JP2004290452A - 特殊景品及び特殊景品読取装置 - Google Patents

特殊景品及び特殊景品読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の特殊景品の読取処理を迅速に行いつつ、不正等による異常景品を容易かつ確実に発見する。
【解決手段】特殊景品読取装置20で読取可能な所定の識別情報を格納した特殊景品10であって、複数枚積み重ねて特殊景品読取装置20の景品搭載部24に搭載可能なカード形状をなし、所定の識別情報を格納する記憶手段と、記憶手段に記憶された識別情報を特殊景品読取装置20側に無線送信する送信手段と、特殊景品読取装置20からの所定の照合結果情報を無線受信する受信手段と、受信手段が照合結果情報を受信すると発光する発光手段となるLED15を備え、LED15が、複数の特殊景品10が特殊景品読取装置20上に積み重ねられた状態において、外部から発光の有無が視認できるようにカード隅部の対称位置に配設されるように構成してある。
【選択図】 図1a

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン(パチスロ機)に代表される遊技機の遊技媒体と引換に提供される特殊景品を換金等するための特殊景品及び特殊景品読取装置に関し、特に、複数の特殊景品を重ね合わせた状態で各特殊景品の識別情報を読み取ることができ、かつ、特殊景品に異常等がある場合に、複数の景品が重ねられた状態のままで、正常な景品と異常景品とを直ちに判別することができ、複数の特殊景品の読取処理を迅速に行いつつ、不正等による異常景品を容易かつ確実に発見することができる特殊景品及び特殊景品読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パチンコ機やパチスロ機(スロットマシン)等に代表される遊技機においては、遊技機の結果払い出されるパチンコ玉やパチスロメダル等の遊技媒体は、遊技ホールの受付カウンタで計数処理され、遊技媒体数に相当する特殊景品に交換されて遊技者に提供される。
特殊景品を受け取った遊技者は、その特殊景品を遊技ホールとは別の特殊景品交換所に持っていくことにより、所定の換金レートに基づいて換金し、現金を手にすることができる。
【0003】
従来、この種の特殊景品の換金処理や景品回収処理は、特殊景品交換所の従業者等が全て手作業で行っていたが、人手による作業では、迅速な処理が困難で、景品の種類や数,換金額等に誤りが生じることがあり、無用のトラブルの原因となるおそれがあった。
また、この種の特殊景品は現金に交換されるという性質上、常に偽造,変造等の対象となり易く、交換所従業者等の人手による交換,換金作業では、偽造等された特殊景品を判別できないという問題も生じていた。
【0004】
そこで、最近は、所定の識別情報を示すバーコードや所定情報を記憶したICチップ等を特殊景品に備え、バーコードやICチップの電子情報を読取装置で読み取ることにより自動的に換金処理が行える特殊景品読取装置に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1−4参照。)。これまで提案されている従来の特殊景品読取装置によれば、特殊景品の種類や金額等の情報が電子情報として読み取られて処理されるようになり、これまでの人手による作業と比較して誤りのない換金処理が行え、特殊景品の偽造等も容易に発見できるようになった。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−257219号公報(第4−6頁、第1図)
【特許文献2】
特開平8−336658号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献3】
特開平10−124631号公報(第3−5頁、第1図)
【特許文献4】
特開平10−256960号公報(第2−3頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来提案されている特殊景品読取装置では、バーコードやICチップを備えた特殊景品は、景品1個ずつ(1枚ずつ)読み取られるようになっており、景品情報の読取作業に時間がかかり、迅速な換金処理が行えないという問題があった。
特殊景品の交換では、一度に数十枚の景品が持ち込まれることもあり、景品1個ずつ、1枚ずつ読取作業を行う必要のある読取装置では、換金処理に長時間を要し、効率的な業務が困難となり、顧客も長時間待たされることになった。
また、このように特殊景品1個ずつ読取処理にかける従来の読取装置では、特殊景品を多数積み重ねた状態でソータと呼ばれる大型の分離装置にセットして、読取部に搬送するようになっていた。このため、ソータ部分の構造が大型化,複雑化し、読取装置の小型軽量化,低コスト化等が図れず、また、故障等が生じやすく信頼性に欠けるという問題もあった。
【0007】
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、複数の特殊景品を重ね合わせた状態で搭載部に置くだけで、各特殊景品の識別情報を読み取ることができ、かつ、特殊景品に異常等がある場合に、複数の景品が重ねられた状態のままで、正常な景品と異常景品とを直ちに判別することができ、複数の特殊景品の読取処理を迅速に行いつつ、不正等による異常景品を容易かつ確実に発見することができる特殊景品及び特殊景品読取装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の特殊景品は、請求項1に記載するように、特殊景品読取装置で読取可能な所定の識別情報を格納した特殊景品であって、重ね合わせ可能な外形を有し、所定の識別情報を格納する記憶手段と、記憶手段に記憶された識別情報を無線送信する送信手段と、特殊景品読取装置からの所定の照合結果情報を無線受信する受信手段と、受信手段が照合結果情報を受信すると発光する発光手段と、を備え、発光手段が、一又は二以上の特殊景品が重ねられた状態において、外部の全方位から発光の有無が視認可能な位置に配設される構成としてある。
【0009】
特に、請求項2では、発光手段は、特殊景品の外周部の少なくとも二箇所に配設される構成としてある。
また、請求項3では、発光手段は、特殊景品の隅部の少なくとも二箇所に配設される構成としてある。
【0010】
このような構成からなる本発明の特殊景品によれば、板状やカード形状等の外形を有する特殊景品の隅部や外周部にLED等の表示機からなる発光手段を備え、識別情報の照合結果に応じて発光手段を発光(点灯,点滅等)させることにより、特殊景品が複数重ねられ、束ねられた状態であっても、特殊景品の向きに関係なく、いずれの特殊景品に異常があるかを一目で見分けることができる。
これにより、複数の特殊景品を一度に読取処理しつつ、偽造等の異常景品を直ちに発見でき、迅速な読取処理,換金処理と偽造景品の判別,発見の双方を確実に実現することができる。
【0011】
また、請求項4では、発光手段が複数箇所に配設される場合に、複数の発光手段は、特殊景品上の対向する位置に配設される構成としてある。
特に、請求項5では、特殊景品の隅部の複数箇所に発光手段が配設される場合に、複数の発光手段は、特殊景品状の対象位置に配設される構成としてある。
また、請求項6では、特殊景品の外周部の複数箇所に発光手段が配設される場合に、複数の発光手段は、特殊景品状の対象位置に配設される構成としてある。
【0012】
このような構成からなる本発明の特殊景品によれば、LED等からなる発光手段を特殊景品の隅部や外周部の対向する位置、好ましくは対称位置に複数配設することにより、特殊景品がいずれの向きに重ね合わされた場合でも、発光手段を揃えて位置させることができる。
これにより、特殊景品を重ね合わせる際の位置合わせが不要となり、特殊景品読取装置上への搭載作業が容易に行え、かつ、発光手段が揃って位置することで、点灯,点滅の有無が明確に識別できるようになる。
【0013】
そして、請求項7記載の特殊景品読取装置は、特殊景品に格納された所定の識別情報を読み取り可能な特殊景品読取装置であって、請求項1,2,3,4,5又は6記載の特殊景品を一又は二以上重ね合わせて搭載可能な景品搭載手段と、景品搭載手段に搭載された一又は二以上の特殊景品からの各識別情報を無線受信する受信手段と、特殊景品からの識別情報を照合し、所定の照合結果情報を生成する照合手段と、照合手段の照合結果情報を無線送信する送信手段と、を備える構成としてある。
【0014】
このような構成からなる本発明の特殊景品読取装置によれば、上述した本発明に係る発光手段を備えた特殊景品を、複数枚同時に搭載して読取処理を行える特殊景品読取装置を実現することができる。
これにより、複数の特殊景品を一度に読取処理でき、かつ、偽造等の異常景品を直ちに発見できる、迅速な読取処理,換金処理と偽造景品の判別,発見の両立が可能となる従来には存在しない、優れた特殊景品読取装置を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る特殊景品及び特殊景品読取装置の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る特殊景品と特殊景品読取装置を示す斜視図で、同図aは特殊景品を装置に搭載前の状態、同図bは搭載した状態である。図2は、同じく本実施形態に係る特殊景品と特殊景品読取装置を示すブロック図である。また、図3は、本発明の特殊景品の発光手段の配設箇所の一例を示す図であり、(a)は特殊景品の平面図、(b)は特殊景品が複数重ねられた状態の斜視図である。
これらの図に示す本実施形態の特殊景品10は、パチンコ機やパチスロ機(スロットマシン)等の遊技機において、遊技機の結果払い出されるパチンコ玉やパチスロメダル等の遊技媒体と交換に遊技者に提供される特殊景品である。
特殊景品10は、既存の特殊景品と同様に、遊技媒体が遊技ホールの受付カウンタで計数処理され、計数された遊技媒体数に相当する特殊景品が遊技者に提供されるようになっている。そして、この特殊景品10が、特殊景品読取装置20に搭載されて、所定の読取処理を経て、換金が行われるようになっている。
【0016】
特殊景品10は、図1,図3に示すように、重ね合わせ可能なカード形状をなす外形を有しており、カード形状の景品内部には、特殊景品読取装置20で読み取り可能な所定の識別情報が格納されるようになっている。
具体的には、特殊景品10は、プラスチック樹脂等で形成されたカード基材の内部に、例えばRFIDやICチップ等の情報記憶手段が埋め込まれており、本実施形態では、特殊景品読取装置20との間で非接触による情報の送受信が可能なRFID(Radio Frequency Identification)がカード内に埋設されるようになっている。
【0017】
RFIDは、所定の情報を記録した半導体と小型アンテナを埋め込んだ「タグ(RFタグ)」を対象物に取り付け、無線通信により所定の情報を読取装置側でピックアップすることで、当該対象物の認証等を可能とするもので、「タグ」は、読取装置側と非接触型であるために接点等の磨耗の心配もなく、また無電池のため対象物に合わせた加工や小型化・薄型化が可能となる。
本実施形態では、このRFIDの「タグ」をカード内に埋設することにより特殊景品10を構成している。
【0018】
より具体的には、特殊景品10は、RFIDチップと送受信アンテナ等がまとめて樹脂やガラスで封止されたRFタグがカード基材に埋め込まれて構成されており、図2に示すように、制御部11,電源供給部11a,メモリ12,送受信部13,アンテナ14の各部を備えている。
制御部11は、その上で実行されるプログラムにより、RFタグ全体の制御を行う。具体的には、制御部11は、メモリ12から所定の識別情報を読み出し、特殊景品読取装置20へ送出する制御を行う。そして、制御部11は、後述するように、特殊景品読取装置20からの所定の照合結果情報を受信すると、発光手段であるLED15を発光させる制御を行う。
電源供給部11aは、RFタグの各部に電源を供給するものである。RFタグは、それ自体電源を持たないが、特殊景品読取装置20との通信可能なエリア内に位置する場合に、特殊景品読取装置20から電源供給部11aに電源供給信号が与えられ、これによりRFタグの各部が駆動され、LED15が発光制御されるようになる。
【0019】
メモリ12は、例えばEEPROM(電気的に書き換え可能なROM)からなり、RFタグが埋め込まれる特殊景品に必要となる所定の識別情報を記憶している。ここで、メモリ12に格納される識別情報としては、特殊景品10の交換,換金処理に必要となる任意の情報とすることができ、例えば、景品の発行店舗名(ホール名),発行日時等の店舗情報や、特殊景品の買取金額等の価値情報等がある。このようにメモリ12に格納される所定情報は、特殊景品読取装置20に読み取られてデータ処理されることになる。
送受信部13は、アンテナ14を介して特殊景品読取装置20との間で信号を送受信する無線送受信手段である。
そして、このようなRFタグを備えた特殊景品10には、図1〜図3に示すように、カード外部から視認可能な発光手段としてLED15が備えられている。
【0020】
LED15は、特殊景品読取装置20からの所定の照合結果情報が送受信部13で受信されると、制御部11の制御により発光する発光手段である。
そして、このLED15は、特殊景品10が複数重ねられ、束ねられた状態において、外部から発光の有無が視認可能な位置に配設されるようにしてある。
例えば、LED15は、図1及び図3に示すように、特殊景品10のカード基材の隅部の少なくとも二箇所以上に配設することができる。
また、LED15は、図4に示すように、特殊景品10のカード基材の外周部の少なくとも二箇所以上に配設することもできる。
そして、特に、複数のLED15が、特殊景品10上の対向する位置、好ましくは対称位置に配設されるように形成することが好ましい。
このようにすると、複数の特殊景品10がいずれの向きに重ね合わされた場合でも、各特殊景品10のLED15を全て同じ位置に揃えることができる。これにより、特殊景品10を重ね合わせる際の位置合わせが不要となり、特殊景品読取装置20上への搭載作業が容易に行え、かつ、特殊景品10をどの向きに置いてもLED15が揃って位置することで、発光の有無が明確に識別できるようになる。
【0021】
なお、LED15等の発光手段は、図3又は図4に示すように、特殊景品10の隅部や外周の縁部の表面に直接、発光体が視認可能に露出するように配設,形成することもできるが、これ以外の構成を採ることも可能である。
例えば、図5に示すように、LED15等の発光手段を特殊景品10のカード内部に埋設し、カード表面の所定方向に貫通する透光路15aとプリズム15bを介して、発光をカード表面に導出することで(同図の矢印参照)、カードの隅部等に発光部15cを形成することもできる。
このように、発光により特殊景品10の正常,異常を外部に視認させることができる限り、発光手段は、特殊景品10の表面に直接又は間接に発光するものであればどのような構造であっても良い。また、LED以外の発光体を採用することもできる。
【0022】
特殊景品読取装置20は、特殊景品10に格納された所定の識別情報を読み取り可能な読取手段であり、例えば、特殊景品交換所の受付や事務所等に設置されるコンピュータ装置等で構成される。
具体的には、特殊景品読取装置20は、図1及び図2に示すように、制御部21,メモリ22,送受信部23,景品搭載部(アンテナ板)24,操作部25,表示部26の各部を備えている。
制御部21は、その上で実行されるプログラムにより、特殊景品読取装置20全体の制御を行う制御手段である。
【0023】
具体的には、制御部21は、特殊景品10から送られる所定の識別情報に基づいて、メモリ22に格納された照合情報を読み出し、特殊景品10を照合処理を行う。そして、照合処理の結果、特殊景品10が偽造,変造等のない正規景品である場合に、照合結果情報を生成し、該当する正規の特殊景品10側に送信するようになっている。
照合処理の結果、識別情報の全部又は一部に異常がある場合には、制御部21は照合結果情報を生成しない。従って、異常景品の場合には、該当する特殊景品10側には照合結果情報が送信されないので、その特殊景品10についてはLED15が発光しないことになる。このとき、制御部21の制御により、表示部26には異常表示等を表示することができる。
【0024】
メモリ22は、特殊景品10からの所定の識別情報と対比,照合される所定の照合情報が格納されている。
送受信部23は、アンテナ板からなる景品搭載部24を介して特殊景品10との間で信号を送受信する無線送受信手段である。
景品搭載部24は、特殊景品10を一又は二以上積み重ねて搭載可能な景品搭載手段であり、かつ、特殊景品10との間で信号を送受信するアンテナ板を構成している。本実施形態では、景品搭載部24には、同時に5個の特殊景品10が搭載され、各景品からの識別情報が読取可能となっている。
この景品搭載部24を介して受信された各特殊景品10からの識別情報が照合され、所定の照合結果情報を生成されることになる。
【0025】
操作部25は、読取開始用のボタンやテンキー等の入力キーを備えた操作手段で、特殊景品読取装置20の動作に必要となる各種の操作が入力できるようになっている。
表示部26は、液晶表示装置等からなる表示手段であり、特殊景品読取装置20における処理内容や処理結果、例えば、特殊景品10の読取結果(景品枚数,換金金額)や景品の正常又は異常の検出結果等、所定の情報が文字,数字等で画面表示される。
【0026】
次に、以上のような構成からなる本実施形態の特殊景品読取装置の動作について説明する。
まず、読取対象となる特殊景品10は、5個一束に重ね合わされた状態で、特殊景品読取装置20の景品搭載部24に搭載される。
景品搭載部24の搭載された特殊景品10は、特殊景品読取装置20から電源が供給される。この起電力によって各特殊景品10のRFタグの制御部11は、メモリ12に格納されている所定の識別情報、すなわち当該特殊景品10の店舗情報や価値情報等を送出する。
特殊景品読取装置20では、各特殊景品10から送出された識別情報を景品搭載部24のアンテナ板と送受信部23を介し受信する。そして、この特殊景品10からの識別情報に基づき、特殊景品読取装置20の制御部21は、メモリ22に格納された照合情報を読み出して、各特殊景品10の照合処理を行う。
【0027】
この照合処理の結果、特殊景品10が偽造,変造等のない正規景品である場合には、制御部21は、照合結果情報を生成し、該当する特殊景品10側に送信する。また、正規景品については、所定の識別情報に基づく、計数処理,換金処理が行われ、特殊景品の数量,換金金額等がデータ処理される。これにより、特殊景品10は、相当金額の現金と換金されることになる。
一方、特集景品10からの識別情報の一部又は全部に異常がある場合には、照合処理の結果、照合結果情報は生成されない。従って、この場合には、該当する特殊景品10に対しては照合結果情報が送信されず、その特殊景品10のLED15は発光しないことになる。
【0028】
各特殊景品10側では、特殊景品読取装置20からの照合結果情報を受信すると、制御部11がLED15を発光させる制御を行う。これにより、偽造等のない正規の特殊景品10については、LED15の発光によりそれが視認,判別される。
一方、特殊景品読取装置20で異常と判定された特殊景品10は、照合結果情報が送信されず、その特殊景品10のLED15は発光しない。これにより、LED15が発光しない特殊景品10が視認され、偽造等された異常景品であると判別することができる。
このようにして、特殊景品読取装置20の景品搭載部24上に搭載された特殊景品10のうち、LED15が発光したものは正規の景品であり、LED15が発光しないものは異常景品であることが外部から明確に視認,判別できる。
これにより、異常景品については、その場で直ちに対応が可能となり、不正な換金行為等が行われることが未然に防止されることになる。
【0029】
以上説明したように、本実施形態に係る特殊景品10によれば、カード形状の外形を有する特殊景品10の隅部や外周部にLED15を備え、識別情報の照合結果に応じてLED15を点灯,点滅等させることにより、特殊景品10が複数積み重ねられた状態であっても、いずれの特殊景品に異常があるかを一目で見分けることができる。
そして、本実施形態に係る特殊景品読取装置20では、このようなLED15を備えた特殊景品を10、複数枚同時に搭載して読取処理を行えるようになる。
【0030】
特に、本実施形態の特殊景品10に備えられるRFIDは、特殊景品読取装置20との間で非接触で信号が送受信され、高速かつ大量の処理が可能となり、自動払出し機にも組み込みが可能となる。
これにより、複数の特殊景品10は、一度に読取処理でき、かつ、偽造等の異常景品を直ちに発見できるようになり、迅速な読取処理,換金処理と偽造景品の判別,発見の両立が可能となる、従来には存在しない、優れた特殊景品及び特殊景品読取装置が実現できるようになる。
【0031】
以上、本発明の特殊景品及び特殊景品読取装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る特殊景品と特殊景品読取装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、特殊景品10はカード形状の外形を有していたが、本発明に係る特殊景品はカード形状のもののみに限定されるものではない。すなわち、特殊景品読取装置上に重ねられ束ねられた状態で搭載,収納可能な形状であれば、どのような外形であっても良く、例えば、カード形状の他、板状や箱状,棒状等であっても良い。また、特殊景品は矩形のものに限らず、多角形状や円形状,楕円形状等であっても良い。
【0032】
また、特殊景品読取装置についても、例えば景品搭載部の構造は、複数の特殊景品が搭載,収納可能であれば良く、上述した実施形態で示した特殊景品が平置きされる構造のみに限られない。
すなわち、景品搭載部は、複数の特殊景品が横方向に重ねられ束ねられて搭載される構造でもよく、また、複数の特殊景品が束ねられた状態で内部に挿入可能な凹部構造や中空構造,穴構造等を有していても良い。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の特殊景品及び特殊景品読取装置によれば、複数の特殊景品を積み重ねた状態で搭載部に置くだけで、各特殊景品の識別情報を同時に読み取ることができ、かつ、特殊景品に異常等がある場合に、複数の景品が積み重ねられた状態のままで、正常な景品と異常景品とを直ちに判別することができる。
これにより、本発明では、複数の特殊景品の読取処理が迅速に行えるとともに、不正等による異常景品を容易かつ確実に発見することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本発明の一実施形態に係る特殊景品と特殊景品読取装置を示す斜視図で、特殊景品を装置に搭載する前の状態である。
【図1b】本発明の一実施形態に係る特殊景品と特殊景品読取装置を示す斜視図で、特殊景品を装置に搭載した状態である。
【図2】本発明の一実施形態に係る特殊景品と特殊景品読取装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の特殊景品の発光手段の配設箇所の一例を示す図であり、(a)は特殊景品の平面図、(b)は特殊景品が複数積み重ねられた状態の斜視図である。
【図4】本発明の特殊景品の発光手段の配設箇所の他の一例を示す図であり、(a)は特殊景品の平面図、(b)は特殊景品が複数積み重ねられた状態の斜視図である。
【図5】本発明の特殊景品の発光手段の内部構造の一例を示す図であり、(a)は特殊景品の平面断面図、(b)は同じく側面断面図である。
【符号の説明】
10 特殊景品
11 制御部
12 メモリ
13 送受信部
14 アンテナ
15 LED
20 特殊景品読取装置
21 制御部
22 メモリ
23 送受信部
24 景品搭載部(アンテナ板)
25 操作部
26 表示部

Claims (7)

  1. 特殊景品読取装置で読取可能な所定の識別情報を格納した特殊景品であって、
    重ね合わせ可能な外形を有し、所定の識別情報を格納する記憶手段と、記憶手段に記憶された識別情報を無線送信する送信手段と、特殊景品読取装置からの所定の照合結果情報を無線受信する受信手段と、受信手段が照合結果情報を受信すると発光する発光手段と、を備え、
    発光手段が、一又は二以上の特殊景品が重ねられた状態において、外部の全方位から発光の有無が視認可能な位置に配設されることを特徴とする特殊景品読取装置。
  2. 発光手段は、特殊景品の隅部の少なくとも二箇所に配設される請求項1記載の特殊景品。
  3. 発光手段は、特殊景品の外周部の少なくとも二箇所に配設される請求項1又は2記載の特殊景品。
  4. 発光手段が複数箇所に配設される場合に、
    複数の発光手段は、特殊景品上の対向する位置に配設される請求項1,2又は3記載の特殊景品。
  5. 特殊景品の隅部の複数箇所に発光手段が配設される場合に、複数の発光手段は、特殊景品状の対象位置に配設される請求項1,2,3又は4記載の特殊景品。
  6. 特殊景品の外周部の複数箇所に発光手段が配設される場合に、
    複数の発光手段は、特殊景品状の対象位置に配設される請求項1,2,3,4又は5記載の特殊景品。
  7. 特殊景品に格納された所定の識別情報を読み取り可能な特殊景品読取装置であって、
    請求項1,2,3,4,5又は6記載の特殊景品を一又は二以上重ね合わせて搭載可能な景品搭載手段と、景品搭載手段に搭載された一又は二以上の特殊景品からの各識別情報を無線受信する受信手段と、特殊景品からの識別情報を照合し、所定の照合結果情報を生成する照合手段と、照合手段の照合結果情報を無線送信する送信手段と、を備えることを特徴とする特殊景品読取装置。
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JP2006250582A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Hitachi Plant Technologies Ltd 荷重センサ付きrfidタグ
JP2011161203A (ja) * 2010-01-14 2011-08-25 Hiroyuu Kk 計算装置、計算方法、計算プログラム、および商品の取引方法
JP2011234895A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Hiroyuu Kk 商品及び商品読取装置

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