JP2004279068A - 緯度経度情報用符号変換装置、移動体用地図データ表示装置、緯度経度情報の符号変換方法、移動体用の地図データ表示方法、緯度経度情報の符号変換プログラムおよび、移動体用の地図データ表示プログラム - Google Patents
緯度経度情報用符号変換装置、移動体用地図データ表示装置、緯度経度情報の符号変換方法、移動体用の地図データ表示方法、緯度経度情報の符号変換プログラムおよび、移動体用の地図データ表示プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】地図データを容易にかつ簡便に特定して表示することのできる地図データ表示装置を提供すること。
【解決手段】携帯端末装置100は、現在位置情報を算出するGPS受信部110と、複数の操作キーを有する操作部150と、現在位置情報に基づいて操作キーによって入力された後述する圧縮符号情報を緯度および経度を示す緯度経度情報に変換するデータ変換部160と、を有し、データ変換部160が、現在位置情報に基づいて当該携帯端末装置100が存在する地域のエリアコードを特定し、入力された圧縮符号情報の復号に用いる複数の鍵情報を決定するとともに、決定した鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換する。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯端末装置100は、現在位置情報を算出するGPS受信部110と、複数の操作キーを有する操作部150と、現在位置情報に基づいて操作キーによって入力された後述する圧縮符号情報を緯度および経度を示す緯度経度情報に変換するデータ変換部160と、を有し、データ変換部160が、現在位置情報に基づいて当該携帯端末装置100が存在する地域のエリアコードを特定し、入力された圧縮符号情報の復号に用いる複数の鍵情報を決定するとともに、決定した鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図データを表示する表示装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、レストラン、ホテルまたは小売店など(以下、レストラン等という。)を紹介するタウン情報などを掲載した情報雑誌が数多く刊行されている。このような刊行物にタウン情報が掲載される場合には、レストラン等の場所を特定するために、住所や電話番号の他に、地図が掲載されている。また、当該刊行物に地図が掲載されていない場合であっても、インターネットのホームページアドレスが掲載されており、携帯端末装置やパーソナルコンピュータなどを介してホームページにアクセスすれば、地図などのレストラン等の場所を特定する情報を取得することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような場合に、通常、レストラン等の地図を携帯するためには刊行物に掲載された地図を切り取るか、または、携帯端末装置においてホームページ等にアクセスして地図データを取得する必要があり、ユーザの手間が煩雑になるとともに、特に、ホームページにアクセスして地図を取得するには、通信回線を使用、すなわち、オンラインにする必要が生じ、通信コストが発生するという問題を有していた。
【0004】
一方、ナビゲーション装置やコンピュータ用の地図ソフトなどの地図データを格納したデータベースを有している装置であっても、レストラン等や目的地などの特定の場所の地図を特定する場合に、取得を希望する場所の住所やその周辺の駅や公共施設などのランドマークを指定することによって当該取得する地図データを特定するようになっているため、住所を入力するまたは駅や公共施設などのランドマークを指定するという操作が発生する。したがって、ユーザの操作が煩雑になるとともに、ユーザが操作手順を覚える必要があり、特に、操作手順が不明な場合にはマニュアルを参照しつつ操作しなければならないので、容易にかつ簡便に利用することができないという問題を有していた。
【0005】
また、容易にかつ簡便に地図データを特定する方法に、バーコードなどの特殊な記号を用いることによって行う方法もあるが、ナビゲーション装置や携帯端末装置にバーコードを読み取る特殊な装置を具備させる必要があるとともに、バーコードなどの特殊な記号を提示した情報誌などの媒体も提供しなければならないという問題が生ずる。
【0006】
本発明は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例としては、地図データを容易にかつ簡便に特定して表示することのできる地図データ表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力される入力処理手段と、移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段と、前記圧縮符号情報を復号するための複数の鍵情報を格納する格納手段と、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて前記格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段と、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段と、を備えた構成を有している。
【0008】
この構成により、請求項1に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、前記特定された地域に基づいて格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定するとともに、決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換する。
【0009】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の緯度経度情報用符号変換装置において、前記格納手段には、前記各区画エリアが地域特性に基づいて複数に分割された分割エリア示す分割情報を有する前記鍵情報が格納されている場合に、前記変換手段が、前記鍵情報に基づいて前記特定された区画エリアの前記分割情報に基づいて、前記圧縮符号情報を復号する構成を有している。
【0011】
この構成により、請求項2に記載の発明では、各地域特性に基づいて前記区画エリアが形成されている場合に、鍵情報に基づいて特定された区画エリアの分割エリアを認識することができるので、入力された圧縮符号情報を容易に緯度経度情報に変換することができる。
【0012】
通常、都市部などの詳細な地図データが必要とする地域では、特定されるべき候補地が多いため、詳細に緯度経度情報を設定する必要があるが、山間部を有する郊外など詳細な地図データが不必要な地域では、特定されるべき候補地が少ないため、詳細に緯度経度情報を設定しなくても任意の場所を特定することができる。
【0013】
したがって、都市部などの詳細な地図データが必要とする地域は分割エリアを狭くするとともに、山間部を有する郊外など詳細な地図データが不必要な地域は、分割エリアを広くするなど地域特性に基づいて区画エリアを設定すれば、緯度経度情報より少ない符号数によっても、緯度経度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の緯度経度情報用符号変換装置において、前記入力処理手段には、数字によって構成されている前記圧縮符号情報が入力される構成を有している。
【0015】
この構成により、圧縮符号情報が緯度経度情報より桁数の少ない数字で入力することができるので、親和性の高い符号によって緯度経度情報を入力することができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、移動体に搭載され、地図データを表示する地図データ表示装置であって、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報を入力する入力手段と、前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信手段と、受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段と、前記圧縮符号情報を復号するための複数の鍵情報を格納する格納手段と、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて前記格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段と、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段と、前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得手段と、前記取得した地図データを表示する表示手段と、を備えた構成を有している。
【0017】
この構成により、請求項4に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、特定された地域に基づいて決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換するとともに、変換された緯度経度情報に基づいて地図データを特定して表示する。
【0018】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、簡便に地図データを特定して表示させることができる。
【0019】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の移動体用地図データ表示装置において、前記格納手段には、前記各区画エリアが地域特性に基づいて複数に分割された分割エリア示す分割情報を有する前記鍵情報が格納されている場合に、前記変換手段が、前記鍵情報に基づいて前記特定された区画エリアの前記分割情報に基づいて前記圧縮符号情報を復号する構成を有している。
【0020】
この構成により、請求項5に記載の発明では、各地域特性に基づいて前記区画エリアが形成されている場合に、鍵情報に基づいて特定された区画エリアの分割エリアを認識することができるので、入力された圧縮符号情報を容易に緯度経度情報に変換することができる。
【0021】
通常、都市部などの詳細な地図データが必要とする地域では、特定されるべき候補地が多いため、詳細に緯度経度情報を設定する必要があるが、山間部を有する郊外など詳細な地図データが不必要な地域では、特定されるべき候補地が少ないため、詳細に緯度経度情報を設定しなくても任意の場所を特定することができる。
【0022】
したがって、都市部などの詳細な地図データが必要とする地域は分割エリアを狭くするとともに、山間部を有する郊外など詳細な地図データが不必要な地域は、分割エリアを広くするなど地域特性に基づいて区画エリアを設定すれば、緯度経度情報より少ない符号数によっても、緯度経度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、任意の場所を容易に特定することが可能な地図データを簡便に特定して表示させることができる。
【0023】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の移動体用地図データ表示装置において、前記変換手段が、前記決定された鍵情報に基づいて特定された区画エリアの各分割エリアを認識する認識手段と、前記圧縮符号情報に基づいて前記認識した分割エリアの中から1の分割エリアを特定する特定手段と、前記特定された分割エリアに予め設定された緯度経度情報を出力する出力手段と、を有する構成をしている。
【0024】
この構成により、請求項6に記載の発明は、決定された鍵情報に基づいて特定された区画エリアの各分割エリアを認識し、圧縮符号情報に基づいて前記認識した分割エリアの中から1の分割エリアを特定するとともに、特定された分割エリアに予め設定された緯度経度情報を出力する。
【0025】
したがって、鍵情報に基づいて区画エリアの各分割エリアを把握することができるので、各分割エリアに圧縮符号情報を対応付ければ、緯度経度情報より少ない符号数によっても、緯度経度情報を特定することができるとともに、区分された各地図データに関連付けて緯度経度情報を特定することができるので、緯度経度情報によって地図データを特定することによって任意の場所を特定することができる。
【0026】
この結果、緯度経度情報の情報量を少なくすることができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、任意の場所を容易に特定することが可能な地図データを簡便に特定して表示させることができる。
【0027】
また、請求項7に記載の発明は、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力される入力処理工程と、移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定処理工程と、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定処理工程と、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換工程と、を含む構成を有している。
【0028】
この構成により、請求項7に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、前記特定された地域に基づいて格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定するとともに、決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換する。
【0029】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0030】
また、請求項8に記載の発明は、移動体に搭載され、地図データを表示する地図データ表示方法であって、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報を入力する入力工程と、前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信工程と、受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定処理工程と、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定処理工程と、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換工程と、前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得工程と、前記取得した地図データを表示する表示工程と、を含む構成を有している。
【0031】
この構成により、請求項8に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、特定された地域に基づいて決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換するとともに、変換された緯度経度情報に基づいて地図データを特定して表示する。
【0032】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、簡便に地図データを特定して表示させることができる。
【0033】
また、請求項9に記載の発明は、コンピュータによって、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報の符号数が圧縮された圧縮符号情報を、当該緯度経度情報に変換する緯度経度情報の符号変換プログラムであって、前記コンピュータに前記圧縮符号情報が入力された場合に、前記コンピュータを、移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段、として機能させる構成を有している。
【0034】
この構成により、請求項9に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、前記特定された地域に基づいて格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定するとともに、決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換する。
【0035】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0036】
また、請求項10に記載の発明は、コンピュータによって、地図データを表示させる移動体用の地図データ表示制御プログラムであって、前記コンピュータに、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力された場合に、前記コンピュータを、前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信手段、受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段、前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得手段、前記取得した地図データの表示手段に表示させる表示制御手段、として機能させる構成を有している。
【0037】
この構成により、請求項10に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、特定された地域に基づいて決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換するとともに、変換された緯度経度情報に基づいて地図データを特定して表示する。
【0038】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、簡便に地図データを特定して表示させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、携帯電話などの携帯端末装置に対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0040】
まず、図1を用いて本実施形態における携帯端末装置の構成について説明する。
【0041】
なお、図1は本実施形態に係る携帯端末装置の概要構成を示すブロック図である。
【0042】
携帯端末装置100は、図1に示すように、アンテナATを介してGPS信号を受信して当該携帯端末装置100の現在位置を示す現在位置情報を算出するGPS受信部110と、電話公衆網回線やインターネット回線とアンテナATを介して通信を行う通信部120と、地図全体が分割された複数の地図データ(以下、部分地図データという。)を格納する地図データ格納部130と、格納された地図データおよびその他の画情報を表示する表示部140と、複数の操作キーを有する操作部150と、現在位置情報に基づいて操作キーによって入力された後述する圧縮符号情報を、緯度および経度を示す緯度経度情報に変換するデータ変換部160と、予め定めされたデータの読み出しおよび書き込みが行われるROM/RAM170と、変換した緯度経度情報に対応する地図データを表示する表示部140と、各部を総括的に制御するとともに、圧縮符号情報から緯度経度情報への変換制御を行うシステム制御部180と、を有している。
【0043】
なお、本実施形態のGPS受信部110は、本発明に係る受信手段を構成し、また、操作部150は、本発明に係る入力手段を構成する。また、本実施形態のシステム制御部180は、本発明に係る入力処理手段データ取得手段、および、表示制御手段を構成する。
【0044】
GPS受信部110は、GPSに属する複数の人工衛星からの航法電波(GPS信号)を、アンテナATを介して受信するとともに、この受信した電波に基づいて移動体の現在位置の擬似座標値を計算して当該携帯端末装置100の現在位置を現在位置情報として、システム制御部180を介して後述するエリアコード特定部161に出力するようになっている。
【0045】
なお、当該携帯端末装置100が自動車などの移動体に搭載されるナビゲーション装置の場合、受信したGPS信号に基づいて移動体の現在位置の擬似座標値を計算し、走行センサ、方位角センサおよび角度センサなどのセンサ部によって取得された走行速度、加速度、方位角および上下方向の移動状態などを特定して算出された疑似座標値を補正して現在位置を取得するようにしてもよい。
【0046】
通信部120は、アンテナATを介して電話公衆網回線およびインターネット回線と接続されるようになっており、図示しないマイクロホンから入力された音声または操作キーより入力された文字情報を含む画情報を送信するとともに、WebページやE−mailなど文字情報を含む画情報および音声を受信するようになっている。
【0047】
地図データ格納部130には、予め設定された分類により全体の地図データが複数のエリア毎(本願発明の区画エリアに相当)に、予め設定された面積毎の複数の部分地図データが格納されている。
【0048】
この地図データ格納部130は、システム制御部180の制御によって、データ変換部160にて変換された緯度経度情報に基づいて1の地図情報が検索されるようになっており、当該検索された場合には、該当する地図データを、システム制御部180を介して表示部140に出力するようになっている。
【0049】
なお、後述するように、本実施形態では、地図データ格納部130には、区画エリアの地域特性に基づいて1の部分地図データを構成する面積を変えて格納されており、例えば、都市部などの詳細な地図データを必要とする区画エリアでは、各部分地図データは25m2の面積を有し、山間部を有する郊外などの詳細な地図データが不必要な区画エリアでは、各部分地図データは100m2、400m22500m2の各面積を有している。
【0050】
また、本実施形態では、一般的には、詳細な地図情報を必要とするエリアにおいて、一の部分地図データの面積が25m2とすれば、当該部分地図データを表示させれば、ユーザが所望する場所を特定することができるとともに、詳細な地図情報を必要としないエリアでは、一の部分地図データの面積が最大2500m2であっても、任意の場所を特定することができるようになっている。
【0051】
表示部140は、例えば、CRTや液晶表示素子の表示画面と、これらの表示を制御する表示制御部とから構成され、地図データの他、文字情報および画情報などのコンテンツ情報等を表示するようになっている。
【0052】
この表示部140は、地図データを表示させる場合に、表示制御部の制御にしたがって地図データ等を種々の態様で表示画面に表示させるとともに、これに重畳して当該携帯端末装置100の位置やナビゲーションを行う場合には経路案内に必要な各種状態を表示するようになっている。
【0053】
具体的には、表示制御部がシステム制御部180の指示に基づいて液晶表示素子などの表示画面に表示すべき表示データを生成し、バッファメモリに一時的に保存しつつ、所定のタイミングでバッファメモリから表示データを読み出して表示画面に表示出力するようになっている。
【0054】
操作部150は、各種確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキーおよびその他の数字キーなどの多数のキーにより構成されており、ユーザはこの操作部150によって表示部140の画面操作および地図データの表示操作などその他の操作を行うことができるようになっている。特に、このテンキーによって地図データを表示部140に表示させる際の圧縮符号情報を示す数列が入力されるようになっている。
【0055】
なお、この圧縮符号情報は、例えば、タウン情報誌などの店舗の紹介欄に掲載させてユーザに提供されるようになっている。
【0056】
データ変換部160には、操作部150によって入力された圧縮符号情報とGPS受信部110によって算出された現在位置情報が入力されるようになっており、このデータ変換部160は、入力された現在位置情報に基づいて圧縮符号情報を緯度経度情報に変換してこの変換した緯度経度情報をシステム制御部180に出力するようになっている。
【0057】
なお、この圧縮符号情報は、後述するように最大8桁の予め提供される数列であるとともに、この緯度経度情報は、取得すべき地図データを特定するための情報であり、本実施形態では、緯度経度情報は、18桁の数列によって構成されている。
【0058】
また、本実施形態における圧縮符号情報から緯度経度情報に変換するデータ変換の原理、および、このデータ変換部160の構成および詳細な動作の詳細については、後述する。
【0059】
システム制御部180は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、GPS受信ポート、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、携帯端末装置100の全般的な機能を総括的に制御するようになっている。
【0060】
このシステム制御部180は、携帯端末装置100全体の動作を制御するようになっており、ROM/RAM170に格納される制御プログラムを読み出して各処理を実行し、当該ROM/RAM170に処理中のデータを一時的に保持するようになっている。
【0061】
なお、このROM/RAM170には、電話番号、E−mailなどの個人情報を名称に関連付けて格納することができるようになっている。
【0062】
システム制御部180は、具体的には、操作部150によって入力された予め設定された圧縮符号情報が入力された場合に、データ変換部160を制御してこの圧縮符号情報を緯度経度情報に変換させ、変換させた緯度経度情報に基づいて地図データ格納部130から該当する地図データを取得するとともに、取得した地図データを表示部140に表示させるようになっている。
【0063】
次に、図2および図3を用いて圧縮符号情報の構成および当該圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換原理の詳細について説明する。
【0064】
なお、図2および図3は、本実施形態における圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換原理を説明するための図である。
【0065】
地球上において、ユーザが所望する位置を地図によって表示させる場合には、通常、緯度および経度(以下、単に緯度経度という。)によって所望する位置を示し、それによりその所望する位置を含む地図を取得するようになっている。このように、ユーザが所望する位置に含まれる地図を緯度経度によって特定することが一般的である。また、通常、その特定には数列が用いられるようになっている。
【0066】
具体的には、図2(a)に示すように、東西南北による表記を考慮しないとすれば、緯度は、角度0度00分00秒00から180度00分00秒00で示され、経度は、予め定められた地点(グリニジ天文台)を通る子午面(基準子午面)を基準として角度0度00分00秒00から360度00分00秒00で示される。したがって、緯度および経度を数列で表す場合には、緯度経度とも9桁の数列が必要となり、任意の場所を特定する場合には、緯度および経度によって計18桁の数列が必要となる。
【0067】
しかしながら、ユーザがこの緯度経度の数列を入力し、その緯度および経度が含まれる所望する地図データを取得する場合には、常に、ユーザは18桁の数字を入力しなければならないので、入力を容易に行うことができないとともに、親和性が低く、入力エラーも発生しやすくなる。
【0068】
そこで、本実施形態では、緯度および経度によって任意の場所を特定する場合に、海洋部分などの地図データが不必要な部分を排除して国コードおよびエリアコード(本願発明のエリア情報に相当)の概念を取り入れるとともに、特定される1のエリア、すなわち、図2(b)に示すように1の部分エリアをさらに詳細なエリア(以下、分割エリア(本願発明の分割エリアに相当)という)に分割し、当該分割エリアを特定することによって任意の場所を特定させ、緯度経度の桁数を減少させるようになっている。
【0069】
すなわち、国コードおよびエリアコードと8桁の個別コードによって部分エリアを分類し、都市部などの詳細な地図情報の取得が望まれる地域では、詳細に(例えば、252m毎に)その部分エリアを分割するとともに、山間部を有する郊外などのそれほど詳細な地図情報の取得が望まれない地域では、ある程度の大きさ(例えば、2500m2毎に)にその部分エリアを分割するようになっている。
【0070】
したがって、本実施形態では、ユーザが入力した数列から1の分割エリアを特定することができれば、ユーザが所望する場所が特定されるので、その特定された場所に関連付けて地図データを取得させるようにすれば、ユーザが所望する場所の地図情報を表示させることができるようになっている。
【0071】
具体的には、地図を利用する場合には、陸地がほとんどであるため、海洋部分などの地図の情報として必要のない部分も多く、また、山岳地帯および砂漠などの詳細な部分が不必要な部分もある。
【0072】
地球の総面積Sは、
【数1】
S =127,411,466,000,000m2 ・・・(式1)
となり、緯度経度情報を示すときの符号情報の桁数は15となるが、上述のように地図データとして利用する陸地部分がおおよそ30%であるので、その誤差(5%)を考慮すると、
【数2】
S1=S×0.35=44,594,000,000,000m2・・・(式2)
となる。したがって、緯度経度情報によって任意の場所を特定するには、入力する符号情報の桁数は14となる。
【0073】
また、地球は球体であるため、図2(a)に示すように、緯度および経度は場所によって各単位に対する地理的距離が異なる。すなわち、緯度は北極および南極の極に近くなれば経度1度あたりの距離が短くなるため、緯度経度情報によって任意の場所を特定する場合に、低緯度と高緯度では、同じ桁数で特定されるべき場所の範囲が異なり、緯度経度情報を構成する場合に効率が悪いといった問題が生じる。
【0074】
したがって、本実施形態では、地図全体を複数の部分エリアに分割することによって、緯度および経度によらず、低緯度、高緯度によっても地理的距離を同一することができるメッシュデータを用いるようになっており、効率的に任意の場所を特定するようになっている。
【0075】
一方、全体の地図を、図2(b)に示すように、詳細な地図として各25m2毎の部分エリアによって構成させると、任意の場所の部分エリアを特定する場合に、その部分エリア数Pは、
【数3】
P =S1/5=1,783,760,000,000ポイント・・・(式3)
になる。したがって、この場合に任意の場所を特定するには、その符号情報の桁数は13となる。
【0076】
さらに、詳細な地図情報を必要とする部分と不必要な部分に分類し、例えば、詳細な地図情報を必要としない部分エリアの縮尺を詳細な地図情報を必要とする部分エリアの縮尺の最大100倍(最大2500m2)に設定すると、ポイント数は、
【数4】
P=S1/710=594,587,000,000 ポイント・・・(式4)
になる。しかしながら、この場合であっても、任意の場所を特定するには、その符号情報の桁数は12となる。
【0077】
なお、約710m2とは、地域特性に基づいて、地図全体を25m2、100m2、400m2、2500m2の4つの大きさの異なるエリアによって構成させた場合に、例えば、都市部において、各面積の出現確率に基づいて算出される平均的な1区分地域の面積を示し、この出現確率とは、各面積によって区画された部分エリアにおける分割エリアの存在する確率を示す平均的な値である。
【0078】
このように、上述のポイント数P1でさえも桁数が12となり、桁数が上述よりも少なくなるが、この桁数であっても任意の場所を特定するには、日常の使用場面で使いやすい数列とは言い難い。
【0079】
通常、携帯電話などの携帯端末装置100では、提供された国や地域で使用されることが前提となっているため、地図データを使用する場合にも、携帯端末装置100が提供される国や地域で利用されることがほとんどである。
【0080】
したがって、本実施形態では、上述のように、国コードとエリアコードの概念を取り入れ、地図全体を国およびエリアによって地図全体を部分エリア(本願発明の区画エリアに相当)として区画し、区画した1の部分エリアを複数の分割エリアに区画するとともに、1の分割エリアに以下のようなコード(以下、地図コードという。)を付与するようになっており、国コード以下の桁数を11として、任意の場所を特定する際の数列の桁数を減少させるようになっている。
【0081】
すなわち、部分エリアを構成する全ての分割エリアを一律に25m2として分割した(5mメッシュとした)場合に、11桁の桁数では、各国は、
【数5】
S全体 = 2,500,000km2 ・・・(式5)
の範囲まで区画することができるようになる。例えば、ロシア連邦の国土は、
【数6】
Sロシア = 1,708,000km2 ・・・(式6)
カナダの国土は、
【数7】
Sカナダ = 979,000km2 ・・・(式7)
中華人民共和国の国土は、
【数8】
S中国 = 960,000km2 ・・・(式8)
となるので、国毎に分割エリアを構築すれば、緯度経度を特定するための数列の桁数を11としても各国全土を25m2で分割エリアを構築させることができるようになる。
【0082】
また、日本において、北海道の総面積は、
【数9】
S北海道 = 83,451km2 ・・・(式9)
であるが、北海道全土を、緯度および経度における予め設定された各座標距離毎に複数の地域である部分エリアに区画すると、例えば、公衆網電話回線における固定電話用電話番号と同様に複数の部分エリアに区画すると、北海道全土を25m2で分割して分割エリアを構築したとしても、この地域を特定するコード(以下、エリアコードという。)以下のコードを8桁の数列によって付与することができる。
【0083】
通常、公衆網電話回線における固定電話用電話番号において、北海道では、札幌011から富良野0167まで50の地域に分類されている。本実施形態でも同様の区画エリアに基づいてエリアコードを付与すれば、北海道全土を25m2で分割して分割エリアを構築したとしても、エリアコード以下のコードを8桁の数列によって付与することができるようになる。
【0084】
このように、本実施形態では、国コードとエリアコードが予め指定されていれば、8桁の数列で構成された個別コードのみ入力することによって、任意の場所を特定すること、すなわち、分割エリアを特定することができるようになる。
【0085】
すなわち、本実施形態では、国コードについては、携帯端末装置100が提供される場所によって予め設定し、最大8桁の数列を入力する限りは、特に変更されず、エリアコードについては、GPS信号によって算出された現在位置情報に基づいて取得し、現在位置情報に関連付けてエリアコードを特定するようにすれば、分割エリアの地図コードを最大8桁の数列によって付与することができ、緯度および経度を特定することできようになる。
【0086】
したがって、本実施形態では、上述のように、国コード、エリアコードおよび個別コードを付与することよって、各部分地図データの面積を詳細にすることできるようになり、当該エリアコードを付与することによって各部分地図データを詳細な面積によって区分しても、十分に地図コードを付与することができるようになっている。
【0087】
さらに、本実施形態では、各部分エリアにおいて、各地域特性に基づいて各分割エリアの分割範囲を変えて構成させるようになっている。
【0088】
通常、25m2により地図データを表示すれば、経路誘導の目的地など所望する任意の場所を特定することができるので、本実施形態では、都市部などの詳細な地図情報を必要とする地域では、1の部分地図データを25m2の面積によって形成させるとともに、山間部を有する郊外などの詳細な地図情報を必要としない地域では、最大2500m2の面積によって形成させ、それぞれの各地図データを地図データ格納部130に格納させるようになっている。
【0089】
例えば、東京都や大阪府などの大都市部と、この東京都などの大都市の郊外では、道路や施設などの地図における情報量などの地域特性が異なるので、地図データ等の縮尺に応じて各特定地域の範囲、すなわち、分割エリアを変えるようになっている。
【0090】
すなわち、都市部であれば、より詳細な地図が必要となり、1の部分地図データは25m2の詳細なデータ(5mメッシュ)が必要になるが、郊外や山間部では、そのような詳細なデータは必要なく、最大2500m2の部分地図データ(50mメッシュ)で十分である。
【0091】
具体的には、本実施形態では、図3に示すように、同一のエリアコードが付された地域内において、その地域の地域特性に基づいて1の地図データ(上述の部分地図データ)によって特定すべき各分割エリア、すなわち、1の地図データによって表示されれば任意の場所を特定できる各分割エリアを設定して、エリアコード毎に、当該各分割エリアに対して1の個別コードを付しており、エリアコードと個別コードが特定されれば、任意の場所を特定することができるようになっている。したがって、本実施形態では、さらに桁数の圧縮を行うことができるようになっている。
【0092】
なお、本実施形態では、エリアコードが付された地域を、その地域特性によって25m2(5mメッシュ)、100m2(10mメッシュ)、400m2(20mメッシュ)および2500m2(50mメッシュ)の各面積を有する特定地域範囲に設定するようになっており、各特定地域範囲に個別コードを付与するようになっている。
【0093】
また、本実施形態では、後述するように、エリアコードが付された地域内の各特定地域範囲が区画された情報、すなわち、例えば、図3に示すように、エリアコードが付された地域内の各分割エリアの場所と面積に区分けされた情報を有する鍵情報をエリアコードに対応させれば、この鍵情報に基づいてエリアコード内の特定地域の区画を認識することができ、その特定地域の個別コードによって経度緯度情報を取得することができるようになっている。
【0094】
具体的には、本実施形態では、1の特定地域範囲が特定された場合には、各分割エリア内の最高緯度、最低経度の地点の緯度および経度を緯度経度情報として出力するようになっている。したがって、本実施形態では、ユーザが入力した圧縮符号情報から緯度経度情報に変換することができるので、後述するように、当該緯度経度情報に基づいて特定された分割エリアにおける地図データを取得することができるようになっている。
【0095】
また、本実施形態では、エリアコードが付された地域内の各分割エリアに付与された個別コードは、符号数の桁数を圧縮した圧縮処理および暗号化処理が行われており、エリアコードは、電話公衆網回線において付与される市外局番と同様な地域割り(エリアコードの付与)が為され、ユーザに対してエリアコードの境界を認知させやすくなっている。
【0096】
さらに、本実施形態では、エリアコードによるエリアを越えて任意の場所を特定する場合には、11桁の数列を入力させ、例えば、後述する方法によって特定されたエリアコードを破棄させるとともに、当該12桁の数列のうち、個別コードの8桁以外の符号情報によってエリアコードを設定するようになっており、複雑の処理を行わずに、当該各部を利用して任意の場所の地図を入手できるようになっている。
【0097】
次に、図4を用いて本実施形態のデータ変換部の構成およびその動作の詳細について説明する。
【0098】
なお、図4は、本実施形態におけるデータ変換部の構成を示すブロック図である。
【0099】
データ変換部160は、GPS受信部110によって算出された当該携帯端末装置100の現在位置に基づいて当該携帯端末装置100が存在する地域のエリアコードを特定するエリアコード特定部161と、操作部150のテンキーにより入力された圧縮符号情報の復号に用いる複数の鍵情報を格納する鍵情報格納部162と、特定されたエリアコードに基づいて鍵情報を決定する鍵情報決定部163と、決定した鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報をシステム制御部180に出力する復号化部164と、から構成され、各部はシステム制御部180の指示に基づいて制御されるようになっている。
【0100】
なお、本実施形態のエリアコード特定部161は、本発明に係る特定手段を構成し、鍵情報格納部162は、本発明に係る格納手段を構成する。また、本実施形態の鍵情報決定部163は、本発明に係る決定手段を構成し、復号化部164は、本発明の変換手段を構成する。
【0101】
エリアコード特定部161には、GPS受信部110によって当該携帯端末装置100の現在位置情報がシステム制御部180を介して入力されるようになっており、このエリアコード特定部161は、入力された現在位置情報に基づいてエリアコードを特定し、特定したエリアコードの情報(以下、単にエリアコードという。)を鍵情報決定部163および復号化部164に出力するようになっている。
【0102】
例えば、本実施形態では、エリアコードには、公衆網回線の固定電話において用いられている市外局番と同様の構成を使用するようになっており、エリアコード特定部161は、GPS受信部110によって取得した当該携帯端末装置100の現在位置情報に基づいて当該携帯端末装置100が存在するエリアを特定し、特定したエリアを最大4桁の数列で構成されたエリアコードを鍵情報決定部163に出力するようになっている。
【0103】
鍵情報格納部162には、エリアコードに対応する複数の鍵情報が格納されており、鍵情報決定部163の指示に基づいて内部の鍵情報が検索されて1の鍵情報が特定された場合に、この鍵情報格納部162は、その鍵情報を、鍵情報決定部163を介して復号化部164に出力するようになっている。
【0104】
なお、この鍵情報は、上述のように、エリアコードが付された地域内の各特定地域範囲が区画された情報を有しており、本実施形態では、この鍵情報に基づいてエリアコード内の特定地域の区画を認識することができるようになっている。
【0105】
鍵情報決定部163には、エリアコード特定部161において特定されたエリアコード情報が入力されるようになっており、この鍵情報決定部163は、入力されたエリアコード情報に基づいて、上述のように鍵情報格納部162に格納された複数の鍵情報の中から圧縮符号情報の復号に用いる鍵情報を決定し、決定した鍵情報を鍵情報格納部162から取得して復号化部164に出力するようになっている。
【0106】
復号化部164には、鍵情報決定部163において決定された鍵情報およびエリアコード特定部161に入力された圧縮符号情報および鍵情報に基づいて圧縮符号情報を緯度経度情報に復号するようになっており、復号によって取得した緯度経度情報をシステム制御部180に出力するようになっている。
【0107】
具体的には、復号化部164は、入力された圧縮符号情報を解凍して個別コードを取得するとともに、入力された鍵情報に基づいてエリアコード内の各分割エリアの位置および面積(本願発明の分割情報に相当)を認識し、当該取得した個別コードによりエリアコード内の1の分割エリアを特定するようになっており、特定した1の分割エリアの予め定められた経度緯度情報をシステム制御部180に出力するようになっている。
【0108】
なお、本実施形態では、各分割エリア内の最高緯度、最低経度の地点の緯度および経度を緯度経度情報として出力するようになっている。
【0109】
次に、図5を用いて本実施形態の携帯端末装置における圧縮符号情報に基づいてデータ変換動作を含む地図データを表示する表示動作について説明する。
【0110】
なお、図5は本実施形態のデータ変換動作を含む表示動作を示すフローチャートである。
【0111】
また、以下の動作では、ユーザにタウン情報誌などの刊行物によって圧縮符号情報が提供されているものとし、その圧縮符号情報によって特定される部分地図データを含む複数の部分地図データが地図データ格納部130に格納されているものとする。
【0112】
まず、ユーザによってタウン情報誌などの刊行物から国コードおよびエリアコードを除く地図コード(圧縮符号情報)が操作部150のテンキーを介してシステム制御部180に入力されると(ステップS11)、システム制御部180は、入力された時点の携帯端末装置100の現在位置情報をGPS受信部110から取得する(ステップS12)。
【0113】
本実施形態では、GPS受信部110は、予め定められた時間間隔毎に当該携帯端末装置100の現在位置情報を取得し、システム制御部180の制御に基づいて、当該圧縮符号情報が入力された時点の携帯端末装置100の現在位置情報をシステム制御部180に出力する。
【0114】
なお、GPS受信部110は、予め定められた時間間隔毎に当該携帯端末装置100の現在位置情報を取得して当該圧縮符号情報が入力されたときの現在位置情報を出力する点に変えて、当該圧縮符号情報が入力された場合に、携帯端末装置100の現在位置情報を算出してシステム制御部180に出力するようにしてもよい。
【0115】
次いで、システム制御部180は、当該圧縮符号情報から緯度経度情報に変換させるために、取得した携帯端末装置100の現在位置情報と入力された圧縮符号情報をデータ変換部160に出力する(ステップS13)。
【0116】
次いで、データ変換部160は、現在位置情報と圧縮符号情報が入力された場合に以下の当該圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換動作(以下、単にデータ変換動作という。)を行う。
【0117】
まず、エリアコード特定部161に現在位置情報と圧縮符号情報が入力されると、エリアコード特定部161は、入力された現在位置情報に基づいてエリアコードを特定し、エリアコードを鍵情報決定部163に出力するとともに、圧縮符号情報を復号化部164に出力する(ステップS14)。
【0118】
なお、8桁以上の圧縮符号情報、すなわち、エリアコードを含むエリアコードと個別コードとからなる地図コードが入力された場合には、エリアコード特定部161は、エリアコードと個別コードを分離して個別コードを復号化部164に出力するとともに、エリアコードを鍵情報決定部163に出力し、入力された現在位置情報を破棄する。
【0119】
次いで、鍵情報決定部163にエリアコードが入力されると、鍵情報決定部163は、エリアコードに基づいて鍵情報格納部162を検索するとともに、該当する鍵情報を復号化部164に出力する(ステップS15)。
【0120】
なお、鍵情報決定部163は、該当する鍵情報が鍵情報格納部162に存在しない場合には、当該変換動作を終了し、システム制御部180は、表示動作を中止する。
【0121】
次いで、復号化部164に圧縮符号情報および検索された鍵情報が入力されると、具体的には、復号化部164に圧縮符号情報が入力され、鍵情報決定部163から出力された鍵情報が入力されると、復号化部164は、入力された圧縮符号情報から個別データを解凍し、入力された鍵情報に基づいてエリアコードが付与された地域の各分割エリアの場所および面積を認識するとともに、認識した各分割エリアと解凍した個別コードとに基づいて特定地域を特定して、上述のように、特定した特定地域の緯度経度情報を取得する(ステップS16)。
【0122】
なお、本実施形態では、復号化部164は、特定された分割エリアの最高緯度および最低経度の緯度経度情報、すなわち、所望する場所を含む分割エリアの最高緯度および最低経度の緯度経度情報を取得する。
【0123】
次いで、復号化部164は、圧縮符号情報に基づいて緯度経度情報を取得、すなわち、圧縮符号情報を緯度経度情報に変換すると、この変換された緯度経度情報をシステム制御部180に出力し、データ変換部160は、データ変換動作を終了する(ステップS17)。
【0124】
次いで、システム制御部180は、入力された緯度経度情報に基づいて地図データ格納部130から該当する地図データを取得し、取得した地図データを表示部140に出力して当該地図データを表示させ(ステップS18)、本動作を終了させる。
【0125】
以上本実施形態によれば、携帯端末装置100の現在位置に基づいて予め区画された複数のエリアコードの中から当該携帯端末装置100が存在する区画エリアコードを特定し、特定されたエリアコードに基づいて決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換するとともに、変換された緯度経度情報に基づいて地図データを特定して表示することができる。
【0126】
したがって、エリアコードが入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、簡便に地図データを特定して表示させることができる。
【0127】
また、本実施形態では、鍵情報に基づいて前記特定された部分エリアの分割情報に基づいて圧縮符号情報を復号することができるとともに、圧縮符号情報に基づいて前記認識した分割エリアの中から1の分割エリアを特定することができ、特定された分割エリアに予め設定された緯度経度情報を出力することができるので、鍵情報に基づいて区画エリアの各分割エリアを把握することができ、各分割エリアに圧縮符号情報を対応付ければ、緯度経度情報より少ない符号数によっても、緯度経度情報を特定することができる。
【0128】
したがって、区分された各地図データに関連付けて緯度経度情報を特定することができ、緯度経度情報によって地図データを特定することによって任意の場所を特定することができるので、緯度経度情報の情報量を少なくすることができる。
【0129】
なお、本実施形態では、GPS受信部110によって取得した携帯端末装置100の現在位置情報に基づいて地図データ表示動作におけるデータ変換動作を行っているが、圧縮符号情報が入力されたときに、通信部120を介して予め定められたサーバ装置にアクセスし、当該携帯端末装置100が存在するエリアコードを取得してこのエリアコードをデータ変換部160に出力してもよい。
【0130】
この場合、エリアコード特定部161は、圧縮符号情報とともにエリアコードが操作部150によって入力された場合と同様に、個別コードを復号化部164に出力するとともに、エリアコードを鍵情報決定部163に出力するようになっている。
【0131】
また、本実施形態では、携帯端末装置100に地図データ格納部130を設けているが、勿論、任意の場所に固定設置されたサーバ装置に地図データ格納部130を設け、公衆電話網回線またはインターネット回線を介して地図データを取得するようにしてもよい。さらに、データ変換を行うデータ変換部160もサーバ装置に備え、地図データと同様に、サーバ装置に処理させて、処理結果または処理した後の地図データを取得するようにしてもよい。
【0132】
また、本実施形態では、圧縮符号情報から緯度経度情報に変換する変換する動作をデータ変換部160において実行するようになっているが、鍵情報を格納する記録媒体を有する装置にコンピュータおよび情報記録媒体を備え、この情報記録媒体に上述のデータ変換動作および地図表示動作を制御する制御プログラムを格納し、このコンピュータで当該制御プログラムを読み込むことによって上述と同様の変換動作および地図表示動作を行うようにしてもよい。
【0133】
【発明の効果】
以上説明したように、本願の発明によれば、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯端末装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】一実施形態における圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換原理を説明するための図(I)である。
【図3】一実施形態における圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換原理を説明するための図(II)である。
【図4】一実施形態におけるデータ変換部の構成を示すブロック図である。
【図5】一実施形態のデータ変換動作を含む表示動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 … 携帯端末装置
110 … GPS受信部(受信手段)
120 … 通信部
130 … 地図データ格納部
140 … 表示部
150 … 操作部(入力手段)
160 … データ変換部
161 … エリアデータ格納部(特定手段)
162 … 鍵情報格納部(格納手段)
163 … 鍵情報決定部(決定手段)
164 … 復号化部(変換手段)
170 … ROM/RAM
180 … システム制御部(入力処理手段、データ取得手段、表示制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図データを表示する表示装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、レストラン、ホテルまたは小売店など(以下、レストラン等という。)を紹介するタウン情報などを掲載した情報雑誌が数多く刊行されている。このような刊行物にタウン情報が掲載される場合には、レストラン等の場所を特定するために、住所や電話番号の他に、地図が掲載されている。また、当該刊行物に地図が掲載されていない場合であっても、インターネットのホームページアドレスが掲載されており、携帯端末装置やパーソナルコンピュータなどを介してホームページにアクセスすれば、地図などのレストラン等の場所を特定する情報を取得することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような場合に、通常、レストラン等の地図を携帯するためには刊行物に掲載された地図を切り取るか、または、携帯端末装置においてホームページ等にアクセスして地図データを取得する必要があり、ユーザの手間が煩雑になるとともに、特に、ホームページにアクセスして地図を取得するには、通信回線を使用、すなわち、オンラインにする必要が生じ、通信コストが発生するという問題を有していた。
【0004】
一方、ナビゲーション装置やコンピュータ用の地図ソフトなどの地図データを格納したデータベースを有している装置であっても、レストラン等や目的地などの特定の場所の地図を特定する場合に、取得を希望する場所の住所やその周辺の駅や公共施設などのランドマークを指定することによって当該取得する地図データを特定するようになっているため、住所を入力するまたは駅や公共施設などのランドマークを指定するという操作が発生する。したがって、ユーザの操作が煩雑になるとともに、ユーザが操作手順を覚える必要があり、特に、操作手順が不明な場合にはマニュアルを参照しつつ操作しなければならないので、容易にかつ簡便に利用することができないという問題を有していた。
【0005】
また、容易にかつ簡便に地図データを特定する方法に、バーコードなどの特殊な記号を用いることによって行う方法もあるが、ナビゲーション装置や携帯端末装置にバーコードを読み取る特殊な装置を具備させる必要があるとともに、バーコードなどの特殊な記号を提示した情報誌などの媒体も提供しなければならないという問題が生ずる。
【0006】
本発明は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例としては、地図データを容易にかつ簡便に特定して表示することのできる地図データ表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力される入力処理手段と、移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段と、前記圧縮符号情報を復号するための複数の鍵情報を格納する格納手段と、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて前記格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段と、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段と、を備えた構成を有している。
【0008】
この構成により、請求項1に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、前記特定された地域に基づいて格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定するとともに、決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換する。
【0009】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の緯度経度情報用符号変換装置において、前記格納手段には、前記各区画エリアが地域特性に基づいて複数に分割された分割エリア示す分割情報を有する前記鍵情報が格納されている場合に、前記変換手段が、前記鍵情報に基づいて前記特定された区画エリアの前記分割情報に基づいて、前記圧縮符号情報を復号する構成を有している。
【0011】
この構成により、請求項2に記載の発明では、各地域特性に基づいて前記区画エリアが形成されている場合に、鍵情報に基づいて特定された区画エリアの分割エリアを認識することができるので、入力された圧縮符号情報を容易に緯度経度情報に変換することができる。
【0012】
通常、都市部などの詳細な地図データが必要とする地域では、特定されるべき候補地が多いため、詳細に緯度経度情報を設定する必要があるが、山間部を有する郊外など詳細な地図データが不必要な地域では、特定されるべき候補地が少ないため、詳細に緯度経度情報を設定しなくても任意の場所を特定することができる。
【0013】
したがって、都市部などの詳細な地図データが必要とする地域は分割エリアを狭くするとともに、山間部を有する郊外など詳細な地図データが不必要な地域は、分割エリアを広くするなど地域特性に基づいて区画エリアを設定すれば、緯度経度情報より少ない符号数によっても、緯度経度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の緯度経度情報用符号変換装置において、前記入力処理手段には、数字によって構成されている前記圧縮符号情報が入力される構成を有している。
【0015】
この構成により、圧縮符号情報が緯度経度情報より桁数の少ない数字で入力することができるので、親和性の高い符号によって緯度経度情報を入力することができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、移動体に搭載され、地図データを表示する地図データ表示装置であって、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報を入力する入力手段と、前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信手段と、受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段と、前記圧縮符号情報を復号するための複数の鍵情報を格納する格納手段と、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて前記格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段と、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段と、前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得手段と、前記取得した地図データを表示する表示手段と、を備えた構成を有している。
【0017】
この構成により、請求項4に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、特定された地域に基づいて決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換するとともに、変換された緯度経度情報に基づいて地図データを特定して表示する。
【0018】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、簡便に地図データを特定して表示させることができる。
【0019】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の移動体用地図データ表示装置において、前記格納手段には、前記各区画エリアが地域特性に基づいて複数に分割された分割エリア示す分割情報を有する前記鍵情報が格納されている場合に、前記変換手段が、前記鍵情報に基づいて前記特定された区画エリアの前記分割情報に基づいて前記圧縮符号情報を復号する構成を有している。
【0020】
この構成により、請求項5に記載の発明では、各地域特性に基づいて前記区画エリアが形成されている場合に、鍵情報に基づいて特定された区画エリアの分割エリアを認識することができるので、入力された圧縮符号情報を容易に緯度経度情報に変換することができる。
【0021】
通常、都市部などの詳細な地図データが必要とする地域では、特定されるべき候補地が多いため、詳細に緯度経度情報を設定する必要があるが、山間部を有する郊外など詳細な地図データが不必要な地域では、特定されるべき候補地が少ないため、詳細に緯度経度情報を設定しなくても任意の場所を特定することができる。
【0022】
したがって、都市部などの詳細な地図データが必要とする地域は分割エリアを狭くするとともに、山間部を有する郊外など詳細な地図データが不必要な地域は、分割エリアを広くするなど地域特性に基づいて区画エリアを設定すれば、緯度経度情報より少ない符号数によっても、緯度経度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、任意の場所を容易に特定することが可能な地図データを簡便に特定して表示させることができる。
【0023】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の移動体用地図データ表示装置において、前記変換手段が、前記決定された鍵情報に基づいて特定された区画エリアの各分割エリアを認識する認識手段と、前記圧縮符号情報に基づいて前記認識した分割エリアの中から1の分割エリアを特定する特定手段と、前記特定された分割エリアに予め設定された緯度経度情報を出力する出力手段と、を有する構成をしている。
【0024】
この構成により、請求項6に記載の発明は、決定された鍵情報に基づいて特定された区画エリアの各分割エリアを認識し、圧縮符号情報に基づいて前記認識した分割エリアの中から1の分割エリアを特定するとともに、特定された分割エリアに予め設定された緯度経度情報を出力する。
【0025】
したがって、鍵情報に基づいて区画エリアの各分割エリアを把握することができるので、各分割エリアに圧縮符号情報を対応付ければ、緯度経度情報より少ない符号数によっても、緯度経度情報を特定することができるとともに、区分された各地図データに関連付けて緯度経度情報を特定することができるので、緯度経度情報によって地図データを特定することによって任意の場所を特定することができる。
【0026】
この結果、緯度経度情報の情報量を少なくすることができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、任意の場所を容易に特定することが可能な地図データを簡便に特定して表示させることができる。
【0027】
また、請求項7に記載の発明は、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力される入力処理工程と、移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定処理工程と、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定処理工程と、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換工程と、を含む構成を有している。
【0028】
この構成により、請求項7に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、前記特定された地域に基づいて格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定するとともに、決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換する。
【0029】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0030】
また、請求項8に記載の発明は、移動体に搭載され、地図データを表示する地図データ表示方法であって、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報を入力する入力工程と、前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信工程と、受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定処理工程と、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定処理工程と、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換工程と、前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得工程と、前記取得した地図データを表示する表示工程と、を含む構成を有している。
【0031】
この構成により、請求項8に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、特定された地域に基づいて決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換するとともに、変換された緯度経度情報に基づいて地図データを特定して表示する。
【0032】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、簡便に地図データを特定して表示させることができる。
【0033】
また、請求項9に記載の発明は、コンピュータによって、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報の符号数が圧縮された圧縮符号情報を、当該緯度経度情報に変換する緯度経度情報の符号変換プログラムであって、前記コンピュータに前記圧縮符号情報が入力された場合に、前記コンピュータを、移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段、として機能させる構成を有している。
【0034】
この構成により、請求項9に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、前記特定された地域に基づいて格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定するとともに、決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換する。
【0035】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【0036】
また、請求項10に記載の発明は、コンピュータによって、地図データを表示させる移動体用の地図データ表示制御プログラムであって、前記コンピュータに、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力された場合に、前記コンピュータを、前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信手段、受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段、前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段、前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段、前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得手段、前記取得した地図データの表示手段に表示させる表示制御手段、として機能させる構成を有している。
【0037】
この構成により、請求項10に記載の発明では、移動体の現在位置に基づいて予め区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定し、特定された地域に基づいて決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換するとともに、変換された緯度経度情報に基づいて地図データを特定して表示する。
【0038】
したがって、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、簡便に地図データを特定して表示させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、携帯電話などの携帯端末装置に対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0040】
まず、図1を用いて本実施形態における携帯端末装置の構成について説明する。
【0041】
なお、図1は本実施形態に係る携帯端末装置の概要構成を示すブロック図である。
【0042】
携帯端末装置100は、図1に示すように、アンテナATを介してGPS信号を受信して当該携帯端末装置100の現在位置を示す現在位置情報を算出するGPS受信部110と、電話公衆網回線やインターネット回線とアンテナATを介して通信を行う通信部120と、地図全体が分割された複数の地図データ(以下、部分地図データという。)を格納する地図データ格納部130と、格納された地図データおよびその他の画情報を表示する表示部140と、複数の操作キーを有する操作部150と、現在位置情報に基づいて操作キーによって入力された後述する圧縮符号情報を、緯度および経度を示す緯度経度情報に変換するデータ変換部160と、予め定めされたデータの読み出しおよび書き込みが行われるROM/RAM170と、変換した緯度経度情報に対応する地図データを表示する表示部140と、各部を総括的に制御するとともに、圧縮符号情報から緯度経度情報への変換制御を行うシステム制御部180と、を有している。
【0043】
なお、本実施形態のGPS受信部110は、本発明に係る受信手段を構成し、また、操作部150は、本発明に係る入力手段を構成する。また、本実施形態のシステム制御部180は、本発明に係る入力処理手段データ取得手段、および、表示制御手段を構成する。
【0044】
GPS受信部110は、GPSに属する複数の人工衛星からの航法電波(GPS信号)を、アンテナATを介して受信するとともに、この受信した電波に基づいて移動体の現在位置の擬似座標値を計算して当該携帯端末装置100の現在位置を現在位置情報として、システム制御部180を介して後述するエリアコード特定部161に出力するようになっている。
【0045】
なお、当該携帯端末装置100が自動車などの移動体に搭載されるナビゲーション装置の場合、受信したGPS信号に基づいて移動体の現在位置の擬似座標値を計算し、走行センサ、方位角センサおよび角度センサなどのセンサ部によって取得された走行速度、加速度、方位角および上下方向の移動状態などを特定して算出された疑似座標値を補正して現在位置を取得するようにしてもよい。
【0046】
通信部120は、アンテナATを介して電話公衆網回線およびインターネット回線と接続されるようになっており、図示しないマイクロホンから入力された音声または操作キーより入力された文字情報を含む画情報を送信するとともに、WebページやE−mailなど文字情報を含む画情報および音声を受信するようになっている。
【0047】
地図データ格納部130には、予め設定された分類により全体の地図データが複数のエリア毎(本願発明の区画エリアに相当)に、予め設定された面積毎の複数の部分地図データが格納されている。
【0048】
この地図データ格納部130は、システム制御部180の制御によって、データ変換部160にて変換された緯度経度情報に基づいて1の地図情報が検索されるようになっており、当該検索された場合には、該当する地図データを、システム制御部180を介して表示部140に出力するようになっている。
【0049】
なお、後述するように、本実施形態では、地図データ格納部130には、区画エリアの地域特性に基づいて1の部分地図データを構成する面積を変えて格納されており、例えば、都市部などの詳細な地図データを必要とする区画エリアでは、各部分地図データは25m2の面積を有し、山間部を有する郊外などの詳細な地図データが不必要な区画エリアでは、各部分地図データは100m2、400m22500m2の各面積を有している。
【0050】
また、本実施形態では、一般的には、詳細な地図情報を必要とするエリアにおいて、一の部分地図データの面積が25m2とすれば、当該部分地図データを表示させれば、ユーザが所望する場所を特定することができるとともに、詳細な地図情報を必要としないエリアでは、一の部分地図データの面積が最大2500m2であっても、任意の場所を特定することができるようになっている。
【0051】
表示部140は、例えば、CRTや液晶表示素子の表示画面と、これらの表示を制御する表示制御部とから構成され、地図データの他、文字情報および画情報などのコンテンツ情報等を表示するようになっている。
【0052】
この表示部140は、地図データを表示させる場合に、表示制御部の制御にしたがって地図データ等を種々の態様で表示画面に表示させるとともに、これに重畳して当該携帯端末装置100の位置やナビゲーションを行う場合には経路案内に必要な各種状態を表示するようになっている。
【0053】
具体的には、表示制御部がシステム制御部180の指示に基づいて液晶表示素子などの表示画面に表示すべき表示データを生成し、バッファメモリに一時的に保存しつつ、所定のタイミングでバッファメモリから表示データを読み出して表示画面に表示出力するようになっている。
【0054】
操作部150は、各種確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキーおよびその他の数字キーなどの多数のキーにより構成されており、ユーザはこの操作部150によって表示部140の画面操作および地図データの表示操作などその他の操作を行うことができるようになっている。特に、このテンキーによって地図データを表示部140に表示させる際の圧縮符号情報を示す数列が入力されるようになっている。
【0055】
なお、この圧縮符号情報は、例えば、タウン情報誌などの店舗の紹介欄に掲載させてユーザに提供されるようになっている。
【0056】
データ変換部160には、操作部150によって入力された圧縮符号情報とGPS受信部110によって算出された現在位置情報が入力されるようになっており、このデータ変換部160は、入力された現在位置情報に基づいて圧縮符号情報を緯度経度情報に変換してこの変換した緯度経度情報をシステム制御部180に出力するようになっている。
【0057】
なお、この圧縮符号情報は、後述するように最大8桁の予め提供される数列であるとともに、この緯度経度情報は、取得すべき地図データを特定するための情報であり、本実施形態では、緯度経度情報は、18桁の数列によって構成されている。
【0058】
また、本実施形態における圧縮符号情報から緯度経度情報に変換するデータ変換の原理、および、このデータ変換部160の構成および詳細な動作の詳細については、後述する。
【0059】
システム制御部180は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、GPS受信ポート、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、携帯端末装置100の全般的な機能を総括的に制御するようになっている。
【0060】
このシステム制御部180は、携帯端末装置100全体の動作を制御するようになっており、ROM/RAM170に格納される制御プログラムを読み出して各処理を実行し、当該ROM/RAM170に処理中のデータを一時的に保持するようになっている。
【0061】
なお、このROM/RAM170には、電話番号、E−mailなどの個人情報を名称に関連付けて格納することができるようになっている。
【0062】
システム制御部180は、具体的には、操作部150によって入力された予め設定された圧縮符号情報が入力された場合に、データ変換部160を制御してこの圧縮符号情報を緯度経度情報に変換させ、変換させた緯度経度情報に基づいて地図データ格納部130から該当する地図データを取得するとともに、取得した地図データを表示部140に表示させるようになっている。
【0063】
次に、図2および図3を用いて圧縮符号情報の構成および当該圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換原理の詳細について説明する。
【0064】
なお、図2および図3は、本実施形態における圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換原理を説明するための図である。
【0065】
地球上において、ユーザが所望する位置を地図によって表示させる場合には、通常、緯度および経度(以下、単に緯度経度という。)によって所望する位置を示し、それによりその所望する位置を含む地図を取得するようになっている。このように、ユーザが所望する位置に含まれる地図を緯度経度によって特定することが一般的である。また、通常、その特定には数列が用いられるようになっている。
【0066】
具体的には、図2(a)に示すように、東西南北による表記を考慮しないとすれば、緯度は、角度0度00分00秒00から180度00分00秒00で示され、経度は、予め定められた地点(グリニジ天文台)を通る子午面(基準子午面)を基準として角度0度00分00秒00から360度00分00秒00で示される。したがって、緯度および経度を数列で表す場合には、緯度経度とも9桁の数列が必要となり、任意の場所を特定する場合には、緯度および経度によって計18桁の数列が必要となる。
【0067】
しかしながら、ユーザがこの緯度経度の数列を入力し、その緯度および経度が含まれる所望する地図データを取得する場合には、常に、ユーザは18桁の数字を入力しなければならないので、入力を容易に行うことができないとともに、親和性が低く、入力エラーも発生しやすくなる。
【0068】
そこで、本実施形態では、緯度および経度によって任意の場所を特定する場合に、海洋部分などの地図データが不必要な部分を排除して国コードおよびエリアコード(本願発明のエリア情報に相当)の概念を取り入れるとともに、特定される1のエリア、すなわち、図2(b)に示すように1の部分エリアをさらに詳細なエリア(以下、分割エリア(本願発明の分割エリアに相当)という)に分割し、当該分割エリアを特定することによって任意の場所を特定させ、緯度経度の桁数を減少させるようになっている。
【0069】
すなわち、国コードおよびエリアコードと8桁の個別コードによって部分エリアを分類し、都市部などの詳細な地図情報の取得が望まれる地域では、詳細に(例えば、252m毎に)その部分エリアを分割するとともに、山間部を有する郊外などのそれほど詳細な地図情報の取得が望まれない地域では、ある程度の大きさ(例えば、2500m2毎に)にその部分エリアを分割するようになっている。
【0070】
したがって、本実施形態では、ユーザが入力した数列から1の分割エリアを特定することができれば、ユーザが所望する場所が特定されるので、その特定された場所に関連付けて地図データを取得させるようにすれば、ユーザが所望する場所の地図情報を表示させることができるようになっている。
【0071】
具体的には、地図を利用する場合には、陸地がほとんどであるため、海洋部分などの地図の情報として必要のない部分も多く、また、山岳地帯および砂漠などの詳細な部分が不必要な部分もある。
【0072】
地球の総面積Sは、
【数1】
S =127,411,466,000,000m2 ・・・(式1)
となり、緯度経度情報を示すときの符号情報の桁数は15となるが、上述のように地図データとして利用する陸地部分がおおよそ30%であるので、その誤差(5%)を考慮すると、
【数2】
S1=S×0.35=44,594,000,000,000m2・・・(式2)
となる。したがって、緯度経度情報によって任意の場所を特定するには、入力する符号情報の桁数は14となる。
【0073】
また、地球は球体であるため、図2(a)に示すように、緯度および経度は場所によって各単位に対する地理的距離が異なる。すなわち、緯度は北極および南極の極に近くなれば経度1度あたりの距離が短くなるため、緯度経度情報によって任意の場所を特定する場合に、低緯度と高緯度では、同じ桁数で特定されるべき場所の範囲が異なり、緯度経度情報を構成する場合に効率が悪いといった問題が生じる。
【0074】
したがって、本実施形態では、地図全体を複数の部分エリアに分割することによって、緯度および経度によらず、低緯度、高緯度によっても地理的距離を同一することができるメッシュデータを用いるようになっており、効率的に任意の場所を特定するようになっている。
【0075】
一方、全体の地図を、図2(b)に示すように、詳細な地図として各25m2毎の部分エリアによって構成させると、任意の場所の部分エリアを特定する場合に、その部分エリア数Pは、
【数3】
P =S1/5=1,783,760,000,000ポイント・・・(式3)
になる。したがって、この場合に任意の場所を特定するには、その符号情報の桁数は13となる。
【0076】
さらに、詳細な地図情報を必要とする部分と不必要な部分に分類し、例えば、詳細な地図情報を必要としない部分エリアの縮尺を詳細な地図情報を必要とする部分エリアの縮尺の最大100倍(最大2500m2)に設定すると、ポイント数は、
【数4】
P=S1/710=594,587,000,000 ポイント・・・(式4)
になる。しかしながら、この場合であっても、任意の場所を特定するには、その符号情報の桁数は12となる。
【0077】
なお、約710m2とは、地域特性に基づいて、地図全体を25m2、100m2、400m2、2500m2の4つの大きさの異なるエリアによって構成させた場合に、例えば、都市部において、各面積の出現確率に基づいて算出される平均的な1区分地域の面積を示し、この出現確率とは、各面積によって区画された部分エリアにおける分割エリアの存在する確率を示す平均的な値である。
【0078】
このように、上述のポイント数P1でさえも桁数が12となり、桁数が上述よりも少なくなるが、この桁数であっても任意の場所を特定するには、日常の使用場面で使いやすい数列とは言い難い。
【0079】
通常、携帯電話などの携帯端末装置100では、提供された国や地域で使用されることが前提となっているため、地図データを使用する場合にも、携帯端末装置100が提供される国や地域で利用されることがほとんどである。
【0080】
したがって、本実施形態では、上述のように、国コードとエリアコードの概念を取り入れ、地図全体を国およびエリアによって地図全体を部分エリア(本願発明の区画エリアに相当)として区画し、区画した1の部分エリアを複数の分割エリアに区画するとともに、1の分割エリアに以下のようなコード(以下、地図コードという。)を付与するようになっており、国コード以下の桁数を11として、任意の場所を特定する際の数列の桁数を減少させるようになっている。
【0081】
すなわち、部分エリアを構成する全ての分割エリアを一律に25m2として分割した(5mメッシュとした)場合に、11桁の桁数では、各国は、
【数5】
S全体 = 2,500,000km2 ・・・(式5)
の範囲まで区画することができるようになる。例えば、ロシア連邦の国土は、
【数6】
Sロシア = 1,708,000km2 ・・・(式6)
カナダの国土は、
【数7】
Sカナダ = 979,000km2 ・・・(式7)
中華人民共和国の国土は、
【数8】
S中国 = 960,000km2 ・・・(式8)
となるので、国毎に分割エリアを構築すれば、緯度経度を特定するための数列の桁数を11としても各国全土を25m2で分割エリアを構築させることができるようになる。
【0082】
また、日本において、北海道の総面積は、
【数9】
S北海道 = 83,451km2 ・・・(式9)
であるが、北海道全土を、緯度および経度における予め設定された各座標距離毎に複数の地域である部分エリアに区画すると、例えば、公衆網電話回線における固定電話用電話番号と同様に複数の部分エリアに区画すると、北海道全土を25m2で分割して分割エリアを構築したとしても、この地域を特定するコード(以下、エリアコードという。)以下のコードを8桁の数列によって付与することができる。
【0083】
通常、公衆網電話回線における固定電話用電話番号において、北海道では、札幌011から富良野0167まで50の地域に分類されている。本実施形態でも同様の区画エリアに基づいてエリアコードを付与すれば、北海道全土を25m2で分割して分割エリアを構築したとしても、エリアコード以下のコードを8桁の数列によって付与することができるようになる。
【0084】
このように、本実施形態では、国コードとエリアコードが予め指定されていれば、8桁の数列で構成された個別コードのみ入力することによって、任意の場所を特定すること、すなわち、分割エリアを特定することができるようになる。
【0085】
すなわち、本実施形態では、国コードについては、携帯端末装置100が提供される場所によって予め設定し、最大8桁の数列を入力する限りは、特に変更されず、エリアコードについては、GPS信号によって算出された現在位置情報に基づいて取得し、現在位置情報に関連付けてエリアコードを特定するようにすれば、分割エリアの地図コードを最大8桁の数列によって付与することができ、緯度および経度を特定することできようになる。
【0086】
したがって、本実施形態では、上述のように、国コード、エリアコードおよび個別コードを付与することよって、各部分地図データの面積を詳細にすることできるようになり、当該エリアコードを付与することによって各部分地図データを詳細な面積によって区分しても、十分に地図コードを付与することができるようになっている。
【0087】
さらに、本実施形態では、各部分エリアにおいて、各地域特性に基づいて各分割エリアの分割範囲を変えて構成させるようになっている。
【0088】
通常、25m2により地図データを表示すれば、経路誘導の目的地など所望する任意の場所を特定することができるので、本実施形態では、都市部などの詳細な地図情報を必要とする地域では、1の部分地図データを25m2の面積によって形成させるとともに、山間部を有する郊外などの詳細な地図情報を必要としない地域では、最大2500m2の面積によって形成させ、それぞれの各地図データを地図データ格納部130に格納させるようになっている。
【0089】
例えば、東京都や大阪府などの大都市部と、この東京都などの大都市の郊外では、道路や施設などの地図における情報量などの地域特性が異なるので、地図データ等の縮尺に応じて各特定地域の範囲、すなわち、分割エリアを変えるようになっている。
【0090】
すなわち、都市部であれば、より詳細な地図が必要となり、1の部分地図データは25m2の詳細なデータ(5mメッシュ)が必要になるが、郊外や山間部では、そのような詳細なデータは必要なく、最大2500m2の部分地図データ(50mメッシュ)で十分である。
【0091】
具体的には、本実施形態では、図3に示すように、同一のエリアコードが付された地域内において、その地域の地域特性に基づいて1の地図データ(上述の部分地図データ)によって特定すべき各分割エリア、すなわち、1の地図データによって表示されれば任意の場所を特定できる各分割エリアを設定して、エリアコード毎に、当該各分割エリアに対して1の個別コードを付しており、エリアコードと個別コードが特定されれば、任意の場所を特定することができるようになっている。したがって、本実施形態では、さらに桁数の圧縮を行うことができるようになっている。
【0092】
なお、本実施形態では、エリアコードが付された地域を、その地域特性によって25m2(5mメッシュ)、100m2(10mメッシュ)、400m2(20mメッシュ)および2500m2(50mメッシュ)の各面積を有する特定地域範囲に設定するようになっており、各特定地域範囲に個別コードを付与するようになっている。
【0093】
また、本実施形態では、後述するように、エリアコードが付された地域内の各特定地域範囲が区画された情報、すなわち、例えば、図3に示すように、エリアコードが付された地域内の各分割エリアの場所と面積に区分けされた情報を有する鍵情報をエリアコードに対応させれば、この鍵情報に基づいてエリアコード内の特定地域の区画を認識することができ、その特定地域の個別コードによって経度緯度情報を取得することができるようになっている。
【0094】
具体的には、本実施形態では、1の特定地域範囲が特定された場合には、各分割エリア内の最高緯度、最低経度の地点の緯度および経度を緯度経度情報として出力するようになっている。したがって、本実施形態では、ユーザが入力した圧縮符号情報から緯度経度情報に変換することができるので、後述するように、当該緯度経度情報に基づいて特定された分割エリアにおける地図データを取得することができるようになっている。
【0095】
また、本実施形態では、エリアコードが付された地域内の各分割エリアに付与された個別コードは、符号数の桁数を圧縮した圧縮処理および暗号化処理が行われており、エリアコードは、電話公衆網回線において付与される市外局番と同様な地域割り(エリアコードの付与)が為され、ユーザに対してエリアコードの境界を認知させやすくなっている。
【0096】
さらに、本実施形態では、エリアコードによるエリアを越えて任意の場所を特定する場合には、11桁の数列を入力させ、例えば、後述する方法によって特定されたエリアコードを破棄させるとともに、当該12桁の数列のうち、個別コードの8桁以外の符号情報によってエリアコードを設定するようになっており、複雑の処理を行わずに、当該各部を利用して任意の場所の地図を入手できるようになっている。
【0097】
次に、図4を用いて本実施形態のデータ変換部の構成およびその動作の詳細について説明する。
【0098】
なお、図4は、本実施形態におけるデータ変換部の構成を示すブロック図である。
【0099】
データ変換部160は、GPS受信部110によって算出された当該携帯端末装置100の現在位置に基づいて当該携帯端末装置100が存在する地域のエリアコードを特定するエリアコード特定部161と、操作部150のテンキーにより入力された圧縮符号情報の復号に用いる複数の鍵情報を格納する鍵情報格納部162と、特定されたエリアコードに基づいて鍵情報を決定する鍵情報決定部163と、決定した鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報をシステム制御部180に出力する復号化部164と、から構成され、各部はシステム制御部180の指示に基づいて制御されるようになっている。
【0100】
なお、本実施形態のエリアコード特定部161は、本発明に係る特定手段を構成し、鍵情報格納部162は、本発明に係る格納手段を構成する。また、本実施形態の鍵情報決定部163は、本発明に係る決定手段を構成し、復号化部164は、本発明の変換手段を構成する。
【0101】
エリアコード特定部161には、GPS受信部110によって当該携帯端末装置100の現在位置情報がシステム制御部180を介して入力されるようになっており、このエリアコード特定部161は、入力された現在位置情報に基づいてエリアコードを特定し、特定したエリアコードの情報(以下、単にエリアコードという。)を鍵情報決定部163および復号化部164に出力するようになっている。
【0102】
例えば、本実施形態では、エリアコードには、公衆網回線の固定電話において用いられている市外局番と同様の構成を使用するようになっており、エリアコード特定部161は、GPS受信部110によって取得した当該携帯端末装置100の現在位置情報に基づいて当該携帯端末装置100が存在するエリアを特定し、特定したエリアを最大4桁の数列で構成されたエリアコードを鍵情報決定部163に出力するようになっている。
【0103】
鍵情報格納部162には、エリアコードに対応する複数の鍵情報が格納されており、鍵情報決定部163の指示に基づいて内部の鍵情報が検索されて1の鍵情報が特定された場合に、この鍵情報格納部162は、その鍵情報を、鍵情報決定部163を介して復号化部164に出力するようになっている。
【0104】
なお、この鍵情報は、上述のように、エリアコードが付された地域内の各特定地域範囲が区画された情報を有しており、本実施形態では、この鍵情報に基づいてエリアコード内の特定地域の区画を認識することができるようになっている。
【0105】
鍵情報決定部163には、エリアコード特定部161において特定されたエリアコード情報が入力されるようになっており、この鍵情報決定部163は、入力されたエリアコード情報に基づいて、上述のように鍵情報格納部162に格納された複数の鍵情報の中から圧縮符号情報の復号に用いる鍵情報を決定し、決定した鍵情報を鍵情報格納部162から取得して復号化部164に出力するようになっている。
【0106】
復号化部164には、鍵情報決定部163において決定された鍵情報およびエリアコード特定部161に入力された圧縮符号情報および鍵情報に基づいて圧縮符号情報を緯度経度情報に復号するようになっており、復号によって取得した緯度経度情報をシステム制御部180に出力するようになっている。
【0107】
具体的には、復号化部164は、入力された圧縮符号情報を解凍して個別コードを取得するとともに、入力された鍵情報に基づいてエリアコード内の各分割エリアの位置および面積(本願発明の分割情報に相当)を認識し、当該取得した個別コードによりエリアコード内の1の分割エリアを特定するようになっており、特定した1の分割エリアの予め定められた経度緯度情報をシステム制御部180に出力するようになっている。
【0108】
なお、本実施形態では、各分割エリア内の最高緯度、最低経度の地点の緯度および経度を緯度経度情報として出力するようになっている。
【0109】
次に、図5を用いて本実施形態の携帯端末装置における圧縮符号情報に基づいてデータ変換動作を含む地図データを表示する表示動作について説明する。
【0110】
なお、図5は本実施形態のデータ変換動作を含む表示動作を示すフローチャートである。
【0111】
また、以下の動作では、ユーザにタウン情報誌などの刊行物によって圧縮符号情報が提供されているものとし、その圧縮符号情報によって特定される部分地図データを含む複数の部分地図データが地図データ格納部130に格納されているものとする。
【0112】
まず、ユーザによってタウン情報誌などの刊行物から国コードおよびエリアコードを除く地図コード(圧縮符号情報)が操作部150のテンキーを介してシステム制御部180に入力されると(ステップS11)、システム制御部180は、入力された時点の携帯端末装置100の現在位置情報をGPS受信部110から取得する(ステップS12)。
【0113】
本実施形態では、GPS受信部110は、予め定められた時間間隔毎に当該携帯端末装置100の現在位置情報を取得し、システム制御部180の制御に基づいて、当該圧縮符号情報が入力された時点の携帯端末装置100の現在位置情報をシステム制御部180に出力する。
【0114】
なお、GPS受信部110は、予め定められた時間間隔毎に当該携帯端末装置100の現在位置情報を取得して当該圧縮符号情報が入力されたときの現在位置情報を出力する点に変えて、当該圧縮符号情報が入力された場合に、携帯端末装置100の現在位置情報を算出してシステム制御部180に出力するようにしてもよい。
【0115】
次いで、システム制御部180は、当該圧縮符号情報から緯度経度情報に変換させるために、取得した携帯端末装置100の現在位置情報と入力された圧縮符号情報をデータ変換部160に出力する(ステップS13)。
【0116】
次いで、データ変換部160は、現在位置情報と圧縮符号情報が入力された場合に以下の当該圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換動作(以下、単にデータ変換動作という。)を行う。
【0117】
まず、エリアコード特定部161に現在位置情報と圧縮符号情報が入力されると、エリアコード特定部161は、入力された現在位置情報に基づいてエリアコードを特定し、エリアコードを鍵情報決定部163に出力するとともに、圧縮符号情報を復号化部164に出力する(ステップS14)。
【0118】
なお、8桁以上の圧縮符号情報、すなわち、エリアコードを含むエリアコードと個別コードとからなる地図コードが入力された場合には、エリアコード特定部161は、エリアコードと個別コードを分離して個別コードを復号化部164に出力するとともに、エリアコードを鍵情報決定部163に出力し、入力された現在位置情報を破棄する。
【0119】
次いで、鍵情報決定部163にエリアコードが入力されると、鍵情報決定部163は、エリアコードに基づいて鍵情報格納部162を検索するとともに、該当する鍵情報を復号化部164に出力する(ステップS15)。
【0120】
なお、鍵情報決定部163は、該当する鍵情報が鍵情報格納部162に存在しない場合には、当該変換動作を終了し、システム制御部180は、表示動作を中止する。
【0121】
次いで、復号化部164に圧縮符号情報および検索された鍵情報が入力されると、具体的には、復号化部164に圧縮符号情報が入力され、鍵情報決定部163から出力された鍵情報が入力されると、復号化部164は、入力された圧縮符号情報から個別データを解凍し、入力された鍵情報に基づいてエリアコードが付与された地域の各分割エリアの場所および面積を認識するとともに、認識した各分割エリアと解凍した個別コードとに基づいて特定地域を特定して、上述のように、特定した特定地域の緯度経度情報を取得する(ステップS16)。
【0122】
なお、本実施形態では、復号化部164は、特定された分割エリアの最高緯度および最低経度の緯度経度情報、すなわち、所望する場所を含む分割エリアの最高緯度および最低経度の緯度経度情報を取得する。
【0123】
次いで、復号化部164は、圧縮符号情報に基づいて緯度経度情報を取得、すなわち、圧縮符号情報を緯度経度情報に変換すると、この変換された緯度経度情報をシステム制御部180に出力し、データ変換部160は、データ変換動作を終了する(ステップS17)。
【0124】
次いで、システム制御部180は、入力された緯度経度情報に基づいて地図データ格納部130から該当する地図データを取得し、取得した地図データを表示部140に出力して当該地図データを表示させ(ステップS18)、本動作を終了させる。
【0125】
以上本実施形態によれば、携帯端末装置100の現在位置に基づいて予め区画された複数のエリアコードの中から当該携帯端末装置100が存在する区画エリアコードを特定し、特定されたエリアコードに基づいて決定された鍵情報に基づいて入力された圧縮符号情報を復号して緯度経度情報に変換するとともに、変換された緯度経度情報に基づいて地図データを特定して表示することができる。
【0126】
したがって、エリアコードが入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になるとともに、簡便に地図データを特定して表示させることができる。
【0127】
また、本実施形態では、鍵情報に基づいて前記特定された部分エリアの分割情報に基づいて圧縮符号情報を復号することができるとともに、圧縮符号情報に基づいて前記認識した分割エリアの中から1の分割エリアを特定することができ、特定された分割エリアに予め設定された緯度経度情報を出力することができるので、鍵情報に基づいて区画エリアの各分割エリアを把握することができ、各分割エリアに圧縮符号情報を対応付ければ、緯度経度情報より少ない符号数によっても、緯度経度情報を特定することができる。
【0128】
したがって、区分された各地図データに関連付けて緯度経度情報を特定することができ、緯度経度情報によって地図データを特定することによって任意の場所を特定することができるので、緯度経度情報の情報量を少なくすることができる。
【0129】
なお、本実施形態では、GPS受信部110によって取得した携帯端末装置100の現在位置情報に基づいて地図データ表示動作におけるデータ変換動作を行っているが、圧縮符号情報が入力されたときに、通信部120を介して予め定められたサーバ装置にアクセスし、当該携帯端末装置100が存在するエリアコードを取得してこのエリアコードをデータ変換部160に出力してもよい。
【0130】
この場合、エリアコード特定部161は、圧縮符号情報とともにエリアコードが操作部150によって入力された場合と同様に、個別コードを復号化部164に出力するとともに、エリアコードを鍵情報決定部163に出力するようになっている。
【0131】
また、本実施形態では、携帯端末装置100に地図データ格納部130を設けているが、勿論、任意の場所に固定設置されたサーバ装置に地図データ格納部130を設け、公衆電話網回線またはインターネット回線を介して地図データを取得するようにしてもよい。さらに、データ変換を行うデータ変換部160もサーバ装置に備え、地図データと同様に、サーバ装置に処理させて、処理結果または処理した後の地図データを取得するようにしてもよい。
【0132】
また、本実施形態では、圧縮符号情報から緯度経度情報に変換する変換する動作をデータ変換部160において実行するようになっているが、鍵情報を格納する記録媒体を有する装置にコンピュータおよび情報記録媒体を備え、この情報記録媒体に上述のデータ変換動作および地図表示動作を制御する制御プログラムを格納し、このコンピュータで当該制御プログラムを読み込むことによって上述と同様の変換動作および地図表示動作を行うようにしてもよい。
【0133】
【発明の効果】
以上説明したように、本願の発明によれば、区画エリアと圧縮符号情報とから構成される情報と経度緯度情報とを対応付けるようにすれば、区画エリアに関する情報が入力されなくても、圧縮符号情報から経度緯度情報を特定することができるので、任意の場所を特定する際に入力する符号数を減少させることができ、緯度経度情報の取り扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯端末装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】一実施形態における圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換原理を説明するための図(I)である。
【図3】一実施形態における圧縮符号情報を緯度経度情報に変換する変換原理を説明するための図(II)である。
【図4】一実施形態におけるデータ変換部の構成を示すブロック図である。
【図5】一実施形態のデータ変換動作を含む表示動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 … 携帯端末装置
110 … GPS受信部(受信手段)
120 … 通信部
130 … 地図データ格納部
140 … 表示部
150 … 操作部(入力手段)
160 … データ変換部
161 … エリアデータ格納部(特定手段)
162 … 鍵情報格納部(格納手段)
163 … 鍵情報決定部(決定手段)
164 … 復号化部(変換手段)
170 … ROM/RAM
180 … システム制御部(入力処理手段、データ取得手段、表示制御手段)
Claims (10)
- 緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力される入力処理手段と、
移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段と、
前記圧縮符号情報を復号するための複数の鍵情報を格納する格納手段と、
前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて前記格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段と、
前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段と、
を備えたことを特徴とする緯度経度情報用符号変換装置。 - 請求項1に記載の緯度経度情報用符号変換装置において、
前記格納手段には、前記各区画エリアが地域特性に基づいて複数に分割された分割エリア示す分割情報を有する前記鍵情報が格納されている場合に、
前記変換手段が、前記鍵情報に基づいて前記特定された区画エリアの前記分割情報に基づいて、前記圧縮符号情報を復号することを特徴とする緯度経度情報用符号変換装置。 - 請求項1または2に記載の緯度経度情報用符号変換装置において、
前記入力処理手段には、数字によって構成されている前記圧縮符号情報が入力されることを特徴とする緯度経度情報用符号変換装置。 - 移動体に搭載され、地図データを表示する地図データ表示装置であって、
緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報を入力する入力手段と、
前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信手段と、
受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段と、
前記圧縮符号情報を復号するための複数の鍵情報を格納する格納手段と、
前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて前記格納された複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段と、
前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段と、
前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得手段と、
前記取得した地図データを表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする移動体用地図データ表示装置。 - 請求項4に記載の移動体用地図データ表示装置において、
前記格納手段には、前記各区画エリアが地域特性に基づいて複数に分割された分割エリア示す分割情報を有する前記鍵情報が格納されている場合に、
前記変換手段が、前記鍵情報に基づいて前記特定された区画エリアの前記分割情報に基づいて前記圧縮符号情報を復号することを特徴とすることを特徴とする移動体用地図データ表示装置。 - 請求項5に記載の移動体用地図データ表示装置において、
前記変換手段が、
前記決定された鍵情報に基づいて特定された区画エリアの各分割エリアを認識する認識手段と、
前記圧縮符号情報に基づいて前記認識した分割エリアの中から1の分割エリアを特定する特定手段と、
前記特定された分割エリアに予め設定された緯度経度情報を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする移動体用地図データ表示装置。 - 緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力される入力処理工程と、
移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定処理工程と、
前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定処理工程と、
前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換工程と、
を含むことを特徴とする緯度経度情報の符号変換方法。 - 地図データを表示する移動体用の地図データ表示方法であって、
緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報を入力する入力工程と、
前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信工程と、
受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定処理工程と、
前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定処理工程と、
前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換工程と、
前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得工程と、
前記取得した地図データを表示する表示工程と、
を含むことを特徴とする移動体用の地図データ表示方法。 - コンピュータによって、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報の符号数が圧縮された圧縮符号情報を、当該緯度経度情報に変換する緯度経度情報の符号変換プログラムであって、
前記コンピュータに前記圧縮符号情報が入力された場合に、
前記コンピュータを、
移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段、
前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段、
前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段、
として機能させることを特徴とする緯度経度情報の符号変換プログラム。 - コンピュータによって、地図データを表示させる移動体用の地図データ表示制御プログラムであって、
前記コンピュータに、緯度および経度を示す符号情報が組み合わされた緯度経度情報における符号数が圧縮された圧縮符号情報が入力された場合に、
前記コンピュータを、
前記移動体の現在位置の情報を示す現在位置情報を受信する受信手段、
受信した移動体の現在位置に基づいて予め複数に区画された複数の区画エリアの中から当該移動体が存在する前記区画エリアを特定する特定手段、
前記特定された区画エリアの情報であるエリア情報に基づいて、予め格納手段に格納され、前記圧縮符号情報を復号するため複数の鍵情報の中から当該入力された圧縮符号情報を復号するための鍵情報を決定する決定手段、
前記決定された鍵情報に基づいて前記入力された圧縮符号情報を復号して前記緯度経度情報に変換する変換手段、
前記変換された緯度経度情報に基づいて、予め区分された複数の地図データが予め格納されている格納手段から前記地図データを特定して取得するデータ取得手段、
前記取得した地図データの表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とする移動体用の地図データ表示制御プログラム。
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JP2003067458A JP2004279068A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 緯度経度情報用符号変換装置、移動体用地図データ表示装置、緯度経度情報の符号変換方法、移動体用の地図データ表示方法、緯度経度情報の符号変換プログラムおよび、移動体用の地図データ表示プログラム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009276707A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Kddi Corp | 非等分の分割地図画像の配信方法、地図サーバ、端末及びプログラム |
WO2019103259A1 (ko) * | 2017-11-24 | 2019-05-31 | 한밭대학교 산학협력단 | 지피에스 좌표를 에임 좌표로 변환하는 방법 |
CN115661852A (zh) * | 2022-11-03 | 2023-01-31 | 北京大学重庆大数据研究院 | 地图分割方法、装置、计算机可读存储介质及处理器 |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003067458A patent/JP2004279068A/ja active Pending
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