JP2004291656A - インクジェットヘッド接続ユニット及びインクジェットヘッド接続ユニットの組立方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インク滴を吐出するノズルが形成された第1の面(203)と、該ノズルにインクを供給するための取込口が形成された第2の面(201)とを含むフェースエジェクションタイプのヘッド部材(210)と、前記ヘッド部材を収納する開口部(241)を備えると共に、該ヘッド部材にインクを供給するための供給口(257)が形成されたケース部材(240)とを備えるインクジェットヘッド接続ユニットにおいて、前記ヘッド部材を前記ケース部材の開口部に収納した際に、前記ヘッド部材と前記ケース部材の間に接着剤を充填するための空間(248)を形成し、該空間に連通する孔(243)が、少なくとも前記ヘッド部材もしくは、前記ケース部材の一方に設けられているインクジェットヘッド接続ユニット。
【選択図】 図2
Description
適切な量の接着剤を薄く均一にインクジェットヘッドを構成する基板もしくは背板に塗布するのが困難であり、 特に、接着剤塗布量が多い場合、接着剤がインク流路へ流れ込んで毛細管供給路を塞ぎ、吐出機構へのインク供給を阻害し、その結果、インク滴の吐出が行われなくなるおそれがあった。逆に、接着剤の塗布量が少ない場合、接合面に隙間が生じ、その隙間からインク漏れが発生するという機能的な問題が潜在していた。
更に、接着剤が塗布された面に、吐出機構が形成された基板を接着するため、背板に対して正確に位置を決めて、基板を貼着することも難しかった。
更に、容易に製造可能であり、安価で品質の高いインクジェットヘッド接続ユニットを得ることを目的とする。
前記ヘッド部材を前記ケース部材の開口部に収納した際に、前記ヘッド部材と前記ケース部材の間に接着剤を充填するための空間を形成し、該空間に連通する孔が、少なくとも前記ヘッド部材もしくは、前記ケース部材の一方に設けられていることを特徴とする。
また、前記ヘッド部材を構成する材料として、線膨張係数が2.33×10−6/℃以上の材料を使用すると共に、前記ケース部材を構成する材料として、線膨張係数が8.0×10−5/℃以下の材料を使用し、前記空間に充填される接着剤の硬化後のヤング率が、1N/m2以上、35.3×105N/m2以下であることを特徴とする。
前記ヘッド部材を前記ケース部材の開口部に位置決めする工程と、前記ヘッド部材と前記ケース部材の間に形成された空間に、該空間に連通する孔から接着剤を注入する工程とを含むことを特徴とする。
また、前記ヘッド部材を前記第1のケース部材の開口部に挿入した後、前記第ヘッド部材を前記第1のケース部材の方向に押圧して、前記空間に該空間に連通する孔から接着剤を注入することを特徴とする。
本発明のインクジェットヘッド接続ユニット及び組立方法では、このように、インクジェットヘッド接続ユニットを構成することにより、インクジェットヘッドをケース部材に位置決めした状態で、例えば、注射針を用いて、接着剤を孔から注入すれば、まず、接着剤はヘッド部材とケース部材間に意図的に形成された空間に充填され、その後、ヘッド部材とケース部材との間の隙間にまで良好にまわり込み、ヘッド部材とケース部材を結ぶインク供給路は外界から遮断される。故に、接着剤は外部からケース内部に注入され、組立の過程で接着剤が外部へ露出することがないため、非常に容易に、組立を行うことができる。また、接着剤を用いて組み立てる際に従来常に問題となった接着面への埃等の付着によって生じていた接着不良等の問題も、本発明によれば皆無である。
図1から図3を用いて、本発明のインクジェットヘッド接続ユニットの第1の実施形態について、インクジェットカートリッジを例にとり、説明する。
また、ヘッドケース240の背面には接着剤注入口234が設けられ、その接着剤注入口234は接着剤を充填する凹部243に連通している。
また、ヘッドケース240の開口部241の内側には、ヘッド部材を挟み込む爪237が設けられており、これらは、ヘッド挿入に際し、ケースに対して、ヘッド部材210の位置を決め、ヘッド部材210をケース内部に支持する機能を有している。
また、振動板205は圧力発生手段であり、後述するノズル204よりインク液滴214が吐出される。
本実施形態は、基板表面にノズルを形成したいわゆるフェースエジェクションタイプのヘッド部材に適したものである。
インクカートリッジがキャリッジ(不図示)に装着されたとき、キャリッジに設けられている端子とFPCの端子212は、電気的に接続される。
図2に示すように、ヘッドが挿入されたケース内部には、ヘッドケース240の開口部241の底部に設けられた凹部243とヘッド部材210の裏面によりヘッドケース240のインク供給口257にほど近い外周部の一周にわたり帯状に空間(接着剤溝248)が形成される。
これにより、ヘッドケース240のインク供給口257の周囲が接着剤で封止され、ヘッド部材210がケース240に固着される。
接着剤溝248に充填された接着剤は毛細管力によりヘッド部材210とヘッドケース240の隙間に導かれ、均一に浸透する。
即ち、ヘッドケース240の背面に形成されているインク供給管247から供給されたインクが、フィルタ255を通過し、インク供給口257を経て、他に漏れることなく、また、はみ出した接着剤等に妨害されることなく、ヘッド部材210のインク取込口227へ供給され、ヘッド内部の圧力発生手段205を駆動することによりノズル204からインク液滴214として吐出される。
それにより、インク漏れのない、強固で安定な接着接合が達成される。
図4は、本発明のインクジェットヘッド接続ユニットの第2の実施形態を示す部分断面図である。
本実施形態のインクジェットヘッド接続ユニットは、図1から図3で示したインクジェットヘッド接続ユニットと同じく、フェイスエジェクションタイプのヘッド部材に適用したものであるが、接着剤注入口を、ヘッド部材側に設けたものである。
ヘッド部材310が、ヘッドケース340の開口部に挿入されると、ヘッドケース340に設けられた凹部343により、接着剤溝348が形成され、接着剤注入口334と、注入管335が接着剤溝348に連通する。
これにより、ヘッドケース340のインク供給口357の周囲が接着剤で封止され、ヘッド部材310がケースに固着される。
例えば、ヘッド部材のインク取込口が形成されている面に凹部を設けても良い。
例えば、圧力発生手段として、圧電素子を用いて電気−機械変換手段を構成しても良いし、インクに熱を与え、インク内に発生する気泡によりインク滴を吐出するいわゆる電気−熱変換素子を用いても良い。
以下に本発明のインクジェットヘッド接続ユニットを構成する部材の好ましい材料及びその線膨張係数を示す。
料材料名 線膨張係数(/℃)
PSF(ポリサルフォン) 5.5×10−5
ABS 8.0×10−5
(2)ヘッド部材用材料
材料名 線膨張係数(/℃)
ホウ珪酸ガラス 3.25×10−6
Si(シリコン) 2.33×10−6
このような特性を満たす接着剤として一般的に熱硬化のエポキシ接着剤が挙げられる。
また、硬化後の接着剤が柔らかすぎると、組み立て後に、ノズルの位置がずれるおそれがあるため、硬化後のヤング率が、1N/m2以上であることが望ましい。
Claims (6)
- インク滴を吐出するノズルが形成された第1の面と、該ノズルにインクを供給するための取込口が形成された第2の面とを含むフェースエジェクションタイプのヘッド部材と、
前記ヘッド部材を収納する開口部を備えると共に、該ヘッド部材にインクを供給するための供給口が形成されたケース部材とを備えるインクジェットヘッド接続ユニットにおいて、
前記ヘッド部材を前記ケース部材の開口部に収納した際に、前記ヘッド部材と前記ケース部材の間に接着剤を充填するための空間を形成し、該空間に連通する孔が、少なくとも前記ヘッド部材もしくは、前記ケース部材の一方に設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド接続ユニット。 - 請求項1のインクジェットヘッド接続ユニットにおいて、前記ケース部材の開口部には、前記ヘッド部材の側面を挟持する爪部が設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド接続ユニット。
- 前記ヘッド部材を構成する材料として、線膨張係数が2.33×10−6 /℃ 以上の材料を使用すると共に、前記ケース部材を構成する材料として、線膨張係数が8.0×10−5 /℃ 以下の材料を使用し、前記空間に充填される接着剤の硬化後のヤング率が、1N/m2以上、35.3×105N/m2以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド接続ユニット。
- 請求項1乃至3のうち1に記載のインクジェットヘッド接続ユニットの組立方法において、
前記ヘッド部材を前記ケース部材の開口部に位置決めする工程と、
前記ヘッド部材と前記ケース部材の間に形成された空間に、該空間に連通する孔から接着剤を注入する工程と、
を含むことを特徴とするインクジェットヘッド接続ユニットの組立方法。 - 請求項4記載のインクジェットヘッド接続ユニットの組立方法において、前記空間に連通する孔から、注射針を用いて前記接着剤を前記空間に注入することを特徴とするインクジェットヘッド接続ユニットの組立方法。
- 請求項4又は5記載のインクジェットヘッド接続ユニットの組立方法において、
前記ヘッド部材を前記第1のケース部材の開口部に挿入した後、前記第ヘッド部材を前記第1のケース部材の方向に押圧して、前記空間に該空間に連通する孔から接着剤を注入することを特徴とするインクジェットヘッド接続ユニットの組立方法。
Priority Applications (1)
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JP2004215985A JP2004291656A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | インクジェットヘッド接続ユニット及びインクジェットヘッド接続ユニットの組立方法 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8182517A Division JPH1024600A (ja) | 1995-08-22 | 1996-07-11 | インクジェットヘッド接続ユニット及びインクジェットカートリッジ及びその組立方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017071163A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 |
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2004
- 2004-07-23 JP JP2004215985A patent/JP2004291656A/ja not_active Withdrawn
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