JP2004276880A - 幼児保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】肩骨と腰骨の両骨格を確実に拘束する幼児保持装置を提供する。
【解決手段】幼児保持装置1を、腰部を周回する腰ベルト2と、一端が腰ベルト2の前部分に止着され且つ他端が腰ベルト2の後部分に止着され、また、背部の略中央から設けられた肩ベルト3と、一端が腰ベルト2の前部分に着脱可能に止着され且つ他端が腰ベルト2の後部分に止着された股ベルト3から構成する。衝突時に、シートベルト9a/9bによって前方に飛出そうとする肩ベルト3が中央に絞られながら下斜め後方に引かれる。これにより、肩ベルト3と共に着用者の腰部を周回する腰ベルト2も中央に絞られ腰骨を保持する。また、肩ベルト3が下斜め後方に引かれると、その肩ベルト3が両肩を引く動きとなる。従って、腰ベルト2により腰骨が、また、肩ベルト3により肩骨が適宜に保持される。また、股ベルトによって腰ベルトの上方へのズレが防止され、腰ベルトが確実に骨盤を捉える。
【選択図】 図4
【解決手段】幼児保持装置1を、腰部を周回する腰ベルト2と、一端が腰ベルト2の前部分に止着され且つ他端が腰ベルト2の後部分に止着され、また、背部の略中央から設けられた肩ベルト3と、一端が腰ベルト2の前部分に着脱可能に止着され且つ他端が腰ベルト2の後部分に止着された股ベルト3から構成する。衝突時に、シートベルト9a/9bによって前方に飛出そうとする肩ベルト3が中央に絞られながら下斜め後方に引かれる。これにより、肩ベルト3と共に着用者の腰部を周回する腰ベルト2も中央に絞られ腰骨を保持する。また、肩ベルト3が下斜め後方に引かれると、その肩ベルト3が両肩を引く動きとなる。従って、腰ベルト2により腰骨が、また、肩ベルト3により肩骨が適宜に保持される。また、股ベルトによって腰ベルトの上方へのズレが防止され、腰ベルトが確実に骨盤を捉える。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車輌に備えるシートベルトと共に使用されて、衝突事故の衝撃から幼児の身体を保護する幼児保持装置に関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】
現在、車輌に6歳以下の子供を乗車させる際は、保持装置によって子供を座席にホールドしている。その保持装置は、バケットや座席等の形状の収容体に子供を収容し、その収容体に備えるベルトで子供をホールドするチャイルドシート型保持装置と、前身頃と重ね身頃を設けた後身頃とからなる着衣を子供に着せ、その着衣の後身頃と重ね身頃の間に車輌に備えるシートベルトを通して、子供を着衣と共にシートベルトでホールドする着衣型保持装置等が用いられている。
【0003】
その着衣型保持装置は、チャイルドシート型保持装置の拘束的な保持形態と違い活発に動き廻る幼児期の子供が着用することが考慮されて、着用した子供に束縛感を与えないようにと、後身頃と重ね身頃の間に挿通した車輌のシートベルトが適度にその間を左右へ動くことができるようになっている。これにより、子供は、体をシートの上で適当な範囲で左右に振り動かせることができ、保持装置の着用によって生ずる体の疲れを取ることができた。
【0004】
しかし、保持装置が着衣型であることから、装着が着衣を着せる感覚で行われて、子供に着せた時点での着衣のだぶつき調節が甘くなってしまい、衝突事故となった場合に十分に子供の身体を保持できないことがある。
従って、前方飛出しを阻止するため確実に保持しなければならない身体の肩部と腰部の拘束ができず、身体を保持するはずの着衣によって反対に子供の腹部や脇腹に損傷を及ぼす危険があった。
【0005】
【目的】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、着用者の肩骨と腰骨の両骨格を確実に拘束することができる幼児保持装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本発明の要旨とするところは、着用者の腰部を周回する腰ベルトと、一端が腰ベルトの前部分に止着され且つ中途において両肩を通過し他端が腰ベルトの後部分に止着された肩ベルトと、一端が腰ベルトの前部分に着脱可能に止着され且つ中途において股を通過し他端が腰ベルトの後部分に止着された股ベルトからなることを特徴とする幼児保持装置である。
【0007】
本発明の幼児保持装置を詳しく説明すると、幼児保持装置は、少なくとも両肩、上胴部を拘束する肩ベルト、着用者の腰部領域を横断して拘束する腰ベルトと腰ベルトのずれ上がりを防止し、腰ベルトが骨盤から外れないように低い位置に保持するために、着用者の両大腿の間を通るように配置される2本以上の分岐ストラップである股ベルトから構成されるハーネスベルトを基本構造とするものである。
ベルトの素材は、切断等の破損に耐え得る強度を有する素材、例えば、ナイロン等の化学繊維からなるものを用いなければならない。勿論、強度を有する素材であってベルトとして使用できるものであれば何でもよい。また、保持装置の適応体重によって、関連規定が定めるベルト幅寸法やベルトの設置数(1本または一対の2本またはそれ以上の数)も適宜選定すればよい。
【0008】
腰ベルトは、着用者の腰部すなわち腰骨に対応する位置に着用者を周回させて設けるのがよい。その腰骨に対応する位置とは、人体の腰骨すなわち骨盤を外部より確認可能な範囲の全ての部分を指し一地点に限定されるものではない。そして、その骨盤に対応する部位に適宜の補強部材を設けてもよい。
また、装着時のぶかつきを調節するための適宜の調節手段を設けたり、腰ベルトの着用者の前側となる位置に、オス/メスからなるバックルや緊締具等の係着手段を用いて腰ベルトが開閉できるようにしてもよい。
【0009】
肩ベルトは、一端が腰ベルトの前部分すなわち着用者の前側となる部位に止着され、中途が着用者の両肩を通過し、他端が腰ベルトの後部分すなわち着用者の後側となる部位に止着されている。肩とは、人体の一般的に肩と呼ばれる範囲の全ての部分を指し一地点に限定されるものではない。
その止着の方法も、着用者を保持可能な方法また止着形態であれば特に限定するものではなく、例えば、縫製やリベットや蒸着等の適宜の方法によって行えばよい。また、装着時のぶかつきを調節するための適宜の調節手段を設けてもよい。
【0010】
肩ベルトは、両肩を通過した後に適宜の部位から下広形状とするのがよい。具体的な形態としては、肩ベルトは左右一対で設けると共に、そのそれぞれが肩を通過した後に適宜の部位からハの字状にするのがよい。すなわち、着用者の後側に位置するベルトが適宜の部位、例えば、着用者の背部の中央上方位置から、右側の肩ベルトにおいては腰ベルトの身体の右脇となる位置に向かって通し、左側の肩ベルトにおいては腰ベルトの身体の左脇となる位置に向かって通すのがよい。また、着用者の前側に位置するベルトは略直線的に設ければよい。
【0011】
そして、左右の肩ベルトのそれぞれが外方に移動しないように、また、左右それぞれが勝手な動きをしないように、その左右の肩ベルトの間に適宜のブリッジを架設してもよい。ブリッジは適宜の部位に設ければよいが、着用者の前側と後側に独立的に設けるのがよい。すなわち、着用者の前側と後側に位置するベルトの両方に設け、着用者の前側は胸部にまた後側は背部に設けるのがよい。
ブリッジの素材や形態等も特に限定するものではなく、左右の肩ベルトの動きを所望の範囲で制約することができればどのような素材また形態で架設してもよいが、肩ベルトと同一素材とすると共に、水平方向に架設した水平ベルトとするのがよい。
【0012】
水平ベルトの止着の方法も、左右の肩ベルトを支持可能な方法また止着形態であれば特に限定するものではなく、例えば、縫製やリベットや蒸着等の適宜の方法によって行えばよい。
そして、着用者の後側の水平ベルトは、ブリッジがハの字状となる位置の上方に設けるのがよい。
また、着用者の前側および/または後側の水平ベルトに、装着時のぶかつきを調節するための適宜の調節手段を設けてもよい。
さらには、着用者の前側の水平ベルトは、ベルトの中途あるいは止着部で開閉できるようにしてもよい。
【0013】
股ベルトは、一端が腰ベルトの前部分すなわち着用者の前側となる部位に着脱可能に止着され、中途が着用者の股を通過し、他端が腰ベルトの後部分すなわち着用者の後側となる部位に止着されている。股とは、人体の両大腿の間であり、その間を通り、且つその部分に損傷を与えないようにベルトを通過させる。
その股ベルトの配設形態も特に限定するものではなく、大腿部に損傷を与えないように設けられていれば形状等も含めてどのような形態であってもよく、通常は、左右一対に設けるように行えばよい。
【0014】
また、股部にかかるベルトの一部または全部に、帯状等のパッド部材を適宜に設けてもよい。
そして、股ベルトの止着の方法も、着用者を保持できれば特に限定するものではなく、例えば、縫製やリベットや蒸着等の適宜の方法によって行えばよい。また、装着時のぶかつきを調節するための適宜の調節手段を設けてもよい。
着用者の前側となる部位を着脱可能にするための手段としても特に限定するものではなく、オス/メスからなるバックルや緊締具等の係着手段を用いて行えばよい。
【0015】
そして、腰ベルトおよび/または肩ベルトの着用者の後側に位置する後ベルトに車輌に備えるシートベルトの通過位置を決める位置決め手段を設けてもよい。その通過位置の具体的な位置は、腰ベルトの上縁に近接する位置であり、そこを腰ベルトとほぼ平行に通過できるように位置決め手段を設ける。
その位置決め手段もクリップや一部が開閉可能なリング状ベルトまたテープ等を用いればよく、適宜にシートベルトの位置決めをできるものにであれば何でもよい。
【0016】
本幼児保持装置すなわち腰ベルトと肩ベルトと股ベルトとからなるハーネスベルトに、適宜の形状に形成した布地を止着してもよい。具体的には、衣服で呼ばれるところの前身頃や後身頃に当たるものである。
しかして、衣服のように身体の前側また後側を全て覆うように設けるというものだけではなく、前側また後側の一部を覆うに留めてもよい。それは、ハーネスベルトの補助としてあるものであり、装着の容易性を図るためであります。
布地とは、化学繊維あるいは自然繊維からなる織物、また、ビニール等の柔軟素材からなる成型物を含むものである。そして、その布地は網目状に形成したり透明や半透明のビニール等を用いて内部を透視可能にしてもよい。
【0017】
また、本ハーネスベルトを構成する腰ベルト肩ベルト股ベルトの所望のベルトに適宜の補強部材を設けてもよい。例えば、各ベルトと同一の素材やその素材と同等またはそれ以上の強度を有する樹脂や金属等の素材を用いそれを補強に適する形状に適宜に形成して用いればよく、その形状も特に限定するものではない。
補強部材は、止着点とほぼ同一の範囲において取り付けてもよいが、その範囲を大きく超えて他の部位まで延ばして設けてもよい。そして、本ハーネスベルトは前開可能に構成してもよい。
【0018】
【作用】
本発明の幼児保持装置は以上のように構成されているので、子供の車輌乗車に際しては、先ず本幼児保持装置(ハーネスベルト)を子供に着用させると共に装着調節を適宜に行ってその子供を車輌のシートに着座させる。
次に、着用者の背部を通過する肩ベルトと着用者の背部との間に車輌に備えるシートベルトを通し、シートベルトに備えられるスライド可能に保持された係止金具を、シートまたは車輌本体に固定されたメス金具に止着する。また、シートベルトの通過位置を決める位置決め手段を有するものは、この位置決め手段を用いてシートベルトを通す。これにより、子供は幼児保持装置に保持されると共に車輌のシートベルトによってシートにセットされる。
【0019】
そして、車輌に衝突事故が発生した場合、子供は前方に飛出そうとするが、シートベルトの繰り出しがロックされて、シートベルトによって幼児保持装置すなわちハーネスベルトが支持され、そのハーネスベルトで子供が保持され、子供の前方飛出しが阻止される。
その動作は、シートベルトによってハーネスベルトが支持されると、着用者の背部を斜めに通過するシートベルトおよび着用者の腰部を水平に通過するシートベルトによって、着用者と共に前方に飛出そうとする肩ベルトを中央に絞りながら支持する。その支持は下斜め後方から支持されるので、動きとしては、肩ベルトは中央に絞られ且つ下斜め後方に引かれる。
【0020】
肩ベルトが中央に絞られると、その肩ベルトと共に着用者の腰部を周回する腰ベルトも中央に絞られ、着用者の腰部すなわち骨盤が保持される。また、肩ベルトが中央に絞られると共に下斜め後方に引かれると、その肩ベルトが掛かる肩部を引く動きとなる。従って、着用者は腰ベルトにより骨盤が、また、肩ベルトにより肩骨が適宜に保持される。股ベルトにおいては、腰ベルトの上方へのズレを防止して腰ベルトを確実に骨盤の位置に留める。
その動きは瞬時であり且つシートベルトのロックと共に自動的に開始される。そして、着用者の背部を通過する肩ベルトは、上方より下方の方が広がる形態に設けているので、着用者が前方へ飛び出すにつれてシートベルトによって肩ベルト3が中央に絞られて腰部と肩部が締っていく。
【0021】
【実施例】
本発明の幼児保持装置を以下図面に従って説明すると、図1は、本発明に係わる幼児保持装置の背面図、図2は、幼児保持装置の前面図、図3は、幼児保持装置の側面図である。1は幼児保持装置で、腰ベルト2/肩ベルト3/股ベルト4のハーネスベルトからなる。
2は着用者の腰部を周回して腰骨すなわち骨盤を拘束するための腰ベルトで、21はベルト長を調節可能になっている開閉用のバックルである。3は着用者の両肩を通過して肩骨を拘束する肩ベルトで、その一端は腰ベルト2の前部分に止着され、また、他端は腰ベルト2の後部分に止着される。31はベルト長を調節するための長さ調節具、32は調節ベルトであり、着丈が調節できる。4は着用者の股を通過して腰ベルト2のズレを防止するための股ベルトで、その一端は腰ベルト2の前部分に着脱可能に止着され、また、他端は腰ベルトの後部分に止着される。41はベルト長を調節できる着脱用のバックルである。42はパッド。
【0022】
5は胸部水平ベルトで、着用者の前側に位置する左右肩ベルト3の開きを防止する。6は背部水平ベルトで、着用者の後側に位置する左右肩ベルト3の開きを防止する。図示はないが、胸部水平ベルト5また背部水平ベルト6に装着時のぶかつきを調節するための調節手段を設けてもよい。さらに、胸部水平ベルト5は中途あるいは止着部で開閉できるようにしてもよい。
7は位置決めテープで、車輌のシートベルトが適正位置を通過するようにするためのものである。
【0023】
図4は、車輌のシートベルトに係着された状態の幼児保持装置の背面図、図5は、車輌のシートベルトに係着された状態の幼児保持装置の側面図である。
9a/9bはシートベルトで、着用者の後側に位置する左右肩ベルト3と着用者の背部との間を通過してセットされる。
また、シートベルト9bは、位置決めテープ7によって腰ベルト2の上方に近接して通過される。
【0024】
図6は、布地が設けられた幼児保持装置の背面図、図7は、布地が設けられた幼児保持装置の前面図、図8は、布地が設けられた幼児保持装置の側面図である。
8は布体で、化学繊維あるいは自然繊維からなる織物、また、ビニール等の柔軟素材からなるものである。また、布地は網目状に形成されたり透明や半透明のビニール等を用いて内部を透視可能に形成されている。81は着用者の首が通過する首開口、82は着用者の腕が通過する腕開口、83は着用者の腰が通過する腰開口である。84は布体8を前開きさせるためのファスナーである。
【0025】
図9は、保持動作時の幼児保持装置の背面図、図10は、保持動作時の幼児保持装置の側面図である。10は着用者の胴体、11は着用者の頭部、図中の矢印はベルトが引き寄せられる方向を示すものである。
衝突事故が発生すると、衝突によって着用者が前方に飛出すと、その飛び出しを阻止するためにシートベルト9a/9bがロックされて、着用者と共に前方に飛出す肩ベルト3を支持する。その動作は、着用者の背部を斜めに通過するシートベルト9aおよび着用者の腰部を水平に通過するシートベルト9bによって、着用者と共に前方に飛出そうとする肩ベルト3を中央に絞りながら支持する。その支持は下斜め後方から支持されるので、動きとしては、肩ベルトは中央に絞られ且つ下斜め後方に引かれる。
【0026】
すなわち、肩ベルト3が中央に絞られることにより、その肩ベルト3と共に着用者の腰部を周回する腰ベルト2も中央に絞られ、着用者の腰部すなわち骨盤が保持される。また、肩ベルト3が中央に絞られると共に下斜め後方に引かれることで、肩ベルト3が掛かる肩部を引く動きとなる。従って、着用者は腰ベルト2により骨盤が、また、肩ベルト3により肩骨が適宜に保持される。股ベルト4においては、腰ベルト2の上方へのズレを防止して腰ベルト2を確実に骨盤の位置に留める。
その動きは瞬時であり且つシートベルト9a/9bのロックと共に自動的に開始される。そして、着用者の背部を通過する肩ベルト3は、上方より下方の方が広がる形態に設けられているので、着用者が前方へ飛び出すにつれてシートベルト9a/9bによって肩ベルト3が中央に絞られて腰部と肩部が締っていく。
【0027】
【効果】
本発明の幼児保持装置は以上のように構成されているので、確実に着用者の肩骨と腰骨の両骨格を拘束できるので、安定して着用者の上胴部と下胴部を保持することができる。これにより、着用者の頭部移動量を適切に抑えることができ、また、頭部合成加速度および胸部合成加速度も適切に抑えることができ、そして、腹部圧迫や頚部圧迫や股間圧迫も防止することができる。
この肩骨と腰骨の両骨格の拘束は、車輌に備えるシートベルトを使用する大人の場合も、肩骨と腰骨にシートベルトを掛け廻すように指示されているので、本幼児保持装置を使用することにより、子供に大人と同等の安全性を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる幼児保持装置の背面図
【図2】幼児保持装置の前面図
【図3】幼児保持装置の側面図
【図4】車輌のシートベルトに係着された状態の幼児保持装置の背面図
【図5】車輌のシートベルトに係着された状態の幼児保持装置の側面図
【図6】布地が設けられた幼児保持装置の背面図
【図7】布地が設けられた幼児保持装置の前面図
【図8】布地が設けられた幼児保持装置の側面図
【図9】保持動作時の幼児保持装置の背面図
【図10】保持動作時の幼児保持装置の側面図
【符号の説明】
1−幼児保持装置,2−腰ベルト,21−バックル,3−肩ベルト,31−長さ調節具,32−調節ベルト,4−股ベルト,41−バックル,42−パッド,5−胸部水平ベルト,6−背部水平ベルト,7−位置決めテープ,8−布体,81−首開口,82−腕開口,83−腰開口,84−ファスナー,9a/9b−シートベルト,10−胴体,11−頭部
【産業上の利用分野】
本発明は、車輌に備えるシートベルトと共に使用されて、衝突事故の衝撃から幼児の身体を保護する幼児保持装置に関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】
現在、車輌に6歳以下の子供を乗車させる際は、保持装置によって子供を座席にホールドしている。その保持装置は、バケットや座席等の形状の収容体に子供を収容し、その収容体に備えるベルトで子供をホールドするチャイルドシート型保持装置と、前身頃と重ね身頃を設けた後身頃とからなる着衣を子供に着せ、その着衣の後身頃と重ね身頃の間に車輌に備えるシートベルトを通して、子供を着衣と共にシートベルトでホールドする着衣型保持装置等が用いられている。
【0003】
その着衣型保持装置は、チャイルドシート型保持装置の拘束的な保持形態と違い活発に動き廻る幼児期の子供が着用することが考慮されて、着用した子供に束縛感を与えないようにと、後身頃と重ね身頃の間に挿通した車輌のシートベルトが適度にその間を左右へ動くことができるようになっている。これにより、子供は、体をシートの上で適当な範囲で左右に振り動かせることができ、保持装置の着用によって生ずる体の疲れを取ることができた。
【0004】
しかし、保持装置が着衣型であることから、装着が着衣を着せる感覚で行われて、子供に着せた時点での着衣のだぶつき調節が甘くなってしまい、衝突事故となった場合に十分に子供の身体を保持できないことがある。
従って、前方飛出しを阻止するため確実に保持しなければならない身体の肩部と腰部の拘束ができず、身体を保持するはずの着衣によって反対に子供の腹部や脇腹に損傷を及ぼす危険があった。
【0005】
【目的】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、着用者の肩骨と腰骨の両骨格を確実に拘束することができる幼児保持装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本発明の要旨とするところは、着用者の腰部を周回する腰ベルトと、一端が腰ベルトの前部分に止着され且つ中途において両肩を通過し他端が腰ベルトの後部分に止着された肩ベルトと、一端が腰ベルトの前部分に着脱可能に止着され且つ中途において股を通過し他端が腰ベルトの後部分に止着された股ベルトからなることを特徴とする幼児保持装置である。
【0007】
本発明の幼児保持装置を詳しく説明すると、幼児保持装置は、少なくとも両肩、上胴部を拘束する肩ベルト、着用者の腰部領域を横断して拘束する腰ベルトと腰ベルトのずれ上がりを防止し、腰ベルトが骨盤から外れないように低い位置に保持するために、着用者の両大腿の間を通るように配置される2本以上の分岐ストラップである股ベルトから構成されるハーネスベルトを基本構造とするものである。
ベルトの素材は、切断等の破損に耐え得る強度を有する素材、例えば、ナイロン等の化学繊維からなるものを用いなければならない。勿論、強度を有する素材であってベルトとして使用できるものであれば何でもよい。また、保持装置の適応体重によって、関連規定が定めるベルト幅寸法やベルトの設置数(1本または一対の2本またはそれ以上の数)も適宜選定すればよい。
【0008】
腰ベルトは、着用者の腰部すなわち腰骨に対応する位置に着用者を周回させて設けるのがよい。その腰骨に対応する位置とは、人体の腰骨すなわち骨盤を外部より確認可能な範囲の全ての部分を指し一地点に限定されるものではない。そして、その骨盤に対応する部位に適宜の補強部材を設けてもよい。
また、装着時のぶかつきを調節するための適宜の調節手段を設けたり、腰ベルトの着用者の前側となる位置に、オス/メスからなるバックルや緊締具等の係着手段を用いて腰ベルトが開閉できるようにしてもよい。
【0009】
肩ベルトは、一端が腰ベルトの前部分すなわち着用者の前側となる部位に止着され、中途が着用者の両肩を通過し、他端が腰ベルトの後部分すなわち着用者の後側となる部位に止着されている。肩とは、人体の一般的に肩と呼ばれる範囲の全ての部分を指し一地点に限定されるものではない。
その止着の方法も、着用者を保持可能な方法また止着形態であれば特に限定するものではなく、例えば、縫製やリベットや蒸着等の適宜の方法によって行えばよい。また、装着時のぶかつきを調節するための適宜の調節手段を設けてもよい。
【0010】
肩ベルトは、両肩を通過した後に適宜の部位から下広形状とするのがよい。具体的な形態としては、肩ベルトは左右一対で設けると共に、そのそれぞれが肩を通過した後に適宜の部位からハの字状にするのがよい。すなわち、着用者の後側に位置するベルトが適宜の部位、例えば、着用者の背部の中央上方位置から、右側の肩ベルトにおいては腰ベルトの身体の右脇となる位置に向かって通し、左側の肩ベルトにおいては腰ベルトの身体の左脇となる位置に向かって通すのがよい。また、着用者の前側に位置するベルトは略直線的に設ければよい。
【0011】
そして、左右の肩ベルトのそれぞれが外方に移動しないように、また、左右それぞれが勝手な動きをしないように、その左右の肩ベルトの間に適宜のブリッジを架設してもよい。ブリッジは適宜の部位に設ければよいが、着用者の前側と後側に独立的に設けるのがよい。すなわち、着用者の前側と後側に位置するベルトの両方に設け、着用者の前側は胸部にまた後側は背部に設けるのがよい。
ブリッジの素材や形態等も特に限定するものではなく、左右の肩ベルトの動きを所望の範囲で制約することができればどのような素材また形態で架設してもよいが、肩ベルトと同一素材とすると共に、水平方向に架設した水平ベルトとするのがよい。
【0012】
水平ベルトの止着の方法も、左右の肩ベルトを支持可能な方法また止着形態であれば特に限定するものではなく、例えば、縫製やリベットや蒸着等の適宜の方法によって行えばよい。
そして、着用者の後側の水平ベルトは、ブリッジがハの字状となる位置の上方に設けるのがよい。
また、着用者の前側および/または後側の水平ベルトに、装着時のぶかつきを調節するための適宜の調節手段を設けてもよい。
さらには、着用者の前側の水平ベルトは、ベルトの中途あるいは止着部で開閉できるようにしてもよい。
【0013】
股ベルトは、一端が腰ベルトの前部分すなわち着用者の前側となる部位に着脱可能に止着され、中途が着用者の股を通過し、他端が腰ベルトの後部分すなわち着用者の後側となる部位に止着されている。股とは、人体の両大腿の間であり、その間を通り、且つその部分に損傷を与えないようにベルトを通過させる。
その股ベルトの配設形態も特に限定するものではなく、大腿部に損傷を与えないように設けられていれば形状等も含めてどのような形態であってもよく、通常は、左右一対に設けるように行えばよい。
【0014】
また、股部にかかるベルトの一部または全部に、帯状等のパッド部材を適宜に設けてもよい。
そして、股ベルトの止着の方法も、着用者を保持できれば特に限定するものではなく、例えば、縫製やリベットや蒸着等の適宜の方法によって行えばよい。また、装着時のぶかつきを調節するための適宜の調節手段を設けてもよい。
着用者の前側となる部位を着脱可能にするための手段としても特に限定するものではなく、オス/メスからなるバックルや緊締具等の係着手段を用いて行えばよい。
【0015】
そして、腰ベルトおよび/または肩ベルトの着用者の後側に位置する後ベルトに車輌に備えるシートベルトの通過位置を決める位置決め手段を設けてもよい。その通過位置の具体的な位置は、腰ベルトの上縁に近接する位置であり、そこを腰ベルトとほぼ平行に通過できるように位置決め手段を設ける。
その位置決め手段もクリップや一部が開閉可能なリング状ベルトまたテープ等を用いればよく、適宜にシートベルトの位置決めをできるものにであれば何でもよい。
【0016】
本幼児保持装置すなわち腰ベルトと肩ベルトと股ベルトとからなるハーネスベルトに、適宜の形状に形成した布地を止着してもよい。具体的には、衣服で呼ばれるところの前身頃や後身頃に当たるものである。
しかして、衣服のように身体の前側また後側を全て覆うように設けるというものだけではなく、前側また後側の一部を覆うに留めてもよい。それは、ハーネスベルトの補助としてあるものであり、装着の容易性を図るためであります。
布地とは、化学繊維あるいは自然繊維からなる織物、また、ビニール等の柔軟素材からなる成型物を含むものである。そして、その布地は網目状に形成したり透明や半透明のビニール等を用いて内部を透視可能にしてもよい。
【0017】
また、本ハーネスベルトを構成する腰ベルト肩ベルト股ベルトの所望のベルトに適宜の補強部材を設けてもよい。例えば、各ベルトと同一の素材やその素材と同等またはそれ以上の強度を有する樹脂や金属等の素材を用いそれを補強に適する形状に適宜に形成して用いればよく、その形状も特に限定するものではない。
補強部材は、止着点とほぼ同一の範囲において取り付けてもよいが、その範囲を大きく超えて他の部位まで延ばして設けてもよい。そして、本ハーネスベルトは前開可能に構成してもよい。
【0018】
【作用】
本発明の幼児保持装置は以上のように構成されているので、子供の車輌乗車に際しては、先ず本幼児保持装置(ハーネスベルト)を子供に着用させると共に装着調節を適宜に行ってその子供を車輌のシートに着座させる。
次に、着用者の背部を通過する肩ベルトと着用者の背部との間に車輌に備えるシートベルトを通し、シートベルトに備えられるスライド可能に保持された係止金具を、シートまたは車輌本体に固定されたメス金具に止着する。また、シートベルトの通過位置を決める位置決め手段を有するものは、この位置決め手段を用いてシートベルトを通す。これにより、子供は幼児保持装置に保持されると共に車輌のシートベルトによってシートにセットされる。
【0019】
そして、車輌に衝突事故が発生した場合、子供は前方に飛出そうとするが、シートベルトの繰り出しがロックされて、シートベルトによって幼児保持装置すなわちハーネスベルトが支持され、そのハーネスベルトで子供が保持され、子供の前方飛出しが阻止される。
その動作は、シートベルトによってハーネスベルトが支持されると、着用者の背部を斜めに通過するシートベルトおよび着用者の腰部を水平に通過するシートベルトによって、着用者と共に前方に飛出そうとする肩ベルトを中央に絞りながら支持する。その支持は下斜め後方から支持されるので、動きとしては、肩ベルトは中央に絞られ且つ下斜め後方に引かれる。
【0020】
肩ベルトが中央に絞られると、その肩ベルトと共に着用者の腰部を周回する腰ベルトも中央に絞られ、着用者の腰部すなわち骨盤が保持される。また、肩ベルトが中央に絞られると共に下斜め後方に引かれると、その肩ベルトが掛かる肩部を引く動きとなる。従って、着用者は腰ベルトにより骨盤が、また、肩ベルトにより肩骨が適宜に保持される。股ベルトにおいては、腰ベルトの上方へのズレを防止して腰ベルトを確実に骨盤の位置に留める。
その動きは瞬時であり且つシートベルトのロックと共に自動的に開始される。そして、着用者の背部を通過する肩ベルトは、上方より下方の方が広がる形態に設けているので、着用者が前方へ飛び出すにつれてシートベルトによって肩ベルト3が中央に絞られて腰部と肩部が締っていく。
【0021】
【実施例】
本発明の幼児保持装置を以下図面に従って説明すると、図1は、本発明に係わる幼児保持装置の背面図、図2は、幼児保持装置の前面図、図3は、幼児保持装置の側面図である。1は幼児保持装置で、腰ベルト2/肩ベルト3/股ベルト4のハーネスベルトからなる。
2は着用者の腰部を周回して腰骨すなわち骨盤を拘束するための腰ベルトで、21はベルト長を調節可能になっている開閉用のバックルである。3は着用者の両肩を通過して肩骨を拘束する肩ベルトで、その一端は腰ベルト2の前部分に止着され、また、他端は腰ベルト2の後部分に止着される。31はベルト長を調節するための長さ調節具、32は調節ベルトであり、着丈が調節できる。4は着用者の股を通過して腰ベルト2のズレを防止するための股ベルトで、その一端は腰ベルト2の前部分に着脱可能に止着され、また、他端は腰ベルトの後部分に止着される。41はベルト長を調節できる着脱用のバックルである。42はパッド。
【0022】
5は胸部水平ベルトで、着用者の前側に位置する左右肩ベルト3の開きを防止する。6は背部水平ベルトで、着用者の後側に位置する左右肩ベルト3の開きを防止する。図示はないが、胸部水平ベルト5また背部水平ベルト6に装着時のぶかつきを調節するための調節手段を設けてもよい。さらに、胸部水平ベルト5は中途あるいは止着部で開閉できるようにしてもよい。
7は位置決めテープで、車輌のシートベルトが適正位置を通過するようにするためのものである。
【0023】
図4は、車輌のシートベルトに係着された状態の幼児保持装置の背面図、図5は、車輌のシートベルトに係着された状態の幼児保持装置の側面図である。
9a/9bはシートベルトで、着用者の後側に位置する左右肩ベルト3と着用者の背部との間を通過してセットされる。
また、シートベルト9bは、位置決めテープ7によって腰ベルト2の上方に近接して通過される。
【0024】
図6は、布地が設けられた幼児保持装置の背面図、図7は、布地が設けられた幼児保持装置の前面図、図8は、布地が設けられた幼児保持装置の側面図である。
8は布体で、化学繊維あるいは自然繊維からなる織物、また、ビニール等の柔軟素材からなるものである。また、布地は網目状に形成されたり透明や半透明のビニール等を用いて内部を透視可能に形成されている。81は着用者の首が通過する首開口、82は着用者の腕が通過する腕開口、83は着用者の腰が通過する腰開口である。84は布体8を前開きさせるためのファスナーである。
【0025】
図9は、保持動作時の幼児保持装置の背面図、図10は、保持動作時の幼児保持装置の側面図である。10は着用者の胴体、11は着用者の頭部、図中の矢印はベルトが引き寄せられる方向を示すものである。
衝突事故が発生すると、衝突によって着用者が前方に飛出すと、その飛び出しを阻止するためにシートベルト9a/9bがロックされて、着用者と共に前方に飛出す肩ベルト3を支持する。その動作は、着用者の背部を斜めに通過するシートベルト9aおよび着用者の腰部を水平に通過するシートベルト9bによって、着用者と共に前方に飛出そうとする肩ベルト3を中央に絞りながら支持する。その支持は下斜め後方から支持されるので、動きとしては、肩ベルトは中央に絞られ且つ下斜め後方に引かれる。
【0026】
すなわち、肩ベルト3が中央に絞られることにより、その肩ベルト3と共に着用者の腰部を周回する腰ベルト2も中央に絞られ、着用者の腰部すなわち骨盤が保持される。また、肩ベルト3が中央に絞られると共に下斜め後方に引かれることで、肩ベルト3が掛かる肩部を引く動きとなる。従って、着用者は腰ベルト2により骨盤が、また、肩ベルト3により肩骨が適宜に保持される。股ベルト4においては、腰ベルト2の上方へのズレを防止して腰ベルト2を確実に骨盤の位置に留める。
その動きは瞬時であり且つシートベルト9a/9bのロックと共に自動的に開始される。そして、着用者の背部を通過する肩ベルト3は、上方より下方の方が広がる形態に設けられているので、着用者が前方へ飛び出すにつれてシートベルト9a/9bによって肩ベルト3が中央に絞られて腰部と肩部が締っていく。
【0027】
【効果】
本発明の幼児保持装置は以上のように構成されているので、確実に着用者の肩骨と腰骨の両骨格を拘束できるので、安定して着用者の上胴部と下胴部を保持することができる。これにより、着用者の頭部移動量を適切に抑えることができ、また、頭部合成加速度および胸部合成加速度も適切に抑えることができ、そして、腹部圧迫や頚部圧迫や股間圧迫も防止することができる。
この肩骨と腰骨の両骨格の拘束は、車輌に備えるシートベルトを使用する大人の場合も、肩骨と腰骨にシートベルトを掛け廻すように指示されているので、本幼児保持装置を使用することにより、子供に大人と同等の安全性を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる幼児保持装置の背面図
【図2】幼児保持装置の前面図
【図3】幼児保持装置の側面図
【図4】車輌のシートベルトに係着された状態の幼児保持装置の背面図
【図5】車輌のシートベルトに係着された状態の幼児保持装置の側面図
【図6】布地が設けられた幼児保持装置の背面図
【図7】布地が設けられた幼児保持装置の前面図
【図8】布地が設けられた幼児保持装置の側面図
【図9】保持動作時の幼児保持装置の背面図
【図10】保持動作時の幼児保持装置の側面図
【符号の説明】
1−幼児保持装置,2−腰ベルト,21−バックル,3−肩ベルト,31−長さ調節具,32−調節ベルト,4−股ベルト,41−バックル,42−パッド,5−胸部水平ベルト,6−背部水平ベルト,7−位置決めテープ,8−布体,81−首開口,82−腕開口,83−腰開口,84−ファスナー,9a/9b−シートベルト,10−胴体,11−頭部
Claims (15)
- 着用者の腰部を周回する腰ベルトと、一端が腰ベルトの前部分に止着され且つ中途において両肩を通過し他端が腰ベルトの後部分に止着された肩ベルトと、一端が腰ベルトの前部分に着脱可能に止着され且つ中途において股を通過し他端が腰ベルトの後部分に止着された股ベルトからなることを特徴とする幼児保持装置
- 前記腰ベルトが着用者の骨盤領域を通過することを特徴とする請求項1の幼児保持装置
- 前記肩ベルトが両肩を通過した後に適宜の部位から下広形状となっていることを特徴とする請求項1の幼児保持装置
- 前記肩ベルトが左右一対で設けられていることを特徴とする請求項1の幼児保持装置
- 左右一対で設けられている肩ベルトが肩を通過した後に適宜の部位からハの字状になっていることを特徴とする請求項4の幼児保持装置
- 左右一対で設けられている肩ベルトの着用者の前側に位置するベルト間にブリッジが架設されていることを特徴とする請求項4の幼児保持装置
- 前記ブリッジが水平方向に架設された水平ベルトであることを特徴とする請求項6の幼児保持装置
- 左右一対で設けられている肩ベルトの着用者の後側に位置するベルト間にブリッジが架設されていることを特徴とする請求項4の幼児保持装置
- 前記ブリッジがハの字状となる位置の上方に設けられていることを特徴とする請求項5の幼児保持装置
- 前記ブリッジが水平方向に架設された水平ベルトであることを特徴とする請求項8の幼児保持装置
- 前記股ベルトが左右一対で設けられていることを特徴とする請求項1の幼児保持装置
- 前記腰ベルトおよび/または肩ベルトの着用者の後側に位置するベルトに車輌に備えるシートベルトの通過位置を決める位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1の幼児保持装置
- 布地が前側および/または後側に適宜の形状に止着されていることを特徴とする請求項1の幼児保持装置
- 前記布地が透視可能なものであることを特徴とする請求項13の幼児保持装置
- 前開き可能になっていることを特徴とする請求項1の幼児保持装置
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