JP2004274947A - ブラシレスモータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁極センサの異常発生に対するモータ制御の持続性を向上させることが可能なブラシレスモータ制御装置を提供すること。
【解決手段】モータ軸の回転位置を検出する2つの磁極センサH1,H2を備えている。このため、第1優先の磁極センサH1に異常が発生しても、第2優先の磁極センサH2が正常であれば該磁極センサH2の出力変化に応じて相切換パターンを切り換えることで、モータ制御の継続が保証される。従って、磁極センサの異常発生に対するモータ制御の持続性を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシレスモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、モータ軸の回転位置を検出する磁極センサの出力変化に応じて相切換パターンを切り換えて出力することによりブラシレスモータを回転制御するブラシレスモータ制御装置が知られている。
【0003】
このようなブラシレスモータ制御装置では、回転制御に際してモータ軸の回転位置を検出することが重要となることから、磁極センサの異常を検出することも提案されている。例えば、特許文献1や特許文献2では、磁極センサが正常である場合に該磁極センサの出力がモータ軸の回転方向に対応して所定のパターンで変化することを利用して磁極センサの異常を検出している。即ち、磁極センサの出力変化の予測値と実際の磁極センサの出力値とを比較して両者が異なる場合には、磁極センサが異常であると判断している。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−178586号公報
【特許文献2】
特開平06−261588号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のブラシレスモータ制御装置では、磁極センサの異常が検出された場合には、適切な回転制御を行うことができないことから、ブラシレスモータを用いたシステムの停止を余儀なくされていた。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、磁極センサの異常発生に対するモータ制御の持続性を向上させることが可能なブラシレスモータ制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、モータ軸の回転位置を検出する複数の磁極センサと、前記複数の磁極センサに優先順位を設定する優先順位設定手段と、前記優先順位設定手段により設定された優先順位に基づき前記複数の磁極センサのいずれか1つを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された磁極センサの出力変化に応じて相切換パターンを切り換えて出力する相切換制御手段とを備えた。
【0008】
従って、請求項1に記載の発明によれば、モータ軸の回転位置を検出する複数の磁極センサを備えている。このため、例えば磁極センサの1つに異常が発生しても、優先順位に従い選択されたいずれか1つの磁極センサの出力変化に応じて相切換パターンを切り換えることで、モータ制御の継続が保証される。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のブラシレスモータ制御装置において、前記複数の磁極センサの異常を個別に検出する異常検出手段を備え、前記選択手段は、最上位の優先順位に設定された前記磁極センサが異常検出されたとき、下位の優先順位に設定された前記磁極センサのいずれか1つを選択する。
【0010】
従って、請求項2に記載の発明によれば、最上位の優先順位に設定された磁極センサに異常が発生しても、下位の優先順位に設定されたいずれか1つの磁極センサの出力変化に応じて相切換パターンを切り換えることで、モータ制御の継続が保証される。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のブラシレスモータ制御装置において、前記優先順位設定手段は、前記異常検出手段により異常検出された前記磁極センサの正常復帰が検出されたとき、当該磁極センサの優先順位を該異常検出される前の優先順位よりも下げて再設定する。
【0012】
従って、請求項3に記載の発明によれば、一旦、異常検出されて正常復帰した磁極センサは、その信頼性の低下を考慮してその分優先順位を下げて再設定されることで、優先順位に応じたモータ制御の信頼性が向上する。また、ノイズ発生等によって磁極センサに一時的な異常が検出されても、正常復帰の検出によって当該磁極センサの優先順位が再設定されることで、その使用が継続可能となる。
【0013】
請求項4に記載の発明では、請求項2又は請求項3に記載のブラシレスモータ制御装置において、前記複数の磁極センサは、前記モータ軸の回転中心に対し互いに対称に配置された2つの磁極センサであり、前記モータ軸の回転に伴う各磁極センサの出力変化の予測値を示す互いに同一のパターンテーブルを磁極センサ毎に備え、前記異常検出手段は、前記相切換制御手段が相切換パターンを切り換えて出力した後、前記モータ軸が対応する方向に回転した場合において、前記パターンテーブルに基づく前記磁極センサの出力変化の予測値と、実際の該磁極センサの出力値とが異なる場合には、前記磁極センサ毎のパターンテーブルを比較し、両パターンテーブルが一致しているときには、前記パターンテーブルの異常ではなく、前記磁極センサの異常と検出する。
【0014】
従って、請求項4に記載の発明によれば、複数の磁極センサは、モータ軸の回転中心に対し互いに対称に配置された2つの磁極センサである。このため、モータ軸の回転に伴う各磁極センサの出力変化の予測値は磁極センサ毎に同一であるが、かかる出力変化の予測値を示す互いに同一のパターンテーブルを敢えて磁極センサ毎に備えている。そして、磁極センサの出力変化の予測値と、実際の該磁極センサの出力値とが異なる場合には、磁極センサ毎のパターンテーブルが比較され、両パターンテーブルが一致しているときには、パターンテーブルの異常ではなく、磁極センサの異常と検出される。このため、異常検出の信頼性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、電子制御装置Cは、CPUユニット1とモータドライバ2とを備えている。CPUユニット1は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなり、後述する磁極センサH1,H2の出力変化を示す出力値HA1〜HC1,HA2〜HC2に基づいて相切換パターンを切り換えて出力し、モータドライバ2を介してブラシレスモータ3を回転制御する。
【0016】
ブラシレスモータ3は、図示しないモータハウジングに回転可能に支持されたモータ軸J(図2参照)と、該モータハウジングに固定された基板P(図2参照)とを備えている。前記モータ軸Jには、該モータ軸Jと一体回転されるロータRが固定されている。このロータRには磁石が設けられている。磁石は4極から成り円板状に形成されている。
【0017】
一方、前記基板Pには、互いに同一構成である6個のホール素子IC1〜IC6が固定されている。これらホール素子IC1〜IC6は、基板P上の同一円周上に沿って所定角度(本実施形態では60度)毎に設けられている。具体的には、ホール素子IC1とホール素子IC4、ホール素子IC2とホール素子IC5、ホール素子IC3とホール素子IC6は、それぞれモータ軸Jの回転中心Oに対して対称な位置に設けられている。そして、ホール素子IC1〜IC3により磁極センサH1が構成されている一方、ホール素子IC4〜IC6により磁極センサH2が構成されている。即ち、本実施形態では、モータ軸Jの回転位置を検出する互いに同一構成となる2つの磁極センサH1,H2を備えている。そして、これら磁極センサH1,H2は、モータ軸Jの回転中心Oに対し互いに対称に配置されている。
【0018】
ここで、前記モータ軸Jの回転に伴ってロータRが一体回転されると、そのロータRの回転位置に応じて、Lレベル又はHレベルの出力値HA1〜HC1,HA2〜HC2がホール素子IC1〜IC6からCPUユニット1に入力される。尚、ホール素子IC1〜IC6によりN極が検出されるとHレベルの出力値が入力される。一方、ホール素子IC1〜IC6によりS極が検出されるとLレベルの出力値が入力される。従って、ロータRの回転に伴ってホール素子IC1〜IC6の出力値HA1〜HC1,HA2〜HC2が図3に示すように規則的に変化する。尚、出力値HA1〜HC1はホール素子IC1〜IC3(磁極センサH1)の出力値を示し、出力値HA2〜HC2はホール素子IC4〜IC6(磁極センサH2)の出力値を示している。
【0019】
そして、図3から明らかなように、磁極センサH1,H2がいずれも正常である場合には、ロータRの回転位置と以降の回転方向とが決まれば、次に検出されるべきホール素子IC1〜IC6の出力値HA1〜HC1,HA2〜HC2、つまり予測値が求まる。そして、ロータRの回転に伴う磁極センサH1の出力変化の予測値を示す第1パターンテーブルT1のデータがROMに記憶されている。また、ロータRの回転に伴う磁極センサH2の出力変化の予測値を示す第2パターンテーブルT2のデータがROMに記憶されている。ロータRの回転に伴うこれら磁極センサH1,H2の出力変化の予測値は同一であるが、かかる出力変化の予測値を示す互いに同一のパターンテーブルT1,T2を磁極センサH1,H2毎に備えている。
【0020】
尚、図4は、パターンテーブルT1,T2に基づく磁極センサH1,H2の今回の出力値(今回値)と、回転方向に応じて該今回値から予測される次の出力値(予測値)との関係を総括的に示した一覧図である。そして、パターンテーブルT1,T2に基づく磁極センサH1,H2の出力変化の予測値と、実際に磁極センサH1,H2から入力された出力値とが一致しているか否かを判断することにより、磁極センサH1,H2の異常を検出し得ることが示唆されている。
【0021】
そこで、本実施形態では、モータ制御にあたって磁極センサH1,H2に優先順位を設定し、上位の優先順位に設定された磁極センサの異常を検出した場合には、下位の優先順位に設定された磁極センサを選択するようにしている。そして、その選択した磁極センサの出力変化に応じて相切換パターンを切り換えて出力することによりブラシレスモータ3を回転制御するようにしている。
【0022】
次に、CPUユニット1の制御態様を図1に示す機能ブロック図に従って説明する。
図1に示すように、CPUユニット1は、第1異常検出処理部10、第2異常検出処理部20、多重磁極センサ処理部30、モータサーボ制御部40、相切換制御部50を備えている。
【0023】
第1異常検出処理部10は、磁極センサH1から入力される出力値HA1〜HC1に基づいて、該磁極センサH1が正常であるか否かを判断する第1異常検出処理を実行するためのものである。第2異常検出処理部20は、磁極センサH2から入力される出力値HA2〜HC2に基づいて、該磁極センサH2が正常であるか否かを判断する第2異常検出処理を実行するためのものである。
【0024】
多重磁極センサ処理部30は、磁極センサH1の出力値HA1〜HC1に基づいてロータR(モータ軸J)の回転位置(実角度)θ1を演算する第1角度演算処理を実行するためのものである。また、多重磁極センサ処理部30は、磁極センサH2の出力値HA2〜HC2に基づいてロータRの回転位置(実角度)θ2を演算する第2角度演算処理を実行するためのものでもある。さらに、多重磁極センサ処理部30は、磁極センサH1,H2の異常の有無に応じていずれかの磁極センサを選択する磁極センサ選択処理を実行するためのものでもある。
【0025】
モータサーボ制御部40は、図示しない目標角度演算部から入力される目標角度θt及び前記多重磁極センサ処理部30から入力されるロータRの回転位置(実角度)θrに基づいてPWM信号を生成するモータサーボ制御を実行するためのものである。尚、この実角度θrは、選択されたいずれかの磁極センサH1,H2の出力値HA1〜HC1,HA2〜HC2に基づいて演算された実角度θ1又は実角度θ2である。
【0026】
相切換制御部50は、前記多重磁極センサ処理部30により選択された磁極センサの出力変化に応じて相切換パターンを切り換えて出力する相切換制御を実行するためのものである。そして、モータドライバ2は、前記モータサーボ制御部40からのPWM信号及び前記相切換制御部50からの相切換パターンに基づいて、ブラシレスモータ3のコイルに電力を供給する。その結果、モータコイルの励磁相が切り換えられることによりブラシレスモータ3が回転制御される。
【0027】
次に、ブラシレスモータ3が回転制御される場合の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
さて、モータ軸Jの回転に伴ってロータRが一体回転すると、そのロータRの回転位置に応じて、磁極センサH1,H2からCPUユニット1にLレベル又はHレベルの出力値HA1〜HC1,HA2〜HC2が入力される(S1)。そして、磁極センサH1の出力値HA1〜HC1のうちいずれか1つに変化があると、第1異常検出処理部10により第1異常検出処理が実行される(S2)。また、磁極センサH2の出力値HA2〜HC2のうちいずれか1つに変化があると、第2異常検出処理部20により第2異常検出処理が実行される(S3)。
【0028】
S4では、多重磁極センサ処理部30により第1角度演算処理が実行される。S5では、多重磁極センサ処理部30により第2角度演算処理が実行される。S6では、多重磁極センサ処理部30により磁極センサ選択処理が実行される。
【0029】
そして、前記磁極センサ選択処理により磁極センサH1,H2のいずれかが選択された場合には(S7でYES)、モータサーボ制御部40によりモータサーボ制御が実行された後(S8)、相切換制御部50により相切換制御が実行される(S9)。以上により、ブラシレスモータ3が回転制御され、再び磁極センサH1,H2からCPUユニット1に次の出力値HA1〜HC1,HA2〜HC2が入力されて(S1)、同様の処理が繰り返される。
【0030】
一方、前記S6の磁極センサ選択処理によりいずれの磁極センサH1,H2も選択されなかった場合には(S7でNO)、ブラシレスモータ3の回転が停止されてシステムが停止される(S10)。
【0031】
次に、前記S2でCPUユニット1のCPUにより実行される第1異常検出処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
S21では、今まで記憶していた磁極センサH1の出力値HA1〜HC1を前回値として更新する。そして、磁極センサH1から新たに入力された出力値HA1〜HC1を今回値として記憶する(S22)。
【0032】
S23では、第1パターンテーブルT1が正常であるか否かを判断する。第1パターンテーブルT1が正常である場合には(S23でYES)、その第1パターンテーブルT1を参照して(S24)、前回予測値(図4参照)を読み出す(S25)。一方、第1パターンテーブルT1が異常である場合には(S23でNO)、第2パターンテーブルT2を参照して(S26)、前回予測値(図4参照)を読み出す(S25)。
【0033】
S27では、前記S25で読み出した前回予測値と、前記S21で更新した実際の前回値(実際値)とが一致しているか否かを判断する。両者が一致している場合には(S27でYES)、磁極センサH1が正常であると認識する(S28)。一方、両者が異なる場合には(S27でNO)、前記S26で第2パターンテーブルT2を参照したか否かを判断する(S29)。異常である第1パターンテーブルT1に代えて前記S26で正常である第2パターンテーブルT2を参照した場合には(S29でYES)、磁極センサH1が異常であると認識する(S30)。
【0034】
一方、第1パターンテーブルT1を参照した場合には(S29でNO)、第1パターンテーブルT1と第2パターンテーブルT2とが一致しているか否かを判断する(S31)。両者が一致している場合には(S31でYES)、磁極センサH1が異常であると認識する(S30)。一方、両者が異なる場合には(S31でNO)、第1パターンテーブルT1が異常であると認識する(S32)。
【0035】
次に、図5に示すS3でCPUユニット1のCPUにより実行される第2異常検出処理について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
S41では、今まで記憶していた磁極センサH2の出力値HA2〜HC2を前回値として更新する。そして、磁極センサH2から新たに入力された出力値HA2〜HC2を今回値として記憶する(S42)。
【0036】
S43では、第2パターンテーブルT2が正常であるか否かを判断する。第2パターンテーブルT2が正常である場合には(S43でYES)、その第2パターンテーブルT2を参照して(S44)、前回予測値(図4参照)を読み出す(S45)。一方、第2パターンテーブルT2が異常である場合には(S43でNO)、第1パターンテーブルT1を参照して(S46)、前回予測値(図4参照)を読み出す(S45)。
【0037】
S47では、前記S45で読み出した前回予測値と、前記S41で更新した実際の前回値(実際値)とが一致しているか否かを判断する。両者が一致している場合には(S47でYES)、磁極センサH2が正常であると認識する(S48)。一方、両者が異なる場合には(S47でNO)、前記S46で第1パターンテーブルT1を参照したか否かを判断する(S49)。異常である第2パターンテーブルT2に代えて前記S46で正常である第1パターンテーブルT1を参照した場合には(S49でYES)、磁極センサH2が異常であると認識する(S50)。
【0038】
一方、第2パターンテーブルT2を参照した場合には(S49でNO)、第1パターンテーブルT1と第2パターンテーブルT2とが一致しているか否かを判断する(S51)。両者が一致している場合には(S51でYES)、磁極センサH2が異常であると認識する(S50)。一方、両者が異なる場合には(S51でNO)、第2パターンテーブルT2が異常であると認識する(S52)。
【0039】
次に、図5に示すS4でCPUユニット1のCPUにより実行される第1角度演算処理について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
S61では、図6の第1異常検出処理の処理結果に基づいて、磁極センサH1が正常であるか否かを判断する。磁極センサH1が正常である場合には(S61でYES)、出力値HA1〜HC1に基づいてロータRの実角度θ1を演算する(S62)。
【0040】
一方、磁極センサH1が異常である場合には(S61でNO)、図7の第2異常検出処理の処理結果に基づいて、磁極センサH2が正常であるか否かを判断する(S63)。磁極センサH2が正常である場合には(S63でYES)、出力値HA2〜HC2に基づくロータRの実角度θ2を実角度θ1として代用する(S64)。一方、磁極センサH1が異常であることに加えて、磁極センサH2も異常である場合には(S63でNO)、この処理を終了する。
【0041】
次に、図5に示すS5でCPUユニット1のCPUにより実行される第2角度演算処理について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
S71では、図7の第2異常検出処理の処理結果に基づいて、磁極センサH2が正常であるか否かを判断する。磁極センサH2が正常である場合には(S71でYES)、出力値HA2〜HC2に基づいてロータRの実角度θ2を演算する(S72)。
【0042】
一方、磁極センサH2が異常である場合には(S71でNO)、図6の第1異常検出処理の処理結果に基づいて、磁極センサH1が正常であるか否かを判断する(S73)。磁極センサH1が正常である場合には(S73でYES)、出力値HA1〜HC1に基づくロータRの実角度θ1を実角度θ2として代用する(S74)。一方、磁極センサH2が異常であることに加えて、磁極センサH1も異常である場合には(S73でNO)、この処理を終了する。
【0043】
次に、図5に示すS6でCPUユニット1のCPUにより実行される磁極センサ選択処理について、図10及び図11に示すフローチャートを用いて説明する。
【0044】
S81では、上位の優先順位(第1優先)に設定されている磁極センサが磁極センサH1であるか否かを判断する。尚、本実施形態では、デフォルトで磁極センサH1が上位の優先順位(第1優先)に設定されているとともに、磁極センサH2が下位の優先順位(第2優先)に設定されている。従って、まずS81でYESと判断してS82に移行する場合を説明する。
【0045】
S82では、図6の第1異常検出処理の処理結果に基づいて、第1優先の磁極センサH1が正常であるか否かを判断する。第1優先の磁極センサH1が正常である場合には(S82でYES)、第1優先の磁極センサH1を選択する(S83)。そして、図7の第2異常検出処理の処理結果に基づいて、磁極センサH2が正常であるか否かを判断する(S84)。磁極センサH2が正常である場合には(S84でYES)、磁極センサH2を第2優先に設定する(S85)。一方、磁極センサH2が異常である場合には(S84でNO)、第2優先を無しとする(S86)。尚、前記S85及びS86の処理は、磁極センサH2の優先順位の設定を行うものであり、磁極センサH1の優先順位がそのまま維持されていることは言うまでもない。
【0046】
ところで、前記S82でNOの場合、つまり第1優先の磁極センサH1が異常である場合には、第2優先が磁極センサH2であるか否かを判断する(S87)。第2優先が磁極センサH2である場合には(S87でYES)、図7の第2異常検出処理の処理結果に基づいて、第2優先の磁極センサH2が正常であるか否かを判断する(S88)。第2優先の磁極センサH2が正常である場合には(S88でYES)、第1優先の磁極センサH1が異常であることに基づき該磁極センサH1に代えて第2優先の磁極センサH2を選択する(S89)。そして、第1優先を磁極センサH1から磁極センサH2に変更するとともに、磁極センサH1が異常であることに基づき第2優先を無しとする(S90)。
【0047】
尚、前記S88でNOの場合、つまり第1優先の磁極センサH1が異常であることに加えて(S82でNO)、第2優先の磁極センサH2も異常である場合には(S88でNO)、正常な磁極センサが無いことから、いずれの磁極センサも選択しない(S91)。また、前記S87でNOの場合、つまり第1優先の磁極センサH1が異常であることに加えて(S82でNO)、第2優先が磁極センサH2でない場合には(S87でNO)、選択可能な磁極センサが無いことから、いずれの磁極センサも選択しない(S91)。
【0048】
ところで、前記S81でNOの場合、つまり第1優先が磁極センサH1でない場合には、第1優先が磁極センサH2であるか否かを判断する(図11に示すS101)。第1優先が磁極センサH2である場合には(S101でYES)、図7の第2異常検出処理の処理結果に基づいて、第1優先の磁極センサH2が正常であるか否かを判断する(S102)。第1優先の磁極センサH2が正常である場合には(S102でYES)、第1優先の磁極センサH2を選択する(S103)。そして、図6の第1異常検出処理の処理結果に基づいて、磁極センサH1が正常であるか否かを判断する(S104)。磁極センサH1が正常である場合には(S104でYES)、磁極センサH1を第2優先に設定する(S105)。一方、磁極センサH1が異常である場合には(S104でNO)、第2優先を無しとする(S106)。尚、前記S105及びS106の処理は、磁極センサH1の優先順位の設定を行うものであり、磁極センサH2の優先順位がそのまま維持されていることは言うまでもない。
【0049】
ところで、前記S102でNOの場合、つまり第1優先の磁極センサH2が異常である場合には、第2優先が磁極センサH1であるか否かを判断する(S107)。第2優先が磁極センサH1である場合には(S107でYES)、図6の第1異常検出処理の処理結果に基づいて、第2優先の磁極センサH1が正常であるか否かを判断する(S108)。第2優先の磁極センサH1が正常である場合には(S108でYES)、第1優先の磁極センサH2が異常であることに基づき該磁極センサH2に代えて第2優先の磁極センサH1を選択する(S109)。そして、第1優先を磁極センサH2から磁極センサH1に変更するとともに、磁極センサH2が異常であることに基づき第2優先を無しとする(S110)。
【0050】
尚、前記S108でNOの場合、つまり第1優先の磁極センサH2が異常であることに加えて(S102でNO)、第2優先の磁極センサH1も異常である場合には(S108でNO)、正常な磁極センサが無いことから、いずれの磁極センサも選択しない(S111)。また、前記S107でNOの場合、つまり第1優先の磁極センサH2が異常であることに加えて(S102でNO)、第2優先が磁極センサH1でない場合には(S107でNO)、選択可能な磁極センサが無いことから、いずれの磁極センサも選択しない(S111)。さらに、前記S101でNOの場合、つまり第1優先が磁極センサH1でないことに加えて(図10に示すS81でNO)、第1優先が磁極センサH2でもない場合には(図11に示すS101でNO)、選択可能な磁極センサが無いことから、いずれの磁極センサも選択しない(S111)。
【0051】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)モータ軸Jの回転位置を検出する2つの磁極センサH1,H2を備えている。このため、第1優先の磁極センサH1に異常が発生しても、第2優先の磁極センサH2が正常であれば該磁極センサH2の出力変化に応じて相切換パターンを切り換えることで、モータ制御の継続が保証される。従って、磁極センサの異常発生に対するモータ制御の持続性を向上させることができる。
【0052】
(2)第1優先の磁極センサH1が異常検出されたことに基づき(S82でNO)、第2優先の磁極センサH2が選択されると(S89)、該磁極センサH2が第1優先となる(S90)。すると、このように第1優先となった磁極センサH2が正常であれば(S102でYES)、該磁極センサH2が選択された後(S103)、磁極センサH1が正常であるか否かが判断される(S104)。そして、磁極センサH1が正常である場合には(S104でYES)、該磁極センサH1が第2優先となる(S105)。
【0053】
換言すれば、異常検出された磁極センサH1の正常復帰が検出されたとき、当該磁極センサH1の優先順位が該異常検出される前の優先順位よりも下げて再設定される。従って、一旦、異常検出されて正常復帰した磁極センサH1は、その信頼性の低下を考慮してその分優先順位を下げて再設定されることで、優先順位に応じたモータ制御の信頼性を向上させることができる。また、ノイズ発生等によって磁極センサH1に一時的な異常が検出されても、正常復帰の検出によって当該磁極センサH1の優先順位が再設定されることで、その使用を継続させることができる。
【0054】
(3)モータ軸Jの回転に伴う各磁極センサH1,H2の出力変化の予測値は磁極センサ毎に同一であるが、かかる出力変化の予測値を示す互いに同一のパターンテーブルT1,T2を敢えて磁極センサ毎に備えている。そして、磁極センサH1の出力変化の予測値と、実際の該磁極センサH1の出力値とが異なる場合には、パターンテーブルT1,T2が比較され、両パターンテーブルT1,T2が一致しているときには、第1パターンテーブルT1の異常ではなく、磁極センサH1の異常と検出される。一方、両パターンテーブルT1,T2が一致していないときには、第1パターンテーブルT1の異常と検出される。これらのことから、異常検出の信頼性を向上させることができる。
【0055】
(4)上記(3)のように第1パターンテーブルT1の異常が検出された場合には、該第1パターンテーブルT1と同一の第2パターンテーブルT2を参照して磁極センサH1,H2の異常を検出することが可能である。このようなことからもモータ制御の継続が保証されることになり、異常発生に対するモータ制御の持続性を向上させることができると言える。
【0056】
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図12に示すように、ホール素子IC1〜IC6を30度毎に設けた構成としてもよい。具体的には、ホール素子IC1とホール素子IC4、ホール素子IC2とホール素子IC5、ホール素子IC3とホール素子IC6を、それぞれ90度ずらして配置する。即ち、磁極センサH1,H2をモータ軸Jの回転中心Oに対し互いに非対称に配置する。この場合、ロータRの回転に伴って磁極センサH1,H2の出力値HA1〜HC1,HA2〜HC2が図13に示すように変化する。このように構成すれば、磁極センサH1,H2の配置においてその制約が低減されることで、汎用性を向上させることができる。
【0057】
・図14に示すように、電子制御装置CをCPUユニット1aと送信ユニット1bとモータドライバ2とから構成してもよい。尚、CPUユニット1aや送信ユニット1bは、前記CPUユニット1と同様に、図示しないCPU、ROM、RAM等からなる。この場合、送信ユニット1bの送信処理部60は、磁極センサH2の出力値HA2〜HC2を送信するとともに、図7の第2異常検出処理の処理結果を送信する。CPUユニット1aの受信処理部70は、前記送信処理部60から送信されてきたデータを受信して多重磁極センサ処理部30に出力する。
【0058】
・3つ以上の磁極センサを備えた構成としてもよい。
さらに、上記実施形態より把握される技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
【0059】
〔1〕請求項4に記載のブラシレスモータ制御装置において、前記異常検出手段は、前記相切換制御手段が相切換パターンを切り換えて出力した後、前記モータ軸が対応する方向に回転した場合において、前記パターンテーブルに基づく前記磁極センサの出力変化の予測値と、実際の該磁極センサの出力値とが異なる場合には、前記磁極センサ毎のパターンテーブルを比較し、両パターンテーブルが一致していないときには、前記パターンテーブルの異常と検出することを特徴とするブラシレスモータ制御装置。このように構成すれば、異常検出の信頼性を向上させることができる。
【0060】
〔2〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のブラシレスモータ制御装置において、前記複数の磁極センサは、前記モータ軸の回転中心に対し互いに非対称に配置された2つの磁極センサであることを特徴とするブラシレスモータ制御装置。このように構成すれば、複数の磁極センサは、モータ軸の回転中心に対し互いに非対称に配置された2つの磁極センサである。従って、これら磁極センサの配置においてその制約が低減されることで、汎用性を向上させることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明によれば、磁極センサの異常発生に対するモータ制御の持続性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブラシレスモータ制御装置の制御態様を示す機能ブロック図。
【図2】ロータ及び磁極センサの配置を示す正面図。
【図3】ロータの回転に伴う磁極センサの出力変化を示す説明図。
【図4】磁極センサの今回値と予測値との関係を総括的に示した一覧図。
【図5】ブラシレスモータが回転制御される場合の動作を示すフローチャート。
【図6】第1異常検出処理を示すフローチャート。
【図7】第2異常検出処理を示すフローチャート。
【図8】第1角度演算処理を示すフローチャート。
【図9】第2角度演算処理を示すフローチャート。
【図10】磁極センサ選択処理を示すフローチャート。
【図11】磁極センサ選択処理を示すフローチャート。
【図12】別の実施形態のロータ及び磁極センサの配置を示す正面図。
【図13】別の実施形態のロータの回転に伴う磁極センサの出力変化を示す説明図。
【図14】別の実施形態のブラシレスモータ制御装置の制御態様を示す機能ブロック図。
【符号の説明】
10…異常検出手段としての第1異常検出処理部、20…異常検出手段としての第2異常検出処理部、30…優先順位設定手段及び選択手段としての多重磁極センサ処理部、50…相切換制御手段としての相切換制御部、H1,H2…磁極センサ、J…モータ軸、O…モータ軸の回転中心、T1…第1パターンテーブル、T2…第2パターンテーブル。

Claims (4)

  1. モータ軸の回転位置を検出する複数の磁極センサと、
    前記複数の磁極センサに優先順位を設定する優先順位設定手段と、
    前記優先順位設定手段により設定された優先順位に基づき前記複数の磁極センサのいずれか1つを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された磁極センサの出力変化に応じて相切換パターンを切り換えて出力する相切換制御手段とを備えたことを特徴とするブラシレスモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のブラシレスモータ制御装置において、
    前記複数の磁極センサの異常を個別に検出する異常検出手段を備え、
    前記選択手段は、最上位の優先順位に設定された前記磁極センサが異常検出されたとき、下位の優先順位に設定された前記磁極センサのいずれか1つを選択することを特徴とするブラシレスモータ制御装置。
  3. 請求項2に記載のブラシレスモータ制御装置において、
    前記優先順位設定手段は、前記異常検出手段により異常検出された前記磁極センサの正常復帰が検出されたとき、当該磁極センサの優先順位を該異常検出される前の優先順位よりも下げて再設定することを特徴とするブラシレスモータ制御装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のブラシレスモータ制御装置において、
    前記複数の磁極センサは、前記モータ軸の回転中心に対し互いに対称に配置された2つの磁極センサであり、
    前記モータ軸の回転に伴う各磁極センサの出力変化の予測値を示す互いに同一のパターンテーブルを磁極センサ毎に備え、
    前記異常検出手段は、前記相切換制御手段が相切換パターンを切り換えて出力した後、前記モータ軸が対応する方向に回転した場合において、前記パターンテーブルに基づく前記磁極センサの出力変化の予測値と、実際の該磁極センサの出力値とが異なる場合には、前記磁極センサ毎のパターンテーブルを比較し、両パターンテーブルが一致しているときには、前記パターンテーブルの異常ではなく、前記磁極センサの異常と検出することを特徴とするブラシレスモータ制御装置。
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