JP2004289325A - データ放送における視聴履歴取得システム、送信装置、及び受信装置 - Google Patents

データ放送における視聴履歴取得システム、送信装置、及び受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】データ放送における視聴履歴を取得することができる視聴履歴取得システム、送信装置、及び受信装置を提供する。
【解決手段】視聴者がデータ放送に含まれるデータコンテンツを視聴するため受信装置に対して行う操作コマンドの入力を操作履歴情報として取得する操作履歴取得装置と、前記操作履歴取得装置により取得された前記操作履歴情報と、送信装置に蓄積されている前記データコンテンツに関するデータコンテンツ情報との対応付けを行うコンテンツ対応付け装置と、前記コンテンツ対応付け装置により得られる前記データコンテンツ情報の対応付け結果に基づいて視聴履歴の計測を行う視聴履歴計測装置とを有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ放送における視聴履歴取得システム、送信装置、及び受信装置に係り、特に、BS(Broadcasting Satellite)、CS(Communication Satellite)、地上波、ケーブル等を用いたデジタル放送においてデータ放送の視聴履歴や視聴率を調査するために利用することができるデータ放送における視聴履歴取得システム、送信装置、及び受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、データ放送では、視聴者の操作により様々なページを所望する時間に視聴することができるため、データ放送の視聴率を調査する場合においても従来のテレビジョン放送の視聴率調査のように放送時間を基準としたチャンネルだけの調査では正確な番組の視聴履歴情報を取得することができない。
【0003】
そこで、最近では、データ放送における視聴率調査方法として、視聴者個々のデータ出力までの一連の動作等の動作履歴を蓄積し前記動作履歴を放送局側へ適宜送信するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、他の例では、データ放送に対応した一定時間間隔で視聴放送局又は視聴番組の識別情報をその時の時刻と共に不揮発性記憶部に記録させ、更により大きな一定時間間隔で前記不揮発性記憶部に記録させたデータを、通信回線インターフェースを通じてセンターサーバーに転送させることにより視聴調査データを収集するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−171456号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−271286号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、データ放送においては、視聴者の操作により様々なページを自由に見ることができるため、データ放送の視聴履歴を調査する場合において、従来のテレビジョン放送の視聴率調査のようにチャンネルだけの調査では不十分である。
【0008】
また、特許文献1では、専用の受信機が必要となり、既存の受信機では実現できないため、既存の受信機との取り換えに多大なコストが発生すると共に、既存の受信機が無駄になってしまう。また、受信したデータの出力を履歴として蓄積しているが、番組のジャンル或いはページ単位の履歴であり、ページ内での細かな視聴行動等は履歴として出力されないため、視聴者の詳細な視聴履歴情報を取得することができない。
【0009】
更に、特許文献2では、一定時間間隔で視聴情報を記録しているため、視聴者がインタラクティブに操作するデータ放送の細かな視聴行動を把握しきれない。また、受信機側にある番組視聴用に使用されるためのNVRAM(Nonvolatile RAM)等のようなメモリを使用して視聴履歴を蓄積しておくため、本来蓄積すべき番組データのデータ容量を制約してしまう。更に、視聴者側ではデータ放送受信機のみで視聴率調査が行えるため、視聴者の知らないうちに履歴情報が取得されてしまう危険がある。
【0010】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、効果的に高精度なデータ放送における視聴履歴を取得することができるデータ放送における視聴履歴取得システム、送信装置、及び受信装置を提供することを特徴とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
【0012】
請求項1に記載された発明は、送信装置から送信されるデータ放送を受信装置で受信し、受信した前記データ放送から視聴者が視聴したデータ放送の視聴履歴を取得するデータ放送における視聴履歴取得システムにおいて、前記視聴者が前記データ放送に含まれるデータコンテンツを視聴するため前記受信装置に対して行う操作コマンドの入力を操作履歴情報として取得する操作履歴取得装置と、前記操作履歴取得装置により取得された前記操作履歴情報と、前記送信装置に蓄積されている前記データコンテンツに関するデータコンテンツ情報との対応付けを行うコンテンツ対応付け装置と、前記コンテンツ対応付け装置により得られる前記データコンテンツ情報の対応付け結果に基づいて視聴履歴の計測を行う視聴履歴計測装置とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、視聴者の操作コマンドからデータコンテンツのどのページのどの項目を選択したかを詳細に把握することができる。これにより、データ放送において視聴者の操作内容を確認することができ、視聴者に付加価値の高いサービスを提供することができる。
【0014】
請求項2に記載された発明は、データ放送を送信し、受信装置で受信されたデータ放送の中から視聴者が視聴した視聴履歴の取得を行う送信装置において、前記視聴者が前記データ放送に含まれるデータコンテンツを視聴するため前記受信装置に対して行った操作履歴情報を取得し、取得した前記操作履歴情報と前記データコンテンツに関するデータコンテンツ情報との対応付けを行うコンテンツ対応付け手段と、前記コンテンツ対応付け手段により得られる対応付け結果に基づいて視聴履歴の計測を行う視聴履歴計測手段を有することを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、操作履歴情報によりデータコンテンツのどのページのどの項目を選択したかを取得することができる。これにより、視聴者に付加価値の高いサービスを提供することができる。
【0016】
請求項3に記載された発明は、前記コンテンツ対応付け手段は、前記データコンテンツに対応する遷移表を生成し、前記遷移表と前記操作履歴情報とに基づいて対応付けを行うことを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、遷移表を有することで操作内容に対応したデータコンテンツの内容を容易に取得することができる。また、操作内容に対するデータコンテンツの内容が変更される場合には、その遷移表を変更するだけで容易に操作内容を変更することができる。
【0018】
請求項4に記載された発明は、前記遷移表は、前記データコンテンツの項目毎に生成されることを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、データコンテンツの項目毎に、より詳細な操作履歴を取得することができる。
【0020】
請求項5に記載された発明は、前記視聴履歴は、前記視聴者が視聴したデータコンテンツの内容及び視聴時間の情報であることを特徴とする。
【0021】
請求項5記載の発明によれば、視聴者が、いつ、どのデータコンテンツを視聴していたかを容易に取得することができ、時間毎の視聴率も容易に生成することができる。
【0022】
請求項6に記載された発明は、視聴履歴計測手段は、前記コンテンツ対応付け手段により得られる視聴履歴に基づいて、前記データコンテンツの内容を変更することを特徴とする。
【0023】
請求項6記載の発明によれば、視聴履歴に基づいて、視聴者のニーズに合ったデータコンテンツに内容を変更することで付加価値の高いサービスを提供することができる。
【0024】
請求項7に記載された発明は、送信装置から送信されたデータ放送を受信し、受信したデータ放送に含まれるデータコンテンツの中から視聴者が視聴するために行う操作履歴を取得する受信装置において、前記視聴者が前記データ放送に含まれるデータコンテンツを視聴するために入力される操作コマンドを操作履歴情報として取得する操作履歴取得手段を有し、前記操作履歴取得手段は、前記操作コマンドと、前記操作コマンドにより選択されたチャンネルと、前記操作コマンドが入力された時間とを記録することを特徴とする。
【0025】
請求項7記載の発明によれば、操作コマンドに対応したチャンネル又は操作コマンドが切り換わった時間が記録されるため、高精度な操作履歴を記録することができる。
【0026】
請求項8に記載された発明は、前記操作履歴取得手段は、前記データ放送におけるデータコンテンツが開始されてから、終了又は他のチャンネルへ移動するまでの操作履歴を記録することを特徴とする。
【0027】
請求項8記載の発明によれば、データコンテンツに対して行われる操作部分のみの操作履歴を容易に取得し記録することができる。
【0028】
請求項9に記載された発明は、前記操作コマンドは、リモコンにより操作される入力コマンドであることを特徴とする。
【0029】
請求項9記載の発明によれば、リモコンからの赤外線信号を利用することにより、従来の装置構成を変更せずにそのまま利用することができる。
【0030】
請求項10に記載された発明は、前記操作履歴取得手段は、現在のチャンネルを保持するチャンネル保持手段と、操作履歴を取得するかを判断する操作履歴取得判断手段とを有することを特徴とする。
【0031】
請求項10記載の発明によれば、チャンネル保持手段により得られるチャンネル番号と、操作履歴判断手段により得られる操作コマンドとを用いて、データコンテンツを操作している部分の履歴のみを取得することができ、また、操作コマンドとデータコンテンツ情報との対応付けを誤りなく行うことができる。
【0032】
請求項11に記載された発明は、前記操作履歴取得判断手段は、前記データ放送に含まれる映像信号又は音声信号から電源の状態並びにデータ放送の起動を判断することを特徴とする。
【0033】
請求項11記載の発明によれば、映像信号の同期信号より電源状態を取得し、また音声信号からはデータ画面の立ち上がり状態の取得を行うことにより、データコンテンツに対する操作履歴を高精度に取得することができる。
【0034】
請求項12に記載された発明は、前記操作履歴取得手段にて記録されている操作履歴情報を集計する操作履歴集計手段を有し、前記操作履歴集計手段は、集計により得られた前記操作コマンドの入力回数に基づいて操作コマンドを設定することを特徴とする。
【0035】
請求項12記載の発明によれば、視聴者毎に異なる操作コマンドの集計結果に基づき、視聴する回数の多いデータ放送の内容を自動的に表示させることで、視聴者の負担を軽減し付加価値の高いサービスを提供することができる。
【0036】
請求項13に記載された発明は、前記操作履歴取得手段により得られる操作履歴情報を前記送信装置へ送信するための通信手段を有することを特徴とする。
【0037】
請求項13記載の発明によれば、通信手段を介して容易に操作履歴情報を送信装置に送ることができる。
【0038】
請求項14に記載された発明は、前記操作履歴取得手段により得られる操作履歴情報を収集する操作履歴収集手段を有し、前記操作履歴収集手段は、前記操作履歴情報に含まれるチャンネル情報に対応した夫々の送信装置の操作履歴情報を分配して送信することを特徴とする。
【0039】
請求項14記載の発明によれば、操作履歴情報を操作履歴収集手段にて一括して管理することができ、チャンネル毎又は送信装置毎の視聴率、視聴履歴を容易に取得することができる。また、送信装置側には、夫々に提供した操作履歴情報を分配して提供することができるため、夫々の送信装置は提供したチャンネルに基づく詳細情報を取得することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明は、視聴者側(受信装置側)に履歴情報を取得するための専用のアダプタ(装置)を有し、そのアダプタにより視聴者のデータ放送における操作履歴を容易に取得することができ、その操作履歴から視聴履歴を取得することができる。なお、操作履歴を解析することで、データ放送コンテンツの夫々の項目に至るまで、きめ細かな視聴履歴情報を測ることができ、同時に視聴者が間違え易い操作内容を発見し修正することができる。
【0041】
次に、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態については、送信装置として放送局を例に説明するが、本発明における送信装置はこの限りではなく、例えば、通信ネットワーク等により提供されるインターネット配信装置等でもよく、データ放送が受信装置側に送信可能であり、また受信装置からの操作履歴情報が取得可能な構成であればよい。
【0042】
(データ放送視聴履歴取得システムの第1の実施の形態)
図1は、本発明におけるデータ放送視聴履歴取得システムの第1の実施の形態を示す一例のブロック図である。図1のデータ放送視聴履歴取得システム10は、放送局11と、利用者(視聴者)側の受信装置12とから構成され、放送局11から受信装置12へは、放送衛星13を介した衛星伝送によるデータ放送の送出を行い、利用者側の受信装置12から放送局11へは、通信ネットワーク14を介して視聴履歴情報の送信を行えるよう構成されている。
【0043】
また、放送局11には、データ放送データベース15と、コンテンツ対応付け装置16と、視聴履歴計測装置17と、送出装置18と、送信アンテナ19とを有するよう構成されている。また、受信装置12は、受信アンテナ20と、データ放送受信機21と、受信機用受光部22と、テレビモニタ23と、操作履歴取得アダプタ24と、アダプタ用受光部25と、通信ターミナル26とを有するよう構成されている。
【0044】
ここで、視聴者はデータ放送受信機21の操作を行う指示入力装置としてリモコン27を用いる。また、受信機用受光部22及びアダプタ用受光部25は、データ放送受信機21及び操作履歴取得アダプタ24に夫々内蔵されていてもよい。
【0045】
放送局11において、コンテンツ対応付け装置16は、データ放送データベース15の情報を基にデータコンテンツと受信側から送られる操作履歴とを対応させる遷移表を作成する。なお、遷移表については後述する。次に、受信装置12から操作履歴を受信した場合に、遷移表に基づいて対応付けを行い、視聴履歴を視聴履歴計測装置17に出力する。また、視聴履歴計測装置17は、コンテンツ対応付け装置16から入力される視聴履歴から送出装置18及びデータ放送データベースに内容の変更や修正等の情報を出力する。
【0046】
送出装置18は、既にあるデータコンテンツを視聴履歴計測装置17から入力した情報からデータコンテンツの変更や修正等を行い、テレビサービスのデータ等と共に多重化して送信アンテナ19から送出する。送出されたデータ信号は放送衛星13に送られ、衛星伝送にて各家庭の利用者の受信装置12へ届けられる。
【0047】
なお、利用者へのデータの送信方法については衛星伝送を用いなくともよく、例えば、地上波デジタル放送における伝送方式を用いて利用者に送信されてもよい。
【0048】
受信装置12(利用者側)では、受信アンテナ20より受信したデータ信号をデータ放送受信機21にて多重分離を行い、映像・音声データがテレビモニタ23に出力されるため、利用者(視聴者)は、所望するデータコンテンツを選択することによりテレビモニタ23から映像及び音声を視聴することができる。
【0049】
ここで、視聴者はリモコン27を使用し、所望するコンテンツデータを選択するための選択操作を行う。ここで、リモコン27から出力される操作信号は、一般のリモコンと同様に赤外線にて送出され、その赤外線の電波は、受信機用受光部22及びアダプタ用受光部25にて受光される。受信機用受光部22にて受光された信号は、データ放送受信機21に入力され、テレビモニタ23を通して選択したデータ放送が表示される。また、アダプタ用受光部25にて受光された信号は、操作履歴取得アダプタ24に入力され、操作履歴アダプタ24は入力された信号を記憶する。
【0050】
また、操作履歴取得アダプタ24は、記憶された操作履歴情報を、毎週又は毎月1回の周期又は、蓄積データ量等の所定の条件に基づいて、受信装置12に具備された通信ターミナル26から通信回線を用いたインターネット等の通信ネットワーク14により放送局11側のコンテンツ対応付け装置16へ出力する。
【0051】
これにより、放送局11側では入力された各利用者(視聴者)の操作履歴情報と、コンテンツ対応付け装置16に設けられている操作コマンドの対応表とに基づいて、各データがどの時間にどれだけ見られているかの視聴履歴を取得することができる。また、視聴履歴情報だけでなく、各利用者がどのような番組に興味を持っているか、また、どの番組を何回見ているか等、視聴者の嗜好情報等も取得することができ、取得情報に基づいて多様なサービスを提供することができる。
【0052】
なお、操作履歴アダプタ24からの操作履歴情報の放送局11側への送出タイミングは、上述の条件だけでなくともよく、例えば、リモコン27からテレビモニタ23の電源のON/OFFに対応する操作コマンドが入力された場合を、操作履歴情報の送出の基準としてもよい。
【0053】
また、操作履歴情報の送付手段は、操作履歴情報を記録させたCD−ROM等の記録媒体を放送局11に郵送してもよく、更には操作履歴アダプタ24を定期的に回収・交換することで取得してもよい。
【0054】
上述したように第1の実施の形態により、操作履歴を取得するためのアダプタを備えることにより、特に受信装置において、データ放送受信機(デジタルチューナ)は従来のものを使用することができ、他の装置に置き換えることなく、操作履歴取得アダプタ24を取り付けるだけで容易に視聴履歴を取得することができる。
【0055】
次に、上述した操作履歴アダプタについて具体的な説明を行う。
【0056】
(操作履歴取得アダプタの第1の構成)
図2は、本発明における操作履歴取得アダプタの第1の構成例を示す図である。図2の操作履歴アダプタ24は、赤外線受光部31と、チャンネル保持部32と、操作履歴取得判断部33と、操作履歴記録部34と、日時情報発生部35と、操作履歴送信部36とを有するよう構成されている。
【0057】
赤外線受光部31はアダプタ用受光部25に相当し、リモコン27からの赤外線信号を受信し、受信したコマンドをチャンネル保持部32、及び操作履歴取得判断部33へ出力する。なお、データ放送受信機メーカーによるリモコン割当ての差異は受信機ID等を初期設定によって区別しておくことで回避することができる。
【0058】
チャンネル保持部32は、送られてくるコマンドを常に監視し、チャンネル変更に相当するコマンドが入力された場合には、そのコマンドに応じて現在のチャンネルを変更並びに保持し、操作履歴記録部34へ出力する。
【0059】
操作履歴取得判断部33は、赤外線受光部31より送られてくるコマンドを監視しつつ、データ放送を操作中の操作履歴取得の判断を行う。例えば、データ放送に関連するリモコンの操作コマンド(例えば、「(d)ボタン」とする。)が入力された場合、或いは、コンテンツデータのみを表示する独立型データ放送のチャンネルになった場合に、履歴取得を開始し、再び「(d)ボタン」に相当するコマンド、或いはチャンネル変更に相当するコマンドが入力されるまでに入力されたコマンドを、操作履歴記録部34へ出力する。また、日時情報発生部35は、年月日及び時刻情報を操作履歴記録部34へ出力する。
【0060】
操作履歴記録部34は、操作履歴取得判断部33から入力されるコマンドと、チャンネル保持部32から入力されるチャンネル番号と、日時情報発生部35から得られる現在時刻とをまとめて操作履歴として記録する。
【0061】
これにより、チャンネル保持部32により得られるチャンネル番号と、操作履歴判断部33により得られる操作コマンドとを用いて、データコンテンツを操作している部分の履歴のみを取得することができる。また、この履歴情報を用いてコンテンツ対応付け装置16における操作コマンドとデータコンテンツ情報との対応付けを誤りなく行うことができる。
【0062】
ここで、操作履歴記録部34に記録される操作履歴情報の一例を図を用いて説明する。図3は、記録された操作履歴情報の一例を示す図である。図3では、記録される操作履歴情報の一例として、チャンネル保持部32から入力される「チャンネル」と、日時情報発生部35より得られるチャンネルが切り換わった時点での「現在時刻」と、操作履歴取得判断部33より送られる「コマンド履歴」と、コマンドが切り換わった時点での前記「現在時刻」に対する「相対時間(秒)」とが記録されている。
【0063】
なお、本発明において記録される操作コマンドは番号に限らず、操作内容と、コンテンツ内容との対応さえ取れればどのような符号であってもよく、例えば、リモコンキーの上(↑)、下(↓)等を記録してもよい。また、上述の履歴情報以外の情報を記録してもよい。
【0064】
上述したように操作履歴記録部34に記録された操作履歴情報は、放送局11によって収集される。このデータの収集としては、操作履歴記録部34又は操作履歴取得アダプタ24を定期的に回収・交換することもできるが、操作履歴記録部34に記録されたデータを操作履歴送信部36を介して通信ターミナル26より電話回線等の通信ネットワーク14を通じて自動的に行うことも可能である。
【0065】
操作履歴送信部36は、予め設定された時刻、時間間隔、又は、蓄積されたデータ量等の条件に基づいて放送局11へ発呼、或いは、放送局11からのノーリンギングサービス等を用いた発呼に応答し、操作履歴記録部34に記録された操作履歴情報を放送局11へ送信する。
【0066】
放送局11側では、視聴者の受信装置12から送られてきた操作履歴情報は、コンテンツ対応付け装置16によってデータコンテンツの遷移表と対応付けられる。ここで、上述のデータコンテンツの遷移表について説明する。図4は、本発明におけるデータコンテンツの遷移表の一例を示す図である。
【0067】
データコンテンツの遷移表では、視聴者に表示されるコンテンツの「項目名」と、コンテンツにおける選択可能な「コマンド(リモコンキー)の種類」と、コマンド(リモコンキー)に対応した次に項目を示す「コマンド内容(項目名)」とを有するよう構成されている。
【0068】
例えば、テレビモニタ23の画面に表示されているデータコンテンツにおいてカーソルが「番組連動」にあり、視聴者から「↑」のコマンド操作があった場合、まず遷移表から「番組連動」の「↑」に該当する部分を確認し(図4▲1▼)、コマンド内容が「使い方案内」であるため、テレビモニタ23上に表示されている「使い方案内」にカーソルが移動する。そして、次にコマンド操作された場合には項目名が「使い方案内」であるコマンド操作に対応したコマンド内容にカーソルが移動することになる。このようにデータコンテンツの遷移表を用いることで、操作コマンドとコンテンツの内容を容易に取得することができる。
【0069】
データ放送データベース15はこのような遷移表をコンテンツの項目毎に全て持っており、コンテンツ対応付け装置16によって、受信装置12から送られる操作履歴情報と対応付けを行うことにより、視聴者が、データ放送をどの順に、どの項目へ移動を行い、番組を決定して、どの程度その画面を見ていたかということを詳細に把握することができる。
【0070】
こうして得られたデータは、視聴履歴計測装置17に送られ、視聴履歴計測装置にてデータ放送の視聴率調査を行うことができると共に、データコンテンツの作成或いは多重制御等に用いることができ、視聴者のニーズにあったデータ放送の提供を行うことができる。
【0071】
なお、操作履歴取得アダプタの設置構成においては上述の限りではなく、他の構成も考えられる。ここで、他の設置構成例について説明する。
【0072】
(操作履歴取得アダプタの第2の設置構成例)
図5は、受信装置における操作履歴取得アダプタの第2の設置構成例を示す図である。図5では、受信アンテナ50と、データ放送受信機51と、テレビモニタ52と、操作履歴取得アダプタ53と、アダプタ受光部54と、通信ターミナル55とを有するよう構成されている。ここで、視聴者はリモコン56を用いて受信機の操作を行うものとする。
【0073】
図5に示す実施の形態では、操作履歴取得アダプタ53がデータ放送受信機51に接続されており、アダプタ用受光部54が受信した信号を操作履歴取得アダプタ53で記録すると同時にデータ放送受信機51に出力し、データ放送受信機51は、受信アンテナ50から入力された放送信号からリモコン56により操作され、操作履歴取得アダプタ53を介して入力された操作コマンドに基づく番組(コンテンツデータ)をテレビモニタ52から表示する。
【0074】
ここで、操作履歴取得アダプタ53のブロック構成について図を用いて説明する。図6は、本発明における操作履歴取得アダプタの第2の構成例を示す図である。
【0075】
図6の操作履歴取得アダプタ53は、赤外線受光部61と、再送信部62と、チャンネル保持部63と、操作履歴取得判断部64と、操作履歴記録部65と、日時情報発生部66と、操作履歴送信部67とを有するよう構成されている。ここで、図2に示した操作履歴取得アダプタ23に示す構成と同一名称の構成要素については、動作内容が同一であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0076】
操作履歴取得アダプタ53は、再送信部62により、赤外線受光部61から送られてきたコマンドをデータ放送受信機51の受信機受光部に出力する。これにより、操作履歴取得アダプタ53とデータ放送受信機51とに入力される操作コマンドに差異が生じることなく、操作履歴取得アダプタ53が受信した信号とデータ放送受信機51で受信した信号が必ず一致することになり、高精度な操作履歴情報を取得することができる。
【0077】
また、赤外線受光部61は、上述したようにチャンネル保持部63及び操作履歴取得判断部64に信号を送り、操作履歴記録部65は、日時情報発生部66から時刻情報を取得してリモコン56から入力された操作コマンドの記録を行う。また、操作履歴記録部65は、一定時間又は一定データ量等の条件に基づき操作履歴送信部67から通信ターミナル55を通して電話回線等の通信ネットワーク14により放送局11へ送信することができる。
【0078】
なお、操作履歴取得アダプタ53からデータ放送受信機51に送られる信号は再送信部62から赤外線信号を送信するが、そのとき操作履歴取得アダプタ53の再送信部62をデータ放送受信機51の赤外線受光部に密着させて設置することで、信号をデータ放送受信機51へ送信することができ、データ放送受信機51と操作履歴取得アダプタ53とで受信信号の差異を無くすことができる。
【0079】
また、電源投入時にチャンネル保持部63が保持しているチャンネルの操作コマンドを再送信部62からデータ放送受信機51へ送信することで、例えば、データ放送受信機51が電源断時にチャンネルの差異が生じてしまった場合にも、電源投入時には同じ状態に合わせることが可能となる。
【0080】
次に、本発明における操作履歴取得アダプタの第3の設置構成例について図を用いて説明する。
【0081】
(操作履歴取得アダプタの第3の設置構成例)
図7は、本発明における操作履歴取得アダプタの第3の設置構成例を示す図である。図7は、受信アンテナ70と、データ放送受信機71と、テレビモニタ72と、操作履歴取得アダプタ73と、アダプタ受光部74と、通信ターミナル75とを有するよう構成されている。ここで、視聴者はリモコン76を用いて受信機の操作を行うものとする。
【0082】
図7に示す実施の形態では、データ放送受信機71から操作履歴取得アダプタ73に映像信号及び音声信号を入力する。操作履歴取得アダプタ73は、映像信号の同期信号よりデータ放送受信機71の電源状態を取得し、又は音声信号からはデータ画面の立ち上がり状態の取得を行うことにより、データ画面が表示されているかを確認し、更にデータコンテンツに対して行われた操作コマンドの入力を取得することができるため、操作履歴を高精度に取得することができる。
【0083】
ここで、操作履歴取得アダプタ73のブロック構成について図を用いて説明する。図8は、本発明における操作履歴取得アダプタの第3の構成例を示す図である。
【0084】
図8の操作履歴取得アダプタ73は、赤外線受光部81と、再送信部82と、チャンネル保持部83と、操作履歴取得判断部84と、操作履歴記録部85と、日時情報発生部86と、操作履歴送信部87とを有するよう構成されている。ここで、図2に示した操作履歴取得アダプタ23に示す構成と同一名称の構成要素については、動作内容が同一であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0085】
操作履歴取得アダプタ73は、再送信部82により、赤外線受光部81から送られてきたコマンドをデータ放送受信機71の受信機用受光部に出力する。これにより、操作履歴取得アダプタ73が受信した信号とデータ放送受信機71で受信した信号が必ず一致することになり、高精度な操作履歴情報の取得することができる。
【0086】
また、赤外線受光部81は、チャンネル保持部83及び操作履歴取得判断部84に信号を送る。ここで、操作履歴取得判断部84は、データ放送受信機71より送られる映像の同期信号よりデータ放送受信機71の電源状態を取得し、また音声信号からはデータ画面の立ち上がり状態の取得を行う。ここで、第3の設置構成例における操作履歴取得判断手順についてフローチャートを用いて説明する。
【0087】
図9は、操作履歴取得判断手順の一例のフローチャートである。
【0088】
図9の操作取得判断手順において、まず、リモコン76から電源投入コマンドが入力され、その信号を赤外線受光部81で受信して赤外線受光部81から操作履歴取得判断部84に入力されると(S01)、操作履歴取得判断が開始される(S02)。操作履歴取得判断部84では、データ放送受信機71から送られる映像信号により電源がONになっているかを判断し(S03)、電源が入っていない場合は(S03において、NO)、処理を終了する。
【0089】
一方、電源が入っている場合は(S03において、YES)受信コマンドに対して常時監視を行う(S04)。次に、受信した操作コマンドがデータボタンに相当するかを判断し(S05)、データボタン「(d)ボタン」に相当しない場合(S05において、NO)、データ放送受信機71より送られる音声信号により画面が立ち上がったかを判断する(S06)。ここで、画面が立ち上がっていない場合(S06において、NO)、S03からの処理を継続して行う。また、画面が立ち上がった場合は(S06において、YES)、また、S05において操作コマンドがデータボタンに相当する場合(S05において、YES)、上述したような操作履歴の取得を開始する(S07)。
【0090】
次に、電源がONであるかを判断し(S08)、電源がONでない場合は(S08において、NO)、処理を終了する。また、電源がONである場合は(S08において、YES)、受信した操作コマンドの記録を行う(S09)。ここでは、操作履歴記録部85が、日時情報発生部86の時刻を基準に操作履歴の記録を行う。
【0091】
次に、視聴者からの入力されたコマンドがデータボタンに相当するコマンドであるかるの判断を行う(S10)。つまり、ここではデータコマンドの入力によりデータコンテンツを表示するためのデータ用画面が立ち上がっているか否かの判断を行う。S10において、入力されたコマンドがデータボタンに相当するコマンドである場合は(S10において、YES)、操作履歴情報の取得を終了し(S12)、S02からの処理を繰り返し行う。また、データボタンに相当するコマンドでない場合は(S10において、NO)、操作コマンドがチャンネル変更に相当するものかを判断し(S11)、チャンネル変更のコマンドである場合は(S11において、YES)、操作履歴情報の取得を終了して、S02からの処理を繰り返し行う。
【0092】
また、S11にてチャンネル変更に相当していない場合は(S11において、NO)、S08からの受信コマンド記録処理を繰り返し行う。これは、図3で示した「現在時刻」からの「相対時間」に基づく、同一チャンネルにおける操作コマンドの経緯の記録を行うものである。これにより、高精度な操作履歴を記録することができる。
【0093】
また、操作履歴記録部85は、一定時間又は一定データ量等の条件に基づき操作履歴送信部87から通信ターミナル75を通して電話回線等の通信ネットワーク14により放送局11へ送信することができる。
【0094】
なお、操作履歴取得アダプタ73からデータ放送受信機71までの信号は再送信部82から赤外線信号を送信し、操作履歴取得アダプタ73をデータ放送受信機71の赤外線受光部に密着させて設置することで、信号をデータ放送受信機71へ送信することができ、データ放送受信機71と操作履歴取得アダプタ73とで受信信号の差異を無くすことが可能になる。
【0095】
次に、上述した操作履歴記録部を用いて視聴者の操作内容を集計し、視聴者の使用頻度に対応した画面表示を実現する操作履歴アダプタのブロック構成について図を用いて説明する。なお、受信装置12における操作履歴記録部の概略構成は、図7にて示した構成と同一とするが、図5に記載した構成でもよい。
【0096】
ここで、上述の操作履歴取得アダプタのブロック構成について図を用いて説明する。図10は、本発明における操作履歴取得アダプタの第4の構成例を示す図である。
【0097】
図10の操作履歴取得アダプタ90は、赤外線受光部91と、再送信部92と、チャンネル保持部93と、操作履歴取得判断部94と、操作履歴記録部95と、日時情報発生部96と、操作履歴送信部97と、操作履歴集計部98とを有するよう構成されている。ここで、図2に示した操作履歴取得アダプタ23に示す構成と同一名称の構成要素については、動作内容が同一であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0098】
図10に示すように、操作履歴取得アダプタ90は、操作履歴記録部95に記録された操作履歴を集計する操作履歴集計部98を有し、例えば、チャンネルに対応して入力される操作コマンドを入力回数の高い順に集計しておき、次回視聴者がそのチャンネルを選択した場合に、頻度の高いコマンドを自動的に再送信部92に送り、再送信部92からデータ放送受信機に送信することによりリモコンにおける1操作だけで、視聴者の良く見るコンテンツを自動的に選択表示させることが可能となる。これにより視聴者のニーズにあった付加価値の高いデータ放送を実現することができる。
【0099】
また、操作履歴記録部95は、一定時間又は一定データ量等の条件に基づき操作履歴送信部97から通信ターミナル75を通して電話回線等の通信ネットワーク14により放送局11へ送信することができる。
【0100】
次に、操作履歴情報を収集する例として、放送局11と、受信装置12との間に操作履歴収集装置を設置するシステム構成とすることにより、受信装置12からの収集及び各放送局への分配を効率的に行うことができる。
【0101】
(データ放送視聴履歴取得システムの第2の実施の形態)
ここで、上述の操作履歴収集装置を用いたシステム構成について図を用いて説明する。図11は、本発明におけるデータ放送視聴履歴取得システムの第2の実施の形態を示す図である。
【0102】
図11に示すデータ放送視聴履歴取得システム100は、放送局101と、受信装置102と、放送衛星103と、操作履歴収集装置104とを有するよう構成されている。また、放送局101−1,101−2,101−3は夫々にデータ放送データデース105と、コンテンツ対応付け装置106と、視聴履歴計測装置107と、送出装置108と、送信アンテナ109とを有し、受信装置102は、受信アンテナ110と、データ放送受信機111と、テレビモニタ112と、操作履歴アダプタ113と、アダプタ受光部114と、通信ターミナル115とを有するよう構成されている。受信装置102は、リモコン116からの受信コマンドをアダプタ受光部114にて受光して視聴者が所望する番組をテレビモニタ112により表示を行う。
【0103】
なお、放送局101及び受信装置102の動作については、第1の実施の形態と同様な部分は説明を省略する。図11では、操作履歴収集装置104が放送局101と受信装置102の間に設置されている。
【0104】
操作履歴収集装置104は、所定の時間、一定の時間間隔等の条件に基づいてノーリンギングサービス等を用いて電話回線等を介して各家庭(受信装置102)に通信ターミナル115を通して発呼し、操作履歴取得アダプタ113に記録されている操作履歴情報の収集を行う。収集した操作履歴はチャンネル毎に仕分けし、夫々に対応した放送局へ、放送しているチャンネルの操作履歴だけを送信する。こうすることで、操作履歴取得アダプタ113からの受信及び放送局への送信等を一括で管理することができ、また操作履歴取得アダプタ113及び放送局101での処理を軽減することが可能となる。
【0105】
なお、操作履歴収集装置104で収集されたデータを所定の時間又は所定のデータ量等の条件になるまで蓄積しておき、その条件になった場合に各放送局101へ送信することもできる。また、操作履歴収集装置104は、視聴率調査会社が運営することもできる。
【0106】
上述したように本発明によれば、本来の目的であるデータ放送における視聴者の視聴行動及びコンテンツの視聴履歴を知ることができる。
【0107】
また、操作履歴取得アダプタを受信装置に備えることにより、視聴者のデータ放送の視聴における操作履歴を容易に取得することが可能になる。即ち、操作履歴を取得するためには、操作履歴取得アダプタの設置が不可欠であり、視聴者の知らないうちに操作履歴等の個人情報を取得されることはないという効果がある。
【0108】
また、視聴者の操作の履歴を全て記録しているので、既存のチャンネル選択だけの視聴履歴だけでなく、データ放送コンテンツの夫々の項目に至るまでのコマンド選択を含めたきめ細かな操作履歴を取得することが可能であるという効果がある。操作の履歴を全て記録しているということは、視聴者の間違った操作まで全て記録しているということであり、操作履歴を解析することにより、分かりにくく操作を間違えやすいコンテンツを発見し改善することが可能であるという効果もある。
【0109】
更に、コンテンツとの対応付けを放送局側で行うことで、アダプタ内の処理は最小限のものとなり、アダプタの構成を簡略化でき通信コストも抑えるという効果がある。
【0110】
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
【0111】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、効果的に高精度なデータ放送における視聴履歴を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるデータ放送視聴履歴取得システムの第1の実施の形態を示す一例のブロック図である。
【図2】本発明における操作履歴取得アダプタの第1の構成例を示す図である。
【図3】記録された操作履歴情報の一例を示す図である。
【図4】本発明におけるデータコンテンツの遷移表の一例を示す図である。
【図5】受信装置における操作履歴取得アダプタの第2の設置構成例を示す図である。
【図6】本発明における操作履歴取得アダプタの第2の構成例を示す図である。
【図7】本発明における操作履歴取得アダプタの第3の設置構成例を示す図である。
【図8】本発明における操作履歴取得アダプタの第3の構成例を示す図である。
【図9】操作履歴取得判断手順の一例のフローチャートである。
【図10】本発明における操作履歴取得アダプタの第4の構成例を示す図である。
【図11】本発明におけるデータ放送視聴履歴取得システムの第2の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
10,100 視聴履歴取得システム
11,101 放送局(送信装置)
12,102 受信装置
13,103 放送衛星
14 通信ネットワーク
15,105 データ放送データベース
16,106 コンテンツ対応付け装置
17,107 視聴履歴計測装置
18,108 送出装置
19,109 送信アンテナ
20,50,70,110 受信アンテナ
21,51,71,111 データ放送受信機
22 受信機用受光部
23、52,72,112 テレビモニタ
24,53,73,90,113 操作履歴取得アダプタ
25,54,74,114 アダプタ用受光部
26,55,75、115 通信ターミナル
27,56,76,116 リモコン
31,61,81,91 赤外線受光部
32,63,83,93 チャンネル保持部
33,64,84,94 操作履歴取得判断部
34,65,85,95 操作履歴記録部
35,66,86,96 日時情報発生部
36,67,87,97 操作履歴送信部
62,82,92 再送信部
98 操作履歴集計部
104 操作履歴収集装置

Claims (14)

  1. 送信装置から送信されるデータ放送を受信装置で受信し、受信した前記データ放送から視聴者が視聴したデータ放送の視聴履歴を取得するデータ放送における視聴履歴取得システムにおいて、
    前記視聴者が前記データ放送に含まれるデータコンテンツを視聴するため前記受信装置に対して行う操作コマンドの入力を操作履歴情報として取得する操作履歴取得装置と、
    前記操作履歴取得装置により取得された前記操作履歴情報と、前記送信装置に蓄積されている前記データコンテンツに関するデータコンテンツ情報との対応付けを行うコンテンツ対応付け装置と、
    前記コンテンツ対応付け装置により得られる前記データコンテンツ情報の対応付け結果に基づいて視聴履歴の計測を行う視聴履歴計測装置とを有することを特徴とする視聴履歴取得システム。
  2. データ放送を送信し、受信装置で受信されたデータ放送の中から視聴者が視聴した視聴履歴の取得を行う送信装置において、
    前記視聴者が前記データ放送に含まれるデータコンテンツを視聴するため前記受信装置に対して行った操作履歴情報を取得し、取得した前記操作履歴情報と前記データコンテンツに関するデータコンテンツ情報との対応付けを行うコンテンツ対応付け手段と、
    前記コンテンツ対応付け手段により得られる対応付け結果に基づいて視聴履歴の計測を行う視聴履歴計測手段を有することを特徴とする送信装置。
  3. 前記コンテンツ対応付け手段は、
    前記データコンテンツに対応する遷移表を生成し、前記遷移表と前記操作履歴情報とに基づいて対応付けを行うことを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記遷移表は、
    前記データコンテンツの項目毎に生成されることを特徴とする請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記視聴履歴は、
    前記視聴者が視聴したデータコンテンツの内容及び視聴時間の情報であることを特徴とする請求項4に記載の送信装置。
  6. 視聴履歴計測手段は、
    前記コンテンツ対応付け手段により得られる視聴履歴に基づいて、前記データコンテンツの内容を変更することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の送信装置。
  7. 送信装置から送信されたデータ放送を受信し、受信したデータ放送に含まれるデータコンテンツの中から視聴者が視聴するために行う操作履歴を取得する受信装置において、
    前記視聴者が前記データ放送に含まれるデータコンテンツを視聴するために入力される操作コマンドを操作履歴情報として取得する操作履歴取得手段を有し、前記操作履歴取得手段は、前記操作コマンドと、前記操作コマンドにより選択されたチャンネルと、前記操作コマンドが入力された時間とを記録することを特徴とする受信装置。
  8. 前記操作履歴取得手段は、
    前記データ放送におけるデータコンテンツが開始されてから、終了又は他のチャンネルへ移動するまでの操作履歴を記録することを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
  9. 前記操作コマンドは、
    リモコンにより操作される入力コマンドであることを特徴とする請求項7又は8に記載の受信装置。
  10. 前記操作履歴取得手段は、
    現在のチャンネルを保持するチャンネル保持手段と、操作履歴を取得するかを判断する操作履歴取得判断手段とを有することを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の受信装置。
  11. 前記操作履歴取得判断手段は、
    前記データ放送に含まれる映像信号又は音声信号から電源の状態並びにデータ放送の起動を判断することを特徴とする請求項10に記載の受信装置。
  12. 前記操作履歴取得手段にて記録されている操作履歴情報を集計する操作履歴集計手段を有し、
    前記操作履歴集計手段は、集計により得られた前記操作コマンドの入力回数に基づいて操作コマンドを設定することを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載の受信装置。
  13. 前記操作履歴取得手段により得られる操作履歴情報を前記送信装置へ送信するための通信手段を有することを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載の受信装置。
  14. 前記操作履歴取得手段により得られる操作履歴情報を収集する操作履歴収集手段を有し、
    前記操作履歴収集手段は、前記操作履歴情報に含まれるチャンネル情報に対応した夫々の送信装置の操作履歴情報を分配して送信することを特徴とする請求項7乃至13の何れか1項に記載の受信装置。
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