JP2004295513A - ループコイル式車両検知器 - Google Patents

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Tatsuya Isokawa
達也 磯川
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Abstract

【課題】ループコイル式車両検知器の問題点を解消して、埋設工事は行わずに、ループコイルを極めて簡単に、且つ、安定した状態に敷設できるように工夫した新しいループコイル式車両検知器を提供する。
【解決手段】全体を偏平な円形状又は角型状に形成した車両検知体12の底面内側に、外周部に沿ってループコイル17を装着して固定する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場等において車両の駐車や在庫の状態を検知(感知)することができるループコイル式車両検知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の駐車や在車を検知することができる車両検知器に関しては、従来より例えば特許文献1に見られるような、ループコイルを路面に埋設して車両を検知する構造のループコイル式車両検知器(感知器)や、特許文献2に見られるように、送信コイルから受信コイルに伝達される磁束の変化をもって車両の存在を検知するように構成した地上設置式の車両検知器や、或は、特許文献3に見られるように、全体を薄板状に構成した埋設不要な車両検知器が存在する。
【0003】
【特許文献1】特開平6−338833号公報
【特許文献2】特開平9−251081号公報
【特許文献3】特開平6−176294号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載のループコイル式車両検知器は、車両の高さやサイズ等如何なる車両に対しても適応可能であり、耐久性と安定した検知性能を備え、且つ、コスト的にも有利な特徴を備えている。しかしながら、ループコイルを路面の広い範囲に渡って埋設する必要があるため、敷設工事が面倒であると共に、ループ高さの均一性や、平面上の広がりバランス、或は、ループが解けないようにするための固定手段、工事中のループに対する損傷防止、更には、重量車両の通過による地盤の埋没変形の防止といった、ループコイルの安定性を確保するための多くの注意事項を守る必要であって、敷設工事を益々煩雑化する問題があった。また、これ等の注意点を怠ると、車両の検知時に誤作動が発生する原因にもなっていた。
【0005】
また、上記特許文献2と3に記載されている車両検知器は、ループコイルのような面倒な埋設工事を不要とする利点を備えているが、反面、ループコイル式に比べると各種車両に対する適応性や耐久性において、性能が落ちる問題があった。
【0006】
従って本発明の技術的課題は、上述したループコイル式車両検知器の問題点を解消して、埋設工事は行わずに、ループコイルを極めて簡単に、且つ、安定した状態に敷設できるように工夫した新しいループコイル式車両検知器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】
(1) 前記請求項1に記載の如く、本発明に係るループコイル式車両検知器は、駐車場等の駐車スペースに設置されて、ループコイルのインダクタンス変化をもって車両の存在を検知するように構成したループコイル式車両検知器であって、ユニット式に構成した車両検知体の全体を、円形或は角型の偏平なカバー体形状又は蓋板形状に形成して、この車両検知体の底面内側には、底面の外周部に沿ってループコイルの装着部を設けると共に、該装着部にループコイルを引き回し装着して固定したことを特徴とするものである。
【0009】
(2) また本発明は、前記請求項2に記載の如く、ループコイルの装着部を下向きに開口する収納溝と成し、ループコイルを引き回し収納したこの収納溝の内部に、固定用の合成樹脂を注入してループコイルを固定するように構成したことを特徴とする。
【0010】
(3) また本発明は、前記請求項3に記載の如く、偏平なカバー体形状又は蓋板形状に形成した車両検知体の外側部に、取付け用のフランジを連設すると共に、このフランジを連設した車両検知体の中央部分を、外側のフランジよりも一段高く構成したことを特徴とする。
【0011】
(4) 更に本発明は、前記請求項4に記載の如く、車両検知体の内側面に、複数本の補強用リブを一体に設けると共に、該車両検知体の横幅を少くとも駐車する車両の左右の車輪間隔よりも狭く構成し、且つ、上記車両検知体の全体を耐久性に優れた合成樹脂材を用いて構成したことを特徴とする。
【0012】
前記(1)で述べた手段によれば、ループコイルを路面の広い範囲に渡って埋設する煩わしさが無く、ループコイルを装着した偏平な車両検知体を路面上に設置するだけで、車両の駐車や在車の状態を極めて簡単に、且つ、正確に検知できるものであって、ループ高さの均一性や平面上の広がりバランスが確保できると共に、重量車両の通過によって地盤が埋没変形してループコイルの安定性に支障を来すようなこともなく、車両検知の誤動作を減少させる利点を発揮することができる。
【0013】
前記(2)で述べた手段によれば、合成樹脂の注入によってループコイルが収納溝の内部で固定されるため、ループコイルが解けないようにするための固定手段が不要となり、工事中のループコイルに対する損傷事故も減少することができるものであって、工事を簡単に、且つ、安全に進めることを可能にする。
【0014】
前記(3)で述べた手段によれば、取付け用フランジを用いて車両検知体を路面上の必要な箇所に簡単にボルト止めすることができると共に、ループコイルを収めた車両検知体の中央部分をフランジよりも一段高く構成して、ループコイルを路面から離した状態に敷設できるため、路面や路面に溜った水との接触を防止して、ループコイルを水や路面との摩擦から保護することを可能にする。
【0015】
前記(4)で述べた手段によれば、複数本の補強用リブによって車両検知体の強度性を守ることができ、また、車両検知体の横幅を車両の左右の車輪間隔よりも狭く構成して、車輪の乗り上げ過重による破損を防止できると共に、合成樹脂による一体成形によって、強度性に優れた車両検知体を簡単に、且つ、低コストにて提供することを可能にする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、上述した本発明に係るループコイル式車両検知器の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明を駐車場に設置した実施例を示す斜視図であって、図中、1は駐車スペース、2はカーロック装置、3はカーロック装置2のフラップ板、4,4は車輪のストッパー、5は駐車料金精算機であって、符号10で全体的に示したのが、駐車スペース1に敷設した本発明に係るループコイル式車両検知器を示す。
【0017】
図2は、本発明に係るループコイル式車両検知器10の平面図、図3はそのX−X線に沿った断面図、図4は図3のW視部分を拡大して示した断面図であって、これ等の図面に於いて、12は全体を図3に示すように偏平なカバー体形状又は蓋板形状に構成した天板構造の車両検知体(車両検知天板)、11はこの車両検知体12の少くとも前後の外側、或は、車両検知体12の全外周部に連設したフランジで、フランジ11には止めボルト11T(図1参照)用の挿通穴11Aが設けられている。尚、車両検知体12の平面視形状は図示した長方形状(矩形状)の他に、正方形状或は多角形状、円形状等各種形状のものが考えられ、その選択は任意とする。
【0018】
また、上記の車両検知体12の中央部分は外側に設けたフランジ11,11よりも、駐車スペース1の路面との間に間隔L(図3,図4参照)をあけるように一段高く造られていて、車両検知体12の内側底面が直接路面に接触しないように構成されている。
【0019】
13…は上記車両検知体12の底面側内側部に設けた補強用リブで、これ等のリブ13とフランジ11,11を含む車両検知体12の全体は、耐久性に優れた合成樹脂材を用いて一体成形されている。16は上記車両検知体12の底面内側の外周部に沿って内外に間隔をあけて並設された内外2枚の仕切用リブ14,15によって、車両検知体12の外周部に沿って下向きに凹設形成された収納溝で、17はこの収納溝16の内部に引き回し収納した車両検知用のループコイル、18は収納溝16内に注入して固化させることによって、ループコイル17を収納溝16の内部に固定する例えばシリコンの様な固定用合成樹脂材料を示す。
【0020】
尚、上記ループコイル17の固定方法は実施の一例であって、例えば、収納溝16を入口が狭く、内部が広い断面形状に造って、狭い入口を押し広げて内部に圧入したループコイル17を、収納溝16を構成する合成樹脂材の弾性によって保持固定したり、或は、車両検知体12の底面の外周部に沿ってクリップ状又は結束バンド構造の把持部を間隔的に設けて、これ等把持部にループコイル17を保持固定するようにしてもよく、その選択は任意とする。
【0021】
図5は、本発明の電機的構成の一例を説明したブロック図で、図中、19はループコイル17の配線、20は車両感知装置で、この車両感知装置20はトランス21と、発振回路22と、波形成形回路23と、CPU24と、設定回路25によって構成されている。
【0022】
以上の如く構成した車両感知装置20によれば、ループコイル17の上を車両が通過することによってインダクタンスが変化すると、それに対応して発振回路22から出力される発振周波数が変化するため、この変化を波形成形回路23で波形整形し(デジタル化を含む)、CPU24においてその変化を検出することにより、車両を検出(感知)する仕組に成っている。
【0023】
本発明に係るループコイル式車両検知器は以上述べた如き構成であるから、ループコイル17を底面内側の外周部に沿わせて固定した車両検知体12を、図1に示すように駐車スペース1の路面上にボルト11T等を用いて固定することにより、駐車スペース1に駐車したり出庫したりする車両の状態を検出することが可能となり、この車両の入出庫の感知に基づいて駐車時間や駐車料金を算出したり、駐車スペース1の利用状態(空き状態等)を検出することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係るループコイル式車両検知器によれば、車両検知器の設置に際しては埋設工事は一切行われないため、埋設工事を必要としていたループコイル式車両検知器の問題点、即ち、敷設工事の煩雑性、ループコイルの損傷、地盤の埋没と言った各種の問題点を全て解消して、駐車場等に極めて簡単に、且つ、経済的に敷設できる利点を発揮できると共に、ループコイルの安定的な敷設を可能とする利点を発揮できるものであって、新しいループコイル方式の車両検知器として、まことに画期的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るループコイル式車両検知器を実施した駐車場の一例を示した説明図。
【図2】本発明に係るループコイル式車両検知器の平面図。
【図3】図2のX−X線に沿った断面図。
【図4】図3のW視部分の拡大断面図。
【図5】本発明に使用する車両感知装置の一例を示したブロック図。
【符号の説明】
1 駐車スペース
10 本発明に係るループコイル式車両検知器
11 フランジ
12 車両検知体
13 リブ
16 収納溝
17 ループコイル
18 注入した固定用合成樹脂

Claims (4)

  1. 駐車場等の駐車スペースに設置されて、ループコイルのインダクタンス変化をもって車両の存在を検知するように構成したループコイル式車両検知器であって、
    ユニット式に構成した車両検知体の全体を、円形或は角型の偏平なカバー体形状又は蓋板形状に形成して、この車両検知体の底面内側には、底面の外周部に沿ってループコイルの装着部を設けると共に、該装着部にループコイルを引き回し装着して固定したことを特徴とするループコイル式車両検知器。
  2. ループコイルの装着部を下向きに開口する収納溝と成し、ループコイルを引き回し収納したこの収納溝の内部に、固定用の合成樹脂を注入してループコイルを固定するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のループコイル式車両検知器。
  3. 偏平なカバー体形状又は蓋板形状に形成した車両検知体の外側部に、取付け用のフランジを連設すると共に、このフランジを連設した車両検知体の中央部分を、外側のフランジよりも一段高く構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のループコイル式車両検知器。
  4. 車両検知体の内側面に、複数本の補強用リブを一体に設けると共に、該車両検知体の横幅を少くとも駐車する車両の左右の車輪間隔よりも狭く構成し、且つ、上記車両検知体の全体を耐久性に優れた合成樹脂材を用いて構成したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のループコイル式車両検知器。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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