JP2004283564A - 目保護方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高強度の拡散光に対して目保護装置を提供する。
【解決手段】目保護装置100は、液晶パネルといった選択的暗化可能構成部102、及びいくつかの医療処置において使用される高強度拡散光といった光の放射と併せて前記選択的暗化可能構成部を暗化する暗化信号の送信を引き起こす制御器400を有する。レーザ光及び拡散光の両方に対する保護は同様の目保護装置において提供されても良い。前記暗化信号は拡散光の放射よりも前に送信され、また前記選択的暗化可能構成部に拡散光の放射前において暗化状態を実現させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、限定するものではないが、特に医療処置に関連した、光放射から目を保護する方法及び装置に関する。
様々な医療処置は明るくかつ/又は強い光の発生を含み、そのような光への長時間に亘る暴露に起因できる網膜の損傷、視覚上の過負荷からの一時的な視力喪失、及び/又は頭痛又は吐き気を避けるために、人間の目を遮蔽しなければならない。レーザ光又は拡散光の高強度パルスを使用する様々な医療処置が、現時点で実施されており、又は発展段階にあり、又は発展するであろう。そのような医療処置例には、脱毛処置、入れ墨除去処置、皮膚再生処置及び歯科処置が含まれる。
近年、自動的に暗くする技術が溶接産業において使用されている。そのような自動的に暗くする技術には、光センサ及び"見通し"又は"光"状態と"暗化"状態との間で切り替えられ得る液晶パネルが含まれても良い。"見通し"又は"光"状態では、通常の環境での光状態で装着者がはっきりと見通すことができ、"暗化"状態では、アーク溶接工程中において放射される光のような非常に明るくかつ/又は強い光の源を装着者が安全に見ることができるように、少量の光のみが通過する。液晶パネルは、光センサが強い光の閃光を検出すると、"暗化"状態に入る。
医療処置では、その処置を実施する医者又は技術者は、レーザ光源又は高強度拡散光源から自分の目を保護するために、一般的には受動的な暗い眼用装着物を用いる。そのため、医者又は技術者は一般的には目的物を見て、受動的な暗い眼用装着物を身に付け、目的物を光源より放射し、眼用装着物を取り外し、次いで放射の効果を見る。
コツラー(Kotler)による特許文献1は、工業、医療及び科学への適用において用いられるパルス状のレーザ放射の特定の波長のみを遮る安全メガネのある不利益を論じ、また電圧信号が加えられると反応時間内に透明状態から不透明状態に切り替わる光電子シャッターを備える安全メガネを開示している。電圧信号は反応時間よりも少し長い操作時間加えられ、それにより、光電子シャッターは、それぞれの放射パルスの放射時までに、不透明状態になる。コツラーは、IR送信機及び検出器を安全メガネとレーザとの間の無線接続のために用いても良いことを開示する。
コールズ(Colles)等による特許文献2は、医療への適用、特に歯科への適用において用いるために、レーザエネルギーの物質との相互作用によって発生する光から保護するためのシステムを開示している。その光保護システムは、電気信号に応答して活性な状態、例えば光遮断状態、に置かれる1つ以上の光学要素が含む。この信号はレーザ光放出装置の発射前よりおよそ1ミリ秒前に、光学要素活性化を開始させる。この時間は1つ以上の光学要素が不活性状態から活性状態へと変化するためのおよその時間である。
コツラー特許及びコールズ特許のいずれも、医療処置における高強度拡散光に対しての保護をするシステムを開示していない。
米国特許第5,877,825号明細書 米国特許第6,170,947号明細書
永続的な暗い眼用装着物の場合には、処置を実施する人は、閃光が止んだ後、すぐに標的を見ることができない。このことは医療処置において特に不都合であり、また遅延を引き起こす。なぜなら、処置を実施する人は眼用装着物を身に付け、処置を実施し、眼用装着物を取り外し、作業領域を見て、更に処置の実施が必要であるならば眼用装着物を再び身に付けるなどをしなければならないからである。選択的に暗化可能な眼用装着物はいくつかの適用、例えば溶接及びレーザ作業のために提供されているが、先行技術は、暗くされた状態で、医療処置において高強度拡散光から装着者の目を保護する選択的に暗化可能である装置を提供していない。
更に、拡散光及びレーザ光の両方を使用する医者又は技術者は、先行技術によれば、処置ごとに個別の眼用装着物(例えば、ゴーグル又はメガネ)を持たなければならない。このことは出費を増やし、医者又は技術者は、ただ1つというよりむしろ、2つの異なったゴーグル又はメガネの感覚に慣れなければならないという追加的な欠点を有する。
更に、先行技術はレーザと安全メガネとの間の赤外線(IR)無線接続を開示しているが、IR信号はモニター等他機器の動作と干渉しうるために、IRは特に医療分野において不都合を有する可能性がある。
実施形態において、本発明は、光放射を始動するとなる始動信号が検出され、光放射と関連して選択的に暗化可能な要素を暗くならしめる暗化信号が送信される目保護方法及び装置を提供している。好ましくは、光放射と同時に又は直前に暗くされた状態を実現するように、選択的暗化可能構成部は先行始動される。ソフトウェア及び/又はハードウェアが先行始動を実現するために用いられても良い。
光は拡散光であっても良く、高強度パルス光(IPL)のような光パルスの形態であっても良い。実施形態においては、拡散光及びレーザ光の両方に対して保護する組み合わせ目保護装置が提供されている。
実施形態において、暗化信号は、少なくとも一部が無線送信経路である送信経路を通って送信される。そのため、暗化信号は、光信号、音響信号又は電磁信号のような無線信号であっても良い。他の実施形態において、暗化信号は、(電気又は光ケーブルを含む)有線の送信経路を通って送信される。
拡散光の使用を伴ういくつかの医療処理又は処置は、ほんの短時間の拡散光の高強度の閃光を含む。内科医又は技術者は、光放射器を望ましい位置に合わせ、閃光を生じさせるが、光の放射中に光放射器を移動しない。そのため、内科医又は技術者は光の放射中に光放射器又は作業領域を見ることが可能である必要がないこともある。他の医療処理又は処置は、通常、1秒、数秒又はそれ以上の間続く一連のパルスの形態の、より恒常な流れの拡散光を含んでも良く、内科医又は技術者は、光の放射中又は放射後即座に光放射器又は作業領域を見ることが可能であることが必要であることもある。
レーザ光の使用を含むほとんどの医療処理又は処置は、数秒又はそれ以上といった長い時間に亘って恒常な状態の又はパルス状のレーザビームを含み、内科医又は技術者が全工程中少なくとも断続的に作業領域を見ることができるならば都合がよいことであろう。
本発明は、また、拡散光及びレーザ光の両方に対して保護する目保護方法及び装置を提供する。拡散光保護は、好ましくは、光の放射に関連して暗くなる自動暗化装置のような選択的暗化可能構成部によって提供される“能動的”な保護である。レーザ光保護は、好ましくは、継続的に効力がある“受動的”な保護であり、例えば、目保護器の1つ又は複数のレンズに組み入れられた着色物質又はレンズシステムの1つ以上の表面に与えられる塗装によって提供されていても良い。
本発明は、また、高強度拡散光を伴う医療処理又は処置で、高強度拡散光から内科医又は技術者の目を、光学的にその拡散光を検出し選択的暗化可能構成部を光の検出に応答して暗くならしめることによって、保護する目保護方法及び装置を提供する。
本発明は、また、光の放射と関連して選択的暗化可能構成部を暗くならしめるために暗化信号の音響送信を用いる目保護方法及び装置を提供する。音響信号は、選択的暗化可能構成部と同じ環境で用いられるであろうモニターなどの他の機械の動作と干渉しない。
本発明のこれら及び他の目的、利点及び顕著な特徴は、以下の例示的な実施形態の詳細な記述において述べられ明らかである。
本発明の例示的な実施形態は図面を参照して述べられるであろう。似たような参照符号は似たような部品を代表する。
本発明は、1つ以上の選択的暗化可能構成部を高強度拡散光の放射と関連して暗化状態に置くことによって、高強度拡散光、特に医療処置において使用される高強度拡散光から目を保護する。暗化状態は、光の放射の直前に、同時に、又は直後に実現されても良い。本発明は、また、レーザ光の1つ以上の特定波長から目を保護しても良い。
図1は、本発明に係る目保護装置100の一実施形態の正面斜視図である。目保護装置100は、液晶パネル等の選択的暗化可能構成部102を装着者の目の位置に対応する位置で含むゴーグル又はメガネから構成される。暗化信号受信機104が目保護装置100上に与えられ、それを通じてより詳細に後述されるように暗化信号が受信される。選択的暗化可能構成部102は、通常、見通し状態にあり、その状態で装着者は通常の環境での光状態において選択的暗化可能構成部102を通してはっきりと見ることができる。動力が選択的暗化可能構成部102に加えられると、それらは暗化状態に置かれる。ここで用いられる暗化状態は、光がまったく通過しない又は実質的に光が通過しない完全に不透明な状態又は実質的に不透明な状態、又は少量の光が通過しても良いが装着者の目が保護される状態、例えば、装着者が被害又は不快感を受けることなく光を安全に見ることができる状態、又は選択された波長又は範囲の波長の光が遮られるが、他の波長の光は通過できる状態、のいずれかを指す。
公知の又は最近開発された液晶パネルなど、又は公知の又は最近開発された暗化可能構成部が、選択的暗化可能構成部102として使用されても良い。図示されるような2つの選択的暗化可能構成部102を提供するよりもむしろ、1つの選択的暗化可能構成部が装着者の両目を保護するように与えられ構成されても良いことは認識されるであろう。
選択的暗化可能構成部102が見通し状態にあると、目保護装置100は、好ましくは、理論的な理想である100%として、約10%の又はそれ以上の、例えば、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%の可視光透過(VLT)を有する。1つの例として、高強度拡散光のみでの使用に対して設計された選択的暗化可能構成部は、見通し状態で、約15%から約20%のVLTを有しても良く、高強度拡散光及びレーザ光の両方での使用に対して設計された選択的暗化可能構成部は、見通し状態で、約50%から約65%のVLTを有しても良い。選択的暗化可能構成部102が暗化状態にあると、目保護装置100は、好ましくは、5%以下、好ましくは約1%又はそれ以下、より好ましくは約0.01%から約0.05%のような約0.1%又はそれ以下の可視光透過(VLT)を有する。好ましくは、暗化状態で、目保護装置100は米国規格協会(ANSI)の規格ANSI Z87.1,1989,R98における最小の“溶接遮光板(シェード)8.5または9”を満たす。追加的に又は代わりに、選択的暗化可能構成部102は、暗化状態で、特有の波長又は範囲の波長の光に関してのみ"暗くされる“ように設定されても良い。
更に、目保護装置100は、1つ以上の特定の波長又はある範囲の波長の光に対して保護するように特定的に構成されても良い。
目保護装置100は、好ましくは、高強度パルス光(IPL)のような拡散光、及びイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)レーザ光(λ=1,064nm)、ダイオードレーザ光(λ=600〜700nm又は750〜1,000nm)及び/又はガリウム・砒素レーザ光(λ=800〜860nm)のようなレーザ光の両方に対して保護する。
拡散光及びレーザ光保護の両方を提供する場合、以下の困難が存在する。暗化状態で拡散光に対して充分な保護を与える選択的暗化可能構成部は、暗くされていない状態で、レーザ光及び作業領域若しくはレーザ光又は作業領域を目で見ることができないほどに暗くなる可能性がある。
この問題に対する1つの解決法は、少なくとも3つの状態、例えば、見通し状態、レーザ光に対して保護する半暗化状態、及び拡散光に対して保護する暗化状態を有する選択的暗化可能構成部を与えることである。この解決法においては、光の種類は自動的に識別され、半暗化状態及び暗化状態のうち適切な1つが活性化されることとしてもよいし、又は使用者が使用される光の種類をスイッチを介して手動で設定することとしても良い。レーザ光は一般的に細いビームであって、光検出器上に反射されない可能性があるため、レーザ保護状態、つまり半暗化状態を始動するために光検出を使用することは困難であろう。しかしながら、活性化信号、例えば始動信号に基づいてレーザ光の生成を検出することによって、レーザ光は間接的に検出され、暗化可能構成部を半暗化状態に置くために適切な信号が目保護装置に送られることとしてもよい。(例えば、光検出器によって)直接に又は(例えば、活性化信号の検出によって)間接に拡散光を検出することは、暗化可能構成部を半暗化状態に置くための異なる信号を目保護装置に送信するために用いられる。
他の解決法は、“能動的”拡散光保護及び“受動的”レーザ光保護を備えた目保護装置を提供することである。“能動的”保護は一般に選択的に効力を有する保護、例えば、高強度光が生成されている又は生成されようとしているときにのみ効力を有する保護を指す。光と関連して暗くなる自動暗化装置のような暗化可能目保護装置は能動的保護の一例である。一方、“受動的”保護は継続的な効力を融資、本技術に熟練した者たちに知られる方法及び材料を用いながらなされるであろうように、例えば、目保護装置のレンズに組み入れられた着色物質によって、又は、また本技術に熟練した者たちに知られる方法及び材料によってなされるであろうように、レンズの1つの表面に与えられる塗装によって与えられても良い。そのような着色又は塗装は、特有の波長又は特有の範囲の波長の光を遮ることにおいて一般に効果的であり、レーザ光は一般にレーザの種類に依存して特有の波長を有するので、レーザ光に対して保護するために非常に役立つ。
後者の解決法は、複雑ではなく、一般的に高価でない構造を有する点において好ましい。しかしながら、実施形態において、もし着色又は塗装がレンズに与えられると、ある程度の可視性が、特にある波長又は範囲の波長で、犠牲になるであろうし、またそのため、見通し状態においてレンズを通してみることはより困難になる。
それ故、本発明によれば、レーザ保護の着色又は塗装が目保護装置100のレンズに与えられても良いが、着色又は塗装、又はそれの密度又は濃さは、見通し状態で、理論的な理想を100%として、目保護装置が少なくとも10%の又はそれ以上の、例えば、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%の可視光透過(VLT)を有するように選ばれる。一例として、VLTは、見通し状態で、約50%から約65%までである。着色又は塗装が、使用されるレーザ又はレーザ群の特有の波長又は波長群を遮ることにおいて有効性が保たれているならば、着色又は塗装の塗装厚み、濃度又は他のパラメータは、充分な又は最適なVLTを得るための必要に応じて変えられても良い。
いくつかの選択的暗化可能構成部は1つ以上の赤外線(IR)フィルタ塗装を備える。レーザ保護の着色又は塗装が与えられると、これらの1つ以上のIRフィルタ塗装は、好ましくは省略され又は取り除かれる。さもなければ、目保護装置100は、見通し状態においてさえも、暗すぎて作業領域及び光装置300若しくは作業領域又は光装置300の良い可視性を得ることができないであろう。それ故、実施形態において、目保護装置100はIRフィルタ塗装を必要としない。さらにまた、レーザ保護の着色又は塗装が与えられると、着色又は塗装は、好ましくは、1つの波長のみ、例えばYAGレーザの場合には1,064nm、又は狭い範囲の波長がさえぎられるように選ばれる。このことにより、可視性の不必要な減少が避けられる。
図2は、図1の目保護装置100の背面斜視図である。電池106が目保護装置100のフレーム内に保持され、選択的暗化可能構成部102を暗化状態へ駆動するように動力を与えることとしてもよい。もし目保護装置100が、図7に示される実施形態におけるように、制御器又は動力源に配線接続されているならば、以下に論ずるように、電気が配線を介して供給されてもよい。
図1及び図2に示すように、目保護装置100は、好ましくは、装着者の顔の輪郭にほぼ一致するように輪郭付けられる。拡散光の明るい閃光が装着者の目の正面で生成されると、光は周囲の壁及び機材などに反射する。目保護装置100の輪郭付けられた形状は、そのような反射光の装着者の目への入り込みを制限するのに役立つ。さらにそのような反射光を制限するために、好ましくは、目保護装置100の横側部分、例えばこめかみ部分は暗化されている又は不透明である。
図3は、本発明に係る第1の例示的システムである。このシステムは図1及び図2に示す目保護装置100、光装置制御器200、光放射装置300(“光装置300”として今後言及される)、及び暗化信号送信機400を含む。前述の議論によれば、目保護装置100は高強度の拡散光に対して保護するための選択的暗化可能構成部102を有する。任意には、レーザ光に対する能動的保護が選択的暗化可能構成部102によって与えられ、かつ/又はレーザ光に対する受動的保護が着色又は塗装によって与えられる。以下の議論では、もしレーザ光に対する保護が与えられるならば、それは受動的に与えられるものと想定される。それ故、選択的暗化可能構成部102は高強度の拡散光に応答してのみ暗化する。しかしながら、このことは本発明を制限しなく、本技術に熟練した者たちは、例えば選ばれたレーザの波長に特有な暗化可能材料の選択によって、活性なレーザ保護への適応に対して必要な如何なる変形例の行い方を、理解するであろう。
光装置300は、電気信号及び/又は電力を光装置300に送信することができる電気的導線を一般的に含むリンク302を介して光装置制御器200に接続されるが、リンク302は代わりに無線リンク(以降“無線路”として言及される)であっても良く、それを伝わって動力源(図示せず)から制御信号及び/又は動力が光装置300へ、例えば光信号、音響信号又は電磁信号のような無線信号によって、送信される。もし光装置300は電池で動力を供給されている、又は動力源に別個に接続されているならば、光装置制御器200は制御信号のみを送信しても良い。リンク302はまた光導波路であるか又は光導波路を含んでも良い。今後、便宜上、用語“有線リンク”及び“有線路”は、電気ケーブルのような電気的導線、ファイバー光ケーブルのような光導波路、圧搾空気接続、水力又は油圧接続、機械的接続、又はその他の適合する種類の接続を包含する。手短に言えば、リンク302は、光装置300を光装置制御器200と連絡させる如何なる路でも良い。
光装置300は、スイッチ304の動作に応答してレーザ光又は拡散光を放射しても良い。図3では、スイッチ304は光装置300自体の上に与えられるが、スイッチは、代わりに、例えば光装置300から分離した足で操作されるスイッチ等であっても良く、又は光装置制御器200上にあるか、又は光装置制御器200と関連して、例えば分離して接続されていても良い。
暗化信号送信機400は、リンク302を通して信号及び/又は動力の送信を検出することができる。例えば、リンク302が電気的伝導ケーブルであるとき、装置410がリンク302を通過する電流を検出し、それに応答してリンク402を通って暗化信号送信機400に電流を送っても良い。ここでリンク402は、一般的にまた電気的伝導ケーブルを含むが、光導波路又は無線送信路、圧搾空気利用の、水力又は油圧の又は機械的な接続、又は伝達が可能であるその他の路である又は含むものである。装置410は、例えば、誘導コイル型ピックアップ装置又は単純な信号スプリッタであっても良い。暗化信号送信機400は、また、動力源への別個のリンクを有しても良いことは認識されるべきである。
リンク302を通過する信号又は電流が検出されると、暗化信号送信機400は、信号を目保護装置100の暗化信号受信機104へ送信し、それによって選択的暗化可能構成部102を暗化状態へ変えさせる。
本技術に熟練した者たちは、選択的暗化可能構成部102が、光が光装置300から放射されている間暗化状態に留まり、光が光装置300から放射されないと見通し状態に置かれるように、特有の構造を配置する仕方を理解するであろう。例えば、もし電流が光放射中リンク302を流れつづけるならば、その時は、暗化信号送信機400は、この電流を検出し続け、光放射が持続する限りの間、1つの暗化信号又は一連の連続的な暗化信号を目保護装置100に送信し続けても良い。
他の例として、暗化信号送信機400は、(例えば、光装置スイッチ304が“オン”状態に置かれているとき)光装置300を活性化する第1の制御信号を検出し、(例えば、光装置スイッチ304が“オフ”状態に置かれているとき)光装置が光の放射を止めると第2の制御信号を検出するが、(例えば、光装置300が実際に光を放射している間)第1及び第2の制御信号間に如何なる電流も検出しないこととしても良い。この場合、暗化信号送信機400は、第1の制御信号が検出されると選択的暗化可能構成部102を暗化状態へ変えるために第1の暗化信号を目保護装置100へ送り、第2の制御信号が検出されると選択的暗化可能構成部102を見通し状態へ戻すために第2の信号を目保護装置100へ送ることとしても良い。第1の暗化信号及び第2の信号は同じ信号であっても良く、目保護装置100は信号が受信されるごとに暗化状態と見通し状態との間で単に切り替えることとしても良い。代わりに、第1の暗化信号及び第2の信号は異なる信号であっても良く、例えば、第1の暗化信号は1つのパルスからなる信号であっても良く、第2の信号は2つのパルスからなる信号であっても良く、目保護装置100はそれらの信号を識別し選択的暗化可能構成部102を受信した信号の種類に基づき適切な状態に変えることとしても良い。
他の例として、目保護装置100は、暗化信号受信機104に加えて、光装置300によって放射される光を検出する光検出器(図示せず)を有しても良い。この場合、暗化信号送信機400は、光装置300を活性化する制御信号を検出するが、光装置300が実際に光を放射している間又は光装置スイッチ304が“オフ”状態におかれているときは如何なる電流も検出しないこととしても良い。選択的暗化可能構成部102は、暗化信号受信機104が暗化信号送信機400から暗化信号を受信すると暗化状態に変えられ、光検出器(図示せず)が光装置300によって放射される光を検出し続ける間暗化状態に維持される。
暗化信号が暗化信号送信機400から目保護装置100へ送信される際の送信路は無線リンクであっても良い。無線送信の種類には、音響信号、赤外線(IR)信号のような光信号、及び無線周波数(RF)信号のような電磁波信号が含まれる。それ故、例えば、暗化信号送信機400は音響信号送信機、光信号送信機又は電磁波信号送信機であっても良く、目保護装置100の暗化信号受信機104は対応する音響信号受信機、光信号受信機又は電磁波信号受信機であっても良い。送信路は、代わりに、例えば図7に示されるような、より詳細に以下に論ぜられるような有線リンクであっても良い。上で議論したリンク302について、用語“有線リンク”及び“有線路”は、電気ケーブルのような電気的導線及びファイバー光ケーブルのような光導波路の両方を包含する。“有線リンク”は、代わりに、圧搾空気利用の接続、水力又は油圧接続、機械的接続、又はその他の適合する種類の接続であるか又はそれらを含んでも良く、つまり、信号が伝達されるであろう如何なる路でも良い。
暗化信号送信機400のような音響送信機の利点は、音響波が、光波又は電磁波よりも、例えば医療機器などの他の機器の操作と干渉する傾向が少ないということである。音響波は例えば20kHzの周波数又は他の如何なる適切な周波数を有しても良い。好ましくは、意図された使用環境において機器などによって生み出されるであろう周波数とは実質的に異なる1つの周波数が、そのような機器からの“変種の”又は“偶発的な”信号を介しての選択的暗化可能構成部102の偶然の又は意図しない暗化を避けるように選ばれる。
選択的暗化可能構成部102の反応時間を短縮すること、例えば、変化を引き起こす電圧が選択的暗化可能構成部102に印加される時から選択的暗化可能構成部102が暗化状態を実際に達する時までに要する時間を短縮することが望ましいであろう。例えば、反応時間を短縮する1つのやり方は、最初に相対的に高い電圧で選択的暗化可能構成部102を駆動し、次いで低い電圧に落とし戻すことである。1つの例では、選択的暗化可能構成部102は最初におよそ1msの間およそ18Vで駆動され、次いで、駆動電圧はおよそ6〜7Vに落ちる。他のやり方は、内蔵された加熱部など(図示せず)で選択的暗化可能構成部102を予熱することであり、特に選択的暗化可能構成部102が液晶を含む場合、液晶はより高い温度でより反応する。
光装置300によって放射される光の光検出に応答して選択的暗化可能構成部102の暗化が起こるシステムにおいては、反応時間を短縮することは、以下の理由で、特に有益である。そのようなシステムでは、高強度の光の閃光が始まった直後、暗化は必ず起こり始める。そのために、一般に脳によっての認識は不可能であるが、短時間の強い閃光が暗化状態が達成される前に目に入る可能性がある。それ故、反応時間の如何なる減少にも応じて、目に入る強くて潜在的に害のある光の量が減らされる。
強くて潜在的に害のある光が目に入ることを減らす又は防ぐという点において、光が光装置300によって放射されると、光の放射と同時に又は少し前に、目保護装置100の選択的暗化可能構成部102を暗化状態へと実現せしめる“先行始動”システムがより好ましい。“先行始動”システムでは、選択的暗化可能レンズ構成部102は先行始動、つまり、閃光が始まる前に暗化を開始し、それによって、閃光が現れると同時に又は少し前に、暗化状態が実現される。先行始動は図4を参照してより詳細に述べられる。
図4は暗化可能構成部102の先行始動のある形態を描くタイミングチャートである。示すように、光装置スイッチが“オン”状態に置かれた後、時間ΔTcで暗化可能構成部は活性化される。ΔTcは、“オン”状態の光装置スイッチの検出のため及び暗化可能構成部に送られるべき活性信号のために要求される時間を示す。ここで用いられるように、“光装置スイッチ”はオペレータが放射されるべき光に対する要望をシステムに明示するために使用するものであることは認識されるべきである。光を直接に放射させるスイッチはこのスイッチ又は他のスイッチであっても良い。もし他のスイッチが光を直接に放射させるものであるならば、オペレータによって作動された光装置スイッチは基本的に継電器としてはたらき、どのような数の他の継電器も光装置スイッチと光放射を直接に引き起こすスイッチとの間に位置付けられても良いことは認識されるべきである。ΔTrは、暗化可能構成部が暗化状態に達するために必要とする時間を示す。ΔTdは、光装置スイッチが“オン”状態に置かれた点から光放射が始まる点までの全遅延時間を示す。好ましくは、ΔTd≧ΔTc+ΔTrである。
図3に示されるシステムの利点は、暗化信号送信機400及び目保護器100は今ある光装置制御器200及び光装置300に対して容易に改造されても良いことである。例えば、光装置300におけるリンク302がピン形のコネクタ等によって光装置制御器200に接続される場合、その時、暗化信号送信機400を配置するために、単純に光装置制御器400からピン形のコネクタを抜き、装置410(例えば、誘導コイル形ピックアップ装置或いは信号分配器)を光装置制御器400へ繋ぎ、そしてリンク302を装置410へ差し込むこととしても良い。
図5は本発明に係る第2の例示的システムである。図5に示すシステムは、暗化信号送信機400のリンク402が光装置300のリンク302に接続されるよりもむしろ光装置制御器200の内部回路に接続されていることのほかは、図3に示すものと実質的に同様である。
図5に示されるシステムの利点は、リンク302を通して流れる信号或いは電流に依存するよりもむしろ、同様の又は異なる信号が独立して暗化信号送信機400に送信されてよいことである。従って、図4に描写される先行始動等の先行始動を容易に及び高度に確実に実現する。
例えば、光装置300のスイッチ304が“オン”状態に置かれたとき、光装置300は光を放射する“許可を要求する”こと、例えば、光装置300による光の放射を“許可”する前に、光装置制御器200に信号を送信し選択的暗化可能構成部102の先行始動生じさせることとしてもよい。それゆえ、スイッチが“オン”状態に置かれる時間と光が放射され始める時間の間に遅延が生じる及び/又は延長される。もし必要であれば又は望ましくは、この遅延は、遅延回路やタイマ回路といったハードウェア及び/又はソフトウェアを使用して生じ及び/又は延長されてもよい。ソフトウェアを通じてその遅延及びそれによって先行始動を実現する例示的なプログラムは、図6に示されている。
図6は本発明に係る先行始動の例示的方法を示すフローチャートである。ステップS1000から始まり、処理はステップS1100に進み、そして光装置スイッチの“オン”状態が検出されたかどうかを決定する。ステップS1100は、“オン”状態が検出されるまで繰り返され、そしてその処理はステップS1200に進む。
ステップS1200において、タイマが光スイッチの“オン”状態を検出してからの経過時間を測定するために開始され、そして暗化信号が選択的暗化可能構成部に送信されその選択的暗化可能構成部を暗化状態にする。
各システムは、光放射が活性化されたとき、例えば光装置制御器によって活性化信号が生成されたとき、と光放射が実際に開始したときの間の内在する遅延を持つであろう。例えば、図5を参照し、この内在する遅延は光装置制御器200と光装置300の間のリンク302の長さ及び種類に依存し、また光装置制御器200の特有の回路に依存するであろう。この内在する遅延は、各システムに実験的に計算又は決定され、そしてその内在する遅延を表す値が格納されることとしてもよい。典型的な内在する遅延は、例えば、約1μs以下のものから約100μs以上のものであってもよい。もし本技術の当業者にとって無視してよい程度とみなされるに足るほど十分小さいのであれば、その内在する遅延は無視されても良い。
ステップS1300において、経過時間が、光装置スイッチが“オン”状態にされてから光放射が開始するまでからそのシステムに対してあらゆる内在する遅延を差し引いたものに対して、望ましい総合遅延時間ΔTdと等しいかどうか決定される。処理はその後ステップS1400まで進み、例えば光装置300に信号及び/又は電力を送信することによって、光放射を活性化する。光放射は時間ΔTdが経過してから実際に始まることだろう。処理はその後ステップS1500へと進む。
ステップS1500において、光装置スイッチが“オフ”である状態が検出されたかどうかが決定される。ステップS1500は“オフ”状態が検出されるまで繰り返され、その後処理はステップS1600へと進み、暗化信号の送信を停止し、それによって選択的暗化可能構成部を見通し状態へ戻るのを許可する。処理はその後ステップS1700へと進み、そしてステップS1000へと戻る。
もし光放射の継続期間が所定のものである場合、その時適切な暗化状態の長さも所定のものであっても良く、従ってステップS1500及びS1600は省略されても良い。例えば、図5の光装置スイッチ304の押下それぞれが1つのパルス光又はパルス光の一組、例えば約100μs以下の持続期間から約2秒以上の持続期間持続するパルス光、という結果になった場合、その時暗化状態は、適切な長さの期間、例えば1つのパルス光又はパルス光の一組と少なくとも同じ期間存続するように予め設定されていても良い。
一部の目的において、1つのパルス光又はパルス光の一組よりも長い期間暗化状態が存続することが必要である又は望ましいことがある。例えば、産業上における溶接において、溶接作業の停止後、例えば電気溶接への光の放射が停止した後、短時間融解した金属のとても明るい“残光”が頻繁にあり、この残光に対して装着者の目を保護するために、暗化状態が例えば光の放射から約一秒長く存続することが望ましい。幾つかの公知の、又は最近開発された医療の適用は、同様の“残光”を生じさせることもある。全てのパルスの後に選択的暗化可能構成部102が“再び始動され”なければならないパルス光方式や、早い遷移で幾つかの光の放射を別々に操作者が活性化する方式において、遅延時間によって暗化状態をパルス光の1つのパルス又は非パルス光の1つの放射よりも長くすることは有利である、なぜなら、選択的暗化可能構成部102が見通し状態に戻る前に、その後に来るパルスが始動される又はその後に来る放射が始動されるための時間をこれが許容するからである。例えば、遅延時間は、約0.1秒以下から約1秒以上まで、例えば、約0.5秒に設定されていても良い。更に、システム及び/又は操作者の嗜好によって、遅延時間は固定、又は操作者によって段階的あるいは連続的に調節可能であっても良い。
図7は本発明に係る第3の例示的システムを示す。図7に示すシステムは、信号が暗化信号送信機400から目保護装置100に、無線経路ではなくむしろ有線経路を通じて送信されることを除き、図5に示すものと実質的に同様である。この実施例における暗化信号送信機400は、光装置制御器200とは別個の存在である必要がなく、また図6に示す例にあるようにソフトウェアを用いて実現されていてもよいことが認識されるであろう。
図8は本発明に係る第4の例示的システムである。図3、5及び7に示すシステムとは違い、図8に示すシステムは別個の暗化信号送信機400を含まない。その上、目保護装置100は、暗化信号受信機として、光装置300によって放射された光を検出する光検出器108を有している。
好ましくは、光装置スイッチ304が“オン”状態に置かれたとき、選択的暗化可能構成部102を暗化状態に置くために、光装置は初めにとても短期間のパルス光、好ましくは相対的に低い強度のパルスを放射する。その後即座に、より長い期間の、より強い光の放射、即ち光装置300からの“作業”光が発生する。それゆえ、たとえ選択的暗化可能構成部102が暗化状態に到達する前になんらかの光が装着者の目に入射したとしても、それは作業光よりも弱い強度の光であろう。しかしながら、他の実施例においては、実際の“作業”光のみが放射され、そして光検出器108が単純にその“作業”光を検出するとしても良い。
図9は本発明に係る第5の例示的システムである。図8に示すシステムと同様、図9に示すシステムは別個の暗化信号送信機400を有していない。また、図9に示すシステムにおいては、光装置304は好ましくは光装置制御器200に直接に接続されるものでも良く、また、例えば、足で操作されるスイッチであっても良い。光装置スイッチ300が“オン”状態に置かれたとき、光装置制御器200は無線信号を目保護装置100及び光装置300のそれぞれに送信する。独自の信号を目保護装置100及び光装置300のそれぞれに送信しても良いし、また同じ信号を両方に送信しても良い。独自の信号が送信された場合、光装置300に対する信号における遅延が、ハードウェア又は/及びソフトウェア、例えば上記の方式に従って、任意に実現されても良い。同じ信号が送信された場合、光装置300自体における遅延が、ハードウェア及び/又はソフトウェア、例えば上記の方式に従って、任意に実現されても良い。
図9において光装置スイッチ304が直接光装置制御器200に接続されてはいるが、その代わりに光装置スイッチ304は図3、5、及び8にあるように光装置300上にあってもよい。この場合、光装置300は送信機(図示しない)を有すことになり、光装置304を押下することによって、信号を光装置制御器200へ送信することになる。この信号に反応して、光装置制御部200は単信号又は複数信号を上記のように送信することになる。
光装置制御器200は、図8及び9に示すように光装置300及び目保護装置100とは別個のものとして描写されてはいるものの、その代わりに光装置制御器200は光装置300又は目保護装置100に含まれていても良い。光装置300又は目保護装置100のどちらに含まれているかによって、光装置300及び目保護装置100は、上記のような動作を可能にする信号の送信及び/又は受信を可能にするために必要なようにそれぞれ装備される。
本発明は例示した実施例と併せて説明されてきたが、これら実施例は実例としてみなされるべきで、限定するものとしてみなされるべきではない。様々な修正、置換といったものは、本発明の意図及び範囲内である部分で可能である。
例えば、前述した説明において、選択的暗化可能構成部102の見通し状態は“初期値状態”、即ち電圧が印加されていないときは選択的暗化可能構成部102は見通し状態であり、電圧が印加されたときは暗化状態へと変化する、と想定されていた。しかしながら、他の構成、例えば暗化状態が初期値である構成、例えば本願に引用して援用する合衆国特許番号5,208,688に説明されているような構成も可能である。
それぞれが特定の特徴の組み合わせを有する様々な実施例が描写されてきたが、描写された実施例のうち2つ又はそれ以上の様々な特徴が組み合わされても良いことも認識されるべきである。
更に、非溶接用途の背景において上記の特定の例が説明されているが、本発明の実施例は溶接に適用される。
本発明に係る目保護装置の正面斜視図である。 図1の目保護装置の背面斜視図である。 本発明に係る第1の例示的システムである。 暗化可能構成部の先行始動を示すタイミングチャートである。 本発明に係る第2の例示的システムである。 本発明に係る例示的方法を示すフローチャートである。 本発明に係る第3の例示的システムである。 本発明に係る第4の例示的システムである。 本発明に係る第5の例示的システムである。

Claims (60)

  1. 選択的暗化可能構成部と、
    拡散光の放射を始動する始動信号を検出し、前記拡散光の放射に関連して前記選択的暗化可能構成部を暗くならしめる暗化信号の送信を引き起こす制御器と、
    を備える目保護装置。
  2. 前記拡散光の放射は、前記拡散光の1つのパルスの放射を有する請求項1に記載の目保護装置。
  3. 前記暗化信号は、前記拡散光の1つのパルスの放射より前に送信される請求項1に記載の目保護装置。
  4. 前記暗化信号は、前記拡散光の放射より前に、前記選択的暗化可能構成部に暗化状態を実現させる請求項3に記載の目保護装置。
  5. 前記暗化信号を前記選択的暗化可能構成部へと送信する際に経由する伝送経路は、無線の伝送経路である請求項1に記載の目保護装置。
  6. 前記暗化信号は光信号である請求項5に記載の目保護装置。
  7. 前記光信号は拡散光の1つのパルスである請求項6に記載の目保護装置。
  8. 前記暗化信号は音響信号である請求項5に記載の目保護装置。
  9. 前記暗化信号は電磁信号である請求項5に記載の目保護装置。
  10. 前記選択的暗化可能構成部を保持し、装着者の顔面と前記選択的暗化可能構成部との間において実質的に遮光であるシールを形成するフレームを更に備える請求項1に記載の目保護装置。
  11. 前記拡散光は、医療処置に使用できる高強度拡散光である請求項1に記載の目保護装置。
  12. 前記目保護装置は、少なくとも1つの予め選択された波長のレーザ光から保護することも可能である請求項1に記載の目保護装置。
  13. 前記目保護装置は、少なくとも1つの予め選択された波長のレーザ光から保護することも可能であり、
    前記拡散光は医療処置に使用できる高強度拡散光であり、
    前記暗化信号は音響信号である請求項1に記載の目保護装置。
  14. 請求項1に記載の目保護装置と、
    拡散光を放射し、第1の経路によって前記制御器と通信する光放射装置と、
    始動状態にあるとき、前記始動信号を送信するスイッチを備えるシステムであって、
    前記選択的暗化可能構成部は第2の経路によって前記制御器と通信するシステム。
  15. 前記第1の経路及び第2の経路のうち少なくとも1つは無線経路である請求項14に記載のシステム。
  16. 前記第1の経路及び第2の経路の両方が無線経路である請求項14に記載のシステム。
  17. 前記第1の経路及び第2の経路の両方が有線経路である請求項14に記載のシステム。
  18. 前記制御器は前記第1の経路に沿って通過する信号を検出する装置を備える請求項14に記載のシステム。
  19. 前記装置は信号スプリッタ及び誘導ピックアップ装置のうち1つである請求項18に記載のシステム。
  20. 前記始動信号の検出はソフトウェアを使用して実現される請求項14に記載のシステム。
  21. 前記制御器、前記光放射装置及び前記スイッチは、単独で手持ち型のユニットに一体化されたものである請求項14に記載のシステム。
  22. 前記選択的暗化可能構成部及び前記制御器は、アイウェアに一体化されたものであり、
    前記光放射装置及び前記スイッチは単独で手持ち型のユニットの一部である請求項14に記載のシステム。
  23. 医療処置を行う間、請求項1に記載の前記目保護装置を装着することを含む医療処置実行方法。
  24. 拡散光の放射を引き起こす始動信号を検出することと、
    前記拡散光の放射に関連して選択的暗化可能構成部を暗くならしめる暗化信号を送信することを含む目保護方法。
  25. 前記拡散光の放射は、前記拡散光の1つのパルスの放射を有する請求項24に記載の目保護方法。
  26. 前記暗化信号の送信は、前記拡散光の放射よりも前に行われる請求項24に記載の目保護方法。
  27. 前記暗化信号は前記拡散光の放射より前に、前記選択的暗化可能構成部に暗化状態を実現させる請求項26に記載の目保護方法。
  28. 前記暗化信号を前記暗化可能目保護装置に送信することは、前記暗化信号を無線の伝送経路を経由して送信することである請求項24に記載の目保護方法。
  29. 前記暗化信号は光信号である請求項28に記載の目保護方法。
  30. 前記光信号は拡散光の1つのパルスを含む請求項29に記載の目保護方法。
  31. 前記暗化信号は音響信号である請求項28に記載の目保護方法。
  32. 前記暗化信号は電磁信号である請求項28に記載の目保護方法。
  33. 拡散光の放射を引き起こす始動信号を検出する手段と、
    前記拡散光の放射に関連して選択的暗化可能構成部を暗くならしめる暗化信号を送信する手段を備える目保護装置。
  34. 高強度拡散光の放射に応答して暗化し、また暗化状態において前記高強度拡散光から目を保護する選択的暗化可能構成部を装着することと、
    前記高強度拡散光を使用し、前記選択的暗化可能構成部を前記暗化状態にならしめて、医療処置を行うことを含む医療処置における目保護方法。
  35. 前記高強度拡散光は拡散光の1つのパルスを有する請求項34に記載の方法。
  36. 前記医療処置は、毛髪除去処置、刺青除去処置、皮膚再生処置及び歯科処置からなる群から選択されたものである請求項34に記載の目保護方法。
  37. 暗化状態において高強度拡散光から装着者の目を保護する選択的暗化可能構成部を備え、また見通し状態において少なくとも1つの予め選択された波長のレーザ光から目を保護することも可能である目保護装置。
  38. 前記少なくとも1つの予め選択された波長のレーザ光から目を保護することは、レーザ保護用着色及びレーザ保護用コーティングからなる群から少なくとも1つ選択された部材である請求項37に記載の目保護装置。
  39. 前記選択的暗化可能構成部が見通し状態にあるとき、前記目保護装置は、視野方向において少なくとも10%の可視光透過(VLT)を有する請求項37に記載の目保護装置。
  40. 前記選択的暗化可能構成部が見通し状態にあるとき、前記目保護装置は、視野方向において少なくとも50%の可視光透過(VLT)を有する請求項37に記載の目保護装置。
  41. 前記選択的暗化可能構成部が見通し状態にあるとき、前記目保護装置は、視野方向において少なくとも80%の可視光透過(VLT)を有する請求項37に記載の目保護装置。
  42. 前記選択的暗化可能構成部を保持し、装着者の顔面と前記選択的暗化可能構成部との間において実質的に遮光であるシールを形成するフレームを更に備える請求項37に記載の目保護装置。
  43. 請求項37に記載の前記目保護装置と、
    拡散光を放射し、第1の経路によって前記制御器と通信する光放射装置と、
    始動状態にあるとき、前記始動信号を送信するスイッチを備えるシステムであって、
    前記選択的暗化可能構成部は第2の経路によって前記制御器と通信するシステム。
  44. 前記第1の経路及び第2の経路のうち少なくとも1つは無線経路である請求項43に記載のシステム。
  45. 前記第1の経路及び第2の経路の両方が無線経路である請求項43に記載のシステム。
  46. 前記第1の経路及び第2の経路の両方が有線経路である請求項43に記載のシステム。
  47. 前記制御器は前記第1の経路に沿って通過する信号を検出する装置を備える請求項43に記載のシステム。
  48. 前記装置は信号スプリッタ及び誘導ピックアップ装置のうち1つである請求項47に記載のシステム。
  49. 前記始動信号の検出はソフトウェアを使用して実現される請求項43に記載のシステム。
  50. 前記制御器、前記光放射装置及び前記スイッチは、単独で手持ち型のユニットに一体化されたものである請求項43に記載のシステム。
  51. 前記選択的暗化可能構成部及び前記制御器は、アイウェアに一体化されたものであり、
    前記光放射装置及び前記スイッチは単独で手持ち型のユニットの一部である請求項43に記載のシステム。
  52. 医療処置を行う間、請求項37に記載の前記目保護装置を装着する医療処置実行方法。
  53. 選択的暗化可能構成部と、
    高強度光の放射に関連して前記選択的暗化可能構成部を暗化せしめる暗化信号を、音響的に、又は低強度光の閃光として送信することを引き起こす制御部を備える目保護装置。
  54. 前記暗化信号は、前記高強度光の放射よりも前に送信される請求項53に記載の目保護装置。
  55. 前記暗化信号は前記拡散光の放射より前に、前記選択的暗化可能構成部に暗化状態を実現させる請求項54に記載の目保護装置。
  56. 前記選択的暗化可能構成部を保持し、装着者の顔面と前記選択的暗化可能構成部との間において実質的に遮光であるシールを形成するフレームを更に備える請求項53に記載の目保護装置。
  57. 前記暗化信号は音響信号である請求項53に記載の目保護装置。
  58. 前記暗化信号は低強度光の閃光である請求項53に記載の目保護装置。
  59. 前記高強度光は高強度拡散光である請求項53に記載の目保護装置。
  60. 医療処置を行う間、請求項53に記載の前記目保護装置を装着することを含む医療処置実行方法。
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