JP2004274783A - 保守運用支援装置 - Google Patents

保守運用支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004274783A
JP2004274783A JP2004116021A JP2004116021A JP2004274783A JP 2004274783 A JP2004274783 A JP 2004274783A JP 2004116021 A JP2004116021 A JP 2004116021A JP 2004116021 A JP2004116021 A JP 2004116021A JP 2004274783 A JP2004274783 A JP 2004274783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication link
confounding
communication
operation support
maintenance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004116021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3977820B2 (ja
Inventor
Ayumi Yamada
あゆ美 山田
Hirotada Tamura
宏直 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004116021A priority Critical patent/JP3977820B2/ja
Publication of JP2004274783A publication Critical patent/JP2004274783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3977820B2 publication Critical patent/JP3977820B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】 総合的な信頼性を維持できる保守運用支援装置を提供する。
【解決手段】 本発明の保守運用支援装置は、通信リンクに適用された伝送方式と通信手順との双方あるいは何れか一方に基づいて、その通信リンクが正常に形成されているか否かの判別を行う通信リンク監視手段と、二重化の下で対をなす他の保守運用監視支援装置との間に形成された交絡通信リンクについて通信インタフェースをとる交絡インタフェース手段と、通信リンク監視手段によって行われた判別の結果が偽であるときに、交絡インタフェース手段および交絡通信リンクを介して他の保守運用支援装置宛にメッセージを中継する迂回手段と、交絡通信リンクおよび交絡インタフェース手段を介して与えられるメッセージを取り込み、端末の内、宛先となるべき端末宛にそのメッセージを通信リンクを介して転送する転送手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、監視制御の対象となる装置とその監視制御に供される端末とに接続され、これらの装置と端末との間で送受されるべきコマンドやメッセージの引き渡しを行う保守運用支援装置に関する。
近年、交換局や無線局の多くは、高度に進展した情報処理技術とディジタル伝送技術とが適用された交換機、伝送装置および無線機器が設置され、かつ無人で運用されている。
また、これらの交換機、伝送装置、無線機器については、通信リンクを介して接続された保守・運用センタにおいて稼働状況の監視と、その稼働状況に適応した制御とが自動的に、あるいは人手を介して適宜行われている。
図9は、保守運用支援装置の構成例を示す図である。
図において、保守運用支援装置70は、プロセッサ71と、そのプロセッサ71に接続された通信ポート72、73-1〜73-Nおよび外部記憶装置74とから構成される。また、通信ポート72は網75を介して監視制御の対象となるべき交換機76-1〜76-nの通信ポートに接続され、かつ通信ポート73-1〜73-Nはそれぞれ通信リンク77-1〜77-Nを介してその監視制御に供される端末78-1〜78-Nの通信ポートに接続される。
このような構成の保守運用支援装置70では、プロセッサ71の主記憶には、図10に示すように、待ち行列71Qを有するオペレーティングシステム71Sと、そのオペレーティングシステム71Sが行うタスク管理の下で起動される通信制御タスク71T-1(以下、「CCT」という。)とメッセージ・コマンド処理タスク71T-2(以下、「MCT」という。)とが、予めロードモジュールとして格納される。
なお、図10に示す実線および点線の矢印はそれぞれ「タスクの起動」と「情報の流れ」とを示し、かつ上述したオペレーティングシステム71Sには、CCTによって発せられるシステムコールに応じて通信ポート72、73-1〜73-Nを物理的に駆動する通信ドライバが含まれる。
プロセッサ71は、後述するようにMCTを起動することによって行うべき処理の対象がない場合には、オペレーティングシステム71Sの実行を行うことによって適宜資源管理を行う。
しかし、通信ポート73-1〜73-Nを介して何らかの「コマンド」(図10(1))が受信され、あるいは網75および通信ポート72を介してその「コマンド」に対する「応答」、あるいは交換機76-1〜76-nの何れかの稼働状況等を示す「メッセージ」(図10(2))が受信されると、プロセッサ71(オペレーティング71S)は、これらの通信ポート73-1〜73-N、72が与える割り込み要因に応じて、CCTを起動する(図10(3))。
CCTの実行過程では、プロセッサ71は、上述した「コマンド」、「応答」、「メッセージ」の内、既述の通信ドライバを介して受信された何れか(以下、単に「データ」という。)を取り込み、『その「データ」を起動要因としてMCTを起動すること』を意味するシステムコール(以下、識別子「QSTT」を付して示す。)を発する(図10(4)、(5))。
プロセッサ71は、このシステムコールQSTTに応じてオペレーティングシステム71Sの実行を再開し、その実行の過程では、上述した起動要因である「データ」を待ち行列71Qに繋ぐ(図10(6))と共に、その時点で優先度がMCTより高いタスク(以下、「優先タスク」という。)がある場合には、その優先タスクの起動、あるいは実行の再開に要する「第一の処理」を行う。
しかし、このような優先タスクがなく、かつ上述したようにCCTが起動されることによって実行が中断されたMCTがある場合には、プロセッサ71は、そのMCTの処理を続行する「第二の処理」を行う。
さらに、上述した優先タスクがなく、かつ実行が中断されたMCTがない場合には、プロセッサ71は、オペレーティングシステム71Sの実行の過程において、待ち行列71Qに何らかの「データ」が繋がれているか否かを判別し、その判別の結果が真である場合には、この待ち行列71Qに最先に繋がれた「データ」を起動要因としてMCTを起動する「第三の処理」を行う(図10(7))。
また、MCTの実行過程でプロセッサ71によって行われるべき処理の手順としては、その処理が完了したことを示すシステムコール(以下、識別子「END」を付して示す。)が定義される。
プロセッサ71は、このようなシステムコールENDが発せられることによって起動されるオペレーティングシステム71Sの実行過程では、MCTの処理が完了したことを認識すると共に、上述した手順に基づいて「第一の処理」ないし「第三の処理」の何れかを行う「タスク管理」を実施する。
ところで、上述したように起動され、かつ処理の続行がはかられるMCTの処理の過程では、プロセッサ71は、起動要因として与えられた「データ」について、予め決められた型式に基づく解析を行うことによって、宛先を決定する。
さらに、プロセッサ71は、『その宛先に対する上述した「データ」、あるいはその「データ」に所定の処理を施すことによって生成され帳票等の副次データの送信を要求し、かつ処理を完了すること』を示すシステムコール(以下、識別子「SND」を付して示す。)を発する(図10(8))。
なお、このようなシステムコールSNDについては、以下では、簡単のため既述のシステムコールENDを兼ねると仮定する。
プロセッサ71は、このシステムコールSNDに応じてオペレーティングシステム71Sの実行を再開し、その実行の過程では、通信ポート72、73-1〜73-Nの内、そのシステムコールSNDの引数として与えられた宛先に対応する通信ポートと既述の通信ドライバとを介して交換機76-1〜76-nと端末78-1〜78-Nとの何れかに、該当する「データ」あるいは副次データを送出する(図10(9)、(10)) 。
また、外部記憶装置74には、交換機76-1〜76-nについて行われるべき監視および制御の項目の内、端末78-1〜78-Nに予め割り付けられた項目の組み合わせがデータベースとして予め登録される。
プロセッサ71は、上述した解析の結果に基づいて宛先を決定するために、そのデータベースを適宜参照する。
したがって、交換機76-1〜76-nについては、網75を介して対向する保守運用支援装置70において上述した一連の処理が行われることによって、所望の項目にかかわる監視制御が端末78-1〜78-Nの内、その項目が予め割り付けられた端末を介して運用の過程で適宜行われる。
なお、網75および通信リンク77-1〜77-Nに適応した通信制御と、始動時その他において保守運用支援装置70と交換機76-1〜76-nおよび端末78-1〜78-Nとの間で行われるべき呼設定やコネクションの確立は、既述の通信ドライバおよびオペレーティングシステム71Sの連係の下で行われる。しかし、その呼設定やコネクションの確立の過程で行われる処理の手順については、公知の多様な技術が適用可能であり、かつ本願発明に関係がないので、ここではその説明を省略する。
また、上述したデータベースの内容については、プロセッサ71は、端末78-1〜78-Nによって与えられる「コマンド」とその「コマンド」に付帯するパラメータとに応じて適宜更新する。しかし、このような更新にかかわる処理の手順については、本願発明に関係がないので、ここではその説明を省略する。
ところで、このような従来例では、全ての「コマンド」、「メッセージ」および「応答」は、上述したように単一の待ち行列71Qに繋がれ、その待ち行列71Qを介してファーストイン・ファーストアウト方式で順次処理される。
したがって、例えば、障害等の発生に伴って発生した多量の「メッセージ」が網75を介して与えられた場合には、端末78-1〜78-Nによって与えられた「コマンド」の処理は、これらの「メッセージ」にかかわる処理が完了する時点まで大幅に遅延して起動される可能性があった。
しかし、このような状態では、「コマンド」の多くは上述した障害等の事象に適応して交換機76-1〜76-n宛に至急与えられるべきであるので、円滑な保守や運用が妨げられ、復旧処理に無用の時間や工数を要する可能性があった。
さらに、網75を介して与えられる「メッセージ」および「応答」の内、端末78-1〜78-Nの何れか1つのみが割り付けられている「メッセージ」あるいは「応答」については、通信ポート73-1〜73-Nおよび通信リンク77-1〜77-Nの内、その1つの端末に対応した通信ポートまたは通信リンクに障害が発生した場合には、保守運用の担当者に何ら伝達されることなく欠落する可能性があった。
また、これらの通信ポート73-1〜73-Nあるいは通信リンク77-1〜77-Nの何れかが正常な状態に復旧した場合には、端末78-1〜78-Nの内、該当する端末が再び系構成の一部に有効に組み込まれる処理については、これらの端末78-1〜78-Nの何れかに対して所定の操作が行われなければならない。したがって、保守運用のために並行して行われるべき作業が多くあり、あるいは端末78-1〜78-Nを操作する人員が不足であったり不在である場合には、メッセージや「応答」が無用に欠落する可能性があった。
本発明の目的は、監視制御の対象となる装置の稼働状況の如何にかかわらず、所望の装置に対するコマンドを円滑に送信できる保守運用支援装置を提供すること、または、総合的な信頼性を維持できる保守運用支援装置を提供することである。
図1は、本発明の原理ブロック図である。
請求項1の発明は、監視制御の対象となる装置31-1〜31-nとの間に形成された伝送路32と、端末33-1〜33-Nが個別に有する複数の通信ポートの何れかとの間に形成された通信リンク34とに接続され、これらの装置31-1〜31-nについて生じた事象あるいは稼働状況を示すメッセージの中継を行う保守運用支援装置において、通信リンク34に適用された伝送方式と通信手順との双方あるいは何れか一方に基づいて、その通信リンク34が正常に形成されているか否かの判別を行う通信リンク監視手段35と、二重化の下で対をなす他の保守運用監視支援装置との間に形成された交絡通信リンク36について通信インタフェースをとる交絡インタフェース手段37と、通信リンク監視手段35によって行われた判別の結果が偽であるときに、交絡インタフェース手段37および交絡通信リンク36を介して他の保守運用支援装置宛にメッセージを中継する迂回手段38と、交絡通信リンク36および交絡インタフェース手段37を介して与えられるメッセージを取り込み、端末33-1〜33-Nの内、宛先となるべき端末宛にそのメッセージを通信リンク34を介して転送する転送手段39とを備えたことを特徴とする。
すなわち、迂回手段38は、通信リンク監視手段35の判別の結果が偽であるときには、自系と対をなし、かつ二重系を構成する他の保守運用支援装置宛に、交絡インタフェース手段37および交絡通信リンク36を介してメッセージを中継する。また、転送手段39は、交絡通信リンク36および交絡インタフェース手段37を介して上述した他の保守運用支援装置から与えられるメッセージを取り込み、端末33-1〜33-Nの内、宛先となるべき端末宛に通信リンク34を介してそのメッセージを転送する。したがって、通信リンク34に障害が発生している期間であっても、装置31-1〜31-nについて稼働状況、あるいは生じた事象を示すメッセージは、交絡インタフェース手段37、交絡通信リンク36および上述した他の保守運用支援装置を介して端末33-1〜33-Nに与えられるので、これらの装置31-1〜31-nにかかわる監視が確度高く継続して行われる。
請求項2の発明は、請求項1の保守運用支援装置において、通信リンク監視手段35によって行われた判別の結果が偽から真に変化したときに、交絡インタフェース手段37および交絡通信リンク36を介して他の保守運用支援装置宛に、その旨を示す復旧通知を与える自系復旧通知手段41と、他の保守運用支援装置から交絡通信リンク36および交絡インタフェース手段37を介して与えられる復旧通知を取り込み、端末31-1〜31-Nの内、宛先となるべき端末宛に通信リンク34を介してその復旧通知を与える復旧要求手段42とを備えたことを特徴とする。
すなわち、通信リンク34が障害から復旧した場合には、その旨が交絡インタフェース手段37、交絡通信リンク36および上述した他の保守運用支援装置を介して端末33-1〜33-N宛に通知されるので、これらの端末33-1〜33-Nでは、人手を介することなくその通信リンク34を現用系に組み入れる系の再構成の開始が可能となる。
請求項1の発明では、所望の装置の監視が確度高く継続して行われる。請求項2の発明では、人手を介することなく、自系に備えられた通信リンクが現用系に組み入れられる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図2は、請求項1、2の発明に対応した第1の実施形態を示す図である。図において、図9に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。また、図3は、本実施形態におけるメッセージ処理タスク(以下、単に「MPT」という。)の動作フローチャートである。
本実施形態と図9に示す従来例とのハードウエアの構成の相違点は、通信ポート72、73-1〜73-Nに併せて通信ポート61を有する保守運用支援装置62が従来の保守運用支援装置70に代えて備えられ、端末78-1〜78-Nに代えて端末78a-1〜78a-Nが備えられ、これらの端末78a-1〜78a-Nにはそれぞれ通信リンク77A-1〜77A-Nを介して接続され、かつ構成が保守運用支援装置62の構成と同じであって既述の通信ポート61との間に双方向のインタリンク63を介して接続されると共に、網75に接続された保守運用支援装置62Aが備えられた点にある。
なお、保守運用支援装置62Aの構成要素については、簡単のため、保守運用支援装置62の対応する構成要素の符号の末尾に添え文字「A」を付加して示し、ここではその説明および図示を省略する。
ここで、本実施形態と、図2に示した原理ブロック図との対応関係を示す。交換機76-1〜76-nは装置31-1〜31-nに対応し、網75は伝送路32に対応し、端末78a-1〜78a-nは端末33-1〜33-Nに対応し、通信リンク77-1〜77-N、77A-1〜77A-Nは通信リンク34に対応し、通信ポート73-1〜73-N、73A-1〜73A-Nおよびプロセッサ71、71Aは通信リンク監視手段35に対応し、インタリンク63は交絡通信リンク36に対応し、通信ポート61、61Aは交絡インタフェース手段37に対応し、プロセッサ71、71Aは迂回手段38、転送手段39、自系復旧通知手段41および復旧要求手段42に対応する。
通信リンク77-1〜77-N、77A-1〜77A-Nについては、簡単のため、RS−232C方式に適応すると仮定する。
保守運用支援装置62では、プロセッサ71は、通信ポート73-1〜73-Nおよび通信リンク77-1〜77-Nを介して端末78a-1〜78a-1と相互に所定の頻度でハンドシェークを行うことによって、これらの通信ポート73-1〜73-Nおよび通信リンク77-1〜77-Nが正常に作動しているか否かを判別する(図3(a))。
なお、このようなハンドシェークについては、例えば、
(1) 「データ・チャネル受信キャリア検出信号CD」の論理値を監視する処理と、
(2) 「データ端末レディ信号ER」を所定の手順に基づいて設定し、あるいは更新しつつ送信する処理に併せて、その処理に同期して「データ・セット・レディ信号DR」の論理値を監視する処理と
の組み合わせとして実現される。しかし、上述した判別が所望の確度で行われるならば、如何なる伝送方式および通信手順に適合するものであってもよい。
さらに、プロセッサ71は、上述したハンドシェークの過程で通信リンク77-1〜77-Nについて個別に得られた判別の結果を通信ポート61およびインタリンク63を介して保守運用支援装置62A宛に送出する。
なお、保守運用支援装置62Aでは、保守運用支援装置62において上述したように行われる一連の処理が並行して行われるので、その処理の詳細については、説明を省略する。
また、保守運用支援装置62、62Aでは、プロセッサ71、71Aは、それぞれ通信ポート61、61Aおよびインタリンク63を介して相互に同様のハンドシェークを行うことによって、そのインタリンク63を介して通信リンクが正常に形成されているか否かを判別する(図3(b))。
さらに、保守運用支援装置62では、その保守運用支援装置62が現用系として作動し、かつ保守運用支援装置62Aが予備系として作動することによって待機冗長方式に基づく二重系が正常に構成されている期間には、プロセッサ71は、通信リンク77-1〜77-Nの内、例えば、通信リンク77-K(K=1〜N)に何らかの障害が発生したことを既述の処理の手順に基づいて識別した場合には、その通信リンク77-Kを介して対向する端末78a-K宛に送出されるべき「メッセージ」および「応答」に、この端末78a-Kの識別情報を付加する変換処理をそれぞれ施すことによって、「転送メッセージ」および「転送応答」を生成する。
さらに、プロセッサ71は、通信ポート61を介してインタリンク63に、これらの「転送メッセージ」および「転送応答」を順次送出する(図3(c))。
一方、保守運用支援装置62Aでは、プロセッサ71Aは、通信ポート61Aを介してインタリンク63から上述した「転送メッセージ」および「転送応答」を順次取り込み、これらの「転送メッセージ」および「転送応答」に上述した変換処理と反対の処理を施すことによって対応する「メッセージ」および「応答」に併せて、端末78a-Kの識別情報を復元する。
さらに、プロセッサ71Aは、通信ポート73A-1〜73A-Nおよび通信リンク77A-1〜77A-Nの内、このようにして復元された識別情報に対応する通信ポートおよび通信リンクを介して端末78a-K宛に、その識別情報と共に復元された「メッセージ」や「応答」を送出する。
また、端末78a-Kは、通信リンク77-K、77A-Kの何れを介して与えられる「メッセージ」および「応答」についても、同様にして監視制御にかかわる処理の対象として動作する。
すなわち、現用の通信リンク77-1〜77-N(77A-1〜77A-N)の内、障害が生じた通信リンク77-K(77A-K)は、インタリンク63の共用の下で形成される迂回路と、その通信リンク77-K(77A-K)に接続された端末78a-Kと予備系の保守運用支援装置62A(62)との間に形成された通信リンク77A-K(77-K)とを介して代替される。したがって、本実施形態によれば、従来例に比べて信頼性が高められる。
<第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態の動作フローチャートである(請求項2に対応)。本実施形態のブロック図は、第1の実施形態と同様なので省略する。以下、図2および図4を参照して本実施形態の動作を説明する。保守運用支援装置62では、プロセッサ71は、例えば、通信リンク77-Kに何らかの障害が発生した後には、その通信リンク77-Kを介して対向する端末78a-Kと相互に所定の頻度で既述のハンドシェークを行うことによって、これらの通信ポート73-1〜73-Nおよび通信リンク77-1〜77-Nが正常な状態に復旧したか否かを判別する(図4(1))。
さらに、プロセッサ71は、通信ポート61およびインタリンク63を介して保守運用支援装置62A宛にその判別の結果を送出する(図4(2))。
一方、保守運用支援装置62Aでは、プロセッサ71Aは、その保守運用支援装置62Aが予備系として作動している期間には、「転送メッセージ」および「転送応答」の逆変換処理を行うことによって「メッセージ」や「応答」を復元する(図4(3))と共に、通信リンク77A-1〜77A-Nの内、これらの「メッセージ」や「応答」の送出先となっている通信リンク77A-Kを識別する(図4(4))。
さらに、プロセッサ71Aは、インタリンク63を介して与えられる判別の結果の内、この通信リンク77A-Kと対をなす通信リンク77-Kに対応する判別の結果が偽から真となったことを認識した場合には、その旨を示す「復旧通知」を生成すると共に、通信リンク77A-Kを介して端末78a-K宛にこの「復旧通知」を送出する(図4(5))。また、端末78a-Kは、このような「復旧通知」を認識すると、通信リンク77-Kを介して保守運用支援装置62と相互に、始動時と同様の手順に基づいて呼設定あるいはコネクションの確立を行う。
すなわち、障害が生じた通信リンク77-Kは、既述の迂回路を介して代替されるが、その通信リンク77-Kの復旧と共に人手を介することなく速やかに現用に供される。したがって、本実施形態によれば、このような復旧に際して端末78a-Kの操作者あるいはその他の保守運用に携わる者の人手が必要であった従来例に比べて、保守および運用の効率および確度が高められる。
以下、第1及び第2の実施形態の補足事項を説明する。既述の呼設定あるいはコネクションの確立にかかわる処理の手順が何ら示されていないが、これらの呼設定およびコネクションの確立にかかわる処理については、通信リンク77-1〜77-N(77A-1〜77A-N)に適用された伝送方式および通信手順に適応し、かつ公知である多様な技術の適用が可能であると共に、本願発明に関係がないので、説明を省略した。
図4(1)〜(5)に示す処理を実現するタスクの構成が何ら示されていないが、これらの処理は、どのようなタスクに如何なる形態で機能分散や負荷分散がはかられることによって実現されてもよい。
通信リンク77-1〜77-Nの何れかが障害から復旧したときに、該当する通信リンクについて呼設定やコネクションの設定が行われているが、例えば、その通信リンクを形成するハードウエアにソフトウエアが密に結合する場合には、これらの呼設定やコネクションの設定は改めて行われなくてもよい。
保守運用支援装置62、62Aおよび通信リンク77-1〜77-N、77A-1〜77A-Nによって二重化された系の形態と、その系の再構成について何ら示されていないが、このような系については、公知の技術が適用されることによって待機冗長方式、常用冗長方式その他の多様な系の再構成が適用され、かつ本願発明には直接関係がないので、説明を省略した。また、請求項1、2の発明は、上述した形態に限らず、例えば、従来例その他の如何なる保守運用支援装置に適用されてもよい。
<本発明の別の形態>
図5は、本発明の別の形態の原理ブロック図である。本発明の別の形態では、保守運用支援装置は、監視制御の対象となるべき装置11-1〜11-nに対する動作の形態の指示を示すコマンドの蓄積に供され、かつ先入れ先出し方式に適応した第一の待ち行列12と、装置11-1〜11-nについて、生じた事象あるいは稼働状況を示すメッセージの蓄積に供される第二の待ち行列14と、装置11-1〜11-nと、監視制御にかかわる項目との双方あるいは何れか一方に予め個別に対応付けられた端末13-1〜13-Nから与えられたコマンドと、これらの装置11-1〜11-nから伝送路15を介して与えられたメッセージとを仕分け、これらのコマンドとメッセージとをそれぞれ第一の待ち行列12と第二の待ち行列14とに順次繋ぐ仕分け手段16と、仕分け手段16によって第一の待ち行列12に繋がれたコマンドを順次読み出し、装置11-1〜11-nの内、宛先となるべき装置宛に、これらの読み出されたコマンドを伝送路15を介して与えるコマンド処理手段17と、仕分け手段16によって第二の待ち行列14に繋がれたメッセージを順次読み出し、これらの読み出されたメッセージに監視制御に適応した処理を施すメッセージ処理手段18とを備え、コマンド処理手段17とメッセージ処理手段18とは、前者の優先度が後者の優先度より高く、かつ単一のプロセッサがこれらの優先度に基づくタスク管理の下で実行する個別のタスクとして形成されたことを特徴とする。このため、装置11-1〜11-nの何れかの障害等に起因して発生した多量のメッセージが第二の待ち行列14に繋がれた状態であっても、端末13-1〜13-Nによって与えられたコマンドはこれらの装置11-1〜11-nの内、所望の装置宛に(伝送路15を介して)優先的に与えられる。
この形態では、好ましくは、以下のようにするとよい。即ち、第一の待ち行列12は、装置11-1〜11-nの内、何らかのコマンドを認識した装置から伝送路15を介して与えられた応答の蓄積に共用され、仕分け手段16は、装置11-1〜11-nから伝送路15を介して与えられた応答をコマンドと同類に仕分けて、その応答を第一の待ち行列12に繋ぎ、コマンド処理手段17は、仕分け手段16によって第一の待ち行列12に繋がれた応答を順次読み出し、端末13-1〜13-Nの内、宛先となるべき端末宛に、これらの読み出された応答を与える。この場合、装置11-1〜11-nに与えられるべきコマンドと、これらの装置11-1〜11-nがそのコマンドに応じて発した応答とは、共に同様の装置11-1〜11-nについて生じた事象あるいは稼働状況を示すメッセージより優先的に処理される。このため、障害等に対して迅速、かつ適性な対処が可能となる。
本発明のさらなる別の形態では、保守運用支援装置は、監視制御の対象となるべき装置11-1〜11-nに対する動作の形態の指示を示すコマンドの蓄積に供され、かつ先入れ先出し方式に適応した第一の待ち行列12と、装置11-1〜11-nについて、生じた事象あるいは稼働状況を示すメッセージの蓄積に供される第二の待ち行列14と、装置11-1〜11-nが何らかのコマンドに応じて発した応答の蓄積に供され、かつ先入れ先出し方式に適応した第三の待ち行列21と、装置11-1〜11-nと、監視制御にかかわる項目との双方あるいは何れか一方に予め個別に対応付けられた端末13-1〜13-Nから与えられたコマンドと、これらの装置11-1〜11-nから伝送路15を介して与えられたメッセージと応答とを仕分け、これらのコマンド、メッセージおよび応答をそれぞれ第一の待ち行列12、第二の待ち行列14および第三の待ち行列21に順次繋ぐ仕分け手段22と、仕分け手段22によって第一の待ち行列12に繋がれたコマンドを順次読み出し、装置11-1〜11-nの内、宛先となるべき装置宛に、これらの読み出されたコマンドを伝送路15を介して与えるコマンド処理手段23と、仕分け手段22によって第二の待ち行列14に繋がれたメッセージを順次読み出し、その読み出されたメッセージに監視制御に適応した処理を施すメッセージ処理手段24と、仕分け手段22によって第三の待ち行列12に繋がれた応答を順次読み出し、その読み出された応答に監視制御に適応した処理を施す応答処理手段25とを備えている。
この形態の保守運用支援装置は、『コマンド処理手段23、応答処理手段25およびメッセージ処理手段24は、降順に優先度が設定され、かつ単一のプロセッサがこれらの優先度に基づくタスク管理の下で実行する個別のタスクとして形成された』ことを特徴とする。この形態では、前述の形態と同様に、コマンドはメッセージより優先的に処理されると共に、コマンドとそのコマンドに対する応答との処理は、装置11-1〜11-nの稼働状況、上述した各待ち行列12、14、21、仕分け手段22、コマンド処理手段23、メッセージ処理手段24および応答処理手段25の輻輳の程度その他に適応した優先度で行われる。
図6は、上記本発明の別の形態、及び本発明のさらなる別の形態の具体例におけるソフトウエアの構成を示す図である。なお、この具体例でのハードウエアの構成については、図9に示す従来例の構成と同じであるので、ここではその説明を省略する。この具体例と従来例との構成の相違点は、図6と図10との対比として示されるように、プロセッサ71に組み込まれた以下のソフトウエアの構成にある。
プロセッサ71の主記憶には、2つの待ち行列51Q-1、51Q-2を有するオペレーティングシステム51Sと、そのオペレーティングシステム51Sが行うタスク管理の下で起動される通信制御タスク51T-1(以下、単に「CCT-R」という。)と、コマンド応答処理タスク51T-2(以下、単に「CRPT」という。)と、MPT(メッセージ処理タスク)51T-3とが、予めロードモジュールとして格納される。
なお、図6に実線および点線で示す矢印はそれぞれ「タスクの起動」と「情報の流れ」とを示し、かつ上述したオペレーティングシステム51Sには、CRPTおよびMPTによって後述するように発せられるシステムコールに応じて通信ポート72、73-1〜73-Nを物理的に駆動する通信ドライバが含まれる。
ここで、図5に示した原理ブロック図との対応関係を示す。交換機76-1〜76-nは装置11-1〜11-nに対応し、待ち行列51Q-1は第一の待ち行列12および第三の待ち行列21に対応し、端末78-1〜78-Nは端末13-1〜13-Nに対応し、待ち行列51Q-2は第二の待ち行列14に対応し、網75は伝送路15に対応し、CCT-Rは仕分け手段16、22に対応し、CRPTはコマンド処理手段17、23および応答処理手段25に対応し、MPTはメッセージ処理手段18、24に対応する。
以下、図6および図9を参照して動作を説明する。
プロセッサ71は、CRPTおよびMPTを起動することによって行うべき処理の対象がない場合には、オペレーティングシステム51Sの実行を行うことによって適宜資源管理を行う。
しかし、通信ポート73-1〜73-Nを介して何らかの「コマンド」(図6(1))が受信され、あるいは網75および通信ポート72を介してその「コマンド」に対する「応答」、あるいは交換機76-1〜76-nの何れかの稼働状況等を示す「メッセージ」(図6(2))が受信されると、プロセッサ71は、オペレーティング51Sを介してこれらの通信ポート73-1〜73-N、72が与える割り込み要因に応じて、CCT-Rを起動する(図6(3))。
CCT-Rの実行過程では、プロセッサ71は、上述した「コマンド」、「応答」の内、既述の通信ドライバを介して受信された何れか(以下、単に「データCR」という。)を取り込み、『その「データCR」を起動要因としてCRPTを起動すること』を意味するシステムコール(以下、識別子「QSTT」を付して示す。)を発する(図6(4)、図7(1))。
さらに、CCT-Rの実行過程では、プロセッサ71は、上述した「メッセージ」の内、既述の通信ドライバを介して受信された何れか(以下、単に「データM」という。)を取り込み、『その「データM」を起動要因としてMPTを起動すること』を意味するシステムコール(以下、識別子「QSTT」を付して示す。)を発する(図6(5)、図7(2))。
プロセッサ71は、このシステムコールQSTTに応じてオペレーティングシステム51Sの実行を再開し、その実行の過程では、上述した起動要因である「データCR」については待ち行列51Q-1に繋ぎ(図6(6))、かつ「データM」については待ち行列51Q-2に繋ぐ(図6(7))と共に、その時点で優先度がCRPTおよびMPTより高いタスク(以下、「優先タスク」という。)がある場合には、その優先タスクについて起動、あるいは実行の再開に要する第一の処理を行う。
しかし、このような優先タスクがなく、上述したようにCCT-Rが起動されることによって実行が中断されたCRPTやMPTがある場合には、プロセッサ71は、そのCRPTあるいはMPTの処理を続行する「第二の処理」を行う。
さらに、上述した優先タスクに併せて、かつ実行が中断されたCRPTやMPTがない場合には、プロセッサ71は、オペレーティングシステム51Sの実行の過程において、待ち行列51Q-1に何らかの「データ」が繋がれているか否かを判別し、その判別の結果が真である場合には、この待ち行列51Q-1に最先に繋がれた「データCR」を起動要因としてCRPTを起動する「第三の処理」を行う(図6(8))。
また、上述した優先タスクに併せて、実行が中断されたCRPTやMPTがなく、かつ待ち行列51Q-1に「データCR」が何ら繋がれていない場合には、プロセッサ71は、オペレーティングシステム51Sの実行の過程において、待ち行列51Q-2に何らかの「データM」が繋がれているか否かを判別し、その判別の結果が真である場合には、この待ち行列51Q-1に最先に繋がれた「データM」を起動要因としてMPTを起動する「第四の処理」を行う(図6(9))。
ところで、CRPTおよびMPTの実行過程でプロセッサ71によって行われるべき処理の手順としては、その処理が完了したことを示すシステムコール(以下、識別子「END」を付して示す。)が定義される。
プロセッサ71は、このようなシステムコールENDが発せられることによって起動されるオペレーティングシステム51Sの実行過程では、CRPTあるいはMPTの処理が完了したことを認識すると共に、上述した手順に基づいて第一ないし第四の処理の何れかを行う「タスク管理」を実施する。
ところで、上述したように起動され、あるいは処理の続行がはかられるCRPTの処理の過程では、プロセッサ71は、それぞれ起動要因として与えられた「データCR」について、予め決められた型式に基づく解析を行うことによって、宛先を決定する。
さらに、プロセッサ71は、『その宛先に対する上述した「データCR」、あるいはその「データCR」に所定の処理を施すことによって生成され帳票等の副次データの送信を要求し、かつ処理を完了すること』を示すシステムコールSNDを発する(図6(10)、図8(1)、(2))。
プロセッサ71は、このシステムコールSNDに応じてオペレーティングシステム51Sの実行を再開し、その実行の過程では、通信ポート72、73-1〜73-Nの内、そのシステムコールSNDの引数として与えられた宛先に対応する通信ポートと既述の通信ドライバとを介して交換機76-1〜76-nと端末78-1〜78-Nとの何れかに、該当する「データCR」あるいは副次データを送出する(図6(11))。
また、プロセッサ71は、上述したように起動され、あるいは処理の続行がはかられるMPTの処理の過程では、起動要因として与えられた「データM」について、予め決められた型式に基づく解析を行うことによって、宛先を決定する。
さらに、プロセッサ71は、『その宛先に対する上述した「データM」、あるいはその「データM」に所定の処理を施すことによって生成され帳票等の副次データの送信を要求し、かつ処理を完了すること』を示すシステムコールSNDを発する(図6(12)、及び前述の図3(1)を参照)。
プロセッサ71は、このシステムコールSNDに応じてオペレーティングシステム51Sの実行を再開し、その実行の過程では、通信ポート73-1〜73-Nの内、そのシステムコールSNDの引数として与えられた宛先に対応する通信ポートと既述の通信ドライバとを介して端末78-1〜78-Nの何れかに、該当する「データM」あるいは副次データを送出する(図6(13))。
すなわち、端末78-1〜78-Nから交換機76-1〜76-nに伝達されるべき「コマンド」と、これらの交換機76-1〜76-nがその「コマンド」に応じて行った処理の結果として端末78-1〜78-Nに与えられるべき「応答」とについては、同様に交換機76-1〜76-nが自発的に送出した「メッセージ」より優先的にCRPTによって処理される。
したがって、交換機76-1〜76-nが障害の発生等に起因して多数の「メッセージ」を発した場合であっても、従来例に比べてその障害に対処するために有効な「コマンド」が該当する交換機に速やかに伝達される。
なお、この具体例では、網75および通信リンク77-1〜77-Nに適応した通信手順に基づく通信制御と、始動時その他において保守運用支援装置70と交換機76-1〜76-nおよび端末78-1〜78-Nとの間で行われるべき呼設定と、コネクションの確立とについて何ら記述されていないが、このような処理の手順については、公知の多様な技術が適用可能であり、かつ本願発明に関係がないので、説明を省略した。
CRPTの優先度がMPTの優先度より高い値に保たれているが、これらの優先度の大小関係については、既述の「コマンド」と「応答」との双方あるいは何れか一方が優先的に処理されるべきときに適宜更新されてもよい。
CRPTによって既述の「コマンド」および「応答」の処理が並行して行われているが、例えば、これらの「コマンド」および「応答」については、個別に対応した待ち行列がオペレーティングシステム51Sによって形成され、かつこれらの待ち行列に個別に対応した異なるタスクとして処理の手順が定義されてもよい。アプリケーションシステムに対して既述のシステムコールQSTT、SND、ENDをサポートするオペレーティングシステム51Sが適用されているが、このようなオペレーティングシステムおよびシステムコールについては、等価な機能が具備され、かつ所望の応答性が確保される限り、如何なるものであってもよい。
待ち行列51Q-1、51Q-2がオペレーティングシステム51Sによって生成され、かつ管理されているが、これらの待ち行列51Q-1、51Q-2は、アプリケーションシステムや通信ドライバに組み込まれてもよい。オペレーティングシステム51Sが組み込まれているが、既述のシステムコールQSTT、SND、ENDを介して行われるタスク管理に等価な処理が達成されるならば、オペレーティングシステムが搭載されないシステムとして実現されてもよい。
<本発明の補足事項>
[1] 第1の実施形態、第2の実施形態、及び本発明の別の形態の具体例では、従来例と同様に外部記憶装置74に登録されたデータベースが既述の解析の結果に基づく宛先の決定に際して適宜プロセッサ71によって参照されるが、このようなデータベースの構成および参照にかかわる処理の詳細な手順については、本願発明に関係がないので、その説明を省略した。
[2] 第1の実施形態、第2の実施形態、及び本発明の別の形態の具体例では、端末78-1〜78-N、78a-1〜78a-Nの構成および詳細な動作が何ら具体的に示されていないが、端末78-1〜78-N、78a-1〜78a-Nについては、既述の監視制御にかかわるマンマシンインタフェースに併せて、通信リンク77-1〜77-N、77A-1〜77A-Nを介して所望の「コマンド」、「メッセージ」および「応答」の送受が可能であるならば、パーソナルコンピュータ、ワークステーションその他の如何なる情報処理装置や情報ツールが適用されてもよい。
[3] 第1の実施形態、第2の実施形態、及び本発明の別の形態の具体例では、通信系を構成する交換機76-1〜76-nの監視制御に本願発明が適用されているが、本願発明は、このような通信系に限定されず、監視制御の対象となるべき機器であれば、その規模および適用分野の如何にかかわらず適用可能である。また、このような場合には、監視制御の対象となるべき機器は、網75に代えて如何なる通信リンク、伝送路、バスその他の線路を介して接続されてもよい。
[4] 第1の実施形態、第2の実施形態、及び本発明の別の形態の具体例では、「メッセージ」の全てが端末78-1〜78-N、78a-1〜78a-Nの何れかに与えられることによって表示され、あるいは印刷されているが、このような「メッセージ」については、監視制御に供されるならば、例えば、データベースとして蓄積され、あるいは所定の内部処理の対象となってもよく、かつ直接操作者等に通知されなくてもよい。
以上詳述したように本発明は、情報運用支援装置の分野において利用可能である。本発明が適用された監視制御系では、監視制御の対象となる装置の保守および運用が安価に、かつ効率的に行われると共に、総合的な信頼性が高く維持される。
本発明の原理ブロック図である。 本発明の第1の実施形態のブロック図である。 第1の実施形態、及び本発明の別の形態の具体例におけるMPTの動作フローチャートである。 本発明の第2の実施形態の動作フローチャートである。 本発明の別の形態の原理ブロック図である。 本発明の別の形態の具体例におけるソフトウエアの構成を示す図である。 本発明の別の形態の具体例におけるCCT-Rの動作フローチャートである。 本発明の別の形態の具体例におけるCRPTの動作フローチャートである。 保守運用支援装置の構成例を示す図である。 従来の保守運用支援装置に組み込まれたソフトウエアの構成を示す図である。
符号の説明
11,31 装置
12 第一の待ち行列
13,33 端末
14 第二の待ち行列
15,32 伝送路
16,22 仕分け手段
17,23 コマンド処理手段
18,24 メッセージ処理手段
21 第三の待ち行列
25 応答処理手段
34 通信リンク
35 通信リンク監視手段
36 交絡通信リンク
37 交絡インタフェース手段
38 迂回手段
39 転送手段
41 自系復旧通知手段
42 復旧要求手段
51Q,71Q 待ち行列
51S,71S オペレーティングシステム
51T-1 通信制御タスク(CCT-R)
51T-2 コマンド応答処理タスク(CRPT)
51T-3 メッセージ処理タスク(MPT)
61,61A,72,73 通信ポート
62,62A,70 保守運用支援装置
63 インタリンク
71 プロセッサ
71T-1 メッセージ・コマンド処理タスク(MCT)
71T-2 通信制御タスク(CCT)
74 外部記憶装置
75 網
76 交換機
77,77A 通信リンク
78,78a 端末

Claims (2)

  1. 監視制御の対象となる装置との間に形成された伝送路と、端末が個別に有する複数の通信ポートの何れかとの間に形成された通信リンクとに接続され、これらの装置について生じた事象あるいは稼働状況を示すメッセージの中継を行う保守運用支援装置において、
    前記通信リンクに適用された伝送方式と通信手順との双方あるいは何れか一方に基づいて、その通信リンクが正常に形成されているか否かの判別を行う通信リンク監視手段と、
    二重化の下で対をなす他の保守運用監視支援装置との間に形成された交絡通信リンクについて通信インタフェースをとる交絡インタフェース手段と、
    前記通信リンク監視手段によって行われた判別の結果が偽であるときに、前記交絡インタフェース手段および前記交絡通信リンクを介して前記他の保守運用支援装置宛に前記メッセージを中継する迂回手段と、
    前記交絡通信リンクおよび前記交絡インタフェース手段を介して与えられるメッセージを取り込み、前記端末の内、宛先となるべき端末宛にそのメッセージを前記通信リンクを介して転送する転送手段と
    を備えたことを特徴とする保守運用支援装置。
  2. 請求項1に記載の保守運用支援装置において、
    通信リンク監視手段によって行われた判別の結果が偽から真に変化したときに、交絡インタフェース手段および交絡通信リンクを介して他の保守運用支援装置宛に、その旨を示す復旧通知を与える自系復旧通知手段と、
    前記他の保守運用支援装置から前記交絡通信リンクおよび前記交絡インタフェース手段を介して与えられる復旧通知を取り込み、端末の内、宛先となるべき端末宛に通信リンクを介してその復旧通知を与える復旧要求手段と
    を備えたことを特徴とする保守運用支援装置。
JP2004116021A 2004-04-09 2004-04-09 保守運用支援装置 Expired - Fee Related JP3977820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004116021A JP3977820B2 (ja) 2004-04-09 2004-04-09 保守運用支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004116021A JP3977820B2 (ja) 2004-04-09 2004-04-09 保守運用支援装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29776398A Division JP3566864B2 (ja) 1998-10-20 1998-10-20 保守運用支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004274783A true JP2004274783A (ja) 2004-09-30
JP3977820B2 JP3977820B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=33128474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004116021A Expired - Fee Related JP3977820B2 (ja) 2004-04-09 2004-04-09 保守運用支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3977820B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3977820B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04217136A (ja) データインテグリティを保証する通信システム
US20070270984A1 (en) Method and Device for Redundancy Control of Electrical Devices
CN102204234B (zh) 呼叫控制系统、呼叫控制装置、终端装置以及呼叫控制方法
JP4964666B2 (ja) 冗長化された通信経路を切り替える計算機、プログラム及び方法
KR19980020514A (ko) 종합정보통신망 사설교환기의 결함내성 구현방법
WO1997049034A1 (fr) Systeme de prise en charge de taches
JPH09293059A (ja) 分散システム及びその運用管理方法
US5894547A (en) Virtual route synchronization
JP3977820B2 (ja) 保守運用支援装置
JP3566864B2 (ja) 保守運用支援装置
JP3779121B2 (ja) データ伝送システム
JP2003188905A (ja) サーバ/クライアントシステムにおけるtcp/ip通信の多重化方式および方法
JP2006309637A (ja) 監視制御システム
JP2012075009A (ja) 冗長化装置及び冗長化プログラム
JP3266904B2 (ja) 静的接続型ネットワークにおける監視システム
JP3757072B2 (ja) ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法
JP2008197907A (ja) 監視ネットワークシステムおよびデータバックアップ方法
JP2019197352A (ja) サービス継続システムおよびサービス継続方法
JP2000148525A (ja) サービスプロセッサ二重化システムの現用系負荷軽減方法
JP3644008B2 (ja) 二重化情報中継装置及び切替制御方法
WO2006057349A1 (ja) 管理システム及びそれに用いられる装置と、そのプログラムと、管理方法
JPS63279646A (ja) 網管理装置の自動再開処理方式
JPH0468457A (ja) ネットワーク管理システムのマネージャ装置
JPH09261235A (ja) 通信処理装置
JP3375039B2 (ja) 自動交換方法および自動交換機構成方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees