JP2004291990A - 飲料用缶の開閉機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の開閉式飲料用缶は構造上炭酸などが蒸発して漏れ出すものが多かった。
【解決手段】タブ、蓋、押し上げバネは回転軸で固定されたものであり、タブを動かせば蓋、押し上げバネはタブに連動するようになっている。蓋1を従来と同じような方法で開口した後、タブを一度もとの位置に戻し、回転軸を中心に180度スライドさせ、指を離すと蓋2が押し上げバネに押し上げられ、缶の口を密閉する。内側から密閉することにより、炭酸などが蒸発した際に圧力で蓋が外れる、または歪んで隙間から漏れ出すことを防ぐことができる。また、蓋を平らな板ではなく、凸状にし、缶の口を完全に塞ぐような形状にしたことにより、平らな板より大幅に密閉度を高めることができる
【選択図】図1
【解決手段】タブ、蓋、押し上げバネは回転軸で固定されたものであり、タブを動かせば蓋、押し上げバネはタブに連動するようになっている。蓋1を従来と同じような方法で開口した後、タブを一度もとの位置に戻し、回転軸を中心に180度スライドさせ、指を離すと蓋2が押し上げバネに押し上げられ、缶の口を密閉する。内側から密閉することにより、炭酸などが蒸発した際に圧力で蓋が外れる、または歪んで隙間から漏れ出すことを防ぐことができる。また、蓋を平らな板ではなく、凸状にし、缶の口を完全に塞ぐような形状にしたことにより、平らな板より大幅に密閉度を高めることができる
【選択図】図1
Description
【発明が属する技術分野】
開閉式飲料用缶。
【0001】
【従来の技術】
飲料用の缶を開封した後、再び蓋をする技術として特公2002−518258などがある。しかし、缶の外側から蓋をするものだった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
開閉式飲料用缶は飲料口を上から蓋をするものが多く、内側から蓋をするものもあるが、完全には密閉できなかった。そのために、炭酸などが蒸発した時に缶内部の気圧が上がり、上から蓋をするものは気圧のせいで蓋が外れる、もしくは圧力で変形し、隙間から漏れ出すことがあった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
缶の口を密閉している蓋とタブ、押し上げバネを回転軸で一体化させ、蓋1を開けた後、蓋、タブ、押し上げバネの一体化した物をスライドできるようにし、蓋を閉める時は、回転軸を中心に180度スライドさせ、手を放せば蓋2の下にある押し上げバネにより蓋2を持ち上がらせ、密閉することができる。また、内側から蓋をすることにより、缶内部の圧力が上がったとしても、蓋はさらに強く密閉されることになる。
【発明の実施の形態】
【0004】
図2に示す各部品を、上から、タブ、板体、蓋、押し上げバネの順に止め穴が合うように接触させる。止め具は止め穴から内容液もしくは気体が漏れず、なおかつ、タブ、蓋、押し上げバネの一体物をスライドさせた時に、スライドする力を著しくさまたげる事の無い物を使い固定する。
【0005】
3および4は、平坦な板ではなく、途中から台のようになっている。蓋のふちは台の斜面線の延長ではなく、水平な角度に折れ曲がっている。このことにより、閉口時の密閉度高め、また、缶内部の圧力が上昇した際に形状が変形し役目を果たさなくすることを防ぐことができる。
【0006】
5はS字のように曲がっており、4の部分を閉口時に蓋を上に押し上げることができる。5を止め穴の位置で水平に並べた場合、5の先端は4よりやや突き出るように加工する。
【0007】
図4に示す図は、最初に開口した時の図である。3をある程度まで開けたら、タブを元の位置に戻し、回転軸を中心に180度スライドさせ指を離すと、連動した4を5が押し上げて缶の口を密閉できる。
【0008】
再び開口する場合は、2を押し下げれば、8が4を押し下げ、回転軸を中心にスライドさせれば、再び開口することができる。
【0009】
7は3の開口前、また、4の開口後に8を納めるための溝である。7を設けることにより、3の閉口時に輸送時などの際に、8が強い力を受けて潰れてしまうのを防ぐことができる。
【0010】
8は、4で閉口した後、再び開口する時タブを押し下げ4を押し下げるである。8は一つまたは複数つける、図では8及び7は円錐状の突起物を示しているが、円錐状の突起物だけではなく、台座型など形状を変えても良い。8が一つの場合は、4にかかる圧力が大きくなるため、複数または台座型にすると、圧力を分散することができる。
【発明の効果】
今までの開閉式飲料缶では、缶の外側から蓋をするものが多く炭酸などが蒸発して圧力が高まり隙間から漏れ出すことがあった。内側から蓋をするものは、機構的に完全に密閉することができなかった。本発明は、上記の問題点を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】完成した開閉機構を真横から見た
【図2】止め穴を通した各備品の配置図
【図3】開閉機構を分解した図
【図4】タブを引き起こし蓋1を開けた図
【図5】タブを180度回転し蓋2を閉じた図
【符号の説明】
1 止め穴
タブ
蓋1
蓋2
押し上げバネ
板体
溝
凸状突起物
開閉式飲料用缶。
【0001】
【従来の技術】
飲料用の缶を開封した後、再び蓋をする技術として特公2002−518258などがある。しかし、缶の外側から蓋をするものだった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
開閉式飲料用缶は飲料口を上から蓋をするものが多く、内側から蓋をするものもあるが、完全には密閉できなかった。そのために、炭酸などが蒸発した時に缶内部の気圧が上がり、上から蓋をするものは気圧のせいで蓋が外れる、もしくは圧力で変形し、隙間から漏れ出すことがあった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
缶の口を密閉している蓋とタブ、押し上げバネを回転軸で一体化させ、蓋1を開けた後、蓋、タブ、押し上げバネの一体化した物をスライドできるようにし、蓋を閉める時は、回転軸を中心に180度スライドさせ、手を放せば蓋2の下にある押し上げバネにより蓋2を持ち上がらせ、密閉することができる。また、内側から蓋をすることにより、缶内部の圧力が上がったとしても、蓋はさらに強く密閉されることになる。
【発明の実施の形態】
【0004】
図2に示す各部品を、上から、タブ、板体、蓋、押し上げバネの順に止め穴が合うように接触させる。止め具は止め穴から内容液もしくは気体が漏れず、なおかつ、タブ、蓋、押し上げバネの一体物をスライドさせた時に、スライドする力を著しくさまたげる事の無い物を使い固定する。
【0005】
3および4は、平坦な板ではなく、途中から台のようになっている。蓋のふちは台の斜面線の延長ではなく、水平な角度に折れ曲がっている。このことにより、閉口時の密閉度高め、また、缶内部の圧力が上昇した際に形状が変形し役目を果たさなくすることを防ぐことができる。
【0006】
5はS字のように曲がっており、4の部分を閉口時に蓋を上に押し上げることができる。5を止め穴の位置で水平に並べた場合、5の先端は4よりやや突き出るように加工する。
【0007】
図4に示す図は、最初に開口した時の図である。3をある程度まで開けたら、タブを元の位置に戻し、回転軸を中心に180度スライドさせ指を離すと、連動した4を5が押し上げて缶の口を密閉できる。
【0008】
再び開口する場合は、2を押し下げれば、8が4を押し下げ、回転軸を中心にスライドさせれば、再び開口することができる。
【0009】
7は3の開口前、また、4の開口後に8を納めるための溝である。7を設けることにより、3の閉口時に輸送時などの際に、8が強い力を受けて潰れてしまうのを防ぐことができる。
【0010】
8は、4で閉口した後、再び開口する時タブを押し下げ4を押し下げるである。8は一つまたは複数つける、図では8及び7は円錐状の突起物を示しているが、円錐状の突起物だけではなく、台座型など形状を変えても良い。8が一つの場合は、4にかかる圧力が大きくなるため、複数または台座型にすると、圧力を分散することができる。
【発明の効果】
今までの開閉式飲料缶では、缶の外側から蓋をするものが多く炭酸などが蒸発して圧力が高まり隙間から漏れ出すことがあった。内側から蓋をするものは、機構的に完全に密閉することができなかった。本発明は、上記の問題点を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】完成した開閉機構を真横から見た
【図2】止め穴を通した各備品の配置図
【図3】開閉機構を分解した図
【図4】タブを引き起こし蓋1を開けた図
【図5】タブを180度回転し蓋2を閉じた図
【符号の説明】
1 止め穴
タブ
蓋1
蓋2
押し上げバネ
板体
溝
凸状突起物
Claims (2)
- 飲料用の缶内部に設けられた蓋が押し上げバネによって上に押し上げられることにより、缶を密閉することができる。
- 内側から外側に向かって蓋が閉まるため、内部の炭酸などが蒸発して缶内部の気圧が上昇しても蓋が外れることがなく、密閉度を高めることができる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003084628A JP2004291990A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 飲料用缶の開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003084628A JP2004291990A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 飲料用缶の開閉機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004291990A true JP2004291990A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33399758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003084628A Pending JP2004291990A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 飲料用缶の開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004291990A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010507541A (ja) * | 2006-10-23 | 2010-03-11 | インベントー エスピー.ゼット.オー.オー. | 主に飲料用に意図した容器の端部閉鎖体 |
JP2013523548A (ja) * | 2010-04-06 | 2013-06-17 | C2C ベタイリグングス−ゲーエムベーハー | 容器閉鎖装置及びそのような閉鎖装置を有する容器 |
KR101878512B1 (ko) * | 2010-09-01 | 2018-07-13 | 이.브이.디.에스. 비브이비에이 | 식료품용 재폐쇄 캔 |
-
2003
- 2003-03-26 JP JP2003084628A patent/JP2004291990A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010507541A (ja) * | 2006-10-23 | 2010-03-11 | インベントー エスピー.ゼット.オー.オー. | 主に飲料用に意図した容器の端部閉鎖体 |
KR101341560B1 (ko) | 2006-10-23 | 2013-12-16 | "커모덤" 아르카디우스 카츠마르스키 | 음료 용기의 뚜껑 |
JP2013523548A (ja) * | 2010-04-06 | 2013-06-17 | C2C ベタイリグングス−ゲーエムベーハー | 容器閉鎖装置及びそのような閉鎖装置を有する容器 |
US9463910B2 (en) | 2010-04-06 | 2016-10-11 | c2c Beteiligungs—GmbH | Container closure device and container having such a closure device |
US10273063B2 (en) | 2010-04-06 | 2019-04-30 | Can2Close Gmbh | Container closure device and container having such a closure device |
KR101878512B1 (ko) * | 2010-09-01 | 2018-07-13 | 이.브이.디.에스. 비브이비에이 | 식료품용 재폐쇄 캔 |
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