JP2004289469A - Ponシステムにおける帯域割り当て方法及び親局 - Google Patents
Ponシステムにおける帯域割り当て方法及び親局 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】親局・子局間での帯域割当の要求、許可といった複雑なシーケンスを不用とし、システム構成を簡単にできるPONシステムを提供する。
【解決手段】子局からの上り通信帯域は、特定の子局に固定的に割当てられる固定帯域と、任意の子局へ動的に割当てられる共用帯域からなり、親局は、子局からデータを受信したことを条件に(ステップS1)、その子局に対して共用帯域を割当て(ステップS3)、子局からのデータの受信が所定時間なくなれば、その子局に対する共用帯域の割当てを解除する(ステップS5)。
【選択図】 図5
【解決手段】子局からの上り通信帯域は、特定の子局に固定的に割当てられる固定帯域と、任意の子局へ動的に割当てられる共用帯域からなり、親局は、子局からデータを受信したことを条件に(ステップS1)、その子局に対して共用帯域を割当て(ステップS3)、子局からのデータの受信が所定時間なくなれば、その子局に対する共用帯域の割当てを解除する(ステップS5)。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、親局と複数の子局との間を結ぶ光データ通信ネットワーク、特にPON(Passive Optical Network)システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
親局と複数の子局との間を、光データ通信ネットワークを使って双方向通信するシステムにおいて、親局と各子局との間を、それぞれ1本の光ファイバで放射状に結ぶネットワーク構成が実用化されている(Single Star)。このネットワーク構成では、システム、機器構成は簡単になるが、各子局が1本の光ファイバを占有するので、システムの低価格化を図るのが困難である。
【0003】
そこで、1本の光ファイバを、複数の子局で共有するPON(Passive Optical Network)システム(PDS(Passive Double Star)ともいう)が提案されている。
このPONシステムでは、親局から子局への下り送信回線は、フレームが放送形態で配信される。子局からの上り送信回線では、フレームは、何らかの交通整理をしないと衝突するので、時分割方式を用いて割当てている。
【0004】
この上り送信回線の割り当てにあたっては、子局が時間帯域割り当て要求を親局に送信し、親局で上り送信回線の帯域指定を行い、親局から子局へ指定した帯域の情報を通知し、子局がその帯域を使ってデータを送信する、という手順がとられる。
【0005】
【非特許文献1】「パッシブダブルスター光アクセスシステムにおけるシェアドアクセス方式の提案」電子情報通信学会論文誌Vol.J84−B, No.9,pp.1578−1586, 2001/9
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような帯域割当制御を行うと、複数の子局から要求が来た場合、親局での手順が複雑化し、このため、親局のハードウェアの規模が大きくなり、システム全体がコスト高になる。また、子局にとっては、送信が許可されるまでの時間送信待ち時間が発生し、データの送信が遅れるという問題もある。
そこで、本発明は、親局・子局間での帯域割当の要求、許可といった複雑なシーケンスを不用とし、システム構成を簡単にできるPONシステムにおける帯域割り当て方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のPONシステムにおける帯域割り当て方法は、子局からの上り通信帯域は、特定の子局に固定的に割当てられる固定帯域と、任意の子局へ動的に割当てられる共用帯域からなり、親局は、子局からデータを受信したことを条件に、その子局に対して共用帯域を割当て、子局からのデータの受信が所定時間なくなれば、その子局に対する共用帯域の割当てを解除することを特徴とする方法である(請求項1)。
【0008】
この方法によれば、親局が子局からの受信データの有無だけを見て帯域割当の判断を行うため、子局と親局との間で要求・許可といった帯域割当のためのシーケンスは不要となり、システムが簡単に構成できる。また、親局において、帯域割当のために、複数の子局からの要求データ量をスケジュールするという複雑な処理が不要となる。
親局は、前記PONシステムにおける帯域割り当て方法において、子局からの受信データを監視して、受信データが、当該子局に割当てた共用帯域をある閾値以上の時間率で使用している場合は、割当てる帯域を増やし、当該子局に割当てた共用帯域をある閾値未満の時間率で使用している場合は、割当てた共用帯域を減らす処理をすることもできる(請求項2)。この処理により、効率のよい帯域割当てを行うことができる。
【0009】
親局は、初期設定として、電源の入っている全ての子局に共用帯域を割当てることもできる(請求項3)。
また、請求項4記載は、請求項1記載の方法を実施するための親局についての発明である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
―ネットワーク構成―
図1は、PON(Passive Optical Network)システムの構成図である。PONシステムは、収容局に設置された局側終端装置OLT(Optical Line Termination)(以下「親局」という)Aと、複数の加入者宅に設置された光加入者側装置ONU(Optical Network Unit)(以下「子局」という)1,2,3,...との間を、受動型光分岐器(スターカップラー)Bを通して、光ネットワークCで接続している。子局1,2,3,...の数をNとする。Nは2以上の整数とする。受動型光分岐器Bから子局1,2,3,...までの距離は、子局1,2,3,...ごとに異なった値をとる。親局Aから複数の子局1,2,3,...へ送信を行う下り方向と、その逆の上り方向とは、光伝送方向又は波長の違いで分離している。
【0011】
―親局、子局の構成―
図2は、親局Aの構成を示すブロック図である。親局Aは、光ネットワークCを通して子局1,2,3,...とつながる光リンク回路(O/E,E/O)A1、受信処理部A2、送信処理部A3、及びLANケーブルなどを通して上位のネットワークとつながる上位ネットワークインターフェイスA4を備えている。受信処理部A2には受信バッファA21とデータ受信判別処理部A22とが付属し、送信処理部A3には帯域割当処理部A31と送信バッファA32とが付属している。
【0012】
上位のネットワークから親局Aに供給される下りデータは、上位ネットワークインターフェイスA4を通して送信処理部A31に入力される。送信処理部A31では、このデータを一時送信バッファA32に蓄え、子局の上りタイムスロット(以下「帯域」という)を割当指示する情報を乗せて、光リンク回路(E / O)A1を通して子局1,2,3,...に送信する。前記帯域を割当指示する情報は、後述する方法により、帯域割当処理部A31によって作成される。
【0013】
一方、子局1,2,3,...から光ネットワークCを通して受信される上りデータは、光リンク回路(O/E)A1を通して受信処理部A2に入力される。受信処理部A2では、フレームからデータを取り出し、一時受信バッファA21に蓄え、上位ネットワークインターフェイスA4から上位のネットワークに送信する。データ受信判別処理部A22は、上りデータを送信してきた子局がどの子局であるかを特定する情報(子局識別番号)を帯域割当処理部A31に通知する機能を持っている。
【0014】
次に、子局1,2,3,...の構成を、図3を用いて説明する。
子局1,2,3,...は、図3に示すように、光ネットワークCを通して親局Aとつながる光リンク回路(O/E,E/O)11、受信処理部12、送信処理部13、及びLANケーブルを通して宅内機器(例えば家庭やオフィスに設置されたコンピュータ)とつながるイーサネット(登録商標)インターフェイス14を備えている。受信処理部12には受信バッファ121と割当指示処理部122とが付属し、送信処理部13には送信処理部131と送信バッファ132とが付属している。
【0015】
子局1,2,3,...は、光ネットワークCを通して親局Aから送られてくるデータを光リンク回路(O/E)11で受信し、受信処理部12に送る。受信処理部12では、そのデータを取り出し、イーサネットインターフェイス14を経由して下位ネットワークへ送る。割当指示処理部122は、受信されたフレームの制御スロットに含まれる、当該子局の帯域割当指示情報を取り出し、送信処理部131に通知する。
【0016】
下位ネットワークから送られてくる上りデータは、イーサネットインターフェイス14を経由して送信処理部13へ送られる。送信処理部13では、フレームの割当てられた帯域にデータを乗せ、光リンク回路(E/O)11を介して親局へ送る。
―フレーム構成―
親局から子局への下り伝送データ及び子局から親局への上り伝送データは、それぞれフレームで構成される。
【0017】
図4に、PONの上り回線及び下り回線のフレーム構成を示す。
図4(a)は、親局Aから子局1,2,3,...へ送信を行う1周期分の下りフレームの構成を示し、図4(b)は各子局1,2,3,...が割当てられた帯域を使って、個別に送信を行う1周期分の上りフレームの構成を示す。帯域には、図4(b)に示すように、固定帯域と共用帯域とがある。固定帯域は、N個すべての子局に対して固定的に割当てられており、共用帯域は、任意の子局に対して割当てられる。共用帯域の割り当て先は、後に説明する基準に従って選択される。
【0018】
なお、図4(b)では、固定帯域は子局1,2にのみ割当てられているが、他の子局3,4に対しては、次の周期で割当て、他の子局5,6に対しては、さらに次の周期で割当て、以下同様の手順とする。しかしこの方法以外に、固定帯域を細分して、各スロットをN個すべての子局に対して一度に割当ててもよい。
図4(a)に示すように、下りフレームには、制御スロットが設けられる。制御スロットには、ベッダに続いて、各子局1,2,3,...に対して上り送信データ帯域を指定するデータが「上り帯域割当指示」の中に格納されている。図4(a)の例では、上り帯域#1,#2を固定帯域用、#3〜#Nを共用帯域用として、#1=子局1、#2=子局2、#3=子局1、#4=子局N...といった具合に割当てられている。このフレームを受信した子局1,2,3,...は、ヘッダの中にある自局の識別番号と、当該子局1,2,3,...に指定された帯域を確認して、その帯域を使って上りデータを送信する。この場合、子局は、共用帯域が割当てられている場合は、固定帯域と共用帯域とを区別せずに、自分の子局ID番号が書き込まれた上り帯域を使ってデータを送信する。図4(a)の例では、子局1は、上り帯域#1と#3を使ってデータを送信し、子局2は、上り帯域#2を使ってデータを送信する。
【0019】
図5は、帯域の割当方法を示すフローチャートである。子局1,2,3,...のうち任意の1つを子局nと書く。nは1以上N以下の整数である(1≦n≦N)。
子局nは、親局にデータを送信したい場合、自局専用の固定帯域と、自局に割当てられている共用帯域があればその共用帯域とを使って、親局にイーサデータを送信する。親局は、子局nからのデータの受信があるかどうかを判定する(ステップS1)。子局nからのデータの受信があれば、当該子局nに共用帯域を割当てているかどうかを判定し(ステップS2)、すでに共用帯域を割当てていれば、そのまま通信を続行する。
【0020】
共用帯域を割当てていなければ(つまり子局nが専用の固定帯域のみを使って送信してきた場合)、当該子局nに共用帯域を割当てる(ステップS3)。この共用帯域の割当てをするには、親局は、下りフレームの制御スロットの「上り帯域割当指示」の上り帯域の空き領域に、割当てる子局のID番号を書き込む。この場合、もし上り共用帯域がすべて他の子局に割当てられていて空きがなければ、新しい上り共用帯域を作って割り当てる。
【0021】
このように共用帯域を割当てることによって、当該子局nは、固定帯域及び割当てられた共用帯域を区別することなく使って、割当てられた帯域で上りデータを送信できるようになる。
ステップS1において所定時間待っても当該子局nからの通信がなければ、当該子局nへ共用帯域割り当てをしていたのであれば(ステップS4)、その割り当てを解除する(ステップS5)。所定時間としては、一定時間(例えば10秒)でもよい。また、データを間欠的に送るようなアプリケーションで、データ送信時のデータ間隔が、ある程度の範囲内に収まる場合は、その殆どのデータ間隔よりも少しだけ長くなるように、所定時間をそのアプリケーションに応じた下限値(例えば1ミリ秒)まで短縮することで、上り帯域の使用効率の向上を図ることもできる。
【0022】
このように、親局が子局から送信されてくるデータの有無だけを見て、データを受信した場合は、自動的に共用帯域の割当を行うため、子局と親局との間で割当要求・許可といった帯域割当のための複雑なシーケンスは不要となり、PONシステムが簡単、安価に構築できる。
次に、親局が、各子局に対して、共用帯域の使用率を見て、共用帯域の割当を加減する方法を説明する。
【0023】
図6は、各子局の共用帯域の使用状態を示す図であって、横軸に時刻をとっている。図6(a)は、各子局が共用帯域をほとんど全部使用している場合、図6(b)は、共用帯域をあまり使用していない場合を示す。ハッチングは中身のあるイーサデータを示し、白抜きはアイドルデータを示す。子局は親局に対して送るべきデータがない場合は、アイドルデータを送信する。
親局はイーサデータかアイドルデータかを判断すれば、その帯域内に有効なデータがあるかないかを判断できる。すなわち、次の式
(イーサデータを受信した時間)
/(イーサデータを受信した時間+アイドルデータを受信した時間)
により、イーサデータを受信した時間率を測定し、その時間率が閾値よりも高ければ当該子局が当該共用帯域をほとんど全部使用していると判断し、その時間率が閾値よりも低ければ当該子局が共用帯域をあまり使用していないと判断する。
【0024】
図7は、親局が通信中、共用帯域の使用率を見て、共用帯域の割当を加減する方法を示すフローチャートである。
まず、子局番号を0とおく(ステップT1)。子局番号に1を加え(ステップT2)、子局1に割当てた共用帯域において、当該子局1からイーサデータを受信した時間率を測定する(ステップT3)。時間率が閾値よりも高ければ、当該子局1は、割当てた共用帯域を全部使用しているとみなして、共用帯域の割り当て時間を追加する(ステップT4)。所定時間待っても当該子局1が割当てた共用帯域を全部使用していなければ、当該子局1は、割当てた共用帯域を全部使用していないとみなして、共用帯域の割り当て時間を減らす(ステップT5)。又はステップT5において割り当て時間をなくしてもよい
以上の手順を、全子局に対して行う(ステップT6)。全子局に対して終了すれば、空き共用帯域があれば、その帯域を全子局に対して均等に割当てる(ステップT7)。又は、その空き共用帯域をいかなる子局にも割当てないで、将来の割当のために保留しておいてもよい。
【0025】
以上の処理により、共用帯域を各子局に対して有効に配分することができ、効率のよい帯域割当ができる。
次に、空き共用帯域の初期設定方法を述べる。PONシステムを立ち上げた最初の時点、あるいはその後定期的に、電源は入っているが上りデータのない全子局に共用帯域を割当てる。こうすれば、当該子局は下位ネットワークから受信したデータをすぐに送信できる。従来であれば、親局との間で要求・許可のシーケンスが行われてから子局が送信を開始するため、子局にその分のデータバッファも必要であり、データ送信のための遅延時間も発生した。しかし、このように最初から共用帯域を割当てておけば、共用帯域を割当てられた子局には大きなバッファは必要なくなり、安価にできる。また、VoIP(Voice over IP)で問題なるような遅延時間も小さくて済む。
【0026】
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、親局・子局間での帯域割当の要求、許可といった複雑なシーケンスが不要となり、システム構成を簡単にでき、安価なPONシステムにおける帯域割り当て方法を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPONシステムの構成図である。
【図2】親局Aの構成を示すブロック図である。
【図3】子局1,2,3,...の構成を示すブロック図である。
【図4】PONの上り回線及び下り回線のフレーム構成を示す図である。
【図5】親局Aの帯域割当方法を示すフローチャートである。
【図6】各子局の共用帯域の使用状態を示す図である。
【図7】親局が通信中、共用帯域の使用率を見て、共用帯域の割当を加減する方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2,3,... 子局
11 光リンク回路(O/E,E/O)
12 受信処理部
13 送信処理部
14 イーサネットインターフェイス
121 受信バッファ
122 割当指示処理部
13 送信処理部
131 送信処理部
132 送信バッファ
A 親局
A1 光リンク回路(O/E,E/O)
A2 受信処理部
A3 送信処理部
A4 上位ネットワークインターフェイス
A21 受信バッファ
A22 データ受信判別処理部
A31 帯域割当処理部
A32 送信バッファ
B 受動型光分岐器
C 光ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、親局と複数の子局との間を結ぶ光データ通信ネットワーク、特にPON(Passive Optical Network)システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
親局と複数の子局との間を、光データ通信ネットワークを使って双方向通信するシステムにおいて、親局と各子局との間を、それぞれ1本の光ファイバで放射状に結ぶネットワーク構成が実用化されている(Single Star)。このネットワーク構成では、システム、機器構成は簡単になるが、各子局が1本の光ファイバを占有するので、システムの低価格化を図るのが困難である。
【0003】
そこで、1本の光ファイバを、複数の子局で共有するPON(Passive Optical Network)システム(PDS(Passive Double Star)ともいう)が提案されている。
このPONシステムでは、親局から子局への下り送信回線は、フレームが放送形態で配信される。子局からの上り送信回線では、フレームは、何らかの交通整理をしないと衝突するので、時分割方式を用いて割当てている。
【0004】
この上り送信回線の割り当てにあたっては、子局が時間帯域割り当て要求を親局に送信し、親局で上り送信回線の帯域指定を行い、親局から子局へ指定した帯域の情報を通知し、子局がその帯域を使ってデータを送信する、という手順がとられる。
【0005】
【非特許文献1】「パッシブダブルスター光アクセスシステムにおけるシェアドアクセス方式の提案」電子情報通信学会論文誌Vol.J84−B, No.9,pp.1578−1586, 2001/9
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような帯域割当制御を行うと、複数の子局から要求が来た場合、親局での手順が複雑化し、このため、親局のハードウェアの規模が大きくなり、システム全体がコスト高になる。また、子局にとっては、送信が許可されるまでの時間送信待ち時間が発生し、データの送信が遅れるという問題もある。
そこで、本発明は、親局・子局間での帯域割当の要求、許可といった複雑なシーケンスを不用とし、システム構成を簡単にできるPONシステムにおける帯域割り当て方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のPONシステムにおける帯域割り当て方法は、子局からの上り通信帯域は、特定の子局に固定的に割当てられる固定帯域と、任意の子局へ動的に割当てられる共用帯域からなり、親局は、子局からデータを受信したことを条件に、その子局に対して共用帯域を割当て、子局からのデータの受信が所定時間なくなれば、その子局に対する共用帯域の割当てを解除することを特徴とする方法である(請求項1)。
【0008】
この方法によれば、親局が子局からの受信データの有無だけを見て帯域割当の判断を行うため、子局と親局との間で要求・許可といった帯域割当のためのシーケンスは不要となり、システムが簡単に構成できる。また、親局において、帯域割当のために、複数の子局からの要求データ量をスケジュールするという複雑な処理が不要となる。
親局は、前記PONシステムにおける帯域割り当て方法において、子局からの受信データを監視して、受信データが、当該子局に割当てた共用帯域をある閾値以上の時間率で使用している場合は、割当てる帯域を増やし、当該子局に割当てた共用帯域をある閾値未満の時間率で使用している場合は、割当てた共用帯域を減らす処理をすることもできる(請求項2)。この処理により、効率のよい帯域割当てを行うことができる。
【0009】
親局は、初期設定として、電源の入っている全ての子局に共用帯域を割当てることもできる(請求項3)。
また、請求項4記載は、請求項1記載の方法を実施するための親局についての発明である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
―ネットワーク構成―
図1は、PON(Passive Optical Network)システムの構成図である。PONシステムは、収容局に設置された局側終端装置OLT(Optical Line Termination)(以下「親局」という)Aと、複数の加入者宅に設置された光加入者側装置ONU(Optical Network Unit)(以下「子局」という)1,2,3,...との間を、受動型光分岐器(スターカップラー)Bを通して、光ネットワークCで接続している。子局1,2,3,...の数をNとする。Nは2以上の整数とする。受動型光分岐器Bから子局1,2,3,...までの距離は、子局1,2,3,...ごとに異なった値をとる。親局Aから複数の子局1,2,3,...へ送信を行う下り方向と、その逆の上り方向とは、光伝送方向又は波長の違いで分離している。
【0011】
―親局、子局の構成―
図2は、親局Aの構成を示すブロック図である。親局Aは、光ネットワークCを通して子局1,2,3,...とつながる光リンク回路(O/E,E/O)A1、受信処理部A2、送信処理部A3、及びLANケーブルなどを通して上位のネットワークとつながる上位ネットワークインターフェイスA4を備えている。受信処理部A2には受信バッファA21とデータ受信判別処理部A22とが付属し、送信処理部A3には帯域割当処理部A31と送信バッファA32とが付属している。
【0012】
上位のネットワークから親局Aに供給される下りデータは、上位ネットワークインターフェイスA4を通して送信処理部A31に入力される。送信処理部A31では、このデータを一時送信バッファA32に蓄え、子局の上りタイムスロット(以下「帯域」という)を割当指示する情報を乗せて、光リンク回路(E / O)A1を通して子局1,2,3,...に送信する。前記帯域を割当指示する情報は、後述する方法により、帯域割当処理部A31によって作成される。
【0013】
一方、子局1,2,3,...から光ネットワークCを通して受信される上りデータは、光リンク回路(O/E)A1を通して受信処理部A2に入力される。受信処理部A2では、フレームからデータを取り出し、一時受信バッファA21に蓄え、上位ネットワークインターフェイスA4から上位のネットワークに送信する。データ受信判別処理部A22は、上りデータを送信してきた子局がどの子局であるかを特定する情報(子局識別番号)を帯域割当処理部A31に通知する機能を持っている。
【0014】
次に、子局1,2,3,...の構成を、図3を用いて説明する。
子局1,2,3,...は、図3に示すように、光ネットワークCを通して親局Aとつながる光リンク回路(O/E,E/O)11、受信処理部12、送信処理部13、及びLANケーブルを通して宅内機器(例えば家庭やオフィスに設置されたコンピュータ)とつながるイーサネット(登録商標)インターフェイス14を備えている。受信処理部12には受信バッファ121と割当指示処理部122とが付属し、送信処理部13には送信処理部131と送信バッファ132とが付属している。
【0015】
子局1,2,3,...は、光ネットワークCを通して親局Aから送られてくるデータを光リンク回路(O/E)11で受信し、受信処理部12に送る。受信処理部12では、そのデータを取り出し、イーサネットインターフェイス14を経由して下位ネットワークへ送る。割当指示処理部122は、受信されたフレームの制御スロットに含まれる、当該子局の帯域割当指示情報を取り出し、送信処理部131に通知する。
【0016】
下位ネットワークから送られてくる上りデータは、イーサネットインターフェイス14を経由して送信処理部13へ送られる。送信処理部13では、フレームの割当てられた帯域にデータを乗せ、光リンク回路(E/O)11を介して親局へ送る。
―フレーム構成―
親局から子局への下り伝送データ及び子局から親局への上り伝送データは、それぞれフレームで構成される。
【0017】
図4に、PONの上り回線及び下り回線のフレーム構成を示す。
図4(a)は、親局Aから子局1,2,3,...へ送信を行う1周期分の下りフレームの構成を示し、図4(b)は各子局1,2,3,...が割当てられた帯域を使って、個別に送信を行う1周期分の上りフレームの構成を示す。帯域には、図4(b)に示すように、固定帯域と共用帯域とがある。固定帯域は、N個すべての子局に対して固定的に割当てられており、共用帯域は、任意の子局に対して割当てられる。共用帯域の割り当て先は、後に説明する基準に従って選択される。
【0018】
なお、図4(b)では、固定帯域は子局1,2にのみ割当てられているが、他の子局3,4に対しては、次の周期で割当て、他の子局5,6に対しては、さらに次の周期で割当て、以下同様の手順とする。しかしこの方法以外に、固定帯域を細分して、各スロットをN個すべての子局に対して一度に割当ててもよい。
図4(a)に示すように、下りフレームには、制御スロットが設けられる。制御スロットには、ベッダに続いて、各子局1,2,3,...に対して上り送信データ帯域を指定するデータが「上り帯域割当指示」の中に格納されている。図4(a)の例では、上り帯域#1,#2を固定帯域用、#3〜#Nを共用帯域用として、#1=子局1、#2=子局2、#3=子局1、#4=子局N...といった具合に割当てられている。このフレームを受信した子局1,2,3,...は、ヘッダの中にある自局の識別番号と、当該子局1,2,3,...に指定された帯域を確認して、その帯域を使って上りデータを送信する。この場合、子局は、共用帯域が割当てられている場合は、固定帯域と共用帯域とを区別せずに、自分の子局ID番号が書き込まれた上り帯域を使ってデータを送信する。図4(a)の例では、子局1は、上り帯域#1と#3を使ってデータを送信し、子局2は、上り帯域#2を使ってデータを送信する。
【0019】
図5は、帯域の割当方法を示すフローチャートである。子局1,2,3,...のうち任意の1つを子局nと書く。nは1以上N以下の整数である(1≦n≦N)。
子局nは、親局にデータを送信したい場合、自局専用の固定帯域と、自局に割当てられている共用帯域があればその共用帯域とを使って、親局にイーサデータを送信する。親局は、子局nからのデータの受信があるかどうかを判定する(ステップS1)。子局nからのデータの受信があれば、当該子局nに共用帯域を割当てているかどうかを判定し(ステップS2)、すでに共用帯域を割当てていれば、そのまま通信を続行する。
【0020】
共用帯域を割当てていなければ(つまり子局nが専用の固定帯域のみを使って送信してきた場合)、当該子局nに共用帯域を割当てる(ステップS3)。この共用帯域の割当てをするには、親局は、下りフレームの制御スロットの「上り帯域割当指示」の上り帯域の空き領域に、割当てる子局のID番号を書き込む。この場合、もし上り共用帯域がすべて他の子局に割当てられていて空きがなければ、新しい上り共用帯域を作って割り当てる。
【0021】
このように共用帯域を割当てることによって、当該子局nは、固定帯域及び割当てられた共用帯域を区別することなく使って、割当てられた帯域で上りデータを送信できるようになる。
ステップS1において所定時間待っても当該子局nからの通信がなければ、当該子局nへ共用帯域割り当てをしていたのであれば(ステップS4)、その割り当てを解除する(ステップS5)。所定時間としては、一定時間(例えば10秒)でもよい。また、データを間欠的に送るようなアプリケーションで、データ送信時のデータ間隔が、ある程度の範囲内に収まる場合は、その殆どのデータ間隔よりも少しだけ長くなるように、所定時間をそのアプリケーションに応じた下限値(例えば1ミリ秒)まで短縮することで、上り帯域の使用効率の向上を図ることもできる。
【0022】
このように、親局が子局から送信されてくるデータの有無だけを見て、データを受信した場合は、自動的に共用帯域の割当を行うため、子局と親局との間で割当要求・許可といった帯域割当のための複雑なシーケンスは不要となり、PONシステムが簡単、安価に構築できる。
次に、親局が、各子局に対して、共用帯域の使用率を見て、共用帯域の割当を加減する方法を説明する。
【0023】
図6は、各子局の共用帯域の使用状態を示す図であって、横軸に時刻をとっている。図6(a)は、各子局が共用帯域をほとんど全部使用している場合、図6(b)は、共用帯域をあまり使用していない場合を示す。ハッチングは中身のあるイーサデータを示し、白抜きはアイドルデータを示す。子局は親局に対して送るべきデータがない場合は、アイドルデータを送信する。
親局はイーサデータかアイドルデータかを判断すれば、その帯域内に有効なデータがあるかないかを判断できる。すなわち、次の式
(イーサデータを受信した時間)
/(イーサデータを受信した時間+アイドルデータを受信した時間)
により、イーサデータを受信した時間率を測定し、その時間率が閾値よりも高ければ当該子局が当該共用帯域をほとんど全部使用していると判断し、その時間率が閾値よりも低ければ当該子局が共用帯域をあまり使用していないと判断する。
【0024】
図7は、親局が通信中、共用帯域の使用率を見て、共用帯域の割当を加減する方法を示すフローチャートである。
まず、子局番号を0とおく(ステップT1)。子局番号に1を加え(ステップT2)、子局1に割当てた共用帯域において、当該子局1からイーサデータを受信した時間率を測定する(ステップT3)。時間率が閾値よりも高ければ、当該子局1は、割当てた共用帯域を全部使用しているとみなして、共用帯域の割り当て時間を追加する(ステップT4)。所定時間待っても当該子局1が割当てた共用帯域を全部使用していなければ、当該子局1は、割当てた共用帯域を全部使用していないとみなして、共用帯域の割り当て時間を減らす(ステップT5)。又はステップT5において割り当て時間をなくしてもよい
以上の手順を、全子局に対して行う(ステップT6)。全子局に対して終了すれば、空き共用帯域があれば、その帯域を全子局に対して均等に割当てる(ステップT7)。又は、その空き共用帯域をいかなる子局にも割当てないで、将来の割当のために保留しておいてもよい。
【0025】
以上の処理により、共用帯域を各子局に対して有効に配分することができ、効率のよい帯域割当ができる。
次に、空き共用帯域の初期設定方法を述べる。PONシステムを立ち上げた最初の時点、あるいはその後定期的に、電源は入っているが上りデータのない全子局に共用帯域を割当てる。こうすれば、当該子局は下位ネットワークから受信したデータをすぐに送信できる。従来であれば、親局との間で要求・許可のシーケンスが行われてから子局が送信を開始するため、子局にその分のデータバッファも必要であり、データ送信のための遅延時間も発生した。しかし、このように最初から共用帯域を割当てておけば、共用帯域を割当てられた子局には大きなバッファは必要なくなり、安価にできる。また、VoIP(Voice over IP)で問題なるような遅延時間も小さくて済む。
【0026】
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、親局・子局間での帯域割当の要求、許可といった複雑なシーケンスが不要となり、システム構成を簡単にでき、安価なPONシステムにおける帯域割り当て方法を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPONシステムの構成図である。
【図2】親局Aの構成を示すブロック図である。
【図3】子局1,2,3,...の構成を示すブロック図である。
【図4】PONの上り回線及び下り回線のフレーム構成を示す図である。
【図5】親局Aの帯域割当方法を示すフローチャートである。
【図6】各子局の共用帯域の使用状態を示す図である。
【図7】親局が通信中、共用帯域の使用率を見て、共用帯域の割当を加減する方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2,3,... 子局
11 光リンク回路(O/E,E/O)
12 受信処理部
13 送信処理部
14 イーサネットインターフェイス
121 受信バッファ
122 割当指示処理部
13 送信処理部
131 送信処理部
132 送信バッファ
A 親局
A1 光リンク回路(O/E,E/O)
A2 受信処理部
A3 送信処理部
A4 上位ネットワークインターフェイス
A21 受信バッファ
A22 データ受信判別処理部
A31 帯域割当処理部
A32 送信バッファ
B 受動型光分岐器
C 光ネットワーク
Claims (4)
- 親局と複数の子局との間で双方向通信を行うPONシステムにおいて、
子局からの上り通信帯域は、特定の子局に固定的に割当てられる固定帯域と、任意の子局へ動的に割当てられる共用帯域からなり、
親局は、子局からデータを受信したことを条件に、その子局に対して共用帯域を割当て、子局からのデータの受信が所定時間なくなれば、その子局に対する共用帯域の割当てを解除することを特徴とするPONシステムにおける帯域割り当て方法。 - 子局からの受信データを監視して、受信データが、当該子局に割当てた共用帯域をある閾値以上の時間率で使用している場合は、当該子局に割当てる共用帯域を増やし、当該子局に割当てた共用帯域をある閾値未満の時間率で使用している場合は、割当てた共用帯域を減らすことを特徴とする請求項1記載のPONシステムにおける帯域割り当て方法。
- 親局は、初期設定として、電源の入っている全ての子局に共用帯域を割当てることを特徴とする請求項1または請求項2記載のPONシステムにおける帯域割り当て方法。
- 親局と複数の子局との間で双方向通信を行うPONシステムにおいて、
子局からの上り通信帯域は、特定の子局に固定的に割当てられる固定帯域と、任意の子局へ動的に割当てられる共用帯域からなり、
子局からデータの受信の有無を判断する判断手段と、
この判断手段によって子局からイーサデータの受信があったと判断された場合に、その子局に対して共用帯域を割当て、子局からのデータの受信が所定時間なくなれば、その子局に対する共用帯域の割当てを解除する制御手段とを有することを特徴とするPONシステムにおける親局。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003078595A JP2004289469A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | Ponシステムにおける帯域割り当て方法及び親局 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003078595A JP2004289469A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | Ponシステムにおける帯域割り当て方法及び親局 |
Publications (1)
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JP2004289469A true JP2004289469A (ja) | 2004-10-14 |
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ID=33293033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003078595A Pending JP2004289469A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | Ponシステムにおける帯域割り当て方法及び親局 |
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JP (1) | JP2004289469A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009535901A (ja) * | 2006-04-25 | 2009-10-01 | アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド | ブロードバンドアクセスネットワーク容量管理 |
JP2015082784A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | 日本電信電話株式会社 | 光通信システム、通信制御方法及び局側光回線終端装置 |
-
2003
- 2003-03-20 JP JP2003078595A patent/JP2004289469A/ja active Pending
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