここで、「ヴァージニア」の見出語を選択して訳/決定キー1226を押下すると、同図(b)のように、選択された見出語の説明情報A4が百科事典DB34から読み出され表示される。
【0070】
ここでジャンプキー1224を押下するとジャンプ機能が実行され、表示された説明情報A4に含まれる文字列を新しい検索文字列として指定することができる。同図(c)では、「ヴァージニア」の先頭が反転表示A5されて現在該文字列が検索文字列として選択されていることを示している。
【0071】
ここで訳/決定キー1226を押下し、新しい検索文字列の検索対象とする百科事典の辞書DBを選択すると、検索文字列変換処理が実行される。百科事典DB34に対応する文字変換テーブル36−2に基づいて「ヴァ」が「バ」に変換され、「バージニア」に適合する見出語が百科事典DB34から検索処理され読み出される。
【0072】
新しい検索文字列と一致する見出語が一つ検索された場合は、同図(d)のように、直接その説明情報A6が表示される。新しい検索文字列と適合する見出語が複数検索された場合には、同図(e)のように適合する見出語が見出語候補として一覧表示される。そして、ユーザによって何れかの見出語が選択されたならば、選択された見出語の説明情報が百科事典DB34から読み出されて表示される。尚、新しい検索文字列に適合する見出語として、検索対象とされる辞書DBにおいて、あいうえお順で変換前の検索文字列の前後に格納されている見出語を検索し、同図(e)の見出語候補一覧に追加表示A7するとしても良い。
【0073】
従って、従来では百科事典DB34に「バージニア」表記の見出語は有るが「ヴァージニア」表記の見出語が無いために、「ヴァージニア」を新しい検索文字列として百科事典にジャンプしても、本来同じ語を示す「バージニア」が検索されずに意味を調べることができなかった。しかし、本実施の形態によれば「ヴァージニア」を百科事典DB34の見出語の表記に則した「バージニア」に変換して検索することによって百科事典で意味を調べることができる。
【0074】
[操作例▲2▼]
次に、操作例▲2▼として、百科事典で調べた「ベートーベン」を新しい検索文字列として、国語辞書にジャンプする場合を具体例として説明する。尚、処理の流れについては操作例▲1▼と同様である。
【0075】
図7は、本実施の形態における操作例▲2▼の画面表示の例を示す図である。
同図(a)に示すように、入力欄A1で「べーとーべん」を検索文字列とし入力すると、百科事典DB34から検索文字列に適合する見出語候補A2が一覧表示される。ここで、見出語候補A2から「ベートーベン」の見出語を選択し、訳/決定キー1226を押下すると、同図(b)のように、百科事典DB34から選択された見出語の説明情報A4が読み出され、ディスプレイ1202に表示される。この段階で、ユーザは、最初に入力した検索文字列「べーとーべん」についての百科事典DB34に記憶されていた説明情報を確認することができる。本操作例では、「ベートーベン」についてより詳しく調べるために国語辞書にジャンプする。
【0076】
ジャンプキー1224を押下すると、ジャンプ機能が実行され、表示された説明情報A4に含まれる文字列を新しい検索文字列として指定することができる。同図(c)では、「ベートーベン」の先頭が反転表示A5されて、現在該文字列が検索文字列として選択されていることが示されている。
【0077】
訳/決定キー1226を押下し、新しい検索文字列の検索対象とする国語辞書の辞書DBを選択すると、検索文字列変換処理が実行される。国語辞書DB33に対応する文字変換テーブル36−1に基づいて、「ベ」が「ヴェ」又はに変換されるかそのまま「べ」となる。
【0078】
本操作例の場合、「ベートーベン」には「べ」が2つ含まれ、それぞれに対して「ヴェ」又は「べ」の変換が実行される。従って、新しい検索文字列として、変換後検索文字列22には「ベートーベン」「ヴェートーベン」「ベートーヴェン」「ヴェートーヴェン」の計4つバリエーションが格納される。そして、これら全てを検索文字列として、国語辞書DB33から適合する見出語が検索される。
【0079】
そして、新しい検索文字列と一致する見出語が一つ検索された場合は、同図(d)のように、その説明情報A6が読み出され表示される。この際、検索文字列変換処理において変換された部分に、例えば下線A8などを表示して特別表示するとしても良い。
【0080】
[操作例▲3▼]
次に、操作例▲3▼として、国語辞書で調べた「ライブラリー」を新しい検索文字列として、科学技術用語辞典にジャンプする場合を具体例として説明する。尚、処理の流れについては操作例▲1▼と同様である。
【0081】
図8は、本実施の形態における操作例▲3▼の画面表示の例を示す図である。
同図(a)に示すように、入力欄A1で「らいぶらり」を検索文字列とし入力すると、国語辞書DB33から検索文字列に適合する見出語候補A2が一覧表示される。ここで、見出語候補A2から「ライブラリー」の見出語を選択し、訳/決定キー1226を押下すると、同図(b)のように国語辞書DB33から選択された見出語の説明情報A4が読み出され、ディスプレイ1202に表示される。
【0082】
この段階で、ユーザは、最初に入力した検索文字列「らいぶらり」についての国語辞書DB33に記憶されていた説明情報を確認することができる。より詳しく調べるためには、「ライブラリー」を新しい検索文字列として国語辞書にジャンプする。
【0083】
ジャンプキー1224を押下すると、ジャンプ機能が実行され、表示された説明情報A4に含まれる文字列を新しい検索文字列として指定することができる。同図(c)では、見出語A3の「ライブラリー」の先頭が反転表示A5されて、現在該文字列が検索文字列として選択されていることが示されている。
【0084】
訳/決定キー1226を押下し、新しい検索文字列の検索対象とする科学技術用語辞典DB35を選択すると、検索文字列変換処理が実行される。科学技術用語辞典DB35に対応する文字変換テーブル36−3に基づいて、検索文字列の末尾にあたる「ー(長音)」が省略され、「ライブラリ」が新しい検索文字列として変換後検索文字列22に格納される。そして、変換後検索文字列22の「ライブラリ」に適合する見出語が、科学技術用語辞典DB35から検索される。
【0085】
そして、新しい検索文字列と適合する見出語が複数検索された場合は、同図(d)のように見出語候補A9として一覧表示される。そして、見出語候補の中から選択された見出語の説明情報を科学技術用語辞典DB35から読み出し表示する。尚、この際検索文字列変換処理において変換される前の検索文字列A10を表示するとしても良い。また、変換後検索文字列22の「ライブラリ」に適合する見出語には、変換前の長音がついたものも含むとしても良い。
【0086】
〔第2の実施の形態〕
次に、図9と図10を参照して、本発明に係る第2の実施の形態として、検索文字列「う゛ぁーじにあ」が、キーボード1220から入力され、百科事典で調べる場合を例に挙げて説明する。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同様の構成要素については同じ符号を付け説明は省略するものとする。
【0087】
図9は、本実施の形態におけるジャンプ機能を使用する場合の処理の流れを説明するためのフローチャートである。同図に示すように、先ずユーザによって検索対象となる辞書DBが選択・指定される(ステップS2)。本実施の形態では、図10(a)に示すように、百科事典を使用するので該当する「百科」の辞書指定キー1229を押下する。次に、キーボードから辞書で調べたい検索文字列「う゛ぁーじにあ」を入力する(ステップS4)。
【0088】
検索文字列が入力されてユーザによって訳/決定キー1226が押下されたならば、CPU10は検索文字列変換処理を実行し、検索文字列21を百科事典DB34の表記規則に則した文字列に変換する。
検索文字列変換処理では、先ず百科事典DB34に対応する文字変換テーブル36−2を参照する(ステップS18)。次に、検索文字列21の先頭から順に元表記36bに該当する部分を選択し(ステップS20)、選択された部分を変換先表記36cに変換する(ステップS22)。そして、変換後検索文字列22に格納する(ステップS24)。
【0089】
CPU10は、ステップS22〜S24を元表記36bに対応づけられた全ての変換先表記36cについて変換が実行されるまで繰返し(ステップS26)、更にステップS20〜S24を検索文字列21に含まれる元表記36bに該当する部分全てについて繰返し実行する(ステップS28)。
【0090】
この段階で、ユーザによって入力された検索文字列は、検索文字列変換処理によって指定された辞書DBの表記規則に則した表記に変換されたことになる。本実施の形態では、CPU10は文字変換テーブル36−2を参照し、「う゛ぁーじにあ」の「う゛ぁ」を「ば」に変換し、変換後検索文字列22に「ばーじにあ」を格納する。
【0091】
次に、CPU10は、全ての変換後検索文字列22に適合する見出語を辞書指定情報23が示す辞書DBから検索処理して読み出す(ステップS30)。変換後検索文字列22と一致する見出語が一つだけ検索された場合(ステップS32;YES)、CPU10は該見出語に対応する説明情報を百科事典DB34から読み出し(ステップS34)、ディスプレイ1202に表示させる(ステップS36)。
【0092】
検索された見出語に、変換後検索文字列22と一致する見出語が複数検索された場合や適合する見出語が複数検索された場合(ステップS32;NO)、図10(b)に示すように、CPU10は検索された見出語を見出語候補として、ディスプレイ1202に一覧表示させる(ステップS38)。ユーザによって一覧表示された中から何れかの見出語が選択されたならば(ステップS40)、CPU10は選択された見出語に対応する説明情報を、百科事典DB34から読み出し(ステップS42)、図10(c)に示すように、ディスプレイ1202に表示させる(ステップS36)。
【0093】
図10は、本実施の形態における画面表示の例を示す図である。同図(a)に示すように、入力欄B1に検索文字列「う゛ぁーじにあ」を入力し、訳/決定キー1226を押下すると、検索文字列変換処理によって「う゛ぁーじにあ」が「ばーじにあ」に変換される。
【0094】
そして、百科事典DB34から「ばーじにあ」に適合する見出語が検索処理され、複数の見出語が検索された場合には、同図(b)のように見出語候補として選択可能に一覧表示B2される。
【0095】
一覧表示された見出語候補の中から選択された見出語の説明情報B3が百科事典DB35から読み出され、同図(c)のように表示される。
【0096】
従って、ユーザが入力した検索文字列の表記規則が、百科事典DB34の見出語の表記規則に則していない場合であっても、検索文字列変換処理が実行されることによって百科事典DB34の見出語の検索処理に適切な表記規則に自動的に変換されるので、表記規則に依存されずに電子辞書を使用することができる。
【0097】
〔第3の実施の形態〕
次に、図11〜図14を参照して、本発明に係る第3の実施の形態について説明する。
【0098】
[構成の説明]
図11は、本実施の形態における構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態は、利用者端末に該当する情報端末装置の一種である携帯電話機1100と、通信回線2と、辞書サービスを提供するWebサイトを管理するサーバ1300とを含む。
【0099】
携帯電話機1100は、ディスプレイ1102を備えたいわゆる多機能タイプの携帯電話機であって、通信回線2を介してサーバ1300にアクセスし、データの送受信を実現することができる。具体的には、インターネットに接続してサーバ1300のWebサイトにアクセスし、種々の情報を入手することができる。また、操作キー1120を使用して、仮名や英字、数字の各文字種別による文字入力、選択や決定といった各種の操作入力をすることができる。
【0100】
ここでいう「辞書サービス」とは、携帯電話機1100で入力された検索文字列と、該検索文字列の検索対象となる辞書の指定とを、サーバ1300が受信してその説明情報を調べて携帯電話機1100に返信するサービスである。言うなれば、携帯電話機1100をあたかも電子辞書のようにして使うことのできるサービスである。本実施の形態では、サーバ1300がWebサイトを運営し、公知のインターネットアクセス技術によって携帯電話機1100がこのWebサイトにアクセスして、サービスを受けるものとする。携帯電話機1100に関しては公知であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0101】
[機能ブロックの説明]
図12は、本実施の形態におけるサーバ1300の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、サーバ1300は、CPU(Central Processing Unit)110と、RAM(Random Access Memory)120と、ROM(Read Only Memory)130と、通信部160とを有し、各ブロックはバス180でデータ送受自在に接続されている。
【0102】
CPU(Central Processing Unit)110は図2のCPU10に相当するものであり詳細な説明は省略する。同様に、RAM120は図2のRAM20、ROM130は図2のROM30、通信部160は図2の表示部60、バス180は図2のバス80にそれぞれ相当する。その他、第1の実施の形態と同様の構成要素については、同じ符号を付け説明は省略するものとする。
【0103】
ROM130にCPU110に検索文字列に適合する見出語を辞書DBから検索処理する機能を実現させる辞書検索プログラム131と、CPU110に検索文字列変換処理に係る機能を実現させる検索文字列変換プログラム132と、Webサイト管理プログラム37と、サイト情報38とを記憶している。
【0104】
Webサイト管理プログラム37は、CPU110に「辞書サービス」のWebサイトの管理機能を実現させる。即ち、CPU110は、Webサイト管理プログラム37を読み出して実行することによって、通信回線2を介して接続する外部装置(この場合、携帯電話機1100)とデータ通信して、Webサイトを通じて辞書サービスを実現することができる。Webサイトの運営に必要な各種の情報は、予め用意されサイト情報38に格納されているものとする。
【0105】
尚、国語辞書DB33と百科事典DB34と科学技術用語辞典DB35の辞書データベース、並びに文字変換テーブル36はROM130に記憶されているに限らず、ハードディスクやCD−ROM、メモリーカードなど他の記憶媒体によって記憶されている構成としても良いのは勿論である。また、外部に設けられたデータベース装置に記憶させて適宜利用する構成としても良い。
【0106】
[処理の流れの説明]
図13は、本実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。ここで説明される処理は、携帯電話機1100では、特に文字入力プログラム及び公知のインターネットアクセス用のプログラム(具体的にはWebサイト閲覧用プログラム)を実行することによって実現され、サーバ1300では、CPU110がシステムプログラム及び辞書検索プログラム131、検索文字列変換プログラム132及びWebサイト管理プログラム37を読み出し実行することによって実現される。
【0107】
先ず、携帯電話機1100で、辞書サービスのWebサイトにアクセスする(ステップS102)。携帯電話機1100がサイトにアクセスすると、それ以降は、例えばHTML形式に法った各種のデータ送受信が携帯電話機1100とサーバ1300間で確立される。
【0108】
携帯電話機1100で、例えば図14(a)に示すように、ユーザによって辞書で調べたい検索文字列と使用する辞書指定とが入力され(ステップS104)、検索文字列と辞書指定とがサーバ1300に送信される(ステップS106)。
【0109】
サーバ1300は、検索文字列と辞書指定とを受信し(ステップS108)、受信した検索文字列を対象として検索文字列変換処理を実行する。検索文字列変換処理では、先ず、辞書指定された辞書DBに対応する文字変換テーブル36を参照し(ステップS110)、受信した検索文字列を、読み出した文字変換テーブル36に基づいて変換する(ステップS112)。即ち、検索文字列を構成する文字で元表記36bに該当する文字を対応する変換先表記36cに変換し、変換後検索文字列とする。
【0110】
次に、サーバ1300は、変換後検索文字列22に適合する見出語を、辞書指定された辞書DBから検索処理して読み出し(ステップS114)、読み出した見出語を見出語一覧として携帯電話機1100に送信する(ステップS116)。
【0111】
携帯電話機1100は、見出語一覧を受信し(ステップS118)。例えば図14(b)に示すように、受信した見出語一覧を選択可能にディスプレイ1102に表示し(ステップS120)、ユーザによる選択結果をサーバ1300に送信する(ステップS122)。
【0112】
サーバ1300は、選択された見出語を受信し(ステップS124)、辞書指定された辞書DBからこの見出語の説明情報を読み出して携帯電話機1100に送信する(ステップS126)。
【0113】
携帯電話機1100は、見出語候補一覧表示で選択した見出語とその説明情報とを受信し(ステップS128)、例えば図14(c)に示すようにディスプレイ1102に表示させる(ステップS130)。
【0114】
図14は、本実施の形態における携帯電話機1100の画面表示の一例を示す図であって、「ヴァージニア」を辞書サービスの百科事典で調べる場合を示している。
【0115】
同図(a)は、携帯電話機1100で入力欄C1に「ヴァージニア」を入力し、使用する辞書として百科事典が反転表示C2され、百科事典を選択したことを示している。ここで所定の決定・送信操作を入力すると、検索文字列「ヴァージニア」と百科事典を指定した辞書指定の情報とがサーバ1300に送信される。
【0116】
サーバ1300では、百科事典DB34に対応する文字変換テーブル36−2に基づいて、検索文字列「ヴァージニア」を変換後検索文字列「バージニア」に変換し、「バージニア」に適合する見出語を百科事典DB34から読み出し見出語候補として携帯電話機100に送信する。
【0117】
同図(b)は、見出語候補一覧が表示された状態の画面表示の一例である。変換後検索文字列の「バージニア」に適合する見出語候補C3が選択可能に一覧表示される。ユーザは、見出語候補の一覧表示から、所定の操作で「バージニア」を選択しサーバ1300に送信する。
【0118】
同図(c)は、サーバ1300より受信した見出語の説明情報を表示した状態を示している。画面には、見出語候補一覧表示から選択した見出語の説明情報C4が表示される。
【0119】
また、同図(c)には、一旦表示された説明情報(この場合、百科事典から読み出された「バージニア」の説明情報)から新しい検索文字列を再入力するとともに、次に検索する他の辞書を指定するためのジャンプ指示欄C5が設けられているとしても良い。
ジャンプ指示欄C5による新しい検索文字列と、該検索文字列を検索する辞書との指定は、ステップS104に相当する。ジャンプ指示欄C5による指定後、ステップS104以降の処理を実行することによって、第1の実施の形態におけるジャンプと同様に、新しい検索文字列が次に検索する辞書の表記規則に則していない場合であっても、説明情報を検索することができる。
【0120】
従って、ユーザが携帯電話機1100から検索文字列と辞書指定を入力すると、入力された検索文字列の表記が辞書DBの見出語の表記規則に則していない場合でも、サーバ1300で適切な表記規則の文字列に変換され、検索文字列の説明情報を確認することができる。
【0121】
また、本実施の形態において、サーバ1300にアクセスする情報端末は、携帯電話機1100に限るものではなく、例えば、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)やノートパソコン、電子時計、電子辞典などの情報端末装置であっても構わない。
【0122】
以上、本発明を適用した第1〜第3の実施の形態について説明したが、本発明の適用がこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適宜構成要素の変更・追加・削除を行っても良い。
【0123】
例えば、検索文字列変換処理においては、文字変換テーブル36を参照して変換処理を実行するとしたが、テーブルデータを持たずに、検索文字列変換プログラム32のみで変換を実行する構成としても良いのは勿論である。
【0124】
【発明の効果】
本発明によれば、指定された検索語の検索文字列を、集合情報の見出語の表記規則に則した文字列に変換することができる。従って、検索文字列の表記規則と集合情報の表記規則に差違が有る場合であっても、検索対象の集合情報から検索文字列の説明情報を読み出して表示させることができる。
【0125】
また、検索文字列のうち変換対象部分を変換して複数のバリエーションで変換候補検索文字列を作成し、集合情報から一致した見出語の説明情報を表示させることによって、より確実に指定された検索文字列の説明情報を読み出すことが可能となる。
【0126】
また、検索文字を入力して指定する入力手段を有する場合、入力文字が検索の対象とする集合情報の見出語の表記規則に則していない場合でも、入力文字の説明情報を表示させることができる。
【0127】
また、集合情報毎に表記規則を定義し、検索文字列を選択された集合情報に対応する表記規則に則した文字列に変換することによって、複数の集合情報を扱う場合であっても、検索文字列を検索するための集合情報を指定すると、指定された集合情報に対応する表記規則に則した検索文字列に変換させることができる。
【0128】
更に、複数種類の集合情報のうち、一の集合情報に含まれる説明情報を表示し、この表示された説明情報に含まれる一部の文字列を指定することによって、更に新たな検索文字列を、事前に表示された他の検索文字列の説明情報に含まれる文字列から指定することができる。従って、従って、各辞書における見出語の表記規則が異なる場合であって、複数の辞書に跨ってジャンプ機能を実現させることができる。
【0129】
また、利用者端末から受信した検索文字列を、検索対象とする集合情報の表記規則に則した文字列の変換して、変換後の検索文字列で集合情報から説明情報を読み出すことによって、利用者端末で入力された検索文字列の表記規則が集合情報の表記規則と異なる場合であっても、説明情報を読み出して利用者端末に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯型電子辞書の外観の一例を示す図。
【図2】第1の実施の形態における携帯型電子辞書の機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図3】第1の実施の形態における文字変換テーブルの例を示す図。
【図4】第1の実施の形態におけるジャンプ機能を使用する場合の処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図5】第1の実施の形態におけるジャンプ機能を使用する場合の処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図6】第1の実施の形態における操作例▲1▼の画面表示の例を示す図。
【図7】第1の実施の形態における操作例▲2▼の画面表示の例を示す図。
【図8】第1の実施の形態における操作例▲3▼の画面表示の例を示す図。
【図9】第2の実施の形態におけるジャンプ機能を使用する場合の処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図10】第2の実施の形態における画面表示の例を示す図。
【図11】第3の実施の形態における構成の一例を示す図。
【図12】第3の実施の形態におけるサーバの機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図13】第3の実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図14】第3の実施の形態における携帯電話機の画面表示の一例を示す図。
【符号の説明】
20 RAM
21 検索文字列
22 変換後検索文字列
23 辞書指定情報
30 ROM
31 辞書検索プログラム
32 検索文字列変換プログラム
33 国語辞書データベース
34 百科事典データベース
35 科学技術用語辞典データベース
36 文字変換テーブル
37 サイト管理プログラム
1100 携帯電話機
1200 携帯型電子辞書
1300 サーバ

Claims (11)

  1. 所定の表記規則に従った見出語と説明情報とが対応づけられた情報を集合した集合情報を記憶する記憶手段と、
    検索文字列を指定する検索文字列指定手段と、
    この検索文字列指定手段により指定された検索文字列を前記表記規則に則した文字列に変換する変換手段と、
    この変換手段による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記集合情報から読み出して表示する制御を行う表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 前記変換手段は、前記指定された検索文字列のうち、前記変換の対象とする変換対象部分を変更して前記変換を行うことにより複数の変換候補検索文字列を作成する変換候補検索文字列作成手段を有し、
    前記表示制御手段は、作成された変換候補検索文字列に一致する見出語が前記集合情報に含まれている場合に、当該一致する見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う一致説明情報表示制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  3. 前記検索文字列指定手段は、入力文字を入力することにより検索文字列を指定する入力手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示制御装置。
  4. 前記記憶手段は集合情報を複数種類記憶し、
    前記表記規則は集合情報毎に定義されており、
    前記複数種類の集合情報の中から択一的に集合情報を指定する集合情報指定手段を更に備えるとともに、
    前記変換手段は、前記指定された検索文字列を前記指定された集合情報の表記規則に則した文字列に変換する集合情報別変換手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記集合情報別変換手段による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を、前記指定された集合情報から読み出して表示する制御を行う集合情報別表示制御手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示制御装置。
  5. 前記複数種類の集合情報のうち、一の集合情報に含まれる説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御手段を更に備え、
    前記検索文字列指定手段は、前記説明情報表示制御手段によって表示された説明情報に含まれる一部の文字列を指定する説明情報中文字列指定手段を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報表示制御装置。
  6. 前記変換手段は、
    外来発音の仮名文字と和語の仮名文字との間の文字置換を行う文字置換手段と、
    前記指定された検索文字列に含まれる一部の文字を前記文字置換手段が文字置換することにより検索文字列を変換する置換変換手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  7. 前記文字置換手段は外来発音のヴ行の文字と、和語のバ行の文字との間の文字置換を行う手段であることを特徴とする請求項6に記載の情報表示制御装置。
  8. 前記変換手段は、前記指定された検索文字列の末尾の長音を省略することにより検索文字列を変換する長音省略変換手段を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  9. 所定の通信回線を介して利用者端末と接続されるサーバにおいて、
    所定の表記規則に従った見出語と説明情報とが対応づけられた情報を集合した集合情報を記憶する記憶手段と、
    前記利用者端末から検索文字列を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信された検索文字列を前記表記規則に則した文字列に変換する変換手段と、
    この変換手段による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記集合情報から読み出して前記利用者端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  10. コンピュータに、
    所定の表記規則に従った見出語と説明情報とが対応づけられた情報を集合した集合情報を記憶する記憶機能と、
    検索文字列を指定する検索文字列指定機能と、
    この検索文字列指定機能により指定された検索文字列を前記表記規則に則した文字列に変換する変換機能と、
    この変換機能による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記集合情報から読み出して表示する制御を行う表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  11. 所定の通信回線を介して利用者端末と接続されるコンピュータに、
    所定の表記規則に従った見出語と説明情報とが対応づけられた情報を集合した集合情報を記憶する記憶機能と、
    前記利用者端末から検索文字列を受信する受信機能と、
    この受信機能により受信された検索文字列を前記表記規則に則した文字列に変換する変換機能と、
    この変換機能による変換後の検索文字列に適合する見出語及び当該見出語に対応する説明情報を前記集合情報から読み出して前記利用者端末に送信する送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010040045A (ja) * 2009-07-24 2010-02-18 Casio Comput Co Ltd 情報表示制御装置および情報表示制御プログラム
JP2013152594A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Casio Comput Co Ltd 電子辞書装置およびプログラム

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