JP2004290341A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵フィルターで確実に効率良く細塵を捕集することで、吸引力が持続し、清潔で使い勝手の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
【解決手段】吸気口19と集塵フィルター17の間にリブ体21により空間Aを設けたので、吸気口19から漏れた細塵を1個の集塵フィルター17の全面で均一かつ確実に捕集可能で、集塵フィルター17での細塵の捕集限界量が多くなるため、吸引力が持続し、清潔で使い勝手を向上できる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機と集塵ケース間に、細塵を捕集する集塵フィルターを有する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機はすでによく知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
これは、電動送風機が運転されると、塵埃を含む空気は集塵ケース内で遠心分離される。分離された塵埃は集塵ケース内に堆積され、分離された空気はメッシュ状のフィルターを備えた吸気口と、集塵フィルターを通過して掃除機本体の外部へ排出されるものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−528号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電気掃除機にあっては、集塵量が増加すると集塵ケース内の気流が乱れ、メッシュ状のフィルターを備えた吸気口からの細塵漏れが増加する。そして、漏れた細塵は、吸気口の投影面積に相当する集塵フィルター部分にのみ付着することになる。したがって、集塵フィルターは部分的に早期に目詰まりを起こして吸引力が低下するとともに、細塵が集塵フィルターを通過せずに集塵フィルターの側面から漏れ出て、電動送風機に侵入し、故障の原因となる課題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するもので、集塵フィルターで確実に効率良く細塵を捕集することで、吸引力を持続し、清潔で使い勝手の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電気掃除機は、集塵ケースの集塵収納室と電動送風機とを連絡する複数の吸気口と、この複数の吸気口を覆う集塵フィルターとの間に空間を設けたものである。
【0008】
これにより、複数の吸気口から漏れた細塵は、空間の存在により、集塵フィルターの全面で均一かつ確実に捕集され、集塵フィルターでの細塵の捕集限界量が多くなるため、集塵フィルターで確実に効率良く細塵を捕集することができ、吸引力を持続し、清潔で使い勝手の良いものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機の吸気上流側で前記掃除機本体に着脱自在に設けた集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を収納する集塵収納室と、前記集塵収納室と前記電動送風機を連絡する複数の吸気口と、前記複数の吸気口を覆う集塵フィルターを収納した吸気下流側のフィルター収納室と、前記フィルター収納室と前記電動送風機を連通する連通吸気口とを有し、前記複数の吸気口と前記集塵フィルターの間には空間を設けた電気掃除機とすることにより、複数の吸気口から漏れた細塵は、空間の存在により、集塵フィルターの全面で均一かつ確実に捕集され、集塵フィルターでの細塵の捕集限界量が多くなるため、集塵フィルターで確実に効率良く細塵を捕集することができ、吸引力を持続し、清潔で使い勝手の良いものとなる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、フィルター収納室には、集塵フィルターを支持し空間を形成するリブ体を設けた請求項1に記載の電気掃除機とすることにより、複数の吸気口と集塵フィルターの間の空間を確実に設けることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、集塵収納室は、吸引風と塵埃とを遠心分離作用により分離させる遠心分離部を有する請求項1または2に記載の電気掃除機とすることにより、遠心分離作用で複数の吸気口からの細塵量は少なくなり、一定期間の集塵フィルターの細塵付着量は少なくなるため、吸引力が持続し、メンテナンス回数を少なくできる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、リブ体を複数の吸気口間を区画する位置に設けた請求項2または3に記載の電気掃除機とすることにより、複数の吸気口間の、フィルター捕集面積バランスを調節でき、1個の集塵フィルターで均一に細塵を捕集することができるため、吸引力を持続できる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、フィルター収納室の集塵フィルターは、複数の吸気口のうち、第1の吸気口を覆う部分を他より密度の高い材料で形成した請求項4に記載の電気掃除機とすることにより、第1の吸気口から漏れる遠心分離された細かい微細塵を、密度の高い集塵フィルターで確実に捕集できるとともに、他の吸気口からの吸引は低下させず、清潔で使い勝手を向上できる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、フィルター収納室の集塵フィルターは、複数の吸気口のうち、第2の吸気口を覆う部分を他より密度の高い材料で形成した請求項4に記載の電気掃除機とすることにより、比較的細塵漏れ量の多い第2の吸気口から漏れる遠心分離された細かい微細塵を、密度の高い集塵フィルターで確実に捕集でき、遠心分離作用により比較的細塵漏れ量の少ない他の吸気口の吸引は低下させず、清潔で使い勝手を向上できる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、密度の異なる集塵フィルターを一体に成型した請求項5または6に記載の電気掃除機とすることにより、密度の異なる集塵フィルターの境界面からの細塵漏れが無くなり、また両集塵フィルターを同時に取り扱え、メンテナンスでき使い勝手を向上できる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、フィルター収納室と電動送風機を連通する連通吸気口を、集塵フィルターを通過する気流方向と略垂直の位置に設け、リブ体を複数の吸気口と連通吸気口の間に位置させ気流方向と略垂直に設けた請求項2に記載の電気掃除機とすることにより、複数の吸気口から漏れた細塵が集塵フィルターを通らず空間を通って連通吸気口の近傍まで流れるのを防止でき、細塵は確実に集塵フィルターで捕集され、清潔で使い勝手を向上できる。
【0017】
請求項9に記載の発明は、連通吸気口と集塵フィルターの間に空間を設けた請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機とすることにより、複数の吸気口から集塵フィルターの面積全体で吸引でき、吸引力を向上できる。
【0018】
請求項10に記載の発明は、集塵ケースを形成する上蓋に、集塵フィルターの吸気下流側と当接し空間を形成するリブ体を設けた請求項9に記載の電気掃除機とすることにより、連通吸気口と集塵フィルターの間に空間を確実に設けることができるとともに、吸引による集塵フィルターの浮きを防止し、確実に細塵を捕集し清潔かつ吸引力を向上できる。
【0019】
請求項11に記載の発明は、リブ体を集塵フィルターの端部近傍に設けた請求項9または10に記載の電気掃除機とすることにより、特に細塵が漏れやすい集塵フィルター端部の吸引による浮きを防止し、全吸気を集塵フィルターに通すことで確実に細塵を捕集できる。
【0020】
請求項12に記載の発明は、フィルター収納室のリブ体と上蓋のリブ体を集塵フィルターの端部近傍に略同一形状で形成し、集塵フィルターを両リブ体で挟持してなる請求項9〜11のいずれか1項に記載の電気掃除機とすることにより、集塵フィルターの上流および下流両側に空間を設けるとともに、集塵フィルター端部の吸引による浮きを防止し、端部からの細塵漏れをより確実に防止できる。
【0021】
請求項13に記載の発明は、フィルター収納室の側壁を軟質材により形成した請求項1〜12のいずれか1項に記載の電気掃除機とすることにより、集塵フィルターとフィルター収納室の側壁とのエアータイトを確実に行うことができ、集塵フィルター端部からの細塵漏れをより確実に防止できる。
【0022】
請求項14に記載の発明は、集塵ケースを可視性部材から形成するとともに、集塵ケースを形成する上蓋に表面加工を施した請求項1〜13いずれか1項に記載の電気掃除機とすることにより、デザイン性を損なわず、外部からの集塵フィルターの汚れを目立たなくし、外観上の清潔感を向上することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図を参照しながら説明する。
【0024】
(実施例1)
図1〜図6は、本発明の実施例1における電気掃除機を示すものである。
【0025】
図1に示すように、吸引風を発する電動送風機(図示せず)を内蔵する掃除機本体1には、電動送風機の吸気上流側に、掃除機本体1から着脱可能で塵埃を捕集する集塵ケース2が設けられている。集塵ケース2は、可視性部材から形成されており、外部から内部が確認できるものである。また、集塵ケース2は、ホース継ぎ手4付きのホース5、手元ハンドル3、および延長管6を介して、塵埃を吸引する吸込具7が連結されている。掃除機本体1は、底面に枢支された1個の前輪キャスター8と、掃除機本体1の後部両側面に回転自在に取り付けた一対の後輪9と、掃除機本体1の後方下内部に装備した、電動送風機へ電源を供給する2次電池(図示せず)とを備えている。さらに、掃除機本体1には、蓋体1aが開閉自在に装備されており、蓋体1aの閉時に集塵ケース2を覆っている。なお、前記したホース5は、蓋体1aに接続されているもので、集塵ケース2に吸引風を導くようになっている。
【0026】
次に、集塵ケース2の構成について詳しく説明する。
【0027】
図2〜図6に示すように、集塵ケース2は、集塵ケース本体10と、集塵ケース本体10に着脱可能な略円板状をした枠体14と、集塵ケース本体10に対して回動操作により開閉自在に施した上蓋15と、枠体14外周に接着され、集塵ケース本体10と上蓋15をエアータイトする、エラストマーのような軟質材で形成したパッキン16と、枠体14と上蓋15間に形成されたフィルター収納室14a(図6)に枠体14を覆って装備した集塵フィルター17と、集塵ケース本体10の下面に開閉自在に軸支され開操作により貯まった塵埃を廃棄可能な下蓋18を備えている。なお、フィルター収納室14aの側壁は、軟質材により形成されており、集塵フィルター17とフィルター収納室14aの側壁とのエアータイトを確実に行うようにしている。
【0028】
前記集塵ケース本体10は、図5に示すように、ホース5からの塵埃を含んだ吸引風を流入口26から導入し、これを矢印のように遠心分離する第1遠心分離部11と、第2遠心分離部12と、遠心分離された塵埃を貯める堆積部13とを備えている。同時に、メッシュフィルター27、粗いメッシュフィルター28および細塵室29を備えている。
【0029】
また、前記枠体14は、図2、図4に示すように、第1遠心分離部11ならびに第2遠心分離部12と連通した第1の吸気口19と、堆積部13と連通した第2の吸気口20と、第1の吸気口19から放射状に複数配置した高さ2mm程度のリブ体21と、集塵フィルター17の端部近傍に円弧状に複数配置した高さ2mm程度のリブ体22とを備えている。これらリブ体21、22により集塵フィルター17は支持され、前記複数の吸気口19、20と集塵フィルター17の間には空間A(図6)が設けられ、複数の吸気口19、20から漏れた細塵は、空間Aの存在により、集塵フィルター17の全面で均一かつ確実に捕集されるように配慮している。空間Aはリブ体21、22により確実に設けられるが、これらリブ体によらず他の手段で形成するようにしてもよい。なお、リブ体21、22の少なくとも一方を、複数の19、20間を区画する位置に設けることにより、複数の吸気口19、20間の、フィルター捕集面積バランスを調節することができ、1個の集塵フィルター17で均一に細塵を捕集するようにすることが可能である。
【0030】
また、前記上蓋15は、図2、図5に示すように、電動送風機29とフィルター収納室14aを連通する連通吸気口23を、集塵フィルター17を通過する気流方向と略垂直方向の位置に設けている。また、リブ体22と略同一形状のリブ体24を、複数の吸気口19、20と連通吸気口23の間に位置させ、気流方向と略垂直に設けている。リブ体24はリブ体22とで集塵フィルター17を挟持しているものであり、集塵フィルター17の吸気下流側と当接することにより、連通吸気口23と集塵フィルター17の間に空間B(図6)を形成している。この空間Bのため、複数の吸気口19、20から集塵フィルター17の面積全体で吸引でき、吸引力を向上できるようになっている。空間Bはリブ体24により確実に設けられるが、このリブ体によらず他の手段で形成するようにしてもよいことは、空間Aの場合と同様である。特に、リブ体22、24は細塵が漏れやすい集塵フィルター17端部の吸引による浮きを防止し、全吸気を集塵フィルター17に通し細塵を捕集するようになっている。そして、また、上蓋15の外郭25にはシボ加工等の表面加工を施し、デザイン性を損なわず、外部から集塵フィルター17の汚れを目立たなくし、外観上の清潔感を向上させている。
【0031】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0032】
図5に示すように、流入口26より吸引された塵埃を含んだ吸引風は、第1遠心分離部11で集塵ケース本体10の内壁に沿って旋回し、遠心分離作用により体積の大きく質量の重い塵埃aと、遠心分離作用の少ない軽い細塵bに分離される。分離された体積の大きく質量の重い塵埃aは、堆積部13に収容され、メッシュフィルター27を介して第1の吸気口19により吸引されているため、メッシュフィルター27右端部より貯まっていく。蓄積した塵埃も集塵フィルターの効果を果たすが、メッシュフィルター27より細かい細塵はメッシュフィルター27を通り、フィルター収納室14aと連通した第2の吸気口20を通過する。
【0033】
一方、遠心分離作用の少ない細塵bは、粗いメッシュフィルター28を通り、第2遠心分離部12で2回目の遠心分離を行う。そこで遠心分離された細塵は細塵室29に蓄積され、遠心分離しきれなかった細かい微細塵のみがフィルター収納室14aと連通した第1の吸気口19を通過する。
【0034】
図6に示すように、複数の吸気口19、20から漏れた細塵は、空間Aの存在により、集塵フィルター17の全面で均一かつ確実に捕集され、集塵フィルター17での細塵の捕集限界量が多くなるため、集塵フィルター17で確実に効率良く細塵を捕集することができ、吸引力を持続し、清潔で使い勝手の良いものとなる。また、第1の吸気口19からの細塵漏れ量は、2回の遠心分離作用により少なくなっており、一定期間の集塵フィルター17の細塵付着量は少なく、吸引力が持続し、メンテナンス回数を少なくできる。
【0035】
また、連通吸気口23と集塵フィルター17の間には空間Bを設けたため、連通吸気口23により集塵フィルター17の吸気下流側の面積全体で吸引でき、吸引力を向上することができる。さらに、リブ体22、24を集塵フィルター17の端部近傍に略同一形状で形成し、集塵フィルター17をリブ体22、24で挟持したため、集塵フィルター17の上流および下流両側に空間A、Bを設けると同時に、集塵フィルター17端部の吸引による浮きを防止し、端部からの細塵漏れを確実に防止できる。
【0036】
それに加え、枠体14の外周を軟質材のエラストマーにより形成したパッキン16で覆っているため、集塵フィルター17の側壁とのエアータイトを確実に行うことができ、集塵フィルター端部からの細塵漏れをより確実に防止できる。
【0037】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2における電気掃除機について、図7、図8を用いて説明する。電気掃除機としての基本構成は、実施例1と同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0038】
図7に示すように、枠体14は、2つのリブ体30、31を備えている。リブ体30は、第1の吸気口19と第2の吸気口20を区画する高さ2mm程度のものであり、リブ体31は、集塵フィルター17を通過する気流方向と略垂直の位置にある連通吸気口23と、第1の吸気口19および第2の吸気口20の間に設けた高さ2mm程度のものである。
【0039】
そして、図8に示すように、集塵フィルター17は、第1の吸気口19を覆う部分を密度の高い高密度材料32で形成し、第2の吸気口20を覆う部分を密度の低い低密度材料33で形成し、密度の異なる2部材を一体に成型している。
【0040】
上記構成における、作用について説明する。
【0041】
リブ体30を第1の吸気口19と第2の吸気口20を区画する位置に設けたので、2つの吸気口19、20から漏れる細塵が混合することが無く、比較的細塵漏れ量の少ない第1の吸気口19を覆う集塵フィルター面積を少なく、比較的細塵漏れ量の多い第2の吸気口20の集塵フィルター捕集面積を大きくして、各バランスを調節でき、1個の集塵フィルター17に均一に細塵を捕集することができるため、吸引力を持続できる。
【0042】
また、リブ体31により、第1の吸気口19ならびに第2の吸気口20から漏れた細塵が集塵フィルター17を通らず、空間Aを通り吸気口近傍34まで流れるのを防止でき、確実に集塵フィルター17を通過するため、清潔で、使い勝手を向上できる。
【0043】
また、集塵フィルター17は、第1の吸気口19を覆う部分を密度の高い高密度材料32で形成し、第2の吸気口20を覆う部分を密度の低い低密度材料33で形成したため、第1の吸気口20の吸引を低下させることなく、第1の吸気口19から漏れる遠心分離された細かい微細塵を、高密度材料32で確実に捕集でき、清潔で使い勝手を向上できる。
【0044】
さらに、密度の異なる2部材を一体に成型したので、高密度材料32と低密度材料33の境界面からの細塵漏れが無くなり、また密度の異なるフィルターを同時に取り扱え、メンテナンスでき使い勝手を向上できる。
【0045】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3における電気掃除機について、図9を用いて説明する。電気掃除機としての基本構成は、実施例1と同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0046】
図に示すように、集塵フィルター17は、第1の吸気口19を覆う部分を密度の低い低密度材料33で形成し、第2の吸気口20を覆う部分を密度の高い高密度材料32で形成した。他は実施例2と同じである。
【0047】
上記構成における、作用について説明する。
【0048】
遠心分離作用により比較的細塵漏れ量の少ない第1の吸気口19側を低密度材料33にすることにより吸引力を向上させ、比較的細塵漏れ量の多い第2の吸気口20側を高密度材料32にすることにより確実に塵埃を捕集し、清潔で使い勝手を向上できる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電気掃除機によれば、集塵ケースの集塵収納室と電動送風機とを連絡する複数の吸気口と、この複数の吸気口を覆う集塵フィルターとの間に空間を設けたものであり、複数の吸気口から漏れた細塵は、空間の存在により、集塵フィルターの全面で均一かつ確実に捕集され、集塵フィルターでの細塵の捕集限界量が多くなるため、集塵フィルターで確実に効率良く細塵を捕集することができ、吸引力を持続し、清潔で使い勝手の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気掃除機の外観図
【図2】同電気掃除機の集塵ケースの分解斜視図
【図3】同電気掃除機の枠体の平面図
【図4】同電気掃除機の上蓋の下面図
【図5】同電気掃除機の集塵ケース本体の平面図
【図6】同電気掃除機の集塵ケースの要部断面図
【図7】本発明の実施例2における電気掃除機の枠体の平面図
【図8】同電気掃除機の集塵フィルターの平面図
【図9】本発明の実施例3における電気掃除機の集塵フィルターの平面図
【符号の説明】
1 掃除機本体
2 集塵ケース
10 集塵ケース本体
11 第1遠心分離部
12 第2遠心分離部
13 堆積部
14 枠体
15 上蓋
16 パッキン
17 集塵フィルター
19 第1の吸気口
20 第2の吸気口
21、22、24、30、31 リブ体
23 連通吸気口
25 外郭
32 高密度材料
33 低密度材料
34 吸気口近傍
A、B 空間

Claims (14)

  1. 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機の吸気上流側で前記掃除機本体に着脱自在に設けた集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を収納する集塵収納室と、前記集塵収納室と前記電動送風機を連絡する複数の吸気口と、前記複数の吸気口を覆う集塵フィルターを収納した吸気下流側のフィルター収納室と、前記フィルター収納室と前記電動送風機を連通する連通吸気口とを有し、前記複数の吸気口と前記集塵フィルターの間には空間を設けた電気掃除機。
  2. フィルター収納室には、集塵フィルターを支持し空間を形成するリブ体を設けた請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 集塵収納室は、吸引風と塵埃とを遠心分離作用により分離させる遠心分離部を有する請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. リブ体を複数の吸気口間を区画する位置に設けた請求項2または3に記載の電気掃除機。
  5. フィルター収納室の集塵フィルターは、複数の吸気口のうち、第1の吸気口を覆う部分を他より密度の高い材料で形成した請求項4に記載の電気掃除機。
  6. フィルター収納室の集塵フィルターは、複数の吸気口のうち、第2の吸気口を覆う部分を他より密度の高い材料で形成した請求項4に記載の電気掃除機。
  7. 密度の異なる集塵フィルターを一体に成型した請求項5または6に記載の電気掃除機。
  8. フィルター収納室と電動送風機を連通する連通吸気口を、集塵フィルターを通過する気流方向と略垂直の位置に設け、リブ体を複数の吸気口と連通吸気口の間に位置させ気流方向と略垂直に設けた請求項2に記載の電気掃除機。
  9. 連通吸気口と集塵フィルターの間に空間を設けた請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  10. 集塵ケースを形成する上蓋に、集塵フィルターの吸気下流側と当接し空間を形成するリブ体を設けた請求項9に記載の電気掃除機。
  11. リブ体を集塵フィルターの端部近傍に設けた請求項9または10に記載の電気掃除機。
  12. フィルター収納室のリブ体と上蓋のリブ体を集塵フィルターの端部近傍に略同一形状で形成し、集塵フィルターを両リブ体で挟持してなる請求項9〜11のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  13. フィルター収納室の側壁を軟質材により形成した請求項1〜12のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  14. 集塵ケースを可視性部材から形成するとともに、集塵ケースを形成する上蓋に表面加工を施した請求項1〜13いずれか1項に記載の電気掃除機。
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