JP2004270589A

JP2004270589A - Fuel supply device for saddle-riding type vehicle

Info

Publication number: JP2004270589A
Application number: JP2003063903A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Hamamura; 雅寛浜村; Shigehiro Yamaguchi; 茂博山口; Yuzo Hioki; 裕三日置
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 2003-03-10
Filing date: 2003-03-10
Publication date: 2004-09-30
Anticipated expiration: 2023-03-10
Also published as: JP4144383B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a fuel supply device for a saddle-ride type vehicle in which the heat of an engine or the like can not be easily transferred to a fuel supply system. <P>SOLUTION: The saddle-ride type vehicle 1 has a fuel tank arranged on an upper part of a vehicle body frame 2 covered by a vehicle body cover 10, an engine 14 mounted below the fuel tank 11, an engine intake system 31 provided with a fuel injector 44 arranged behind the engine 14, and an exhaust pipe 35 bent backward after extending forward once and extending backward in one side of the engine 14 connected to the front side of the engine 14. A fuel supply passage 45 leading fuel to the fuel injector 44 from the bottom of the fuel tank 11is laid out behind the engine 14 and at the opposite side of an exhaust pipe 35 of the engine 14. A fuel pump 43 is mounted in the middle of the fuel supply passage 45 in such a manner that the same is settled in the vehicle body frame 2 in a side surface view. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鞍乗型車両の燃料供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
鞍乗型車両等の小型車両に搭載されるエンジンには従来キャブレタを用いた一般的な燃料供給装置が用いられていたが、近年、燃費の向上および排気ガス浄化の目的でスロットルボディの吸気通路内にフューエルインジェクタ（燃料噴射装置）等で燃料を直接噴射する燃料供給方法が用いられるようになっている。
【０００３】
燃料を吸気通路内に直接噴射する場合、燃料ポンプを用いるのが一般的であり、その配置場所によってポンプを燃料タンク内に収めるインタンク方式と、ポンプを燃料タンク外に配置するアウトタンク方式とが存在する。
【０００４】
アウトタンク方式で燃料ポンプを配置する場合、エンジン等の熱によってポンプ内で燃料が気化すると、ベーパー（蒸気）が燃料内に混入し、例えインジェクタを正しく制御しても噴射圧力が一定とならないため、正しい量の燃料が噴射できず、上述した効果が得られない。
【０００５】
そこで、例えば特開平１０−７３０５５号公報（特許文献１参照）に示すように、燃料タンクからキャブレタへの燃料供給経路の途中に燃料冷却用熱交換器（ラジエター２８）を設置して積極的に燃料を冷却するようにしたものがある。
【０００６】
【特許文献１】
特開平１０−７３０５５号公報（段落番号［００１４］、［００１８］、図３および図４）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、燃料タンクからキャブレタまたはインジェクタへの燃料供給経路の途中にラジエター等を設置すると、構造が複雑化すると共に部品点数や組付け工程数、重量等が増加して好ましくない。
【０００８】
また、鞍乗型車両等の小型車両はスロットルボディの側方にエキゾーストパイプが配置される場合が多く、スロットルボディに装着されるインジェクタにエキゾーストパイプの熱が伝わって燃料ポンプと同様の問題を生じる虞がある。
【０００９】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、燃料供給系にエンジン等の熱が伝わりにくい鞍乗型車両の燃料供給装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る鞍乗型車両の燃料供給装置は、上述した課題を解決するために、請求項１に記載したように、車体カバーによって覆われる車体フレームの上部に燃料タンクを配置し、この燃料タンクの下方にエンジンを搭載すると共に、このエンジンの後方にフューエルインジェクタを備えたエンジン吸気系を配置し、上記エンジンの前側に一旦前方に向かって延びた後、後方に向かって折曲されて上記エンジンの一側を後方に向かって延設されるエキゾーストパイプを接続した鞍乗型車両において、上記燃料タンクの底部から上記フューエルインジェクタへ燃料を導く燃料供給経路を上記エンジンの後方に、且つ上記エンジンの上記エキゾーストパイプとは反対側に配索し、その燃料供給経路の途中に、側面視で上記車体フレーム内に収まるよう燃料ポンプを介装したものである。
【００１１】
また、上述した課題を解決するために、請求項２に記載したように、車両の幅方向に突出する上記エンジンのクランクケース後方の、上記車体カバー側面に形成される通風用開口部後端部に上記燃料ポンプを近接配置すると共に、上記燃料ポンプを、上記通風用開口部に沿うよう略上下方向に指向させて配置したものである。
【００１２】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項３に記載したように、上記燃料ポンプを上記車体フレームから垂設されたブラケットに取り付けると共に、上記燃料ポンプを上記車体フレームの延出方向に沿うよう、略上下方向に指向させて配置したものである。
【００１３】
そして、上述した課題を解決するために、請求項４に記載したように、上記燃料タンクの底部から延びる上記燃料供給経路を側面視で車両の中央寄りから上記エンジンの背面を上記車体フレームに沿って配索すると共に、上記燃料供給経路の途中に介装されて上記車体フレームに支持される上記燃料ポンプの上端乃至前側から上記燃料供給経路を上記エンジン吸気系の上記フューエルインジェクタに延設したものである。
【００１４】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項５に記載したように、後輪を平面視で上記車体フレームの外端より車両の幅方向に離間して配置すると共に、上記燃料ポンプを上記エンジン後方の上記車体フレーム内側に軸着された上記後輪支持用スイングアームのピボット軸上方、且つ上記エンジン外表面と上記車体フレームの内面側との間に配置したものである。
【００１５】
そしてまた、上述した課題を解決するために、請求項６に記載したように、車体カバーによって覆われる車体フレームの上部に燃料タンクを配置し、この燃料タンクの下方にエンジンを搭載すると共に、このエンジンの後方にフューエルインジェクタが装着されたスロットルボディを備えたエンジン吸気系を配置し、上記エンジンの前側に一旦前方に向かって延びた後、後方に向かって折曲されて上記エンジンの一側を後方に向かって延設されるエキゾーストパイプを接続した鞍乗型車両において、上記フューエルインジェクタを上記スロットルボディの吸気通路を挟んで上記エキゾーストパイプの反対側に配置すると共に、燃料ポンプから延設されて上記フューエルインジェクタに接続される燃料供給経路を上記エンジン吸気系を挟んで上記エキゾーストパイプの反対側に配置したものである。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１７】
図１は、この発明を適用した鞍乗型車両の一例を示す左側面図である。また、図２は図１に示す鞍乗型車両の平面図である。図１および図２に示すように、この鞍乗型車両１は例えば鋼管製の車体フレーム２を備える。車体フレーム２は、左右一対のフロントアッパーパイプ３およびフロントロアーパイプ４と、同じく左右一対のリヤアッパーパイプ５およびリヤロアーパイプ６と、前部でフロントアッパーパイプ３およびフロントロアーパイプ４の間を縦方向に連結する左右一対の縦パイプ７と、この縦パイプ７とフロントアッパーパイプ３の前部との間を前後方向に連結する左右一対の横パイプ８と、左右一対の各フレーム部材の間を車幅方向に連結する複数のブリッジ部材９等を備えて略ケージ状に構成される。車体フレーム２の上部は一体または別体の車体カバー１０で覆われ、図示しないステー等で車体フレーム２に支持される。
【００１８】
車体フレーム２の上部には燃料タンク１１が配置される。また、燃料タンク１１は車体カバー１０の上部前寄りのタンクカバー１０ａによって覆われ、その後方に鞍乗型の運転シート１２が、運転シート１２の後方には荷台１３がそれぞれ設けられる。そして、車体フレーム２の中央下部、燃料タンク１１の下方にはエンジン１４が搭載される。
【００１９】
車体フレーム２のエンジン１４前方には左右一対の幅広低圧タイヤ付前輪１５が平面視で車体フレーム２の外端より車両１の幅方向に離間して配置され、これらの前輪１５はフロントショックアブソーバ１６等の前輪懸架装置により車体フレーム２に上下方向に揺動自在且つ弾性的に支持される。また、タンクカバー１０ａの前方にはステアリングハンドル１７が設けられ、前輪１５はステアリングハンドル１７によりステアリングシャフト１８を介して左右に操舵される。さらに、ステアリングハンドル１７の前方にはヘッドランプ１９が設けられると共に、ヘッドランプ１９の周囲は小型のカウリング２０によって覆われる。
【００２０】
一方、車体フレーム２のエンジン１４後方左右には一対の幅広低圧タイヤ付後輪２１が平面視で車体フレーム２の外端より車両１の幅方向に離間して配置され、これらの後輪２１はエンジン１４後方の車体フレーム２内側に軸着されたピボット軸２２によって上下方向に揺動自在に枢着されたスイングアーム２３およびこのスイングアーム２３の自由端および車体フレーム２との間に設けられたリヤショックアブソーバ２４等の後輪懸架装置により上下方向に揺動自在且つ弾性的に支持される。
【００２１】
車体カバー１０の両側部には前後輪１５，２１を覆うフェンダ２５が配置される。車体カバー１０の前側部には前輪１５を覆うように左右一対のフロントフェンダ２５Ｆが、そして後側部には後輪２１を覆うように左右一対のリヤフェンダ２５Ｒがそれぞれ車体カバー１０と一体または一体的に形成される。
【００２２】
燃料タンク１１下方の車体フレーム２に搭載されるエンジン１４は例えば水冷４サイクル単気筒エンジンであり、クランクケース２６と、その上面前方にやや前傾状態で配置されたシリンダアッセンブリ２７とを有すると共に、車体フレーム２の最前端にはエンジン１４冷却用のラジエター２８が配置される。
【００２３】
さらに、車体カバー１０はその側面中央下部がエンジン１４のクランクケース２６に対応して開口されて通風用開口部２９を形成すると共に、燃料タンク１１とエンジン１４との間に位置する通風用開口部２９上方の車体カバー１０側面には整備用開口部３０が形成される。
【００２４】
シリンダアッセンブリ２７の後方、燃料タンク１１および運転シート１２の下方且つクランクケース２６の上方にはエンジン吸気系３１が配置される。また、エンジン１４の一側方、本実施形態においては右側にはエンジン排気系３２が配置される。さらに、エンジン１４の他側方、本実施形態においては左側には燃料供給系３３が配置される。
【００２５】
エンジン排気系３２は、シリンダアッセンブリ２７を構成するシリンダヘッド３４の前側に接続され、一旦前方に向かって延びた後、後方に向かって折曲されてエンジン１４の右側を後方に向かって略水平に延設されたエキゾーストパイプ３５と、後輪２１の上方に配置され、エキゾーストパイプ３５の下流端に接続されたサイレンサ３６とから構成される。
【００２６】
図３は、エンジン１４左側の拡大側面図である。図１〜図３に示すように、エンジン吸気系３１はシリンダヘッド３４の後部にインテークパイプ３７を介して接続されるスロットルボディ３８と、スロットルボディ３８後方の運転シート１２下方に配置され、吸気管３９を介してスロットルボディ３８の上流側に接続されるエアクリーナ４０とを備える。また、エアクリーナ４０の前上部からは外気導入管４１が斜め上前方に向かって延びる。
【００２７】
エンジン１４およびエンジン吸気系３１を挟んでエンジン排気系３２とは反対側に配置された燃料供給系３３は、車体カバー１０側面の整備用開口部３０に臨むように燃料タンク１１の底部に設けられた燃料コック４２と、車両１の幅方向に突出したクランクケース２６の後方の、車体カバー１０側面の通風用開口部２９後端部に近接配置された燃料ポンプ４３と、スロットルボディ３８に装着されたフューエルインジェクタ４４と、これらの燃料供給機器４２，４３，４４を接続する燃料供給経路４５とから構成される。
【００２８】
燃料タンク１１底部の燃料コック４２からは燃料ポンプ４３に燃料を送る、燃料供給経路４５を構成するフィードホース４６が延び、燃料ポンプ４３からは燃料コック４２に余剰燃料を戻すリターンホース４７が延びる。また、燃料ポンプ４３の上端近傍には燃料ポンプ４３によって加圧された燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータ４８が設けられ、調圧された燃料は燃料ポンプ４３上端乃至前側（本実施形態においては上端）から延びる、他の燃料供給経路４５を構成するデリバリパイプ４９（燃料配管）によってフューエルインジェクタ４４に圧送される。そして、燃料供給経路４５を構成する各ホースおよびパイプ４６，４７，４９は側面視で車両１の中央寄りからエンジン１４の背面を車体フレーム２に沿って配索される。
【００２９】
図４は、燃料ポンプ４３の取り付け状態を示す拡大左側面図である。また、図５は図４のＶ矢視図である。図３〜図５に示すように、燃料ポンプ４３は車体フレーム２を構成するフロントアッパーパイプ３の後下部から垂設されたブラケット５０にステー５１を介して取り付けられる。また、燃料ポンプ４３はその長手方向が略上下方向に延びるフロントアッパーパイプ３後部の延出方向および車体カバー１０側面の通風用開口部２９に沿うよう、略上下方向に指向させて配置される。
【００３０】
また、燃料ポンプ４３は、エンジン１４後方の車体フレーム２内側に軸着された後輪２１支持用スイングアーム２３のピボット軸２２上方、且つエンジン１４外表面と車体フレーム２の内面側との間に配置される。
【００３１】
図６は図３のＶＩ−ＶＩ線に沿う断面図である。また、図７は図６のＶＩＩ矢視図であり、図８は図６のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線に沿う断面図である。図６〜図８に示すように、車両１の進行方向に向かって右側の車体フレーム２より内側にエキゾーストパイプ３５が、左側の車体フレーム２より内側にスロットルボディ３８がそれぞれ配置される。なお、エキゾーストパイプ３５の上半分は断熱材であるインシュレータ５２によって覆われると共に、左側の車体フレーム２とスロットルボディ３８との間の空間にはハーネス類の束５３が配索される。
【００３２】
スロットルボディ３８は、その内部に例えば前後方向に延びる吸気通路５４と、この吸気通路５４の略中央に配置されて吸気通路５４の通路断面積（吸気流量）を増減可能なスロットルバルブ５５と、吸気通路５４内に燃料を噴射する前記フューエルインジェクタ４４とを備えて構成される。
【００３３】
フューエルインジェクタ４４は、その燃料噴射口４４ａ部分がスロットルボディ３８に形成されたボス部３８ａに装着されると共に、反対側の端部に前記燃料ポンプ４３から延びるデリバリパイプ４９が接続される。
【００３４】
また、フューエルインジェクタ４４は、その燃料噴射口４４ａがスロットルバルブ５５の下流側に開口すると共に、燃料の噴射軸αが吸気通路５４の中心軸βとスロットルバルブ５５の下流で交差するよう、傾斜した状態で装着される。さらに、フューエルインジェクタ４４は、その燃料噴射口４４ａがスロットルバルブ５５のバルブ軸に対して直行する位置の吸気通路５４内壁面に臨むよう配置される。そして、前述したように、フューエルインジェクタ４４はスロットルボディ３８の吸気通路５４を挟んでエキゾーストパイプ３５の反対側に配置される。
【００３５】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【００３６】
燃料タンク１１の底部からフューエルインジェクタ４４へ燃料を導く燃料供給経路４５を構成する各ホースおよびパイプ４６，４７，４９をエンジン１４の後方に、且つエンジン１４のエキゾーストパイプ３５とは反対側に配索し、その燃料供給経路４５の途中に、側面視で車体フレーム２内に収まるよう燃料ポンプ４３を介装したことにより、燃料供給経路４５は熱源であるエキゾーストパイプ３５の熱影響を受け難くなって送油中における燃料供給経路４５内でのベーパー（蒸気）発生を防止できる。また、燃料ポンプ４３は燃料タンク１１外に配置するアウトタンク方式としたので、燃料タンク１１の容量を充分に確保できる。
【００３７】
さらに、車両１の幅方向に突出したクランクケース２６の後方の、車体カバー１０側面の通風用開口部２９後端部に燃料ポンプ４３を近接配置し、燃料ポンプ４３をその長手方向が略上下方向に延びる通風用開口部２９に沿うよう、略上下方向に指向させて配置したことにより、特に不整地走行時など車両１の走行によって前方から車体カバー１０の内部に侵入する埃等から燃料ポンプ４３の汚損を軽減できると共に、燃料ポンプ４３搭載時の占有スペースに対して車両１の床面積を小さくできるので、小型の車体への搭載を可能とする。
【００３８】
さらにまた、燃料ポンプ４３を車体フレーム２から垂設されたブラケット５０にステー５１を介して取り付け、さらに、燃料ポンプ４３をその長手方向が略上下方向に延びる車体フレーム２後部（フロントアッパーパイプ３）の延出方向に沿うよう、略上下方向に指向させて配置したことにより、燃料ポンプ４３は車体フレーム２に沿ってコンパクトに搭載可能となり、エンジン１４との間に空間ができて通風路（通風空間）を確保できる。また、この空間はメンテナンスのための作業空間としても利用できる。
【００３９】
そして、燃料ポンプ４３は車体フレーム２の下側に配置されるので、乗員にその駆動音が伝わり難くなると共に、車両１の低重心かに寄与し、車両１の走行安定性を向上させる。
【００４０】
また、燃料供給経路４５を側面視で車両１の中央寄りからエンジン１４の背面を車体フレーム２に沿って配索すると共に、燃料ポンプ４３の上端乃至前側からデリバリパイプ４９をフューエルインジェクタ４４に延設したことにより、デリバリパイプ４９（燃料配管）にある程度の長さが与えられ、エンジン１４後方の上記通風空間や作業空間に図示しない補機類、例えばチェック弁やフィルタを分散配置可能となる。
【００４１】
そして、燃料ポンプ４３をエンジン１４後方の車体フレーム２内側に軸着された後輪２１支持用スイングアーム２３のピボット軸２２上方、且つエンジン１４外表面と車体フレーム２の内面側との間、すなわち不整地走行時に揺動する可動部分の軸より上方に配置したことにより、車両１が走行中燃料ポンプ４３が路上の岩石や潅木等に接触して破損することがない。
【００４２】
そしてまた、フューエルインジェクタ４４をスロットルボディ３８の吸気通路５４を挟んでエキゾーストパイプ３５の反対側に配置し、同様に燃料ポンプ４３から延設されたデリバリパイプ４９（燃料配管）もスロットルボディ３８やエアクリーナ４０等のエンジン吸気系３１を挟んでエキゾーストパイプ３５の反対側に配置したことにより、フューエルインジェクタ４４やデリバリパイプ４９、ハーネス類を熱源であるエキゾーストパイプ３５から遠ざけることができ、吸気通路５４における混合気生成前に燃料供給経路４５中での燃料の加熱が抑制され、ベーパー（蒸気）発生を防止できる。
【００４３】
さらにまた、吸気通路５４に噴射された燃料はエキゾーストパイプ３５に対向したスロットルボディ３８の壁部を冷却し、同時に霧化が促進される。特に、スロットルボディ３８をアルミニウム合金等の熱伝導率の高い素材で成形した場合、その促進効果はより顕著になる。
【００４４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る鞍乗型車両の燃料供給装置によれば、燃料供給経路への熱の伝動を防止でき、燃料供給経路内でのベーパー発生を防止できる。また、車体カバーの内部に侵入する埃等から燃料ポンプの汚損を軽減できる。さらに、スロットルボディの冷却と同時に燃料の霧化が促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る鞍乗型車両の燃料供給装置の一実施形態を示す鞍乗型車両の左側面図。
【図２】図１に示す鞍乗型車両の平面図。
【図３】エンジン左側の拡大側面図。
【図４】燃料ポンプの取り付け状態を示す拡大左側面図。
【図５】図４のＶ矢視図。
【図６】図３のＶＩ−ＶＩ線に沿う断面図。
【図７】図６のＶＩＩ矢視図。
【図８】図６のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線に沿う断面図。
【符号の説明】
１鞍乗型車両
２車体フレーム
１０車体カバー
１１燃料タンク
１４エンジン
２１後輪
２２ピボット軸
２３スイングアーム
２６クランクケース
２９通風用開口部
３１エンジン吸気系
３５エキゾーストパイプ（エンジン排気系）
３８スロットルボディ（エンジン吸気系）
４２燃料コック（燃料供給系）
４３燃料ポンプ（燃料供給系）
４４フューエルインジェクタ（燃料供給系）
４５燃料供給経路（燃料供給系）
４６フィードホース（燃料供給経路）
４７リターンホース（燃料供給経路）
４８プレッシャレギュレータ（燃料供給系）
４９デリバリパイプ（燃料供給経路）
５０ブラケット
５４吸気通路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel supply device for a saddle riding type vehicle.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a general fuel supply device using a carburetor has been used for an engine mounted on a small vehicle such as a saddle-ride type vehicle. In recent years, an intake passage of a throttle body has been used for the purpose of improving fuel consumption and purifying exhaust gas. A fuel supply method in which fuel is directly injected by a fuel injector (fuel injection device) or the like is used.
[0003]
When injecting fuel directly into the intake passage, it is common to use a fuel pump. Depending on the location of the fuel, an in-tank system that houses the pump in the fuel tank, and an out-tank system that arranges the pump outside the fuel tank, Exists.
[0004]
When an out-tank fuel pump is installed, if the fuel vaporizes in the pump due to heat from the engine etc., vapor (steam) enters the fuel and the injection pressure does not become constant even if the injector is controlled correctly. The correct amount of fuel cannot be injected, and the above-described effects cannot be obtained.
[0005]
Therefore, for example, as shown in JP-A-10-73055 (see Patent Document 1), a fuel cooling heat exchanger (radiator 28) is installed in the middle of the fuel supply path from the fuel tank to the carburetor. There is something that cools the fuel.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-73055 (paragraph numbers [0014] and [0018], FIGS. 3 and 4)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, if a radiator or the like is installed in the middle of the fuel supply path from the fuel tank to the carburetor or injector, the structure becomes complicated and the number of parts, the number of assembly steps, the weight, and the like increase.
[0008]
Also, small vehicles such as straddle-type vehicles often have an exhaust pipe arranged on the side of the throttle body, and the heat of the exhaust pipe is transmitted to the injector attached to the throttle body, causing the same problem as the fuel pump. There is a fear.
[0009]
The present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a fuel supply device for a straddle-type vehicle in which heat from an engine or the like is not easily transmitted to a fuel supply system.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, a fuel supply device for a saddle-ride type vehicle according to the present invention has a fuel tank disposed on an upper portion of a vehicle body frame covered by a vehicle body cover, and this fuel is supplied. The engine is mounted below the tank, and an engine intake system having a fuel injector is disposed behind the engine. The engine intake system extends forward toward the front of the engine, and then bent toward the rear. In a straddle-type vehicle connected to an exhaust pipe that extends rearward on one side of the engine, a fuel supply path that guides fuel from the bottom of the fuel tank to the fuel injector is provided behind the engine and the engine The exhaust pipe is routed on the opposite side of the exhaust pipe and fits in the body frame in the side view in the middle of the fuel supply path The cormorant fuel pump is obtained by interposed.
[0011]
In order to solve the above-mentioned problem, as described in claim 2, the rear end portion of the ventilation opening formed on the side surface of the vehicle body cover at the rear of the crankcase of the engine protruding in the width direction of the vehicle In addition, the fuel pump is disposed close to the fuel pump, and the fuel pump is disposed in a substantially vertical direction along the ventilation opening.
[0012]
Furthermore, in order to solve the above-described problem, as described in claim 3, the fuel pump is attached to a bracket that is suspended from the vehicle body frame, and the fuel pump is extended along the extending direction of the vehicle body frame. In this way, it is arranged so as to be directed substantially in the vertical direction.
[0013]
In order to solve the above-described problem, as described in claim 4, the fuel supply path extending from the bottom of the fuel tank is viewed from the side of the vehicle from the center of the vehicle along the body frame when viewed from the side. The fuel supply path is extended from the upper end or front side of the fuel pump that is interposed in the middle of the fuel supply path and supported by the vehicle body frame to the fuel injector of the engine intake system. It is.
[0014]
Furthermore, in order to solve the above-described problem, as described in claim 5, the rear wheel is disposed apart from the outer end of the body frame in the plan view in the vehicle width direction, and the fuel pump is disposed. It is disposed above the pivot shaft of the rear wheel support swing arm pivotally mounted on the inner side of the body frame behind the engine and between the outer surface of the engine and the inner surface side of the body frame.
[0015]
Further, in order to solve the above-described problem, as described in claim 6, a fuel tank is disposed on the upper part of the vehicle body frame covered by the vehicle body cover, and the engine is mounted below the fuel tank. An engine intake system having a throttle body with a fuel injector attached to the rear of the engine is arranged, and once extended forward on the front side of the engine and then bent toward the rear, In a straddle-type vehicle connected to an exhaust pipe extending rearward, the fuel injector is disposed on the opposite side of the exhaust pipe across the intake passage of the throttle body, and extended from the fuel pump. The fuel supply path connected to the fuel injector is located above the engine intake system. In which is arranged on the opposite side of the exhaust pipe.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
FIG. 1 is a left side view showing an example of a saddle riding type vehicle to which the present invention is applied. FIG. 2 is a plan view of the saddle riding type vehicle shown in FIG. As shown in FIGS. 1 and 2, the saddle riding type vehicle 1 includes a body frame 2 made of, for example, a steel pipe. The vehicle body frame 2 vertically extends between the pair of left and right front upper pipes 3 and 4 and the pair of left and right rear upper pipes 5 and 6 and the front upper pipe 3 and the front lower pipe 4 at the front. A pair of left and right vertical pipes 7 connected in the direction, a pair of left and right horizontal pipes 8 connecting the vertical pipe 7 and the front upper pipe 3 in the front-rear direction, and a pair of left and right frame members. A plurality of bridge members 9 and the like connected in the vehicle width direction are provided to form a substantially cage shape. The upper part of the vehicle body frame 2 is covered with an integral or separate vehicle body cover 10 and supported by the vehicle body frame 2 with a stay (not shown).
[0018]
A fuel tank 11 is disposed on the upper part of the vehicle body frame 2. The fuel tank 11 is covered with a tank cover 10a near the upper front of the vehicle body cover 10, and a saddle riding type operation seat 12 is provided behind the vehicle cover 10, and a loading platform 13 is provided behind the operation seat 12. An engine 14 is mounted at the center lower part of the body frame 2 and below the fuel tank 11.
[0019]
In front of the engine 14 of the vehicle body frame 2, a pair of left and right front wheels 15 with wide low-pressure tires are arranged in a plan view so as to be spaced apart from the outer ends of the vehicle body frame 2 in the width direction of the vehicle 1. A front wheel suspension device such as the above is swingably and elastically supported by the body frame 2 in the vertical direction. A steering handle 17 is provided in front of the tank cover 10a, and the front wheel 15 is steered left and right by the steering handle 17 via a steering shaft 18. Further, a headlamp 19 is provided in front of the steering handle 17 and the periphery of the headlamp 19 is covered with a small cowling 20.
[0020]
On the other hand, a pair of wide low-pressure tire-attached rear wheels 21 are disposed on the left and right of the engine 14 of the vehicle body frame 2 so as to be spaced apart from the outer end of the vehicle body frame 2 in the width direction of the vehicle 1 in plan view. Provided between a swing arm 23 pivotally supported by a pivot shaft 22 pivotally mounted on the inner side of the body frame 2 behind the engine 14 and the free end of the swing arm 23 and the body frame 2. The rear wheel suspension device such as the rear shock absorber 24 is swingably and elastically supported in the vertical direction.
[0021]
Fenders 25 that cover the front and rear wheels 15 and 21 are disposed on both sides of the vehicle body cover 10. A pair of left and right front fenders 25F are integrated with the vehicle body cover 10 so as to cover the front wheels 15, and a pair of left and right rear fenders 25R are integrated with the vehicle body cover 10 so as to cover the rear wheels 21, respectively. Formed.
[0022]
The engine 14 mounted on the vehicle body frame 2 below the fuel tank 11 is, for example, a water-cooled four-cycle single-cylinder engine, and includes a crankcase 26 and a cylinder assembly 27 disposed in a slightly forward tilted state in front of the upper surface thereof. A radiator 28 for cooling the engine 14 is disposed at the foremost end of the body frame 2.
[0023]
Further, the vehicle body cover 10 is opened at the center and lower portion of the side surface corresponding to the crankcase 26 of the engine 14 to form a ventilation opening 29, and the ventilation opening located between the fuel tank 11 and the engine 14. 29, a maintenance opening 30 is formed on the side surface of the body cover 10 above.
[0024]
An engine intake system 31 is disposed behind the cylinder assembly 27, below the fuel tank 11 and the operation seat 12 and above the crankcase 26. Further, an engine exhaust system 32 is arranged on one side of the engine 14, in the present embodiment, on the right side. Further, a fuel supply system 33 is disposed on the other side of the engine 14, in the present embodiment, on the left side.
[0025]
The engine exhaust system 32 is connected to the front side of the cylinder head 34 constituting the cylinder assembly 27, extends once forward, and then bends rearward so that the right side of the engine 14 is substantially horizontal toward the rear. The exhaust pipe 35 is extended, and the silencer 36 is disposed above the rear wheel 21 and connected to the downstream end of the exhaust pipe 35.
[0026]
FIG. 3 is an enlarged side view of the left side of the engine 14. As shown in FIGS. 1 to 3, the engine intake system 31 is disposed below the operating seat 12 behind the throttle body 38 and the throttle body 38 connected to the rear part of the cylinder head 34 via an intake pipe 37. And an air cleaner 40 connected to the upstream side of the throttle body 38 through 39. An outside air introduction pipe 41 extends obliquely upward and forward from the front upper part of the air cleaner 40.
[0027]
A fuel supply system 33 disposed on the opposite side of the engine exhaust system 32 across the engine 14 and the engine intake system 31 is provided at the bottom of the fuel tank 11 so as to face the maintenance opening 30 on the side surface of the vehicle body cover 10. The fuel cock 42, the fuel pump 43 disposed in the vicinity of the rear end of the ventilation opening 29 on the side of the vehicle body cover 10, behind the crankcase 26 protruding in the width direction of the vehicle 1, and the throttle body 38 are mounted. The fuel injector 44 and a fuel supply path 45 connecting these fuel supply devices 42, 43, 44 are configured.
[0028]
From the fuel cock 42 at the bottom of the fuel tank 11, a feed hose 46 constituting a fuel supply path 45 that sends fuel to the fuel pump 43 extends, and from the fuel pump 43 a return hose 47 that returns excess fuel to the fuel cock 42 extends. A pressure regulator 48 for adjusting the pressure of the fuel pressurized by the fuel pump 43 is provided near the upper end of the fuel pump 43, and the pressure-adjusted fuel is from the upper end to the front side of the fuel pump 43 (in this embodiment, the upper end). ) And is delivered to the fuel injector 44 by a delivery pipe 49 (fuel pipe) constituting another fuel supply path 45. The hoses and pipes 46, 47, and 49 constituting the fuel supply path 45 are routed along the vehicle body frame 2 from the center of the vehicle 1 toward the back of the engine 14 in a side view.
[0029]
FIG. 4 is an enlarged left side view showing the fuel pump 43 attached. FIG. 5 is a view taken in the direction of arrow V in FIG. As shown in FIGS. 3 to 5, the fuel pump 43 is attached via a stay 51 to a bracket 50 that is suspended from the rear lower part of the front upper pipe 3 that constitutes the vehicle body frame 2. Further, the fuel pump 43 is arranged so as to be directed in the substantially vertical direction so that the longitudinal direction thereof extends along the extending direction of the rear portion of the front upper pipe 3 extending in the substantially vertical direction and the ventilation opening 29 on the side surface of the vehicle body cover 10.
[0030]
Further, the fuel pump 43 is disposed above the pivot shaft 22 of the swing arm 23 for supporting the rear wheel 21 mounted on the inner side of the body frame 2 behind the engine 14 and between the outer surface of the engine 14 and the inner surface side of the body frame 2. Be placed.
[0031]
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG. 7 is a view taken in the direction of arrow VII in FIG. 6, and FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG. As shown in FIGS. 6 to 8, the exhaust pipe 35 is disposed inside the right body frame 2 and the throttle body 38 is disposed inside the left body frame 2 in the traveling direction of the vehicle 1. The upper half of the exhaust pipe 35 is covered with an insulator 52, which is a heat insulating material, and a bundle 53 of harnesses is routed in the space between the left body frame 2 and the throttle body 38.
[0032]
The throttle body 38 includes, for example, an intake passage 54 that extends in the front-rear direction, a throttle valve 55 that is disposed substantially at the center of the intake passage 54 and that can increase or decrease the cross-sectional area (intake flow rate) of the intake passage 54, The fuel injector 44 for injecting fuel into the passage 54 is provided.
[0033]
The fuel injector 44 has a fuel injection port 44 a portion mounted on a boss portion 38 a formed in the throttle body 38, and a delivery pipe 49 extending from the fuel pump 43 is connected to the opposite end portion.
[0034]
Further, the fuel injector 44 is inclined such that its fuel injection port 44 a opens downstream of the throttle valve 55 and the fuel injection axis α intersects the central axis β of the intake passage 54 and downstream of the throttle valve 55. Mounted in a state. Further, the fuel injector 44 is disposed so that its fuel injection port 44a faces the inner wall surface of the intake passage 54 at a position perpendicular to the valve shaft of the throttle valve 55. As described above, the fuel injector 44 is disposed on the opposite side of the exhaust pipe 35 across the intake passage 54 of the throttle body 38.
[0035]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0036]
The hoses and pipes 46, 47, 49 constituting the fuel supply path 45 for guiding the fuel from the bottom of the fuel tank 11 to the fuel injector 44 are routed behind the engine 14 and on the opposite side of the engine 14 from the exhaust pipe 35. In addition, since the fuel pump 43 is interposed in the fuel supply path 45 so as to be accommodated in the vehicle body frame 2 in a side view, the fuel supply path 45 is hardly affected by the heat of the exhaust pipe 35 that is a heat source. Vapor (steam) generation in the fuel supply path 45 during oil feeding can be prevented. Further, since the fuel pump 43 is an out tank type disposed outside the fuel tank 11, the capacity of the fuel tank 11 can be sufficiently secured.
[0037]
Further, a fuel pump 43 is disposed close to the rear end of the ventilation opening 29 on the side of the vehicle body cover 10 behind the crankcase 26 protruding in the width direction of the vehicle 1, and the longitudinal direction of the fuel pump 43 is substantially vertical. By being arranged so as to be directed substantially in the vertical direction so as to extend along the ventilation opening 29 extending in the direction from the front, the fuel pump 43 from dust or the like entering the inside of the vehicle body cover 10 from the front by traveling of the vehicle 1 such as when traveling on rough terrain. In addition, the floor area of the vehicle 1 can be reduced with respect to the occupied space when the fuel pump 43 is mounted, so that it can be mounted on a small vehicle body.
[0038]
Furthermore, the fuel pump 43 is attached to a bracket 50 suspended from the vehicle body frame 2 via a stay 51, and the fuel pump 43 is further attached to the rear portion of the vehicle body frame 2 (front upper pipe 3) whose longitudinal direction extends substantially vertically. The fuel pump 43 can be mounted compactly along the vehicle body frame 2 so as to be along the extending direction of the vehicle, and a space is formed between the engine 14 and a ventilation path (ventilation path). Space). This space can also be used as a work space for maintenance.
[0039]
And since the fuel pump 43 is arrange | positioned under the vehicle body frame 2, it becomes difficult to transmit the driving sound to a passenger | crew, and it contributes to the low center of gravity of the vehicle 1, and improves the running stability of the vehicle 1.
[0040]
Further, the fuel supply path 45 is routed along the vehicle body frame 2 from the center of the vehicle 1 toward the center of the vehicle 1 in a side view, and a delivery pipe 49 is extended from the upper end to the front side of the fuel pump 43 to the fuel injector 44. As a result, a certain length is given to the delivery pipe 49 (fuel piping), and auxiliary equipment (not shown) such as check valves and filters can be distributed and arranged in the ventilation space and work space behind the engine 14.
[0041]
The fuel pump 43 is mounted on the inner side of the body frame 2 behind the engine 14 and above the pivot shaft 22 of the swing arm 23 for supporting the rear wheel 21, and between the outer surface of the engine 14 and the inner surface side of the body frame 2, that is, By disposing above the axis of the movable part that swings when traveling on rough terrain, the fuel pump 43 does not come into contact with rocks, shrubs or the like on the road while the vehicle 1 is traveling and is not damaged.
[0042]
Further, the fuel injector 44 is disposed on the opposite side of the exhaust pipe 35 with the intake passage 54 of the throttle body 38 interposed therebetween. Similarly, a delivery pipe 49 (fuel pipe) extended from the fuel pump 43 is also connected to the throttle body 38 and the air cleaner. By arranging the engine intake system 31 such as 40 on the opposite side of the exhaust pipe 35, the fuel injector 44, the delivery pipe 49, and harnesses can be moved away from the exhaust pipe 35 as a heat source, and mixing in the intake passage 54 is performed. Before the gas is generated, heating of the fuel in the fuel supply path 45 is suppressed, and generation of vapor (steam) can be prevented.
[0043]
Furthermore, the fuel injected into the intake passage 54 cools the wall portion of the throttle body 38 facing the exhaust pipe 35, and at the same time, atomization is promoted. In particular, when the throttle body 38 is formed of a material having a high thermal conductivity such as an aluminum alloy, the promoting effect becomes more remarkable.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the fuel supply apparatus for a saddle-ride type vehicle according to the present invention, heat transmission to the fuel supply path can be prevented, and vapor generation in the fuel supply path can be prevented. Further, the contamination of the fuel pump can be reduced from dust entering the inside of the vehicle body cover. Furthermore, fuel atomization can be promoted simultaneously with the cooling of the throttle body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a saddle riding type vehicle showing an embodiment of a fuel supply device for the saddle riding type vehicle according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the saddle riding type vehicle shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged side view of the left side of the engine.
FIG. 4 is an enlarged left side view showing a fuel pump attached state.
FIG. 5 is a view taken in the direction of arrow V in FIG. 4;
6 is a sectional view taken along line VI-VI in FIG. 3;
7 is a view taken along arrow VII in FIG. 6;
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Saddle-type vehicle 2 Body frame 10 Body cover 11 Fuel tank 14 Engine 21 Rear wheel 22 Pivot shaft 23 Swing arm 26 Crankcase 29 Ventilation opening 31 Engine intake system 35 Exhaust pipe (engine exhaust system)
38 Throttle body (engine intake system)
42 Fuel cock (fuel supply system)
43 Fuel pump (fuel supply system)
44 Fuel injector (fuel supply system)
45 Fuel supply route (fuel supply system)
46 Feed hose (fuel supply route)
47 Return hose (fuel supply route)
48 Pressure regulator (fuel supply system)
49 Delivery pipe (fuel supply route)
50 Bracket 54 Air intake passage

Claims

A fuel tank is arranged on the upper part of the vehicle body frame covered by the vehicle body cover, an engine is mounted below the fuel tank, and an engine intake system equipped with a fuel injector is arranged behind the engine. In a straddle-type vehicle that is connected to an exhaust pipe that extends forward and then bends rearward and extends backward on one side of the engine, the fuel from the bottom of the fuel tank A fuel supply path for guiding fuel to the injector is routed behind the engine and on the opposite side of the engine from the exhaust pipe so that the fuel can be accommodated in the vehicle body frame in a side view in the middle of the fuel supply path. A fuel supply device for a saddle-ride type vehicle, characterized by comprising a pump.

The fuel pump is disposed close to the rear end portion of the ventilation opening formed on the side surface of the vehicle body cover behind the engine crankcase protruding in the vehicle width direction, and the fuel pump is connected to the ventilation opening portion. The fuel supply device for a saddle-ride type vehicle according to claim 1, wherein the fuel supply device is arranged so as to be substantially vertically oriented so as to extend along the line.

2. The straddle-type vehicle according to claim 1, wherein the fuel pump is attached to a bracket that is suspended from the vehicle body frame, and the fuel pump is disposed in a substantially vertical direction along the extending direction of the vehicle body frame. Fuel supply system.

The fuel supply path extending from the bottom of the fuel tank is routed along the vehicle body frame from the center of the vehicle from the center of the vehicle along the vehicle body frame, and the vehicle body frame is interposed in the middle of the fuel supply path. The fuel supply device for a saddle-ride type vehicle according to claim 1, wherein the fuel supply path is extended from the upper end to the front side of the fuel pump supported by the fuel pump to the fuel injector of the engine intake system.

The rear wheel is arranged in a plan view so as to be spaced apart from the outer end of the vehicle body frame in the vehicle width direction, and the fuel pump is mounted on the rear wheel support swing arm mounted on the inner side of the vehicle body frame. The fuel supply device for a saddle-ride type vehicle according to claim 1, wherein the fuel supply device is disposed above the pivot shaft and between the outer surface of the engine and the inner surface side of the body frame.

A fuel tank is arranged on the upper part of the vehicle body frame covered by the vehicle body cover, an engine is mounted below the fuel tank, and an engine intake system having a throttle body with a fuel injector is arranged behind the engine. In the straddle-type vehicle, an exhaust pipe is connected to an exhaust pipe that extends once forward to the front side of the engine and then bends rearward and extends one side of the engine rearward. An injector is disposed on the opposite side of the exhaust pipe across the intake passage of the throttle body, and a fuel supply path extending from a fuel pump and connected to the fuel injector is disposed over the exhaust pipe across the engine intake system. Of a saddle-type vehicle characterized by being disposed on the opposite side of the Supply device.