JP2004269956A - Apparatus for producing metallic powder, and method for producing metallic powder using the apparatus - Google Patents
Apparatus for producing metallic powder, and method for producing metallic powder using the apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004269956A JP2004269956A JP2003061723A JP2003061723A JP2004269956A JP 2004269956 A JP2004269956 A JP 2004269956A JP 2003061723 A JP2003061723 A JP 2003061723A JP 2003061723 A JP2003061723 A JP 2003061723A JP 2004269956 A JP2004269956 A JP 2004269956A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular nozzle
- metal powder
- molten metal
- airflow
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、細かく、擬球形で、しかも粒度分布の幅の狭い金属粉末を製造するのに適した金属粉末製造装置、及び当該装置を用いた金属粉末の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より金属粉末を製造する技術は多数存在するが、溶融金属流に冷却媒体(噴霧媒体)を吹き付けて金属粉末を製造するアトマイズ法が金属粉末を効率的に製造する方法の一つとして知られている。一般的に、冷却媒体が気流のアトマイズ法をガスアトマイズ法、冷却媒体が液体のアトマイズ法を液体アトマイズ法と呼んでいる。
【0003】
しかしながら、ガスアトマイズ法の場合には、圧縮性流体であるガスジェットがノズルから出た瞬間に起こる断熱膨張によってガスジェットのエネルギー密度は急激に低下し、このため、細かい金属粉末を効率よく得ることが困難であり、得られた金属粉末の粒度分布が幅広いものとなる。又、金属粉末の形状に関して、ガスアトマイズ法を用いて得られた金属粉末は比較的擬球形であり、これは、冷却媒体として使用されている気流の冷却能力が比較的低いため、ガスジェットによって分散された溶融金属滴が表面張力によって球状化してから固化するためである。更に、ガスアトマイズ法では、ガスジェットが雰囲気ガスを巻き込みやすいので、溶融金属の吹き上げという問題もある。
【0004】
一方、液体アトマイズ法としては、液体ジェットを線状衝突させるVジェット型液体アトマイズ法、環状ノズルから放出される液体ジェットを一点衝突させるコニカルジェット型液体アトマイズ法、ペンシルジェット型ノズル部品から放出される液体ジェットを一点衝突させるペンシルジェット型液体アトマイズ法などが知られている。
このような液体アトマイズ法の冷却媒体は非圧縮性流体であるため、溶融金属流を分散させるための液体ジェットのエネルギー密度は、ガスジェットのエネルギー密度よりも遙かに大きく、このため、液体アトマイズ法の場合には、ガスアトマイズ法の場合よりも粒径の小さな金属粉末を製造することができる。
しかしながら、線状衝突または一点衝突を伴う従来の液体アトマイズ法では、分散された固化前の溶融金属滴は、液体ジェットの衝突部分の近傍に集中するとともに液体ジェットとの激しい接触交差によって急激に冷却される。従って、分散された溶融金属滴は、互いに接触して房状に固着して、不規則な形状で、粗大な粒子を含む粒度分布の幅の広い金属粉末になり、擬球形で粒度分布の幅の狭い金属粉末が要求される場合には、更なる分別処理や機械的処理が必要であり、これにより製造コストが上がる。
【0005】
液体アトマイズ法における上記のような問題を解決するために、従来から種々の改良が試みられている。例えば、Vジェットやコニカルジェットの焦点の頂角を小さくして液体ジェットの衝突エネルギーを低下させて、分散した溶融金属滴の変形を小さくしようとする試みがあるが、実際に得られる金属粉末は擬球形ではなく、しかも、ノズルから衝突地点までの距離が長くなるためにエネルギーロスが大きくなって粗大な粒子を含む粒度分布の幅の広い金属粉末しか得られなかった。又、この他の溶融金属流の分散方法としては、例えば以下のものが挙げられる(例えば特許文献1〜3など)。
【0006】
【特許文献1】
特開平1−123012号公報
【特許文献2】
WO00/28865号公報
【特許文献3】
WO99/11407号公報
【0007】
上記特許文献1には、放出された粉化冷却液が溶融金属流を一葉双曲面状に取り囲む旋回型の環状ノズルが記載されており、この環状ノズルから放出される液体ジェットは、溶融金属流と直接接触しないで、一葉双曲面の括れ部を通過する際の溶融金属流をその周囲から順次削り取るように分散させることができる。従って、分散された溶融金属滴同志の固着が防止されて細かく擬球形の金属粉末が得られる。しかしながら、溶融金属流の分散化効率が著しく低下するために、溶融金属流の一部は分散されずにそのまま一葉双曲面の括れ部を通過して、粗大な粒子を形成する。それゆえ、この特許文献1に記載の環状ノズルでは、粒度分布の幅の狭い金属粉末は実際には得られない。
上記特許文献1に記載された旋回型の環状ノズルにおける問題点を解決するために上記特許文献2では、一葉双曲面の括れ部を入り口に対し大きく減圧することで溶融金属流を分散させ、高速の液体ジェットに均一に取り込ませることにより粗大な粒子の生成を防止し、微細な擬球形粒子を製造できると言うものである。この方法においてかなり微細な粉末が得られるようになった。しかし、この特許文献2記載の方法の場合、ノズル入り口内部における溶滴付着から発生するブロッキングを避けるため、括れ部より上における溶融金属流の分散粒子は十分微細化できておらず、このままではさらなる微細化は不可能であった。
【0008】
液体アトマイズ法の場合、溶融金属流と共に流入する気流の作用によりノズルの出口近傍の液体ジェットの内部領域において溶融金属流がわずかながら溶融金属粒に一次分裂するが、これは、水ジェットに対してより均一に溶滴が取り込まれることを助ける一方で、ノズル入口内部に溶滴が付着し、ブロッキングを起こす原因となってきている。このことから大きな負圧による激しい一次分裂は歓迎されるものではなかった。
例えば前記特許文献3には、高速で流入する気流の作用によりノズルの出口近傍の液体ジェット(コニカルジェット)の内部領域において溶融金属流を一次分裂させる構造の金属粉末製造装置が開示されているが、この装置では、一次分裂した液滴がその下にある焦点を結ぶジェットのために再度衝突し、不規則な造粒粉末が多く発生するという問題点があった。又、この装置の場合には、オリフィス出口に邪魔板が設けられているために、その近傍で乱流の発生が起こり、特に小さな口径のノズルの場合は液滴が付着し易く、ブロッキングの原因になるという問題点もあった。
更に、従来の装置では、ノズルの下に設置された排出パイプのエゼクター効果により、ノズル周辺の気体は吸引されるが、この吸引気体による一次分裂は、従来法では促進して激しくすると分裂位置が高くなってノズルへの付着が発生しやすくブロッキングの原因となりアトマイズが困難になるという問題点があり、一次分裂の度合いや分裂開始点(高さ)を制御することが困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の液体アトマイズ法を用いて得られる金属粉末よりも、少ない投入エネルギーで、すなわち噴霧液体の流量、圧力溶融金属の温度、流量がより低エネルギー側でより細かく、擬球形で、しかも粒度分布の幅の狭い金属粉末を効率よく製造できる装置及び製法を提供することを課題とする。
本願発明者らは上記の課題を解決するため検討を重ねた結果、環状ノズルに設けられた孔部を通過して流下する溶融金属流に粉化冷却液を吹き付けて金属粉末を製造する金属粉末製造装置において、環状ノズルの上側から環状ノズル内に吸引される吸引気流に回転モーメントを与えて孔部中心を中心点として旋回させると、この中心点の位置を流下する溶融金属流に回転モーメントが与えられ、溶融金属流が吸引気流により捻じられて、遠心力による一次分裂の促進が達成され、吸引気流の旋回状態を気流旋回手段により適宜調整することによって溶湯の一次分裂の度合いと分裂開始点を容易に制御でき、これにより、コニカルジェットの場合であっても旋回ジェットの場合であっても、従来の液体アトマイズ法を用いて得られる金属粉末よりも細かく、擬球形で、しかも粒度分布の幅の狭い金属粉末を効率よく製造できることを見いだして本発明を完成した。
以下に、本発明を更に詳細に説明する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の金属粉末製造装置は、流下する溶融金属流に粉化冷却液を吹き付けるための環状ノズルを備え、前記環状ノズルが、前記溶融金属流を通過させる孔部と、前記粉化冷却液を前記孔部を通過した前記溶融金属流に向けて放出するための環状スリットと、前記環状ノズルの下面から下方に延び、前記環状ノズルから放出される前記粉化冷却液を通過させる排出パイプとを備えたものにおいて、
当該金属粉末製造装置が、前記環状ノズルの上側から当該環状ノズル内に吸引される吸引気流に回転モーメントを与えて孔部中心を中心点として旋回させる気流旋回手段を具備し、当該気流旋回手段により旋回された吸引気流によって前記溶融金属流が捻じられ遠心力で分裂する構造であることを特徴とする。
【0011】
又、本発明は、上述の構造を有した金属粉末製造装置において、前記気流旋回手段が、前記環状ノズルにおける前記孔部近傍又は当該環状ノズル上面又は環状ノズルの外周部近傍に設けられ、当該環状ノズル側へ気体を噴出し得る気体噴射装置であり、当該気体噴射装置の噴射口からの気流噴射角度Ωが、環状ノズルの中心方向に対して1°≦Ω≦90°であることを特徴とするものでもある。
【0012】
又、本発明は、上述の構造の金属粉末製造装置において、前記気流旋回手段が、前記環状ノズルにおける前記孔部近傍又は当該環状ノズル上面又は環状ノズルの外周部近傍に設けられた気流旋回羽根であり、当該気流旋回羽根の、前記環状ノズルの中心側位置における法線と当該位置における環状ノズルの中心に向かう直線とのなす角度Ωが1°≦Ω≦90°であることを特徴とするものでもある。
【0013】
又、本発明は、上述の構造の金属粉末製造装置において、気流旋回手段が、前記環状ノズルの内周面に設けられた溝であることを特徴とするものでもある。
【0014】
又、本発明は、上述の構造を有した金属粉末製造装置において、前記環状ノズルが、前記孔部に沿って前記粉化冷却液を旋回させる旋回室を有しており、前記旋回室において旋回した前記粉化冷却液が、前記排出パイプ内において前記孔部を通過した前記溶融金属流を一葉双曲面状に取り囲むようにして連続的に放出されることを特徴とするものでもある。
【0015】
更に、本発明は、環状ノズルに設けられた孔部を通過して流下する溶融金属流に粉化冷却液を吹き付けることにより金属粉末を製造する方法であって、
この製法は、前記環状ノズルの上側から吸引される吸引気流に回転モーメントを与えて孔部中心を中心点として旋回させ、旋回された吸引気流により前記溶融金属流を捻じって遠心力で分裂させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の金属粉末製造装置の好ましい具体例を図面に示して本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものでない。
図1は、本発明の金属粉末製造装置における環状ノズル1の好ましい一実施例の構造を示す図であり、(a)は環状ノズルを上から見た時の図であり、(b)は(a)の環状ノズルの縦断面図であり、(b)には、流下する溶融金属流3が環状ノズル1の孔部2を通過する様子が点線で示されている。
【0017】
本発明の金属粉末製造装置における環状ノズル1は、流下する溶融金属流に粉化冷却液を吹き付けて細かい粒径の金属粉末を製造するためのものであって、図1(a)及び(b)に示されるように、この環状ノズル1には、溶融金属流3を通過させる孔部2と、孔部2を通過した溶融金属流3に向けて粉化冷却液を放出するための環状スリット4(一般的には直径=30〜100mm)が設けられており、この環状ノズル1の下面からは、環状ノズルから放出される粉化冷却液を通過させる円筒状の排出パイプ5が下方に向かって延びている。
【0018】
尚、図1(a)及び(b)に示される環状ノズル1は、導入口6から注入された粉化冷却液が、環状ノズル1の孔部2の周囲を取り囲むように形成された冷却液放出室7(旋回室)内を旋回した後に、孔部2を通過した溶融金属流3に向けて環状スリット4から放出される旋回ジェット構造を有したものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、図面において斜線で示されている部分は、冷却液放出室7内の空洞領域の内側に複数枚設けられた案内羽根を示しており、この案内羽根は、粉化冷却液を所定の角度で冷却液放出室7内を旋回させるためのものであるが、これは羽根に限定されず溝や孔を持つ部品であってもよく、また、これらの羽根や溝や孔などの角度を変えることで旋回角度ωを変えることができる。
又、本発明では、導入口6から注入された粉化冷却液が旋回角度を有さずに(即ち、旋回角度=0°で)環状スリット4から放出されるコニカルジェット構造を有していても良い。ここで、旋回角度とは、環状ノズルから放出される液体ジェットが、環状ノズルの中心軸に対してなす角度を、環状スリットを含む面上に投影した角度(ω)をいう。
【0019】
図1(a)及び(b)の環状ノズル1の場合、粉化冷却液を注入するための導入口6が、環状ノズルの冷却液放出室7の接線に沿って設けられているので、粉化冷却液を冷却液放出室7内に高圧で注入でき、注入された粉化冷却液は冷却液放出室7内を旋回する。本発明の環状ノズル1は少なくとも1個の導入口が設けられていれば十分であるが、本実施例では粉化冷却液をより高効率で注入できるように2個の導入口が設けられている。導入口6は、必ずしも旋回室の接線方向に沿って形成されている必要はなく、例えば冷却液放出室7の法線方向に形成されていてもよい。
この冷却液放出室7の内部の空洞領域は環状スリット4に近づくにつれて徐々に狭くなっており、これによって100m/sec以上、さらに最適には200m/sec以上の流速を有する液体ジェットを、環状スリット5から放出することができ、液体ジェットの速度は、導入口6において測定された粉化冷却液の注入圧力からベルヌーイの定理を使用することによって算出され得る。
【0020】
ところで、本発明の装置における環状スリット4の位置は、孔部2を通過した溶融金属流3に向けて液体ジェットが放出されるようになっていれば孔部2の内側面に限定されず、環状ノズル1の下面に形成されていてもよい。また、本発明は、図面に記載するような円形の環状スリットに限定されず、他の形状(例えば楕円形や矩形等)の環状スリットであってもよい。
本発明の金属粉末製造装置では、上記環状ノズル1から放出された液体ジェットが、図1(b)に示されるようにして、溶融金属流3を一葉双曲面状に取り囲むようにして連続的に放出されるようになっており、環状スリット4から放出された液体ジェットは一旦は互いに近づくが、衝突することなく離れるように流れるために括れ部を形成する。環状ノズル1から放出される液体ジェットの下降角度θは、5°≦θ≦60°、更には7°≦θ≦55°、最適には8°≦θ≦40°になっていることが好ましく、この場合に特に良好な金属粉末が得られる。
【0021】
そして、本発明の金属粉末製造装置には、環状ノズル1の上側から環状ノズル1内に吸引される吸引気流に回転モーメントを与えて孔部2中心を中心点として旋回させる気流旋回手段8が設けられており、この気流旋回手段8により旋回された吸引気流によって、図1(b)に示されるようにして、溶融金属流3が捻じられながら遠心力で外側に広がるようにして分裂が起こる構造となっている。
本発明における気流旋回手段8は、環状ノズル1内に吸引される吸引気流を旋回させることが可能なものであれば良く、図1(a)及び(b)には、環状ノズル1の外周部近傍に気流旋回手段8として気体噴射装置8aが設けられ、かつ、環状ノズル1の上面には、湾曲面を有した気流旋回羽根8bが2枚設けられ、孔部2の近傍(孔部2の湾曲周壁面)にも渦巻き状の気流旋回羽根8cが設けられたものが開示されているが、本発明では気体噴射装置8aや気流旋回羽根8b、8cの個数や形状や取り付け角度などが図面に例示したものに限定されるものではなく、気流旋回手段8a〜8cの少なくとも1つが設けられた構造であっても、吸引気流を旋回させることができ、これらを適宜選択することによって、溶融金属流の分裂度合いや分裂開始点をコントロールすることができる。この際、環状ノズル1側へ向かって気体を噴出し得る気体噴射装置8aの噴射口からの気流噴射角度Ω(図1(a)参照)は、環状ノズル1の中心方向に対して1°≦Ω≦90°であれば良く、又、排出パイプ5から排出される排出ガスが気体噴射装置8aへ誘導されるようにしてガスのリサイクルがなされる構造であっても良い。
この図1(a)及び(b)の本発明の金属粉末製造装置の場合、環状ノズル1内に吸引される気流に、気体噴射装置8aと気流旋回羽根8bによって回転モーメントが与えられ、この吸引気流が、環状ノズル1内に設けられた渦巻き状の気流旋回羽根8cによって更に旋回され、旋回中心の位置にある溶融金属流3を旋回方向に捻じり、遠心力により溶融金属流3の一次分裂が促進される。
【0022】
又、図2(a)及び(b)には、図1とは異なる構造を有した本発明の金属粉末製造装置が示されており、(a)は環状ノズルを上から見た時の図であり、(b)は、(a)の環状ノズルのA−A’線における縦断面図である。
図2の金属粉末製造装置においては、環状ノズル1の上面に、環状ノズル1内に吸引される気流に回転モーメントが付与されるようにして8枚の気流旋回羽根8bが設けられており、孔部2の湾曲周壁面にも8枚の気流旋回羽根8cが設けられている。この際、気流旋回羽根8cの代わりに、図2(a)の外観となるような渦巻き状の溝を8本、気流旋回手段として刻設しても良い。
気体噴射装置8aが設けられていない図2の構造の装置の場合にも、環状ノズル1内に吸引される気流に旋回力が付与されて溶融金属流の一次分裂を促進することができ、気流旋回羽根8bと気流旋回羽根8cの一方だけが設けられても良く、図1と同様にして気体噴射装置8aを設けても良い。
尚、図2の装置の場合にも、導入口6から注入された粉化冷却液が、環状ノズル1の孔部2の周囲を取り囲むように形成された冷却液放出室7(旋回室)内を旋回して環状スリット4から放出される旋回ジェット構造であっても、粉化冷却液が旋回せずに環状スリット4から放出されるコニカルジェット構造であっても良い。
【0023】
更に、図3にも、図1及び図2とは異なる構造を有した本発明の金属粉末製造装置の具体例が示されており、(a)は環状ノズルを上から見た時の図であり、(b)は、(a)の環状ノズルの縦断面図である。
図3の金属粉末製造装置においては、環状ノズル1の上面及び孔部2の周壁面には気流旋回羽根が設けられておらず、環状ノズル1の上方外周部近傍に、図3(a)及び(b)に示されるような気流旋回羽根8dと、気体噴射装置8aとが設けられることによって、環状ノズル1内に吸引される気流に回転モーメントが付与されるようになっている。この場合、気流旋回羽根8dの、環状ノズル1の中心側位置における法線と当該位置における環状ノズル1の中心に向かう直線とのなす角度Ωは1°≦Ω≦90°であり、気体噴射装置8aの噴射口からの気流噴射角度Ωも、環状ノズル1の中心方向に対して1°≦Ω≦90°である。
【0024】
図1〜図3に示されるような気流旋回手段を有した本発明の金属粉末製造装置を用いて金属粉末を製造する場合、孔部2の上側から吸引した気流に回転モーメントが与えられて孔部2を通過する際に加速されるが、この時に溶融金属流も同時に回転モーメントが付与されながら加速され、吸引気流の旋回方向に捻じられて遠心力で分裂しながら粉砕され、従来の液体アトマイズ装置を用いた場合に比べて激しい一次分裂が達成できる。この一次分裂により細かく分裂した溶滴は、更にコニカルジェット又は旋回ジェットにより微細に分裂され、従来の液体アトマイズ法を用いて得られる金属粉末よりも、細かく、擬球形で、しかも粒度分布の幅の狭い金属粉末を効率よく製造することができる。
【0025】
尚、本発明の金属粉末製造装置には、略一定の内径を有し、環状ノズル1の下面から下方に延びる排出パイプ5が設けられているが、この排出パイプ5の内壁には、排出パイプの磨耗を防止するための硬質金属またはセラミックス等によるコーティングが施されていることが好ましい。この排出パイプ5は環状ノズルの中心軸と排出パイプの中心軸とが一致するように取り付けられており、環状スリット4から放出された液体ジェットは排出パイプ5の内部において一葉双曲面を形成するようになっているが、排出パイプ5の縦断面形状は、図1(b)等に例示したものに限定されるものではない。
【0026】
ところで、本発明では、上記の環状ノズル1は、任意の水量で放出することが可能であるが、好ましくは、(単位時間あたりの溶融金属流の流下量):(単位時間あたりの粉化冷却液の放出量)は、好ましくは1:2〜100、更には1:3〜50,最適には1:5〜30で放出するとよい。これによって、良好な金属粉末を効率よく省エネルギーで製造できる。
また、本発明の金属粉末製造装置は、図1に記載するような環状スリット4を有する環状ノズルを使用するものに限定されるものではなく、例えば、複数個のペンシルジェット型ノズル部品の放出口を図1の環状スリット5に沿うように環状に配列させて、各ペンシルジェット型ノズル部品から流線に沿うような液体ジェットを一葉双曲面状に放出してもよい。この場合、環状に配列された複数個のペンンシルジェット型ノズル部品が本発明の装置の環状ノズルを構成する。
【0027】
次に、上述の金属粉末製造装置を用いる本発明の金属粉末の製造方法について説明する。
本発明の製造方法では、前述の構造を有する環状ノズルの上側から吸引される吸引気流に回転モーメントを与えて、環状ノズルの孔部中心を中心点として旋回させ、旋回された吸引気流により溶融金属流を捻じって遠心力で分裂させることで、アトマイズの噴霧効率がより一層高められ、粉化冷却液に接触する前に十分に微細な溶融金属滴となり、微細化されたアトマイズ粉末が得られる。
このため、従来の金属粉末装置を用いた製法では、水アトマイズ法で微細化しにくい金属(例えばSn、Ag、Sbなど)の場合、溶融金属流が分裂する途中に水ジェットで冷却されて凝固が開始され、分裂が継続されないことがあったが、本発明の製法では、旋回しながら環状ノズルに吸引される気流によって溶融金属流の一次分裂が促進され、かつ旋回水ジェットが溶融金属流を一葉双曲面状に取り囲むようにして連続的に放出させるためにジェットが焦点に集中せず、上記の金属の場合にも造粒粒子の発生が非常に少なく、球状の微細化されたアトマイズ粉末を製造することが可能である。
さらに、本発明の方法では、粉末粒子が微細化できるため、冷却速度が大きい。そのため旋回ジェットのω=0°の場合に相当するコニカルジェットの場合に、焦点で衝突してもすでに粒子の凝固が終了している確率が高く、粉末が溶着造粒しにくく擬球形の粉末が得られやすい。
【0028】
尚、本発明の製法は、金属元素、金属化合物、合金および金属間化合物を含む任意の金属に適用することが可能である。また、本発明によると、金属の特性に応じたアトマイズ条件を設定することによって、所望の特徴を有した金属粉末を製造することが可能になる。
【0029】
【実施例】
以下に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明する。次の実施例は、出願時における発明者が最良実施形態であると認識するものであるが、本発明はこれに限定されない。
【0030】
〔気流旋回羽根が設けられた本発明の金属粉末製造装置を用いて製造された金属粉末と、気流旋回羽根を有しない従来の金属粉末製造装置を用いて製造された金属粉末との特性比較試験結果〕
気流旋回羽根として、図2の8c(実施例1、3、5)、図3の8d(実施例2、7)、図2の8b(実施例4、8)及び、図3の8a(実施例6)がそれぞれ設けられた本発明の金属粉末製造装置を使用して、以下の表1及び表2に記載される製造条件下で、Sn、Cu‐10%Sn合金、Co‐Mo‐Cr系合金、SUS系合金、及びCuの金属粉末を製造した(実施例1〜8)。一方、気流旋回羽根が設けられていない従来の金属粉末製造装置を用いて、以下の表1及び2に記載される製造条件下にて、Sn、Cu‐10%Sn合金、Co‐Mo‐Cr系合金、SUS系合金、及びCuの金属粉末を製造した(比較例1〜8)。
【0031】
そして、JIS Z−8801に従って選別された1mm以下の粒径を有する金属粉末に対して、表1及び表2に記載の分析項目について分析試験を行った。その分析結果を表1及び表2に併せて記載する。
尚、これらの分析は以下の手法で行った。
・見掛密度は、ISO−3923に従って測定した。
・タップ密度は、ISO−3953に従って測定した。
・相対見掛密度は、(見掛密度)÷(真密度)×100に従って算出した。
・相対タップ密度は(タップ密度)÷(真密度)×100に従って算出した。
・メジアン径は、日機装(株)製のマイクロトラックを使用して、レーザー回折散乱法(体積%)を採用することによって測定した。但し、粉末が250μm以上の粒子を含む場合は篩による測定を併用した。
・金属粉末中に占める10μm、5μm及び1μm以下の粒径を有する微粉末の含有量を、レーザー回折散乱法(体積%)を採用することによって測定した。
・幾何標準偏差は、メジアン径の測定結果における累積50%径/累積15.87%に従って算出した。
・比表面積は、気相吸着法のBET法に従って測定した。
・酸素量は、非分散赤外線吸収法に従って測定した。
・収率は、JIS Z−8801に従って選別された1mm以下の粒径を有する金属粉末中に占める45μm以下の粒径を有する金属粉末の割合を百分率で示したものである。
・電子顕微鏡写真は、(株)日立製作所製の走査電子顕微鏡を使用して撮影し、実施例2と比較例2、実施例3と比較例3、実施例5と比較例5、実施例8と比較例8で得られた各金属粉末の粒径及び形状を比較した(図4参照)。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
表1及び表2に記載の結果より、同種の金属粉末で比較した場合、本発明には以下の効果があることが確認される。
本発明の装置を用いて得られる金属粉末の見掛密度、タップ密度、相対見掛密度及び相対タップ密度は、同じ形状でもメジアン径が変われば変わるため単純に傾向がつかめないが、金属粉末のメジアン径は、いずれも対応する比較例の場合よりも小さく、これは、本発明によって得られる金属粉末は、比較例の金属粉末よりも細かいことを示している。
本発明による金属粉末の幾何標準偏差はいずれも、対応する比較例よりも小さくなっている。これは、本発明によって得られた金属粉末の粒度分布の幅が、比較例の金属粉末よりも狭いことを示している。
本発明による金属粉末の収率は、対応する比較例よりも高くなっている。これは、本発明によると、溶融金属流は液体ジェットによって規則的かつ連続的に分散され、しかも分散された溶融金属滴は互いに接触することなく緩やかに冷却されるためと考えられる。又、電子顕微鏡写真より、本発明の金属粉末は、エッジが除去されており、比較例の金属粉末よりも擬球形であることは明らかである。
【0035】
【発明の効果】
本発明の金属粉末製造装置では、コニカルジェット構造又は旋回ジェット構造のいずれの場合であっても、環状ノズルに吸引される気流を旋回することで溶融金属流(溶湯)に回転モーメント(旋回エネルギー)を与えることができ、遠心力を利用した激しい一次分裂の発生が達成され、気流旋回手段の種類及び形状、取り付け位置を適宜選択することで、溶湯分裂の度合いや分裂開始位置(高さ)を比較的容易に制御することが可能である。その結果、本発明の装置を用いた場合には、ノズルへの付着が発生しにくくブロッキングもほとんど起こらないので、アトマイズの噴霧効率が更に大きく改善され、この装置は、粒度が細かく、擬球形で、しかも粒度分布の幅の狭い金属粉末を製造するのに非常に有効である。
又、本発明の金属粉末の製造方法を用いることにより、従来の水アトマイズ製法では微細化しにくかった金属であっても、粒度が細かく、擬球形で、しかも粒度分布の幅の狭い金属粉末に効率良く加工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属粉末製造装置における環状ノズル1の好ましい一実施例の構造を示す図であり、(a)は環状ノズルを上から見た時の図であり、(b)は(a)の環状ノズルの概略の縦断面図である。
【図2】図1とは異なる構造を有した本発明の金属粉末製造装置が示されており、(a)は環状ノズルを上から見た時の図であり、(b)は、(a)の環状ノズルのA−A’線における概略の縦断面図である。
【図3】図1及び図2とは異なる構造を有した本発明の金属粉末製造装置の具体例が示されており、(a)は環状ノズルを上から見た時の図であり、(b)は、(a)の環状ノズルの概略の縦断面図である。
【図4】実施例2と比較例2、実施例3と比較例3、実施例5と比較例5、実施例8と比較例8で得られた各金属粉末の粒径及び形状を示す電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 環状ノズル
2 孔部
3 溶融金属流
4 環状スリット
5 排出パイプ
6 導入口
7 冷却液放出室
8a 気体噴射装置
8b、8c、8d 気流旋回羽根[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a metal powder manufacturing apparatus suitable for manufacturing a fine, pseudo-spherical, and narrow-sized metal powder having a narrow particle size distribution, and a method for manufacturing a metal powder using the apparatus.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are many techniques for producing metal powder, but an atomizing method for producing metal powder by spraying a cooling medium (spray medium) on a molten metal stream is known as one of the methods for efficiently producing metal powder. ing. Generally, the atomization method in which the cooling medium is an airflow is called a gas atomization method, and the atomization method in which the cooling medium is a liquid is called a liquid atomization method.
[0003]
However, in the case of the gas atomization method, the energy density of the gas jet rapidly decreases due to adiabatic expansion that occurs when the gas jet, which is a compressible fluid, comes out of the nozzle, and therefore, it is possible to efficiently obtain fine metal powder. It is difficult, and the particle size distribution of the obtained metal powder becomes wide. Regarding the shape of the metal powder, the metal powder obtained by using the gas atomization method has a relatively pseudospherical shape, which has a relatively low cooling ability of the airflow used as a cooling medium, and is thus dispersed by the gas jet. This is because the formed molten metal droplets are sphericalized by surface tension and then solidified. Furthermore, in the gas atomizing method, there is also a problem that the molten metal is blown up because the gas jet easily entrains the atmospheric gas.
[0004]
On the other hand, the liquid atomizing method includes a V-jet type liquid atomizing method in which liquid jets collide linearly, a conical jet type liquid atomizing method in which liquid jets emitted from an annular nozzle collide at one point, and a liquid jet emitted from a pencil jet type nozzle component. A pencil jet type liquid atomizing method in which a liquid jet impinges at one point is known.
Since the cooling medium of such a liquid atomization method is an incompressible fluid, the energy density of the liquid jet for dispersing the molten metal flow is much larger than the energy density of the gas jet. In the case of the method, metal powder having a smaller particle size can be produced than in the case of the gas atomizing method.
However, in the conventional liquid atomization method involving linear collision or single point collision, the dispersed molten metal droplets are concentrated near the collision part of the liquid jet and rapidly cooled by violent contact intersection with the liquid jet. Is done. Therefore, the dispersed molten metal droplets come into contact with each other and are fixed in a tuft, forming a metal powder having an irregular shape and a wide particle size distribution including coarse particles, and a pseudo-spherical shape having a wide particle size distribution. When a metal powder with a narrow width is required, further separation treatment and mechanical treatment are required, which increases the production cost.
[0005]
In order to solve the above-mentioned problems in the liquid atomizing method, various improvements have been conventionally attempted. For example, there is an attempt to reduce the apex angle of the focal point of the V jet or conical jet to reduce the collision energy of the liquid jet to reduce the deformation of the dispersed molten metal droplet, but the metal powder actually obtained is Since the distance from the nozzle to the collision point was not long and the distance from the nozzle was long, energy loss was large and only a metal powder having a wide particle size distribution including coarse particles could be obtained. Further, examples of other methods of dispersing the molten metal stream include the following (for example,
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-1-123012
[Patent Document 2]
WO00 / 28865
[Patent Document 3]
WO99 / 11407
[0007]
In order to solve the problem in the swirl type annular nozzle described in
[0008]
In the case of the liquid atomization method, the flow of the molten metal splits slightly into molten metal particles in the inner region of the liquid jet near the outlet of the nozzle due to the effect of the gas flow flowing together with the molten metal flow. While helping the droplets to be taken in more uniformly, the droplets adhere to the inside of the nozzle inlet and cause blocking. This did not welcome a fierce primary split due to a large negative pressure.
For example, Patent Document 3 discloses a metal powder manufacturing apparatus having a structure in which a molten metal flow is primarily split in an inner region of a liquid jet (conical jet) near an outlet of a nozzle by the action of an airflow flowing at a high speed. However, this apparatus has a problem in that the primary split droplets collide again due to the underlying focusing jet, and a large amount of irregular granulated powder is generated. In addition, in the case of this device, since a baffle plate is provided at the orifice outlet, turbulence occurs in the vicinity of the baffle plate. In particular, in the case of a small-diameter nozzle, droplets are likely to adhere, causing blocking. Was also a problem.
Furthermore, in the conventional apparatus, the gas around the nozzle is sucked by the ejector effect of the discharge pipe installed below the nozzle. There is a problem that the temperature is increased and adhesion to the nozzle is likely to occur, which causes blocking and makes atomization difficult, and it has been difficult to control the degree of primary splitting and the splitting start point (height).
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has a smaller input energy than the metal powder obtained using the conventional liquid atomization method, i.e., the flow rate of the spray liquid, the temperature of the pressure molten metal, the flow rate is finer on the lower energy side, the pseudo spherical shape, Moreover, it is an object of the present invention to provide an apparatus and a manufacturing method capable of efficiently manufacturing a metal powder having a narrow particle size distribution.
The inventors of the present application have studied repeatedly to solve the above-described problems, and as a result, a metal powder for producing a metal powder by spraying a powdered cooling liquid onto a molten metal flow flowing down through a hole provided in an annular nozzle. In the manufacturing apparatus, when a rotational moment is given to the suction airflow sucked into the annular nozzle from the upper side of the annular nozzle and swirled around the center of the hole, the rotational moment is applied to the molten metal flow flowing down the position of the central point. Given, the molten metal flow is twisted by the suction airflow, the primary splitting is promoted by centrifugal force, and the degree of primary splitting and the splitting start point of the molten metal are adjusted by appropriately adjusting the swirling state of the suction airflow by the airflow turning means. Can be easily controlled, so that, regardless of whether it is a conical jet or a swirling jet, the metal powder obtained using the conventional liquid atomization method can be used. Even finer, in pseudospherical, yet the present invention has been completed by finding can be produced efficiently narrow metal powder width of particle size distribution.
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
That is, the metal powder production apparatus of the present invention includes an annular nozzle for spraying a powdered cooling liquid onto the flowing molten metal stream, wherein the annular nozzle has a hole through which the molten metal stream passes, An annular slit for discharging liquid toward the molten metal flow passing through the hole, and a discharge pipe extending downward from a lower surface of the annular nozzle and passing the powdered cooling liquid discharged from the annular nozzle And those with
The metal powder manufacturing apparatus includes airflow turning means for giving a rotational moment to the suction airflow sucked into the annular nozzle from the upper side of the annular nozzle and turning the hole around the center of the hole as a center point. The molten metal flow is twisted by the swirled suction airflow and split by centrifugal force.
[0011]
Further, according to the present invention, in the metal powder manufacturing apparatus having the above-described structure, the airflow swirling means is provided near the hole in the annular nozzle or near the upper surface of the annular nozzle or near the outer periphery of the annular nozzle. A gas injection device capable of ejecting gas toward a nozzle, wherein an airflow injection angle Ω from an injection port of the gas injection device is 1 ° ≦ Ω ≦ 90 ° with respect to a center direction of the annular nozzle. It also does.
[0012]
The present invention also provides the metal powder manufacturing apparatus having the above-described structure, wherein the airflow swirling means is an airflow swirl blade provided near the hole of the annular nozzle or near the upper surface of the annular nozzle or near the outer periphery of the annular nozzle. The angle Ω between the normal line of the airflow swirling blade at the center side position of the annular nozzle and the straight line toward the center of the annular nozzle at the position is 1 ° ≦ Ω ≦ 90 °. But also.
[0013]
The present invention is also characterized in that, in the metal powder producing apparatus having the above-described structure, the airflow swirling means is a groove provided on an inner peripheral surface of the annular nozzle.
[0014]
Further, according to the present invention, in the metal powder manufacturing apparatus having the above-described structure, the annular nozzle has a swirl chamber for swirling the powdered cooling liquid along the hole, and swirls in the swirl chamber. The powdered cooling liquid is continuously discharged so as to surround the molten metal flow passing through the hole in the discharge pipe in a one-lobe hyperboloidal shape.
[0015]
Furthermore, the present invention is a method for producing metal powder by spraying a powdered cooling liquid onto a molten metal stream flowing down through a hole provided in an annular nozzle,
According to this manufacturing method, a suction moment is applied to the suction airflow sucked from the upper side of the annular nozzle, the rotation is made around the center of the hole, and the molten metal flow is twisted by the swirled suction airflow and split by centrifugal force. It is characterized by the following.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings showing preferred specific examples of the metal powder production apparatus of the present invention, but the present invention is not limited thereto.
FIG. 1 is a view showing the structure of a preferred embodiment of an
[0017]
The
[0018]
Note that the
Further, the present invention has a conical jet structure in which the pulverized cooling liquid injected from the
[0019]
In the case of the
The hollow area inside the cooling
[0020]
By the way, the position of the
In the metal powder production apparatus of the present invention, the liquid jet discharged from the
[0021]
The apparatus for producing metal powder of the present invention is provided with an airflow swirling means 8 for applying a rotational moment to the suction airflow sucked into the
The airflow swirling means 8 in the present invention may be any as long as it can swirl the suction airflow sucked into the
In the case of the metal powder production apparatus of the present invention shown in FIGS. 1A and 1B, a rotational moment is given to the airflow sucked into the
[0022]
FIGS. 2 (a) and 2 (b) show a metal powder production apparatus of the present invention having a structure different from that of FIG. 1, and FIG. 2 (a) is a view when the annular nozzle is viewed from above. (B) is a longitudinal sectional view taken along line AA ′ of the annular nozzle of (a).
In the metal powder manufacturing apparatus of FIG. 2, eight
Even in the case of the apparatus having the structure shown in FIG. 2 in which the
In the case of the apparatus of FIG. 2 as well, the powdered cooling liquid injected from the
[0023]
Further, FIG. 3 also shows a specific example of the metal powder production apparatus of the present invention having a structure different from that of FIGS. 1 and 2, wherein (a) is a diagram when the annular nozzle is viewed from above. FIG. 2B is a longitudinal sectional view of the annular nozzle of FIG.
In the apparatus for producing metal powder of FIG. 3, no airflow swirling vanes are provided on the upper surface of the
[0024]
When a metal powder is manufactured using the metal powder manufacturing apparatus of the present invention having the airflow swirling means as shown in FIGS. 1 to 3, a rotational moment is given to the airflow sucked from the upper side of the
[0025]
The metal powder manufacturing apparatus of the present invention is provided with a
[0026]
By the way, in the present invention, the above-mentioned
Further, the metal powder manufacturing apparatus of the present invention is not limited to the apparatus using the annular nozzle having the
[0027]
Next, a method for producing a metal powder of the present invention using the above-described apparatus for producing a metal powder will be described.
In the manufacturing method of the present invention, a rotational moment is given to the suction airflow sucked from the upper side of the annular nozzle having the above-described structure, and the suction airflow is swirled around the center of the hole of the annular nozzle. By twisting the flow and splitting by centrifugal force, atomization spray efficiency is further enhanced, and sufficiently fine molten metal droplets are obtained before contact with powdered cooling liquid, so that fine atomized powder can be obtained .
For this reason, in a manufacturing method using a conventional metal powder device, in the case of a metal (for example, Sn, Ag, Sb, or the like) that is difficult to be refined by the water atomization method, the molten metal stream is cooled by a water jet during the splitting to solidify. However, in the manufacturing method of the present invention, primary splitting of the molten metal flow is promoted by the airflow sucked into the annular nozzle while swirling, and the swirling water jet squirts the molten metal flow. The jet is not focused on the focal point because it is continuously released in a hyperbolic shape, and the generation of granulated particles is extremely small even in the case of the above-mentioned metals, producing spherical atomized fine powder. It is possible to do.
Furthermore, in the method of the present invention, since the powder particles can be made finer, the cooling rate is high. Therefore, in the case of a conical jet corresponding to the case of ω = 0 ° of the swirling jet, there is a high probability that the solidification of the particles has already been completed even when colliding at the focal point, and the powder is unlikely to be welded and granulated, resulting in a pseudo spherical powder. Easy to obtain.
[0028]
Note that the production method of the present invention can be applied to any metal including a metal element, a metal compound, an alloy, and an intermetallic compound. Further, according to the present invention, it is possible to manufacture a metal powder having desired characteristics by setting atomizing conditions according to the characteristics of a metal.
[0029]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail based on examples. The following examples are recognized by the inventor at the time of filing as being the best embodiments, but the present invention is not limited thereto.
[0030]
[Characteristic comparison test between a metal powder manufactured using the metal powder manufacturing apparatus of the present invention provided with the airflow swirling vanes and a metal powder manufactured using the conventional metal powder manufacturing apparatus without the airflow swirling blades] result〕
As the airflow swirling vanes, 8c (Examples 1, 3, and 5) in FIG. 2, 8d (Examples 2 and 7) in FIG. 3, 8b (Examples 4 and 8) in FIG. 2, and 8a (Example) in FIG. Using the apparatus for producing metal powder of the present invention provided with each of Examples 6), Sn, Cu-10% Sn alloy, Co-Mo-Cr under the production conditions described in Tables 1 and 2 below. Based alloys, SUS based alloys, and Cu metal powders were produced (Examples 1 to 8). On the other hand, using a conventional metal powder manufacturing apparatus having no airflow swirling blade, Sn, Cu-10% Sn alloy, Co-Mo-Cr under the manufacturing conditions described in Tables 1 and 2 below. Based alloys, SUS based alloys, and Cu metal powders were produced (Comparative Examples 1 to 8).
[0031]
Then, an analysis test was performed on metal powders having a particle size of 1 mm or less selected according to JIS Z-8801 for analysis items described in Tables 1 and 2. The analysis results are shown in Tables 1 and 2.
In addition, these analyzes were performed by the following method.
-Apparent density was measured according to ISO-3923.
-The tap density was measured according to ISO-3953.
-The relative apparent density was calculated according to (apparent density) / (true density) x 100.
-The relative tap density was calculated according to (tap density) / (true density) x 100.
-The median diameter was measured by using a micro track manufactured by Nikkiso Co., Ltd. and employing a laser diffraction scattering method (volume%). However, when the powder contained particles of 250 μm or more, measurement using a sieve was also used.
-The content of the fine powder having a particle size of 10 µm, 5 µm and 1 µm or less in the metal powder was measured by employing a laser diffraction scattering method (% by volume).
-The geometric standard deviation was calculated according to the cumulative 50% diameter / cumulative 15.87% in the median diameter measurement result.
-The specific surface area was measured according to the BET method of the gas phase adsorption method.
-The amount of oxygen was measured according to the non-dispersive infrared absorption method.
-The yield indicates the percentage of the metal powder having a particle diameter of 45 µm or less in the metal powder having a particle diameter of 1 mm or less selected according to JIS Z-8801.
-Electron micrographs were taken using a scanning electron microscope manufactured by Hitachi, Ltd. and were compared with Example 2, Comparative Example 2, Example 3, Comparative Example 3, Example 5, Comparative Example 5, and Example 8. And the particle size and shape of each metal powder obtained in Comparative Example 8 were compared (see FIG. 4).
[0032]
[Table 1]
[0033]
[Table 2]
[0034]
From the results described in Tables 1 and 2, it is confirmed that the present invention has the following effects when compared with the same type of metal powder.
The apparent density, tap density, relative apparent density and relative tap density of the metal powder obtained by using the apparatus of the present invention cannot be simply grasped because the median diameter changes even in the same shape, but the tendency cannot be simply grasped. Each of the median diameters is smaller than that of the corresponding comparative example, which indicates that the metal powder obtained by the present invention is finer than the metal powder of the comparative example.
Both geometric standard deviations of the metal powders according to the invention are smaller than the corresponding comparative examples. This indicates that the width of the particle size distribution of the metal powder obtained by the present invention is narrower than the metal powder of the comparative example.
The yield of the metal powder according to the invention is higher than the corresponding comparative example. This is presumably because, according to the present invention, the molten metal stream is regularly and continuously dispersed by the liquid jet, and the dispersed molten metal droplets are slowly cooled without contacting each other. Also, from the electron micrograph, it is clear that the metal powder of the present invention has a removed edge and is more pseudospherical than the metal powder of the comparative example.
[0035]
【The invention's effect】
In the metal powder manufacturing apparatus of the present invention, in either the conical jet structure or the swirling jet structure, the air current sucked by the annular nozzle is swirled to generate a rotational moment (swirl energy) in the molten metal flow (melt). The generation of intense primary splitting using centrifugal force is achieved, and the degree and splitting start position (height) of the melt splitting can be adjusted by appropriately selecting the type, shape, and mounting position of the airflow swirling means. It can be controlled relatively easily. As a result, when the apparatus of the present invention is used, the atomization efficiency of atomization is further greatly improved because the adhesion to the nozzle hardly occurs and almost no blocking occurs, and the apparatus has a fine particle size and a pseudo spherical shape. Moreover, it is very effective for producing a metal powder having a narrow particle size distribution.
Further, by using the method for producing a metal powder of the present invention, even if the metal is difficult to be miniaturized by the conventional water atomizing method, it can be efficiently converted to a metal powder having a fine particle size, a pseudo spherical shape, and a narrow particle size distribution. Can be processed well.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing the structure of a preferred embodiment of an
FIGS. 2A and 2B show an apparatus for producing metal powder of the present invention having a structure different from that of FIG. 1, wherein FIG. 2A is a view when the annular nozzle is viewed from above, and FIG. FIG. 2 is a schematic longitudinal sectional view taken along line AA ′ of the annular nozzle of FIG.
FIG. 3 shows a specific example of the metal powder production apparatus of the present invention having a structure different from those of FIGS. 1 and 2, wherein (a) is a view when the annular nozzle is viewed from above, (b) is a schematic longitudinal sectional view of the annular nozzle of (a).
FIG. 4 shows the particle size and shape of each metal powder obtained in Example 2 and Comparative Example 2, Example 3 and Comparative Example 3, Example 5 and Comparative Example 5, and Example 8 and Comparative Example 8. It is a micrograph.
[Explanation of symbols]
1 annular nozzle
2 holes
3 molten metal flow
4 Annular slit
5 Discharge pipe
6 introduction
7 Coolant discharge chamber
8a Gas injection device
8b, 8c, 8d Airflow swirl vanes
Claims (6)
当該金属粉末製造装置が、前記環状ノズルの上側から当該環状ノズル内に吸引される吸引気流に回転モーメントを与えて孔部中心を中心点として旋回させる気流旋回手段を具備し、当該気流旋回手段により旋回された吸引気流によって前記溶融金属流が捻じられ遠心力で分裂する構造であることを特徴とする金属粉末製造装置。An apparatus for producing a metal powder, comprising: an annular nozzle for spraying a powdered cooling liquid onto a flowing molten metal flow, wherein the annular nozzle has a hole through which the molten metal flow passes; And a discharge pipe extending downward from the lower surface of the annular nozzle and allowing the pulverized cooling liquid discharged from the annular nozzle to pass therethrough. At
The metal powder manufacturing apparatus includes airflow turning means for giving a rotational moment to the suction airflow sucked into the annular nozzle from the upper side of the annular nozzle and turning the hole around the center of the hole as a center point. An apparatus for producing metal powder, wherein the molten metal flow is twisted by the swirled suction airflow and split by centrifugal force.
前記環状ノズルの上側から吸引される吸引気流に回転モーメントを与えて孔部中心を中心点として旋回させ、旋回された吸引気流により前記溶融金属流を捻じって遠心力で分裂させることを特徴とする金属粉末の製造方法。A method for producing metal powder by spraying a powdered cooling liquid onto a molten metal stream flowing down through a hole provided in an annular nozzle,
A rotary moment is applied to the suction airflow sucked from the upper side of the annular nozzle to rotate around the center of the hole, and the molten metal flow is twisted by the swirled suction airflow and split by centrifugal force. Of producing metal powder.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003061723A JP2004269956A (en) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | Apparatus for producing metallic powder, and method for producing metallic powder using the apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003061723A JP2004269956A (en) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | Apparatus for producing metallic powder, and method for producing metallic powder using the apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004269956A true JP2004269956A (en) | 2004-09-30 |
Family
ID=33123873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003061723A Pending JP2004269956A (en) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | Apparatus for producing metallic powder, and method for producing metallic powder using the apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004269956A (en) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101193437B1 (en) | 2011-02-25 | 2012-10-24 | 공주대학교 산학협력단 | Spherical magnet alloy powder and producing method of the same |
KR101372839B1 (en) | 2013-08-26 | 2014-03-12 | 공주대학교 산학협력단 | Method and apparatus for manufacturing powders |
KR101426008B1 (en) | 2014-02-12 | 2014-08-05 | 공주대학교 산학협력단 | Multiplex atomization nozzle and manufacturing apparatus of powder for the same |
WO2015030456A1 (en) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | 공주대학교 산학협력단 | Method for preparing powder, multi-injection nozzle, and apparatus for preparing powder |
JP2018119200A (en) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 三菱重工航空エンジン株式会社 | Nozzle for gas atomization and gas atomization device |
CN108941591A (en) * | 2018-08-24 | 2018-12-07 | 连平县昕隆实业有限公司 | A kind of water atomizing nozzle |
CN109806988A (en) * | 2019-04-13 | 2019-05-28 | 江苏华威机械制造有限公司 | A kind of metal bath jet deposition atomizer for preventing dross from gaging somebody |
JP2019119894A (en) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社荏原製作所 | Powder feeding device and plating system |
CN111182986A (en) * | 2018-07-27 | 2020-05-19 | 株式会社东北磁材研究所 | High-speed fluid ejection device |
CN111375776A (en) * | 2018-12-27 | 2020-07-07 | 丹阳荣鼎金粉科技有限公司 | Swirl atomizing nozzle for crushing high-temperature molten metal |
CN112658272A (en) * | 2020-12-16 | 2021-04-16 | 杭州电子科技大学 | High-cooling-gradient plasma arc-gas atomization composite powder making device and method |
CN113681017A (en) * | 2021-09-22 | 2021-11-23 | 北京机科国创轻量化科学研究院有限公司 | Gas heating spiral-flow type tightly-coupled circumferential seam nozzle |
CN113770369A (en) * | 2021-10-14 | 2021-12-10 | 怀化辰州机械有限责任公司 | Water extraction granulation system for antimony melt |
CN115213420A (en) * | 2022-07-29 | 2022-10-21 | 江苏天楹等离子体科技有限公司 | Metal powder preparation furnace |
KR20230116124A (en) * | 2022-01-27 | 2023-08-04 | 이언식 | Apparatus for Manufacturing Metal Powder Using Fluid Spray |
-
2003
- 2003-03-07 JP JP2003061723A patent/JP2004269956A/en active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101193437B1 (en) | 2011-02-25 | 2012-10-24 | 공주대학교 산학협력단 | Spherical magnet alloy powder and producing method of the same |
KR101372839B1 (en) | 2013-08-26 | 2014-03-12 | 공주대학교 산학협력단 | Method and apparatus for manufacturing powders |
WO2015030456A1 (en) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | 공주대학교 산학협력단 | Method for preparing powder, multi-injection nozzle, and apparatus for preparing powder |
KR101426008B1 (en) | 2014-02-12 | 2014-08-05 | 공주대학교 산학협력단 | Multiplex atomization nozzle and manufacturing apparatus of powder for the same |
US10953419B2 (en) | 2017-01-27 | 2021-03-23 | Mitsubishi Heavy Industries Aero Engines, Ltd. | Gas atomization nozzle and gas atomization device |
JP2018119200A (en) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 三菱重工航空エンジン株式会社 | Nozzle for gas atomization and gas atomization device |
WO2018139544A1 (en) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 三菱重工航空エンジン株式会社 | Gas atomization nozzle and gas atomization device |
EP3575020B1 (en) * | 2017-01-27 | 2023-06-21 | Mitsubishi Heavy Industries Aero Engines, Ltd. | Gas atomization nozzle and gas atomization device |
JP2019119894A (en) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社荏原製作所 | Powder feeding device and plating system |
CN111182986A (en) * | 2018-07-27 | 2020-05-19 | 株式会社东北磁材研究所 | High-speed fluid ejection device |
CN108941591A (en) * | 2018-08-24 | 2018-12-07 | 连平县昕隆实业有限公司 | A kind of water atomizing nozzle |
CN111375776A (en) * | 2018-12-27 | 2020-07-07 | 丹阳荣鼎金粉科技有限公司 | Swirl atomizing nozzle for crushing high-temperature molten metal |
CN109806988A (en) * | 2019-04-13 | 2019-05-28 | 江苏华威机械制造有限公司 | A kind of metal bath jet deposition atomizer for preventing dross from gaging somebody |
CN109806988B (en) * | 2019-04-13 | 2023-10-03 | 江苏华威机械制造有限公司 | Molten metal jet deposition atomizer capable of preventing nodulation and nozzle blockage |
CN112658272A (en) * | 2020-12-16 | 2021-04-16 | 杭州电子科技大学 | High-cooling-gradient plasma arc-gas atomization composite powder making device and method |
CN112658272B (en) * | 2020-12-16 | 2023-04-28 | 杭州电子科技大学 | High-cooling gradient plasma arc-gas atomization composite powder preparation device and method |
CN113681017A (en) * | 2021-09-22 | 2021-11-23 | 北京机科国创轻量化科学研究院有限公司 | Gas heating spiral-flow type tightly-coupled circumferential seam nozzle |
CN113770369A (en) * | 2021-10-14 | 2021-12-10 | 怀化辰州机械有限责任公司 | Water extraction granulation system for antimony melt |
KR20230116124A (en) * | 2022-01-27 | 2023-08-04 | 이언식 | Apparatus for Manufacturing Metal Powder Using Fluid Spray |
KR102597563B1 (en) * | 2022-01-27 | 2023-11-02 | 이언식 | Apparatus for Manufacturing Metal Powder Using Fluid Spray |
CN115213420A (en) * | 2022-07-29 | 2022-10-21 | 江苏天楹等离子体科技有限公司 | Metal powder preparation furnace |
CN115213420B (en) * | 2022-07-29 | 2024-04-26 | 江苏天楹等离子体科技有限公司 | Metal powder preparation stove |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3999938B2 (en) | Metal powder manufacturing method | |
JP2004269956A (en) | Apparatus for producing metallic powder, and method for producing metallic powder using the apparatus | |
US5845846A (en) | Spraying nozzle and method for ejecting liquid as fine particles | |
JPH0751219B2 (en) | Method for producing powder by gas atomization | |
CN201900264U (en) | Unrestricted high-pressure gas atomizing nozzle | |
JPH01123012A (en) | Nozzle for manufacturing fine powder | |
KR20210101086A (en) | fluid spraying nozzle assembly | |
EP3085475B1 (en) | Powder manufacturing apparatus and powder forming method | |
JPH06340904A (en) | Preparation of metal particle from molten metal | |
JPS6141707A (en) | Apparatus for producing powder metal | |
JP2004107740A (en) | Method and apparatus for producing metal powder by water atomization method, metal powder, and part | |
JP2703378B2 (en) | Method and apparatus for atomizing a liquid, preferably a melt | |
JP2004097852A (en) | Fluidized bed apparatus | |
JP4014239B2 (en) | Fine powder production method | |
JPS6350404A (en) | Spray nozzle for producing metallic powder | |
JP2001226704A (en) | Manufacturing apparatus and manufacturing method for metallic powder | |
JP3140597B2 (en) | Snow dry ice making machine | |
JP2004008877A (en) | Method for micronizing liquid and apparatus therefor | |
WO1999033598A1 (en) | Method of producing metal powder | |
JP2005118725A (en) | Pulverization nozzle, feed nozzle, and jet mill provided with them, and method of crushing materials to be pulverized using the same | |
CN117840442B (en) | Prefilming cyclone diffusion gas atomization equipment | |
KR102597563B1 (en) | Apparatus for Manufacturing Metal Powder Using Fluid Spray | |
JP7366268B2 (en) | Metal powder manufacturing equipment | |
JPH04173906A (en) | Atomizing nozzle device | |
JP2003047880A (en) | Pulverization nozzle, auxiliary pulverization nozzle, and jet mill provided with them |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070801 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070926 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070926 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080604 |