JP2004274229A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各々が、光電変換部と、前記光電変換部の信号を増幅して出力する電界効果トランジスタと、前記光電変換部からの信号を前記増幅部に転送する転送スイッチと、前記電界効果トランジスタの入力部をリセットするリセットスイッチとを含む複数の画素と、
前記複数の画素からの信号が出力される出力線と、前記複数の画素に各々含まれる前記電界効果トランジスタの入力部に第1の電位と前記第1の電位と異なる第2の電位を選択的に供給する電位供給手段とを有し、前記電界効果トランジスタは、ディプレッション型であることを特徴とする撮像装置を提供する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体像を撮像する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
固体撮像素子にはCCDタイプとCMOSタイプがあるが、低コスト、低消費電力を魅力とするCMOSタイプの固体撮像素子は近年、需要を伸ばしている。
【0003】
CMOSタイプの固体撮像素子の一例として、サイズ縮小、多画素化、低コスト化などのために画素サイズを小さくするために、1画素を構成するMOSトランジスタの数を3つにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
1画素は、フォトダイオードとそのフォトダイオードからの信号を受け、増幅して出力線に出力する増幅用MOSトランジスタと、フォトダイオードの信号を増幅用MOSトランジスタのゲ−ト電極領域へ転送するための転送用MOSトランジスタと、増幅用MOSトランジスタのゲ−ト電極領域にリセット電位を供給するためのリセット用MOSトランジスタとから構成される。
【0005】
そして、選択された行(信号を読み出す行)に含まれる画素の増幅用MOSトランジスタのゲ−ト電極領域には、高電位(増幅用MOSトランジスタが動作可能な範囲の電位)を供給し、選択されない行(信号を読み出さない行)に含まれる画素の増幅用MOSトランジスタのゲ−ト電極領域には、低電位を供給するようにして、選択、非選択を行っている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−112018号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように画素サイズの縮小しようという目的がある場合に、増幅用MOSトランジスタのサイズを縮小した場合、新たに別の課題も発生する。MOSトランジスタの1/fノイズは、ゲート電極面積(WxL)に反比例するため、微細化にともない1/fノイズの画質に与える影響は大きくなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、一手段として、各々が、光電変換部と、前記光電変換部の信号を増幅して出力する電界効果トランジスタと、前記光電変換部からの信号を前記増幅部に転送する転送スイッチと、前記電界効果トランジスタの入力部をリセットするリセットスイッチとを含む複数の画素と、前記複数の画素からの信号が出力される出力線と、前記複数の画素に各々含まれる前記電界効果トランジスタの入力部に第1の電位と前記第1の電位と異なる第2の電位を選択的に供給する電位供給手段とを有し、前記電界効果トランジスタは、ディプレッション型であることを特徴とする撮像装置を提供する。
【0009】
また、他の手段として、各々が、光電変換部と、前記光電変換部の信号を増幅して出力する電界効果トランジスタと、前記光電変換部からの信号を前記増幅部に転送する転送スイッチと、前記電界効果トランジスタの入力部をリセットするリセットスイッチとを含む複数の画素と、前記複数の画素からの信号が出力される出力線と、前記電界効果トランジスタの第1の主電極領域は、電源線に接続され、前記電界効果トランジスタの第2の主電極領域は、前記出力線に接続される配置で、前記出力線と前記電源線との間は、一つの前記電界効果トランジスタが配置され、前記電界効果トランジスタは、ディプレッション型であることを特徴とする撮像装置を提供する。
【0010】
また、他の手段として、各々が、光電変換部と、前記光電変換部の信号を増幅して第1の主電極領域より出力する電界効果トランジスタと、前記光電変換部からの信号を前記増幅部に転送する転送スイッチと、前記電界効果トランジスタの入力部をリセットするリセットスイッチとを含む複数の画素と、前記複数の画素からの信号が出力される出力線と、前記出力線と前記電界効果トランジスタの第2の主電極領域とに、第1の電位と前記第1の電位と異なる第2の電位を選択的に供給する電位供給手段とを有し、前記リセットスイッチは、前記出力線と前記増幅部の入力部とを接続するように配置されるとともに、前記電界効果トランジスタは、ディプレッション型であることを特徴とする撮像装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の固体撮像素子の等価回路をあらわすものである。
【0012】
1は光を電気信号に変換する光電変換部であるフォトダイオード、2はフォトダイオードからの信号が転送されるフロ−ティング容量、3はフロ−ティング容量にゲ−ト電極領域が接続されたフォトダイオードからの信号を増幅して出力する電界効果トランジスタの一つである増幅用MOSトランジスタであり、本実施の形態では、ディプレッション型の増幅用MOSトランジスタである。ここで、デプレッション型は、エンハンスメント型のMOSに比べて1/fノイズの値は2割〜5割程度小さい値となる。一般にMOSトランジスタの1/fノイズはゲート電極面積に反比例するため、増幅用MOSトランジスタが小さい程、画質のノイズ成分に占める増幅用MOSトランジスタの内訳が大きくなり、本実施の形態の効果はより顕著になる。
【0013】
4はフォトダイオードの信号をフロ−ティング容量3に転送するための転送スイッチである転送用MOSトランジスタ、5はフロ−ティング容量3にリセット電位を供給するためのリセットスイッチであるリセット用MOSトランジスタである。本実施の形態では、1〜5により1画素を構成している。そして、実際は、この画素が2次元状に配列されている。
【0014】
6は増幅用MOSトランジスタの第1の主電極領域であるソ−ス電極領域から信号が出力される垂直出力線、7は増幅用MOSトランジスタの第2の主電極領域であるドレイン電極領域の電源電圧を供給するアンプ電源配線、8は定電流源である。
【0015】
リセット配線9には、増幅用MOSトランジスタ2を動作可能にする第1の電位と、その第1の電位よりも低い第2の電位とを選択的に供給する電圧供給手段である電圧供給回路(不図示)が接続されている。
【0016】
そして、例えば、第1行の画素から信号を読み出す場合には、第1行の画素にそれぞれに含まれる増幅用MOSトランジスタ2の入力部であるフロ−ティング容量3に第1の電位を供給し、それ以外の画素に各々含まれる画素に第2の電位を供給を供給するようにする。
【0017】
以上のように、本実施の形態では、信号の読み出しを行うための画素を選択するための選択用のMOSトランジスタを別箇設けないような画素サイズの縮小化を目的とした構成において、増幅用MOSトランジスタをディプレッション型にしたことにより、画素サイズの縮小化と1/fノイズの低減とを両立できるという顕著な効果を有する。
【0018】
(実施の形態2)
図2に、信号出力線とリセット電源を共通化した場合の画素構成を示す。
【0019】
11は光を電気信号に変換する光電変換部であるフォトダイオード、12はフォトダイオードからの信号が転送されるフロ−ティング容量、13はフロ−ティング容量にゲ−ト電極領域が接続されたフォトダイオードからの信号を増幅して出力する増幅用MOSトランジスタ、14はフォトダイオードの信号を増幅用MOSトランジスタへ転送する転送用MOSトランジスタ、15はフロ−ティング容量にリセット電位を供給するリセット用MOSトランジスタであり、垂直出力線(信号出力線)16に接続されている。17は増幅用MOSトランジスタのドレイン電極領域に電源電圧を供給するアンプ電源配線、18は定電流源である。
【0020】
次に、図2の構成の駆動方法について説明する。
【0021】
フォトダイオードでの光電荷の蓄積開始前のリセット動作は、信号出力線をHighの電位に固定後、リセット用MOSトランジスタをON、転送用MOSトランジスタをONし、フォトダイオード内の電荷を排出する。次に転送用MOSトランジスタをOffして電荷の蓄積を開始する。電荷蓄積後、各画素からの信号の読み出しは、まず信号出力線にHighの電位を与え、リセット用MOSトランジスタを介して全ての画素のフローティング容量にLowの電位を書き込む。次に、選択行のリセットMOSトランジスタのみONした状態で、信号出力線にHighの電位を与え、選択行のフローティング容量の電位は増幅用MOSトランジスタが動作可能な範囲の電位に設定する。この状態においては、非選択行のソースフォロワのゲートにはLowの電位が保持されているため、増幅用MOSトランジスタはOFFしており、増幅用MOSトランジスタは動作しない。次に、信号出力線の電位を固定しているスイッチを閉じ、定電流源を動作させることにより、信号線は選択行のN出力(ノイズ信号)に対応した電位となる。さらに、選択行の転送ゲートをONすることでフローティング容量にフォトダイオード内の電荷を転送することで、信号出力線の電位は選択行のS出力(光信号とノイズ信号とを含む信号)に対応した電位になる。図示していないが、S信号とN信号の差分をとることで、光量に応じた出力を得ることができる。
【0022】
しかしながら、上記でも述べたように、画素サイズの縮小にともない、増幅用MOSトランジスタのサイズを縮小した場合、新たに別の課題も発生する。MOSトランジスタの1/fノイズは、ゲート電極面積(WxL)に反比例するため、微細化にともない1/fノイズの画質に与える影響は大きくなる。PMOSトランジスタに比べ、NMOSの1/fノイズはノイズパワーで2桁ほど大きいことが実験により解っており、この問題は画素部をNMOSトランジスタで構成した場合について特に重大である。NMOSトランジスタの1/fノイズの対策としてMOSトランジスタをデプレッション型とすることが有効であることが確認されており、増幅用MOSトランジスタをデプレッション型で構成することで画質を改善することが可能である。
【0023】
しかしながら、上述したトランジスタ数の削減および配線の共通化をした場合、以下のような課題が発生する。
【0024】
すなわち、全ての画素のフローティング容量にLowの電位を書き込む動作時(タイミング3)において、ソースフォロワMOSのソースとゲートには信号出力線から同じ電位が与えられている事になるが、増幅用MOSトランジスタがデプレッション型であるために、このMOSトランジスタはON状態となっている。つまり、各信号出力線は、それと接続された全ての画素の増幅用MOSトランジスタを介してアンプ電源配線に接続されている状態となる。これにより信号出力線は画素領域外のスイッチを介して与えられる低い電位とアンプ電源配線の電位との引っ張り合いとなり、所望の電位に下げる事ができなくなる。
【0025】
この解決策として、本実施の形態では全ての画素の増幅用MOSトランジスタのフローティング容量にLowの電位を書き込む動作時において、アンプ電源配線にも同時に信号出力線に与える電位と同じ低い電位を印加する。このことにより、増幅用MOSトランジスタがOFFしていない状態においてもフローティング容量に所望の電位を書き込むことが可能となる。
【0026】
以下に具体的に説明する。
【0027】
図3において、各画素は、光電変換部であるフォトダイオード101、フォトダイオードの信号を転送する転送スイッチである転送用MOSトランジスタ102、フローティング容量103、フローティング容量の電位をリセットするためのリセットスイッチであるリセット用MOSトランジスタ104、フロ−ティング容量にゲ−ト電極領域が接続されたフォトダイオードからの信号を増幅して出力する電界効果トランジスタの一つである増幅用MOSトランジスタより構成されている。実際には、画素は、二次元に配列して形成されており、増幅用MOSトランジスタ105の第1の主電極領域であるソ−スは信号出力線106に接続されている。また、増幅用MOSトランジスタ105の第2の主電極領域であるドレインはアンプ電源配線107に接続されている。ここで、増幅用MOSトランジスタ105はデプレッション型であって、エンハンスメントタイプのMOSに比べて1/fノイズの値は2割〜5割程度小さい値となる。一般にMOSトランジスタの1/fノイズはゲート電極面積に反比例するため、増幅用MOSトランジスタが小さい程、画質のノイズ成分に占める増幅用MOSトランジスタの内訳が大きくなり、本実施の形態の効果はより顕著になる。この実施の形態では信号出力線106と定電流源108はMOSトランジスタ109により切り離すことができる。信号出力線106の電位はMOSトランジスタ110、111を介して第1の電位であるHigh電位が供給されるVH112、第2の電位であるLow電位が供給されるVL113に接続されており、アンプ電源配線107はMOS114を介してアンプ電源115に接続されている。また、アンプ電源配線107はMOS116を介して信号出力線106と接続されている。信号出力線の電位は出力117から次の回路に出力される。
【0028】
上記に説明したように電源供給手段であるMOSトランジスタ110、111、114、116により、信号出力線106と前記増幅用トランジスタのドレインとに、第1の電位と前記第1の電位と異なる第2の電位を選択的に供給することが可能となる。
【0029】
本実施の形態の駆動方法を図4を用いて説明する。201はアンプ電源配線107の電位を示し、202はリセット用MOSトランジスタ104のゲート電位、203は転送用MOSトランジスタ102のゲート電位、204は信号出力線106の電位、205はソースフォロワ回路(増幅用MOSトランジスタ105と定電流源108)の定電流源の接続をON、OFFするMOS109のゲート電位を示している。まず、タイミングT1において、信号出力線204はVH112の電位に固定される。この動作はMOS110をONすることで可能である。これによりフローティング容量103の電位はVH112にリセットされる。同時に、転送用MOSトランジスタ102のゲートをONすることで、フォトダイオード101内をリセットし、完全空乏化した状態にすることができる。転送用MOSトランジスタ102をOFFした瞬間(タイミングT2)から、フォトダイオード101内の光電荷の蓄積が開始される。蓄積の終了はメカニカルシャッター等で、センサへの光を遮光して終了することが可能である。電荷の読み出しは、まず、全ての行のフローティング容量103をVLにリセットすることから始める。タイミングT3において信号出力線106の電位をMOS111をONし、MOSトランジスタ110をOFFすることでVL電位113に固定する。同時に、リセット用MOSトランジスタ104のゲートをONすることで全ての行のフローティング容量103はVLにリセットされる。このとき、先に述べたように、アンプ電源配線107の電位201をVLと同電位にすることが必要である。このため本実施の形態ではMOSトランジスタ114をOFFし、MOSトランジスタ116をONすることで実現することが可能である。
【0030】
次に、行毎の読み出しを開始するが、タイミングT4に、MOSトランジスタ111をOFFしMOSトランジスタ110をONすることで信号出力線106の電位をVH電位112に固定し、タイミングT5において、読み出しを行う行のみ、リセット用MOSトランジスタ104のゲート電位202をON状態にし、読み出しを行う行のフローティング容量103をVHにリセットする。つぎにリセット用MOSトランジスタ104をOFFしてからタイミングT6に、MOSトランジスタ110、MOSトランジスタ111をOFFし、MOSトランジスタ109をONすることにより定電流源108を動作させ、信号出力線106をソースフォロワ出力となるようにする。タイミングT6とT7の間に出力117の電位をN出力として取り込む。次に選択された行のみ転送用MOSトランジスタ102をONすることでフォトダイオード101内の電荷をフローティング容量103に転送し、出力117の電位をS出力として取り込む。図示していないが、出力117を受け取った回路において、S−Nの処理を行うことにより、ノイズを取り除いた撮像が可能となる。選択行の読み出し終了後、再び選択行のみ(もしくは全画素において行っても構わないが)、再びフローティング容量部をVLにリセットする。この際にも信号出力線106の電位とアンプ電源配線107の電位は同一電位にしておく必要がある。方法はタイミングT3で行ったのと同じやり方で実現可能である。順次次の行の読み出しはタイミングT3〜T9を選択行を変えて繰り返すことで全画面の読み出しを行うことが可能である。
【0031】
なお、本実施の形態では画素は3つのMOSトランジスタで構成されている例について説明したが、リセット等の手段についてMOSタイプ以外の素子、例えば接合型FETなどを用いて画素を形成した場合にも同様の効果を得ることができる。
【0032】
(実施の形態3)
実施の形態2では、フォトダイオードでの光電荷の蓄積前に同時に全画素をリセットする場合の駆動について説明した。本発明は全画素リセットを行わない駆動の場合にも有効である。
【0033】
実施の形態3の駆動方法を図5で説明する。301〜305は図4の201〜205と同じ部位の電位を示している。実施の形態2と異なる点は、全画素のリセットを行わない点である。T4〜T9の駆動は選択された1行分の読み出し動作を示しているが、読み出し時にフォトダイオード内の全ての電荷が転送されるため、読み出し後はフォトダイオードはリセットされた状態となっている。この駆動を行毎に繰り返し、1画面分スキャンすることで全画素をリセットできる。本来の画像の読み出しは、もう一度、行毎に読み出しを行うことで実現可能である。この駆動は所謂ローリングシャッターモードの撮影であり、蓄積開始はタイミングT10にあたる。この場合、行毎に蓄積時間は同じであるが、撮像する時刻が垂直走査の時間に伴って画面上下で異なるというデメリットがあるが、メカニカルシャッターが必要ないという大きなメリットを得る事ができる。
【0034】
以上、実施の形態1〜3によれば、特別に選択スイッチ(読み出す画素を選択するためのもの)を設けず、かつ、出力信号線とアンプ電源を共通化して画素サイズの縮小を行った場合にも、増幅用MOSトランジスタにデプレッション型を使用することが可能となり、小型もしくは高精細で、SN比の良好な固体撮像素子を低コストで提供することが可能となる。
【0035】
(実施の形態4)
図6に基づいて、上記で説明した実施形態1〜3で説明した固体撮像素子を用いた撮像措置について説明する。
【0036】
図6において、51はレンズのプロテクトとメインスイッチを兼ねるバリア、52は被写体の光学像を固体撮像素子54に結像させるレンズ、53はレンズ52を通った光量を可変するための絞り、54はレンズ52で結像された被写体を画像信号として取り込むための固体撮像素子、55は、固体撮像素子54から出力される画像信号を増幅するゲイン可変アンプ部及びゲイン値を補正するためのゲイン補正回路部等を含む撮像信号処理回路、56は固体撮像素子54より出力される画像信号のアナログーディジタル変換を行うA/D変換器、57はA/D変換器56より出力された画像データに各種の補正を行ったりデータを圧縮する信号処理部、58は固体撮像素子54、撮像信号処理回路55、A/D変換器56、信号処理部57に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部、59は各種演算と撮像装置全体を制御する全体制御・演算部、60は画像データを一時的に記憶する為のメモリ部、61は記録媒体に記録または読み出しを行うためのインターフェース部、62は画像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体、63は外部コンピュータ等と通信する為のインターフェース部である。
【0037】
次に、前述の構成における撮影時の撮像装置の動作について説明する。
【0038】
バリア51がオープンされるとメイン電源がオンされ、次にコントロール系の電源がオンし、更にA/D変換器56などの撮像系回路の電源がオンされる。
【0039】
それから、露光量を制御する為に、全体制御・演算部59は絞り53を開放にし、固体撮像素子54から出力された信号はA/D変換器56で変換された後、信号処理部57に入力される。
【0040】
そのデータを基に露出の演算を全体制御・演算部59で行う。
【0041】
この測光を行った結果により明るさを判断し、その結果に応じて全体制御・演算部59は絞りを制御する。
【0042】
次に、固体撮像素子54から出力された信号をもとに、高周波成分を取り出し被写体までの距離の演算を全体制御・演算部59で行う。その後、レンズを駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断した時は、再びレンズを駆動し測距を行う。
【0043】
そして、合焦が確認された後に本露光が始まる。
【0044】
露光が終了すると、固体撮像素子54から出力された画像信号はA/D変換器56でA/D変換され、信号処理部57を通り全体制御・演算部59によりメモリ部に書き込まれる。
【0045】
その後、メモリ部60に蓄積されたデータは、全体制御・演算部59の制御により記録媒体制御I/F部を通り半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体62に記録される。
【0046】
また、外部I/F部63を通り直接コンピュータ等に入力して画像の加工を行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、画素サイズの縮小化とSN比の改善とを両立することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を説明するための図である。
【図2】実施の形態2を説明するための図である。
【図3】実施の形態2を説明するための図である。
【図4】実施の形態2を説明するための図である。
【図5】実施の形態3を説明するための図である。
【図6】実施の形態4を説明するための図である。
【符号の説明】
1 フォトダイオード
2 フロ−ティング容量
3 増幅用MOSトランジスタ
4 転送用MOSトランジスタ
5 リセット用MOSトランジスタ
6 垂直出力線
7 アンプ電源配線
Claims (3)
- 各々が、光電変換部と、前記光電変換部の信号を増幅して出力する電界効果トランジスタと、前記光電変換部からの信号を前記増幅部に転送する転送スイッチと、前記電界効果トランジスタの入力部をリセットするリセットスイッチとを含む複数の画素と、
前記複数の画素からの信号が出力される出力線と、
前記複数の画素に各々含まれる前記電界効果トランジスタの入力部に第1の電位と前記第1の電位と異なる第2の電位を選択的に供給する電位供給手段とを有し、
前記電界効果トランジスタは、ディプレッション型であることを特徴とする撮像装置。 - 各々が、光電変換部と、前記光電変換部の信号を増幅して出力する電界効果トランジスタと、前記光電変換部からの信号を前記増幅部に転送する転送スイッチと、前記電界効果トランジスタの入力部をリセットするリセットスイッチとを含む複数の画素と、
前記複数の画素からの信号が出力される出力線と、
前記電界効果トランジスタの第1の主電極領域は、電源線に接続され、前記電界効果トランジスタの第2の主電極領域は、前記出力線に接続される配置で、前記出力線と前記電源線との間は、一つの前記電界効果トランジスタが配置され、
前記電界効果トランジスタは、ディプレッション型であることを特徴とする撮像装置。 - 各々が、光電変換部と、前記光電変換部の信号を増幅して第1の主電極領域より出力する電界効果トランジスタと、前記光電変換部からの信号を前記増幅部に転送する転送スイッチと、前記電界効果トランジスタの入力部をリセットするリセットスイッチとを含む複数の画素と、
前記複数の画素からの信号が出力される出力線と、
前記出力線と前記電界効果トランジスタの第2の主電極領域とに、第1の電位と前記第1の電位と異なる第2の電位を選択的に供給する電位供給手段とを有し、
前記リセットスイッチは、前記出力線と前記増幅部の入力部とを接続するように配置されるとともに、前記電界効果トランジスタは、ディプレッション型であることを特徴とする撮像装置。
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