JP2004271950A - ロック機構付きパッケージ - Google Patents

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JP2004271950A JP2003063137A JP2003063137A JP2004271950A JP 2004271950 A JP2004271950 A JP 2004271950A JP 2003063137 A JP2003063137 A JP 2003063137A JP 2003063137 A JP2003063137 A JP 2003063137A JP 2004271950 A JP2004271950 A JP 2004271950A
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Yoshiaki Furukoshi
義章 古越
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

【課題】ロックの解除を容易にでき、容易にケージから取り外すことのできる安価なロック機構付きパッケージを提供する。
【解決手段】ケージ内に挿抜自在に挿入されるパッケージ本体7と、パッケージ本体7に枢支された操作レバー14と、操作レバー14に枢支軸13から偏心して回動可能に連結され挿抜方向と交差する方向に突起する爪部15を有するロック部材11と、パッケージ本体7に設けられ操作レバー14を回動されたときに爪部15をパッケージ本体7から出没させるようにロック部材11を案内するスライドガイド16とを備えたものである。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光送受信モジュールなどの光通信用パッケージに係り、ケージに対して交換可能に取り付けられる光通信用のロック機構付きパッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
長距離高速光通信などに使用する光送受信モジュールは、送信用光素子と受信用光素子とを1つのパッケージに収容したものである。また、光送受信モジュールは、光信号や電気信号の変調、増幅、補償或いは安定化のための電気素子をも上記パッケージに収容している。この光送受信モジュールと外部伝送路としての光ファイバとを接続するために、光素子に通じる開口部をパッケージに形成し、この開口部に光ファイバの端末に取り付けられている光ファイバコネクタを挿入するようにした、いわゆるリセプタクルタイプの光送受信モジュールがある。
【0003】
多数の光ファイバを集中配線する通信機器では、多数の光送受信モジュールの開口部をパネルに整列配置することで、任意の開口部に任意の光ファイバコネクタを挿入できるように配慮してある(本発明の図11参照)。パネルにおける光送受信モジュール開口部の配置をより集約すると共に通信機器内部の配線を簡素にするため、基板の端部に光送受信モジュールを整列配置し、各々の開口部がパネルの各窓から露出するよう、上記基板を通信機器内に設置するのが望ましい。
【0004】
一方、光送受信モジュール内の光素子や電気素子に不具合が生じたときや、通信仕様(光波長や変調方式など)を相手と整合させたいときなど、光送受信モジュールをアセンブリ交換して対応したい場合がある。このため、図32及び図33に示すように、基板70上には光送受信モジュール(図示せず)のパッケージ71を機械的に保持するためのケージ72が設けられ、ケージ72を介して基板70に光送受信モジュールを着脱できるようになっている。
【0005】
ケージ72は、一端(前端)を開放された前後に長い箱型に形成されており、前端からパッケージ71を挿抜できるようになっている。電気的には、パッケージ71の後端に接続端子群(図示せず)を形成し、基板70上にはその相手方となる接続端子群(図示せず)を配置しておくことで、パッケージ71をケージ72に挿入したとき、接続が図られるようになっている。これにより、パネルの窓からパッケージ71を挿抜することができ、通信機器を分解することなく光送受信モジュールを交換できるようになっている。
【0006】
ケージ72とパッケージ71には、互いに係止しあうための雌雄ロック機構73,74がそれぞれ設けられている。雌側ロック機構74は、ケージ72の底面75に前端から後方へ延びる2本の切り込み76を形成し、これら切り込み76の間に形成された板バネ77と、板バネ77に三角形に開口するように形成された係合穴78とからなる。板バネ77の前端には若干の反り79が形成されている。雄側ロック機構73は、係合穴78に嵌め込むための突起(爪部)をパッケージ71の底面(図示せず)に設けてなるものである。
【0007】
そして、パッケージ71には、通信機器のパネル外からアクセスしてロックを解除するためのリリース機構80が設けられている。リリース機構80は、パッケージ71の前部に板バネ77を押し下げるためのスライドブロック81を前後方向にスライド可能に設けてなるものである。スライドブロック81は、後端に板バネ77を押し下げるためのテーパ面82を有する。図34に示すように、スライドブロック81は、後方へスライドすることでテーパ面82で板バネ77を押し下げ、係合穴78を雄側ロック機構73たる突起から抜くようになっている。
【0008】
なお、図32、図33及び図34は、説明を分かりやすくするために、スライドブロック81の厚みや板バネ77の反り具合などを強調した記載となっているが、実際の板バネ77や突起は基板70に当たらない寸法に設定されている。
【0009】
また、図36に示すパッケージ90は、特許文献1に記載されたものである。このパッケージ90は、光ファイバコネクタを挿抜するためのソケット(図示せず)を有しケージ91内に挿抜自在に挿入されるパッケージ本体92と、パッケージ本体92に揺動自在に設けられた梃子部材93と、梃子部材93の一端に設けられケージ91側に出没する爪94と、梃子部材93の他端側に係合され爪94をパッケージ本体92側に引っ込めるように梃子部材93を揺動させる操作レバー95とを備えて構成されている。パッケージ90はケージ91に挿入されることで梃子部材93の他端側をケージ91に取り付けられたルーフバネ96に当て、ルーフバネ96の力で爪94をケージ91側に突出させるようになっている。
【0010】
なお、ケージの形状(寸法やラッチの位置)は、各メーカ共通の規格により規定されている。
【0011】
【特許文献1】
米国特許第6439918B1号明細書(第1図、第3B図、第4図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パネルにおける開口部の配置を集約するために、開口部は上下多段に配置するのが望ましく、開口部の上下間隔はできるだけ小さくすることが望ましい。
【0013】
しかしながら、図32、図33及び図34に示すパッケージ71は上下間隔を小さく設定すると、図35に示すようにスライドブロック81が下段のパッケージ71に接近しすぎ、指先(参考のため図示)でスライドブロック81を所定のロック解除位置まで押し込むのが困難となってしまう課題があった。また、パッケージ71を前方へ引き抜くには、パッケージ71の前部を指でつまんで行うが、パッケージ71の上下間隔や左右間隔が狭くなると困難になってしまう課題があった。
【0014】
また、図36に示すパッケージ90では上下に隣り合うケージ91のルーフバネ96が操作レバー95の近傍に位置されることから指先で操作レバー95を引っ掛けるのは困難であるという課題があった。これを解消するために上下に隣り合うパッケージ90同士を背中合わせに配置する技術が開示されているが、上段と下段とで光ファイバコネクタ(図示せず)が裏返しになってしまい、配線作業がやりにくくなってしまう。
【0015】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、パッケージ同士を背中合わせに配置しなくともロックの解除を容易にでき、容易にケージから取り外すことのできる安価なロック機構付きパッケージを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ケージ内に挿抜自在に挿入されるパッケージ本体と、該パッケージ本体に枢支された操作レバーと、該操作レバーに枢支軸から偏心して回動可能に連結され挿抜方向と交差する方向に突起する爪部を有するロック部材と、上記パッケージ本体に設けられ上記操作レバーを回動されたときに上記爪部をパッケージ本体から出没させるように上記ロック部材を案内するスライドガイドとを備えたものである。
【0017】
操作レバーを回動させるだけでケージとパッケージのロック解除を容易にでき、ケージからパッケージを容易に取り外すことができる。
【0018】
上記スライドガイドは、上記ロック部材に設けられロック部材の支点を形成するピンと、上記パッケージ本体に形成され上記ピンのスライド可動な方向を規制するガイド溝とで構成するとよい。
【0019】
そして、上記操作レバーは、上記パッケージ本体の抜き取り方向前端部に俯仰自在に枢支され、上記前端部の外周形状に沿う門型に形成されるとよい。
【0020】
また、上記パッケージ本体は抜き取り方向前端部に光ファイバコネクタを挿抜するためのソケットを複数横並びに形成され、上記操作レバーは上記ソケット間に枢支されてもよい。
【0021】
またさらに、上記操作レバーは、直線状に延びて形成されると共に中間を枢支され、一端側に上記ロック部材を連結されると共に他端側に手動操作のためのハンドル部を形成されたものであってもよい。
【0022】
そして、上記操作レバーは、上記枢支軸方向に延びる手動操作のためのハンドル部を有するとよい。
【0023】
また、上記操作レバーは、上記ハンドル部を上記パッケージ本体に当てて回動を規制されるように上記パッケージ本体に枢支されるとよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0025】
図11に示すように、ロック機構付きパッケージ1を取り付ける通信機器2は箱型シャーシ3の前面をフランジ付きパネル4にしたもので、パネル4にはパッケージ1を挿入するための窓5が縦横に複数列形成されている。箱型シャーシ3内には、窓5に位置を合わせるように複数のケージ(図示せず)を整列配置した基板(図示せず)が上下に重ねて収容されている。ケージと基板は上述した従来技術と同じものである。以降、ケージと基板については同符号を付し、説明を省く。
【0026】
図8に示すように、パッケージ1は、ケージ72内に挿抜自在に挿入されるパッケージ本体7と、パッケージ本体7に設けられケージ72の雌側ロック機構74にロックされる雄側ロック機構9とを備えて構成されている。
【0027】
図1、図3、図4及び図5に示すように、パッケージ本体7は、挿抜方向(前後方向)に長い略直方体状に形成されており、前方へ向けて開口する左右一対のソケット10を有する。ソケット10の一方は、送信側の光ファイバコネクタ(図示せず)を接続するためのものであり、他方は受信側の光ファイバコネクタ(図示せず)を接続するためのものである。
【0028】
また、図1、図4、図6及び図7に示すように、パッケージ本体7の底部には、後述するロック部材11を前後上下にスライド可能に収容するためのロック部材収容溝12が形成されている。具体的には、ロック部材収容溝12は、一対のソケット10間に位置されており、前端を開放されている。
【0029】
雄側ロック機構9は、パッケージ本体7に枢支軸13を介して枢支された操作手段たる操作レバー14と、操作レバー14に枢支軸13から偏心して回動可能に連結され挿抜方向と交差する方向に突起する爪部15を有するロック部材11と、パッケージ本体7に設けられ操作レバー14を回動されたときに爪部15をパッケージ本体7から出没させるようにロック部材11を案内するスライドガイド16とを備えて構成されている。
【0030】
操作レバー14は、パッケージ本体7の前端部(抜き取り方向側の端部)17の外周形状に沿う門型に形成されており、前端部17に俯仰自在に枢支されている。具体的には、操作レバー14は、前端部17下部の両側に幅方向に延びる枢支軸13回り回動可能に支持された一対のアーム部18と、これらアーム部18同士を連結するように枢支軸13方向に延びて形成され手動操作を受けるためのハンドル部19とからなる。
【0031】
アーム部18は、枢支軸13から径方向に延びてハンドル部19に連なる入力腕20と、枢支軸13から径方向に、かつ、入力腕20に対して交差する方向に延び後述する連結軸21を介してロック部材11に連結される出力腕22とからなる。
【0032】
入力腕20は、パッケージ本体7の前端に沿って起立する姿勢から抜き取り方向に倒伏する姿勢まで略90°往復回動可能となっている。出力腕22は、入力腕20が起立されたとき抜き取り方向に倒伏された状態となるように入力腕20との相対位相を決定されており、入力腕20が前方へ回動されることで下降しながら後方へ回動されるようになっている。また、出力腕22は回動先端をパッケージ本体7から常に突出させるように形成されており、出力腕22の回動先端間には、枢支軸13と平行に延びる連結軸21が掛け渡して設けられている。
【0033】
ロック部材11は、前後に長く形成されており、一端を連結軸21の中間位置に連結軸21回り回動可能に連結されている。ロック部材11の他端には、ケージ72の係合穴78に挿入される爪部15が下方(ケージ72側)に突起するように形成されている。
【0034】
図2及び図6に示すように、スライドガイド16は、ロック部材11に設けられロック部材11の支点を形成するピン23と、パッケージ本体7に形成されピン23のスライド可動な方向を規制するガイド溝24とからなる。ピン23は、ロック部材11の前後方向の中間位置から両側に突出するように設けられている。ガイド溝24は、パッケージ本体7のロック部材収容溝12の両側壁にピン23をスライド可能に収容する溝を形成してなるものである。ガイド溝24は、ピン23の前後方向の移動を許容しつつ後方へ向かうにつれてピン23を上昇させるように傾斜して形成されており、ロック部材11の前後方向の移動に応じてピン23を昇降させ、ロック部材11の後側を上下に振るようになっている。
【0035】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0036】
図6、図8及び図11に示すように、ケージ72内にロックされたパッケージ1をケージ72から取り外す場合、操作レバー14のハンドル部19の上に指先を掛け、前方へ引く。ハンドル部19はパッケージ1の全幅に渡って延びているため、様々な角度から指先を掛けることができ、さらに、ハンドル部19の周囲に操作を邪魔をするものがないため、容易に指先を掛けることができる。図7及び図9に示すように、起立されていた操作レバー14の入力腕20は枢支軸13を中心に前方へ倒れるように回動し、前方へ延びていた出力腕22は枢支軸13を中心に下方へ回動する。連結軸21は出力腕22と共に回動し、ロック部材11の前端を下げながら後方へ押す。
【0037】
ロック部材11は、ピン23をガイド溝24に沿わせながら後方へスライドし、ピン23は斜め上方へ案内される。すなわち、ロック部材11は前端を下降させながら前後方向の中間を上昇させる。これにより、爪部15は後方へ移動しながら上昇し、係合穴78から外れる。そして、操作レバー14の入力腕20が完全に(略水平に)倒れ、抜き取り方向に向いたら、図10に示すようにハンドル部19をそのまま前方へ引く。これによりケージ72からパッケージ1を容易に抜き取ることができる。
【0038】
ケージ72にパッケージ1を装着するときは、予め操作レバー14を起立させ、ケージ72内にパッケージ1を後端側から挿入する。
【0039】
図7に示すように、前方に倒れた操作レバー14を起立させるように回動させると、略鉛直下方を向いていた操作レバー14の出力腕22が前方へ回動し、ロック部材11を前方へ引く。ロック部材11は、ピン23をガイド溝24に沿わせながら前方へスライドし、ピン23は斜め下方へ案内される。これにより、爪部15は前方へ移動しながら下降し、係合穴78内に入る。そして、操作レバー14は完全に起立すると、ハンドル部19をパッケージ本体7に当てて係止される。
【0040】
このように、ケージ72内に挿抜自在に挿入されるパッケージ本体7と、パッケージ本体7に枢支された操作レバー14と、操作レバー14に枢支軸13から偏心して回動可能に連結され挿抜方向と交差する方向に突起する爪部15を有するロック部材11と、パッケージ本体7に設けられ操作レバー14を回動されたときに爪部15をパッケージ本体7から出没させるようにロック部材11を案内するスライドガイド16とを備えてパッケージ1を構成したため、ケージ72とパッケージ1とのロック解除を容易にでき、パッケージ1をケージ72から容易に取り外すことができる。
【0041】
また、ロック部材11に設けられロック部材11の支点を形成するピン23と、パッケージ本体7に形成されピン23のスライド可動な方向を規制するガイド溝24とでスライドガイド16を構成したため、パッケージ1を簡単な構造にでき、安価に製作できる。
【0042】
そして、操作レバー14は、パッケージ本体7の前端部17に俯仰自在に枢支され、前端部17の外周形状に沿う門型に形成されるものとしたため、操作レバー14に指先を容易に掛けることができ、パッケージ1のロック解除を容易に行うことができる。
【0043】
また特に、操作レバー14は、枢支軸13方向に延びるハンドル部19を有し、光ファイバコネクタの挿抜経路上を交差するように回動してロックを解除するようになっているため、光ファイバコネクタを装着した状態での誤ったロック解除を防ぐことができる。
【0044】
他の実施の形態について述べる。
【0045】
図12〜図21に示すパッケージ1は上述のパッケージ1の操作レバー14の形状を変更すると共に、操作レバー14の変更に対応するようにロック部材11及びパッケージ本体7の形状を変更したものである。上述のパッケージ1と同様の構成・作用効果については説明を省き、相違する点について説明する。
【0046】
図12はパッケージ30を下方から見上げた斜視図であり、図13は雄側ロック機構31を上方から見下ろした斜視図であり、図14は図12のパッケージ30を上方から見下ろした斜視図である。
【0047】
図12及び図13に示すように、操作レバー32は、パッケージ本体33に形成された一対のソケット10間に幅方向に延びる軸(枢支軸)34回り回動可能に支持されたアーム部35と、アーム部35の回動先端から枢支軸34方向へ延び手動操作を受けるためのハンドル部36とからなり、正面視T字状に形成されている。
【0048】
アーム部35は、ハンドル部36に接続される一端をパッケージ本体33の上方に位置させたとき他端を枢支軸34の前方へ延ばすように形成されており、長手方向の中間を枢支軸34に支持されている。具体的には、アーム部35は側面視L字型に屈曲されており、枢支軸34から一端側へ延びる入力腕37は、パッケージ本体33の前端に沿って起立する姿勢から抜き取り方向に倒伏する姿勢まで略90°往復回動可能となっている。枢支軸34から他端側へ延びる出力腕38は、入力腕37が前方へ回動されることで下降しながら後方へ回動されるようになっており、他端にロック部材39を回動可能に連結するようになっている。また特に、アーム部35は屈曲点の一端側を枢支軸34に支持されており、入力腕37を起立させたときに前後に延びるロック部材39と枢支軸34とが干渉しないようになっている。
【0049】
ハンドル部36は、パッケージ本体33の略全幅に渡って延びるように長尺に形成されており、様々な角度から指先を掛けられるようになっている。
【0050】
ロック部材39は、アーム部35の他端を両側から挟むように前端部を二股に形成されており、幅方向に延びる連結軸40を介してアーム部35の他端と回動自在に連結されるようになっている。
【0051】
図12、図14、図15及び図16に示すように、パッケージ本体33は、前端にアーム部35を揺動可能に収容するためのアーム部収容溝41を有する。アーム部収容溝41は、一対のソケット10間に上下に貫通する溝を形成してなるものであり、入力腕37を起立させたとき入力腕37と出力腕38の一部を収容するようになっている。
【0052】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0053】
図17及び図19に示すように、ケージ72内にロックされたパッケージ30をケージ72から取り外す場合、操作レバー32のハンドル部36の上に指先を掛け、前方へ引く。ハンドル部36はパッケージ本体33の略全幅に渡って延びるため、様々な角度から指先を掛けることができ、さらに、ハンドル部36の周囲には操作を邪魔するものがないため、ハンドル部36に容易に指先を掛けることができる。
【0054】
起立されていた操作レバー32の入力腕37は、図18及び図20に示すように枢支軸34を中心に前方へ倒れるように回動し、前方へ延びていた出力腕38は枢支軸34を中心に下方へ回動する。連結軸40は出力腕38と共に回動し、ロック部材39の前端を下げながら後方へ押す。
【0055】
ロック部材39は、ピン23をガイド溝24に沿わせながら後方へスライドし、ピン23は斜め上方へ案内される。すなわち、ロック部材39は前端を下降させながら前後方向の中間を上昇させる。これにより、爪部15は後方へ移動しながら上昇し、係合穴78から外れる。そして、操作レバー32の入力腕37が完全に倒れ、抜き取り方向に向いたら、図21に示すようにハンドル部36をそのまま前方へ引く。これによりケージ72からパッケージ30を容易に抜き取ることができる。
【0056】
ケージ72にパッケージ30を装着するときは、予め操作レバー32を起立させ、ケージ72内にパッケージ30を後端側から挿入する。
【0057】
図18に示すように、前方に倒れた操作レバー32を起立させるように回動させると、略鉛直下方を向いていた操作レバー32の出力腕38が前方へ回動し、ロック部材39を前方へ引く。ロック部材39は、ピン23をガイド溝24に沿わせながら前方へスライドし、ピン23は斜め下方へ案内される。これにより、爪部15は前方へ移動しながら下降し、係合穴78内に入る。そして、入力腕37が完全に起立すると、操作レバー32はハンドル部36をパッケージ本体33に当てて係止される。
【0058】
このように、ソケット10間に操作レバー32を枢支すると、操作レバー32を簡易で小型なものにでき、パッケージ30を安価に製作できる。
【0059】
また、パッケージ本体33の前端にアーム部35を収容するアーム部収容溝41を形成したため、操作レバー32が光ファイバコネクタの着脱作業の邪魔となるのを防ぐことができる。
【0060】
他の実施の形態について述べる。
【0061】
図22〜図31に示すパッケージ50は上述のパッケージ30の操作レバー32の形状をさらに変更すると共に、操作レバー32の変更に対応するようにロック部材39及びパッケージ本体33を変更したものである。上述のパッケージ30と同様の構成・作用効果については説明を省き、相違する点について説明する。
【0062】
図22はパッケージ50を下方から見上げた斜視図であり、図23は雄側ロック機構51を上方から見下ろした斜視図であり、図24は図22のパッケージ50を上方から見下ろした斜視図である。
【0063】
図22及び図23に示すように、操作レバー52は、一対のソケット10間に幅方向に延びる軸(枢支軸)53回り回動可能に支持されたアーム部54と、アーム部54の回動先端から枢支軸53方向へ延び手動操作を受けるためのハンドル部55とからなり、正面視T字状に形成されている。
【0064】
アーム部54は、直線状に形成されており、長手方向の中間を枢支軸53に支持されている。具体的には、アーム部54は、枢支軸53から上方に延びハンドル部55に接続される入力腕56と、枢支軸53から下方に延び下端にロック部材57を回動可能に連結される出力腕58とからなる。
【0065】
ハンドル部55は、パッケージ本体59の略全幅に渡って延びるように長尺に形成されると共に前端を上側に折り返して形成されており、様々な角度から指先を掛けられるようになっている。また、操作レバー52は、ハンドル部55をパッケージ本体59に当てて回動を規制されるように位置決めされており、ハンドル部55を直接パッケージ本体59に当てて操作時に受ける力を逃がすようになっている。
【0066】
ロック部材57は、アーム部54の下端を両側から挟むように前端部を二股に形成されており、幅方向に延びる連結軸60を介してアーム部54の下端に回動自在に連結されている。
【0067】
図22、図24、図25及び図26に示すように、パッケージ本体59は、左右のソケット10間にアーム部54を揺動可能に収容するためのアーム部収容穴61を有する。アーム部収容穴61は、アーム部54の上端をパッケージ本体59から突出させつつアーム部54を前後方向に傾動可能に収容するように前後に延びつつ上下に貫通するように形成されており、上下方向の中間位置に枢支軸53を支持するようになっている。また、アーム部収容穴61は、パッケージ本体59の下部にてロック部材57を前後スライド可能に収容するロック部材収容溝62に接続されている。ロック部材収容溝62は、パッケージ本体59の前後方向の中間位置に下方に開口するように形成されており、前端を閉じられている。
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0068】
図27及び図29に示すように、ケージ72内にロックされたパッケージ50をケージ72から取り外す場合、操作レバー52のハンドル部55の上に指先を掛け、前方へ引く。ハンドル部55はパッケージ本体59の略全幅に渡って延びるため、様々な角度から指先を掛けることができ、さらに、ハンドル部55の周囲には操作を邪魔するものがないため、ハンドル部55に容易に指先を掛けることができる。
【0069】
操作レバー52の入力腕56は、図28及び図30に示すように枢支軸53を中心に前方へ回動し、出力腕58は枢支軸53を中心に後方に回動する。連結軸60は出力腕58と共に回動し、ロック部材57の前端を後方へ押す。
【0070】
ロック部材57は、ピン23をガイド溝63に沿わせながら後方へスライドし、ピン23は斜め上方へ案内される。すなわち、ロック部材57は前端を振り子状に揺動させながら前後方向の中間を上昇させる。これにより、爪部15は後方へ移動しながら上昇し、係合穴78から外れる。そして、操作レバー52は、パッケージ本体59の上面にハンドル部55を当てることで回動を規制される。このとき、ハンドル部55は前端側を折り返されているため、重心を枢支軸53の前側に移動させ、パッケージ本体59上に載置された状態で止まる。ハンドル部55をそのまま前方へ引くことで、図31に示すようにケージ72からパッケージ50を容易に抜き取ることができる。
【0071】
ケージ72にパッケージ50を装着するときは、予め操作レバー52を後方へ倒し、ケージ72内にパッケージ50を後端側から挿入する。
【0072】
図28に示すように、操作レバー52を後方へ倒すと、操作レバー52の出力腕58が前方へ回動し、ロック部材57を前方へ引く。ロック部材57は、ピン23をガイド溝63に沿わせながら前方へスライドし、ピン23は斜め下方へ案内される。これにより、爪部15は前方へ移動しながら下降し、係合穴78内に入る。そして、ハンドル部55がパッケージ本体59の上面に当たることで操作レバー52は回動を規制されて止まる。
【0073】
このように、操作レバー52を直線状に延びるように形成すると共に操作レバー52の中間を枢支し、一端側にロック部材57を回動可能に連結すると共に他端側にハンドル部55を形成したため、比較的小さな操作量(回動量)でロックを解除でき、ハンドル部55を前方に引くだけでロック解除操作とパッケージ50の取り出し操作とを一括して行うことができる。
【0074】
また特に、操作レバー52は力のかかるハンドル部55を直接パッケージ本体59に当てて回動を規制されるため、アーム部54及び枢支軸53に大きな力がかかるのを確実に防ぐことができ、手荒い操作による操作レバー52の破損、変形等を防ぐことができる。
【0075】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。
(1)ケージに対するロック解除を容易にでき、容易にケージから取り外すことができる。
(2)安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すロック状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図2】ロック状態の雄側ロック機構の概略説明図である。
【図3】ロック状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図4】ロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図5】ロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図6】ロック状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図7】ロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図8】通信機器にロックした状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図9】通信機器からロック解除した状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図10】通信機器から取り外し中のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図11】ロック機構付きパッケージを装着した通信機器の斜視図である。
【図12】他の実施の形態を示すロック状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図13】他の実施の形態を示すロック状態の雄側ロック機構の概略説明図である。
【図14】他の実施の形態を示すロック状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図15】他の実施の形態を示すロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図16】他の実施の形態を示すロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図17】他の実施の形態を示すロック状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図18】他の実施の形態を示すロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図19】他の実施の形態を示す通信機器にロックした状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図20】他の実施の形態を示す通信機器からロック解除した状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図21】他の実施の形態を示す通信機器から取り外し中のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図22】他の実施の形態を示すロック状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図23】他の実施の形態を示すロック状態の雄側ロック機構の概略説明図である。
【図24】他の実施の形態を示すロック状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図25】他の実施の形態を示すロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図26】他の実施の形態を示すロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図27】他の実施の形態を示すロック状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図28】他の実施の形態を示すロックを解除した状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図29】他の実施の形態を示す通信機器にロックした状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図30】他の実施の形態を示す通信機器からロック解除した状態のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図31】他の実施の形態を示す通信機器から取り外し中のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【図32】従来のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図33】従来のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図34】従来のロック機構付きパッケージの斜視図である。
【図35】従来のロック機構付きパッケージを利用した通信機器の側断面図である。
【図36】従来のロック機構付きパッケージの側断面図である。
【符号の説明】
7 パッケージ本体
10 ソケット
11 ロック部材
13 枢支軸
14 操作レバー
15 爪部
16 スライドガイド
19 ハンドル部
23 ピン
24 ガイド溝
32 操作レバー
33 パッケージ本体
36 ハンドル部
39 ロック部材
52 操作レバー
53 枢支軸
55 ハンドル部
57 ロック部材
59 パッケージ本体
72 ケージ

Claims (7)

  1. ケージ内に挿抜自在に挿入されるパッケージ本体と、該パッケージ本体に枢支された操作レバーと、該操作レバーに枢支軸から偏心して回動可能に連結され挿抜方向と交差する方向に突起する爪部を有するロック部材と、上記パッケージ本体に設けられ上記操作レバーを回動されたときに上記爪部をパッケージ本体から出没させるように上記ロック部材を案内するスライドガイドとを備えたことを特徴とするロック機構付きパッケージ。
  2. 上記スライドガイドは、上記ロック部材に設けられロック部材の支点を形成するピンと、上記パッケージ本体に形成され上記ピンのスライド可動な方向を規制するガイド溝とからなる請求項1記載のロック機構付きパッケージ。
  3. 上記操作レバーは、上記パッケージ本体の抜き取り方向前端部に俯仰自在に枢支され、上記前端部の外周形状に沿う門型に形成された請求項1又は2記載のロック機構付きパッケージ。
  4. 上記パッケージ本体は抜き取り方向前端部に光ファイバコネクタを挿抜するためのソケットを複数横並びに形成され、上記操作レバーは上記ソケット間に枢支された請求項1又は2記載のロック機構付きパッケージ。
  5. 上記操作レバーは、直線状に延びて形成されると共に中間を枢支され、一端側に上記ロック部材を連結されると共に他端側に手動操作のためのハンドル部を形成された請求項1〜4いずれかに記載のロック機構付きパッケージ。
  6. 上記操作レバーは、上記枢支軸方向に延びる手動操作のためのハンドル部を有する請求項1〜5いずれかに記載のロック機構付きパッケージ。
  7. 上記操作レバーは、上記ハンドル部を上記パッケージ本体に当てて回動を規制されるように上記パッケージ本体に枢支された請求項1〜6いずれかに記載のロック機構付きパッケージ。
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