JP2004275311A - 遊技機島台 - Google Patents
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Abstract
【構成】調整手段をパチンコ島台の外側から開口部を通して操作可能に設け、且つミラー機構82または撮影カメラとモニタによって映し出された搬送ベルト34の装着状態を研磨揚送装置収納部74外から視認できることにより、研磨揚送装置30をパチンコ島台内に収納したままの状態で、搬送ベルト34の視認作業が容易にでき、搬送ベルト34の装着状態を視認しながら調整することが可能となるので、搬送ベルト34の調整作業が容易にできる。このため、搬送ベルト34の装着状態に関する調整作業及び視認作業の利便性を向上させることができる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
無端状の搬送ベルトが複数の回転ローラに沿って周回することでパチンコ玉を上方に揚送する揚送装置と、該揚送装置の所定の位置に設置され且つ前記搬送ベルトに張力を付与するテンションローラを少なくとも1つ含むテンションローラ機構と、所定の操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着状態を調整する調整手段と、前記揚送装置を収納する収納空間と、を備える遊技機島台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機が複数列設される遊技機島台において、その内部空間には、通常、パチンコ玉を研磨、揚送する研磨揚送装置が設けられている。近年、各メーカーから様々な研磨方式及び揚送方式の研磨揚送装置が発表されているが、使用済みのパチンコ玉に対して特筆すべき抜群の揚送力及び研磨力を有するという観点から、搬送ベルトによってパチンコ玉を研磨、揚送する所謂、搬送ベルト式研磨揚送装置(以下、単に、研磨揚送装置と示す)が、市場において最も根強い支持を得ている。なお、本出願でいう研磨揚送装置とは、玉研磨機能及び玉揚送機能の両方を含む揚送装置のことであり、本発明でいう揚送装置とは、少なくとも玉揚送機能を含む揚送装置という意味である。即ち、揚送装置という語句は、研磨揚送装置という語句の上位概念を意味するものである。
【0003】
周知の研磨揚送装置は、通常、その機械要素として、少なくとも、複数のローラと、当該ローラに巻き掛けられる搬送ベルトと、スプリング等の付勢力により搬送ベルトに張力を付与するテンションローラを少なくとも1つ含むテンションローラ機構と、で構成されているが、該研磨揚送装置には、1つ不可避的な現象があった。
【0004】
それは、所謂、「搬送ベルトの横ずれ」の現象のことであり、原因としては、スプリング等の研磨揚送装置を構成する機械要素個々の経時変化やテンションローラの表面に汚れが付着する等によるものとされ、該「搬送ベルトの横ずれ」の現象により、研磨揚送装置の稼動効率の低下のみならず、搬送ベルト自体の破損等に繋がる虞があった。
【0005】
前述の「搬送ベルトの横ずれ」の問題に対する対策としては、例えば、テンションローラの表面に付着した汚れを削り落とす技術思想のものや、搬送ベルトの位置をセンサで検出し制御装置によって自動で適正な位置に調節する技術思想(特許文献1参照)のものが考えられるが、前者の場合、やはり、研磨揚送装置を構成する機械要素個々の経時変化には勝てず、完全なる問題解決には至ることができず、一方、後者の場合、センサ又は制御装置等の故障の可能性が機械である以上存在し、営業中に故障すると、重大な損害を被る虞がある研磨揚送装置に対しては、こうした技術思想の装置は、ホール側に不確かな安心感を与えるだけで、結果として、ホール側の信用が得られないという問題点があり、製品化が行い難いという現状が存在していた。このため、発明の利用を図り産業の発達を目的とした発明としては、実現性が乏しいという問題点が存在する。更に、後者の場合、「搬送ベルトの横ずれ」を修正するという点においては、有効であるが、それは、決して、「搬送ベルトの横ずれ」の原因を根本的に解消するためのものでないため、依然として、「搬送ベルトの横ずれ」は発生する虞がある状態のままとなる。つまり、抜本的な問題解決ではないのである。
【0006】
そこで、次点の対策として考えられたのが、作業者による搬送ベルトの横ずれの早期発見及び該早期発見に伴う早期対策である。該対策を実行する上で、必要不可欠な作業として、作業者の視覚を通じて判断される搬送ベルトの装着状態の視認作業や調整作業がある。
【0007】
これら作業(搬送ベルトの装着状態の視認作業や調整作業)は、遊技機島台内における研磨揚送装置の設置状態によって、作業の遂行性が多少違うが、基本的に、作業性が悪いという問題点があった。なお、搬送ベルトの横ずれの早期発見は、「搬送ベルトの横ずれ」の原因を早期に根本的に解消することが可能であり、かなり有効な手段とされている。
【0008】
ここで、該問題点を詳述する。
なお、現在、遊技機島台内における研磨揚送装置の設置状態の仕様には、大きく区分けして、所謂「横置き型」(特許文献2参照)と所謂「縦置き型」(特許文献3参照)の2通りの仕様が存在しており、これら2通りの仕様は、当該研磨揚送装置を採用するパチンコ循環システムの違いによって、適宜、選択されている。そこで、下述の該問題点の詳述では、これら2つの仕様毎に述べることとする。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−28909(第5−6頁、図6、図8)
【特許文献2】
特開2002−166029(第3−5頁、図1)
【特許文献3】
特許2000−296255(第2−3頁、図7)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
先ず、「横置き型」の場合、遊技機島台を構成するカウンター等の構成部材が邪魔になり、研磨揚送装置の下方の状態、特に、テンションローラ機構の辺りの状態が視認し難いという問題点があった。
即ち、搬送ベルトが横ずれを起こしているか否かを判断する際に行われる搬送ベルトの回動状態の視認は、通常、テンションローラ機構のテンションローラと搬送ベルトとの接触状態を視認するのが、最も有効な手段とされているが、該手段の実行が、現状の「横置き型」の仕様の遊技機島台においては遂行し難い構成となっており、作業者が体を低く屈め、覗き込むような姿勢をとらないと、視認作業が行い難い構成となっていた。
【0011】
更に、前述の問題点は、搬送ベルトの調整作業にも大きく影響を及ぼしていた。即ち、通常、搬送ベルトを調整する際、搬送ベルトを回動させた状態で、テンションローラ機構のテンションローラと搬送ベルトとの接触状態を視認しながら、搬送ベルトの横ずれを修正、調整する所定の調整手段を用いて行うが、現状の「横置き型」の仕様の遊技機島台では、前述のように、テンションローラ機構の辺りの状態が視認し難い問題点があり、これにより、搬送ベルトの調整作業も行い難いという因果関係は当然存在していた。
【0012】
一方、「縦置き型」の場合、研磨揚送装置が、収納扉側に対して背向する状態で設置される為、ちょうど、収納扉側から見るとテンションローラ機構が研磨揚送装置の揚送筒本体に隠されている状態になり、研磨揚送装置の下方の状態の視認は著しく行えない状態となっていた。これでは、前述した「横置き型」の場合より、深刻で、搬送ベルトの回動状態の視認作業が、研磨揚送装置を取り出さないと行うことができないこととなり、大変、煩雑な作業となっていた。同様に、搬送ベルトの調整作業も、大変、煩雑な作業となっていた。
【0013】
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、搬送ベルト式の揚送装置における搬送ベルトの装着状態に関する調整作業、視認作業の利便性を向上させることができる遊技機島台を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明においては、無端状の搬送ベルトが複数の回転ローラに沿って周回することでパチンコ玉を所定の場所に揚送する揚送装置と、該揚送装置の所定の位置に設置され且つ前記搬送ベルトに張力を付与するテンションローラを少なくとも1つ含むテンションローラ機構と、所定の操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着状態を調整する調整手段と、前記揚送装置を収納する収納空間と、を備える遊技機島台において、前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態で、前記テンションローラ機構に係る前記搬送ベルトの装着状態の映像を映し出す写影手段を備えたこと、を特徴とするものである。
このように構成することにより、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、揚送装置の所定の位置(例えば、下方)に設置されたテンションローラ機構に係る搬送ベルトの装着状態を、写影手段によって映し出される映像を通して、作業者が容易に視認することができるようになる。即ち、搬送ベルトの装着状態の視認作業(搬送ベルトが横ずれを起こしているか否かの視認作業)を容易化すると共に、「搬送ベルトの横ずれ」の早期発見及び該早期発見に伴う早期対策を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0015】
また、請求項2に記載の発明においては、前記収納空間の一部を開設した開口部と、を備え、前記調整手段を、前記揚送装置に備えられた操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着状態を調整する第1調整手段とし、前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態において、前記写影手段によって映し出される映像を前記収納空間外で且つ前記開口部側から視認できるように映し出し、尚かつ、前記第1調整手段の操作部を前記収納空間外で且つ前記開口部側から操作可能に備えたこと、を特徴とする。
このように構成することにより、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、収納空間外で且つ開口部側から、写影手段によって映し出される映像を視認しながら搬送ベルトの装着状態を調整することができるので、搬送ベルトの調整作業が容易となると共に、精度の高い調整作業を行うことができるようになる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明においては、前記調整手段を、前記収納空間外に備えられた操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着作業を調整する第2調整手段とし、前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態において、前記写影手段によって映し出される映像を前記収納空間外で映し出し、尚かつ、前記第2調整手段の前記操作部を前記収納空間外で且つ前記写影手段によって映し出される映像の近傍に設けたこと、を特徴とする。
このように構成することにより、写影手段によって映し出される映像を、揚送装置が収納される狭い収納空間ではなく、その収納空間外、例えば、遊技機島台の外側面や妻板、ホールコンピュータ室等に映し出すことで、作業者にとって都合の良い任意の位置で、搬送ベルトの装着状態を視認することが可能となる。このため、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、搬送ベルトの装着状態の視認作業を更に容易とすることができる。また、写影手段によって映し出される映像を視認しながら搬送ベルトの装着状態を調整することができるので、搬送ベルトの調整作業が容易となると共に、精度の高い調整作業を行うことができるようになる。更に、第2調整手段の操作部を、写影手段によって映し出される映像の近傍に設けることにより、搬送ベルトの装着状態に関する調整作業の利便性を向上させることができる。
なお、本発明でいう収納空間外とは、遊技機島台内部であって収納空間外の場合と完全に遊技機島台外部の場合を示す。また、本発明でいう近傍とは、作業者が写影手段によって映し出される映像を見ながら、第2調整手段の操作部に手が届く範囲のことを示す。
【0017】
また、請求項4に記載の発明においては、前記写影手段は、少なくとも、前記テンションローラ機構に係る前記搬送ベルトの装着状態を映し出す鏡と、該鏡の取付け角度を自在に調整することが可能な角度調整機構と、で構成すること、を特徴とする。
このように構成することにより、搬送ベルトの装着状態を鏡を介して間接的に視認することができる為、無理な姿勢をとる必要が無くなる。また、作業者の体格や目線に合わせて鏡の取付け角度を調整することができる為、無理な姿勢をとる必要が更に無くなる。このため、搬送ベルトの装着状態に関する調整作業及び視認作業の利便性を更に向上させることができる。
【0018】
また、請求項5に記載の発明においては、前記写影手段は、少なくとも、前記テンションローラ機構に係る前記搬送ベルトの装着状態を撮影する撮影カメラと、該撮影カメラによって撮影された映像を映し出すモニタと、で構成すること、を特徴とする。
このように構成することにより、搬送ベルトの装着状態を直接的に視認する場合と同じ鮮明な状態をモニタを介して間接的に視認することができる。また、ズームアップ等の機能を駆使することも可能となる。このため、搬送ベルトの装着状態をより正確に把握することが可能となり、搬送ベルトの装着状態に関する調整作業及び視認作業の利便性を更に向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施態様においては、遊技機としてパチンコ遊技機90(図7参照)を例示して説明するが、遊技機としてスロットマシンや他の遊技機であってもよい。
【0020】
まず、本実施形態に係る遊技機島台としてのパチンコ島台1の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係るパチンコ島台1の内部を示す正面図である。
なお、図1は、パチンコ島台1の内部空間を示したものであるが、パチンコ島台1の外部表面は、ほぼ図7に示す通りである。但し、図7は、後述するが、他の実施形態を示す図である。しかしながら、発明の要部(モニタ75及びモニタ操作スイッチ76)以外は、同一である。従って、必要に応じて、図1に示す実施形態でも、引用することとする。
【0021】
パチンコ島台1は、周知のように、直方体状に枠組み構成され、その長手方向両面にパチンコ遊技機設置部2が設けられ、複数のパチンコ遊技機90が背向列設するようになっている。また、パチンコ遊技機設置部2には、各パチンコ遊技機90に挟持されるように台間玉貸機99(図7参照)が設けられており、この台間玉貸機99はパチンコ遊技機90と1対1対応するように設けられていると共に、硬貨または紙幣、あるいはプリペイドカード又は貯玉カードによりパチンコ玉を貸し出すようになっている。
【0022】
また、パチンコ島台1のほぼ中央の研磨揚送装置収納部74には、後述する研磨揚送装置30(横置き型)が立設されている(図1拡大図参照)。すなわち、研磨揚送装置収納部74は研磨揚送装置30を収納する収納空間である。本実施形態における研磨揚送装置30は、帯状(無端状)の搬送ベルト34(図2参照)によってパチンコ玉を揚送するものであり、その帯状の搬送ベルト34がパチンコ島台1の長手方向と直交するように配置されて下部の導入樋3から導入したパチンコ玉を上部に研磨しながら揚送して上部タンク4に排出するものである。
【0023】
パチンコ島台1の上部には、研磨揚送装置30によって揚送されたパチンコ玉を一時的に貯留する上部タンク(上部主タンク4と上部従タンク5のことであり以下、「上部タンク4、5」と示す)が設けられ、該上部タンク4,5からは、各パチンコ遊技機90にパチンコ玉を供給するための補給樋6a,6bが、パチンコ島台1の長手方向左右端部に向かって傾斜状に設けられている。研磨揚送装置30により揚送されたパチンコ玉は、まず上部主タンク4に誘導され、上部主タンク4につながる補給樋6a及び上部従タンク5に振り分けられる。上部従タンク5に振り分けられたパチンコ玉は、上部従タンク5につながる補給樋6bに誘導される。
【0024】
上記した補給樋6a,6b及び上部従タンク5にパチンコ玉が充満し、更に、上部主タンク4もパチンコ玉で充満すると、オーバーフロー状態となり、上部主タンク4からパチンコ玉が溢れ出し、上部主タンク4及び上部従タンク5の下方に設置される分岐箱7に誘導される。該分岐箱7に誘導されたパチンコ玉は、まず、研磨揚送装置30の図示右側方に沿って形成される右オーバーフローダクト8に優先的に誘導され、右オーバーフローダクト8からパチンコ島台1の下部にあるメインタンク(貯留タンク)10に誘導され、貯留されることとなる。メインタンク10がパチンコ玉によって充満し、右オーバーフローダクト8もパチンコ玉で充満されると、分岐箱7からのパチンコ玉は、研磨揚送装置30の図示左側方に沿って形成される左オーバーフローダクト9に誘導され、左オーバーフローダクト9からパチンコ島台1の下部にあるサブタンク(貯留タンク)11に誘導され貯留されることとなる。
【0025】
一方、上記した補給樋6a,6bには、各パチンコ遊技機90にパチンコ玉を誘導する分配シュート12が各パチンコ遊技機90に対応して設けられている。分配シュート12によって取り込まれたパチンコ玉は、分配シュート12の下方に位置する補給装置13によりパチンコ遊技機90の背面上部に設けられた賞球タンク(図示しない)に供給され、景品玉や遊技玉として使用される。また、補給樋6a,6bの下流端まで流下してきたパチンコ玉を蛇腹18を介してアウト玉回収樋14に誘導することができるように玉抜き用分離機17が設けられている。
【0026】
一方、パチンコ遊技機90から排出される使用済みのパチンコ玉(アウト玉)は、アウト玉回収ボックス15で回収された後、下方に排出される。アウト玉回収ボックス15から排出されたパチンコ玉は、パチンコ島台1の両端部からそのほぼ中央に向けて下り傾斜状に設けられる前述のアウト玉回収樋14上に落下せしめられる。
【0027】
なお、アウト玉回収樋14は、主に、各パチンコ遊技機90に対応して設けられたアウト玉回収ボックス15に排出される使用済みのパチンコ玉(アウト玉)を回収するものであり、図示の場合、研磨揚送装置30を挟んで右側のアウト玉回収樋14の下流端は、メインタンク10に接続され、研磨揚送装置30を挟んで左側のアウト玉回収樋14は、サブタンク11に接続されている。なお、サブタンク11は、連結樋16を介してメインタンク10に接続されている。
【0028】
また、パチンコ遊技機設置部2の下部には、パチンコ島台1に対してほぼ直交するように外側に向かってカウンター台97(図7参照)が突設されている。該カウンター台97には、玉箱(図示しない)が載置されるものであり、また、カウンター台97の下方には、パチンコ島台1の下部外観を構成する腰板98(図7参照)がパチンコ島台1に対して着脱自在に設置されている。この腰板98に対応する位置のパチンコ島台1内部には、前述したアウト玉回収樋14が位置しているため、腰板98を取り外すことにより、アウト玉回収樋14のメンテナンスや玉詰まり等のトラブルに対する処置を容易に行うことができる。
【0029】
なお、本実施形態におけるアウト玉回収樋14は、アウト玉回収ボックス15から排出されたパチンコ玉、玉抜き用分離機17から蛇腹18を介して導出されたパチンコ玉をまとめて回収するものであり、簀の子状の誘導レールをパチンコ島台1の中央に長手方向に沿って敷設することにより構成されているが、このアウト玉回収樋14は、簀の子状の誘導レールに限らず、ベルトコンベア等により構成されるものであってもよい。また、パチンコ島台1の長手方向ほぼ中央に設置される玉計数器19で回収されたパチンコ玉はメインタンク10に直接排出される。
【0030】
これまで説明してきたことから、研磨揚送装置30により揚送されたパチンコ玉は上部主タンク4に排出された後、右オーバーフローダクト8からの溢れ玉、玉計数器19からの計数済みの玉、研磨揚送装置30を挟んで右側のアウト玉回収樋14による回収玉、が直接メインタンク10に貯留され、左オーバーフローダクト9からの溢れ玉、研磨揚送装置30を挟んで左側のアウト玉回収樋14による回収玉、が一旦サブタンク11に貯留された後、連結樋16を介して誘導されメインタンク10に貯留される。このようにしてメインタンク10に貯留されたパチンコ玉は、メインタンク10の左側面部の下方から誘導樋73によって前述した導入樋3に誘導され、再び導入樋3から研磨揚送装置30へ導入されることにより、パチンコ玉はパチンコ島台1内を循環するものである。
【0031】
なお、本実施形態の要部であるミラー機構82(図示したハッチング部)が、メインタンク10の左側面部の高さ方向にして略中ほどに設けられている。当該ミラー機構82については後に詳述する。
【0032】
パチンコ島台1の上面部の長手方向両側方には、研磨揚送装置30等のパチンコ島台1内に設置される複数の装置の状態を表示する島端表示ランプ(いわゆる代表ランプ)20が設置されており、上部タンク4の側面上方には、パチンコ島台1内のパチンコ玉がオーバーフロー状態であるとき等に点灯するフラッシュランプ21が設置されている。
【0033】
また、上部主タンク4の下方には、パチンコ遊技機90に電源を供給する電源ボックス22が設置され、当該電源ボックス22の右側方にあるトランス23を介して所定の電圧に変換し、パチンコ遊技機90に電源の供給を行っている。なお、電源ボックス22は、研磨揚送装置30にも電源を供給している。
【0034】
次に、本実施形態における研磨揚送装置30について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態におけるテンションローラ機構50を備えた研磨揚送装置30の前面拡大図である。
【0035】
図2に示すように、研磨揚送装置30は、支持台31の上方に保持板42及び開閉保持板41を介して、揚送筒本体32が垂直状に立設されている。そして、該揚送筒本体32の下方には、保持板42に支持されているモータ内蔵式の下部ローラ33が設置されており、また、揚送筒本体32の上部には、上部ローラ(図示しない)が軸支されている。そして、該2つの回転ローラ(下部ローラ33及び上部ローラ)の間には、革製の搬送ベルト34が掛け渡され、下部ローラ33が駆動することにより、無端状の搬送ベルトが前記2つの回転ローラに沿って周回するようになっている。尚、開閉保持板41は、搬送ベルト34を側方から引き出すために、蝶番40を介して、開閉自在に設けられている。また、下部ローラ33の駆動源であるモータに接続される電源コードは、図2には、図示されていないが、保持板42の側面、ほぼ中央に設けられた穴を通って、モータに接続されている。
【0036】
また、搬送ベルト34に張力を付与するために少なくとも1つ(本実施形態では3つ)のテンションローラ(第1テンションローラ51,第2テンションローラ52,第3テンションローラ53)からなるテンションローラ機構50が、所定の位置である研磨揚送装置30の下方、下部ローラ33の上方に設けられている。すなわち、研磨揚送装置30は、少なくとも1つのテンションローラに巻き掛けることで張力を付加される搬送ベルト34によってパチンコ玉を揚送するものである。そして、揚送筒本体32の下方には、円弧状の下部樋43を介して玉磨き処理前のパチンコ玉が流入して複数列に整列せしめられる導入樋3が接続され、揚送筒本体32の上部には、玉磨き処理後のパチンコ玉が上部主タンク4に排出される排出樋44(図1参照)が接続されている。
【0037】
導入樋3から流入したパチンコ玉は、搬送ベルト34(説明の便宜上、当該図では破線で示す)によって上方に揚送され、排出樋44から排出されるが、その揚送される過程で研磨揚送装置30の背面に取り付けられたガイドレールカバー35に周設される布ベルト71(図3、図4参照)との摩擦力によってパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、排出樋44からは、奇麗にされたパチンコ玉が排出されることになる。なお、導入樋3には、導入樋3の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト36が設けられている。この傾斜角調整ボルト36には、スプリング36aが周設されており、このスプリング36aの付勢力により導入樋3を常に下部ローラ33側へ押し上げるようになっており、内部を流下するパチンコ玉によって導入樋3に過負荷が加わったときには、スプリング36aが当該負荷を吸収して一時的に撓むことで、パチンコ玉のスムーズに整列を促すような構造となっている。
【0038】
なお、搬送ベルト34の機能は、パチンコ玉を揚送することであるが、研磨揚送装置30が駆動することにより搬送ベルト34にはパチンコ玉の汚れが付着するときがある。基本的には、パチンコ玉の汚れは布ベルト71によって拭き取られるが、研磨揚送装置30を長時間駆動することにより、搬送ベルト34側にも汚れが付着してしまう場合があった。これでは、搬送ベルト34側に付着した汚れがパチンコ玉に付着して再び汚してしまう可能性があった。そこで、本実施形態には用いていないが、揚送筒本体32および搬送ベルト34の前面にローラを2つ設け、一方のローラに研磨手段(例えば、磨石等)を設け、もう一方のローラに布シートを設けることにより、研磨手段によって搬送ベルト34に付着した汚れを削り、布シートで削った汚れを拭き取るようにしてもよい。このようにすることにより、搬送ベルト34の汚れを除去でき、研磨揚送装置30を長時間駆動してもパチンコ玉の汚れを奇麗に除去できる。
【0039】
また、布ベルト71は、使用後に洗濯等を行い繰り返し使用するものであるが、パチンコ玉の摩擦および洗濯等によって布ベルト71自体が徐々に摩耗や縮みが生じる。これにより、後述するガイドレールカバー35内で布ベルト71がはずれ、ガイドレールカバー35の破損等が生じる恐れがあった。しかし、従来の布ベルト71は、摩耗した布ベルト71を新しい布ベルト71に交換する時期の判断が難しいという問題があった。そこで本実施形態においては、布ベルト71が磨り減ったときに浮き出てくる交換目安ラインを設けた交換目安付布ベルト71を使用している。つまり、交換目安ラインが見えるようになったら布ベルト71を交換する時期が来たことを知らせるようにしている。これにより、布ベルト71の交換時期が一目瞭然となり、ガイドレールカバー35の破損等の重大な問題を未然に防ぐことができる。
【0040】
揚送筒本体32の背面側には、ガイドレールカバー開閉用蝶番70(図3参照)を介して、ガイドレールカバー35が開閉自在に取り付けられるようになっている。このガイドレールカバー35は、搬送ベルト34や布ベルト71を研磨揚送装置30に装着する際に開閉すると共に、布ベルト71自体がガイドレールカバー35を周回するように装着できる構成となっている。そして、搬送ベルト34や布ベルト71が装着された時には、係合突起38を、回動自在に軸支された止め金具37で支持し係合することによって、ガイドレールカバー35を揚送筒本体32に対面させた状態に維持される。ただし、揚送筒本体32とガイドレールカバー35との間には、隙間が形成されることとなるが、この隙間は、止め金具37の軸支位置を調節することによってその隙間寸法を設定することが可能であって、その設定値に応じて揚送されるパチンコ玉への圧力を調整することができる。また、ガイドレールカバー35には、その背面に使用前の布ベルト71を装着する使用前布ベルト装着部39と使用済の布ベルト71を装着する使用済布ベルト装着部(図示しない)とが設けられ、さらに、その上端部には布ベルト71を案内するためのローラ(図示しない)が設けられている。
【0041】
なお、上記した研磨揚送装置30の揚送筒本体32とガイドレールカバー35とは、揚送筒本体32の両側面の複数箇所に回動自在に軸支された止め金具37によって取り付けられるが、その止め金具37は、前述したようにガイドレールカバー35の側面から突設される係合突起38を支持し係合するものである。
【0042】
しかして、使用前布ベルト装着部39に装着された布ベルト71は、ガイドレールカバー35の下端から前面を通ってガイドレールカバー35の上端部にあるローラに掛け渡され、その後、使用済布ベルト装着部(図示しない)に装着される。そして、そのように布ベルト71を装着した状態で止め金具37等でガイドレールカバー35を揚送筒本体32に装着することにより、布ベルト71と搬送ベルト34とを対面させたのち、搬送ベルト34を周回動作させることにより、パチンコ玉がガイドレールカバー35の前面に形成される複数の玉通路に布ベルト71を間に挟んで嵌り込み、該布ベルト71に汚れを付着させながら上昇するものである。なお、営業終了時には、使用前布ベルト装着部39を操作して布ベルト71が移動し得るようにした状態で、裏面上部の布ベルト71を引っ張って未使用面をガイドレールカバー35の前面側に位置させるようにし、その引っ張って余った布ベルト71の使用済み部分を使用済布ベルト装着部(図示しない)に装着する。これによって、翌日の研磨に対する準備が終了する。
【0043】
また、上記した上部ローラ(図示しない)は排出樋44内部に設置され、該上部ローラは、周知のように、揚送筒本体32の両側面に設けられ、該揚送筒本体32に対して上下方向に摺動可能に構成されている。該摺動可能に構成したのは、長期間の使用によって搬送ベルト34が延びたとき等に搬送ベルト34の使用時における揚送能力を調節するためのものである。
【0044】
テンションローラ機構50は、固定アーム取付シャーシ68を介して、揚送筒本体32に固定される固定アーム(第1固定アーム54a、54b,第3固定アーム64a、64b)の先端にローラ軸(第1ローラ軸55,第3ローラ軸65)を介して回転自在に軸支される非付勢力テンションローラ(第1テンションローラ51,第3テンションローラ53)と、揚送筒本体32に固定され且つ後述する付勢力付加手段(スプリング62,シャフト61)を備えた固定アーム(第2固定アーム60a、60b)にローラ軸(第2ローラ軸63)を介して回転自在に軸支される付勢力テンションローラ(第2テンションローラ52)と、によって構成されるものである。そして、3つのテンションローラ51,52,53のうち、上下2つの第1,第3テンションローラ51,53の内側に搬送ベルト34が通され、中央の第2テンションローラ52の外側に搬送ベルト34が通されて、全体として交互に掛け渡された状態となるようになっている。
【0045】
なお、本実施形態に係るテンションローラ機構50は、2つの非付勢力テンションローラ(第1テンションローラ51,第3テンションローラ53)と、1つの付勢力テンションローラ(第2テンションローラ52)と、で構成されているものであるが、結果として搬送ベルト34に張力を付与している構成ならその他の構成でもあっても良い。即ち、テンションローラの数や付勢力テンションローラの有無等は、設計変更事項範囲内と解するという意味である。
【0046】
テンションローラ機構50のうち最も上方に位置する第1テンションローラ51の第1ローラ軸55は、一端(図面左側)が水平方向に設けられたボルト56によって、第1固定アーム54aを摺動板54c(図3,4,5参照)で挟み込む状態に係止され、他端(図面右側)が垂直方向に設けられたボルト58によって第1固定アーム54bに係止されている。図面左側の第1固定アーム54aには、搬送ベルト34の横ずれが発生した場合に、該搬送ベルト34の装着状態を調整するための調整手段としての第1調整手段54が設けられている。
【0047】
当該第1調整手段54は、中が空洞で直方体形状の第1調整手段54の基体となる第1固定アーム54aと、該第1固定アーム54aの側面に設けられ垂直方向に長い調整穴59と、第1固定アーム54a内に設けられ第1固定アーム54a内を垂直方向に所定距離、摺動可能な直方体形状の摺動板54cと、第1固定アーム54aの上面に設けられた穴を貫通し該摺動板54cに垂直方向に螺合する調整ボルト57と、調整穴59を貫通し摺動板54cに水平方向に螺合するボルト56と、で構成されている。
【0048】
なお、本実施形態における第1調整手段54は、図面の左側、即ち、第1固定アーム54a側に設けられているが、より詳しくは、パチンコ島台1の研磨揚送装置収納部74に研磨揚送装置30を収納した状態で、研磨揚送装置30の収納出入口側に設けるという技術思想のものである。つまり、本実施形態に係る第1調整手段54は、パチンコ島台1内に研磨揚送装置30を収納した状態において、研磨揚送装置30の外側から開口部として収納出入口を通して操作可能でなければならないのであり、より詳しくは、研磨揚送装置収納部74外で且つ開閉扉93及び中扉94及び扉枠96を開放した領域(図7参照)又は扉枠96のみを取り外した領域(図7参照)から操作可能でなければならないである。
【0049】
ここで、搬送ベルト34の調整方法を説明する。
まず、ボルト56を少し緩め、第1固定アーム54aに固定されている第1ローラ軸55が移動可能な状態にする。このボルト56を緩める際に、作業者は搬送ベルト34によって第1テンションローラ51自体に外向きの力が働いていることを感じるが、この程度の状態が最も調整し易い状態である。
【0050】
次に、調整ボルト57を回動させることにより、該調整ボルト57と螺合している第1固定アーム54a内に設けられた摺動板54cを垂直方向に移動させる。すると、同じく摺動板54cと水平方向から螺合しているボルト56が調整穴59に沿って移動し始める。即ち、摺動板54cの垂直方向の移動が、ボルト56の調整穴59内の移動となり、結果として、第1ローラ軸55の傾きが、つまり、第1テンションローラ51の傾きが変化する仕組みとなっているのである。
【0051】
具体的には、図2において、搬送ベルト34が手前(左)方向に横ずれした場合には、ボルト56を下方に移動させるように調整ボルト57を調整する。すると、搬送ベルト34の回動に伴い、結果として、搬送ベルト34が奥(右)方向に移動し始める。反対に、搬送ベルト34が奥(右)方向に横ずれした場合には、上述の操作の逆を行えば良い。即ち、ボルト56を上方に移動させるように調整ボルト57を調整するのである。
最後に、搬送ベルト34の調整が完了したら、ボルト56を締め付けることにより、第1ローラ軸55を移動不可能な状態とする。
【0052】
また、中央の第2テンションローラ52を揚送筒本体32に固定するための第2固定アーム60a、60bには、付勢力付加手段であるスプリング62と、該スプリング62が周設されたシャフト61と、が設けられている。そして、第2テンションローラ52の第2ローラ軸63の両端にはシャフト61を挿入する挿入穴(図示しない)が設けられ、この挿入穴にスプリング62が周設されたシャフト61を挿入することで、第2ローラ軸63がシャフト61を摺動し、第2テンションローラ52が搬送ベルト34に対して、前方に押し出す付勢力を与える構成となっている。
【0053】
なお、第2テンションローラ52は前方に押し出す付勢力を与える構成となっているが、第2テンションローラ52の上下にある第1、第3テンションローラ51,53に、搬送ベルト34を後方に押さえ付ける付勢力を与える構成としても良い。
【0054】
また、最も下にある第3テンションローラ53の第3ローラ軸65は、一端(図面左側)が水平方向に設けられたボルト66によって第3固定アーム64aに係止され、他端(図面右側)が垂直方向に設けられたボルト67によって第3固定アーム64bに係止されている。
【0055】
なお、上記した第1テンションローラ51及び第3テンションローラ53は、一端(図面右側)がボルト58およびボルト67を中心として回動可能な状態で係止されている。つまり、第1ローラ軸55を第1固定アーム54aに係止するボルト56を外すことにより、ボルト58を中心として第1テンションローラ51が回動するようになっている。また、第3ローラ軸65を第3固定アーム64aに係止するボルト66を外すことにより、ボルト67を中心として第3テンションローラ53が回動するようになっている。
【0056】
このように、第1ローラ軸55を第1固定アーム54aに係止しているボルト56を外し、第1テンションローラ51の他端にあるボルト58を中心として第1テンションローラ51を前方に回動させ、同様に第3ローラ軸65を第3固定アーム64aに係止しているボルト66を外し、第3テンションローラ53の他端にあるボルト67を中心として第3テンションローラ53を前方に回動させることで搬送ベルト34に付加されていた張力を解除でき、搬送ベルト34を取り外すことが可能になっている。
【0057】
なお、研磨揚送装置30を長時間駆動することにより、テンションローラ(第1テンションローラ51、第2テンションローラ52、第3テンションローラ53)にパチンコ玉の汚れが付着するが、このテンションローラ51〜53に付着した汚れを除去するような構成を設けても良い。例えば、それぞれのテンションローラまたは少なくとも1つのテンションローラにシートを養生し、テンションローラに汚れが付着したらこのシートを取り替えることでテンションローラの汚れを除去するようにしても良い。
【0058】
本実施形態における第2テンションローラ52の側面部には、テンションローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン80a、80bが視認可能な状態で周設されている。また、下部ローラ33の側面部には、下部ローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン81a、81bが視認可能な状態で周設されている。テンションローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン80a、80bおよび下部ローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン81a、81bは何れも、第2テンションローラ52および下部ローラ33に搬送ベルト34が巻き掛けられた状態で回動しても半永久的に滅失することの無いように、ラインを刻むことで設けられている。さらに、テンションローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン80aと80bの間隔および下部ローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン81aと81bの間隔は、搬送ベルト34のベルト幅寸法より僅かに大きい寸法に設定されている。
【0059】
このように構成されるテンションローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン80a、80bおよび下部ローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン81a、81bの作用について説明する。図2は、破線で示した搬送ベルト34が、第1テンションローラ51、第2テンションローラ52、第3テンションローラ53および下部ローラ33に巻き掛けられている状態が示されている。搬送ベルト34が正常な装着状態にある場合、搬送ベルト34はテンションローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン80aと80bの中央または下部ローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン81aと81bの中央に位置するものである。つまり、搬送ベルト34の側面部が形成するラインと各ガイドラインの間隙が等しい状態である。したがって、搬送ベルト34の横ずれが発生しているか否か、または何れの側にどれほどベルトの装着位置を調整すべきかの判断は、搬送ベルト34の側面部が形成するラインと各ガイドラインの間隙を視認することによって行われる。そして、当該間隙が等しくなるように調整することで、搬送ベルト34の横ずれは修正される。
【0060】
なお、本実施形態においては、第2テンションローラ52、および下部ローラ33にのみガイドラインを周設したが、このような方法に限定する必要は無く、例えば第1テンションローラ51、および第3テンションローラ53にもガイドラインを周設したものでも良い。このように構成することにより、より多くの箇所での確認が可能となり、搬送ベルト34の装着状態の視認作業および調整作業の幅が拡がり、即ち、これら作業に対する利便性の向上を図ることができ、様々な事態に対応することが可能となる。
【0061】
本実施形態は、搬送ベルト34の側面部が形成するラインと各ガイドライン(80a、80b、81a、81b)の間隙を作業者が視認することによって、搬送ベルト34の横ずれを起こしているか否かを作業者の視覚を通して判断するという技術思想をより実行し易くしたものであるが、次に、本実施形態の要部であるミラー機構82を、図3、図4、および図5を参照して説明することで、搬送ベルト34の横ずれを起こしているか否かを作業者の視覚を通して判断するという技術思想を説明する。
【0062】
図3および図4は、本実施形態に係るミラー機構82を備えたパチンコ島台1の内部を示す拡大斜視図である。図5は、搬送ベルト34の装着状態を映す回転式ミラー81の正面図である。なお、図3および図4には主に研磨揚送装置30、メインタンク10及びミラー機構82を図示し、パチンコ島台1を構成する他の部品乃至機構等は説明の便宜上省略する。但し、本実施形態における搬送ベルト34の装着状態を作業者がミラー機構82によって視認する際、スライド扉95(図7参照)を開放または当該スライド扉95が摺動可能に嵌め込まれた扉枠96(図7参照)ごと取り外すことにより、図示したように研磨揚送装置30の側面部及びミラー機構82がパチンコ島台1の外部からでも視認可能となるものである。
【0063】
すなわち、ミラー機構82は、研磨揚送装置30を研磨揚送装置収納部(収納空間)74に収納した状態で、搬送ベルト34の装着状態を映し出す写影手段である。さらに、ミラー機構82によって映し出された搬送ベルト34の装着状態をパチンコ島台1の外部すなわち研磨揚送装置収納部(収納空間)74外から視認できるものである。
【0064】
図3には本実施形態における要部としてのミラー機構82(ハッチング部)が示されている。但し、ミラー機構82は、後述する回転式ミラー81と支持球83により構成されるものであるが、当該図3には回転式ミラー81のみ図示していて支持球83は図示していない。当該ミラー機構82は搬送ベルト34の略正面に対面する状態で、メインタンク10の左側面部の高さ方向にして略中ほどに設置されている。ミラー機構82はこのような位置に設けられることで、何らかの遮蔽物に邪魔されること無く搬送ベルト34の装着状態を映すことができ、作業者がパチンコ島台1の外部からでも、搬送ベルト34の装着状態を視認できるように構成されている。より詳しくは、研磨揚送装置30の下方に設置されるテンションローラ機構50(特に、第1テンションローラ51及び第2テンションローラ52)と搬送ベルト34との接触状態を視認できるように構成されている。
【0065】
また、ミラー機構82は鏡の角度を自由に変更調整が可能な構成を有するものである。当該構成について次に図4を参照して説明する。
図4の実線枠内には前述の図3に示した本実施形態に係るミラー機構82を備えたパチンコ島台1の内部を示す拡大斜視図を更に拡大して示している。前述したようにミラー機構82は、回転式ミラー81と支持球83により構成される。詳述すると図4の実線枠内に図示するように、支持球83が、球状部とその球状部に突設される台座状部によって一体的に構成され、メインタンク10の左側面部の高さ方向にして略中ほどに、上記した台座状部の端面部を当接して設置されている。この支持球83の球状部によって回転式ミラー81(説明の便宜上、破線で示す)が回動自在に支持されている。この支持形式は、所謂自在継ぎ手(ユニバーサルジョイント)の技術を用いたものであり、実線枠外に抜き出して示した回転式ミラー81(実線枠内に図示した回転式ミラー81の裏側を図示)には、支持球83の球状部を包み込むような形状及び嵌合度に形成される支持球ハウス81aが穿設されている。
【0066】
上記したような構成を有するミラー機構82は、自在継ぎ手によってフレキシブルに角度を調節することが出来る回転式ミラー81の鏡面部に、テンションローラ機構50乃至下部ローラ33における搬送ベルト34の装着状態等を映すものである。これにより作業者は様々な都合に合わせて回転式ミラー81を任意の角度に調節することで、搬送ベルト34の装着状態等を回転式ミラー81を介して視認するものである。そして、作業者は回転式ミラー81を介して搬送ベルト34の横ずれ等を視認し、搬送ベルト34の装着状態を調整する必要が生じた場合、回転式ミラー81の鏡面部に映された像を視認しながら、前述したテンションローラ機構50の調整手段によって、搬送ベルト34の装着状態を修正するものである。このような調整作業についての具体的な説明は、既に前述したが、本実施形態の要部であるミラー機構82を用いて行う調整作業について、次に図5を参照して説明する。なお、以上に説明したことから、ミラー機構(写映手段)82は、搬送ベルト34の装着状態を映し出す回転式ミラー(鏡)81と、回転式ミラー81の取付け角度を自在に調整することが可能な支持球ハウス81aと支持球83で構成される自在継ぎ手(角度調整機構)を備えるものである。
【0067】
先ず、図5は(A)、(B)ともに搬送ベルト34が装着されたテンションローラ機構50の上部を映す回転式ミラー81の鏡面部を示すものである。なお、当然のことであるが、図5(A)、(B)における研磨揚送装置30の各部品及び機構等は、回転式ミラー81の鏡面部に映された像であるため、実像とは面対称に図示されている。したがって、作業者が調整作業の際に視認する像は当該図に示す像である。図中に示された矢印について説明すると、垂直方向の矢印は、その指し示す方向に第1ローラ軸55を移動させることによって、搬送ベルト34が水平方向の矢印の指し示す方向に移動するものである。
【0068】
図5(A)に示す回転式ミラー81の鏡面部に映った像のうちで、作業者は第2テンションローラ52に周設されたテンションローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン80a、80bと搬送ベルト34(説明の便宜上破線で示す)の側面部が形成するラインとの位置関係を視認して見比べた上で、搬送ベルト34を右方向に移動させようとする場合、搬送ベルト34を回動させたまま、前述したように、まず、ボルト56を少し緩め、第1固定アーム54aに固定されている第1ローラ軸55が移動可能な状態にする。次に、調整ボルト57を時計方向に回動させることにより、該調整ボルト57と螺合している第1固定アーム54a内に設けられた摺動板54cを上向き垂直方向に移動させ、移動が終了したら搬送ベルト34を暫く回動させたまま搬送ベルト34が回動位置を定着させるのを待つ。回動位置を定着した時点で再度、テンションローラ搬送ベルト位置調整用ガイドライン80a、80bと搬送ベルト34の側面部が形成するラインとの位置関係を視認して見比べ、正常な位置に搬送ベルト34が装着されていれば調整作業を終了し、修正が足りない場合は上記した作業を再度行い、修正が行過ぎた場合は、図5(B)に示すように、上記した作業とは逆の作業、すなわち第1ローラ軸55を下向きに移動させることで調整を行うものである。このようにして、搬送ベルト34の装着状態の調整作業は行われる。
【0069】
なお、本実施形態において、搬送ベルト34の装着状態の視認作業または調整作業を行う際には、前述したようにスライド扉95(図7参照)をスライドして開放するか、スライド扉95が摺動可能に嵌め込まれた扉枠96(図7参照)ごと取り外して行われる。更に必要であれば中扉94(図7参照)を開放した上で確認作業または調整作業が行われる。
【0070】
また、パチンコ島台1から研磨揚送装置30を出し入れする際には、開閉扉93及び中扉94を開放し、扉枠96を取り外すことで、研磨揚送装置30を出し入れ可能となる。なお、これら開閉扉93及び中扉94及び扉枠96を開放した領域、及び扉枠96のみを取り外した領域が、研磨揚送装置収納部(収納空間)74の一部を開設した開口部である。
【0071】
次に、本実施形態における第2実施例について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、本実施形態の第2実施例としてモータによる第2調整手段85を含むテンションローラ機構50を備えた研磨揚送装置30の前面拡大斜視図である。図7は、本実施形態の第2実施例に係るモニタ75とモータ操作スイッチ76を備えたパチンコ島台1の外部を示す正面図である。
【0072】
前述した第1の実施例の場合、搬送ベルト34の装着状態の調整作業は、手動により調整ボルト57を回動することで行われたが、第2実施例の場合、第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88を正回転または逆回転させることで行われる。即ち、第1実施例は、手動で、第2実施例は、電動で、搬送ベルト34の装着状態の調整作業が行われているということである。
【0073】
次に、第2実施例の調整手段としての第2調整手段85に関して、その構成を以下に説明する。
第1テンションローラ51の第1ローラ軸55は、一端(図面左側)が水平方向に設けられたボルト87によって、第1固定アーム85aを摺動板85c(破線で図示した)で挟み込む状態に係止され、他端(図面右側)が垂直方向に設けられたボルト58によって第1固定アーム85bに係止されている。図面左側の第1固定アーム85aには、搬送ベルトの横ずれを調節する調整手段としての第2調整手段85が設けられている。なお、第1調整手段54の場合は、ボルト56を締め付けることにより、ボルト56と摺動板54cとの間に第1ローラ軸55を挟み込みことで、第1ローラ軸55を強固に支持しているが、第2調整手段85の場合は、第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88の回動軸自体の固定力(支持力)で、第1ローラ軸55の支持位置を保っている。即ち、第2調整手段85におけるボルト85の締め付けの力は、第1調整手段54におけるボルト56の締め付けの力より弱く、第1ローラ軸55が水平方向に回動しない、がたつかない程度の力である。
【0074】
当該第2調整手段85は、中が空洞で直方体形状の第2調整手段85の基体となる第1固定アーム85aと、該第1固定アーム85aの側面に設けられ垂直方向に長い調整穴86と、第1固定アーム85a内に設けられ第1固定アーム85a内を垂直方向に所定距離、摺動可能な直方体形状の摺動板85cと、第1固定アーム85aの上面に設けられた穴を貫通し該摺動板85cに垂直方向に螺合するネジ部を回転軸の先端に備えた第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88と、調整穴86を貫通し摺動板85cに水平方向に螺合するボルト87と、第1テンションローラ51の角度を任意の角度に変化させる為の指示、即ち、電気信号を角度変化手段に与える操作部としてのモータ操作スイッチ76を含む指示手段(図示しない)と、で構成されている。
【0075】
このように構成された第2調整手段85を用いた搬送ベルト34の調整方法を説明する。
まず、第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88を回動させることにより、該第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88の回転軸の先端部に設けられたネジ部と螺合している第1固定アーム85a内に設けられた摺動板85cを垂直方向に移動させる。すると、同じく摺動板85cと水平方向から螺合しているボルト87が調整穴86に沿って移動し始める。即ち、摺動板85cの垂直方向の移動が、ボルト87の調整穴86内の移動となり、結果として、第1ローラ軸55の傾きが、つまり、第1テンションローラ51の傾きが変化する仕組みとなっているのである。つまり、基本的な作用は、第1調整手段54のときと同じである。
【0076】
具体的には、図6において、搬送ベルト34が手前(左)方向に横ずれした場合には、ボルト87を下方に移動させるように第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88を回動調整する。すると、搬送ベルト34の回動に伴い、結果として、搬送ベルト34が奥(右)方向に移動し始める。反対に、搬送ベルト34が奥(右)方向に横ずれした場合には、上述の操作の逆を行えば良い。即ち、ボルト87を上方に移動させるように第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88を回動して調整するものである。すなわち、第2調整手段85は、第1テンションローラ51の角度を第1ローラ軸支持高さ調整用モータ(電気的駆動部)88により変化させる角度変化手段を備えるものと言える。
【0077】
なお、第1実施例の場合、ミラー機構82を介して作業者は搬送ベルト34の装着状態を視認しながら、調整手段を用いて調整作業を行った。しかし、本実施例の場合は、ミラー機構82に代わって、搬送ベルト34の装着状態を映す撮影カメラ(図示しない)を所定位置に備える。また、前述した撮影カメラによって撮影された映像は、中扉94表面、すなわちパチンコ島台1の外側に備えたモニタ75に映し出される。
【0078】
すなわち、この撮影カメラとモニタ75は、研磨揚送装置30を研磨揚送装置収納部(収納空間)74に収納した状態で、搬送ベルト34の装着状態を映し出す写影手段である。
中扉94に備えられたモニタ75の下方の近傍にはモータ操作スイッチ76が設けられている。当該モータ操作スイッチ76は、図示したように左右2種類のスイッチで構成され、右のスイッチを操作することによって第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88の回転軸が時計方向に回転し、左のスイッチを操作することによって同じく回転軸が反時計方向に回転するように、当該モータ操作スイッチ76から第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88へ電気信号が送信される。すなわち、モータ操作スイッチ76は、第1テンションローラ(テンションローラ)51の角度を任意の角度に変化させる為の指示(電気信号)を角度変化手段に与える指示手段である。
【0079】
このように構成される第2実施例において、作業者はモニタ75に映し出された映像を見ながら、モータ操作スイッチ76の左右何れかのスイッチを操作することで調整作業を行うものである。
【0080】
以上、本実施形態について説明してきたが、本実施形態によれば、無端状の搬送ベルト34が複数の回転ローラとしての上部ローラ(図示しない)及び下部ローラ33に沿って周回することでパチンコ玉を所定の場所としての上部主タンク4に揚送する揚送装置としての研磨揚送装置30と、研磨揚送装置30の所定の位置としての下方に設置され且つ搬送ベルト30に張力を付与するテンションローラとしての第2テンションローラ52を少なくとも1つ含むテンションローラ機構50と、所定の操作部としての調整ボルト57又はモータ操作スイッチ76を操作することにより搬送ベルト30の装着状態を調整する調整手段としての第1調整手段54又は第2調整手段85と、研磨揚送装置30を収納する収納空間としての研磨揚送装置収納部74と、を備える遊技機島台としてのパチンコ島台1において、研磨揚送装置30を研磨揚送装置収納部74に収納した状態で、テンションローラ機構50に係る搬送ベルト30の装着状態の映像を映し出す写影手段としてのミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75を備えたことにより、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、研磨揚送装置収納部74の下方に設置されたテンションローラ機構50に係る搬送ベルト30の装着状態を、ミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75によって映し出される映像を通して、作業者が容易に視認することができるようになる。即ち、搬送ベルト30の装着状態の視認作業(搬送ベルト30が横ずれを起こしているか否かの視認作業)を容易化すると共に、「搬送ベルト30の横ずれ」の早期発見及び該早期発見に伴う早期対策を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0081】
また、本実施形態おけるパチンコ島台1においては、研磨揚送装置収納部74の一部を開設した開口部としての開閉扉93及び中扉94及び扉枠96を開放した領域又は扉枠96のみを取り外した領域と、研磨揚送装置30に備えられた調整ボルト57を操作することにより搬送ベルト34の装着状態を調整する第1調整手段54としての第1テンションローラ51及び「第1テンションローラ51と搬送ベルト34との接触状態を変化させることを可能とした機構」と、を備え、研磨揚送装置30を研磨揚送装置収納部74に収納した状態において、ミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75によって映し出される映像を研磨揚送装置収納部74外で且つ開閉扉93及び中扉94及び扉枠96を開放した領域側又は扉枠96のみを取り外した領域側から視認できるように映し出し、尚かつ、第1調整手段54の調整ボルト57を研磨揚送装置収納部74外で且つ開閉扉93及び中扉94及び扉枠96を開放した領域側又は扉枠96のみを取り外した領域側から操作可能に備えたことにより、研磨揚送装置30をパチンコ島台1内の研磨揚送装置収納部74に収納したままの状態でも、研磨揚送装置収納部74外で且つ開閉扉93及び中扉94及び扉枠96を開放した領域側又は扉枠96のみを取り外した領域側から、ミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75によって映し出される映像を視認しながら搬送ベルト34の装着状態を調整することができるので、搬送ベルト34の調整作業が容易となると共に、精度の高い調整作業を行うことができるようになる。
【0082】
なお、前述の第1調整手段54における「第1テンションローラ51と搬送ベルト34との接触状態を変化させることを可能とした機構」とは、本実施形態においては、少なくも第1固定アーム54aに設けられた調整ボルト57及び調整穴59及び摺動板54cの各構成要素によって、第1テンションローラ51の第1ローラ軸55の一端を上下方向に変化させることにより、第1テンションローラ51の角度を変化させる機構のことを指しているが、もちろん、本技術思想に逸脱していなければ、その他の態様であっても良い。
【0083】
また、本実施形態おけるパチンコ島台1においては、研磨揚送装置収納部74外に備えられたモータ操作スイッチ76を操作することにより搬送ベルト34の装着作業を調整する第2調整手段85としての第1テンションローラ51及び「第1テンションローラ51と搬送ベルト34との接触状態を変化させることを可能とした機構」と、を備え、研磨揚送装置30を研磨揚送装置収納部74に収納した状態において、ミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75によって映し出される映像を研磨揚送装置収納部74外で映し出し、尚かつ、第2調整手段85のモータ操作スイッチ76を、研磨揚送装置収納部74外で且つミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75によって映し出される映像の近傍に設けたことにより、ミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75によって映し出される映像を、研磨揚送装置30が収納される狭い研磨揚送装置収納部74ではなく、その研磨揚送装置収納部74外、例えば、パチンコ島台1の外側面や妻板、ホールコンピュータ室等に映し出すことが可能となり、作業者にとって都合の良い任意の位置で、搬送ベルト34の装着状態を視認することが可能となる。このため、研磨揚送装置30をパチンコ島台1内の研磨揚送装置収納部74に収納したままの状態でも、搬送ベルト34の装着状態の視認作業を更に容易とすることができる。また、ミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75によって映し出される映像を視認しながら搬送ベルト34の装着状態を調整することができるので、搬送ベルト34の調整作業が容易となると共に、精度の高い調整作業を行うことができるようになる。更に、第2調整手段85の操作部を、ミラー機構82又は撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75によって映し出される映像の近傍に設けることにより、搬送ベルト34の装着状態に関する調整作業の利便性を向上させることができる。
【0084】
なお、前述の第2調整手段85における「第1テンションローラ51と搬送ベルト34との接触状態を変化させることを可能とした機構」とは、本実施形態においては、少なくとも、第1テンションローラ51の角度を電気的駆動部としての第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88により変化させる角度変化手段と、第1テンションローラ51の角度を任意の角度に変化させる為の指示、即ち、電気信号を角度変化手段に与える操作部としてのモータ操作スイッチ76を含む指示手段と、を備える機構のことを指している。しかして、前述の角度変化手段の具体的な作用としては、少なくとも第1固定アーム54aに設けられた第1ローラ軸支持高さ調整用モータ88及び調整穴59及び摺動板54cの各構成要素によって、第1テンションローラ51の第1ローラ軸55の一端を上下方向に変化させることにより、第1テンションローラ51の角度を変化させる作用を指しており、前述の第1調整手段54と類似している。
【0085】
ここで、第2調整手段85に関して、実施形態における第1調整手段54との相違点を説明する。
まず、1つ目の相違点として、第1調整手段54では、手動で摺動板54cを上下方向に摺動させているのに対して、第2調整手段85では、電気的駆動部で摺動板54cを上下方向に摺動させている点、次に、2つ目の相違点として、作業者が搬送ベルト34の装着状態を調整したいという意志を伝える指示部である操作部が、第1調整手段54では、研磨揚送装置30側に備える調整ボルト57であるのに対して、第2調整手段85では、研磨揚送装置収納部74外に備えられたモータ操作スイッチ76である点である。
【0086】
前者の相違点から、第2調整手段85の効果としては、摺動板54cを、人の手による手動ではなく、電気的駆動部を用いる電動で行っている為、作業者の利便性の向上に繋がる効果がある。
また、後者の相違点から、第2調整手段85の効果としては、作業者が搬送ベルト34の装着状態を調整したいという意志を伝える指示部である操作部が、作業者にとって都合の良い任意の位置に備えることが可能になり、作業者の利便性の向上に繋がる効果がある。
【0087】
なお、本実施形態においては、前述の通り、第1調整手段54は、手動で、操作部が研磨揚送装置30に備えられたものを示し、第2調整手段85では、電動で、操作部が研磨揚送装置収納部74外に備えられたものを示したが、本発明(クレーム)における第1調整手段及び第2調整手段においては、手動とか、電動とか、という限定は加えないとする。つまり、第1調整手段は、「操作部が研磨揚送装置30に備えられたもの」であれば十分であり、一方、第2調整手段は、「操作部が研磨揚送装置収納部74外に備えられたもの」であれば十分と解する。従って、手動で、「操作部が研磨揚送装置収納部74外に備えられたもの」は、第2調整手段の技術範囲に属し、また、電動で、「操作部が研磨揚送装置30に備えられたもの」は、第1調整手段の技術範囲に属するとする。
【0088】
また、本実施形態における写影手段としてのミラー機構82は、少なくとも、テンションローラ機構50に係る搬送ベルト34の装着状態を映し出す鏡としての回転式ミラー81と、回転式ミラー81の取付け角度を自在に調整することが可能な角度調整機構としての回転式ミラー81の背面に設けられた支持球ハウス81a及びパチンコ島台側の所定の箇所に設けられた支持球83と、で構成することにより、搬送ベルト34の装着状態を回転式ミラー81を介して間接的に視認することができる為、無理な姿勢をとる必要が無くなる。また、作業者の体格や目線に合わせて回転式ミラー81の取付け角度を調整することができる為、無理な姿勢をとる必要が更に無くなる。このため、搬送ベルト34の装着状態に関する調整作業及び視認作業の利便性を更に向上させることができる。
【0089】
また、本実施形態においては、写影手段の他の実施形態として、少なくとも、テンションローラ機構50に係る搬送ベルト34の装着状態を撮影する撮影カメラ(図示しない)と、撮影カメラ(図示しない)によって撮影された映像を映し出すモニタ75と、で構成したもの、即ち、撮影カメラ(図示しない)と電気的に接続されたモニタ75を挙げているが、これにより、搬送ベルト34の装着状態を直接的に視認する場合と同じ鮮明な状態をモニタ75を介して間接的に視認することができる。また、ズームアップ等の機能を駆使することも可能となる。このため、搬送ベルト34の装着状態をより正確に把握することが可能となり、搬送ベルト34の装着状態に関する調整作業及び視認作業の利便性を向上させることができる。
【0090】
また、本実施形態では、「搬送ベルトの装着状態の映像を、収納空間外で且つその収納空間の一部を開設した開口部側から視認できるように映し出した」という第1技術思想と「搬送ベルトの装着状態を調整する調整手段における操作部を、揚送装置に備えた」という第2技術思想の2つを合わせたものを示し、また、他の実施形態で、「搬送ベルトの装着状態の映像を、収納空間外で映し出した」という第3技術思想と「搬送ベルトの装着状態を調整する調整手段における操作部を、収納領域外に備えた」という第4技術思想の2つを合わせたものを示したが、本発明における技術思想に逸脱していなければ、その他の態様も、設計変更事項内と解する。
【0091】
例えば、「無端状の搬送ベルトが複数の回転ローラに沿って周回することでパチンコ玉を所定の場所に揚送する揚送装置と、該揚送装置の所定の位置に設置され且つ前記搬送ベルトに張力を付与するテンションローラを少なくとも1つ含むテンションローラ機構と、前記揚送装置を収納する収納空間と、前記揚送装置に備えられた操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着状態を調整する第1調整手段と、を備える遊技機島台において、前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態で、前記テンションローラ機構に係る前記搬送ベルトの装着状態の映像を映し出す写影手段を備え、前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態において、前記写影手段によって映し出される映像を前記収納空間外で映し出すこと、を特徴とする遊技機島台。」という具合に、第2技術思想と第3技術思想を合わせた技術思想であっても良い。
【0092】
なお、前述の技術思想(第2+第3)の場合、効果としては、「このように構成することにより、写影手段によって映し出される映像を、揚送装置が収納される狭い収納空間ではなく、作業者にとって都合の良い任意の位置で、搬送ベルトの装着状態を視認することが可能となる。このため、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、搬送ベルトの装着状態の視認作業を更に容易とすることができる。また、写影手段によって映し出される映像を視認しながら搬送ベルトの装着状態を調整することができるので、搬送ベルトの調整作業が容易となると共に、精度の高い調整作業を行うことができるようになる。」が挙げられる。
【0093】
更に、例えば、「無端状の搬送ベルトが複数の回転ローラに沿って周回することでパチンコ玉を所定の場所に揚送する揚送装置と、該揚送装置の所定の位置に設置され且つ前記搬送ベルトに張力を付与するテンションローラを少なくとも1つ含むテンションローラ機構と、前記揚送装置を収納する収納空間と、前記収納空間の一部を開設した開口部と、前記収納空間外に備えられた操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着作業を調整する第2調整手段と、を備える遊技機島台において、前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態で、前記テンションローラ機構に係る前記搬送ベルトの装着状態の映像を映し出す写影手段を備え、前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態において、前記写影手段によって映し出される映像を前記収納空間外で且つ前記開口部側から視認できるように映し出し、尚かつ、前記第2調整手段の操作部を前記収納空間外で操作可能に備えたこと、を特徴とする遊技機島台。」という具合に、第1技術思想と第3技術思想を合わせた技術思想であっても良い。
【0094】
なお、前述の技術思想(第1+第4)の場合、効果としては、「このように構成することにより、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、収納空間外で且つ開口部側から、写影手段によって映し出される映像を視認しながら搬送ベルトの装着状態を調整することができるので、搬送ベルトの調整作業が容易となると共に、精度の高い調整作業を行うことができるようになる。」が挙げられる。
【0095】
なお、本実施形態の第2実施例において、モニタ75は中扉94に設置した場合を説明したが、本技術思想から逸脱していなければ、適宜設計変更が可能であって、例えば、欄間92内、パチンコ島台1の端部の妻板、ホールコンピュータ室、接客用カウンタ、または店長室に設置しても良い。
【0096】
また、本実施形態は横置き型の研磨揚送装置を採用した遊技機島台として、パチンコ島台1を説明したが、本技術思想から逸脱していなければ、縦置き型の研磨揚送装置を採用した遊技機島台でも良い。
【0097】
また、本実施形態における研磨揚送装置30は、玉研磨機能及び玉揚送機能の両方を備えるものであったが、もちろん、本技術思想に逸脱していなければ、その他の態様であっても良い。例えば、揚送機能のみを備えた揚送装置であっても良い。
【0098】
また、本実施形態におけるテンションローラ機構50は、研磨揚送装置30の下方に設置されていたが、もちろん、本技術思想に逸脱していなければ、その他の態様であっても良い。例えば、研磨揚送装置30の上方等が挙げられる。
【0099】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1に記載の発明においては、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、揚送装置の所定の位置(例えば、下方)に設置されたテンションローラ機構に係る搬送ベルトの装着状態を、写影手段によって映し出される映像を通して、作業者が容易に視認することができるようになる。即ち、搬送ベルトの装着状態の視認作業(搬送ベルトが横ずれを起こしているか否かの視認作業)を容易化すると共に、「搬送ベルトの横ずれ」の早期発見及び該早期発見に伴う早期対策を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0100】
また、請求項2に記載の発明においては、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、収納空間外で且つ開口部側から、写影手段によって映し出される映像を視認しながら搬送ベルトの装着状態を調整することができるので、搬送ベルトの調整作業が容易となると共に、精度の高い調整作業を行うことができるようになる。
【0101】
また、請求項3に記載の発明においては、写影手段によって映し出される映像を、揚送装置が収納される狭い収納空間ではなく、その収納空間外、例えば、遊技機島台の外側面や妻板、ホールコンピュータ室等に映し出すことで、作業者にとって都合の良い任意の位置で、搬送ベルトの装着状態を視認することが可能となる。このため、揚送装置を遊技機島台内の収納空間に収納したままの状態でも、搬送ベルトの装着状態の視認作業を更に容易とすることができる。また、写影手段によって映し出される映像を視認しながら搬送ベルトの装着状態を調整することができるので、搬送ベルトの調整作業が容易となると共に、精度の高い調整作業を行うことができるようになる。更に、第2調整手段の操作部を、写影手段によって映し出される映像の近傍に設けることにより、搬送ベルトの装着状態に関する調整作業の利便性を向上させることができる。
【0102】
また、請求項4に記載の発明においては、搬送ベルトの装着状態を鏡を介して間接的に視認することができる為、無理な姿勢をとる必要が無くなる。また、作業者の体格や目線に合わせて鏡の取付け角度を調整することができる為、無理な姿勢をとる必要が更に無くなる。このため、搬送ベルトの装着状態に関する調整作業及び視認作業の利便性を更に向上させることができる。
【0103】
また、請求項5に記載の発明においては、搬送ベルトの装着状態を直接的に視認する場合と同じ鮮明な状態をモニタを介して間接的に視認することができる。また、ズームアップ等の機能を駆使することも可能となる。このため、搬送ベルトの装着状態をより正確に把握することが可能となり、搬送ベルトの装着状態に関する調整作業及び視認作業の利便性を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るパチンコ島台の内部を示す正面図である。
【図2】本実施形態におけるテンションローラ機構を備えた研磨揚送装置の前面拡大斜視図である。
【図3】本実施形態に係るミラー機構を備えたパチンコ島台の内部を示す斜視図である。
【図4】本実施形態に係るミラー機構を備えたパチンコ島台の内部を示す斜視図である。
【図5】搬送ベルトの装着状態を映す回転式ミラーの正面図である。
【図6】本実施形態の第2実施例としてモータによる調整手段を含むテンションローラ機構を備えた研磨揚送装置の前面拡大斜視図である。
【図7】本実施形態の第2実施例に係るモニタとモータ操作スイッチを備えたパチンコ島台の外部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ島台(遊技機島台)
30 研磨揚送装置(研磨揚送装置)
34 搬送ベルト(搬送ベルト)
51 第1テンションローラ(テンションローラ)
52 第2テンションローラ(テンションローラ)
53 第3テンションローラ(テンションローラ)
54 第1調整手段
74 研磨揚送装置収納部(収納空間)
75 モニタ(写影手段)
76 モータ操作スイッチ(指示手段)
81 回転式ミラー(鏡)
81a 支持球ハウス(角度調整機構)
82 ミラー機構(写影手段)
83 支持球(角度調整機構)
85 第2調整手段
88 第1ローラ軸支持高さ調整用モータ(電気的駆動部)
Claims (5)
- 無端状の搬送ベルトが複数の回転ローラに沿って周回することでパチンコ玉を所定の場所に揚送する揚送装置と、該揚送装置の所定の位置に設置され且つ前記搬送ベルトに張力を付与するテンションローラを少なくとも1つ含むテンションローラ機構と、所定の操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着状態を調整する調整手段と、前記揚送装置を収納する収納空間と、を備える遊技機島台において、
前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態で、前記テンションローラ機構に係る前記搬送ベルトの装着状態の映像を映し出す写影手段を備えたこと、を特徴とする遊技機島台。 - 前記収納空間の一部を開設した開口部と、を備え、
前記調整手段を、前記揚送装置に備えられた操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着状態を調整する第1調整手段とし、
前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態において、前記写影手段によって映し出される映像を前記収納空間外で且つ前記開口部側から視認できるように映し出し、尚かつ、前記第1調整手段の操作部を前記収納空間外で且つ前記開口部側から操作可能に備えたこと、を特徴とする請求項1記載の遊技機島台。 - 前記調整手段を、前記収納空間外に備えられた操作部を操作することにより前記搬送ベルトの装着作業を調整する第2調整手段とし、
前記揚送装置を前記収納空間に収納した状態において、前記写影手段によって映し出される映像を前記収納空間外で映し出し、尚かつ、前記第2調整手段の前記操作部を前記収納空間外で且つ前記写影手段によって映し出される映像の近傍に設けたこと、を特徴とする請求項1に記載の遊技機島台。 - 前記写影手段は、少なくとも、前記テンションローラ機構に係る前記搬送ベルトの装着状態を映し出す鏡と、該鏡の取付け角度を自在に調整することが可能な角度調整機構と、で構成すること、を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技機島台。
- 前記写影手段は、少なくとも、前記テンションローラ機構に係る前記搬送ベルトの装着状態を撮影する撮影カメラと、該撮影カメラによって撮影された映像を映し出すモニタと、で構成すること、を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技機島台。
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Cited By (2)
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JP2007296011A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Maruhon Ind Co Ltd | 遊技機 |
JP2007301334A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Oizumi Corp | 遊技媒体搬送装置 |
-
2003
- 2003-03-14 JP JP2003069116A patent/JP2004275311A/ja active Pending
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JP2007301334A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Oizumi Corp | 遊技媒体搬送装置 |
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