JP2004287552A - ハードディスクのデータ消去方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】データ消去範囲の選択の自由度を高めつつ、起動可能なドライブやリカバリ領域が存在する場合でも安全にデータ消去を実行する。
【解決手段】パーティションのチェックでは、まず対象ハードディスクのMBRが読み込まれ(S501)、MBR内にある4つのパーティションテーブルからパーティションタイプが判別される(S502)。通常、1つのハードディスクには1つの基本パーティションしか存在しないが、リカバリ領域が存在するハードディスクでは2つの基本パーティションが存在するので、これを検出した場合には(S503)、リカバリ領域が存在する旨の警告を表示する(S504)。
【選択図】 図6
【解決手段】パーティションのチェックでは、まず対象ハードディスクのMBRが読み込まれ(S501)、MBR内にある4つのパーティションテーブルからパーティションタイプが判別される(S502)。通常、1つのハードディスクには1つの基本パーティションしか存在しないが、リカバリ領域が存在するハードディスクでは2つの基本パーティションが存在するので、これを検出した場合には(S503)、リカバリ領域が存在する旨の警告を表示する(S504)。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクのデータ消去方法に関し、より詳細には、ハードディスクに記録されているデータを簡単かつ完全に消去するハードディスクのデータ消去方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、リースやレンタルされたパーソナルコンピュータ(PC)を返却するときや、買い替えなどで古いコンピュータを手放す際にハードディスクから個人情報や重要なデータが漏洩することを防ぐことを目的として、ハードディスクのデータを消去する手段が多く出回っており、その消去方式にも様々なものがある。
【0003】
例えば、NSA標準(米国国防総省NSA規格)では、1回目、2回目に乱数を書き込み、3回目にゼロ(16進数の00)を書き込むことで、記録データの完全消去を実現している。また、旧NSA標準では、1回目、3回目にゼロを書き込み、2回目、4回目に固定値(例えば16進数のFF)を書き込むことで記録データの完全消去を実現している。また、DoD標準(米国国防総省規格)では、1回目にゼロ、2回目に固定値、3回目に乱数を書き込むことで記録データの完全消去を実現している。また、NATO標準(NATO規格)では、1回目、3回目、5回目にゼロを書き込み、2回目、4回目、6回目に固定値を書き込み、7回目に乱数を書き込むことで完全消去を実現している。
【0004】
また、データ消去の高速処理を図る方法も知られている(特許文献1参照)。この方法では、ランダム単位データを作成し、これを繰り返し使用して消去用記録データを作成するので、消去用記録データの作成時間を短縮することができ、データ消去処理時間を短縮させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−030801号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した消去方式を用いてハードディスク内のデータを消去すると、消去後はもちろん起動ができなくなる上に、PCを工場出荷状態に戻すための情報がハードディスクに含まれている場合にはそれも消去されてしまうため、予めバックアップしたメディアか、オペレーティングシステム(OS)を所有していない限り、二度と再利用することができなくなってしまう。そのため、PCの再利用を目的とした場合には適切でないという問題がある。
【0007】
したがって、本発明の目的は、データ消去範囲の選択の自由度を高めつつ、起動可能なドライブやリカバリ領域が存在する場合でも安全にデータ消去を実行することが可能なハードディスクのデータ消去方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、 前記判別結果から、基本パーティションが2以上あり、かつそのいずれか1つがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行するステップを有することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法によって達成される。
【0009】
本発明によれば、データ消去範囲の選択の自由度を高めつつ、起動可能なドライブやリカバリ領域が存在する場合でも安全にデータ消去を実行することができる。
【0010】
本発明の前記目的はまた、コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、 前記判別結果から、アクティブでない基本パーティションがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法によっても達成される。
【0011】
本発明の前記目的はまた、コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、前記判別結果から、隠しパーティションとなっている基本パーティションがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法によっても達成される。
【0012】
本発明の好ましい実施形態においては、少なくとも前記所定の処理を実行するステップよりも前に、データ消去の対象となるハードディスクまたはそのパーティションを選択させるステップをさらに有する。
【0013】
本発明の好ましい実施形態によれば、ハードディスク単位、パーティション単位でのデータ消去を可能とし、利便性の向上を図ることができる。
【0014】
本発明のさらに好ましい実施形態おいて、前記所定の処理の実行は、所定の文字列の画面表示である。
【0015】
本発明の好ましい実施形態によれば、ユーザに対して簡単かつ確実に注意を喚起することができる。
【0016】
本発明の前記目的はまた、コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに、前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、前記判別結果から、基本パーティションが2以上あり、かつそのいずれか1つがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行するステップを実行させるためのコンピュータプログラムによっても達成される。
【0017】
本発明の前記目的はまた、前記コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体によっても達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の好ましい実施形態にかかるハードディスクのデータ消去方法を実現するコンピュータシステムの構成を示す略ブロック図である。
【0020】
図1に示されるように、このコンピュータシステム100は、コンピュータ本体101と、ディスプレイ102などの表示手段と、キーボード103やマウス104などのデータ入力手段を備えている。これら表示手段とデータ入力手段は、後述するハードディスクのデータ消去プログラムとともにグラフィカルユーザインターフェースを構成する。コンピュータ本体(単に、コンピュータということがある)101は、一般的なパーソナルコンピュータの構成であって、CPU105、メモリ106、ハードディスクドライブ(HDD)107、フレキシブルディスクドライブ(FDD)108、CD−ROMドライブ109、入出力インターフェース(I/O)110などを備えている。
【0021】
本実施形態においては、ハードディスクドライブ107がデータ消去の対象とされ、ハードディスクドライブ107にはハードディスク(HD)が含まれている。ハードディスクドライブ107は1台のみ接続されていてもよく、図示のように複数台接続されていてもよい。例えば、IDE接続の場合には最大で4台のハードディスクドライブを接続可能である。一方、ハードディスクのデータ消去プログラム111はフレキシブルディスク(FD)108FまたはCD−ROM109Cに記録された状態で提供される。ハードディスクのデータ消去プログラム111はコンピュータの起動時にFDDやCD−ROMドライブからが読み込まれ、自動的にメモリ106へ展開される。これによりプログラムがコンピュータシステム100上で動作し、ハードディスクのデータ消去方法が実行される。
【0022】
図2は、ディスプレイ102に表示されるハードディスクのデータ消去プログラムのメイン画面を示す図である。
【0023】
図2に示されるように、このメイン画面200には、「全ドライブクリア」201a、「ドライブ指定クリア」201b、または「パーティション指定クリア」201cからいずれかを選択させるメニューボックス201が表示される。「全ドライブクリア」201aは、コンピュータに接続されているハードディスクすべてを対象としてデータ消去を実行するモードである。したがって、複数台接続されていればこれらすべてがデータ消去の対象とされ、1台のみ接続されていれば1台のみが対象とされる。「ドライブ指定クリア」201bは、コンピュータに接続されている複数のハードディスク(物理ドライブ)の中からいずれか1つまたは2つ以上を対象としてデータ消去を実行するモードである。「パーティション指定クリア」201cは、少なくとも1つのハードディスクに設定されたパーティションのいずれか1つまたは2つ以上を対象としてデータ消去を実行するモードである。なお、図2においては「全ドライブクリア」201aが選択されており、その部分が反転表示している状態が示されている。これらのいずれかを選択することによってそれぞれの設定画面に移行する。
【0024】
図3は、全ドライブクリア201aが選択された場合に表示される確認画面を示す図である。
【0025】
図3に示されるように、この確認画面300には、コンピュータに接続されているハードディスクの接続台数301が表示されるとともに、そのすべてのハードディスクの情報302がレコード形式で表示される。具体的には、各ハードディスクの接続番号(No.)303a、接続形態303b、型番303c、容量(Size)303dなどが表示される。ここでは、No.1のハードディスクがIDEのプライマリ接続された「TDKCAI1230KO」の型番、4111MBの容量をもち、No.2のハードディスクがIDEのプライマリ接続された「TDKCAI1230KO」の型番、4111MBの容量をもつことが示されている。さらに、これらのハードディスクすべてがデータ消去の対象となっていることを示すチェックマーク304がすべてオンの状態で表示される。この画面でデータ消去の対象を確認した後、キー操作によりデータ消去を開始すると、所定の消去方式によりデータ消去が実行される。なお、本明細書において「消去」とは、適当な規則に従って“0”または“1”の情報を上書きすることによってデータとして意味をなさないようにすることである。
【0026】
図4は、ドライブ指定クリアが選択された場合に表示されるドライブ選択画面を示す図である。
【0027】
図4に示されるように、この設定画面400には、全ドライブクリアの確認画面とほぼ同様に、コンピュータに接続されているハードディスクの接続台数301が表示されるとともに、そのすべてのハードディスクの情報302がレコード形式で表示される。すなわち、この画面では物理ドライブの選択を行うことができる。さらに、データ消去の対象となっているか否かを示すチェックマーク304がオフの状態で表示される。なお、オフの状態であることが点線によって示されている。スペースキーを押すなどの所定のキー操作により、チェックマーク304のオン・オフを設定することができ、これにより、対象のドライブを設定することができる。そして、キー操作によりデータ消去を開始すると、所定の消去方式によりデータ消去が実行される。
【0028】
パーティション指定クリアが選択された場合には、図4に示したドライブ選択画面とほぼ同様の画面が表示され、ここからデータ消去を実行したいパーティションがあるドライブを選択した後、後述する設定画面でパーティションを選択する。
【0029】
図5は、パーティション指定クリアが選択された場合に表示されるパーティション選択画面を示す図である。
【0030】
図5に示されるように、この選択画面500には、選択されたハードディスクの番号及びそのパーティション数501が表示されるとともに、そのすべてのパーティションの情報502がレコード形式で表示される。すなわち、この画面では論理ドライブの選択を行うことができる。具体的には、各パーティションの番号(No.)503a、パーティションの種類503b、ボリューム名503c、容量(Size)503dなどが表示される。パーティションの種類としては、FATやNTFSなどのファイル形式のほか、起動可能領域(アクティブ)かどうかも表示される。さらに、これらのパーティションがデータ消去の対象となっているか否かを示すチェックマーク504がすべてオフの状態で表示される。スペースキーを押すなどの所定のキー操作により、チェックマーク504のオン・オフを設定することができ、これにより、対象のパーティションを設定することができる。そして、キー操作によりデータ消去を開始すると、所定の消去方式によりデータ消去が実行される。
【0031】
上述したそれぞれのモードによりハードディスク107内のデータを消去するに当っては、ハードディスク107内のパーティションタイプがチェックされる。そして、第1セクタ内のマスターブートレコード(MBR)と呼ばれるドライブ情報の中から基本パーティションが検出され、基本パーティションが2つ存在することを検出した場合には、リカバリ領域が存在する可能性があると判断して、その旨の警告を示す文字列を画面表示する。リカバリ領域は、ハードディスクの記録内容を工場出荷状態に戻すために必要なデータが記録された領域である。リカバリ領域を消去すると、工場出荷状態に戻すことができなくなるため、リカバリ領域の有無を確認することで安全なデータ消去を実現している。
【0032】
図6は、パーティションのチェックの手順を示すフローチャートである。
【0033】
図6に示されるように、パーティションのチェックでは、まず対象ハードディスクのMBRが読み込まれ(S501)、MBR内にある4つのパーティションテーブルからパーティションタイプが判別される(S502)。ここで、パーティションタイプが(00)hの場合にはそのパーティションが空領域と判別され、(05)h、(0F)h、(85)hの場合には拡張領域と判別され、(00)h、(05)h、(0F)h、(85)h、以外であれば基本パーティションと判別される。なお、(xx)hは16進数を示している(xは0〜9、A〜Fのいずれか)。通常、1つのハードディスクには1つの基本パーティションしか存在しないが、リカバリ領域が存在するハードディスクでは2つの基本パーティションが存在する。したがって、2つ以上の基本パーティションが検出された場合には(S503Y)、リカバリ領域が存在する可能性がある旨の警告画面を表示する(S504)。
【0034】
なお、リカバリ領域が存在しなくても2つの基本パーティションが存在することがあり得る。例えば、デュアルブートを実現するため2つのパーティションを用意してそれぞれに別々のOSをインストールする場合には、2つのパーティションはともに基本パーティションとなる。したがって、基本パーティションが2つ存在するからといってリカバリ領域が存在するとは限らないが、何らかの警告画面が表示されることによって注意を喚起させることができる。
【0035】
以上説明したように、本実施形態によれば、ハードディスクを物理ドライブ単位または論理ドライブ(パーティション)単位で消去可能にした上で、起動可能領域やリカバリ領域があった場合にはそれを検出し、データ消去の対象外とすることを可能にするので、安全なデータ消去を実行することができる。
【0036】
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更を加えることが可能であり、これらも本発明の範囲に包含されるものであることは言うまでもない。
【0037】
例えば、前記実施形態においては、2つ以上の基本パーティションが検出された場合にリカバリ領域が存在するものと判断して警告を画面に表示する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、2つ以上の基本パーティションのうち、データ消去の対象に含まれる基本パーティションがアクティブでない場合に警告してもよい。アクティブか否かは、MBRのブートフラグで判別することができ、ブートフラグが(0x80)hであればアクティブであると判別できる。このようにすれば、より確実にリカバリ領域を検出することができる。
【0038】
さらに例えば、2つ以上の基本パーティションのうち、データ消去の対象に含まれる基本パーティションが隠しパーティションである場合に警告してもよい。隠しパーティションか否かは、MBRのパーティションタイプで判別することができ、パーティションタイプが(11)h、(14)h、(16)h、(17)h、(1B)hであれば隠しパーティションであると判別できる。このようにしても、リカバリ領域の確実な検出を実現することができる。
【0039】
また、前記実施形態においては、リカバリ領域があった場合に警告として所定の文字列を画面に表示する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば警告を音声で通知するなど、どのような処理を実行しても構わない。
【0040】
また、前記実施形態においては、アクティブな基本パーティションについては表示するのみで特に警告せず、リカバリ領域が存在する可能性がある場合にのみ警告を表示する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、基本パーティションがデータ消去の対象として選択された場合に警告しても構わない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データ消去範囲の選択の自由度を高めつつ、起動可能なドライブやリカバリ領域が存在する場合でも安全にデータ消去を実行することが可能なハードディスクのデータ消去方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施形態にかかるハードディスクのデータ消去方法を実現するコンピュータシステムの構成を示す略ブロック図である。
【図2】図2は、ディスプレイ102に表示されるハードディスクのデータ消去プログラムのメイン画面を示す図である。
【図3】図3は、全ドライブクリア201aが選択された場合に表示される確認画面を示す図である。
【図4】図4は、ドライブ指定クリアが選択された場合に表示されるドライブ選択画面を示す図である。
【図5】図5は、パーティション指定クリアが選択された場合に表示されるパーティション選択画面を示す図である。
【図6】図6は、パーティションのチェックの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 コンピュータシステム
101 コンピュータ本体
102 ディスプレイ
103 キーボード
104 マウス
106 メモリ
107 ハードディスクドライブ(HDD)
108 フレキシブルディスクドライブ(FDD)
108F フレキシブルディスク
109 CD−ROMドライブ
109C CD−ROM
110 入出力インターフェース(I/O)
111 データ消去プログラム
200 メイン画面
201a 全ドライブクリアモード
201b ドライブ指定クリアモード
201c パーティション指定クリアモード
300 全ドライブクリア201aが選択された場合に表示される確認画面
301 ハードディスクの接続台数
302 ハードディスクの情報
303a ハードディスクの接続番号(No.)
303b ハードディスクの接続形態
303c ハードディスクの型番
303d ハードディスクの容量(Size)
304 チェックマーク
400 設定画面
500 選択画面
501 パーティション数
502 パーティションの情報
503a パーティションの番号(No.)
503b パーティションの種類
503c ボリューム名
503d 容量(Size)
504 チェックマーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクのデータ消去方法に関し、より詳細には、ハードディスクに記録されているデータを簡単かつ完全に消去するハードディスクのデータ消去方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、リースやレンタルされたパーソナルコンピュータ(PC)を返却するときや、買い替えなどで古いコンピュータを手放す際にハードディスクから個人情報や重要なデータが漏洩することを防ぐことを目的として、ハードディスクのデータを消去する手段が多く出回っており、その消去方式にも様々なものがある。
【0003】
例えば、NSA標準(米国国防総省NSA規格)では、1回目、2回目に乱数を書き込み、3回目にゼロ(16進数の00)を書き込むことで、記録データの完全消去を実現している。また、旧NSA標準では、1回目、3回目にゼロを書き込み、2回目、4回目に固定値(例えば16進数のFF)を書き込むことで記録データの完全消去を実現している。また、DoD標準(米国国防総省規格)では、1回目にゼロ、2回目に固定値、3回目に乱数を書き込むことで記録データの完全消去を実現している。また、NATO標準(NATO規格)では、1回目、3回目、5回目にゼロを書き込み、2回目、4回目、6回目に固定値を書き込み、7回目に乱数を書き込むことで完全消去を実現している。
【0004】
また、データ消去の高速処理を図る方法も知られている(特許文献1参照)。この方法では、ランダム単位データを作成し、これを繰り返し使用して消去用記録データを作成するので、消去用記録データの作成時間を短縮することができ、データ消去処理時間を短縮させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−030801号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した消去方式を用いてハードディスク内のデータを消去すると、消去後はもちろん起動ができなくなる上に、PCを工場出荷状態に戻すための情報がハードディスクに含まれている場合にはそれも消去されてしまうため、予めバックアップしたメディアか、オペレーティングシステム(OS)を所有していない限り、二度と再利用することができなくなってしまう。そのため、PCの再利用を目的とした場合には適切でないという問題がある。
【0007】
したがって、本発明の目的は、データ消去範囲の選択の自由度を高めつつ、起動可能なドライブやリカバリ領域が存在する場合でも安全にデータ消去を実行することが可能なハードディスクのデータ消去方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、 前記判別結果から、基本パーティションが2以上あり、かつそのいずれか1つがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行するステップを有することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法によって達成される。
【0009】
本発明によれば、データ消去範囲の選択の自由度を高めつつ、起動可能なドライブやリカバリ領域が存在する場合でも安全にデータ消去を実行することができる。
【0010】
本発明の前記目的はまた、コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、 前記判別結果から、アクティブでない基本パーティションがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法によっても達成される。
【0011】
本発明の前記目的はまた、コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、前記判別結果から、隠しパーティションとなっている基本パーティションがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法によっても達成される。
【0012】
本発明の好ましい実施形態においては、少なくとも前記所定の処理を実行するステップよりも前に、データ消去の対象となるハードディスクまたはそのパーティションを選択させるステップをさらに有する。
【0013】
本発明の好ましい実施形態によれば、ハードディスク単位、パーティション単位でのデータ消去を可能とし、利便性の向上を図ることができる。
【0014】
本発明のさらに好ましい実施形態おいて、前記所定の処理の実行は、所定の文字列の画面表示である。
【0015】
本発明の好ましい実施形態によれば、ユーザに対して簡単かつ確実に注意を喚起することができる。
【0016】
本発明の前記目的はまた、コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに、前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、前記判別結果から、基本パーティションが2以上あり、かつそのいずれか1つがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行するステップを実行させるためのコンピュータプログラムによっても達成される。
【0017】
本発明の前記目的はまた、前記コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体によっても達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の好ましい実施形態にかかるハードディスクのデータ消去方法を実現するコンピュータシステムの構成を示す略ブロック図である。
【0020】
図1に示されるように、このコンピュータシステム100は、コンピュータ本体101と、ディスプレイ102などの表示手段と、キーボード103やマウス104などのデータ入力手段を備えている。これら表示手段とデータ入力手段は、後述するハードディスクのデータ消去プログラムとともにグラフィカルユーザインターフェースを構成する。コンピュータ本体(単に、コンピュータということがある)101は、一般的なパーソナルコンピュータの構成であって、CPU105、メモリ106、ハードディスクドライブ(HDD)107、フレキシブルディスクドライブ(FDD)108、CD−ROMドライブ109、入出力インターフェース(I/O)110などを備えている。
【0021】
本実施形態においては、ハードディスクドライブ107がデータ消去の対象とされ、ハードディスクドライブ107にはハードディスク(HD)が含まれている。ハードディスクドライブ107は1台のみ接続されていてもよく、図示のように複数台接続されていてもよい。例えば、IDE接続の場合には最大で4台のハードディスクドライブを接続可能である。一方、ハードディスクのデータ消去プログラム111はフレキシブルディスク(FD)108FまたはCD−ROM109Cに記録された状態で提供される。ハードディスクのデータ消去プログラム111はコンピュータの起動時にFDDやCD−ROMドライブからが読み込まれ、自動的にメモリ106へ展開される。これによりプログラムがコンピュータシステム100上で動作し、ハードディスクのデータ消去方法が実行される。
【0022】
図2は、ディスプレイ102に表示されるハードディスクのデータ消去プログラムのメイン画面を示す図である。
【0023】
図2に示されるように、このメイン画面200には、「全ドライブクリア」201a、「ドライブ指定クリア」201b、または「パーティション指定クリア」201cからいずれかを選択させるメニューボックス201が表示される。「全ドライブクリア」201aは、コンピュータに接続されているハードディスクすべてを対象としてデータ消去を実行するモードである。したがって、複数台接続されていればこれらすべてがデータ消去の対象とされ、1台のみ接続されていれば1台のみが対象とされる。「ドライブ指定クリア」201bは、コンピュータに接続されている複数のハードディスク(物理ドライブ)の中からいずれか1つまたは2つ以上を対象としてデータ消去を実行するモードである。「パーティション指定クリア」201cは、少なくとも1つのハードディスクに設定されたパーティションのいずれか1つまたは2つ以上を対象としてデータ消去を実行するモードである。なお、図2においては「全ドライブクリア」201aが選択されており、その部分が反転表示している状態が示されている。これらのいずれかを選択することによってそれぞれの設定画面に移行する。
【0024】
図3は、全ドライブクリア201aが選択された場合に表示される確認画面を示す図である。
【0025】
図3に示されるように、この確認画面300には、コンピュータに接続されているハードディスクの接続台数301が表示されるとともに、そのすべてのハードディスクの情報302がレコード形式で表示される。具体的には、各ハードディスクの接続番号(No.)303a、接続形態303b、型番303c、容量(Size)303dなどが表示される。ここでは、No.1のハードディスクがIDEのプライマリ接続された「TDKCAI1230KO」の型番、4111MBの容量をもち、No.2のハードディスクがIDEのプライマリ接続された「TDKCAI1230KO」の型番、4111MBの容量をもつことが示されている。さらに、これらのハードディスクすべてがデータ消去の対象となっていることを示すチェックマーク304がすべてオンの状態で表示される。この画面でデータ消去の対象を確認した後、キー操作によりデータ消去を開始すると、所定の消去方式によりデータ消去が実行される。なお、本明細書において「消去」とは、適当な規則に従って“0”または“1”の情報を上書きすることによってデータとして意味をなさないようにすることである。
【0026】
図4は、ドライブ指定クリアが選択された場合に表示されるドライブ選択画面を示す図である。
【0027】
図4に示されるように、この設定画面400には、全ドライブクリアの確認画面とほぼ同様に、コンピュータに接続されているハードディスクの接続台数301が表示されるとともに、そのすべてのハードディスクの情報302がレコード形式で表示される。すなわち、この画面では物理ドライブの選択を行うことができる。さらに、データ消去の対象となっているか否かを示すチェックマーク304がオフの状態で表示される。なお、オフの状態であることが点線によって示されている。スペースキーを押すなどの所定のキー操作により、チェックマーク304のオン・オフを設定することができ、これにより、対象のドライブを設定することができる。そして、キー操作によりデータ消去を開始すると、所定の消去方式によりデータ消去が実行される。
【0028】
パーティション指定クリアが選択された場合には、図4に示したドライブ選択画面とほぼ同様の画面が表示され、ここからデータ消去を実行したいパーティションがあるドライブを選択した後、後述する設定画面でパーティションを選択する。
【0029】
図5は、パーティション指定クリアが選択された場合に表示されるパーティション選択画面を示す図である。
【0030】
図5に示されるように、この選択画面500には、選択されたハードディスクの番号及びそのパーティション数501が表示されるとともに、そのすべてのパーティションの情報502がレコード形式で表示される。すなわち、この画面では論理ドライブの選択を行うことができる。具体的には、各パーティションの番号(No.)503a、パーティションの種類503b、ボリューム名503c、容量(Size)503dなどが表示される。パーティションの種類としては、FATやNTFSなどのファイル形式のほか、起動可能領域(アクティブ)かどうかも表示される。さらに、これらのパーティションがデータ消去の対象となっているか否かを示すチェックマーク504がすべてオフの状態で表示される。スペースキーを押すなどの所定のキー操作により、チェックマーク504のオン・オフを設定することができ、これにより、対象のパーティションを設定することができる。そして、キー操作によりデータ消去を開始すると、所定の消去方式によりデータ消去が実行される。
【0031】
上述したそれぞれのモードによりハードディスク107内のデータを消去するに当っては、ハードディスク107内のパーティションタイプがチェックされる。そして、第1セクタ内のマスターブートレコード(MBR)と呼ばれるドライブ情報の中から基本パーティションが検出され、基本パーティションが2つ存在することを検出した場合には、リカバリ領域が存在する可能性があると判断して、その旨の警告を示す文字列を画面表示する。リカバリ領域は、ハードディスクの記録内容を工場出荷状態に戻すために必要なデータが記録された領域である。リカバリ領域を消去すると、工場出荷状態に戻すことができなくなるため、リカバリ領域の有無を確認することで安全なデータ消去を実現している。
【0032】
図6は、パーティションのチェックの手順を示すフローチャートである。
【0033】
図6に示されるように、パーティションのチェックでは、まず対象ハードディスクのMBRが読み込まれ(S501)、MBR内にある4つのパーティションテーブルからパーティションタイプが判別される(S502)。ここで、パーティションタイプが(00)hの場合にはそのパーティションが空領域と判別され、(05)h、(0F)h、(85)hの場合には拡張領域と判別され、(00)h、(05)h、(0F)h、(85)h、以外であれば基本パーティションと判別される。なお、(xx)hは16進数を示している(xは0〜9、A〜Fのいずれか)。通常、1つのハードディスクには1つの基本パーティションしか存在しないが、リカバリ領域が存在するハードディスクでは2つの基本パーティションが存在する。したがって、2つ以上の基本パーティションが検出された場合には(S503Y)、リカバリ領域が存在する可能性がある旨の警告画面を表示する(S504)。
【0034】
なお、リカバリ領域が存在しなくても2つの基本パーティションが存在することがあり得る。例えば、デュアルブートを実現するため2つのパーティションを用意してそれぞれに別々のOSをインストールする場合には、2つのパーティションはともに基本パーティションとなる。したがって、基本パーティションが2つ存在するからといってリカバリ領域が存在するとは限らないが、何らかの警告画面が表示されることによって注意を喚起させることができる。
【0035】
以上説明したように、本実施形態によれば、ハードディスクを物理ドライブ単位または論理ドライブ(パーティション)単位で消去可能にした上で、起動可能領域やリカバリ領域があった場合にはそれを検出し、データ消去の対象外とすることを可能にするので、安全なデータ消去を実行することができる。
【0036】
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更を加えることが可能であり、これらも本発明の範囲に包含されるものであることは言うまでもない。
【0037】
例えば、前記実施形態においては、2つ以上の基本パーティションが検出された場合にリカバリ領域が存在するものと判断して警告を画面に表示する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、2つ以上の基本パーティションのうち、データ消去の対象に含まれる基本パーティションがアクティブでない場合に警告してもよい。アクティブか否かは、MBRのブートフラグで判別することができ、ブートフラグが(0x80)hであればアクティブであると判別できる。このようにすれば、より確実にリカバリ領域を検出することができる。
【0038】
さらに例えば、2つ以上の基本パーティションのうち、データ消去の対象に含まれる基本パーティションが隠しパーティションである場合に警告してもよい。隠しパーティションか否かは、MBRのパーティションタイプで判別することができ、パーティションタイプが(11)h、(14)h、(16)h、(17)h、(1B)hであれば隠しパーティションであると判別できる。このようにしても、リカバリ領域の確実な検出を実現することができる。
【0039】
また、前記実施形態においては、リカバリ領域があった場合に警告として所定の文字列を画面に表示する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば警告を音声で通知するなど、どのような処理を実行しても構わない。
【0040】
また、前記実施形態においては、アクティブな基本パーティションについては表示するのみで特に警告せず、リカバリ領域が存在する可能性がある場合にのみ警告を表示する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、基本パーティションがデータ消去の対象として選択された場合に警告しても構わない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データ消去範囲の選択の自由度を高めつつ、起動可能なドライブやリカバリ領域が存在する場合でも安全にデータ消去を実行することが可能なハードディスクのデータ消去方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施形態にかかるハードディスクのデータ消去方法を実現するコンピュータシステムの構成を示す略ブロック図である。
【図2】図2は、ディスプレイ102に表示されるハードディスクのデータ消去プログラムのメイン画面を示す図である。
【図3】図3は、全ドライブクリア201aが選択された場合に表示される確認画面を示す図である。
【図4】図4は、ドライブ指定クリアが選択された場合に表示されるドライブ選択画面を示す図である。
【図5】図5は、パーティション指定クリアが選択された場合に表示されるパーティション選択画面を示す図である。
【図6】図6は、パーティションのチェックの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 コンピュータシステム
101 コンピュータ本体
102 ディスプレイ
103 キーボード
104 マウス
106 メモリ
107 ハードディスクドライブ(HDD)
108 フレキシブルディスクドライブ(FDD)
108F フレキシブルディスク
109 CD−ROMドライブ
109C CD−ROM
110 入出力インターフェース(I/O)
111 データ消去プログラム
200 メイン画面
201a 全ドライブクリアモード
201b ドライブ指定クリアモード
201c パーティション指定クリアモード
300 全ドライブクリア201aが選択された場合に表示される確認画面
301 ハードディスクの接続台数
302 ハードディスクの情報
303a ハードディスクの接続番号(No.)
303b ハードディスクの接続形態
303c ハードディスクの型番
303d ハードディスクの容量(Size)
304 チェックマーク
400 設定画面
500 選択画面
501 パーティション数
502 パーティションの情報
503a パーティションの番号(No.)
503b パーティションの種類
503c ボリューム名
503d 容量(Size)
504 チェックマーク
Claims (7)
- コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、
前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、
前記判別結果から、基本パーティションが2以上あり、かつそのいずれか1つがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行するステップを有することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法。 - コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、
前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、
前記判別結果から、アクティブでない基本パーティションがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法。 - コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去する方法であって、
前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、
前記判別結果から、隠しパーティションとなっている基本パーティションがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行することを特徴とするハードディスクのデータ消去方法。 - 少なくとも前記所定の処理を実行するステップよりも前に、データ消去の対象となるハードディスクまたはそのパーティションを選択させるステップをさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のハードディスクのデータ消去方法。
- 前記所定の処理の実行は、所定の文字列の画面表示であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のハードディスクのデータ消去方法。
- コンピュータに接続されている1又は2以上のハードディスクに所定のデータを上書きすることにより当該ハードディスクに記録されているデータを消去するためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記データの消去に先立って前記ハードディスク内のパーティションのタイプを判別するステップと、
前記判別結果から、基本パーティションが2以上あり、かつそのいずれか1つがデータ消去の対象に含まれる場合に所定の処理を実行するステップ
を実行させるためのコンピュータプログラム。 - 請求項6に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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2003
- 2003-03-19 JP JP2003075755A patent/JP2004287552A/ja not_active Withdrawn
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