JP2004280973A - 圧縮音楽データ処理装置および圧縮音楽データ再生装置 - Google Patents
圧縮音楽データ処理装置および圧縮音楽データ再生装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】利便性の高い圧縮音楽データ処理装置を提供する。
【解決手段】圧縮音楽データ処理装置は、音楽データを圧縮した圧縮音楽データを復号し、前記音楽データに関連する情報を示す付加情報を解析するための音楽データ処理装置であって、前記圧縮音楽データは、複数のオーディオフレームを含んでおり、前記圧縮音楽データを1オーディオフレームごとに音楽データに復号する音楽データ復号器と、前記付加情報を解析する付加情報解析器とを具備しており、前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に前記付加情報を解析することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】圧縮音楽データ処理装置は、音楽データを圧縮した圧縮音楽データを復号し、前記音楽データに関連する情報を示す付加情報を解析するための音楽データ処理装置であって、前記圧縮音楽データは、複数のオーディオフレームを含んでおり、前記圧縮音楽データを1オーディオフレームごとに音楽データに復号する音楽データ復号器と、前記付加情報を解析する付加情報解析器とを具備しており、前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に前記付加情報を解析することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽データを圧縮した圧縮音楽データを復号し、前記音楽データに関連する情報を示す付加情報を解析するための音楽データ処理装置および圧縮音楽データ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CDの再生装置には圧縮音楽データが記録されたCD−R等の記録メディアの再生が求められている。CD−R等にMP3などの圧縮音楽データを記録する場合、圧縮音楽データと一緒にアーティスト名、アルバム名などから構成される曲の詳細情報を符号化した付加情報が曲ごとに記録されている。
【0003】
従来の圧縮音楽データ再生装置においては、圧縮音楽データを再生する処理は信号処理DSPが担当し、付加情報を詳細情報へ復号変換する処理はマイコン等が担当している。付加情報を詳細情報へ復号変換するために、マイコンに対して負荷がかかる。このため、詳細情報の表示機能を持つ再生装置に搭載されるマイコンには一定以上の性能が要求されていた。
【0004】
最近になり、圧縮音楽の再生のみならず付加情報を復号変換する機能を持った信号処理DSPが使用されるようになっており、このようなDSPを採用する場合においては、マイコンの性能要求を下げることができるようになってきている。
【0005】
以下、図面を参照しながら、従来の再生装置における音楽再生と付加情報表示について説明する。
【0006】
図7は従来の圧縮音楽データ再生装置80の構成を示すブロック図であり、図8は従来の圧縮音楽データ再生装置80へ入力される入力データ6の構成を示す図である。圧縮音楽データ再生装置80は、読み出し器13を備えている。読み出し器13は、外部制御器22からの読み出し指示信号S0に応じて、記録媒体14に記録された入力データ6を記録媒体14から読み出して圧縮音楽データ処理装置90に設けられた入力処理装置70へ供給する。
【0007】
記録媒体14には、複数の入力データ6が記録されている。各入力データ6は、圧縮音楽データ7と付加情報8とを含んでいる。記録媒体14には、例えば、1曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8、2曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8、3曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8がこの順番に記録されている。
【0008】
入力処理装置70は、圧縮音楽データ処理装置90に設けられた内部制御器21からの入力保存制御信号S1に応じて、入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7と付加情報8とを蓄積処理装置93へ蓄積する。
【0009】
圧縮音楽データ再生装置90には、音楽データ復号器2が設けられている。音楽データ復号器2は、内部制御器21からの圧縮音声復号指示信号S2に応じて、蓄積処理装置93に蓄積された圧縮音楽データ7を音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する。音楽データ出力処理器11は、音楽データ復号器2から供給された音楽データを出力する。
【0010】
圧縮音楽データ処理装置90は、付加情報解析器91を有している。付加情報解析器91は、内部制御器21からの付加情報解析指示S3に応じて、蓄積処理装置93に蓄積された付加情報8を解析して、音楽データによって表される曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。表示処理器12は、付加情報解析器91によって供給された曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果S4を外部制御器82へ出力する。
【0011】
このように構成された従来の圧縮音楽データ再生装置80においては、読み出し器13は外部制御器82からの読み出し指示信号S0に応じて、1曲目の入力データ6に含まれる付加情報8を読み出して入力処理器70へ供給する。そして、入力処理器70は、読み出し器13から供給された1曲目の入力データ6に含まれる付加情報8を蓄積装置93へ蓄積する。次に、付加情報解析器91は、内部制御器81からの付加情報解析指示S3に応じて、蓄積装置93に蓄積された1曲目の入力データ6に含まれる付加情報8を解析して、1曲目の音楽データによって表される曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。その後、表示処理器12は、付加情報解析器91から供給された1曲目の音楽データによって表される曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果信号S4を外部制御器82へ供給する。
【0012】
そして、外部制御器82は、表示処理器12から供給された付加情報解析結果信号S4に応じて、1曲目の圧縮音楽データ7を記録媒体14から読み出すための読み出し指示信号S0を読み出し器13へ供給する。次に、読み出し器13は、1曲目の圧縮音楽データ7を読み出すための読み出し指示信号S0に応じて、1曲目の圧縮音楽データ7を記録媒体14から読み出して入力処理装置70へ供給する。その後、入力処理装置70は、読み出し器13によって供給された1曲目の圧縮音楽データ7を蓄積装置93へ蓄積する。
【0013】
そして、音楽データ復号器2は、内部制御器81からの圧縮音声復号指示信号S2に応じて、蓄積装置93に蓄積された1曲目の圧縮音楽データ7を音楽データに復号する。次に、音楽データ出力処理器11は、音楽データ復号器2によって復号された音楽データを出力する。
【0014】
付加情報8と圧縮音楽データ7とは、蓄積装置93に設けられた同一のエリアに順次蓄積される。蓄積装置93には、付加情報8と圧縮音楽データ7とが混在して蓄積されている。このため、蓄積装置93から付加情報8と圧縮音楽データ7とを読み出すときは、付加情報8と圧縮音楽データ7との一方の読み出し処理が完了した後で、付加情報8と圧縮音楽データ7との他方の読み出し処理に移行する。例えば、付加情報解析処理器91が付加情報8を蓄積装置93から読み出して解析を開始し、付加情報8の解析が完了した後で、音楽データ復号器2が圧縮音楽データ7を蓄積装置93から読み出して復号を開始する。
【0015】
図9は、従来の圧縮音楽データ処理装置90に設けられた付加情報解析器91と音楽データ復号器2との動作を示すフローチャートである。まず、付加情報解析器91は、付加情報解析指示信号S3が内部制御器81から供給されているか否かを判断する(ステップS91)。内部制御器81から付加情報解析指示信号S3が供給されていると判断したときは(ステップS92においてYES)、付加情報解析器91は蓄積装置93に蓄積された付加情報8を解析して、音楽データによって表される曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する(ステップS92)。
【0016】
そして、付加情報解析指示信号S3が内部制御器81から供給されていないと判断したとき(ステップS91においてNO)、または付加情報解析器91が付加情報8を解析したときは(ステップS92)、音楽データ復号器2は、圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器81から供給されているか否かを判断する(ステップS93)。圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器81から供給されていると判断したときは(ステップS93においてYES)、音楽データ復号器2は、蓄積装置93に蓄積された圧縮音楽データ7を音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する(ステップS94)。そして、音楽データ復号器2は、圧縮音楽データ7の復号が終了したか否かを判断する(ステップS95)。圧縮音楽データ7の復号が終了していないと判断したときは(ステップS95においてNO)、ステップS94へ戻る。圧縮音楽データ7の復号が終了したと判断したときは(ステップS95においてYES)、ステップS91へ戻る。
【0017】
特開2001−266475号公報(特許文献1)には、光ディスクから読み取った情報を、付加情報と圧縮音声情報との区分けなく1個のバッファメモリへ蓄積し、マイクロコンピュータによって付加情報を解析して、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)によって圧縮音声情報を復号する技術が開示されている。
【0018】
【特許文献1】
特開2001−266475号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7ないし図9を参照して前述した従来技術の構成では、付加情報解析器91が付加情報の解析を完了した後で、音楽データ復号器2が圧縮音楽データを音楽データに復号するので、音楽データの出力に遅延が生じるという問題がある。
【0020】
また、付加情報は、圧縮音楽データを復号する前に解析されるので、圧縮音楽データを復号している途中において付加情報解析指示があった場合であっても、圧縮音楽データの復号が完了するまでは付加情報を解析することができない。従って、ある曲を再生している途中において他の曲の付加情報を表示することができないために不便であるという問題がある。
【0021】
さらに、特開2001−266475号公報(特許文献1)に開示された技術では、付加情報の解析と圧縮音声情報の復号とを同時に実行することができないという問題がある。
【0022】
本発明は係る問題を解決するためになされたものであり、その目的は、利便性の高い圧縮音楽データ処理装置および圧縮音楽データ再生装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために本発明に係る圧縮音楽データ処理装置は、音楽データを圧縮した圧縮音楽データを復号し、前記音楽データに関連する情報を示す付加情報を解析するための音楽データ処理装置であって、前記圧縮音楽データは、複数のオーディオフレームを含んでおり、前記圧縮音楽データを1オーディオフレームごとに音楽データに復号する音楽データ復号器と、前記付加情報を解析する付加情報解析器とを具備しており、前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に前記付加情報を解析することを特徴とする。
【0024】
本発明に係る圧縮音楽データ再生装置は、本発明に係る圧縮音楽データ処理装置と、記録媒体に記録された前記圧縮音楽データと前記付加情報とを前記記録媒体から読み出す読み出し器とを具備しており、前記圧縮音楽データ処理装置に設けられた前記音楽データ復号器は、前記読み出し器によって読み出された前記圧縮音楽データを復号し、前記付加情報解析器は、前記読み出し手段によって読み出された前記付加情報を解析することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
本実施の形態に係る圧縮音楽データ処理装置においては、音楽データ復号器が複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ圧縮音楽データを復号した後に、付加情報解析器が付加情報を解析する。このため、圧縮音楽データを復号している途中に他の圧縮音楽データに関連する付加情報を解析することができる。従って、ある曲の再生中において他の曲の詳細情報を確認してから他の曲を選択することができる。その結果、利便性の高い圧縮音楽データ処理装置を提供することができる。
【0026】
前記音楽データ復号器は、前記付加情報解析器が前記付加情報を解析した後に、前記所定のオーディオフレームに後続するオーディオフレームにおける前記圧縮音楽データを復号することが好ましい。圧縮音楽データを復号している途中に付加情報を解析するためである。
【0027】
前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記複数のオーディオフレームのうちの1個のオーディオフレームだけ前記圧縮音楽データを復号した後に前記付加情報を解析することが好ましい。付加情報の解析要求に即応して付加情報を解析することができるからである。
【0028】
前記圧縮音楽データと前記付加情報とを蓄積する蓄積装置をさらに具備しており、前記音楽データ復号器は、前記蓄積装置に蓄積された前記圧縮音楽データを復号し、前記付加情報解析器は、前記蓄積装置に蓄積された前記付加情報を解析することが好ましい。圧縮音楽データを復号している途中に、解析すべき付加情報を容易に取り出すことができるからである。
【0029】
前記蓄積装置は、前記圧縮音楽データを蓄積するための圧縮音楽データ蓄積装置と、前記付加情報を蓄積するための付加情報蓄積装置とを有しており、前記圧縮音楽データと前記付加情報とによって構成される入力データを受け取り、受け取った前記入力データを前記圧縮音楽データと前記付加情報とに分離し、前記分離した圧縮音楽データを前記圧縮音楽データ蓄積装置へ蓄積し、前記分離した付加情報を前記付加情報蓄積装置へ蓄積する入力処理装置をさらに具備することが好ましい。簡単な構成によって、圧縮音楽データを復号している途中に、解析すべき付加情報を容易に取り出すことができるからである。
【0030】
前記音楽データ復号器によって復号された前記音楽データを出力するために設けられた音楽データ出力処理器と、前記付加情報解析器によって解析された前記付加情報を表示するために設けられた表示処理器とをさらに具備していることが好ましい。簡単な構成によって、復号した音楽データを出力し、圧縮音楽データを復号している途中に解析した付加情報を表示するためである。
【0031】
前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に、他の音楽データに関連する情報を示す他の付加情報を解析することが好ましい。ある曲の再生中において他の曲の詳細情報を表示できるようにするためである。
【0032】
前記圧縮音楽データと前記付加情報とを蓄積する蓄積装置をさらに具備しており、前記他の付加情報の解析を要求する新規付加情報解析要求に応じて前記他の付加情報を受け取り、受け取った前記他の付加情報を前記蓄積装置へ蓄積する入力処理装置をさらに具備しており、前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に、前記蓄積装置へ蓄積された前記他の付加情報を解析することが好ましい。ある曲の再生中において他の曲の詳細情報を確認してから他の曲を選択することができるからである。
【0033】
前記音楽データ復号器によって復号された前記音楽データを出力するために設けられた音楽データ出力処理器と、前記音楽データ出力処理器から出力されるべき前記音楽データの残量を検出する残量検出器とをさらに具備しており、前記付加情報解析器は、前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量に応じて前記付加情報を解析することが好ましい。音楽データを連続して出力しながら付加情報を解析するためである。
【0034】
前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量と前記音声出力処理器によって出力される前記音楽データのサンプリング周波数とに基づいて、前記付加情報解析器が前記付加情報を解析するために使用し得る余裕時間を算出するために設けられた余裕時間算出器をさらに具備しており、前記付加情報解析器は、前記付加情報を解析するために必要な所要時間が前記余裕時間算出器によって算出された前記余裕時間よりも短いときに前記付加情報を解析することが好ましい。簡単な構成によって、音楽データを連続して出力しながら付加情報を解析するためである。
【0035】
前記圧縮音楽データは、サンプリング周波数情報を含んでおり、前記圧縮音楽データに含まれる前記サンプリング周波数情報に基づいて、現在復号している圧縮音楽データのオーディオフレームの復号が終了する復号処理終了時刻を算出する復号処理終了時刻算出器と、前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量と前記復号処理終了時刻算出器によって算出された前記復号処理終了時刻とに基づいて、前記復号処理終了時刻から次のオーディオフレームの復号を開始する時刻までの余裕時間を算出する余裕時間算出器とを具備しており、前記付加情報解析器は、前記付加情報を解析するために必要な所要時間が前記余裕時間算出器によって算出された前記余裕時間よりも短いときに前記付加情報を解析することが好ましい。余裕時間の算出精度を向上させることができるからである。
【0036】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0037】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置150の構成を示すブロック図である。圧縮音楽データ再生装置150は、読み出し器13を備えている。読み出し器13は、外部制御器22からの読み出し指示信号S0に応じて、記録媒体14に記録された入力データ6を記録媒体14から読み出して圧縮音楽データ処理装置100に設けられた入力処理装置10へ供給する。
【0038】
記録媒体14には、図8に示すように、複数の入力データ6が記録されている。各入力データ6は、圧縮音楽データ7と付加情報8とを含んでいる。圧縮音楽データ7は、複数のオーディオフレームを含んでいる。記録媒体14には、例えば、1曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8、2曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8、3曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8がこの順番に記録されている。
【0039】
入力処理装置10は、圧縮音楽データ処理装置100に設けられた内部制御器21からの入力保存制御信号S1に応じて、圧縮音楽データ7と付加情報8とによって構成される入力データ6を受け取り、受け取った入力データ6を圧縮音楽データ7と付加情報8とに分離し、分離した圧縮音楽データ7を蓄積装置3に設けられた圧縮音楽データ蓄積器4へ蓄積し、分離した付加情報8を蓄積装置3に設けられた付加情報蓄積器5へ蓄積する。
【0040】
圧縮音楽データ処理装置100は、音楽データ復号器2を備えている。音楽データ復号器2は、内部制御器21からの圧縮音声復号指示S2に応じて、圧縮音楽データ蓄積器4に蓄積された圧縮音楽データ7を1オーディオフレームずつ音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する。音楽データ出力処理器11は、音楽データ復号器2によって復号された音楽データを出力する。
【0041】
圧縮音楽データ処理装置100は、付加情報解析器1を備えている。付加情報解析器1は、内部制御器21からの付加情報解析指示信号S3に応じて、音楽データ復号器2が複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ圧縮音楽データ7を復号した後に、付加情報蓄積器5に蓄積された付加情報8を解析して、音楽データによって表される曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。表示処理器12は、付加情報解析器1によって供給された曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果S4を外部制御器22へ出力する。
【0042】
音楽データ復号器2がオーディオフレームごとに圧縮音楽データを音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ出力するときに、1オーディオフレーム当たりの音楽データの出力処理に要する時間は音楽データのサンプリング周波数と1オーディオフレームのサンプリングデータ数によって決まる。
【0043】
ここで音楽データ復号器2は、リアルタイムで実際の圧縮音楽データを復号する能力を持つため、1オーディオフレームの音楽データを出力する時間よりも短い時間で1オーディオフレームの圧縮音楽データを音楽データに復号することができる。また、音楽データの出力は不連続部があった場合ノイズ等の原因となるため現在出力中のオーディオフレームの音楽データが出力し終わるまでに次のオーディオフレームの音楽データが圧縮音楽データから復号される必要がある。そのためには、現在出力中のオーディオフレームの音楽データが出力し終わるまでに次のオーディオフレームの圧縮音楽データの復号処理が完了していなければならない。
【0044】
図2は、実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置150の動作を説明するためのタイミングチャートである。図2においてTONはNフレーム目の音楽データの出力処理に要する時間であり、TDNはNフレーム目の音声復号処理に要する時間であり、TANは付加情報解析処理に要する時間である。Nフレーム目の音声復号処理TDNが完了し、出力用の音楽データが出来てから、音声出力処理TONが開始される。
【0045】
次のN+1フレーム目のデータの出力開始までにTDN+1の時間を取ってもまだ余裕がある。その時間に図3に示すように付加情報解析処理TANを当てはめる。
【0046】
1フレーム当たりの余裕時間が付加情報解析処理TANよりも短い場合でも、付加情報解析処理TANを分割して各フレームの余裕時間に当てはめていくことにより、1曲の音楽データの出力処理または音声復号処理の途中において付加情報解析処理を行うことができる。
【0047】
以上のように実施の形態1によれば、音楽データ復号器2が複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ圧縮音楽データ7を復号した後に、付加情報解析器1が付加情報8を解析する。このため、付加情報解析処理を音楽データの出力処理に対する音声復号処理の時間の余裕部分に当てはめることにより、付加情報解析処理の完了前に音声復号処理を開始し、音声出力遅延の防止を実現することができる。
【0048】
前述した実施の形態1によって、付加情報解析処理を音楽データの出力処理に対する音声復号処理の時間の余裕部分に当てはめることにより、付加情報解析処理の完了前に音声復号処理を開始し、音声出力の遅延を防止することはできる。しかしながら、音声復号中に付加情報解析の要求があった場合に、例えばある曲の再生中に他の曲の付加情報を表示することはできない。
【0049】
そこで、音声復号中も付加情報解析の要求を受け付けて付加情報を解析の対象を変更することにより他の曲の付加情報解析による詳細情報の表示を実現する。
【0050】
図3は、実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置150の動作を示すフローチャートである。まず、読み出し器13は、外部制御器22からの読み出し指示信号S0に応じて、1曲目の入力データ6を読み出して入力処理器10へ供給する。そして、入力処理器10は、内部制御器21からの入力保存制御信号S1に応じて、読み出し器13から供給された入力データ6を圧縮音楽データ7と付加情報8とに分離し、分離した圧縮音楽データ7を蓄積装置3に設けられた圧縮音楽データ蓄積器4へ蓄積し、分離した付加情報8を蓄積装置3に設けられた付加情報蓄積器5へ蓄積する。
【0051】
次に、読み出し器13は他の曲の付加情報を読み出すための付加情報読み出し指示信号が外部制御器22から供給されているか否かを判断する(ステップS1)。外部制御器22から付加情報読み出し指示信号が供給されていると判断したときは(ステップS1においてYES)、読み出し器13は、他の曲の付加情報を情報媒体14から読み出して入力処理器10へ供給する。そして、入力処理器70は、読み出し器13から供給された他の曲の付加情報を付加情報蓄積器5に蓄積する(ステップS2)。
【0052】
外部制御器22から付加情報読み出し指示信号が供給されていないと判断したとき(ステップS1においてNO)、または入力処理器70が他の曲の付加情報を付加情報蓄積器5に蓄積したときは(ステップS2)、音楽データ復号器2は、圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器21から供給されているか否かを判断する(ステップS3)。圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器21から供給されていると判断したときは(ステップS3においてYES)、音楽データ復号器2は、圧縮音楽データ蓄積器4に蓄積された圧縮音楽データ7の1オーディオフレームを音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ出力する(ステップS6)。
【0053】
その後、付加情報蓄積器5に蓄積された他の曲の付加情報が未だ処理されていないか否かが判断される(ステップ7)。他の曲の付加情報が未だ処理されていないと判断されたときは(ステップS7においてYES)、付加情報解析器1は、付加情報蓄積器5に蓄積された他の曲の付加情報を解析して、他の曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。表示処理器12は、付加情報解析器1によって供給された他の曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果S4を外部制御器22へ出力する(ステップS8)。
【0054】
他の曲の付加情報が既に処理されていると判断されたとき(ステップS7においてNO)、または他の曲の付加情報を解析したときは(ステップS8)、音楽データ復号器2はすべてのオーディオフレーム数について圧縮音楽データ7の復号を完了したか否かを判断する(ステップS9)。すべてのオーディオフレームについて圧縮音楽データ7の復号を完了したと判断したときは(ステップS9においてYES)、ステップS1へ戻る。すべてのオーディオフレームについて圧縮音楽データ7の復号を未だ完了していないと判断したときは(ステップS9においてNO)、ステップS6へ戻る。
【0055】
圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器21から供給されていないと判断したときは(ステップS3においてNO)、付加情報蓄積器5に蓄積された他の曲の付加情報が未だ処理されていないか否かが判断される(ステップ4)。他の曲の付加情報が未だ処理されていないと判断されたときは(ステップS4においてYES)、付加情報解析器1は、付加情報蓄積器5に蓄積された他の曲の付加情報を解析して、他の曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。表示処理器12は、付加情報解析器1によって供給された他の曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果S4を外部制御器22へ出力する(ステップS5)。
【0056】
他の曲の付加情報が既に処理されていると判断されたとき(ステップS4においてNO)、または他の曲の付加情報を解析したときは(ステップS5)、ステップS1へ戻る。
【0057】
このように、圧縮音楽データの再生中に付加情報を取り出すことができるため、再生中に他の曲のアーチスト情報等の詳細な情報を参照できるという利便性を提供することができる。
【0058】
また、従来のマイコンを使用したシステムでは、マイコンに付加情報の復号変換に負荷がかかるため、詳細情報の表示機能を持つ再生装置に搭載されるマイコンには一定以上の性能が要求されていたが、性能の低いマイコンでもシステムを容易に構築することができる。
【0059】
(実施の形態2)
前述した実施の形態1によって、例えばある曲の再生中に他の曲の付加情報を表示することができる。しかしながら、付加情報解析処理を実行できる余裕時間の残量を判定することはできない。
【0060】
そこで、実施の形態2においては、音楽データ出力処理器における音楽データの残量を監視することにより、付加情報解析処理を実行できる余裕時間の判定を実現する。
【0061】
図5は、実施の形態2に係る圧縮音楽データ再生装置150Aの構成を示すブロック図である。図1〜図4を参照して前述した実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置150の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。前述した圧縮音楽データ再生装置150と異なる点は、圧縮音楽データ処理装置100Aが残量検出器15をさらに備えている点である。残量検出器15は、音楽データ出力処理器11から出力されるべき音楽データの残量を検出する。
【0062】
このように構成された圧縮音楽データ再生装置150Aにおいては、音楽データ復号器2は、内部制御器21からの圧縮音声復号指示信号S2に応じて、圧縮音楽データ蓄積器4に蓄積された圧縮音楽データ7を1オーディオフレームずつ音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する。そして、音楽データ出力処理器11は、音楽データ復号器2から供給された音楽データを出力する。次に、残量検出器15は、音楽データ出力処理器11から出力されるべき音楽データの残量を検出する。
【0063】
その後、内部制御器21は、残量検出器15によって検出された音楽データの残量と音楽データ出力処理器11から出力されるべき音楽データのサンプリング周波数とに基づいて、余裕時間を算出する。そして、内部制御器21は、算出された余裕時間と付加情報解析器1における付加情報解析処理の所要時間とを比較することによって、付加情報解析器1による付加情報解析処理が可能か否かを決定し、また余裕時間に基づいて当該フレームにおいて行う付加情報解析処理の量を決定する。
【0064】
次に、付加情報解析器1は、内部制御器21による決定結果に基づいて、付加情報蓄積器5に蓄積された付加情報を解析する。そして、決定された付加情報解析処理の量分の付加情報処理が完了すると、音楽データ復号器2による圧縮音楽データ復号処理へ速やかに移行する。
【0065】
以上のように、内部制御器21が残量情報をチェックしてその残量情報と出力する音楽データのサンプリング周波数とに基づいて余裕時間を算出することにより、付加情報解析処理を実行することができる余裕時間の残量を判定することができる。
【0066】
従って、再生時に再生データの残量を監視して付加情報解析をするか否かを判断できるため、付加情報解析時間による再生処理の遅延を要因とするノイズ発生等のない安定した再生を実現することができる。
【0067】
(実施の形態3)
前述した実施の形態2によれば、内部制御器21が、残量検出器15によって検出された残量情報から余裕時間を算出することにより、付加情報解析処理を実行することができる余裕時間を判定することができる。しかしながら、圧縮音楽データを復号するために要する時間がまちまちのため余裕時間の予測ができないので、余裕時間に対する付加情報処理の割り当て方の判断は困難である。
【0068】
そこで、実施の形態3においては、圧縮音楽復号処理が復号を行う圧縮音楽データの最初に配置されたサンプリング情報を加味して余裕時間を算出することにより、余裕時間の予測による余裕時間算出の簡易化と精度向上を実現する。
【0069】
図6は、実施の形態3に係る圧縮音楽データ再生装置150Bの構成を示すブロック図である。図5を参照して前述した実施の形態2に係る圧縮音楽データ再生装置150Aの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。前述した圧縮音楽データ再生装置150Aと異なる点は、圧縮音楽データ処理装置100Bが余裕時間算出器16と復号処理終了時刻算出器17とをさらに備えている点である。
【0070】
余裕時間算出器16は、残量検出器15によって検出された音楽データの残量と音楽データ出力処理器11によって出力される音楽データのサンプリング周波数とに基づいて、付加情報解析器1が付加情報を解析するために使用し得る余裕時間を算出する。
【0071】
復号処理終了時刻算出器17は、圧縮音楽データに含まれるサンプリング周波数情報に基づいて、現在復号している圧縮音楽データのオーディオフレームの復号が終了する復号処理終了時刻を算出する。
【0072】
このように構成された圧縮音楽データ再生装置150Bにおいては、音楽データ復号器2は、内部制御器21からの圧縮音声復号指示信号S2に応じて、圧縮音楽データ蓄積器4に蓄積された圧縮音楽データ7を1オーディオフレームずつ音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する。そして、復号処理終了時刻算出器17は、音楽データ復号器2からの復号情報S7から圧縮音楽データ7に含まれるサンプリング周波数情報を検出し、検出したサンプリング周波数情報に基づいて、音楽データ復号器2が現在復号している圧縮音楽データのオーディオフレームの復号が終了する復号処理終了時刻を算出する。
【0073】
次に、余裕時間算出器16は、残量検出器15によって検出された音楽データの残量と復号処理終了時刻算出器17によって算出された復号処理終了時刻とに基づいて、復号処理終了時刻から次のオーディオフレームの復号を開始する時刻までの余裕時間を算出する。
【0074】
その後、内部制御器21は、付加情報を解析するために必要な所要時間が余裕時間算出器16によって算出された余裕時間よりも短いときに付加情報解析指示信号S3を付加情報解析器1へ供給する。そして、付加情報解析器1は、内部制御器21から供給された付加情報解析指示信号S3に応じて、付加情報蓄積器5に蓄積された付加情報を解析する。
【0075】
以上のように、音楽データ復号器2による音声復号処理の終了を待たずに音声復号処理の終了時間を予測し、残量情報と比較することにより、余裕時間算出の簡易化と精度向上を実現することができる。
【0076】
従って、再生時に圧縮音楽データのサンプリング周波数情報やビットレート情報から再生に必要な時間を算出し、付加情報解析をするか否かを判断するために、付加情報を解析することが可能か否かの判断の精度を向上させることができる。
【0077】
実施の形態1ないし実施の形態3では、バッファメモリを付加情報と圧縮音声情報とに区分けして蓄積し、DSPによって付加情報解析と音声復号とを実行するので、付加情報解析処理と音声復号とを時分割によって同時に実行することができる。
【0078】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、利便性の高い圧縮音楽データ処理装置および圧縮音楽データ再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置の動作を説明するためのタイミングチャート
【図3】実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置の動作を示すフローチャート
【図4】実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置の他の動作を示すフローチャート
【図5】実施の形態2に係る圧縮音楽データ再生装置の構成を示すブロック図
【図6】実施の形態3に係る圧縮音楽データ再生装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の圧縮音楽データ再生装置の構成を示すブロック図
【図8】従来の圧縮音楽データ再生装置へ入力される入力データの構成を示す図
【図9】従来の圧縮音楽データ再生装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 付加情報解析器
2 音楽データ復号器
3 蓄積装置
4 圧縮音楽データ蓄積器
5 付加情報蓄積器
6 入力データ
7 圧縮音楽データ
8 付加情報
10 入力処理装置
11 音楽データ出力処理器
12 表示処理器
13 読み出し器
14 記録媒体
15 残量検出器
16 余裕時間算出器
17 復号処理終了時刻算出器
21 内部制御器
22 外部制御器
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽データを圧縮した圧縮音楽データを復号し、前記音楽データに関連する情報を示す付加情報を解析するための音楽データ処理装置および圧縮音楽データ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CDの再生装置には圧縮音楽データが記録されたCD−R等の記録メディアの再生が求められている。CD−R等にMP3などの圧縮音楽データを記録する場合、圧縮音楽データと一緒にアーティスト名、アルバム名などから構成される曲の詳細情報を符号化した付加情報が曲ごとに記録されている。
【0003】
従来の圧縮音楽データ再生装置においては、圧縮音楽データを再生する処理は信号処理DSPが担当し、付加情報を詳細情報へ復号変換する処理はマイコン等が担当している。付加情報を詳細情報へ復号変換するために、マイコンに対して負荷がかかる。このため、詳細情報の表示機能を持つ再生装置に搭載されるマイコンには一定以上の性能が要求されていた。
【0004】
最近になり、圧縮音楽の再生のみならず付加情報を復号変換する機能を持った信号処理DSPが使用されるようになっており、このようなDSPを採用する場合においては、マイコンの性能要求を下げることができるようになってきている。
【0005】
以下、図面を参照しながら、従来の再生装置における音楽再生と付加情報表示について説明する。
【0006】
図7は従来の圧縮音楽データ再生装置80の構成を示すブロック図であり、図8は従来の圧縮音楽データ再生装置80へ入力される入力データ6の構成を示す図である。圧縮音楽データ再生装置80は、読み出し器13を備えている。読み出し器13は、外部制御器22からの読み出し指示信号S0に応じて、記録媒体14に記録された入力データ6を記録媒体14から読み出して圧縮音楽データ処理装置90に設けられた入力処理装置70へ供給する。
【0007】
記録媒体14には、複数の入力データ6が記録されている。各入力データ6は、圧縮音楽データ7と付加情報8とを含んでいる。記録媒体14には、例えば、1曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8、2曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8、3曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8がこの順番に記録されている。
【0008】
入力処理装置70は、圧縮音楽データ処理装置90に設けられた内部制御器21からの入力保存制御信号S1に応じて、入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7と付加情報8とを蓄積処理装置93へ蓄積する。
【0009】
圧縮音楽データ再生装置90には、音楽データ復号器2が設けられている。音楽データ復号器2は、内部制御器21からの圧縮音声復号指示信号S2に応じて、蓄積処理装置93に蓄積された圧縮音楽データ7を音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する。音楽データ出力処理器11は、音楽データ復号器2から供給された音楽データを出力する。
【0010】
圧縮音楽データ処理装置90は、付加情報解析器91を有している。付加情報解析器91は、内部制御器21からの付加情報解析指示S3に応じて、蓄積処理装置93に蓄積された付加情報8を解析して、音楽データによって表される曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。表示処理器12は、付加情報解析器91によって供給された曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果S4を外部制御器82へ出力する。
【0011】
このように構成された従来の圧縮音楽データ再生装置80においては、読み出し器13は外部制御器82からの読み出し指示信号S0に応じて、1曲目の入力データ6に含まれる付加情報8を読み出して入力処理器70へ供給する。そして、入力処理器70は、読み出し器13から供給された1曲目の入力データ6に含まれる付加情報8を蓄積装置93へ蓄積する。次に、付加情報解析器91は、内部制御器81からの付加情報解析指示S3に応じて、蓄積装置93に蓄積された1曲目の入力データ6に含まれる付加情報8を解析して、1曲目の音楽データによって表される曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。その後、表示処理器12は、付加情報解析器91から供給された1曲目の音楽データによって表される曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果信号S4を外部制御器82へ供給する。
【0012】
そして、外部制御器82は、表示処理器12から供給された付加情報解析結果信号S4に応じて、1曲目の圧縮音楽データ7を記録媒体14から読み出すための読み出し指示信号S0を読み出し器13へ供給する。次に、読み出し器13は、1曲目の圧縮音楽データ7を読み出すための読み出し指示信号S0に応じて、1曲目の圧縮音楽データ7を記録媒体14から読み出して入力処理装置70へ供給する。その後、入力処理装置70は、読み出し器13によって供給された1曲目の圧縮音楽データ7を蓄積装置93へ蓄積する。
【0013】
そして、音楽データ復号器2は、内部制御器81からの圧縮音声復号指示信号S2に応じて、蓄積装置93に蓄積された1曲目の圧縮音楽データ7を音楽データに復号する。次に、音楽データ出力処理器11は、音楽データ復号器2によって復号された音楽データを出力する。
【0014】
付加情報8と圧縮音楽データ7とは、蓄積装置93に設けられた同一のエリアに順次蓄積される。蓄積装置93には、付加情報8と圧縮音楽データ7とが混在して蓄積されている。このため、蓄積装置93から付加情報8と圧縮音楽データ7とを読み出すときは、付加情報8と圧縮音楽データ7との一方の読み出し処理が完了した後で、付加情報8と圧縮音楽データ7との他方の読み出し処理に移行する。例えば、付加情報解析処理器91が付加情報8を蓄積装置93から読み出して解析を開始し、付加情報8の解析が完了した後で、音楽データ復号器2が圧縮音楽データ7を蓄積装置93から読み出して復号を開始する。
【0015】
図9は、従来の圧縮音楽データ処理装置90に設けられた付加情報解析器91と音楽データ復号器2との動作を示すフローチャートである。まず、付加情報解析器91は、付加情報解析指示信号S3が内部制御器81から供給されているか否かを判断する(ステップS91)。内部制御器81から付加情報解析指示信号S3が供給されていると判断したときは(ステップS92においてYES)、付加情報解析器91は蓄積装置93に蓄積された付加情報8を解析して、音楽データによって表される曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する(ステップS92)。
【0016】
そして、付加情報解析指示信号S3が内部制御器81から供給されていないと判断したとき(ステップS91においてNO)、または付加情報解析器91が付加情報8を解析したときは(ステップS92)、音楽データ復号器2は、圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器81から供給されているか否かを判断する(ステップS93)。圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器81から供給されていると判断したときは(ステップS93においてYES)、音楽データ復号器2は、蓄積装置93に蓄積された圧縮音楽データ7を音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する(ステップS94)。そして、音楽データ復号器2は、圧縮音楽データ7の復号が終了したか否かを判断する(ステップS95)。圧縮音楽データ7の復号が終了していないと判断したときは(ステップS95においてNO)、ステップS94へ戻る。圧縮音楽データ7の復号が終了したと判断したときは(ステップS95においてYES)、ステップS91へ戻る。
【0017】
特開2001−266475号公報(特許文献1)には、光ディスクから読み取った情報を、付加情報と圧縮音声情報との区分けなく1個のバッファメモリへ蓄積し、マイクロコンピュータによって付加情報を解析して、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)によって圧縮音声情報を復号する技術が開示されている。
【0018】
【特許文献1】
特開2001−266475号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7ないし図9を参照して前述した従来技術の構成では、付加情報解析器91が付加情報の解析を完了した後で、音楽データ復号器2が圧縮音楽データを音楽データに復号するので、音楽データの出力に遅延が生じるという問題がある。
【0020】
また、付加情報は、圧縮音楽データを復号する前に解析されるので、圧縮音楽データを復号している途中において付加情報解析指示があった場合であっても、圧縮音楽データの復号が完了するまでは付加情報を解析することができない。従って、ある曲を再生している途中において他の曲の付加情報を表示することができないために不便であるという問題がある。
【0021】
さらに、特開2001−266475号公報(特許文献1)に開示された技術では、付加情報の解析と圧縮音声情報の復号とを同時に実行することができないという問題がある。
【0022】
本発明は係る問題を解決するためになされたものであり、その目的は、利便性の高い圧縮音楽データ処理装置および圧縮音楽データ再生装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために本発明に係る圧縮音楽データ処理装置は、音楽データを圧縮した圧縮音楽データを復号し、前記音楽データに関連する情報を示す付加情報を解析するための音楽データ処理装置であって、前記圧縮音楽データは、複数のオーディオフレームを含んでおり、前記圧縮音楽データを1オーディオフレームごとに音楽データに復号する音楽データ復号器と、前記付加情報を解析する付加情報解析器とを具備しており、前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に前記付加情報を解析することを特徴とする。
【0024】
本発明に係る圧縮音楽データ再生装置は、本発明に係る圧縮音楽データ処理装置と、記録媒体に記録された前記圧縮音楽データと前記付加情報とを前記記録媒体から読み出す読み出し器とを具備しており、前記圧縮音楽データ処理装置に設けられた前記音楽データ復号器は、前記読み出し器によって読み出された前記圧縮音楽データを復号し、前記付加情報解析器は、前記読み出し手段によって読み出された前記付加情報を解析することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
本実施の形態に係る圧縮音楽データ処理装置においては、音楽データ復号器が複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ圧縮音楽データを復号した後に、付加情報解析器が付加情報を解析する。このため、圧縮音楽データを復号している途中に他の圧縮音楽データに関連する付加情報を解析することができる。従って、ある曲の再生中において他の曲の詳細情報を確認してから他の曲を選択することができる。その結果、利便性の高い圧縮音楽データ処理装置を提供することができる。
【0026】
前記音楽データ復号器は、前記付加情報解析器が前記付加情報を解析した後に、前記所定のオーディオフレームに後続するオーディオフレームにおける前記圧縮音楽データを復号することが好ましい。圧縮音楽データを復号している途中に付加情報を解析するためである。
【0027】
前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記複数のオーディオフレームのうちの1個のオーディオフレームだけ前記圧縮音楽データを復号した後に前記付加情報を解析することが好ましい。付加情報の解析要求に即応して付加情報を解析することができるからである。
【0028】
前記圧縮音楽データと前記付加情報とを蓄積する蓄積装置をさらに具備しており、前記音楽データ復号器は、前記蓄積装置に蓄積された前記圧縮音楽データを復号し、前記付加情報解析器は、前記蓄積装置に蓄積された前記付加情報を解析することが好ましい。圧縮音楽データを復号している途中に、解析すべき付加情報を容易に取り出すことができるからである。
【0029】
前記蓄積装置は、前記圧縮音楽データを蓄積するための圧縮音楽データ蓄積装置と、前記付加情報を蓄積するための付加情報蓄積装置とを有しており、前記圧縮音楽データと前記付加情報とによって構成される入力データを受け取り、受け取った前記入力データを前記圧縮音楽データと前記付加情報とに分離し、前記分離した圧縮音楽データを前記圧縮音楽データ蓄積装置へ蓄積し、前記分離した付加情報を前記付加情報蓄積装置へ蓄積する入力処理装置をさらに具備することが好ましい。簡単な構成によって、圧縮音楽データを復号している途中に、解析すべき付加情報を容易に取り出すことができるからである。
【0030】
前記音楽データ復号器によって復号された前記音楽データを出力するために設けられた音楽データ出力処理器と、前記付加情報解析器によって解析された前記付加情報を表示するために設けられた表示処理器とをさらに具備していることが好ましい。簡単な構成によって、復号した音楽データを出力し、圧縮音楽データを復号している途中に解析した付加情報を表示するためである。
【0031】
前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に、他の音楽データに関連する情報を示す他の付加情報を解析することが好ましい。ある曲の再生中において他の曲の詳細情報を表示できるようにするためである。
【0032】
前記圧縮音楽データと前記付加情報とを蓄積する蓄積装置をさらに具備しており、前記他の付加情報の解析を要求する新規付加情報解析要求に応じて前記他の付加情報を受け取り、受け取った前記他の付加情報を前記蓄積装置へ蓄積する入力処理装置をさらに具備しており、前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に、前記蓄積装置へ蓄積された前記他の付加情報を解析することが好ましい。ある曲の再生中において他の曲の詳細情報を確認してから他の曲を選択することができるからである。
【0033】
前記音楽データ復号器によって復号された前記音楽データを出力するために設けられた音楽データ出力処理器と、前記音楽データ出力処理器から出力されるべき前記音楽データの残量を検出する残量検出器とをさらに具備しており、前記付加情報解析器は、前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量に応じて前記付加情報を解析することが好ましい。音楽データを連続して出力しながら付加情報を解析するためである。
【0034】
前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量と前記音声出力処理器によって出力される前記音楽データのサンプリング周波数とに基づいて、前記付加情報解析器が前記付加情報を解析するために使用し得る余裕時間を算出するために設けられた余裕時間算出器をさらに具備しており、前記付加情報解析器は、前記付加情報を解析するために必要な所要時間が前記余裕時間算出器によって算出された前記余裕時間よりも短いときに前記付加情報を解析することが好ましい。簡単な構成によって、音楽データを連続して出力しながら付加情報を解析するためである。
【0035】
前記圧縮音楽データは、サンプリング周波数情報を含んでおり、前記圧縮音楽データに含まれる前記サンプリング周波数情報に基づいて、現在復号している圧縮音楽データのオーディオフレームの復号が終了する復号処理終了時刻を算出する復号処理終了時刻算出器と、前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量と前記復号処理終了時刻算出器によって算出された前記復号処理終了時刻とに基づいて、前記復号処理終了時刻から次のオーディオフレームの復号を開始する時刻までの余裕時間を算出する余裕時間算出器とを具備しており、前記付加情報解析器は、前記付加情報を解析するために必要な所要時間が前記余裕時間算出器によって算出された前記余裕時間よりも短いときに前記付加情報を解析することが好ましい。余裕時間の算出精度を向上させることができるからである。
【0036】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0037】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置150の構成を示すブロック図である。圧縮音楽データ再生装置150は、読み出し器13を備えている。読み出し器13は、外部制御器22からの読み出し指示信号S0に応じて、記録媒体14に記録された入力データ6を記録媒体14から読み出して圧縮音楽データ処理装置100に設けられた入力処理装置10へ供給する。
【0038】
記録媒体14には、図8に示すように、複数の入力データ6が記録されている。各入力データ6は、圧縮音楽データ7と付加情報8とを含んでいる。圧縮音楽データ7は、複数のオーディオフレームを含んでいる。記録媒体14には、例えば、1曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8、2曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8、3曲目の入力データ6に含まれる圧縮音楽データ7および付加情報8がこの順番に記録されている。
【0039】
入力処理装置10は、圧縮音楽データ処理装置100に設けられた内部制御器21からの入力保存制御信号S1に応じて、圧縮音楽データ7と付加情報8とによって構成される入力データ6を受け取り、受け取った入力データ6を圧縮音楽データ7と付加情報8とに分離し、分離した圧縮音楽データ7を蓄積装置3に設けられた圧縮音楽データ蓄積器4へ蓄積し、分離した付加情報8を蓄積装置3に設けられた付加情報蓄積器5へ蓄積する。
【0040】
圧縮音楽データ処理装置100は、音楽データ復号器2を備えている。音楽データ復号器2は、内部制御器21からの圧縮音声復号指示S2に応じて、圧縮音楽データ蓄積器4に蓄積された圧縮音楽データ7を1オーディオフレームずつ音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する。音楽データ出力処理器11は、音楽データ復号器2によって復号された音楽データを出力する。
【0041】
圧縮音楽データ処理装置100は、付加情報解析器1を備えている。付加情報解析器1は、内部制御器21からの付加情報解析指示信号S3に応じて、音楽データ復号器2が複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ圧縮音楽データ7を復号した後に、付加情報蓄積器5に蓄積された付加情報8を解析して、音楽データによって表される曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。表示処理器12は、付加情報解析器1によって供給された曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果S4を外部制御器22へ出力する。
【0042】
音楽データ復号器2がオーディオフレームごとに圧縮音楽データを音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ出力するときに、1オーディオフレーム当たりの音楽データの出力処理に要する時間は音楽データのサンプリング周波数と1オーディオフレームのサンプリングデータ数によって決まる。
【0043】
ここで音楽データ復号器2は、リアルタイムで実際の圧縮音楽データを復号する能力を持つため、1オーディオフレームの音楽データを出力する時間よりも短い時間で1オーディオフレームの圧縮音楽データを音楽データに復号することができる。また、音楽データの出力は不連続部があった場合ノイズ等の原因となるため現在出力中のオーディオフレームの音楽データが出力し終わるまでに次のオーディオフレームの音楽データが圧縮音楽データから復号される必要がある。そのためには、現在出力中のオーディオフレームの音楽データが出力し終わるまでに次のオーディオフレームの圧縮音楽データの復号処理が完了していなければならない。
【0044】
図2は、実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置150の動作を説明するためのタイミングチャートである。図2においてTONはNフレーム目の音楽データの出力処理に要する時間であり、TDNはNフレーム目の音声復号処理に要する時間であり、TANは付加情報解析処理に要する時間である。Nフレーム目の音声復号処理TDNが完了し、出力用の音楽データが出来てから、音声出力処理TONが開始される。
【0045】
次のN+1フレーム目のデータの出力開始までにTDN+1の時間を取ってもまだ余裕がある。その時間に図3に示すように付加情報解析処理TANを当てはめる。
【0046】
1フレーム当たりの余裕時間が付加情報解析処理TANよりも短い場合でも、付加情報解析処理TANを分割して各フレームの余裕時間に当てはめていくことにより、1曲の音楽データの出力処理または音声復号処理の途中において付加情報解析処理を行うことができる。
【0047】
以上のように実施の形態1によれば、音楽データ復号器2が複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ圧縮音楽データ7を復号した後に、付加情報解析器1が付加情報8を解析する。このため、付加情報解析処理を音楽データの出力処理に対する音声復号処理の時間の余裕部分に当てはめることにより、付加情報解析処理の完了前に音声復号処理を開始し、音声出力遅延の防止を実現することができる。
【0048】
前述した実施の形態1によって、付加情報解析処理を音楽データの出力処理に対する音声復号処理の時間の余裕部分に当てはめることにより、付加情報解析処理の完了前に音声復号処理を開始し、音声出力の遅延を防止することはできる。しかしながら、音声復号中に付加情報解析の要求があった場合に、例えばある曲の再生中に他の曲の付加情報を表示することはできない。
【0049】
そこで、音声復号中も付加情報解析の要求を受け付けて付加情報を解析の対象を変更することにより他の曲の付加情報解析による詳細情報の表示を実現する。
【0050】
図3は、実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置150の動作を示すフローチャートである。まず、読み出し器13は、外部制御器22からの読み出し指示信号S0に応じて、1曲目の入力データ6を読み出して入力処理器10へ供給する。そして、入力処理器10は、内部制御器21からの入力保存制御信号S1に応じて、読み出し器13から供給された入力データ6を圧縮音楽データ7と付加情報8とに分離し、分離した圧縮音楽データ7を蓄積装置3に設けられた圧縮音楽データ蓄積器4へ蓄積し、分離した付加情報8を蓄積装置3に設けられた付加情報蓄積器5へ蓄積する。
【0051】
次に、読み出し器13は他の曲の付加情報を読み出すための付加情報読み出し指示信号が外部制御器22から供給されているか否かを判断する(ステップS1)。外部制御器22から付加情報読み出し指示信号が供給されていると判断したときは(ステップS1においてYES)、読み出し器13は、他の曲の付加情報を情報媒体14から読み出して入力処理器10へ供給する。そして、入力処理器70は、読み出し器13から供給された他の曲の付加情報を付加情報蓄積器5に蓄積する(ステップS2)。
【0052】
外部制御器22から付加情報読み出し指示信号が供給されていないと判断したとき(ステップS1においてNO)、または入力処理器70が他の曲の付加情報を付加情報蓄積器5に蓄積したときは(ステップS2)、音楽データ復号器2は、圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器21から供給されているか否かを判断する(ステップS3)。圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器21から供給されていると判断したときは(ステップS3においてYES)、音楽データ復号器2は、圧縮音楽データ蓄積器4に蓄積された圧縮音楽データ7の1オーディオフレームを音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ出力する(ステップS6)。
【0053】
その後、付加情報蓄積器5に蓄積された他の曲の付加情報が未だ処理されていないか否かが判断される(ステップ7)。他の曲の付加情報が未だ処理されていないと判断されたときは(ステップS7においてYES)、付加情報解析器1は、付加情報蓄積器5に蓄積された他の曲の付加情報を解析して、他の曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。表示処理器12は、付加情報解析器1によって供給された他の曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果S4を外部制御器22へ出力する(ステップS8)。
【0054】
他の曲の付加情報が既に処理されていると判断されたとき(ステップS7においてNO)、または他の曲の付加情報を解析したときは(ステップS8)、音楽データ復号器2はすべてのオーディオフレーム数について圧縮音楽データ7の復号を完了したか否かを判断する(ステップS9)。すべてのオーディオフレームについて圧縮音楽データ7の復号を完了したと判断したときは(ステップS9においてYES)、ステップS1へ戻る。すべてのオーディオフレームについて圧縮音楽データ7の復号を未だ完了していないと判断したときは(ステップS9においてNO)、ステップS6へ戻る。
【0055】
圧縮音声復号指示信号S2が内部制御器21から供給されていないと判断したときは(ステップS3においてNO)、付加情報蓄積器5に蓄積された他の曲の付加情報が未だ処理されていないか否かが判断される(ステップ4)。他の曲の付加情報が未だ処理されていないと判断されたときは(ステップS4においてYES)、付加情報解析器1は、付加情報蓄積器5に蓄積された他の曲の付加情報を解析して、他の曲の詳細情報に変換し、表示処理器12へ供給する。表示処理器12は、付加情報解析器1によって供給された他の曲の詳細情報を表示し、付加情報解析結果S4を外部制御器22へ出力する(ステップS5)。
【0056】
他の曲の付加情報が既に処理されていると判断されたとき(ステップS4においてNO)、または他の曲の付加情報を解析したときは(ステップS5)、ステップS1へ戻る。
【0057】
このように、圧縮音楽データの再生中に付加情報を取り出すことができるため、再生中に他の曲のアーチスト情報等の詳細な情報を参照できるという利便性を提供することができる。
【0058】
また、従来のマイコンを使用したシステムでは、マイコンに付加情報の復号変換に負荷がかかるため、詳細情報の表示機能を持つ再生装置に搭載されるマイコンには一定以上の性能が要求されていたが、性能の低いマイコンでもシステムを容易に構築することができる。
【0059】
(実施の形態2)
前述した実施の形態1によって、例えばある曲の再生中に他の曲の付加情報を表示することができる。しかしながら、付加情報解析処理を実行できる余裕時間の残量を判定することはできない。
【0060】
そこで、実施の形態2においては、音楽データ出力処理器における音楽データの残量を監視することにより、付加情報解析処理を実行できる余裕時間の判定を実現する。
【0061】
図5は、実施の形態2に係る圧縮音楽データ再生装置150Aの構成を示すブロック図である。図1〜図4を参照して前述した実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置150の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。前述した圧縮音楽データ再生装置150と異なる点は、圧縮音楽データ処理装置100Aが残量検出器15をさらに備えている点である。残量検出器15は、音楽データ出力処理器11から出力されるべき音楽データの残量を検出する。
【0062】
このように構成された圧縮音楽データ再生装置150Aにおいては、音楽データ復号器2は、内部制御器21からの圧縮音声復号指示信号S2に応じて、圧縮音楽データ蓄積器4に蓄積された圧縮音楽データ7を1オーディオフレームずつ音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する。そして、音楽データ出力処理器11は、音楽データ復号器2から供給された音楽データを出力する。次に、残量検出器15は、音楽データ出力処理器11から出力されるべき音楽データの残量を検出する。
【0063】
その後、内部制御器21は、残量検出器15によって検出された音楽データの残量と音楽データ出力処理器11から出力されるべき音楽データのサンプリング周波数とに基づいて、余裕時間を算出する。そして、内部制御器21は、算出された余裕時間と付加情報解析器1における付加情報解析処理の所要時間とを比較することによって、付加情報解析器1による付加情報解析処理が可能か否かを決定し、また余裕時間に基づいて当該フレームにおいて行う付加情報解析処理の量を決定する。
【0064】
次に、付加情報解析器1は、内部制御器21による決定結果に基づいて、付加情報蓄積器5に蓄積された付加情報を解析する。そして、決定された付加情報解析処理の量分の付加情報処理が完了すると、音楽データ復号器2による圧縮音楽データ復号処理へ速やかに移行する。
【0065】
以上のように、内部制御器21が残量情報をチェックしてその残量情報と出力する音楽データのサンプリング周波数とに基づいて余裕時間を算出することにより、付加情報解析処理を実行することができる余裕時間の残量を判定することができる。
【0066】
従って、再生時に再生データの残量を監視して付加情報解析をするか否かを判断できるため、付加情報解析時間による再生処理の遅延を要因とするノイズ発生等のない安定した再生を実現することができる。
【0067】
(実施の形態3)
前述した実施の形態2によれば、内部制御器21が、残量検出器15によって検出された残量情報から余裕時間を算出することにより、付加情報解析処理を実行することができる余裕時間を判定することができる。しかしながら、圧縮音楽データを復号するために要する時間がまちまちのため余裕時間の予測ができないので、余裕時間に対する付加情報処理の割り当て方の判断は困難である。
【0068】
そこで、実施の形態3においては、圧縮音楽復号処理が復号を行う圧縮音楽データの最初に配置されたサンプリング情報を加味して余裕時間を算出することにより、余裕時間の予測による余裕時間算出の簡易化と精度向上を実現する。
【0069】
図6は、実施の形態3に係る圧縮音楽データ再生装置150Bの構成を示すブロック図である。図5を参照して前述した実施の形態2に係る圧縮音楽データ再生装置150Aの構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。前述した圧縮音楽データ再生装置150Aと異なる点は、圧縮音楽データ処理装置100Bが余裕時間算出器16と復号処理終了時刻算出器17とをさらに備えている点である。
【0070】
余裕時間算出器16は、残量検出器15によって検出された音楽データの残量と音楽データ出力処理器11によって出力される音楽データのサンプリング周波数とに基づいて、付加情報解析器1が付加情報を解析するために使用し得る余裕時間を算出する。
【0071】
復号処理終了時刻算出器17は、圧縮音楽データに含まれるサンプリング周波数情報に基づいて、現在復号している圧縮音楽データのオーディオフレームの復号が終了する復号処理終了時刻を算出する。
【0072】
このように構成された圧縮音楽データ再生装置150Bにおいては、音楽データ復号器2は、内部制御器21からの圧縮音声復号指示信号S2に応じて、圧縮音楽データ蓄積器4に蓄積された圧縮音楽データ7を1オーディオフレームずつ音楽データに復号して音楽データ出力処理器11へ供給する。そして、復号処理終了時刻算出器17は、音楽データ復号器2からの復号情報S7から圧縮音楽データ7に含まれるサンプリング周波数情報を検出し、検出したサンプリング周波数情報に基づいて、音楽データ復号器2が現在復号している圧縮音楽データのオーディオフレームの復号が終了する復号処理終了時刻を算出する。
【0073】
次に、余裕時間算出器16は、残量検出器15によって検出された音楽データの残量と復号処理終了時刻算出器17によって算出された復号処理終了時刻とに基づいて、復号処理終了時刻から次のオーディオフレームの復号を開始する時刻までの余裕時間を算出する。
【0074】
その後、内部制御器21は、付加情報を解析するために必要な所要時間が余裕時間算出器16によって算出された余裕時間よりも短いときに付加情報解析指示信号S3を付加情報解析器1へ供給する。そして、付加情報解析器1は、内部制御器21から供給された付加情報解析指示信号S3に応じて、付加情報蓄積器5に蓄積された付加情報を解析する。
【0075】
以上のように、音楽データ復号器2による音声復号処理の終了を待たずに音声復号処理の終了時間を予測し、残量情報と比較することにより、余裕時間算出の簡易化と精度向上を実現することができる。
【0076】
従って、再生時に圧縮音楽データのサンプリング周波数情報やビットレート情報から再生に必要な時間を算出し、付加情報解析をするか否かを判断するために、付加情報を解析することが可能か否かの判断の精度を向上させることができる。
【0077】
実施の形態1ないし実施の形態3では、バッファメモリを付加情報と圧縮音声情報とに区分けして蓄積し、DSPによって付加情報解析と音声復号とを実行するので、付加情報解析処理と音声復号とを時分割によって同時に実行することができる。
【0078】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、利便性の高い圧縮音楽データ処理装置および圧縮音楽データ再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置の動作を説明するためのタイミングチャート
【図3】実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置の動作を示すフローチャート
【図4】実施の形態1に係る圧縮音楽データ再生装置の他の動作を示すフローチャート
【図5】実施の形態2に係る圧縮音楽データ再生装置の構成を示すブロック図
【図6】実施の形態3に係る圧縮音楽データ再生装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の圧縮音楽データ再生装置の構成を示すブロック図
【図8】従来の圧縮音楽データ再生装置へ入力される入力データの構成を示す図
【図9】従来の圧縮音楽データ再生装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 付加情報解析器
2 音楽データ復号器
3 蓄積装置
4 圧縮音楽データ蓄積器
5 付加情報蓄積器
6 入力データ
7 圧縮音楽データ
8 付加情報
10 入力処理装置
11 音楽データ出力処理器
12 表示処理器
13 読み出し器
14 記録媒体
15 残量検出器
16 余裕時間算出器
17 復号処理終了時刻算出器
21 内部制御器
22 外部制御器
Claims (12)
- 音楽データを圧縮した圧縮音楽データを復号し、前記音楽データに関連する情報を示す付加情報を解析するための音楽データ処理装置であって、
前記圧縮音楽データは、複数のオーディオフレームを含んでおり、
前記圧縮音楽データを1オーディオフレームごとに音楽データに復号する音楽データ復号器と、
前記付加情報を解析する付加情報解析器とを具備しており、
前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記複数のオーディオフレームのうち所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に前記付加情報を解析することを特徴とする圧縮音楽データ処理装置。 - 前記音楽データ復号器は、前記付加情報解析器が前記付加情報を解析した後に、前記所定のオーディオフレームに後続するオーディオフレームにおける前記圧縮音楽データを復号する、請求項1記載の圧縮音楽データ処理装置。
- 前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記複数のオーディオフレームのうちの1個のオーディオフレームだけ前記圧縮音楽データを復号した後に前記付加情報を解析する、請求項1記載の圧縮音楽データ処理装置。
- 前記圧縮音楽データと前記付加情報とを蓄積する蓄積装置をさらに具備しており、
前記音楽データ復号器は、前記蓄積装置に蓄積された前記圧縮音楽データを復号し、
前記付加情報解析器は、前記蓄積装置に蓄積された前記付加情報を解析する、請求項1記載の圧縮音楽データ処理装置。 - 前記蓄積装置は、前記圧縮音楽データを蓄積するための圧縮音楽データ蓄積装置と、
前記付加情報を蓄積するための付加情報蓄積装置とを有しており、
前記圧縮音楽データと前記付加情報とによって構成される入力データを受け取り、受け取った前記入力データを前記圧縮音楽データと前記付加情報とに分離し、前記分離した圧縮音楽データを前記圧縮音楽データ蓄積装置へ蓄積し、前記分離した付加情報を前記付加情報蓄積装置へ蓄積する入力処理装置をさらに具備する、請求項4記載の圧縮音楽データ処理装置。 - 前記音楽データ復号器によって復号された前記音楽データを出力するために設けられた音楽データ出力処理器と、
前記付加情報解析器によって解析された前記付加情報を表示するために設けられた表示処理器とをさらに具備している、請求項1記載の圧縮音楽データ処理装置。 - 前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に、他の音楽データに関連する情報を示す他の付加情報を解析する、請求項1記載の圧縮音楽データ処理装置。
- 前記圧縮音楽データと前記付加情報とを蓄積する蓄積装置をさらに具備しており、
前記他の付加情報の解析を要求する新規付加情報解析要求に応じて前記他の付加情報を受け取り、受け取った前記他の付加情報を前記蓄積装置へ蓄積する入力処理装置をさらに具備しており、
前記付加情報解析器は、前記音楽データ復号器が前記所定のオーディオフレーム数だけ前記圧縮音楽データを復号した後に、前記蓄積装置へ蓄積された前記他の付加情報を解析する、請求項7記載の圧縮音楽データ処理装置。 - 前記音楽データ復号器によって復号された前記音楽データを出力するために設けられた音楽データ出力処理器と、
前記音楽データ出力処理器から出力されるべき前記音楽データの残量を検出する残量検出器とをさらに具備しており、
前記付加情報解析器は、前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量に応じて前記付加情報を解析する、請求項1記載の圧縮音楽データ処理装置。 - 前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量と前記音声出力処理器によって出力される前記音楽データのサンプリング周波数とに基づいて、前記付加情報解析器が前記付加情報を解析するために使用し得る余裕時間を算出するために設けられた余裕時間算出器をさらに具備しており、
前記付加情報解析器は、前記付加情報を解析するために必要な所要時間が前記余裕時間算出器によって算出された前記余裕時間よりも短いときに前記付加情報を解析する、請求項9記載の圧縮音楽データ処理装置。 - 前記圧縮音楽データは、サンプリング周波数情報を含んでおり、
前記圧縮音楽データに含まれる前記サンプリング周波数情報に基づいて、現在復号している圧縮音楽データのオーディオフレームの復号が終了する復号処理終了時刻を算出する復号処理終了時刻算出器と、
前記残量検出器によって検出された前記音楽データの残量と前記復号処理終了時刻算出器によって算出された前記復号処理終了時刻とに基づいて、前記復号処理終了時刻から次のオーディオフレームの復号を開始する時刻までの余裕時間を算出する余裕時間算出器とを具備しており、
前記付加情報解析器は、前記付加情報を解析するために必要な所要時間が前記余裕時間算出器によって算出された前記余裕時間よりも短いときに前記付加情報を解析する、請求項9記載の圧縮音楽データ処理装置。 - 請求項1記載の圧縮音楽データ処理装置と、
記録媒体に記録された前記圧縮音楽データと前記付加情報とを前記記録媒体から読み出す読み出し器とを具備しており、
前記圧縮音楽データ処理装置に設けられた前記音楽データ復号器は、前記読み出し器によって読み出された前記圧縮音楽データを復号し、
前記付加情報解析器は、前記読み出し手段によって読み出された前記付加情報を解析することを特徴とする圧縮音楽データ再生装置。
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