JPH065234U - 敷設型ループコイル - Google Patents

敷設型ループコイル

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JPH065234U
JPH065234U JP4863592U JP4863592U JPH065234U JP H065234 U JPH065234 U JP H065234U JP 4863592 U JP4863592 U JP 4863592U JP 4863592 U JP4863592 U JP 4863592U JP H065234 U JPH065234 U JP H065234U
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JP
Japan
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loop coil
vehicle
plate
road surface
winding
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JP4863592U
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English (en)
Inventor
一郎 若山
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 路面表面に載置敷設するのみで車両検出に供
することができ長期間を要していた設置工事が不要で、
撤去も極めて簡易で繰返して使用することができ、使用
中に走行車両に影響を与えたり交通を乱すおそれが無
く、損傷しにくく耐久性に富む敷設型のループコイルを
提供する。 【構成】 路面に敷設して使用する敷設型ループコイル
を、車両検出用の巻線(2) と、厚さ(t) 30mm以下の
板状形状で、内部に前記巻線(2) を一体に収容し、周縁
部には板面と45度以下の角度(x) を成す斜面(1c)を具
備したゴム或いはプラスチックの板状基体(1) とで構成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両走行路上を走行する車両を検出するためのループコイル式車両 検出装置に用いるループコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ループコイル式の車両検出装置は、車両走行路に埋設されたループコイルの上 を走行する車両により、ループコイルのインダクタンスが変化することを利用し て車両を検知するもので、車両の計数や速度検出また車種判別等の交通制御に或 いは入出車両管理等に利用されている。 例えば、本出願人による特願平2−55643号の「走行車種判別方法および その装置」には、このようなループコイル式の装置の一例が開示されている。
【0003】 上記出願を含め、従来のループコイル式車両検出装置を構成する検出部である ループコイルは、いづれも路面に埋込まれて利用されるもので、設置工事に多大 な手間と費用を要するものであった。 工事は路面に例えば幅6ミリメートルで深さ50ミリメートル程度の溝を削設 して、この溝の中にループコイルを収容したのちエポキシ系樹脂を注入し硬化さ せる。従って、施行に伴い長期にわたり交通の遮断が必要となり、道路の保全や 美観の観点からも好ましくない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車両検出装置の用途には、常時使用するのではなく、一定期間のみ 車両検出を行うものもある。例えば、交通制御計画の前段階として各所の交通量 の調査が必要であるが、短期間のデータ収集で良い。このような用途でも従来は 施行工事が必要であり、しかも、極短期間の使用後は不要となるにもかかわらず 回収はできないとの不都合があった。 本考案は、このような事情に鑑みて成されたもので、工事が不要で極めて簡易 に設置でき、また繰返して使用することができるループコイルを提案することを 課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願第一の考案では敷設式のループコイルを、 車両検出用の巻線と、厚さ30mm以下の板状形状で内部に前記巻線を一体に 収容し周縁部には板面と45度以下の角度を成す斜面を具備したゴム或いはプラ スチックの板状基体とから構成する。
【0006】 また本願第二の考案では上述の敷設型ループコイルにおいて、 前記板状基体には、下面に突出するスパイク部材が配設され、板面に直交する 貫通孔が設けられ、周縁部に金属部材が固着された構成とする。
【0007】
【作用】
巻線を板状基体と一体に構成したので、路面表面に載置敷設するのみで巻線( ループコイル)の配設が完了し適宜回路と組合せて路面を通過する車両を検知す ることができ撤去も極めて簡易である。使用中に通常速度で走行中の被検出車両 が板状基体に乗上げてこれを通過しても、周縁部に設けた斜面の作用で走行車両 に影響を与えたり結果的に交通を乱すおそれが無く、同時にループコイル自体が 損傷することや、敷設箇所が移動してしまう不具合を防止することができる。板 状基体はゴム或いはプラスチックであるため耐久性に富み、使用箇所を変えて長 期にわたって繰返して使用することができる。
【0008】 更に、第二考案では、前記板状基体の板面の一方に配設され突出するスパイク 部材が使用時に路面への係止力が増して移動防止を確実にし、板面に直交して設 けられた貫通孔を利用して鋲などを用いて路面に固定すれば路面への固定は更に 確実となる。また、車輪乗上げ時に車両と接する最も力のかかる周縁部にインダ クタンス変化に影響の少ない程度の金属部材が固着されているため耐久性が一段 と増す。
【0009】
【実施例】
以下、添附図面を用いて実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は、本願第一考案の敷設型ループコイルの一実施例(符号10)であり、 (a)は上面図、(b)はA−A線での側面断面図を夫々示している。 実施例の敷設型ループコイル10(以下、単にループコイルとも記述する)は 、板状基体1とこの板状基体1の内部に一体に成形された、電線をコイル状に巻 回した巻線2とから構成されている。板状基体1には、軟質のプラスチックまた は硬質のゴムが適している。ループコイル10の大きさ(広さ)は、検出対象に より、また使用状況に応じて決まる巻線の径を上回り、敷設使用される道路幅等 を考慮して決定されており、例えば1.5m×2.0mの底面積で、厚みtは走 行車両の乗上げを考慮して30mm以下に形成されている。板状基体1の周縁部 には、やはり走行車両の乗上げ時に車両運転者が違和感を覚えず通過できるよう に、端面(下面1b)と45度以下の鋭角を成す斜面1cが形成されている。
【0010】 更に、実施例のループコイル10には板面(上面1a、下面1b)に直交する ように段付きの貫通孔1dが設けられている。この貫通孔1dは、路面に敷設さ れた場合に、大形車両の通過が予想される場合等に使用中に走行車両に依りルー プコイル10が移動してしまうことを防止するため、ループコイル10を路面に 鋲Nを用いてこれを打ち込み固定するために用いる。 なお、巻線2の端部は端子部として板状基体1の外方に導かれ、適宜の処理部 に接続して使用される。
【0011】 図4は、本考案のループコイル10と組合せて車両検出装置として用いられる 処理部の電気回路の一例を示すブロック図である。 この図3の処理回路は、先に挙げた実願平2−55643号にて開示されたも のと同等のものであるので、構成及び作用の詳細な説明はここでは省略するが、 略記すると、ループコイル10を発振回路21の回路素子の一部として使用する ことにより、車両の接近に対応して出力周波数が変化する発振回路21に後続す る周波数計測回路22で車両接近時の周波数変化を判別して車両検出出力回路2 3を介して車両検知の旨を示す信号を得ることができる。
【0012】 その他、車種判別のための諸回路、即ち車両通過過程でのインダクタンス変化 を抽出するための周波数−インダクタンス変換回路32、車両の通過完了を検出 する車両通過検出回路36、周波数−インダクタンス変換回路32に後続しイン ダクタンス変化を記憶するインダクタンス変化記憶回路33とこの出力に基づき 正規化パターンを作成する正規化パターン作成回路34、この出力を標本記憶手 段37の記憶と比較し車種を判定する車種判別手段38等が接続されていて、通 過車両の大形・小形等の車種を判別して出力することもできる。
【0013】 上述の処理回路の他適宜の処理回路と接続して使用される本考案のループコイ ル10は、全体が一体でいわゆる可搬型であり、設置を必要とする場所へ簡単に 移送して、路面上所望の地点に敷設し(単に置くだけ)車両検出が行え又容易に 撤去することができる。 図3の上面図(a)と側面図(b)は、上述ループコイル10の路面への設置 状態の一例と車両検出の様子を示す図であり、路面Rに敷設されたループコイル 10の巻線2の端末は、路側に設置した検出部20、30に接続される。
【0014】 このループコイル10の設置には特別な工事は必要でなく、単に下面1bを下 側にして路面R上の所定の位置に置くだけで良く、従って撤去もそのまま移動回 収するのみで良い。 もっとも、実施例のループコイル10には貫通孔1dも設けられているので、 設置が多少長期間であったり、車両走行速度が高速な道路に設置する場合等には 鋲 を用いて段部を持つ前記貫通孔1dを通してループコイル10を路面に強固 に固定して使用することもできる。
【0015】 上述のように、路面に敷設されたループコイル上を、走行車両5が通過する際 に、従来の埋設されたループコイルと全く同様に巻線2の呈するインダクタンス が変化するから、車両検出とこれに続く発展処理により車種判別をしたり、必要 に応じては2つのループコイル10を所定間隔で敷設配置して両者からの車両検 出信号を処理することにより走行する車両の速度を得ることができる。
【0016】 以上説明したように、本願第一考案のループコイル10は全体としてゴム或い はプラスチックの板状形状で、巻線2を内蔵していてループコイル10の板状基 体1の周縁部には下面1bと(従って路面と)45度以下の角度を呈する斜面1 cが形成されておりまたループコイル10の厚みtは30mm以下に構成されて いる。 このような構成により、実用上の走行速度ではループコイル10への走行車両 5の乗上げ時において、車両に対して実効的には段差が無いのと殆ど差がなく格 別に衝撃も生ぜず、走行車両運転者がループコイルの通過に違和感を覚えること もないし、勿論運転上の危険も全く生じない。 また、上述実施例では、前記貫通孔1cと鋲Nを利用して鋲Nにより路面に対 してより強固に固定して使用することもできる。
【0017】 周縁部に形成された斜面1cが使用時に路面となす角度とループコイルの厚み は、走行車両の乗上げ時の力学的検討の結果決定されたもので、厚み30mm以 下且つ角度xを45度以下とすれば実使用上不都合が生じないし、ループコイル が損傷するおそれもない。 なお、斜面1cの角度を不必要に小さくとることは、ループコイルの寸法増加 となる他、周縁部が損傷し易くなるので好ましくない。
【0018】 次に、本願第二の考案の敷設型ループコイル(ループコイルとも記述)の一実 施例10Aを図2の側面断面図(c)及び対応する下面図(d)で示す。 本実施例の敷設型ループコイル10Aも、電線をコイル状に巻回した巻線2と この巻線2の外方に一体に成形された軟質のプラスチックまたは硬質のゴム製の 板状基体1とから構成されていて厚みtは30mm以下に形成されている点につ いては前の考案と全く同様である。
【0019】 そしてこの実施例では、特に板状基体1の耐久性を増すために、周縁部に金属 部材3を一体に固定しており、金属部材3の外方側面が前実施例と同様に板表面 と45度以下の角度xをなす斜面となっている。即ち、板状基体1の周縁部には 、やはり板面(下面1b)と45度以下の鋭角xを成す斜面1cが形成されてい る。 この金属部材3を用いているため、路面に敷設して車両検出に使用した場合に 通過車両の車輪が繰返し乗上げても、周縁部の損傷が少なく長期間の繰返し使用 に耐える。
【0020】 また、同じく耐久性を増す目的で、板状基体1の内部にインダクタンス変化に 影響の少ない程度の金属網4が一体に埋め込まれており、これにより巻線2が過 度に曲げられたり引き延ばされることを防止して耐久性を増すとともにループコ イル10A自体の強度も増している。
【0021】 また、板状基体1の下面1bには、多数のスパイク金具1eが埋め込まれてお り、このため先の実施例のように鋲を用いる作業も無しに、ただ敷設するのみで もその後の使用中に車両通過が繰返されてもループコイル10Aが路面上で位置 ずれを生じにくくなっている。 このループコイル10Aも前述実施例と全く同様に、路面に簡単に敷設して巻 線2の端子部を所定処理回路に接続し車両検出等に用いられる。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したとおり本願第一考案の敷設型ループコイルは、厚さ30mm以下 の板状形状で周縁部には端面と45度以下の角度を成す斜面を具備したゴム或い はプラスチックの板状基体内部に車両検出用の巻線を一体に収容した構成である から、 長期間を要する設置工事が一切不要であり、路面表面に載置敷設するのみで車 両検出に供することができる。また、撤去も極めて簡易で長期にわたって繰返し て使用することができる。 また、周縁部に形成した斜面の作用で、使用中に走行車両に影響を与えたり交 通を乱すおそれが無く、ループコイル自体が損傷しにくい。
【0023】 また本願第二の考案の敷設型ループコイルは、上述効果に加えて、 板状基体の板面の一方に配設され突出するスパイク部材により、使用時に路面 への係止力が増して移動防止に効果がある。 更に、板面に直交して設けられた貫通孔を利用して鋲などを用いて路面に固定 すれば路面への固定は更に確実となる。 また、周縁部に金属部材が固着されているため耐久性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第一考案の敷設型ループコイルの一実施例
を示す夫々上面図(a)及び側断面図(b)である。
【図2】本願第二考案の敷設型ループコイルの一実施例
を示す夫々側断面図(c)及び下面図(d)である。
【図3】本願考案の敷設型ループコイルの設置状態と使
用状態を説明する図である。
【図4】本願考案に係る処理装置の回路図の一例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1…板状基体、 1c…斜面、 1d…貫通孔、 1e…スパイク部材、 2…巻線、 3…金属部材、 10、10A…敷設型ループコイル。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両検出用の巻線(2) と、 厚さ(t) 30mm以下の板状形状で、内部に前記巻線
    (2) を一体に収容し、周縁部には板面と45度以下の角
    度(x) を成す斜面(1c)を具備したゴム或いはプラスチッ
    クの板状基体(1) とから成る路面に敷設して使用する敷
    設型ループコイル。
  2. 【請求項2】 前記板状基体(1) には、下面(1b)に突出
    するスパイク部材(1e)が配設され、板面に直交する貫通
    孔(1d)が設けられ、周縁部に金属部材(3) が固着されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の敷設型ループコ
    イル。
JP4863592U 1992-06-18 1992-06-18 敷設型ループコイル Pending JPH065234U (ja)

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