JP2004286699A - 画像位置検出方法及び画像位置検出装置 - Google Patents

画像位置検出方法及び画像位置検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像中の対象物の位置を認識する際に、画像範囲を限定して演算処理量を少なくしても、安定してこの対象物の位置を捕捉できる画像位置検出装置及び画像位置検出方法を提供する。
【解決手段】画像処理手段4は、画像データを演算処理して対象物51の位置を求める位置検出手段4Aと、この対象物51の位置に基づいてこれを包含する画像範囲50Aを設定する画像範囲設定手段4Bと、設定した画像範囲を取り込み範囲とするように撮像装置20を制御する制御信号Cを送出する制御信号送出手段4Cとを有している。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像位置検出方法及び画像位置検出装置に係り、特に対象物を検出する為の演算量を少なくする画像位置検出方法及び画像位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像手段により得られた画像データを処理して対象物を認識する画像位置検出方法やその装置が種々知られている。
この対象物の認識処理においては、画像全体のデータを都度処理して対象物を認識するので演算処理が膨大であり、例えばペットロボット等に搭載される処理能力がそれ程高くないCPUでは短時間での処理が困難なものであった。
【0003】
そこで、処理時間を短縮するために、対象物の位置を観察者の視線位置により検出し、その視線位置の周辺の画像範囲のみを切り出して演算処理することで演算処理量を少なくしたカメラ等の認識装置とその方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−116985号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この認識装置とその方法では、対象物の位置が画像データ上からは明確に捉えられないのでこれを安定して捕捉できないという問題があった。
また、対象物の位置を視線で入力する観察者を要するという問題があった。
更には、対象物が移動する場合に認識装置を自動追尾させることが困難であるという問題があった。
従って、このような装置を、自律するペットロボットに搭載することは困難であり、これに好適に適用できる画像位置検出装置やその方法が望まれていた。
【0006】
そこで本発明が解決しようとする課題は、対象物の位置を認識するにあたり、画像範囲を限定して演算処理量を少なくしても、安定してこの対象物の位置を捕捉でき、観察者が不要で、対象物が移動しても容易に捕捉が可能になる画像位置検出方法及び画像位置検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の手順を有する。
即ち、請求項1は、撮像された特定の対象物51を含む画像のデータを演算処理して、前記画像上の前記対象物51の位置を検出する画像処理ステップを有する画像位置検出方法において、
前記画像処理ステップは、前記画像データを演算処理して前記対象物51の位置を求める位置検出ステップ(STEP6)と、前記対象物51の位置に基づいて前記対象物51を包含する画像範囲50Aを設定する画像範囲設定ステップ(STEP7)と、前記画像範囲50Aを取り込み範囲とするように前記撮像装置20を制御する制御信号Cを送出する制御信号送出ステップ(STEP8)とを有していることを特徴とする画像位置検出方法である。
また、上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の構成を有する。即ち、請求項2は、撮像された特定の対象物51を含む画像のデータを演算処理して、前記画像上の前記対象物51の位置を検出する画像処理手段4を備えた画像位置検出装置において、前記画像処理手段4は、前記画像データを演算処理して前記対象物51の位置を求める位置検出手段4Aと、前記対象物51の位置に基づいて前記対象物51を包含する画像範囲50Aを設定する画像範囲設定手段4Bと、前記画像範囲を取り込み範囲とするように前記撮像装置20を制御する制御信号Cを送出する制御信号送出手段4Cとを有していることを特徴とする画像位置検出装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図6を用いて説明する。
図1は、本発明の画像位置検出装置の一実施例を組み込んだペット型自律ロボットを示す斜視図であり、
図2は、本発明の画像位置検出装置の一実施例を示すブロック図であり、
図3は、本発明の画像位置検出装置の実施例における認識方法を説明する図であり、
図4は、本発明の画像位置検出装置の実施例における認識方法を説明する別の図であり、
図5は、本発明の画像位置検出装置の実施例における他の認識方法を説明する図であり、
図6は、本発明の画像位置検出方法の実施例の動作を示すフローチャートである。
【0009】
本発明の実施の形態を、図1乃至図6を用いて説明する。
まず、本発明の画像位置検出装置の一実施例を組み込んだペットロボットを説明する。図1は、このペットロボット10を示す斜視図である。
【0010】
このペットロボット10は、胴体部11,頭部12および4本の脚部13で構成され、以下に説明するような種々の入出力装置が搭載されている。
頭部12は、図示しない2自由度のアクチュエータを介して胴体部11に取り付けてあり、左右および上下に動かせるように構成されている。
この種のアクチュエータおよびその駆動機構は周知のものが利用可能であり、詳細な説明は省略する。
【0011】
頭部12の鼻先に相当する先端部には、撮像手段としてのビデオカメラ20が取り付けてある。
頭部12の目に相当する部分には赤外線受光部21が取り付けられている。
頭部12の耳に相当する部分にはマイクロホン22が取り付けてあり、画像、赤外線及び音の情報を入力し、それらの情報をデータとして送出することができるようになっている。
また、胴体部11の胸に相当する部分には、スピーカ23が取り付けてあり、音を出力することができる。
背中の部分には、躾ボタン24が取り付けてある。
【0012】
4本の脚部13は、必要数の自由度のアクチュエータ(図示せず)を介して胴体部11に取り付けてあり、4足での自律歩行が可能で自身の姿勢も制御できるように構成されている。
この種のアクチュエータおよびその駆動機構も周知のものが利用可能であり、詳細な説明は省略する。
そして、前脚部13の先端部分にはタッチセンサ25が取り付けてある。
これらの入出力装置は、後述する動作制御部5により制御され、外部からの入力情報は動作制御部5を介して後述する全体制御部4に伝達される。
【0013】
このペットロボット10は、ビデオカメラ20から送出された画像データを、胴体部11の内部に設置されるCPU28に送り、このCPU28において必要な演算処理を行うことで対象物の位置を検出し、その対象物の位置に応じて各部のアクチュエータを駆動させたり、スピーカ23から音を出力させたりすることができる。
【0014】
例えば、あらかじめ好きな色として設定された色のボールを対象物として検出したときにはこれを追いかけたり、特定の色のボールを対象物として検出したときには周囲に知らせる音を発したりすることが可能なように構成されている。
【0015】
次に、本発明の画像位置検出装置の一実施例の好ましい形態をブロック図(図2)により説明する。
この画像位置検出装置1は、ビデオカメラ20から送出された画像データを処理し、その画像データに含まれる特定の対象物の位置を検出し、その対象物を包含する取り込み範囲を設定し、その範囲で取り込みを実行するように撮像装置を制御する制御信号を送出するものである。
そのため、画像位置検出装置1は、画像入力ポート2と、例えば2値化手段等の機能を有する画像データ処理部3と、演算処理手段としての機能を有する全体制御部4と、補正手段としての機能を有する動作制御部5と、制御信号を送出する制御信号出力ポート6を備えている。
【0016】
これら各部について以下に説明する。
画像信号入力装置であるビデオカメラ20は、画像データである輝度信号(Y)および色差信号(U,V)と、同期信号V,Hを出力する。
【0017】
画像入力ポート2は、ビデオカメラ20から出力された同期信号V、Hに同期して、画像データ(Y,U,V)を取り込むようになっている。
【0018】
画像データ処理部3は、画像入力ポート2で取り込んだ画像データ(YUV値)を、下記の変換式にしたがって各画素ごとにRGB値に変換する。
R=Y +1.402V
G=Y−0.344U−0.714V
B=Y+1.772U
【0019】
全体制御部4は、画像データ処理部3からの処理結果に基づいて対象物51の中心位置51Cを求める。
そして、この中心位置51Cと動作制御部5から伝達された外部情報等とに対応した全体の動作を決定し、画像データ処理部3と動作制御手段5を制御すると共にビデオカメラ20を制御する制御信号Cを送出する。
【0020】
この制御信号Cは、取り込む画像の範囲を設定するための制御信号であり、制御信号出力ポート6を介してビデオカメラ20に出力される。
ビデオカメラ20の撮像素子に例えば半導体のMOSを使用することで、有効画素中において画像を取り込む画素範囲をこの制御信号Cにより任意に設定することができる。
【0021】
具体的には、取り込む画素範囲の左上角の座標と、取り込む画素範囲の幅と高さを設定する。
この設定により、画像全体の画素データを取り込むことなく、任意の範囲の画像データのみを取り込んで処理することができるので、データ転送時間を短縮し、対象物認識のための演算処理量を減らすことができる。
【0022】
動作制御部5は、全体制御部4により決定された各部の動作に対応して、この画像位置検出装置1が搭載されたペットロボット10の各部駆動モータ26を駆動して動作を実行させたり、発音部27を駆動してスピーカ23から発音させたりするものである。
【0023】
具体的には、頭部12を支持する2軸(左右回転方向・上下方向)の関節を駆動させ、ビデオカメラ20を、認識した対象物51の方向に向けるように頭部12を動かす。
この動作により、全体制御部4で求めた対象物51の中心位置51Cを画像範囲の中心に位置させることができる。
【0024】
次に、画像の中の対象物の認識方法について図3〜図5を用いて詳述する。
図3は、画像の取り込みを説明する図である。図3(a)は、この実施例の画像認識装置1における初期状態での取り込み画像の一例である。枠の範囲が全体画像50であり、斜線部範囲が認識すべき対象物51の範囲である。
【0025】
まず、全体画像50における対象物51を認識する。
この認識方法は周知の方法で行うことができる。例えば特開平8−138028号公報に記載された方法である。
この全体画像50を得るために、ビデオカメラ20はフルフレームサイズ(最大フレーム)で撮像するように全体制御部4によって制御されており、全画素データが転送送出される。
【0026】
次に、基準座標(x0,y0)をこの全体画像50の左上の角にとる。そうすると、当図の右方向がxの増加(+)方向となり、図の下方向がyの増加(+)方向となる。
対象物51の認識は上述したように種々の周知方法が適用できる。一般的な色により行う場合は、以下のような動作に好適である。
【0027】
この画像位置検出装置1を搭載した装置がペットロボット10の場合は、興味を示す物や嫌悪するもの等の対象物があらかじめ設定されており、この対象物を追いかけたり、対象物から逃げたりするように設定されるのが通常である。
例えば、黄色のボールを好むように設定された場合、このペットロボット10の制御プログラムは、ビデオカメラ20が入力した画像の中から黄色の範囲をボールとして識別し、これを追いかける動作を実行するように構成されている。
【0028】
ところで、このボールが移動する場合、ロボット本体がこれを追いかけて動くことでカメラだ撮像する映像も動いてしまう。
従来、上述のように、ビデオカメラはフルフレームの画像データをCPUに送出し、演算手段によりこの全画素データについて演算処理を行うことで黄色いボールを認識していた。
従って、送出する画像データ量が膨大で、認識の為の演算量も膨大であった。
【0029】
本実施例は、最初に取り込む画像は全体画像(フルフレーム)50であるものの、一度その全体画像50から対象物51を認識した後は、所定の範囲を限定して設定し、この限定した画像範囲のみの演算処理を行い、対象物51の移動にも自律的に追従できるものである。以下に詳細を説明する。
【0030】
まず、全体画像50から周知の方法により対象物51を認識し、その中心位置51Cの座標を(X1,Y1)とする。
ここで、全体画像50から対象物51を認識できなかった場合は、対象物が全体画像50の範囲外にあると判断し、ペットロボット10全体を旋回させたり、頭部12を動かした後、再度画像を取り込んで対象物51を認識する動作を行う。
【0031】
対象物51を認識した場合、その中心座標51Cと、画面上での大きさ(画素領域の面積や外形形状)とを求める。
求めた中心座標51Cと大きさとに基づき、次に取り込む画像範囲(フレームサイズ)を決定する。
【0032】
この決定方法について図3(b),図3(c)を用いて詳述する。
図3(b)は、図3(a)において、次に取り込む第2フレーム50Aを限定した範囲として設定した図である。
対象物51の中心位置51Cを中心にとり、その対象物51を包含する領域を第2フレーム50Aとする。
例えば、第2フレーム50Aの幅と高さを、それぞれ対象物51の幅w,高さhの2倍に設定する。取り込むフレームサイズは、検出した対象物の縦あるいは横の2倍に限定されるものではなく適宜設定可能である。
【0033】
この場合、第2フレーム50Aにおける左上角50A1の座標(X2,Y2)は(X1−w,Y1−h)となる。
一方、第2フレーム50Aの右下角50A2の座標(X2a,Y2a)は(X1+2w,Y2+2h)となる。
この第2フレーム50Aの情報を制御信号Cとしてビデオカメラ20に送出し、取り込む第2フレーム50Aのサイズを設定する。
【0034】
この第2フレーム50Aにおいて、対象物51の中心51Cの、第2フレーム50Aの左上角50A1〔座標(X4,Y4)〕を原点(0,0)とした相対座標(X5,Y5)を、全体画像50の絶対座標に変換する(図3(c)参照)。
具体的には、中心51CのX座標をX2+X5とし、Y座標をY2+Y5とする。
【0035】
上述した方法により、取り込むフレームサイズ50Aを、対象物51の大きさに応じて最適なサイズに限定(小さく)できるので、画像データの転送時間や演算処理時間が短縮できる。
【0036】
次に、対象物が移動している場合の画像取り込み方法(第1の方法)について図4を用いて説明する。
ここで説明するのは、上述の第2フレーム50Aを取り込んで認識した対象物51の中心位置51Caが、その1つ前に取り込んだフレーム(この場合は全体画像50)において認識した中心位置50Cに対して異なっていた場合であり、次の3つの場合が該当する。
即ち、実際に対象物51が移動していた場合、対象物51が静止していてビデオカメラ20が移動した場合、あるいは対象物51、ビデオカメラ20の双方が移動した場合である。
【0037】
図4に示すように、対象物51の中心51Cが図の矢印のように移動すると、第2フレーム50Aにおける対象物51の中心51Caの座標は、第2フレームの左上角50A1の絶対座標(X2,Y2)を基準として相対座標(X10,Y10)となる。
そこで、その次に取り込む第3フレーム50Bの中心を、対象物51の中心51Caと合致するように設定すればよい。
【0038】
また、このように第3フレームの中心と対象物の中心とを合致させなくても、フレームの取り込み時間間隔から対象物51の移動速度を求め、対象物51がフレーム内に入るように第3フレーム50Bの中心位置を設定してもよい。
従って、次の取り込みタイミングにおいて、対象物51の移動量よりも大きく設定したフレームであればよいので、あらかじめ、対象物51の移動速度が速い場合にはフレームを大きめに設定するようにプログラムしておくのがよい。
【0039】
次に、対象物が移動している場合の、別の画像取り込み方法について図5を用いて説明する。
図5に示すように、対象物51の中心51C〔絶対座標(X1,Y1)〕が図の実線矢印のように移動すると、第2フレーム50A内の対象物51の中心51Caの位置座標は、第2フレームの左上角50A1の絶対座標(X2,Y2)を基準として相対座標(X10,Y10)となる。
そして、ここまでに対象物51が移動した量は、X方向,Y方向それぞれ、
X方向:X2+X10−X1,Y方向:Y2+Y10−Y1 である。
【0040】
ここで、画像を取り込む時間間隔(サンプリング時間間隔)をほぼ一定にし、微少時間内での対象物51の移動速度がほぼ等速であるとすると、次のサンプリング時に対象物51の中心は、図の破線矢印のように移動し、中心位置51Cbに到達していると予測される。
すると、この中心位置51Cbの座標(X11,Y11)は、
X11=X1+2(X2+X10−X1)
Y11=Y1+2(Y2+Y10−Y1) となる。
【0041】
この中心位置51Cbを、次のサンプリングのためのフレームの中心として設定すると、図5の一点鎖線で示した範囲がそのサンプリングフレーム(第3フレーム)50Bとなる。
この方法は、対象物51の移動速度が速い場合に対象物51をより確実に捕捉できる方法である。
以上詳述したように、全体制御部4は、画像データを演算処理して対象物51の位置を求める位置検出手段4Aと、この対象物51の位置に基づいてこれを包含する画像範囲50Aを設定する画像範囲設定手段4Bと、設定した画像範囲を次の取り込み範囲とするように撮像装置20を制御する制御信号Cを送出する制御信号送出手段50Cとを有して構成されているものであり、CPU28に格納されている。
【0042】
本実施例における画像位置検出方法全体の動作フローチャートを図6に示し、以下にその詳細をステップ毎に説明する。繰り返し動作における符号は( )を付して示している。また、図6では対象物をターゲットと表記している。
【0043】
(STEP1)ビデオカメラ20の画像取り込み範囲を最大フレーム50に設定する。
(STEP2)画像をCPU28に取り込む。
(STEP3)STEP2で取り込んだ画像から対象物51を識別する。
(STEP4)対象物51を識別できたか否かを判定する。
(STEP5)対象物51を識別できなかった場合、頭部12を動かして(対象物を探す動作)画像取り込み範囲を変更する。その後、再度最大フレーム50で画像を取り込み、識別を実行する。
(STEP6)対象物51を識別できた場合、中心座標51C(51Ca,51Cb,…)を決定する。
(STEP7)次にサンプリングするフレーム50A(50B,50C,…)の位置とサイズを上述した第1の方法あるいは第2の方法により決定する。
(STEP8)SETP7で決定したフレームを取り込み範囲とする制御信号Cを送出する。
(STEP9)対象物51を追跡する動作(歩く、首を振る等)を行う場合にはこれを実行する。
(STEP9)動作終了か否かを判定する。動作継続の場合はSTEP3へ戻り、動作を繰り返す。
【0044】
さて、本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において例えば下記のように変更が可能である。
【0045】
上述したように、取り込むフレームサイズは、検出した対象物の縦あるいは横の2倍に限定されるものではない。このサイズは、使用するビデオカメラやCPUの能力及びこの装置を搭載するロボット等の装置の動作能力等に応じて適宜設定可能である。
【0046】
もちろん、取り込み毎にサイズの設定を変えてもよい。
例えば、対象物が遠方にあって画像上の領域が小さくなる場合は、取り込みフレームサイズも非常に小さくなり、ロボット本体の振動などで対象物をこの小さい取り込みフレーム内に捕捉できなくなる可能性がある。
従って、取り込みフレームサイズの下限を設定し、必要以上にフレームサイズが小さくならないようにするとよい。
【0047】
対象物の大きさが時間的に変化する場合、例えば時間経過と共に大きくなる場合には、その大きさの変化率を求め、次ぎの取り込みフレームサイズをその変化率に応じた最適なサイズ(大きいサイズ)に設定するとよい。
もちろん、対象物が時間と共に小さくなるように変化する場合も同様に、フレームサイズをその変化率に応じた最適なサイズ(小さいサイズ)に設定すればよい。
【0048】
対象物を変更する場合には、最初にフルフレームの取り込み動作を実行するが、同一対象物を捕捉追跡する場合でも、フルフレームの取り込み動作を適宜実施することが好ましい。
対象物の形状や大きさが急激に変化した場合は、対象物全体をフレーム内に捕捉することができなくなる場合があり、認識する中心位置の精度が低下する。
このような場合に、フルフレームの取り込み動作を実行すれば、改めて対象物の中心位置を精度よく認識できて更新されるので、ロボットの動作もより精度良く実行することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、本願発明によれば、画像範囲を限定して演算処理を少なくしても、安定して対象物の中心位置を捕捉でき、観察者が不要で、対象物が移動しても容易に捕捉が可能になるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像位置検出装置の一実施例を組み込んだペット型自律ロボットを示す斜視図である。
【図2】本発明の画像位置検出装置の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の画像位置検出装置の実施例における認識方法を説明する図である。
【図4】本発明の画像位置検出装置の実施例における認識方法を説明する別の図である。
【図5】本発明の画像位置検出装置の実施例における他の認識方法を説明する図である。
【図6】本発明の画像位置検出方法の実施例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像位置検出装置
2 画像入力ポート
3 データ処理部
4 全体制御部(画像処理手段)
4A 位置検出手段
4B 画像範囲設定手段
4C 制御信号送出手段
5 動作制御部
6 制御信号出力ポート
10 ロボット
11 胴体部
12 頭部
13 脚部
20 ビデオカメラ(画像信号入力装置)
21 赤外線受光部
22 マイクロフォン
23 スピーカ
24 躾ボタン
25 タッチセンサ
26 駆動モータ
27 発音部
28 CPU
50 全体画像(フルフレーム),第1フレーム
50A 第2フレーム
50A1 左上角
50A2 右下角
50B 第3のフレーム
51 対象物
51C,51Ca,51Cb 中心位置
C 制御信号
h 高さ
w 幅

Claims (2)

  1. 撮像された特定の対象物を含む画像のデータを演算処理して、前記画像上の前記対象物の位置を検出する画像処理ステップを有する画像位置検出方法において、
    前記画像処理ステップは、
    前記画像データを演算処理して前記対象物の位置を求める位置検出ステップと、
    前記対象物の位置に基づいて前記対象物を包含する画像範囲を設定する画像範囲設定ステップと、
    前記画像範囲を取り込み範囲とするように前記撮像装置を制御する制御信号を送出する制御信号送出ステップとを有していることを特徴とする画像位置検出方法。
  2. 撮像された特定の対象物を含む画像のデータを演算処理して、前記画像上の前記対象物の位置を検出する画像処理手段を備えた画像位置検出装置において、
    前記画像処理手段は、
    前記画像データを演算処理して前記対象物の位置を求める位置検出手段と、
    前記対象物の位置に基づいて前記対象物を包含する画像範囲を設定する画像範囲設定手段と、
    前記画像範囲を取り込み範囲とするように前記撮像装置を制御する制御信号を送出する制御信号送出手段とを有していることを特徴とする画像位置検出装置。
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