JP2014186040A - 経路決定装置、経路案内システム、経路決定方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

経路決定装置、経路案内システム、経路決定方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】目的地の住所の情報が完全でない場合に、目的地に向かう経路を案内する。
【解決手段】(a)住所情報の少なくとも一部である入力情報を受け取る(S110)。(b)入力情報が、広域の住所を表す広域部分情報を含み、あらかじめデータベースに格納されている住所情報の一部と広域部分情報とが一致し、かつ、入力情報が、広域部分情報より詳細な住所を表す詳細部分情報を含み、データベースに格納されている住所情報と詳細部分情報とが一致しない場合、または、入力情報が詳細部分情報を含まない、という処理条件が満たされる場合に(S120)、広域部分情報に基づき、地図上の目的領域を決定する(S160)。そして、(c)目的領域に向かう経路をユーザに案内する(S170)。(d)ユーザの現在位置が、目的領域の外縁に基づいて定められる第1の範囲内にあるとき、ユーザに対して出力を行う(S180)。
【選択図】図3

Description

本発明は、目的地に向かうための経路を案内する経路案内装置に関するものである。
従来より、目的地までの経路を案内するナビゲーション装置が存在する。たとえば、ある従来技術においては、目的地がショッピング・モール、大型工場、空港、スタジアム、湖及び公園などの大規模なPOI(Point Of Interest)である場合には、以下のような処理を行う。すなわち、目的地の多角形データにより表現される形状部分が車両の到達検出範囲内に入ったことを検出すると、目的地の住所地点が到達検出範囲内でなくても、目的地への到達の知らせを行う(特許文献1)。
特開2007−132933号公報 特開平1−149200号公報 特開平6−331378公報 特開平8−159796号公報 特開2005−30864号公報
しかし、上記の従来技術は、明確に一点を指定している目的地の住所地点に基づいて、目的地の多角形データを決定している。そして、この従来技術においては、目的地の住所の情報が完全ではない場合については、考慮されていなかった。このような問題は、目的地が広大な施設である場合に限らず、目的地に向かう経路を案内する際に、目的地の住所の情報が完全ではない場合について、広く存在する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
1.本発明の一の態様によれば、目的地に向かうための経路案内をする経路案内システムが提供される。この経路案内システムは、
住所を表す住所情報の少なくとも一部である入力情報を受け取る経路準備部であって、(i)前記入力情報が、広域の住所を表す広域部分情報を含み、あらかじめデータベースに格納されている住所情報の一部と前記広域部分情報とが一致し、かつ、(ii)前記入力情報が、前記広域部分情報よりも詳細な住所を表す詳細部分情報を含み、前記データベースに格納されている住所情報と前記詳細部分情報とが一致しない場合、または、前記入力情報が、前記詳細部分情報を含まない、という第1の処理条件が満たされる場合に、前記広域部分情報に基づいて、地図上の目的領域を決定する経路準備部と、
前記第1の処理条件が満たされる場合に、前記目的領域に向かう経路をユーザに案内する経路案内部と、
ユーザの現在位置が、前記目的領域の外縁に基づいて定められる第1の範囲内にあるとき、前記ユーザに対して出力を行う出力部と、を備える。
このような態様とすれば、ユーザは、詳細な住所を表す部分が間違っている住所情報や、詳細な住所を表す部分を含まない住所情報しかない場合にも、経路の案内を受けることができる。
また、上記の態様においては、ユーザの現在位置が目的領域の外縁に基づいて定められる所定の範囲内にあるとき、ユーザに対して所定の出力を行う。このため、その出力を受け取ったユーザは、出力を受けた後、注意して自分の周囲を探し、目的地点を見つけて、そこに到達することができる。
なお、目的領域に向かう経路は、目的領域の外縁に向かう経路とすることもでき、目的領域内の地点に向かう経路とすることもできる。
また、広域部分情報は、地図上で一点を特定できる住所情報の一部であり得る。そして、詳細部分情報は、地図上で一点を特定できる住所情報の一部であり得る。
そして、上記の態様は、さらに、現在位置を表す現在位置情報を取得することができる現在位置取得部を備える態様とすることができる。
2.本発明の他の態様によれば、前記経路案内部は、前記ユーザの現在位置が、前記目的領域の外縁に基づいて定められる第2の範囲内にあるとき、前記経路の案内を終了する。
このような態様とすれば、ユーザは、目的領域において自力で目的地を探す際に、不要な経路の案内に煩わされることがない。
なお、第2の範囲は、目的領域の外縁から距離によって定めることができる。また、第2の範囲は、ユーザの現在位置が目的領域の外縁を通過した後の経過時間によって定めることができる。さらに、第2の範囲は、ユーザの現在位置が目的領域の外縁に達する予測時刻から所定時間だけさかのぼった時刻として定めることができる。第2の範囲は、第1の範囲と同じであってもよいし、異なっていてもよい。ただし、経路案内の終了は、ユーザに対する上記の所定の出力の実行時を含む所定の時間区間内において行われることが好ましい。
3.本発明の他の態様によれば、前記経路準備部は、前記第1の処理条件が満たされる場合に、前記広域部分情報と他の情報とに基づいて、前記目的領域に含まれる仮想目的地点を決定し、前記仮想目的地点に至る経路を決定する。
前記経路案内部が前記目的領域に向かう経路として案内する経路は、前記仮想目的地点に向かう経路の少なくとも一部である。
このような態様とすれば、ユーザの現在位置やあらかじめ定められた出発地点と、仮想目的地点とを結ぶ経路を使用して、目的領域に向かう経路をユーザに案内することができる。このため、通常の経路探索の処理と同様の処理で、目的領域に向かう経路を決定することができる。
4.本発明の他の態様によれば、前記経路案内部が、前記目的領域に到達した後も、前記仮想目的地点に向かう経路をユーザに案内する。
このような態様とすれば、ユーザは、目的領域内において真の目的地に達するまでの一応の目安とすることができる仮想目的地点まで、案内を受けることができる。
5.本発明の他の態様によれば、前記経路準備部が、出発地点から、経路の候補の一部として採用する道路を順に決定し、前記目的領域に至った1以上の前記候補の中から、所定の基準に基づいて、1の候補経路を、前記案内する経路として選択する。
広域部分情報と他の情報とに基づいて定めた仮想目的地に向かう経路は、目的領域に向かう経路として最適であるとは限らない。しかし、上記のような態様とすれば、広域部分情報と他の情報とに基づいて定めた仮想目的地に拘束されることなく、目的領域に至ることができる経路のうち、上記の所定の基準に基づいて最適な経路を、案内する経路とすることができる。
6.本発明の他の態様によれば、前記経路準備部は、前記入力情報が、前記広域部分情報と前記詳細部分情報とを含み、前記データベースに格納されている前記住所情報と、前記広域部分情報および前記詳細部分情報の組合せとが一致する、という第2の処理条件が満たされる場合に、前記広域部分情報と前記詳細部分情報に基づいて、地図上の目的地点を決定する。
前記経路案内部は、前記第2の処理条件が満たされる場合に、前記目的地点に向かう経路をユーザに案内する。
このような態様とすれば、ユーザは、正確な住所情報を持っている場合には、目的地までの案内を受けることができ、不正確な住所情報を持っている場合には、目的地周辺までの案内を受けた後、自ら目的地を探し始める契機とすることができる出力を受けることができる。
7.本発明の他の態様によれば、前記経路案内部が、前記入力情報に基づいて定められる一地点に向かう経路ではなく、前記目的領域に向かう経路を案内する旨の出力を、前記出力部から前記ユーザに対して行う。
このような態様とすれば、ユーザは、上記の出力を受け取った後、自分の周囲を探し目的地点を見つける心づもりを、あらかじめすることができる。よって、上記のような態様によれば、出力を受けた後、ユーザが迅速に目的地点を見つけて、そこに到達できる可能性が高い。
8.本発明のさらに他の態様によれば、目的地に向かうための経路案内をする方法が提供される。この方法は、
(a)経路準備装置が、住所を表す住所情報の少なくとも一部である入力情報を受け取る工程と、
(b)前記入力情報が、広域の住所を表す広域部分情報を含み、あらかじめデータベースに格納されている住所情報の一部と前記広域部分情報とが一致し、かつ、
前記入力情報が、前記広域部分情報よりも詳細な住所を表す詳細部分情報を含み、前記データベースに格納されている住所情報と前記詳細部分情報とが一致しない場合、または、前記入力情報が、前記詳細部分情報を含まない、
という処理条件が満たされる場合に、
前記経路準備装置が、前記広域部分情報に基づいて、地図上の目的領域を決定する工程と、
(c)前記処理条件が満たされる場合に、経路案内装置が、前記目的領域に向かう経路をユーザに案内する工程と、
(d)ユーザの現在位置が、前記目的領域の外縁に基づいて定められる第1の範囲内にあるとき、前記ユーザに対して出力装置から出力を行う工程と、を含む。
9.本発明のさらに他の態様によれば、コンピュータを使用して目的地に向かうための経路案内をするためのコンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、
(a)前記コンピュータが、住所を表す住所情報の少なくとも一部である入力情報を受け取る機能と、
(b)前記入力情報が、広域の住所を表す広域部分情報を含み、あらかじめデータベースに格納されている住所情報の一部と前記広域部分情報とが一致し、かつ、
前記入力情報が、前記広域部分情報よりも詳細な住所を表す詳細部分情報を含み、前記データベースに格納されている住所情報と前記詳細部分情報とが一致しない場合、または、前記入力情報が、前記詳細部分情報を含まない、
という処理条件が満たされる場合に、
前記コンピュータが、前記広域部分情報に基づいて、地図上の目的領域を決定する機能と、
(c)前記処理条件が満たされる場合に、前記コンピュータが、前記目的領域に向かう経路をユーザに案内する機能と、
(d)ユーザの現在位置が、前記目的領域の外縁に基づいて定められる第1の範囲内にあるとき、前記ユーザに対して前記コンピュータから出力を行う機能と、を前記コンピュータに実現させる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、経路案内システム、経路案内装置および経路案内方法、情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法、経路データ生成システム、経路データ生成装置および経路データ生成方法、それらのシステム、装置または方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施例である経路案内システムのハードウェア構成を示す図。 第1実施例の経路案内システムの処理の流れを示すフローチャート。 図2のステップS165において、目的領域Agに至る経路の決定方法を示す図。 第2実施例において経路探索サーバ100の制御部104が実行する、目的領域Agに至る経路の決定方法を示す図。
A.第1実施例:
A1.全体構成:
図1は、本発明の第1実施例である経路案内システムのハードウェア構成を示す図である。第1実施例の経路案内システムは、経路探索サーバ100と、地図サーバ150と、携帯電話200と、を含む。
携帯電話200は、GPSユニット201と、表示パネル202と、音声出力部203と、振動機構204と、通信部205と、コマンド入力部206と、時計部209と、主制御部210と、通話制御部220とを有している。
GPSユニット201は、GPS(Grobal Positioning System/全地球測位システム)の衛星からの電波を受信するためのアンテナを含むユニットである。GPSのアンテナが受信する電波に基づいて、GPSユニット201は、携帯電話200の現在位置を表す現在位置情報を生成することができる。
表示パネル202は、画像を表示することができる液晶ディスプレイである。音声出力部203は、スピーカを含む装置であって、経路案内などのユーザへのメッセージやメロディなどを音声で出力できる装置である。振動機構204は、所定のパターンの振動でユーザの注意を促すことができる装置である。本明細書においては、画像、音声、振動を出力する装置202〜204を、まとめて「出力部」と呼ぶことがある。
通信部205は、インターネットINTを介して経路探索サーバ100および地図サーバ150と通信を行い、情報を送受信することができる。コマンド入力部206は、テンキー206aとカーソルキー206bとを含む。ユーザは、テンキー206aとカーソルキー206bを介して携帯電話200に情報を入力する。時計部209は、主制御部210からの要求に応じて、現在時刻を表す現在時刻情報を出力する。通話制御部220は、通話のための着信呼出、音声/電気信号の変換などを行う回路である。
主制御部210は、携帯電話200の各部を制御するための制御ユニットである。主制御部210は、それらの制御に使用されるCPU、RAM、ROMを備えている。たとえば、主制御部210は、CPUでアプリケーションソフトウェア212を実行することによって携帯電話200の各部を制御し、現在位置から目的地までの経路を表す経路データを入手して、その経路を表示パネル202に表示することができる。
経路探索サーバ100は、通信部102と、制御部104と、記憶部106とを有している。通信部102は、インターネットINTを介して地図サーバ150および携帯電話200と通信を行うことができる。記憶部106は、経路探索のための経路ネットワークデータを格納している。記憶部106は、さらに、地図サーバ150、および携帯電話200から受け取ったデータ、およびそれらに基づいて生成されたデータを格納する。
経路ネットワークデータは、ノード情報と、アーク情報(リンク情報)とを含む。ノード情報は、交差点や、道路上で車線数が変わる地点、有料道路への進入路が分岐している場所、カーブの開始点および終了点、路線の駅などの地点を表すデータである。ノード情報は、ノードに関連づけられた各種の属性情報を含む。たとえば、交差点の属性情報は、ユーザがその交差点に進入するときに、そのユーザの携帯電話200の表示パネル202に表示すべき情報、たとえば、交差点で交わる各道路がどこに向かっているかを示す情報である。
アーク情報は、ノードとノードの間の道路や路線区間であるアークに関する情報である。各アークには固有のIDが割り当てられている。各アーク情報は、それぞれのアークに含まれる多数の地点の緯度および経度のデータを含んでいる。すなわち、ルートを設定することができる道路や路線区間は、それらの地点の点列として表すことができる。各アーク情報は、それらのIDおよび点列の情報に加えて、さらに、アークに関連づけられた各種の属性情報を含む。アーク情報は、たとえば、それぞれのアークが有料道路であるか否かに関する属性情報や、車線数の属性情報を含んでいる。
経路探索サーバ100の制御部104は、記憶部106に格納されている経路ネットワークデータを参照しつつ、出発地および目的地、ならびに経由地その他の探索条件の情報に基づいて、ルートを探索する。そして、制御部104は、出発地点から目的地に至る経路を表す経路データを生成し、携帯電話200に送信する。経路データは、ノード情報、アーク情報、ポリゴン情報、その他各種の情報を含む。
地図サーバ150は、通信部152と、制御部154と、地図データベース156とを有している。通信部152は、インターネットINTを介して経路探索サーバ100や携帯電話200と通信を行うことができる。
地図データベース156は、携帯電話200に送信するための画像データとしての地図画像データを格納している。制御部154は、携帯電話200から受け取ったデータに基づいて携帯電話200が要求する一部の領域の地図を表す地図画像データを特定し、通信部152を介して携帯電話200に送信する。
地図画像データは、ポリゴンの情報を含む。ポリゴンは、地図上の領域を表す多角形である。ポリゴンには、都道府県の領域を表す都道府県ポリゴン、市区町村の領域を表す市区町村ポリゴン、大字の領域を表す大字ポリゴンなどが含まれる。すなわち、地図上の領域を表すポリゴンは、住所中の、県、市町村、大字などの各レベルに応じて設けられている。なお、県ポリゴン、市ポリゴン、大字ポリゴンなどを、本明細書において、「領域ポリゴン」または「行政界ポリゴン」と総称する。
地図データベース156に格納された上記各領域ポリゴンには、固有の住所コードが対応づけられている。そして、それぞれの住所コードには、文字列の情報である住所情報が対応づけられている。たとえば、都道府県ポリゴンには、住所コードを介して、都道府県を特定できる住所情報(たとえば、「福岡県」)が、対応づけられている。市区町村ポリゴンには、住所コードを介して、その市町村を特定できる住所情報(たとえば、「福岡県北九州市」)が、対応づけられている。大字ポリゴンには、住所コードを介して、その大字およびその大字が属する市町村および県を特定できる住所情報(たとえば、「福岡県福岡市西区大字下山門」)が、対応づけられている。
これらポリゴンに対応づけられている住所情報は、ユーザによって入力された住所情報との照合に使用される。すなわち、地図データベース156に格納されたデータは、住所情報を格納したデータベースとしても機能する。
また、地図上の領域を表すポリゴンには、それぞれ代表地点の座標(たとえば、緯度および経度)が、住所コードを介して、対応づけられている。たとえば、県ポリゴンには、住所コードを介して、県庁の座標が対応づけられている。市ポリゴンには、住所コードを介して、市役所の座標が対応づけられている。その領域を代表する役所がない領域ポリゴンについても、やはり、住所コードを介して、その領域内に含まれるなんらかの地点の座標が、代表地点の座標として対応づけられている。
すなわち、それぞれの住所コードには、領域ポリゴン、住所の文字列、代表地点の座標が対応づけられている。たとえば、住所コード「13」には、東京都の領域を表すポリゴン、住所文字列「東京」、および東京都庁の座標が対応づけられている。住所コード「13001」には、東京都千代田区の領域を表すポリゴン、住所文字列「東京都千代田区」、および千代田区役所の座標が対応づけられている。言い換えれば、領域ポリゴン、住所の文字列、および代表地点の座標は、住所コードを介して、相互に対応づけられている。領域ポリゴンに対して、住所コードを介して関連づけられている他の情報は、領域ポリゴンの「属性情報」に含まれる。本明細書では、これらの各情報の関係について、「住所コードを介して対応づけられている」と表記せずに、単に「対応づけられている」と表記する場合がある。
A2.経路案内:
図2は、第1実施例の経路案内システムの処理の流れを示すフローチャートである。ステップS110では、携帯電話200の主制御部210は、コマンド入力部206を介して、ユーザから、入力情報としての目的地の住所情報を受け取る。「住所情報」とは、住所を表す情報である。なお、ここでは、特定の住所と対応づけることができる電話番号や施設などの拠点を表すPOIも、住所を表す情報であることから、「住所情報」に含まれるものとする。
住所情報は、コマンド入力部206から住所を表す文字を入力されることにより、入力されうる。また、住所情報は、コマンド入力部206から目的地の施設や家庭の電話番号を入力されることにより、入力されうる。さらに、住所情報は、携帯電話200の表示パネル202を介して提供される地図情報サービスにおいて、地図上に表示された地点を、コマンド入力部206を操作してクリックすることによっても、入力されうる。そのような態様においては、地図情報サービスが、指定された位置情報を住所情報に変換し、携帯電話200に提供する。入力された位置情報を住所情報に変換する処理は、地図情報サービスを提供するサーバ(図1において図示せず)が、ネットワークを介して行うことができる。
このようにして入力される住所情報は、地図上の一地点を特定しうる住所情報であることもある。また、入力される住所情報は、地図上の一地点を特定し得ない不完全な住所情報であることもある。後者の場合としては、たとえば、以下のような場合がある。すなわち、(i)住所情報として、県、ならびに市町村の情報が入力されたが、丁目、番地など、住所情報の一部が入力されなかった場合。(ii)住所情報として、県、市町村、丁目、ならびに番地といった、各レベルの住所情報が入力されたが、入力された情報の一部または全部が間違っていた場合。なお、入力された住所情報が間違っている場合には、入力された住所情報が、市町村合併や住所名変更などにより現在は存在しない住所を表す住所情報であった場合も含まれる。
図2のステップS110では、その後、携帯電話200の主制御部210は、入力された住所情報(以下、「入力情報」ともいう)を、通信部205を介して、経路探索サーバ100に送信する。また、携帯電話200は、GPSユニット201から出力される現在位置情報も、経路探索サーバ100に送信する。なお、ステップS110の処理を行う主制御部210の機能部を、情報受領部231として、図1に示す。
ステップS115では、経路探索サーバ100の制御部104は、受け取った入力情報を、記憶部106内に格納されているデータベースとして経路ネットワーク情報が含む住所情報と照合する。入力された住所情報が、記憶部106内に格納されている住所情報と一致する場合には、処理は、ステップS120からステップS130に進む。処理がステップS120からステップS130に進む場合とは、入力情報が、広域の住所を表す広域部分情報と、広域部分情報よりも詳細な住所を表す詳細部分情報とを含み、入力情報(広域部分情報および詳細部分情報の組合せ)と、記憶部106内に格納されている住所情報と、が一致する場合である。
なお、「入力情報が、記憶部106内に格納されている住所情報と一致する」とは、記憶部106内に格納されている住所情報であって一地点を表す住所情報を、入力情報に基づいて、特定できることをいう。すなわち、入力情報において、「大字」や「字」が省略されていたり、入力情報が、登記上の住所ではないが一般に流通している住所表記(たとえば、「四条河原町東入ル」など)である場合、入力情報が記憶部106内に格納されている特定の住所の住所情報に対応する電話番号である場合も、「入力された住所情報が、記憶部106内に格納されている住所情報と一致する」場合に含まれ得る。経路探索サーバ100の制御部104は、それらの表記や表現のゆれにも対応できる態様で、入力情報を、記憶部106内に格納されている住所情報と照合する。なお、ステップS115の処理を行う制御部104の機能部を、住所照合部111として、図1に示す。
図2のステップS130では、経路探索サーバ100の制御部104は、入力された住所情報に基づいて特定された記憶部106内の住所情報が表す一地点を、目的地点に設定する。ステップS135で、経路探索サーバ100の制御部104は、経路ネットワークデータを参照して、携帯電話200から受け取ったユーザの現在位置から目的地点に至る経路を探索する。そして、探索した経路の経路データを、通信部102を介して携帯電話200に送信する。なお、ステップS130,S135の処理を行う制御部104の機能部を、経路探索部112として、図1に示す。
ステップ140では、携帯電話200の主制御部210は、経路探索サーバ100から受け取った経路データと、GPSユニット201から得られる現在位置情報と、現在位置情報を送信して地図サーバ150から得た現在位置周辺の地図画像データと、に基づいて、経路案内を行う。具体的には、携帯電話200の主制御部210は、表示パネル202および音声出力部203を制御して、表示パネル202の地図などの画像を表示し、音声出力部203から音声を出力して、経路案内を行う。
ステップS145では、携帯電話200の主制御部210は、GPSユニット201から得られる現在位置情報と、経路データに含まれる目的地点の情報とに基づいて、ユーザが目的地点に達したか否かの判定を行う。ユーザが目的地点に達していない場合には、経路案内(ステップS140)を続行する。ユーザが目的地点に達した場合には、ステップS150において、表示パネル202および音声出力部203を制御して、目的地点に達した旨をユーザに告知する。そして、ステップS155で、経路案内を終了する。なお、ステップS140,S145,S150,S155の処理を行う主制御部210の機能部を、経路案内部232として、図1に示す。
また、ステップS115において、以下のようであった場合には、処理は、ステップS120からステップS160に進む。そのような場合とは、(i)ユーザから入力された住所情報(入力情報)のうち、広域の住所を表す広域部分情報(たとえば、県や市町村の住所情報)が、記憶部106に格納されている住所情報の一部と一致し、かつ、(ii)ユーザから入力された住所情報のうち、広域部分情報よりも詳細な住所を表す詳細部分情報(たとえば、番地、丁目の情報)が、記憶部106に格納されている住所情報と一致しない場合、または、ユーザから入力された住所情報が、詳細部分情報(たとえば、番地、丁目の情報)を含まない場合、である。言い換えれば、処理がステップS120からステップS160に進む場合とは、ユーザから入力された住所情報が、一地点を特定できるものではなかったが、市町村などの所定の領域を特定できるものであった場合である。
一方、ステップS115において、上述のステップS130に進むべき場合、およびステップS160に進むべき場合のいずれにも該当しない場合には、処理は、ステップS120からS190に進む。ステップS190では、経路探索サーバ100の制御部104は、エラーメッセージを出力すべき旨の指示を、通信部102を介して携帯電話200に送信する。携帯電話200の主制御部210は、表示パネル202および音声出力部203を制御して、エラーメッセージを出力させる。その後、処理は終了する。
図2のステップS160では、経路探索サーバ100の制御部104は、ユーザから入力された住所情報のうち、記憶部106に格納されている経路ネットワークデータの住所情報の一部と一致した広域部分情報に基づいて、対応するポリゴンの情報を取得する。
より具体的には、経路探索サーバ100の制御部104は、広域部分情報に対応するポリゴンの情報を、通信部102を介して、地図サーバ150に要求する。ポリゴンの情報の要求には、ステップS120で、記憶部106に格納されている経路ネットワークデータの住所情報の一部と一致した広域部分情報が伴われる。地図サーバ150は、地図データベース156を検索して、その広域部分情報に対応づけられたポリゴンを特定する。そして、地図サーバ150は、そのポリゴンの位置情報、ならびに代表地点の座標を含むそのポリゴンの属性情報を、通信部152を介して、経路探索サーバ100に送信する。このようにして、経路探索サーバ100の制御部104は、広域部分情報に対応するポリゴンの情報を取得する。
たとえば、記憶部106に格納されている住所情報と一致した情報が、県、市および町の住所情報である場合には、経路探索サーバ100の制御部104は、その町に対応づけられたポリゴンを特定する。そして、そのポリゴンの領域を、目的領域Agに設定する。なお、本明細書において、「地点」は、面積を持たない場所の情報を表す用語として使用される。これに対して、「領域」は、面積を有する場所の情報を表す用語として使用される。
図3は、図2のステップS165において、目的領域Agに至る経路を決定する方法を示す図である。図3の例では、目的領域Agは、5個の頂点N1〜N5とそれらを結ぶ直線とで構成される五角形で示されている。
図2のステップS165では、経路探索サーバ100の制御部104は、まず、ユーザから入力された住所情報のうち、記憶部106に格納されている住所情報の一部と一致した広域部分情報(たとえば、県および市の住所情報)と、記憶部106に格納されている各ポリゴンの代表地点の座標(緯度および経度)と、に基づいて、仮想目的地点Psgを決定する。仮想目的地点Psgは、広域部分情報に基づいて特定される目的領域Agのポリゴンに対応づけられている代表地点である。そして、経路探索サーバ100の制御部104は、携帯電話200から受け取ったユーザの現在位置Psからその仮想目的地点Psgに至る経路Ra0を探索する。その後、経路探索サーバ100の制御部104は、探索した経路Ra0の経路データを、目的領域Agのポリゴンの情報とともに、通信部102を介して携帯電話200に送信する。なお、ステップS160,S165の処理を行うのは、制御部104の機能部としての経路探索部112(図1参照)である。
ステップ170では、携帯電話200の主制御部210は、経路探索サーバ100から受け取った経路データと、GPSユニット201から得られる現在位置情報と、地図サーバ150から得られる現在位置周辺の地図画像データと、に基づいて、経路案内を行う。具体的には、携帯電話200の主制御部210は、表示パネル202および音声出力部203を制御して、経路案内のための出力を行う。
なお、ステップ170では、経路案内の開始に先立って、携帯電話200の主制御部210は、表示パネル202および音声出力部203を制御して、「入力された住所情報に基づいて一地点が特定できないため、一地点に向かう経路が案内されるのではなく、入力された住所情報に基づいて特定された領域に向かう経路が案内される」旨を、ユーザに告知する。このような態様とすることで、ユーザは、その領域に到達した後、みずから目的地を探すことになることを、あらかじめ知ることができる。また、ユーザは、必要に応じて、みずから目的地を探すための追加情報を、その領域に到達する前に収集することができる。
ステップS175では、経路探索サーバ100の制御部104は、経路探索サーバ100から受け取った目的領域Agのポリゴンの情報と、GPSユニット201から得られる現在位置情報と、に基づいて、ユーザが目的領域Agの外縁に達したか否かの判定を行う。この判定は、目的領域Agのポリゴン内に、現在位置が入ったか否かを判定することにより行うことができる。ユーザが目的領域Agの外縁に達していない場合には、経路案内(ステップS170)を続行する。ユーザが目的領域Agの外縁に達した場合には、ステップS180において、表示パネル202および音声出力部203を制御して、目的領域Agの外縁に達した旨をユーザに告知する。そして、ステップS185で、経路案内を終了する。なお、ステップS170,S175,S185の処理を行うのは、主制御部210の機能部としての経路案内部232(図1参照)である。ステップS180の処理を行う主制御部210の機能部を、外縁告知部233として、図1に示す。
図3の例では、ユーザの現在位置が地点Pr1に達した時点で、目的領域Agの外縁に達した旨がユーザに告知され(図2のステップS180)、経路案内が終了される(同、ステップS185)。その結果、住所情報を入力した際(ステップS110)のユーザの現在位置Psから仮想目的地点Psgに至る経路Ra0のうち、目的領域Agの外縁上にある地点Pr1に至る経路Ra1については、経路案内がなされる。しかし、地点Pr1から仮想目的地点Psgに至る経路Rpsgについては、経路案内がなされない。
このような態様とすることで、ステップS165において、通常の経路探索(図2のステップS135)と同様の処理によって、2地点間を結ぶ経路を探索し、その経路の一部を使って、出発地から目的領域Agの外縁までユーザを経路案内することができる。このため、図2のステップS135における経路探索のための経路探索エンジンとは別に、ステップS165における経路探索のための専用の経路探索エンジンを用意する必要がない。
また、本実施例においては、ユーザは、自らが入力した住所情報から特定しうる領域Agに進入した際に、経路案内システムから告知を受ける(図2のステップS180)。このため、ユーザは、告知を受けた直後から、注意して自らの真の目的地Ptgを探すことができる。その結果、迅速に目的地Ptgに到達できる可能性が高い。仮想目的地点Psgに至るまでユーザを案内する態様においては、真の目的地Ptgを通り越した地点にまでユーザを移動させてしまうことがある。そのような場合には、ユーザは、仮想目的地点Psgに到達した後、すでに通過した道を引き返さなければならない。しかし、本実施例においては、目的領域Agに進入した際に、経路案内システムから告知を受けるため、そのような問題が生じる可能性が低減される。なお、図3において、目的領域Agの外縁上の地点である地点Pr1から、ユーザが経路案内に頼らずに目的地Ptgに至った経路の例として、経路Rptgを破線で示す。
また、本実施例においては、自らが入力した住所情報から特定しうる領域Agに進入した際に、経路案内が終了される(図2のステップS185)。このため、ユーザは、目的地Ptgに至る経路Rptgを経路案内システムに頼らずに自力で探している際に、目的地Ptgとは異なる仮想目的地点Psgに誘導する経路案内に煩わされることがない。
なお、本実施例における携帯電話200の主制御部210の機能部としての情報受領部231、ならびに経路探索サーバ100の制御部104の機能部としての住所照合部111および経路探索部112が、「課題を解決するための手段」における「経路準備部」および「経路準備装置」に相当する。また、本実施例における携帯電話200の主制御部210の機能部としての経路案内部232が、「課題を解決するための手段」における「経路案内部」に相当する。そして、本実施例における携帯電話200の主制御部210の機能部としての外縁告知部233、ならびに出力部202〜204が、「課題を解決するための手段」における「出力部」に相当する。
B.第2実施例:
上記第1実施例では、図2のステップS165において目的領域Agに至る経路を決定する際に、まず、仮想目的地点Psgを決定し、その後、仮想目的地点Psgに至る経路を、目的領域Agに至る経路Ra1として使用するために探索する(図3参照)。しかし、第2実施例においては、経路探索サーバ100の制御部104は、図2のステップS165において、仮想目的地点を決定せずに、目的領域Agに至る経路を決定する。第2実施例の処理およびハードウェアの他の点は、第1実施例における処理およびハードウェアと同じである。
図4は、第2実施例において経路探索サーバ100の制御部104が実行する、目的領域Agに至る経路の決定方法を示す図である。第2実施例においては、目的領域Agに至る経路を決定する際に、以下のような処理が行われる。すなわち、経路探索サーバ100の制御部104は、まず、携帯電話200から受け取ったユーザの現在位置Psおよび記憶部106内の経路ネットワークデータに基づき、現在位置Psを通過する1以上の道路区間のアークを、目的領域Agに至る経路の候補の一部として選択する。
そして、選択された道路区間のアークの一端のノードから伸びる道路区間のアークを、さらに、目的領域Agに至る経路の候補の一部として選択する。最初に選択された道路区間のアークの両端のノードに、それぞれ道路区間のアークが接続されている場合には、それぞれの道路区間のアークが、目的領域Agに至る異なる経路の候補の一部として選択される。そして、それまでに選択された道路区間のアークに、新たに選択された道路区間のアークを結合させて得られる経路を、目的領域Agに至る経路の候補とする。
なお、選択された道路区間のアークの端のノードが分岐となっている場合には、その分岐から伸びる各道路区間のアークを、目的領域Agに至る異なる経路の候補の一部として選択する。そして、それまでに選択された道路区間のアークに、新たに選択された各道路区間のアークをそれぞれ結合させて得られる複数の経路を、目的領域Agに至る複数の経路の候補とする。
そのようにして経路の候補の一部として採用する道路区間のアークを順に選択して延ばしてゆき、目的領域Ag内に含まれる道路区間のアークを新たに経路の一部として決定したとき、それまでに選択された道路区間のアークの組合せを、経路の候補として確定する。そのようにして確定された経路の候補として、図4に、Ra1,Ra2,Ra3を示す。経路Ra1は、地点Pr1において、目的領域Agに至っている。経路Ra2は、地点Pr2において、目的領域Agに至っている。経路Ra3は、地点Pr3において、目的領域Agに至っている。
各道路区間のアークには、その道路区間の距離、およびその道路の通過に要する時間が属性情報として関連づけられている。本実施例では、経路探索サーバ100の制御部104は、各経路候補について、通過に要する時間の合計を求める。そして、経路探索サーバ100の制御部104は、通過に要する時間の合計が最も小さい経路候補を、ステップS170の経路案内に使用する経路として決定する。ここでは、経路Ra1がステップS170の経路案内に使用する経路として決定されたものとする。経路Ra1を図4において実線で示す。そして、経路案内に使用する経路として採用されなかった経路Ra2,Ra3を図4において破線で示す。
図2のステップS165において、第2実施例のような処理を行うことにより、たとえば、県庁や市役所の所在地である各ポリゴンの代表地点の場所に拘束されることなく、目的領域Agに至る最適な経路(ここでは、最短時間で目的領域Agに至る経路)を、経路案内に使用する経路として決定することができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施例の説明においては、記憶部106に格納されている住所情報の一部と一致する広域部分情報は、県および市町村の住所情報であった。しかし、記憶部106に格納されている住所情報の一部と一致する広域部分情報は、より上位の領域を表す一部の住所情報を含まない情報、たとえば、県の情報を含まない入力情報のうちの市の情報や、県および市の情報を含まない入力情報のうちの町の情報であってもよい。
また、より上位の領域を表す一部の住所情報が記憶部106に格納されている住所情報と一致せず、より下位の領域を表す一部の住所情報も記憶部106に格納されている住所情報と一致しないが、それらの間の中位の領域を表す一部の住所情報が記憶部106に格納されている住所情報と一致する場合には、その中位の領域を表す一部の住所情報が広域部分情報となり得る。
C2.変形例2:
上記実施例の説明においては、図2のステップS160における目的領域の決定においては、入力情報のうち、記憶部106に格納されている住所情報の一部と一致した広域部分情報に基づいて、ポリゴンが一つだけ特定されるものとして、説明を行った。しかし、広域部分情報(たとえば、市や町の情報)に基づいて、互いに離れた領域を表す2以上のポリゴンが特定される場合には、各ポリゴンに対応づけられた住所情報をユーザに対して出力して、ポリゴンの選択をユーザに促す態様とすることもできる。一方、広域部分情報に基づいて、互いに離れた領域を表す2以上のポリゴンが特定される場合には、エラーメッセージを出力する態様とすることもできる。
C3.変形例3:
第1実施例においては、記憶部106内の経路ネットワークデータの住所情報と一致した広域部分情報と、経路ネットワークデータに含まれるポリゴンの代表地点の情報とに基づいて、仮想目的地点が決定される。しかし、仮想目的地点は、広域部分情報に基づいて定められたポリゴンの外縁を構成する地点の位置の情報と、に基づいて定めることもできる。たとえば、ポリゴンの外縁を構成する頂点のうち、経路の開始地点(第1実施例においては現在位置)に最も近い頂点を、仮想目的地点とすることもできる。また、経路の開始地点から最も遠い頂点を、仮想目的地点とすることもできる。仮想目的地点は、広域部分情報に基づいて定められたポリゴンの図心(重心)とすることもできる。すなわち、仮想目的地点は、広域部分情報と他の情報とに基づいて、決定されるものとすることができる。なお、仮想目的地点は、広域部分情報と経路の開始地点とに基づいて決定されることも好ましい。また、仮想目的地点は、目的領域に関連づけられている代表地点の情報のみに基づいて決定されることもできる。
C4.変形例4:
上記実施例においては、経路案内の開始に先立って、「入力された住所情報に基づいて一地点が特定できないため、一地点に向かう経路が案内されるのではなく、入力された住所情報に基づいて特定された所定の領域に向かう経路が案内される」旨が、ユーザに告知される(図2のステップS170)。しかし、目的領域に向かう経路が案内される場合のユーザへの告知は、たとえば、所定のアイコンを表示パネル202に表示するなど、他の態様とすることもできる。すなわち、目的領域に向かう経路が案内される場合のユーザへの告知は、一地点に向かう経路が案内される場合とは区別可能な何らかの出力がユーザに対して行われるものであればよい。
C5.変形例5:
第1実施例では、仮想目的地点Psgに至る経路に基づいて経路案内を行い、現在位置が目的領域Agの外縁に達したときに、その旨を告知して、経路案内を終了している(図2のステップS180,S185)。しかし、目的領域Agの外縁に達したことを告知した後も、仮想目的地点Psgに至る経路Rpsg(図3参照)に沿って経路案内を続行する態様とすることもできる。そのような態様とすれば、ユーザは、目的領域Agの代表地点である仮想目的地点Psgに到達した後、そこから、真の目的地Ptgを探すことができる。仮想目的地点Psgに設定される各ポリゴンの代表地点は、市役所や区役所など、その領域の代表的な地点である。このため、たとえば、ユーザが、経路案内終了後に、目的地Ptgへの経路を電話で第三者から教えてもらう場合、その領域の代表的な地点を使用して自らの位置を相手に説明することができる。このため、目的地Ptgへの経路を尋ねる相手に対して、自らの位置を説明しやすい。
また、現在位置が目的領域Agの外縁に達した後、所定の移動距離または所定の移動時間だけ、仮想目的地点Psgに至る経路に沿って経路案内を続行する態様とすることもできる。また、経路案内システムが定めたポリゴンに対応する目的領域Agに達する前に、経路案内を終了することもできる。ただし、その際の移動距離または移動時間は、所定の範囲内であることが好ましい。
すなわち、ユーザの現在位置が、目的領域の外縁に基づいて定められる所定の範囲内にあるとき、経路の案内を終了する態様とすることができる。そして、所定の範囲は、目的領域の外縁からの距離に基づいて定めることもでき、目的領域の外縁に達するのに要する時間に基づいて定めることもできる。ただし、経路案内の終了は、ユーザの現在位置が、目的領域の外縁に達した後になされることが好ましい。経路の案内を終了する際のユーザの現在位置の範囲R2の例を図1に示す。
C6.変形例6:
第1実施例では、上記実施例では、現在位置が目的領域Agの外縁に達したときに、その旨を告知している(図2のステップS180,S185)。しかし、ユーザに対する出力は、経路案内システムが定めたポリゴンに対応する目的領域Agの外縁に達する前、または達した後に行われることもできる。たとえば、ユーザに対する出力は、目的領域Agに至る経路上の地点であって、目的領域Agの外縁から所定の距離だけ手前の位置に現在位置があるときに、行われることもできる。また、ユーザに対する出力は、目的領域Agの外縁への到着予想時刻から所定の時間だけ前の時刻において、行われることもできる。ただし、その際の距離または時間は、所定の範囲内であることが好ましい。
すなわち、ユーザの現在位置が、目的領域の外縁に基づいて定められる所定の範囲内にあるとき、ユーザに対して出力装置から所定の出力を行うことができる。そして、所定の範囲は、目的領域の外縁からの距離に基づいて定めることもでき、目的領域の外縁に達するのに要する時間に基づいて定めることもできる。ただし、ユーザに対する出力は、ユーザの現在位置が、目的領域の外縁に達する以前または目的領域の外縁の近傍において、なされることが好ましい。ユーザに対して出力装置から所定の出力を行う際のユーザの現在位置の範囲R1の例を図1に示す。なお、ユーザに対して出力装置から所定の出力を行う際のユーザの現在位置の範囲R1と、経路の案内を終了する際のユーザの現在位置の範囲R2とは、一致していてもよいし、異なっていてもよい。
C7.変形例7:
第2実施例では、1以上の経路候補の中から、経路候補の通過に要する時間に基づいて、経路案内に使用する経路が決定される(図4参照)。しかし、経路案内に使用する経路の決定は、他の基準に基づいて行うこともできる。たとえば、各経路候補を採用した場合の移動距離を計算して、その移動距離に基づいて、経路案内に使用する経路を決定することもできる。その際、たとえば、経路候補の移動距離が最も小さい経路候補を、経路案内に使用する経路とすることができる。また、各経路候補について、その経路候補を採用した場合通過する信号の数を求め、その数が最も少ない経路候補を、経路案内に使用する経路とすることもできる。すなわち、経路候補中からの経路案内に使用する経路の選択は、所定の基準に基づいて行われるものであればよい。ただし、その基準は、目的領域のポリゴンに対応づけられた代表地点によらないものであることが好ましい。
C8.変形例8:
上記実施例では、現在位置情報を得るためにGPSを利用する態様について説明した。しかし、現在位置の情報の生成は、GLONASS(GlobalNavigation Satellite System)、Galile oなどのGPS以外の他の衛星測位システム(Satellite Navigation System)、言い換えれば、世界的航法衛星システム(GNSS:Global Navigation System)によってもよい。また、たとえば、ユーザが携帯する端末が携帯電話である場合には、位置情報の生成は、携帯電話と基地局の電波の強さに基づいて得られる基地局と携帯電話との距離に基づいて、行ってもよい。そのような態様においては、ユーザが携帯する端末は、世界的航法衛星システムの受信装置を備えない態様とすることができる。さらに、ユーザが携帯する移動端末において位置情報を生成する構成要素は、複数の方式、たとえば、衛星測位システムを利用した方式と、携帯電話の基地局を利用する方式を併用する態様とすることもできる。
すなわち、移動端末において位置情報を生成する構成要素は、現在位置の情報を特定できるものであれば、どのような原理に基づくもの、どのような機関が運営するシステムを利用するものであってもよい。
C9.変形例9:
地図サーバ150の地図データベース156内に格納されている画像データとしての地図画像データは、ラスタデータとして保持されていてもよいし、ベクトルデータとして保持されていてもよい。ユーザが携帯する端末装置としての携帯電話200に送信される地図画像データも、ラスタデータであってもよいし、ベクトルデータであってもよい。さらに、地図データベース156内の地図画像データと、端末装置に送信される地図画像データは、いずれか一方をベクトルデータとし、他方をラスタデータとすることもできる。
また、上記実施例においては、各住所コードに、領域ポリゴン、住所の文字列、および代表地点の座標が対応づけられている。しかし、領域ポリゴン、住所の文字列、および代表地点の座標は、住所コードを介さずに、直接対応づけられていてもよいし、住所コード以外の1組以上の情報を介して対応づけられていてもよい。すなわち、領域ポリゴン、住所の文字列、および代表地点の座標は、一方から他方が特定できるように、データベースに格納されていればよい。そして、その対応関係は、1対1以外に、1対複数や複数対1の関係であってもよい。
C10.変形例10:
上記実施例では、携帯電話200から送信された現在位置から目的地点や目的領域に至る経路が探索される(図2のステップS135,S165)。しかし、その時点における現在位置ではなく、ユーザによって指定された基準位置から目的地点や目的領域に至る経路が探索される態様とすることもできる。すなわち、経路案内に使用される経路およびその候補は、何らかの地点から目的地点や目的領域に至る経路とすることができる。
C11.変形例11:
上記実施例では、GPSユニット201から得られる現在位置情報に基づいて、実際に現在位置が目的領域の外縁またはその近傍に達したことを検知して、ユーザに対する出力が行われる。しかし、領域紹介は、実際の現在位置とは無関係に、現在位置に相当する指定位置を経路に沿って移動させるシミュレーションを行いつつ実行することもできる。そのような態様においても、シミュレーションにおいて制御部が現在位置として指定する指定位置が目的領域近傍に達した際に、ユーザに対する出力を行うことができる。このような態様とすれば、ユーザは、目的地までの経路を検討する際に、途中からの経路案内システムによらない目的地捜索の方法を考えながら、行程を検討することができる。
なお、本変形例で説明した態様は、GPSユニットなどの現在位置情報を取得する構成要素を備えない構成とすることができる。そのような構成に代えて、ユーザが指定する指定位置を表す指定位置情報を取得することができる指定位置取得部を備える態様とすることができる。
C12.変形例12:
上記実施例においては、経路案内システムは、その構成要素として、経路探索サーバ100と、地図サーバ150と、携帯電話200と、を含む。しかし、ユーザが携帯し、現在位置を取得でき、ユーザに対して所定の出力を行うことができる携帯端末に、経路探索サーバ100、地図サーバ150の機能を備える態様とすることもできる。また、経路探索サーバ100と、地図サーバ150とは、同じサーバであってもよい。なお、携帯端末は、電話機能を備えない機器としての、PDA(Personal Data Assistant)やノート型のコンピュータなどとすることもできる。すなわち、携帯端末は、ユーザが携帯でき、データに基づいてユーザに対して所定の出力を行うことができる装置であればよい。
すなわち、案内装置としての経路案内システムは、その各構成要素が一つの筐体内に収納されている一つの装置であってもよい。また、経路案内システムは、その構成要素が、互いにデータ通信回線で結ばれている2以上の装置として構成されるものとすることもできる。経路データを生成する機能、目的領域を選択する機能などの各機能については、各装置に1以上の任意の機能を割り当てることができる。そして、各機能は、それぞれ一つの装置で実現されてもよく、2以上の装置が協働して実現してもよい。なお、2以上の構成要素が通信回線で結ばれている態様においては、ユーザに対して情報を出力する出力部は、ユーザに携帯されるものであることが好ましい。
C13.変形例13:
上記実施例において、経路探索サーバ100と、地図サーバ150と、携帯電話200とは、上記各機能を奏するための所定のハードウェアを備えたコンピュータとして実現することができる。上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、アプリケーションソフトウェア212(図1)の機能の一部を制御回路が実行するようにすることもできる。
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、磁気ディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピュータは、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からホストコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホストコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータが直接実行するようにしてもよい。
この明細書において、ホストコンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなホストコンピュータに、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
なお、この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
100…経路探索サーバ
102…通信部
104…制御部
106…記憶部
111…住所照合部
112…経路探索部
150…地図サーバ
152…通信部
154…制御部
156…地図データベース
200…携帯電話
201…GPSユニット
202〜204…出力部
202…表示パネル
203…音声出力部
204…振動機構
205…通信部
206…コマンド入力部
206a…テンキー
206b…カーソルキー
209…時計部
210…主制御部
212…アプリケーションソフトウェア
220…通話制御部
231…情報受領部
232…経路案内部
233…外縁告知部
Ag…目的領域
INT…インターネット
N1〜N5…ポリゴンの頂点
Pr1…地点
Pr2…地点
Pr3…地点
Ps…経路探索時の現在位置
Psg…仮想目的地点
Ptg…目的地
Ra0…現在位置Psから仮想目的地点Psgに至る経路
Ra1…地点Pr1において目的領域Agに至る現在位置Psからの経路
Ra2…地点Pr2において目的領域Agに至る現在位置Psからの経路
Ra3…地点Pr3において、目的領域Agに至る現在位置Psからの経路
Rpsg…地点Pr1から仮想目的地点Psgに至る経路
Rptg…地点Pr1から目的地Ptgに至る経路

Claims (9)

  1. 目的地に向かうための経路案内をする経路案内システムにおいて、
    住所を表す住所情報の少なくとも一部である入力情報を受け取る経路準備部であって、(i)前記入力情報が、広域の住所を表す広域部分情報を含み、あらかじめデータベースに格納されている住所情報の一部と前記広域部分情報とが一致し、かつ、(ii)前記入力情報が、前記広域部分情報よりも詳細な住所を表す詳細部分情報を含み、前記データベースに格納されている住所情報と前記詳細部分情報とが一致しない場合、または、前記入力情報が、前記詳細部分情報を含まない、という第1の処理条件が満たされる場合に、前記広域部分情報に基づいて、地図上の目的領域を決定する経路準備部と、
    前記第1の処理条件が満たされる場合に、前記目的領域に向かう経路をユーザに案内する経路案内部と、
    ユーザの現在位置が、前記目的領域の外縁に基づいて定められる第1の範囲内にあるとき、前記ユーザに対して出力を行う出力部と、を備える経路案内システム。
  2. 請求項1記載の経路案内システムであって、
    前記経路案内部は、前記ユーザの現在位置が、前記目的領域の外縁に基づいて定められる第2の範囲内にあるとき、前記経路の案内を終了する、経路案内システム。
  3. 請求項1または2記載の経路案内システムであって、
    前記経路準備部は、前記第1の処理条件が満たされる場合に、前記広域部分情報と他の情報とに基づいて、前記目的領域に含まれる仮想目的地点を決定し、前記仮想目的地点に至る経路を決定し、
    前記経路案内部が前記目的領域に向かう経路として案内する経路は、前記仮想目的地点に向かう経路の少なくとも一部である、経路案内システム。
  4. 請求項3記載の経路案内システムであって、
    前記経路案内部は、前記目的領域に到達した後も、前記仮想目的地点に向かう経路をユーザに案内する、経路案内システム。
  5. 請求項1または2記載の経路案内システムであって、
    前記経路準備部は、出発地点から、経路の候補の一部として採用する道路を順に決定し、前記目的領域に至った1以上の前記候補の中から、所定の基準に基づいて、1の候補経路を、前記案内する経路として選択する、経路案内システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の経路案内システムであって、
    前記経路準備部は、前記入力情報が、前記広域部分情報と前記詳細部分情報とを含み、前記データベースに格納されている前記住所情報と、前記広域部分情報および前記詳細部分情報の組合せとが一致する、という第2の処理条件が満たされる場合に、前記広域部分情報と前記詳細部分情報に基づいて、地図上の目的地点を決定し、
    前記経路案内部は、前記第2の処理条件が満たされる場合に、前記目的地点に向かう経路をユーザに案内する、経路案内システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の経路案内システムであって、
    前記経路案内部は、前記入力情報に基づいて定められる一地点に向かう経路ではなく、前記目的領域に向かう経路を案内する旨の出力を、前記出力部から前記ユーザに対して行う、経路案内システム。
  8. 目的地に向かうための経路案内をする方法であって、
    (a)経路準備装置が、住所を表す住所情報の少なくとも一部である入力情報を受け取る工程と、
    (b)前記入力情報が、広域の住所を表す広域部分情報を含み、あらかじめデータベースに格納されている住所情報の一部と前記広域部分情報とが一致し、かつ、
    前記入力情報が、前記広域部分情報よりも詳細な住所を表す詳細部分情報を含み、前記データベースに格納されている住所情報と前記詳細部分情報とが一致しない場合、または、前記入力情報が、前記詳細部分情報を含まない、
    という処理条件が満たされる場合に、
    前記経路準備装置が、前記広域部分情報に基づいて、地図上の目的領域を決定する工程と、
    (c)前記処理条件が満たされる場合に、経路案内装置が、前記目的領域に向かう経路をユーザに案内する工程と、
    (d)ユーザの現在位置が、前記目的領域の外縁に基づいて定められる第1の範囲内にあるとき、前記ユーザに対して出力装置から出力を行う工程と、を含む方法。
  9. コンピュータを使用して目的地に向かうための経路案内をするためのコンピュータプログラムであって、
    (a)前記コンピュータが、住所を表す住所情報の少なくとも一部である入力情報を受け取る機能と、
    (b)前記入力情報が、広域の住所を表す広域部分情報を含み、あらかじめデータベースに格納されている住所情報の一部と前記広域部分情報とが一致し、かつ、
    前記入力情報が、前記広域部分情報よりも詳細な住所を表す詳細部分情報を含み、前記データベースに格納されている住所情報と前記詳細部分情報とが一致しない場合、または、前記入力情報が、前記詳細部分情報を含まない、
    という処理条件が満たされる場合に、
    前記コンピュータが、前記広域部分情報に基づいて、地図上の目的領域を決定する機能と、
    (c)前記処理条件が満たされる場合に、前記コンピュータが、前記目的領域に向かう経路をユーザに案内する機能と、
    (d)ユーザの現在位置が、前記目的領域の外縁に基づいて定められる第1の範囲内にあるとき、前記ユーザに対して前記コンピュータから出力を行う機能と、を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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