JP2004269492A - ワイプ及び化粧品分野におけるその使用 - Google Patents

ワイプ及び化粧品分野におけるその使用 Download PDF

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Abstract

【課題】 皮膚のケア及びメイクアップ除去のための有効性と共に、使用の際の優れた快適性を得るために、クリーム状のテクスチュアを有する組成物を含浸させた物品を提供する。
【解決手段】 (A)1つ以上の層を含む水不溶性基体、及び(B)前記基体に添加されるかまたは浸透させる、実質的に無水の組成物であって、該組成物全重量に対して少なくとも10重量%の1つ以上のオイル、少なくとも1つの乳化界面活性剤、及び少なくとも1つの親水性ゲル化剤を含む組成物を含む物品を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、少なくとも1つの水不溶性基体及び、少なくとも1つのオイル、少なくとも1つの乳化界面活性剤、及び少なくとも1つの水性ゲル化剤を無水液体組成物を含む物品、とりわけワイプに関し、更に化粧品または皮膚科分野における、特に皮膚の、とりわけ顔及び目のケア、クレンジング、及び/またはメイクアップ除去のための、前記物品の使用に関する。
化粧用ワイプは、一般的に、天然または合成由来の物質製の基体からなり、これは好ましくは不織布であるが、これはまたムースまたは布地であってもよく、前記基体には、所望の目的、例えば皮膚のクレンジングまたはメイクアップ、あるいはまた皮膚のケアに適した組成物を含浸させる。これらのワイプは、一般に使用されており、これらが使い捨て可能であって、且つ必要十分量のクレンジングまたはトリートメント製品を含浸されているものであるために、その実用的特徴が評価されている。これらのワイプの使用により、ローションまたは乳剤を含むボトルの取り扱い及び輸送が回避される。
含浸ワイプは、湿っているかまたは乾燥していてよい。乾燥ワイプは、使用前に湿らせるべきであり、例えば該ワイプには、例えば文献US-A-4,303,543に記載の、湿らせた際に泡沫を発生する起泡性組成物を含浸させてよい。湿潤ワイプには、例えばメイクアップ除去ローションまたはメイクアップ除去乳剤等の水性組成物を含浸させてよく、これは顔または身体に直接適用される。これには、例えばオイルと界面活性剤との混合物を含む無水組成物を含浸させても良く、その後該ワイプは、顔またはボディに直接使用するか、または例えば文献US-A-6,136,775に記載のように皮膚に適用する前にオイル/界面活性剤混合物を乳化するために少量の水で予め湿らせる。
含浸組成物による基体の含浸は、例えば噴霧または浸液などの様々な技術によって実行してよい。しかしながら、これらの技術は、含浸組成物が十分に流動性であって、水に近い粘度を有する場合にのみ利用可能である。実際に、該組成物が過剰に粘性である場合には、基体を的確に湿潤させることができない;すると該基体は不的確に含浸され、そうなるとさらにはこれを切り分け、折り畳み、バッグに実装することが困難になる。更に、得られる物品は、該含浸生成物が基体の表面に維持されるかまたは均一に含浸せず、該物品の所定の領域が過剰な生成物を含んでその他の領域がごく僅かを含むか全く含まないようになるため、使用のために快適でない。
このように、物品、特にワイプの基体に含浸させるために好適な組成物は、常に流動性であり、これらは一般的に水性または水性−アルコール性ローションであるか、または、O/Wエマルジョン中の分散した油性フラクションの増大によって該組成物の粘性が増大し、然るにワイプの製造のためのその使用が困難になるために、極少量のゲル化剤及び極少量の分散した油性フラクションを含むか又は含まない、流動性水中油型(O/W)エマルジョンである。従って、文献WO-A-99/13861及びWO-A-01/35924には、実質的に乾燥した物品が記載されており、その含浸組成物はあまりオイルを含まない。更にまた、このオイルは、起泡性界面活性剤の組成物を含浸させた布地に直接加えられ、このことは該物品における均一性の不足をもたらしうる。
オイルベースの組成物を含む該ワイプは、皮膚ケアのため(ボディ用のオイルの含浸)または皮膚からのメイクアップ除去のため(メイクアップ除去オイルの含浸)に使用して良いが、皮膚への適用の際に、これらは、それ自体がオイルを含浸してなる前記ワイプが除去することのできない、脂肪性フィルムを残す。これは、該ワイプが目からのメイクアップ除去に使用された場合に、いっそう不快である。更にまた、界面活性剤と組み合わせてオイルを含むワイプは、少量の水で湿潤させた後に使用され、水の添加によって水中にオイルと界面活性剤との混合物を分散させることによってエマルジョンを得ることが可能になるが、こうして得られたエマルジョンは、コンシステンシーを持たないまさに液体であって、基体から流れ出す傾向をもつ。
従って、これまでに使用されているワイプを含浸させるための組成物はコンシステンシーに欠け、クリーム状のテクスチュアを得ることは不可能であるが、この基準は皮膚のケア及びメイクアップ除去の、いずれの使用の際の優れた快適性を得るためにも重要である。しかしながら、その使用の際及びその使用の直後に化粧品生成物によって提供される快適性は、その有効性と同じく重要である。流動体ではなくクリームを得るという事実は、皮膚に快適性を供し、このことは高く評価できる。
US-A-4,303,543 US-A-6,136,775 WO-A-99/13861 WO-A-01/35924 JP-A-2-295912 WO-A-99/25318 WO-A-98/18441 RIEDEL"Nonwoven Bonding Methods & Materials", Nonwoven World (1987)
従って、皮膚への適用の際に、高濃度で滑らかな組成物を与えることができる物品(ワイプまたは圧縮体またはムース)の実現が依然として望まれており、この物品は適用の際に使用が容易であり、且つ快適である。
出願人は、驚くべきことに、1つ以上のオイル、1つ以上の可溶化乳化界面活性剤、及び1つ以上の分散親水性ゲル化剤を含む実質的に無水の組成物であって、その皮膚上での使用の間に分解しないだけ十分に耐性である、ワイプまたは他のあらゆる吸収性基体に定法によって含浸させることができるほど十分に流動性であり、少量の水で湿らせると濃厚なクリーム状のテクスチュアを発生させることができる組成物を見出した。然るに、この無水組成物により、クリームと同様の濃厚なテクスチュアを有して、従来法によっては、ワイプに直接含浸させることが不可能だったであろう組成物を発生させるワイプを得るための手段が見出された。本発明による組成物は、親水性ゲル化剤を含むにもかかわらず実質的に無水であり、且つ、一般的には乾燥物品が、文献WO-A-99/13861に記載のように水性組成物の含浸及び乾燥によって得られる一方で、基体に含浸させて実質的に乾燥した物品を直接与えるという利点を有する。
従って、本発明の主題は、(A)1つ以上の層を含む水不溶性基体、及び、(B)前記基体に添加されるかまたは浸透させる、実質的に無水の組成物であって、該組成物全重量に対して少なくとも10重量%の1つ以上のオイル、少なくとも1つの乳化界面活性剤、及び少なくとも1つの親水性ゲル化剤を含む組成物を含む物品である。
得られる物品は実質的に乾燥しており、これは、組成物全重量に対して一般的に10重量%未満の水、好ましくは5重量%未満の水を含むことを意味する。
「実質的に無水」なる表現は、水を全く含まないか、または組成物全重量に対して10重量%未満の水、好ましくは5重量%未満の水を含む組成物を意味する。したがって、該組成物中の水の量は、組成物全重量に対して0乃至10%の範囲、好ましくは0乃至5%の範囲をとりうる。
本発明の実質的に無水の組成物は液体であり、すなわちこれは一般的に、150mPa.s未満、更に好ましくは100mPa.s未満の粘度を有する。この粘度は、好ましくは、該液体の粘度によってローター1または2を用い、RHEOMAT RM 180装置で室温(約25℃)にて測定して、1mPa.s乃至100mPa.sの範囲である。
本発明による物品は、単に少量の水で湿らせ、指の間でわずかに圧縮して水を浸透させ、よって水とともに含浸された該組成物を乳化させればよいため、非常に容易に取り扱えるという利点を有する。こうして、その外観、感触、さらにまた皮膚への適用の際に非常に快適な、クリーム状のテクスチュアを有する組成物が形成される。更に、使用者は、所望に応じ、含浸させた基体に多少の水を加えることによってクリームの粘度を調製することができる。
本発明による物品は、特に、顔及び/またはボディ及び/または目の皮膚の、ケア及び/または処理及びメイクアップ除去のために適当である。特にこれは、ワイプを構成可能であるが、これはまたグローブ、ミトン、または顔またはボディへの実用に適した他のいかなる形態であってもよい。
本発明の主題はまた、皮膚及び/または目のケア、クレンジング及び/またはメイクアップ除去のための、上記の物品の美容のための使用である。
本発明により水不溶性基体に含浸させるために使用される組成物は、局所適用を意図したものであるが、生理学的に許容される、すなわち皮膚、粘膜、髪、及び頭皮と適合性の媒質を含む。
本発明による物品の別の利点は、水を含まないか、またはごく僅かに含むという事実によって生じる。結果として、該製剤を保護するために保存料を導入することは、必ずしも必要ではない。したがってこれらのワイプは、有利にも、保存料を含まず、とりわけ敏感肌に使用してよい。
然るに、本発明の主題はまた、敏感肌及び/または敏感な目のケア、クレンジング及び/またはメイクアップ除去のための、上述の物品の美容のための使用である。
I.親水性ゲル化剤
「親水性ゲル化剤」なる表現は、水中に可溶性または分散性の剤を意味すると解される。
「ゲル化剤」なる表現は、これを含む水性組成物の粘度を増大させる剤を意味する。
本発明の含浸組成物中の親水性ゲル化剤の量は、使用されるゲル化剤によって異なり、且つ、基体に含浸させようとする組成物が液体であり、然るに150mPa.s.未満の粘度を有するような量であるべきである。この量は、例えば、組成物全重量に対して0.1乃至20重量%(活性物質として)、好ましくは0.5乃至15重量%、更に好適には1乃至10重量%、いっそう好適には1乃至6重量%、さらに好ましくは2乃至6重量%の範囲であってよい。
あらゆるタイプの親水性ゲル化剤を使用することができる。親水性ゲル化剤が、加湿後にクリーム状のテクスチュアを得ることを可能にするにもかかわらず、ワイプを湿らせた後に該組成物を実質的に即時に且つ均一に増粘することのできるゲル化剤を使用することが好ましく、これは、使用者が、該ワイプをあまりに長時間取り扱わねばならないこと、湿らせた後にワイプが増粘したクリーム状組成物を生じるまであまりに長時間待たねばならないことを避けるためである。
本発明の好ましい実施態様によれば、親水性ゲル化剤は親水性ポリマーである。
とりわけ、粉末の形態またはほとんど水を含まない油中水型(W/O)エマルジョン(逆相エマルジョン)の形態で提供され、よって最終組成物が10%未満の水、好ましくは5%未満の水を含むようなポリマーを使用することができる。好ましくは、W/Oエマルジョンの形態で提供されるポリマーが使用される。
更にまた、基体中に組成物を均一に含浸させるために、比較的安定に沈降するオイル中ポリマーの分散物を得ることが好ましい。しかしながら、オイル中ポリマーの分散物が完全に安定でなければ、該組成物の調製およびその基体中への含浸を継続して行うか、あるいはまた基体含浸の直前に該組成物を均質化するために、これを仕込んだ容器を攪拌することが可能である。
親水性ゲル化剤として使用される親水性ポリマーは、アクリル酸又はメタクリル酸の架橋ポリマー、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のポリマー、アクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸との架橋コポリマー、及びこれらの混合物から選択されてよい。これらのポリマーは、ワイプを湿らせた後に、該組成物を実質的に即時に且つ均一に増粘することができる。
これらの架橋コポリマー及びホモポリマーは、特にオレフィン性多価不飽和を有する化合物、例えばジビニルベンゼン、テトラアリルオキシエタン、メチレンビスアクリルアミド、ジアリルエーテル、ポリアリルポリグリセリルエーテル、あるいは糖類のアルコールのアリルエーテル、例えばエリスリトール、ペンタエリスリトール、アリルペンタエリスリトール、アラビトール、マンニトール、ソルビトール、アリルスクロース、もしくはグルコースを含む群より選択されるものであってよい。好ましくは、メチレンビスアクリルアミドが、架橋剤として使用される。好ましくは、該架橋剤は、モノマーまたはモノマー混合物1mol当たり、0.06乃至1ミリモルの範囲の量で存在する。
アクリル酸またはメタクリル酸の架橋ホモポリマーとしては、例えばGoodrich社からCarbopol 940、Carbopol 941、Carbopol 980、Carbopol 981、Carbopol ETD 2001、Carbopol ETD 2020、Carbopol ETD 2050、Carbopol 2984、Carbopol 5984、Carbopol Ultrez 10 なる名称で販売されているもの、3V社からSynthalen K、Synthalen L、及びSynthalen Mなる名称で販売されているもの;Protex社からModarez V1250 PX、Modarez V2000 PX、Viscaron A 1600 PE、Viscaron A700 PEの名称で販売されているものを挙げてよい。
これらのポリマーがアニオン性であるため、該組成物には中和剤が好ましく加えられる。中和剤(塩基)の必要量が、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水性アンモニア等の無機または有機の塩基、またはトリエタノールアミンまたはモノエタノールアミン等のアミン、またはこれらの混合物の形態で油性組成物に導入される。好ましくは、中和剤は、例えば油性混合物中に容易に溶解される、トリエタノールアミン等の液体アミンである。
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマーは、上記の架橋剤で任意に架橋、及び/または上述の塩基で中和されてよい。これらは好ましくは架橋され、少なくとも部分的に中和されている。2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のポリマーとしては、例えば、Hoechst社より”Hostacerin AMPS”(CTFA名:アンモニウムポリアクリルジメチルタウラミド)の名で市販されているポリ(2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸)を挙げて良い。
好ましいアクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)との架橋コポリマーは、フリーラジカル経路により、15-85mol%のアクリルアミドと15-85mol%の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸との、特に30-70mol%のアクリルアミドと30-70mol%の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸との、更に好適には55-70mol%のアクリルアミドと30-45mol%の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸との、共重合によって得られるものである。
更にまた、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸は、塩の形態で少なくとも部分的に中和されていてよく、例えば水酸化ナトリウムで、水酸化カリウムで、または低分子量アミン、例えばトリエタノールアミンまたはものエタノールアミン、あるいはこれらの混合物で中和されていて良い。好ましくは、該中和剤は、例えば油性混合物中に容易に溶解される、トリエタノールアミン等の液体アミンである。
本発明の特定の実施態様によれば、本発明の組成物中に使用されるアクリルアミドとAMPSの架橋アニオン性コポリマーは、W/Oエマルジョンの形態で提供される。
例えば、約32重量%の水、35乃至40重量%のコポリマー、15乃至25重量%のC12-C13イソパラフィン炭化水素、3乃至8重量%のポリオキシエチレン化界面活性剤、例えば7モルの酸化エチレンを含むポリエチレングリコールラウリルエーテルを含むW/Oエマルジョン、及びSEPPIC社によりSEPIGEL 305(CTFA名:ポリアクリルアミド/C13-14イソパラフィン/ラウレス7)の名で市販のエマルジョン、及びSEPPIC社によりSIMULGEL 600(CTFA名:アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウレートコポリマー/イソヘキサデカン/ポリソルベート 80)の名で市販の、40%のコポリマー及び30%の水を含むエマルジョンを挙げて良い。
W/Oエマルジョンの形態で提供されるこれらのコポリマーは、オイルと界面活性剤との混合物中に非常に良く分散するという利点、及びワイプを湿らせた後に実質的に即時にクリーム状且つ濃厚なテクスチュアを与えるという利点を有する。更にまた、これらのコポリマーは、本発明による物品を湿らせた後に、該物品中に導入された水の量の多少によって、油中水型(W/O)逆相エマルジョン、または導入される水の量がより多い場合には水中油型(W/O)直接エマルジョンの形態で提供されうる組成物を得ることを可能にするという利点を有する。W/Oエマルジョンを得ることにより、油性相が外相であって、オイルの存在が皮膚上に存在する油性生成物の除去の有効性を向上させるため、メイクアップ除去がより容易に行える。水の量がより多く、O/Wエマルジョンを得る場合には、メイクアップの除去または皮膚のすすぎは、エマルジョンの外相中の水の存在によって促進される。しかしながら、上述のように、本発明による組成物は、最大で10重量%の水を含む。
II.オイル
該組成物は、組成物全重量に対して少なくとも10重量%以上のオイルを含む。これは1つ以上のオイル、特に化粧用オイルを含んで良い。オイルの量は、組成物全重量に対して10乃至99重量%、好ましくは30乃至90重量%、更に好適には40乃至85重量%の範囲をとりうる。
本発明の組成物に使用可能なオイルとしては、例えば、以下を挙げて良い。
・ 動物由来の炭化水素オイル、例えばペルヒドロスクアレン;
・ 植物由来の炭化水素オイル、例えば4乃至10の炭素原子を含む脂肪酸の液体トリグリセリド、例えばヘプタン酸またはオクタン酸のトリグリセリド、あるいはまた、例えばスウィートアーモンドオイル、サンフラワーオイル、トウモロコシ油、大豆油、コリアンダーオイル、ヒョウタン油(gourd oil)、グレープシードオイル、ゴマ油、ヘーゼルナッツオイル、アプリコットオイル、マカダミアオイル、アララオイル、ヒマシ油、またはアボカドオイル、カプリン酸/カプリル酸のトリグリセリド、例えばDynamit Nobel社によりMiglyol 810, 812, 及び818の名で市販のもの、ホホバオイル、シェアバターオイル;
・ 合成エステル及びエーテル、とりわけ式R1COOR2及びR1OR2(式中、R1は8乃至29の炭素原子を含む脂肪酸の残基を表し、R2は3乃至30の炭素原子を含む分枝状または非分枝状の炭化水素鎖を表す)のオイル、例えばパーセリンオイル、イソノニルイソノナノエート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、2-エチルヘキシルパルミテート(またはオクチルパルミテート)、2-オクチルドデシルステアレート、2-オクシルドデシルエルケート、イソステアリルイソステアレート;脂肪アルコールのヒドロキシル化エステル、例えばイソステアリルラクテート、オクチルヒドロキシステアレート、オクチルドデシルヒドロキシステアレート、ジイソステアリルマレート、トリイソセチルシトレート、ヘプタノエート、オクタノエート、デカノエート;ポリオールエステル、例えばプロピレングリコールジオクタノエート、ネオペンチルグリコールジヘプタノエート、及びジエチレングリコールジイソノナノエート;及びペンタエリスリトールエステル、例えばペンタエリスリチルテトライソステアレート;
・ 直鎖状または分枝状の、鉱物または合成由来の炭化水素、例えば揮発性または不揮発性のパラフィンオイル及びその誘導体、ワセリン、ポリデケン、水素添加ポリイソブテン、例えばParleam(登録商標)オイル;
・ 8乃至26の炭素原子を有する脂肪アルコール、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール及びこれらの混合物(セテアリルアルコール)、オクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコール、またはリノレイルアルコール;
・ アルコキシル化、特にエトキシル化脂肪アルコール、例えばオレス-12またはセテアレス-20;
・ 文献JP-A-2-295912に記載のもの等の部分的に炭化水素質及び/またはケイ素化された、フッ化オイル。フッ化オイルとしてはまた、BNFL Fluorochemicals社により”FlUTEC PC1(登録商標)”及び” FlUTEC PC3(登録商標)”の名で市販のペルフルオロメチルシクロペンタン及びペルフルオロ-1,3-ジメチルシクロヘキサン;ペルフルオロ-1,2-ジメチルシクロブタン;ペルフルオロアルカン、例えばドデカフルオロペンタン及びテトラデカフルオロヘキサン(これらは3M社により”PF 5050(登録商標)”及び”PF 5060(登録商標)”の名で市販)あるいはまたAtochem社により”FORALKYL(登録商標)”の名で市販のブロモペルフルオロオクチル;3M社により”MSX 4518(登録商標)”の名で市販のノナフルオロメトキシブタン及びノナフルオロエトキシイソブテン;ペルフルオロモルホリン誘導体、例えば3M社により”PF 5052(登録商標)”の名で市販の4-トリフルオロメチルペルフルオロモルホリン;
・ シリコーンオイル、例えば直鎖状または環状のシリコーン鎖を有する揮発性または不揮発性のポリメチルシロキサン(PDMS)は、室温にて液体またはペースト状であって、特にシクロポリジメチルシロキサン(シクロメチコーン)、例えばシクロヘキサシロキサン;ペンダント状であるかシリコーン鎖の末端にあって、2乃至24の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、またはフェニル基を含むポリジメチルシロキサン;フェニル化シリコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート、及びポリメチルフェニルシロキサン;
・ これらの混合物。
「炭化水素オイル」なる表現は、上述のオイルのリスト中においては、主として炭素及び水素原子を含むあらゆるオイル、及び任意にエステル、エーテル、フッ化、カルボン酸及び/またはアルコール基を意味すると解される。
III. 界面活性剤
該組成物は、1つ以上の乳化界面活性剤を含む。これらの界面活性剤により、物品を水で湿らせた後に、クリームを呈することでオイルを水で乳化することができる。界面活性剤の量は、組成物全重量に対して0.1乃至90重量%、好ましくは1乃至60重量%、更に好適には5乃至40重量%、よりいっそう好適には5乃至30重量%の範囲であって良い。
界面活性剤または界面活性剤の混合物は、5乃至15、好ましくは8乃至14の範囲のHLB(親水性親油性バランス)を有するべきであり、油性相中に可溶性であるべきである。
これらの界面活性剤は、非イオン性、アニオン性、両性、または双性イオン性であってよい。
好ましくは、該界面活性剤は、非イオン性界面活性剤から選択される。非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオール及びそのオキシアルキレン化、とりわけオキシエチレン化誘導体の脂肪酸エステル;ポリオール及びそのオキシアルキレン化、とりわけオキシエチレン化誘導体の脂肪アルコールエーテル、及びこれらの混合物を挙げて良い。ポリオールのオキシアルキレン化脂肪酸エステル、またはポリオールのオキシアルキレン化脂肪アルコールエーテルの場合には、例えば1乃至150のオキシアルキレン化、とりわけオキシエチレン化基、好ましくは2乃至100のオキシアルキレン化、とりわけオキシエチレン化基があってよい。
このタイプの界面活性剤としては、とりわけ以下を挙げて良い。
・オキシエチレン化または非オキシエチレン化された、好ましくはオキシエチレン化された、ソルビタン脂肪酸エステル、例えば(CTFA名)ポリソルベート65、ポリソルベート85、PEG-5ソルビタンイソステアレート、PEG-20 ソルビタントリイソステアレート、PEG-20 ソルビタンイソステアレート、PEG-40 ソルビタンセプタオレエート、PEG-20 ソルビタンテトラオレエート、PEG-20 ソルビタントリオレエート;
・オキシエチレン化または非オキシエチレン化された、好ましくはオキシエチレン化された、グリセリル脂肪酸エステル、例えば(CTFA名)PEG-20 グリセリルトリイソステアレート、PEG-7 グリセリルココエート;
・ポリグリセリル脂肪酸エステル、例えば(CTFA名)ポリグリセリル-3 トリイソステアレート、ポリグリセリル-10 ジイソステアレート、ポリグリセリル-6 イソステアレート、ポリグリセリル-3 ジイソステアレート、ポリグリセリル-10 トリオレエート、ポリグリセリル-10 トリラウレート;
・ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、例えば(CTFA名)PEG-8 ステアレート、PEG-6 オレエート、PEG-6 イソステアレート、PEG-12 イソステアレート、PEG-12 ジイソステアレート、PEG-8 イソステアレート、PEG-8 ジイソステアレート、PEG-10 イソステアレート;
・ポリオキシエチレン化及び/またはポリオキシプロピレン化脂肪アルコールエーテル、例えばセテアレス-12及びセテアレス-20(CTFA名)、及びこれらを含有する混合物、例えばHenkel社によりEmulgade CMの名で市販の混合物(セテアリルイソノナノエート、セテアレス-20、セテアリルアルコール、グリセリルステアレート、グリセリン、セテアレス-12、及びセチルパルミテートの混合物);及び
・これらの混合物。
混合物のHLBが5乃至15の範囲になるように1つ以上の他の界面活性剤が添加される限りにおいては、15より大なるHLBを有する界面活性剤を使用することも可能である。従って、PEG-40 ステアレート(HLB16.9)を、混合物のHLBが5乃至15になるようなHLBを有する他の界面活性剤との混合物として、使用することができる。
特に皮膚のクレンジングまたはメイクアップ除去のための物品、とりわけワイプについて、起泡性界面活性剤を加えることが可能である。このタイプの界面活性剤としては、例えば以下を挙げて良い。
(1)非イオン性界面活性剤の中では、オキシエチレン化オキシプロピレン化ブロックポリマー、例えばポロキサマー184(CTFA名);アルキルポリグルコシド(APG)、とりわけ6乃至30の炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルポリグルコシド(アルキル-C6-C30ポリグルコシド)、好ましくは8乃至16の炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルポリグルコシド、例えばデシルグルコシド(C9/C11 アルキルポリグルコシド(1.4))、例えばKao Chemical社によりMYDOL 10の名で市販の製品、Henkel社によりPLANTAREN 2000 UPまたはPLANTACARE 2000 UPの名で市販の製品、及びSeppic社によりORAMIX NS 10の名で市販の製品;カプリリル/カプリルグルコシド、例えばSeppic社によりORAMIX CG 110の名で市販の製品;ラウリルグルコシド、例えばHenkel社によりPLANTAREN 1200 N及びPLANTACARE 1200 UPの名で市販の製品;及びココグルコシド、例えばHenkel社によりPLANTACARE 818/UPの名で市販の製品;
(2)アニオン性界面活性剤の中では、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、及びこれらの塩、とりわけこれらのナトリウム塩、例えば、Henkel社によりTexapon ASVの名で市販のナトリウムラウレススルフェート/マグネシウムラウレススルフェート/ナトリウムラウレス-8 スルフェート/マグネシウムラウレス-8 スルフェートの混合物;Henkel社によりSIPON AOS 225またはTEXAPON N702 PATEの名で市販のナトリウムラウリルエーテルスルフェート(C12-14 70/30)(2.2EO)、Henkel社によりSIPON LEA 370の名で市販のアンモニウムラウリルエーテルスルフェート(C12-14 70/30)(3EO);Rhodia Chimie社によりRHODAXAB/20の名で市販のアンモニウム(C12-C14)アルキルエーテル(9EO)スルフェート;
(3)両性または双性イオン性界面活性剤の中では、アルキルアミノアルキルアミン誘導体、例えば、Rhodia Chimie社によりMIRANOL C2M CONC NPの名で市販の水性食塩溶液として市販のN-二ナトリウム N-ココイル-N-カルボキシメトキシエチル-N-カルボキシメチルエチレンジアミン(CTFA名:二ナトリウムココアンフォ-ジアセテート);N-ナトリウム N-ココイル-N-ヒドロキシエチル-N-カルボキシメチルエチレンジアミン(CTFA名:ナトリウムコカンフォアセテート)及びココナッツ酸エタノールアミドの混合物(CTFA名:コカミドDEA)。
本発明の好ましい実施態様によれば、本発明の物品に含浸される組成物は、(i)アクリル酸又はメタクリル酸の架橋ポリマー、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のポリマー、アクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸との架橋コポリマーから選択される、1乃至6重量%の1つ以上の親水性ゲル化剤;(ii)30乃至90重量%の1つ以上のオイル;及び(iii)ポリオールの脂肪酸エステル及びこれらのオキシアルキレン化誘導体;ポリオールの脂肪アルコールエーテル及びこれらのオキシアルキレン化誘導体から選択される、5乃至40重量%の1つ以上の乳化界面活性剤を含む。
IV.添加剤
基体の含浸に使用される組成物は、化粧品または皮膚科分野において従来使用されている添加剤を更に含んで良い。これは、特に、有機溶媒、皮膚軟化剤、抗酸化剤、キレート剤、香料、UVスクリーン剤、着色物質、親水性または親油性活性剤、親油性ゲル化剤、保存料、1つ以上の活性剤を任意にカプセル化しうる脂質小胞、または化粧品又は皮膚科において従前より使用されるあらゆる他の成分、及びこれらの混合物から選択される少なくとも1つの補助剤を含んでよい。本発明による組成物の様々な成分の量は、かかる分野において従来使用されているとおりである。むろん、これら補助剤の性質及び量は、本発明による組成物を損なうようであってはならない。これら補助剤の量は、組成物全重量に対して0.01乃至30重量%の範囲をとりうる。
該補助剤は、特に親油性または親水性の活性剤から選択して良い。
活性剤としては、例えば、皮膚上の過剰な皮脂を洗浄する抗脂漏性活性剤、及び皮膚上に存在しうる微生物を皮膚から除去する抗微生物剤、及びこれら活性剤の混合物を挙げて良い。
抗脂漏性活性剤としては、例えば硫黄及び硫黄-含有誘導体、過酸化ベンゾイル、亜鉛誘導体、例えば硫酸亜鉛及び酸化亜鉛、塩化アルミニウム、セレニウムジスルフィド、Bビタミン類、とりわけパンテノール(ビタミンB5)、及びナイアシンアミド(ビタミンB6またはPP)、及びこれらの混合物を挙げて良い。
抗微生物剤としては、例えば下記の活性剤を挙げて良い:β-ラクタム誘導体、キノリン誘導体、シプロキサン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン及びその塩(塩酸塩)、エリスロマイシン及びその塩(亜鉛、エストレート、またはステアレート塩)、アミカシン及びその塩(硫酸塩)、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、3,4,4'-トリクロロバニリド(トリカルバン)、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、ドキシサイクリン及びその塩(塩酸塩)、カプレオマイシン及びその塩(硫酸塩)、クロルヘキシジン及びその塩(グルコン酸塩、塩酸塩)、クロロテトラサイクリン及びその塩(塩酸塩)、オキシテトラサイクリン及びその塩(塩酸塩)、クリンダマイシン及びその塩(塩酸塩)、エタンブトール及びその塩(塩酸塩)、ヘキサミジン及びその塩(イセチオン酸塩)、メトロニダゾール及びその塩(塩酸塩)、ペンタミジン及びその塩(塩酸塩)、ゲンタマイシン及びその塩(硫酸塩)、カナマイシン及びその塩(硫酸塩)、リネオマイシン及びその塩(塩酸塩)、メタサイクリン及びその塩(塩酸塩)、メテナミン及びその塩(馬尿酸塩、マンデル酸塩)、ミノサイクリン及びその塩(塩酸塩)、ネオマイシン及びその塩(硫酸塩)、ネチルマイシン及びその塩(硫酸塩)、パロモマイシン及びその塩(硫酸塩)、ストレプトマイシン及びその塩(硫酸塩)トブラマイシン及びその塩(硫酸塩)、ミコナゾール及びその塩(塩酸塩)、アマンファジン及びその塩(硫酸塩、塩酸塩)、オクトピロクス、パラ-クロロ-メタ-キシレノール、ニスタチン、トルナフテート、ジンクピリチオン、クロトリマゾール、サリチル酸、5-n-オクタノイルサリチル酸(またはカプリロイルサリチル酸)、過酸化ベンゾイル、3-ヒドロキシ安息香酸、グリコール酸、乳酸、4-ヒドロキシ安息香酸、アセチルサリチル酸、2-ヒドロキシブタン酸、2-ヒドロキシペンタン酸、2-ヒドロキシヘキサン酸、フィチン酸、N-アセチル-L-システイン酸、リポ酸、アゼライン酸、アラキドン酸、イブプロフェン、ナプロキセン、ヒドロコルチゾン、アセトミノフェン、レゾルシノール、リドカイン塩酸塩、ネオマイシン硫酸塩、オクトキシグリセロール、オクタノイルグリシン(またはカプリロイルグリシン)、カプリルグリコール(1,2-オクタンジオール)、及び10-ヒドロキシ-2-デカン酸、及びこれらの混合物。
活性剤としては、このリストが限定的なものでないとして、以下を挙げて良い。α-ヒドロキシ酸、例えば乳酸、グリコール酸、クエン酸、及びこれらの誘導体;精油;ビタミン類、とりわけレチノール(ビタミンA)、アスコルビン酸(ビタミンC)、トコフェロール(ビタミンE)、パンテノール(ビタミンB5)、及びこれらの誘導体(例えばエステル);補酵素、とりわけ補酵素Q10またはユビキノン;酵素、例えばリパーゼ、プロテアーゼ、ホスホリパーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、とりわけラクトペルオキシダーゼ、カタラーゼ、スーパーオキサイドジスムターゼ、及び上述の酵素を含む植物抽出物;Saccharomyces Cerevisiae等の酵母;ステロイド、抗酸化剤、及び抗フリーラジカル剤;保湿剤、例えばポリオール(グリセリン、ソルビトール、糖類)、タンパク質加水分解物、尿素及びこれを含む混合物;抗エラスターゼ及び抗コラゲナーゼ剤;植物抽出物、特にプランクトン抽出物;及びこれらの混合物。
ステロイドの例としては、デヒドロエピアンドロステロン(またはDHEA)、及び(1)その生物学的前駆体及び誘導体、とりわけDHEA塩及びエステル、例えばDHEAスルフェート及びサリチレート、7-ヒドロキシDHEA、7-ケトDHEA、7-ヒドロキシ-及び7-ケト-DHEAエステル、とりわけ3-ベータ-アセトキシ-7-オキソDHEA、及び(2)その化学的前駆体及び誘導体、とりわけサポゲニン類、例えばジオスゲニンまたはヘコゲニン、及び/またはこれらの誘導体、例えばヘコゲニンアセテート、及び/またはこれらを含む天然抽出物、とりわけDioscorea、例えばワイルドヤムの抽出物を挙げて良い。
親油性補助剤は、オイル中に直接溶解され、一方では親水性補助剤は存在する界面活性剤の助けを借りて該組成物中に分散される。
好ましくは、本発明による組成物は、グリセリンなどの少なくとも1つのポリオールを含み、ここでポリオールの量は、組成物全重量に対して0.5乃至10重量%、更に好適には2乃至10重量%の範囲であってよい。
本発明による組成物に、親油性ゲル化剤を加えることが可能であるが、但し、これが、含浸組成物を基体に含浸させる前に増粘させないことを前提とする。こうしたゲル化剤の導入により、湿った物品を皮膚に適用した際に、フィルム形成性の感触を得ることが可能になる。親油性ゲル化剤としては、例えばChiba Flour Milling社によってRHEOPEARL TLの名で市販のデキストリンパルミテートを挙げて良い。
本発明による組成物は、以下の方法により調製される。かかる操作は、オイルの混合物を調製することから出発し、その後界面活性剤を、これらが液体であるか固体形態であるかによって、ここに室温にて導入するかまたは熱時導入し、得られた混合物に、更に親水性ゲル化剤及び補助剤を導入する。
(基体)
水不溶性基体は1つ以上の層を含んでいて良く、これは、織布、不織布、発泡体、スポンジ、及びコットンウールを含む群より、シート、ボール、またはフィルムの形態で選択して良い。とりわけこれは、天然由来の繊維(亜麻、羊毛、綿、絹)または合成由来の繊維(セルロース誘導体、ビスコース、ポリビニル誘導体、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン、例えばポリエチレンまたはポリプロピレン、ポリアミド、例えばナイロン、アクリル誘導体)をベースとする不織布基体であってよい。不織布は、一般的に、RIEDEL"Nonwoven Bonding Methods & Materials", Nonwoven World (1987)に記載されている。これら基体は、不織布の調製のために技術の定法によって得られる。
基体が不織布である場合には、ボールを形成せず、且つかなりしっかりした、皮膚への適用の際に崩壊したり毛羽だったりしない厚い不織布が好ましく使用される。これは吸収性であり、且つ、少なくとも一方の面はとりわけ目からのメイクアップ除去のために柔らかであるべきである。適当な不織布としては、例えばBBA社によりUltraloft 15285-01、Ultraloft 182-008、Ultraloft 182-010、Ultraloft 182-016の名で市販のもの、Freudenberg社によりVilmed M1519 Blau、Vilmed M 1550 N、及び112-132-3、Jacob Holm Industries社によりNorafin 11601-010Bの名で市販のもの、Uni Flockage社によりUnivel 109及びUnivel 119の名で市販の羊毛状(flocked)不織布を挙げて良い。
この基体は、個別または様々な特性を有する1つ以上の層を含んで良く、また、所望の使用に適当な、弾性、柔軟性等の特性を有して良い。該基体は、例えば文献WO-A-99/13861に記載された異なる弾性特性を有する2つの部分を含んでも、または文献WO-A-99/25318に記載された異なる密度を有する単一の層を含んでも、または文献WO-A-98/18441に記載された異なるテクスチュアの2つの層を含んでも良い。
更に、該物品がボディに使用される場合には、基体は、同時に皮膚のマッサージが行えるように少なくとも1つの粗い面を含んで良い。
更に、基体はまた、有利にはボディを乾かすために十分な吸水性能を有し、この吸収性能は、好ましくは800%乃至3000%の範囲である。まさにこの場合には、使用される不織布は、好ましくは高度な重量(重量が90g/m2より大)及び高度な厚さを有するか、あるいはまた少なくとも1つの超吸収性ポリマーを含む。高度の重量を有する不織布としては、例えばTharreau社によりAquadim V100の名で市販のもの、Jacob Holm社によりNorafin 1.111.00.01の名で市販のもの、Freudenberg社により112/132/4の名で市販のものを挙げて良い。超吸収性ポリマーを含む不織布としては、Georgia Pacific社によりDritex 120NN42及び130WNNF60の名で市販のもの、BBA社によりHY0101046またはHY0301038の名で市販のものを挙げて良い。
該基体は、所望の目的に適当なあらゆるサイズ及びあらゆる形状のものであって良い。従って、例えば、長方形のワイプの形状、あるいは手にはめるのが容易であるグローブもしくはミトンの形状、あるいは円形圧縮体の形状を有して良い。これは一般的に0.005m2乃至0.1m2、好ましくは0.01m2乃至0.05m2の表面積を有する。
該組成物の基体への含浸のレベルは、一般的に、10乃至1500%、好ましくは50乃至500%、更に好適には70%乃至250%の範囲である。基体を組成物で含浸させる技術は、この分野では広く知られており、全て本発明に応用される。一般的に、含浸組成物は、浸液、被覆、噴霧などを含む1つ以上の技術によって基体に加えられる。
本発明の主題はまた、皮膚及び/または目を、上述の物品で拭う工程を含む、皮膚及び/または目のケア、クレンジング、及び/またはメイクアップ除去のための美容方法である。
本発明による組成物の以下の例は、限定なしに詳説として与えられる。名称は、化学名の形態でまたはCTFA名の形態である。記載の量は、特記のない限り重量%で与えられる。
Figure 2004269492
実施例1の組成物を、例えば0.0016m2乃至0.01m2の円形、楕円、長方形の形状の圧縮体、またはその表面が顔からのメイクアップ除去に適した正方形不織布に含浸させる。含浸率は100%である。
(使用の方法)
使用の際、圧縮体を手に取り、これを短時間の間、水道水にくぐらせ、その後顔を拭ってメイクアップを除去する。該圧縮体で顔をこするとすぐに、無水組成物は、加えた水と即時に乳化して、非常に快適であるが流れ出さない、濃厚且つすべすべしたメイクアップ除去乳剤を形成する。その後顔を水、トニックローションで濯ぐか、または乾燥させる。
Figure 2004269492
該組成物を、その表面が、身体の全表面への適用に適した、例えば0.02m2乃至0.25m2のワイプに含浸させる。含浸率は200%である。
好ましくは、この実施例に使用される基体は、グローブまたはミトンの形状を有し、これらの形状は、ワイプはそうなりがちであるが、身体表面を滑らないという利点を有する。該グローブは、好ましくは不織布製であり、例えば所望の形状に切り分けて継ぎ合わせ、積層させ、または端部を縫い合わせた二枚の不織布からなる。これらのグローブまたはミトンの使用方法は単純である。シャワーまたは入浴の後、該グローブで、全身の濡れた皮膚をを拭う。濡れた皮膚の表面をグローブで拭うことにより、該グローブ中に含まれるオイルが乳化され、すべすべし、且つ滑らかな保湿ボディミルクの形態で付着する。
有利には、該グローブは、非常に吸収性の不織布からなり、この場合には同時に皮膚を乾かすという利点を更に有する。
Figure 2004269492
含浸の方法、使用の方法、及び基体は、実施例1のものと同様である。含浸率は150%である。
この圧縮体は、湿らせた後に油中水型逆相エマルジョンを生成する。

Claims (24)

  1. (A)1つ以上の層を含む水不溶性基体、及び
    (B)前記基体に添加されるかまたは浸透させる、実質的に無水の組成物であって、該組成物全重量に対して少なくとも10重量%の1つ以上のオイル、少なくとも1つの乳化界面活性剤、及び少なくとも1つの親水性ゲル化剤を含む組成物
    を含む物品。
  2. 前記組成物が、前記組成物全重量に対して、10重量%未満の水を含むことを特徴とする、請求項1に記載の物品。
  3. 前記親水性ゲル化剤が、親水性ポリマーから選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の物品。
  4. 前記親水性ポリマーが、粉末形態または油中水型エマルジョンの形態で存在することを特徴とする、請求項3に記載の物品。
  5. 前記親水性ポリマーが、アクリル酸又はメタクリル酸の架橋ポリマー、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のポリマー、アクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸との架橋コポリマー、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項3または4に記載の物品。
  6. 前記親水性ゲル化剤が、組成物全重量に対して0.1乃至20重量%、好ましくは1乃至15重量%の量で存在することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の物品。
  7. 前記組成物が、組成物全重量に対して10乃至99重量%、好ましくは30乃至90重量%の量のオイルを含むことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の物品。
  8. 前記組成物が、組成物全重量に対して0.1乃至90重量%、好ましくは1乃至60重量%の量の界面活性剤を含むことを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の物品。
  9. 前記界面活性剤が、5乃至15のHLB値を有することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の物品。
  10. 前記界面活性剤が、ポリオールの脂肪酸エステル及びこれらのオキシアルキレン化誘導体;ポリオールの脂肪アルコールエーテル及びこれらのオキシアルキレン化誘導体、並びにこれらの混合物から選択される非イオン性界面活性剤であることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の物品。
  11. 前記非イオン性界面活性剤が、オキシエチレン化ソルビタン脂肪酸エステル、オキシエチレン化グリセリル脂肪酸エステル、ポリグリセリル脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン化及び/またはポリオキシプロピレン化脂肪アルコールエーテル、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項10に記載の物品。
  12. 前記組成物が、(i)アクリル酸又はメタクリル酸の架橋ポリマー、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のポリマー、アクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸との架橋コポリマーから選択される、1乃至6重量%の1つ以上の親水性ゲル化剤;(ii)30乃至90重量%の1つ以上のオイル;及び(iii)ポリオールの脂肪酸エステル及びこれらのオキシアルキレン化誘導体;ポリオールの脂肪アルコールエーテル及びこれらのオキシアルキレン化誘導体から選択される、5乃至40重量%の1つ以上の乳化界面活性剤を含むことを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の物品。
  13. 前記組成物が、有機溶媒、皮膚軟化剤、抗酸化剤、キレート剤、香料、スクリーン剤、着色物質、親水性または親油性活性剤、親油性ゲル化剤、脂質小胞を含む少なくとも1つの補助剤を含むことを特徴とする、請求項1乃至12に記載の物品。
  14. 前記補助剤が、親油性ゲル化剤であることを特徴とする、請求項13に記載の物品。
  15. 前記組成物が、150mPa.s.未満の粘度を有することを特徴とする、請求項1乃至14に記載の物品。
  16. 前記基体が、織布、不織布、発泡体、スポンジ、及びコットンウールを含む群より選択されることを特徴とする、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の物品。
  17. 前記基体が、天然由来または合成由来の繊維をベースとする不織布であることを特徴とする、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の物品。
  18. 前記基体の重量に対して、10乃至1500重量%の組成物を含むことを特徴とする、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の物品。
  19. 長方形ワイプ、グローブ、ミトン、または円形圧縮体の形態で提供されることを特徴とする、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の物品。
  20. 皮膚のケア及び/またはトリートメントのための物品を構成することを特徴とする、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の物品。
  21. 皮膚及び/または目のクレンジング及び/またはメイクアップ除去のための物品を構成することを特徴とする、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の物品。
  22. 皮膚及び/または目のクレンジング及び/またはメイクアップ除去のための、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の物品の美容のための使用。
  23. 敏感肌及び/または敏感な目のためのケア、クレンジング、及び/またはメイクアップ除去のための、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の物品の美容のための使用。
  24. 皮膚及び/または目を、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の物品で拭う工程を含む、皮膚及び/または目のケア、クレンジング、及び/またはメイクアップ除去のための美容方法。
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