JP2004288482A - 有機elパネル - Google Patents

有機elパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2004288482A
JP2004288482A JP2003079623A JP2003079623A JP2004288482A JP 2004288482 A JP2004288482 A JP 2004288482A JP 2003079623 A JP2003079623 A JP 2003079623A JP 2003079623 A JP2003079623 A JP 2003079623A JP 2004288482 A JP2004288482 A JP 2004288482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
electrode
organic
adhesive
bonding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003079623A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Yoshikawa
勝司 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2003079623A priority Critical patent/JP2004288482A/ja
Publication of JP2004288482A publication Critical patent/JP2004288482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】表示領域として利用できる幅が大きく、且つ、十分な接着強度が得られる有機ELパネルを提供する。
【解決手段】有機ELパネルは、基板10と、基板10に積層形成された少なくとも第一電極13と発光層15aと第二電極16とを有する積層体11と、基板10に接着剤Gによって接着される第一の接着面12a,12b,12c,12dを有する封止部材12とを有する。基板10は、第一の接着面12a,12b,12c,12dに対向する第二の接着面10a,10b,10c,10dを有する。第一の接着面12a,12b,12c,12d及び第二の接着面10a,10b,10c,10dの少なくとも一部10b,12b,10d,12dは傾斜面である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機ELパネルに関するものであり、特に、基板に積層形成された少なくとも第一電極と発光層と第二電極とを有する積層体を保護する封止部材を基板に接着した有機ELパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、有機ELパネルが種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。有機ELパネル1は、ガラス基板2上に積層体3を形成したものであり、この積層体3は、第一電極4,絶縁層5,有機層6,第二電極7を有する(図8参照)。第一電極4は、酸化インジウム(In)と酸化スズ(SnO)の混合物であるITO(Indium Tin Oxide)からなるものであり、第二電極7は、アルミニウム(Al)からなるものである。有機層6は正孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層からなるものであり、第一電極4と第二電極7に挟持されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−267066号公報
【0004】
第一電極4は、陰極リード部4a,陽極部4b及び陽極リード部4cを有している。第二電極7は、陰極リード部4aに一部重なるように形成されており、陰極リード部4aと電気的に導通している。有機ELパネル1は、陽極リード部4c及び陰極リード部4aに電源を接続することにより発光部Pが光輝する。有機層6に湿気が浸入することを防ぐため、積層体3は封止ガラス8によって覆われている。この封止ガラス8はガラス基板2に接着剤Gにより接着され、積層体8を覆う気密空間を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の有機ELパネル1において、発光部Pを配設可能な表示領域を広くするために、封止ガラス8の幅W1は現状のままで、接着幅W2を小さくして、表示領域として利用できる幅W3を大きくすることが望まれている。つまり、表示領域として利用できる幅W3は、封止ガラス8の幅W1から接着幅W2を除いたものであるので、接着幅W2を可及的に小さくして、表示領域として利用できる幅W3を広げることが好ましい。しかしながら、接着幅W2を小さくすると、接着面積が小さくなり、ガラス基板2と封止ガラス8の十分な接着強度が得られない虞があった。
【0006】
封止ガラス8の幅W1を大きくすれば、接着面積を確保したまま、表示領域として利用できる幅W3を大きくすることはできるが、封止ガラス8の幅W1が大きくなると、有機ELパネル1が大型化する虞があるため、封止ガラスの幅W1を大きくすることは好ましくない。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、表示領域として利用できる幅が大きく、且つ、十分な接着強度が得られる有機ELパネルを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載したように、基板10と、前記基板10に積層形成された少なくとも第一電極13と発光層15aと第二電極16とを有する積層体11と、前記基板10に接着剤Gによって接着される第一の接着面12a,12b,12c,12dを有する封止部材12と、を有する有機ELパネルであって、前記基板10は、前記第一の接着面12a,12b,12c,12dに対向する第二の接着面10a,10b,10c,10dを有し、前記第一の接着面12a,12b,12c,12d及び前記第二の接着面10a,10b,10c,10dの少なくとも一部10b,12b,10d,12dが傾斜面であるものである。
【0008】
また、本発明は、請求項2に記載したように、基板20,30と、前記基板20,30に積層形成された少なくとも第一電極13と発光層15aと第二電極16とを有する積層体11と、前記基板20,30に接着剤Gによって接着される第一の接着面22g,32hを有する封止部材22,32と、を有する有機ELパネルであって、前記基板20,30は、前記第一の接着面22g,32hに対向する第二の接着面20g,30hを有し、前記第一の接着面22g,32h及び前記第二の接着面20g,30hの少なくとも一方の少なくとも一部に段差部22j,30j,32jを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。図1乃至図5は第一実施形態を示す図である。
【0010】
有機ELパネル9は、ガラス基板10(基板),積層体11,封止ガラス12(封止部材)を有している。ガラス基板10は、成型等の方法によって形成されるものであり、封止ガラス12の接着面12a,12b,12c,12d(第一の接着面)に対向する接着面10a,10b,10c,10d(第二の接着面)を有している。ガラス基板10の接着面10a,10cは前面10eに平行となっており、接着面10b,10dは傾斜面になっている。なお、接着面10a,10cは、ガラス基板10の後面の一部である。
【0011】
積層体11は、ITOからなる第一電極13,ポリイミド系のレジスト材料からなる絶縁層14,有機層15,アルミニウム等の金属からなる第二電極16からなるものであり、ガラス基板10の後面に積層形成されている。有機層15は少なくとも発光層15aを有するものであるが、有機層15に正孔注入層15b,正孔輸送層15c及び電子輸送層15dを設けても良い(図4参照)。
【0012】
図5に示すように、第一電極13は、表示セグメント部18と、表示セグメント部18に連なる陽極リード部19と、第二電極16に電気的に導通する陰極リード部20とを有している。表示セグメント部18は日字形に配設されており、この表示セグメント部18に各々陽極リード部19が連設されている。陽極リード部19はガラス基板10の上側一辺に引き回されている。
【0013】
絶縁層14は、発光部Pに対応する箇所を除いて、ガラス基板10の後面の略全範囲に設けられている。Gは紫外線硬化型の接着剤であり、この接着剤Gによって、ガラス基板10の接着面10a,10b,10c,10dと、封止ガラス12の接着面12a,12b,12c,12dが接着される。封止ガラス12は、成型等の方法によって形成されるものであり、平板状の基部12e及び枠状の周縁部12fからなっている。封止ガラス12の周縁部12fは、接着剤Gが塗布される接着面12a,12b,12c,12dを有している。封止ガラス12の接着面12a,12b,12c,12dは、夫々、ガラス基板10の接着面10a,10b,10c,10dに対向している。
【0014】
図6は第二実施形態を示すものである。第二実施形態は、ガラス基板20(基板)及び封止ガラス22(封止部材)の形状が異なるだけであり、他の構成は第一実施形態と同様であるので、同一箇所には同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。ガラス基板20は平板状になっており、後面の一部及び側面が接着面20g(第二の接着面)となっている。封止ガラス22の周縁部22fには、段差部22jを有する接着面22g(第一の接着面)が設けられている。接着面22gの段差部22jは、ガラス基板20の厚さと略同一になっている。
【0015】
図7は第三施形態を示すものである。第三実施形態は、ガラス基板30(基板)及び封止ガラス32(封止部材)の形状が異なるだけであり、他の構成は第一実施形態と同様であるので、同一箇所には同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。ガラス基板30の周縁には、段差部30jを有する接着面30h(第二の接着面)が設けられている。封止ガラス32の周辺部32fには、段差部32jを有する接着面32h(第一の接着面)が設けられている。封止ガラス32の段差部32jは、ガラス基板30の段差部30jと略同じ高さになっている。なお、第三実施形態は、ガラス基板30及び封止ガラス32に段差部を形成したものであるが、ガラス基板30のみに段差部30jを形成しても良い。
【0016】
各実施形態によれば、封止ガラス12,22,32の幅W1を大きくすることなく、封止ガラス12,22,32の周縁部12f,22f,32fの幅W4を小さくして、表示領域として利用できる幅W3を大きくすることが可能となる。また、封止ガラス12,22,32の周縁部12f,22f,32fの幅W4が従来と同じであれば、接着面積を大きくして、ガラス基板10,20,30と封止ガラス12,22,32の接着強度を上げることができる。
【0017】
なお、各実施形態は、有機ELパネル9の左右2辺に、傾斜面からなる接着面10b,12b,10d,12dまたは段差部22j,30j,32jを有する接着面22g,30h,32hを設けたものであるが、例えば有機ELパネル9の左右2辺及び下側1辺に傾斜面または段差部からなる接着面を設けても良い。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、基板と、前記基板に積層形成された少なくとも第一電極と発光層と第二電極とを有する積層体と、前記基板に接着剤によって接着される第一の接着面を有する封止部材と、を有する有機ELパネルであって、前記基板は、前記第一の接着面に対向する第二の接着面を有し、前記第一の接着面及び前記第二の接着面の少なくとも一部が傾斜面であるものであり、表示領域として利用できる幅が大きく、且つ、十分な接着強度を得ることが可能となる。
【0019】
また、本発明は、基板と、前記基板に積層形成された少なくとも第一電極と発光層と第二電極とを有する積層体と、前記基板に接着剤によって接着される第一の接着面を有する封止部材と、を有する有機ELパネルであって、前記基板は、前記第一の接着面に対向する第二の接着面を有し、前記第一の接着面及び前記第二の接着面の少なくとも一方の少なくとも一部に段差部を設けたものであり、表示領域として利用できる幅が大きく、且つ、十分な接着強度を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す断面図。
【図2】同上実施形態を示す断面図。
【図3】同上実施形態を示す正面図。
【図4】同上実施形態を示す有機層の拡大断面図。
【図5】同上実施形態を示す分解斜視図。
【図6】本発明の第二実施形態を示す断面図。
【図7】本発明の第三実施形態を示す断面図。
【図8】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
9 有機ELパネル
10 ガラス基板(基板)
10a〜10d 接着面(第二の接着面)
11 積層体
12 封止ガラス(封止部材)
12a〜12d 接着面(第一の接着面)
13 第一電極
15 有機層
16 第二電極
20 ガラス基板(基板)
20g 接着面(第二の接着面)
22 封止ガラス(封止部材)
22g 接着面(第一の接着面)
22j 段差部
30 ガラス基板(基板)
30h 接着面(第二の接着面)
30j 段差部
32 封止ガラス(封止部材)
32h 接着面(第一の接着面)
32j 段差部

Claims (2)

  1. 基板と、前記基板に積層形成された少なくとも第一電極と発光層と第二電極とを有する積層体と、前記基板に接着剤によって接着される第一の接着面を有する封止部材と、を有する有機ELパネルであって、
    前記基板は、前記第一の接着面に対向する第二の接着面を有し、
    前記第一の接着面及び前記第二の接着面の少なくとも一部が傾斜面であることを特徴とすることを特徴とする有機ELパネル。
  2. 基板と、前記基板に積層形成された少なくとも第一電極と発光層と第二電極とを有する積層体と、前記基板に接着剤によって接着される第一の接着面を有する封止部材と、を有する有機ELパネルであって、
    前記基板は、前記第一の接着面に対向する第二の接着面を有し、
    前記第一の接着面及び前記第二の接着面の少なくとも一方の少なくとも一部に段差部を設けたことを特徴とすることを特徴とする有機ELパネル。
JP2003079623A 2003-03-24 2003-03-24 有機elパネル Pending JP2004288482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003079623A JP2004288482A (ja) 2003-03-24 2003-03-24 有機elパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003079623A JP2004288482A (ja) 2003-03-24 2003-03-24 有機elパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004288482A true JP2004288482A (ja) 2004-10-14

Family

ID=33293683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003079623A Pending JP2004288482A (ja) 2003-03-24 2003-03-24 有機elパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004288482A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100649942B1 (ko) 2005-11-29 2006-11-27 주식회사 탑 엔지니어링 유기발광소자 및 그 제조방법
KR100670365B1 (ko) * 2005-12-06 2007-01-16 삼성에스디아이 주식회사 유기 발광 디스플레이 장치 및 그 제조방법
JP2011119176A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Toppan Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100649942B1 (ko) 2005-11-29 2006-11-27 주식회사 탑 엔지니어링 유기발광소자 및 그 제조방법
KR100670365B1 (ko) * 2005-12-06 2007-01-16 삼성에스디아이 주식회사 유기 발광 디스플레이 장치 및 그 제조방법
JP2011119176A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Toppan Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6933537B2 (en) Sealing for OLED devices
TWI326562B (en) Double-sided electroluminescent display device and method of making same
KR102045733B1 (ko) 유기전계발광표시장치 및 그 제조 방법
JP3620706B2 (ja) 有機elパネルの製造方法
JP5650388B2 (ja) 有機elパネル、パネル接合型発光装置、有機elパネルの製造方法
JP2000077192A (ja) 有機エレクトロルミネッセンスパネルとその製造方法
US20010035931A1 (en) Display panel structure with a reinforced sealing member
JPH05205875A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス表示装置
CN109119448B (zh) 显示面板和显示装置
WO2014054262A1 (ja) 表示装置
KR20200048000A (ko) 복합소재 프레스 성형 방법
CN112506367B (zh) 内嵌式触控显示面板及其制备方法
JP6121092B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンスパネルおよびその製造方法
JP2005078906A (ja) 有機elパネル
JP2001244069A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2004288482A (ja) 有機elパネル
US20060226775A1 (en) Planar light emitter and a method of manufacturing the same
KR100922354B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
JP2002008856A (ja) 有機elパネル
JP2000243556A (ja) 発光ディスプレイパネルおよびその製造方法
JP2004178932A (ja) 有機elパネル
JP3791006B2 (ja) 有機elパネル
JP2001307874A (ja) 電界発光素子
JP2004296288A (ja) 有機elパネル
JP3672078B2 (ja) 電界発光表示素子