JP2004288747A - 増幅媒体及びそれを用いた光増幅器、並びに光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】ツリウムイオンが添加された増幅媒体を使用して、増幅帯域もしくは発光波長域が1360〜1460nm(E帯)である、ツリウムイオンを含有する増幅器、ASE光源を実現する。
【解決手段】コアにツリウムイオンを添加し、クラッドにエルビウムイオンを添加した増幅用ファイバ103に対し、信号光または1460nm以下のASEが1mm導波時に、増幅媒体内から発生する1460〜1520nm帯の増幅された自然放出光を60%以上吸収するように、ツリウム添加濃度Conc(Tm)、エルビウム添加濃度Conc(Er)、コア断面と信号光のモードフィールドの重なり比Γが以下の式を満たすように設定する。下式左辺が0.66以上1.0E+5以下であれば10dB以上の利得が得られる可能性がある。
Conc(Er)/Conc(Tm)×(1−Γ) /Γ≧0.66
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光導波路を増幅媒体として使用する光増幅に関し、より詳細には、増幅帯域もしくは発光波長域が1360〜1460nm(E帯)である、ツリウムイオンを含有する増幅媒体およびそれを備えた光増幅器、並びに増幅された自然放出光を発生する光源に関する。
【0002】
【従来の技術】
波長分割多重(WDM)通信は、近年の光通信容量の急増に対応する最も有効な手段の1つである。波長分割多重通信では信号チャネル数の増加により、通信容量の拡大を行うことを特徴としているが、そのためには信号波長域の拡大が不可欠である。
【0003】
現在の波長分割多重通信ではエルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)の増幅帯域であるC帯(1530nm〜1570nm)が一般に使用されている。また、S帯(1460nm〜1530nm)及びL帯(1570〜1620nm)はC帯と同等の光ファイバの低損失域及び低分散域にあり、次世代の信号波長域として注目されている。S帯用光ファイバ増幅器としてはツリウム添加光ファイバ増幅器(TDFA)、L帯用光ファイバ増幅器としては利得シフトのEDFAが既に提案されている。
【0004】
更なる拡大帯域としてE帯(1360〜1460nm)が有望であるが、現在までにE帯の光増幅器はまだ実現されていない。また、E帯の光増幅器同様に、E帯の増幅された自然放出光(ASE)光源も実現されていない。
【0005】
現時点では、EDFAによりS帯増幅、TDFA(間増幅)によりU帯(1625〜1675nm)増幅が実現されている(非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3を参照)。
【0006】
通常であれば、EDFAはC帯及びL帯、TDFAは1900nm付近に増幅帯域を有しており、その為にいずれの増幅器も反転分布状態を100%にしても、利得ピークをS帯及びU帯にシフトさせることが不可能であるため、S帯及びU帯の高利得動作は難しい。しかし、上記の実現された上帯及びU帯の増幅器は、増幅用ファイバ長手方向に増幅帯域の長波長側の増幅された自然放出光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)を断続的にもしくは連続的に除去する手段を用い、効率劣化の原因となる長波長側ASEの成長を抑制し、励起光が効率よく増幅帯域の短波長側の信号光増幅に利用できるようにすることで、S帯及びU帯の高利得動作を実現している。
【0007】
【非特許文献1】
M.Arbore, Y.Zhou, G.Keaton, T.Kane, “34dB gain at 1500nm in S−band EDFA with distributed ASE suppression,” in Proc, ECOC2002. 2.2.2., Copenhagen, Denmark, September 2002 、
【0008】
【非特許文献2】
M.Nishihara, Y.Sugaya, E.Ishikawa,“34dB gain at 1500nm in S−band EDFA with distributed ASE suppression,“in Proc. OAA2002. OWB4., Vancouver, Canada, July 2002
【0009】
【非特許文献3】
T.Sakamoto, M.Shimizu, M. Yamada, T.Kanamori, Y.Ohishi, Y.Terunuma, S.Sudo, “35dB Gain Tm−Doped ZBLYAN Fiber Amplifier Operating at 1.65 μm, ”IEEE Photon Technol Lett., Vol. 8, No.3, March 1996
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ツリウムイオンの蛍光スペクトルはE帯にも及んでおり、そのためE帯光増幅器への適用が考えられる。図15は、従来のツリウム添加光ファイバ増幅器の反転分布状態を変化させた時の利得スペクトルを表している。図15に示すように、反転分布状態が高くなるにつれて、利得スペクトルが短波長域へシフトしている。しかし、反転分布を最も高い100%(図15において上の太線で示す)にしても、利得ピークは1460nmより短波長域へシフトできない。つまり、従来の3凖位系光増幅器において用いられている反転分布状態の制御による増幅帯域のシフト法では、E帯(1360〜1460nm)において高利得を得るのは難しい。
【0011】
このため、前述したように、現在までにE帯の光増幅器及びE帯のASE光源は実現されていない。
【0012】
本発明は、上述のような問題を鑑みてなされたもので、その目的は、ツリウムイオンが添加された増幅媒体を使用して、増幅帯域もしくは発光波長域が1360〜1460nm(E帯)である、ツリウムイオンを含有する増幅媒体およびそれを備えた光増幅器、並びに増幅された自然放出光を発生する光源を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、増幅媒体の長手方向に沿って、増幅帯域の長波長側の増幅された自然放出光(ASE)を断続的にもしくは連続的に除去することで、効率劣化の原因となる長波長側ASEの成長を抑制し、励起光が効率よく増幅帯域の短波長側の信号光増幅もしくはASE光発生に利用できるようにすることで、E帯(1360〜1460nm)の高利得動作の光増幅器及びASE光源を実現する。
【0014】
その実現のため、請求項1に記載の発明は、ツリウムイオンをコアまたはクラッドの少なくともいずれか一方に添加した光ファイバ或いは光導波路を用いた増幅媒体において、クラッドにエルビウムイオンが添加されることを特徴とする。
【0015】
ここで、好ましくは、信号光または1460nm以下の自然放出光、または1460nm以下の増幅された自然放出光のうち、少なくとも1つが1mm導波時に、増幅媒体内から発生する1460〜1520nm帯の増幅された自然放出光を60%以上吸収するようにファイバパラメータ及びエルビウム添加濃度が設定される。
【0016】
また、好ましくは、ツリウム添加濃度Conc(Tm)、エルビウム添加濃度Conc(Er)、コア断面と信号光のモードフィールドの重なり比Γが以下の式を満たすように設定される。
Conc(Er)/Conc(Tm)×(1−Γ) /Γ≧0.66
ただし、上式左辺が1.0E+7を超える場合には、E帯全域にわたりツリウムイオンの蛍光量(単位長さ当り)よりもエルビウムイオンの吸収量(単位長さ当り)が大きくなってしまうため、E帯内での増幅を得られない可能性がある。一方、上式左辺が0.66以上1.0E+5以下であれば10dB以上の利得を得られる可能性がある。
【0017】
請求項4、請求項6に記載の発明は、ツリウムイオンをコアまたはクラッドの少なくともいずれか一方に添加した光ファイバ或いは光導波路を増幅媒体として使用し、該増幅媒体の入力端で受け取った信号光を光学的に増幅して増幅媒体の出射端から出力する光ファイバ増幅器もしくは増幅された自然放出光を発生する光源において、増幅媒体に、増幅始終凖位間の蛍光断面積のピーク波長よりも長波長域の増幅帯域内の増幅された自然放出光を50%以上除去するフィルタが1台以上挿入されていることを特徴とする。
ここで、好ましくは、前記フィルタが1460nm以下の光のみを透過する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の光増幅器(光ファイバ増幅器)の第1の実施形態における構成を示す。同図に示すように、この光増幅器は、光信号の入力側のアイソレータ101、励起光を発生する励起光源107、励起光用のアイソレータ106、励起光と信号光を合波する合波器102、そのコアにツリウムイオンを、そのクラッドにエルビウムイオンを添加した増幅用ファイバ103、および増幅された光信号の出力側のアイソレータ105から構成される。
【0019】
希土類イオンを添加した増幅用ファイバ103のホストガラスとしては、石英ガラス、ビスマス系ガラス、非輻射遷移の起こりにくいフッ化物系ガラスのZBLANガラス、In−Pbガラスとテルライトガラス等が使用可能である。
【0020】
合波器102としては、溶融延伸のファイバ型、誘電体多層膜型、ファイバグレーティングと組み合わせたサーキュレータ等が使用可能である。
【0021】
励起光を発生する励起光源107としては、Nd−YLFレーザ、Nd−YAGレーザ、Tiサファイアレーザなどの固体レーザや半導体レーザ、ファイバレーザ等が使用可能である。
【0022】
図2は、ツリウムイオン(Tm3+)の蛍光断面積と、エルビウムイオン(Er3+)の吸収断面積の波長依存性を示す。これら2つの断面積は1460〜1520nmの範囲を中心に大きく重なっており、2つのイオンを同時に添加することで、エルビウムイオンをツリウムイオンから発する1460〜1520nmの光の吸収媒体とすることが可能である。
【0023】
一例として、本実施形態では、伝播する信号光には1410−1440nm、2nm間隔の16波のものを使用し、増幅用ファイバ103はZBLANフッ化物ガラスをホストとして、そのコアにツリウムイオンを2000ppm、そのクラッドにエルビウムイオンを2000ppmを添加した20mのファイバを使用した。また、励起光源107の励起波長は1047nm、アイソレータ101,105の中心波長は1430nm、アイソレータ106の中心波長は1050nm、合波器102は1050nmの光と1430nmの光を合波する溶融延伸のファイバ型のものを使用した。
【0024】
図3は、上記の条件で、信号光パワーが19dBm/ch×16ch、励起光パワーが500mW時の本実施形態における光増幅器の利得スペクトル(太線のC)を示す。なお、比較のために同一実験条件でクラッド部にツリウムイオンのみ添加してエルビウムイオンが無添加時の利得スペクトル(細線のDで示す)も併載した。利得の評価は−35dBmの小信号プローブ光をスキャンすることにより測定した。図3に示すように、利得20dB以上の利得帯域はCの太線で示す本実施形態の光増幅器では1410−1440nm、Dの細線で示すエルビウムイオン無添加時では1453−1483nmであり、これは本発明の有効性を実証すると共に、E帯の高利得動作を実現したことを実証している。
【0025】
(第2の実施形態)
図4は、本発明の光増幅器(光ファイバ増幅器)の第2の実施形態における構成を示す。同図に示すように、この光増幅器は、図1の第1の実施形態の部品構成に、さらに2段目の励起光源209、アイソレータ208、合波器204を付加した構成のものであり、コアにツリウムイオンを、クラッドにエルビウムイオンを添加した増幅用ファイバ203、4個のアイソレータ201,205,206,208、励起光と信号光を合波する2個の合波器202,204、および2個の励起光源207,209から構成される。
【0026】
希土類イオンを添加した増幅用ファイバ203のホストガラスとしては、第1の実施形態と同様に、石英ガラス、ビスマス系ガラス、非輻射遷移の起こりにくいフッ化物系ガラスのZBLANガラス、In−Pbガラスとテルライトガラス等が利用できる。
【0027】
合波器202,204としては、第1の実施形態と同様に、溶融延伸のファイバ型、誘電体多層膜型、ファイバグレーティングと組み合わせたサーキュレータ等が使用可能である。本例では、誘電体多層膜型の合波器202、204を用いた。
【0028】
励起光を発生する励起光源207,209としては、第1の実施形態と同様に、Nd−YLFレーザ、Nd−YAGレーザ、Tiサファイアレーザなどの固体レーザや半導体レーザ、ファイバレーザ等が使用可能である。
【0029】
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、伝播する信号光は1410−1440nm、2nm間隔の16波のものを使用し、増幅用ファイバ203はZBLANフッ化物ガラスをホストとして、そのコアにツリウムイオン、そのクラッドにエルビウムイオンを添加したファイバを使用し、励起光源207,209の励起波長は1047nmを使用した。また、アイソレータ201,205の中心波長は1430nm、アイソレータ206,208の中心波長は1050nm、合波器202,204は1050nmの光と1430nmの光を合波する溶融延伸のファイバ型のものを使用した。
【0030】
励起光源207,209から発生した1047nmの励起光は、中心波長が1050nmのアイソレータ206,208を通って合波器202,204に達する。一方、入力側ファイバ200に入力した1410−1440nm、2nm間隔の16波の信号光は、中心波長が1430nmのアイソレータ201を通って前段の合波器202において1050nmの励起光と合波され、合波された光はコアにツリウムイオン、クラッドにエルビウムイオンを添加した増幅用ファイバ203で増幅された後、再び後段の合波器204において1050nmの励起光と合波され、この合波された光は、中心波長が1430nmのアイソレータ205を通って出力側光ファイバ310から出力される。
【0031】
図5は、増幅用ファイバ203のコア断面と信号光のモードフィールドの重なり比Γ=0.3の時において、信号光が増幅媒体内1mmまで導波した時に増幅媒体内から発生する1450〜1520nm帯の増幅された自然放出光のエルビウムイオンによる吸収率A(%)とエルビウムイオンの添加濃度(ppm)の関係をプロットした図である。エルビウムイオン添加濃度が増加するに伴い、吸収率も大幅に増加している。添加濃度3000ppm時にはA=60%を達成している。
【0032】
図6は、ツリウムイオンの添加濃度が1000ppm、信号光のパワーが19dBm/ch×16ch、励起光のパワーが600mW(前方:300mW、後方:300mW)のときの、WDM(波長分割多重)信号の平均利得GAVE(dB)、平均雑音指数NFAVE(dB)の吸収率A(%)依存性を示す。吸収率Aが増加するに伴い、実線Eで示すWDM信号の平均利得GAVEが増加しており、特にA=60%付近から急激に増加している。一方、実線Fで示す平均雑音指数NFAVEは殆ど劣化していない。
【0033】
A=60%は、図5を参照するとΓ=0.3の時でエルビウムイオンの添加濃度が3000ppmに相当し、更なる高利得を得るためには吸収率Aの値が大きくなるようエルビウムイオンの添加濃度を高くすれば良いことがわかる。
【0034】
以上のことから、微小区間あたりの増幅された自然放出光の吸収率が増加するようにエルビウムイオン添加濃度を設定すれば、E帯における高効率増幅が可能である。
【0035】
なお、本実施形態ではコア断面と信号光のモードフィールドの重なり比Γを固定し、エルビウムイオン添加濃度を変化させてE帯の高利得化を目指したが、そのΓを変化させても吸収率Aの値は変化するので、Γ単独もしくはΓとエルビウムイオン添加濃度を関連付けて設定することも可能である。
【0036】
図7は、信号のパワーが19dBm/ch、励起光のパワーが600mW(前方:300mW、後方:300mW)、Γ=0.3、エルビウムイオン添加濃度が5000ppm時の本実施形態の光増幅器の利得スペクトルを示す。利得の評価は−35dBmの小信号プローブ光をスキャンすることにより測定した。利得20dB以上の利得帯域は本実施形態の光増幅器では1420−1450nmであり、本実施形態の構成で、E帯の光増幅器(E帯アンプ)を実現できることを実証できた。
【0037】
(第3の実施形態)
図8は、本発明の光増幅器(光ファイバ増幅器)の第3の実施形態における構成を示す。同図に示すように、この光ファイバ増幅器は、図1の第1の実施形態と同様な部品構成のもので、そのコアにツリウムイオン、そのクラッドにエルビウムイオンを添加した増幅用ファイバ303と、3個のアイソレータ301,305,308と、励起光と信号光を合波する1個の合波器302と、励起光源307から構成される。
【0038】
希土類イオンを添加した増幅用ファイバ303のホストガラスとしては、前述の第1と第2の実施形態と同様に、石英ガラス、ビスマス系ガラス、非輻射遷移の起こりにくいフッ化物系ガラスのZBLANガラス、In−Pbガラスとテルライトガラス等を使用可能である。
【0039】
合波器302としては、前述の第1と第2の実施形態と同様に、溶融延伸のファイバ型、誘電体多層膜型、ファイバグレーティングと組み合わせたサーキュレータ等が使用可能である。
【0040】
励起光を発生する励起光源307としては、前述の第1と第2の実施形態と同様に、Nd−YLFレーザ、Nd−YAGレーザ、Tiサファイアレーザなどの固体レーザや半導体レーザ、ファイバレーザ等が使用可能である。
【0041】
本実施形態では、信号光は1410−1440nmもしくは1420−1450nmもしくは1430−1450nmで、2nm間隔の16波を使用し、増幅用ファイバ303はZBLANフッ化物ガラスをホストとしてそのコアにツリウムイオン、そのクラッドにエルビウムイオンを添加したファイバを使用し、励起光源307の励起波長は1047nm、アイソレータ301,305の中心波長は1430nm、アイソレータ306の中心波長は1050nm、合波器302は1050nmの光と1430nmの光を合波する溶融延伸のファイバ型のものを使用した。
【0042】
ここで、ツリウムイオン添加濃度をConc(Tm)、エルビウムイオン添加濃度をConc(Er)としてαを以下の式(1)のように定義する。
α=Conc(Er)Conc(Tm)×(1−Γ)/Γ …(1)
【0043】
図9は、増幅用ファイバ303のツリウムイオン添加濃度が1000ppm、ファイバ長が30m、信号光パワーが19dBm/ch×16ch、励起光パワーが600mW(前方:300mW、後方:300mW)時において、WDM信号の平均利得GAVEのαの依存性を示す。細線Gで表わす1430−1460nmに信号を配置した場合、α=0.66時に最大の平均利得GAVEを達成している。信号波長域が1420−1450nmの破線H、1410−1440nmの太線Iのグラフから分かるように、信号波長域が更に短波長域に設定するに従い、最大の平均利得GAVEを達成時のαは更に増加する傾向にある。以上のことからE帯において高利得を得るためにはαを0.66以上に設定する必要がある。即ち、次式(2)を満足させる必要がある。
Conc(Er)Conc(Tm)×(1−Γ)/Γ≧0.66 …(2)
ただし、αが1.0E+7を超える場合には、E帯全域にわたりツリウムイオンの蛍光量(単位長さ当り)よりもエルビウムイオンの吸収量(単位長さ当り)が大きくなってしまうため、E帯内での増幅を得られない可能性がある。他方、αが0.66以上で1.0E+5以下であれば10dB以上の利得を得る可能性がある。
【0044】
図10は、図9の実験条件において、信号帯域を1430−1460nm、α=0.66時の利得スペクトルを示す。この結果、1430−1460nmで利得25dB以上を達成しており、本実施形態の構成で、E帯の光増幅器(E帯アンプ)を実現できることを実証できた。
【0045】
(第4の実施形態)
図11は、本発明の光増幅器(光ファイバ増幅器)の第4の実施形態における構成を示す。同図に示すように、この光増幅器は、図1または図8に示すと同様な構成の光増幅器を複数ユニット、増幅始終凖位間にて発生する増幅された自然放出光を除去するフィルタを介して縦続接続したもので、そのコアにツリウムイオン、そのクラッドにエルビウムイオンを添加した3個の増幅用ファイバ403,411,418と、9個のアイソレータ401,405,406,409,412,413,416,419,420と、励起光と信号光を合波する3個の合波器402,410,417と、3個の励起光源407,414,421と、増幅始終凖位間にて発生する増幅された自然放出光を50%以上除去する2個のフィルタ408,415とから構成される。
【0046】
希土類イオンを添加した増幅用ファイバ403,411,418のホストガラスとしては、前述の各実施形態と同様に、石英ガラス、ビスマス系ガラス、非輻射遷移の起こりにくいフッ化物系ガラスのZBLANガラス、In−Pbガラスとテルライトガラス等が使用可能である。
【0047】
合波器402,410,417としては、前述の各実施形態と同様に、溶融延伸のファイバ型、誘電体多層膜型、ファイバグレーティングと組み合わせたサーキュレータ等が使用可能である。
【0048】
励起光を発生する励起光源407,414,421としては、前述の各実施形態と同様に、Nd−YLFレーザ、Nd−YAGレーザ、Tiサファイアレーザなどの固体レーザや半導体レーザ、ファイバレーザ等が使用可能である。
【0049】
増幅始終凖位間にて発生する増幅された自然放出光を除去するフィルタ408,415は、誘電体多層膜型、短周期もしくは長周期のファイバグレーティング型、スラント型等のフィルタが使用可能である。
【0050】
本実施形態では、信号光には1430−1460nm、2nm間隔の16波を使用し、増幅用ファイバ403,411,418はZBLANフッ化物ガラスをホストとしてそのコアにツリウムイオン、そのクラッドにエルビウムイオンを添加したファイバを使用した。励起光源407,414,421の励起波長は1047nm、一方のアイソレータ401,405,409,412,416,419の中心波長は1430nm、他方のアイソレータ406,413,420の中心波長は1050nmを使用した。合波器402,410,417は1050nmと1430nmを合波する溶融延伸のファイバ型のものを使用した。フィルタ408,415は1460nm以下の光のみ透過する透過特性を有するものを使用した。
【0051】
図12は、図11の構成の光増幅器において、ツリウムイオン添加濃度が2000ppm、ファイバ長が10m(前段の403,中段の411,後段の418共に)、信号光パワーが19dBm/ch×16ch、励起光パワーが600mW(前段の407の励起光:200mW、中段の414の励起光:200mW、後段の421の励起光:200mW)時における利得スペクトルを示す。
【0052】
図12から、1430−1460nmで利得25dB以上を達成しており、増幅始終凖位間にて発生する増幅された自然放出光を除去するフィルタ408、415を用いた本実施形態の構成で、E帯の光増幅器(E帯アンプ)を実現できることを実証できた。
【0053】
(第5の実施形態)
図13は、本発明の第5の実施形態として本発明によるE帯の増幅された自然放出光(ASE)光源の構成を示す。同図に示すように、このASE光源は、そのコアにツリウムイオン、そのクラッドにエルビウムイオンを添加した2個の増幅用ファイバ503,507、5個のアイソレータ502,504,506,509,510、合波器508、2個の励起光源501,511、および増幅始終凖位間にて発生する増幅された自然放出光を50%以上除去するフィルタ505から構成される。
【0054】
前段の励起光源501から出力した励起光は、アイソレータ502を通って前段の増幅用ファイバ503で増幅され、次いでアイソレータ504を通ってフィルタ505で増幅始終凖位間にて発生する増幅された自然放出光を除去され、さらにフィルタ504を通って後段の増幅用ファイバ507で再び増幅され、後段の励起光源511から発生しアイソレータ510を通って供給される励起光と合波器508で合波され、アイソレータ509を通って出力側光ファイバ520から出力される。
【0055】
希土類イオンを添加した増幅用ファイバ503,507のホストガラスとしては、前述の各実施形態と同様に、石英ガラス、ビスマス系ガラス、非輻射遷移の起こりにくいフッ化物系ガラスのZBLANガラス、In−Pbガラスとテルライトガラス等が使用可能である。
【0056】
合波器508としては、前述の各実施形態と同様に、溶融延伸のファイバ型、誘電体多層膜型、ファイバグレーティングと組み合わせたサーキュレータ等が使用可能である。
【0057】
励起光を発生する励起光源501,511としては、前述の各実施形態と同様に、Nd−YLFレーザ、Nd−YAGレーザ、Tiサファイアレーザなどの固体レーザや半導体レーザ、ファイバレーザ等が使用可能である。
【0058】
増幅始終凖位間にて発生する増幅された自然放出光を除去するフィルタ505は、誘電体多層膜型、短周期もしくは長周期のファイバグレーティング型、スラント型等が使用可能である。
【0059】
本実施形態では、増幅用ファイバ503,507はZBLANフッ化物ガラスをホストとして、そのコアにツリウムイオン、そのクラッドにエルビウムイオンを添加したファイバを使用した。また、励起光源501の励起波長は1047nm、アイソレータ504,506,509の中心波長は1430nm、アイソレータ502,510の中心波長は1050nmのものを使用した。また、合波器508は1050nmと1430nmを合波する溶融延伸のファイバ型のものを使用した。フィルタ505は1460nm以下の光のみ透過する透過特性を有するものを使用した。
【0060】
図14は、図13の構成のASE光源において、ツリウムイオン添加濃度が2000ppm、ファイバ長が10m(503,507の増幅用ファイバ共に)、励起光パワーが600mW(前段の501の励起光:300mW、後段の511の励起光:300mW)時におけるASEパワースペクトルを示す。
【0061】
図14から、1430−1460nmで出力−20dBm/nm以上を達成しており、増幅始終凖位間にて発生する増幅された自然放出光を除去するフィルタ505を用いた本実施形態の構成で、E帯のASE光源の実現に成功したことを確認できた。
【0062】
(その他の実施形態)
なお、本発明の好適な実施形態を例示して説明したが、本発明の実施形態は上記例示に限定されるものではなく、各請求項に記載の範囲内であれば、その構成部材等の置換、変更、追加、個数の増減、形状の変更等の各種変形は、全て本発明の実施形態に含まれる。例えば、光ファイバの代わりに光導波路を用いた場合も本発明は同様に適用できる。また、前述の本発明の各実施形態を必要に応じ組み合わせることも好ましい。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ツリウムイオンを添加した増幅媒体を用いた光ファイバ増幅器もしくはASE光源において、増幅媒体長手方向に沿って、増幅帯域の長波長側の増幅された自然放出光を断続的にもしくは連続的に除去することで、効率劣化の原因となる長波長側ASEの成長を抑制し、励起光が効率よく増幅帯域の短波長側の信号光増幅もしくはASE光発生に利用できるようにしているので、E帯(1360〜1460nm)の高利得動作光増幅器もしくはASE光源を実現することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光増幅器の構成図である。
【図2】ツリウムイオンの蛍光断面積とエルビウムイオンの吸収断面積の波長依存性を示す特性図である。
【図3】比較のためツリウムのみ添加した増幅用ファイバを用いたTDFAと、本発明によるツリウムおよびエルビウムを添加した増幅用ファイバを用いたTDFAの利得スペクトルを示す特性図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る光増幅器の構成図である。
【図5】コア断面と信号光のモードフィールドの重なり比Γ=0.3時において、信号光が増幅媒体内1mm導波した時に増幅媒体内から発生する1450〜1520nm帯の増幅された自然放出光のエルビウムイオンによる吸収率Aとエルビウムイオンの添加濃度の関係をプロットした特性図である。
【図6】WDM信号の平均利得GAVE、平均雑音指数NFAVEの吸収率(A)依存性を示す特性図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の光増幅器の利得スペクトルを示す特性図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る光増幅器の構成図である。
【図9】WDM信号の平均利得GAVEのα依存性を示す特性図である。
【図10】本発明の第3の実施形態の光増幅器の利得スペクトルを示す特性図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る光増幅器の構成図である。
【図12】本発明の第4の実施形態の光増幅器の利得スペクトルを示す特性図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態に係る光増幅器の構成図である。
【図14】本発明の第5の実施形態の光増幅器のASEパワースペクトルを示す特性図である。
【図15】従来のTDFAの各反転分布状態における相対利得スペクトルを示す特性図である。
【符号の説明】
100 入力側光ファイバ
101、106、105 アイソレータ
102 合波器
103 増幅用ファイバ
107 励起光源
110 出力側光ファイバ
200 入力側光ファイバ
201,205,206,208 アイソレータ
202,204 合波器
203 増幅用ファイバ
207,209 励起光源
210 出力側光ファイバ
300 入力側光ファイバ
301,305,308 アイソレータ
302 合波器
303 増幅用ファイバ
307 励起光源
310 出力側光ファイバ
400 入力側光ファイバ
401,405,406,409,412 アイソレータ
402,410,417 合波器
403,411,418 増幅用ファイバ
407,414,421 励起光源
408,415 増幅された自然放出光を除去するフィルタ
413,416,419,420 アイソレータ
430 出力側光ファイバ
501,511 励起光源
502,504,506,509,510 アイソレータ
505 増幅された自然放出光を除去するフィルタ
503,507 増幅用ファイバ
508 合波器
520 出力側光ファイバ

Claims (7)

  1. ツリウムイオンをコアまたはクラッドの少なくともいずれか一方に添加した光ファイバ或いは光導波路を用いた増幅媒体において、クラッドにエルビウムイオンが添加されていることを特徴とする増幅媒体。
  2. 請求項1記載の増幅媒体において、
    信号光または1460nm以下の自然放出光、または1460nm以下の増幅された自然放出光のうち、少なくとも1つが前記増幅媒体内を1mm導波時に、該増幅媒体内から発生する1460〜1520nm帯の増幅された自然放出光を60%以上吸収するように、ファイバパラメータ及び前記エルビウムイオンの添加濃度が設定されていることを特徴とする増幅媒体。
  3. 請求項1または2に記載の増幅媒体において、
    前記ツリウムイオンの添加濃度をConc(Tm)、前記エルビウムイオンの添加濃度をConc(Er)として、前記コアの断面と信号光のモードフィールドの重なり比Γが以下の式を満たすように設定されていることを特徴とする増幅媒体。
    Conc(Er)/Conc(Tm)×(1−Γ) /Γ≧0.66
  4. ツリウムイオンをコアまたはクラッドの少なくともいずれか一方に添加した光ファイバ或いは光導波路を増幅媒体として使用し、該増幅媒体の入力端で受け取った信号光を光学的に増幅して該増幅媒体の出射端から出力する光増幅器において、
    前記増幅媒体に、増幅始終凖位間の蛍光スペクトルのピーク波長よりも長波長域の増幅帯域内の増幅された自然放出光を50%以上除去するフィルタが1台以上挿入されていることを特徴とする光増幅器。
  5. 請求項4記載の光増幅器において、
    前記フィルタが1460nm以下の光のみを透過することを特徴とする光増幅器。
  6. ツリウムイオンをコアまたはクラッドの少なくともいずれか一方に添加した光ファイバ或いは光導波路を増幅媒体として使用し、該増幅媒体の入力端で受け取った自然放出光を光学的に増幅して該記増幅媒体の出射端から出力する自然放出光を発生する光源において、
    前記増幅媒体に、増幅始終凖位間の蛍光スペクトルのピーク波長よりも長波長域の増幅帯域内の増幅された自然放出光を50%以上除去するフィルタが1台以上挿入されていることを特徴とする光源。
  7. 請求項6記載の光源において、
    前記フィルタが1460nm以下の光のみを透過することを特徴とする光源。
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