JP2004275624A - 胃瘻形成管 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で任意の長さに調節できるようにすることにより、胃瘻形成時の止血や潰瘍の発生防止を適切に行え、かつ、製造が簡単で低コスト化が図れ、さらに長さを調節するための調節部を取り外すことができる胃瘻形成管を提供すること。
【解決手段】皮膚表面と胃壁の内面との間に形成された穴部に取り付けられ、体外から流動食等の流体物を供給して胃内に摂取させるための胃瘻形成管Aを、皮膚表面に設置される外部保持部材10と、チューブ部材20と、内部保持部材30とで構成した。そして、外部保持部材10におけるチューブ部材20の他端側部分に、内部に蒸留水を出し入れすることにより膨張収縮が可能な袋状の調節部15を設けた。調節部15を平面視C字状に形成してチューブ部材20に対して着脱可能にした。
【選択図】 図1
【解決手段】皮膚表面と胃壁の内面との間に形成された穴部に取り付けられ、体外から流動食等の流体物を供給して胃内に摂取させるための胃瘻形成管Aを、皮膚表面に設置される外部保持部材10と、チューブ部材20と、内部保持部材30とで構成した。そして、外部保持部材10におけるチューブ部材20の他端側部分に、内部に蒸留水を出し入れすることにより膨張収縮が可能な袋状の調節部15を設けた。調節部15を平面視C字状に形成してチューブ部材20に対して着脱可能にした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者の胃内に流体飲食物を供給するために用いられる胃瘻形成管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、高齢や疾病により自力で口から食べ物を摂取する機能が低下した人(以下、患者と記す。)に対して、胃瘻形成管を用いて流動食や栄養剤等の流体飲食物を供給することが行われている。この胃瘻形成管は、患者の腹部に設けられた摂取用の穴部(瘻孔)に挿通されるチューブ部材と、チューブ部材の先端部に取り付けられて胃壁の内部側に挿入される内部保持部材と、チューブ部材の外周面や後端部に取り付けられて腹部の皮膚面側に設置される外部保持部材とで構成されている。
【0003】
このような胃瘻形成管は、患者の腹部に穴部を形成して取り付けられるが、穴部を形成した際には、その部分から出血が生じる。このため、胃瘻形成管を穴部に取り付けた後の1〜2日間は、内部保持部材と外部保持部材との間の長さを腹壁と胃壁の厚みに対して短くすることにより穴部の壁部を圧迫して止血している。また、この穴部の圧迫によって穴部近傍の胃壁と腹壁との固定を行って良好な穴部の形成ができるようにしている。そして、穴部の止血や胃壁と腹壁との固定が行われたのちには、潰瘍やバンパー埋没症候群の発生を防止するために、内部保持部材と外部保持部材との間の長さに余裕をもたせて穴部の圧迫を解除する必要が生じる。
【0004】
このため、従来の胃瘻形成管ではチューブ部材と外部保持部材との間にねじ部を設けて、外部保持部材と内部保持部材との間の長さを調節できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。また、他の胃瘻形成管では、チューブ部材における外部保持部材との連結部側にリング状のスペーサを取り付けることにより、チューブ部材における穴部に対応する部分の長さ(内部保持部分とスペーサとの間の長さ)を調節できるようにしている。この場合、4〜5種類程度の厚みの異なるスペーサが用いられている。さらに、外部保持部材に、チューブ部材の軸方向に沿った長さを可変にしたバルーンを取り付けたものもある(例えば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開平4―272772号公報
【特許文献2】
特開2003―38655号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の胃瘻形成管のうちの前者では、ねじによって外部保持部材と内部保持部材との間の長さを調節するようになっているため、長さを調節した後にチューブ部材に捻れが生じるという問題がある。また、患者の皮膚面側に位置する外部保持部材を回転移動させながら調節を行うため、長さ調節の操作がしにくいという問題もある。
【0007】
また、前述した従来例のうちのスペーサが取り付けられる胃瘻形成管では、スペーサの種類に限りがあるため、微小な長さ調節ができないという問題や、複数種類のスペーサが必要になるため、製造が煩雑でコストも高くなるという問題がある。また、チューブ部材の軸方向に沿って長さが可変になったバルーンを取り付けた胃瘻形成管では、バルーンが不要な場合でも取り外すことができないという問題がある。
【0008】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、簡単な操作で任意の長さに調節できるようにすることにより、胃瘻形成時の止血や潰瘍の発生防止を適切に行え、かつ、製造が簡単で低コスト化が図れ、さらに長さを調節するための調節部を取り外すことができる胃瘻形成管を提供することである。
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明にかかる胃瘻形成管の構成上の特徴は、患者の皮膚表面と胃壁の内面との間に形成された穴部に取り付けられ、患者の体外から流体飲食物を供給して患者の胃内に摂取させるための胃瘻形成管であって、胃壁の内部側に設置される内部保持部材と、穴部内に設置され、一端が内部保持部材に連結されたチューブ部材と、患者の穴部における皮膚表面側に設置され、チューブ部材の他端に連結された外部保持部材と、チューブ部材における前記外部保持部材側部分に着脱可能に設けられ、内部に流体物を出し入れすることにより膨張収縮が可能な袋状の調節部とを備えたことにある。
【0010】
前記のように構成した本発明の胃瘻形成管では、患者の皮膚側に設けられる外部保持部材におけるチューブ部材側部分に、液体や気体からなる流体物を入れることによって、チューブ部材側に膨張する袋状の調節部が設けられている。したがって、患者の腹部に形成された穴部からの出血防止が必要な穴部形成後の1〜2日間は、調節部内に、例えば水等の液体を注入して、内部保持部材と調節部とで穴部を圧迫することにより止血することができる。また、この際に、穴部近傍の腹壁と胃壁も圧迫されて固定され、良好な穴部が形成される。
【0011】
そして、止血と、腹壁と胃壁との固定とがなされた後は、調節部内の液体を所定量抜き取って、穴部の長さに対する内部保持部材と調節部との間の長さに余裕をもたせることにより潰瘍やバンパー埋没症候群の発生を防止することができる。この場合、長さ調節の操作は、調節部内に流体物を出し入れするだけであるため容易である。また、その長さを、調節部内に入れる流体物の量によって任意の長さに変更できるため、どのような長さにでも設定することができる。
【0012】
また、この胃瘻形成管では、調節部が着脱可能になっているため、長さの調節が必要な場合にだけ調節部を用い、長さの調節が不要な場合には調節部を取り外して胃瘻形成管を使用することができる。また、調節部に入れる流体の量を調節することによって、どのような胃壁腹壁厚みに対してでも対応が可能になるため、調節部の数は1個で済み、サイズの異なる複数種類の調節部を準備する必要がなくなる。この結果、調節部の製造が簡単になる。
【0013】
また、本発明にかかる胃瘻形成管の他の構成上の特徴は、調節部が、略C字状に形成され、C字状の開放部分を利用してチューブ部材に着脱可能になっていることにある。これによると、C字状の開放部分にチューブ部材を通すことにより、チューブ部材への調節部の着脱ができるため、調節部の着脱操作が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1ないし図3は、同実施形態による胃瘻形成管Aを示している。この胃瘻形成管Aは、それぞれポリウレタンからなる外部保持部材10と、外部保持部材10の下端面中央に連結されたチューブ部材20と、チューブ部材20の下端に取り付けられた内部保持部材30とで構成されている。以下、外部保持部材10側を上側、内部保持部材30側を下側として記載する。
【0015】
外部保持部材10は、やや肉厚のリング状に形成された本体11と、本体11の両側部からそれぞれ両側に突出した外部保持片12,13と、一方の外部保持片12の側部に設けられた蓋部材14とを備えている。そして、本体11および外部保持片12,13の下部側には、別体からなる調節部15が取り付けられている。また、本体11の中央に形成された上下に貫通する穴部17の周面には、係合用の溝部17aが円周に沿って形成されている。
【0016】
外部保持片12,13は、それぞれ本体11の側部から水平方向に向って延びており、その先端側部分は徐々に下方に向って垂れている。すなわち、この外部保持片12,13は、ドーム状の形状の両側部分および中央部を取り除いて、中央部に本体11を接続した形状に形成されている。この本体11および外部保持片12,13を含む外部保持部材10は、胃内に胃瘻形成管Aが引き込まれることを防止する機能を有する。
【0017】
調節部15は、伸縮可能な薄い膜で構成された袋状体で構成されており、図4に示したように、平面視がC字状に形成されている。そして、調節部15の中心部に形成された穴部15aはチューブ部材20の太さよりもやや大きく設定されている。また、C字状の開放部15bの間隔は、開放部15bをチューブ部材20に当てた状態で調節部15をチューブ部材20に押し付けることによりチューブ部材20が挿通できる幅に設定されている。また、調節部15の側部における一方には液体供給用のチューブ16が接続されている。したがって、チューブ16を介して、調節部15内に液体、例えば蒸留水を入れることにより、調節部15は図1に示したように膨張し、その蒸留水を排出すると調節部15は収縮する。
【0018】
また、チューブ16の先端部には、調節部15に蒸留水を供給したり排出したりするための液体供給排出装置(図示せず)を接続するための接続部16aが取り付けられている。この接続部16aは一方弁からなっており、チューブ16から調節部15内への蒸留水の供給はできるが、調節部15からチューブ16側への蒸留水の流出はできないようになっている。なお、液体供給排出装置側に設けられた接続部(図示せず)に連結されたときには接続部16aの弁は開き、調節部15内の蒸留水を排出できる。
【0019】
蓋部材14は、外部保持片12の側部に連結された帯状連結部18と帯状連結部18の先端部に設けられた栓部19とで構成されている。帯状連結部18は可撓性を有しており、外部保持片12との接続部を中心として、上下方向に回転するように曲がったり、急な角度で屈曲したりすることができる。また、帯状連結部18の先端部は幅広に形成されておりこの幅広部18aに前述した栓部19が設けられている。栓部19は、帯状連結部18を折り曲げてその幅広部18aを本体11の上面に位置させたときに、穴部17と対向する幅広部18aの所定部分に設けられている。
【0020】
栓部19は、穴部17に嵌合できる長さの短い円柱状に形成されその外周面には、穴部17の溝部17aと着脱可能に係合できる突部19aが円周に沿って設けられている。したがって、帯状連結部18を折り曲げて栓部19を穴部17に押し付けることにより溝部17aと突部19aとを係合させることができ、これによって、本体11の穴部17を閉塞できる。また、幅広部18aを引っ張って栓部19と穴部17との係合を解除することにより本体11の穴部17を開くことができる。
【0021】
チューブ部材20の内部は、流動食等の流体物(図示せず)を通過させるための供給路21に形成され、供給路21の上端は外部保持部材10の穴部17と連通している。内部保持部材30は、チューブ部材20の下端縁部に連結された筒状連結部31と、筒状連結部31の下端縁部に連結された4個の帯状の内部保持片32と、各内部保持片32の先端部を連結する円板状連結部33とで構成されている。筒状連結部31は、チューブ部材20の外周面を覆う筒状に形成されチューブ部材20の下端側に取り付けられている。
【0022】
4個の内部保持片32は、可撓性を有する軟質の材料で構成されており、筒状連結部31の下端開口縁部から水平方向における四方にそれぞれ分かれて延びたのちに先端部が筒状連結部31の下方の中心部に集まるようにして設けられている。すなわち、図2に示すように対向する一対の内部保持片32,32でそれぞれ三角形を描くように形成され、各内部保持片32の上面が略同一面上に位置するように位置決めされている。各内部保持片32は、通常は、弾性によって、図1および図2に示したように屈曲した形状を維持しているが、円板状連結部33を下方に押し込むことにより真っ直ぐな状態に伸張する。
【0023】
円板状連結部33は、側面に各内部保持片32の下端部を連結させることによって、各内部保持片32どうしを連結させるとともに、各内部保持片32によってその位置をチューブ部材20の供給路21の下方に位置決めされている。また、円板状連結部33の上面における中央には、凹部34が形成されている。
【0024】
このように構成されているため、この胃瘻形成管Aは、蒸留水を注入して調節部15を膨張させることにより、調節部15の下面と内部保持片32の上端面との間の長さを調節することができる。すなわち、蒸留水が注入されてなく調節部15が収縮した状態では、調節部15の下面と内部保持片32の上端面との間の長さは最長になり、蒸留水を注入して調節部15が膨張した図1ないし図3の状態では、調節部15の下面と内部保持片32の上端面との間の長さは最短になる。この場合、胃瘻形成管Aにおける調節部15の下面と内部保持片32の上端面との間の長さは、患者の胃壁腹壁厚みに合わせて、1.5cm〜4.5cmの間で調節できるようにすることが好ましい。
【0025】
この構成において、胃瘻形成管Aを患者の穴部に取り付ける場合には、まず、幅広部18aを引っ張って外部保持部材10の穴部17を開き、穴部17からチューブ部材20の下方に向って線状のロッド(図示せず)を挿入する。そして、ロッドの下端部が円板状連結部33の凹部34に達したのちに、さらにロッドを挿入して、ロッドで円板状連結部33を下方に移動させる。これによって、各内部保持片32は真っ直ぐに伸びて、チューブ部材20と内部保持部材30とは棒状になる。
【0026】
つぎに、棒状になった胃瘻形成管Aの下側部分を、ロッドとともに、患者の腹壁と胃壁とに形成された穴部(図示せず)に通す。そして、内部保持部材30が患者の胃内に入ったところで、ロッドを胃瘻形成管Aから抜く。これによって、各内部保持片32の形状は弾性によって元の屈曲した状態に復元し、各内部保持片32の上面が胃壁の内面に接触する。この結果、胃瘻形成管Aは穴部から抜け出ることを防止されて患者の腹部に取り付けられた状態を維持する。ついで、蓋部材14で外部保持部材10の穴部17を閉塞する。
【0027】
つぎに、調節部15の開放部15bをチューブ部材20に押し付けて、開放部15bにチューブ部材20を挿通させることにより、調節部15をチューブ部材50に取り付ける。そして、接続部16aに液体供給排出装置側の接続部を連結し、液体供給排出装置から、調節部15内に蒸留水を供給する。これによって、調節部15が膨張して、胃瘻形成管Aは図1の状態になり、腹壁と胃壁に形成された穴部を圧迫する。この結果、手術によって形成された穴部からの出血が停止する。そして、接続部16aと液体供給排出装置の接続部との係合を外すことにより、胃瘻形成管Aの患者への取り付けが終了する。そして、この状態は、1〜2日間保持される。その間に、患者の穴部には胃瘻が形成されて、完全に止血するとともに腹壁と胃壁とが固定される。
【0028】
また、1〜2日間が経過して良好な状態の胃瘻が形成されると、チューブ16に液体供給排出装置を接続して、調節部15内の蒸留水を所定量排出する。これによって、腹壁の表面と外部保持部材10の下面との間には多少の余裕ができ、胃瘻形成管Aと穴部との間に多少の自由度が生じる。これによって、潰瘍やバンパー埋没症候群の発生を防止することができる。また、調節部15が不要な場合には、胃瘻形成管Aから取り外しておく。
【0029】
患者が流動食や栄養剤等の流体物を摂取する際には、外部保持部材10の穴部17を開き、穴部17に流体供給用チューブ(図示せず)を接続する。その状態で、流体供給用チューブの端部開口から流体供給用チューブ内に流体物を入れる。この結果、流体物は流体供給用チューブから穴部17および供給路21を介して患者の胃内に供給される。この際、チューブ部材20の下端開口から出た流体物は、各内部保持片32の間を通過して胃内に入る。また、流体物の摂取後は、外部保持部材10から流体供給用チューブを外し、穴部17を閉じておく。
【0030】
以上のように、この胃瘻形成管Aによれば、調節部15が本体11および外部保持片12,13の下方で膨張収縮が可能になっている。このため、穴部からの出血を停止させるときや、腹壁と胃壁を固定するときの胃瘻形成時等には、調節部15内に蒸留水を入れて調節部15を膨張させることにより、穴部を圧迫することができる。
【0031】
また、胃瘻形成後には、調節部15内の蒸留水を所定量抜くことにより、穴部の圧迫を解除して刺激をなくすことにより潰瘍等の発生を防止できる。また、その操作が、蒸留水を供給したり排出したりするだけの簡単なものであり、かつ必要に応じて微小な範囲にわたっての長さ調節が可能になる。さらに、調節部15が着脱可能になっているため、調節部15が不要な場合には、胃瘻形成管Aから取り外しておくことができる。この場合の操作も、調節部15がC字状に形成されているため容易である。
【0032】
本発明にかかる胃瘻形成管Aは、前述した実施形態に限定するものでなく、技術的範囲で適宜変更実施が可能である。例えば、前述した実施形態では、調節部15に供給する流体を蒸留水としたがこの流体は、蒸留水に限るものでなく、他の液体や空気等の気体でもよい。ただし、それらの流体としては、無害で取り扱いやすいものを選択することが好ましい。
【0033】
さらに、胃瘻形成管Aでは、調節部45として、C字状のものを使用したが、これはリング状のもので構成することもでき、さらに他の形状にすることもできる。また、前述した胃瘻形成管Aでは、内部保持部材30を4個の内部保持片32を備えたもので構成しているが、これはドーム状やそれ以外の形状にすることもできる。また、前記実施形態では、胃瘻形成管Aをポリウレタンで構成しているが、この胃瘻形成管Aを構成する材料としては、ポリプロピレン、シリコーンおよびポリカーボネート等の樹脂材料を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による胃瘻形成管を示した斜視図である。
【図2】図1に示した胃瘻形成管の正面図である。
【図3】図1に示した胃瘻形成管の底面図である。
【図4】胃瘻形成管が備える調節部を示した平面図である。
【符号の説明】
10…外部保持部材、11…本体、12,13…外部保持片、15…調節部、16…チューブ、20…チューブ部材、30…内部保持部材、A…胃瘻形成管。
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者の胃内に流体飲食物を供給するために用いられる胃瘻形成管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、高齢や疾病により自力で口から食べ物を摂取する機能が低下した人(以下、患者と記す。)に対して、胃瘻形成管を用いて流動食や栄養剤等の流体飲食物を供給することが行われている。この胃瘻形成管は、患者の腹部に設けられた摂取用の穴部(瘻孔)に挿通されるチューブ部材と、チューブ部材の先端部に取り付けられて胃壁の内部側に挿入される内部保持部材と、チューブ部材の外周面や後端部に取り付けられて腹部の皮膚面側に設置される外部保持部材とで構成されている。
【0003】
このような胃瘻形成管は、患者の腹部に穴部を形成して取り付けられるが、穴部を形成した際には、その部分から出血が生じる。このため、胃瘻形成管を穴部に取り付けた後の1〜2日間は、内部保持部材と外部保持部材との間の長さを腹壁と胃壁の厚みに対して短くすることにより穴部の壁部を圧迫して止血している。また、この穴部の圧迫によって穴部近傍の胃壁と腹壁との固定を行って良好な穴部の形成ができるようにしている。そして、穴部の止血や胃壁と腹壁との固定が行われたのちには、潰瘍やバンパー埋没症候群の発生を防止するために、内部保持部材と外部保持部材との間の長さに余裕をもたせて穴部の圧迫を解除する必要が生じる。
【0004】
このため、従来の胃瘻形成管ではチューブ部材と外部保持部材との間にねじ部を設けて、外部保持部材と内部保持部材との間の長さを調節できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。また、他の胃瘻形成管では、チューブ部材における外部保持部材との連結部側にリング状のスペーサを取り付けることにより、チューブ部材における穴部に対応する部分の長さ(内部保持部分とスペーサとの間の長さ)を調節できるようにしている。この場合、4〜5種類程度の厚みの異なるスペーサが用いられている。さらに、外部保持部材に、チューブ部材の軸方向に沿った長さを可変にしたバルーンを取り付けたものもある(例えば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開平4―272772号公報
【特許文献2】
特開2003―38655号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の胃瘻形成管のうちの前者では、ねじによって外部保持部材と内部保持部材との間の長さを調節するようになっているため、長さを調節した後にチューブ部材に捻れが生じるという問題がある。また、患者の皮膚面側に位置する外部保持部材を回転移動させながら調節を行うため、長さ調節の操作がしにくいという問題もある。
【0007】
また、前述した従来例のうちのスペーサが取り付けられる胃瘻形成管では、スペーサの種類に限りがあるため、微小な長さ調節ができないという問題や、複数種類のスペーサが必要になるため、製造が煩雑でコストも高くなるという問題がある。また、チューブ部材の軸方向に沿って長さが可変になったバルーンを取り付けた胃瘻形成管では、バルーンが不要な場合でも取り外すことができないという問題がある。
【0008】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、簡単な操作で任意の長さに調節できるようにすることにより、胃瘻形成時の止血や潰瘍の発生防止を適切に行え、かつ、製造が簡単で低コスト化が図れ、さらに長さを調節するための調節部を取り外すことができる胃瘻形成管を提供することである。
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明にかかる胃瘻形成管の構成上の特徴は、患者の皮膚表面と胃壁の内面との間に形成された穴部に取り付けられ、患者の体外から流体飲食物を供給して患者の胃内に摂取させるための胃瘻形成管であって、胃壁の内部側に設置される内部保持部材と、穴部内に設置され、一端が内部保持部材に連結されたチューブ部材と、患者の穴部における皮膚表面側に設置され、チューブ部材の他端に連結された外部保持部材と、チューブ部材における前記外部保持部材側部分に着脱可能に設けられ、内部に流体物を出し入れすることにより膨張収縮が可能な袋状の調節部とを備えたことにある。
【0010】
前記のように構成した本発明の胃瘻形成管では、患者の皮膚側に設けられる外部保持部材におけるチューブ部材側部分に、液体や気体からなる流体物を入れることによって、チューブ部材側に膨張する袋状の調節部が設けられている。したがって、患者の腹部に形成された穴部からの出血防止が必要な穴部形成後の1〜2日間は、調節部内に、例えば水等の液体を注入して、内部保持部材と調節部とで穴部を圧迫することにより止血することができる。また、この際に、穴部近傍の腹壁と胃壁も圧迫されて固定され、良好な穴部が形成される。
【0011】
そして、止血と、腹壁と胃壁との固定とがなされた後は、調節部内の液体を所定量抜き取って、穴部の長さに対する内部保持部材と調節部との間の長さに余裕をもたせることにより潰瘍やバンパー埋没症候群の発生を防止することができる。この場合、長さ調節の操作は、調節部内に流体物を出し入れするだけであるため容易である。また、その長さを、調節部内に入れる流体物の量によって任意の長さに変更できるため、どのような長さにでも設定することができる。
【0012】
また、この胃瘻形成管では、調節部が着脱可能になっているため、長さの調節が必要な場合にだけ調節部を用い、長さの調節が不要な場合には調節部を取り外して胃瘻形成管を使用することができる。また、調節部に入れる流体の量を調節することによって、どのような胃壁腹壁厚みに対してでも対応が可能になるため、調節部の数は1個で済み、サイズの異なる複数種類の調節部を準備する必要がなくなる。この結果、調節部の製造が簡単になる。
【0013】
また、本発明にかかる胃瘻形成管の他の構成上の特徴は、調節部が、略C字状に形成され、C字状の開放部分を利用してチューブ部材に着脱可能になっていることにある。これによると、C字状の開放部分にチューブ部材を通すことにより、チューブ部材への調節部の着脱ができるため、調節部の着脱操作が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1ないし図3は、同実施形態による胃瘻形成管Aを示している。この胃瘻形成管Aは、それぞれポリウレタンからなる外部保持部材10と、外部保持部材10の下端面中央に連結されたチューブ部材20と、チューブ部材20の下端に取り付けられた内部保持部材30とで構成されている。以下、外部保持部材10側を上側、内部保持部材30側を下側として記載する。
【0015】
外部保持部材10は、やや肉厚のリング状に形成された本体11と、本体11の両側部からそれぞれ両側に突出した外部保持片12,13と、一方の外部保持片12の側部に設けられた蓋部材14とを備えている。そして、本体11および外部保持片12,13の下部側には、別体からなる調節部15が取り付けられている。また、本体11の中央に形成された上下に貫通する穴部17の周面には、係合用の溝部17aが円周に沿って形成されている。
【0016】
外部保持片12,13は、それぞれ本体11の側部から水平方向に向って延びており、その先端側部分は徐々に下方に向って垂れている。すなわち、この外部保持片12,13は、ドーム状の形状の両側部分および中央部を取り除いて、中央部に本体11を接続した形状に形成されている。この本体11および外部保持片12,13を含む外部保持部材10は、胃内に胃瘻形成管Aが引き込まれることを防止する機能を有する。
【0017】
調節部15は、伸縮可能な薄い膜で構成された袋状体で構成されており、図4に示したように、平面視がC字状に形成されている。そして、調節部15の中心部に形成された穴部15aはチューブ部材20の太さよりもやや大きく設定されている。また、C字状の開放部15bの間隔は、開放部15bをチューブ部材20に当てた状態で調節部15をチューブ部材20に押し付けることによりチューブ部材20が挿通できる幅に設定されている。また、調節部15の側部における一方には液体供給用のチューブ16が接続されている。したがって、チューブ16を介して、調節部15内に液体、例えば蒸留水を入れることにより、調節部15は図1に示したように膨張し、その蒸留水を排出すると調節部15は収縮する。
【0018】
また、チューブ16の先端部には、調節部15に蒸留水を供給したり排出したりするための液体供給排出装置(図示せず)を接続するための接続部16aが取り付けられている。この接続部16aは一方弁からなっており、チューブ16から調節部15内への蒸留水の供給はできるが、調節部15からチューブ16側への蒸留水の流出はできないようになっている。なお、液体供給排出装置側に設けられた接続部(図示せず)に連結されたときには接続部16aの弁は開き、調節部15内の蒸留水を排出できる。
【0019】
蓋部材14は、外部保持片12の側部に連結された帯状連結部18と帯状連結部18の先端部に設けられた栓部19とで構成されている。帯状連結部18は可撓性を有しており、外部保持片12との接続部を中心として、上下方向に回転するように曲がったり、急な角度で屈曲したりすることができる。また、帯状連結部18の先端部は幅広に形成されておりこの幅広部18aに前述した栓部19が設けられている。栓部19は、帯状連結部18を折り曲げてその幅広部18aを本体11の上面に位置させたときに、穴部17と対向する幅広部18aの所定部分に設けられている。
【0020】
栓部19は、穴部17に嵌合できる長さの短い円柱状に形成されその外周面には、穴部17の溝部17aと着脱可能に係合できる突部19aが円周に沿って設けられている。したがって、帯状連結部18を折り曲げて栓部19を穴部17に押し付けることにより溝部17aと突部19aとを係合させることができ、これによって、本体11の穴部17を閉塞できる。また、幅広部18aを引っ張って栓部19と穴部17との係合を解除することにより本体11の穴部17を開くことができる。
【0021】
チューブ部材20の内部は、流動食等の流体物(図示せず)を通過させるための供給路21に形成され、供給路21の上端は外部保持部材10の穴部17と連通している。内部保持部材30は、チューブ部材20の下端縁部に連結された筒状連結部31と、筒状連結部31の下端縁部に連結された4個の帯状の内部保持片32と、各内部保持片32の先端部を連結する円板状連結部33とで構成されている。筒状連結部31は、チューブ部材20の外周面を覆う筒状に形成されチューブ部材20の下端側に取り付けられている。
【0022】
4個の内部保持片32は、可撓性を有する軟質の材料で構成されており、筒状連結部31の下端開口縁部から水平方向における四方にそれぞれ分かれて延びたのちに先端部が筒状連結部31の下方の中心部に集まるようにして設けられている。すなわち、図2に示すように対向する一対の内部保持片32,32でそれぞれ三角形を描くように形成され、各内部保持片32の上面が略同一面上に位置するように位置決めされている。各内部保持片32は、通常は、弾性によって、図1および図2に示したように屈曲した形状を維持しているが、円板状連結部33を下方に押し込むことにより真っ直ぐな状態に伸張する。
【0023】
円板状連結部33は、側面に各内部保持片32の下端部を連結させることによって、各内部保持片32どうしを連結させるとともに、各内部保持片32によってその位置をチューブ部材20の供給路21の下方に位置決めされている。また、円板状連結部33の上面における中央には、凹部34が形成されている。
【0024】
このように構成されているため、この胃瘻形成管Aは、蒸留水を注入して調節部15を膨張させることにより、調節部15の下面と内部保持片32の上端面との間の長さを調節することができる。すなわち、蒸留水が注入されてなく調節部15が収縮した状態では、調節部15の下面と内部保持片32の上端面との間の長さは最長になり、蒸留水を注入して調節部15が膨張した図1ないし図3の状態では、調節部15の下面と内部保持片32の上端面との間の長さは最短になる。この場合、胃瘻形成管Aにおける調節部15の下面と内部保持片32の上端面との間の長さは、患者の胃壁腹壁厚みに合わせて、1.5cm〜4.5cmの間で調節できるようにすることが好ましい。
【0025】
この構成において、胃瘻形成管Aを患者の穴部に取り付ける場合には、まず、幅広部18aを引っ張って外部保持部材10の穴部17を開き、穴部17からチューブ部材20の下方に向って線状のロッド(図示せず)を挿入する。そして、ロッドの下端部が円板状連結部33の凹部34に達したのちに、さらにロッドを挿入して、ロッドで円板状連結部33を下方に移動させる。これによって、各内部保持片32は真っ直ぐに伸びて、チューブ部材20と内部保持部材30とは棒状になる。
【0026】
つぎに、棒状になった胃瘻形成管Aの下側部分を、ロッドとともに、患者の腹壁と胃壁とに形成された穴部(図示せず)に通す。そして、内部保持部材30が患者の胃内に入ったところで、ロッドを胃瘻形成管Aから抜く。これによって、各内部保持片32の形状は弾性によって元の屈曲した状態に復元し、各内部保持片32の上面が胃壁の内面に接触する。この結果、胃瘻形成管Aは穴部から抜け出ることを防止されて患者の腹部に取り付けられた状態を維持する。ついで、蓋部材14で外部保持部材10の穴部17を閉塞する。
【0027】
つぎに、調節部15の開放部15bをチューブ部材20に押し付けて、開放部15bにチューブ部材20を挿通させることにより、調節部15をチューブ部材50に取り付ける。そして、接続部16aに液体供給排出装置側の接続部を連結し、液体供給排出装置から、調節部15内に蒸留水を供給する。これによって、調節部15が膨張して、胃瘻形成管Aは図1の状態になり、腹壁と胃壁に形成された穴部を圧迫する。この結果、手術によって形成された穴部からの出血が停止する。そして、接続部16aと液体供給排出装置の接続部との係合を外すことにより、胃瘻形成管Aの患者への取り付けが終了する。そして、この状態は、1〜2日間保持される。その間に、患者の穴部には胃瘻が形成されて、完全に止血するとともに腹壁と胃壁とが固定される。
【0028】
また、1〜2日間が経過して良好な状態の胃瘻が形成されると、チューブ16に液体供給排出装置を接続して、調節部15内の蒸留水を所定量排出する。これによって、腹壁の表面と外部保持部材10の下面との間には多少の余裕ができ、胃瘻形成管Aと穴部との間に多少の自由度が生じる。これによって、潰瘍やバンパー埋没症候群の発生を防止することができる。また、調節部15が不要な場合には、胃瘻形成管Aから取り外しておく。
【0029】
患者が流動食や栄養剤等の流体物を摂取する際には、外部保持部材10の穴部17を開き、穴部17に流体供給用チューブ(図示せず)を接続する。その状態で、流体供給用チューブの端部開口から流体供給用チューブ内に流体物を入れる。この結果、流体物は流体供給用チューブから穴部17および供給路21を介して患者の胃内に供給される。この際、チューブ部材20の下端開口から出た流体物は、各内部保持片32の間を通過して胃内に入る。また、流体物の摂取後は、外部保持部材10から流体供給用チューブを外し、穴部17を閉じておく。
【0030】
以上のように、この胃瘻形成管Aによれば、調節部15が本体11および外部保持片12,13の下方で膨張収縮が可能になっている。このため、穴部からの出血を停止させるときや、腹壁と胃壁を固定するときの胃瘻形成時等には、調節部15内に蒸留水を入れて調節部15を膨張させることにより、穴部を圧迫することができる。
【0031】
また、胃瘻形成後には、調節部15内の蒸留水を所定量抜くことにより、穴部の圧迫を解除して刺激をなくすことにより潰瘍等の発生を防止できる。また、その操作が、蒸留水を供給したり排出したりするだけの簡単なものであり、かつ必要に応じて微小な範囲にわたっての長さ調節が可能になる。さらに、調節部15が着脱可能になっているため、調節部15が不要な場合には、胃瘻形成管Aから取り外しておくことができる。この場合の操作も、調節部15がC字状に形成されているため容易である。
【0032】
本発明にかかる胃瘻形成管Aは、前述した実施形態に限定するものでなく、技術的範囲で適宜変更実施が可能である。例えば、前述した実施形態では、調節部15に供給する流体を蒸留水としたがこの流体は、蒸留水に限るものでなく、他の液体や空気等の気体でもよい。ただし、それらの流体としては、無害で取り扱いやすいものを選択することが好ましい。
【0033】
さらに、胃瘻形成管Aでは、調節部45として、C字状のものを使用したが、これはリング状のもので構成することもでき、さらに他の形状にすることもできる。また、前述した胃瘻形成管Aでは、内部保持部材30を4個の内部保持片32を備えたもので構成しているが、これはドーム状やそれ以外の形状にすることもできる。また、前記実施形態では、胃瘻形成管Aをポリウレタンで構成しているが、この胃瘻形成管Aを構成する材料としては、ポリプロピレン、シリコーンおよびポリカーボネート等の樹脂材料を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による胃瘻形成管を示した斜視図である。
【図2】図1に示した胃瘻形成管の正面図である。
【図3】図1に示した胃瘻形成管の底面図である。
【図4】胃瘻形成管が備える調節部を示した平面図である。
【符号の説明】
10…外部保持部材、11…本体、12,13…外部保持片、15…調節部、16…チューブ、20…チューブ部材、30…内部保持部材、A…胃瘻形成管。
Claims (2)
- 患者の皮膚表面と胃壁の内面との間に形成された穴部に取り付けられ、前記患者の体外から流体飲食物を供給して前記患者の胃内に摂取させるための胃瘻形成管であって、
前記胃壁の内部側に設置される内部保持部材と、
前記穴部内に設置され、一端が前記内部保持部材に連結されたチューブ部材と、
前記患者の穴部における皮膚表面側に設置され、前記チューブ部材の他端に連結された外部保持部材と、
前記チューブ部材における前記外部保持部材側部分に着脱可能に設けられ、内部に流体物を出し入れすることにより膨張収縮が可能な袋状の調節部と
を備えたことを特徴とする胃瘻形成管。 - 前記調節部が、略C字状に形成され、前記C字状の開放部分を利用して前記チューブ部材に着脱可能になっている請求項1に記載の胃瘻形成管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003074721A JP2004275624A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 胃瘻形成管 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003074721A JP2004275624A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 胃瘻形成管 |
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ID=33290232
Family Applications (1)
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JP2003074721A Withdrawn JP2004275624A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 胃瘻形成管 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004275624A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007044504A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-22 | Ethicon Endo Surgery Inc | 電解活性ポリマーを用いた経皮内視鏡胃造瘻術チューブおよびその使用方法 |
US8951232B2 (en) | 2009-06-04 | 2015-02-10 | Covidien Lp | Gastrostomy feeding apparatus and method |
KR101799678B1 (ko) | 2016-05-31 | 2017-11-20 | 정현철 | 트로카 지지 가이드 |
-
2003
- 2003-03-19 JP JP2003074721A patent/JP2004275624A/ja not_active Withdrawn
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