JP2004272276A - 地図表示装置及び地図表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】よりサービス性に富んだ位置情報管理システムを提供する。
【解決手段】携帯端末11は、GPSによる位置測定、携帯電話またはPHSの
基地局による位置測定、電波マーカー33による位置測定、及び方向検出器20
による自立的位置測定と複数の位置測定手段を有しており、どのような場所でも
ナビゲーションを行うことが出来るようになっている。携帯端末11からは、同
じく携帯端末11を有している第3者の位置をセンターシステム10に問い合わ
せることにより知ることが出来、徘徊老人や子ども、スキー場でのスキーヤーの
行動監視等を行うことができる。携帯端末11には、所持者がよく使う地域の地
図データのみがコンパクトに保持されており、この地図データにない地域に行っ
たときは、センターシステム10から対応する地図データをダウンロードして使
う。
【選択図】図1

Description

本発明は、歩行者の位置情報管理システムに関する。
今日では、自動車に取り付けて、自動車の現在位置を表示するカーナビゲーシ
ョンシステムが実用化され、発売されている。カーナビゲーションシステムによ
れば、はじめていった土地でも自分がいる周辺の地図と現在位置が表示されるの
で、道に迷うことなく目的地へ行くことが出来る。
カーナビゲーションシステムは、人工衛星からの電波を受けて、現在位置を緯
度、経度で取得し、この取得された緯度、経度を含む地図情報を記憶装置から読
み出すという処理を行っている。
カーナビゲーションは自動車の走行をナビゲートするものであるが、人が携帯
型の端末をもち、この携帯型の端末に現在位置と地図情報を表示して、人をナビ
ゲートするシステムも開発され、販売されている。
この人をナビゲートするシステムも人工衛星からの電波を受け取り、現在の位
置を緯度、経度で取得するとともに、記憶されている地図情報を現在位置ととも
に表示するというものである。
このように、人工衛星からの電波を受けて現在位置を決定するシステムをGP
S(Global Positioning System )という。
ところで、上記のようなナビゲーションシステムでは、人工衛星からの電波を
キャッチすることによって現在の位置を取得するので、人工衛星からの電波が届
かないところでは、システムが稼動しないという欠点を持っていた。
また、人の移動をナビゲートするシステムでは、人の持つ端末が地図情報を記
憶するCD−ROM等を内蔵しているため、やや大きくなる傾向がある。
従って、本発明の課題は、よりサービス性に富んだ位置情報管理システムを提
供することである。
本発明のシステムは、情報端末に位置特定システムからの情報を取得し、セン
ターシステムで処理を行って、該情報端末の位置に関する情報を管理するシステ
ムにおいて、複数の種類の位置特定システムを利用可能で、使用不可能な状態に
ある位置特定システムを自動的に切り換えて、他の位置特定システムを使って現
在位置を取得するように構成された情報端末を用いることを特徴とする。
また、本発明に使用される情報端末は、位置情報の管理を行うセンターシステ
ムと通信可能で、位置特定システムからの情報を取得し、該情報端末の位置に関
する情報を表示する情報端末において、複数の種類の位置特定システムを利用可
能で、使用不可能な状態にある位置特定システムを自動的に切り換えて、他の位
置特定システムを使って現在位置を取得するように構成されていることを特徴と
する。
あるいは、本発明の携帯無線端末は、現在の位置情報を求める位置情報取得手
段と、無線回線を介しての他の装置からの位置情報要求に対して、前記位置情報
取得手段で求めた位置情報を該無線回線を介して他の装置に送信する手段とを備
えたことを特徴とする。
また、他の側面では、衛星からの電波に基づいて現在の位置情報を求める位置
情報取得手段と、複数の携帯無線電話端末の現在の位置情報を管理するセンター
と無線回線を介して接続する手段と、前記位置情報取得手段により取得した現在
の位置情報を前記接続手段を介して前記センターに登録する手段と、前記接続手
段を介して前記センターより、第三者の携帯無線端末の現在位置を取得する手段
とを備えたことを特徴とする。
そして、本発明によれば、1つの位置特定システムが使用できない理由で、ナ
ビゲーション機能等を使用できなくなることが起こらず、必ず、何らかの方法で
位置情報を取得及び表示することが出来るので、サービス性に富んでいる。
特に、本発明によれば、情報端末あるいは携帯端末は、自立的に位置を推測す
るための方向検出器を備えることが可能で、このようにすることにより、GPS
その他の位置特定システムがまったく使えない場合にも、出発地点さえ分かれば
、ナビゲーション機能を利用することができる。
また、携帯端末あるいは情報端末は、ICカードとして自身に必要最小限の地
図データを保持する機能を持たせることによって、センターシステムからのダウ
ンロードの回数を減らすことができるとともに、着脱可能な記憶媒体としてIC
カードを使用することにより、CD−ROMを使用するよりも端末自身を小型化
することが出来る。
その他、本発明のシステムは多くのサービスを提供することが出来、それらを
以下に図面を用いて例示的に説明する。
本発明によれば、徘徊老人や子どもの行動監視を行うことが出来、携帯端末を
持っている者同士の位置情報を取得することが出来、また、携帯端末を持ってい
る人の異常事態をいち早く知ることが出来るなど、サービス性に富んだ位置情報
管理システムを提供することができる。
図1は、本発明の位置情報管理システムのシステム構成図である。
本発明のシステムは、情報を一元的に管理するセンターシステム10と人が持
ち歩く携帯端末11、GPSのための人工衛星12、D−GPS(Diferential
GPS )のための電波発信塔13、及び無線で携帯端末11の位置を教える情報提
供局(電波マーカー)33よりなっている。
携帯端末11には、GPSアンテナ14、携帯電話用無線機15、PHS用無
線機16、及び、電波マーカー33からの電波を受けるための無線機17のそれ
ぞれの受信機を有している。各受信機は、それぞれの電波発信局からの電波を受
け取り、制御部22に渡す。
制御部22では、それぞれの電波から得られる位置情報のうち最も精度の高い
ものを使用して携帯端末11の現在の位置を取得し、所持者に現在位置と周辺の
地図をディスプレイ18に出力することによって知らせる。19は、音声マイク
であって、所持者に音による警告の通知を行う場合に使用される。携帯端末11
には、所持者がよく行く地域の地図情報など最小限の地図情報が地図データ21
として記憶されており、携帯端末11がこの地図データ21の範囲にいる場合に
は、この地図データ21を読み出して、ディスプレイ18に出力する。また、こ
の携帯端末11に記憶されている地図データ21は、ICカードあるいはミニチ
ュアカード等着脱可能な記憶媒体を実装することにより使用可能とすることが好
ましい。このようにすることによって、利用したい区域の最小限の地図のみを実
装すればよく、必要以上に多くの記憶容量を必要としないので、携帯端末11を
小型化できるという利点を持つ。
方向検出器20は、携帯端末11に電波が届かなくなった場合に、自立的に携
帯端末11の移動を検出して、現在位置の特定を行うためのものである。方向検
出器20は、ジャイロコンパスと加速度センサからなっており、制御部22は、
方向検出器20からの情報を演算することによって、端末の移動方向と移動距離
を算出し、ディスプレイ18に現在位置として出力する。特に、3次元ジャイロ
を使用し、加速度センサを3次元的に配置することによって、携帯端末の3次元
的移動方向及び移動距離を演算することが可能になるので、いずれの電波も受信
できない状況にあっても、自立的にナビゲーションを行うことが出来る。
センターシステム10は、携帯電話交換機25あるいはPHS交換機26を介
して、無線機(携帯電話基地局)23及び無線機(PHS基地局)24に接続さ
れ、携帯端末11と位置情報の交換などを行う。センターシステム10の情報提
供部27は、携帯電話及びPHS基地局の位置データを含む地図データ28を有
しており、携帯端末11が有している地図データ21では、現在位置を表示する
のにデータが足りない場合、地図データ28を携帯端末11に送って現在位置の
表示が可能になるようにする。携帯電話またはPHS基地局の位置データは、携
帯端末11が、GPS、D−GPSの受信が出来ない場合に、最寄りの携帯電話
基地局又はPHS基地局の所在地から携帯端末11の位置を知るときに使用する
また、情報提供部27は、家庭の端末32とネットワーク等を介して接続され
ており、携帯端末11を有している徘徊老人や子どもの居場所を突き止めるため
に、携帯端末11の位置情報を提供する。
情報提供局(電波マーカー)33は、携帯端末11が、GPS、D−GPS、
携帯電話、及びPHSを使用することができない場合に、現在位置を取得するた
めに使用される。情報提供局33は、無線機29、制御部30、及び位置データ
31からなっている。位置データ31は、情報提供局33が設けられている緯度
、及び経度を記憶したもので、制御部30を介して無線機29から携帯端末11
に送信される。携帯端末11側では、情報提供局33からの緯度、経度情報に基
づいて携帯端末11の現在位置を取得する。
図2は、図1の制御部22が行う、位置情報取得のためのシステム切り換えフ
ローである。
携帯端末11は、GPS、携帯電話、PHS、電波マーカーのいずれかを使っ
て、位置情報を取得することができる。位置情報の精度は、GPS、携帯電話及
びPHSの基地局の位置情報、電波マーカーの使用、の順に悪くなっていくので
、はじめGPSを使い、これが使えないと次に精度の良い方法で位置を取得する
というように、順次精度の悪い方へと自動的に切り換えていく。
同図のステップS1で、先ず、GPSの信号を受信しているか否かが判断され
、GPSの信号を受信している場合には、GPSを用いて携帯端末(図1の11
)の位置を測定する(ステップS5)。
ステップS1でGPSの信号を受信していない場合には、ステップS2に進ん
でPHSまたは、携帯電話の基地局の位置が分かるか否かを判断する。PHSま
たは携帯電話の基地局の位置は、携帯端末から最寄りの基地局に対して発信し、
これを受信した基地局からセンターシステムに着信することによって、センター
システムが携帯端末からの発信を受け取った基地局の位置を逆に携帯端末に送り
返してくることにより得ることが出来る。この携帯端末から最寄りの基地局の位
置の近くに携帯端末を持った者が居ると判断して、この位置を所持者の位置とす
る。
従って、ステップS2でPHSあるいは携帯電話の基地局の位置が分かる場合
には、ステップS6で上記のようにして基地局を用いて携帯端末あるいはその所
持者の位置を取得する。
ステップS2で、PHSあるいは携帯電話の位置が分からない場合には、ある
いは、PHS及び携帯電話の使用圏外で通話ができない場合には、ステップS3
で、電波マーカーの信号を受信しているか否かが判断される。電波マーカーは町
の主要な地点に設けて、設けられている地点の緯度及び経度を電波として発信し
ているものである。
この電波マーカーの電波を携帯端末が受信している場合には、ステップS7で
無線機が受信している電波マーカーの信号を用いて、現在の位置が最寄りの電波
マーカーの緯度、経度とほぼ同じであるとみなして携帯端末あるいはその所持者
の位置としてディスプレイに表示する。
ステップS3で電波マーカーの電波も受信していない場合には、位置測定不可
能であるとして、その旨表示する(ステップS4)。
ステップS4で、位置測定不可能となった場合には、図1の方向検出器20を
用いて、最後に位置が測定された場所からの移動方向と移動距離を演算し、これ
に基づいて現在位置を推測し、これを表示するようにする。
図3は、携帯端末に表示する地図データとディスプレイの表示画面との関係を
示したものである。
同図左には、実際に表示される画面表示と取得された地図データとの関係を示
している。地図データは、携帯端末に保持されているものと、センターシステム
からダウンロードされたものとがある。いずれにしても、地図データは同図右に
示されているように、所定の緯度と経度の範囲でブロック化され、各ブロック毎
に番号が付されて管理されている。
例えば、同図の場合、表示されている地図データは実際の表示画面よりも大き
い範囲のものが読み込まれており、緯度と経度が(x1 、y1 )と(x2 、y2
)で規定される範囲が示されている。同図左に読み込まれている地図データは、
同図右の表によれば1番の地図であり、緯度の範囲がx1 からx2 まで、経度の
範囲がy1 からy2 までのものである。
現在の携帯端末の緯度と経度が分かったら、同図右のような表を参照し、緯度
と経度の範囲が現在の携帯端末の緯度と経度を含む地図データが読み込まれる。
現在の携帯端末の位置が変化して、地図データの端まで来たら次の地図を読み
込むようにする。地図データは周辺部が互いに重なり合うように設定されており
、地図データの端のほうでは、少なくとも2つの地図データが現在位置の緯度、
経度を含むようになっている。現在の位置が地図データの端のほうであり、どち
らの地図データを読み込むか定かではない場合には、それまでの進行方向を計算
して、進行方向の先にある地図を読み込むようにする。また、携帯端末の電源を
入れたときに既に携帯端末の位置が地図データの端にあり、しかもそれまでの進
行方向がわからない場合には、例えば、番号の小さい地図を一旦読み込んでおい
て、進行方向を取得してから、必要ならば、次の隣接する地域の地図を読み込む
ようにする。
なお、地図データは同図のように、表示画面よりも大きい範囲をカバーするよ
うに用意する必要は必ずしもなく、より小さな区域に分けて管理しておき、表示
画面には複数の地図データをつなげて出力することにより、表示画面がカバーす
る地域の地図を表示するようにしてもよい。この場合にも、複数の地図データを
つなぎあわせた地図データは表示画面よりもやや大きめにとっておき、現在位置
が移動するにしたがって、随時新しい地図データを読み込むようにする。
図4は、現在位置を取得し、地図を表示する場合の処理フローである。
同図は、携帯端末11の制御部22が行う地図データ表示フローである。最初
に、ステップS10でユーザから現在位置表示の指示が行われる。すると、ステ
ップS11でGPSより現在位置を入手する。ここで、図2で説明したように、
GPSで現在位置が入手不可能である場合には、PHSまたは携帯電話の基地局
の位置から現在位置を入手し、それが不可能であった場合には、電波マーカーを
使い、それがだめな場合には、携帯端末11の方向検出器20によって、進行方
向と移動距離を算出し、最後に得られた位置情報から推測して現在位置を算出す
る。このとき、表示には、現在位置の取得が不可能で、方向検出器20によって
現在位置を推測している旨の表示を行っておく。
ステップS11で、現在位置を入手できたら、ステップS12で携帯端末11
に記憶されている地図データ21の中に、現在位置を含むものがあるか否かを判
断する。携帯端末11に記憶されている地図データ21の中に現在位置を含むも
のがある場合には、ステップS15に進んで、地図を表示するとともに、現在位
置を表示する。
携帯端末11に記憶されている地図データ21の中に現在位置を含むものがな
かった場合には、ステップS13でセンターシステムへ現在位置を通知する。セ
ンターシステムでは、送信されてきた現在位置を含む地図データを探し出す。携
帯端末11は、現在位置を含む地図データをセンターシステムからダウンロード
し(ステップS14)、ステップS15で携帯端末11のディスプレイに地図を
表示するとともに、地図中に現在位置を表示する。ダウンロードした地図データ
は携帯端末11の地図データ21としてメモリに記憶しておき、ステップS11
に戻って、現在位置の取得と地図及び現在位置の表示を続行する。
現在位置の終了は、例えば、携帯端末11に表示終了ボタンを設けておき、こ
のボタンが押されたら、図4のフローに割り込みをかけて終了するようにしても
よいし、電源を直接切ることによって終了するようにしてもよい。
なお、地図データを取得する場合に、頻繁に使用する地図データを使用のたび
にダウンロードするのでは、効率的ではないので携帯端末に保持される地図デー
タ21には、地図番号及び緯度、経度の他に、何回表示画面に表示されたかを示
す回数及び最新アクセス日時をいっしょに記録しておくようにする。携帯端末に
は、所定時間地図データが保持されるが、最新アクセス日時から所定時間を過ぎ
た地図データについては、記憶容量に限りがあるので消去するようにする。この
とき、何回表示画面に表示されたかを示す回数を参照して、所定時間の間に予め
定められた回数以上表示された地図データは消去しないで保持しておくようにす
る。このようにすることによって、同じ地図データを頻繁にダウンロードするこ
とがなくなり、携帯端末の記憶容量を有効に使用することができる。
図5は、本発明のシステムを利用した携帯端末所持者の位置問い合わせシステ
ムの一般的処理フローチャートである。
このシステムは、本発明のシステムを利用することによって実現できるもので
あって、徘徊老人等のどこへ行くか分からないが行動を監視する必要のある人に
対して利用することができる。従って、徘徊老人だけではなく子どもの行動監視
にも使用することができる。
先ず、携帯端末は、自分の現在の位置を取得するため、GPS等を使って常に
一定時間毎に現在位置を取得している。従って、ステップS20のように、一定
時間経ったか否かを判断し、携帯端末は取得した現在位置をセンターシステムに
送信するようにする(ステップS21)。
センターシステムでは、携帯端末から送られてくる現在位置を受信するごとに
ログに記録しておき、携帯端末所持者がどのような経路をたどっていったかをい
つでも分かるようにしておく(ステップS22)。
ここで、携帯端末側で所持者が現在位置の取得を行っていない場合には、セン
ターシステム側から現在位置の取得をするように呼び出しをかける処理を行うよ
うにする(ポーリング)。
家庭の端末からは、携帯端末所持者が今どこにいるのか知る必要があるときに
、センターシステムに対して携帯端末所持者の位置を知らせるように要求する(
ステップS23)。携帯端末所持者の特定は携帯端末のID番号や電話番号等を
利用して行う。センターシステムは家庭の端末から現在位置の取得要求が来ると
、携帯端末に着信する事が出来るかいなかを判断する(ステップS24)。着信
が可能か否かは、センターシステムから呼び出し信号を出力し、携帯端末が応答
信号を送ってきたかいなかを判断することによって、着信可か否かを判断する。
ステップS24で、着信が不可能であると判断された場合には、ステップS2
8でログを参照し、今までの携帯端末の経路から速度と方向を割り出し、現在の
携帯端末の位置を推測して、家庭の端末に位置を表示する(ステップS27)。
このとき、携帯端末に着信が不可能である旨を併せて表示することにより、家庭
では、表示された位置が推測されたものであることが分かる。
一方、ステップS24で、着信が可能であると判断された場合には、センター
システムから携帯端末に対し現在位置を送信するように命令を発する。これを携
帯端末が受信すると(ステップS25)、現在位置をセンターシステムを介して
家庭端末に送信する(ステップS26)。家庭の端末では、センターシステムを
介して携帯端末から現在位置が送られてきたものをディスプレイ上で見ることが
出来る(ステップS27)。
なお、センターシステムにおける携帯端末の現在位置の推測の方法としては、
例えば、以下のような方法が考えられる。
すなわち、電車に乗って長距離移動している時など、窓際によってたまに受け
るGPS信号や、乗り換えの際に受信するGPS信号によって、途切れ途切れで
も方向と速度が計算できるような場合、GPS信号が受信できていないときにお
いても、移動方向と速度により、現在位置を推測する。
あるいは、車に乗って移動しているときなど、同じように途切れ途切れのGP
S信号の受信となってしまっているようなときでも、方向と速度が計算できるよ
うな場合には、GPS信号が受信できていないときにおいても、移動方向と速度
により、天気予報での台風のコース予想のように範囲を含めて現在位置の予測を
行う。
このようにして、徘徊老人や子どもに携帯端末を持たせておくだけで、簡単に
現在位置を家庭の監督者が把握することが出来るので、監視システムとして非常
に有効に使用することが出来る。
図6は、本発明のシステムを携帯端末間の位置情報取得に適用した場合の処理
を示す図である。
図5の場合は、携帯端末の位置情報を家庭の端末で取得する場合であったが、
同図の適用例では、携帯端末間の位置情報を取得して携帯端末所持者同士が、相
手がどこにいるのかを取得することが出来る。
図6では、相手の現在位置を知りたい携帯端末所持者を自分とし、現在位置を
知りたい相手を第3者として、センターシステムを介して第3者の位置を自分の
携帯端末のディスプレイ上に表示させるときの処理の流れを示している。
先ず、第3者の持っている携帯端末では、常にGPSやPHS、携帯電話、電
波マーカーを使用して現在位置を取得している。更に、一定時間たったか否かが
判断され(ステップS30)、現在位置をセンターシステムに送信する(ステッ
プS31)。センターシステムでは、第3者から送られてくる現在位置をログに
記録して(ステップS32)、第3者がどのような経路をたどって移動している
かが分かるようになっている。ここで、同じ携帯端末を有している自分の側には
、現在位置をセンターシステムに送信するステップが記載されていないが、これ
は、自分の側から第3者の現在位置を知るための処理のみを取り出して記載して
いるためで、実際には、自分の持っている携帯端末も一定時間毎にセンターシス
テムに現在位置を送信し、現在位置の変化がログに記録されている。従って、自
分の側から行う図6の処理は第3者の側から自分に対しても同様に行うことが出
来る。
第3者の現在位置を知りたい自分は、自分の携帯端末に第3者との相対位置の
表示を行うよう指示する(ステップS33)。これにより、自分の携帯端末はセ
ンターシステムに対し、第3者の位置を要求する(ステップS34)。このとき
、自分は第3者を特定する必要があるが、これは、携帯端末が有しているID番
号や電話番号等で行う。
センターシステムは自分からの第3者の現在位置の取得要求が来ると、特定さ
れた第3者に着信可能か否かを調べる(ステップS35)。着信可能か否かを調
べる方法は前述のように、呼び出し信号に対して第3者の携帯端末が応答するか
否かで行う。
着信が不可能である場合には、予めログに記録しておいた特定された第3者の
現在位置の変化から速度と進行方向を調べて、現在の位置を推定し(ステップS
39)、自分の携帯端末に送信をしてくる。自分の携帯端末ではこの信号を受信
し(ステップS40)、次に、GPS、PHSあるいは携帯電話の基地局、また
は電波マーカーを使って、自分の位置を取得する(ステップS41)。以下のス
テップは後述する。
第3者への着信が可能である場合には、第3者の携帯端末に現在位置の送信を
するように要求する(ステップS36)。第3者の携帯端末では、現在位置をG
PS、PHS、携帯電話、電波マーカーのいずれかを使用して取得し(ステップ
S37)、現在位置をセンターシステムに送信する(ステップS38)。センタ
ーシステムは第3者の現在位置を自分の携帯端末に送信する。これにより、自分
の携帯端末で、第3者の現在位置を受信し(ステップS40)、次に、自分の現
在位置を取得する(ステップS41)。
第3者からの送信あるいはセンターシステムにおける推測により、第3者の現
在位置が分かり、自分の現在位置が分かると、自分の携帯端末に記憶されている
地図データの中に第3者の位置と自分の位置とを表示可能な地図があるか否かが
判断される(ステップS42)。表示可能な地図データが記憶されていた場合に
は、この地図データを表示し、この地図上に自分の位置と特定された第3者の位
置を表示する(ステップS45)。
表示しおわったら、連続的に相対位置を表示するために、自分の携帯端末では
、処理をステップS34に戻して、繰り返し第3者の現在位置と自分の現在位置
とを取得して表示させるようにする。
自分の携帯端末に記憶されている地図データに特定された第3者の位置と自分
の位置とを表示する地図がない場合には、第3者の現在位置と自分の現在位置と
をセンターシステムに送る(ステップS43)。センターシステムでは、第3者
の位置と自分の位置から両者を一度に表示することの出来る地図データを検索し
、両者を一度に表示することのできる地図データを自分の携帯端末に送信する(
ステップS44)。自分の携帯端末ではセンターシステムから送られてきた地図
データを表示するとともに、第3者の位置と自分の位置とを表示する(ステップ
S45)。
このように、本発明のシステムを使用すれば、家庭端末からのみではなく、携
帯端末からでも所在を知りたい第3者の位置を知ることが出来、徘徊老人や子ど
もを実際に捜しながら、位置を確認することが出来る。従って、徘徊老人や子ど
もの捜索を効率的に行うことが出来る。
図7は、図6の処理においてセンターシステムが行う処理を説明する図である

同図(a)は、第3者と自分の現在位置が携帯端末から送信されてきた場合に
センターシステムが行う処理を示すフローチャートである。
センターシステムは、第3者と自分の2点の現在位置を受信すると(ステップ
S50)、2点の位置より2点間の直線距離を算出する(ステップS51)。2
点間の直線距離が求まると、同図(b)に示されているようなテーブルを参照し
て地図の種類を求め(ステップS52)、求められた地図の種類の中から2点を
含む地図を探し出す(ステップS53)。2点を含む地図を探し出したら、これ
を、2点の位置を送信してきた携帯端末に送信する(ステップS54)。2点の
位置を送信してきた携帯端末では、このセンターシステムがステップS54で送
信してきた地図データをもとに表示を行う。
同図(b)は、同図(a)のステップS52で使用するテーブルの一例を示し
た図であり、直線距離と地図の種類との対応が厳密に適切であるようには示して
いない。
センターシステムには、様々な地域をカバーするために多くの種類の地図デー
タが保持される。同図(b)の例では、1万分の1、2万分の1、5万分の1、
及び10万分の1の4種類の地図が保持されているとしている。直線距離は相対
位置を知りたい2点間の距離であり、単位をkmとしている。
同図(b)の例では、2点間の直線距離が0km〜100kmの間にあるとき
は、1万分の1の地図を使用することが示されている。センターシステムでは、
このように、テーブルから1万分の1の地図を使用すべき旨を読み取ると、1万
分の1の地図データから送信されてきた2点の現在位置を含む地図を緯度と経度
で探し出し、2点の直線距離を送信してきた携帯端末に送信する。
2点がいずれも同一の地図に含まれているか否かは、地図データに付されてい
る緯度、経度の範囲から判断する。例えば、図3で説明したように、地図データ
は所定の範囲をカバーするいくつかの個別の地図データからなっており、それぞ
れの個別の地図データには、その地図データがカバーする緯度と経度の範囲がデ
ータとして付されている。従って、先ず最初に個別の地図データのうちから1つ
を選んで、その地図データがカバーする緯度範囲に、2点の位置の緯度が含まれ
るか否かを判断し、含まれていれば、次に、その地図データがカバーする経度範
囲に2点の位置の経度が含まれているかを判断するようにする。このようにすれ
ば、2点が1つの個別の地図データに含まれているか否かを判断することができ
る。
その他の種類の地図の場合も同様であって、同図(b)のテーブルによれば、
2点間の直線距離が100km〜200kmの間にあるときは、2万分の1の地
図データを、直線距離が200km〜500kmの間にあるときは、5万分の1
の地図データを、直線距離が500km以上の場合には10万分の1の地図デー
タを検索する様にする。もちろん、ここの例で取り上げた以外の種類の地図デー
タを用意し、テーブルに登録して使用するようにしてもよい。
図8は、携帯端末側で第3者を監視する処理を示すフローチャートである。
同図(a)は、監視処理開始のための処理フローである。
携帯端末のユーザは、自分の携帯端末上で、第3者の行動を監視することを指
示するために、監視場所と第3者が移動せずに止まっている間の時間とを設定す
る(ステップS60)。監視場所の指定は、地域名で行うようにしてもよいし、
緯度、経度で行うようにしてもよい。地域名で監視場所の指定を行う場合には、
携帯端末に地域名とその地域の緯度、経度範囲を対応させるテーブルを用意して
おき、地域名が入力されたら、緯度と経度の範囲を取得して、対応する地図デー
タを携帯端末に記憶されている地図データから探すか、あるいはセンターシステ
ムからダウンロードする。
監視場所から対応する地図データが得られたら、ディスプレイに表示する(ス
テップS61)。ユーザは、更に監視場所を特定するために表示された地図上で
監視する区域を、例えば、矩形で囲むようにして指定する(ステップS62)。
矩形で囲むときの指示方法は、例えば、携帯端末のディスプレイをタッチ画面で
構成しておき、ペン等でタッチして矩形の対角線の位置を指定する等が考えられ
る。
監視する区域が矩形で指定されたら、指定された区域の緯度と経度を取得して
記録する(ステップS63)。区域の指定は、ディスプレイに表示された地図上
で行われるので、携帯端末側で矩形を形成するときに、地図上の緯度線と経度線
に平行に矩形の辺を形成するようにすれば、指定された区域の緯度範囲と経度範
囲を簡単に取得することが出来る。
指定された区域の緯度及び経度を取得できたら、いつからいつまで監視を行う
か監視時間を設定する(ステップS64)。
同図(b)は、第3者の行動の監視処理のフローチャートである。
監視処理が開始されると、先ず、現在位置を取得する時間間隔である一定時間
が経過したかいなかが判断される(ステップS65)。一定時間が経過していな
い場合には、一定時間経過するのを待つ。一定時間経過した場合には、監視対象
である第3者の現在位置を取得する(ステップS66)。現在位置を取得したら
、前の位置と比較し、前の位置と同じか否かを判断する(ステップS67)。
前の位置と同じでなかった場合には、同じ位置にいた時間あるいは回数(所定
時間毎に計数した)をカウントするカウンタをクリアする(ステップS71)。
前の位置と同じ位置にいた場合には、同じ位置にいた時間あるいは回数をカウン
トするカウンタの値をカウントアップする(ステップS68)。カウントアップ
したあと、カウンタの値が最初に(同図(a)のステップS60で)設定された
所定時間を越えているか否かを判断する(ステップS69)。所定時間以下であ
った場合には、ステップS65に戻って監視を続ける。
所定時間以上経っている場合には、監視対象である第3者が監視区域内にいる
かどうか、及び現在が監視を行うべき監視時間であるか否かを判断する(ステッ
プS70)。第3者が監視区域にいないか、監視時間でない場合には、上記カウ
ンタのカウント値をクリアして(ステップS71)、ステップS65から処理を
繰り返す。第3者が監視区域内におり、しかも監視時間である場合には、監視対
象である第3者が必要以上に同じ場所にとどまっており、異常事態が発生したこ
とを示しているとしてアラームを鳴らす(ステップS72)。
このような監視処理は、スキー場等でスキーヤーが怪我で倒れていることなど
を管理者がいち早く知って、対処する場合に有効である。ただし、このような処
理を行うためには、GPS等、精度の高い位置測定ができるシステムが利用可能
な状態でなくては、誤った警告を受ける可能性が高くなる。すなわち、PHSや
携帯電話の基地局を利用する場合には、第3者の位置は基地局のある位置でしか
特定できないため、第3者が実際には少しずつ動いていても、同じ位置に止まっ
ていると判断しかねないからである。これは、電波マーカーを利用した位置測定
を行っている場合も同様である。従って、第3者の異常事態を監視するためには
、出来るだけGPSを利用できる条件で行うことが望ましい。
図9は、本発明のシステムにおける携帯端末の表示画面への表示例である。
同図(a)は、文字表示の例である。
(1)は、GPSの人工衛星の捕捉状態を示す表示である。表示項目としては
、「衛星捕捉状態」、「捕捉衛星数」、「捕捉可能衛星数」が例として挙げられ
ている。「捕捉衛星数」は実際に電波をキャッチしている衛星の数を示しており
、「捕捉可能衛星数」は、現在の緯度、経度から理論上捕捉することができるは
ずの衛星数である。また、「衛星捕捉状態」は、衛星からの電波の受信状態を示
すものであって、例えば、「捕捉可能衛星数」に比べて「捕捉衛星数」が8割の
数に達していれば「良好」とする等のように決められる。また、電波に含まれる
ノイズの主信号に対する割合を算出して「衛星捕捉状態」を決定してもよい。
(2)は現在位置の表示例である。GPSにより現在の緯度、経度を表示する
とともに、3個以上の衛星を使って3点測定を行い、現在位置の高度も表示する
ようにしている。
(3)は、目標位置表示の例である。目標位置とは、例えば、特定された場所
に行きたい場合、携帯端末に地図上の特定の位置を指定すると、携帯端末は地図
から特定された場所の緯度、及び経度を取得し、現在の位置からの方位を算出す
るように構成されており、(3)の表示はこれを示したものである。表示項目と
しては、目標地点の緯度、経度、及び現在位置からの方位が例として示されてい
る。
(4)は目標地点へのナビゲーション表示の例を示している。表示項目として
は、目標地点までの距離、方位、及び携帯端末の移動速度が示されている。目標
地点までの距離は、現在位置と特定された目標地点が示されれば、端末が自動的
に緯度、経度の差分から距離を算出する。方位は、携帯端末に備えられている方
向検出器20によって現在端末が向いている方向と、現在位置と目標位置から算
出される目標位置までの方向(括弧の中に示されている数字)とが得られ、それ
らが表示されている。携帯端末の移動速度は、やはり方向検出器20に内蔵され
ている加速度センサによって算出することができ、この算出結果が表示されてい
る。
同図(b)は、簡易図形表示の例である。
(1)は衛星の捕捉状態を示す例である。(1)の表示には捕捉衛星数と捕捉
可能衛星数とが文字で表示されるとともに、図形で捕捉されている衛星と捕捉さ
れていない衛星とが見分けられるように表示されている。
(2)は、現在位置表示の例である。現在の緯度、経度、及び高度が数字で示
されるとともに簡単な図形で、現在の位置をナビゲートをはじめた地点からの経
路とともに示している。(2)の表示例には示されていないが実際には、ここに
地図が表示され、どの地域にいるかが分かるようになっている。
(3)は、目標位置及びナビゲーションの表示例である。文字情報として、目
標緯度、経度、方位、距離、及び、現在の方位と速度が示されている。下に示さ
れている図形は、目標の方向と現在の進行方向がわかりやすいようにコンパスを
かたどった図形で示したものである。白抜きの矢印は現在の進行方向を示してお
り、黒塗りの矢印は目標地点の方向を示している。
図10は、本発明の携帯端末の外観の例を示す図である。
同図(a)、(b)は、ポータブル型端末の外観の例であり、同図(a)は正
面図、同図(b)は側面図である。
端末の正面にはナビゲーション情報や地図などを表示する表示画面50が設け
られており、側部にはGPSアンテナ51が取り付けられている。GPSアンテ
ナ51は内蔵型でも、PCカードスロット等により後付けするような構成でもよ
い。また、GPSアンテナ51は、人工衛星の電波をキャッチすることができる
ように、取り付け部がフレキシブルに動き、端末がどのような姿勢であっても上
方を向けることが出来るような構造とすることが好ましい。なお、この端末は、
センターシステムと通信が出来るように、通信機能を内蔵したものである。ただ
し、通信機能を内蔵していなくてもGPSによるナビゲーションは可能である。
同図(c)、(d)は、携帯電話型の端末の外観の例を示す図である。
同図(c)は、フリッパ(蓋)54が閉じられた状態を示しており、正面には
表示画面52が設けられている。ナビゲーション情報や地図はこの表示画面に表
示される。フリッパ54のところにはGPSアンテナ53が設けられており、人
工衛星からの電波をキャッチして所持者に現在位置情報などを提供することがで
きるようになっている。
同図(d)は、フリッパ54を開けた状態を示すものである。フリッパ54を
開けると入力ボタン55があらわれ、電話をかけたり、ナビゲーション等のサー
ビスを受けるための入力を行うことが出来る。このフリッパ54の根元には、送
話口があり、フリッパ54が人の声を反射して送話口へ声を伝えるようになって
いる。
このように、内部に電気回路をほどんど持たないようなフリッパ54等の部分
にGPSアンテナ53を内蔵することにより、小型のままでGPS機能を内蔵す
ることができる。
図11は、携帯端末が行う処理をプログラムとしてロードする場合の記録媒体
について説明する図である。
本発明で想定している携帯端末は小型であるので、自身に十分な記憶容量を有
していない場合が考えられる。そこで、本発明の処理を行うプログラムを別の記
録媒体等に記録させておき、これをロードすることによって実行する携帯が考え
られる。
例えば、図11に示されるように、携帯端末60として本体に外付けの記憶装
置61(ハードディスク等)を接続して使用する。この場合には、記憶装置61
に実行すべき処理のプログラムが記録され、本体側のメモリにロードすることに
よって処理を行うようにする。
あるいは、フレキシブルディスク、CD−ROM、あるいはメモリカード等のよ
うな可搬記録媒体62に実行すべきプログラムを記録しておき、本体にセットし
て、プログラムを本体のメモリに読み込んで実行する等の実行携帯も可能である
また、本発明の携帯端末60は通信機能を有しているので、通信回線65を介
して情報提供者64の有するデータベース63にアクセスし、実行すべきプログ
ラムをダウンロードして、本発明に示される処理を実行することが可能である。
情報提供者64としては、例えば、前述したセンターシステムとすることが可能
である。しかし、情報提供者64は、これに限られず、携帯端末60が通信回線
65を介してアクセス可能などのようなアクセスポイントであっても良い。
本発明の位置情報管理システムのシステム構成図である。 図1の制御部22が行う、位置情報取得のためのシステム切り換えフローである。 携帯端末に表示する地図データとディスプレイの表示画面との関係を示したものである。 現在位置を取得し、地図を表示する場合のフローである。 本発明のシステムを利用した携帯端末所持者の位置問い合わせシステムの一般的処理フローチャートである。 本発明のシステムを携帯端末間の位置情報取得に適用した場合の処理を示す図である。 図6の処理においてセンターシステムが行う処理を説明する図である。 携帯端末側で第3者を監視する処理を示すフローチャートである。 本発明のシステムにおける携帯端末の表示画面への表示例である。 本発明の携帯端末の外観の例を示す図である。 記録媒体を示す図である。
符号の説明
10 センターシステム
11 携帯端末
12 GPS
13 D−GPS
14 GPSアンテナ
15 無線機(携帯電話)
16 無線機(PHS端末)
17 無線機
18 ディスプレイ
19 スピーカ
20 方向検出器
21 地図データ
22 制御部
23 無線機(携帯電話基地局)
24 無線機(PHS基地局)
25 携帯電話交換機
26 PHS交換機
27 情報提供部
28 地図データ(携帯電話及びPHS基地局の位置データを含む)
29 無線機
30 制御部
31 位置データ
32 家庭の端末
33 情報提供局(電波マーカー)
50、52 表示画面
51、53 GPSアンテナ
54 フリッパ
55 入力ボタン
60 携帯端末
61 記憶装置
62 可搬記録媒体
63 データベース
64 情報提供者
65 通信回線

Claims (9)

  1. 地図データを情報端末へ送信する地図表示装置であって、
    複数の地図データと、
    情報端末から位置情報を受信する受信手段と、
    前記受信した位置情報をログに記憶する履歴蓄積手段と、
    前記複数の地図データのうち、前記位置情報を表示可能な地図データが2以上存在する場合は、前記ログから前記情報端末の進行方向を算出し、該算出結果に基づき該情報端末に表示すべき地図を選択する選択手段と、
    前記選択した地図を前記情報端末に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする地図表示装置。
  2. 更に、
    距離と、地図の種類が対応付づけて管理されるテーブルと、
    前記情報端末の位置および特定地点の位置の、2点間の距離を算出する算出手段と
    を備え、
    前記選択手段は、前記テーブルを参照し、算出した前記距離に基づき、地図の種類を選択し、
    前記送信手段は、前記選択した種類の地図を前記情報端末へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
  3. 前記テーブルは、2点間距離の範囲と地図縮尺が対応付けて管理されたテーブルであることを特徴とする請求項2に記載の地図表示装置。
  4. 前記選択手段は、前記選択した種類の地図のうちで、さらに、前記2点を含む地図を選択することを特徴とする請求項2に記載の地図表示装置。
  5. 前記選択手段は、前記受信手段が前記情報端末の位置情報および前記特定地点の位置情報を該情報端末から受信したのに応じて、地図を選択することを特徴とする請求項2に記載の地図表示装置。
  6. 前記情報端末および前記特定地点の位置情報は、該情報端末内に両地点を含む地図が存在しない場合に、前記受信手段に送信されることを特徴とする請求項5に記載の地図表示装置。
  7. 前記特定地点は、前記情報端末とは異なる第二の情報端末であり、前記送信手段は、該第二の情報端末に現在位置の取得要求を送信し、該第二の情報端末から受信する現在位置を前記情報端末へ送信することを特徴とする請求項6に記載の地図表示装置。
  8. 地図データを情報端末へ送信する地図表示方法であって、
    コンピュータが
    情報端末から位置情報を受信する受信ステップと、
    前記受信位置情報をログに記憶する履歴蓄積ステップと、
    複数の地図データのうち、前記位置情報を表示可能な地図データが2以上存在する場合は、前記ログから前記情報端末の進行方向を算出し、該算出結果に基づき該情報端末に表示すべき地図を選択する選択ステップと、
    前記選択した地図を前記情報端末に送信する送信ステップと
    を備えたことを特徴とする地図表示方法。
  9. 更に、
    コンピュータが
    前記情報端末の位置および特定地点の位置について2点間の距離を算出する算出ステップ
    を備え、
    前記選択ステップは、距離と地図の種類が対応付けられて管理されたテーブルを参照し、算出した前記距離に基づき、地図の種類を選択し、前記送信ステップは、前記選択した種類の地図を前記情報端末へ送信する
    ことを特徴とする請求項8に記載の地図表示方法。
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