JP2004278661A - 液封入式防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切替型液封入式防振装置の仕切部材における第2オリフィス流路の副液室側への連通孔を開閉するための機構として効果的な切替が可能な新たな開閉機構を提供する。
【解決手段】主液室32と副液室34を連通する流路として仕切部材30に第1オリフィス流路36と第2オリフィス流路38を設け、第2オリフィス流路38の副液室34側への連通孔50を開閉する開閉機構52として、仕切部材30に永久磁石54を設けるとともに、ダイヤフラム26を介して連通孔50に対向して配された軸方向に進退自在の強磁性体からなる押圧部材56と、これを取り囲み通電により押圧部材56を磁化させるコイル58を設け、押圧部材56と永久磁石54との同極同士の斥け合いと異極同士の引き合いを利用して連通孔50の開閉を切り替える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車エンジン等の振動体を、その振動を車体等の支持体に伝達させないように支承する液封入式防振装置として、例えばシェイク振動用の第1オリフィス流路と、アイドル振動用の第2オリフィス流路とを設けて、両オリフィス流路を選択的に機能させることにより防振性能を切替可能にした液封入防振装置が提案されている。
【0003】
かかる切替型の液封入式防振装置として、例えば特開平8−270718号公報には、防振基体にて室壁の一部が形成される主液室とダイヤフラムにて室壁の一部が形成される副液室とを仕切る仕切部材において、外周部分の第1オリフィス流路と中央部分の第2オリフィス流路とを設けて両液室を連通させた上で、上記第2オリフィス流路の副液室側への連通孔にダイヤフラムを押圧することで該連通孔を開閉するようにした液封入式防振装置が開示されている。この公報では、連通孔を開閉するための機構として、ダイヤフラムの背後にばねにより付勢された押圧部材を設けるとともに、ダイヤフラムの背後の空気室を大気圧導入と負圧導入とに切替可能な切替室として、大気圧としたときにはばねの付勢力により押圧部材をダイヤフラムに押し当てて上記連通孔を閉塞し、負圧としたときにはばねの付勢力に抗してダイヤフラムを連通孔から引き離すことで連通孔を開口させる機構が開示されている。
【0004】
また、特開平9−280304号公報には、上記のような仕切部材の連通孔を開閉するための機構として、ダイヤフラムの背後にばねにより付勢された押圧部材を設けるとともに、押圧部材に永久磁石を組み込み、またこの押圧部材をコイルで取り囲んで、コイルへの通電により電磁力を作用せしめて、押圧部材をばねの付勢力に抗して仕切部材から引き離すことにより連通孔を開口させる機構が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開平8−270718号公報
【0006】
【特許文献2】特開平9−280304号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような切替型の液封入式防振装置において、仕切部材における第2オリフィス流路の副液室側への連通孔を開閉するための機構として、従来にも増して効果的な切替を可能とする新たな開閉機構を持つ液封入式防振装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の液封入式防振装置は、第1取付部材と、筒状部を有する第2取付部材と、これら取付部材の間に介設されて両取付部材を結合するゴム材よりなる防振基体と、前記防振基体に対向して配され前記筒状部の内側で前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記筒状部の内側に配されて前記液対封入室を仕切る仕切部材と、前記仕切部材の一方側において前記防振基体にて室壁の一部が形成された主液室と、前記仕切部材の他方側において前記ダイヤフラムにて室壁の一部が形成された副液室と、前記仕切部材に設けられて前記主液室と前記副液室を連通する第1オリフィス流路と、前記仕切部材に設けられて前記主液室と前記副液室を連通する第2オリフィス流路と、前記仕切部材における前記第2オリフィス流路の前記副液室側への連通孔を開閉する開閉機構と、を備える液封入式防振装置において、前記開閉機構が、前記副液室側に一方の磁極を向けて前記仕切部材に設けられた永久磁石と、前記ダイヤフラムを介して前記連通孔に対向して配され、かつ前記連通孔に向かって進退変位可能に設けられて、前記ダイヤフラムをその背後から押圧することで前記連通孔を閉塞し、また該押圧を解除することで前記連通孔を開口させる強磁性体からなる押圧部材と、前記押圧部材を取り囲む環状をなし、通電により前記押圧部材を磁化させて、前記永久磁石との同極同士の斥け合い及び/又は異極同士の引き合いにより、前記押圧部材による前記連通孔の開閉を切り替えるコイルとを備えてなるものである。
【0009】
本発明の液封入式防振装置によれば、仕切部材に設けた永久磁石と、ダイヤフラムの背後に配した押圧部材及びコイルからなる電磁石との間の、同極同士の斥け合い及び/又は異極同士の引き合いを利用して、仕切部材の連通孔の開閉切替を行うようにしている。このように仕切部材側にも開閉機構の一部を組み込むことにより、連通孔の効果的な開閉切替を行うことができ、しかも仕切部材に設けるのは永久磁石であるため、仕切部材の過度の大型化・複雑化や液室のシール性悪化などの不具合を伴うことなく配設することができる。
【0010】
本発明の液封入式防振装置においては、前記第1オリフィス流路が前記仕切部材の外周部分に設けられ、前記第2オリフィス流路が前記第1オリフィス流路の内側に設けられてもよい。
【0011】
本発明においては、例えば別途にばねなどを設けることにより、永久磁石と電磁石との間の同極同士の斥け合いと異極同士の引き合いのいずれか一方のみを利用して連通孔の開閉を切り替えることもできるが、好ましくはこの斥け合いと引き合いの双方を利用することである。すなわち、前記コイルに対し一方向に電流を流すことにより前記押圧部材の仕切部材側端部を前記永久磁石の前記一方の磁極と異極になるように磁化させ、異極同士の引き合いにより前記ダイヤフラムを前記仕切部材に押圧して前記連通孔を閉塞し、また、前記コイルに対し前記一方向と逆方向に電流を流すことにより前記押圧部材の仕切部材側端部を前記永久磁石の前記一方の磁極と同極になるように磁化させ、同極同士の斥け合いにより前記押圧部材を前記仕切部材から離隔変位させて前記連通孔を開口させてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る液封入式防振装置について図面に基づいて説明する。
【0013】
図1,2は、実施形態の液封入式防振装置の縦断面図であり、図1は走行状態、図2はアイドル状態における各断面を示している。この実施形態の防振装置は、自動車のエンジンを車体に対して支承するエンジンマウントであり、エンジン側に取り付けられる上側の第1取付部材10と、車体側に取り付けられる下側の第2取付部材12と、これら取付部材10,12の間にあって振動を吸収及び遮断するゴム材からなる防振基体14とを有している。
【0014】
第2取付部材12は、筒状金具16と、その下端開口部の外周面に嵌着された椀状の底金具18とからなり、車体側に固定される筒状の支持金具20の内側に圧入されて固定される。なお、この支持金具20には、その上端開口部にストッパ金具22が設けられ、該ストッパ金具22が第1取付部材10をその上方から覆っている。
【0015】
第1取付部材10は、略円柱状の金具であって、第2取付部材12の軸心上において当該軸方向に所定の距離をおいて配されている。第1取付部材10はその上部にストッパ部24を備え、上記ストッパ金具22との間で第1取付部材10の所定以上の上方及び水平方向への変位を制限するように構成されている。
【0016】
防振基体14は、略傘形状をなし、上部に第1取付部材10が埋設され、また下端部が筒状金具16の上端部内周面に加硫接着手段により取着されている。
【0017】
第2取付部材12の内側には、防振基体14と軸方向に間隔をおいて対向する可撓性ゴム膜からなるダイヤフラム26が取り付けられている。詳細には、ダイヤフラム26は、その周縁部のリング状の補強金具28によって、筒状金具16の下端開口部の内周面に嵌着されている。
【0018】
第2取付部材12の内側にはまた、ダイヤフラム26と防振基体14との間で第2取付部材12の内側に形成される液体封入室を仕切る略円盤状の仕切部材30が取り付けられており、仕切部材30によって、上記液体封入室は、防振基体14にて室壁の一部が形成された主液室32と、ダイヤフラム26にて室壁の一部が形成された副液室34とに仕切られている。
【0019】
仕切部材30は、その外周部分に第1オリフィス流路36を備え、またその内側の中央部分に第2オリフィス流路38を備えてなり、補強金具28の上面に重ね合わせた状態で筒状金具16の下端開口部の内周面に嵌着されている。詳細には、仕切部材30は、外周面に第1オリフィス流路36を形成する溝を持ち、またその内側の上面側に第2オリフィス流路38を形成する溝を持つオリフィス形成部材40と、該オリフィス形成部材40の上面に接設されて第2オリフィス流路38を主液室32から仕切るための仕切板42とからなる。
【0020】
そして、第1オリフィス流路36は、仕切板42に設けた連通孔44、オリフィス形成部材40の外周部上側に設けた連通孔46及び外周部下側に設けた連通孔48を介して、主液室32と副液室34との間を連通している。また、第2オリフィス流路38は、上記連通孔44と、オリフィス形成部材40の下面中央部に設けた連通孔50を介して、主液室32と副液室34とを連通している。
【0021】
ここで、両オリフィス流路36,38は、10Hz程度の低周波数域のシェイク振動については第1オリフィス流路36で吸収し、20Hz程度のより高い周波数域のアイドル振動については第2オリフィス流路38で吸収するように、断面積と長さが設定されている。従って、断面積Aと長さLの比(A/L)は第1オリフィス流路36よりも第2オリフィス流路38の方が大きく設定されており、従って液体の流路抵抗は第2オリフィス流路38の方が小さくなっている。
【0022】
そして、この2つのオリフィス流路36,38を選択的に機能させるために、仕切部材30における第2オリフィス流路38の副液室34側への連通孔50を開閉する開閉機構52が設けられている。
【0023】
開閉機構52は、仕切部材30に設けられた永久磁石54と、ダイヤフラム26を介して連通孔50に対向して配された鉄等の強磁性体からなる押圧部材56と、押圧部材56を取り囲む環状をなすコイル58とからなる。そして、押圧部材56とコイル58とにより電磁石が構成されており、これらはダイヤフラム26の背後において底金具18との間に設けられた空気室64内に配されている。
【0024】
永久磁石54は、副液室34側に一方の磁極(図ではS極)を、主液室32側に他方の磁極(図ではN極)を向けて、仕切部材30の中央部の軸心上に設けられており、この永久磁石54の周りに上記連通孔50が環状に開口して設けられている。
【0025】
押圧部材56は、ダイヤフラム26の中央部をその背後から仕切部材30の連通孔50を塞ぐように押圧する円板状の押圧部60と、その下面から軸方向下方に延びる細長い円柱状の軸部62とからなり、押圧部60はこの実施形態ではダイヤフラム26の中央部のゴム中に埋設されることでダイヤフラム26の下面に固着されている。また、軸部62は、その下端がコイル58の中空部にスライド自在に挿入されており、これにより、押圧部材56は、仕切部材30の中央の連通孔50に向かって進退変位可能、即ち第2取付部材12の軸方向に変位可能に設けられている。
【0026】
なお、ダイヤフラム26の中央部には、連通孔50に対して下方から差し込まれることで、埋設された押圧部60を連通孔50ないし永久磁石54に対して位置決めするためのガイド突起66が設けられている。このガイド突起66の高さは、図2に示す押圧部材56が最も仕切部材30から離れた位置においても、連通孔50から外れないように設定されている。また、押圧部材56の軸方向長さ、特に軸部62の長さは、図1に示す押圧部材56が最も仕切部材30に近づいた位置においても、下端がコイル58の中空部から抜けないように設定されている。これにより、押圧部材56は、その周囲を取り囲むガイドを設けなくても正確に軸方向変位できるようになっている。なお、底金具18の底面には、押圧部材56の下端を弾性的に受けるための受けゴム68が設けられている。
【0027】
コイル58は、底金具18の底面の中央部に設けられており、リード線70を介して外部の電源(不図示)に接続され、走行時とアイドル時とで逆方向に電流が流されるように設定されており、このようにして通電されることで強磁性体からなる押圧部材56を磁化させる。なお、コイル58は、例えば50N程度の力で押圧部材56がダイヤフラム26を押圧し、またそれ以上の力で押圧部材56が仕切部材30から引き離されるような磁力を押圧部材56に与えるものであることが好適であり、そのため、押圧部材56が永久磁石54の2倍以上の磁力で磁化されるように構成されることが好ましい。
【0028】
以上よりなる本実施形態の防振装置では、走行時には、図1に示すように、押圧部材56はその上端が永久磁石54の下側の磁極と異極(即ち、N極)となるように、コイル58に電流を流す。すると、磁化された押圧部材56と永久磁石54との異極同士の引き合いにより、押圧部材56がダイヤフラム26を仕切部材30の連通孔50に押圧し、これにより連通孔50が閉塞され、第2オリフィス流路38が塞がれる。そのため、液体は第1オリフィス流路36を通じて主液室32と副液室34との間を流通し、走行時におけるシェイク振動が効果的に減衰される。
【0029】
一方、アイドル時には、図2に示すように、押圧部材56はその上端が永久磁石54の下側の磁極と同極(即ち、S極)となるように、コイル58に電流を走行時と逆方向に流す。すると、磁化された押圧部材56と永久磁石54との同極同士の反発力により、押圧部材56は仕切部材30から離隔する方向に変位し、これにより連通孔50が開口し、第2オリフィス流路38が連通される。そのため、液体は流路抵抗の小さい第2オリフィス流路38を通じて主液室32と副液室34との間を流通し、アイドル振動が効果的に減衰される。
【0030】
以上のように本実施形態の液封入式防振装置によれば、仕切部材30に設けた永久磁石54と、コイル58への通電により磁化された押圧部材56との間の、同極同士の斥け合いと異極同士の引き合いとを利用して、仕切部材58の連通孔50の開閉切替を行うようにしたので、連通孔50の効果的な開閉切替を行うことができる。
【0031】
なお、上記実施形態においては、ばねなどの付勢手段を設けずに磁力だけで切替を行うように設定したが、コイルばね等の付勢手段を追加して、これと磁力とを組み合わせて切替を行うようにしてもよい。
【0032】
例えば、上記押圧部材56を仕切部材30側に付勢するコイルばねを追加し、走行時にはコイル58への通電をOFFとして、コイルばねの付勢力により押圧部材56で連通孔50を閉塞するようにし、アイドル時には、コイル58への通電をONして、図2に示すような上下の磁極に押圧部材56を磁化し、押圧部材56を永久磁石54との間での同極同士の反発力により、コイルばねの付勢力に抗して仕切部材30から離隔する方向に変位させて、連通孔50を開口させてもよい。
【0033】
また、例えば、上記押圧部材56を仕切部材30から離隔する方向に付勢するコイルばねを追加し、アイドル時にはコイル58への通電をOFFとして、コイルばねの付勢力により連通孔50を開口させるようにし、走行時には、コイル58への通電をONして、図1に示すような上下の磁極に押圧部材56を磁化し、押圧部材56を永久磁石54との間での異極同士の引き合いにより、コイルばねの付勢力に抗して仕切部材30に接近させて連通孔50を閉塞させてもよい。
【0034】
このように走行時やアイドル時にコイルへの通電をOFFにすることにより、電力消費量を低減して低燃費化を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、仕切部材に設けた永久磁石と、ダイヤフラムの背後に配した押圧部材及びコイルからなる電磁石との間の、同極同士の斥け合い及び/又は異極同士の引き合いを利用することで、仕切部材の連通孔の効果的な開閉切替を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液封入式防振装置の走行状態における縦断面図。
【図2】同防振装置のアイドリング状態における縦断面図。
【符号の説明】
10……第1取付部材
12……第2取付部材
14……防振基体
26……ダイヤフラム
30……仕切部材
32……主液室
34……副液室
36……第1オリフィス流路
38……第2オリフィス流路
50……第2オリフィス流路の副液室側への連通孔
52……開閉機構
54……永久磁石
56……押圧部材
58……コイル

Claims (3)

  1. 第1取付部材と、筒状部を有する第2取付部材と、これら取付部材の間に介設されて両取付部材を結合するゴム材よりなる防振基体と、前記防振基体に対向して配され前記筒状部の内側で前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記筒状部の内側に配されて前記液体封入室を仕切る仕切部材と、前記仕切部材の一方側において前記防振基体にて室壁の一部が形成された主液室と、前記仕切部材の他方側において前記ダイヤフラムにて室壁の一部が形成された副液室と、前記仕切部材に設けられて前記主液室と前記副液室を連通する第1オリフィス流路と、前記仕切部材に設けられて前記主液室と前記副液室を連通する第2オリフィス流路と、前記仕切部材における前記第2オリフィス流路の前記副液室側への連通孔を開閉する開閉機構と、を備える液封入式防振装置において、
    前記開閉機構が、
    前記副液室側に一方の磁極を向けて前記仕切部材に設けられた永久磁石と、
    前記ダイヤフラムを介して前記連通孔に対向して配され、かつ前記連通孔に向かって進退変位可能に設けられて、前記ダイヤフラムをその背後から押圧することで前記連通孔を閉塞し、また該押圧を解除することで前記連通孔を開口させる強磁性体からなる押圧部材と、
    前記押圧部材を取り囲む環状をなし、通電により前記押圧部材を磁化させて、前記永久磁石との同極同士の斥け合い及び/又は異極同士の引き合いにより、前記押圧部材による前記連通孔の開閉を切り替えるコイルとを備えてなる
    ことを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 前記第1オリフィス流路が前記仕切部材の外周部分に設けられ、前記第2オリフィス流路が前記第1オリフィス流路の内側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記コイルに対し一方向に電流を流すことにより前記押圧部材の仕切部材側端部を前記永久磁石の前記一方の磁極と異極になるように磁化させ、異極同士の引き合いにより前記ダイヤフラムを前記仕切部材に押圧して前記連通孔を閉塞し、
    前記コイルに対し前記一方向と逆方向に電流を流すことにより前記押圧部材の仕切部材側端部を前記永久磁石の前記一方の磁極と同極になるように磁化させ、同極同士の斥け合いにより前記押圧部材を前記仕切部材から離隔変位させて前記連通孔を開口させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の液封入式防振装置。
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