JP2004275326A - 乳房画像撮影装置 - Google Patents

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JP2004275326A JP2003069338A JP2003069338A JP2004275326A JP 2004275326 A JP2004275326 A JP 2004275326A JP 2003069338 A JP2003069338 A JP 2003069338A JP 2003069338 A JP2003069338 A JP 2003069338A JP 2004275326 A JP2004275326 A JP 2004275326A
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弘 大原
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Abstract

【課題】カセッテの前面板が放射線を吸収することによる放射線量の低下及びそれに伴う放射線量子ノイズの増大を防止して高精細な画像撮影を行うことのできる乳房画像撮影装置を提供する。
【解決手段】被写体Hに放射線を照射する放射線源6と、被写体Hを放射線源6に対峙するように載置する被写体台10と、被写体Hを透過した放射線を検出する輝尽性蛍光体プレート17を保持する検出器保持部12とを備えてなる乳房画像撮影装置1において、検出器保持部12を覆う遮光部材30を設けるとともに、検出器保持部12に少なくとも放射線源6側の面が開放された状態で輝尽性蛍光体プレート17を保持させて、放射線を輝尽性蛍光体プレート17に直接照射させるように制御する制御部100を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳房画像撮影装置に係り、特に、カセッテから放射線画像検出器を取り出した状態での撮影を可能とする乳房画像撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、放射線が物質を透過する作用を利用する放射線画像撮影装置は、医療用画像診断や非破壊検査等に広く利用されている。このうち、特に乳房撮影に用いられる放射線画像撮影装置については、乳房の病変部分等、特定部位の微細な構造を判読するために用いられるものであるため、特に高精細な画像撮影を行うことが求められる。
【0003】
そこで近年、被写体を実寸大で撮影する通常コントラスト撮影よりも被写体の境界のコントラストを高く描写でき、高精細な放射線画像を得ることが可能な位相コントラスト画像を撮影する乳房画像撮影装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
位相コントラスト画像とは、屈折コントラスト画像とも呼ばれるもので、以前はSPring−8など放射線源から得る単色の平行放射線による撮影や、10μm程度の焦点サイズをもつマイクロ焦点放射線源による撮影によって得られるものと言われていたが、医療用の放射線源でも得ることが可能であることが分かってきた(特開2001−91479号公報参照)。
【0005】
また、放射線画像検出器としては、例えば、輝尽性蛍光体プレート等が用いられる。輝尽性蛍光体プレートとは、放射線照射後に赤外光又は可視光を照射することにより、既に照射した放射線強度に対応する可視光発光が誘起されるものである。すなわち、撮影を行うにあたっては、撮影装置に放射線画像検出器として輝尽性蛍光体プレートをセットし、この輝尽性蛍光体プレートに放射線を照射した後、レーザ読み取り装置等の放射線画像読取装置によってこの輝尽性蛍光体プレートから輝尽発光を読み取り、読み取った発光を光電子倍増管で電気信号に置き換えて、放射線画像を得ることとなる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−238871号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、輝尽性蛍光体プレートは損傷しやすく、また、光が当たると感光して撮影に使用できなくなるという性質を有する。そのため、従来は、放射線画像検出器として特に輝尽性蛍光体プレートを用いる場合には、カセッテに収めたまま撮影装置にセットし、撮影を行う必要があった。
【0008】
しかし、放射線画像検出器をカセッテに入れたまま使用すると、カセッテの前面板により放射線が吸収されることによって実際に放射線画像検出器に達する放射線量が低下し、放射線量子ノイズが増大することとなる。このような放射線量子ノイズの増大は、撮影された画像の品質の低下を招き、特に特定部位の精密な撮影を目的とする乳房画像撮影装置において、鮮鋭で高画質な画像形成が困難であるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は以上のような課題を解決すべくなされたものであり、カセッテから放射線画像検出器を取り出した状態での撮影を可能とすることによりカセッテの前面板が放射線を吸収することによる放射線量の低下及びそれに伴う放射線量子ノイズの増大を防止して高精細な画像撮影を行うことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、被写体に放射線を照射する放射線源と、前記被写体を前記放射線源に対峙するように載置する被写体台と、前記被写体を透過した放射線を検出する放射線画像検出器を保持する検出器保持部とを備えてなる乳房画像撮影装置において、
前記検出器保持部を覆う遮光部材を設けるとともに、前記検出器保持部に少なくとも放射線源側の面が開放された状態で放射線画像検出器を保持させて、前記放射線を前記放射線画像検出器に直接照射させるように制御する制御部を設けたことを特徴としている。
【0011】
このような構成を有する請求項1に記載の発明においては、放射線を放射線画像検出器に直接照射することによって撮影を行うので、カセッテの前面板に放射線が吸収されることによる放射線量の低下及びそれに伴う放射線量子ノイズの増大を防止することができ、より高精細な画像形成が可能となる点で優れている。
【0012】
また、請求項1に記載の発明では、検出器保持部が遮光部材で覆われているので、カセッテの前面板がない状態で撮影を行っても周囲の光によって輝尽性蛍光体プレートが感光することがなく、カセッテの前面板がない状態での画像撮影が可能となる。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乳房画像撮影装置において、前記検出器保持部に前記放射線画像検出器を収納するカセッテが載置されるとともに、前記カセッテの前面板を開閉させる前面板開閉機構を備え、前記制御部は、前記前面板開閉機構を制御して前記カセッテの前面板を開けるとともに、前記放射線を前記放射線画像検出器に直接照射させるように制御することを特徴としている。
【0014】
このような構成を有する請求項2に記載の発明においては、カセッテの前面板がない状態で撮影を行うので、カセッテの前面板に放射線が吸収されることによる放射線量の低下及びそれに伴う放射線量子ノイズの増大を防止することができ、より高精細な画像形成が可能となる点で優れている。
【0015】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の乳房画像撮影装置において、前記検出器保持部の近傍に前記放射線画像検出器を収納したカセッテを装着するとともに放射線画像検出器を前記カセッテから取り出して搬送する検出器搬送ユニットを設け、前記制御部は、前記検出器搬送ユニットを制御して放射線画像検出器を前記カセッテから取り出して前記検出器保持部まで搬送させるとともに、前記放射線を前記放射線画像検出器に直接照射させるように制御することを特徴としている。
【0016】
したがって、請求項3に記載の発明によれば、放射線画像検出器をカセッテから取り出して検出器保持部まで搬送する機構を備えているので、放射線画像検出器に損傷を与えることなく、放射線画像検出器を検出器保持部に載置することができる。
【0017】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記遮光部材は、蛇腹形状を有することを特徴としている。
【0018】
したがって、請求項4に記載の発明によれば、検出器保持部が支持部に沿って移動する場合には、遮光部材がこれに伴って伸縮することにより被写体台と検出器保持部との間を適切に覆うことが可能である。
【0019】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記遮光部材のうち、少なくとも前記被写体を提供する患者に対向する面は、放射線を遮蔽する部材で形成されることを特徴としている。
【0020】
したがって、請求項5に記載の発明によれば、放射線源からの放射線の直接的な照射による患者の被曝及び被写体で散乱した散乱放射線による患者の被曝を防止することが可能となる。
【0021】
また、請求項6に記載の発明は、請求項2から5のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、カセッテが撮影条件に適さないものであるときは、警告を行うように制御する制御部を備えたことを特徴としている。
【0022】
したがって、請求項6に記載の発明によれば、不適切な状態での撮影が行われることを事前に防止することができ、撮影のやり直しによる患者への負担をなくすことが可能となる。
【0023】
さらに、請求項7に記載の発明は、請求項2から6のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記制御部は、カセッテが撮影条件に適さないものであるときは、前記カセッテを排出するように制御することを特徴としている。
【0024】
したがって、請求項7に記載の発明によれば、撮影条件に適さない状態での撮影が行われることを確実に防止することができ、撮影のやり直しによる患者への負担をなくすことが可能となる。
【0025】
さらに、請求項8に記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記制御部は、前記検出器保持部の近傍に光検知センサを設け、前記光検知センサが光を検知した場合には、カセッテが開かないように制御することを特徴としている。
【0026】
したがって、請求項8に記載の発明では、検出器保持部の周囲が十分に遮光されていない場合にはカセッテが開かないので、カセッテの中に収納されている輝尽性蛍光体プレートが感光して撮影に使用できなくなることを適切に防止することができる。
【0027】
さらに、請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記制御部は、前記放射線画像検出器が前記検出器保持部に載置されていない場合にはその旨を警告するとともに、放射線が照射されないように制御することを特徴としている。
【0028】
したがって、請求項9に記載の発明によれば、放射線画像検出器が載置されておらず、撮影を行うことができない状態で放射線が照射されることを確実に防止することができ、被写体を提供する患者の不必要な被曝を回避することが可能となる。
【0029】
また、請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記検知器保持部は、前記放射線源に対する距離を可変自在に設けられることを特徴としている。
【0030】
したがって、請求項10に記載の発明によれば、通常コントラスト撮影よりも被写体の境界のコントラストを高く描写でき高精細な放射線画像を得ることが可能な位相コントラスト撮影を行う場合に、拡大倍率を任意に調整することが可能である。
【0031】
また、請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記検知器保持部は少なくとも一つ以上固定して設けられることを特徴としている。
【0032】
したがって、請求項11に記載の発明によれば、通常コントラスト撮影よりも被写体の境界のコントラストを高く描写でき、高精細な放射線画像を得ることが可能な位相コントラスト撮影を行う場合に、操作者が倍率を手動で調整する必要がないため装置の操作性が向上する。
【0033】
また、請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記放射線画像検出器は、輝尽性蛍光体プレートであることを特徴としている。
【0034】
したがって、請求項12に記載の発明では、損傷しやすく光に当たると感光するという性質を有する輝尽性蛍光体プレートを放射線画像検出器として用いる場合にも、カセッテの前面板がない状態での撮影を行うことが可能となる。
【0035】
また、請求項13に記載の発明は、請求項1から12のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記放射線源と前記放射線画像検出器との間隔を75cm以上、前記被写体台と前記放射線画像検出器との間隔を15cm以上とすることができることを特徴としている。
【0036】
したがって、請求項13に記載の発明では、放射線が被写体を透過するときに生じる位相のずれによる回折や屈折現象により、被写体のコントラストが高い放射線画像を撮影することが可能となる。
【0037】
また、請求項14に記載の発明は、請求項1から13のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置において、前記放射線源の焦点径が50μm以上250μm以下であることを特徴としている。
【0038】
したがって、請求項14に記載の発明では、撮影に焦点径が50μm以上250μm以下である小焦点の放射線源を用いるので、通常の吸収コントラスト撮影に比べて被写体の境界のコントラストを高く描写でき、高精細な放射線画像を得ることのできる位相コントラスト撮影を行うことができる点で優れている。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態において乳房画像撮影装置1は、本体部9を有しており、本体部9には支持基台3が昇降自在に設けられている。また、支持基台3には、支持基台3に設けられた支軸4を介して撮影装置本体2が支持されている。撮影装置本体2は、撮影装置駆動機構(図4参照)により前記支軸4を支点として回動可能となっている。
【0040】
撮影装置本体2の上部には放射線を照射するための放射線源6が設けられており、この放射線源6は、電源部15に接続されている。放射線源6は、この電源部15によって管電圧が印加され、管電流が通電されるようになっている。
【0041】
また、放射線源6の放射線照射口には、放射線照射野を調節する照射野調整装置としての絞り装置7の絞り口が、開閉自在に設けられている。
【0042】
次に、撮影装置本体2には、放射線源6からの放射線照射方向に沿ってほぼ垂直に延在する位置であって放射線の照射野内に、被写体Hを載置する被写体台10が設けられている。また、撮影装置本体2の側部であって、被写体台10よりも前記放射線源6に近い位置には、被写体台10の被写体Hを載置させる面に対向し被写体Hを上部から圧迫して固定するための圧迫板11が昇降自在に配設されている。撮影時において、被写体Hは、被写体台10によって支持され、かつ圧迫板11によって固定されることにより、放射線源6に対峙するとともに放射線源6から照射される放射線の照射野内に位置するようになっている。
【0043】
撮影装置本体2の下方は、ガイドレール(図示せず)を有する支持部5となっており、支持部5には、放射線画像検出器としての輝尽性蛍光体プレート17を保持する検出器保持部12が放射線源6に対向するように設けられている。この検出器保持部12は、保持部駆動機構27(図4参照)により、ガイドレールに沿って昇降可能となっている。
【0044】
また、支持部5のガイドレール上には、例えば接触センサ等のガイドレール上にある検出器保持部12を検知することにより検出器保持部12の位置情報を得る保持部位置判別装置22(図4参照)が前記ガイドレールに沿って設けられている。
【0045】
前記支持部5の内部であって検出器保持部12の取り付け位置の上方には、カセッテ16を保持するとともにその中に収納された輝尽性蛍光体プレート17をカセッテ16から取り出して検出器保持部12まで搬送するための検出器搬送ユニット18が配設されている。
【0046】
前記検出器搬送ユニット18は、支持部5の一側面に、支持部5の長手方向に沿って延在しカセッテ16を挿入するための挿入口8を有している。
【0047】
カセッテ16は、搬送時又は放射線撮影時における輝尽性蛍光体プレート17の物理的損傷を防止する機能を持つものであり、図2に示すように、カセッテ16は、輝尽性蛍光体プレート17を収納する薄い筐体161を有している。また、カセッテ16の輝尽性蛍光体プレート17に対向する面の一方の面は前面板162となっており、前面板162の一端部には、例えばヒンジ機構により開閉する蓋部163が設けられている。
【0048】
カセッテ16の一面には、カセッテ16の種類に応じた識別情報及びカセッテ16に内蔵されている輝尽性蛍光体プレート17を識別するためのシートID番号や、撮影する患者氏名、性別、年齢、担当医名、病歴、臨床診断名等の各種患者情報、及び撮影条件、撮影方法、撮影に使用する撮影装置等の各種撮影情報等を対応付けるバーコード(図示せず)が付されている。
【0049】
なお、本実施形態では、カセッテ16のシートID番号や患者情報等をバーコードとしてカセッテ16に付す構成としたが、カセッテ16の種類等を適切に識別し得るものであればこれに限られず、例えば、電磁波やマイクロ波などを用いた無線技術を用いることにより、ラベルなどの素子に書き込まれたコードを読取り可能な、非接触型のIDラベル等をバーコードの代わりに使用してもよい。
【0050】
前記検出器搬送ユニット18は、カセッテ16の蓋部163を開閉するためのカセッテ蓋開閉機構181(図5参照)を備えている。カセッテ蓋開閉機構181は、例えばカセッテの蓋部163に設けられたロック機構を解除するための手段を有している。また、検出器搬送ユニット18は、輝尽性蛍光体プレート17をカセッテ16から取り出すための検出器取出機構182を備えている。検出器取出機構182は、図3に示すように、カセッテ16の蓋部163が開いた際に、図示しない駆動手段により移動し、カセッテ16の内部に侵入して輝尽性蛍光体プレート17をカセッテ16の外へ導き出すローラ191を有するアーム19を備えている。さらに、検出器搬送ユニット18は、カセッテ16から取り出された輝尽性蛍光体プレート17を所定の位置まで搬送するための検出器搬送機構183を備えている。図3に示すように、検出器搬送機構183は、上下に位置し間にほぼL字状の搬送路を形成する一対の搬送ベルト20a,20a,20b,20bを備えている。この搬送ベルト20a,20a,20b,20bは、検出器保持部12の両側にそれぞれ配置されるようになっており、搬送ベルト20a,20a,20b,20bの上端部は、カセッテ16の下端部近傍に配置されるとともに、下端部は、検出器保持部12の両側面に配置されるようになっている。また、一対の搬送ベルト20a,20a,20b,20bにより構成される搬送路の間隔は、輝尽性蛍光体プレート17の厚さ寸法とほぼ等しく形成されており、各搬送ベルト20a,20a,20b,20bの内側には、図示しない駆動機構により回転駆動され搬送ベルト20a,20a,20b,20bを動作させるための複数の搬送ローラ21,21…が配設されている。搬送ベルト20a,20a,20b,20bは、搬送ローラ21,21…が回転することに伴って回転し、輝尽性蛍光体プレート17を一対の搬送ベルト20a,20a,20b,20bの間隙に挟持した状態でカセッテ16と検出器保持部12との間を搬送するようになっている。
【0051】
また、検出器搬送ユニット18の内部であってカセッテ16が挿入されたときにカセッテ16に付されたバーコードに対応する位置には、バーコードを読み取る識別装置としてのバーコードリーダ22(図4参照)が取り付けられている。
【0052】
なお、前記検出器搬送ユニット18は、検出器保持部12と一体に設けられており、検出器保持部12が支持部5に沿って移動する際、検出器保持部12にともなって支持部5内を支持部5の長手方向に沿って移動可能となっている。
【0053】
前記検出器保持部12の被写体台10に対向する面と反対の面には、検出器保持部12に接するように、照射された放射線量の強度を検出する放射線量検出器13が設けられている。
【0054】
また、被写体台10と検出器保持部12の間には、被写体台10と検出器保持部12の間を囲むように遮光部材30が設けられている。この遮光部材30は蛇腹形状を有しており、検出器保持部12が支持部5に沿って移動するのに伴い伸縮自在となっている。また、この遮光部材30の被写体Hを提供する患者に対向する面は、例えば鉛等の放射線を遮蔽できる部材で形成されている。
【0055】
また、遮光部材30の内側であって、検出器保持部12の近傍には、検出器保持部12の周囲の光量を検知する光検知センサ24が設けられている。
【0056】
なお、前記本体部5には、撮影条件等の入力を行うキーボードやタッチパネル等の入力部141及び各種のメッセージを表示するCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示部142を有する操作装置14と、装置の動力源である電源部15とが接続されている
【0057】
次に、図4を参照しつつ、乳房画像撮影装置1の制御構成について説明する。図4に示す通り、乳房画像撮影装置1の本体部9には、被写体Hの放射線画像撮影を行うための撮影プログラムやカセッテ16の識別情報等の各種データが格納される記憶部101を備える制御部100が設けられている。
【0058】
制御部100は、操作装置14の入力部141から入力される情報や検出器搬送ユニット18に挿入されたカセッテ16からバーコードリーダ23が読み取った情報に基づき、撮影装置駆動機構26を制御して撮影装置本体2の高さや位置を調整するとともに保持部駆動機構27を制御して検出器保持部12を撮影条件に適する位置まで移動させるようになっている。また、制御部100は、保持部位置判別装置22によって検知された検出器保持部12の位置情報及び前記各種の撮影条件に最も適した絞り値となるように絞り装置7を制御するようになっている。
【0059】
さらに、制御部100には、検出器保持部12の周囲の光を検知する光検知センサ24が接続されており、この光検知センサ24は、光を検知すると制御部100に対して信号を送るようになっている。制御部100は光検知センサ24からの信号を受けると検出器保持部12周囲が十分に遮光されていないと判断し、その旨を表示部142に表示させるようになっている。光検知センサ24から信号が送られないときは、制御部100は、カセッテ16の蓋部163を開けるように検出器搬送ユニット18のカセッテ蓋開閉機構181を制御するとともに、ローラ付アーム19を有する検出器取出機構182を制御してカセッテ16の中から輝尽性蛍光体プレート17を取り出させるようになっている。また、制御部100は、検出器搬送機構183を制御することにより、検出器取出機構182によってカセッテ16内から取り出された輝尽性蛍光体プレート17を検出器保持部12まで搬送させるようになっている。
【0060】
また、検出器保持部12の輝尽性蛍光体プレート17を保持する面上には、検出器搬送機構183によって輝尽性蛍光体プレート17が検出器保持部12の所定の位置まで搬送されたか否かを検知する検出器検知センサ25が設けられており、この検出器検知センサ25は、輝尽性蛍光体プレート17が所定位置にあることを検知したときは制御部100に対して信号を送るようになっている。
【0061】
また、制御部100には、電源部15が接続されており、前記検出器検知センサ25から制御部100に対して信号が送られたときは、制御部100は、輝尽性蛍光体プレート17が撮影可能状態にあると判断し、入力部141から入力された条件等に基づいて所定の放射線量及び強度の放射線が放射線源6から照射されるように電源部15の管電圧の印加及び管電流の通電を制御するようになっている。
【0062】
また、制御部100には、被写体Hを透過した放射線量を検出する放射線量検出器13が接続されており、この放射線量検出器13は、被写体Hを透過する放射線量が所定の量に達したときに、制御部100に対して信号を送るようになっている。放射線量検出器13から制御部100に対して信号が送られると、制御部100は、電源部15を制御して放射線源6への管電圧の印加及び管電流の通電を停止させるようになっている。
【0063】
ここで、被写体Hを透過するときに生じる放射線の位相のずれによって被写体Hのコントラストが高い位相コントラスト放射線画像を得るためには、放射線源6の放射線管焦点61と放射線画像検出器としての輝尽性蛍光体プレート17との間隔が75cm以上であり、被写体台10と輝尽性蛍光体プレート17との間隔が15cm以上であることを必要とする。
【0064】
なお、被写体台10と輝尽性蛍光体プレート17との間隔が大きい方が位相コントラストによるエッジ効果が大きくなるが、この間隔が放射線管焦点61と被写体台10との間隔に対してあまりに大きいと半影のボケの影響で鮮鋭性が低下する。したがって、被写体台10と輝尽性蛍光体プレート17との間隔および放射線管焦点61と被写体台10との間隔がともに大きいことが画質向上の面から望まれる。一方、これらの間隔を大きくすると、乳房画像撮影装置1全体が大きくなるため、撮影室の大きさや乳房画像撮影装置1の取扱いの便宜の面から問題となる。
【0065】
以上の観点から、位相コントラスト放射線画像を得る上では、放射線管焦点61と輝尽性蛍光体プレート17との間隔が85cm以上となるように検出器保持部12の位置を制御することが好ましい。一方、装置の取扱いの便宜上からは、放射線管焦点61と輝尽性蛍光体プレート17との間隔が200cm以下となるように検出器保持部12の位置を制御することが好ましい。このとき、被写体台10は、放射線管焦点61との間隔が50cm以上100cm以下となり、輝尽性蛍光体プレート17との間隔が15cm以上100cm以下となるように設けることが、良好な画質を得る上で好ましい。なお、放射線管焦点61と輝尽性蛍光体プレート17との間隔を90cm以上165cm以下となるようにし、放射線管焦点61と被写体台10との間隔が60cm以上75cm以下であり、被写体台10と検出器保持部12との間隔が30cm以上90cm以下であることがより好ましい。
【0066】
ここで、本実施の形態における放射線源6について説明する。
本実施の形態において、放射線源6としては、放射線の波長が0.1〜1Å前後の放射線を放射する放射線管を用いる。この放射線管は熱励起によって生ずる電子を高電圧で加速して陰極に衝突させることで、その運動エネルギーを照射エネルギーに変換することによって放射線が照射されるものである。放射線画像を撮影するとき、この加速電圧を管電圧として、また電子の発生量を管電流として、そして、放射線照射時間を露光時間として設定する。電子が衝突する陽極(対陰極)は銅、モリブデン、ロジウム、タングステンなど、その種類を変えることで、照射される放射線エネルギースペクトルを変えることができる。銅、モリブデン、ロジウムなどを陽極として用いる場合、放射線のエネルギー分布の狭い比較的エネルギーの低い線スペクトルが得られ、その特性を利用して放射線回折結晶分析や微細な構造を判読する乳房撮影に用いられる。タングステンを陽極として用いる場合は広いスペクトルの比較的高いエネルギーの放射線で、人体の胸部や腹部、頭部、そして工業一般の非破壊検査に用いられる。医療用あるいは工業用では照射する放射線量が多いことが特徴である。この場合、多量の電子を陽極に高速で衝突させるために陽極が発熱し、高温になると陽極が溶解する恐れがあることから、陽極を回転させて衝突する場所を変えることで、発熱による不具合を回避することが行われる。すなわち回転陽極を用いることが一般的である。本実施の形態の撮影装置は、医療用あるいは非破壊検査を目的として用いる装置であるので、モリブデン、ロジウム、タングステンの回転陽極をもつ放射線管が好ましく、さらに乳房画像撮影装置であるので、モリブデンまたはロジウムであることが望ましい。
【0067】
ここで放射線源6の焦点61は、放射線管の例えば回転陽極に電子が衝突して発生する放射線を取り出す、被写体方向から見た窓である。一般にこれは正方形であり、その1辺の長さが焦点サイズである。焦点の形状が円である場合はその直径を、長方形である場合はその短辺をさす。この焦点サイズの測定方法はピンホールカメラによる方法とマイクロテストチャートを用いる方法などがJIS Z 4704に記載されている。通常、焦点サイズは放射線管メーカーの測定に基づく値が製品仕様で示されている。
【0068】
なお、放射線源6の焦点サイズが大きいと照射される放射線量が多くなるが、それに伴って、いわゆる半影が生じる。半影とは、焦点61の大きさに起因して被写体H上の1点が、放射線画像検出器である輝尽性蛍光体プレート17の上で大きさを持った像として検出される現象であり、いわゆるボケのことである。従って、放射線源6が小焦点放射線源である場合には、有限な大きさの焦点サイズを有するが故に、単色の平行放射線を出射するシンクロトロンや、点焦点と見なせるマイクロ焦点放射線源と異なり、この半影の影響が問題となる。そして、この半影によるボケ幅は、被写体Hと放射線画像検出器12との間隔を大きくすると、これに伴って増加する。
【0069】
したがって、位相コントラストを半影のボケをしのいで実現して高鮮鋭な画像を得るために被写体Hと放射線画像検出器12との間隔、放射線源6と被写体Hとの間隔または放射線物理特性などから、焦点サイズの上限が決まってしまう。他方で、一定以上の放射線量を得るためには、ある程度の焦点サイズが必要であることから焦点サイズの下限値が決まる。
【0070】
このため、通常の医療施設で位相コントラスト撮影を行うには、焦点サイズは30μm以上で300μm以下であることが必要であり、50μm以上200μm以下であることが好ましい。
【0071】
次に、本実施形態における作用について説明する。
まず、操作者によって放射線画像検出器である輝尽性蛍光体プレート17を収納したカセッテ16が支持部5の挿入口8から検出器搬送ユニット18の中に挿入されると、バーコードリーダ23によってカセッテ16に付された情報が読み取られ、この情報は制御部100に送られる。
【0072】
制御部100は記憶部101に予め格納されているカセッテ16の識別情報等のデータを読み出して、これをバーコードリーダ23から送られた情報と照合することにより、挿入されたカセッテ16が入力部141から入力された撮影条件に適したものか否かの判断を行う。そして、撮影条件に合わないと判断した場合には警告音を発生させるか又は表示部142に表示にさせる等により操作者に対して警告を行う。なお、制御部100によって撮影条件に合わないカセッテ16が挿入されたと判断された場合には、カセッテ16が挿入口8から排出されるようにしてもよい。
【0073】
次に、入力部141から撮影条件が入力された場合には、この撮影条件が制御部100によって取得され、制御部100は、この入力部141から入力された撮影条件及び前記バーコードリーダ23から送られた情報に基づいて保持部駆動機構27を制御し、検出器保持部12が所定の位置に配置されるように支持部5のガイドレールに沿って検出器保持部12を移動させる。
【0074】
検出器保持部12が配置された位置は、保持部位置判別装置22により認識されて、制御部100に伝えられる。制御部100は、この位置情報に対応する絞り値になるように絞り装置7の絞り口を開閉させる。
【0075】
次に、検出器保持部12の近傍に設けられた光検知センサ24が検出器保持部12の周囲の光量を検知し、検知された結果が制御部100に送られる。光検知センサ24から送られた情報に基づき制御部100が検出器保持部12の周囲に光が存在せず輝尽性蛍光体プレート17が感光するおそれがないと判断した場合には、制御部100がカセッテ蓋開閉機構181を制御することによりカセッテ16の蓋部163のロックが解除されてカセッテ16の蓋部163が開かれる。
【0076】
カセッテ16の蓋部163が開かれると、制御部100は検出器取出機構182を制御して、駆動手段により、先端部にローラ191を保持したアーム19をカセッテ16の中に向けて移動させ、ローラ191がカセッテ16内の輝尽性蛍光体プレート17に接したところで停止させる。その後ローラ191を輝尽性蛍光体プレート17の表面に当接させたまま回転させることにより、ローラ191に接している輝尽性蛍光体プレート17が、カセッテ16の蓋部163の開口部分からカセッテ16の外へ導き出され、輝尽性蛍光体プレート17の両端が搬送ベルト20a,20a,20b,20bの各間隙に取り込まれて、各搬送ベルト20a,20a,20b,20bによって挟持される。さらに、制御部100は検出器搬送機構183を制御して、駆動手段により、搬送ローラ21,21…を駆動させることにより輝尽性蛍光体プレート17を搬送ベルト20a,20a,20b,20bに沿って検出器保持部12の所定の位置まで搬送させる。
【0077】
次に、被写体Hを提供する患者の身長等、入力部141から入力された情報に基づいて制御部100が撮影装置駆動機構26を制御することにより撮影装置本体2の高さ等が調節される。さらに、被写体台10の上に患者の撮影部位である被写体Hが載置されると、圧迫板11が下がって被写体Hを圧迫する。
【0078】
次に、輝尽性蛍光体プレート17が検出器保持部12の所定の位置に載置されたか否かが検出器検知センサ24によって検知され、この情報が制御部100に送られる。制御部100は、取得した情報から輝尽性蛍光体プレート17が適切にセットされていると判断した場合には、放射線源6に対して所定の管電圧を印加し管電流を通電するように電源部15を制御し、放射線源6から被写体台10に載置された被写体Hに対して、放射線が照射される。
【0079】
放射線源6から放射線が照射されている間、被写体Hを透過した放射線量が放射線量検出器13により検出され、透過した放射線量が所定の量に到達すると、前記制御部100に対して信号が送られる。制御部100は放射線量検出器13からの信号を受けると、電源部15の管電圧の印加及び管電流の通電を停止させ、放射線源6からの放射線の照射を停止させる。
【0080】
放射線の照射が停止され撮影が終了すると、制御部100は、搬送ローラ21,21…を逆回転させることにより輝尽性蛍光体プレート17を搬送ベルト20a,20a,20b,20bの間隙に保持させたまま搬送ベルト20a,20a,20b,20bに沿ってカセッテ16に向かって移動させる。さらに、輝尽性蛍光体プレート17がカセッテ16の蓋部163の手前まで搬送されると、制御部100はアーム19を制御してローラ191を輝尽性蛍光体プレート17に当接させ、そのまま回転させることにより、輝尽性蛍光体プレート17をカセッテ16の中に収納させる。
【0081】
輝尽性蛍光体プレート17の収納が完了すると、制御部100はカセッテ蓋開閉機構181を制御してカセッテ16の蓋部163を閉じ、操作者がカセッテ16を取り出すことのできる状態にする。
【0082】
なお、本実施形態では、被写体台10と検出器保持部12の間をすべて囲むように遮光部材30を設けるようにしたが、図5に示すように、遮光部材30を検出器保持部12の周囲のみを囲むように設けてもよい。この場合には、遮光部材30が放射線画像撮影を行うにあたって障害とならないように、遮光部材30の被写体台10に対向する面は放射線透過率の高い部材によって形成される。この点、例えばカセッテを用いて撮影を行えば別途遮光部材30を用いる必要はなくなるが、カセッテは輝尽性蛍光体プレート17を保護するため一定の強度を備えるものでなければならないのに対して、遮光部材30はこのような強度を備える必要がないため、カセッテの前面板に比して極薄い部材によって形成することができる。その結果、例えば輝尽性蛍光体プレート17をカセッテに収納した状態で撮影する場合と比較して放射線透過率を放射線画像撮影を阻害しない程度に高くすることが可能である。
【0083】
また、本実施形態では、検出器保持部12に保持させる放射線画像検出器として輝尽性蛍光体プレート17を用いたが、検出器保持部12に保持させる放射線画像検出器はこれに限られるものではなく、被写体Hの画像情報を得られるものであれば、輝尽性蛍光体プレート17以外の放射線画像検出器を検出器保持部12に保持させるようにしてもよい。
【0084】
次に、図6及び図7を参照しつつ、本発明による第二の実施の形態について、第一の実施の形態と異なる点を説明する。なお、本実施形態において、第一の実施の形態と同一の符号を付したものについては、第一の実施の形態と同様である。
【0085】
本実施形態において、乳房画像撮影装置41には、放射線源6に対向して被写体台10が固定されており、被写体台10の下方であって、支持部5の一側面には、放射線画像検出器としての輝尽性蛍光体プレート17を収納したカセッテ42を保持する検出器保持部12が放射線源6に対向するように設けられている。この検出器保持部12は、保持部駆動機構により、ガイドレールに沿って昇降可能となっている。
【0086】
本実施形態におけるカセッテ42は、図7に示すように、輝尽性蛍光体プレート17を収納する薄い筐体43を有している。カセッテ42の輝尽性蛍光体プレート17に対向する面の一面は前面板44となっており、筐体43の一側面には、前面板を開閉させる機構としてヒンジ部45を備えている。前面板44はヒンジ部45を支点として回動するようになっている。また、筐体43の一側面であってヒンジ部45の設けられている側面の反対側にはカセッテ42の前面板44を固定するロック機構(図示せず)が設けられるとともに、カセッテ42の前面板44の外側面には、例えばシート状のマグネット46が貼付されている。さらに、カセッテ42の一面には、カセッテ42の種類に応じた識別情報等を表すバーコード(図示せず)が付されている。
【0087】
検出器保持部12のカセッテ42が載置される面であってカセッテ42に付されたバーコードに対応する位置には、バーコードを読み取る識別装置としてのバーコードリーダが取り付けられている。また、前記検出器保持部12には、カセッテ42の前記ロック機構を解除するとともに前面板44をマグネット46によって吸着して開閉させる前面板開閉機構(図示せず)が設けられている。さらに、前面板開閉機構は、カセッテ42の前面板44が開いていて撮影が可能な状態にあるか否かを検知するセンサ(図示せず)を有している。なお、本実施形態において、前面板開閉機構は、カセッテ42の前面板44をマグネット46によって吸着することに前面板44の開閉を行うようにしたが、前面板44の開閉が可能であれば、これに限られない。
【0088】
また、被写体台10と検出器保持部12との間には、被写体台10と検出器保持部12との間を囲むように遮光部材47が設けられている。遮光部材47の一側面には、検出器保持部12のカセッテ42を載置する面に対応する位置にカセッテ42を挿入するための挿入口48が設けられている。挿入口48には例えば放射線照射方向に対して上下にスライドする蓋部(図示せず)が設けられており、蓋部を上方向にスライドさせてカセッテ42を挿入した後、蓋部を下方向にスライドさせることにより遮光部材47の内部が遮光状態となるようになっている。
【0089】
なお、本実施形態において、カセッテ42が検出器保持部12のカセッテ42を載置する面に対応する位置に設けられた挿入口48から挿入され検出器保持部12の上に載置された後に前面板44が開閉されるようにしたが、カセッテ42が撮影時に前面板44の開いた状態で検出器保持部12の上に載置される構成であればこれに限られない。例えば、カセッテ42を挿入する挿入口を支持部5の一側面に、支持部5の長手方向に沿って延在するように設けて、カセッテ42をカセッテ42の前面板44が支持部5の内側であって放射線照射野に対向する面に接するように挿入口から挿入するようにしてもよい。この場合、前面板44に貼付されたマグネット46等によって前面板44が支持部5の側面に吸着され、カセッテ42のロック機構が解除された後はヒンジ部45を支点として前面板44以外の筐体43部分が検出器保持部12側に回動することによりカセッテ42が輝尽性蛍光体プレート17を保持したまま前面板44のない状態で検出器保持部12の上に載置される。
【0090】
なお、本実施形態において、乳房画像撮影装置41は、第一の実施形態に示したものと同様の制御部を有している。
【0091】
次に、本実施形態における作用について説明する。
まず、操作者によって放射線画像検出器である輝尽性蛍光体プレート17を収納したカセッテ42が遮光部材47の挿入口48から挿入され検出器保持部12の上に載置されると、バーコードリーダによって収得された情報等から挿入されたカセッテ42が撮影条件に適したものか否かの判断が行なわれる。
【0092】
次に、検出器保持部12の周囲の光量が光検知センサによって検知され、この結果輝尽性蛍光体プレート17が感光するおそれがないと判断された場合には、カセッテ開閉機構が制御されることにより、カセッテ42の前面板44が開けられる。
【0093】
カセッテ42の前面板44が開けられて、撮影可能な状態にあるか否かがセンサによって検知され、撮影可能と判断された場合には、電源部15を制御することにより放射線源6に電圧を印加させ、放射線が照射される。
【0094】
撮影が終了すると、カセッテ開閉機構を制御して、カセッテ42の前面板44が閉じられ、操作者がカセッテ42を取り出すことのできる状態にする。
【0095】
本実施形態によれば、検出器保持部12が遮光された状態の下で撮影を行うので、カセッテ42の前面板44を開けた状態のまま撮影を行うことができる。そのため、カセッテ42の前面板44による放射線の吸収が発生せず、放射線量子ノイズの増加による撮影画像の画質低下を防止することができる。
【0096】
なお、本発明は、本実施形態に限られないことは第一の実施形態と同様である。
【0097】
次に、図8を参照しつつ、本発明による第三の実施の形態について、第一の実施の形態と異なる点を説明する。なお、本実施形態において、第一の実施の形態と同一の符号を付したものについては、第一の実施の形態と同様である。
【0098】
本実施形態においては、図8に示すように、乳房画像撮影装置31には、被写体台10が、撮影装置本体2に固定して設けられている。
【0099】
また、撮影装置本体2の下方に延在する支持部5の所定の位置には、2つの検出器保持部32a,32bが、検出器保持部32a,32bの一端を支持部5に固定して設けられている。検出器保持部32a,32bは、図示しない駆動装置により、検出器保持部32a,32bの固定端を支点として支持部5に対して上方に回動可能となっており、使用する検出器保持部32が選択的に放射線照射方向に対して垂直位置に倒されることにより、放射線源6と使用する放射線画像検出器としての輝尽性蛍光体プレートとの間隔が変更されるようになっている。なお、検出器保持部32bは、支持部5から突出している側が、支持部5に対して沿わせるように収納した場合に検出器保持部32aの固定端と干渉しない程度に、検出器保持部32b内にスライドして収納されるようになっている。
【0100】
支持部5には、検出器保持部32が選択的に放射線照射方向に対して垂直位置に倒されて放射線を読取可能な状態にあるときに、検出器保持部32の位置が検出できるようにセンサが設けられており、これにより撮影に使用される検出器保持部32が認識される。
【0101】
なお、乳房画像撮影装置31の場合、検出器保持部32a,32bは、放射線管焦点61との間隔が105cm以上150cm以下となるように設けることが、コントラストが高い良質な放射線画像を得る上で好ましい。
【0102】
支持部5の内部には、検出器保持部32a及び検出器保持部32bの取り付け位置の水平位置から上方にかけて、それぞれ輝尽性蛍光体プレートを検出器保持部32a,検出器保持部32bに搬送するための第一実施形態に示したものと同様の検出器搬送ユニットが配設されている。
【0103】
また、前記各検出器搬送ユニットは、それぞれ支持部5の一側面にカセッテを挿入するための挿入口33a,33bを有している。
【0104】
また、本実施形態において、乳房画像撮影装置31は、第一の実施形態に示したものと同様の制御部を有している。
【0105】
次に、本実施形態の作用について説明する。
操作者によって挿入口33a,33bからカセッテが挿入されると、入力部141から入力された情報及びセンサによって取得された情報等から撮影に使用される検出器保持部32が判断される。
【0106】
次に、検出器保持部32の周囲の光量が光検知センサによって検知され、この結果、輝尽性蛍光体プレートが感光するおそれがないと判断された場合には、撮影に使用される検出器保持部に対応する検出器搬送ユニットのカセッテ蓋開閉機構、検出器取出機構、検出器搬送機構を制御することにより、カセッテから輝尽性蛍光体プレートが取り出され、検出器保持部32の上に搬送される。
【0107】
検出器検知センサによって輝尽性蛍光体プレートが検出器保持部32の所定位置にセットされたか否かが検知され、適正にセットされている場合には、電源部15を制御して放射線源6に電圧を印加させ、放射線が照射される。
【0108】
撮影が終了すると、検出器搬送ユニットを制御して、搬送ベルトに沿って輝尽性蛍光体プレートを移動させ、カセッテの中に収納させる。輝尽性蛍光体プレートの収納が完了すると、カセッテ蓋開閉機構を制御してカセッテの蓋部を閉じて、操作者がカセッテを取り出すことのできる状態にする。
【0109】
なお、本発明は、本実施形態に限られないことは第一の実施形態と同様である。
【0110】
また、本実施形態においては、検出器保持部32a,32bを、支持部5の所定の位置に、検出器保持部部32a,32bの上面の一端を支持部5に固定して設け、固定端を支軸として回動させることにより使用しない検出器保持部32a,32bを放射線の照射野内から退避可能としたが、検出器保持部32a,32bを支持部5の被写体側にスライド可能に設け、使用しない検出器保持部32a,32bを被写体側に引き出して取り外すことにより放射線の照射野内から退避可能としてもよい。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された発明によれば、輝尽性蛍光体プレートに直接放射線を照射することによって撮影を行うので、放射線源から照射された放射線がカセッテの前面板によって吸収されることなく放射線画像検出器に到達する。したがって、放射線量の低下による放射線量子ノイズの増大を防止することができ、より高精密な画像撮影を行うことができるという効果がある。
【0112】
また、検出器保持部が遮光部材で覆われているので、輝尽性蛍光体プレートに直接放射線を照射して撮影を行っても周囲の光によって輝尽性蛍光体プレートが感光することがなく、高画質な画像撮影を行うことが可能となるという効果がある。
【0113】
次に、請求項2に記載された発明によれば、カセッテの前面板がない状態で撮影を行うので、放射線源から照射された放射線がカセッテの前面板によって吸収されることなく放射線画像検出器に到達する。したがって、放射線量の低下による放射線量子ノイズの増大を防止することができ、より高精密な画像撮影を行うことができるという効果がある。
【0114】
また、請求項3に記載された発明によれば、放射線画像検出器をカセッテから取り出して検出器保持部まで搬送する機構を備えているので、操作者が直接放射線画像検出器に触れる必要がない。そのため、放射線画像検出器に損傷を与えることなく、放射線画像検出器を検出器保持部にセッティングすることができるという効果がある。
【0115】
次に、請求項4に記載された発明によれば、遮光部材は蛇腹形状を有しているので、検出器保持部が支持部に沿って移動する場合には、遮光部材がこれに伴って伸縮することにより被写体台と検出器保持部との間を適切に覆うことができる。したがって、検出器保持部の周囲を遮光状態に保つことができ、輝尽性蛍光体プレートが外光の影響を受けることを防止することが可能となるという効果がある。
【0116】
また、請求項5に記載された発明によれば、放射線源からの放射線の直接的な照射による患者の被曝及び被写体で散乱した散乱放射線による患者の被曝を防止してより安全な画像撮影を行うことができるという効果がある。
【0117】
次に、請求項6に記載された発明によれば、撮影条件に適さないカセッテが挿入された場合には、操作者に対して警告等がなされるので、不適切な状態での撮影が行われることを事前に防止することができ、撮影のやり直しによる患者への負担をなくすことができるという効果がある。
【0118】
また、請求項7に記載された発明によれば、撮影条件に適さないカセッテが挿入された場合には、カセッテが排出され、撮影を行うことができないようにするので、不適切な状態での撮影が行われることを確実に防止することができ、撮影のやり直しによる患者への負担をなくすことができるという効果がある。
【0119】
さらに、請求項8に記載された発明によれば、光検知センサによって検出器保持部の周囲の光量を検知して、これに基づきカセッテの開閉機構を制御するので、検出器保持部の周囲が十分に遮光されていない状態ではカセッテが開くことがなく、カセッテの中に収納されている輝尽性蛍光体プレートが感光して撮影に使用できなくなることを適切に防止することができるという効果がある。
【0120】
また、請求項9に記載された発明によれば、放射線画像検出器が適切に載置されていなければ放射線が照射されないので、撮影を行うことができない状態で放射線が照射されることを確実に防止することができ、被写体を提供する患者が不必要に被曝する危険を回避することができるとの効果がある。
【0121】
また、請求項10に記載の発明によれば、通常コントラスト撮影よりも被写体の境界のコントラストを高く描写でき、高精細な放射線画像を得ることが可能な位相コントラスト撮影を行う場合に、拡大率を任意に調整することが可能である。
【0122】
次に、請求項11に記載の発明によれば、検出器保持部が所定の位置に固定されているので、位相コントラスト撮影を行う場合に、操作者が拡大率を手動で調整する必要がないため装置の操作性が向上するという効果がある。
【0123】
また、請求項112に記載された発明によれば、損傷しやすく光に当たると感光するという性質を有する輝尽性蛍光体プレートを放射線画像検出器として用いる場合にも、カセッテの前面板がない状態での高精細な画像撮影を行うことができるとの効果がある。
【0124】
また、請求項13に記載された発明によれば、放射線が被写体を透過するときに生じる位相のずれによる回折や屈折現象により、被写体のコントラストが高い放射線画像を撮影することができるとの効果がある。
【0125】
また、請求項14に記載された発明によれば、撮影に焦点径が50μm以上250μm以下である小焦点の放射線源を用いるので、通常の吸収コントラスト撮影に比べて被写体の境界のコントラストを高く描写でき、高精細な放射線画像を得ることのできる位相コントラスト撮影を行うことができるとの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乳房画像撮影装置の第一の実施形態の構成を示す側面図である。
【図2】本発明による乳房画像撮影装置の第一の実施形態に用いられるカセッテの断面図である。
【図3】図3は、本発明による乳房画像撮影装置の検出器搬送ユニットを示す側面図である。
【図4】本発明による乳房画像撮影装置の制御構成を示すブロック図である。
【図5】本発明による乳房画像撮影装置の第一の実施形態の一変形例を表す側面図である。
【図6】本発明による乳房画像撮影装置の第二の実施形態の構成を示す側面図である。
【図7】本発明による乳房画像撮影装置の第二の実施形態に用いられるカセッテの断面図である。
【図8】本発明による乳房画像撮影装置の第三の実施形態の構成を表す側面図である。
【符号の説明】
1 乳房画像撮影装置
2 撮影装置本体
3 支持基台
4 支軸
5 支持部
6 放射線源
8 挿入口
9 本体部
10 被写体台
12 検出器保持部
13 放射線量検出器
14 操作装置
141 入力部
142 表示部
15 電源部
16 カセッテ
161 筐体
162 前面板
163 蓋部
17 輝尽性蛍光体プレート
18 検出器搬送ユニット
181 カセッテ蓋開閉機構
182 検出器取出機構
183 検出器搬送機構
19 アーム
191 ローラ
20a,20b 搬送ベルト
21 搬送ローラ
22 保持部位置判別装置
23 バーコードリーダ
24 光検知センサ
25 検出器検知センサ
26 撮影装置駆動機構
27 保持部駆動機構
30 遮光部材
32a,32b 検出器保持部
33a,33b 挿入口
100 制御部

Claims (14)

  1. 被写体に放射線を照射する放射線源と、前記被写体を前記放射線源に対峙するように載置する被写体台と、前記被写体を透過した放射線を検出する放射線画像検出器を保持する検出器保持部とを備えてなる乳房画像撮影装置において、
    前記検出器保持部を覆う遮光部材を設けるとともに、前記検出器保持部に少なくとも放射線源側の面が開放された状態で放射線画像検出器を保持させて、前記放射線を前記放射線画像検出器に直接照射させるように制御する制御部を設けたことを特徴とする乳房画像撮影装置。
  2. 前記検出器保持部に前記放射線画像検出器を収納するカセッテが載置されるとともに、前記カセッテの前面板を開閉させる前面板開閉機構を備え、前記制御部は、前記前面板開閉機構を制御して前記カセッテの前面板を開けるとともに、前記放射線を前記放射線画像検出器に直接照射させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の乳房画像撮影装置。
  3. 前記検出器保持部の近傍に前記放射線画像検出器を収納したカセッテを装着するとともに放射線画像検出器を前記カセッテから取り出して搬送する検出器搬送ユニットを設け、前記制御部は、前記検出器搬送ユニットを制御して放射線画像検出器を前記カセッテから取り出して前記検出器保持部まで搬送させるとともに、前記放射線を前記放射線画像検出器に直接照射させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の乳房画像撮影装置。
  4. 前記遮光部材は、蛇腹形状を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  5. 前記遮光部材のうち、少なくとも前記被写体を提供する患者に対向する面は、放射線を遮蔽する部材で形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  6. 前記制御部は、カセッテが撮影条件に適さないものであるときは、警告を行うように制御することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  7. 前記制御部は、カセッテが撮影条件に適さないものであるときは、前記カセッテを排出するように制御することを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  8. 前記制御部は、前記検出器保持部の近傍に光検知センサを設け、前記光センサが光を検知した場合には、カセッテが開かないように制御することを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  9. 前記制御部は、前記放射線画像検出器が前記検出器保持部に載置されていない場合にはその旨を警告するとともに、放射線が照射されないように制御することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  10. 前記検知器保持部は、前記放射線源に対する距離を可変自在に設けられることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  11. 前記検知器保持部は、少なくとも一つ以上固定して設けられることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  12. 前記放射線画像検出器は、輝尽性蛍光体プレートであることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  13. 前記放射線源と前記放射線画像検出器との間隔を75cm以上、前記被写体台と前記放射線画像検出器との間隔を15cm以上とすることができることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
  14. 前記放射線源の焦点径が50μm以上250μm以下であることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の乳房画像撮影装置。
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