JP2004272692A - 授業アンケート方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】アンケートフォームの記述言語を習得する必要を無くし、簡易にアンケートフォームを作成でき、アンケート結果の利用において、利用者が教員か学生かに応じてアンケート結果の提示内容あるいは提示の形態を変更し、教員から学生への回答あるいは情報の伝達を可能とするアンケートシステムを提供するものである。
【解決手段】サーバに各教員と教員の担当する講義の対応、各学生と学生の履修する講義の対応を保持するデータベース、講義対応にその講義に関して実施されるアンケートのフォーム情報と、アンケート結果を保持するデータベースを設ける。そのアンケートのフォームを教員が変更可能とし、また学生の回答に対してコメントすることを可能としている。また、学生および教員は講義を指定してのアンケート結果の閲覧を要求することが可能としている。この構成により、教員は講義内容に対応した有効なアンケート結果を得ることが可能となり、さらに、学生の意見、質問への回答が可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】サーバに各教員と教員の担当する講義の対応、各学生と学生の履修する講義の対応を保持するデータベース、講義対応にその講義に関して実施されるアンケートのフォーム情報と、アンケート結果を保持するデータベースを設ける。そのアンケートのフォームを教員が変更可能とし、また学生の回答に対してコメントすることを可能としている。また、学生および教員は講義を指定してのアンケート結果の閲覧を要求することが可能としている。この構成により、教員は講義内容に対応した有効なアンケート結果を得ることが可能となり、さらに、学生の意見、質問への回答が可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大学等において講義内容に関する学生の意識を調査し、その調査結果を分析表示するアンケートシステム及びアンケートの方法に関するものであり、特に、HTTP等を用いるネットワークを利用した電子的なアンケートシステム及びアンケート方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータネットワークの利用により、意識調査のためのアンケートは電子化され、効率的な配布・回収が可能になっている。電子化されたアンケートシステムでは、アンケート配布はネットワーク上の電子メールあるいはHTTPによりブラウザなどを利用して自動配布され、また、アンケート結果も、データベース等の記憶装置に自動的に格納される。アンケートシステムの従来例として、例えば、以下の文献に記載のものが提案されている。
特開平4−288664号公報、
特開平8−272773号公報、
特開平11−282828号公報、
特開2001−184273号公報、
特開2001−265903号公報、
特開2002−251499号公報
【0003】
上記特開平4−288664号公報には、アンケート用紙を電子的に作成すること、及び作成した電子的アンケート用紙をネットワーク経由で配布すること、及びアンケートの各回答に属性やIDコードを付加することにより集計を容易することに特徴がある電子式アンケート処理装置について開示されている。
【0004】
上記特開平8−272773号公報には、アンケート結果を、選択形式である場合は選択回数を集計して、また、自由入力形式である場合は記述欄の文書を合成して、その集計結果を運用者に提示することに特徴があるアンケート収集分析システムについて開示されている。
【0005】
特開2001−265903号公報には、アンケート実施者によるアンケート回答期限の管理を容易とする技術を開示している。
【0006】
特開2001−184273号公報には、アンケート実施においてアンケート用紙作成から重要なアンケート結果の通知まで全工程を自動化し、簡易にアンケートを実施できるアンケートシステム及びアンケート作業自動化方法を開示している。
【0007】
また、特開平11−282828号公報、特開2002−251499公報には、アンケートのフォームに関するデータベースを作成しておくことにより、時間とコストをかけずに自動的に適正なアンケートフォームを作成できるアンケートフォームの作成装置について開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大学等では複数の講義を担当する多くの教員と複数の講義を履修する多くの学生が存在するため、上述した従来例に示されるシステムでは、個別の講義に対する学生の意識調査においては次のような問題点があった。
【0009】
第1の問題点は、アンケート用紙(HTTPであればWWWページ)の作成が自動化されていないか、自動化されていたとしても作成可能なアンケートのフォームは限られており状況に応じたアンケートを実施することが困難であった。
【0010】
アンケートのフォームは講義によって多様なものとなり、加えて、アンケート用紙に含まれる質問や回答は最終決定されるまで頻繁に変更される場合が多い。そのためアンケートフォームの作成者は講義の実施者である教員が行うこととなる。そのため、作成者はHTML等のアンケート用紙記述言語を習得する必要があり、アンケートのフォームの作成および変更に多大な労力と時間を必要としていた。
【0011】
第2の問題点は、アンケート結果を参照する際に、アンケート参照者にとって大きな手間となる自由入力回答(文章による回答)の参照に対する支援が行われていないことである。例えば、選択形式の回答については選択回数を集計し、グラフ等のわかりやすい形で表示するが、自由入力形式の回答については、単純に全ての回答をアンケート参照者に提示するにすぎないものが多く利用が制限されていた。
【0012】
第3の問題点は、通常のアンケートでは回答者がアンケートの記入を終了し、アンケート元へ発信すると回答の修正が不可能なことである。長期に渡って実施される講義では、講義の進行に伴い、その講義に対する学生の意識も変化する。そのため従来のアンケートの方法は講義に対する学生の意識調査には不向きであった。また、講義に対するアンケートは長期にわたる意識調査の他、一時限の講義に対して行われる短期のアンケートも必要であり、複数の態様でのアンケートが必要となる。
【0013】
第4の問題点は、通常のアンケートでは回答者がアンケート結果を利用することは不可能であり、また回答内容に対するフィードバックもなされないことである。講義に対する学生の意識調査では、意識調査の結果は学生が次年度の履修講義を決定するための資料として利用することを目的の一つとしている。また、短期間のアンケートでは、そのアンケートで寄せられた履修者の質問に対して講義者の回答が必要となる。そのため、従来のアンケートシステムは大学等での意識調査には不向きなものであった。
【0014】
【本発明の目的】
本発明の第1の目的は、アンケートフォームの作成を簡易化することにより、効率的なアンケートの実施を可能とし、HTML等のアンケートフォームの記述言語を習得する必要を無くし、簡易にアンケートフォームを作成できるシステムを提供するものである。
【0015】
本発明の他の目的は、アンケート結果の利用において、利用者が教員か学生かに応じてアンケート結果の提示内容あるいは提示の形態を変更し、教員から学生への回答あるいは情報の伝達を可能とするアンケートシステムを提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明が適用されたネットワークアンケートシステムの一例を示す概念構成図である。ネットワークシステム1は、サーバ(1)と1つ以上(図1では2つ)のクライアント(2)および(3)から構成されており、これらサーバ(1)、クライアント(2)および(3)はそれぞれ通信ケーブルで接続されている。クライアント(2)は教員が利用しているパーソナルコンピュータ等の端末、クライアント(3)は学生が利用している端末であり、クライアント(2)と同じくパーソナルコンピュータである。サーバ(1)と各クライアントの間は、例えばHTTPに基づいてデータの授受を行う。そのためサーバ1はHTTPサーバとして機能し、各クライアントはWWWブラウザによりデータの表示およびデータの入力を行う。
【0017】
各クライアント端末から、教員あるいは学生が自己のIDコードとパスワードをサーバ(1)に与えることにより認証しログインする。サーバ(1)に対して、教員用クライアントからは講義対応のアンケートフォームの作成修正、アンケート結果の閲覧、アンケートで出された質問等に対する回答入力などが行われる。また学生用クライアントからはアンケートへの回答、アンケート結果の閲覧が行われる。
【0018】
サーバ(1)には、基本データベース(4)、教員データベース(5)、学生データベース(6)、講義データベース(7)、回答データベース(8)があり、クライアント端末と通信し業務を処理するために、ログインモジュール(9)、教員用初期画面作成モジュール(10)、学生用初期画面作成モジュール(11)、アンケートフォーム作成モジュール(12)、アンケートフォーム修正モジュール(13)、教員用閲覧モジュール(14)、回答モジュール(15)、回答修正モジュール(16)、学生用閲覧モジュール(17)、教員用コメント入力モジュール(18)等が存在し、また、期間の管理を行う期間管理モジュール(19)、教員データベースあるいは学生データベースに記憶されているメールアドレスを用いてメールの配信を行うメール管理モジュール(20)がある。
【0019】
基本データベース(4)にはユーザのIDコード、パスワード等のシステム管理情報の他、クライアント端末で表示する画面等を作成するための初期データ等システムの共通データを保存している。アンケートフォームにはアンケートの基本的な部分からなる基本アンケートフォームが用意されているが、更に、基本データベース(4)には、教員が自身の講義形態に則したアンケートフォームを簡便に作成することを助けるため、アンケートフォームの部品となる複数のサンプルフォームが記憶されている。教員はこのサンプルフォームから最適なものを選択し、語句の変更、公開/非公開の指定等を行い上記の基本アンケートフォームに結合することにより、担当している講義用のアンケートフォームを作成する。また、基本データベース(4)には教員用初期画面あるいは学生用初期画面の共通部分である教員用共通初期画面用フォームあるいは学生用共通初期画面用フォームが備えられている。
【0020】
教員データベース(5)には教員の名前(「教員A」、「教員B」・・)と各教員が担当している講義名(「教員A」には「講義A1」、「講義A2」・・)、メールアドレスおよびその他の補助的情報が保存されている。教員データベース(5)の概要が図2に示されている。学生データベース(6)には学生の名前(学生A、学生B・・)と各学生が履修している講義名(学生Aには講義A1、講義B2・・)とメールアドレスおよびその他の補助的情報が保存されている。学生データベース(6)の概要が図3にされている。
【0021】
講義データベース(7)は、先に述べたようにして各講義に対応して各教員が作成したアンケートフォームが記憶されている。講義には基本のアンケートフォームが予め設定されており、教員が講義のアンケートフォームを変更し登録しなかった場合であってもこの基本フォームがアンケートとして学生に提示される。図4に講義データベース(6)内での「講義A1」、「講義A2」、および「講義B2」の状態を示す。例えば、「講義A1」にはこの「講義A1」に付けられている「アンケートA11」のアンケートフォームである「アンケートA11」フォーム、同じく「アンケートA12」フォーム、「アンケートA13」フォームと、各アンケートフォームが連結されており、他に履修学生名簿等「講義A1」に関する情報が結合されている。
【0022】
回答データベース(8)には学生が入力した回答が学生対応に記憶されておいる。また、教員が学生からの質問等に対して入力したコメントも記憶されている。図8は回答データベース(8)の概要を示すものである。学生名あるいは教員名をキーとして履修講義あるいは担当講義が連結され、それら講義には各アンケートの回答あるいはコメントが結合されている。図5(A)は回答データベースに、「学生A」が履修している「講義A1」に付けられている「アンケートA13」に対して行った回答と、「講義B2」に付けられている「アンケートB21」に対しての回答が蓄積されており、また「教員A」の担当講義である「講義A1」に付けられている「アンケートA12」、「アンケートA13」、および「講義A2」に付けられている「アンケートA21」に対する「教員A」のコメントが蓄積されている状況を示している。また、図5(B)は学生がアンケートA12に回答し、その回答を登録した後の回答データベース(8)の状態を表している。
【0023】
図6はサーバー(1)と教員クライアント(2)の間で実施される処理フローの概要を示すものである。ユーザはクライアント端末のWWWブラウザで表示されるログイン画面から、利用者のIDコードとパスワードを入力しサーバ(1)に送信する。S6−1でサーバ(1)は基本データベース(4)を参照し、送られてきたIDコードとパスワードから、ユーザが正当なユーザか否かを判断し、正当なユーザと判断されるとS6−2でログインしたユーザが教員か学生かを判別する。教員と判断されるとS6−4に進み、教員用初期画面作成モジュール(10)が起動され、その教員が担当している講義の一覧と各講義に対応するアンケート等で構成されるメニュー画面(教員用初期画面)を作成し、クライアント端末に送り表示する(図8、図9)。S6−5でクライアント端末の教師は表示画面から、新規アンケートの作成、アンケートの選択、履修者へのメール一斉送信、講義URL登録の機能の一つを、マウスで該当ボタン(マーク)をクリックする等で選択する。選択結果はサーバ(1)へ送られ要求に対応した処理フローが実行される。
【0024】
S6−5で教員が新規アンケートの作成を選択すると、サーバ(1)の処理はS6−7に進み、アンケートフォーム作成モジュール(12)を起動する。これにより新規にアンケートを作成するためのフォームを作成しクライアントに送る(図10)。S6−8及びS6−9でクライアント端末(2)にサーバ(1)から送られて来たフォームが表示され、ユーザである教員が表示されたフォームを利用し、教員が講義に則して修正追加した選択設問と自由記入設問を設定する。S6−10で教員が作成したアンケートのフォームはサーバ(1)に送られ講義データベース(7)に保存される(図11−図13)。
【0025】
S6−5で教員がアンケートを選択すると、サーバ(1)の処理はS6−6に進み、選択されたアンケートが回答期間前でありアンケートフォームの修正が可能か否かを判断し、回答期間前の時はS6−11に進み、起動されたアンケートフォーム修正モジュール(13)がアンケートを修正するためのフォームを作成しクライアントに送る(図14)。アンケート修正フォームが送られてきたクライアントでは前述した新規アンケートの作成と同じ処理が行われる。
【0026】
S6−6の判断で、そのアンケートが実施中であるか、あるいは実施が終了しているかを判断する。この状態のアンケートはアンケートフォームの修正は不可能であるが、教員はそのアンケートの回答を閲覧することが可能である。そのためS6−12に進み、教員用閲覧モジュール(14)によりアンケート結果を表示する(図15、図16)。教員はアンケート結果に対してコメントを付けることが可能である。そのため次のステップS6−13でその時点がコメント可能な期間か否かを判断し、コメント可能な期間であれはS6−14に進み、教員用コメント入力モジュール(18)がコメント入力フォームを作成しクライアント(2)に送る。S6−15で教員によるコメントの入力が終了するとサーバ(1)に送られS6−16で回答データベース(8)に保存する(図17)。
【0027】
S6−5で教員がメールの一斉送付を選択すると、サーバ(1)の処理はS6−17に進み、メール管理モジュール(20)が起動され、クライアントにメール文を入力するためのメール送信フォームを送る。S6−18で教員は表示されたフォームを利用してメール文を入力する。サーバ(1)は講義データベース(7)の講義対応に保存されている履修者名簿をもとに履修学生全員に上記メールを一斉送付する。また、S6−5で教員が授業URLの登録を選択すると、S6−20、S6−21、S6−22のフローで授業URLの登録が行われる。
【0028】
図7はサーバー(1)と学生クライアント(3)の間で実施される処理フローの概要を示すものである。図6のS6−2でユーザが学生と判断されると図7のS6−23へ進み、学生用初期画面作成モジュール(11)が起動され、その学生が履修している講義の一覧と各講義に対応するアンケートからなるメニュー画面(学生用初期画面)を作成し、クライアント端末に送り表示する(図18、図19)。S6−24でクライアント端末の学生は表示画面から、アンケートか他のメニューを選択する。選択結果はサーバ(1)へ送られ要求に対応した処理フローが実行される。
【0029】
学生がメニュー画面で表示されている複数のアンケートから一つのアンケートを選択すると、そのアンケート名がサーバ(1)に送られ、S6−25でそのアンケートが回答期間中か、回答期間は終了しているかを判断する。回答期間が終了しているとS6−29へ進み、学生用閲覧モジュール(17)が起動されアンケート結果を表示する(図20)。
【0030】
選択されたアンケートが回答期間中の時はS6−26へ進み、ログインした学生がそのアンケートに対して回答済みか否かを判断する。回答済みの場合はS6−27へ進み、回答修正モジュール(16)が回答済みのアンケートを修正するためのフォームを作成しクライアント(3)へ転送し、クライアントである学生はS6−30で修正を行いサーバ(1)に返送する。サーバ(1)はS6−31で回答データベース(8)の更新を行う(図21)。学生が選択したアンケートが未回答の時は、S6−28へ進み、回答モジュール(15)がアンケートに対する新規回答用のフォームを作成しクライアント(3)へ転送し、学生は回答を記入する(図22)。S6−24で授業シラバスが選択されるとS6−32に進みその授業に対する情報が表示される。
【0031】
図6および図7に示される処理フローの詳細を、以下に説明する。
【0032】
図6のステップS6−4で、教員用初期画面作成モジュール(10)により作成される教員用初期画面の一例を図8に示す。この初期画面には簡単な説明文(70)と共に、教員名(71)、担当している講義名(72)、それら講義に対するアンケート名および実施期日(73)と新規アンケートフォームの作成用ボタン(74)、表示されているアンケートのフォームが修正可能であることを示す編集マーク(77)およびアンケート結果の閲覧が可能であることを示す閲覧マーク(78)が表示される。その他、履修者の名簿を表示させるためのマーク(75)、メール送配のためのマーク(76)、授業URL登録のためのマーク等が付されている。同図は「教員A」が「講義A1」と「講義A2」を担当しており、講義A1」には「アンケートA11」(実施期間は2003年3月1日−2003年3月20日、アンケートはまだ実施されておらず編集可能)、「アンケートA12」(実施期間は2003年1月10日−2003年2月20日、アンケートは実施中であり閲覧可能)および「アンケートA13」(実施期間は2002年11月10日−2003年2月20日、アンケートは実施中であり閲覧可能)が付けられており、「講義A2」には「アンケートA11」(実施期間は2002年11月10日−2002年12月20日、アンケートは終了しており閲覧可能)が付けられていることを示している。
【0033】
図9は、図6のステップS6−4において教員用初期画面(図8)を作成するフローチャートの詳細を示すものである。S8−1で教員用共通初期画面用フォームを基本データベース(4)から取得する。S8−2で教員データベース(5)をアクセスし、教員の氏名等その教員に関する必要データを取得し共通初期画面フォームの所定箇所に挿入し、図8の教員名「教員A」(71)を表示するデータを形成する。共通初期画面フォームには、簡単な説明文や新たなアンケートフォームを作成するアンケートフォーム作成モジュール(12)を実行するための作成用マーク(74)、その講義の履修者名簿を取得するためのマーク(75)、メール発信用のマーク(76)等の共通データが埋め込まれたHTML等の画面記述言語で記述されたものである。S8−3で教員データベース(5)から担当している講義の情報を一つ(例えば「講義A1」)取り出し、S8−4で共通初期画面データの講義名表示箇所(72)に挿入する。S8−5で講義データベース(7)からその講義(この例では「講義A1」)につけられているアンケート情報を一つ(例えば「アンケートA11」)取り出し、その情報からアンケートの実施日およびアンケートの名称を抽出し、次にS8−6で抽出されたデータを共通初期画面フォームの所定箇所に挿入する。S8−7でそのアンケートが未実施か否かが判定し、未実施であればS8−8に進み記憶されているアンケートが修正可能であることを示す修正マーク(77)を挿入しS8−9へ進む。S8−7の判定でそのアンケートが実施中あるいは、実施済みと判定されるとS8−10へ進み、そのアンケートの結果が閲覧可能であるとこを示す閲覧マーク(78)を挿入しS8−9へ進む。S8−9でその講義に次のアンケート情報が有るか否かを判定し、存在する時はS8−5に戻り次のアンケート情報を処理する。S8−9の判定で次のアンケート情報が存在しない時はS8−11へ進み、次の講義情報が有るか否かを判定する。次の講義情報が存在する時はS8−3に戻り次の講義情報を処理する。S8−11で次の講義情報は無いと判断されると、S8−12で作成された画面データをクライアント端末に転送して終了する。
【0034】
図6のステップS6−5でクライアントの教員がアンケートの新規作成を指示すると、サーバ(1)はS6−7へ進む。起動されたアンケート作成モジュール(12)は教師が新たなアンケートを作成するための援助となる新規アンケート作成フォームを作成し、クライアントに送る。その処理フローを図10に示す。
【0035】
アンケート作成モジュール(12)は、S9−1で新規アンケート作成フォームを基本データベース(4)から取得し、S9−2で呼び出し元から教員名(91)、作成マークがクリックされた講義名(92)等の基礎データを取得し、それらをS9−3で先の新規アンケート作成フォームの所定箇所に埋め込む。次に、S9−4でアンケートの名称および実施期日を入力するサブ画面を付加する等してクライアント端末に表示する。
【0036】
新規アンケート作成フォームを転送されたクライアント端末では、S6−8で、教師が順次、選択形式の設問と自由入力形式の設問のサンプルを参照しつつフォームに付加する。その詳細を図11に示す。S10−1で教員がアンケート名と期日情報の入力を行う。S10−2で設問のサンプルが表示される。サンプルの一つが選択されるとS10−3の修正ステップに進み、選択項目の追加削除、選択文の変更等を行う。設問は公開/非公開の指定が可能であり、この設問の公開/非公開を指定する。ここでは既に埋め込まれている設問の削除も行う。修正の終了指示により、S10−4で作成させた設問のデータは先の新規アンケート作成フォームに埋め込まれ、S10−5で続行か終了か指示をうけ、続行の時はS10−2に戻り次の設問の設定を行う。S10−5で終了が指示されるとS10−16の検証ステップに進む。検証ステップで作成されたアンケートフォームが正しいか否かを検査する。誤りが発見されるとS10−7でその旨表示し、S13−2に戻り最初から再実行される。S10−6で正しいと判定されると、その結果はサーバ(1)に戻され、図6のS6−9でそのアンケートフォームは講義データベース(7)の対応する講義名のレコードに追加される。例えば、「教員A」が「講義A2」に新たなアンケートを、アンケート名を「アンケートA22」として作成すると、図6の「講義A2」−「アンケートA21」フォームの次に「アンケートA22」フォームが連結される。
図12に選択形式の設問を図13に自由入力形式の設問の一例を示す。選択形式は設問に対して複数の回答が用意されており、学生がそれらから一つ(択一型)あるいは複数(複数選択型)を選ぶ形式であり、自由入力形式は文の入力欄が設けられており、設問に対して学生がその入力欄にアンケート文を記入して答える形式である。
【0037】
図6のステップS6−5でクライアントの教員がアンケートの一つを選択すると、サーバ(1)はS6−6で選択されたアンケートが回答期間前か否かを判断する。期間前の時は、そのアンケートのフォームは修正可能であるため、S6−11に進み、アンケートフォーム修正モジュール(13)がアンケート修正フォームを作成しクライアントに転送する。クライアントでは新規アンケート作成フォームと同じ処理フローが実行される。S6−11でのアンケート修正フォーム作成処理の詳細を図14に示す。
図14のS13−1で、教員が指定したアンケート名とその講義名が取得され、S13−2で取得された講義名とアンケート名により講義データベース(7)を検索し、該当するアンケートフォームを読み出す。S13−3でそのアンケートフォームにフォーム修正のプログラム機能を付加しクライアントに転送する。クライアントではアンケートの新規作成と同様、図6のS6−8以下の処理を行う。
【0038】
図6のS6−6で選択されたアンケートが回答期間中あるいは回答期間終了と判断されると、S6−12に進みアンケートの内容を表示する。この時実行される教員用閲覧モジュール(14)の処理フローが図15に示されている。
【0039】
教員用閲覧モジュール(14)が実行されると、S14−1で教員用閲覧フォームデータが基本データベース(4)から取得され、S14−2で呼び出し元の教員用初期画面(図8)のデータから講義名(72)とアンケート名(79)が取得される。S14−3で取得された講義名とアンケート名により講義データベース(7)を検索し、保存されているアンケートフォーム(即ち、「アンケートA12」フォーム)を読み出し、S14−4で読み出されたアンケートフォームを解析し、選択質問および自由入力質問を抽出する。S14−5で講義名とアンケート名を検索キーとして回答データベース(8)を検索し、履修学生とは関係なく該当する回答レコードを取得する。S14−6で回答レコードを解析し、その結果に従い、S14−7で選択質問の対応項目を+1し、S14−8で自由入力質問に学生が入力したアンケート文を結合する。S14−9で検索は終了したか否かを判断し、終了していない時はS14−5に戻り次のレコードを検索する。S14−9で検索が終了していた場合にはS14−10へ進み、回答データベースから当該アンケートに付された教員のコメントを検索する。次にS14−11で選択質問の集計結果を表形式あるいは棒グラフ等のグラフ形式に変換する。S14−12で教員コメントから選択質問に対するコメントを抽出し付加し、S14−13で教員用閲覧フォームデータに挿入する。S14−14で教員コメントから入力質問に対するコメントを抽出し、S14−15でステップS14−8において自由入力質問に結合された学生のアンケート文と結合され一覧形式に変換する。S14−16で、教員用閲覧フォームデータの所定箇所に挿入し教員用閲覧フォームデータを完成し、S14−17で要求端末に送信し表示する。図16に閲覧画面の一例が示されている。
【0040】
図16の閲覧画面には、設問1(151)の結果が棒グラフの形式で示され(152)、教員のコメント(153)が付されている。自由入力形式の設問2(154)では、各アンケート文(155)と教員のコメント(156)が一覧形式で表示されている。アンケート文には学生名は表示されず、学生が自由で率直な意見を出せるよう配慮されている。閲覧画面の表示において、そのアンケートに対してコメントの入力が可能か否かが判断され、可能であればその旨が図16の157として表示される。教師がコメントの入力を指示すると図6のステップS6−14ないしS6−16で示される教員用コメント入力モジュール(18)が実行される。その詳細を図17に示す。
【0041】
サーバ(1)の教員用コメント入力モジュール(18)は、図17のS16−1で教員用コメント入力フォームデータを基本データベースから取得する。次に、S16−2で呼び出し元の教員用初期画面のデータから講義名とアンケート名を取得し、教員用コメント入力フォームデータに講義名、アンケート名等のデータを所定の場所に挿入する。S16−3で回答データベース(8)にコメントレコードが存在するか否かを検査し、存在した時はS16−4に進み教員用コメント入力フォームとコメントレコードを結合し、S16−3でコメントレコードが存在しなかった時は教員用コメント入力フォームのみをクライアントに送信する。クライアントは、S16−6で受け取ったフォームを表示しS16−5に進む。S16−5で教員は質問番号および学生のアンケート文の番号を入力し、S16−7で教員のコメントを入力する。S16−8で他のコメントを入力するか否かを決定し、続ける場合はS16−5へ戻る。終了の場合はデータをサーバ(1)に送信すると、S16−9でサーバは入力されたデータをレコード化し回答データベースに追加する。すでにレコードが存在する場合は既存のレコードを更新する。
【0042】
図6S6−2でログインしたユーザが学生と判断されると学生用初期画面作成モジュール(11)を起動する。同モジュールの図7のS6−23に進み、学生用の初期画面が作成されクライアントに送信される。学生用初期画面の概要の例が図18に、その作成フローが図19に示される。図18に示される学生用初期画面には簡単な説明文と共に、学生名「学生A」(171)、履修している講義名「講義A1」(172)、それら講義に対するアンケート名「アンケートA12」(173)とそのアンケートが未回答の時は未回答であることを示すマーク(174)、回答済みの時は回答済みであり、その回答の修正が可能であること示す修正可能マーク(175)が表示される。アンケートの調査が既に終了し結果が閲覧可能な状態にあれば閲覧可能であることを示すマーク(176)が表示される。
【0043】
図19に学生用初期画面を作成するフローを示す。S18−1で学生用初期画面用の共通初期画面データを基本データベース(4)から取得する。この共通初期画面データは、前述の教員用共通初期画面データと同様、簡単な説明文等の共通データが埋め込まれたHTML等の画面記言語で記述されたものである。S18−2で学生データベース(6)をアクセスし、学生の氏名等その学生に関するデータを取得し共通初期画面データの所定箇所に挿入し、図18の学生名「学生A」(171)等を表示するためのデータとする。S18−3で学生データベース(6)からその学生が履修している講義情報の一つ(例えば「講義A1」)を取り出す。S17−4で講義データベース(7)からその講義(この例では「講義A1」)に付けられているアンケート情報を一つ取り出し、S18−5でそのアンケートが実施中か否かを判定する。実施中と判定されるとS18−6に進み、実施期間およびアンケートの名称データを基礎画面データの所定箇所に挿入する。S18−7で回答データベース(8)をアクセスし、その学生がそのアンケートに対して回答済みか否かを判定する。例えば「アンケートA13」のように、回答済みの時はS18−8へ進み、回答済みであることを示すマーク(175)を挿入しS18−8へ進む。また「アンケートA12」のように、S12−7の判定で未記入と判定されるとS18−10へ進み、未回答であることを示す未回答マーク(174)を挿入しS18−9へ進む。S18−5の判定で取り出されたアンケートが実施中ではないと判定されると、S18−11へ進み、そのアンケートの調査結果は公開中であるか否かを判定する。公開中でない時はS18−9へ進み、例えば「アンケートA11」の様にそのアンケートに関する事項は表示されない。公開中の時はS18−12へ進み、そのアンケートの名称データ等を共通初期画面データの所定箇所に挿入し(例えば「アンケートB21」)、閲覧が可能であることを示す閲覧ボタン(116)を挿入した後S18−9へ進む。S18−9ではその講義に次のアンケート情報があるか否かを判定し、存在するときはS18−4に戻り次のアンケート情報を処理する。S18−9の判定で次のアンケート情報が存在しない時はS18−13へ進み次の講義情報があるか否かを判定し、存在する時はS18−3に戻り次の講義情報を処理する。S18−13で次の講義情報は無いと判断されると、S18−14で作成された画面データをクライアント端末に転送し終了する。
【0044】
図7S6−24で、学生が端末に表示された学生用初期画面(17)上で一つのアンケートを選択すると、ステップS6−25に示されるようにサーバ(1)で選択されたアンケートの情報が解析される。解析の結果そのアンケートの調査期間は過ぎていることを判断されるとS6−29へ進み、学生にそのアンケートの結果が閲覧される。この閲覧の処理を行う学生用閲覧モジュール(17)の処理フローが図20に示されている。
【0045】
図20に示される学生用閲覧モジュールは図15に示されている教員用閲覧モジュールの処理フローと概ね同じであるが、S19−4で実行される読み出されたアンケートフォームを解析し、選択質問および自由入力質問を抽出するステップで、抽出された質問に非表示指定がなされているか否かを検査し、非表示の指定がされている質問は破棄され、以降のデータの集計に利用されない点が教員用閲覧モジュールと異なる。このため、学生用の閲覧では教員がアンケートフォームを作成する際に非表示とした質問の結果は表示されないことになる。
【0046】
図7のステップS6−25での解析の結果、そのアンケートはアンケートの回答期間中と判断されるとS6−26に進む。サーバ(1)は回答データベース(8)を調べ、その学生がそのアンケートに回答済みであるか否か、即ち回答データベース(8)中に該当する回答レコードが有るか否かを検査する。回答済みの時は回答修正モジュール(16)を起動し、S6−27、S6−30、S2−31を実行し、S6−26で未回答と判断されると回答モジュール(15)を起動、S6−28、S6−30、S2−31を実行する。図21で回答修正モジュール(16)の、図22で回答モジュール(15)の処理フローを説明している。
【0047】
回答修正モジュール(16)が起動されると、図21に示される処理フローのS20−1でサーバー(1)は呼び出した学生用初期画面(図18)から講義名(「講義A1」)172とアンケート名(「アンケートA13」)177と学生名(「学生A」)171が取得される。S20−2で取得された講義名「講義A1」とアンケート名「アンケートA13」により講義データベース(7)を検索し、該当するアンケートフォーム、即ち図4の「アンケートA13フォーム」を読み出す。次のS20−3で講義名「講義A1」、アンケート名「アンケートA13」および学生名「学生A」を検索キーとして回答データベース(8)を検索し入力済みの回答データ、即ち図5の「アンケートA13」回答を読み出す。S20−4でステップS20−2において取得した「アンケートA13」フォームにS20−3で得られた「アンケートA13」回答を合成し要求端末に送信し表示する。クライアント端末ではステップS20−5で学生は修正すべき入力項目を修正し、ステップS20−6で終了ボタンをクリックする。S20−7で入力項目が完全であるか否かを検査し、不完全と判断されるとS20−8その旨の警告を表示しS20−5へ戻る。S20−7で入力項目が完全と判断されると、S20−9へ進み入力されたデータで回答データベース(8)の旧アンケートA13回答を新しいアンケートA13回答に更新してモジュールを終了する。
【0048】
回答モジュール(15)が実行されると、図22に示される処理フローのS14−1で、呼び出した学生用初期画面(図12)から講義名「講義A1」(112)とアンケート名「アンケートA12」(113)を取得し、S21−2で取得された講義名「講義A1」とアンケート名「アンケートA12」に基づいて講義データベース(7)を検索し、保存されているアンケートフォーム「アンケートA12フォーム」を読み出し表示する。S21−3で学生は入力項目に必要事項を入力し、ステップS21−4で終了ボタンをクリックする。S21−5で入力項目が完全であるか否かを検査し、不完全と判断されるとS21−6でその旨警告を表示しS21−3へ戻る。S21−5で入力項目が完全と判断されると、S21−6へ進み入力されたデータを回答データベース(8)に適合したレコード形式に変換し、回答データベースに格納する。この例では「学生A」が「講義A1」の「アンケートA12」に回答したのであるから、新たな回答は回答データベース(8)の、「学生A」−「講義A1」−「アンケートA13」の次に「アンケートA12」として結合される。
【0049】
なお、学生がアンケート結果を閲覧する機能は講義を履修した学生のみが利用可能となっているのではなく、他の学生も参照可能となっている。他の学生が参照することにより、次年度の履修計画作成の参考とするものである。
【0050】
期間管理モジュール(19)は各アンケートに設定されている期間を管理し、アンケートの実行/未実行の状態を制御し、アンケートフォームの変更の可能/不可能を決定すると共に、実施中のアンケートに関して履修学生のアンケート回答状況を監視し、アンケート終了間近になっても回答を行っていない学生に督促メールを出す機能を有している。
【0051】
上述した形態は一つの実施例である。各種の形態、例えば各データベースの形態において、データベースを複数種に分割することなく、一つのデータベースとすること、あるいは、教員データベースと学生ベータベースを一つのデータベースとすること、回答は学生および教員で管理するのではなく、講義で管理する形態等各種の変更が可能である。また、教員によるコメントの付加機能にかんしても、一つの設問に対して学生により入力された複数の自由入力文に対して個別にコメントを付加する構成に変えて、設問単位でコメントを付ける構成、あるいはアンケート全体に対してのみコメントを付ける構成とすることも可能である。この構成を採用することによりシステムの構成が簡便となる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、教員が担当している講義に関して必要と判断した調査内容を必須調査項目に付加し、調査用のアンケートフォームを作成してネットワークを介して履修学生へ配布し、配布された前記アンケートフォームに基づき回答した前記アンケート回答を、前記ネットワークを介して自動的にサーバに収集し、教員および学生は必要とする時にサーバにアクセスし、グラフ化する等したアンケート結果を、ネットワークを介して参照するよう構成を採っているため、下記のような効果を奏する。
【0053】
第1の効果は、所定の手順に従ってアンケートフォームを作成するのみで良く、アンケートフォームの配信からアンケート結果の収集、結果報告の課程が自動化されているので、教員による履修学生の意識調査に必要な作業工数の削減を達成し、意識調査の期間を短縮でき、講義期間中に複数回のきめ細かい調査が可能となる。
【0054】
第2の効果は、教員によるアンケートフォームの作成に関して、基本項目のアンケートフォームは予め用意されており、また追加のアンケート項目も予め用意されているサンプルのフォールを組み合わせることにより自動的にアンケートフォームが作成されるため、HTMLやXMLといった専用記述言語を習得する必要がなく、簡易なアンケートが可能となる。
【0055】
第3の効果は、学生オンライン端末を介して任意の時点でアンケートの回答が記入でき、また回答を回答データベースとして一元的に管理しているため入力済みの回答であっても回答期間中であれはいつでも修正でき正確な意識調査が可能となる。
【0056】
第4の効果は、アンケートの回答を回答データベースとして一元的に管理しているため教員は任意の時点でアンケート結果を閲覧でき、講義の参考とすることができる。また、学生は公開されたアンケート結果をいつでも閲覧可能であるため、自由入力のアンケート内容および教員のコメントを参考にすることができ、履修者以外の学生も次学期の履修計画に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたネットワークアンケートシステムの一例を示す概念構成図
【図2】教師データベースの構成概念図
【図3】学生データベースの構成概念図
【図4】講義データベースの構成概念図
【図5】回答データベースの構成概念図
【図6】サーバと教員クライアントの間の処理フローの概要図
【図7】サーバと学生クライアントの間の処理フローの概要図
【図8】教師用初期画面の一例を示す図
【図9】教師用初期画面作成処理のフロー図
【図10】アンケート作成フォーム
【図11】アンケートの作成処理のフロー図
【図12】選択形式設問の一例図
【図13】自由入力形式設問の一例図
【図14】アンケートフォームの修正処理のフロー図
【図15】教師用閲覧モジュールの処理のフロー図
【図16】閲覧画面の一例図
【図17】教師用コメント入力モジュール処理のフロー図
【図18】学生用初期画面の一例図
【図19】学生用初期画面作成処理のフロー図
【図20】学生用閲覧モジュール処理のフロー図
【図21】回答修正モジュール処理のフロー図
【図22】回答モジュール処理のフロー図
【発明の属する技術分野】
本発明は、大学等において講義内容に関する学生の意識を調査し、その調査結果を分析表示するアンケートシステム及びアンケートの方法に関するものであり、特に、HTTP等を用いるネットワークを利用した電子的なアンケートシステム及びアンケート方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータネットワークの利用により、意識調査のためのアンケートは電子化され、効率的な配布・回収が可能になっている。電子化されたアンケートシステムでは、アンケート配布はネットワーク上の電子メールあるいはHTTPによりブラウザなどを利用して自動配布され、また、アンケート結果も、データベース等の記憶装置に自動的に格納される。アンケートシステムの従来例として、例えば、以下の文献に記載のものが提案されている。
特開平4−288664号公報、
特開平8−272773号公報、
特開平11−282828号公報、
特開2001−184273号公報、
特開2001−265903号公報、
特開2002−251499号公報
【0003】
上記特開平4−288664号公報には、アンケート用紙を電子的に作成すること、及び作成した電子的アンケート用紙をネットワーク経由で配布すること、及びアンケートの各回答に属性やIDコードを付加することにより集計を容易することに特徴がある電子式アンケート処理装置について開示されている。
【0004】
上記特開平8−272773号公報には、アンケート結果を、選択形式である場合は選択回数を集計して、また、自由入力形式である場合は記述欄の文書を合成して、その集計結果を運用者に提示することに特徴があるアンケート収集分析システムについて開示されている。
【0005】
特開2001−265903号公報には、アンケート実施者によるアンケート回答期限の管理を容易とする技術を開示している。
【0006】
特開2001−184273号公報には、アンケート実施においてアンケート用紙作成から重要なアンケート結果の通知まで全工程を自動化し、簡易にアンケートを実施できるアンケートシステム及びアンケート作業自動化方法を開示している。
【0007】
また、特開平11−282828号公報、特開2002−251499公報には、アンケートのフォームに関するデータベースを作成しておくことにより、時間とコストをかけずに自動的に適正なアンケートフォームを作成できるアンケートフォームの作成装置について開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大学等では複数の講義を担当する多くの教員と複数の講義を履修する多くの学生が存在するため、上述した従来例に示されるシステムでは、個別の講義に対する学生の意識調査においては次のような問題点があった。
【0009】
第1の問題点は、アンケート用紙(HTTPであればWWWページ)の作成が自動化されていないか、自動化されていたとしても作成可能なアンケートのフォームは限られており状況に応じたアンケートを実施することが困難であった。
【0010】
アンケートのフォームは講義によって多様なものとなり、加えて、アンケート用紙に含まれる質問や回答は最終決定されるまで頻繁に変更される場合が多い。そのためアンケートフォームの作成者は講義の実施者である教員が行うこととなる。そのため、作成者はHTML等のアンケート用紙記述言語を習得する必要があり、アンケートのフォームの作成および変更に多大な労力と時間を必要としていた。
【0011】
第2の問題点は、アンケート結果を参照する際に、アンケート参照者にとって大きな手間となる自由入力回答(文章による回答)の参照に対する支援が行われていないことである。例えば、選択形式の回答については選択回数を集計し、グラフ等のわかりやすい形で表示するが、自由入力形式の回答については、単純に全ての回答をアンケート参照者に提示するにすぎないものが多く利用が制限されていた。
【0012】
第3の問題点は、通常のアンケートでは回答者がアンケートの記入を終了し、アンケート元へ発信すると回答の修正が不可能なことである。長期に渡って実施される講義では、講義の進行に伴い、その講義に対する学生の意識も変化する。そのため従来のアンケートの方法は講義に対する学生の意識調査には不向きであった。また、講義に対するアンケートは長期にわたる意識調査の他、一時限の講義に対して行われる短期のアンケートも必要であり、複数の態様でのアンケートが必要となる。
【0013】
第4の問題点は、通常のアンケートでは回答者がアンケート結果を利用することは不可能であり、また回答内容に対するフィードバックもなされないことである。講義に対する学生の意識調査では、意識調査の結果は学生が次年度の履修講義を決定するための資料として利用することを目的の一つとしている。また、短期間のアンケートでは、そのアンケートで寄せられた履修者の質問に対して講義者の回答が必要となる。そのため、従来のアンケートシステムは大学等での意識調査には不向きなものであった。
【0014】
【本発明の目的】
本発明の第1の目的は、アンケートフォームの作成を簡易化することにより、効率的なアンケートの実施を可能とし、HTML等のアンケートフォームの記述言語を習得する必要を無くし、簡易にアンケートフォームを作成できるシステムを提供するものである。
【0015】
本発明の他の目的は、アンケート結果の利用において、利用者が教員か学生かに応じてアンケート結果の提示内容あるいは提示の形態を変更し、教員から学生への回答あるいは情報の伝達を可能とするアンケートシステムを提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明が適用されたネットワークアンケートシステムの一例を示す概念構成図である。ネットワークシステム1は、サーバ(1)と1つ以上(図1では2つ)のクライアント(2)および(3)から構成されており、これらサーバ(1)、クライアント(2)および(3)はそれぞれ通信ケーブルで接続されている。クライアント(2)は教員が利用しているパーソナルコンピュータ等の端末、クライアント(3)は学生が利用している端末であり、クライアント(2)と同じくパーソナルコンピュータである。サーバ(1)と各クライアントの間は、例えばHTTPに基づいてデータの授受を行う。そのためサーバ1はHTTPサーバとして機能し、各クライアントはWWWブラウザによりデータの表示およびデータの入力を行う。
【0017】
各クライアント端末から、教員あるいは学生が自己のIDコードとパスワードをサーバ(1)に与えることにより認証しログインする。サーバ(1)に対して、教員用クライアントからは講義対応のアンケートフォームの作成修正、アンケート結果の閲覧、アンケートで出された質問等に対する回答入力などが行われる。また学生用クライアントからはアンケートへの回答、アンケート結果の閲覧が行われる。
【0018】
サーバ(1)には、基本データベース(4)、教員データベース(5)、学生データベース(6)、講義データベース(7)、回答データベース(8)があり、クライアント端末と通信し業務を処理するために、ログインモジュール(9)、教員用初期画面作成モジュール(10)、学生用初期画面作成モジュール(11)、アンケートフォーム作成モジュール(12)、アンケートフォーム修正モジュール(13)、教員用閲覧モジュール(14)、回答モジュール(15)、回答修正モジュール(16)、学生用閲覧モジュール(17)、教員用コメント入力モジュール(18)等が存在し、また、期間の管理を行う期間管理モジュール(19)、教員データベースあるいは学生データベースに記憶されているメールアドレスを用いてメールの配信を行うメール管理モジュール(20)がある。
【0019】
基本データベース(4)にはユーザのIDコード、パスワード等のシステム管理情報の他、クライアント端末で表示する画面等を作成するための初期データ等システムの共通データを保存している。アンケートフォームにはアンケートの基本的な部分からなる基本アンケートフォームが用意されているが、更に、基本データベース(4)には、教員が自身の講義形態に則したアンケートフォームを簡便に作成することを助けるため、アンケートフォームの部品となる複数のサンプルフォームが記憶されている。教員はこのサンプルフォームから最適なものを選択し、語句の変更、公開/非公開の指定等を行い上記の基本アンケートフォームに結合することにより、担当している講義用のアンケートフォームを作成する。また、基本データベース(4)には教員用初期画面あるいは学生用初期画面の共通部分である教員用共通初期画面用フォームあるいは学生用共通初期画面用フォームが備えられている。
【0020】
教員データベース(5)には教員の名前(「教員A」、「教員B」・・)と各教員が担当している講義名(「教員A」には「講義A1」、「講義A2」・・)、メールアドレスおよびその他の補助的情報が保存されている。教員データベース(5)の概要が図2に示されている。学生データベース(6)には学生の名前(学生A、学生B・・)と各学生が履修している講義名(学生Aには講義A1、講義B2・・)とメールアドレスおよびその他の補助的情報が保存されている。学生データベース(6)の概要が図3にされている。
【0021】
講義データベース(7)は、先に述べたようにして各講義に対応して各教員が作成したアンケートフォームが記憶されている。講義には基本のアンケートフォームが予め設定されており、教員が講義のアンケートフォームを変更し登録しなかった場合であってもこの基本フォームがアンケートとして学生に提示される。図4に講義データベース(6)内での「講義A1」、「講義A2」、および「講義B2」の状態を示す。例えば、「講義A1」にはこの「講義A1」に付けられている「アンケートA11」のアンケートフォームである「アンケートA11」フォーム、同じく「アンケートA12」フォーム、「アンケートA13」フォームと、各アンケートフォームが連結されており、他に履修学生名簿等「講義A1」に関する情報が結合されている。
【0022】
回答データベース(8)には学生が入力した回答が学生対応に記憶されておいる。また、教員が学生からの質問等に対して入力したコメントも記憶されている。図8は回答データベース(8)の概要を示すものである。学生名あるいは教員名をキーとして履修講義あるいは担当講義が連結され、それら講義には各アンケートの回答あるいはコメントが結合されている。図5(A)は回答データベースに、「学生A」が履修している「講義A1」に付けられている「アンケートA13」に対して行った回答と、「講義B2」に付けられている「アンケートB21」に対しての回答が蓄積されており、また「教員A」の担当講義である「講義A1」に付けられている「アンケートA12」、「アンケートA13」、および「講義A2」に付けられている「アンケートA21」に対する「教員A」のコメントが蓄積されている状況を示している。また、図5(B)は学生がアンケートA12に回答し、その回答を登録した後の回答データベース(8)の状態を表している。
【0023】
図6はサーバー(1)と教員クライアント(2)の間で実施される処理フローの概要を示すものである。ユーザはクライアント端末のWWWブラウザで表示されるログイン画面から、利用者のIDコードとパスワードを入力しサーバ(1)に送信する。S6−1でサーバ(1)は基本データベース(4)を参照し、送られてきたIDコードとパスワードから、ユーザが正当なユーザか否かを判断し、正当なユーザと判断されるとS6−2でログインしたユーザが教員か学生かを判別する。教員と判断されるとS6−4に進み、教員用初期画面作成モジュール(10)が起動され、その教員が担当している講義の一覧と各講義に対応するアンケート等で構成されるメニュー画面(教員用初期画面)を作成し、クライアント端末に送り表示する(図8、図9)。S6−5でクライアント端末の教師は表示画面から、新規アンケートの作成、アンケートの選択、履修者へのメール一斉送信、講義URL登録の機能の一つを、マウスで該当ボタン(マーク)をクリックする等で選択する。選択結果はサーバ(1)へ送られ要求に対応した処理フローが実行される。
【0024】
S6−5で教員が新規アンケートの作成を選択すると、サーバ(1)の処理はS6−7に進み、アンケートフォーム作成モジュール(12)を起動する。これにより新規にアンケートを作成するためのフォームを作成しクライアントに送る(図10)。S6−8及びS6−9でクライアント端末(2)にサーバ(1)から送られて来たフォームが表示され、ユーザである教員が表示されたフォームを利用し、教員が講義に則して修正追加した選択設問と自由記入設問を設定する。S6−10で教員が作成したアンケートのフォームはサーバ(1)に送られ講義データベース(7)に保存される(図11−図13)。
【0025】
S6−5で教員がアンケートを選択すると、サーバ(1)の処理はS6−6に進み、選択されたアンケートが回答期間前でありアンケートフォームの修正が可能か否かを判断し、回答期間前の時はS6−11に進み、起動されたアンケートフォーム修正モジュール(13)がアンケートを修正するためのフォームを作成しクライアントに送る(図14)。アンケート修正フォームが送られてきたクライアントでは前述した新規アンケートの作成と同じ処理が行われる。
【0026】
S6−6の判断で、そのアンケートが実施中であるか、あるいは実施が終了しているかを判断する。この状態のアンケートはアンケートフォームの修正は不可能であるが、教員はそのアンケートの回答を閲覧することが可能である。そのためS6−12に進み、教員用閲覧モジュール(14)によりアンケート結果を表示する(図15、図16)。教員はアンケート結果に対してコメントを付けることが可能である。そのため次のステップS6−13でその時点がコメント可能な期間か否かを判断し、コメント可能な期間であれはS6−14に進み、教員用コメント入力モジュール(18)がコメント入力フォームを作成しクライアント(2)に送る。S6−15で教員によるコメントの入力が終了するとサーバ(1)に送られS6−16で回答データベース(8)に保存する(図17)。
【0027】
S6−5で教員がメールの一斉送付を選択すると、サーバ(1)の処理はS6−17に進み、メール管理モジュール(20)が起動され、クライアントにメール文を入力するためのメール送信フォームを送る。S6−18で教員は表示されたフォームを利用してメール文を入力する。サーバ(1)は講義データベース(7)の講義対応に保存されている履修者名簿をもとに履修学生全員に上記メールを一斉送付する。また、S6−5で教員が授業URLの登録を選択すると、S6−20、S6−21、S6−22のフローで授業URLの登録が行われる。
【0028】
図7はサーバー(1)と学生クライアント(3)の間で実施される処理フローの概要を示すものである。図6のS6−2でユーザが学生と判断されると図7のS6−23へ進み、学生用初期画面作成モジュール(11)が起動され、その学生が履修している講義の一覧と各講義に対応するアンケートからなるメニュー画面(学生用初期画面)を作成し、クライアント端末に送り表示する(図18、図19)。S6−24でクライアント端末の学生は表示画面から、アンケートか他のメニューを選択する。選択結果はサーバ(1)へ送られ要求に対応した処理フローが実行される。
【0029】
学生がメニュー画面で表示されている複数のアンケートから一つのアンケートを選択すると、そのアンケート名がサーバ(1)に送られ、S6−25でそのアンケートが回答期間中か、回答期間は終了しているかを判断する。回答期間が終了しているとS6−29へ進み、学生用閲覧モジュール(17)が起動されアンケート結果を表示する(図20)。
【0030】
選択されたアンケートが回答期間中の時はS6−26へ進み、ログインした学生がそのアンケートに対して回答済みか否かを判断する。回答済みの場合はS6−27へ進み、回答修正モジュール(16)が回答済みのアンケートを修正するためのフォームを作成しクライアント(3)へ転送し、クライアントである学生はS6−30で修正を行いサーバ(1)に返送する。サーバ(1)はS6−31で回答データベース(8)の更新を行う(図21)。学生が選択したアンケートが未回答の時は、S6−28へ進み、回答モジュール(15)がアンケートに対する新規回答用のフォームを作成しクライアント(3)へ転送し、学生は回答を記入する(図22)。S6−24で授業シラバスが選択されるとS6−32に進みその授業に対する情報が表示される。
【0031】
図6および図7に示される処理フローの詳細を、以下に説明する。
【0032】
図6のステップS6−4で、教員用初期画面作成モジュール(10)により作成される教員用初期画面の一例を図8に示す。この初期画面には簡単な説明文(70)と共に、教員名(71)、担当している講義名(72)、それら講義に対するアンケート名および実施期日(73)と新規アンケートフォームの作成用ボタン(74)、表示されているアンケートのフォームが修正可能であることを示す編集マーク(77)およびアンケート結果の閲覧が可能であることを示す閲覧マーク(78)が表示される。その他、履修者の名簿を表示させるためのマーク(75)、メール送配のためのマーク(76)、授業URL登録のためのマーク等が付されている。同図は「教員A」が「講義A1」と「講義A2」を担当しており、講義A1」には「アンケートA11」(実施期間は2003年3月1日−2003年3月20日、アンケートはまだ実施されておらず編集可能)、「アンケートA12」(実施期間は2003年1月10日−2003年2月20日、アンケートは実施中であり閲覧可能)および「アンケートA13」(実施期間は2002年11月10日−2003年2月20日、アンケートは実施中であり閲覧可能)が付けられており、「講義A2」には「アンケートA11」(実施期間は2002年11月10日−2002年12月20日、アンケートは終了しており閲覧可能)が付けられていることを示している。
【0033】
図9は、図6のステップS6−4において教員用初期画面(図8)を作成するフローチャートの詳細を示すものである。S8−1で教員用共通初期画面用フォームを基本データベース(4)から取得する。S8−2で教員データベース(5)をアクセスし、教員の氏名等その教員に関する必要データを取得し共通初期画面フォームの所定箇所に挿入し、図8の教員名「教員A」(71)を表示するデータを形成する。共通初期画面フォームには、簡単な説明文や新たなアンケートフォームを作成するアンケートフォーム作成モジュール(12)を実行するための作成用マーク(74)、その講義の履修者名簿を取得するためのマーク(75)、メール発信用のマーク(76)等の共通データが埋め込まれたHTML等の画面記述言語で記述されたものである。S8−3で教員データベース(5)から担当している講義の情報を一つ(例えば「講義A1」)取り出し、S8−4で共通初期画面データの講義名表示箇所(72)に挿入する。S8−5で講義データベース(7)からその講義(この例では「講義A1」)につけられているアンケート情報を一つ(例えば「アンケートA11」)取り出し、その情報からアンケートの実施日およびアンケートの名称を抽出し、次にS8−6で抽出されたデータを共通初期画面フォームの所定箇所に挿入する。S8−7でそのアンケートが未実施か否かが判定し、未実施であればS8−8に進み記憶されているアンケートが修正可能であることを示す修正マーク(77)を挿入しS8−9へ進む。S8−7の判定でそのアンケートが実施中あるいは、実施済みと判定されるとS8−10へ進み、そのアンケートの結果が閲覧可能であるとこを示す閲覧マーク(78)を挿入しS8−9へ進む。S8−9でその講義に次のアンケート情報が有るか否かを判定し、存在する時はS8−5に戻り次のアンケート情報を処理する。S8−9の判定で次のアンケート情報が存在しない時はS8−11へ進み、次の講義情報が有るか否かを判定する。次の講義情報が存在する時はS8−3に戻り次の講義情報を処理する。S8−11で次の講義情報は無いと判断されると、S8−12で作成された画面データをクライアント端末に転送して終了する。
【0034】
図6のステップS6−5でクライアントの教員がアンケートの新規作成を指示すると、サーバ(1)はS6−7へ進む。起動されたアンケート作成モジュール(12)は教師が新たなアンケートを作成するための援助となる新規アンケート作成フォームを作成し、クライアントに送る。その処理フローを図10に示す。
【0035】
アンケート作成モジュール(12)は、S9−1で新規アンケート作成フォームを基本データベース(4)から取得し、S9−2で呼び出し元から教員名(91)、作成マークがクリックされた講義名(92)等の基礎データを取得し、それらをS9−3で先の新規アンケート作成フォームの所定箇所に埋め込む。次に、S9−4でアンケートの名称および実施期日を入力するサブ画面を付加する等してクライアント端末に表示する。
【0036】
新規アンケート作成フォームを転送されたクライアント端末では、S6−8で、教師が順次、選択形式の設問と自由入力形式の設問のサンプルを参照しつつフォームに付加する。その詳細を図11に示す。S10−1で教員がアンケート名と期日情報の入力を行う。S10−2で設問のサンプルが表示される。サンプルの一つが選択されるとS10−3の修正ステップに進み、選択項目の追加削除、選択文の変更等を行う。設問は公開/非公開の指定が可能であり、この設問の公開/非公開を指定する。ここでは既に埋め込まれている設問の削除も行う。修正の終了指示により、S10−4で作成させた設問のデータは先の新規アンケート作成フォームに埋め込まれ、S10−5で続行か終了か指示をうけ、続行の時はS10−2に戻り次の設問の設定を行う。S10−5で終了が指示されるとS10−16の検証ステップに進む。検証ステップで作成されたアンケートフォームが正しいか否かを検査する。誤りが発見されるとS10−7でその旨表示し、S13−2に戻り最初から再実行される。S10−6で正しいと判定されると、その結果はサーバ(1)に戻され、図6のS6−9でそのアンケートフォームは講義データベース(7)の対応する講義名のレコードに追加される。例えば、「教員A」が「講義A2」に新たなアンケートを、アンケート名を「アンケートA22」として作成すると、図6の「講義A2」−「アンケートA21」フォームの次に「アンケートA22」フォームが連結される。
図12に選択形式の設問を図13に自由入力形式の設問の一例を示す。選択形式は設問に対して複数の回答が用意されており、学生がそれらから一つ(択一型)あるいは複数(複数選択型)を選ぶ形式であり、自由入力形式は文の入力欄が設けられており、設問に対して学生がその入力欄にアンケート文を記入して答える形式である。
【0037】
図6のステップS6−5でクライアントの教員がアンケートの一つを選択すると、サーバ(1)はS6−6で選択されたアンケートが回答期間前か否かを判断する。期間前の時は、そのアンケートのフォームは修正可能であるため、S6−11に進み、アンケートフォーム修正モジュール(13)がアンケート修正フォームを作成しクライアントに転送する。クライアントでは新規アンケート作成フォームと同じ処理フローが実行される。S6−11でのアンケート修正フォーム作成処理の詳細を図14に示す。
図14のS13−1で、教員が指定したアンケート名とその講義名が取得され、S13−2で取得された講義名とアンケート名により講義データベース(7)を検索し、該当するアンケートフォームを読み出す。S13−3でそのアンケートフォームにフォーム修正のプログラム機能を付加しクライアントに転送する。クライアントではアンケートの新規作成と同様、図6のS6−8以下の処理を行う。
【0038】
図6のS6−6で選択されたアンケートが回答期間中あるいは回答期間終了と判断されると、S6−12に進みアンケートの内容を表示する。この時実行される教員用閲覧モジュール(14)の処理フローが図15に示されている。
【0039】
教員用閲覧モジュール(14)が実行されると、S14−1で教員用閲覧フォームデータが基本データベース(4)から取得され、S14−2で呼び出し元の教員用初期画面(図8)のデータから講義名(72)とアンケート名(79)が取得される。S14−3で取得された講義名とアンケート名により講義データベース(7)を検索し、保存されているアンケートフォーム(即ち、「アンケートA12」フォーム)を読み出し、S14−4で読み出されたアンケートフォームを解析し、選択質問および自由入力質問を抽出する。S14−5で講義名とアンケート名を検索キーとして回答データベース(8)を検索し、履修学生とは関係なく該当する回答レコードを取得する。S14−6で回答レコードを解析し、その結果に従い、S14−7で選択質問の対応項目を+1し、S14−8で自由入力質問に学生が入力したアンケート文を結合する。S14−9で検索は終了したか否かを判断し、終了していない時はS14−5に戻り次のレコードを検索する。S14−9で検索が終了していた場合にはS14−10へ進み、回答データベースから当該アンケートに付された教員のコメントを検索する。次にS14−11で選択質問の集計結果を表形式あるいは棒グラフ等のグラフ形式に変換する。S14−12で教員コメントから選択質問に対するコメントを抽出し付加し、S14−13で教員用閲覧フォームデータに挿入する。S14−14で教員コメントから入力質問に対するコメントを抽出し、S14−15でステップS14−8において自由入力質問に結合された学生のアンケート文と結合され一覧形式に変換する。S14−16で、教員用閲覧フォームデータの所定箇所に挿入し教員用閲覧フォームデータを完成し、S14−17で要求端末に送信し表示する。図16に閲覧画面の一例が示されている。
【0040】
図16の閲覧画面には、設問1(151)の結果が棒グラフの形式で示され(152)、教員のコメント(153)が付されている。自由入力形式の設問2(154)では、各アンケート文(155)と教員のコメント(156)が一覧形式で表示されている。アンケート文には学生名は表示されず、学生が自由で率直な意見を出せるよう配慮されている。閲覧画面の表示において、そのアンケートに対してコメントの入力が可能か否かが判断され、可能であればその旨が図16の157として表示される。教師がコメントの入力を指示すると図6のステップS6−14ないしS6−16で示される教員用コメント入力モジュール(18)が実行される。その詳細を図17に示す。
【0041】
サーバ(1)の教員用コメント入力モジュール(18)は、図17のS16−1で教員用コメント入力フォームデータを基本データベースから取得する。次に、S16−2で呼び出し元の教員用初期画面のデータから講義名とアンケート名を取得し、教員用コメント入力フォームデータに講義名、アンケート名等のデータを所定の場所に挿入する。S16−3で回答データベース(8)にコメントレコードが存在するか否かを検査し、存在した時はS16−4に進み教員用コメント入力フォームとコメントレコードを結合し、S16−3でコメントレコードが存在しなかった時は教員用コメント入力フォームのみをクライアントに送信する。クライアントは、S16−6で受け取ったフォームを表示しS16−5に進む。S16−5で教員は質問番号および学生のアンケート文の番号を入力し、S16−7で教員のコメントを入力する。S16−8で他のコメントを入力するか否かを決定し、続ける場合はS16−5へ戻る。終了の場合はデータをサーバ(1)に送信すると、S16−9でサーバは入力されたデータをレコード化し回答データベースに追加する。すでにレコードが存在する場合は既存のレコードを更新する。
【0042】
図6S6−2でログインしたユーザが学生と判断されると学生用初期画面作成モジュール(11)を起動する。同モジュールの図7のS6−23に進み、学生用の初期画面が作成されクライアントに送信される。学生用初期画面の概要の例が図18に、その作成フローが図19に示される。図18に示される学生用初期画面には簡単な説明文と共に、学生名「学生A」(171)、履修している講義名「講義A1」(172)、それら講義に対するアンケート名「アンケートA12」(173)とそのアンケートが未回答の時は未回答であることを示すマーク(174)、回答済みの時は回答済みであり、その回答の修正が可能であること示す修正可能マーク(175)が表示される。アンケートの調査が既に終了し結果が閲覧可能な状態にあれば閲覧可能であることを示すマーク(176)が表示される。
【0043】
図19に学生用初期画面を作成するフローを示す。S18−1で学生用初期画面用の共通初期画面データを基本データベース(4)から取得する。この共通初期画面データは、前述の教員用共通初期画面データと同様、簡単な説明文等の共通データが埋め込まれたHTML等の画面記言語で記述されたものである。S18−2で学生データベース(6)をアクセスし、学生の氏名等その学生に関するデータを取得し共通初期画面データの所定箇所に挿入し、図18の学生名「学生A」(171)等を表示するためのデータとする。S18−3で学生データベース(6)からその学生が履修している講義情報の一つ(例えば「講義A1」)を取り出す。S17−4で講義データベース(7)からその講義(この例では「講義A1」)に付けられているアンケート情報を一つ取り出し、S18−5でそのアンケートが実施中か否かを判定する。実施中と判定されるとS18−6に進み、実施期間およびアンケートの名称データを基礎画面データの所定箇所に挿入する。S18−7で回答データベース(8)をアクセスし、その学生がそのアンケートに対して回答済みか否かを判定する。例えば「アンケートA13」のように、回答済みの時はS18−8へ進み、回答済みであることを示すマーク(175)を挿入しS18−8へ進む。また「アンケートA12」のように、S12−7の判定で未記入と判定されるとS18−10へ進み、未回答であることを示す未回答マーク(174)を挿入しS18−9へ進む。S18−5の判定で取り出されたアンケートが実施中ではないと判定されると、S18−11へ進み、そのアンケートの調査結果は公開中であるか否かを判定する。公開中でない時はS18−9へ進み、例えば「アンケートA11」の様にそのアンケートに関する事項は表示されない。公開中の時はS18−12へ進み、そのアンケートの名称データ等を共通初期画面データの所定箇所に挿入し(例えば「アンケートB21」)、閲覧が可能であることを示す閲覧ボタン(116)を挿入した後S18−9へ進む。S18−9ではその講義に次のアンケート情報があるか否かを判定し、存在するときはS18−4に戻り次のアンケート情報を処理する。S18−9の判定で次のアンケート情報が存在しない時はS18−13へ進み次の講義情報があるか否かを判定し、存在する時はS18−3に戻り次の講義情報を処理する。S18−13で次の講義情報は無いと判断されると、S18−14で作成された画面データをクライアント端末に転送し終了する。
【0044】
図7S6−24で、学生が端末に表示された学生用初期画面(17)上で一つのアンケートを選択すると、ステップS6−25に示されるようにサーバ(1)で選択されたアンケートの情報が解析される。解析の結果そのアンケートの調査期間は過ぎていることを判断されるとS6−29へ進み、学生にそのアンケートの結果が閲覧される。この閲覧の処理を行う学生用閲覧モジュール(17)の処理フローが図20に示されている。
【0045】
図20に示される学生用閲覧モジュールは図15に示されている教員用閲覧モジュールの処理フローと概ね同じであるが、S19−4で実行される読み出されたアンケートフォームを解析し、選択質問および自由入力質問を抽出するステップで、抽出された質問に非表示指定がなされているか否かを検査し、非表示の指定がされている質問は破棄され、以降のデータの集計に利用されない点が教員用閲覧モジュールと異なる。このため、学生用の閲覧では教員がアンケートフォームを作成する際に非表示とした質問の結果は表示されないことになる。
【0046】
図7のステップS6−25での解析の結果、そのアンケートはアンケートの回答期間中と判断されるとS6−26に進む。サーバ(1)は回答データベース(8)を調べ、その学生がそのアンケートに回答済みであるか否か、即ち回答データベース(8)中に該当する回答レコードが有るか否かを検査する。回答済みの時は回答修正モジュール(16)を起動し、S6−27、S6−30、S2−31を実行し、S6−26で未回答と判断されると回答モジュール(15)を起動、S6−28、S6−30、S2−31を実行する。図21で回答修正モジュール(16)の、図22で回答モジュール(15)の処理フローを説明している。
【0047】
回答修正モジュール(16)が起動されると、図21に示される処理フローのS20−1でサーバー(1)は呼び出した学生用初期画面(図18)から講義名(「講義A1」)172とアンケート名(「アンケートA13」)177と学生名(「学生A」)171が取得される。S20−2で取得された講義名「講義A1」とアンケート名「アンケートA13」により講義データベース(7)を検索し、該当するアンケートフォーム、即ち図4の「アンケートA13フォーム」を読み出す。次のS20−3で講義名「講義A1」、アンケート名「アンケートA13」および学生名「学生A」を検索キーとして回答データベース(8)を検索し入力済みの回答データ、即ち図5の「アンケートA13」回答を読み出す。S20−4でステップS20−2において取得した「アンケートA13」フォームにS20−3で得られた「アンケートA13」回答を合成し要求端末に送信し表示する。クライアント端末ではステップS20−5で学生は修正すべき入力項目を修正し、ステップS20−6で終了ボタンをクリックする。S20−7で入力項目が完全であるか否かを検査し、不完全と判断されるとS20−8その旨の警告を表示しS20−5へ戻る。S20−7で入力項目が完全と判断されると、S20−9へ進み入力されたデータで回答データベース(8)の旧アンケートA13回答を新しいアンケートA13回答に更新してモジュールを終了する。
【0048】
回答モジュール(15)が実行されると、図22に示される処理フローのS14−1で、呼び出した学生用初期画面(図12)から講義名「講義A1」(112)とアンケート名「アンケートA12」(113)を取得し、S21−2で取得された講義名「講義A1」とアンケート名「アンケートA12」に基づいて講義データベース(7)を検索し、保存されているアンケートフォーム「アンケートA12フォーム」を読み出し表示する。S21−3で学生は入力項目に必要事項を入力し、ステップS21−4で終了ボタンをクリックする。S21−5で入力項目が完全であるか否かを検査し、不完全と判断されるとS21−6でその旨警告を表示しS21−3へ戻る。S21−5で入力項目が完全と判断されると、S21−6へ進み入力されたデータを回答データベース(8)に適合したレコード形式に変換し、回答データベースに格納する。この例では「学生A」が「講義A1」の「アンケートA12」に回答したのであるから、新たな回答は回答データベース(8)の、「学生A」−「講義A1」−「アンケートA13」の次に「アンケートA12」として結合される。
【0049】
なお、学生がアンケート結果を閲覧する機能は講義を履修した学生のみが利用可能となっているのではなく、他の学生も参照可能となっている。他の学生が参照することにより、次年度の履修計画作成の参考とするものである。
【0050】
期間管理モジュール(19)は各アンケートに設定されている期間を管理し、アンケートの実行/未実行の状態を制御し、アンケートフォームの変更の可能/不可能を決定すると共に、実施中のアンケートに関して履修学生のアンケート回答状況を監視し、アンケート終了間近になっても回答を行っていない学生に督促メールを出す機能を有している。
【0051】
上述した形態は一つの実施例である。各種の形態、例えば各データベースの形態において、データベースを複数種に分割することなく、一つのデータベースとすること、あるいは、教員データベースと学生ベータベースを一つのデータベースとすること、回答は学生および教員で管理するのではなく、講義で管理する形態等各種の変更が可能である。また、教員によるコメントの付加機能にかんしても、一つの設問に対して学生により入力された複数の自由入力文に対して個別にコメントを付加する構成に変えて、設問単位でコメントを付ける構成、あるいはアンケート全体に対してのみコメントを付ける構成とすることも可能である。この構成を採用することによりシステムの構成が簡便となる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、教員が担当している講義に関して必要と判断した調査内容を必須調査項目に付加し、調査用のアンケートフォームを作成してネットワークを介して履修学生へ配布し、配布された前記アンケートフォームに基づき回答した前記アンケート回答を、前記ネットワークを介して自動的にサーバに収集し、教員および学生は必要とする時にサーバにアクセスし、グラフ化する等したアンケート結果を、ネットワークを介して参照するよう構成を採っているため、下記のような効果を奏する。
【0053】
第1の効果は、所定の手順に従ってアンケートフォームを作成するのみで良く、アンケートフォームの配信からアンケート結果の収集、結果報告の課程が自動化されているので、教員による履修学生の意識調査に必要な作業工数の削減を達成し、意識調査の期間を短縮でき、講義期間中に複数回のきめ細かい調査が可能となる。
【0054】
第2の効果は、教員によるアンケートフォームの作成に関して、基本項目のアンケートフォームは予め用意されており、また追加のアンケート項目も予め用意されているサンプルのフォールを組み合わせることにより自動的にアンケートフォームが作成されるため、HTMLやXMLといった専用記述言語を習得する必要がなく、簡易なアンケートが可能となる。
【0055】
第3の効果は、学生オンライン端末を介して任意の時点でアンケートの回答が記入でき、また回答を回答データベースとして一元的に管理しているため入力済みの回答であっても回答期間中であれはいつでも修正でき正確な意識調査が可能となる。
【0056】
第4の効果は、アンケートの回答を回答データベースとして一元的に管理しているため教員は任意の時点でアンケート結果を閲覧でき、講義の参考とすることができる。また、学生は公開されたアンケート結果をいつでも閲覧可能であるため、自由入力のアンケート内容および教員のコメントを参考にすることができ、履修者以外の学生も次学期の履修計画に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたネットワークアンケートシステムの一例を示す概念構成図
【図2】教師データベースの構成概念図
【図3】学生データベースの構成概念図
【図4】講義データベースの構成概念図
【図5】回答データベースの構成概念図
【図6】サーバと教員クライアントの間の処理フローの概要図
【図7】サーバと学生クライアントの間の処理フローの概要図
【図8】教師用初期画面の一例を示す図
【図9】教師用初期画面作成処理のフロー図
【図10】アンケート作成フォーム
【図11】アンケートの作成処理のフロー図
【図12】選択形式設問の一例図
【図13】自由入力形式設問の一例図
【図14】アンケートフォームの修正処理のフロー図
【図15】教師用閲覧モジュールの処理のフロー図
【図16】閲覧画面の一例図
【図17】教師用コメント入力モジュール処理のフロー図
【図18】学生用初期画面の一例図
【図19】学生用初期画面作成処理のフロー図
【図20】学生用閲覧モジュール処理のフロー図
【図21】回答修正モジュール処理のフロー図
【図22】回答モジュール処理のフロー図
Claims (4)
- 履修講義単位で履修学生からアンケートをオンラインで収集する方法であって、
サーバで教員と教員の担当講義を関連付けるステップと、
サーバで学生と学生の履修講義を関連付けるステップと、
教員端末からサーバに講義対応のアンケートフォームを登録するステップと、
学生端末に当該学生が履修する講義のアンケートフォームを転送するステップと、
学生端末からアンケートの回答をサーバに収集するステップと、
教員または学生端末から講義を指定してのアンケート結果の閲覧要求を受け取るステップと、
サーバで上記要求された講義のアンケート結果を集計し集計結果を要求端末に転送するステップと
要求端末において上記集計結果を表示するステップからなる方法。 - オンラインアンケートシステムのサーバプログラムであって、
端末からのログインユーザが教員か学生かを判別するステップと、
ユーザが教員の時、当該教員の担当講義と対応するアンケートを教員端末に表示すステップと、
教員端末からのアンケート指示により、アンケートの新規作成及び修正を行うステップと、
教員端末からの結果閲覧指示により、アンケート結果を表示するステップと、
ユーザが学生の時、当該学生の履修講義と対応するアンケートを学生端末に表示すステップと、
学生端末からのアンケート指示により、アンケート回答の受付及び修正を行うステップと、
学生端末からの結果閲覧指示により、アンケート結果を表示するステップとからなるアンケートシステムのサーバプログラム。 - オンラインアンケートシステムの教員プログラムであって、
オンラインアンケートシステムのサーバにログインするステップと、
サーバからログインした教員に対応する担当講義及び講義に対応するアンケートの情報を受信し表示するステップと、
担当講義を指定して新規のアンケートの作成をサーバに指示し、サーバからの情報に基づいてアンケートを作成しサーバに転送するステップと、
担当講義を指定して既存のアンケートの修正をサーバに指示し、サーバからの情報に基づいてアンケートを修正しサーバに転送するステップと、
担当講義を指定してアンケート結果の閲覧をサーバに指示し、サーバから転送されたアンケート結果を表示するステップと、
アンケート結果に文書を添付し、サーバに転送するステップからなるオンラインアンケートシステムの教員プログラム。 - オンラインアンケートシステムの学生プログラムであって、
オンラインアンケートシステムのサーバにログインするステップと、
サーバからログインした学生に対応する履修講義及び講義に対応するアンケートの情報を受信し表示するステップと、
履修講義を指定してアンケートの回答をサーバに指示し、サーバからの情報に基づいてアンケートの回答をサーバに転送するステップと、
履修講義を指定して回答済みアンケートの回答の修正をサーバに指示し、サーバからの情報に基づいてアンケートの回答を修正しサーバに転送するステップと、
履修講義を指定してアンケート結果の閲覧をサーバに指示し、サーバから転送されたアンケート結果を表示するステップからなるオンラインアンケートシステムの学生プログラム。
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