JP2004270169A - 窓用パイルバンドの製造方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造の装置により,堅固に連結されたパイルバンドを生産性高く製造可能な窓用パイルバンドの製造方法及びその装置を提供すること。
【解決手段】一定速度で回転する無端ベルト20の表面及び裏面に密着するようにそれぞれ上部パイル糸200及び下部パイル糸200aをジグザグ状態に供給して,無端ベルト20の両側端部近傍に連結用編目200’,200”を形成する。前方モノフィラメント糸300及び後方モノフィラメント糸300aを掛けたフック410,410’を有する編針を,連結用編目200’,200”と係合するよう昇降させて連結編成編目300’,300”を形成することにより,無端ベルト20の表面及び裏面にジグザグ状態に供給された上部パイル糸200及び下部パイル糸200aを連結させる。
【選択図】 図1
【解決手段】一定速度で回転する無端ベルト20の表面及び裏面に密着するようにそれぞれ上部パイル糸200及び下部パイル糸200aをジグザグ状態に供給して,無端ベルト20の両側端部近傍に連結用編目200’,200”を形成する。前方モノフィラメント糸300及び後方モノフィラメント糸300aを掛けたフック410,410’を有する編針を,連結用編目200’,200”と係合するよう昇降させて連結編成編目300’,300”を形成することにより,無端ベルト20の表面及び裏面にジグザグ状態に供給された上部パイル糸200及び下部パイル糸200aを連結させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,例えば窓フレームや窓フレームの接触する部分に取り付けられる窓用パイルバンド(一名,モヘア)の製造方法及びその装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来,一定の速度で回転し,一定の幅を有した無端ベルトにパイル糸を巻き付けて窓用パイルバンドを製造する装置が知られている。例えば,同一出願人により,窓用パイルバンドの製造装置及び方法が考案されている(特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4参照)。このような装置では,パイル糸が巻かれた状態の無端ベルトが回転しながら移動し,無端ベルトに巻かれたパイル糸の両側面にベースバンドが供給されると共に,ベースバンドの内面に形成された溝にパイル糸の両側面が嵌め込まれる。このような状態で,超音波加熱装置により,巻かれた状態のパイル糸の両側面が鎔融されると共にベースバンドの凹溝に鎔着される。鎔着工程終了後,無端ベルトに巻かれた状態のパイル糸上面中央部と下面中央部を切断刃により切断することで,パイル糸が両方に分離されて,2個のパイルバンドが形成される。
【0003】
【特許文献1】
日本特許第3244674号
【特許文献2】
米国特許第3677851号
【特許文献3】
米国特許第4148953号
【特許文献4】
米国特許第4302494号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来技術では,無端ベルトにパイル糸を巻き付ける装置及び方法に関して問題があった。上記従来技術における,パイル糸を巻き付ける装置の構成では,無端ベルトが通過する入口と出口が前方後方に形成された回転体をモータにより回転させ,回転体内部にはパイル糸が巻かれたボビンが配置されている。このような装置では,回転体及びモータを設置するため等に,構造が複雑になり,設置費用のコストが高くなるという問題がある。また,モータにより回転される回転体の嵩のために機械装置が大型化してしまうと問題と,回転体の回転により機械装置の振動係数が高くなるという問題がある。またさらに,回転体内部に配置されたパイル糸ボビンの交換作業が難しいという問題がある。
【0005】
また,上記の回転体により無端ベルトにパイル糸を巻き付けてパイルバンドを製造した場合,製造されるバンド自体にも以下のような問題があった。無端ベルトに巻かれたパイル糸の両側面,即ちベースバンドの凹溝に嵌め込まれる部分が超音波熱のみにより鎔着されるため耐久性が劣るという問題がある。また,鎔融状態が良好でない場合,ベースバンドとの接着力の低下によりベースバンドから離脱するという問題がある。またさらに,パイル糸の特性上,鎔融時間が長くかかり,鎔融状態が良好でなければ各パイル糸が分離されるという問題が生じる。
【0006】
本発明は,このような問題に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,簡単な構造の装置により,堅固に連結されたパイルバンドを生産性高く製造可能な窓用パイルバンドの製造方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,窓用パイルバンドの製造方法が提供される。この窓用パイルバンドの製造方法は,一定速度で回転する無端ベルトの表面及び裏面に密着するように上部パイル糸及び下部パイル糸それぞれをジグザグ状態に供給して,無端ベルトの両側端部近傍に連結用編目を形成する第1工程と,連結糸を掛けたフックを有する編針を,前記連結用編目と係合するよう昇降させて連結編成編目を形成させることにより,前記無端ベルトの表面及び裏面にジグザグ状態に供給された前記上部パイル糸及び下部パイル糸を前記連結糸により連結させる第2工程と,を含むことを特徴とする。
【0008】
また,本発明の第2の観点によれば,窓用パイルバンドの製造装置が提供される。この窓用パイルバンドの製造装置は,回転する無端ベルトと,無端ベルトの略幅方向に往復運動して,無端ベルトの表面及び裏面に上部パイル糸及び下部パイル糸それぞれをジグザグ状態に密着供給して,無端ベルトの両側端部近傍に連結用編目を形成するパイル糸供給手段を備える。また,この窓用パイルバンドの製造装置は,無端ベルトの両側方に設置されており,下端に連結糸を掛けるフック及びフックの鉤口を開閉するフック開閉片を有し,連結用編目と係合した状態で昇降しながら連結糸により連結編成編目を形成して,無端ベルトの表面及び裏面にジグザグ状態に供給された上部パイル糸及び下部パイル糸を連結糸により連結させる編針を備える。さらに,この窓用パイルバンドの製造装置は,上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面を嵌め込むための凹溝を内面に有するベースバンドを,上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面に供給するベースバンド供給手段と,上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面が凹溝に嵌め込まれるようにベースバンドと上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面とを密着させる接着手段と,上部パイル糸及び下部パイル糸を切断する切断手段と,を備える。
【0009】
上記窓用パイルバンドの製造方法及びその装置において,連結糸はモノフィラメント糸であるように構成してもよい。また,上記窓用パイルバンドの製造装置において,パイル糸供給手段の往復運動速度及び前記無端ベルトの回転速度のいずれか一方もしくは双方を調節できるよう構成されていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下,図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付すことにより,重複説明を省略する。
【0011】
図1は本発明の実施の形態にかかる窓用パイルバンドの製造装置の全体構成を示す正面図であり,図2は同装置の要部拡大斜視図であり,図3は同装置の作動状態を示した平面図である。本発明の実施の形態にかかる窓用パイルバンドの製造装置は,防風,防音,防水,防虫,緩衝等の効果を目的として,例えば窓フレームや窓フレームの接触する部分に取り付けられる窓用パイルバンド(一名,モヘア)を製造するための装置である。本実施の形態にかかる窓用パイルバンドの製造装置では,従来行われていた無端ベルトにパイル糸を巻き付ける方法ではなく,無端ベルトの面上にジグザグ状態にパイル糸を密着させる方法を採用している。
【0012】
無端ベルト20は,複数のガイドローラ10により連続的に循環回転できるよう構成されている。無端ベルト20は例えばスチールから成る。上下部パイル糸供給ガイド100,100aは,パイル糸を供給するためのものであり,無端ベルト20を上方及び下方から挟んで,無端ベルト20の上下で,無端ベルト20の略幅方向に往復運動する。このパイル糸供給ガイド100,100aを介して,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aがそれぞれ,無端ベルト20の表面及び裏面である上下面にジグザグ状態に密着供給される。これにより図2に示すように,無端ベルト20の両側端部近傍には,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aそれぞれからなる連結用編目200’,200”が形成される。
【0013】
また,無端ベルト20の両側方下部から,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aを連結するための連結糸としての,前方モノフィラメント糸300及び後方モノフィラメント糸300aが供給される。無端ベルト20の両側方それぞれには前方モノフィラメント糸300及び後方モノフィラメント糸300aを掛ける編針400,400aが設置されている。編針400,400aは,連結用編目200’,200”と係合した状態で昇降するように構成されている。
【0014】
編針400,400aの下端にはそれぞれ,フック410,410’と,フック410,410’の鉤口を開閉するフック開閉片420,420’が設けられている。フック410,410’は,前方モノフィラメント糸300及び後方モノフィラメント糸300aによる連結編成編目300’,300”を掛けるものである。後述するように,編針400,400aが連結用編目200’,200”を係合した状態で昇降して,連結編成編目300’,300”を形成することにより,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aが連結される。以下では,連結された上部パイル糸200及び下部パイル糸200aをまとめて連結パイル糸と呼ぶことにする。
【0015】
ベースバンド30,30’は,その内面に連結パイル糸の両側面が嵌め込まれる凹溝31,31’を有し,無端ベルト20に密着して移動する連結パイル糸の両側面に不図示の手段により供給される。超音波装置50,50’は,連結パイル糸の両側面が凹溝31,31’に嵌め込まれるようにベースバンド30,30’と連結パイル糸の両側面を密着させ,鎔着により両者を接着する。回転刃60,60’は,連結編成編目300’,300”間のほぼ中央部で連結パイル糸を切断する。
【0016】
なお,本装置では,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの太さに応じて,上下部パイル糸供給ガイド100,100aの往復運動速度及び無端ベルト20の回転速度を調節できるよう構成されている。
【0017】
次に,上記構成を有する本発明の実施の形態にかかる窓用パイルバンドの製造装置によるパイルバンドの製造工程と,この装置による作用効果を説明する。
【0018】
1.パイルバンドの製造工程
第1工程では,一定の速度で回転する無端ベルト20の上面及び下面に設置され,無端ベルト20の略幅方向に往復運動するパイル糸供給ガイド100,100aにより,無端ベルト20の両側端部近傍に連結用編目200’,200”が形成されながら,無端ベルト20の上下面それぞれに密着するようにジグザグ状態に上部パイル糸200及び下部パイル糸200aを供給する。すなわち,ジグザグ状態に供給された上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの折り返し部分が連結用編目200’,200”を形成することになり,連結用編目200’,200”は無端ベルト20の両側に形成される。
【0019】
第2工程では図2に示すように,連結用編目200’,200”が掛かっている状態で下降した編針400,400aが上昇しながら,無端ベルト20の両側方下部から供給されるモノフィラメント糸300,300aをフック410,410’に掛けて,連結編成編目300’,300”を形成させる。その後,連結編成編目300’,300”がフック410,410’に掛かった状態で,編針400,400aは連結用編目200’,200”を通過する。このように,モノフィラメント糸300,300aを掛けたフック410,410’を有する編針400,400aを昇降して,連結用編目200’,200”を通過させることを繰り返す。これにより,無端ベルト20の上下面に供給された上部パイル糸200及び下部パイル糸200aがモノフィラメント糸300,300aによって連結されて,連結部c,c1が形成され,連結パイル糸が形成される。
【0020】
第3工程では,モノフィラメント糸300,300aにより連結されている連結パイル糸が無端ベルト20と共に移動する状態において,連結パイル糸の両側面にそれぞれベースバンド30,30’を供給して,押さえローラ40,40’の圧力により,ベースバンド30,30’の凹溝31,31’に連結パイル糸の連結部c,c1が嵌め込まれるようにする。
【0021】
第4工程では,連結パイル糸の連結部c,c1がベースバンド30,30’の凹溝31,31’に嵌め込まれた状態で移動しながら,ベースバンド30,30’に密着した超音波装置50,50’により連結パイル糸の連結部c,c1が鎔融されながらベースバンドの凹溝31,31’に鎔着される。
【0022】
第5工程では,連結パイル糸の連結部c,c1がベースバンド30,30’の凹溝31,31’に鎔着された状態で移動しながら,上部回転刃60,下部回転刃60’により連結編成編目300’,300”間の中央部で連結パイル糸が切断される。
【0023】
第6工程では,上記第5工程により切断された連結パイル糸を解糸してパイルバンドを完成して,パイルバンドの製造を完了する。
【0024】
なお,上記製造工程のうち,第3工程,第4工程,第5工程,第6工程は先行技術による公知の方法及び装置により具現することができる。
【0025】
2.パイルバンド製造装置の作用効果
前述のように,パイル糸供給ガイド100,100aが往復運動することにより,回転する無端ベルト20の上下面に上部パイル糸200及び下部パイル糸200aをジグザグ状態に供給するので,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aはそれぞれ無端ベルト20の両側端部近傍に連結用編目200’,200”を形成する。
【0026】
連結用編目200’,200”の間に,編針400,400aが貫通しながら昇降する。編針400,400aが下降する時は,既に形成された連結用編目200’,200”によりフック開閉片420,420’が開く。フック開閉片420,420’が開いている状態で編針400,400aが上昇する時は,フック410,410’が無端ベルト20の両側方下部から供給されるモノフィラメント糸300,300aをかけて引き上げ,フック410,410’にかかる連結編成編目300’,300”が形成される。既に形成された連結編成編目300’,300”が掛かった状態で編針400,400aが上に上昇する時は,編針400,400aに掛かっている連結用編目200’,200”が開いているフック開閉片420,420’を閉じながら編針400,400aから抜け出し,フック410,410’に掛かっているモノフィラメント糸300,300aが上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの連結用編目200’,200”を通過しながら上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの側端が密着されるように連結し,連結部c,c1を形成する。
【0027】
上部パイル糸200及び下部パイル糸200aとモノフィラメント糸300,300aは適切な張力を有することとなり,連結部c,c1が堅固に連結される。
【0028】
なお,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの太さと,パイル糸供給ガイド100,100aの往復速度と,無端ベルト20の回転速度とは,互いを考慮することにより適切に調節することが好ましい。例えば,一定速度で回転する無端ベルト20に太さが太いパイル糸を供給した場合には,パイル糸の太さのために無端ベルト20の上下面に連結されるパイル糸の面積が早い速度で増えるため,パイル糸供給ガイド100,100aの往復運動速度を遅くしなければならない。逆に,パイル糸供給ガイド100,100aの往復速度は一定であり,太いパイル糸を供給する場合には,無端ベルト20の回転速度を早くすれば良い。本装置では,このようにして,パイル糸の太さに応じて,無端ベルト20やパイル糸供給ガイド100,100aの動作速度を任意に調節することができる。
【0029】
図4は図3の円表示(A)部の拡大平面図であり,図5は図3の円表示(A)部の拡大底面図である。図6は上記方法及び装置により製造されたパイルバンドの断面を例示する図である。
【0030】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0031】
【発明の効果】
以上,詳細に説明したように本発明によれば,従来に比べ機械装置を簡素化させることができる。また,従来の無端ベルトに巻かれながら形成されていた場合に比べ,パイル糸の損傷率を大幅に低減することができ,生産性を大いに向上することができる。また,無端ベルトの上下面にジクザグ状態に供給される上下パイル糸の両側端を,引張力が優れ,熱による鎔融が迅速であり,接着力が優れたモノフィラメント糸を用いて堅固に連結することで,連結されたパイル糸をベースバンドに堅固に接着でき,パイル糸が離脱するという問題を解決することができ,耐久性が優れたパイルバンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構成図を示した正面図である。
【図2】本発明装置の要部拡大斜視図である。
【図3】本発明装置の作動状態を示した平面図である。
【図4】図3の円表示(A)部の拡大平面図である。
【図5】図3の円表示(A)部の拡大底面図である。
【図6】図6は本発明方法及び装置により製造されたパイルバンドの断面例示図である。
【符号の説明】
10: ガイドローラ
20: 無端ベルト
30,30’: ベースバンド
31,31’: 凹溝
40,40’: 押さえローラ
50,50’: 超音波装置
60,60’: 回転刃
100,100’: パイル糸供給ガイド
200: 上部パイル糸
200a: 下部パイル糸
200’,200”: 連結用編目
300: 前方モノフィラメント糸
300a: 後方モノフィラメント糸
300’,300”: 連結編成編目
400,400a: 編針
410,410’: フック
420,420’: フック開閉片
c,c1: 連結部
【発明の属する技術分野】
本発明は,例えば窓フレームや窓フレームの接触する部分に取り付けられる窓用パイルバンド(一名,モヘア)の製造方法及びその装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来,一定の速度で回転し,一定の幅を有した無端ベルトにパイル糸を巻き付けて窓用パイルバンドを製造する装置が知られている。例えば,同一出願人により,窓用パイルバンドの製造装置及び方法が考案されている(特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4参照)。このような装置では,パイル糸が巻かれた状態の無端ベルトが回転しながら移動し,無端ベルトに巻かれたパイル糸の両側面にベースバンドが供給されると共に,ベースバンドの内面に形成された溝にパイル糸の両側面が嵌め込まれる。このような状態で,超音波加熱装置により,巻かれた状態のパイル糸の両側面が鎔融されると共にベースバンドの凹溝に鎔着される。鎔着工程終了後,無端ベルトに巻かれた状態のパイル糸上面中央部と下面中央部を切断刃により切断することで,パイル糸が両方に分離されて,2個のパイルバンドが形成される。
【0003】
【特許文献1】
日本特許第3244674号
【特許文献2】
米国特許第3677851号
【特許文献3】
米国特許第4148953号
【特許文献4】
米国特許第4302494号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来技術では,無端ベルトにパイル糸を巻き付ける装置及び方法に関して問題があった。上記従来技術における,パイル糸を巻き付ける装置の構成では,無端ベルトが通過する入口と出口が前方後方に形成された回転体をモータにより回転させ,回転体内部にはパイル糸が巻かれたボビンが配置されている。このような装置では,回転体及びモータを設置するため等に,構造が複雑になり,設置費用のコストが高くなるという問題がある。また,モータにより回転される回転体の嵩のために機械装置が大型化してしまうと問題と,回転体の回転により機械装置の振動係数が高くなるという問題がある。またさらに,回転体内部に配置されたパイル糸ボビンの交換作業が難しいという問題がある。
【0005】
また,上記の回転体により無端ベルトにパイル糸を巻き付けてパイルバンドを製造した場合,製造されるバンド自体にも以下のような問題があった。無端ベルトに巻かれたパイル糸の両側面,即ちベースバンドの凹溝に嵌め込まれる部分が超音波熱のみにより鎔着されるため耐久性が劣るという問題がある。また,鎔融状態が良好でない場合,ベースバンドとの接着力の低下によりベースバンドから離脱するという問題がある。またさらに,パイル糸の特性上,鎔融時間が長くかかり,鎔融状態が良好でなければ各パイル糸が分離されるという問題が生じる。
【0006】
本発明は,このような問題に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,簡単な構造の装置により,堅固に連結されたパイルバンドを生産性高く製造可能な窓用パイルバンドの製造方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,窓用パイルバンドの製造方法が提供される。この窓用パイルバンドの製造方法は,一定速度で回転する無端ベルトの表面及び裏面に密着するように上部パイル糸及び下部パイル糸それぞれをジグザグ状態に供給して,無端ベルトの両側端部近傍に連結用編目を形成する第1工程と,連結糸を掛けたフックを有する編針を,前記連結用編目と係合するよう昇降させて連結編成編目を形成させることにより,前記無端ベルトの表面及び裏面にジグザグ状態に供給された前記上部パイル糸及び下部パイル糸を前記連結糸により連結させる第2工程と,を含むことを特徴とする。
【0008】
また,本発明の第2の観点によれば,窓用パイルバンドの製造装置が提供される。この窓用パイルバンドの製造装置は,回転する無端ベルトと,無端ベルトの略幅方向に往復運動して,無端ベルトの表面及び裏面に上部パイル糸及び下部パイル糸それぞれをジグザグ状態に密着供給して,無端ベルトの両側端部近傍に連結用編目を形成するパイル糸供給手段を備える。また,この窓用パイルバンドの製造装置は,無端ベルトの両側方に設置されており,下端に連結糸を掛けるフック及びフックの鉤口を開閉するフック開閉片を有し,連結用編目と係合した状態で昇降しながら連結糸により連結編成編目を形成して,無端ベルトの表面及び裏面にジグザグ状態に供給された上部パイル糸及び下部パイル糸を連結糸により連結させる編針を備える。さらに,この窓用パイルバンドの製造装置は,上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面を嵌め込むための凹溝を内面に有するベースバンドを,上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面に供給するベースバンド供給手段と,上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面が凹溝に嵌め込まれるようにベースバンドと上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面とを密着させる接着手段と,上部パイル糸及び下部パイル糸を切断する切断手段と,を備える。
【0009】
上記窓用パイルバンドの製造方法及びその装置において,連結糸はモノフィラメント糸であるように構成してもよい。また,上記窓用パイルバンドの製造装置において,パイル糸供給手段の往復運動速度及び前記無端ベルトの回転速度のいずれか一方もしくは双方を調節できるよう構成されていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下,図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付すことにより,重複説明を省略する。
【0011】
図1は本発明の実施の形態にかかる窓用パイルバンドの製造装置の全体構成を示す正面図であり,図2は同装置の要部拡大斜視図であり,図3は同装置の作動状態を示した平面図である。本発明の実施の形態にかかる窓用パイルバンドの製造装置は,防風,防音,防水,防虫,緩衝等の効果を目的として,例えば窓フレームや窓フレームの接触する部分に取り付けられる窓用パイルバンド(一名,モヘア)を製造するための装置である。本実施の形態にかかる窓用パイルバンドの製造装置では,従来行われていた無端ベルトにパイル糸を巻き付ける方法ではなく,無端ベルトの面上にジグザグ状態にパイル糸を密着させる方法を採用している。
【0012】
無端ベルト20は,複数のガイドローラ10により連続的に循環回転できるよう構成されている。無端ベルト20は例えばスチールから成る。上下部パイル糸供給ガイド100,100aは,パイル糸を供給するためのものであり,無端ベルト20を上方及び下方から挟んで,無端ベルト20の上下で,無端ベルト20の略幅方向に往復運動する。このパイル糸供給ガイド100,100aを介して,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aがそれぞれ,無端ベルト20の表面及び裏面である上下面にジグザグ状態に密着供給される。これにより図2に示すように,無端ベルト20の両側端部近傍には,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aそれぞれからなる連結用編目200’,200”が形成される。
【0013】
また,無端ベルト20の両側方下部から,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aを連結するための連結糸としての,前方モノフィラメント糸300及び後方モノフィラメント糸300aが供給される。無端ベルト20の両側方それぞれには前方モノフィラメント糸300及び後方モノフィラメント糸300aを掛ける編針400,400aが設置されている。編針400,400aは,連結用編目200’,200”と係合した状態で昇降するように構成されている。
【0014】
編針400,400aの下端にはそれぞれ,フック410,410’と,フック410,410’の鉤口を開閉するフック開閉片420,420’が設けられている。フック410,410’は,前方モノフィラメント糸300及び後方モノフィラメント糸300aによる連結編成編目300’,300”を掛けるものである。後述するように,編針400,400aが連結用編目200’,200”を係合した状態で昇降して,連結編成編目300’,300”を形成することにより,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aが連結される。以下では,連結された上部パイル糸200及び下部パイル糸200aをまとめて連結パイル糸と呼ぶことにする。
【0015】
ベースバンド30,30’は,その内面に連結パイル糸の両側面が嵌め込まれる凹溝31,31’を有し,無端ベルト20に密着して移動する連結パイル糸の両側面に不図示の手段により供給される。超音波装置50,50’は,連結パイル糸の両側面が凹溝31,31’に嵌め込まれるようにベースバンド30,30’と連結パイル糸の両側面を密着させ,鎔着により両者を接着する。回転刃60,60’は,連結編成編目300’,300”間のほぼ中央部で連結パイル糸を切断する。
【0016】
なお,本装置では,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの太さに応じて,上下部パイル糸供給ガイド100,100aの往復運動速度及び無端ベルト20の回転速度を調節できるよう構成されている。
【0017】
次に,上記構成を有する本発明の実施の形態にかかる窓用パイルバンドの製造装置によるパイルバンドの製造工程と,この装置による作用効果を説明する。
【0018】
1.パイルバンドの製造工程
第1工程では,一定の速度で回転する無端ベルト20の上面及び下面に設置され,無端ベルト20の略幅方向に往復運動するパイル糸供給ガイド100,100aにより,無端ベルト20の両側端部近傍に連結用編目200’,200”が形成されながら,無端ベルト20の上下面それぞれに密着するようにジグザグ状態に上部パイル糸200及び下部パイル糸200aを供給する。すなわち,ジグザグ状態に供給された上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの折り返し部分が連結用編目200’,200”を形成することになり,連結用編目200’,200”は無端ベルト20の両側に形成される。
【0019】
第2工程では図2に示すように,連結用編目200’,200”が掛かっている状態で下降した編針400,400aが上昇しながら,無端ベルト20の両側方下部から供給されるモノフィラメント糸300,300aをフック410,410’に掛けて,連結編成編目300’,300”を形成させる。その後,連結編成編目300’,300”がフック410,410’に掛かった状態で,編針400,400aは連結用編目200’,200”を通過する。このように,モノフィラメント糸300,300aを掛けたフック410,410’を有する編針400,400aを昇降して,連結用編目200’,200”を通過させることを繰り返す。これにより,無端ベルト20の上下面に供給された上部パイル糸200及び下部パイル糸200aがモノフィラメント糸300,300aによって連結されて,連結部c,c1が形成され,連結パイル糸が形成される。
【0020】
第3工程では,モノフィラメント糸300,300aにより連結されている連結パイル糸が無端ベルト20と共に移動する状態において,連結パイル糸の両側面にそれぞれベースバンド30,30’を供給して,押さえローラ40,40’の圧力により,ベースバンド30,30’の凹溝31,31’に連結パイル糸の連結部c,c1が嵌め込まれるようにする。
【0021】
第4工程では,連結パイル糸の連結部c,c1がベースバンド30,30’の凹溝31,31’に嵌め込まれた状態で移動しながら,ベースバンド30,30’に密着した超音波装置50,50’により連結パイル糸の連結部c,c1が鎔融されながらベースバンドの凹溝31,31’に鎔着される。
【0022】
第5工程では,連結パイル糸の連結部c,c1がベースバンド30,30’の凹溝31,31’に鎔着された状態で移動しながら,上部回転刃60,下部回転刃60’により連結編成編目300’,300”間の中央部で連結パイル糸が切断される。
【0023】
第6工程では,上記第5工程により切断された連結パイル糸を解糸してパイルバンドを完成して,パイルバンドの製造を完了する。
【0024】
なお,上記製造工程のうち,第3工程,第4工程,第5工程,第6工程は先行技術による公知の方法及び装置により具現することができる。
【0025】
2.パイルバンド製造装置の作用効果
前述のように,パイル糸供給ガイド100,100aが往復運動することにより,回転する無端ベルト20の上下面に上部パイル糸200及び下部パイル糸200aをジグザグ状態に供給するので,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aはそれぞれ無端ベルト20の両側端部近傍に連結用編目200’,200”を形成する。
【0026】
連結用編目200’,200”の間に,編針400,400aが貫通しながら昇降する。編針400,400aが下降する時は,既に形成された連結用編目200’,200”によりフック開閉片420,420’が開く。フック開閉片420,420’が開いている状態で編針400,400aが上昇する時は,フック410,410’が無端ベルト20の両側方下部から供給されるモノフィラメント糸300,300aをかけて引き上げ,フック410,410’にかかる連結編成編目300’,300”が形成される。既に形成された連結編成編目300’,300”が掛かった状態で編針400,400aが上に上昇する時は,編針400,400aに掛かっている連結用編目200’,200”が開いているフック開閉片420,420’を閉じながら編針400,400aから抜け出し,フック410,410’に掛かっているモノフィラメント糸300,300aが上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの連結用編目200’,200”を通過しながら上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの側端が密着されるように連結し,連結部c,c1を形成する。
【0027】
上部パイル糸200及び下部パイル糸200aとモノフィラメント糸300,300aは適切な張力を有することとなり,連結部c,c1が堅固に連結される。
【0028】
なお,上部パイル糸200及び下部パイル糸200aの太さと,パイル糸供給ガイド100,100aの往復速度と,無端ベルト20の回転速度とは,互いを考慮することにより適切に調節することが好ましい。例えば,一定速度で回転する無端ベルト20に太さが太いパイル糸を供給した場合には,パイル糸の太さのために無端ベルト20の上下面に連結されるパイル糸の面積が早い速度で増えるため,パイル糸供給ガイド100,100aの往復運動速度を遅くしなければならない。逆に,パイル糸供給ガイド100,100aの往復速度は一定であり,太いパイル糸を供給する場合には,無端ベルト20の回転速度を早くすれば良い。本装置では,このようにして,パイル糸の太さに応じて,無端ベルト20やパイル糸供給ガイド100,100aの動作速度を任意に調節することができる。
【0029】
図4は図3の円表示(A)部の拡大平面図であり,図5は図3の円表示(A)部の拡大底面図である。図6は上記方法及び装置により製造されたパイルバンドの断面を例示する図である。
【0030】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0031】
【発明の効果】
以上,詳細に説明したように本発明によれば,従来に比べ機械装置を簡素化させることができる。また,従来の無端ベルトに巻かれながら形成されていた場合に比べ,パイル糸の損傷率を大幅に低減することができ,生産性を大いに向上することができる。また,無端ベルトの上下面にジクザグ状態に供給される上下パイル糸の両側端を,引張力が優れ,熱による鎔融が迅速であり,接着力が優れたモノフィラメント糸を用いて堅固に連結することで,連結されたパイル糸をベースバンドに堅固に接着でき,パイル糸が離脱するという問題を解決することができ,耐久性が優れたパイルバンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構成図を示した正面図である。
【図2】本発明装置の要部拡大斜視図である。
【図3】本発明装置の作動状態を示した平面図である。
【図4】図3の円表示(A)部の拡大平面図である。
【図5】図3の円表示(A)部の拡大底面図である。
【図6】図6は本発明方法及び装置により製造されたパイルバンドの断面例示図である。
【符号の説明】
10: ガイドローラ
20: 無端ベルト
30,30’: ベースバンド
31,31’: 凹溝
40,40’: 押さえローラ
50,50’: 超音波装置
60,60’: 回転刃
100,100’: パイル糸供給ガイド
200: 上部パイル糸
200a: 下部パイル糸
200’,200”: 連結用編目
300: 前方モノフィラメント糸
300a: 後方モノフィラメント糸
300’,300”: 連結編成編目
400,400a: 編針
410,410’: フック
420,420’: フック開閉片
c,c1: 連結部
Claims (4)
- 一定速度で回転する無端ベルトの両側端部近傍に連結用編目を形成しながら,前記無端ベルトの表面及び裏面に密着するように上部パイル糸及び下部パイル糸それぞれをジグザグ状態に供給する第1工程と,
連結糸を掛けたフックを有する編針を,前記連結用編目と係合するよう昇降させて連結編成編目を形成させることにより,前記無端ベルトの表面及び裏面にジグザグ状態に供給された前記上部パイル糸及び下部パイル糸を前記連結糸により連結させる第2工程と,を含むことを特徴とする窓用パイルバンドの製造方法。 - 回転する無端ベルトと,
前記無端ベルトの略幅方向に往復運動して,前記無端ベルトの両側端部近傍に連結用編目を形成しながら,前記無端ベルトの表面及び裏面に上部パイル糸及び下部パイル糸それぞれをジグザグ状態に密着供給するパイル糸供給手段と,
前記無端ベルトの両側方に設置されており,下端に連結糸を掛けるフック及び前記フックの鉤口を開閉するフック開閉片を有し,前記連結用編目と係合した状態で昇降しながら前記連結糸により連結編成編目を形成して,前記無端ベルトの表面及び裏面にジグザグ状態に供給された前記上部パイル糸及び下部パイル糸を連結させる編針と,
前記上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面を嵌め込むための凹溝を内面に有するベースバンドを,前記上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面に供給するベースバンド供給手段と,
前記上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面が前記凹溝に嵌め込まれるように前記ベースバンドと前記上部パイル糸及び下部パイル糸の両側面とを密着させる接着手段と,
前記上部パイル糸及び下部パイル糸を切断する切断手段と,
を備えることを特徴とする窓用パイルバンドの製造装置。 - 前記連結糸はモノフィラメント糸であることを特徴とする請求項2に記載の窓用パイルバンドの製造装置。
- 前記パイル糸供給手段の往復運動速度及び前記無端ベルトの回転速度のいずれか一方もしくは双方を調節できるよう構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の窓用パイルバンドの製造装置。
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