JP2004291380A - 筆記具の軸筒 - Google Patents

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Akira Matsukawa
亮 松川
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Sailor Pen Co Ltd
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Abstract

【課題】肉の厚い牛革のようなシートを軸筒の外周面に貼り付けても重ね合せ部が盛り上がらず、端縁同士を突き合わせたように見えて外観上好ましい筆記具の軸筒を提供する。
【解決手段】外周面に牛革のような肉の厚いシート3が、その両端を重ね合わせた状態で貼り付けられた筆記具の軸筒において、シート両端31、32の重ね合せ部分をそれぞれ斜めに切截し、この切截部分を重ね合わせて重ね合せ部分Rの肉厚をシートの肉厚に等しくする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば高級万年筆のような高級筆記具に適した軸筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
筆記具は、本来の筆記機能の他に、意匠的要素が重要視される商品であるが、高級筆記具、ことに高級万年筆の場合は、豪華さを強調するために、軸筒やキャップの外周面に様々な意匠的処理が施されることが多い。そして、この意匠的処理のひとつとして、牛革などのシートを軸筒の外周面に貼り付けて、軸筒の素材である金属や合成樹脂と異なる外観と質感をユーザーに与えるようにすることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
シートを軸筒の外周面に貼り付ける場合、シートの端縁同士を軸筒の軸線方向に沿って正確に突き合わせることは寸法精度上困難であるので、図4に示すように、シート3の端部31と端部32を重ね合せて貼り付ける。したがって、重ね合せ部はシート3が二重になるが、シート3の肉厚が例えば0.1mm以下の薄いものである場合は、シート3の重ね合せ部はほとんど目立たず、シート3の端縁同士を突き合わせたように見える。しかし、シート3が0.5mm程度の肉厚の牛革である場合は、重ね合せ部は盛り上がって段差がはっきりと判るので、外観上極めて不都合である。
【0004】
そこで本発明は、肉の厚い牛革のようなシートを軸筒の外周面に貼り付けても重ね合せ部が盛り上がらず、シートの端縁同士を突き合わせたように見えて外観上好ましい筆記具の軸筒を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、外周面に牛革のような肉の厚いシートが、その両端を重ね合わせた状態で貼り付けられた筆記具の軸筒において、シート両端の重ね合せ部分をそれぞれ斜めに切截し、この切截部分を重ね合わせて重ね合せ部分の肉厚をシートの肉厚に等しくする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を具体的に説明する。図1は高級万年筆の外観を示すが、万年筆に限られるものではない。図1において、表面に意匠的処理が施されたキャップ2が軸筒1の先端部に嵌着されている。軸筒1は金属で成形されたものであり、図2に示すように、軸筒1の外周面にシート3が接着剤により貼り付けられている。シート3は、肉厚が例えば0.5mmの牛革である。牛革は筆記具の素材としてはあまり使用しないものであるので、軸筒1の外観は興趣に富み、かつ金属と全く異なる質感をユーザーに与え、高級感に満ちた筆記具となっている。また、筆記時において指先は牛革になじんで密着するので、指先が滑ることがなく、筆記し易い万年筆になる。
【0007】
ここで、図3に示すように、シート3の端部31、32はそれぞれ斜めに切截されており、軸筒1の外周面に接着する前の端部31、32の切截部分の形状は互いに合同の直角三角形状になっている。したがって、2個の直角三角形の斜辺である切削面を合わせて接着すると端部31、32の重ね合せ部Rの肉厚はシート3の肉厚と等しくなり、盛り上がって段差が生じることがなく、端部31の先端による軸線方向のラインLにおいてシート3の端縁同士が突き合されたように見え、外観上極めて好ましいものとなる。
【0008】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、外周面に牛革のような肉の厚いシートが、その両端を重ね合わせた状態で貼り付けられた筆記具の軸筒において、シート両端の重ね合せ部分をそれぞれ斜めに切截し、この切截部分を重ね合わせて重ね合せ部分の肉厚をシートの肉厚に等しくするので、肉の厚い牛革のようなシートを軸筒の外周面に貼り付けても重ね合せ部が盛り上がらず、段差が生じないのでシートの端縁同士を突き合わせたように見えて外観上好ましい筆記具の軸筒とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の正面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明実施例の要部の拡大図である。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 軸筒
2 キャップ
3 シート
31、32 シートの端部
R 重ね合せ部

Claims (1)

  1. 外周面に牛革のような肉の厚いシートが、その両端を重ね合わせた状態で貼り付けられた筆記具の軸筒であって、
    前記シート両端の重ね合せ部分をそれぞれ斜めに切截し、該切截部分を重ね合わせて該重ね合せ部分の肉厚をシートの肉厚に等しくしたことを特徴とする筆記具の軸筒。
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Citations (4)

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1997 セーラー総合カタログ, JPN4007005199, 1997, JP, pages 30, ISSN: 0000834648 *
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