JP2004269836A - 透明性を有する鮮度保持シール - Google Patents
透明性を有する鮮度保持シール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004269836A JP2004269836A JP2003108402A JP2003108402A JP2004269836A JP 2004269836 A JP2004269836 A JP 2004269836A JP 2003108402 A JP2003108402 A JP 2003108402A JP 2003108402 A JP2003108402 A JP 2003108402A JP 2004269836 A JP2004269836 A JP 2004269836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- freshness
- transparent
- transparency
- maintaining seal
- coating agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
【解決手段】粒径が、5μm以下で且炭化珪素又は酸化珪素50乃至70%重量、酸化アルミニウム15乃至25%重量、酸化チタン5乃至10%重量の割合で焼成されてなる超微粒状抗菌セラミックス粉体をアクリル系樹脂コート剤に重量比3乃至10%混合したコーティング剤を透明フィルムの少なくとも片面にコーティングしてなることを特徴とする。
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、超微粒状抗菌セラミックス粉体を使用し、透明なシールとし、中味の食材の変化が見える透明性を有する鮮度保持シールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、種々の出願があるが、一例としてイソチオシアン酸エステル蒸気が透過しやすい易透過性の基材と、この基材の上に形成されたイソチオシアン酸エステルを含有する鮮度保持層と、この鮮度保持層の上に剥離可能に形成された剥離層を備えた鮮度保持用ラベル、また、鮮度保持用ラベルの剥離層を剥離除去し、このものを鮮度保持対象である食品を収納する包装用容器に貼り付けた保存用容器であって、前記包装用容器は、イソチオシアン酸エステル蒸気が透過しにくい難透過性の部分を備え、この難透過性の部分に容器の内側から前記鮮度保持用ラベルが貼り付けられていることを特徴とする保存用容器がある。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平7−20784号公報(請求項1、図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術は、切り餅のデータはあるものの、刺身、牛肉、野菜等、短時間に腐敗するものに対するデータがない。
また、上記鮮度保持用ラベルは容器の内側に貼り付けて使用するものであり、非常に手間であり、貼り付け時に雑菌等が中に入り易い等の問題点を有してなる。
【0005】
この発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は肉、魚、野菜等の生鮮食料品に使用するもので、全体的に透明な素材を使用することにより中味(食料品)の状態を把握し易く、食べられるタイミングを効率よくチェックできる透明性を有する鮮度保持シールを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、粒径が、5μm以下で且炭化珪素又は酸化珪素50乃至70%重量、酸化アルミニウム15乃至25%重量、酸化チタン5乃至10%重量の割合で焼成されてなる超微粒状抗菌セラミックス粉体をアクリル系樹脂コート剤に重量比3乃至10%混合したコーティング剤を透明フィルムの少なくとも片面にコーティングする。また、コーティング剤及び粘着剤が透明であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
透明性を有する鮮度保持シール1は、粒径が5μm以下で且炭化珪素又は酸化珪素50乃至70%重量、酸化アルミニウム15乃至25%重量、酸化チタン5乃至10%重量の割合で焼成される超微粒状抗菌セラミックス粉体2aを、アクリル系樹脂コート剤に重量比3乃至10%混合したコーティング剤2を透明フィルム3(ポリエチレンやポリプロピレン等)の表裏2面(必要に応じて片面でもよい)にコーティングしてなるものである。
なお、粘着剤4の裏面に剥離紙5を設けてある。(図1参照)
【0008】
上記透明性を有する鮮度保持シール1の使用例としては、例えば刺身Sを入れた容器Y(発泡スチロール等)の上面のラップフィルムRの上面に透明性を有する鮮度保持シール1を貼り付けるものである。
この状態で、超微粒状抗菌セラミックス粉体2aのエネルギーにより、容器Y内の空気K中の酸素から抗菌作用を有する活性化酸素及び活性酸素を作り出すので、容器Y中の細菌の繁殖を防ぐことができる。
なお、透明性を有する鮮度保持シール1の効力はラップフィルムRを透過するものである。
【0009】
下記にそれぞれのテスト結果を述べる。
なお、本発明の透明性を有する鮮度保持シール1に使用する超微粒状抗菌セラミックス粉体2aは、すでに本発明者が開発した特許第31851375号(抗菌シート)に使用されているものと同等で、抗菌力のあるものである。
【0010】
データ(1)、ブリの刺身Sを4切れ入れた容器YのラップフィルムRの上面に透明性を有する鮮度保持シール1を1枚貼り付けた結果、2日後において、貼り付けてない方は変色し始めたが、貼り付けた方は変化なく、食べることができた。(冷蔵保存)
データ(2)、大葉5枚入りの容器YのラップフィルムRの上面に透明性を有する鮮度保持シール1を1枚貼り付けた結果、6日後において、貼り付けてない方は表面が黒く変色し、しおれてきたが、貼り付けた方は水々しく、変色もない。
データ(3)、バナナ4本入りのフィルム包装の外側に透明性を有する鮮度保持シール1を1枚貼り付けた結果、9日後において、貼り付けてない方は表面の約3分の1が黒ずみ、果肉もその部分がいたんでいたが、貼り付けた方は表面全体に黒い斑点が出たのみで、果肉はいたんでいなかった。
【0011】
以上の結果により、生鮮食品の鮮度を長持ちさせることができるものである。
なお、今回のテストは透明性を有する鮮度保持シール1を1枚(4cm×6cm)使用した結果であり、必要に応じて大きさを決定すればよく、容器の大きさや生鮮食品の量によっては2枚・3枚と使用することも考えられ、必要に応じて設定すればよい。
さらに、必要に応じて透明性を有する鮮度保持シールの表面に文字等を印刷してもよい。
【0012】
【発明の効果】
1)、超微粒状抗菌セラミックス粉体を使用することにより、特に酸化チタンの触媒作用により作られる活性化酸素等による抗菌作用により、容器内部の雑菌
類の繁殖を防止することができる。
2)、全体を透明に形成することにより、容器内の生鮮食品の鮮度が目視にて確
認でき、安心して食べることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明性を有する鮮度保持シールの構成を示す縦断正面図。
【図2】本発明の透明性を有する鮮度保持シールの使用状態を示す一部縦断正面図。
【符号の説明】
1―――透明性を有する鮮度保持シール
2―――コーティング剤
2a――微粒状抗菌セラミックス
3―――透明フィルム
4―――粘着剤
5―――剥離紙
Claims (2)
- 粒径が、5μm以下で且炭化珪素又は酸化珪素50乃至70%重量、酸化アルミニウム15乃至25%重量、酸化チタン5乃至10%重量の割合で焼成されてなる超微粒状抗菌セラミックス粉体をアクリル系樹脂コート剤に重量比3乃至10%混合したコーティング剤を透明フィルムの少なくとも片面にコーティングしてなることを特徴とする透明性を有する鮮度保持シール。
- コーティング剤及び粘着剤が透明であることを特徴とする請求項1記載の透明性を有する鮮度保持シール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108402A JP2004269836A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 透明性を有する鮮度保持シール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108402A JP2004269836A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 透明性を有する鮮度保持シール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004269836A true JP2004269836A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33128031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003108402A Pending JP2004269836A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 透明性を有する鮮度保持シール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004269836A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007070650A3 (en) * | 2005-12-14 | 2008-07-03 | 3M Innovative Properties Co | Antimicrobial adhesive films |
WO2022234062A1 (en) * | 2021-05-07 | 2022-11-10 | Soremartec S.A. | Packaging material having anti-microbial properties |
-
2003
- 2003-03-07 JP JP2003108402A patent/JP2004269836A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007070650A3 (en) * | 2005-12-14 | 2008-07-03 | 3M Innovative Properties Co | Antimicrobial adhesive films |
US9247736B2 (en) | 2005-12-14 | 2016-02-02 | 3M Innovative Properties Company | Antimicrobial adhesive films |
WO2022234062A1 (en) * | 2021-05-07 | 2022-11-10 | Soremartec S.A. | Packaging material having anti-microbial properties |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6457585B1 (en) | Packaging with incorporated temporary tattoo | |
US20040137202A1 (en) | Multifunctional adhesive food wraps | |
US20030056410A1 (en) | Label or wrapper with premium | |
JP2006225044A (ja) | 分配チューブ | |
KR100800611B1 (ko) | 그라비아 인쇄된 은나노 항균 포장재 필름 및 그 제조방법 | |
AU754273B2 (en) | Label or wrapper with premium | |
JP2004269836A (ja) | 透明性を有する鮮度保持シール | |
JP2007308191A (ja) | 食品包装体 | |
JP2004067219A (ja) | 隠蔽層付き包装容器 | |
JP2006123958A (ja) | 二重包装袋 | |
JPH06158002A (ja) | 抗菌性粘着テープ | |
US20210300631A1 (en) | Sealable, resealable or closeable paper bag | |
JP5702380B2 (ja) | 箱の運搬具 | |
AP1274A (en) | Package comprising feeding materials for cut flowers. | |
WO2004030453A3 (en) | Biocide containing laminate as tape or packaging material | |
EP1176575A1 (en) | Flexible label, roll and stack | |
JP2002001878A (ja) | 抗菌性を有する熱収縮性包装材及び包装材装着容器 | |
JPS62183834A (ja) | 酸素吸収剤包装体 | |
JP2012533480A6 (ja) | 箱の運搬具 | |
JP3531259B2 (ja) | ラベル型脱酸素剤 | |
JPH0317553A (ja) | 酸素インジケーターラベル | |
WO2023204975A2 (en) | Degradable accessory for a container | |
CN207291151U (zh) | 一种双层热熔胶复合膜 | |
JP6071102B2 (ja) | 包紙 | |
US20090092649A1 (en) | Method and apparatus for imparting a biocidal agent |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060306 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060808 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080401 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080819 |