JP2004271265A - Automatic analyzer - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液、尿等の生体サンプルの定性・定量分析を行う自動分析装置に係り、特に分析の定量性を維持するための精度管理試料の取り扱い方法を含む自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動分析装置は測定精度を維持するため、予め濃度のわかっている標準試料(キャリブレータ)及び精度管理試料(コントロール)を用いて装置の較正(キャリブレーション)を行う必要がある。例えば試料と試薬を反応させ、試料中の目的成分の濃度による試薬の色の変化を吸光度変化として測定する原理を用いた生化学自動分析装置では、吸光度と濃度の関係を示す較正曲線を作成して未知の試料の濃度測定を行う。この場合、標準試料及び精度管理試料を定期的に測定することにより、較正曲線の補正を行うと共に分析結果の精度管理を行う。
【0003】
特開平4−65676号公報(特許文献1)は、分析すべきサンプルをラックに載置し、ラック投入部から搬送ラインを介して分析部に搬送し、分注が終了したラックをラック回収部に回収する自動分析装置を記載している。この発明では標準液、精度管理試料を待機部で待機させ、一般試料の処理数又は経過時間が予め定めた条件に一致したときに、待機部から標準液及び精度管理試料を自動的に取り出して分析を行う。この発明により、装置の操作者が自らの判断で精度管理試料の測定依頼をしなくても装置が自動的に精度管理をすることができる。
【0004】
特開2000−171469号公報(特許文献2)は、試薬を使用して分析を行う場合に患者検体の測定開始前に時間的に余裕を持ってその試薬と同項目の待機試薬ボトルのキャリブレーションを実施する自動分析装置を開示している。この発明では、装置内に設置してある複数の同一試薬ボトルに対して、上記試薬の残分析数が設定値以下になると、同一項目の待機試薬に対してキャリブレーション実施の推奨を行う。
【0005】
この発明では、検体サンプルの分析開始時に現使用試薬ボトルの試薬切れが予想される時に、測定に使用する試薬と同項目の待機試薬ボトルのキャリブレーションを実施する。これにより、分析中に現使用試薬ボトルの試薬切れが発生しても、キャリブレーション測定を行うことなく分析を継続でき、装置全体のスループットを向上させ、オペレータの負担を軽減することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−65676号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】
特開2000−171469号公報(要約)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
精度管理試料の測定が必要になるのは、定期的な分析精度の管理時だけでなく、試薬の交換時にも分析結果の精度管理の観点から必要不可欠である。特許文献1記載の発明は、定期的な分析精度の管理方法について教示するものであるが、試薬交換時の精度管理については配慮されていなかった。
【0008】
また、試薬ボトルの交換後に精度管理試料の測定を行う従来の方式であれば、精度管理試料の測定に要する時間だけ一般試料の分析ができず、分析処理速度の遅延の可能性があった。また、特許文献2記載の発明は、同一項目の待機試薬に対してのキャリブレーション実施方法について教示するものであるが、オペレータが自らキャリブレータを設置し、並びに依頼することが必要である。そのため、自動化に対しては考慮されておらず、また試薬ボトル交換直後の精度管理についても考慮されていなかった。
【0009】
本発明は、オペレータによる試薬ボトル交換直後の精度管理試料の測定を不要とし、分析処理速度の向上を図った自動分析装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
自動分析装置において、複数の同一試薬ボトルが1分析装置に設置してある時、その使用試薬ボトルの試薬量が設定値以下になると、上記使用試薬ボトルの待機試薬ボトルに関する精度管理試料測定の推奨を画面に表示する。そこで、上記待機試薬ボトルに対する精度管理試料測定を自動に設定してある場合、上記待機試薬ボトルに対して、精度管理試料の測定を自動的に実行できるようにしたものである。
【0011】
上記において、好ましくは、入出力装置より任意の設定値を入力することにより待機試薬ボトルに対する精度管理測定の推奨範囲の設定を可能にした。また、好ましくは、待機試薬ボトルの精度管理の実施を推奨する時に、上記待機試薬ボトルに対する精度管理測定の依頼を自動で行うか、手動で行うかを入出力装置より設定可能にした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を図に従って説明する。
【0013】
(実施の形態1)以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態による自動分析システムの構成及び動作について説明する。
【0014】
最初に、図1を用いて、本実施形態による自動分析システムの全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態による自動分析システムの全体構成を示すシステムブロック図である。
【0015】
本実施形態による自動分析システムは、検体ラック投入部1と、ID読取部2と、ラック搬送装置である搬送ライン3と、再検査用搬送ライン4と、分析モジュール5,6,7,8と、検体ラック待機部9と、検体ラック回収部10と、全体管理用コンピュータ11とを備えている。
【0016】
検体ラック投入部1は、それぞれ複数個の検体(試料)を保持する複数個の検体ラックを投入する部分である。分析モジュール5,6,7,8は、搬送ライン3に沿って配置されているとともに、搬送ライン3に取り外し可能に接続されている。分析モジュールの数は任意でよく、本実施形態では、4個の場合を示している。4個の分析モジュール5,6,7,8は、2つの分析ユニットを構成している。即ち、第1の分析ユニットは、搬送ライン3の上流側の2個、即ち、分析モジュール5,6で構成され、これらは、免疫分析モジュールとされている。
【0017】
また第2の分析ユニットは、下流側の2個,すなわち,生化学分析モジュール7,8で構成される。なお、生化学分析モジュールを構成する分析モジュールの数は、2個に限らず、3個以上でもよい。
【0018】
なお、本実施形態では、生化学分析モジュールと免疫分析モジュールとの組み合わせの場合を示しているが、その他の分析モジュール、例えば、遺伝子分析モジュールとの組み合わせで構成されていても良い。
【0019】
搬送ライン3は、検体ラック投入部1からの検体ラックを、分析モジュール5,6,7,8のうち所定の分析モジュールに搬送する。また、搬送ライン3は、分析モジュール5,6,7,8での分析が終了した検体を保持する検体ラックを、検体ラック回収部10に収納するように搬送する。分析モジュール5,6,7,8は、それぞれ、引込線51,61,71,81を有している。
【0020】
検体ラックの搬送ライン3から分析モジュール5,6,7,8に対するそれぞれの搬送は、その検体ラックを引込線51,61,71,81にそれぞれ引き込むことによって行われる。再検査用搬送ライン4は、分析モジュール5,6,7,8のいずれかで分析処理した検体ラックを、再検査が必要である場合や、更に別の分析モジュールで分析する必要のある場合に、搬送ライン3の入り口に戻すためのものである。
【0021】
また、精度管理試料や検体を搭載したラックが搬送される搬送ライン3又は再検査用搬送ライン4に設置されるバッファ91は、搬送ライン3又は再検査用搬送ライン4により搬送される任意の試料を搭載したラックを任意の時間格納する。任意のタイミングにて再びラックを分析モジュールもしくは検体ラック回収部10に対して供給し、更に、精度管理試料や標準液など特定の時間に分析を行う試料を搭載し、分析モジュールに対して供給する事も可能である。
【0022】
検体ラック待機部9は、各分析モジュールで分析された検体を他の分析モジュールで更に分析する場合、各分析モジュールでの分注,分析が終ってから再検査すべきかどうかの判断結果が出るまで一時的に待機させる部分である。
【0023】
分析モジュール5,6,7,8は、それぞれの分析モジュール内の必要な処理のための制御を行う分析モジュール用コンピュータ12,13,14,15を備えている。また、検体ラック投入部1は、検体ラック投入部1,搬送ライン3,再検査用搬送ライン4、バッファ91および検体ラック回収部10内の必要な制御を行うコンピュータ16を備えている。
【0024】
更に、検体ラック待機部9は、検体ラック内の必要な制御を行うコンピュータ17を備えている。分析モジュール用コンピュータ12,13,14,15,16,17およびID読取部2は、全体管理用コンピュータ11に接続されている。コンピュータ11には、更に必要な情報を入力する入出力装置を備えた操作部18および分析結果を表示する表示部19が接続されている。
【0025】
検体ラックによって保持された検体は、検体に関する情報(受付番号,患者氏名,依頼分析項目等)を示す検体IDを有し、また、検体ラックは、ラック番号等のラック識別情報を示すラックIDを有する。検体ラック投入部1に置かれた検体ラックは、搬送ライン3によって搬送されるが、検体ラックが搬送ライン3に移った際に、検体IDや検体ラックIDが、ID読取部2で読み取られ、コンピュータ11に送られる。コンピュータ11は、その情報に基づいて、依頼された分析項目の分析がいずれの分析モジュールで行われるかを決定し、コンピュータ16や決定された分析モジュール用コンピュータ12,…,15にその情報を与える。
【0026】
次に、図2を用いて、本実施形態による分析システムに用いる免疫分析モジュールの構成について説明する。なお、図2においては、図1に示した免疫分析モジュール5を例にして説明するが、免疫分析モジュール6も、同様の構成である。また、図1と同一符号は、同一部分を示している。
【0027】
図2は、本発明の一実施形態による分析システムに用いる免疫分析モジュールの構成を示す平面図である。複数の試薬容器20は、試薬ディスク21上に円状に配列される。試薬ディスク21は、モータにより回転される。複数個の反応容器22は、恒温槽23上に円状に配置される。恒温槽23は、モータにより回転される。恒温槽23の回転動作によって、反応容器22は、反応容器設置位置24から試料分注位置25,試薬分注位置26及び反応液吸引位置27へと移動される。
【0028】
試料分注ピペッタ28は、試料吸引位置29から試料分注位置25に、モータにより移動可能である。検体ラック30が引込線51に引き込まれ、その検体ラックによって保持されて、試料吸引位置29に位置付けられた検体(試料)を試料分注位置25にある反応容器22に分注するときは、試料分注ピペッタ28のノズルの先端に使い捨てチップ31が装着される。
【0029】
試薬分注ピペッタ32は、試薬吸引位置33から試薬分注位置26に移動可能である。シッパ34は、反応液吸引位置27,緩衝液吸引位置35およびフローセル内部用洗浄位置36間で移動可能である。又、シッパ34は、チューブを介して、検出ユニット37内のフローセルまで反応液を送る機能を持っている。
【0030】
チップおよび反応容器移送機構38は、使い捨てチップ31を、チップ保管位置39からチップ装着位置55へ、また、反応容器33を、反応容器保管位置40から反応容器設置位置24へと移送する。試薬分注ピペッタ32およびシッパ34は、それぞれの洗浄位置で自身のノズルを洗浄する。
【0031】
次に、免疫分析モジュール5の動作を説明する。最初に、チップおよび反応容器移送機構38は、使い捨てチップ31をチップ装着位置55へ、また、反応容器22を反応容器設置位置24へ移送する。検体が試料吸引位置29に位置付けられると、試薬ディスク21は、その検体の分析に用いる試薬の入った試薬容器20を試薬吸引位置33に位置付けるように回転する。
【0032】
そして、試料分注ピペッタ28は、ノズルに使い捨てチップ31を装着した後、試料吸引位置29に移動し、試料(検体)を吸引する。試料吸引後、試料分注ピペッタ28は試料分注位置25に移動され、吸引した試料を反応容器22に放出する。その放出後、試料分注ピペッタ28は、チップ廃棄位置41に移動されて、先端のチップは廃棄される。
【0033】
試料が放出された反応容器22は、反応ディスク23の回転により、試薬分注位置26に移動される。試薬分注ピペッタ32は、試薬吸引位置33にある試薬を吸引し、これを試薬分注位置26に移動された反応容器22に放出される。試薬と試料との免疫反応液の入った反応容器22は、一定時間経過後、反応ディスク23の回転により、反応液吸引位置27に移動される。シッパ34は、その反応液を吸引し、さらに、緩衝液吸引位置35に移動して緩衝液を吸引し、チューブを介して検出ユニット37内のフローセルに移す。
【0034】
これによって光学的測定が行われ、免疫分析項目の分析結果が得られる。その後、シッパ34は、フローセル内部用洗浄位置36に移動され、フローセル内部用洗浄液を吸引して、チューブを介してフローセルに流し、フローセルを洗浄する。
【0035】
次に、図3を用いて、本実施形態による分析システムに用いる生化学モジュールの構成について説明する。なお、図3においては、図1に示した生化学分析モジュール7を例にして説明するが、生化学分析モジュール8も、同様の構成である。また、図1と同一符号は、同一部分を示している。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態による分析システムに用いる生化学分析モジュールの構成を示す平面図である。
【0037】
生化学モジュール7は、複数の第1の試薬41と第2の試薬42が、それぞれ円状に配列された第1の試薬ディスク43と、第2の試薬ディスク44と、第1および第2の試薬分注ピペッタ45,46とを含む試薬系を備えている。また、試料分注ピペッタ47を含むサンプル系と、恒温槽48からの恒温槽が循環する反応ディスク49上に複数個の反応容器50が配列されている反応系と、多波長光度計52を含む測定系(分析系)とを備えている。
【0038】
検体ラック30が引込線71に引き込まれ、その検体ラックに保持されて、試料吸引位置に位置付けられた検体(試料)は、試料分注ピペッタ47により吸引され、反応ディスク49の反応容器50に試料分注位置において放出される。試料が放出された反応容器50は、反応ディスク49の回転により、第1の試薬分注位置に移動され、そこで、その反応容器50には第1の試薬ディスク43に保持されている第1の試薬41が、第1の試薬ピペッタ45により分注される。
【0039】
第1の試薬が分注された反応容器50は、攪拌位置に移動され、そこで攪拌位置53により試料と第1の試薬との攪拌が行われる。
【0040】
更に、第2の試薬の添加が必要な場合は、攪拌処理済みの反応容器50は、第2の試薬分注位置に移動され、そこで、反応容器50には、第2の試薬ディスク44に保持されている第2の試薬42が第2の試薬ピペッタ46によって分注される。分注済みの反応容器50は、攪拌位置に移動され、そこで、攪拌装置53により反応容器50内の試料,第1の試薬及び第2の試薬の攪拌が行われ、その反応液が生成される。
【0041】
反応液が入った反応容器50は、測定位置に移動され、そこで、多波長光度計52により、反応液の多波長吸光度測定が行われ、生化学分析項目の分析結果が得られる。
【0042】
次に、図4を用いて、本実施形態による自動分析システムにおける試薬が不足した際の待機試薬に交換する処理動作について説明する。なお、以下の説明では、本実施形態による自動分析システムにおいて自動分析処理の実行中に、分析モジュール5の特定試薬の残量が不足し、当該試薬の測定が継続不可能になった場合を例にして説明する。他の分析モジュール6,7,8において試薬の残量が不足し、当該試薬の測定が継続不可能となった時に当該待機試薬へ交換する場合も同様である。
【0043】
図4は、本実施形態による自動分析システムにおける当該使用試薬ボトルが試薬切れ発生時の処理動作を示すフローチャートである。
【0044】
図5は、本発明の一実施形態による分析モジュールの操作部18のCRT上に表示される待機試薬に対する精度管理試料測定の設定例を示す説明図である。
【0045】
ステップ401において、図5の項目選択501にて待機試薬ボトルを選択し、QC推奨設定502にて残テスト数もしくは試薬残量をチェックボックスより選択する。選択後エディットボックス503にて値を決定する。図5では例として、残テスト数を20テストとして設定している。
【0046】
ステップ402において、QC推奨設定値を下回ったときに、設定待機試薬ボトルに対して精度管理試料の測定を自動的に行うか、オペレータが任意のタイミングで手動依頼をするかの設定をラジオボックス504にて行う。自動に設定した場合は、項目選択501に表示する。最後に更新ボタン505を押下して設定が完了する。
【0047】
その後、設定したい待機試薬を選択し、同様の設定を行い、最後に登録ボタン506を押下して設定を終了する。そして、ステップ403において、分析モジュール用コンピュータ12〜15は、分析を実行する。
【0048】
ステップ405にて分析モジュール用コンピュータ12は、分析の途中で各試薬の残量が設定した残テスト数もしくは試薬残量を下回ったか否かを判断する。試薬が設定値以下(本実施例では、残テスト数20テスト)でない場合には、ステップ404に戻り、モジュールでの分析を続行し、試薬が設定値以下(本実施例では、残テスト20テスト)になると、ステップ406に進む。なお、以下の説明では、項目Aの当該使用試薬ボトルが残テスト20テストを下回ったものとする。
【0049】
ステップ406にて分析中に項目Aと同項目の当該使用ボトルが図5画面にて決定した設定値を下回った時、図5の画面の項目A待機試薬に対して、設定値表示501に精度管理測定推奨として、設定値表示部分の色を変えて表示する。
【0050】
その際、ステップ402にてQC測定方法504を自動に設定しておいた場合、バッファ部91に設置されている精度管理試料が、分析モジュール5に対して自動にて搬送され、上記待機試薬ボトルに対して、精度管理試料の測定が行われる。
【0051】
ステップ410にて当該使用試薬ボトルの残量が0になると、ステップ411にて精度管理試料の測定を行った項目Aの待機試薬が当該使用ボトルとなり、項目Aの分析が継続して実施可能になる。
【0052】
なお、ステップ402にてQC測定方法504を手動と設定しておいた場合、ステップ406にて同項目の待機試薬に対して設定値表示506に精度管理試料測定推奨を表示する。また、ステップ412にて、オペレータが任意のタイミングにて上記待機試薬ボトルに対して精度管理試料測定の依頼をすることも可能である。
【0053】
(実施の形態2)次に、図6〜図8を用いて、本発明の異なる実施形態による自動分析システムの構成及び動作について説明する。
【0054】
図6に、自動分析装置の全体構成を示している。間欠回転可能に設けられた反応ディスク101には、透光性材料からなる多数の反応容器120が円周に沿って装着されている。反応容器120は、恒温槽141によって所定の温度(例えば37℃) に維持される。恒温槽141内の流体は、恒温維持装置161により温度調整される。
【0055】
サンプルディスク201上には、血液又は尿のような生体サンプルを収容した多数のサンプルカップ221が載置される。可動アーム241に取り付けられたピペットノズル261は、サンプルディスク201の吸入位置に位置づけられたサンプルカップ221から所定量のサンプルを吸入し、そのサンプルを反応ディスク101上の吐出位置にある反応容器120内に吐出する。
【0056】
試薬保冷庫30A,30B内にそれぞれ配置されている試薬ディスク上には、バーコードの如き試薬識別情報を表示したラベルが貼られた複数の試薬ボトル32A,32Bが載置される。これらの試薬ボトルには、分析装置によって分析され得る分析項目に対応する試薬液が収容されている。各試薬保冷庫30A,30Bに付属されたバーコード読み取り装置は、試薬登録時に、各試薬ボトルの外壁に表示されているバーコードを読み取る。読み取られた試薬情報は、試薬ディスク上のポジションと共に後述するメモリ56に登録される。
【0057】
各試薬分注機構36A,36Bにおける試薬用ピペットノズルは、反応ディスク101上の試薬受け入れ位置に位置付けられる検査項目に応じた試薬ボトルから試薬液を吸入し、該当する反応容器120内へ吐出する。反応容器120内に収容されたサンプルと試薬の混合物は、撹拌機構38A,38Bにより撹拌される。反応容器120の列は、白色光源401と多波長光度計421とによって挟まれた測光位置を通るように回転移動される。各反応容器120内におけるサンプルと試薬との反応液は、反応ディスク101の回転動作中に測光される。サンプル毎に測定されたアナログ信号は、A/D変換器44に入力される。反応ディスク101の近傍に配置されている反応容器洗浄機構180は、使用済みの反応容器120の内部を洗浄することにより、反応容器の繰り返しの使用を可能にする。
【0058】
次に、図6の分析装置における制御系及び信号処理系について簡単に説明する。コンピュータ501は、インターフェース521を介して、サンプル分注制御部281,試薬分注制御部391,A/D変換器441に接続されている。コンピュータ501は、サンプル分注制御部281に対して指令を送り、サンプルの分注動作を制御する。また、コンピュータ501は、試薬分注制御部391に対して指令を送り、試薬の分注動作を制御する。A/D変換器441によってディジタル信号に変換された測光値は、コンピュータ501に取り込まれる。
【0059】
インターフェース521には、印字するためのプリンタ54,記憶装置であるメモリ56やフレキシブル磁気ディスクドライブ58、操作指令等を入力するためのキーボード60,画面表示するためのCRTディスプレイ100が接続されている。画面表示装置としては、CRTディスプレイの他に液晶ディスプレイなどを採用できる。メモリ56は、例えばハードディスクメモリ又は外部メモリにより構成される。メモリ56には、各操作者のパスワード,各画面の表示レベル,分析パラメータ,分析項目依頼内容,キャリブレーション結果,分析結果等の情報が記憶される。
【0060】
次に、図6の自動分析装置におけるサンプルの分析動作を説明する。自動分析装置によって分析可能な項目に関する分析パラメータは、予めキーボード60の如き情報入力装置を介して入力されておリ、メモリ56に記憶されている。操作者は、後述する操作機能画面を用いて各サンプルに依頼されている検査項目を選択する。
【0061】
この際に、患者IDなどの情報もキーボード60から入力される。各サンプルに対して指示された検査項目を分析するために、ピペットノズル261は、分析パラメータにしたがって、サンプルカップ221から反応容器120へ所定量のサンプルを分注する。
【0062】
サンプルを受け入れた反応容器は、反応ディスク101の回転によって移送され、試薬受け入れ位置に停止する。試薬分注機構36A,36Bのピペットノズルは、該当する検査項目の分析パラメータにしたがって、反応容器120に所定量の試薬液を分注する。サンプルと試薬の分注順序は、この例とは逆に、サンプルより試薬が先であってもよい。
【0063】
その後、撹拌機構38A,38Bにより、サンプルと試薬との撹拌が行われ、混合される。この反応容器120が、測光位置を横切る時、多波長光度計421により反応液の吸光度が測光される。測光された吸光度は、A/D変換器441,インターフェース52を経由して、コンピュータ50に取り込まれる。この吸光度は、検査項目毎に指定された分析法により予め測定しておいた検量線に基づき、濃度データに変換される。各検査項目の分析結果としての成分濃度データは、プリンタ54やCRT100の画面に出力される。
【0064】
以上の測定動作が実行される前に、操作者は、分析測定に必要な種々のパラメータの設定や試料の登録を、操作画面を介して行う。また、操作者は、測定後の分析結果をCRT100上の操作画面により確認する。
【0065】
次に、図7を用いて、本実施形態による自動分析システムにおける当該使用試薬ボトルが試薬切れの際に当該試薬ボトルの待機試薬ボトルの精度管理試料測定を実施し、試薬交換を可能にする処理動作について説明する。
【0066】
図7は、本実施形態による自動分析システムにおける当該使用試薬ボトルが試薬切れの際の処理動作を示すフローチャートである。
【0067】
図8は、本発明の一実施形態による分析モジュールの操作部のCRTディスプレイ100に表示される待機試薬に対する精度管理測定の設定例を示す説明図である。
【0068】
ステップ701において、図8の項目選択801にて試薬ボトルを選択し、QC推奨設定802にて残テスト数もしくは試薬残量をチェックボックスより選択する。選択後エディットボックス803にて値を決定する。図8では例として、残テスト数を20テストとして設定している。
【0069】
ステップ702において、QC推奨設定値を下回ったときに、設定待機試薬ボトルに対して精度管理試料の測定を自動にて行う。あるいは、オペレータが任意のタイミングにて手動依頼をするかの設定をラジオボックス804にて行い、自動に設定した場合項目選択801に表示する。
【0070】
最後に更新ボタン805を押下して設定を登録する。その後、設定したい項目を選択し、同様の設定を行い、最後に登録ボタン806を押下して設定を終了する。そして、ステップ703において、分析を実行する。
【0071】
そして、ステップ704にて分析用コンピュータ50は、分析の途中で各試薬の残量が設定した残テスト数もしくは試薬残量を下回ったか否かを判断する。試薬が設定値(本実施例では残テスト20テスト)以下でない場合には、分析を続行し、試薬が設定値(本実施例では残テスト20テスト)以下になると、ステップ705に進む。なお、以下の説明では、試薬Aと同一項目の当該使用試薬ボトルが設定値を下回ったものとする。
【0072】
ステップ706にて分析中に項目Aと同項目の当該使用ボトルが図8画面803にて設定した値を下回った時、図8画面の項目A待機試薬の設定値表示801に精度管理試料測定推奨として、設定値表示部分の色を変えて表示する。
【0073】
ステップ702にて予め精度管理測定実施を自動に設定しておいた場合、ディスクに設置してある精度管理試料を用いて、項目Aに関する待機試薬ボトルの精度管理試料の測定が行われる。
【0074】
ステップ708にて当該使用試薬ボトルの残量が0になると、ステップ709にて精度管理試料の測定を行った項目Aの待機試薬が当該使用ボトルとなり、項目Aの分析が継続して実施可能になる。
【0075】
なお、ステップ702にてQC自動測定を自動に設定しなかった場合には、精度管理試料測定の推奨が画面に表示されたとしても、自動的には精度管理試料測定を行わない。そして、ステップ710にてオペレータが任意のタイミングにて精度管理試料測定の依頼をすることが可能になる。
【0076】
【発明の効果】
本発明によると、複数の同一項目試薬ボトルが設置されている自動分析装置において、当該使用中の試薬切れに伴う試薬ボトル変更が発生する直前に、次に使用する同一項目待機試薬ボトルの精度管理試料測定が可能となり、より信頼性の高い分析が可能になる。加えて精度管理試料の測定を適切なタイミングにて、オペレータの依頼なしに自動で実施可能なため、現使用試薬ボトルの試薬が切れた後に精度管理試料測定を実施する事がなくなり、スループットの低下を招く事なく分析の継続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動分析システムの全体構成を示すシステムブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による分析システムに用いる免疫分析モジュールの構成を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態による分析システムに用いる生化学分析モジュールの構成を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施形態による自動分析システムにおける当該使用試薬ボトルが試薬切れの際の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態による待機試薬に対する精度管理測定の設定例を示す説明図である。
【図6】本発明の異なる一実施形態による自動分析装置の全体構成を示す平面図である。
【図7】本発明の異なる一実施形態による自動分析システムにおける当該使用試薬ボトルが試薬切れの際の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の異なる一実施形態による待機試薬に対する精度管理測定の設定例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…検体ラック投入部、2…ID読取部、3…搬送ライン、4…再検査用搬送ライン、5,6,7,8…分析モジュール、9…検体ラック待機部、10…検体ラック回収部、11…全体管理用コンピュータ、12,13,14,15,16,17…分析モジュール用コンピュータ、18…操作部、19…表示部、51,61,71,81…引込線、91…バッファ部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic analyzer for performing qualitative / quantitative analysis of biological samples such as blood and urine, and more particularly to an automatic analyzer including a method for handling a quality control sample for maintaining quantitativeness of analysis.
[0002]
[Prior art]
In order to maintain the measurement accuracy, the automatic analyzer needs to calibrate the apparatus using a standard sample (calibrator) and a quality control sample (control) whose concentration is known in advance. For example, in a biochemical automatic analyzer that uses the principle of reacting a sample with a reagent and measuring the change in color of the reagent due to the concentration of the target component in the sample as a change in absorbance, a calibration curve showing the relationship between absorbance and concentration is created. To measure the concentration of the unknown sample. In this case, the calibration curve is corrected and the accuracy of the analysis result is controlled by periodically measuring the standard sample and the quality control sample.
[0003]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-65676 (Patent Document 1) discloses that a sample to be analyzed is mounted on a rack, conveyed from a rack input unit to an analysis unit via a conveyance line, and the rack after dispensing is collected by a rack collection unit. Describes an automatic analyzer to be recovered. In the present invention, the standard solution and the quality control sample are made to stand by in the standby unit, and when the number of processed general samples or the elapsed time matches a predetermined condition, the standard solution and the quality control sample are automatically taken out from the standby unit. Perform analysis. According to the present invention, the apparatus can automatically control the quality without requiring the operator of the apparatus to request the measurement of the quality control sample by his own judgment.
[0004]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-171469 (Patent Literature 2) discloses a method of calibrating a standby reagent bottle having the same items as a reagent before starting measurement of a patient sample when performing analysis using the reagent. An automatic analyzer for performing the above is disclosed. According to the present invention, when the number of remaining reagents to be analyzed becomes equal to or less than the set value for a plurality of identical reagent bottles installed in the apparatus, the calibration is recommended for the standby reagent of the same item.
[0005]
According to the present invention, when it is expected that the reagent in the currently used reagent bottle runs out at the start of the analysis of the sample sample, the calibration of the standby reagent bottle of the same item as the reagent used for the measurement is performed. As a result, even if the currently used reagent bottle runs out of reagent during the analysis, the analysis can be continued without performing the calibration measurement, the throughput of the entire apparatus can be improved, and the burden on the operator can be reduced.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-4-65676 (claims)
[Patent Document 2]
JP-A-2000-171469 (abstract)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The need to measure the quality control sample is indispensable from the viewpoint of quality control of the analysis result not only during the periodic control of the analysis precision but also during the replacement of the reagent. The invention described in
[0008]
Further, with the conventional method of measuring the quality control sample after replacing the reagent bottle, the analysis of the general sample cannot be performed for the time required for the measurement of the quality control sample, and there is a possibility that the analysis processing speed may be delayed. In addition, the invention described in
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an automatic analyzer that eliminates the need for an operator to measure a quality control sample immediately after reagent bottle replacement and improves the analysis processing speed.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In an automatic analyzer, when a plurality of identical reagent bottles are installed in one analyzer, if the amount of reagent in the used reagent bottles becomes equal to or less than a set value, the quality control sample measurement for the used reagent bottles in the standby reagent bottle is recommended. Is displayed on the screen. Therefore, when the quality control sample measurement for the standby reagent bottle is set to be automatic, the measurement of the quality control sample for the standby reagent bottle can be automatically executed.
[0011]
In the above description, it is preferable that the recommended range of the quality control measurement for the standby reagent bottle can be set by inputting an arbitrary setting value from the input / output device. Also, preferably, when it is recommended to perform the quality control of the standby reagent bottle, it is possible to set from the input / output device whether to automatically or manually request the quality control measurement for the standby reagent bottle.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0013]
(Embodiment 1) The configuration and operation of an automatic analysis system according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0014]
First, the overall configuration of the automatic analysis system according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a system block diagram showing the overall configuration of an automatic analysis system according to one embodiment of the present invention.
[0015]
The automatic analysis system according to the present embodiment includes a sample
[0016]
The sample
[0017]
The second analysis unit includes two downstream analysis units, that is,
[0018]
In this embodiment, the case of the combination of the biochemical analysis module and the immune analysis module is shown, but it may be configured by a combination with another analysis module, for example, a gene analysis module.
[0019]
The
[0020]
Each transport of the sample rack from the
[0021]
Further, the
[0022]
When the sample analyzed by each analysis module is further analyzed by another analysis module, the sample
[0023]
The
[0024]
Further, the sample
[0025]
The sample held by the sample rack has a sample ID indicating information regarding the sample (reception number, patient name, requested analysis item, etc.), and the sample rack has a rack ID indicating rack identification information such as a rack number. Have. The sample rack placed in the sample
[0026]
Next, the configuration of the immune analysis module used in the analysis system according to the present embodiment will be described with reference to FIG. In FIG. 2, the
[0027]
FIG. 2 is a plan view showing the configuration of the immune analysis module used in the analysis system according to one embodiment of the present invention. The plurality of
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The tip and reaction
[0031]
Next, the operation of the
[0032]
Then, after attaching the
[0033]
The
[0034]
Thus, the optical measurement is performed, and the analysis result of the immunological analysis item is obtained. Thereafter, the
[0035]
Next, the configuration of the biochemical module used in the analysis system according to the present embodiment will be described with reference to FIG. In FIG. 3, the biochemical analysis module 7 shown in FIG. 1 will be described as an example, but the
[0036]
FIG. 3 is a plan view showing the configuration of the biochemical analysis module used in the analysis system according to one embodiment of the present invention.
[0037]
The biochemical module 7 includes a
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
Further, when it is necessary to add the second reagent, the stirred
[0041]
The
[0042]
Next, the processing operation of replacing the reagent with the standby reagent when the reagent runs short in the automatic analysis system according to the present embodiment will be described with reference to FIG. In the following description, an example will be described in which the automatic analysis system according to the present embodiment is running the automatic analysis process, and the remaining amount of the specific reagent in the
[0043]
FIG. 4 is a flowchart showing a processing operation when the used reagent bottle runs out of reagent in the automatic analysis system according to the present embodiment.
[0044]
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a setting example of quality control sample measurement for a standby reagent displayed on the CRT of the
[0045]
In
[0046]
In
[0047]
After that, a standby reagent to be set is selected, the same setting is performed, and finally the
[0048]
In
[0049]
When the used bottle of the same item as the item A falls below the set value determined on the screen in FIG. 5 during the analysis in
[0050]
At this time, if the
[0051]
When the remaining amount of the used reagent bottle becomes 0 in
[0052]
If the
[0053]
(Embodiment 2) Next, the configuration and operation of an automatic analysis system according to a different embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0054]
FIG. 6 shows the entire configuration of the automatic analyzer. A large number of
[0055]
A large number of
[0056]
A plurality of
[0057]
The reagent pipette nozzle in each of the
[0058]
Next, a control system and a signal processing system in the analyzer of FIG. 6 will be briefly described. The
[0059]
The
[0060]
Next, the analysis operation of the sample in the automatic analyzer of FIG. 6 will be described. Analysis parameters relating to items that can be analyzed by the automatic analyzer are input in advance via an information input device such as a
[0061]
At this time, information such as a patient ID is also input from the
[0062]
The reaction container having received the sample is transferred by the rotation of the
[0063]
Thereafter, the sample and the reagent are stirred by the stirring
[0064]
Before the above-described measurement operation is performed, the operator sets various parameters necessary for analysis and measurement and registers a sample via the operation screen. The operator confirms the analysis result after the measurement on the operation screen on the
[0065]
Next, referring to FIG. 7, in the automatic analysis system according to the present embodiment, when the used reagent bottle is out of reagent, the quality control sample measurement of the standby reagent bottle of the reagent bottle is performed, and the reagent can be replaced. The operation will be described.
[0066]
FIG. 7 is a flowchart showing the processing operation when the used reagent bottle runs out of reagent in the automatic analysis system according to the present embodiment.
[0067]
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a setting example of the quality control measurement for the standby reagent displayed on the
[0068]
In
[0069]
In
[0070]
Finally, an
[0071]
Then, in
[0072]
When the used bottle of the same item as the item A falls below the value set on the
[0073]
If the execution of the quality control measurement is previously set to automatic in
[0074]
When the remaining amount of the used reagent bottle becomes 0 in
[0075]
If the automatic QC measurement is not set to automatic in
[0076]
【The invention's effect】
According to the present invention, in an automatic analyzer in which a plurality of reagent bottles of the same item are installed, immediately before the change of the reagent bottle due to the running out of the reagent in use, the accuracy management of the same item standby reagent bottle to be used next time is performed. Sample measurement becomes possible, and more reliable analysis becomes possible. In addition, the quality control sample can be measured automatically at the appropriate timing and without the operator's request. Therefore, the quality control sample measurement is not performed after the reagent in the currently used reagent bottle runs out, and the throughput is reduced. It is possible to continue the analysis without inducing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system block diagram showing an overall configuration of an automatic analysis system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a configuration of an immune analysis module used in the analysis system according to one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing a configuration of a biochemical analysis module used in the analysis system according to one embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing a processing operation when the used reagent bottle runs out of reagent in the automatic analysis system according to one embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a setting example of quality control measurement for a standby reagent according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing an overall configuration of an automatic analyzer according to another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart showing a processing operation when the used reagent bottle runs out of reagent in the automatic analysis system according to another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a setting example of quality control measurement for a standby reagent according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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